SCE 2000 4xGBE インストレーション コンフィギュレーション ガイド Rel. 3.1
外部光バイパス モジュール
外部光バイパス モジュール
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

外部光バイパス モジュール

外部光バイパスの機能

外部光バイパス モジュールの前面パネル

仕様

外部バイパス モジュールの取り付け

ラックへのモジュールの取り付け方法

外部光バイパス モジュールのケーブル接続方法

外部光バイパス モジュール

SCE 2000 プラットフォームの外部光バイパス モジュールは、 SCE 2000 プラットフォームの電源が完全に故障した場合、またはメンテナンス ウィンドウを実装する場合に、サービス プロバイダーの GBE リンクを保護します。

SCE 2000 プラットフォームの最新のサービス コントロール プラットフォームは ISP(ケーブルおよび無線の Tier1 プロバイダー ネットワーク)に配置されるため、これらのミッションクリティカル ネットワークに関するキャリア グレードのアベイラビリティ要件を満たす必要があります。

SCE 2000 プラットフォームには、すでに内部電気バイパス モジュールが組み込まれています。このモジュールは、 SCE 2000 プラットフォームのメイン ボードにソフトウェアまたはハードウェア障害が発生した場合、プラットフォームをバイパス状態にして、GBE ネットワーク リンクを保護します。

外部光バイパス モジュールは、次の 2 つの場合に、ネットワーク GBE リンクを自動的に保護して、サービス保護レベルを高めることができます。

SCE 2000 プラットフォームの電源が完全に切断された場合 ― SCE 2000 プラットフォームには、DC バージョンと AC バージョンの両方に、冗長 PSU(電源装置)および冗長電源が搭載されています。ただし、両方の PSU に障害が発生した場合、または両方の電源が SCE 2000 プラットフォームへの電力供給を同時に停止した場合は、ネットワーク リンクは外部光バイパス モジュールによって保護されます。

メンテナンス ウィンドウの実装 ― 次のような場合は、 SCE 2000 プラットフォームをネットワークから切り離して、交換する必要があります。

SCE 2000 プラットフォームのハードウェア障害

SCE 2000 プラットフォームのハードウェア アップグレード

これらの場合は、メンテナンス ウィンドウを実装し、この間に SCE 2000 プラットフォームをネットワークから切り離します。切り離した SCE 2000 プラットフォームと別のプラットフォームとの交換は、通常は即時に、場合によっては数時間後あるいは数日後に行われます。外部光バイパス モジュールを使用すると、このような交換作業を実行するときに、ネットワーク リンクの正常動作を維持することができます。

外部光バイパス モジュールは、シスコのキャリアグレード ソリューション全体で、ハイアベイラビリティ サービス プロバイダー ネットワークを実現するために重要なコンポーネントの 1 つです。

「外部光バイパスの機能」

「外部光バイパス モジュールの前面パネル」

「仕様」

「外部バイパス モジュールの取り付け」

外部光バイパスの機能

外部光バイパス モジュールは、GBE リンク内の接続された Bump-In-The-Wire(BITW)です。 SCE 2000 プラットフォームに次の 2 種類の方法で接続されます。

GBE 光接続(データ リンク トラフィックの場合) ― 外部光バイパス モジュールと GBE 回線ポート ペアの 1 つを GBE で接続します。

電源および制御接続 ― SCE 2000 プラットフォームの背面パネル上の専用コネクタに外部光バイパス モジュールを接続し、 SCE 2000 プラットフォームがモジュールに電力を供給できるようにします(電源接続には論理制御機能もあります)。

通常、外部光バイパス モジュールは非アクティブです(バイパス状態でありません)。 SCE 2000 プラットフォームとの間で 2 つの GBE 信号を転送します。

SCE 2000 プラットフォームが外部光バイパス モジュールへの電力供給を停止したり、光バイパス モジュールから電源コードが外れたりすると、外部光バイパス モジュールはアクティブになり、 SCE 2000 プラットフォームとの 2 つの GBE リンクをバイパスして、ネットワーク接続を保護します。

