外部 ID ソースの管理
外部 ID ソースの管理
発行日;2013/01/21 | 英語版ドキュメント(2012/08/16 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 18MB) | フィードバック

目次

外部 ID ソースの管理

証明書認証プロファイル

証明書認証プロファイルの追加または編集

Microsoft Active Directory

と Active Directory の統合の主要機能

と Active Directory の統合

Active Directory デバッグ ログの有効化

補足情報

Active Directory でのグループ ポリシーの設定

Active Directory に対する EAP-TLS マシン認証のための Odyssey 5.X サプリカントの設定

マシン認証のための AnyConnect エージェントの設定

LDAP

と LDAP の統合の主要機能

LDAP ID ソースの追加または編集

RADIUS トークン ID ソース

と RADIUS ID ソースの統合の主要機能

RADIUS トークン サーバの追加または編集

RADIUS トークン サーバの削除

RSA ID ソース

と RSA SecurID サーバの統合

RSA ID ソースの追加または編集

RSA プロンプトの設定

RSA メッセージの設定

ID ソース順序

ID ソース順序の作成

ID ソース順序の削除

ID ソースの表示およびモニタリング

外部 ID ソースの管理

Cisco Identity Services Engine(ISE)は、ユーザ認証機能でクレデンシャルを検証したり、ユーザに関連付けられているグループ情報やその他の属性を取得して許可ポリシーで使用したりするために、外部 ID ソースと統合します。ユーザ情報を含む外部 ID ソースを ISE で設定する必要があります。外部 ID ソースには、ISE サーバの証明書情報および証明書認証プロファイルも含まれています。

内部と外部の両方の ID ソースを、スポンサー認証およびリモート ゲスト ユーザの認証用の認証ソースとして使用できます。

表 5-1 に、ID ソースおよび ID ソースがサポートするプロトコルを示します。

 

表 5-1 プロトコルとデータベース サポート

プロトコル(認証タイプ)
内部データベース
Active Directory
LDAP1
RADIUS トークン サーバまたは RSA

EAP-GTC2、PAP3(プレーン テキスト パスワード)

Yes

Yes

Yes

Yes

MS-CHAP4 パスワード ハッシュ:

MSCHAPv1/v25

EAP-MSCHAPv26

LEAP7

Yes

Yes

No

No

EAP-MD58

CHAP9

Yes

No

No

No

EAP-TLS10

PEAP-TLS11

(証明書取得)

(注) TLS 認証(EAP-TLS および PEAP-TLS)では、ID ソースは必要ありませんが、任意で許可ポリシー条件に追加できます。

No

Yes

Yes

No

1.LDAP = Lightweight Directory Access Protocol。

2.EAP-GTC = Extensible Authentication Protocol-Generic Token Card

3.PAP = パスワード認証プロトコル

4.MS-CHAP = Microsoft チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル

5.MS-CHAPv1/v2 = Microsoft チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル バージョン 1/バージョン 2

6.EAP-MSCHAPv2 = 拡張認証プロトコル-Microsoft チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル バージョン 2

7.LEAP = Lightweight Extensible Authentication Protocol

8.EAP-MD5 = 拡張認証プロトコル-Message Digest 5

9.CHAP = チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル

10.EAP-TLS = Extensible Authentication Protocol-Transport Layer Security

11.PEAP-TLS = Protected Extensible Authentication Protocol-Transport Layer Security

この章では、ISE で次の ID ソースおよび証明書認証プロファイルを設定する方法について説明します。次のトピックを扱います。

「証明書認証プロファイル」

「Microsoft Active Directory」

「LDAP」

「RADIUS トークン ID ソース」

「RSA ID ソース」

「ID ソース順序」

「ID ソースの表示およびモニタリング」

証明書認証プロファイル

証明書認証プロファイルは、証明書ベースの認証の認証ポリシーで、ユーザの信頼性を検証するために ID ソースの代わりに使用されます。証明書認証プロファイルを使用すると、次の項目を指定できます。

プリンシパル ユーザ名として使用する必要がある証明書フィールド

証明書のバイナリ比較を実行する必要があるかどうか

[証明書認証プロファイル(Certificate Authentication Profiles)] ページには、追加した証明書認証プロファイルが一覧表示されます。

詳細情報:

「証明書認証プロファイルの追加または編集」

証明書認証プロファイルの追加または編集

前提条件:

各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。次の手順で説明されている操作を実行するには、Super Admin または System Admin のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

証明書認証プロファイルを追加または編集するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[証明書認証プロファイル(Certificate Authentication Profile)] をクリックします。

[証明書認証プロファイル(Certificate Authentication Profile)] ページが表示されます。

ステップ 3 次のいずれかを実行します。

新しい証明書認証を追加するには、[追加(Add)] をクリックします。

既存の証明書認証プロファイルを編集するには、編集するプロファイルを選択し、[編集(Edit)] をクリックします。

既存の証明書認証プロファイルの複製を作成するには、複製するプロファイルを選択し、[複製(Duplicate)] をクリックします。

ステップ 4 次の詳細事項を入力します。

[名前(Name)]:(必須)証明書認証プロファイルの名前を入力します。

[説明(Description)]:証明書認証プロファイルの説明を入力します。

[プリンシパル ユーザ名 X509 属性(Principal Username X509 Attribute)]:X.509 証明書の使用可能なプリンシパル ユーザ名属性のリストには、次の選択肢があります。

一般名(Common Name)

サブジェクト代替名(Subject Alternative Name)

サブジェクト シリアル番号(Subject Serial Number)

件名(Subject)

サブジェクト代替名:その他の名前(Subject Alternative Name-Other Name)

サブジェクト代替名:電子メール(Subject Alternative Name-Email)

サブジェクト代替名:DNS(Subject Alternative Name-DNS)


) Anyconnect 3.1 を介して認証を実行する場合、クライアント証明書認証で EAP-FAST プロトコルを使用するときに Microsoft 証明書のサブジェクト代替名を指定する必要があります。他の認証局によって発行された証明書を使用するときは、常に一般名を指定する必要があります。


[LDAP または Active Directory から取得された証明書とバイナリ証明書比較を実行(Perform Binary Certificate Comparison with Certificate Retrieved from LDAP or Active Directory)]:選択した LDAP または Active Directory の ID ソースに対して認証の証明書情報を検証する場合は、このチェックボックスをオンにします。

このチェックボックスをオンにした場合は、使用可能なリストから LDAP または Active Directory ID ソースを選択する必要があります。

[LDAP/Active Directory インスタンス名(LDAP/Active Directory Instance Name)]:認証の証明書情報を検証する LDAP または Active Directory の ID ソースを選択します。

ステップ 5 [送信(Submit)] をクリックして、証明書認証プロファイルを追加するか、変更を保存します。


 

次の手順:

1. 認証ポリシーの作成方法については、「認証ポリシーの管理」を参照してください。

2. 許可プロファイルおよびポリシーの作成方法については、「許可ポリシーおよびプロファイルの管理」を参照してください。

Microsoft Active Directory

ISE は Active Directory を外部 ID ソースとして使用して、ユーザ、マシン、グループ、属性などのリソースにアクセスします。ユーザおよびマシンを認証するように、ISE を設定できます。この項では、次のトピックを扱います。

「ISE と Active Directory の統合の主要機能」

「ISE と Active Directory の統合」

「Active Directory デバッグ ログの有効化」

「補足情報」


) ISE は、ネットワーク アドレス トランスレータの背後にあり、ネットワーク アドレス変換(NAT)アドレスを持つ Microsoft Active Directory サーバをサポートしません。


ISE と Active Directory の統合の主要機能

サポートされる認証プロトコル

Extensible Authentication Protocol-Flexible Authentication via Secure Tunneling(EAP-FAST)および Protected Extensible Authentication Protocol(PEAP):ISE では、Microsoft チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル バージョン 2(MS-CHAPv2)の内部方式および Extensible Authentication Protocol-Generic Token Card(EAP-GTC)とともに EAP-FAST と PEAP を使用した、Active Directory に対するユーザとマシンの認証およびパスワードの変更がサポートされます。

パスワード認証プロトコル(PAP):ISE では PAP を使用した Active Directory に対する認証がサポートされ、Active Directory のユーザ パスワードを変更することもできます。

Microsoft チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコルバージョン 1(MS-CHAPv1):ISE では、MS-CHAPv1 を使用した Active Directory に対するユーザとマシンの認証がサポートされます。

