目次
イーサネットとサブインターフェイスの設定
RJ-45 インターフェイスの設定とイネーブル化
ファイバ インターフェイスの設定とイネーブル化
VLAN サブインターフェイスおよび 802.1Q トランキングの設定とイネーブル化
RJ-45 インターフェイスの設定とイネーブル化
この項では、物理インターフェイスのイーサネット設定値を設定する方法、およびインターフェイスをイネーブルにする方法について説明します。デフォルトでは、物理インターフェイスはすべてシャットダウンされています。インターフェイスまたはサブインターフェイスをトラフィックが通過できるようにするには、物理インターフェイスを事前にイネーブルにしておく必要があります。マルチコンテキスト モードの場合、物理インターフェイスまたはサブインターフェイスをコンテキストに割り当てると、インターフェイスはデフォルトではそのコンテキスト内でイネーブルになります。ただし、トラフィックがコンテキスト インターフェイスを通過するためには、この手順に従って、そのインターフェイスをシステム コンフィギュレーションでもイネーブルにする必要があります。
デフォルトでは、銅線(RJ-45)インターフェイスの速度と二重通信は、自動ネゴシエーションに設定されます。
ASA 5550 適応型セキュリティ アプライアンスと ASA 5510 以降の適応型セキュリティ アプライアンス用の 4GE SSM には、銅線 RJ-45 とファイバ SFP の 2 種類のコネクタ タイプがあります。RJ-45 がデフォルトです。ファイバ SFP コネクタを使用するようにセキュリティ アプライアンスを設定する場合は、「ファイバ インターフェイスの設定とイネーブル化」を参照してください。
ASA 5500 シリーズ適応型セキュリティ アプライアンスの RJ-45 インターフェイスでは、デフォルトの自動ネゴシエーション設定に Auto-MDI/MDIX 機能も含まれています。Auto-MDI/MDIX は、自動ネゴシエーション フェーズでストレート ケーブルが検出されると、内部クロスオーバーを実行して、クロス ケーブルによる接続を不要にします。インターフェイスで Auto-MDI/MDIX をイネーブルにするには、速度または二重通信のいずれかを自動ネゴシエーションに設定する必要があります。速度と二重通信の両方に固定値を明示的に設定して、両方の設定に関する自動ネゴシエーションをディセーブルにすると、Auto-MDI/MDIX もディセーブルになります。
インターフェイスをイネーブルにするには、または特定の速度と二重通信を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
設定するインターフェイスを指定するには、次のコマンドを入力します。
hostname(config)# interface physical_interface
physical_interface
ID には、タイプ、スロット、およびポート番号を
type
[
slot
/
]
port
という形式で指定します。
物理インターフェイスには、次のタイプがあります。
•
ethernet
•
gigabitethernet
PIX 500 シリーズ セキュリティ アプライアンスでは、タイプの後ろにポート番号を入力します(
ethernet0
など)。
ASA 5500 シリーズ適応型セキュリティ アプライアンスでは、タイプの後ろにスロット/ポートを入力します(
gigabitethernet0/1
など)。シャーシに組み込まれているインターフェイスはスロット 0 に割り当てられていますが、4GE SSM 上のインターフェイスはスロット 1 に割り当てられています。
ASA 5500 シリーズ適応型セキュリティ アプライアンスには、次のタイプもあります。
•
management
管理インターフェイスは、管理トラフィックのみを対象に設計されているファースト イーサネット インターフェイスであり、
management0/0
と指定されます。ただし、必要であれば、トラフィックを通すために使用することもできます(
management-only
コマンドを参照)。透過ファイアウォール モードでは、トラフィックの通過を許可する 2 つのインターフェイスの他に、管理インターフェイスを使用できます。サブインターフェイスを管理インターフェイスに追加して、マルチコンテキスト モードのセキュリティ コンテキストごとに管理を提供することもできます。
ステップ 2
(オプション)速度を設定するには、次のコマンドを使用します。
