Cisco Security Manager 4.0 ユーザ ガイド
サービス品質の設定
サービス品質の設定
発行日;2012/02/04 | 英語版ドキュメント(2010/06/21 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 15MB) | フィードバック

目次

サービス品質の設定

Cisco IOS ルータにおけるサービス品質

サービス品質と CEF

マッチング パラメータについて

マーキング パラメータについて

キューイング パラメータについて

テール ドロップと WRED

低遅延キューイング

デフォルト クラス キューイング

ポリシング パラメータとシェーピング パラメータについて

トークン バケット メカニズムについて

コントロール プレーン ポリシングについて

QoS ポリシーの定義

インターフェイスでの QoS の定義

コントロール プレーンでの QoS の定義

QoS クラスのマッチング パラメータの定義

QoS クラスのマーキング パラメータの定義

QoS クラスのキューイング パラメータの定義

QoS クラスのポリシング パラメータの定義

QoS クラスのシェーピング パラメータの定義

サービス品質ポリシー ページ

[QoS Policy] ダイアログボックス

[QoS Class] ダイアログボックス

[QoS Class] ダイアログボックス - [Matching] タブ

[Edit ACLs] ダイアログボックス - QoS クラス

[QoS Class] ダイアログボックス - [Marking] タブ

[QoS Class] ダイアログボックス - [Queuing and Congestion Avoidance] タブ

[QoS Class] ダイアログボックス - [Policing] タブ

[QoS Class] ダイアログボックス - [Shaping] タブ

サービス品質の設定

この章は、次の内容で構成されています。

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」

「サービス品質ポリシー ページ」

Cisco IOS ルータにおけるサービス品質

Quality of Service(QoS; サービス品質)とは、選択されたネットワーク トラフィックに優先的にサービスを提供するというネットワークの機能です。さまざまな基本技術(フレーム リレー、ATM、イーサネットおよび 802.1 ネットワーク、SONET、IP ルーテッド ネットワークなど)が使用されます。QoS 機能では、次の点から、ネットワーク サービスの予測可能性が向上します。

専用帯域幅のサポート

損失特性の改善

ネットワーク輻輳の回避および管理

ネットワーク トラフィックのシェーピング

ネットワークでのトラフィックのプライオリティの設定

QoS は一般に、サービス プロバイダーへのエントリ ポイントおよび複数の回線が収束する統合ポイントで使用されます。また、QoS は、速度の不一致が発生する場所(WAN と LAN の間の境界など)で役立ちます。これらの場所は、トラフィックの輻輳ポイントとなる場合が多くあるためです。

Security Manager の QoS ポリシーは、Cisco Systems Modular QoS CLI(MQC)に基づきます。MQC によって、Cisco IOS ソフトウェアでサポートされているすべてのプラットフォーム上で QoS 機能の CLI と意味が標準化されます。また、QoS の展開にモジュール式の拡張性の高いフレームワークが提供されます。Security Manager では、主要な QoS 機能を 1 つのダイアログボックスにまとめた MQC 用の使いやすいインターフェイスが提供されており、ルータに出入りする選択されたトラフィックに対して QoS ポリシーを効率的に作成できます。

Security Manager で QoS ポリシーを定義する手順については、「QoS ポリシーの定義」を参照してください。

関連項目

「サービス品質と CEF」

「マーキング パラメータについて」

「キューイング パラメータについて」

「ポリシング パラメータとシェーピング パラメータについて」

サービス品質と CEF

Cisco Express Forwarding(CEF; シスコ エクスプレス フォワーディング)は、あらゆる種類のネットワークのパフォーマンスとスケーラビリティを最適化する高度なレイヤ 3 IP スイッチング テクノロジーです。Cisco IOS ルータが入力インターフェイスから出力インターフェイスにパケットを転送する最速の方式を定義します。

Security Manager で設定できる特定の QoS 機能(クラスベースのポリシングやクラスベースの重み付けランダム早期検出など)は、CEF を実行するルータだけでサポートされます。Cisco 800 シリーズから Cisco 7200 シリーズのすべてのルータには、これらの QoS 機能のために CEF が必要です。Cisco 7500 シリーズには、distributed CEF(dCEF; 分散 CEF)が必要です。


) 一覧については、Cisco.com の次の URL で、『When is CEF Required for Quality of Service』を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/tech/tk39/tk824/technologies_tech_note09186a0080094978.shtml


デフォルトでは、CEF はルータの初期設定の一部としてイネーブルになっています。CEF がルータでイネーブルかどうかを確認するには、 show ip cef コマンドを使用します。CEF インターフェイス設定ポリシーを使用して、CEF を設定できます(「Cisco IOS ルータでの CEF インターフェイス設定」を参照)。ただし、ルータで CEF がイネーブルになっていない場合は、CEF をアクティブにするとルータのパケット ストリーミングに重大な影響を与える場合があります。CEF をイネーブルにする前に、ルータのマニュアルを参照してください。

関連項目

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」

マッチング パラメータについて

マッチング パラメータを定義するには、QoS が実行されているトラフィックを識別します。つまり、対象のパケットを分類します。分類ツールとして、プロトコル タイプ、IP Precedence(IPP)値、Differentiated Service Code Point(DSCP; DiffServ コード ポイント)値、ACL など、さまざまな基準を使用できます。

トラフィック クラスは、一連の一致基準と、この基準を評価する方法で構成されます。たとえば、特定のプロトコルと DSCP 値に基づく一致基準を使用してクラスを定義するとします。次に、パケットがこのクラスと一致するためには、定義した基準のうちの 1 つとだけ一致すればよいと指定します。または、パケットがこのトラフィック クラスと一致するためには、定義した基準すべてと一致する必要があると指定することもできます。

定義したトラフィック クラスのメンバーであるパケットは、ポリシー マップで定義された QoS 指定に従って転送されます。一致基準を満たさないパケットは、デフォルトのトラフィック クラスのメンバーとして分類されます。

QoS ポリシーでのマッチング パラメータの定義については、「QoS クラスのマッチング パラメータの定義」を参照してください。

関連項目

「QoS ポリシーの定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」

マーキング パラメータについて

マーキング パラメータを使用してパケットを分類できます。この方法では、トラフィック記述子を使用して特定のグループ内のパケットを分類します。これにより、パケットが定義され、ネットワークで QoS 処理を行うためにアクセスできるようになります。トラフィック ポリサーとトラフィック シェーパーは、いずれもパケット分類を使用して、送信元と自分のネットワークとの間で合意された契約済みサービス レベルに適合するようにします。また、マーキング パラメータを使用すると、特定の QoS 分類であればデバイスに到着したであろうパケットを取得して、それを再分類できます。ダウンストリーム デバイスでは、この新しい分類を使用してパケットを識別し、適切な QoS 機能をパケットに適用します。

Security Manager では、IPv4 パケット用の 2 つのタイプのマーキングが使用されます。1 つは IPP クラスに基づき、1 つは DSCP 値に基づきます。IPP は、各パケットの Type of Service(ToS; タイプ オブ サービス)バイト内の 3 つの最上位ビットに基づきます。つまり、トラフィックを 8 つのクラスに分けることができます。過去の経緯から、RFC 791 で定義されているように、各 precedence 値と名前が対応付けられています。表 54-1に、重要度の低いものから高いものへという順に、数値と対応する名前を示します。

 

表 54-1 IP Precedence クラス

クラス
名前

0

routine

1

priority

2

immediate

3

flash

4

flash-override

5

critical

6

internet

7

network


) クラス 6 および 7 は一般に、ルーティング更新などのネットワーク制御情報用に予約されています。


DSCP は、ToS バイト内の 6 つの最上位ビットに基づき(残りの 2 ビットはフロー制御に使用される)、値の範囲は 0 ~ 63 です。DSCP ビットには IPP ビットが含まれるため、DSCP は IPP と下位互換性があります。

マーキングは一般に、後続のデバイスが分類マークに基づいてサービスを提供できるように、ネットワーク エッジまたは管理ドメインに近いデバイスで使用されます。

QoS ポリシーでのマーキング パラメータの定義については、「QoS クラスのマーキング パラメータの定義」を参照してください。

関連項目

「キューイング パラメータについて」

「ポリシング パラメータとシェーピング パラメータについて」

「QoS ポリシーの定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」

キューイング パラメータについて

キューイングでは、パケットに割り当てるプライオリティに基づいて、それらのパケットをインターフェイスから送信する順序を決定することによって、Cisco IOS ルータから出ていくトラフィックの輻輳を管理します。キューイングを使用すると、トラフィックに優先順位を付けて、デスクトップ ビデオ会議などの時間が重要なアプリケーションに対応すると同時に、ファイル転送などの時間への依存が少ないアプリケーションのニーズにも対応できます。

トラフィックが少ない時間帯、つまり輻輳がない場合、パケットはインターフェイスに到着するとすぐに送信されます。ただし、発信インターフェイスで伝送の輻輳が発生しているときは、インターフェイスで送信準備が整う前にパケットが到着します。キューイングなどの輻輳管理機能を使用することによって、インターフェイスで蓄積されたパケットは、インターフェイスで送信できるようになるまでキューイングされます。その後、割り当てられたプライオリティや、インターフェイスに対して設定されているキューイング メカニズムに従って、伝送がスケジュールされます。ルータでは、どのパケットがどのキューに配置されるか、および他のキューとの関係でキューにどのようにサービスが提供されるかを制御することによって、パケット伝送の順序が決定されます。

Security Manager では、Class-Based Weighted Fair Queuing(CBWFQ; クラスベース WFQ)と呼ばれるキューイング形式が使用されます。CBWFQ を使用して、一致基準に基づくトラフィック クラスを定義します。基準と一致するパケットが、このクラスのトラフィックを構成します。クラスごとに 1 つのキューが予約され、そのクラスに属するトラフィックが含まれます。キューには、割り当てられる帯域幅(固定または最小)やキュー制限(キュー内に蓄積できるパケットの最大数)などの特性を割り当てます。

