WebVPN の準備
WebVPN によってユーザは、ブラウザを使用してセキュリティ アプライアンスへのセキュアなリモートアクセス VPN トンネルを確立できます。ソフトウェアやハードウェア クライアントは必要ありません。
WebVPN を使用することで、インターネット上のほぼすべてのコンピュータから、幅広い Web リソースおよび Web 対応アプリケーションへのセキュアで容易なアクセスが可能になります。次のようなアクセス先があります。
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内部 Web サイト
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Web 対応アプリケーション
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NT/Active Directory ファイル共有
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POP3S、IMAP4S、および SMTPS などの電子メール プロキシ
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MS Outlook Web Access
•
MAPI
•
Application Access (他の TCP ベースのアプリケーションにアクセスするためのポート転送)
WebVPN は Secure Sockets Layer プロトコルおよびその後継である Transport Layer Security を使用して、リモート ユーザと、中央サイトで設定した特定のサポートされている内部リソースとの間で、セキュアな接続を提供します。セキュリティ アプライアンスはプロキシで処理する必要がある接続を認識し、HTTP サーバは認証サブシステムと対話してユーザを認証します。
ネットワーク管理者は、ユーザに対してグループ単位で WebVPN リソースへのアクセスを提供します。ユーザは、内部ネットワーク上のリソースに直接アクセスすることはできません。
次の項では、WebVPN アクセスを設定するための準備について説明します。
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WebVPN セキュリティ対策の順守
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WebVPN でサポートされていない機能の概要
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中央サイトにアクセスするための SSL の使用
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デジタル証明書による認証
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Web VPN 用にブラウザのクッキーをイネーブルにする
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パスワードの管理
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WebVPN でのシングル サインオンの使用
•
デジタル証明書による認証
WebVPN セキュリティ対策の順守
セキュリティ アプライアンス上の WebVPN 接続は、リモートアクセス IPSec 接続とはまったく異なっています。特に SSL 対応サーバとの対話方法やセキュリティ上のリスクを減らすための対策に大きな違いがあります。
WebVPN 接続では、セキュリティ アプライアンスは、エンド ユーザの Web ブラウザとターゲット Web サーバとの間のプロキシとして機能します。WebVPN ユーザが SSL 対応 Web サーバに接続すると、セキュリティ アプライアンスはセキュアな接続を確立し、SSL 証明書を検証します。エンド ユーザのブラウザは提示された SSL 証明書を受信しないため、この証明書を検証することはできません。
セキュリティ アプライアンス上の現在の WebVPN 実装では、有効期限が切れた証明書を提示するサイトとの通信は許可しません。また、セキュリティ アプライアンスは信頼できる CA 証明書の検証も実行しません。このため、WebVPN ユーザは、SSL 対応の Web サーバと通信する前に相手が提示する証明書を分析することができません。
SSL 証明書に関するリスクを最小限にするには、次のようにします。
1.
WebVPN アクセスを必要とするすべてのユーザからなるグループポリシーを設定し、そのグループポリシーに対してだけ WebVPN 機能をイネーブルにします。
2.
WebVPN ユーザに対してインターネット アクセスを制限します。その方法の 1 つは、URL エントリをディセーブルにすることです。次に、WebVPN ユーザがアクセス可能なプライベート ネットワーク内の特定のターゲットへのリンクを設定します。
3.
ユーザに適切な情報を提供します。SSL 対応サイトがプライベート ネットワーク内部にない場合、ユーザは WebVPN 接続を介してこのサイトにアクセスすることはできません。そのようなサイトにアクセスする場合、ユーザは別のブラウザ ウィンドウを開き、そのブラウザを使用して、提示された証明書を表示する必要があります。
WebVPN でサポートされていない機能の概要
セキュリティ アプライアンスは、WebVPN 接続では次の機能をサポートしていません。
•
モジュラ ポリシー フレームワークの検査機能。コンフィギュレーション制御を検査する機能です。
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vpn-filter
コマンドなどのフィルタ設定コマンドが持つ機能。
•
NAT。グローバルに一意の IP アドレスの必要性を減らす機能です。
•
PAT。複数の発信セッションが 1 つの IP アドレスから発信されているように見せることができる機能です。
•
QoS。
police
コマンドと
priority-queue
コマンドを使用してレートを制限する機能です。
•
接続制限。スタティックまたはモジュラ ポリシー フレームワークの
set connection
コマンドを使用して、接続をチェックする機能です。
•
established
コマンド。このコマンドを使用すると、高セキュリティ ホストから低セキュリティ ホストへの接続が確立済みの場合に、低セキュリティ ホストから高セキュリティ ホストへのリターン接続が可能になります。
WebVPN セッション用 HT4TPS の使用
WebVPN セッションの確立には、次のことが必要です。
•
セキュリティ アプライアンスまたはロードバランシング クラスタへのアクセスに HTTPS を使用する。Web ブラウザには、セキュリティ アプライアンスの IP アドレスを https:// address 形式で入力します。
address
はセキュリティ アプライアンス インターフェイスの IP アドレスまたは DNS ホスト名です。
•
ユーザの接続先のセキュリティ アプライアンス インターフェイス上で WebVPN セッションをイネーブルにする。
インターフェイス上で WebVPN セッションを許可するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
グローバル コンフィギュレーション モードで
webvpn
コマンドを入力して、webvpn モードに入ります。
ステップ 2
WebVPN セッションに使用するインターフェイス名を指定して
enable
コマンドを入力します。
たとえば、外部のインターフェイス上で WebVPN セッションをイネーブルにするには、次のように入力します。
hostname(config-webvpn)# enable outside
同一インターフェイス上での WebVPN と ASDM の設定
セキュリティ アプライアンスは、同一インターフェイスで WebVPN 接続と HTTPS 接続の両方の ASDM 管理セッションを同時にサポートできます。HTTPS と WebVPN の両方がデフォルトでポート 443 を使用します。したがって、HTTPS と WebVPN の両方を同一インターフェイス上でイネーブルにするには、HTTPS か WebVPN のいずれかに異なるポート番号を指定する必要があります。あるいは、異なるインターフェイス上で WebVPN と HTTPS を設定します。
HTTPS のポートを指定するには、
http server enable
コマンドの
port
引数を使用します。次の例では、HTTPS ASDM セッションが外部インターフェイスでポート 444 を使用するように指定しています。WebVPN も外部インターフェイスでイネーブルになっており、デフォルト ポート(443)を使用します。このコンフィギュレーションでは、リモート ユーザは https://<outside_ip>:444 とブラウザで入力して、ASDM セッションを開始します。
hostname(config)# http server enable 444 hostname(config)# http 192.168.3.0 255.255.255.0 outside hostname(config-webvpn)# enable outside
WebVPN のポートを指定するには、webvpn コンフィギュレーション モードから
port
コマンドを使用します。次の例では、外部インターフェイスのポート 444 で WebVPN をイネーブルにします。ASDM の HTTPS も外部インターフェイスで設定されており、デフォルト ポート(443)を使用します。このコンフィギュレーションでは、リモート ユーザは https://<outside_ip>:444 とブラウザで入力して、WebVPN セッションを開始します。
hostname(config)# http server enable hostname(config)# http 192.168.3.0 255.255.255.0 outside hostname(config-webvpn)# port 444 hostname(config-webvpn)# enable outside
WebVPN HTTP/HTTPS プロキシの設定
セキュリティ アプライアンスは HTTPS 接続を終了して、HTTP/HTTPS 要求を HTTP プロキシ サーバや HTTPS プロキシ サーバに転送できます。これらのサーバは、ユーザとインターネットの仲介役として機能します。すべてのインターネット アクセスが組織によって制御されているサーバを経由するように指定することで、別のフィルタリングが可能になり、セキュアなインターネット アクセスと管理制御が保証されます。
HTTP プロキシと HTTPS プロキシに対する値を設定するには、webvpn モードで
http-proxy
コマンドと
https-proxy
コマンドを使用します。これらのコマンドを使用すると、HTTP や HTTPS のプロキシ サーバとポートを指定できます。
SSL/TLS 暗号化プロトコルの設定
SSL/TLS 暗号化プロトコルを設定するときは、次のことに注意してください。
•
使用しているセキュリティ アプライアンスとブラウザが、同じ SSL/TLS 暗号化プロトコルを利用していることを確認してください。
•
電子メール プロキシを設定する場合は、セキュリティ アプライアンス SSL バージョンを TLSv1 Only に設定しないでください。
MS Outlook と MS Outlook Express は TLS をサポートしていません。
•
TCP ポート転送には、Sun Microsystems Java Runtime Environment(JRE)バージョン 1.4.x と 1.5.x が必要です。WebVPN ユーザが次の SSL バージョンで接続している場合、ポート転送は機能しません。
Negotiate SSLv3
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Java がダウンロードされる
|
Negotiate SSLv3/TLSv1
|
Java がダウンロードされる
|
Negotiate TLSv1
|
Java がダウンロードされない
|
TLSv1Only
|
Java がダウンロードされない
|
SSLv3Only
|
Java がダウンロードされない
|
デジタル証明書による認証
SSL はデジタル証明書を使用して認証を行います。セキュリティ アプライアンスは、ブート時に自己署名の SSL サーバ証明書を作成します。または、PKI コンテキストで発行された SSL 証明書をセキュリティ アプライアンスにインストールすることもできます。HTTPS の場合、この証明書をクライアントにインストールする必要があります。証明書のインストールは、特定のセキュリティ アプライアンスから 1 度だけ行います。