hostname(config-if)# speed {auto | 10 | 100 | 1000 | nonegotiate}
auto
設定がデフォルトです。
speed
nonegotiate
コマンドは、リンク ネゴシエーションをディセーブルにします。
ステップ 3
(オプション)二重通信を設定するには、次のコマンドを使用します。
hostname(config-if)# duplex {auto | full | half}
auto
設定がデフォルトです。
ステップ 4
インターフェイスをイネーブルにするには、次のコマンドを入力します。
hostname(config-if)# no shutdown
インターフェイスをディセーブルにするには、
shutdown
コマンドを入力します。物理インターフェイスに対して
shutdown
コマンドを入力すると、すべてのサブインターフェイスもシャットダウンします。インターフェイスをシステム実行スペースでシャットダウンすると、そのインターフェイスは、そのインターフェイスを共有しているすべてのコンテキストでシャットダウンします。
ファイバ インターフェイスの設定とイネーブル化
この項では、物理インターフェイスのイーサネット設定値を設定する方法、およびインターフェイスをイネーブルにする方法について説明します。デフォルトでは、物理インターフェイスはすべてシャットダウンされています。インターフェイスまたはサブインターフェイスをトラフィックが通過できるようにするには、物理インターフェイスを事前にイネーブルにしておく必要があります。マルチコンテキスト モードの場合、物理インターフェイスまたはサブインターフェイスをコンテキストに割り当てると、インターフェイスはデフォルトではそのコンテキスト内でイネーブルになります。ただし、トラフィックがコンテキスト インターフェイスを通過するためには、この手順に従って、そのインターフェイスをシステム コンフィギュレーションでもイネーブルにする必要があります。
デフォルトでは、4GE SSM や ASA 5550 適応型セキュリティ アプライアンスのスロット 1 の内蔵インターフェイスで使用されているコネクタは RJ-45 コネクタです。ファイバ SFP コネクタを使用するには、メディア タイプを SFP に設定する必要があります。ファイバ インターフェイスでは、速度は固定であり、二重通信はサポートされていませんが、インターフェイスをリンク パラメータ ネゴシエーションあり(デフォルト)またはネゴシエーションなしに設定することができます。
インターフェイスのイネーブル化、メディア タイプの設定、またはネゴシエーションの設定を行うには、次の手順を実行します。
ステップ 1
設定するインターフェイスを指定するには、次のコマンドを入力します。
hostname(config)# interface gigabitethernet 1/port
4GE SSM インターフェイスは、このシンタックスのインターフェイス ID に示されているように、スロット 1 に割り当てられています(シャーシに組み込まれているインターフェイスはスロット 0 に割り当てられています)。
ステップ 2
メディア タイプを SFP に設定するには、次のコマンドを入力します。
hostname(config-if)# media-type sfp
デフォルトの RJ-45 に戻すには、
media-type rj45
コマンドを入力します。
ステップ 3
(オプション)リンク ネゴシエーションをディセーブルにするには、次のコマンドを使用します。
hostname(config-if)# speed nonegotiate
ファイバ ギガビット イーサネット インターフェイスの場合、デフォルトは
no speed nonegotiate
です。このコマンドは速度を 1000 Mbps に設定し、フロー制御パラメータとリモート障害情報のリンク ネゴシエーションをイネーブルにします。
speed
nonegotiate
コマンドは、リンク ネゴシエーションをディセーブルにします。
ステップ 4
インターフェイスをイネーブルにするには、次のコマンドを入力します。
hostname(config-if)# no shutdown
インターフェイスをディセーブルにするには、
shutdown
コマンドを入力します。物理インターフェイスに対して
shutdown
コマンドを入力すると、すべてのサブインターフェイスもシャットダウンします。インターフェイスをシステム実行スペースでシャットダウンすると、そのインターフェイスは、そのインターフェイスを共有しているすべてのコンテキストでシャットダウンします。