MS-CHAPv2:ISE では、EAP-MSCHAPv2 を使用した Active Directory に対するユーザとマシンの認証がサポートされます。

EAP-GTC:ISE では、EAP-GTC を使用した Active Directory に対するユーザとマシンの認証がサポートされます。

Extensible Authentication Protocol-Transport Layer Security(EAP-TLS):ISE では、EAP-TLS を使用した Active Directory に対するユーザとマシンの認証をサポートするために、証明書取得オプションが使用されます。

Protected Extensible Authentication Protocol-Transport Layer Security(PEAP-TLS):ISE では、PEAP-TLS を使用した Active Directory に対するユーザとマシンの認証がサポートされます。

LEAP:ISE では、LEAP を使用した Active Directory に対するユーザの認証がサポートされます。

Active Directory サービスをサポートする Windows サーバ オペレーティング システムのリストについては、『 Release Notes for Cisco Identity Services Engine, Release 1.1.1 』を参照してください。

ディレクトリ サービス

Active Directory は、集中管理およびユーザ アカウント、クライアント、サーバの管理を可能にするディレクトリ サービスです。Active Directory は Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)などの他のディレクトリ サービスと相互運用でき、主に分散ネットワーク環境で使用されます。

ユーザ認証

ユーザ認証では、Active Directory にリストされているユーザに対してだけ、ネットワーク アクセスが提供されます。

マシン認証

マシン認証では、Active Directory にリストされているデバイスに対してだけ、ネットワーク サービスへのアクセスが提供されます。

許可のための属性取得

許可ルールで使用されるユーザまたはマシンの Active Directory 属性を取得するように ISE を設定できます。属性は ISE ポリシー結果にマッピングされ、ユーザまたはマシンの承認レベルが決定されます。ISE は、ユーザまたはマシンの認証が成功した後にユーザおよびマシンの Active Directory 属性を取得します。認証とは別に、許可のために属性を取得することもできます。

許可のためのグループ取得

ISE は、認証が成功した後にユーザおよびマシン グループを Active Directory から取得できます。ISE は認証とは別に、許可のためにユーザまたはマシン グループを取得することもできます。Active Directory グループ データを許可で使用でき、特殊条件を導入して、取得したグループと突き合わせることができます。

EAP-TLS 認証のための証明書取得

ISE では、EAP-TLS プロトコルを使用するユーザまたはマシン認証のための証明書取得がサポートされています。Active Directory 上のユーザまたはマシン レコードには、バイナリ データ型の証明書属性が含まれています。この証明書属性に 1 つ以上の証明書を含めることができます。ISE ではこの属性は userCertificate として識別され、この属性に対して他の名前を設定することはできません。ISE はこの証明書を取得し、ユーザまたはマシンの ID を確認するために使用します。証明書認証プロファイルによって、証明書を取得するために使用されるフィールドが決まります。たとえば、[サブジェクト代替名(Subject Alternative Name)](SAN)、[一般名(Common Name)]、[社会保障番号(Social Security Number)](SSN)などです。ISE は、証明書を取得した後、この証明書とクライアント証明書とのバイナリ比較を実行します。複数の証明書が受信された場合、ISE は、いずれかが一致するかどうかをチェックするために証明書を比較します。一致が見つかった場合、ISE はユーザまたはマシンにネットワークへのアクセスを付与します。

ユーザ アクセス制限

ユーザの認証または問い合わせ中に、ISE は次のことをチェックします。

ユーザ アカウントが無効かどうか

ユーザがロックアウトされているかどうか

ユーザ アカウントが期限切れかどうか

クエリー実行が指定されたログイン時間外かどうか

ユーザにこれらの制限のいずれかがある場合、Active Directory ディクショナリ上の Active Directory Identifier ::IdentityAccessRestricted 属性が設定され、ユーザのアクセスが制限されることが示されます。この属性は、すべてのポリシー ルールで使用できます。

Active Directory identifier は、Active Directory ID ソースに対して入力する名前です。

マルチドメイン フォレストのサポート

ISE では、マルチドメイン フォレストがサポートされます。ISE は単一のドメインに接続しますが、ISE が接続されているドメインと他のドメイン間に信頼関係が確立されている場合は、Active Directory フォレストの他のドメインからリソースにアクセスできます。

詳細情報:

「ディクショナリおよびディクショナリ属性」

「ISE と Active Directory の統合」

ISE と Active Directory の統合

前提条件:

ISE サーバを Active Directory ドメインに接続する前に、次のことをチェックする必要があります。

Cisco ISE ホスト名が 15 文字以下であることを確認します。Active Directory では 15 文字を超えるホスト名は検証されません。そのため、ホスト名の最初の 15 文字が同一で末尾の数字や識別子によって区別される複数の Cisco ISE ホストが展開内にある場合、問題が発生することがあります。

ISE サーバと Active Directory の時間が同期していることを確認します。ISE の時間は、ネットワーク タイム プロトコル(NTP)サーバに従って設定されます。NTP を使用して ISE と Active Directory の時間を同期することを推奨します。NTP サーバの設定の詳細については、「システム時刻と NTP サーバの設定」を参照してください。

CLI から NTP サーバを設定する方法については、『 Cisco Identity Services Engine CLI Reference Guide, Release 1.1.x 』を参照してください。

ISE と Active Directory の間にファイアウォールがある場合は、ISE が Active Directory と通信できるように特定のポートを開く必要があります。次のデフォルト ポートが開いていることを確認します。

 

プロトコル
部品番号

LDAP

389(UDP)

SMB12

445(TCP)

KDC13

88(TCP)

グローバル カタログ

3268(TCP)、3269

KPASS

464(TCP)

NTP

123(UDP)

LDAP

389(TCP)

LDAPS14

636(TCP)

12.SMB = サーバ メッセージ ブロック

13.KDC = キー発行局

14.LDAPS = Lightweight Directory Access Protocol over TLS/SSL

Active Directory ソースにマルチドメイン フォレストがある場合は、ISE が接続されているドメインと、アクセスする必要があるリソースが含まれている他のドメインの間に信頼関係が存在することを確認します。信頼関係の確立の詳細については、 Microsoft Active Directory のマニュアル を参照してください。

ISE で ip name-server コマンドを使用して設定された DNS サーバは、Active Directory ID ソースのドメイン名を解決できる必要があります。通常、Active Directory 展開に含まれる DNS サーバは ISE で設定されます。複数の DNS サーバを設定する必要がある場合は、 application configure ise コマンドを使用して設定できます。コマンドの使用方法の詳細については、『 Cisco Identity Services Engine CLI Reference Guide, Release 1.1.x 』を参照してください。

Cisco ISE が参加するドメインで、少なくとも 1 つのグローバル カタログ サーバが動作している必要があります。

Active Directory ドメインに参加するときに入力する Active Directory ユーザ名は、Active Directory で定義済みであり、次のいずれかの権限が割り当てられている必要があります。

接続先のドメインにワークステーションを追加する。

ISE をドメインに追加する前に、ISE アカウントが作成されたコンピュータ上で、コンピュータ オブジェクトを作成する権限、またはコンピュータ オブジェクトを削除する権限を確立する。

認証に必要なユーザおよびグループを検索する権限。

ISE サーバを Active Directory ドメインに追加した後にも、次のことを実行するために前述の権限が必要な場合があります。

そのドメインにいずれかのセカンダリ ISE サーバを追加する

データをバックアップまたは復元する

アップグレード プロセスにバックアップと復元が含まれる場合、ISE を以降のバージョンにアップグレードする


) Active Directory ドメインにサブドメインが含まれており、ユーザがいずれかのサブドメインに属している場合、ユーザ名にはサブドメイン名も含まれている必要があります。たとえば、ドメイン abc.com に 2 つのサブドメイン sub1 および sub2 が含まれており、ユーザが sub1 に属している場合は、ユーザ名を sub1\user1 にする必要があります。


各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。次の手順で説明されている操作を実行するには、スーパー管理者またはシステム管理者のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

Microsoft Active Directory サーバがネットワーク アドレス トランスレータの背後にないこと、およびネットワーク アドレス変換(NAT)アドレスを持たないことを確認します。


) Cisco ISE が参加し、Active Directory への接続が確立されている場合、ステータスが「接続済み」として示されることがあります。ただし、Cisco ISE が接続されている場合にも、動作に問題があることがあります。このような問題を特定するには、[操作(Operations)] > [レポート(Reports)] で認証レポートを参照してください。


この項では、次のトピックを扱います。

「Active Directory ドメインへの接続」

「Active Directory の高度な設定」

「Active Directory グループの設定」

「Active Directory ドメインの脱退」

「Active Directory の設定の削除」

Active Directory ドメインへの接続

Active Directory ドメインに接続するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[Active Directory] をクリックします。

