Cisco SCE 1000 2xGBE インストレーション コン フィギュレーション ガイド
インストレーションおよびメンテナンス
インストレーションおよびメンテナンス
発行日;2012/02/06 | 英語版ドキュメント(2011/03/23 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

インストレーションおよびメンテナンス

概要

SCE 1000 プラットフォームの設置準備について

必要な工具と部品

設置環境の条件に関する注意事項について

エアフロー

設置環境の条件

SCE 1000 プラットフォームの設置

インストレーションに関する注意事項

SCE 1000 の卓上または作業台への設置方法

次の作業

SCE 1000 プラットフォームのラックマウント

SCE 1000 へのブラケットの取り付け方法

ラックへのクロス レール支持バーの取り付け方法

システムのラックへの取り付け方法

シャーシのアース接続方法

電源装置の取り外しおよび取り付け

電源について

LED

電源装置の仕様

電源装置の電源切断および入力電源の切断

AC 入力電源装置の電源切断方法

次の作業

DC 入力電源装置の電源切断方法と DC 入力線の取り外し方法

次の作業

電源装置の取り外し方法

電源装置の取り付け方法

電源の再接続

AC 入力電源の再接続方法

DC 入力電源の再接続方法

ファン モジュールの概要

ファン モジュールの取り外しおよび取り付け

ファン モジュールの取り外し方法

ファン モジュールの取り付け方法

バッテリの交換方法

インストレーションおよびメンテナンス

概要

この章では、SCE 1000 プラットフォームをラックまたは一般的な卓上や作業台に設置する方法について説明します。また、電源装置およびファン モジュールの取り付けや、交換する手順を説明します。

システムの設置、操作、または保守を行う前に、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco Service Control Engines (SCE) 』を参照してください。このマニュアルには、システムを扱う前に理解しておく必要がある安全に関する重要な情報が記載されています。

「SCE 1000 プラットフォームの設置準備について」

「SCE 1000 プラットフォームの設置」

「電源装置の取り外しおよび取り付け」

「電源装置の取り付け方法」

「電源の再接続」

「ファン モジュールの概要」

「バッテリの交換方法」

SCE 1000 プラットフォームの設置準備について

SCE 1000 プラットフォームを設置する前に、設置場所で満たしていなければならない電源およびケーブル要件、プラットフォームの設置に必要な機器、正常な動作を維持するために設置場所で満たさなければならない環境条件について検討してください。ここでは、SCE 1000 プラットフォームを設置したり、ラックに取り付けるための準備作業について説明します。内容は、次のとおりです。

「必要な工具と部品」

「設置環境の条件に関する注意事項について」

図 4-1 SCE 1000 の寸法

 

 

表 4-1 SCE 1000 の寸法

寸法
測定値

高さ

3.47 インチ(9.5 cm)

17.4 インチ(44.3 cm)

奥行

18 インチ(46 cm)

重量

33 ポンド(15 kg)

必要な工具と部品

SCE 1000 のシャーシは、アプリケーションやソフトウェア パッケージを含めて、出荷時に完全に組み立てられています。ユーザ側で組み立てる必要はありません。ただし、SCE 1000 のシャーシおよびラックマウント キット(SCE 1000 プラットフォームをラックに取り付ける場合)、ファン モジュール、および電源装置を取り付けるには、次の工具および機器が必要になります。

No.1 および No.2 プラス ドライバ

1/4 インチのマイナス ドライバ

1/4 インチの六角レンチ

ラックに適したネジ(SCE 1000 をラックに取り付ける場合)

DC 電源コード用の六角コネクタまたはループ コネクタの付いた 12 AWG または 2.5 mm 銅線

リング端子は UL で承認された、12 AWG 導線に適したものでなければなりません。

水準器(任意)

巻き尺(任意)

SCE 1000 をネットワークおよびコンソール端末に接続するための適切なケーブル

ラックマウント キット(任意)

新しい AC 入力または DC 入力電源装置

新しいファン モジュール

設置環境の条件に関する注意事項について

SCE 1000 の環境モニタリング機能は、過電圧や過熱による損傷からシステムおよびコンポーネントを保護します。正常な動作を保証し、不要なメンテナンスを避けるためには、事前に設置環境を計画し、準備する必要があります。設置後は、設置場所の室温を 41 ~ 104°F(5 ~ 40℃)の範囲に、短期温度を 23 ~ 131°F(-5 ~ 55℃)の範囲に保ち、SCE 1000 シャーシ付近を清潔な状態にしておく必要があります。

