Cisco Security MARS インストレーション セットアップ ガイド Release 4.x
アプライアンスの設置
アプライアンスの設置
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

アプライアンスの設置

設置に関するクイック リファレンス

MARS アプライアンスのラックへの設置

AC 電源への接続

ケーブルの接続

アプライアンスの電源投入

アプライアンスの動作確認

アプライアンスの設置

この章では、Cisco Security Monitoring, Analysis, and Response System Appliance(MARS アプライアンス) 4.xを開梱して設置する方法について説明します。安全に関する情報、環境要件、ラックへの設置方法、およびアプライアンスのケーブル接続の方法が記載されています。説明する内容は、次のとおりです。

「設置に関するクイック リファレンス」

「MARS アプライアンスのラックへの設置」

「AC 電源への接続」

「ケーブルの接続」

「アプライアンスの電源投入」

「アプライアンスの動作確認」

設置に関するクイック リファレンス

表4-1 に、設置および初期設定の作業概要を示します。設置および初期設定が完了したら、MARS アプライアンスを詳細に設定して、Security Threat Mitigation(STM;セキュリティ脅威軽減)サービスを実現するために、ブラウザおよび HTML インターフェイスの使用方法について、次のマニュアルを参照してください。

User Guide for Cisco Security MARS Local Controller Version 4.1.x

User Guide for Cisco Security MARS Global Controller Version 4.1.x

 

表4-1 クイック リファレンス

作業
参照先

ラック マウント キットを使用して、MARS アプライアンスをラックに設置する

「MARS アプライアンスのラックへの設置」

MARS アプライアンスを AC 電源に接続する

「AC 電源への接続」

ネットワークおよびコンソール ケーブルを接続する

「ケーブルの接続」

アプライアンスの電源をオンにする

「アプライアンスの電源投入」

初回の起動を確認する

「アプライアンスの動作確認」

MARS アプライアンスの初期設定を行う

「MARS アプライアンスの初期設定」

MARS アプライアンスを設定して、レポーティング デバイスをモニタする

「次の作業」

MARS アプライアンスのラックへの設置

ここでは、MARS アプライアンスをラックに設置する手順について説明します。ラックは、床、天井、または壁面上部、および隣接ラック(使用する場合)に適切に固定する必要があります。ラックは、業界規格に指定されている床用および壁面用の留め具および補強材を使用して固定しなければなりません。

MARS アプライアンスをラックに設置する前に、「設置場所の準備」を読み、適切な設置場所および環境条件を把握しておいてください。説明を読まなかったり、記載されている注意事項に従わなかった場合、正常に設置することができず、システムおよびコンポーネントを損傷する原因になります。MARS アプライアンスの設置および作業を行うときは、ここで説明する手順に従ってください。

ここでは、標準ラックおよびアプライアンスに付属のラック レールを使用する場合の設置手順について説明します。ラックにはさまざまな種類があるので、アプライアンスをラックに設置する場合の一般的なガイドとして参照してください。

MARS アプライアンスの設置および作業を行うときは、次の注意事項に従ってください。

システムを設置する前に、すべての電源コードおよび外部ケーブルを外してください。

システムは、各国および地域の電気規格に従って設置してください。

米国:National Fire Protection Association(NFPA)70、United States National Electrical Code

カナダ:Canadian Electrical Code、Part I、CSA C22.1

その他の国:国および地域の電気規格がない場合、IEC 364、Part 1 ~ 7 を参照してください。

危険を伴う作業は、一人では行わないでください。

人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。

確実に固定されていないラックには、MARS アプライアンスを設置しないでください。システムの損傷および人身事故の原因になります。

コンピュータ システムのサイズおよび重量を考慮し、一人でコンピュータ システムを設置することは絶対に避けてください。

ラックへの設置に関するその他の安全情報について、「ラックマウントに関する注意事項」を参照してください。


警告 ラックに装置を設置したり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次の注意事項を守ってください。

ラックに設置する装置が 1 台だけの場合には、ラックの一番下に取り付けます。

ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。

ラックにスタビライザが提供されている場合には、ラック内に装置を設置したり、ラック内で装置の作業を行う前に、スタビライザを取り付けてください。


 

ラックは、RU(ラック ユニット)単位で測定します。1 RU は、44 mm(1.75 インチ)です。MARS アプライアンスには、次のラック スペースが必要です。

 

表4-2 アプライアンスの寸法(RU)

モデル
寸法

MARS 20

1 RU × 16 インチ

MARS 50

1 RU × 25.6 インチ

MARS 100 および 100e

3 RU × 25.6 インチ

MARS 200、GC、および GCm

4 RU × 25.6 インチ

ラック レール コンポーネントは、次のとおりです。()内の数字は、図4-1に対応しています。

伸縮レール × 2(1、2)

ケーブル マネジメント アーム × 1(3)

バッグ内:

ワッシャ付き丸頭ネジ × 9(4)

丸頭ネジ × 6(5)

ケージ ナット × 6(6)

マジックテープ(7)

図4-1 ラック レール コンポーネント

 

MARS アプライアンスをラックに設置する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ラック アセンブリに伸縮レールを取り付けます。

a. サーバ レール(1)を最大限に伸ばします(図4-2)。

b. グリーンのスプリング プレート(2)を押して、サーバ レールを引き出します(1)(シャーシに取り付けるまで、脇に置いておきます)。

図4-2 サーバ レールの取り外し

 

c. ドライバを使用して(1)、中央のレールをレールの端に押し込みます(図4-3)。

図4-3 レールの引き伸ばし

 