デジタル証明書によるユーザ認証には、次のような制限事項があります。
•
デジタル証明書を使用して認証を行う WebVPN ユーザに対して、Application Access は機能しません。JRE には、Web ブラウザ キーストアにアクセスする機能はありません。このため、JAVA はブラウザがユーザ認証に使用する証明書を使用できず、起動できません。
•
電子メールプロキシは、Netscape 7.x の電子メール クライアントの証明書認証だけをサポートします。MS Outlook、MS Outlook Express、Eudora など、他の電子メール クライアントは、証明書ストアにアクセスできません。
デジタル証明書を使用する認証と認可の詳細については、「AAA サーバとローカル データベースの設定」の「証明書とユーザ ログイン クレデンシャルの使用方法」を参照してください。
Web VPN 用にブラウザのクッキーをイネーブルにする
WebVPN が正しく動作するためには、ブラウザのクッキーが必要です。ブラウザでクッキーがディセーブルになっていると、Web ポータル ホームページからのリンクによって新しいウィンドウが開き、ユーザはもう一度ログインするように要求されます。
パスワードの管理
パスワードの期限切れが近づくとにエンド ユーザに警告するようにセキュリティ アプライアンスを設定することができます。これを設定するには、トンネルグループの一般アトリビュート モードで、
password-management
コマンドを指定します。
このコマンドを設定すると、セキュリティ アプライアンスは、リモート ユーザのログイン時に、現在のパスワードの期限切れが近づいているか、または期限が切れていることを通知します。次に、セキュリティ アプライアンスからパスワード変更の機会がユーザに提供されます。現在のパスワードの期限がまだ切れていない場合は、ユーザはこのパスワードで引き続きログインできます。このコマンドは、このような通知機能をサポートする RADIUS、RADIUS 対応 NT サーバ、LDAP サーバなどの AAA サーバで有効です。RADIUS 認証または LDAP 認証が設定されていない場合、セキュリティ アプライアンスはこのコマンドを無視します。
このコマンドは、パスワードが期限切れになるまでの日数は変更しませんが、パスワードの期限切れが近づいていることをセキュリティ アプライアンスがユーザに警告する期限切れまでの日数を指定します。デフォルト値は 14 日間です。
LDAP サーバ認証だけの場合は、キーワード
password-expire-in-days
を使用すると特定の日数を指定できます。
password-expire-in-days
を使用する場合は、日数も指定する必要があります。
日数を 0 にしてこのコマンドを指定すると、このコマンドはディセーブルになります。セキュリティ アプライアンスは期限切れが迫っていることをユーザに通知しませんが、ユーザは期限切れ後にパスワードを変更することができます。
次の例は、トンネルグループ「testgroup」についてパスワードの期限切れが迫っていることをユーザに警告し始めるまでの日数を 90 日間に設定しています。
hostname(config)# tunnel-group testgroup type webvpn hostname(config)# tunnel-group testgroup general-attributes hostname(config-general)# password-management password-expire-in-days 90
WebVPN でのシングル サインオンの使用
シングル サインオン サポートは、WebVPN ユーザがパスワードを 1 回入力するだけで複数の保護されたサービスや Web サーバにアクセスできるシステムです。一般に、SSO のメカニズムは、AAA プロセスの一部として開始されるか、または AAA サーバのユーザ認証に成功した直後に開始されます。セキュリティ アプライアンス上で実行されている WebVPN サーバは、認証サーバにアクセスするユーザのプロキシとして機能します。ユーザがログインすると、WebVPN サーバは HTTPS を使用して認証サーバに SSO 認証要求を送信します。要求にはユーザ名とパスワードが含まれます。サーバは認証要求を承認した場合、SSO 認証クッキーを WebVPN サーバに返します。セキュリティ アプライアンスは、ユーザの代理としてこのクッキーを保持し、ユーザ認証でこのクッキーを使用して、SSO サーバで保護されているドメイン内部の Web サイトの安全を確保します。
この項では、WebVPN でサポートされる 3 種類の SSO 認証方法について説明します。これらの認証方法には、HTTP Basic 認証と NTLMv1(NT LAN Manager)認証、Computer Associates の eTrust SiteMinder SSO サーバ(前 Netegrity SiteMinder)による認証、および HTTP Form プロトコルによる認証があります。
この項の内容は次のとおりです。
•
HTTP Basic 認証または NTLM 認証による SSO の設定
•
SiteMinder による SSO 認証の設定
•
HTTP Form プロトコルを使用した SSO の設定
HTTP Basic 認証または NTLM 認証による SSO の設定
この項では、HTTP Basic 認証または NTLM 認証を使用するシングル サインオンについて説明します。この方法のいずれかまたは両方を使用して SSO を実装するようにセキュリティ アプライアンスを設定することができます。
auto-signon
コマンドを使用すると、セキュリティ アプライアンスは WebVPN ユーザのログインのクレデンシャル(ユーザ名およびパスワード)を内部サーバに自動的に渡すように設定されます。
auto-signon
コマンドは 2 回以上入力することができます。コマンドを複数回入力すると、セキュリティ アプライアンスは入力順(先に入力されたコマンドを優先)にこれらを処理します。IP アドレスと IP マスク、または URI マスクのいずれかを使用してログインのクレデンシャルを受信するようにサーバに指定します。
auto-signon
コマンドは、webvpn コンフィギュレーション モード、webvpn グループポリシー モード、webvpn ユーザ名モードのすべてで使用できます。ユーザ名はグループより優先され、グループはグローバルより優先されます。モードは、次のように、必要な認証の範囲に応じて選択します。
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Webvpn コンフィギュレーション
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WebVPN ユーザ全員に対するグローバルな範囲
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Webvpn グループ コンフィギュレーション
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グループポリシーで定義される WebVPN ユーザのサブセット
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Webvpn ユーザ名コンフィギュレーション
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個々の WebVPN ユーザ
|
次の例では、モードと引数の組み合せが可能なさまざまなコマンドについて説明します。
すべてのユーザ、IP アドレス範囲、NTLM
NTLM 認証を使用し、10.1.1.0 から 10.1.1.255 の IP アドレス範囲に存在するサーバに対するすべての WebVPN ユーザからのアクセスに
自動サインオン
を設定するには、次のようなコマンドを入力します。
hostname(config-webvpn)# auto-signon allow ip 10.1.1.1 255.255.255.0 auth-type ntlm
すべてのユーザ、URI 範囲、HTTP Basic
基本の HTTP 認証を使用するすべての Web VPN ユーザに対し、URI マスク https://*.example.com/* で定義されたサーバへのアクセスに
自動サインオン
を設定するには、次のようなコマンドを入力します。
hostname(config-webvpn)# auto-signon allow uri https://*.example.com/* auth-type basic
グループ、URI 範囲、HTTP Basic および NTLM
基本認証または NTLM 認証を使用して、Web VPN ユーザの ExamplePolicy グループに対し、URI マスク https://*.example.com/* で定義されたサーバへのアクセスに
自動サインオン
を設定するには、次のコマンドを入力します。
hostname(config)# group-policy ExamplePolicy attributes hostname(config-group-policy)# webvpn hostname(config-group-webvpn)# auto-signon allow uri https://*.example.com/* auth-type all
特定のユーザ、IP アドレス範囲、HTTP Basic
NTTP Basic 認証を使用し、10.1.1.0 から 10.1.1.255 の IP アドレス範囲に存在するサーバに対する Anyuser と名付けられたユーザからのアクセスに
自動サインオン
を設定するには、次のようなコマンドを入力します。
hostname(config)# username Anyuser attributes hostname(config-username)# webvpn hostname(config-username-webvpn)# auto-signon allow ip 10.1.1.1 255.255.255.0 auth-type basic
SiteMinder による SSO 認証の設定
ここでは、SiteMinder を使用して SSO をサポートするためのセキュリティ アプライアンスの設定について説明します。ユーザの Web サイトのセキュリティ インフラストラクチャにすでに SiteMinder を組み込んでいる場合は、SSO に SiteMinder を使用するのが普通です。この方式により、SSO 認証は AAA から切り離され、AAA プロセスが完了するとこの認証が 1 回実施されます。WebVPN ユーザまたはグループに SSO を設定する場合は、まず RADIUS サーバまたは LDAP サーバなどの AAA サーバを設定する必要があります。その後で、WebVPN の SSO サポートをセットアップできます。この項の内容は次のとおりです。
•
タスクの概要: Siteminder による SSO の設定
•
タスクの詳細: Siteminder による SSO の設定
•
シスコの認証スキームの SiteMinder への追加
タスクの概要: Siteminder による SSO の設定
この項では、SiteMinder SSO を使用して SSO を設定するために必要なタスクの概要について説明します。必要なタスクは次のとおりです。
•
SSO サーバの指定
•
セキュリティ アプライアンスが SSO 認証要求を作成するための SSO サーバの URL の指定
•
セキュリティ アプライアンスと SSO サーバとの間でセキュアな通信を確立するための秘密キーの指定。このキーはパスワードのようなもので、ユーザが作成および保管し、Cisco Java プラグイン認証スキームを使用してセキュリティ アプライアンスおよび SiteMinder Policy Server の両方で入力します。
これらの必須タスクに加えて、次のようなオプションの設定タスクを行うことができます。
•
認証要求のタイムアウトの設定
•
認証要求のリトライ回数の設定
設定タスクの完了後、ユーザまたはグループポリシーに SSO サーバを割り当てます。
タスクの詳細: Siteminder による SSO の設定
ここでは、CA SiteMinder による SSO 認証をサポートするためのセキュリティ アプライアンスの特定の設定手順について説明します。SiteMinder を使用して SSO を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
webvpn コンフィギュレーション モードで、次の
sso-server
コマンドと
type
オプションを入力して SSO サーバを作成します。たとえば、Example of type siteminder という名前の SSO サーバを作成するには、次のように入力します。
hostname(config-webvpn)# sso-server Example type siteminder hostname(config-webvpn-sso-siteminder)#