システムを正常に運用するには、SCE 1000 を適切な場所に設置し、装置ラックや配線クローゼットを適切に配置する必要があります。複数の装置を近づけて設置したり、換気が不十分であると、システムが過熱状態になります。また、装置を不適切に配置すると、シャーシ パネルに手が届きにくくなり、システムのメンテナンス作業が困難になります。

「エアフロー」

「設置環境の条件」

エアフロー

図 4-2 SCE 1000内のエアフロー

 

装置ラックまたは配線クローゼットの設置場所およびレイアウトを検討する場合は、システム内のエアフローを考慮する必要があります。SCE 1000 はシャーシ左側の吸気口から冷気を取り入れ、内部コンポーネントに循環させて、シャーシ背面パネルの右側から排気します。図 4-2 に SCE 1000 のエアフローを示します。


) 吸気口と排気口で適切なエアフローを実現するには、SCE 1000 の両側に少なくとも 2 インチ(5 cm)、背面に 5 インチ(12.7 cm)の隙間を設ける必要があります。


設置環境の条件

表 4-2 表 4-3 に、SCE 1000 の設置環境の条件に関する仕様を示します。

 

表 4-2 SCE 1000 設置場所の条件

仕様
許容範囲

温度

公称 41 ~ 104°F(5 ~ 40℃)

短期温度1

23 ~ 131°F(-5 ~ 55℃)

相対湿度

5 ~ 95%(結露しないこと)

熱放散

683 BTU/時

1.短期とは、連続 96 時間以下、年間 15 日以下と定義されています。つまり、合計時間は任意の 1 年間で 360 時間であり、この 1 年間における発生回数が 15 回を超えないということです。

 

表 4-3 SCE 1000 認定仕様

認定
仕様

EMC

CE マーク

EMISSIONS:FCC パート 15 CFR 47 クラス A、EN 55022 クラス A、CISPR22 クラス A、VCCI クラス A、AS/NZS CISPR22 クラス A

耐性:EN 50082-1 EN 55024、CISPR24(ESD、RFI、EFT など)(商用)

安全性

UL/CSA 60950、IEC60950、EN60950、AS/NZS、60950、NOM_019、IEC/EN60825_1、-2、21CFR1040、73/23ECC

安全性および準拠規格に関する詳細は、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco Service Control Engines (SCE) 』を参照してください。

DC 電源の SCE 1000 は出入りが制限された場所にだけ設置する必要があります。

SCE 1000 プラットフォームの設置

SCE 1000 は、卓上装置またはラックマウント装置として稼動します。ラックマウント キットは、工場出荷時に SCE 1000 に付属しています。キットには、2 つのタイプの標準 19 インチ装置ラックのいずれかに SCE 1000 を取り付けるために必要なハードウェアが含まれています。

前面に 2 つの支柱だけがある 19 インチ ラック:キットに同梱されているサポート ブラケットを使用してください。

前面に 2 つ、背面に 2 つ、合計4つの支柱がある 19 インチ ラック:キットに同梱されているクロス レール支持バーを使用します。

SCE 1000 をラックマウントしない場合は、頑丈な卓上または作業台に設置します。付属のゴム製の脚は、卓上に設置するためのものです。

ここでは、SCE 1000 プラットフォームを物理的に設置する手順を示します。SCE 1000 をラックに搭載する方法、SCE 1000 を卓上または作業台に設置する方法、および SCE 1000 プラットフォームを適切にアースする方法が記載されています。内容は、次のとおりです。

「インストレーションに関する注意事項」

「SCE 1000 の卓上または作業台への設置方法」

「次の作業」

「SCE 1000 プラットフォームのラックマウント」

「シャーシのアース接続方法」

インストレーションに関する注意事項

事前にルータの設置場所を決定し、その付近にルータを搬入しておく必要があります。また「設置環境の条件に関する注意事項について」、および『Site Preparation and Safety Guide』も参照してください。

SCE 1000 を設置する場合は、次の条件を確認してください。

吸気口および排気口のエアフローを維持し、別の装置の排気が SCE 1000 に取り込まれないように、左右に少なくとも 2 インチ(5 cm)の隙間を設けます。エアフローの説明および図に関しては、「エアフロー」を参照してください。

