Cisco VPN クライアント管理者ガイド リリース 5.0
VPN クライアント ソフトウェアのカスタマイズ
VPN クライアント ソフトウェアのカスタマイズ
発行日;2012/06/01 | 英語版ドキュメント(2010/05/19 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

VPN クライアント ソフトウェアのカスタマイズ

ユーザによる操作なしの VPN クライアントのインストール

MSI を使用したサイレント インストール

サイレント インストールによる SetMTU の起動

Mac OS X 用 VPN クライアント GUI のカスタマイズ

VPN クライアント ソフトウェアのカスタマイズ

この章では、シスコのブランドを、ユーザが所属する組織のブランドに置き換える方法について説明します。VPN クライアント ソフトウェアをインストールすると、このソフトウェアを起動したときに、メニュー、ウィンドウ、ダイアログ、およびアイコンには、ユーザの組織名、プログラム名、およびのアプリケーション名が表示されます。

またこの章では、Windows プラットフォームにおいて、プロンプトを表示せずにユーザがこのソフトウェアを自動的にインストールできるように、このソフトウェアを設定する方法についても説明します。この機能は、 サイレント インストール と呼ばれています。

VPN クライアントソフトウェアをカスタマイズするには、次の要素を組み合わせて、この章で説明する、ユーザ独自の配布イメージを作成します。

すべてのプラットフォームで、次のものをカスタマイズできます。

シスコ ソフトウェア配布 CD に格納されているシスコ システムズ イメージ。

シスコ ブランドを置き換えるためのユーザ独自のポータブル ネットワーク グラフィック(PNG)( 表 10-1 )およびアイコン ファイル。

VPN クライアント ソフトウェアをグローバルに設定するための vpnclient.ini ファイル(「リモート ユーザに関する VPN クライアントの事前設定」を参照)。

接続エントリごとの個別プロファイル(.pcf)ファイル(「リモート ユーザに関する VPN クライアントの事前設定」を参照)。

表 10-1 に、VPN クライアントで使用される GUI イメージ(ポータブル ネットワーク グラフィック)ファイルを示します。これらをユーザ自身のイメージ ファイルに置き換える場合は、いずれのイメージ ファイルの名前もリストのとおりに正確に付ける必要があります。名前が正確に付けられていない場合、VPN Client GUI はそのイメージ ファイルを認識しません。

 

表 10-1 ポータブル ネットワーク グラフィック ファイル

PNG ファイル
説明

splash_screen.png

GUI 起動時に、2~ 5 秒間表示されるスプラッシュ画面。この画面には、ロゴ、製品名とバージョン、および著作権情報が表示されます。

ブランドが変更されたスプラッシュ画面グラフィックは、ステータス テキストを表示するボックスが収まるように少なくとも 280 ピクセル幅である必要があります。グラフィックの最下部には、フル幅の空白領域がなくれはならず、その高さは 36 ピクセル以上でなければなりません。

title_bar.png

タイトルバーの左端にあるイメージ

connected.png

接続がアクティブなときに接続エントリの隣に表示されるイメージ

logo.png

シンプル モードおよび拡張モードのメイン ダイアログに表示される組織ロゴ

password_logo.png

パスワード ダイアログ(XAuth)、グループ名、およびパスワード用の組織ロゴ

profile_logo.png

プロファイル ダイアログの新規作成/修正用の組織ロゴ

status_down_arrow.png

拡張モードのステータスバー上の下向き矢印。ステータスバー表示を変更する場合に使用します。

cancel.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [Cancel] ボタン

connect_pressed.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [Connect] のボタン(押下された状態)

disconnect.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [Disconnect] ボタン

disconnect_pressed.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [Disconnect] のボタン(押下された状態)

new_profile.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [New] ボタン

new_profile_pressed.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [New] のボタン(押下された状態)

import_profile.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [Import] ボタン

import_profile_pressed.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [Import] のボタン(押下された状態)

modify_profile.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [Modify] ボタン

modify_profile_pressed.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [Modify] のボタン(押下された状態)

delete_profile.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [Delete] ボタン

delete_profile_pressed.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Delete] ボタン(押下された状態)

import_certificate.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Import] ボタン

import_certificate_pressed.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Import] ボタン(押下された状態)

export_certificate.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Export] ボタン

export_certificate_pressed.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Export] ボタン(押下された状態)

delete_certificate.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Delete] ボタン

delete_certificate_pressed.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Delete] ボタン(押下された状態)

enroll_certificate.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Enroll] ボタン

enroll_certificate_pressed.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Enroll] ボタン(押下された状態)

verify_certificate.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Verify] ボタン

verify_certificate_pressed.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Verify] ボタン(押下された状態)

show_certificate.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Show] ボタン

show_certificate_pressed.png

拡張モードの証明書表示ツールバー上の [Show] ボタン(押下された状態)

enable_log.png

拡張モードの接続エントリ ツールバー上の [Enable] ボタン

enable_log_pressed.png

拡張モードのログ表示ツールバー上の [Enable] ボタン(押下された状態)

disable_log.png

拡張モードのログ表示ツールバー上の [Disable] ボタン

disable_log_pressed.png

拡張モードのログ表示ツールバー上の [Disable] ボタン(押下された状態)