) 取り付け時に調整できるように、ネジは締めすぎないでください。拡張ブラケットが付いている外側レール/ブラケット アセンブリ(1)が左側になるように組み立てます。


d. 外側の伸縮レール(1)の前方の端を、ラックに取り付けます(図4-4)。

図4-4 ラックへのレール前方の取り付け

 


) レールの左側は、ケーブル アーム用です。


e. レールの後方の端を、ラックに取り付けます(図4-5)。

図4-5 ラックへのレール後方の取り付け

 

f. 反対側のレールおよびラック アセンブリについて、同じ作業を繰り返します。

g. 中央のレールを 30 cm ほど引き伸ばし、ネジで固定します(図4-6)。そのあと、中央のレールを元の位置に押し戻します。

図4-6 伸縮レールのネジの取り付け

 


) ブラケットとレール間に多少の余裕を持たせておくと、ラックへのレールの取り付けが容易になります。レールをラックに取り付けたあと、ネジを締めます。


ステップ 2 シャーシをラックに取り付けます。

a. 3 本のネジを使用して、シャーシと内側レールを固定します(図4-7)。反対側のサーバ レールも同様に固定します。

図4-7 レールへのシャーシの取り付け

 

b. シャーシをラック内に挿入します(図4-8)。

図4-8 ラックへのシャーシの挿入

 

c. シャーシを何度か前後に移動しながら差し込みます。手順 1d に示したすべてのネジを使用して固定します。

d. マネジメント アームの穴に、6 本のマジックテープを取り付けます(図4-9)。

図4-9 マネジメント アームへのマジックテープの取り付け

 

e. ケーブル マネジメント アームの後ろ側を、後方レールに取り付け、クリップを固定します。さらに、ケーブル マネジメント アームの前側を内側レールに取り付け、クリップを固定します(図4-10)。

図4-10 マネジメント アームの取り付け

 

f. ケーブルをケーブル マネジメント アームに沿って配線し、マジックテープを留めてケーブルをアームに固定します(図4-11)。

図4-11 マネジメント アームへのケーブルの取り付け

 

g. サーバを奥まで挿入します。ケーブルが重すぎてサーバを移動できない場合には、ドライバでカムを調整すると、ケーブル マネジメント アームが水平になります(図4-12)。

図4-12 ラックへのサーバの固定

 


警告 この製品は設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。ヒューズまたは回路ブレーカーが、120 VAC、15 A(米国/カナダ)、240 VAC、10 A(その他の国)を超えていないことを確認してください。



 

AC 電源への接続


警告 この製品にはアースが必要です。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技師に確認してください。


付属の電源コードを使用して、AC 電源レセプタクルを AC 電源に接続します。装置によっては、電源コードが 2 本あります。それぞれ、アプライアンスの各 AC 電源レセプタクルに使用します。

ケーブルの接続

MARS アプライアンスをネットワークに接続するには、Unshielded Twisted Pair(UTP;シールドなしツイストペア)銅線イーサネット ケーブルと、標準 RJ-45 互換プラグを使用します。MARS アプライアンスには、標準コンピュータ用電源コード 1 または 2 本、Cat 5 クロス ケーブル 1 本、および電話線 1 本が付属しています。MARS アプライアンスからのポケットベルおよび SMS ベースのアラートをイネーブルにするには、電話ジャックが必要です。


警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。


ケーブルを接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Ethernet 0 ポートにネットワーク ケーブルを接続します。「ハードウェアの概要」の背面図を参照して、Ethernet 0 ポートの位置を確認してください。

ステップ 2 組み込みモデムを使用するには、付属の電話線を使用して、アプライアンスのラインイン ジャックを電話ジャックに接続します。「ハードウェアの概要」の背面図を参照して、ラインイン ジャックの位置を確認してください。

ステップ 3 「コンソール接続の確立」に説明されている方法の 1 つを使用して、コンソールをコンソール/シリアル ポートに接続します。複数のコンソール接続を行うこともできます。


 

アプライアンスの電源投入

アプライアンスの電源をオンにする前に、すべてのケーブルおよびコードが対応するジャックおよびソケットに確実に接続されていることを確認してください。また、アプライアンスのファン用の通気口の周囲に十分な空間があり、アプライアンスの吸気口が塞がれていないことを確認します。


ステップ 1 アプライアンスの背面パネルにあるアプライアンスの電源装置のスイッチを押して、オンの位置にします(モデルによっては、スイッチは 1 つだけです)。

ステップ 2 上端のラッチのネジをはずして、前面パネルを開きます。

ステップ 3 アプライアンスの前面パネルの主電源スイッチを押して、オンの位置にします。

MARS アプライアンスは、起動するまでに 2 分程かかります。


警告 アプライアンスの電源投入後に大きなビープ音がした場合には、背面パネルを調べ、両方のアプライアンス電源スイッチが完全にオンの位置になっているかどうかを確認してください。両方のスイッチを確実にオンの位置にしても、まだビープ音が続く場合には、電源装置が故障している可能性があります。アプライアンスの電源をオフにし、製品を購入した代理店に連絡してください。



 

アプライアンスの動作確認

MARS アプライアンスの稼働中は、ブルーの電源インジケータが点灯します。ホットスワップ対応の各ハード ドライブは、グリーンのインジケータが点灯します。装置は、異常音がなく、比較的静かに稼働している必要があります。

装置が稼働したら、ソフトウェアの設定を開始します。デフォルト設定の詳細については、 第5章「MARS アプライアンスの初期設定」 を参照してください。