CBWFQ を使用する場合、インターフェイスでのすべての帯域割り当ての合計が、使用可能なインターフェイス帯域幅の合計の 75% を超えることはできません。残りの 25% は、レイヤ 2 オーバーヘッド、ルーティング トラフィック、ベストエフォート トラフィックなど、その他のオーバーヘッド用に使用されます。たとえば、CBWFQ のデフォルト クラスの帯域幅は、残りの 25% から使用されます。

キューイングの詳細については、次の項を参照してください。

「テール ドロップと WRED」

「低遅延キューイング」

「デフォルト クラス キューイング」

QoS ポリシーでのキューイング パラメータの定義については、「QoS クラスのキューイング パラメータの定義」を参照してください。

関連項目

「マーキング パラメータについて」

「ポリシング パラメータとシェーピング パラメータについて」

「QoS ポリシーの定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」

テール ドロップと WRED

設定したキュー制限にキューが達したあと、さらにパケットが到着すると、QoS ポリシーの設定方法に応じて、テール ドロップまたはパケット ドロップが有効になります。テール ドロップは、デフォルトの対応であり、すべてのトラフィックを同様に処理し、異なるサービス クラスを区別しません。テール ドロップが有効な場合、輻輳が解消されてキューが一杯ではなくなるまで、キューからパケットがドロップされます。このことにより、グローバルな同期が発生する場合があります。グローバルな同期では、複数の TCP ホストが伝送レートを同時に下げるため、輻輳期間のあとも利用率が低い状態が続きます。

より高度な方法でキューの輻輳を管理するために、シスコではランダム早期検出を提供しています。これは、Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付けランダム早期検出)と呼ばれます。図 54-1に示すように、WRED では、出力インターフェイスが輻輳の兆候を示すようになると、パケットを選択的にドロップすることによって、テール ドロップの可能性を減少させます。キューが一杯になるのを待つのではなく、一部のパケットを早期にドロップすることによって、WRED では多数のパケットを一度にドロップすることを回避し、伝送回線を常に十分に使用できるようにします。

図 54-1 重み付けランダム早期検出

 

WRED は、トラフィックの大部分が TCP/IP トラフィックである場合にだけ役立ちます。TCP ホストは輻輳が発生すると伝送レートを下げるためです。その他のプロトコルでは、パケットの送信元が対応しないか、ドロップされたパケットを同じレートで再送信します。このため、パケットをドロップしても輻輳は軽減されません。


) WRED では、非 IP トラフィックは precedence 0(最も低い precedence 値)として処理されます。そのため、非 IP トラフィックは IP トラフィックよりもドロップされる可能性が高くなります。


関連項目

「低遅延キューイング」

「デフォルト クラス キューイング」

「キューイング パラメータについて」

低遅延キューイング

Low-Latency Queuing(LLQ; 低遅延キューイング)機能によって、厳密なプライオリティ キューイングが CBWFQ に適用されます。厳密なプライオリティ キューイングでは、音声トラフィックなどの遅延に影響されやすいデータが他のトラフィックよりも優先されます。


) さまざまなタイプのリアルタイム トラフィックを厳密なプライオリティ キューに割り当てることができますが、音声トラフィックだけを割り当てることを強く推奨します。


LLQ では、輻輳中にプライオリティ トラフィックに割り当てることができる最大帯域幅を定義します。最大を設定することで、非プライオリティ トラフィックの帯域幅が枯渇することがなくなります(つまり、このトラフィックにも帯域幅が与えられます)。デバイスが輻輳していない場合は、プライオリティ クラス トラフィックの割り当て帯域幅を超えることができます。ポリシングによって、プライオリティ キューからパケットがドロップされるため、WRED もテール ドロップ([Queue Limit] フィールドで設定)も使用されません。

LLQ が使用されない場合は、CBWFQ によって、定義されたクラスに基づいて重み付け均等化キューイングが提供されます。この場合、リアルタイム トラフィックに対して厳密なプライオリティ キューを使用できません。

関連項目

「テール ドロップと WRED」

「デフォルト クラス キューイング」

「キューイング パラメータについて」

デフォルト クラス キューイング

[Fair Queue] フィールドを使用して、デフォルト クラスで使用するために予約する必要があるダイナミック キューの数を定義します。他のクラスの一致基準を満たさないトラフィックには、このクラスが適用されます。デフォルトでは、作成されるキューの数はインターフェイス帯域幅に基づきます。

表 54-2に、インターフェイスで CBWFQ がイネーブルの場合に CBWFQ によって使用されるダイナミック キューのデフォルトの数を示します。

 

表 54-2 デフォルト クラスのキューのデフォルトの数

帯域幅の範囲
ダイナミック キューの数

64 kbps 以下

16

64 kbps より大きく 128 kbps 以下

32

128 kbps より大きく 256 kbps 以下

64

256 kbps より大きく 512 kbps 以下

128

512 kbps より大きい

256

関連項目

「テール ドロップと WRED」

「低遅延キューイング」

「キューイング パラメータについて」

ポリシング パラメータとシェーピング パラメータについて

Security Manager には、次の 2 種類のトラフィック調整メカニズムがあります。

トラフィックをポリシングするクラスベースのポリシングのレート制限機能。ポリシングによって、設定したレートにトラフィック フローを制限します。ポリシングは、選択したインターフェイスまたはコントロール プレーンで実行できます。「コントロール プレーン ポリシングについて」を参照してください。

トラフィックをシェーピングするための Distributed Traffic Shaping(DTS; 分散トラフィック シェーピング)。トラフィック シェーピングを使用すると、リモート ターゲット インターフェイスの速度とトラフィックのフローを一致させ、リモート ターゲット インターフェイスに対して定義されたポリシーにトラフィックを準拠させるために、インターフェイスを出るトラフィック(出力トラフィック)を制御できます。ダウンストリーム要件に合うようにトラフィックをシェーピングすることによって、データ レートの不一致があるトポロジのボトルネックを排除できます。シェーピングは、選択した QoS クラスまたはインターフェイス レベル(階層型シェーピング)で実行できます。

ポリシング メカニズムとシェーピング メカニズムはどちらも、パケット分類によって指定されたパケットのトラフィック記述子(「マーキング パラメータについて」を参照)を使用して、合意されたサービス レベルに適合するようにします。ポリサーとシェーパーは、通常は同じ方法でトラフィック記述子違反を識別しますが、図 54-2に示すように、違反への対応方法は異なります。

ポリサーでは通常、超過トラフィックはドロップされます。それ以外の場合、トラフィックは異なる(通常は低い)プライオリティで送信されます。

シェーパーでは通常、送信元のデータ レートが想定よりも高い場合はパケットを保持してフローをシェーピングするために、超過トラフィックはバッファ(キューイング メカニズム)を使用して遅延されます。

図 54-2 トラフィック ポリシングと トラフィック シェーピング

 

QoS ポリシーでのポリシング パラメータとシェーピング パラメータの定義については、「QoS クラスのポリシング パラメータの定義」および「QoS クラスのシェーピング パラメータの定義」を参照してください。

関連項目

「トークン バケット メカニズムについて」

「マーキング パラメータについて」

「キューイング パラメータについて」

「QoS ポリシーの定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」

トークン バケット メカニズムについて

ポリシングとシェーピングは、どちらもトークン バケット メカニズムを使用してデータ フローを規制します。トークン バケットは、転送レートの正式な定義です。バースト サイズ、平均レート、時間間隔(Tc)という 3 つの構成要素があります。次の式を使用して、任意の 2 つの値を 3 番目の値から得ることができます。

平均レート = バースト サイズ / 時間間隔

これらの用語は、次のように定義されます。

平均レート:Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)とも呼ばれ、単位時間あたりに平均で送信または転送できるデータ量を指定します。CIR は、インターフェイス上で使用可能な帯域幅の絶対値またはパーセンテージとして定義されます。パーセンテージとして定義された場合、ビット/秒(bps)での同等の値が、ポリシーで定義されたインターフェイス帯域幅およびパーセント値に基づいて展開後に計算されます。


) インターフェイス帯域幅が変わる(たとえば、帯域幅が追加される)と、CIR の bps 値は、更新された帯域幅の量に基づいて再計算されます。


バースト サイズ:認定バースト(Bc)サイズとも呼ばれ、スケジューリングの問題を発生させずに特定の時間内に送信できるバーストごとのデータ量を指定します。CIR の計算にパーセンテージを使用する場合、バースト サイズはミリ秒単位で測定されます。

時間間隔:測定間隔とも呼ばれ、バーストあたりの時間を秒単位で指定します。この間隔の整数倍にわたって、インターフェイスのビット レートが平均レートを超えることはありません。ただし、ビット レートはこの間隔内では任意の速度である場合があります。

トークン バケットのたとえで言えば、トークンは特定のレートでバケットに入れられます。これらのトークンは、送信元が特定の数のビットをネットワークに送信する権限を表します。パケットを送信するには、レギュレータ(ポリサーまたはシェーパー)によって、パケット サイズと等しい数のトークンがバケットから削除される必要があります。

Security Manager では、図 54-3に示すように、2 バケット アルゴリズムが使用されます。最初のバケットは適合バケット、2 番目のバケットは超過バケットです。適合バケットの全体サイズは、通常のバースト サイズとして指定されたバイト数です。超過バケットの全体サイズは、最大バースト サイズで指定されたバイト数です。どちらのバケットも最初は一杯であり、トークンの到着レート(CIR によって決定される)に基づいて更新されます。到着パケットのバイト数が適合バケット内のバイト数よりも小さい場合、パケットは適合します。必要な数のトークンが適合バケットから削除され、定義された適合アクションが実行されます(たとえば、パケットは送信されます)。超過バケットには影響はありません。