VLAN サブインターフェイスおよび 802.1Q トランキングの設定とイネーブル化
この項では、VLAN サブインターフェイスを設定し、イネーブルにする方法について説明します。1 つまたは複数の VLAN サブインターフェイスがあるインターフェイスは、自動的に 802.1Q トランクとして設定されます。
イネーブルになっているサブインターフェイスをトラフィックが通過できるようにするには、物理インターフェイスを事前にイネーブルにしておく必要があります(詳細については、「RJ-45 インターフェイスの設定とイネーブル化」または 「ファイバ インターフェイスの設定とイネーブル化」を参照してください)。マルチコンテキスト モードの場合、サブインターフェイスをコンテキストに割り当てると、インターフェイスはデフォルトではそのコンテキスト内でイネーブルになります。しかし、トラフィックがコンテキスト インターフェイスを通過するためには、この手順に従って、そのインターフェイスをシステム コンフィギュレーションでもイネーブルにする必要があります。
サブインターフェイスを使用すると、1 つの物理インターフェイスを、異なる VLAN ID でタグ付けされた複数の論理インターフェイスに分割できます。VLAN では、指定の物理インターフェイス上でトラフィックを分離しておくことができるため、物理インターフェイスまたはセキュリティ アプライアンスを追加しなくても、ネットワークで使用可能なインターフェイスの数を増やすことができます。この機能は、マルチコンテキスト モードで特に有効なため、各コンテキストにそれぞれ固有のインターフェイスを割り当てることができます。
プラットフォームに許容されるサブインターフェイスの数を決定するには、
付録 A「機能のライセンスと仕様」
を参照してください。
(注) サブインターフェイスを使用する場合、物理インターフェイスでトラフィックを通過させないようにすることもよくあります。物理インターフェイスはタグのないパケットを通過させることができるためです。サブインターフェイスでトラフィックを通過させるためには物理インターフェイスをイネーブルにする必要があるため、nameif コマンドを除外して、物理インターフェイスがトラフィックを通過させないようにしてください。物理インターフェイスでタグのないパケットを通過できるようにする場合は、通常どおりに nameif コマンドを設定します。インターフェイス設定の詳細については、「インターフェイス パラメータの設定」を参照してください。
サブインターフェイスを追加して、そのサブインターフェイスに VLAN を割り当てるには、次の手順を実行します。
ステップ 1
サブインターフェイスを新たに指定するには、次のコマンドを入力します。
hostname(config)# interface physical_interface.subinterface
物理インターフェイス ID については、「RJ-45 インターフェイスの設定とイネーブル化」の説明を参照してください。
subinterface
ID は、1 ~ 4294967293 の整数です。
たとえば、次のコマンドを入力します。
hostname(config)# interface gigabitethernet0/1.100
ステップ 2
サブインターフェイスに VLAN を指定するには、次のコマンドを入力します。
hostname(config-subif)# vlan vlan_id
vlan_id
は、1 ~ 4094 の整数です。一部の VLAN ID は接続スイッチ用に予約されている場合があります。詳細については、スイッチのマニュアルを確認してください。
VLAN は 1 つだけサブインターフェイスに割り当てることができ、物理インターフェイスには割り当てることはできません。各サブインターフェイスは、VLAN ID がなければトラフィックを通過させることはできません。VLAN ID を変更するには、
no
オプションを使用して以前の VLAN ID を削除する必要はありません。異なる VLAN ID を使用して
vlan
コマンドを入力すると、セキュリティ アプライアンスで以前の ID が変更されます。
ステップ 3
サブインターフェイスをイネーブルにするには、次のコマンドを入力します。
hostname(config-subif)# no shutdown
インターフェイスをディセーブルにするには、
shutdown
コマンドを入力します。インターフェイスをシステム実行スペースでシャットダウンすると、そのインターフェイスは、そのインターフェイスを共有しているすべてのコンテキストでシャットダウンします。