設置中に SCE 1000 を床に置かないでください。床に溜まった埃が、冷却ファンによって SCE 1000 内部に吸い込まれます。SCE 1000 が埃を過度に吸い込むと、過熱状態およびコンポーネント故障の原因になります。

設置作業または基本的なメンテナンス作業を行う場合に、ネットワーク ケーブルまたは装置を扱いやすいように、SCE 1000 の前面および背面に少なくとも 5 インチ(12.7 cm)の隙間を設けます

SCE 1000 に十分な換気を施します。換気が不十分な密閉型キャビネットには、SCE 1000 を設置しないでください。

SCE 1000 のシャーシを適切にアース接続します(手順については「シャーシのアース接続方法」を参照してください)。

SCE 1000 の卓上または作業台への設置方法

SCE 1000 プラットフォームは、SCE 1000 を設置する十分な広さのある、任意の平面上に設置できます。「インストレーションに関する注意事項」の説明に従って、SCE 1000 の周囲に十分なエアフロー/換気を施してください。SCE 1000 を作業台または卓上、あるいはラックに設置する場合は、設置面が清潔で、安全な場所にあることを確認してください。

図 4-3 平面へのシステムの設置

 


ステップ 1 卓上または作業台、およびその周囲から、埃やゴミを取り除きます。また、SCE 1000 プラットフォームとその設置場所の間に障害物がないことを確認します。

ステップ 2 SCE 1000 プラットフォームを卓上または作業台に置きます。

ステップ 3 SCE 1000 を持ち上げて、底面パネルを見ます。その際に、SCE 1000 の両側を両手で支えて下から持ち上げます。けがをすることがあるので、急に体をひねったり動かしたりしないでください。

4 カ所に、ゴム製の脚の取り付け場所を示すマークが付いています(図 4-3 を参照)。

ステップ 4 粘着シールをはがし、ゴム製の脚をマークの付いた場所(底面パネル)に取り付けます。

ステップ 5 SCE 1000 プラットフォームを卓上または作業台にしっかりと置き直します。

適切に換気されているか確認します。両側には、適切に換気するための隙間が少なくとも 2 インチ(5 cm)必要です。背面には、換気および電源コード配線用の隙間が少なくとも 5 インチ(12.7 cm)必要です。


 

次の作業

シャーシのアース接続方法に進んで、設置を続行してください。

SCE 1000 プラットフォームのラックマウント

SCE 1000 プラットフォームは、19 インチ ラックに取り付けることができます。装置ラックには 2 つの標準タイプがあり、それぞれに適したブラケットが付属キットに収納されています。

19 インチ ラック(前面ラック支柱付き): マウント キットには、図 4-4 に示すような 2 つのマウント ブラケットが含まれています。

図 4-4 2 支柱ラック用のマウント ブラケット

 

19 インチ ラック(前面および背面ラック支柱付き):図 4-5に示すマウント ブラケットのほかに、マウント キットには装置をスライドさせる 2 つのクロス レール支持バーが含まれています。

図 4-5 4 支柱ラック用のマウント ブラケット

 

SCE 1000 の前面にブラケットを取り付け、これを使用して SCE 1000 を 2 つの前面ラック支柱に取り付けます。2 つの支柱またはマウント ストリップ(左右)間の内幅は、17.3 インチ(44 cm)以上でなければなりません。


) 吸気口と排気口で適切なエアフローを実現するには、SCE 1000 の両側に 2 インチ(5 cm)の隙間を設け、さらに背面にも隙間を設ける必要があります。


冷気の吸気口および排気口はそれぞれシャーシの両側にあるため、複数の SCE 1000 をラックに搭載した場合、垂直方向に隙間を設ける必要はありません。

SCE 1000 へのブラケットの取り付け方法

SCE 1000 をラックに取り付ける前に、まず、SCE 1000 の前面両側に適切なラックマウント ブラケットを取り付ける必要があります(次の図を参照)。ラックマウントに必要な部品および工具については、「必要な工具と部品」を参照してください。


ステップ 1 SCE 1000 の側面にラックマウント ブラケットを合わせます。「SCE 1000 プラットフォームのラックマウント」(図 4-6 および図 4-7 )を参照して設置に応じたブラケット(2 支柱ラックまたは 4 支柱ラック)を選びます。

