Cisco ASDM ユーザ ガイド 5.2(3)F
ルーティングのモニタリング
ルーティングのモニタリング
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

ルーティングのモニタリング

BGP のモニタリング

BGP Neighbor

BGP Networks

BGP Summary

OSPF LSA

Type 1

Type 2

Type 3

Type 4

Type 5

Type 7

OSPF Neighbors

Routes

ルーティングのモニタリング

FWSM で次のルーティング情報を監視できます。

「BGP のモニタリング」

「OSPF LSA」

「OSPF Neighbors」

「Routes」

BGP のモニタリング

次の BGP 情報を監視できます。

「BGP Neighbor」

「BGP Networks」

「BGP Summary」

BGP ルーティング プロセスの設定方法の詳細については、「BGP スタブ ルーティング」を参照してください。

BGP Neighbor

BGP Neighbor ペインには、BGP ネイバーへの接続に関する詳細情報が表示されます。

フィールド

BGP Neighbor:BGP Neighbor フィールドには、 show bgp neighbors コマンドの出力結果が含まれます。BGP ネイバーの接続に関する詳細情報が表示されます。表示される出力の情報については、『 Catalyst 6500 Series and Cisco 7600 Series Switch Firewall Services Module Command Reference 』にある show bgp neighbors コマンドの情報を参照してください。

Clear BGP Session:ネイバーとの BGP 接続、あるいは BGP の統計カウンタをリセットします。

BGP Networks

BGP Networks モニタリング ペインには、BGP ルーティング プロセスによりアドバタイズされるネットワークが表示されます。

フィールド

Router identifier:FWSM のルータ ID です。ルータ ID は、 bgp router-id コマンドが割り当てる IP アドレスです。実行中のコンフィギュレーションにこのコマンドがない場合、デフォルトのルータ ID は FWSM で設定されている最上位の IP アドレスになります。

BGP Networks:BGP ルーティング プロセスによりアドバタイズされるネットワークが表示されます。テーブルの各行には、次の情報が含まれています。

Network:アドバタイズされているネットワークの IP アドレスです。

Next Hop:宛先ネットワークにパケットを転送するための次のシステムの IP アドレスです。エントリが 0.0.0.0 の場合、宛先ネットワークへのパスに BGP 以外のルートがあることを示します。

Metric:値が表示されている場合、その値が自律システム メトリック間の値となります。このフィールドは頻繁に使用されません。

LocPrf:ローカルのプリファレンス値です。デフォルト値は 100 です。

Weight:自律システム フィルタ経由で設定されるルートの比重です。

Path:宛先ネットワークへの自律システム パスです。このフィールドには、パス内の自律システムあたり 1 つのエントリがあります。

Clear BGP Session:ネイバーとの BGP 接続、あるいは BGP の統計カウンタをリセットします。

BGP Summary

BGP Summary ペインには、BGP ネイバーとの BGP 接続のステータスが表示されます。

フィールド

Router ID:FWSM のルータ ID です。ルータ ID は、 bgp router-id コマンドが割り当てる IP アドレスです。実行中のコンフィギュレーションにこのコマンドがない場合、デフォルトのルータ ID は FWSM で設定されている最上位の IP アドレスになります。

Local AS Number:FWSM の自律システム番号です。

BGP Session Table:BGP セッションに関する情報が表示されます。各行には次の情報が含まれています。

Neighbor:BGP ネイバーの IP アドレスです。

Version:ネイバーに音声通知される BGP のバージョン番号です。

AS Number:ネイバーの自律システム番号です。

Messages Received:ネイバーから受信するメッセージ番号です。

Messages Sent:ネイバーへ送信するメッセージの番号です。

Table Version:ネイバーへ送信された BGP データベースの最新バージョンです。

InQ:ネイバーからキューに入れられて処理されるメッセージの数です。

OutQ:キューからネイバーに送信されるメッセージの数です。

Up/Down:BGP セッションの状態が Established になっている時間、または Established でない場合は現在の状態になっている時間です。

State/PfxRcd:BGP セッションの現在の状態、およびネイバーまたはピア グループから受信したプレフィックスの数です。最大数に達すると、「PfxRcd」という文字列がエントリに表示され、ネイバーがシャットダウンし、接続が Idle に設定されます。

Idle ステータスのエントリ(Admin)は、接続がシャットダウンしていることを示します。

Clear BGP Session:ネイバーとの BGP 接続、あるいは BGP の統計カウンタをリセットします。

OSPF LSA

FWSM OSPF データベースに格納されている LSA を表示できます。データベースには 4 つのタイプの LSA があり、それぞれのタイプに特定の形式があります。LSA のタイプの概要は次のとおりです。