適合バケット内に十分なトークンがない場合、パケットのバイト数に対して超過トークン バケットがチェックされます。2 つのバケットを合わせると十分なトークンがある場合、パケットに対して超過アクションが実行され、必要なバイト数が各バケットから削除されます。超過バケット内に十分なバイト数がない場合、パケットはバースト制限に違反しており、パケットに対して違反アクションが実行されます。

図 54-3 2 トークン バケット アルゴリズム

 

トラフィック ポリシングを使用する場合、トークン バケット アルゴリズムには、各パケットに対して 3 つのアクションがあります。適合アクション、超過アクション、およびオプションの違反アクションです。たとえば、適合したパケットは送信するように設定し、超過したパケットはプライオリティを下げて送信するように設定し、違反したポリシーはドロップするように設定できます。

トラフィック ポリシングは、多くの場合、ネットワークに出入りするトラフィックのレートを制限するためにネットワークのエッジのインターフェイスで設定されます。最も一般的なトラフィック ポリシングの設定では、適合したトラフィックは送信され、超過したトラフィックはプライオリティを下げて送信されるかドロップされます。ネットワークのニーズに合わせて、これらの設定オプションを変更できます。

トラフィック シェーピングを使用する場合、トークン バケット メカニズムには、すぐに送信できないパケットを保持するためのデータ バッファが含まれます(ポリサーにはこのようなバッファはありません)。トークン バケットでは、バーストにおいてパケットの送信が許可されますが、バケットの容量 + 時間間隔×補充レートよりもフローが速くならないように、この機能には限度が設定されます。また、長期の伝送レートが CIR を超えないことも、バッファによって保証されます。

関連項目

「コントロール プレーン ポリシングについて」

「ポリシング パラメータとシェーピング パラメータについて」

コントロール プレーン ポリシングについて

コントロール プレーン ポリシング機能を使用すると、ルータの Control Plane(CP; コントロール プレーン)に入ってくる入力トラフィックを管理できます。CP とは、ルート プロセッサ上でプロセス レベルで実行されるプロセスのコレクションのことです。これらのプロセスのコレクションにより、ほとんどの Cisco IOS 機能に高レベルの制御が提供されます。コントロール プレーン ポリシングによって、Cisco IOS ルータおよびスイッチの CP が偵察や Denial-of-Service(DoS; サービス拒絶)攻撃から保護され、CP は、ルータまたはスイッチで攻撃や過大なトラフィック負荷があっても、パケットの転送とプロトコルの状態を維持できます。

コントロール プレーン ポリシング機能では、CP は、独自の入力ポートと出力ポートを持つ個別のエンティティとして扱われ、Security Manager を使用して入力で QoS ポリシーを設定できます。これらのポリシーは、パケットが CP に入るときに適用されます。指定したレート制限に達したあとは不要なパケットが増加しないように QoS ポリシーを設定できます。たとえば、システム管理者は、CP 宛のすべての TCP/SYN パケットを 1 Mbps の最大レートに制限できます。この制限を超えるパケットは、サイレントに廃棄されます。

次のタイプのレイヤ 3 パケットが CP に転送され、集約コントロール プレーン ポリシングによって処理されます。

ルーティング プロトコル制御パケット

ルータのローカル IP アドレス宛のパケット

SNMP、Telnet、Secure Shell(SSH; セキュア シェル)などの管理プロトコルからのパケット


) 出力ポリシングのサポートは、Cisco IOS Release 12.3(4)T 以降の T トレイン リリースだけで利用できます。


コントロール プレーン ポリシングの定義方法については、「コントロール プレーンでの QoS の定義」を参照してください。この機能の詳細については、Cisco.com の次の URL で、『 Control Plane Policing 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/qos/configuration/guide/ctrl_plane_policng.html

関連項目

「トークン バケット メカニズムについて」

「ポリシング パラメータとシェーピング パラメータについて」

QoS ポリシーの定義

QoS ポリシーを定義するときは、ポリシーを特定のインターフェイスで設定するかコントロール プレーンで設定するかを最初に決定する必要があります。この最初の選択によって、次の項で説明するように、ポリシーの残りの部分の設定方法が決まります。

「インターフェイスでの QoS の定義」

「コントロール プレーンでの QoS の定義」


) 同じデバイスのインターフェイスとコントロール プレーンの両方で QoS ポリシーを定義した場合、コントロール プレーンの設定だけが展開されます。


関連項目

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」

インターフェイスでの QoS の定義

複数の QoS インターフェイス定義を作成して、それぞれの定義を(ルータに入る)入力トラフィックまたは(ルータを出る)出力トラフィックに適用できます。

出力トラフィックで QoS インターフェイス定義を作成する場合、個別の QoS クラスでシェーピングを設定するのではなく、インターフェイスで全体として階層型シェーピングを設定するオプションがあります。

インターフェイス定義を作成したあと、各インターフェイスで 1 つ以上の QoS クラスを定義する必要があります。QoS クラスには、どのパケットがクラスに含まれるかを決定する一致基準と、そのトラフィックに適用される QoS 機能(マーキング、キューイング、ポリシング、およびシェーピング)が含まれています。各インターフェイス(またはインターフェイス ロール)は、最大 16 個の QoS クラスを使用して設定でき、それぞれのクラスには、独自の一致基準のセットと、そのクラスのトラフィックに適用される QoS 機能の定義済みのセットが含まれています。

インターフェイスごとに、少なくとも 1 つの QoS クラスとデフォルト クラスを定義することを推奨します。デフォルト クラスを設定しない場合、定義された他のクラスの基準に一致しないパケットは、QoS 機能が設定されていないデフォルト クラスのメンバーとして処理されます。このクラスに割り当てられたパケットは、単純な First-In First-Out(FIFO)キューに入れられ、使用できる基本的なリンク帯域幅によって決定されるレートで転送されます。この FIFO キューは、テール ドロップによって管理されます。テール ドロップでは、キューが一杯でなくなるまでパケットをキューからドロップすることによって、輻輳が回避されます。


) QoS は、最初に一致したものから順にパケットに適用されます。ルータは、最上位から開始して QoS クラスのテーブルを調べ、一致基準がパケットと一致する最初のクラスのプロパティを適用します。したがって、クラスを慎重に定義して並べることが重要です。特定のクラスと一致するトラフィックが不一致のトラフィックとして扱われることを防ぐために、デフォルト クラスは最後に配置する必要があります。


始める前に

Cisco Express Forwarding(CEF; シスコ エクスプレス フォワーディング)がルータでイネーブルになっていることを確認します。詳細については、「Cisco IOS ルータでの CEF インターフェイス設定」を参照してください。

関連項目

「QoS ポリシーの定義」

「コントロール プレーンでの QoS の定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」


ステップ 1 次のいずれかを実行します。

(デバイス ビュー)ポリシー セレクタから [Platform] > [Quality of Service] を選択します。

(ポリシー ビュー)ポリシー タイプ セレクタから [Router Platform] > [Quality of Service] を選択します。既存のポリシーを選択するか、または新しいポリシーを作成します。

[Quality of Service] ページが表示されます。このページのフィールドの説明については、表 54-3を参照してください。

ステップ 2 [Applied to] フィールドで、[Interfaces] を選択して、選択されているルータ上の特定のインターフェイスの QoS パラメータを定義します。

ステップ 3 上部のテーブルの下にある [Add] ボタンをクリックして、[QoS Policy] ダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスのフィールドの説明については、表 54-4を参照してください。

ステップ 4 [Interface] フィールドで、インターフェイスまたはインターフェイス ロールの名前を入力するか、[Select] をクリックしてセレクタを表示します。


ヒント 必要なインターフェイス ロールがセレクタに表示されていない場合は、[Create] ボタンまたは [Edit] ボタンをクリックして、「[Interface Role] ダイアログボックス」を開きます。ここから、ポリシーで使用するインターフェイス ロールを定義できます。


ステップ 5 QoS 定義を適用するトラフィック方向を選択します。[Output](インターフェイスを出るトラフィック)または [Input](インターフェイスに入るトラフィック)です。キューイングおよびシェーピングは、出力トラフィックだけに適用できます。

ステップ 6 (任意)インターフェイス レベル(階層型)シェーピング パラメータを定義します。詳細については、表 54-4を参照してください。


) インターフェイスで階層型シェーピングをイネーブルにすると、特定の QoS クラスのシェーピング パラメータは定義できません。シェーピングは出力トラフィックでだけ使用できます。シェーピングの詳細については、「ポリシング パラメータとシェーピング パラメータについて」を参照してください。


ステップ 7 [OK] をクリックします。[Quality of Service] ページの上部のテーブルに、QoS インターフェイス定義が表示されます。


) QoS インターフェイス定義を編集するには、上部のテーブルからインターフェイスを選択し、[Edit] ボタンをクリックします。インターフェイス定義を削除するには、テーブルからインターフェイスを選択し、[Delete] ボタンをクリックします。クラスを定義しているインターフェイスを削除することはできません。


ステップ 8 上部のテーブルでインターフェイスが選択されている状態で、[QoS Classes] テーブルの下の [Add] ボタンをクリックします。[QoS Class] ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスのフィールドの説明については、表 54-5を参照してください。

[QoS Class] ダイアログボックスでは、選択したインターフェイス上のどのトラフィックが QoS クラスに含まれるかと、そのトラフィックの処理方法を決定できます。

ステップ 9 (任意)このインターフェイスのデフォルトの QoS クラスのプロパティを定義している場合は、[Default class] チェックボックスをオンにします。デフォルト クラスは、定義された他のクラスの基準に一致しないすべてのトラフィックに割り当てられます。