ステップ 2 3 本のネジを通して締めます。

図 4-6 マウント ブラケットの取り付け(4 支柱)

 

図 4-7 マウント ブラケットの取り付け(2 支柱)

 

ステップ 3 SCE 1000 の反対側で、ステップ 1 およびステップ 2 を繰り返します。

これで、SCE 1000 にラックマウント ブラケットを取り付ける手順は完了です。

SCE 1000 を 2 支柱ラックに取り付ける場合は、「システムのラックへの取り付け方法」に進んでください。

SCE 1000 を 4 支柱ラックに取り付ける場合は、次のステップに進んで、ラックにクロス レール支持バーを取り付けます。


 

ラックへのクロス レール支持バーの取り付け方法

4 支柱ラック(前面および背面)に取り付ける場合は、2 本のクロス レール支持バーをラックの両側に 1 本ずつ取り付けます。次に、SCE 1000 をクロス レールにスライドさせて、クロスレールで装置の重量を支えます。


) SCE 1000 とその上下の装置との間に、少なくとも 1 インチまたは 2 インチ(2.54 cm または 5.08 cm)の隙間を設けることを推奨します。


手順の概要

1. 下図のように、2 本のクロス レール支持バーを組み立てます。クロス レール アセンブリごとに、3 本のネジを使用します。

2. クロス レール支持バーを床と平行にして、ラックの側面に合わせます。

3. 2 本のネジをラックの前面支柱またはマウント ストリップに通して締めます。

4. 2 本のネジをラックの背面支柱に通して締めます。

5. ラックの反対側でステップ 2 ~ 4 を繰り返して、ブラケットを支柱に密着させたまま、ラックの最初の側のサポート ブラケットと平行になるように取り付けます。

手順の詳細


ステップ 1 図 4-8 のように、2 本のクロス レール支持バーを組み立てます。クロス レール アセンブリごとに、3 本のネジを使用します。

ラックに取り付けた場合に、両方のクロス レールが SCE 1000 を支えるように、クロス レールの向きを設定します。

図 4-8 スライダ ブラケットの組み立て

 

ステップ 2 クロス レール支持バーを床と平行にして、ラックの側面に合わせます。

ステップ 3 2 本のネジをラックの前面支柱またはマウント ストリップに通して締めます。

ステップ 4 2 本のネジをラックの背面支柱に通して締めます(図 4-9)。

図 4-9 ラックへのクロス レールの取り付け

 

ステップ 5 ラックの反対側でステップ 2 ~ 4 を繰り返して、ブラケットを支柱に密着させたまま、ラックの最初の側のサポート ブラケットと平行になるように取り付けます。


 

システムのラックへの取り付け方法

適切なマウント ブラケットがしっかりと取り付けられていれば、SCE 1000 をラックに取り付けることができます。


ステップ 1 ラックへの通路に障害物がないことを確認します。ラックにキャスタが付いている場合は、ブレーキをかけるか、またはラックをその他の方法で固定します。

ステップ 2 前面が手前になるように SCE 1000 の向きを合わせて慎重に持ち上げ、ラックに格納します。

けがをすることがあるので、急に体をひねったり動かしたりしないでください。

ステップ 3 SCE 1000 をラックに差し入れながら、ブラケット(SCE 1000 の前面に取り付け済み)を装置ラックの両側にあるマウント ストリップまたは支柱の位置に合わせます(図 4-10)。

前面支柱と背面支柱のあるラックに、クロス レール支持バーを取り付けます。SCE 1000 をこれらのクロス レールにスライドさせて、完全に装着します。

図 4-10 ラックへの SCE プラットフォームのスライド

 

ステップ 4 ブラケットを支柱またはマウント ストリップにぴったり付けたまま、ブラケットの穴をラックまたはマウント ストリップの穴に合わせます(図 4-11)。

図 4-11 SCE プラットフォームのラックへの固定

 

ステップ 5 各ブラケットに、ラックに適した 2 本のネジを通して締めます。


) SCE 1000 シャーシ全体の重量をブラケットで支えるため、4 本のネジをすべて使用して、2 つのラックマウント ブラケットをラック支柱に固定してください。



 

シャーシのアース接続方法

SCE 1000 プラットフォームに電源を接続するか、または電源スイッチをオンにする前に、SCE 1000 シャーシに適切なアース(保護アース)接続を施すことを強く推奨します。各 SCE 1000 には、アース キットが付属しています。