ルータ LSA(タイプ 1 LSA)は、ネットワークに接続されているルータを記述します。

ネットワーク LSA(タイプ 2 LSA)は、OSPF ルータに接続されているネットワークを記述します。

集約 LSA(タイプ 3 およびタイプ 4 LSA)は、エリア境界のルーティング情報を集約します。

外部 LSA(タイプ 5 およびタイプ 7 LSA)は、外部ネットワークへのルートを記述します。

各 LSA タイプに表示される情報の詳細については、次の項を参照してください。

Type 1

Type 2

Type 3

Type 4

Type 5

Type 7

Type 1

タイプ 1 LSA は、エリア内ですべての OSPF ルータによって渡されるルータ リンク アドバタイズメントです。タイプ 1 LSA は、ネットワークへのルータ リンクを記述します。タイプ 1 LSA は、特定のエリア内だけでフラッドされます。

Type 1 ペインには、FWSM で受信したすべてのタイプ 1 LSA が表示されます。テーブルの各行は、1 つの LSA を表します。

フィールド

Process:LSA の OSPF プロセスを表示します。

Area:LSA の OSPF エリアを表示します。

Router ID:LSA を発信するルータの OSPF ルータ ID を表示します。

Advertiser:LSA を発信するルータの ID を表示します。ルータ LSA の場合、Router ID と同一です。

Age:リンク ステートの経過時間を表示します。

Sequence #:リンク ステートのシーケンス番号を表示します。リンク ステートのシーケンス番号は、古い LSA や重複 LSA の検出に使われます。

Checksum:LSA の内容のチェックサムを表示します。

Link Count:ルータで検出されたインターフェイスの数を表示します。

モード

次の表に、この機能を使用できるモードを示します。

 

ファイアウォール モード
セキュリティ コンテキスト
ルーテッド
透過
シングル
マルチ
コンテキスト
システム

--

--

--

Type 2

タイプ 2 LSA は、エリア内で代表ルータによってフラッドされるネットワーク リンク アドバタイズメントです。タイプ 2 LSA は、特定のネットワークに接続されているルータを記述します。

Type 2 ペインには、ルータをアドバタイズする代表ルータの IP アドレスが表示されます。

フィールド

Process:LSA の OSPF プロセスを表示します。

Area:LSA の OSPF エリアを表示します。

Designated Router:LSA を送信した代表ルータ インターフェイスの IP アドレスを表示します。

Advertiser:LSA を送信した代表ルータの OSPF ルータ ID を表示します。

Age:リンク ステートの経過時間を表示します。

Sequence #:リンク ステートのシーケンス番号を表示します。リンク ステートのシーケンス番号は、古い LSA や重複 LSA の検出に使われます。

Checksum:LSA の内容のチェックサムを表示します。

モード

次の表に、この機能を使用できるモードを示します。

 

ファイアウォール モード
セキュリティ コンテキスト
ルーテッド
透過
シングル
マルチ
コンテキスト
システム

--

--

--

Type 3

タイプ 3 LSA は、エリア間で渡されるサマリー リンク アドバタイズメントです。タイプ 3 LSA は、エリア内のネットワークを記述します。

フィールド

Process:LSA の OSPF プロセスを表示します。

Area:LSA の OSPF エリアを表示します。

Destination:アドバタイズされている宛先ネットワークのアドレスを表示します。

Advertiser:LSA を送信した ABR の ID を表示します。

Age:リンク ステートの経過時間を表示します。

Sequence #:リンク ステートのシーケンス番号を表示します。リンク ステートのシーケンス番号は、古い LSA や重複 LSA の検出に使われます。

Checksum:LSA の内容のチェックサムを表示します。

モード

次の表に、この機能を使用できるモードを示します。

 

ファイアウォール モード
セキュリティ コンテキスト
ルーテッド
透過
シングル
マルチ
コンテキスト
システム

--

--

--

Type 4

タイプ 4 LSA は、エリア間で渡されるサマリー リンク アドバタイズメントです。タイプ 4 LSA は、ASBR へのパスを記述します。タイプ 4 LSA は、スタブ エリアにフラッドされません。

フィールド

Process:LSA の OSPF プロセスを表示します。

Area:LSA の OSPF エリアを表示します。

Router ID:ASBR のルータ ID を表示します。

Advertiser:LSA を送信した ABR の ID を表示します。

Age:リンク ステートの経過時間を表示します。

Sequence #:リンク ステートのシーケンス番号を表示します。リンク ステートのシーケンス番号は、古い LSA や重複 LSA の検出に使われます。

Checksum:LSA の内容のチェックサムを表示します。

モード

次の表に、この機能を使用できるモードを示します。

 

