VPN Client アドミニストレータ ガイド Release 4.0
Windows Installer(MSI)の情報
Windows Installer(MSI)の情報
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Windows Installer(MSI)の情報

InstallShield と MSI との相違

VPN Client 用の MSI の起動

MSI を起動する代替法

コマンドラインを使用した MSI の起動

MSI アイコンを使用した MSI の起動

インストール中のロギング

Windows Installer(MSI)の情報

この章では、ネットワーク管理者のために Microsoft Windows Installer の使用法を説明します。エンド ユーザのための手引書としては、『Cisco VPN Client ユーザ ガイド Windows 版』の第 2 章を参照してください。VPN Client アプリケーションのカスタマイズに関する情報については、「 MSI トランスフォームを使用する VPN Client のカスタマイズ」を参照してください。ユーザの介入なしでの MSI のインストール方法については、「 ユーザによる操作なしでの VPN Client のインストール」を参照してください。

この章の主な内容は、次のとおりです。

InstallShield と MSI との相違

VPN Client 用の MSI の起動

インストール中のロギング

InstallShield と MSI との相違

表 7-1 に、InstallShield と MSI によるインストールの相違をまとめてあります。

 

表 7-1 InstallShield と MSI の機能の比較

InstallShield
MSI

Windows 9.x を含むすべてのプラットフォーム上でサポートされている。

Windows NT SP6、Windows 2000、および Windows XP だけでサポートされている。

旧バージョンの VPN Client を検出し、アンインストールする。

旧バージョンの VPN Client を検出するが、自動的にアンインストールしない。[プログラムの追加と削除]([アプリケーションの追加と削除])を使用して、旧バージョンをアンインストールします。

ベンダー独自のインストール パッケージ、およびカスタマイジング プロセスを提供する。

標準のインストール パッケージ、およびカスタマイジング プロセスを提供する。

サイレント インストールで、エラーを含むすべてのダイアログとメッセージが抑制される。

サイレント インストールを、エラー レポートを含むようにカスタマイズ可能。

インストールの失敗時に自動ロールバックはなし。

インストールの失敗時に自動ロールバックを行い、インストール試行中にシステムに加えられた変更を取り消す。

最初の使用時に消去されたファイル、または破壊されたファイルの自動的な置き換えはなし。

最初の使用時に消去されたファイル、または破壊されたファイルを自動的に置き換える。[スタート]|[プログラム]にあるショートカットに関連したレジストリ キーを置き換えます。

VPN Client 用の MSI の起動

MSI を使用して VPN Client 4.0 をインストールするには、Windows Installer バージョン 2.0 が必要です。これは、Windows XP では標準で組み込まれていますが、windows NT 4.0(SP6)、または Windows 2000 では標準ではありません。MSI を使用して Windows NT、および Windows 2000 上に VPN Client をインストールするときには、MSI により Windows Installer がインストールされるか、バージョン 2.0 にアップグレードされます。これは 1 度だけ行われます。

VPN Client をインストールするには、管理者、または高い特権を持つ制限付きユーザである必要があります。ただし、高い特権を持つ制限付きユーザがインストールする場合、インストール プログラムにより VPN Client が[プログラム]メニューに追加されのは、すべてのユーザに対してではなく、VPN Client をインストールしたユーザに対してだけです。

MSI を起動する代替法

MSI を起動するには、いくつかの方法があります。『Cisco VPN Client ユーザ ガイド Windows 版』では、ウィザード(vpnclient_en.exe)を実行させる実行可能プログラムを使用して、VPN Client をインストールする方法を説明しています。この方法では、必要に応じて、Windows Installer がインストールされるか、バージョン 2.0 にアップグレードされます。Windows Installer は、この方法によってだけインストールされます。

コマンドラインを使用した MSI の起動

Windows Installer 2.0 がすでにインストールされている場合は、次のようにコマンドラインで msiexec.exe コマンドを使用して VPN Client をインストールできます。

msiexec.exe /i vpnclient_en.msi [options]

ここで、

/i は、インストール スイッチです。

vpnclient_en.msi は、インストールされるアプリケーションです。


) msiexec.exe コマンドに関する詳細な資料については、Windows Installer バージョン 2.0 の Microsoft Platform SDK(2001 年 8 月)を参照してください。


MSI アイコンを使用した MSI の起動

Windows Installer がすでにインストールされている場合は、MSI アイコンをダブルクリックして、インストール パッケージを起動できます。

図 7-1 MSI アイコン

 

インストール中のロギング

MSI による VPN Client のインストール中に発生したことについて詳しく知るには、コマンドラインで次のオプションを指定して msiexec.exe コマンドを実行し、ロギングを開始する必要があります。

msiexec.exe /l [ i | w | e | a | r | u | c | m | o | p | v | + | ! | * ] logfile

ここで、

/l は、ロギングをオンにするスイッチです。

logfile は、ロギング情報を保存するファイルの名前です。

 

例7-1 ロギング付きインストール

オプション
提供される情報

i

ステータス メッセージ

w

致命的でない警告

e

すべてのエラー メッセージ

a

起動アクション

r

アクション固有の記録

u

ユーザ要求

c

初期のユーザ インターフェイス パラメータ

m

メモリ不足、または致命的な終了の情報

o

ディスク容量不足のメッセージ

p

端末プロパティ

v

詳細出力

+

既存ファイルへの追加

!

各行をログへ送信

*

詳細オプションで生成されないすべての情報のログ

次のコマンドでは、VPN Client がインストールされ、すべての情報(*v)のログが記録されます。また、このコマンドでは、各行がログファイルに送信されるよう(!)指定しています。

msiexec /i vpnclient_en.msi /l*v! vpnclient_msi.log

例7-2 コマンドラインからの実行可能プログラムを使用したロギング付きインストール

次のコマンドでは、VPN Client がインストールされ、すべての情報がログ ファイルに記録されます。

vpnclient_en.exe /l*v! vpnclient_msi.log

) ロギングが実行されるようにするには、常に ! オプションを指定する必要があります。その理由は、このオプションを指定しないと、多くの Installer イベントが記録されないからです。