アース キットを使用して、SCE 1000 シャーシを適切にアース接続します。


) 装置を取り付けるときには、必ず最初にアースを接続し、最後に切断します。



ステップ 1 付属のアース キットから、必要な部品を取り出します。アース ケーブル(グリーンとイエローのケーブル)および六角ナットとスプリング ワッシャのペアです。

ステップ 2 SCE 1000 の背面パネル上にあるシャーシ アース接続コネクタを特定します(次に示す AC 電源または DC 電源を搭載した SCE 1000 の図のうち該当するものを参照)。

ステップ 3 アース ケーブル(グリーンおよびイエローのケーブル)を取り付けて、(付属の)六角ナットとスプリング ワッシャを 1/4 インチ六角レンチでしっかりと固定します(次の図 4-12 または図 4-13 に示す AC 電源または DC 電源を搭載した SCE 1000 の図のうち該当するものを参照)。

アース ケーブルの反対側は、AC アースと同等な場所に接続する必要があります。

図 4-12 装置のアース接続(AC)

 

図 4-13 装置のアース接続(DC)

 


 

電源装置の取り外しおよび取り付け

ここでは、AC 入力電源装置または DC 入力電源装置の取り外しおよび取り付け手順について説明します。

モジュールの取り外しおよび取り付けは、適切な静電気防止保護対策を施してから行ってください。SCE 1000 のアクセサリ キットに静電気防止リスト ストラップが同梱されています。シャーシの塗装されていない金属面に銅製のテープ ストラップを取り付けます。作業が終了しても、ストラップをシャーシに接続したままにしておけます。

AC 電源モジュールと DC 電源モジュールを同じシャーシ内に取り付けないでください。

「電源について」

「電源装置の電源切断および入力電源の切断」

「電源装置の取り外し方法」

電源について

SCE 1000 は 2 つの電源方式で使用できます。

デュアル ライン フィードの AC 電源:SCE 1000 に適切な AC 電源コードが 2 本付属しています。

デュアル ライン フィードの DC 電源:適切なケーブル(六角コネクタまたはループ コネクタ)が必要です(「DC 入力電源の再接続方法」を参照)。

デュアル電源装置は、ホットスワップ可能な冗長電源を供給します。冗長電力は、フェールオーバーとして役立ちます。1 台の電源装置がダウンしても(電源装置が故障した場合や新しい電源装置を取り付ける必要がある場合など)、SCE 1000 はもう 1 台の電源装置を使用して正常に稼動し続けることができます。

各電源装置には、電源装置を冷却するファンが装備されています。これらのファンは、SCE 1000 の内部コンポーネントの冷却にも役立ちます。エアフローは電源装置背面の排気口を通して、外部に排気されます。

電源装置の前面プレートには、ハンドル、オン/オフ スイッチ、および非脱落型ネジが装備されています。AC 入力電源装置には AC 入力電源レセプタクル、DC 入力電源装置には DC 入力端子ブロックを使用できます。

電源装置は非対称です。ネジは装置のコーナー 1 つにつき 1 本しか付いていません。したがって、両方の電源装置を固定するには、両方を正しい向きで挿入する必要があります。これにより、DC 電源装置と AC 電源装置を 1 台ずつ誤って取り付けることもなくなります(図 4-14 または図 4-15 を参照)。

図 4-14 AC 電源装置

 

DC 電源装置のハンドルは、装置の上部にあります。

図 4-15 DC 電源装置

 

LED

電源装置の機能をモニタリングするには、次の LED を使用します。

電源装置の LED(AC 入力と DC 入力の両方):

IN LED(グリーン)

前面パネル:

Power LED:前面パネルには、各電源装置にそれぞれ対応した2 つの POWER LED(POWER AおよびPOWER B)が装備されています。

AC 入力および DC 入力電源装置の IN LEDは、電源からプラットフォームに供給される電圧をモニタリングする場合に使用します。入力電圧が正常な動作範囲内であれば、IN LED はグリーンに点灯します。入力電圧が正常範囲外になると、IN LED は消灯します。

AC 入力および DC 入力電源装置の OK LEDは、プラットフォームに電力を供給する電源装置の DC 出力電圧をモニタリングする場合に使用します。12 VDC の出力電圧の正常な動作範囲は、11.9 ~ 12.1 V です。出力電圧が正常な動作範囲内であれば、OK LED はグリーンに点灯します。12 VDC の出力電圧が正常な動作範囲よりも上(12.1 V 超)または下(11.9 V 未満)になると、OK LED は消灯します。