図 5-1 に示すように、[Active Directory] ページが表示されます。

図 5-1 Active Directory の接続ページ

 

 

ステップ 3 [ドメイン名(Domain Name)] テキスト ボックスにドメイン名を入力します。

ステップ 4 [ID ストア名(Identity Store Name)] テキスト ボックスに Active Directory ID ソースのフレンドリ名を入力します(デフォルトで、この値は AD1)。

ステップ 5 [設定の保存(Save Configuration)] をクリックします。

ドメイン名を正常に送信すると、図 5-2 に示すように、すべての Cisco ISE ノード、ノードのロール、およびそのステータスを含む展開の参加/脱退の表が表示されます。

図 5-2 Active Directory ノードの表

 

 

設定を保存すると、Active Directory ドメインの設定が(プライマリおよびセカンダリのポリシー サービス ノードに)グローバルに保存されますが、いずれの ISE ノードもドメインに参加しません。


ステップ 4 で設定を送信した場合にも、明示的に [参加(Join)] をクリックして、ISE ノードを Active Directory ドメインに接続する必要があります。展開内のセカンダリ ポリシー サービス ノードを Active Directory ドメインに接続するには、セカンダリ ポリシー サービス ノードごとに手動で参加操作を実行する必要があります。


ステップ 6 ISE ノードが Active Directory ドメインに接続できるかどうかを確認するには、Cisco ISE ノードの隣のチェックボックスをオンにして、[テスト接続(Test Connection)] をクリックします。ダイアログボックスが表示され、Active Directory のユーザ名とパスワードを入力するように求められます。

ステップ 7 Active Directory のユーザ名とパスワードを入力し、[OK] をクリックします。


) Active Directory ドメインにサブドメインが含まれており、ユーザがいずれかのサブドメインに属している場合、ユーザ名にはサブドメイン名も含まれている必要があります。たとえば、ドメイン abc.com に 2 つのサブドメイン sub1 および sub2 が含まれており、ユーザが sub1 に属している場合は、ユーザ名を sub1\user1 にする必要があります。


ダイアログボックスが表示され、テスト接続操作のステータスが示されます。

ステップ 8 [OK] をクリックします。

ステップ 9 ISE ノードが Active Directory ドメインに参加するためには、Cisco ISE ノードの隣のチェックボックスをオンにして、[参加(Join)] をクリックします。

[ドメインの参加(Join Domain)] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 10 Active Directory のユーザ名とパスワードを入力し、[OK] をクリックします。

Active Directory ドメインに参加する複数のノードを選択できます。追加した後、ポップアップ リストが表示され、各ノードの要求の進行状況が示されます。操作が正常に完了した後、各ノードは成功としてマークされます。(図 5-3)。

図 5-3 Active Directory ドメインへの参加後に表示される成功メッセージ

 

 

参加操作に失敗した場合、図 5-4 に示すように、ポップアップ リストに失敗メッセージが表示されます。各ノードの失敗メッセージをクリックして、そのノードの詳細なログを表示できます(図 5-4)。

図 5-4 Active Directory ドメインへの参加で表示される失敗メッセージ

 

 

ステップ 11 [閉じる(Close)] をクリックします。


 

Active Directory の高度な設定

Active Directory の高度な設定を行うには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[Active Directory] をクリックします。

ステップ 3 [高度な設定(Advanced Settings)] タブをクリックします。

ステップ 4 [パスワード変更の有効化(Enable Password Change)] チェックボックスをオンにして、ユーザがパスワードを変更できるようにします。

ステップ 5 [マシン認証の有効化(Enable Machine Authentication)] チェックボックスをオンにして、マシン認証を可能にします。

ステップ 6 [マシン アクセス制限の有効化(Enable Machine Access Restrictions)](MARs)チェックボックスをオンにして、マシン認証の結果がユーザ認証および許可の結果に関連付けられるようにします。このチェックボックスをオンにした場合は、エージング タイムを時間単位で入力する必要があります。

ステップ 7 MARs を有効にした場合は、エージング タイムを時間単位で入力する必要があります。

この値では、マシン認証の有効期限を設定します。この期限が切れると、ユーザ認証は失敗します。たとえば、MARs を有効にし、2 時間の値を入力した場合、ユーザが 2 時間後に認証を試みると、認証は失敗します。

ステップ 8 [設定の保存(Save Configuration)] をクリックします。


 

次の手順:

1. 「Active Directory グループの設定」

2. 「Active Directory 属性の設定」

Active Directory グループの設定

許可ポリシー条件で使用できる Active Directory グループを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[Active Directory] をクリックします。

ステップ 3 ISE サーバが Active Directory ドメインに参加していることを確認します。詳細については、「Active Directory ドメインへの接続」を参照してください。

ステップ 4 [グループ(Groups)] タブをクリックします。

[グループ(Groups)] ページが表示されます。このページで設定するグループが、ポリシー条件で使用できるようになります。

ステップ 5 [追加(Add)] > [グループの追加(Add Group)] を選択して新しいグループを追加するか、[追加(Add)] > [ディレクトリからグループを選択(Select Groups From Directory)] を選択して既存のグループを選択します。

グループの追加を選択した場合は、新しいグループの名前を入力します。

ディレクトリからグループを選択する場合は、[ディレクトリ グループの選択(Select Directory Groups)] ページが表示されます。フィルタを使用して検索を絞り込むことができます。たとえば、図 5-5 に示すように、フィルタ基準として cn=users と入力し、[グループの取得(Retrieve Groups)] をクリックして、cn=users から始まるユーザ グループに絞り込みます。結果をフィルタリングするために、アスタリスク(*)ワイルドカード文字を入力することもできます。

図 5-5 Active Directory のグループ ページ

 

 

ステップ 6 ポリシー条件およびルールで使用するグループの隣のチェックボックスをオンにして、[OK] をクリックします。

[グループ(Groups)] ページに戻ります。選択したグループが [グループ(Groups)] ページに表示されます。

a. ポリシー条件およびルールで使用しないグループを削除するには、グループの隣のオプション ボタンをクリックし、[グループの削除(Delete Group)] をクリックします。

次のメッセージが表示されます。

削除してもよろしいですか?(Are you sure you want to delete?)

b. [OK] をクリックして、ユーザ グループを削除します。


 

次の手順:

「Active Directory 属性の設定」

Active Directory 属性の設定

許可ポリシー条件で使用できる Active Directory 属性を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[Active Directory] をクリックします。

ステップ 3 ISE サーバが Active Directory ドメインに参加していることを確認します。詳細については、「Active Directory ドメインへの接続」を参照してください。

ステップ 4 ポリシー条件で使用する属性を選択するには、[属性(Attributes)] タブをクリックします。

ステップ 5 [追加(Add)] > [属性の追加(Add Attribute)] を選択してポリシー条件で使用する属性を追加するか、[追加(Add)] > [ディレクトリから属性を選択(Select Attributes From Directory)] を選択してディレクトリから属性のリストを選択します。

属性を追加する場合は、新しい属性の名前を入力します。

ディレクトリから属性を選択する場合は、[ディレクトリ属性の選択(Select Directory Attributes)] ページが表示されます。図 5-6 に示すように、[ディレクトリ属性の選択(Select Directory Attributes)] ページで [サンプル ユーザ(Example User)] フィールドにユーザの名前を入力し、[属性の取得(Retrieve Attributes)] をクリックしてユーザの属性のリストを取得します。たとえば、管理者の属性のリストを取得するには、[サンプル ユーザ(Example User)] フィールドに admin と入力します。結果をフィルタリングするために、アスタリスク(*)ワイルドカード文字を入力することもできます。


) ユーザ属性を取得するためにサンプル ユーザを選択するときは、Cisco ISE が接続されている Active Directory ドメインからユーザを選択することを確認してください。



) マシン属性を取得するためにサンプル マシンを選択するときは、マシン名に「host/」というプレフィックスを付加してください。たとえば、host/myhost などを使用します。


図 5-6 Active Directory の属性ページ

 

 

ステップ 6 ISE がポリシー条件で使用する Active Directory の属性の隣にあるチェックボックスをオンにして、[OK] をクリックします。

[属性(Attributes)] ページが表示されます。選択した属性がこのページに表示されます。

ポリシー条件で使用しない属性を削除するには、属性の隣のオプション ボタンをクリックし、[属性の削除(Delete Attribute)] をクリックします。


 

次の手順:

1. 認証ポリシーの作成方法については、「認証ポリシーの管理」を参照してください。

2. 許可プロファイルおよびポリシーの作成方法については、「許可ポリシーおよびプロファイルの管理」を参照してください。

Active Directory ドメインの脱退


) Active Directory ドメインを脱退する前に、認証ポリシーの ID ソースとして(直接または ID ソース順序の一部として)Active Directory を使用していないことを確認します。Active Directory ドメインを脱退したが、認証の ID ソースとして(直接または ID ソース順序の一部として)Active Directory を使用している場合、認証が失敗する可能性があります。


Active Directory ドメインを脱退するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[Active Directory] をクリックします。

ステップ 3 Active Directory ドメインを脱退するには、Cisco ISE ノードの隣のチェックボックスをオンにして、[脱退(Leave)] をクリックします。

ステップ 4 図 5-7 に示すように、[ドメインの脱退(Leave Domain)] ダイアログボックスが表示されます。

図 5-7 [ドメインの脱退(Leave Domain)] ダイアログボックス

 

 

ステップ 5 Active Directory のユーザ名とパスワードを入力し、[OK] をクリックしてドメインを脱退し、ISE データベースから設定を削除します。

ステップ 6 Active Directory クレデンシャルがない場合は、[使用可能なクレデンシャルなし(No Credentials Available)] チェックボックスをオンにして、[OK] をクリックします。

[使用可能なクレデンシャルなし(No Credentials Available)] チェックボックスをオンにした場合、ISE ノードは Active Directory ドメインを脱退します。Active Directory 管理者は、参加中に作成された Active Directory データベースで作成されたエントリを手動で削除する必要があります。

Active Directory クレデンシャルを入力した場合、Cisco ISE は Active Directory ドメインを脱退し、Active Directory データベースから設定が削除されます。


) Active Directory クレデンシャルには、ISE アカウントが作成されたコンピュータ上のコンピュータ オブジェクトの作成権限またはコンピュータ オブジェクトの削除権限が必要です。



 

Active Directory の設定の削除

前提条件:

1. Active Directory の設定を削除する前に、今後 Active Directory に接続する必要がないこと、および Active Directory ドメインを脱退したことを確認します。

2. 別の Active Directory ドメインに参加する場合は、設定を削除しないでください。現在参加しているドメインから脱退し、新しいドメインに参加できます。詳細については、「Active Directory ドメインの脱退」を参照してください。

ISE から Active Directory の設定を削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[Active Directory] をクリックします。

[Active Directory] ページが表示されます。


) [ローカル ノード ステータス(Local Node Status)] がドメインに [参加していない(Not Joined)] であることを確認します。


ステップ 3 [設定の削除(Delete Configuration)] をクリックします。

Active Directory データベースから設定を削除しました。後で Active Directory を使用する場合は、有効な Active Directory の設定を再送信できます。


 

Active Directory デバッグ ログの有効化

Active Directory デバッグ ログはデフォルトでは記録されません。このオプションは、デバッグ情報を取得する展開内のポリシー サービス ペルソナを担当した ISE ノードで有効にする必要があります。

Active Directory のデバッグ ログを有効にするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [システム(System)] > [ロギング(Logging)] を選択します。

ステップ 2 左側の [ロギング(Logging)] ナビゲーション ペインで [デバッグ ログ設定(Debug Log Configuration)] をクリックします。

[ノード リスト(Node List)] ページに展開内のノードのリストが表示されます。

ステップ 3 Active Directory のデバッグ情報を取得する ISE ポリシー サービス ノードの隣のオプション ボタンをクリックし、[編集(Edit)] をクリックします。

[デバッグ レベルの設定(Debug Level Configuration)] ページが表示されます。

ステップ 4 [Active Directory] オプション ボタンをクリックし、[編集(Edit)] をクリックします。

ステップ 5 [Active Directory] の横のドロップダウン リストから、[DEBUG] を選択します。

ステップ 6 [保存(Save)] をクリックしてロギング設定を保存します。


 

ログ ファイルは次の場所に保存されます。

/opt/CSCOcpm/logs/ad_agent.log

ad_agent.log ファイルをダウンロードするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [操作(Operations)] > [トラブルシューティング(Troubleshoot)] > [ログのダウンロード(Download Logs)] を選択します。

ステップ 2 [アプライアンス ノード リスト(Appliance node list)] ナビゲーション ペインで、Active Directory デバッグ ログ ファイルを取得するノードをクリックします。

ステップ 3 右ペインで、[デバッグ ログ(Debug Logs)] タブをクリックします。

ステップ 4 このページを下にスクロールして ad_agent.log ファイルを見つけます。このファイルをクリックしてダウンロードします。


 

Active Directory でのグループ ポリシーの設定

この項では、有線サービスのグループ ポリシーを設定するための指針を示します。グループ ポリシー管理エディタにアクセスする方法の詳細については、 Microsoft Active Directory のマニュアル を参照してください。

Active Directory でグループ ポリシーを設定するには、次の手順を実行します。

1. 図 5-8 に示すように、グループ ポリシー管理エディタを開き、新しいポリシー オブジェクトを作成するか、既存のドメイン ポリシーに追加します。

図 5-8 グループ ポリシー オブジェクト

 

 

2. 新しいポリシーを作成し、説明的な名前を入力します。たとえば、優先自動設定などを使用します。

3. 図 5-9 に示すように、[このポリシー設定を定義する(Define this policy setting)] チェックボックスをオンにして、サービス起動モードの [自動(Automatic)] オプション ボタンをクリックします。

図 5-9 ポリシー プロパティ

 

 

4. 目的の組織ユニットまたはドメイン Active Directory レベルでポリシーを適用します。コンピュータは次回再起動したときにポリシーを受信し、このサービスが有効になります。

Active Directory に対する EAP-TLS マシン認証のための Odyssey 5.X サプリカントの設定

Active Directory に対する EAP-TLS マシン認証に Odyssey 5.x サプリカントを使用している場合は、Odyssey サプリカントで次の設定を行う必要があります。

1. Odyssey アクセス クライアントを起動します。

2. [ツール(Tools)] メニューから、[Odyssey アクセス クライアント管理者(Odyssey Access Client Administrator)] を選択します。

3. [マシン アカウント(Machine Account)] アイコンをダブルクリックします。

4. [マシン アカウント(Machine Account)] ページから、EAP-TLS 認証のプロファイルを設定する必要があります。

a. [設定(Configuration)] > [プロファイル(Profiles)] を選択します。

b. EAP-TLS プロファイルの名前を入力します。

c. [認証(Authentication)] タブで、認証方式として [EAP-TLS] を選択します。

d. [証明書(Certificate)] タブで、[証明書を使用したログインを許可(Permit login using my certificate)] チェックボックスをオンにして、サプリカント マシンの証明書を選択します。

e. [ユーザ情報(User Info)] タブで、[マシン クレデンシャルを使用(Use machine credentials)] チェックボックスをオンにします。


 

このオプションが有効になっている場合、Odyssey サプリカントは host\< machine_name > の形式でマシン名を送信します。Active Directory は要求をマシンから送信されていると識別し、認証を実行するコンピュータ オブジェクトを検索します。このオプションが無効になっている場合、Odyssey サプリカントは host\ プレフィックスなしでマシン名を送信します。Active Directory はユーザ オブジェクトを検索し、認証は失敗します。

マシン認証のための AnyConnect エージェントの設定

マシン認証のために AnyConnect エージェントを設定する場合、次のいずれかを実行できます。

デフォルトのマシン ホスト名(プレフィックス「host/」を含む)を使用する。

新しいプロファイルを設定する。その場合、マシン名の前にプレフィックス「host/」を付加する必要があります。

LDAP

Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)は、RFC 2251 で定義されている、TCP/IP 上で動作するディレクトリ サービスの問い合わせおよび変更のためのネットワーキング プロトコルです。LDAP は、X.500 ベースのディレクトリ サーバにアクセスするためのライトウェイト メカニズムです。

ISE は、LDAP プロトコルを使用して LDAP 外部データベース(ID ソースとも呼ばれる)と統合します。LDAP ID ソースの設定については、「LDAP ID ソースの追加または編集」を参照してください。