ファイアウォール モード
セキュリティ コンテキスト
ルーテッド
透過
シングル
マルチ
コンテキスト
システム

--

--

--

Type 5

タイプ 5 LSA は、ABSR によってエリア間で渡され、エリアにフラッドされます。タイプ 5 LSA は、AS の外へのルートを記述します。スタブ エリアおよび NSSA では、これらの LSA を受信しません。

フィールド

Process:LSA の OSPF プロセスを表示します。

Network:AS 外部ネットワークのアドレスを表示します。

Advertiser:ASBR のルータ ID を表示します。

Age:リンク ステートの経過時間を表示します。

Sequence #:リンク ステートのシーケンス番号を表示します。リンク ステートのシーケンス番号は、古い LSA や重複 LSA の検出に使われます。

Checksum:LSA の内容のチェックサムを表示します。

Tag:各外部ルートに接続されている、32 ビット フィールドの外部ルート タグを表示します。これは、OSPF プロトコル自体では使われません。

モード

次の表に、この機能を使用できるモードを示します。

 

ファイアウォール モード
セキュリティ コンテキスト
ルーテッド
透過
シングル
マルチ
コンテキスト
システム

--

--

--

Type 7

タイプ 7 LSA は、ASBR によってフラッドされる NSSA AS 外部ルートです。タイプ 7 LSA は、タイプ 5 LSA に似ていますが、複数のエリアにフラッドされるタイプ 5 LSA と異なり、NSSA のみにフラッドされます。タイプ 7 LSA は、エリア バックボーンにフラッドされる前に ABR によってタイプ 5 LSA に変換されます。

フィールド

Process:LSA の OSPF プロセスを表示します。

Area:LSA の OSPF エリアを表示します。

Network:外部ネットワークのアドレスを表示します。

Advertiser:LSA を送信した ASBR のルータ ID を表示します。

Age:リンク ステートの経過時間を表示します。

Sequence #:リンク ステートのシーケンス番号を表示します。リンク ステートのシーケンス番号は、古い LSA や重複 LSA の検出に使われます。

Checksum:LSA の内容のチェックサムを表示します。

Tag:各外部ルートに接続されている、32 ビット フィールドの外部ルート タグを表示します。これは、OSPF プロトコル自体では使われません。

モード

次の表に、この機能を使用できるモードを示します。

 

ファイアウォール モード
セキュリティ コンテキスト
ルーテッド
透過
シングル
マルチ
コンテキスト
システム

--

--

--

OSPF Neighbors

OSPF Neighbor ペインには、FWSM でダイナミックに検出された OSPF ネイバーとスタティックに設定された OSPF ネイバーが表示されます。

フィールド

Neighbor:ネイバーのルータ ID を表示します。

Priority:ルータの優先順位を表示します。

State:ネイバーの OSPF ステートを表示します。

Down:最初の OSPF ネイバー ステートです。このネイバーから hello パケットを受信していないが、このステートで hello パケットをネイバーにまだ送信可能であることを意味します。

完全に隣接したネイバー ステートでは、FWSM がデッド時間間隔内にネイバーから hello パケットを受信しない場合、または手動で設定したネイバーがコンフィギュレーションから削除されようとしている場合、ネイバー ステートは Full から Down に変わります。

Attempt:このステートは、NBMA 環境で手動で設定したネイバーのみで有効です。Attempt ステートでは、FWSM は、デッド時間間隔内に hello を受信しなかったネイバーにポーリング時間間隔ごとにユニキャスト hello パケットを送信します。

Init:このステートは、FWSM がネイバーから hello パケットを受信したが、hello パケットに受信するルータの ID が含まれていなかったことを示します。ルータがネイバーから hello パケットを受信すると、有効な hello パケットを受信した確認として送信側のルータ ID を hello パケットにリストします。

2-Way:このステートは、FWSM とネイバーの間で双方向通信が確立されたことを示します。双方向とは、各デバイスで相手側デバイスからの hello パケットを確認したことを意味します。hello パケットを受信するルータ自体の Router ID が、受信した hello パケットの neighbor フィールド内にある場合は、このステートになります。このステートで、FWSM は、このネイバーと隣接になるかどうかを決定します。ブロードキャスト メディア ネットワークおよび非ブロードキャスト マルチアクセス ネットワークで、FWSM は、指定されたルータとバックアップの代表ルータのみと Full になります。他のすべてのネイバーとは 2-way ステートのままになります。ポイントツーポイント ネットワークおよびポイントツーマルチポイント ネットワークで、FWSM は、接続されているすべてのネイバーと Full になります。