clear_log.png

拡張モードのログ表示ツールバー上の [Clear] ボタン

clear_log_pressed.png

拡張モードのログ表示ツールバー上の [Clear] ボタン(押下された状態)

options_log.png

拡張モードのログ表示ツールバー上の [Options] ボタン

options_log_pressed.png

拡張モードのログ表示ツールバー上の [Options] ボタン(押下された状態)

show_log.png

拡張モードのログ表示ツールバー上の [Show] ボタン

show_log_pressed.png

拡張モードのログ表示ツールバー上の [Show] ボタン(押下された状態)

arrow_up.png

プロファイルの新規作成/修正ダイアログの [Backup Servers] タブの上矢印ボタン

arrow_down.png

プロファイルの新規作成/修正ダイアログの [Backup Servers] タブの下矢印ボタン

次のアイコン ファイルも置き換えることができます(ただし、同じ名前のアイコン ファイルを使用する必要があります)。

connected.ico:接続されているときのトレイ アイコン(また、リソース ファイル内の vpngui.exe アイコン)

unconnected.ico:接続されていないときのトレイ アイコン

disconnecting.ico:接続解除中のトレイ アイコン

ユーザによる操作なしの VPN クライアントのインストール

ここでは、MSI のインストールにおいて、ユーザが操作を行わずにインストールを行う方法を説明します。ユーザによる操作なしで VPN クライアントをインストールする方法を サイレント モード と呼びます。サイレント モードでは、画面にメッセージやプロンプトが表示されません。


) サイレント インストールを開始するには、コマンド ラインで vpnclient.exe コマンドを -sd パラメータと共に使用します。たとえば、vpnclient -sd toVPN のように入力します。vpnclient コマンドについては、「自動 VPN 実行の構成:Windows のみ」を参照してください。


MSI を使用したサイレント インストール

画面上にダイアログやメッセージ(ユーザ インターフェイス)を表示せずに、VPN クライアントをインストールするには、コマンド ラインで次の 2 つのコマンドのいずれかを使用します。

msiexec.exe /q [ n | b | r | f ] /i vpnclient_setup.msi

または

vpnclient_en.exe /q [ n | b | r | f ]

 

オプション
表示される内容

q または qn

ユーザ インターフェイスなし。インストールが成功したかどうかを判断するために、ロギングをイネーブルにすることを推奨します。その理由は、このオプションを選択すると、致命的なエラーのメッセージを含むすべての情報が表示されなくなるためです。

qb

基本的なユーザ インターフェイスであり、Windows Installer により生成される限られた範囲の進行状況ダイアログです。このオプションでもロギングをイネーブルにすることを推奨します。

qr

簡略化されたユーザ インターフェイスであり、完全なユーザ インターフェイス オプションと同様ですが、全ダイアログのサブセットのみを含みます。たとえば、このオプションでは、ウェルカム メッセージ、使用許諾契約書、宛先フォルダ、および起動ダイアログが表示されますが、ユーザは宛先フォルダを変更できません。

qf

すべてのダイアログを含む完全なユーザ インターフェイス。これがデフォルトの設定です。

サイレント インストールによる SetMTU の起動

SetMTU ユーティリティはサイレント モードで自動的に起動し、すべての取り付け済みのアダプタに対して値 1300 を設定します。インストール時に SetMTU ユーティリティをディセーブルにするには、コマンドラインで LAUNCHSETMTU プロパティを 0 に設定します。MTU 値を変更するには、SETMTUVALUE を value に設定します。0 に設定されている DNE MtuAdjuistment パラメータを上書きするには、DNEMTUADJUSTMENT を value に設定します。

たとえば、SetMTU をディセーブルにし、DNE Mtuadjustment を 144 に設定するには、次のコマンドを実行します。

vpnclient_setup.msi LAUNCHSETMTU=0 DNEMTUADJUSTMENT=144

SetMTU ユーティリティについては、「MTU サイズの変更」を参照してください。

Mac OS X 用 VPN クライアント GUI のカスタマイズ

Mac OS X プラットフォーム用 VPN クライアント GUI をカスタマイズするには、カスタム イメージをインストーラ ディレクトリの Resources フォルダに置きます。

図 10-1 は、vpnclient インストーラ ディレクトリを示しています。このディレクトリの Profiles フォルダと Resources フォルダには、インストーラ パッケージと各種事前設定済みのファイルが格納されています。

Resources フォルダには、VPN クライアントのすべてのイメージが格納されています。

図 10-1 VPN クライアント インストーラ ディレクトリ

 

 

カスタムのイメージを配布するには、Resources フォルダ内のイメージ ファイルをユーザが独自に作成したカスタム イメージに置き換えます。例:

ロゴをカスタマイズするには、ファイル /etc/CiscoSystems/Resources/logo.png をユーザ独自のカスタム ロゴに置き換えます。

スプラッシュ画面をカスタマイズするには、ファイル /etc/CiscoSystems/Resources/splash_screen.png をユーザ独自のカスタム スプラッシュ画面に置き換えます。

VPN クライアントのインストール時、Resources ファイルのイメージがクライアント GUI として使用されます。