この項では、次のトピックを扱います。

「ISE と LDAP の統合の主要機能」

「LDAP ID ソースの追加または編集」

ディレクトリ サービス

ディレクトリ サービスは、コンピュータ ネットワークのユーザおよびリソースに関する情報を保存および編成するためのソフトウェア アプリケーション(アプリケーションのセット)です。ディレクトリ サービスを使用すると、これらのリソースへのユーザ アクセスを管理できます。LDAP ディレクトリ サービスは、クライアント/サーバ モデルに基づきます。クライアントは、LDAP サーバに接続することで LDAP セッションを開始し、操作要求をサーバに送信します。サーバは、応答を送信します。1 台以上の LDAP サーバに、LDAP ディレクトリ ツリーまたは LDAP バックエンド データベースからのデータが含まれています。

ディレクトリ サービスは、ディレクトリを管理します。ディレクトリは、情報を保有するデータベースです。ディレクトリ サービスは、情報を保存するために分散モデルを使用します。その情報は、通常はディレクトリ サーバ間で複製されます。

LDAP ディレクトリは、単純なツリー階層で編成されており、数多くのサーバ間で分散できます。各サーバには、定期的に同期化されるディレクトリ全体の複製バージョンを配置できます。

ツリーのエントリには属性のセットが含まれており、各属性には名前(属性タイプまたは属性の説明)と 1 つ以上の値があります。属性はスキーマに定義されます。

各エントリには、固有識別情報、つまり識別名(DN)があります。この名前には、エントリ内の属性で構成されている相対識別名(RDN)と、それに続く親エントリの DN が含まれています。DN は完全なファイル名、RDN はフォルダ内の相対ファイル名と考えることができます。

複数の LDAP インスタンス

ISE に複数の LDAP インスタンスを作成できます。IP アドレスまたはポートの設定が異なる複数の LDAP インスタンスを作成することにより、異なる LDAP サーバを使用するか、または同じ LDAP サーバ上の異なるデータベースを使用して認証を行うように、ISE を設定できます。プライマリ サーバの各 IP アドレスおよびポートの設定は、セカンダリ サーバの IP アドレスおよびポートの設定とともに、ISE LDAP ID ソース インスタンスに対応する LDAP インスタンスを形成します。

ISE では、個々の LDAP インスタンスが一意の LDAP データベースに対応している必要はありません。複数の LDAP インスタンスを、同一のデータベースにアクセスするように設定できます。この方法は、LDAP データベースにユーザまたはグループのサブツリーが複数含まれている場合に役立ちます。各 LDAP インスタンスでは、ユーザとグループに対してそれぞれ単一のサブツリー ディレクトリだけをサポートするため、ISE が認証要求を送信する必要があるユーザ ディレクトリ サブツリーとグループ ディレクトリ サブツリーの組み合わせごとに、別々の LDAP インスタンスを設定する必要があるからです。

フェールオーバー

ISE は、プライマリ LDAP サーバとセカンダリ LDAP サーバ間でのフェールオーバーをサポートします。ISE による LDAP 認証のコンテキストでは、ISE が LDAP サーバに接続できないために認証要求が失敗した場合に、フェールオーバーが適用されます。サーバがダウンした場合、または ISE から到達不能である場合、フェールオーバーが発生することがあります。この機能を使用するには、プライマリとセカンダリの LDAP サーバを定義する必要があり、フェールオーバー設定を行う必要があります。

フェールオーバー設定を行い、ISE が接続しようとする最初の LDAP サーバに到達できない場合には、常に ISE は他の LDAP サーバへの接続を試みます。ISE が接続を試みる最初のサーバが、常にプライマリ LDAP サーバであるとは限りません。ISE が接続を試みる最初の LDAP サーバは、その前に試みた LDAP 認証と、[フェールバック再試行遅延(Failback Retry Delay)] テキスト ボックスに入力する値によって決まります。


) Cisco ISE では、常にプライマリ LDAP サーバを使用して、認証ポリシーで使用するグループと属性がユーザ インターフェイスから取得されます。このため、プライマリ LDAP サーバはこれらの項目を設定するときに到達可能である必要があります。Cisco ISE では、フェールオーバーの設定に従って、実行時に認証と許可にのみセカンダリ LDAP サーバが使用されます。


LDAP 接続管理

ISE では、複数の同時 LDAP 接続がサポートされています。接続は、最初の LDAP 認証時にオン デマンドで開かれます。最大接続数は、LDAP サーバごとに設定されます。事前に接続を開いておくと、認証時間が短縮されます。同時バインディング接続に使用する最大接続数を設定できます。開かれる接続の数は、LDAP サーバ(プライマリまたはセカンダリ)ごとに異なる場合があり、サーバごとに設定される最大管理接続数に基づいて決まります。

ISE は、ISE で設定されている LDAP サーバごとに、開いている LDAP 接続(バインディング情報を含む)のリストを保持します。認証プロセス中に、Connection Manager は開いている接続をプールから検索しようとします。開いている接続が存在しない場合、新しい接続が開かれます。

LDAP サーバが接続を閉じた場合、Connection Manager はディレクトリを検索する最初のコールでエラーをレポートし、接続を更新しようとします。認証プロセスが完了した後、Connection Manager は接続を解放します。

ユーザ認証

LDAP は、Cisco ISE ユーザ認証の対象の外部データベースとして使用できます。ISE では、ユーザのプレーン パスワード認証がサポートされます。ユーザ認証には次のアクションが含まれます。

要求内のユーザ名と一致するエントリの LDAP サーバを検索する

ユーザ パスワードを LDAP サーバで見つかったパスワードと照合する

ポリシーで使用するために、ユーザのグループ メンバーシップ情報を取得する

ポリシーおよび許可プロファイルで使用するために指定した属性の値を取得する

ユーザを認証するために、ISE は LDAP サーバにバインド要求を送信します。バインド要求には、ユーザの DN およびユーザ パスワードがクリア テキストで含まれています。ユーザの DN およびパスワードが LDAP ディレクトリ内のユーザ名およびパスワードと一致した場合に、ユーザは認証されます。


) Secure Sockets Layer(SSL)を使用して LDAP サーバへの接続を保護することを推奨します。


認証エラー:ISE は認証エラーを ISE ログ ファイルにロギングします。

初期化エラー:LDAP サーバのタイムアウト設定を使用して、LDAP サーバでの接続または認証が失敗したと判断する前に ISE が LDAP サーバからの応答を待つ秒数を設定します。LDAP サーバが初期化エラーを返す理由で考えられるのは、次のとおりです。

LDAP がサポートされていない。

サーバがダウンしている。

サーバがメモリ不足である。

ユーザに特権がない。

間違った管理者クレデンシャルが設定されている。

LDAP を使用した認証

ISE は、ディレクトリ サーバでバインド操作を実行し、サブジェクトを検索および認証することによって、LDAP ID ソースに対してサブジェクト(ユーザまたはホスト)を認証できます。認証が成功した後、ISE は要求された場合は常にサブジェクトに所属するグループおよび属性を取得できます。取得する属性は、ISE ユーザ インターフェイスで [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] > [LDAP] を選択して設定できます。ISE は、これらのグループおよび属性を使用してサブジェクトを許可できます。

ユーザの認証または LDAP ID ソースの問い合わせを行うために、ISE は LDAP サーバに接続し、接続プールを保持します。「LDAP 接続管理」を参照してください。

バインディング エラー

LDAP サーバがバインディング(認証)エラーを返す理由で考えられるのは、次のとおりです。

パラメータ エラー:無効なパラメータが入力された

ユーザ アカウントが制限されている(無効、ロックアウト、期限切れ、パスワード期限切れなど)

外部リソース エラーとして次のエラーがロギングされ、LDAP サーバで考えられる問題が示されます。

接続エラーが発生した

タイムアウトが期限切れになった

サーバがダウンしている

サーバがメモリ不足である

未知ユーザ エラーとして次のエラーがロギングされます。

データベースにユーザが存在しない

無効パスワード エラーとして次のエラーがロギングされます。ユーザは存在しますが、送信されたパスワードが無効です。

無効なパスワードが入力された

ユーザ ルックアップ

ISE では、LDAP サーバによるユーザ ルックアップ機能がサポートされます。この機能を使用すると、認証なしで LDAP データベース内のユーザを検索し、情報を取得できます。ユーザ ルックアップ プロセスには次のアクションが含まれます。

要求内のユーザ名と一致するエントリの LDAP サーバを検索する

ポリシーで使用するために、ユーザのグループ メンバーシップ情報を取得する

ポリシーおよび許可プロファイルで使用するために指定した属性の値を取得する

MAC アドレス ルックアップ

ISE では、MAC アドレス ルックアップ機能がサポートされます。この機能を使用すると、認証なしで LDAP データベース内の MAC アドレスを検索し、情報を取得できます。MAC アドレス ルックアップ プロセスには次のアクションが含まれます。