次の図に、非アクティブな(バイパス状態でない)バイパス モジュールの動作を示します。データ トラフィックはバイパス モジュールを介して SCE 2000 プラットフォームに転送されます。

次の図に、アクティブな(バイパス状態の)バイパス モジュールの動作を示します。データ トラフィックはバイパス モジュールを通過し、GBE リンクに SCE 2000 プラットフォームは含まれません。バイパス モジュールがアクティブな場合、 SCE 2000 プラットフォームはループ接続になり、 SCE 2000 プラットフォームの GBE インターフェイスが短絡されます。

外部光バイパス モジュールの前面パネル

外部光バイパス モジュールの前面パネルには、次のコンポーネントが配置されています。

SUB Rx/Txリンクのサブスクライバ側のネットワーク要素に接続される GBE ポート

NET Rx/Tx ― リンクのネットワーク側のネットワーク要素に接続される GBE ポート

CONTROL ― SCE 2000 プラットフォームの背面パネルのバイパス コネクタに接続される RJ-45 ポート。 SCE 2000 プラットフォームは電力の有無によって、この接続を介して外部光バイパス モジュールを制御します。

接続用ファイバ コネクタ ― SCE 2000 プラットフォームの前面パネルにある GBE リンク ポートに接続される 4 本のファイバ ケーブルです。

NET Tx

NET Rx

SUB Tx

SUB Rx

No Bypass LED

ON = バイパス モジュールが非アクティブです(GBE トラフィックは SCE 2000 プラットフォームを通過します)。

OFF = バイパス モジュールがアクティブです(GBE トラフィックはバイパス モジュールを通過します)。

仕様

 

表A-1

項目

光コネクタ

SC

スイッチング スピード

最大 15 ms

動作波長

マルチモード:850 nm

シングルモード:1310 nm

動作温度

-10 ~ +65°C(14 ~ 149°F)

保管温度

-30 ~ +70°C(-22 ~ 158°F)

重量

12 オンス(340 g)

 

表A-2 制御ケーブルのピン配置

機能
ピン(D タイプ側)
ピン(RJ-45 側)

バイパスが有効(2 と共通)

1

1

バイパスが有効(1 と共通)

2

2

GND

3

3

GND

4

4

+5 V

5

5

+5 V

6

6

--

7 NC

7

--

8 NC

8

--

9 NC

--

シールド

シールド

シールド

外部バイパス モジュールの取り付け

外部光バイパス モジュールを取り付けるには、主に 2 つの手順が必要です。これらの手順については、以降で詳細に説明します。

「ラックへのモジュールの取り付け方法」

「外部光バイパス モジュールのケーブル接続方法」

ラックへのモジュールの取り付け方法

次に、19 インチ ラックにモジュールを取り付ける手順を示します。

各モジュールには独自のマウント パネルが付属していますが、モジュールごとに個別のマウント パネルに取り付ける必要はありません。1 つのマウント パネルにモジュールを 3 つまで取り付けることができます。

手順の概要

1. モジュール付属のネジで、モジュールをマウント パネルの空いている位置に取り付けます。

2. モジュール パネルを SCE 2000 プラットフォームの上部、ラックの 2 つの前面支柱に固定します。 SCE 2000 プラットフォームとモジュール パネルの間には、モジュールの前面パネルから SCE 2000 プラットフォームの背面にケーブルを配線するための隙間を、1.5 cm 以上設けてください。

手順の詳細


ステップ 1 モジュール付属のネジで、モジュールをマウント パネルの空いている位置に取り付けます。

ステップ 2 モジュール パネルを SCE 2000 プラットフォームの上部、ラックの 2 つの前面支柱に固定します。 SCE 2000 プラットフォームとモジュール パネルの間には、モジュールの前面パネルから SCE 2000 プラットフォームの背面にケーブルを配線するための隙間を、1.5 cm 以上設けてください。


 