(注) 現時点では、セキュリティ アプライアンスは、SSO サーバ タイプ siteminder のみサポートします。
ステップ 2
webvpn-sso-siteminder コンフィギュレーション モードで次のように
web-agent-url
コマンドを入力して SSO サーバの認証 URL を指定します。たとえば、http://www.Example.com/webvpn という URL に認証要求を送信するには、次のように入力します。
hostname(config-webvpn-sso-siteminder)# web-agent-url http://www.Example.com/webvpn hostname(config-webvpn-sso-siteminder)#
ステップ 3
セキュリティ アプライアンスと SiteMinder との間の認証通信をセキュアにする秘密キーを
webvpn-sso-siteminder コンフィギュレーション モードで
policy-server-secret
コマンドを使用して指定します。キーの長さは、標準またはシフト式英数字を使用した任意の文字長にできますが、セキュリティ アプライアンスと SSO サーバの両方で同じキーを使用する必要があります。
たとえば、AtaL8rD8! という秘密キーを作成するには、次のように入力します。
hostname(config-webvpn-sso-siteminder)# policy-server-secret AtaL8rD8! hostname(config-webvpn-sso-siteminder)#
ステップ 4
また、オプションで、webvpn-sso-siteminder コンフィギュレーション モードから
request-timeout
コマンドを使用すると、失敗した SSO 認証がタイムアウトを試行するまでの秒数を設定することができます。デフォルトの秒数は 5 秒で、1 秒から 30 秒までの範囲で指定できます。要求がタイムアウトするまでの秒数を 8 に変更するには、次のように入力します。
hostname(config-webvpn-sso-siteminder)# request-timeout 8 hostname(config-webvpn-sso-siteminder)#
ステップ 5
また、オプションで、webvpn-sso-siteminder コンフィギュレーション モードから
max-retry-attempts
コマンドを使用すると、セキュリティ アプライアンスがタイムアウトするまでに、失敗した SSO 認証をリトライする回数を設定することができます。デフォルトのリトライ回数は 3 で、1 回から 5 回までの範囲で指定できます。たとえば、リトライの回数を 4 に設定するには、次のように入力します。
hostname(config-webvpn-sso-siteminder)# max-retry-attempts 4 hostname(config-webvpn-sso-siteminder)#
ステップ 6
SSO サーバの設定後、グループまたはユーザのいずれかに対して SSO 認証を指定する必要があります。グループに SSO を指定するには、group-policy-webvpn コンフィギュレーション モードで
sso-server value
コマンドを使用して SSO サーバをグループポリシーに割り当てます。ユーザに SSO を指定するには、同じ
sso-server value
コマンドを使用して SSO サーバをユーザに割り当てますが、この場合は username-webvpn コンフィギュレーション モードで実行します。たとえば、Example という名前の SSO サーバをユーザ名 Anyuser に割り当てるには、次のように入力します。
hostname(config)# username Anyuser attributes hostname(config-username)# webvpn hostname(config-username-webvpn)# sso-server value Example hostname(config-group-webvpn)#
ステップ 7
最後に、特権 EXEC モードで、
test sso-server
コマンドを使用すると SSO サーバの設定をテストできます。たとえば、Example という名前の SSO サーバをユーザ名 Anyuser でテストするには、次のように入力します。
hostname# test sso-server Example username Anyuser INFO: Attempting authentication request to sso-server Example for user Anyuser
シスコの認証スキームの SiteMinder への追加
SiteMinder による SSO を使用するためのセキュリティ アプライアンスの設定に加え、Java プラグインとして提供されている、シスコの認証スキームを使用するようにユーザの CA SiteMinder Policy Server を設定する必要もあります。
(注) • SiteMinder Policy Server を正しく設定するには、SiteMinder の経験が必要です。
•
この項では、手順のすべてではなく、一般的なタスクを取り上げます。
•
カスタム認証スキームを追加するための完全な手順については、CA SiteMinder のマニュアルを参照してください。
ユーザの SiteMinder Policy Server にシスコの認証スキームを設定するには、次のタスクを実行します。
ステップ 1
Siteminder Administration ユーティリティを使用して、次の特定の引数を使用できるようにカスタム認証スキームを作成します。
•
Library フィールドに、
smjavaapi
と入力します。
•
Secret フィールドに、セキュリティ アプライアンスに設定したものと同じ秘密キーを入力します。
コマンドライン インターフェイスから
policy-server-secret
コマンドを入力するか、ASDM の Add SSO Server ダイアログの Secret Key フィールドに入力するかのいずれかの方法でセキュリティ アプライアンスにこれを設定します。
•
Parameter フィールドに、
CiscoAuthAPI
と入力します。
ステップ 2
Cisco.com のログインを使用して
cisco_vpn_auth.jar
ファイルを
http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/asa からダウンロードし、SiteMinder サーバのデフォルトのライブラリ ディレクトリにコピーします。
HTTP Form プロトコルを使用した SSO の設定
この項では、SSO における HTTP Form プロトコルの使用方法について説明します。HTTP Form プロトコルは SSO 認証を実行するための一般的な手段で、AAA 方式としても使用できます。このプロトコルは、WebVPN ユーザおよび認証を行う Web サーバの間で認証情報を交換するセキュアな方法を提供します。HTTP Form は一般的なプロトコルとして、Web サーバや Web ベースの SSO 製品との高度な互換性を持ち、RADIUS サーバや LDAP サーバなど他の AAA サーバと共に使用することができます。
(注) HTTP プロトコルを使用して SSO を正しく設定するには、認証および HTTP プロトコル交換に関する実用的な知識が必要です。
セキュリティ アプライアンスは、ここでも認証 Web サーバに対する WebVPN ユーザのプロキシとして動作しますが、この場合は、要求に対して HTTP Form プロトコルと POST 方式を使用します。フォーム データを送受信するためにセキュリティ アプライアンスを設定する必要があります。図37-1 は、次の SSO 認証の手順を示したものです。
1.
最初に、WebVPN ユーザは、ユーザ名とパスワードを入力してセキュリティ アプライアンス上の WebVPN サーバにログインします。
2.
ユーザのプロキシとして動作する WebVPN サーバは、このフォーム データ(ユーザ名およびパスワード)を、POST 認証要求によって認証する Web サーバに転送します。
3.
認証する Web サーバがユーザのデータを承認した場合は、ユーザの代行で保管していた認証クッキーを WebVPN サーバに戻します。
4.
WebVPN サーバはユーザまでのトンネル接続を確立します。
5.
これでユーザは、ユーザ名やパスワードを再入力しなくても、保護された SSO 環境内の他の Web サイトにアクセスできるようになります。
図37-1 HTTP Form による SSO 認証
セキュリティ アプライアンスでユーザ名やパスワードなどの POST データを含めるようにするフォーム パラメータを設定するときに、Web サーバが追加的に要求する非表示パラメータの中には、ユーザ側で当初認識できないものがある場合があります。認証アプリケーションによっては、ユーザ側に表示されず、ユーザが入力もしない非表示データを要求する場合があります。しかし、認証 Web サーバが要求する非表示パラメータを見つけることは可能です。これは、セキュリティ アプライアンスを仲介役のプロキシとして使用せずに、ユーザのブラウザから Web サーバに直接認証要求を出す方法で行います。HTTP ヘッダー アナライザを使用して Web サーバの応答を分析すると、非表示パラメータが次のような形式で表示されます。
<param name>=<URL encoded value>&<param name>=<URL encoded>
非表示パラメータには、必須のパラメータとオプションのパラメータとがあります。Web サーバが非表示パラメータのデータを要求した場合は、そのデータを省略するすべての認証 POST 要求を拒否します。非表示パラメータが必須かオプションかについてはヘッダー アナライザではわからないので、必須であることが判別できるまではすべての非表示パラメータを含めることを推奨します。
この項の内容は次のとおりです。
•
HTTP Form データの収集
•
タスクの概要: HTTP Form プロトコルによる SSO の設定
•
タスクの詳細: HTTP Form プロトコルによる SSO の設定
HTTP Form データの収集
この項では、必要な HTTP Form データを検出および収集する手順を示します。認証 Web サーバが要求するパラメータが何かわからない場合は、次の手順を実行して認証交換を分析するとパラメータ データを収集することができます。
(注) これらの手順では、ブラウザと HTTP ヘッダー アナライザが必要です。
ステップ 1
ユーザのブラウザと HTTP ヘッダー アナライザを起動して、セキュリティ アプライアンスを経由せずに Web サーバのログイン ページに直接接続します。
ステップ 2
Web サーバのログイン ページがユーザのブラウザにロードされてから、ログイン シーケンスを検証して交換時にクッキーが設定されているかどうか判別します。Web サーバによってログイン ページにクッキーがロードされている場合は、このログイン ページの URL を
start-URL
として設定します。
ステップ 3
Web サーバにログインするためのユーザ名とパスワードを入力して、Enter キーを押します。この動作によって、ユーザが検証する認証 POST 要求が HTTP ヘッダー アナライザで生成されます。
次に、ホストの HTTP ヘッダーおよび本文が記載された POST 要求の例を示します。
POST /emco/myemco/authc/forms/MCOlogin.fcc?TYPE=33554433&REALMOID=06-000430e1-7443-125c-ac05-83846dc90034&GUID=&SMAUTHREASON=0&METHOD=GET&SMAGENTNAME=$SM$5FZmjnk3DRNwNjk2KcqVCFbIrNT9%2bJ0H0KPshFtg6rB1UV2PxkHqLw%3d%3d&TARGET=https%3A%2F%2Fwww.example.com%2Femco%2Fmyemco%2F HTTP/1.1 SMENC=ISO-8859-1&SMLOCALE=US-EN&USERID=Anyuser&USER_PASSWORD=XXXXXX&target=https%3A%2F%2Fwww.example.com%2Femco%2Fmyemco%2F&smauthreason=0
ステップ 4
POST 要求を検証してプロトコル、ホストをコピーし、URL を入力して、action-uri パラメータを設定します。
ステップ 5
POST 要求の本文を検証して、次の情報をコピーします。
a.
ユーザ名パラメータ。上記の例では、このパラメータは USERID で、値は anyuser ではありません。
b.
パスワード パラメータ。上記の例では、このパラメータは USER_PASSWORD です。
c.
