ネットワーク管理コンフィギュレーション ガイド、 Cisco IOS XE Release 3S
RMON サポートの設定
RMON サポートの設定
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/04/22 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

RMON サポートの設定

機能情報の検索

目次

RMON サポートの設定について

RMON サポートの設定方法

RMON アラームまたはイベントの設定

トラブルシューティングのヒント

RMON 設定のモニタリングと確認

RMON の設定例

RMON アラームとイベントの設定:例

参考資料

MIB

シスコのテクニカル サポート

RMON サポートの設定に関する機能情報

RMON サポートの設定

Remote Monitoring(RMON; リモート モニタリング)MIB エージェント指定を Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)と組み合わせて使用すると、アラームやイベントを使用してトラフィックをモニタできます。

機能情報の検索

最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「RMON サポートの設定に関する機能情報」を参照してください。

プラットフォームのサポートおよび Cisco IOS XE ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

RMON サポートの設定について

RMON オプションでは個々のノード上のアクティビティが特定され、LAN セグメント上のすべてのノードとそれらの相互作用をモニタできます。ルータの SNMP エージェントと一緒に使用される RMON アラームおよびイベント(トラフィック違反やネットワーク上のさまざまな異常の発生を示すメッセージのクラス)を既存の MIB と組み合わせると、予防的なモニタを行う場所を選択できます。


) RMON では SNMP を設定する必要があります(サーバで RMON MIB が含まれるバージョンの SNMP が実行されている必要があります)。RMON のネットワーク管理機能を利用する場合は、一般的な RMON コンソール アプリケーションを使用することを推奨します。


RMON は、非常に大量のデータが発生し、プロセッサの負担になることがあります。ユーザは RMON によってルータのパフォーマンスが低下しないように、また過剰な管理トラフィックのオーバーヘッドを最小限に抑えるように、使用状況の影響を測定する必要があります。RMON のネイティブ モードでは、無差別モードに比べ、この集中が軽減されます。

明示的に RMON オプションを指定せずに発注したすべての Cisco IOS XE ソフトウェア イメージには、制限付きの RMON サポート(RMON アラームおよびイベント グループのみ)が含まれます。RMON オプションを指定して発注したイメージには、9 つの管理グループ(統計情報、履歴、アラーム、ホスト、hostTopN、マトリクス、フィルタ、キャプチャ、およびイベント)すべてのサポートが含まれます。セキュリティ上の注意事項として、キャプチャ グループのサポートではパケット ヘッダー情報だけをキャプチャできます。データ ペイロードはキャプチャされません。

RMON MIB には、次の機能があります。

usrHistory グループ。この MiB グループは、各間隔で収集される MIB オブジェクトをユーザが指定できることを除き、RMON etherHistory グループに似ています。

partial probeConfig グループ。この MIB グループは、読み取り専用モードで実装される probeConfig グループのサブセットです。これらのオブジェクトは、このグループから単純なスカラを実装します。 表 1 に、新しい partial probeConfig グループ オブジェクトの詳細を示します。

 

表 1 部分 probeConfig グループ オブジェクト

オブジェクト
説明

probeCapabilities

RMON ソフトウェア グループが実装されました。

probeSoftwareRev

デバイス上で実行されている Cisco IOS XE ソフトウェアの現行バージョン。

probeHardwareRev

シスコ デバイスの現行バージョン。

probeDateTime

現在の日付と時刻。

probeResetControl

リセットを開始します。

probeDownloadFile

デバイス上で実行されているイメージの発信元。

probeDownloadTFTPServer

デバイスが新しいバージョンの Cisco IOS XE ソフトウェアのダウンロードに使用する、Trivial File Transfer Protocol(TFTP)を格納するサーバのアドレス。

probeDownloadAction

デバイスを再起動するコマンドの処理を指定します。

probeDownloadStatus

再起動の状態。

netDefaultGateway

デフォルト ゲートウェイとしてデータにマッピングされたルータ。

hcRMONCapabilities

この RMON のバージョンにマッピングされている機能を指定します。

RMON サポートの設定方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「RMON アラームまたはイベントの設定」

「RMON 設定のモニタリングと確認」

RMON アラームまたはイベントの設定

RMON アラームまたはイベントを設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. rmon alarm number variable interval { delta | absolute } rising-threshold value [ event-number ] falling-threshold value [ event-number ] [ owner string ]

4. rmon event number [ log ] [ trap community ] [ description string ] [ owner string ]

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

rmon alarm number variable interval { delta | absolute } rising-threshold value [ event-number ] falling-threshold value [ event-number ] [ owner string ]