前面パネルの POWER A LED および POWER B LED は、対応する電源装置が正常に機能しているかどうかを示します。

LED のステータス情報については、 表 4-4 表 4-5 、および 表 4-6 を参照してください。

 

表 4-4 AC 入力および DC 入力電源装置の IN LED ステータス

LED の状態
電源装置の状態

点灯(グリーン)

入力電圧が必要な範囲内です。

消灯

入力電圧が必要な範囲外です。

 

表 4-5 AC 入力および DC 入力電源装置の OK LED ステータス

LED の状態
電源装置の状態

点灯(グリーン)

出力電圧が必要な範囲内です(11.9 ~ 12.1 VDC)。

消灯

出力電圧が必要な範囲外です(12.1 VDC 超または 11.9 VDC 未満)。

 

表 4-6 AC入力およびDC入力電源装置の POWER LED ステータス(前面パネル)

LED の状態
電源装置の状態

グリーンに点灯

対応する電源装置が搭載されていて、正常に機能しています。

レッド

対応する電源装置が搭載されているが、誤動作しています。

消灯

対応する電源装置が搭載されていないか、または障害があります。


) Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)は電源装置のアクティビティをモニタリングします。電源装置に問題が発生すると、ほとんどの場合、SNMP で SNMP トラップが送信され、適切なメッセージがSCE 1000 の command line intarface(CLI; コマンドライン インターフェイス)に書き込まれます。


電源装置の仕様

表 4-7 に SCE 1000 プラットフォームの AC 入力電源装置および DC 入力電源装置の仕様を示します。

 

表 4-7 SCE 1000 電源装置の仕様

入力
仕様

AC 入力電源

最大 200 W

AC 入力電圧定格

100 ~ 240 VAC

AC 入力電流定格

Vin = 100 VAC で 4.5 A、Vin = 200 VAC で 2 A

AC 入力周波数定格

50 ~ 60 Hz

AC 入力ケーブル

18 AWG の 3 線ケーブル(電源装置側に 3 リード IEC-320 レセプタクル、電源側に国によって異なるプラグ)

DC 入力電源

最大 200 W

DC 入力電圧定格

-48/-60 VDC(-36 ~ -72 VDC を許容)(公称)

DC 入力電流定格

7 A(-48 VDC 動作時)

DC 入力ケーブル

六角コネクタまたはループ コネクタの付いた 12 AWG または 2.5 mm 銅線

DC 入力回路ブレーカー

電源装置ごとに Fast 10 A が 1 つずつ

電源装置の電源切断および入力電源の切断

ここでは、AC 入力電源装置および DC 入力電源装置の電源を切断する手順について説明します。

「AC 入力電源装置の電源切断方法」

「DC 入力電源装置の電源切断方法と DC 入力線の取り外し方法」

AC 入力電源装置の電源切断方法

SCE 1000 プラットフォームの AC 入力電源装置の電源を切断する手順は、次のとおりです。


) 電源装置を交換する前に、電源装置のスイッチがオフになっていることを確認してください(ホットスワップしません)。一方の AC 入力電源装置の取り外し、取り付けを行っている間でも、もう一方の AC 入力電源装置は稼動できます。



ステップ 1 AC 入力電源装置のオン/オフ スイッチをオフの位置にします。

ステップ 2 前面パネルの対応する POWER LED が消灯していることを確認します。

ステップ 3 AC 入力電源レセプタクルからコードを取り外します。


 

次の作業

これで、SCE 1000 プラットフォームの AC 入力電源装置の電源を切断する手順は完了です。「電源装置の取り外し方法」に進んでください。

DC 入力電源装置の電源切断方法と DC 入力線の取り外し方法

SCE 1000 プラットフォームの DC 入力電源装置の電源を切断する手順は、次のとおりです。


) 次の手順を行う前に、回路短絡や感電事故を防ぐため、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。電源装置へのすべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。



) 関連する電源装置への電源を切断する必要はありますが、SCE 1000 プラットフォームへのすべての電源を切断する必要はありません。一方の DC 入力電源装置の取り外し、取り付けを行っている間でも、もう一方の DC 入力電源装置は稼動できます。