この段階の最後に、ブロードキャストと非ブロードキャスト マルチアクセス ネットワークの DR および BDR が選定されます。


) また、Init ステートでネイバーから Database Descriptor パケットを受信すると、2-way ステートへの移行が発生します。


Exstart:DR および BDR が選定されると、FWSM と DR および BDR の間でリンク ステート情報交換の実際のプロセスが開始されます。

このステートで、FWSM と DR および BDR はマスタースレーブ関係を確立し、隣接関係形成の初期シーケンス番号を選択します。ルータ ID が大きいデバイスがマスターになり、交換を開始します。したがって、このデバイスのみがシーケンス番号を増やせます。


) DR/BDR の選定は、ルータ ID の最も大きいものではなく、デバイスで設定された優先順位の高い方によって行われます。したがって、このステートで DR はスレーブの役割を果たすことができます。マスター/スレーブの選定は、ネイバーごとに行われます。複数のデバイスの DR 優先順位が等しい場合、最上位の IP アドレスを持つデバイスが DR になります。


Exchange:Exchange ステートで、OSPF ネイバーは DBD パケットを交換します。Database Descriptor には LSA ヘッダーのみが含まれ、リンク ステート データベース全体の内容が記述されています。各 DBD パケットにはシーケンス番号があり、スレーブによって明示的に確認されているマスターによってのみ増分されます。また、このステートで、ルータはリンク ステート要求パケットとリンク ステート アップデート パケット(LSA 全体を含む)を送信します。受信した DBD の内容は、ルータ リンク ステート データベースに含まれる情報と比較され、ネイバーに新規または最新のリンク ステート情報があるかどうかをチェックします。

Loading:このステートで、リンク ステート情報の実際の交換が実行されます。DBD からの情報に基づいて、ルータはリンク ステート要求パケットを送信します。次に、ネイバーは、リンク ステート アップデート パケットで要求されたリンク ステート情報を提供します。隣接中に、FWSM は古い LSA または不足している LSA を受信すると、リンク ステート要求パケットを送信してその LSA を要求します。すべてのリンク ステート アップデート パケットが確認されます。

Full:このステートで、ネイバーは互いに完全に隣接しています。すべてのルータおよびネットワーク LSA が交換され、ルータ データベースは完全に同期化されます。

Full は、OSPF ルータの通常のステートです。唯一の例外は、2-way ステートです。2-way ステートは、ブロードキャスト ネットワークでは通常です。ルータは、DR および BDR のみで Full ステートに達します。ネイバーは、常に互いを 2-way と見なします。

Dead Time:ルータがネイバーからの OSPF hello パケットの受信を待機する残り時間を表示します。時間になると、ネイバーのダウン状態が宣言されます。

Address:このネイバーが直接接続されているインターフェイスの IP アドレスを表示します。

Interface:OSPF ネイバーが隣接を形成したインターフェイスを表示します。

モード

次の表に、この機能を使用できるモードを示します。

 

ファイアウォール モード
セキュリティ コンテキスト
ルーテッド
透過
シングル
マルチ
コンテキスト
システム

--

--

--

Routes

Routes ペインには、FWSM のルーティング テーブルでスタティックに設定、接続、および検出されたルートが表示されます。

フィールド

Protocol:ルート情報の発信元を表示します。

RIP:ルートは RIP を使用して取得されました。

OSPF:ルートは OSPF を使用して取得されました。

CONNECTED:ルートは、インターフェイスに直接接続されたネットワークです。

STATIC:ルートはスタティックに定義されています。

Type:ルートのタイプを表示します。次のいずれかの値になります。

-(ダッシュ):タイプ カラムが指定のルートに適用されていないことを示します。

IA:ルートは OSPF のエリア間ルートです。

E1:ルートは OSPF の外部タイプ 1 ルートです。

E2:ルートは、OSPF の外部タイプ 2 ルートです。

N1:ルートは、OSPF の not so stubby エリア(NSSA)の外部タイプ 1 ルートです。

N2:ルートは、OSPF NSSA 外部タイプ 2 ルートです。

Destination:宛先ネットワークの IP アドレス/ネットマスクを表示します。

Gateway:リモート ネットワークの次のルータの IP アドレスを表示します。

Interface:指定されたネットワークに到達可能なインターフェイスを表示します。

[AD/Metric]:ルートの管理ディスタンスとメトリックを表示します。

モード

次の表に、この機能を使用できるモードを示します。

 

ファイアウォール モード
セキュリティ コンテキスト
ルーテッド
透過
シングル
マルチ
コンテキスト
システム

--