非表示パラメータ。このパラメータは、POST 本文からユーザ名パラメータとパスワード パラメータを除くすべてです。上記の例で言うと、非表示パラメータは、
SMENC=ISO-8859-1&SMLOCALE=US-EN&target=https%3A%2F%2Fwww.example.com%2Femco%2Fmyemco%2F&smauthreason=0 の部分です。
図37-2 に、HTTP アナライザの出力例に表示される action URI、非表示データ、ユーザ名、パスワードの各種パラメータを示します。これは一例です。出力は Web サイトによって大きく異なります。
図37-2 action-uri、非表示、ユーザ名、パスワードの各種パラメータ
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action URI パラメータ
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非表示パラメータ
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ユーザ名パラメータとパスワード パラメータ
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ステップ 6
Web サーバへのログインが成功したら、HTTP ヘッダー アナライザを使用して、サーバからユーザのブラウザ内に設定されているセッションのクッキー名を見つけ出すことによって、サーバの応答を検証します。ここで
auth-cookie-name
パラメータを使用します。
次のサーバ応答ヘッダーでは、SMSESSION がセッションのクッキーの名前です。必要なのはこの名前だけです。値は不要です。
SMSESSION=yN4Yp5hHVNDgs4FT8dn7+Rwev41hsE49XlKc+1twie0gqnjbhkTkUnR8XWP3hvDH6PZPbHIHtWLDKTa8ngDB/lbYTjIxrbDx8WPWwaG3CxVa3adOxHFR8yjD55GevK3ZF4ujgU1lhO6fta0dSSOSepWvnsCb7IFxCw+MGiw0o88uHa2t4l+SillqfJvcpuXfiIAO06D/gtDF40Ow5YKHEl2KhDEvv+yQzxwfEz2cl7Ef5iMr8LgGcDK7qvMcvrgUqx68JQOK2+RSwtHQ15bCZmsDU5vQVCvSQWC8OMHNGwpS253XwRLvd/h6S/tM0k98QMv+i3N8oOdj1V7flBqecH7+kVrU01F6oFzr0zM1kMyLr5HhlVDh7B0k9wp0dUFZiAzaf43jupD5f6CEkuLeudYW1xgNzsR8eqtPK6t1gFJyOn0s7QdNQ7q9knsPJsekRAH9hrLBhWBLTU/3B1QS94wEGD2YTuiW36TiP14hYwOlCAYRj2/bY3+lYzVu7EmzMQ+UefYxh4cF2gYD8RZL2RwmP9JV5l48I3XBFPNUw/3V5jf7nRuLr/CdfK3OO8+Pa3V6/nNhokErSgyxjzMd88DVzM41LxxaUDhbcmkoHT9ImzBvKzJX0J+o7FoUDFOxEdIqlAN4GNqk49cpi2sXDbIarALp6Bl3+tbB4MlHGH+0CPscZXqoi/kon9YmGauHyRs+0m6wthdlAmCnvlJCDfDoXtn8DpabgiW6VDTrvl3SGPyQtUv7Wdahuq5SxbUzjY2JxQnrUtwB977NCzYu2sOtN+dsEReWJ6ueyJBbMzKyzUB4L3i5uSYN50B4PCv1w5KdRKa5p3N0Nfq6RM6dfipMEJw0Ny1sZ7ohz3fbvQ/YZ7lw/k7ods/8VbaR15ivkE8dSCzuf/AInHtCzuQ6wApzEp9CUoG8/dapWriHjNoi4llJOgCst33wEhxFxcWy2UWxs4EZSjsI5GyBnefSQTPVfma5dc/emWor9vWr0HnTQaHP5rg5dTNqunkDEdMIHfbeP3F90cZejVzihM6igiS6P/CEJAjE;Domain=.example.com;Path=/
図37-3 に、HTTP アナライザによる認可クッキーの出力例を示します。これは一例です。出力は Web サイトによって大きく異なります。
図37-3 HTTP アナライザの出力例に表示された認可クッキー
ステップ 7
この場合は、認証の成否に関わらず同じクッキーがサーバによって設定される可能性があり、このようなクッキーは SSO の目的上、認められません。クッキーが異なっていることを確認するには、無効なログイン クレデンシャルを使用して、「失敗した」クッキーと「成功した」クッキーとをステップ 1 からステップ 6 を繰り返して比較します。
これで、HTTP Form プロトコルによる SSO をセキュリティ アプライアンスに設定するために必要なパラメータ データを入手できました。
タスクの概要: HTTP Form プロトコルによる SSO の設定
この項では、HTTP Form プロトコルを使用した SSO の設定の概要について説明します。HTTP によって SSO をイネーブルにするには、次のタスクを実行します。
•
フォーム データ(
action-uri
)を受信および処理するために、認証 Web サーバの Uniform Resource Identifier(URI; ユニフォーム リソース識別子)を設定する。
•
ユーザ名パラメータ(
user-parameter
)を設定する。
•
ユーザ パスワード パラメータ(
password-parameter
)を設定する。
認証 Web サーバの要件によっては次のタスクが必要になる場合もあります。
•
認証ウェブサーバがログイン前のクッキー交換を必要とする場合は、開始 URL (
start-url
)を設定する。
•
認証 Web サーバが要求する任意の非表示認証パラメータ(
hidden-parameter
)を設定する。
•
認証 Web サーバによって設定される認証クッキーの名前(
auth-cookie-name
)を設定する。
タスクの詳細: HTTP Form プロトコルによる SSO の設定
この項では、HTTP Form プロトコルを使用した SSO を設定するために必要な詳細タスクを取り上げます。セキュリティ アプライアンスが HTTP Form プロトコルを使用した SSO を実行するように設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1
認証 Web サーバが要求する場合は、aaa-server-host コンフィギュレーション モードで
start-url
コマンドを入力して、認証 Web サーバから事前ログイン クッキーを取得するための URL を指定します。たとえば、http://example.com/east/Area.do?Page-Grp1 の URL 認証 Web サーバを、IP アドレス 10.0.0.2 の testgrp1 サーバ グループに指定するには、次のように入力します。
hostname(config)# aaa-server testgrp1 host 10.0.0.2 hostname(config-aaa-server-host)# start-url http://example.com/east/Area.do?Page-Grp1 hostname(config-aaa-server-host)#
ステップ 2
認証 Web サーバに認証プログラム用の URI を指定するには、aaa-server- host コンフィギュレーション モードで
action-uri
コマンドを入力します。1 つの URI を連続する複数行にわたって入力することができます。1 行あたりの最大文字数は 255 です。URI 全体の合計の最大文字数は 2048 です。action URI の出力例は次のとおりです。
http://www.example.com/auth/index.html/appdir/authc/forms/MCOlogin.fcc?TYPE=33554433&REALMOID=06-000a1311-a828-1185-ab41-8333b16a0008&GUID=&SMAUTHREASON=0&METHOD=GET&SMAGENTNAME=$SM$5FZmjnk3DRNwNjk2KcqVCFbIrNT9%2bJ0H0KPshFtg6rB1UV2PxkHqLw%3d%3d&TARGET=https%3A%2F%2Fauth.example.com
この action URI を指定するには、次のコマンドを入力します。
hostname(config-aaa-server-host)# action-uri http://www.example.com/auth/index.htm hostname(config-aaa-server-host)# action-uri l/appdir/authc/forms/MCOlogin.fcc?TYP hostname(config-aaa-server-host)# action-uri 554433&REALMOID=06-000a1311-a828-1185 hostname(config-aaa-server-host)# action-uri -ab41-8333b16a0008&GUID=&SMAUTHREASON hostname(config-aaa-server-host)# action-uri =0&METHOD=GET&SMAGENTNAME=$SM$5FZmjnk hostname(config-aaa-server-host)# action-uri 3DRNwNjk2KcqVCFbIrNT9%2bJ0H0KPshFtg6r hostname(config-aaa-server-host)# action-uri B1UV2PxkHqLw%3d%3d&TARGET=https%3A%2F hostname(config-aaa-server-host)# action-uri %2Fauth.example.com hostname(config-aaa-server-host)#
(注) action URI には、ホスト名およびプロトコルを含めることができます。上記の例では、これらは、http://www.example.com の URI の最初に表示されます。
ステップ 3
HTTP POST 要求のユーザ名パラメータを設定するには、aaa-server-host コンフィギュレーション モードで、
user-parameter
コマンドを入力します。たとえば、次のようにコマンドを入力すると、ユーザ名パラメータ userid が設定されます。
hostname(config-aaa-server-host)# user-parameter userid hostname(config-aaa-server-host)#
ステップ 4
HTTP POST 要求のユーザ パスワード パラメータを設定するには、aaa-server-host コンフィギュレーション モードで、
password-parameter
コマンドを入力します。たとえば、次のようにコマンドを入力すると、ユーザ パスワード パラメータ名として user_password が設定されます。
hostname(config-aaa-server-host)# password-parameter user_password hostname(config-aaa-server-host)#
ステップ 5
認証 Web サーバと交換する非表示パラメータを指定するには、aaa-server-host コンフィギュレーション モードで、
hidden-parameter
コマンドを入力します。次に、POST 要求から抜粋した非表示パラメータの例を示します。
SMENC=ISO-8859-1&SMLOCALE=US-EN&target=https%3A%2F%2Fwww.example.com%2Femco%2Fappdir%2FAreaRoot.do%3FEMCOPageCode%3DENG&smauthreason=0
この非表示パラメータには、間を & で区切った 4 つの Form エントリとその値が含まれています。4 つのエントリとその値は次のとおりです。
•
SMENC エントリおよび値 ISO-8859-1
•
SMLOCALE エントリおよび値 US-EN
•
target エントリと値 https%3A%2F%2Fwww.example.com%2Femco%2Fappdir%2FAreaRoot.do
%3FEMCOPageCode%3DENG
•
smauthreason エントリと値 0
この非表示パラメータを指定するには、次のコマンドを入力します。
hostname(config)# aaa-server testgrp1 host example.com hostname(config-aaa-server-host)# hidden-parameter SMENC=ISO-8859-1&SMLOCALE=US-EN&targe hostname(config-aaa-server-host)# hidden-parameter t=https%3A%2F%2Fwww.example.com%2Femc hostname(config-aaa-server-host)# hidden-parameter o%2Fappdir%2FAreaRoot.do%3FEMCOPageCo hostname(config-aaa-server-host)# hidden-parameter de%3DENG&smauthreason=0 hostname(config-aaa-server-host)#
ステップ 6
認証クッキーの名前を指定するには、aaa-server-host コンフィギュレーション モードで、
auth-cookie-name
コマンドを入力します。このコマンドをはオプションです。次に、SsoAuthCookie という名前の認証クッキーを指定する例を示します。
hostname(config-aaa-server-host)# auth-cookie-name SsoAuthCookie hostname(config-aaa-server-host)#
Application Access の設定
次の各項では、Application Access の設定について説明します。
ポート転送アプレットの自動ダウンロード
hosts ファイル エラーを回避するための Application Access の終了
Application Access 使用時の hosts ファイル エラーの回復
ポート転送アプレットの自動ダウンロード
WebVPN を介してリモート アプリケーションを実行するには、WebVPN ホームページの
Start Application Access
をクリックしてポート転送 Java アプレットをダウンロードし、起動します。アプリケーションのアクセスを簡略化して起動時間を短縮するには、WebVPN にユーザが最初にログインした時点で、このポート転送アプレットを自動的にダウンロードするように WebVPN を設定できます。
ポート転送アプレットの自動ダウンロードをイネーブルにするには、webvpn モードから
auto-download
オプションを使用して
functions
コマンドを入力します。
(注) 自動ダウンロード機能を設定する前に、ポート転送、Outlook/Exchange プロキシまたは HTTP プロキシなどのアプレットを使用するアプリケーションを最初にイネーブルにする必要があります。
hosts ファイル エラーを回避するための Application Access の終了
Application Access の実行の妨げになる hosts ファイル エラーを回避するために、Application Access を使用し終わったら Application Access ウィンドウを正しく閉じるようにします。終了するには、close アイコンをクリックします。