ステップ 10 次の項で説明するように、[QoS Class] ダイアログボックスの 1 つ以上のタブを使用して、QoS クラスを定義します。

「QoS クラスのマッチング パラメータの定義」

「QoS クラスのマーキング パラメータの定義」

「QoS クラスのキューイング パラメータの定義」

「QoS クラスのポリシング パラメータの定義」

「QoS クラスのシェーピング パラメータの定義」

ステップ 11 ステップ 8ステップ 10を繰り返して、ステップ 3で定義したインターフェイスに QoS クラスを追加します。必要に応じて、[Up Row] および [Down Row] ボタンを使用してクラスを並べ替えます。


) QoS クラスを編集するには、上部のテーブルから該当するインターフェイスを選択して、その定義されているクラスを [QoS Class] テーブルに表示します。編集するクラスを選択し、[Edit] ボタンをクリックします。クラスを削除するには、テーブルからクラスを選択し、[Delete] ボタンをクリックします。


ステップ 12 ステップ 3ステップ 11を繰り返して、選択されているルータ上の異なるインターフェイスの QoS クラスを定義します。


 

コントロール プレーンでの QoS の定義

コントロール プレーンに入る入力トラフィックで QoS を設定する場合、他のクラスに対して定義した基準と一致しないトラフィック用のデフォルト クラスなど、複数の QoS クラスを定義できます。特定のクラスの一致基準を定義したあと、そのクラスのポリシング定義を設定できます(マーキング、キューイング、およびシェーピングは使用できません)。詳細については、「コントロール プレーン ポリシングについて」を参照してください。

コントロール プレーンで定義された QoS ポリシーは、同じデバイスのインターフェイスで定義された QoS パラメータよりも優先されます。


) QoS は、最初に一致したものから順にパケットに適用されます。ルータは、最上位から開始して QoS クラスのテーブルを調べ、一致基準がパケットと一致する最初のクラスのプロパティを適用します。したがって、クラスを慎重に定義して並べることが重要です。特定のクラスと一致するトラフィックが不一致のトラフィックとして扱われることを防ぐために、デフォルト クラスは最後に配置する必要があります。


始める前に

Cisco Express Forwarding(CEF; シスコ エクスプレス フォワーディング)がルータでイネーブルになっていることを確認します。詳細については、「Cisco IOS ルータでの CEF インターフェイス設定」を参照してください。

関連項目

「QoS ポリシーの定義」

「インターフェイスでの QoS の定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」


ステップ 1 次のいずれかを実行します。

(デバイス ビュー)ポリシー セレクタから [Platform] > [Quality of Service] を選択します。

(ポリシー ビュー)ポリシー タイプ セレクタから [Router Platform] > [Quality of Service] を選択します。既存のポリシーを選択するか、または新しいポリシーを作成します。

[Quality of Service] ページが表示されます。このページのフィールドの説明については、表 54-3を参照してください。

ステップ 2 [Applied to] フィールドで、[Control Plane] を選択して、コントロール プレーンに入る入力トラフィックで QoS ポリシングを定義します。

ステップ 3 [Control Plane QoS Classes] テーブルの下にある [Add] ボタンをクリックします。[QoS Class] ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスのフィールドの説明については、表 54-5を参照してください。

[QoS Class] ダイアログボックスでは、選択したインターフェイス上のどのトラフィックが QoS クラスに含まれるかと、そのトラフィックの処理方法を決定できます。

ステップ 4 (任意)コントロール プレーンのデフォルトの QoS クラスのプロパティを定義している場合は、[Default class] チェックボックスをオンにします。デフォルト クラスは、定義された他のクラスの基準に一致しないすべてのトラフィックに割り当てられます。

ステップ 5 次の項で説明するように、[QoS Class] ダイアログボックスのタブを使用して、QoS クラスを定義します。

「QoS クラスのマッチング パラメータの定義」

「QoS クラスのポリシング パラメータの定義」

ステップ 6 ステップ 3ステップ 5を繰り返して、コントロール プレーンに QoS クラスを追加します。必要に応じて、[Up Row] および [Down Row] ボタンを使用してクラスを並べ替えます。


 

QoS クラスのマッチング パラメータの定義

マッチング パラメータを定義するときは、一致基準を定義し、パケットがこのクラスと一致するためには基準のいずれかを満たす必要があるか、またはすべてを満たす必要があるかを指定する必要があります。詳細については、「マッチング パラメータについて」を参照してください。


) デフォルト クラスを設定するときは、マッチング パラメータを定義しません。


関連項目

「QoS クラスのマーキング パラメータの定義」

「QoS クラスのキューイング パラメータの定義」

「QoS クラスのポリシング パラメータの定義」

「QoS クラスのシェーピング パラメータの定義」

「QoS ポリシーの定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」


ステップ 1 [Quality of Service] ページで、[QoS Classes] テーブルの下の [Add] ボタンをクリックするか、クラスを選択して [Edit] ボタンをクリックします。[QoS Class] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 [Matching] タブをクリックします。このタブのフィールドの説明については、表 54-6を参照してください。

ステップ 3 一致方式を選択します。

[Any]:定義されたパラメータのいずれかと一致するトラフィックがこのクラスに含まれます。

[All]:定義されたパラメータのすべてと一致するトラフィックだけがこのクラスに含まれます。

ステップ 4 (任意)[Protocol] で、[Add] をクリックして、このクラスに含めるプロトコルを選択するためのセレクタを表示します。[Available Protocols] リストから 1 つ以上のアイテムを選択し、[>>] をクリックしてそれらを [Selected Protocols] リストに追加します。


) コントロール プレーンで QoS を設定する場合は、ARP プロトコルだけを選択できます。


終了したら、[OK] をクリックして定義を保存し、[QoS Class] ダイアログボックスに戻ります。選択内容が [Protocol] フィールドに表示されます。

ステップ 5 (任意)[Precedence] で、[Add] をクリックして、このクラスに含める IP precedence 値(0 ~ 7)を選択するためのセレクタを表示します。[Available Precedences] リストから 1 つ以上のアイテムを選択し、[>>] をクリックしてそれらを [Selected Precedences] リストに追加します。これらの値の 1 つがマークされている到着トラフィックがこの基準に一致します。


) IP precedence 値の詳細については、表 54-1を参照してください。


終了したら、[OK] をクリックして定義を保存し、[QoS Class] ダイアログボックスに戻ります。選択内容が [Precedences] フィールドに表示されます。

ステップ 6 (任意)[DSCP] で、[Add] をクリックして、このクラスに含める DSCP 値(0 ~ 63)を選択するためのセレクタを表示します。[Available DSCPs] リストから 1 つ以上(最大 8 つ)のアイテムを選択し、[>>] をクリックしてそれらを [Selected DSCPs] リストに追加します。これらの値の 1 つがマークされている到着トラフィックがこの基準に一致します。

終了したら、[OK] をクリックして定義を保存し、[QoS Class] ダイアログボックスに戻ります。選択内容が [DSCP] フィールドに表示されます。

ステップ 7 (任意)[ACL] で、このクラスの一致基準の一部として ACL を定義します。

a. [Edit] をクリックして、[Edit ACLs] ダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスを使用して、このクラスに含める ACL を定義します。

b. 1 つ以上の ACL を入力します。または、[Select] をクリックしてリストから ACL オブジェクトを選択するか、新しい ACL オブジェクトを作成します。これらの ACL 定義と一致するトラフィックが、この基準と一致します。

c. 終了したら、[OK] を 2 回クリックして定義を保存し、[QoS Class] ダイアログボックスに戻ります。選択内容が [ACL] フィールドに表示されます。


ヒント 上向きおよび下向き矢印を使用して、ACL を配置します。より頻繁に使用される ACL をリストの一番上に配置して、一致プロセスを最適化することを推奨します。


ステップ 8 別のタブに移動するか [OK] をクリックして定義をクライアントにローカルに保存し、ダイアログボックスを閉じます。定義されたクラスが [Quality of Service] ページの [QoS Classes] テーブルに表示されます。

ステップ 9 次のいずれかを実行します。

インターフェイスに QoS を定義する場合は、「インターフェイスでの QoS の定義」の説明に従って進みます。

コントロール プレーン ポリシングを定義する場合は、「コントロール プレーンでの QoS の定義」の説明に従って進みます。


 

QoS クラスのマーキング パラメータの定義

マーキング パラメータを定義する場合、precedence 値または DSCP 値を使用して、この QoS クラスのパケットをマークできます。詳細については、「マーキング パラメータについて」を参照してください。


) マーキングは、コントロール プレーンに QoS を設定する場合には使用できません。


関連項目

「QoS クラスのマッチング パラメータの定義」

「QoS クラスのキューイング パラメータの定義」

「QoS クラスのポリシング パラメータの定義」

「QoS クラスのシェーピング パラメータの定義」

「QoS ポリシーの定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」


ステップ 1 [Quality of Service] ページで、[QoS Classes] テーブルの下の [Add] ボタンをクリックするか、クラスを選択して [Edit] ボタンをクリックします。[QoS Class] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 [Marking] タブをクリックします。このタブのフィールドの説明については、表 54-7を参照してください。

ステップ 3 [Enable Marking] チェックボックスをオンにします。

ステップ 4 次のマーキング オプションのいずれかを選択します。

[Precedence]:表示されるリストから IP precedence 値(0 ~ 7)を選択します。これらの値の詳細については、表 54-1を参照してください。

[DSCP]:表示されるリストから DSCP 値(0 ~ 63)を選択します。

ステップ 5 別のタブに移動するか [OK] をクリックして定義をクライアントにローカルに保存し、ダイアログボックスを閉じます。定義されたクラスが [Quality of Service] ページの [QoS Classes] テーブルに表示されます。

ステップ 6 「QoS ポリシーの定義」の手順に従って進みます。


 