デバイスの MAC アドレスと一致するエントリの LDAP サーバを検索する

ポリシーで使用するために、デバイスのグループ情報を取得する

ポリシーで使用するために指定した属性の値を取得する

グループ メンバーシップ情報の取得

ユーザ認証、ユーザ ルックアップ、および MAC アドレス ルックアップのために、ISE は LDAP データベースからグループ メンバーシップ情報を取得する必要があります。LDAP サーバは、サブジェクト(ユーザまたはホスト)とグループ間の関連付けを次の 2 つの方法のいずれかで表します。

グループがサブジェクトを参照:グループ オブジェクトには、サブジェクトを指定する属性が含まれています。サブジェクトの識別子は、次のものとしてグループに供給できます。

識別名

プレーン ユーザ名

サブジェクトがグループを参照:サブジェクト オブジェクトには、所属するグループを指定する属性が含まれています。

LDAP ID ソースには、グループ メンバーシップ情報の取得のために次のパラメータが含まれています。

[参照方向(Reference Direction)]:このパラメータは、グループ メンバーシップを決定するときに使用する方法を指定します(グループからサブジェクトへまたはサブジェクトからグループへ)。

[グループ マップ属性(Group Map Attribute)]:このパラメータは、グループ メンバーシップ情報を含む属性を示します。

[グループ オブジェクト クラス(Group Object Class)]:このパラメータは、特定のオブジェクトがグループとして認識されることを決定します。

[グループ検索サブツリー(Group Search Subtree)]:このパラメータは、グループ検索の検索ベースを示します。

[メンバー タイプ オプション(Member Type Option)]:このパラメータは、グループ メンバー属性にメンバーが供給される方法を指定します(DN として、またはプレーン ユーザ名として)。

属性取得

ユーザ認証、ユーザ ルックアップ、および MAC アドレス ルックアップのために、ISE は LDAP データベースからサブジェクト属性を取得する必要があります。LDAP ID ソースのインスタンスごとに、ID ソース ディクショナリが作成されます。これらのディレクトリでは、次のデータ型の属性がサポートされています。

文字列

符号なし 32 ビット整数

IPv4 アドレス

符号なし整数および IPv4 属性の場合、ISE は取得した文字列を対応するデータ型に変換します。変換が失敗した場合、または属性に対して値が取得されなかった場合、ISE ではデバッグ メッセージをロギングしますが、認証およびルックアップ プロセスは失敗しません。

変換が失敗した場合、または ISE で属性に対して値が取得されなかった場合、ISE が使用できる属性のデフォルト値を任意で設定できます。

証明書取得

ユーザ ルックアップの一部として証明書取得を設定した場合、ISE は証明書属性の値を LDAP から取得する必要があります。証明書属性の値を LDAP から取得するには、LDAP ID ソースの設定時に、アクセスする属性のリストで証明書属性をあらかじめ設定しておく必要があります。

LDAP ID ソースの追加方法については、「LDAP ID ソースの追加または編集」を参照してください。

LDAP ID ソースの追加または編集

前提条件:

各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。次の手順で説明されている操作を実行するには、スーパー管理者またはシステム管理者のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

ISE では、常にプライマリ LDAP サーバを使用して、認証ポリシーで使用するグループと属性がユーザ インターフェイスから取得されます。このため、プライマリ LDAP サーバはこれらの項目を設定するときに到達可能である必要があります。

LDAP ID ソースを作成するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[LDAP] をクリックします。

ステップ 3 [追加(ADD)] をクリックして LDAP ID ソースを追加するか、LDAP ID ソースの隣のチェックボックスをオンにし、[編集(Edit)] または [複製(Duplicate)] をクリックして既存の LDAP ID ソースを編集または複製します。

ステップ 4 図 5-10 に示すようなページが表示されます。

図 5-10 [LDAP] の [一般(General)] タブ

 

 

ステップ 5 表 5-2 に説明されているように値を入力します。

 

ステップ 6 [送信(Submit)] をクリックして、LDAP インスタンスを作成します。


 

LDAP の一般情報

表 5-2 に、[LDAP] の [一般(General)] タブのフィールドとその説明を示します。

表 5-2 [LDAP] の [一般(General)] タブ

オプション
説明

名前(Name)

(必須)この値は、サブジェクト DN および属性を取得するための検索で使用されます。この値は string 型で、最大長は 64 文字です。

説明(Description)

この説明は任意です。string 型で、最大長は 1024 文字です。

スキーマ(Schema)

次のいずれかの組み込みスキーマ タイプを選択した場合、スキーマの詳細が事前に読み込まれ、表示されません。

Active Directory

Sun Directory Server

Novell eDirectory

(注) 事前定義されたスキーマの詳細を編集できますが、ISE によって変更が検出され、[スキーマ(Schema)] のラベルが [カスタム(Custom)] に変更されます。[スキーマ(Schema)] の隣の矢印をクリックすると、スキーマの詳細を表示できます。

次のフィールドにはスキーマの詳細が含まれ、[カスタム(Custom)] スキーマを選択した場合にのみ表示されます。

サブジェクト オブジェクト クラス(Subject Objectclass)

(必須)この値は、サブジェクト DN および属性を取得するための検索で使用されます。この値は string 型で、最大長は 256 文字です。

サブジェクト名属性(Subject Name Attribute)

(必須)このフィールドは、要求からのユーザ名を含む属性の名前です。この値は string 型で、最大長は 256 文字です。

証明書属性(Certificate Attribute)

証明書定義を含む属性を入力します。これらの定義を任意で使用して、クライアントによって提示された証明書を(それらが証明書認証プロファイルの一部として定義されている場合に)検証できます。その場合、クライアント証明書と LDAP ID ソースから取得された証明書の間でバイナリ比較が実行されます。

グループ オブジェクト クラス(Group Objectclass)

(必須)この値は、検索において、グループとして認識されるオブジェクトを指定するために使用されます。この値は string 型で、最大長は 256 文字です。

グループ マップ属性(Group Map Attribute)

(必須)このフィールドでは、マッピング情報を含む属性を指定します。この属性は、選択した参照方向に基づいて、ユーザまたはグループ属性を指定できます。

サブジェクト オブジェクトにグループへの参照が含まれる(Subject Objects Contain Reference To Groups)

所属するグループを指定する属性がサブジェクト オブジェクトに含まれている場合は、このオプション ボタンをクリックします。

グループ オブジェクトにサブジェクトへの参照が含まれる(Group Objects Contain Reference To Subjects)

サブジェクトを指定する属性がグループ オブジェクトに含まれている場合は、このオプション ボタンをクリックします。この値はデフォルト値です。

グループ内のサブジェクトをメンバー属性に保存(Subjects In Groups Are Stored In Member Attribute As)

このオプションは、[グループ オブジェクトにサブジェクトへの参照が含まれる(Group Objects Contain Reference To Subjects)] オプション ボタンを有効にした場合にのみ使用できます。このオプションでは、メンバーがグループ メンバー属性に供給される方法を指定します。デフォルトは DN です。

LDAP インスタンスを編集して、次のタスクを実行できます。

「LDAP の接続設定値の設定」

「ディレクトリ構成値の設定」

「LDAP グループの追加」

「LDAP 属性の選択」

LDAP の接続設定値の設定

LDAP サーバに接続するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[LDAP] をクリックします。

[LDAP] ページが表示されます。

ステップ 3 編集する LDAP インスタンスの隣にあるチェックボックスをオンにし、[編集(Edit)] をクリックします。

ステップ 4 [接続(Connection)] タブをクリックして、プライマリおよびセカンダリ サーバを設定します。

図 5-11 に示すようなページが表示されます。

図 5-11 [LDAP] の [接続(Connection)] タブ

 

 

 

ステップ 5 表 5-3 に説明されているように値を入力します。

ステップ 6 [送信(Submit)] をクリックして接続パラメータを保存します。


 

LDAP の接続設定

表 5-3 に、[LDAP] の [接続(Connection)] タブのフィールドとその説明を示します。

 

表 5-3 [LDAP] の [接続(Connection)] タブ

オプション
説明

セカンダリ サーバの有効化(Enable Secondary Server)

プライマリ LDAP サーバに障害が発生した場合にバックアップとして使用するセカンダリ LDAP サーバを有効にする場合は、このオプションをオンにします。このチェックボックスをオンにする場合は、セカンダリ LDAP サーバの設定パラメータを入力する必要があります。

プライマリ サーバとセカンダリ サーバ

ホスト名/IP(Hostname/IP)