ステップ 1 DC 入力電源装置のオン/オフ スイッチをオフの位置にします。

ステップ 2 DC 入力電源装置に電力を供給している回路ブレーカーまたはスイッチをオフにして、DC 回路の電源が切断されていることを確認します。

ステップ 3 前面パネルの対応する POWER LED が消灯していることを確認します。

ステップ 4 1 つの DC 電源入力導線レセプタクルからネジを取り外して、コネクタから導線を引き抜きます。残りの導線にも同じ手順を繰り返します。


 

次の作業

これで、SCE 1000 プラットフォームの DC 入力電源装置の電源を切断する手順は完了です。「電源装置の取り外し方法」に進んでください。

電源装置の取り外し方法

SCE 1000 プラットフォームから AC 入力電源装置または DC 入力電源装置を取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 1/4 インチ マイナス ドライバを使用して、電源装置の前面プレートのコーナーにある非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 2 電源装置のハンドルをつかみ、ルータから電源装置を引き抜きます。


 

電源装置の取り付け方法


) 同じ SCE 1000 プラットフォーム内に AC 入力電源装置と DC 入力電源装置を混在させないでください。



ステップ 1 一方の手で電源装置のハンドルをつかみ、もう一方の手で電源装置を下から支えます。

ステップ 2 新しい電源モジュールの側面にある溝を、シャーシのガイドに合わせます。

ステップ 3 モジュールをシャーシに静かに、しっかりとスライドさせて、前面パネルがシャーシの背面パネルと同一面上になるようにします。


) SCE 1000 プラットフォームに電源装置を挿入する際、力をかけすぎないようにしてください。電源装置をシャーシに強く押し込むと、電源装置の背面のコネクタが破損することがあります。


ステップ 4 1/4 インチ マイナス ドライバで非脱落型ネジを締めて、SCE 1000 プラットフォームに電源装置を固定します。


) 前面プレートの非脱落型ネジを締めないと、電源装置は完全に固定されません。



 

電源の再接続

ここでは、AC または DC 電源の再接続手順を示します。

「AC 入力電源の再接続方法」

「DC 入力電源の再接続方法」

AC 入力電源の再接続方法

次の手順では、SCE 1000 プラットフォームに AC 入力電源を再接続する方法を示します。

DC 入力電源を再接続する場合は、「DC 入力電源の再接続方法」に進んでください。


ステップ 1 AC 入力電源装置の AC 入力電源レセプタクルに、AC 入力電源コードを差し込みます(図 4-16)。

図 4-16 AC 電源の接続

 


) AC 入力電源の場合、米国では 120 VAC、15A のレセプタクル(その他の地域では 240 VAC、10A)の電源から SCE 1000 プラットフォームに電力を供給することを推奨します。



) 15 A 分岐回路で保護することを推奨します。


ステップ 2 AC 電源コードを AC 電源に差し込みます。

ステップ 3 オン/オフ スイッチをオンの位置にします。

ステップ 4 電源装置の IN LED および OK LED、および前面パネルの対応する POWER LED を調べます。新しい AC 入力電源装置が正常に動作している場合、これらの LED はグリーンに点灯します。

ステップ 5 電源装置の向きが正しいこと、および非脱落ネジが締められていることを確認します。


 

DC 入力電源の再接続方法

次の手順では、SCE 1000 プラットフォームに DC 入力電源を再接続する方法を示します。

次の手順を行う前に、回路短絡や感電事故を防ぐため、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。電源装置へのすべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。

関連する電源装置への電源を切断する必要はありますが、SCE 1000 プラットフォームへのすべての電源を切断する必要はありません。一方の DC 入力電源装置の取り外し、取り付けを行っている間でも、もう一方の DC 入力電源装置は稼動できます。

配線は、国および地域の電気規格に従って、専門家が行う必要があります。


ステップ 1 DC 電源入力導線が電源から外れていることを確認します。

ステップ 2 No.2 プラス ドライバを使用して、端子ブロックから保護プレートを取り外します。

ステップ 3 1 本の電源入力導線の六角コネクタまたはループ コネクタにレセプタクル ネジを1本通し、コネクタおよびネジを対応する導線レセプタクルに差し込んで、No.2 プラス ドライバでレセプタクル ネジを締めます。残りの電源入力導線に、この手順を繰り返します(図 4-17)。

図 4-17 DC 電源の接続

 