QoS クラスのキューイング パラメータの定義

キューイング パラメータを定義する場合、この QoS クラスのトラフィックに対して提供できる帯域幅の量を指定できます。プライオリティが高いトラフィックに対して提供する必要がある帯域幅の固定量を定義することもできます。プライオリティ パラメータは、インターフェイスごとに 1 つのクラスだけで定義できます。また、このクラスで実行するキュー管理のタイプを指定する必要があります。詳細については、「キューイング パラメータについて」を参照してください。


) キューイングは、コントロール プレーンに QoS を設定する場合には使用できません。


関連項目

「QoS クラスのマッチング パラメータの定義」

「QoS クラスのマーキング パラメータの定義」

「QoS クラスのポリシング パラメータの定義」

「QoS クラスのシェーピング パラメータの定義」

「QoS ポリシーの定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」


ステップ 1 [Quality of Service] ページで、[QoS Classes] テーブルの下の [Add] ボタンをクリックするか、クラスを選択して [Edit] ボタンをクリックします。[QoS Class] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 [Queuing and Congestion Avoidance] タブをクリックします。このタブのフィールドの説明については、表 54-8を参照してください。

ステップ 3 [Enable Queuing and Congestion Avoidance] チェックボックスをオンにします。

キューイング オプションは、デフォルト クラスを定義するかその他のクラスを定義するかによって異なります。

デフォルト クラス以外のクラスを定義する場合、次のキューイング オプションのいずれかを選択します。

[Priority]:プライオリティが高いトラフィックで使用可能にする帯域幅の量を定義します。「低遅延キューイング」(LLQ; 低遅延キューイング)により、このトラフィックにはこの固定量の帯域幅が常に提供されます。これは、低遅延を必要とする音声トラフィックに特に役立ちます。この量は、パーセンテージまたはキロビット/秒の絶対値で定義できます。


) このオプションは、インターフェイスごとに 1 つのクラスだけに定義できます。


[Bandwidth]:このクラスに割り当てる帯域幅の量を入力します。この量は、パーセンテージまたはキロビット/秒の絶対値で定義できます。


) インターフェイス上のすべてのクラスの帯域割り当ての合計が、使用可能な帯域幅の合計の 100% を超えることはできません。


デフォルト クラスを定義する場合、次のキューイング オプションのいずれかを選択します。

[Fair queue]:デフォルト クラス用に予約するキューの数を入力します。値の範囲は、2 の累乗で 16 ~ 4096 です。デフォルトでは、キューの数は、選択したインターフェイスの使用可能な帯域幅に基づきます。詳細については、表 54-2を参照してください。

[Bandwidth]:このクラスに割り当てる帯域幅の量を入力します。この量は、パーセンテージまたはキロビット/秒の絶対値で定義できます。

ステップ 4 (任意)次のキュー長管理オプションの いずれか を定義します。

[Queue Limit]:(デフォルト)許可されるパケットの最大数を指定します。このオプションを選択した場合、キューがその容量に達すると、超過パケットはテール ドロップによってドロップされます。

[WRED Weight for Mean Queue Depth]:伝送レートを下げて輻輳を軽減することによって伝送プロトコル(通常は TCP)が対応するまで、パケットは WRED によってプロアクティブにドロップされます。平均キュー サイズの計算に使用される指数加重係数を入力することによって、WRED を設定します。

詳細については、「テール ドロップと WRED」を参照してください。


) デフォルトを変更する必要があるのは、異なる値にするとアプリケーションに利点があることが確かな場合だけです。



) WRED は、パケット損失に対応して伝送レートを下げるには堅牢性が十分ではないプロトコル(IPX や AppleTalk など)とともに使用しないでください。[Priority] パーセント オプションを選択した場合、WRED は設定できません。


ステップ 5 別のタブに移動するか [OK] をクリックして定義をクライアントにローカルに保存し、ダイアログボックスを閉じます。定義されたクラスが [Quality of Service] ページの [QoS Classes] テーブルに表示されます。

ステップ 6 「QoS ポリシーの定義」の手順に従って進みます。


 

QoS クラスのポリシング パラメータの定義

ポリシング パラメータを定義する場合、平均データ レートを指定する必要があります。平均データ レートによって、送信可能なトラフィック量が決まります。また、このデータ レートを超えたトラフィック バーストに対するアクションを指定する必要があります。

すべての QoS クラス(デフォルト クラスを含む)のポリシングを設定できます。ポリシングの詳細については、「ポリシング パラメータとシェーピング パラメータについて」を参照してください。

コントロール プレーンでポリシングを設定することもできます。詳細については、「コントロール プレーン ポリシングについて」を参照してください。

関連項目

「QoS クラスのマッチング パラメータの定義」

「QoS クラスのマーキング パラメータの定義」

「QoS クラスのキューイング パラメータの定義」

「QoS クラスのシェーピング パラメータの定義」

「QoS ポリシーの定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」


ステップ 1 [Quality of Service] ページで、[QoS Classes] テーブルの下の [Add] ボタンをクリックするか、クラスを選択して [Edit] ボタンをクリックします。[QoS Class] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 [Policing] タブをクリックします。このタブのフィールドの説明については、表 54-9を参照してください。

ステップ 3 [Enable Policing] チェックボックスをオンにします。

ステップ 4 CIR、確認バースト、および超過バーストの値を定義します。CIR は、パーセンテージまたはビット/秒の絶対値で定義できます。選択したオプションによって、バースト値の定義方法が決まります。

ステップ 5 レート制限に適合したパケットに対して実行するアクションを選択します。

[transmit]:パケットを送信します。

[set-prec-transmit]:IP precedence を定義された値に設定し、パケットを送信します。このオプションは、コントロール プレーンに QoS を設定する場合には使用できません。

[set-dscp-transmit]:DSCP を定義された値に設定し、パケットを送信します。このオプションは、コントロール プレーンに QoS を設定する場合には使用できません。

[drop]:パケットをドロップします。

ステップ 6 超過パケットに対して実行するアクションを選択します。使用可能なアクションのリストは、選択した適合アクションによって異なります。

たとえば、適合パケットに対して送信を実行する場合、超過パケットに対して、ステップ 5で示されている任意のアクションを選択できます。ただし、適合パケットに対して set アクションのいずれかを選択した場合、超過パケットに対して set アクションまたは drop アクションだけを選択できます。適合アクションとして [drop] を選択した場合、超過アクションとして [drop] を選択する必要があります。

ステップ 7 違反パケットに対して実行するアクションを選択します。使用可能なアクションのリストは、選択した超過アクションによって異なります。

たとえば、超過パケットに対して送信を実行する場合、違反パケットに対して、ステップ 5で示されている任意のアクションを選択できます。ただし、超過パケットに対して set アクションのいずれかを選択した場合、違反パケットに対して set アクションまたは drop アクションだけを選択できます。超過アクションとして [drop] を選択した場合、違反アクションとして [drop] を選択する必要があります。

ステップ 8 別のタブに移動するか [OK] をクリックして定義をクライアントにローカルに保存し、ダイアログボックスを閉じます。定義されたクラスが [Quality of Service] ページの [QoS Classes] テーブルに表示されます。

ステップ 9 次のいずれかを実行します。

インターフェイスに QoS を定義する場合は、「QoS ポリシーの定義」の説明に従って進みます。

コントロール プレーン ポリシングを定義する場合は、「コントロール プレーンでの QoS の定義」の説明に従って進みます。


 

QoS クラスのシェーピング パラメータの定義

シェーピング パラメータを定義する場合、トラフィック シェーピングを平均データ レートに基づかせるか、平均データ レートとトラフィック ピーク時に発生する超過バースト レートを加算したレートに基づかせるかを指定する必要があります。どちらの場合も、これらの定義を超過したトラフィックは、レートが下がってパケットを送信できるようになるまでバッファに格納されます。

次の条件があります。

シェーピングは出力トラフィックでだけ使用できます。

シェーピングは、すべての QoS クラス(デフォルト クラスを含む)について設定できます。

シェーピングは、プライオリティ トラフィックの QoS クラスを設定する場合には使用できません。

シェーピングは、コントロール プレーンで QoS を設定する場合には使用できません。

シェーピングの詳細については、「ポリシング パラメータとシェーピング パラメータについて」を参照してください。


ヒント インターフェイスに対して定義されているすべての QoS クラスでシェーピングを設定するには(階層型シェーピング)、「インターフェイスでの QoS の定義」を参照してください。


関連項目

「QoS クラスのマッチング パラメータの定義」

「QoS クラスのマーキング パラメータの定義」

「QoS クラスのキューイング パラメータの定義」

「QoS クラスのポリシング パラメータの定義」

「QoS ポリシーの定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」


ステップ 1 [Quality of Service] ページで、[QoS Classes] テーブルの下の [Add] ボタンをクリックするか、クラスを選択して [Edit] ボタンをクリックします。[QoS Class] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 2 [Shaping] タブをクリックします。このタブのフィールドの説明については、表 54-10を参照してください。

ステップ 3 [Enable Shaping] チェックボックスをオンにします。

ステップ 4 シェーピング タイプ([Average] または [Peak])を選択します。

ステップ 5 CIR、平均バースト、および超過バーストの値を定義します。CIR は、パーセンテージまたはビット/秒の絶対値で定義できます。選択したオプションによって、バースト値の定義方法が決まります。

ステップ 6 別のタブに移動するか [OK] をクリックして定義をクライアントにローカルに保存し、ダイアログボックスを閉じます。定義されたクラスが [Quality of Service] ページの [QoS Classes] テーブルに表示されます。

ステップ 7 「QoS ポリシーの定義」の手順に従って進みます。


 