(必須)LDAP ソフトウェアを実行しているマシンの IP アドレスまたは DNS 名を入力します。ホスト名は 1 ~ 256 文字か、または文字列として表される有効な IP アドレスです。ホスト名の有効な文字は、英数字(a ~ z、A ~ Z、0 ~ 9)、ドット(.)、およびハイフン(-)だけです。

ポート(Port)

(必須)LDAP サーバが受信している TCP/IP ポート番号を入力します。有効な値は 1 ~ 65,535 です。デフォルトは、LDAP 仕様の記述に従って 389 です。ポート番号が不明な場合は、LDAP サーバの管理者からポート番号を取得できます。

アクセス(Access)

(必須)[匿名アクセス(Anonymous Access)]:LDAP ディレクトリの検索が匿名で行われるようにする場合にクリックします。サーバではクライアントが区別されず、認証されていないクライアントに対してアクセス可能に設定されているデータへの、クライアント読み取りアクセスが許可されます。認証情報をサーバに送信することを許可する特定のポリシーがない場合、クライアントは匿名接続を使用する必要があります。

[認証されたアクセス(Authenticated Access)]:LDAP ディレクトリの検索が管理クレデンシャルによって行われるようにする場合にクリックします。その場合、[管理者 DN(Admin DN)] および [パスワード(Password)] フィールドの情報を入力します。

管理者 DN(Admin DN)

管理者の DN を入力します。管理者 DN は、ユーザ ディレクトリ サブツリー内の必要なすべてのユーザの検索が許可され、グループの検索が許可されている LDAP アカウントです。指定した管理者に対して、検索でのグループ名属性の表示が許可されていない場合、LDAP で認証されたユーザのグループ マッピングは失敗します。

パスワード(Password)

LDAP 管理者アカウントのパスワードを入力します。

セキュアな認証(Secure Authentication)

SSL を使用して ISE とプライマリ LDAP サーバ間の通信を暗号化する場合にクリックします。[ポート(Port)] フィールドに LDAP サーバでの SSL に使用されるポート番号が入力されていることを確認します。このオプションを有効にした場合は、ルート CA を選択する必要があります。

ルート CA(Root CA)

ドロップダウン リスト ボックスから信頼できるルート認証局を選択して、証明書による安全な認証を有効にします。

CA 証明書の詳細については、「認証局証明書」および「認証局証明書の追加」を参照してください。

サーバ タイムアウト(Server Timeout)

プライマリ LDAP サーバでの接続または認証が失敗したと判断する前に ISE がプライマリ LDAP サーバからの応答を待つ秒数を入力します。有効な値は 1 ~ 300 です。デフォルトは 10 です。

最大管理接続(Max. Admin Connections)

特定の LDAP 設定に対して実行できる LDAP 管理者アカウント権限での同時接続の最大数(0 より大きい数)を入力します。これらの接続は、ユーザ ディレクトリ サブツリーおよびグループ ディレクトリ サブツリーの下にあるユーザおよびグループのディレクトリの検索に使用されます。有効な値は 1 ~ 99 です。デフォルトは 20 です。

サーバへのバインドをテスト(Test Bind To Server)

LDAP サーバの詳細およびクレデンシャルが正常にバインドできることをテストおよび確認する場合にクリックします。テストが失敗した場合は、LDAP サーバの詳細を編集して再テストします。

ディレクトリ構成値の設定

ディレクトリ構成値を設定するには、次の手順を実行します。


) LDAP ID ソースでは、次の 3 つの検索が適用されます。

管理のためのグループ サブツリーのすべてのグループの検索

ユーザを特定するためのサブジェクト サブツリーのユーザの検索

ユーザが所属するグループの検索


 


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[LDAP] をクリックします。

[LDAP] ページが表示されます。

ステップ 3 編集する LDAP インスタンスの隣にあるチェックボックスをオンにし、[編集(Edit)] をクリックします。

ステップ 4 [ディレクトリ構成(Directory Organization)] タブをクリックします。

図 5-12 に示すような画面が表示されます。

図 5-12 [LDAP] の [ディレクトリ構成(Directory Organization)] タブ

 

 

ステップ 5 表 5-4 に説明されているように値を入力します。

 

ステップ 6 設定を保存するには、[送信(Submit)] をクリックします。


 

[LDAP] の [ディレクトリ構成(Directory Organization)] タブ

表 5-4 に、[LDAP] の [ディレクトリ構成(Directory Organization)] タブのフィールドとその説明を示します。

 

表 5-4 [LDAP] の [ディレクトリ構成(Directory Organization)] タブ

オプション
説明

サブジェクト検索ベース(Subject Search Base)

(必須)すべてのサブジェクトを含むサブツリーの DN を入力します。次に例を示します。

o=corporation.com

サブジェクトを含むツリーがベース DN である場合は、LDAP 設定に応じて

o=corporation.com

または

dc=corporation,dc=com

と入力します。詳細については、LDAP データベースに関するドキュメントを参照してください。

グループ検索ベース(Group Search Base)

(必須)すべてのグループを含むサブツリーの DN を入力します。次に例を示します。

ou = 組織ユニット、ou = 次の組織ユニット、o = corporation.com

グループを含むツリーがベース DN である場合は、LDAP 設定に応じて

o=corporation.com

または

dc=corporation,dc=com

と入力します。詳細については、LDAP データベースに関するドキュメントを参照してください。

形式での MAC アドレスの検索(Search for MAC Address in Format)

内部 ID ソースの MAC アドレスは、xx-xx-xx-xx-xx-xx の形式で供給されます。LDAP データベースの MAC アドレスは、異なる形式で供給できます。ただし、ISE でホスト ルックアップ要求が受信されると、MAC アドレスは ISE によって内部形式からこのフィールドで指定した形式に変換されます。

ドロップダウン リストを使用して、特定の形式での MAC アドレスの検索を有効にします。 <format> は次のいずれかです。

xxxx.xxxx.xxxx

xxxxxxxxxxxx

xx-xx-xx-xx-xx-xx

xx:xx:xx:xx:xx:xx

選択する形式は、LDAP サーバに供給されている MAC アドレスの形式と一致している必要があります。

サブジェクト名の先頭から最後に出現する区切り文字まで削除(Strip start of subject name up to the last occurrence of the separator)

ユーザ名からドメイン プレフィックスを削除するために適切なテキストを入力します。

ユーザ名の中で、このフィールドに指定した区切り文字が ISE で検出されると、そのユーザ名の初めから区切り文字までのすべての文字が削除されます。ユーザ名に、<start_string> ボックスに指定した文字が複数含まれている場合は、ISE によって最後の区切り文字までの文字が削除されます。たとえば、区切り文字がバックスラッシュ(\)で、ユーザ名が DOMAIN\user1 である場合、ISE によって user1 が LDAP サーバに送信されます。

(注) <start_string> ボックスには、特殊文字であるシャープ記号(#)、疑問符(?)、引用符(")、アスタリスク(*)、右山カッコ(>)、および左山カッコ(<)を入力できません。ISE では、ユーザ名にこれらの文字を使用できません。これらの文字のいずれかを入力すると、ストリッピングが失敗します。

最初に出現する区切り文字からサブジェクト名の末尾まで削除(Strip end of subject name from the first occurrence of the separator)

ユーザ名からドメイン サフィックスを削除するために適切なテキストを入力します。

ユーザ名の中で、このフィールドに指定した区切り文字が ISE で検出されると、その区切り文字からユーザ名の末尾までのすべての文字が削除されます。ユーザ名に、このフィールドに指定した文字が複数含まれている場合は、ISE によって最初の区切り文字から文字が削除されます。たとえば、区切り文字がアットマーク(@)で、ユーザ名が user1@domain である場合、ISE によって user1 が LDAP サーバに送信されます。

ボックスには、特殊文字であるシャープ記号(#)、疑問符(?)、引用符(")、アスタリスク(*)、右山カッコ(>)、および左山カッコ(<)を入力できません。ISE では、ユーザ名にこれらの文字を使用できません。これらの文字のいずれかを入力すると、ストリッピングが失敗します。

LDAP グループの追加

LDAP グループを追加するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[LDAP] をクリックします。

[LDAP] ページが表示されます。

ステップ 3 編集する LDAP インスタンスの隣にあるチェックボックスをオンにし、[編集(Edit)] をクリックします。

ステップ 4 [グループ(Groups)] タブをクリックします。

[グループ(Groups)] ページが表示されます。

ステップ 5 [追加(Add)] > [グループの追加(Add Group)] を選択して新しいグループを追加するか、[追加(Add)] > [ディレクトリからグループを選択(Select Groups From Directory)] を選択して LDAP ディレクトリからグループを選択します。