Application Access 使用時の hosts ファイル エラーの回復
Application Access ウィンドウを正しく閉じないと次のエラーが発生することがあります。
•
次に Application Access を起動しようとしたときに、Application Access がディセーブルになっていて、
Backup HOSTS File Found
エラー メッセージが表示される。
•
アプリケーションをローカルで実行している場合でも、アプリケーション自体がディセーブルになっているか、または動作しない。
このようなエラーは、Application Access ウィンドウを不適切な方法で終了したことが原因です。次の例を参考にしてください。
•
Application Access の使用中に、ブラウザがクラッシュした。
•
Application Access の使用中に、停電またはシステム シャットダウンが発生した。
•
作業中に Application Access ウィンドウを最小化し、このウィンドウがアクティブな状態(ただし最小化されている)でコンピュータをシャットダウンした。
ここでは、次の項目について説明します。
•
hosts ファイルの概要
•
不正な Application Access の終了
•
hosts ファイルの再設定
hosts ファイルの概要
ローカル システム上の hosts ファイルは、IP アドレスをホスト名にマッピングしています。
Application Access を起動すると、WebVPN は hosts ファイルを修正し、WebVPN 固有のエントリを追加します。Application Access ウィンドウを正しく閉じて Application Access を終了すると、hosts ファイルは元の状態に戻ります。
Application Access の起動前
|
hosts ファイルは元の状態です。
|
Application Access の起動時
|
• WebVPN は hosts ファイルを hosts.webvpn にコピーして、バックアップを作成します。
• 次に WebVPN は hosts ファイルを編集し、WebVPN 固有の情報を挿入します。
|
Application Access の終了時
|
• WebVPN はバックアップ ファイルを
hosts
ファイルにコピーして、hosts ファイルを元の状態に戻します。
• WebVPN は hosts.webvpn を削除します。
|
Application Access の終了後
|
hosts ファイルは元の状態です。
|
(注) Microsoft アンチスパイウェア ソフトウェアは、ポート転送 JAVA アプレットによる hosts ファイルの変更をブロックします。アンチスパイウェア ソフトウェアの使用時に hosts ファイルの変更を許可する方法の詳細については、www.microsoft.com を参照してください。
不正な Application Access の終了
Application Access が正しく終了しなかった場合、hosts ファイルは WebVPN 用にカスタマイズされた状態のままになっています。ユーザが次に Application Access を起動するときに、WebVPN は hosts.webvpn ファイルを検索することで、Application Access の状態をチェックします。hosts.webvpn ファイルが検出されると、Backup HOSTS File Found エラー メッセージ(図37-4)が表示され、Application Access が一時的にディセーブルになります。
Application Access を正しくシャットダウンしないと、リモートアクセス クライアント/サーバ アプリケーションが不安定な状態のままになります。WebVPN を使用せずにこれらのアプリケーションを起動しようとすると、正しく動作しない場合があります。通常の接続先のホストが使用できなくなる場合があります。一般にこのような状況は、自宅からリモートでアプリケーションを実行し、Application Access ウィンドウを終了せずにコンピュータをシャットダウンし、その後職場でそのアプリケーションを実行しようとした場合に発生します。
WebVPN による hosts ファイルの自動再設定
リモートアクセス サーバに接続できる場合は、hosts ファイルを再設定し、Application Access やアプリケーションを再度イネーブルにするために、次の手順を実行します。
ステップ 1
WebVPN を起動してログインします。ホームページが開きます。
ステップ 2
Applications Access
リンクをクリックします。Backup HOSTS File Found メッセージが表示されます(図37-4 を参照)。
図37-4 Backup HOSTS File Found メッセージ
ステップ 3
次のいずれかのオプションを選択します。
•
Restore from backup
: WebVPN は強制的に正しくシャットダウンされます。WebVPN は
hosts.webvpn backup ファイルを hosts ファイルにコピーし、hosts ファイルを元の状態に戻してから、hosts.webvpn を削除します。その後、Application Access を再起動する必要があります。
•
Do nothing
: Application Access は起動しません。リモートアクセスのホームページが再び表示されます。
•
Delete backup
: WebVPN は hosts.webvpn ファイルを削除し、hosts ファイルを WebVPN 用にカスタマイズされた状態にしておきます。元の hosts ファイル設定は失われます。Application Access は、WebVPN 用にカスタマイズされた hosts ファイルを新しいオリジナルとして使用して起動します。このオプションは、hosts ファイル設定が失われても問題がない場合にだけ選択してください。Application Access が不適切にシャットダウンされた後に、ユーザまたはユーザが使用するプログラムによって hosts ファイルが編集された可能性がある場合は、他の 2 つのオプションのどちらかを選択するか、または hosts ファイルを手動で編集します(「手動による hosts ファイルの再設定」を参照)。
手動による hosts ファイルの再設定
現在の場所からリモートアクセス サーバに接続できない場合や、カスタマイズした hosts ファイルの編集内容を失いたくない場合は、次の手順に従って、hosts ファイルを再設定し、Application Access とアプリケーションを再度イネーブルにします。
ステップ 1
hosts ファイルを見つけて編集します。最も一般的な場所は、c:\windows\sysem32\drivers\etc\hosts です。
ステップ 2
# added by WebVpnPortForward という文字列が含まれている行があるかどうかをチェックします。
この文字列を含む行がある場合、hosts ファイルは WebVPN 用にカスタマイズされています。hosts ファイルが WebVPN 用にカスタマイズされている場合、次の例のようになっています。
123.0.0.3 server1 # added by WebVpnPortForward 123.0.0.3 server1.example.com vpn3000.com # added by WebVpnPortForward 123.0.0.4 server2 # added by WebVpnPortForward 123.0.0.4 server2.example.com.vpn3000.com # added by WebVpnPortForward 123.0.0.5 server3 # added by WebVpnPortForward 123.0.0.5 server3.example.com vpn3000.com # added by WebVpnPortForward # Copyright (c) 1993-1999 Microsoft Corp. # This is a sample HOSTS file used by Microsoft TCP/IP for Windows. # This file contains the mappings of IP addresses to host names. Each # entry should be kept on an individual line. The IP address should # be placed in the first column followed by the corresponding host name. # The IP address and the host name should be separated by at least one # Additionally, comments (such as these) may be inserted on individual # lines or following the machine name denoted by a '#' symbol. # 102.54.94.97 cisco.example.com # source server # 38.25.63.10 x.example.com # x client host
ステップ 3
# added by WebVpnPortForward という文字列が含まれている行を削除します。
ステップ 4
hosts ファイルを保存してから閉じます。
ステップ 5
WebVPN を起動してログインします。
ホームページが開きます。
ステップ 6
Application Access リンクをクリックします。
Application Access ウィンドウが表示されます。これで Application Access がイネーブルになります。
ファイル アクセスの設定
Common Internet File System(CIFS; 共通インターネット ファイル システム)プロトコルは、ファイル、プリンタ、および他のマシン リソースへのネットワーク アクセスをユーザに提供します。Microsoft では、Windows コンピュータのネットワークで CIFS を実装しています。一方、CIFS のオープン ソース実装では、Linux、UNIX、および Mac OS X など他のオペレーティング システムを実行するサーバへのファイル アクセスも提供しています。
WebVPN は、リモート ユーザに HTTPS ポータル ページを提供しています。このページは、セキュリティ アプライアンス上で稼動するプロキシ CIFS クライアントとのインターフェイスになっています。WebVPN は、このクライアントを使用して、ユーザが認証の要件を満たしていてファイルのプロパティがアクセスを制限しない限り、ネットワーク上のファイルへのネットワーク アクセスをユーザに提供します。クライアントは透過的です。WebVPN から送信されるポータル ページでは、ファイル システムに直接アクセスしているかのように見えます。
ユーザがファイルのリストを要求すると、WebVPN は、そのリストが含まれるサーバの IP アドレスをマスター ブラウザに指定されているサーバに照会します。セキュリティ アプライアンスはリストを入手してポータル ページ上のリモート ユーザに送信します。
WebVPN は、ユーザの認証要求とファイルのプロパティに応じて、ユーザが次の CIFS の機能を呼び出すことができるようにします。
•
ドメインおよびワークグループへの移動とリスト、ドメインまたはワークグループ内のサーバへの移動とリスト、サーバ内部の共有、共有部分またはディレクトリ内でのファイルの共有
•
ディレクトリの作成
•
ファイルのダウンロード、アップロード、移動、削除
セキュリティ アプライアンスは、通常、同じネットワーク上か、またはこのネットワークからアクセス可能な場所にマスター ブラウザまたは WINS サーバが必要です。これは、リモート ユーザが WebVPN ホームページまたはツールバー上の Browse Networks をクリックしたときにサーバ リストのクエリーがネットワークに送信されるようにするためです(図37-5)。
図37-5 WebVPN ホームページとフローティング ツールバーのネットワークのブラウズ
マスター ブラウザには、セキュリティ アプライアンス上の CIFS クライアントと、Web VPN がリモート ユーザに提供するネットワーク リソースのリストが表示されます。マスター ブラウザに DNS サーバを使用することはできません。WebVPN は、WINS サーバを使用した Active Native Directory 環境でのファイル アクセスをサポートしますが、ダイナミック DNS サーバでのアクセスはサポートしません。
次に示す手順 1 は、マスター ブラウザと WINS サーバの指定方法について説明します。手順 1 の代わりに、グローバル コンフィギュレーション モードか、グループポリシーまたはユーザ名モードから入る webvpn モードで
url-list
コマンドを使用して、File Folder Bookmark にサーバ共有を設定することができます。次の例を参考にしてください。
url-list
listname displayname
cifs://
ServerA
/
ShareX
/
この方法(共有を追加)では、マスター ブラウザまたは WINS サーバは不要ですが、Browse Networks リンクはサポートされません。このコマンドの入力時に ServerA を参照するためのホスト名または IP アドレスが使用できます。ホスト名を使用する場合、セキュリティ アプライアンスには IP アドレスを解決するための DNS サーバが必要です。
(注) ファイル アクセスを設定する前に、ユーザ アクセス用のサーバに共有を設定する必要があります。
次の手順を実行して CIFS のファイル アクセスをサポートするようにします。
ステップ 1
NetBIOS Name Server(NBNS)ごとに 1 回ずつ、トンネルグループの webvpn コンフィギュレーション モードで、
nbns-server
コマンドを使用します。
nbns-server {
IPaddress
|
hostname
} [
master
] [
timeout
timeout
] [
retry
retries
]
master
は、マスター ブラウザに指定されるコンピュータです。マスター ブラウザは、コンピュータと共有リソースのリストを保持します。コマンドのマスター部分を入力せずにこのコマンドで指定する任意の NBNS サーバは、Windows Internet Naming Server(WINS)である必要があります。まずマスター ブラウザを指定してから、WINS サーバを指定してください。トンネルグループ用のマスター ブラウザを含め、サーバは最大 3 つまで指定できます。
retries
は、NBNS サーバに対するクエリーのリトライ回数です。セキュリティ アプライアンスは、この回数だけサーバのリストを再利用してからエラー メッセージを送信します。デフォルト値は 2 で、範囲は 1 ~ 10 です。
timeout
は、セキュリティ アプライアンスが、クエリーを再度サーバに送信する前に待機する秒数です。このとき、サーバが 1 つしかない場合は同じサーバに送信し、サーバが複数存在する場合は別のサーバに送信します。デフォルトのタイムアウトは 2 秒で、範囲は 1 ~ 30 秒です。
次に例を示します。
hostname(config-tunnel-webvpn)# nbns-server 192.168.1.20 master hostname(config-tunnel-webvpn)# nbns-server 192.168.1.41 hostname(config-tunnel-webvpn)# nbns-server 192.168.1.47
