Cisco MediaSense 設計ガイド リリース 11.0(1)
ディスク領域の管理
ディスク領域の管理

ディスク領域の管理

録音デバイスでは、ディスク領域は重要なリソースです。 MediaSense では、さまざまな(競合する場合もある)領域管理のニーズを満たすように設計された多くの機能が提供されます。

MediaSense にはメディア ファイルを保存するための 2 つのディスク パーティションがあります。一方は録音されたメディア用で、もう一方はアップロードされたメディア用です。 前者は会話の連続録音と再生のために使用され、後者(通常はかなり小規模です)は ViQ、VoD、および VoH 用に使用されます。 ビデオ ボイスメール グリーティングは、録音されたメディアとともに保存されます。 両方のパーティションには、インストール時に自動的に最小サイズが割り当てられ、必要に応じて追加の領域が割り当てられる場合があります。

アップロードされたメディアのパーティションは、管理者によって完全に管理される必要があります。 使用中の容量と使用可能な容量の記録、要らないビデオの手動削除や必要に応じた新しいストレージの追加は管理者の仕事です。 単一のアップロードされた .mp4 ファイルに必要なストレージ容量はファイルのサイズと同等でないことに注意してください。 MediaSense は複数の形式へのアップロード時に自動的にそれを変換し、クラスタ内のすべてのノードに分散します(発信者が要求したときに適切なビデオが適切なノード上ですぐに再生できるようにするため)。 特定のビデオが占める領域を測定する唯一の方法は、そのビデオをアップロードし、準備ができるまで待ってから、[Media Partition Management] ページを確認してどのくらい領域が使用されたかを確認します。

録音されたメディアのパーティションは、はるかに動的で、MediaSense によって自動的に管理するか、または MediaSense API クライアント アプリケーションによって明示的に管理できます。

録音されたメディアのパーティション

ハイ レベルで、2 つの領域管理動作モードが使用可能です。

  • 録音プライオリティ:古い録音よりも新しい録音のほうが重要なお客様向けです。

  • 保存プライオリティ:新しい録音よりも古い録音のほうが重要なお客様向けです。

録音プライオリティ モードでは、MediaSense は録音が設定可能な日数を経過した場合、または使用可能なディスク領域のパーセンテージが危険レベルまで下がった場合に自動的にプルーニングを行います。

保存プライオリティ モードは、メディアの保存に重点を置き、MediaSense はいかなる理由でも録音を自動的にプルーニングしません。

どちらのモードでも、MediaSense は現在進行中のコール用に領域を残しておく必要がある場合に新しいコールの受け入れを停止します。 影響を受けるコールは、他の MediaSense 録音サーバ(使用可能な場合)に自動的にリダイレクトされます。

保存プライオリティの動作

  • 自動プルーニングは実行されません。

  • サーバが警告状態(75 %)になると、アラームが発生します。

  • サーバがクリティカル状態(90 %)になると、新しいコールをリダイレクトします。

  • サーバが緊急状態(99 %)になると、実行中の録音を廃棄します。

  • サーバがクリティカル状態を脱する(87 % より下がる)と、新しいコールを取得し始めます。

録音プライオリティの動作

  • 経過時間に基づく自動プルーニングが実施されます。設定可能な日数より古い録音は自動的にプルーニングされます。

  • サーバが警告状態(75 %)になると、アラームが発生します。

  • サーバがクリティカル状態(90 %)に達すると、古い録音(経過時間しきい値より新しくても)がプルーニングされ、新しい録音用の領域が作成されます。

  • サーバが緊急状態(99 %)になると、新しいコールをリダイレクトし、進行中の録音を廃棄します。

  • サーバが緊急状態を脱する(97 % より下がる)と、新しいコールを取得し始めます。

自動プルーニングは、生の録音ファイルにのみ適用されます。 管理オプションを使用して、MediaSense が廃止予定の convertSession API を使用して作成された .mp4 録音と、プルーニングされた録音に関連するメタデータを自動的に削除するかどうかを決定できます。 このオプションが有効でない場合、API クライアントはこれらの削除に関して責任を負う必要があります(mp4url または wavUrl 機能によって動的に作成される .mp4 および .wav ファイルは、システムによって自動的にクリーンアップされますが、API クライアントはそれらに関して責任を負う必要はありません)。

クライアントには、ディスク使用率を直接管理するオプションもあります。 MediaSense は、ストレージ レベルがより危険なレベルに達するとより積極的なアクションを実行しますが、各段階が開始または終了すると、イベントを登録済みクライアントに発行します。 これらのイベントは、領域管理アクションが必要なときにクライアントに通知します。 MediaSense API には、録音を削除するために使用するいくつかのオプションがあります。クライアントの介入なしで実行されるカスタマイズされた一括削除操作を発行するオプションなどがあります。

古い録音されたセッションを明示的に削除する機能は、サーバベースのクライアントによって実行される自動処理に限定されません。 カスタマーは手動の手法を取ることができます。たとえば、古い録音に関する適切なメタ情報を取得して表示する Web ページの設計や、削除してもよいと見なされた録音を管理者が選択的に削除できるようにするなどがあります。 この Web ページは、サーバベースのクライアントが使用するのと同じ API を使用します。