サービス品質ポリシー ページ

[Quality of Service] ページを使用して、選択したデバイスの特定のインターフェイス上またはコントロール プレーン上の QoS クラスを表示、作成、および編集します。QoS ポリシーを使用すると、ネットワークで遅延、遅延変動(ジッタ)、帯域幅、およびパケット損失パラメータを管理するための手法を定義できます。また、[Quality of Service] ページを使用して、個々の QoS クラスのシェーピング パラメータを設定する代わりに、インターフェイスで階層型シェーピングを設定できます。

詳細については、「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」を参照してください。

ナビゲーション パス

(デバイス ビュー)ポリシー セレクタから [Platform] > [Quality of Service] を選択します。

(ポリシー ビュー)ポリシー タイプ セレクタから [Router Platform] > [Quality of Service] を選択します。新しいポリシーを作成するか、共有ポリシー セレクタから既存のポリシーを選択します。

関連項目

「QoS ポリシーの定義」

「テーブル カラムおよびカラム見出しの機能」

「テーブルのフィルタリング」

フィールド リファレンス

 

表 54-3 [Quality of Service] ページ

要素
説明

[Apply To]

QoS ポリシーを定義するルータ コンポーネント。

[Interfaces]:特定のインターフェイスで QoS クラスを設定します。

[Control Plane]:ルータのコントロール プレーンで QoS を設定します。「コントロール プレーン ポリシングについて」を参照してください。

(注) 同じデバイスのインターフェイスとコントロール プレーンの両方で QoS を設定した場合、コントロール プレーンの設定だけが展開されます。

[Interface Table]

インターフェイスでクラスを定義している場合、上部のテーブル内に、QoS クラスを定義しているインターフェイスが表示されます。方向カラムによって、クラスが適用されるインターフェイスを通過するトラフィックの方向が示されます([Output] または [Input])。定義できるクラスは、方向によって異なります。

その他のフィールドでは、インターフェイスでシェーピングを定義したかどうか、およびシェーピングが定義されている場合は、階層型シェーピングのタイプ(平均またはピーク)、Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)、平均バースト サイズおよび超過バースト サイズが示されます。属性の詳細については、「[QoS Policy] ダイアログボックス」を参照してください。

テーブルにインターフェイスを追加するには、[Add] ボタンをクリックします。

インターフェイスの設定を編集するには、そのインターフェイスを選択し、[Edit] ボタンをクリックします。

インターフェイスを削除するには、そのインターフェイスを選択し、[Delete] ボタンをクリックします。

[QoS Classes] テーブル

上部のテーブルで選択されたインターフェイスに対して、またはコントロール プレーンに対して定義されているクラス。各行は、個々のクラスを表します。[No.] カラムはクラスの順序を示しており、重要です。QoS は、クラスの順序に基づいて、最初に一致したものから順にパケットに適用されます。

[Default Class] カラムでは、このクラスが、定義された他のクラスの基準に一致しないインターフェイスのすべてのパケットのデフォルトかどうかが示されます。このクラスをリストの最後のクラスにします。

残りのカラムでは、クラスの一致基準、およびクラスに対して定義されたパケット マーキング、キューイングおよび輻輳回避、ポリシング、およびシェーピング(ある場合)が示されます。属性の詳細については、「[QoS Class] ダイアログボックス」を参照してください。

テーブルにクラスを追加するには、[Add] ボタンをクリックします。

クラスの設定を編集するには、そのクラスを選択し、[Edit] ボタンをクリックします。

クラスを削除するには、クラスを選択し、[Delete] ボタンをクリックします。

クラスの順序を変更するには、クラスを選択し、上下の矢印ボタンをクリックして位置を変更します。

[QoS Policy] ダイアログボックス

[QoS Policy] ダイアログボックスを使用して、QoS パラメータを定義するインターフェイスを選択します。また、このダイアログボックスを使用して、選択したインターフェイスでのすべてのトラフィック用の単一のシェーピング パラメータ セットを設定できます(階層型シェーピングと呼ばれます)。階層型シェーピングを使用すると、インターフェイスで定義されている QoS クラスごとにシェーピング パラメータを設定する必要がなくなります。


) このダイアログボックスは、コントロール プレーンで QoS ポリシーを定義する場合には適用されません。詳細については、「コントロール プレーンでの QoS の定義」を参照してください。


QoS インターフェイス定義を作成したあと、各インターフェイスに対して 1 つ以上の QoS クラスを定義できます。詳細については、「[QoS Class] ダイアログボックス」を参照してください。

ナビゲーション パス

「サービス品質ポリシー ページ」に移動してから、上部のテーブルの下にある [Add] ボタンまたは [Edit] ボタンをクリックして、QoS インターフェイス定義を定義します。

関連項目

「QoS ポリシーの定義」

「Cisco IOS ルータにおけるサービス品質」

「Cisco IOS ルータでの基本的なインターフェイス設定」

「インターフェイス ロール オブジェクトについて」

フィールド リファレンス

 

表 54-4 [QoS Policy] ダイアログボックス

要素
説明

[Interface]

QoS が定義されているインターフェイス。インターフェイスまたはインターフェイス ロールの名前を入力します。または、[Select] をクリックしてリストからオブジェクトを選択するか、新しいオブジェクトを作成します。

[Direction]

QoS を設定するトラフィックの方向。

[Output]:インターフェイスを出るトラフィック。

[Input]:インターフェイスに入るトラフィック。

階層型シェーピングの設定

[Enable Shaping]

選択すると、選択したインターフェイスで階層型トラフィック シェーピングが設定されます。

選択を解除すると、階層型シェーピングは使用されません。

(注) シェーピングは出力トラフィックでだけ実行できます。

[Type]

実行するシェーピングのタイプ。

[Average]:各間隔のデータ レートを、平均バースト レート(認定バースト レートまたは Bc とも呼ばれる)に制限し、平均レートが Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)を超えないようにします。追加のパケットは、送信できるようになるまでバッファに格納されます。

[Peak]:各間隔のデータ レートを、平均バースト レートに超過バースト レート(Be)を加算したレートに制限します。追加のパケットは、送信できるようになるまでバッファに格納されます。

[CIR]

平均データ レート(認定情報レートまたは CIR とも呼ぶ)。この量は次の単位で定義できます。

[Percentage]:有効値の範囲は、使用可能な帯域幅全体の 0 ~ 100% です。

[Bit/sec]:有効値の範囲は 8000 ~ 1000000000 ビット/秒で、8000 の倍数である必要があります。

ある間隔中のデータ バーストはこのレートを超過することがありますが、間隔の多重積分の平均データ レートはこのレートを超過しません。

[Sustained Burst]

通常のバースト サイズ。シェーピング タイプとして平均を選択した場合は、1 間隔中のデータ バーストがこの値に制限されます。

有効値の範囲は、CIR によって決まります。

CIR がパーセンテージで定義されている場合:有効値の範囲は 10 ~ 2000 ミリ秒です。

CIR が絶対値で定義されている場合:有効値の範囲は 1000 ~ 154400000 バイトで、128 バイトの倍数です。

(注) CIR が絶対値で定義されている場合は、このフィールドをブランクのままにすることを推奨します。これにより、デバイスで使用されているアルゴリズムが最適な平均バースト値を決定できます。

[Excess Burst]

超過バースト サイズ。シェーピング タイプとしてピークを選択した場合、1 間隔中のデータ バーストは、平均バースト値とこの値の合計と等しくなることができます。ただし、複数間隔の平均データ レートは、CIR に準拠します。

有効値の範囲は、CIR によって決まります。

CIR がパーセンテージで定義されている場合:有効値の範囲は 10 ~ 2000 ミリ秒です。

CIR が絶対値で定義されている場合:有効値の範囲は 1000 ~ 154400000 バイトで、128 バイトの倍数です。

(注) CIR が絶対値で定義されている場合にこのフィールドを設定しないと、平均バースト値が使用されます。

[QoS Class] ダイアログボックス

[QoS Class] ダイアログボックスを使用して、Cisco IOS ルータの選択したインターフェイスまたはコントロール プレーン上の QoS クラスを作成または編集します。単一のインターフェイスでは最大 16 個のクラス、デバイス全体では 256 個のクラスを定義できます。


) QoS は、最初に一致したものから順にパケットに適用されます。ルータは、最上位から開始して QoS クラスのテーブルを調べ、一致基準がパケットと一致する最初のクラスのプロパティを適用します。したがって、クラスを慎重に定義して並べることが重要です。特定のクラスと一致するトラフィックが不一致のトラフィックとして扱われることを防ぐために、デフォルト クラスは最後に配置する必要があります。


ナビゲーション パス

「サービス品質ポリシー ページ」に移動します。ページの上部にあるオプションを設定し、次のいずれかを実行します。

QoS クラスを作成するには、上部のテーブルからインターフェイスを選択し、[QoS Class] テーブルの下にある [Add] ボタンをクリックします。コントロール プレーンの QoS クラスを作成する場合は、テーブルの下にある [Add] ボタンをクリックします。

QoS クラスを編集するには、次の手順を実行します。

上部のテーブルから、クラスを編集するインターフェイスを選択します(コントロール プレーンを選択する場合は必要ありません)。

[QoS Classes] テーブルで、そのインターフェイスに対して定義されている該当するクラスを選択します(コントロール プレーンを選択する場合は必要ありません)。

[QoS Class] テーブルの下の [Edit] ボタンをクリックします。

関連項目

「[QoS Policy] ダイアログボックス」

「QoS ポリシーの定義」

「インターフェイスでの QoS の定義」

「コントロール プレーンでの QoS の定義」

フィールド リファレンス

 

表 54-5 [QoS Class] ダイアログボックス

要素
説明

[Set as Default Class]

選択すると、このインターフェイスのその他の QoS クラスと一致しないすべてのトラフィックのデフォルト クラスを定義できます。

選択を解除すると、このインターフェイスの特定の QoS クラスを定義できます。

(注) デフォルト クラスを定義する場合は、マッチング パラメータを設定しません。定義上、このクラスは他のクラスと一致しないすべてのトラフィックで構成されます。そのため、[Matching] タブはディセーブルです。