外部光バイパス モジュールのケーブル接続方法

ここでは、外部光バイパス モジュールのケーブル接続方法を示します。次の点に注意してください。

外部光バイパス モジュールのすべての接続は、モジュールの前面パネル上で行います。

モジュールを 1 つのみ取り付ける場合は、次のように接続します。

SCE 2000 プラットフォームの GBE-1 回線ポートに、ファイバを接続します(ステップ 3 および 4)。

SCE 2000 プラットフォームの背面パネルにある Bypass 1 9 ピン D タイプ コネクタに、制御ケーブルを接続します。

モジュールを 2 つ取り付ける場合は、2 番めのモジュールに手順全体を繰り返します。ただし、次のように手順を変更します。

SCE 2000 プラットフォームの GBE-2 回線/カスケード ポートに、ファイバを接続します(ステップ 3 および 4)。

SCE 2000 プラットフォームの背面パネルにある Bypass 2 9 ピン D タイプ コネクタに、制御ケーブルを接続します。

手順の概要

1. サブスクライバ側ネットワーク要素の GBE ポートと外部光バイパス モジュールの SUB ポートを光ケーブル(ユーザ側で用意)で接続します。

2. ネットワーク側ネットワーク要素の GBE ポートと外部光バイパス モジュールの NET ポートを光ケーブル(ユーザ側で用意)で接続します。

3. 外部光バイパス モジュールの SUB ファイバ ケーブルを、 SCE 2000 プラットフォームの SUB GBE ポートに接続します。

4. 外部光バイパス モジュールの NET ケーブルを、 SCE 2000 プラットフォームの NET GBE ポートに接続します。

5. 「SCE 2000 プラットフォームの基本操作」の説明に従って SCE 2000 に電源を投入します。

6. SCE 2000 プラットフォームの背面パネルにある Bypass 9 ピン D タイプ コネクタと、外部光バイパス モジュールの Control コネクタを制御ケーブル(キットに付属)で接続します。

手順の詳細


ステップ 1 サブスクライバ側ネットワーク要素の GBE ポートと外部光バイパス モジュールの SUB ポートを光ケーブル(ユーザ側で用意)で接続します。

ステップ 2 ネットワーク側ネットワーク要素の GBE ポートと外部光バイパス モジュールの NET ポートを光ケーブル(ユーザ側で用意)で接続します。

2 つのネットワーク要素間のリンクがアクティブであることを確認します。

ステップ 3 外部光バイパス モジュールの SUB ファイバ ケーブルを、 SCE 2000 プラットフォームの SUB GBE ポートに接続します。

Rx<->Tx

ステップ 4 外部光バイパス モジュールの NET ケーブルを、 SCE 2000 プラットフォームの NET GBE ポートに接続します。

Rx<->Tx

ステップ 5 「SCE 2000 プラットフォームの基本操作」の説明に従って SCE 2000 に電源を投入します。

SCE 2000 プラットフォームの関連 GBE インターフェイスが、現在同期していることを確認します。外部光バイパス モジュールが現在アクティブ(バイパス状態)であり、これらのインターフェイスでループ バックが実行中であるためです。

2 つの SCE 2000 プラットフォームの GBE インターフェイスと、外部光バイパス モジュールのいずれかの側のスイッチ/ルータの GBE インターフェイスで、自動ネゴシエーションの設定が一致する必要があります。 SCE 2000 プラットフォームの 2 つの GBE インターフェイスおよび外部光バイパス モジュールのいずれかの側にあるスイッチ/ルータの GBE インターフェイスで、 Auto-Negotiation = OFF に設定することを推奨します。

ステップ 6 SCE 2000 プラットフォームの背面パネルにある Bypass 9 ピン D タイプ コネクタと、外部光バイパス モジュールの Control コネクタを制御ケーブル(キットに付属)で接続します。

SCE 2000 プラットフォームはただちに外部光バイパス モジュールへの電力供給を開始しするため、バイパス モジュールは非アクティブになり、SCE 2000 プラットフォームへのトラフィック転送が開始します。したがって、「 No Bypass 」 LED は点灯します。