 

Router# rmon alarm 10 ifEntry.20.1 20 delta rising-threshold 15 1 falling-threshold 0

MIB オブジェクトにアラームを設定します。

ステップ 4

rmon event number [ log ] [ trap community ] [ description string ] [ owner string ]

 

Router# rmon event 1 log trap eventtrap description "High ifOutErrors" owner owner2

RMON イベント テーブルにイベントを追加または削除します。

トラブルシューティングのヒント

アクセス サーバ内の MIB オブジェクトにアラームを設定できます。アラームをディセーブルにするには、設定する各アラームでこのコマンドの no 形式を使用する必要があります。設定するすべてのアラームを一度にディセーブルにすることはできません。

RMON MIB では RMON alarmEntry risingThreshold イベントまたは fallingThreshold イベントの発生時に、risingAlarm トラップと fallingAlarm トラップの 2 つのトラップが定義されます。これらのしきい値によって、ネットワーク上で送信される通知の数を最小限に抑えることができます。問題が上昇しきい値を上回ると、アラームがトリガーされます。アラーム通知は、定義された下降しきい値が回復されるまで送信されません。そのため、マイナーな障害または回復が発生するたびに通知が送信されるわけではありません。

RMON 設定のモニタリングと確認

現在の RMON ステータスを表示するには、EXEC モードで次のコマンドのいずれかまたは複数を使用します。

手順の概要

1. enable

2. show rmon
show rmon alarms

3. show rmon events

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

show rmon

 

Router# show rmon

一般的な RMON 統計情報を表示します。

ステップ 3

show rmon alarms

 

Router> show rmon alarms

RMON アラーム テーブルを表示します。

ステップ 4

show rmon events

 

Router> show rmon events

RMON イベント テーブルを表示します。

RMON の設定例

ここでは、次の例について説明します。

RMON アラームとイベントの設定:例

RMON アラームとイベントの設定:例

次に、 rmon event グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、RMON イベント番号に関連付けられる(RMON イベント テーブル内の)イベントを追加する例を示します。

Router(config)# rmon event 1 log trap eventtrap description “High ifOutErrors” owner owner_a
 

この例では、「High ifOutErrors」と定義される RMON イベント番号 1 が作成され、イベントがアラームによってトリガーされた場合のログ エントリが生成されます。ユーザ「owner_a」は、このコマンドでイベント テーブルに作成された列のオーナーです。また、この例では、イベントが発生すると SNMP トラップが生成されます。

次に、rmon alarm グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して RMON アラームを設定する例を示します。

Router(config)# rmon alarm 10 ifEntry.20.1 20 delta rising-threshold 15 1 falling-threshold 0 owner owner_a
 

この例では、RMON アラーム番号 10 が設定されます。このアラームは、アラームがディセーブルになるまで 20 秒ごとに MIB 変数 ifEntry.20.1 をモニタし、変数の立ち上がり時または立ち下り時の変化をチェックします。ifEntry.20.1 の値が MIB カウンタにおいて 15 以上増加すると(たとえば 100000 から 100015 になると)、アラームがトリガーされます。次に、このアラームによってイベント番号 1 が発生します。イベント番号は rmon event コマンドで設定します。考えられるイベントには、ログ エントリや SNMP トラップがあります。ifEntry.20.1 の値が変化しない場合は、アラームがリセットされて再びトリガーできるようになります。

参考資料

ここでは、RMON サポート機能に関する関連資料について説明します。

MIB

MIB
MIB リンク

Remote Monitoring(RMON)MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS XE リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。

テクニカル サポートを受ける

ソフトウェアをダウンロードする

セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける

ツールおよびリソースへアクセスする

Product Alert の受信登録

Field Notice の受信登録

Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索

Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する

トレーニング リソースへアクセスする

TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

RMON サポートの設定に関する機能情報

表 2 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS XE ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator を使用すると、特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートする Cisco IOS XE のソフトウェア イメージを判別できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 2 には、一連の Cisco IOS XE ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS XE ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その機能は、一連の Cisco IOS XE ソフトウェア リリースの以降のリリースでもサポートされます。


 

表 2 RMON サポートの設定に関する機能情報

機能名
リリース
機能情報

RMON イベントおよびアラーム

Cisco IOS XE Release 2.1

この機能は、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータで導入されました。

次のコマンドは、このモジュールで説明した機能で導入または修正されたものです。

rmon capture userdata

rmon collection history

rmon collection host

rmon collection matrix

rmon collection rmon1

show rmon capture

show rmon filter

show rmon hosts

show rmon matrix