[Matching] タブ

この QoS クラスに含まれるトラフィックを定義します。「[QoS Class] ダイアログボックス - [Matching] タブ」を参照してください。

[Marking] タブ

ダウンストリーム デバイスがトラフィックを正しく識別できるように、このクラスのトラフィックをマークします。「[QoS Class] ダイアログボックス - [Marking] タブ」を参照してください。

[Queuing and Congestion Avoidance] タブ

このクラスの出力トラフィックをキューイングする方法を定義します。「[QoS Class] ダイアログボックス - [Queuing and Congestion Avoidance] タブ」を参照してください。

[Policing] タブ

このクラスのトラフィック フローを設定レートに制限します。「[QoS Class] ダイアログボックス - [Policing] タブ」を参照してください。

[Shaping] タブ

ダウンストリーム デバイスの要件を満たすように、このクラスの出力トラフィックのフローを制御します。「[QoS Class] ダイアログボックス - [Shaping] タブ」を参照してください。


) コントロール プレーンで QoS ポリシーを設定する場合、[Matching] タブと [Policing] タブだけが使用可能です。


[QoS Class] ダイアログボックス - [Matching] タブ

[QoS Class] ダイアログボックスの [Matching] タブを使用して、選択したインターフェイスのどのトラフィックがこのクラスと一致するかを定義します。


) デフォルト クラスを定義する場合、[Matching] タブはディセーブルです。


ナビゲーション パス

「[QoS Class] ダイアログボックス」に移動し、[Matching] タブをクリックします。

関連項目

「QoS クラスのマッチング パラメータの定義」

「インターフェイスでの QoS の定義」

「コントロール プレーンでの QoS の定義」

「サービス品質ポリシー ページ」

「アクセス コントロール リスト オブジェクトの作成」

フィールド リファレンス

 

表 54-6 [QoS Class] ダイアログボックス - [Matching] タブ

要素
説明

[Match Method]

このクラスで使用されるトラフィック一致オプション。

[Any]:定義されているクラス マップ基準のいずれかと一致するトラフィックを、この QoS クラスに割り当てます。

[All]:定義されているクラス マップ基準すべてと一致するトラフィックを、この QoS クラスに割り当てます。

[Protocol]

このクラス マップに含まれる 1 つ以上のプロトコル。[Add] をクリックしてセレクタを表示します。[Available Protocols] リストから 1 つ以上のアイテムを選択し、[>>] をクリックしてそれらを [Selected Protocols] リストに追加します。

コントロール プレーンで使用できるプロトコルは ARP だけです。ARP および CDP は、インターフェイス上に設定された入力クラスでは使用できません。

終了したら、[OK] をクリックして [QoS Class] ダイアログボックスに戻ります。選択内容が [Protocol] フィールドに表示されます。

をクリックします。

[Precedence]

このクラス マップに含まれる 1 つ以上の IP Precedence(IPP)値。[Add] をクリックしてセレクタを表示します。[Available Precedences] リストから 1 つ以上のアイテムを選択し、[>>] をクリックしてそれらを [Selected Precedences] リストに追加します。IP precedence 値の詳細については、表 54-1を参照してください。

終了したら、[OK] をクリックして [QoS Class] ダイアログボックスに戻ります。選択内容が [Precedence] フィールドに表示されます。

をクリックします。

[DSCP]

このクラス マップに含まれる 1 つ以上の Differentiated Services Code Point(DSCP; DiffServ コード ポイント)値。[Add] をクリックしてセレクタを表示します。[Available DSCPs] リストから 1 つ以上(最大 8 つ)のアイテムを選択し、[>>] をクリックしてそれらを [Selected DSCPs] リストに追加します。

終了したら、[OK] をクリックして [QoS Class] ダイアログボックスに戻ります。選択内容が [DSCP] フィールドに表示されます。

をクリックします。

[ACL]

QoS を必要とするトラフィックを定義するために使用される ACL。[Edit] をクリックして、ACL オブジェクトを追加または削除します。

上向きおよび下向き矢印を使用して、リスト内で ACL を配置します。頻繁に使用される ACL をリストの一番上に配置して、一致プロセスを最適化することを推奨します。

[Edit ACLs] ダイアログボックス - QoS クラス

Cisco IOS ルータで QoS ポリシーを設定する場合、[Edit ACLs] ダイアログボックスを使用して、選択した QoS クラスの一致基準に含める ACL を指定します。この基準に一致したトラフィックは、クラスの一部として含まれます。

拡張 ACL の名前を入力します。または、[Select] をクリックしてリストから ACL オブジェクトを選択するか、新しいオブジェクトを作成します。複数の ACL オブジェクトはカンマで区切り、優先順に配置します。

詳細については、「拡張アクセス コントロール リスト オブジェクトの作成」を参照してください。

ナビゲーション パス

「[QoS Class] ダイアログボックス - [Matching] タブ」に移動し、[ACL] フィールドで [Edit] をクリックします。

関連項目

「QoS クラスのマッチング パラメータの定義」

「インターフェイスでの QoS の定義」

「コントロール プレーンでの QoS の定義」

「サービス品質ポリシー ページ」

「ポリシーのオブジェクトの選択」

[QoS Class] ダイアログボックス - [Marking] タブ

[QoS Class] ダイアログボックスの [Marking] タブを使用して、パケットを分類します。トラフィック ポリサーとトラフィック シェーパーは、これらの分類を使用して、契約済みサービス レベルに適合するようにします。ダウンストリーム デバイスでは、この分類を使用してパケットを識別し、適切な QoS 機能をパケットに適用します。


) [Marking] タブは、コントロール プレーンで QoS ポリシーを定義する場合には使用できません。


ナビゲーション パス

「[QoS Class] ダイアログボックス」に移動し、[Marking] タブをクリックします。

関連項目

「QoS クラスのマーキング パラメータの定義」

「インターフェイスでの QoS の定義」

「コントロール プレーンでの QoS の定義」

「サービス品質ポリシー ページ」

フィールド リファレンス

 

表 54-7 [QoS Class] ダイアログボックス - [Marking] タブ

要素
説明

[Enable Marking]

選択すると、(トラフィックが最初にデバイスに入ったときに持っていた可能性がある値にかかわらず)この QoS クラスのトラフィックを特定の precedence 値または DSCP 値でマークできます。このマークによって、ダウンストリーム デバイスでは、トラフィックを識別し、適切な QoS 機能をトラフィックに適用できます。

選択を解除すると、選択した QoS クラスのマーキング オプションはすべてディセーブルになります。この QoS クラスのトラフィックは、元の precedence 値または DSCP 値を保持します(ある場合)。

[Precedence]

このクラスのトラフィックをマークするために使用する precedence 値。

network(7)

internet match(6)

critical(5)

flash-override(4)

flash(3)

immediate(2)

priority(1)

routine(0)

[DSCP]

このクラスのトラフィックをマークするために使用する DSCP 値(0 ~ 63)。

[QoS Class] ダイアログボックス - [Queuing and Congestion Avoidance] タブ

[QoS Class] ダイアログボックスの [Queuing and Congestion Avoidance] タブを使用して、選択した QoS クラスの出力トラフィックで Class-Based Weighted Fair Queuing(CBWFQ; クラスベース WFQ)を実行します。キューイングによって、トラフィックに優先順位が付けられ、パケットをインターフェイスから送信する順序を決定することでネットワーク上の輻輳が管理されます。キューイングおよび輻輳回避は、出力トラフィックのインターフェイス クラスだけに適用されます。

[Queuing] タブに表示されるフィールドは、特定の QoS クラスを定義するか、([Set as Default Class] を選択して)デフォルト クラスを定義するかによって、さらにルータのタイプおよび Cisco IOS ソフトウェア バージョンごとに異なります。

ナビゲーション パス

[QoS Class] ダイアログボックスに移動し、[Queuing and Congestion Avoidance] タブをクリックします。

関連項目

「QoS クラスのキューイング パラメータの定義」

「インターフェイスでの QoS の定義」

「コントロール プレーンでの QoS の定義」

「サービス品質ポリシー ページ」

フィールド リファレンス

 

表 54-8 [QoS Class] ダイアログボックス - [Queuing and Congestion Avoidance] タブ

要素
説明

[Enable Queuing and Congestion Avoidance]

QoS クラスでキューイングおよび輻輳回避プロパティを設定するかどうか。

[Priority]

(非デフォルト クラスだけ)

このクラスで Low-Latency Queuing(LLQ; 低遅延キューイング)を設定し、音声トラフィックなどのプライオリティ トラフィックに、定義された帯域幅が与えられるようにします(「低遅延キューイング」を参照)。このインターフェイス上のプライオリティが高いトラフィックに割り当てられる帯域幅の量を指定します。

[Percentage]:有効値の範囲は 1 ~ 100% です。

[Kbit/sec]:有効値の範囲は 8 ~ 2000000 キロビット/秒です。

(注) このオプションは、インターフェイスごとに 1 つのクラスだけに定義できます。このオプションを選択した場合、[Shaping] タブはディセーブルです。

[Fair Queue]

[Number of Dynamic Queues]

(デフォルト クラスだけ)

このクラスでクラスベース WFQ を設定します。

デバイスで 12.4(20)T よりも前の IOS ソフトウェア バージョンが実行されている場合、このクラス用に予約するダイナミック キューの数を指定する必要があります。この数は、インターフェイスの使用可能な帯域幅に基づいて指定する必要があります。2 の累乗である 16 ~ 4096 の範囲の数を指定できます。デバイスで使用されるキューのデフォルトの数については、「デフォルト クラス キューイング」を参照してください。キュー制限を設定しないかぎり、使用可能な帯域幅はキュー間で均等に分散されます。