(注) トンネルグループのコンフィギュレーションにすでに存在する NBNS サーバを表示する場合は、tunnel-group webvpn-attributes コマンドを使用します。
ステップ 2
(オプション)WebVPN のポータル ページをリモート ユーザに送信するために符号化する文字セットを指定する
character-encoding
コマンドを使用します。デフォルトでは、リモート ブラウザ上の符号化タイプ セットで WebVPN ポータル ページの文字セットが決定されるため、ユーザは、ブラウザで符号化を適切に実行するために必要となる場合に限り、文字の符号化を設定する必要があります。
character-encoding
charset
Charset
は、最大 40 文字からなる文字列で、
http://www.iana.org/assignments/character-sets
で指定されたいずれかの有効文字セットと同じです。このページのリストにある名前またはエイリアスのいずれかを使用できます。例には、iso-8859-1、shift_jis、および ibm850 が含まれています。
(注) character-encoding 値および file-encoding 値では、ブラウザが使用するフォント ファミリを除外しません。これらの値のいずれかに対し、次の例で示すように日本語の Shift JIS 文字符号化を使用する場合は、webvpn カスタマイゼーション コマンド モードの page style コマンドを使用してフォント ファミリを置き換えるか、webvpn カスタマイゼーション コマンド モードで no page style コマンドを入力してフォント ファミリを削除することにより、設定を補う必要があります。
次に、日本語の Shift JIS 文字をサポートしてフォント ファミリを削除し、さらにデフォルトの背景色を保持するための character-encoding アトリビュートを設定する例を示します。
hostname(config-webvpn)# character-encoding shift_jis hostname(config-webvpn)# customization DfltCustomization hostname(config-webvpn-custom)# page style background-color:white hostname(config-webvpn-custom)#
ステップ 3
(オプション)特定の CIFS サーバの Web VPN ポータル ページの符号化を指定する
file-encoding
コマンドを使用します。このため、これ以外の文字の符合化が必要な各 CIFS サーバに対し、異なるファイル符号化値を使用できます。
file-encoding {server-name | server-ip-address
}
charset
次の例では、IBM860 (エイリアス「CP860」)文字をサポートするために、CIFS サーバ 10.86.5.174 にファイル符号化アトリビュートを設定しています。
hostname(config-webvpn)# file-encoding 10.86.5.174 cp860
ステップ 4
ファイル アクセス、ファイルのブラウジング、およびファイル サーバ エントリをサポートするようにセキュリティ アプライアンスを設定するために、グループポリシー モードまたはユーザ名モードから入る webvpn モードで、
functions
コマンドを使用します。
functions file-access file-browsing file-entry
次の例を参考にしてください。
hostname(config-group-webvpn)# functions file-access file-browsing file-entry hostname(config-group-policy)#
これらのコマンドの詳細については、『
Cisco Security Appliance Command Reference
』を参照してください。
WebVPN エンド ユーザ設定
この項は、エンド ユーザのために WebVPN を設定するシステム管理者を対象にしています。ここでは、エンド ユーザ インターフェイスをカスタマイズする方法について説明します。
この項では、リモート システムの設定要件と作業の概要を説明します。ユーザが WebVPN の使用を開始するために、ユーザに伝える必要のある情報を明確にします。次の項目について説明します。
•
エンド ユーザ インターフェイスの定義
•
WebVPN ページのカスタマイズ
•
ユーザ名とパスワードの要求
•
セキュリティのヒントの通知
•
WebVPN 機能を使用するためのリモート システムの設定
エンド ユーザ インターフェイスの定義
WebVPN エンド ユーザ インターフェイスは一連の HTML パネルで構成されます。ユーザは、セキュリティ アプライアンス インターフェイスの IP アドレスを https://
address
形式で入力することにより、WebVPN にログインします。最初に表示されるパネルは、ログイン画面です(図37-6)。
図37-6 WebVPN の Login 画面
WebVPN ホームページの表示
ユーザがログインすると、WebVPN ホームページが開きます(図37-7)。
図37-7 WebVPN ホームページ
ホームページには設定済みの WebVPN 機能がすべて表示され、選択済みのロゴ、テキスト、および色が外観に反映されています。このサンプル ホームページには、特定のファイル共有の指定機能以外のすべての WebVPN 機能が表示されています。ユーザはこのホームページを使用して、ネットワークのブラウズ、URL の入力、特定の Web サイトへのアクセス、およびポート転送による TCP アプリケーションへのアクセスを実行できます。
WebVPN Application Access パネルの表示
ポート転送(アプリケーション アクセスとも呼ばれる)を開始するには、ユーザは Application Access ボックスの Go ボタンをクリックします。Application Access ウィンドウが開きます(図37-8)。
図37-8 WebVPN Application Access ウィンドウ
このウィンドウには、この WebVPN 接続用に設定された TCP アプリケーションが表示されます。アプリケーションを使用する場合は、このパネルを開いたまま、通常の方法でアプリケーションを起動します。
フローティング ツールバーの表示
図37-9 に示すフローティング ツールバーは、現在の WebVPN セッションを表します。
図37-9 WebVPN フローティング ツールバー
フローティング ツールバーの次の特性に注意してください。
•
ツールバーを使用して、メインのブラウザ ウィンドウに影響を与えずに、URL の入力、ファイルの場所のブラウズ、設定済み Web 接続の選択ができます。
•
ポップアップをブロックするようにブラウザが設定されている場合、フローティング ツールバーは表示できません。
•
ツールバーを閉じると、セキュリティ アプライアンスは WebVPN セッションの終了を確認するプロンプトを表示します。
WebVPN の使用方法については、
表37-6
を参照してください。
Cascading Style Sheet パラメータの使用
多くの WebVPN カスタマイゼーション コマンドには、
style
オプションが含まれています。この値は、任意の有効な Cascading Style Sheet (CSS) パラメータで表されます。これらのパラメータの説明は、このマニュアルの範囲外です。CSS パラメータの詳細については、World Wide Web Consortium (W3C) の Web サイト、www.w3.org で CSS 仕様を参照してください。CSS 2.1 Specification の Appendix F には、CSS パラメータのリストがわかりやすく一覧されています。
www.w3.org/TR/CSS21/propidx.html で参照できます。
次に、WebVPN ページの最も一般的な変更である、ページ色の変更についてヒントを示します。
•
カンマで区切った RGB 値、HTML の色値、または HTML で認識されている場合はその色の名前を使用することができます。
•
RGB の形式は 0,0,0 で、赤、緑、青の各色にはそれぞれ 0 から 255 までの範囲の 10 進数を指定できます。カンマで区切ったエントリは、各色を他の色と組み合せる場合の強度を示します。
•
HTML 形式は #000000 です。6 桁の 10 進数で構成され、最初と 2 番目の数字が赤、3 番目と 4 番目が緑、残りの 2 つが青をそれぞれ表します。
(注) WebVPN ページのカスタマイズを簡略化するには ASDM を使用することをお勧めします。ASDM には、色見本などのスタイル要素の設定やプレビューなどの便利な機能があります。
WebVPN Login ページのカスタマイズ
図37-10 に、WebVPN Login ページと、このページをカスタマイズするのに使用可能な関連する CLI コマンドを示します。
図37-10 WebVPN Login ページと関連する CLI コマンド
次の手順に従うと、CLI コマンドを使用して WebVPN Login ページのすべての要素をカスタマイズできます。各種コマンドの使用例も示します。
ステップ 1
webvpn モードから
customization
コマンドを使用して、WebVPN カスタマイゼーション モードに入ります。
hostname(config-webvpn)# customization cisco hostname(config-webvpn-custom)#
ステップ 2
page style
コマンドを使用して WebVPN Login ページの CSS のスタイルを変更します。
[no] page style
value
hostname(config-webvpn-custom)# page style font-size:large
ステップ 3
title
コマンドを使用してタイトルを変更します。
[no] title
{
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# title text Cisco WebVPN Service
ステップ 4
logo
コマンドを使用して、ロゴをフラッシュ メモリに常駐するロゴに変えます。
[no] logo {none | file {
path
value
}}
ロゴを拒否して、ロゴが継承されないようにするには、
none
オプションを使用してヌル値を設定します。
hostname(config-webvpn-custom)#logo file disk0:cisco_logo.gif
ステップ 5
Login ボックスのタイトルを
login-title
コマンドを使用して変更します。
[
no
]
login-title
{
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# login-title style background-color: rgb(51,51,255);color: rgb(51,51,255); font-family: Algerian; font-size: 12pt; font-style: italic; font-weight: bold
ステップ 6
Login ボックスのメッセージを
login-message
コマンドを使用して変更します。
[
no
]
login-message
{
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# login-message text username and password
ステップ 7
Login ボックスに表示されるユーザ名のプロンプトを
username-prompt
コマンドを使用して変更します。
[
no
]
username-prompt
{
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# username-prompt text Corporate Username: hostname(config-webvpn-custom)# username-prompt style font-weight:bolder
ステップ 8
Login ボックスに表示されるパスワードのプロンプトを
password-prompt
コマンドを使用して変更します。
[
no
]
password-prompt
{
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# password-prompt text Corporate Username: hostname(config-webvpn-custom)# password-prompt style font-weight:bolder
ステップ 9
Login ボックスに表示されるグループ プロンプトを
group-prompt
コマンドを使用して変更します。
[
no
]
group-prompt
{
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# group-prompt text Corporate Group: hostname(config-webvpn-custom)# group-prompt style font-weight:bolder
ステップ 10
Login ボックスの Login ボタンの内容または外観を
login-button
コマンドを使用して変更します。
[
no
]
login-button
{
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# login-button text OK
ステップ 11
Login ボックスの Clear ボタンの内容または外観を
clear-button
コマンドを使用して変更します。
[
no
]
clear-button
{
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# clear-button background-color:blue
WebVPN Logout ページのカスタマイズ
セキュリティ アプライアンスは、WebVPN ユーザが WebVPN のサービスをログアウトするときに WebVPN Logout ページを表示します。図37-11 に、WebVPN Logout ページとこのページをカスタマイズするのに使用可能な関連する CLI コマンドを示します。
図37-11 WebVPN Logout ページ
次の手順に従うと、CLI コマンドを使用して WebVPN Logout ページをカスタマイズできます。各種コマンドの使用例も示します。
ステップ 1
webvpn モードから
customization
コマンドを使用して、WebVPN カスタマイゼーション モードに入ります。
hostname(config-webvpn)# customization cisco hostname(config-webvpn-custom)#
ステップ 2
Logout ボックスのタイトルを
logout-title
コマンドを使用して変更します。
[
no
]
logout-title
{
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# logout-title style background-color: rgb(51,51,255);color: rgb(51,51,255); font-family: Algerian; font-size: 12pt; font-style: italic; font-weight: bold
ステップ 3
Logout ボックスのメッセージを