) DC 入力電源装置の導線の色分け方式は、設置場所の DC 入力電源の色分け方式によって異なります。DC 入力電源装置に選んだ導線の色分け方式が、DC 電源に使用されている導線の色分け方式と一致していることを確認してください。



) 12 AWG(2.5 mm)銅線は、六角コネクタまたはループ コネクタにだけ使用してください。リング端子は UL で承認された、12 AWG 導線に適したものでなければなりません。


ステップ 4 No.2 プラス ドライバを使用して、端子ブロックに保護プレートをしっかりと固定します。

ステップ 5 Fast 10A 回路ブレーカーを通して、DC 電源入力導線を DC 電源に接続します。

ステップ 6 オン/オフ スイッチをオンの位置にします。

ステップ 7 電源装置の IN LED および OK LED、および前面パネルの対応する POWER LED を調べます。新しい DC 入力電源装置が正常に動作している場合、これらの LED はグリーンに点灯します。

ステップ 8 電源装置の向きが正しいこと、および非脱落ネジが締められていることを確認します。


 

ファン モジュールの概要

ファン モジュールは、内部コンポーネントに冷気を供給します。ファン モジュールは 5 つのファンが搭載された Field-Replaceable Unit(FRU; 現場交換可能ユニット)で、SCE 1000 プラットフォームの背面右側に取り付けます(図 4-18)。

ファンが誤動作する場合は、できるだけ早くファン モジュールを交換する必要があります。ファンが機能しない状態でも装置はしばらくの間機能することができますが、これは最適な状態、または推奨状態ではありません。

図 4-18 SCE プラットフォームのファン モジュール

 

ファンに障害が発生すると、環境モニタリング機能によりコンソールにエラー メッセージが送信されます。ファンが正常に作動していないことを表す SNMP トラップも送信されます。通常、ファン障害は音で確認できます。

ファン モジュールの取り外しおよび取り付け

ここでは、SCE 1000 プラットフォームのファン モジュールの取り外し手順および取り付け手順について説明します。

モジュールの取り外しおよび取り付けは、適切な静電気防止保護対策を施してから行ってください。SCE 1000 のアクセサリ キットに静電気防止リスト ストラップが同梱されています。シャーシの塗装されていない金属面に銅製のテープ ストラップを取り付けます。作業が終了しても、ストラップをシャーシに接続したままにしておけます。

「ファン モジュールの取り外し方法」

「ファン モジュールの取り付け方法」

ファン モジュールの取り外し方法


) ファン モジュールを取り外す場合は、回転しているファン ブレードに手や指を近づけないでください。ファン ブレードが完全に停止してから、ファン モジュールを取り外してください。



ステップ 1 1/4 インチ マイナス ドライバを使用して、ファン モジュールの前面プレートの 2 本の非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 2 ファン モジュールのハンドルをつかみ、ルータから引き抜きます。


 

ファン モジュールの取り付け方法


ステップ 1 片手でファン モジュールのハンドルをつかみ、反対側の手でファン モジュールを下から支えます。ファン モジュールのハンドルは下側にあります。

ステップ 2 新しいファン モジュールの側面にある溝を、シャーシのガイドに合わせます。

ステップ 3 モジュールをシャーシに静かに、しっかりとスライドさせて、前面パネルがシャーシの背面パネルと同一面上になるようにします(図 4-19)。

図 4-19 ファン モジュールの取り付け

 

SCE 1000 プラットフォームにファン モジュールを挿入する際、力をかけすぎないようにしてください。ファン モジュールをシャーシに強く押し込むと、ファン モジュールの背面のコネクタが破損することがあります。

ステップ 4 1/4 インチ マイナス ドライバで 2 本の非脱落型ネジを締めて、SCE 1000 プラットフォームにファン モジュールを固定します。


) 前面プレートの非脱落型ネジを締めないと、ファン モジュールは完全に固定されません。



 

バッテリの交換方法

SCE 1000 のメイン基板には、リチウム バッテリが搭載されています。バッテリが充電不足になったら、シスコのテクニカル サポートに問い合わせて、バッテリを交換してください。

バッテリを自力で交換しようとしないでください。

リチウム バッテリを正しく交換しないと、爆発する危険性があります。交換には、製造元が推奨する同タイプまたは同等タイプのバッテリだけ使用してください。使用済みのバッテリは、製造元の指示に従って廃棄してください。