ヒント デフォルト クラスに十分な数のキューを提供できない場合(スタベーションと呼ばれる状態)、トラフィックは送信されない場合があります。

[Bandwidth]

このクラスに対して保証する最小帯域幅を設定します。この量は次の単位で定義できます。

[Percentage]:有効値の範囲は、使用可能な帯域幅全体の 1 ~ 100% です。

[Kbit/sec]:有効値の範囲は 8 ~ 2000000 キロビット/秒です。

[Enable Fair Queue]

(非デフォルト クラスだけ)

非デフォルト クラスの帯域幅を設定する場合、Class-Based Weighted Fair Queuing(CBWFQ; クラスベース WFQ)もイネーブルにするかどうか。デバイスによって、使用可能な帯域幅に基づいて設定するキューの数が計算され、キュー制限を設定しないかぎり、使用可能な帯域幅はキュー間で均等に分散されます。

このオプションは、Aggregation Services Router(ASR; アグリゲーション サービス ルータ)および 12.4(20)T 以降が実行されているルータだけに使用できます。

[Queue Limit]

クラスに対してキューイングできるパケットの最大数。それ以外のパケットは、輻輳が解消されるまでテール ドロップを使用してドロップされます。

Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付けランダム早期検出)を設定しないかぎり、これがキュー サイズを制限するためのデフォルトのオプションです。

[WRED Weight for Mean Queue Depth]

平均キュー サイズを計算するために使用する指数加重係数。このクラスに対してテール ドロップ(キュー制限)ではなく WRED を定義する場合に、このオプションを使用します。この加重係数によって決定された値をキュー サイズが超えた場合、輻輳を軽減するために伝送プロトコルで伝送レートが下げられるまで、パケットは WRED によってランダムに廃棄されます。指数値の範囲は 1 ~ 16 です。デフォルトは 9 です。

このオプションは、パケットがドロップされると伝送レートを下げる TCP などのプロトコルに最適です。変更するとアプリケーションに利点があると判断しないかぎり、デフォルトを変更しないことを推奨します。

[QoS Class] ダイアログボックス - [Policing] タブ

[QoS Class] ダイアログボックスの [Policing] タブを使用して、選択した QoS クラスのトラフィックにレート制限を設定します。超過トラフィックはドロップされるか、または異なる(通常は低い)プライオリティで送信されます。

ナビゲーション パス

「[QoS Class] ダイアログボックス」に移動し、[Policing] タブをクリックします。

関連項目

「QoS クラスのポリシング パラメータの定義」

「インターフェイスでの QoS の定義」

「コントロール プレーンでの QoS の定義」

「サービス品質ポリシー ページ」

フィールド リファレンス

 

表 54-9 [QoS Class] ダイアログボックス - [Policing] タブ

要素
説明

[Enable Policing]

選択すると、クラスベースのポリシングを設定して、このクラスのトラフィックの最大レートを制御できます。Security Manager では、2 トークン バケット アルゴリズムが使用されます。このアルゴリズムでは、どちらのバケットも着信パケットに対応できない場合に実行する違反アクションが定義されます。

選択を解除すると、選択した QoS クラスのポリシング オプションはすべてディセーブルになります。

[CIR]

平均データ レート(認定情報レートまたは CIR とも呼ぶ)。この量は次の単位で定義できます。

[Percentage]:有効値の範囲は、使用可能な帯域幅全体の 0 ~ 100% です。

[Bit/sec]:有効値の範囲は 8000 ~ 2000000000 ビット/秒です。

トークン バケット アルゴリズムでは、このレートは両方のトークン バケットを一杯にするトークンの到着レートを表します。このレートを下回るトラフィックは、常に適合します。

(注) 「コントロール プレーン ポリシングについて」を設定する場合、CIR はビット/秒で定義する必要があります。

[Conform Burst]

通常のバースト サイズ。これにより、一部のトラフィックがレート制限を超える前に可能なトラフィック バーストの大きさが決まります。トークン バケット アルゴリズムでは、最初の(適合)トークン バケットの全体サイズを表します。

有効値の範囲は、CIR によって決まります。

CIR がパーセンテージで定義されている場合:有効値の範囲は 1 ~ 2000 ミリ秒です。

CIR が絶対値で定義されている場合:有効値の範囲は 1000 ~ 512000000 バイトです。

[Excess Burst]

超過バースト サイズ。これにより、すべてのトラフィックがレート制限を超える前に可能なトラフィック バーストの大きさが決まります。トークン バケット アルゴリズムでは、2 番目の(超過)トークン バケットの全体サイズを表します。

有効値の範囲は、CIR によって決まります。

CIR がパーセンテージで定義されている場合:有効値の範囲は 1 ~ 2000 ミリ秒です。

CIR が絶対値で定義されている場合:有効値の範囲は 1000 ~ 512000000 バイトです。

[Conform action]

レート制限に適合したパケットに対して実行するアクション。

[transmit]:パケットを送信します。

[set-prec-transmit]:IP precedence を指定した値(0 ~ 7)に設定し、パケットを送信します。コントロール プレーンでは使用できません。

[set-dscp-transmit]:DSCP を指定した値(0 ~ 63)に設定し、パケットを送信します。コントロール プレーンでは使用できません。

[drop]:パケットをドロップします。

[Exceed action]

レート制限を超えたが、2 番目の(超過)トークン バケットを使用して処理可能なパケットに対して実行するアクション。

選択可能なアクションは、定義した適合アクションによって異なります。たとえば、適合アクションとして set オプションのいずれかを選択した場合、超過アクションとして [transmit] を選択できません。適合アクションとして [drop] を選択した場合、超過アクションにも [drop] を選択する必要があります。

[Violate action]

適合バケットまたは超過バケットによってサービスが提供されないパケットに対して実行するアクション。

選択可能なアクションは、定義した超過アクションによって異なります。たとえば、超過アクションとして set オプションのいずれかを選択した場合、違反アクションとして [transmit] を選択できません。超過アクションとして [drop] を選択した場合、違反アクションにも [drop] を選択する必要があります。

[QoS Class] ダイアログボックス - [Shaping] タブ

[QoS Class] ダイアログボックスの [Shaping] タブを使用して、選択した QoS クラスの出力トラフィックのレートを制御します。シェーピングでは通常、送信元のデータ レートが想定よりも高い場合はパケットを保持してフローをシェーピングするために、超過トラフィックはバッファ(キューイング メカニズム)を使用して遅延されます。


) [Shaping] タブは、コントロール プレーンで QoS ポリシーを定義する場合、インターフェイスで階層型シェーピングを使用する場合、入力トラフィックの QoS クラスを定義する場合、またはプライオリティ トラフィックでキューイングを実行する場合には使用できません。


ナビゲーション パス

「[QoS Class] ダイアログボックス」に移動し、[Shaping] タブをクリックします。

関連項目

「QoS クラスのシェーピング パラメータの定義」

「インターフェイスでの QoS の定義」

「コントロール プレーンでの QoS の定義」

「サービス品質ポリシー ページ」

フィールド リファレンス

 

表 54-10 [QoS Class] ダイアログボックス - [Shaping] タブ

要素
説明

[Enable Shaping]

選択すると、このクラスのトラフィックのレートを制御するように Distributed Traffic Shaping(DTS)を設定できます。DTS では、ネットワークを輻輳させる可能性があるトラフィック サージをバッファするためにキューが使用されます。

選択を解除すると、選択した QoS クラスのシェーピング オプションはすべてディセーブルになります。

(注) シェーピングは出力トラフィックでだけ実行できます。

[Type]

実行するシェーピングのタイプ。

[Average]:各間隔のデータ レートを、平均バースト レート(認定バースト レートまたは Bc とも呼ばれる)に制限し、平均レートが Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)を超えないようにします。追加のパケットは、送信できるようになるまでバッファに格納されます。

[Peak]:各間隔のデータ レートを、平均バースト レートに超過バースト レート(Be)を加算したレートに制限します。追加のパケットは、送信できるようになるまでバッファに格納されます。

[CIR]

平均データ レート(認定情報レートまたは CIR とも呼ぶ)。この量は次の単位で定義できます。

[Percentage]:有効値の範囲は、使用可能な帯域幅全体の 0 ~ 100% です。

[Bit/sec]:有効値の範囲は 8000 ~ 1000000000 ビット/秒で、8000 の倍数である必要があります。

ある間隔中のデータ バーストはこのレートを超過することがありますが、間隔の多重積分の平均データ レートはこのレートを超過しません。

[Sustained Burst]

通常のバースト サイズ。シェーピング タイプとして平均を選択した場合は、1 間隔中のデータ バーストがこの値に制限されます。

有効値の範囲は、CIR によって決まります。

CIR がパーセンテージで定義されている場合:有効値の範囲は 10 ~ 2000 ミリ秒です。

CIR が絶対値で定義されている場合:有効値の範囲は 1000 ~ 154400000 バイトで、128 バイトの倍数です。

(注) CIR が絶対値で定義されている場合は、このフィールドをブランクのままにすることを推奨します。これにより、デバイスで使用されているアルゴリズムが最適な平均バースト値を決定できます。

[Excess Burst]

超過バースト サイズ。シェーピング タイプとしてピークを選択した場合、1 間隔中のデータ バーストは、平均バースト値とこの値の合計と等しくなることができます。ただし、複数間隔の平均データ レートは、CIR に準拠します。

有効値の範囲は、CIR によって決まります。

CIR がパーセンテージで定義されている場合:有効値の範囲は 10 ~ 2000 ミリ秒です。

CIR が絶対値で定義されている場合:有効値の範囲は 1000 ~ 154400000 バイトで、128 バイトの倍数です。

(注) CIR が絶対値で定義されている場合にこのフィールドを設定しないと、平均バースト値が使用されます。