logout-message
コマンドを使用して変更します。
[
no
]
logout-message
{
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# login-title style background-color: rgb(51,51,255);color: rgb(51,51,255); font-family: Algerian; font-size: 12pt; font-style: italic; font-weight: bold
WebVPN ホームページのカスタマイズ
セキュリティ アプライアンスが認証済み WebVPN ユーザに表示する WebVPN ホームページの外観をカスタマイズできます。図37-12 に、WebVPN ホームページと、このページをカスタマイズするのに使用可能な関連する CLI コマンドを示します。
図37-12 WebVPN ホームページと関連する CLI コマンド
次の手順に従うと、CLI コマンドを使用して WebVPN ホームページのすべての要素をカスタマイズできます。各種コマンドの使用例も示します。
ステップ 1
webvpn モードから
customization
コマンドを使用して、WebVPN カスタマイゼーション モードに入ります。
hostname(config-webvpn)# customization cisco hostname(config-webvpn-custom)#
ステップ 2
border style
コマンドと CSS パラメータを使用して WebVPN ページの外枠のスタイルを変更します。
[
no
]
border style
value
hostname(config-webvpn-custom)# border style background-color:66FFFF
ステップ 3
web-applications
コマンドを使用して、Web Applications ボックスの外観を変更します。
[
no
]
web-applications
{
title
|
message
|
dropdown
} {
text
|
style
}
value
hostname(config-webvpn-custom)# web-applications title text WWW Applications hostname(config-webvpn-custom)# web-applications title style color:blue hostname(config-webvpn-custom)# web-applications message text Enter URL hostname(config-webvpn-custom)# web-applications message style color:blue hostname(config-webvpn-custom)# web-applications dropdown text URLs to Browse hostname(config-webvpn-custom)# web-applications dropdown style color:red
ステップ 4
application-access
コマンドを使用して、Application Access ボックスの外観を変更します。
[
no
]
application-access
{
title
|
message
} {
text
|
style
} value
hostname(config-webvpn-custom)# application-access title text Applications hostname(config-webvpn-custom)# application-access title style color:blue hostname(config-webvpn-custom)# application-access message text Start Application hostname(config-webvpn-custom)# application-access message style color:blue
ステップ 5
browse-networks
コマンドを使用して、Browse Networks ボックスの外観を変更します。
[
no
]
browse-networks
{
title
|
message
|
dropdown
} {
text
|
style
} value
hostname(config-webvpn-custom)# browse-networks title text Corporate Nets hostname(config-webvpn-custom)# browse-networks title style color:blue hostname(config-webvpn-custom)# browse-networks message text Enter URL hostname(config-webvpn-custom)# browse-networks message style color:blue hostname(config-webvpn-custom)# browse-networks dropdown text URLs to Browse hostname(config-webvpn-custom)# browse-networks dropdown style color:red
ステップ 6
web-bookmarks
コマンドを使用して、Web Bookmarks タイトルまたはリンクを変更します。
[
no
]
web-bookmarks
{
link {style
value
} | title {style
value
| text
value
}}
hostname(config-webvpn-custom)# web-bookmarks link style color:black hostname(config-webvpn-custom)# web-bookmarks title style color:black hostname(config-webvpn-custom)# web-bookmarks title text Corporate Web Bookmarks
ステップ 7
file-bookmarks
コマンドを使用して、File Bookmarks タイトルまたは File Bookmarks リンクを変更します。
[
no
]
file-bookmarks
{
link {style
value
} | title {style
value
| text
value
}}
hostname(config-webvpn-custom)# file-bookmarks link style color:blue hostname(config-webvpn-custom)# file-bookmarks title style color:blue hostname(config-webvpn-custom)# file-bookmarks title text Corporate File Bookmarks
Application Access ウィンドウのカスタマイズ
リモート ユーザがアプリケーションを選択すると起動される Application Access ウィンドウをカスタマイズすることができます。図37-13 に、Application Access ウィンドウとカスタマイズで使用可能な関連する CLI コマンドを示します。
図37-13 Application Access ウィンドウ
次の手順に従うと、CLI コマンドを使用して Application Access ウィンドウをカスタマイズできます。各種コマンドの使用例も示します。
ステップ 1
webvpn モードから
customization
コマンドを使用して、WebVPN カスタマイゼーション モードに入ります。
hostname(config-webvpn)# customization cisco hostname(config-webvpn-custom)#
ステップ 2
application-access window
コマンドを使用して、Application Access ウィンドウを変更します。
[
no
]
application-access
window
{
text
|
style
} value
hostname(config-webvpn-custom)# application-access window text URLs to Browse hostname(config-webvpn-custom)# application-access window style color:red
ステップ 3
application-access
hide-details
コマンドを使用して、WebVPN Applications Access ウィンドウへのアプリケーション詳細の非表示をイネーブル化またはディセーブル化します。
[
no
]
application-access hide-details {enable | disable}
デフォルトではディセーブルになっています。アプリケーションの詳細は非表示にならず、Application Access ウィンドウに表示されます。
hostname(config-webvpn-custom)# application-access hide-details enable
プロンプト ダイアログのカスタマイズ
セキュリティ アプライアンスは、通知や警告などのさまざまなプロンプト ダイアログ メッセージを WebVPN ユーザに送信します。図37-14 に、ダイアログ メッセージと、これらのメッセージの外観をカスタマイズするのに使用可能な関連する CLI コマンドを示します。
図37-14 ダイアログ メッセージと関連する CLI コマンド
次の手順で、ダイアログ メッセージのすべての要素のカスタマイズと、各種コマンドの使用例を示します。
ステップ 1
webvpn モードから
customization
コマンドを使用して、WebVPN カスタマイゼーション モードに入ります。
hostname(config-webvpn)# customization cisco hostname(config-webvpn-custom)#
ステップ 2
dialog border
コマンドを使用して、ダイアログ メッセージの外枠をカスタマイズします。
[
no
]
dialog
border
style
value
hostname(config-webvpn-custom)# dialog border style color:blue
ステップ 3
dialog title
コマンドを使用してタイトルの外観を変更します。
[
no
]
dialog
title
style
value
hostname(config-webvpn-custom)# dialog title style font:bolder
ステップ 4
dialog message
コマンドを使用してメッセージの外観を変更します。
[
no
]
dialog
message
style
value
hostname(config-webvpn-custom)# dialog message style font:italic
トンネルグループ、グループ、およびユーザへのカスタマイゼーションの適用
カスタマイゼーションを作成したら、このカスタマイゼーションを
customization
コマンドを使用して、トンネルグループ、グループ、またはユーザに適用することができます。このコマンドで表示されるオプションは、現在のモードの種類によって異なります。
トンネルグループ、グループポリシー、およびユーザの設定の詳細については、
第 30 章「トンネルグループ、グループポリシー、およびユーザの設定」
を参照してください。
トンネルグループへのカスタマイゼーションの適用
トンネルグループにカスタマイゼーションを適用するには、トンネルグループの webvpn モードで、次のように
customization
コマンドを使用します。
[
no
]
customization
name
name
は、トンネルグループに適用するカスタマイゼーションの名前です。
コンフィギュレーションからコマンドを削除して、トンネルグループからカスタマイゼーションを削除するには、コマンドの
no
形式を使用します。
customization
コマンドの後に疑問符(?)を入力して、既存のカスタマイゼーションのリストを表示します。
次の例では、トンネルグループの webvpn モードに入ってから、トンネルグループ
cisco_telecommuters
のカスタマイゼーション cisco をイネーブルにしています。
hostname(config)# tunnel-group cisco_telecommuters webvpn-attributes hostname(tunnel-group-webvpn)# customization cisco
グループおよびユーザへのカスタマイゼーションの適用
グループまたはユーザにカスタマイゼーションを適用するにはグループポリシー webvpn モードまたはユーザ名 webvpn モードで、
customization
コマンドを使用します。これらのモードには、
none
および
value
のオプションが含まれています。
[
no
]
customization {none | value
name
}
none
は、グループまたはユーザのカスタマイゼーションをディセーブルにして値が継承されないようにするオプションで、デフォルトの WebVPN ページを表示します。
value
name
は、グループまたはユーザに適用するカスタマイゼーションの名前です。
コンフィギュレーションからコマンドを削除して値が継承されるようにするには、コマンドの
no
形式を使用します。
customization value
コマンドの後に疑問符(?)を入力して、既存のカスタマイゼーションのリストを表示します。
次の例では、グループポリシーの webvpn モードに入ってから、セキュリティ アプライアンスにカスタマイゼーションのリストを照会し、グループポリシー
cisco_sales
のカスタマイゼーション cisco をイネーブルにしています。
hostname(config)# group-policy cisco_sales attributes hostname(config-group-policy)# webvpn hostname(config-username-webvpn)# customization value ? config-username-webvpn mode commands/options: Available configured customization profiles: hostname(config-group-webvpn)# customization value cisco
次の例では、ユーザ名の webvpn モードに入ってから、ユーザ cisco_employee のカスタマイゼーション cisco をイネーブルにしています。
hostname(config)# username cisco_employee attributes hostname(config-username)# webvpn hostname(config-username-webvpn)# customization value cisco
ユーザ名とパスワードの要求
ネットワークによっては、リモート セッション中にユーザが、コンピュータ、インターネット サービス プロバイダー、WebVPN、メール サーバ、ファイル サーバ、企業アプリケーションのうち、それらの一部またはすべてにログインする必要が生じることがあります。ユーザはさまざまなコンテキストで認証を行うために、一意のユーザ名、パスワード、PIN などさまざまな情報が要求される場合があります。
表37-5
に、WebVPN ユーザが知っておく必要のあるユーザ名とパスワードのタイプを示します。
表37-5 WebVPN ユーザに通知するユーザ名とパスワード
|
|
|
|
コンピュータ
|
コンピュータへのアクセス
|
コンピュータの起動
|
インターネット サービス プロバイダー
|
インターネットへのアクセス
|
インターネット サービス プロバイダーへの接続
|
WebVPN
|
リモート ネットワークへのアクセス
|
WebVPN の起動
|
ファイル サーバ
|
リモート ファイル サーバへのアクセス
|
WebVPN ファイル ブラウジング機能を使用して、リモート ファイル サーバにアクセスするとき
|
企業アプリケーションへのログイン
|
ファイアウォールで保護された内部サーバへのアクセス
|
WebVPN Web ブラウジング機能を使用して、保護されている内部 Web サイトにアクセスするとき
|
メール サーバ
|
WebVPN 経由によるリモート メール サーバへのアクセス
|
電子メール メッセージの送受信
|
セキュリティのヒントの通知
必ず WebVPN セッションからログアウトするようにユーザに通知してください(WebVPN からログアウトするには、WebVPN ツールバーの logout アイコンをクリックするか、またはブラウザを閉じます)。
WebVPN を使用してもすべてのサイトとの通信がセキュアであるとは限らないことを、ユーザに通知してください。WebVPN は、企業ネットワーク上のリモート PC やワークステーションとセキュリティ アプライアンスとの間のデータ転送のセキュリティを保証するものです。したがって、ユーザが HTTPS 以外の Web リソース(インターネット上や内部ネットワーク上にあるもの)にアクセスする場合、企業のセキュリティ アプライアンスから目的の Web サーバまでの通信はセキュアではありません。
WebVPN 機能を使用するためのリモート システムの設定
表37-6
に、WebVPN を使用するためのリモート システムの設定に関する、次の各種情報を示します。
•
WebVPN の起動
•
WebVPN フローティング ツールバーの使用
•
Web ブラウジング
•
ネットワーク ブラウジングとファイル管理
•
アプリケーションの使用(ポート転送)
•
ポート転送を介した電子メールの使用
•
Web アクセスを介した電子メールの使用
•
電子メール プロキシを介した電子メールの使用
また、
表37-6
には、次の項目に関する情報も記載されています。
•
WebVPN の要件(機能別)
•
WebVPN をサポートするアプリケーション
•
クライアント アプリケーションのインストールとコンフィギュレーションの要件
•
エンド ユーザに提供する必要のある情報
•
エンド ユーザのためのヒントや使用上の推奨事項
ユーザ アカウントを別々に設定し、各ユーザがそれぞれ異なる WebVPN 機能を使用できるようにすることが可能です。
表37-6
には機能別の情報をまとめてあります。利用できない機能の情報についてはスキップしてください。
表37-6 WebVPN リモート システム コンフィギュレーションとエンド ユーザの要件
|
|
|
|
|
WebVPN の起動
|
インターネットへの接続
|
サポートされているインターネット接続は、次のとおりです。
• 家庭の DSL、ケーブル、ダイヤルアップ
• 公共のキオスク
• ホテルの回線
• 空港の無線ノード
• インターネット カフェ
|
WebVPN 対応のブラウザ
|
WebVPN には次のブラウザを推奨します。他のブラウザでは、WebVPN 機能を完全にはサポートできない場合があります。
Microsoft Windows の場合:
• Internet Explorer バージョン 6.0
• Netscape バージョン 7.2
• Mozilla バージョン 1.7 以降
• Firefox 1.x
Linux の場合:
• Mozilla バージョン 1.7
• Netscape バージョン 7.2
• Firefox 1.x
Solaris の場合:
• Netscape バージョン 7.2
Macintosh OS X の場合:
• Safari バージョン 1.0
• Firefox 1.x
|
ブラウザでのクッキーのイネーブル化
|
ポート転送を介してアプリケーションにアクセスするために、ブラウザでクッキーをイネーブルにする必要があります。
|
WebVPN 用の URL
|
https アドレスの形式は次のとおりです。
https://
address
address
は、WebVPN がイネーブルになっているセキュリティ アプライアンスのインターフェイスの IP アドレスまたは DNS ホスト名(またはロードバランシング クラスタ)です。たとえば、
https://10.89.192.163 または https://cisco.example.com のようになります。
|
WebVPN のユーザ名とパスワード
|
|
(オプション)ローカル プリンタ
|
WebVPN は、Web ブラウザからネットワーク プリンタへの印刷をサポートしていません。ローカル プリンタへの印刷はサポートされています。
|
WebVPN フローティング ツールバーの使用
|
|
フローティング ツールバーを使用すると、WebVPN を簡単に使用できます。ツールバーを使用して、メインのブラウザ ウィンドウに影響を与えずに、URL の入力、ファイルの場所のブラウズ、設定済み Web 接続の選択ができます。
ポップアップをブロックするようにブラウザが設定されている場合、フローティング ツールバーは表示できません。
フローティング ツールバーは、現在の WebVPN セッションを表します。
Close
ボタンをクリックすると、セキュリティ アプライアンスは WebVPN セッションの終了を確認するプロンプトを表示します。
ヒント ヒント:テキストをテキスト フィールドに貼り付けるには、Ctrl+V キーを使用します(WebVPN ツールバーでは右クリックはディセーブルになっています)。
|
|
Web ブラウジング
|
保護されている Web サイトのユーザ名とパスワード
|
WebVPN を使用しても、すべてのサイトとの通信がセキュアになるわけではありません。「セキュリティのヒントの通知」を参照してください。
|
|
WebVPN での Web ブラウジングのルックアンドフィールは、ユーザが見慣れたものではない場合があります。次の例を参考にしてください。
• WebVPN タイトル バーが各 Web ページの上部に表示される
• Web サイトへのアクセス方法:
– WebVPN ホームページ上の Enter Web Address フィールドに URL を入力する
– WebVPN ホームページ上にある設定済みの Web サイト リンクをクリックする
– 上記 2 つのどちらかの方法でアクセスした Web ページ上のリンクをクリックする
また、特定のアカウントの設定によっては、次のようになる場合もあります。
• 一部の Web サイトがブロックされている
• 使用可能な Web サイトが、WebVPN ホームページ上にリンクとして表示されるものに限られる
|
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ネットワーク ブラウジングとファイル管理
|
共有リモートアクセス用に設定されたファイル アクセス権
|
WebVPN を介してアクセスできるのは、共有フォルダと共有ファイルに限られます。
|
保護されているファイル サーバのサーバ名とパスワード
|
--
|
フォルダとファイルが存在するドメイン、ワークグループ、およびサーバ名
|
ユーザは、組織ネットワークを介してファイルを見つける方法に慣れていない場合があります。
|
--
|
コピー処理の進行中は、
Copy File to Server
コマンドを中断したり、別の画面に移動したりしないでください。コピー処理を中断すると、不完全なファイルがサーバに保存される可能性があります。
|
|
アプリケーションの使用
(ポート転送またはアプリケーション アクセスと呼ばれる)
|
(注) Macintosh OS X の場合、この機能をサポートしているのは Safari ブラウザだけです。
|
(注) この機能を使用するには、Sun Microsystems Java™ Runtime Environment をインストールしてローカル クライアントを設定する必要があります。これには、ローカル システムで管理者の許可が必要になるため、ユーザがパブリック リモート システムから接続した場合に、アプリケーションを使用できない可能性があります。
|
|
インストール済みのクライアント アプリケーション
|
--
|
ブラウザでイネーブルにされているクッキー
|
--
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管理者特権
|
ユーザが DNS 名を使用してサーバを指定する場合、そのユーザは PC の管理者用アクセス特権を持つ必要があります。これは、hosts ファイルを修正するのにこの特権が必要なためです。
|
|
|
インストール済みの Sun Microsystems
Java Runtime Environment(JRE)バージョン 1.4.x と 1.5.x
ブラウザで Javascript をイネーブルにする必要があります。デフォルトでは、イネーブルになっています。
|
JRE がインストールされていない場合は、ポップアップ ウィンドウが表示され、ユーザに対して使用可能なサイトが示されます。
まれに、JAVA 例外エラーで WebVPN ポート転送アプレットが失敗することがあります。このような状況が発生した場合は、次の手順を実行します。
1. ブラウザのキャッシュをクリアして、ブラウザを閉じます。
2. JAVA アイコンがコンピュータのタスク バーに表示されていないことを確認します。JAVA のインスタンスをすべて閉じます。
3. WebVPN セッションを確立し、ポート転送 JAVA アプレットを起動します。
|
|
設定済みのクライアント アプリケーション(必要な場合)
(注) Microsoft Outlook クライアントの場合、この設定手順は不要です。
Windows 以外のすべてのクライアント アプリケーションでは、設定が必要です。
Windows アプリケーションの設定が必要かどうかを確認するには、Remote Server の値をチェックします。
• Remote Server にサーバ ホスト名が含まれている場合、クライアント アプリケーションの設定は不要です。
• Remote Server フィールドに IP アドレスが含まれている場合、クライアント アプリケーションを設定する必要があります。
|
クライアント アプリケーションを設定するには、ローカルにマッピングされたサーバの IP アドレスとポート番号を使用します。この情報を見つけるには、次の手順を実行します。
1. リモート システム上で WebVPN を起動し、
WebVPN ホームページの Application Access リンクをクリックします。Application Access ウィンドウが表示されます。
2. Name カラムで、使用するサーバ名を確認し、このサーバに対応するクライアント IP アドレスとポート番号を Local カラムで確認します。
3. この IP アドレスとポート番号を使用して、クライアント アプリケーションを設定します。設定手順は、クライアント アプリケーションによって異なります。
|
(注) WebVPN でアプリケーションを実行している場合、アプリケーションで表示される URL (電子メール内の URL など)をクリックしても、WebVPN ではそのサイトは開きません。WebVPN でこのようなサイトを開くには、Enter WebVPN (URL) Address フィールドに URL をカット アンド ペーストします。
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Application Access を介した電子メールの使用
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Application Access の要件を満たす(「アプリケーションの使用」を参照)
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電子メールを使用するには、WebVPN ホームページから Application Access を起動します。これにより、メール クライアントが使用できるようになります。
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(注) IMAP クライアントの使用中にメール サーバとの接続が中断し、新しく接続を確立できない場合は、IMAP アプリケーションを終了して WebVPN を再起動します。
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その他のメール クライアント
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Microsoft Outlook Express バージョン 5.5 および 6.0 はテスト済みです。
WebVPN は、Netscape Mail、Lotus Notes、および Eudora などの、ポート転送を介したその他の SMTPS、POP3S、または IMAP4S 電子メール プログラムをサポートしますが、動作確認は行っていません。
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Web アクセスを介した電子メールの使用
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インストールされている Web ベースの電子メール製品
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次の製品がサポートされています。
• Outlook Web Access
最適な結果を得るために、Internet Explorer 6.x 以上、Mozilla 1.7、または Firefox 1.x. で OWA を使用してください。
• Louts iNotes
その他の Web ベースの電子メール製品も動作しますが、動作確認は行っていません。
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電子メール プロキシを介した電子メールの使用
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インストール済みの SSL 対応メール アプリケーション
セキュリティ アプライアンス SSL バージョンを TLSv1 Only に設定しないでください。Outlook および Outlook Express は TLS をサポートしていません。
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サポートされているメール アプリケーションは次のとおりです。
• Microsoft Outlook
• Microsoft Outlook Express バージョン 5.5 および 6.0
• Netscape Mail バージョン 7
• Eudora 4.2 for Windows 2000
その他の SSL 対応クライアントも動作しますが、動作確認は行っていません。
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設定済みのメール アプリケーション
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メール アプリケーションの使用方法と例については、「WebVPN を介した電子メールの使用」を参照してください。
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