ステップ 6 グループの追加を選択した場合は、新しいグループの名前を入力します。

ステップ 7 ディレクトリから選択する場合は、フィルタ基準を入力し、[グループの取得(Retrieve Groups)] をクリックします。検索条件には、アスタリスク(*)ワイルドカード文字を含めることができます。

図 5-13 に示すような画面が表示されます。

図 5-13 LDAP のグループ選択ページ

 

 

ステップ 8 選択するグループの隣にあるチェックボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

選択したグループが [グループ(Groups)] ページに表示されます。

ステップ 9 グループ選択を保存するには、[送信(Submit)] をクリックします。


 

LDAP 属性の選択

LDAP 属性を選択するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[LDAP] をクリックします。

[LDAP] ページが表示されます。

ステップ 3 編集する LDAP インスタンスの隣にあるチェックボックスをオンにし、[編集(Edit)] をクリックします。

ステップ 4 [属性(Attributes)] タブをクリックします。

[属性(Attributes)] ページが表示されます。

ステップ 5 [追加(Add)] > [属性の追加(Add Attribute)] を選択して新しい属性を追加するか、[追加(Add)] > [ディレクトリから属性を選択(Select Attributes From Directory)] を選択して LDAP サーバから属性を選択します。

ステップ 6 属性を追加する場合は、新しい属性の名前を入力します。

ステップ 7 ディレクトリから選択するオプションを選択した場合は、[ディレクトリ属性の選択(Select Directory Attributes)] ページが表示されます。サンプル ユーザを入力し、[属性の取得(Retrieve Attributes)] をクリックしてユーザの属性を取得します。アスタリスク(*)ワイルドカード文字を使用できます。

ステップ 8 図 5-14 に示すような画面が表示されます。

図 5-14 [ディレクトリ属性の選択(Select Directory Attributes)] ページ

 

 

ステップ 9 選択する属性の隣にあるチェックボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

選択した属性が [属性(Attributes)] ページに表示されます。

ステップ 10 属性選択を保存するには、[送信(Submit)] をクリックします。


 

次の手順:

1. 認証ポリシーの作成方法については、「認証ポリシーの管理」を参照してください。

2. 許可プロファイルおよびポリシーの作成方法については、「許可ポリシーおよびプロファイルの管理」を参照してください。

RADIUS トークン ID ソース

RADIUS プロトコルをサポートし、ユーザおよびデバイスに認証、許可、アカウンティング(AAA)サービスを提供するサーバは、RADIUS サーバと呼ばれます。RADIUS ID ソースは、サブジェクトとそのクレデンシャルの集合を含み、通信に RADIUS プロトコルを使用する外部 ID ソースです。たとえば、Safeword トークン サーバは、複数のユーザおよびそのクレデンシャルをワンタイム パスワードとして含めることができる ID ソースであり、Safeword トークン サーバによって提供されるインターフェイスでは、RADIUS プロトコルを使用して問い合わせることができます。

ISE では、RADIUS RFC 2865 準拠のいずれかのサーバが外部 ID ソースとしてサポートされています。ISE では、複数の RADIUS トークン サーバ ID がサポートされています。たとえば、RSA SecurID サーバや SafeWord サーバなどです。RADIUS ID ソースは、ユーザを認証するために使用される任意の RADIUS トークン サーバと連携できます。RADIUS ID ソースでは、認証セッションにユーザ データグラム プロトコル(UDP)ポートが使用されます。すべての RADIUS 通信に同じ UDP ポートが使用されます。

ISE で RADIUS メッセージを RADIUS 対応サーバに正常に送信するには、RADIUS 対応サーバと ISE の間のゲートウェイ デバイスが、UDP ポートを介した通信を許可するように設定されている必要があります。UDP ポートは、ISE インターフェイスを介して設定できます。

この項では、次のトピックを扱います。

「ISE と RADIUS ID ソースの統合の主要機能」

「RADIUS トークン サーバの追加または編集」

ISE と RADIUS ID ソースの統合の主要機能

サポートされる認証プロトコル

ISE では、RADIUS ID ソースに対して次の認証プロトコルがサポートされています。

RADIUS PAP

内部 EAP-GTC を含む PEAP

内部 EAP-GTC を含む EAP-FAST

制約

RADIUS ID トークン サーバでは、認証セッションに UDP ポートが使用されます。このポートはすべての RADIUS 通信に使用されます。ISE で RADIUS ワンタイム パスワード(OTP)メッセージを RADIUS 対応トークン サーバに送信するには、ISE と RADIUS 対応トークン サーバの間のゲートウェイ デバイスが、UDP ポートを介した通信を許可するように設定されている必要があります。

RADIUS 共有秘密

ISE で RADIUS ID ソースを設定するときに、共有秘密を指定する必要があります。この共有秘密情報は、RADIUS トークン サーバ上で設定されている共有秘密情報と同一である必要があります。

フェールオーバー

ISE では、複数の RADIUS ID ソースを設定できます。各 RADIUS ID ソースには、プライマリとセカンダリの RADIUS サーバを指定できます。ISE からプライマリ サーバに接続できない場合は、セカンダリ サーバが使用されます。

パスワード プロンプト

RADIUS ID ソースでは、パスワード プロンプトを設定できます。パスワード プロンプトは、ISE ユーザ インターフェイスを介して設定できます。

ユーザ認証

ISE は、ユーザ クレデンシャル(ユーザ名とパスコード)を取得し、RADIUS トークン サーバに渡します。また、 ISE は RADIUS トークン サーバ認証処理の結果をユーザに中継します。

ユーザ属性キャッシュ

RADIUS トークン サーバでは、デフォルトではユーザ ルックアップはサポートされていません。ただし、ユーザ ルックアップは次の ISE 機能に不可欠です。

PEAP セッション再開:この機能によって、認証の成功後、EAP セッションの確立中に PEAP セッションを再開できます。

EAP/FAST 高速再接続:この機能によって、認証の成功後、EAP セッションの確立中に高速再接続が可能になります。

ISE では、これらの機能のユーザ ルックアップ要求を処理するために、成功した認証の結果がキャッシュされます。成功した認証すべてについて、認証されたユーザの名前と取得された属性がキャッシュされます。失敗した認証はキャッシュに書き込まれません。

キャッシュは、実行時にメモリで使用可能であり、分散展開の ISE ノード間で複製されません。ISE ユーザ インターフェイスを介してキャッシュの存続可能時間(TTL)制限を設定できます。ID キャッシング オプションを有効にし、エージング タイムを分単位で設定する必要があります。指定した時間、キャッシュはメモリで使用可能です。

ID 順序での RADIUS ID ソース

ID ソース順序で認証順序用の RADIUS ID ソースを追加できます。ただし、属性取得順序用の RADIUS ID ソースを追加することはできません。これは、認証しないで RADIUS ID ソースを問い合わせることはできないためです。ISE では、RADIUS サーバによる認証中に、異なるエラー状況を区別できません。すべてのエラー状況に対して RADIUS サーバから Access-Reject メッセージが返されます。たとえば、RADIUS サーバでユーザが見つからない場合、RADIUS サーバからは User Unknown ステータスの代わりに Access-Reject メッセージが返されます。ただし、ISE ユーザ インターフェイスの RADIUS ID ソースのページで使用できる [拒否を認証失敗またはユーザが見つからないとして処理(Treat Rejects as Authentication Failed or User Not Found)] オプションを有効にすることができます。

認証失敗メッセージ

RADIUS サーバでユーザが見つからない場合、RADIUS サーバからは Access-Reject メッセージが返されます。ISE には、ISE ユーザ インターフェイスを使用して、このメッセージを、認証失敗か、またはユーザが見つからないとして設定するオプションがあります。ただし、このオプションを使用すると、ユーザが未知の状況だけでなく、すべての失敗状況に対して「ユーザが見つからない(User Not Found)」メッセージが返されます。

表 5-5 に、RADIUS ID サーバで発生するさまざまな失敗状況を示します。

 

表 5-5 エラー処理

認証失敗の原因
失敗状況

認証に失敗

ユーザが未知である。

ユーザが不正なパスコードでログインしようとしている。

ユーザ ログイン時間が期限切れになった。

プロセスの失敗

RADIUS サーバが ISE で正しく設定されていない。

RADIUS サーバが使用できない。

RADIUS パケットが偽装として検出されている。

RADIUS サーバとのパケットの送受信の問題。

タイムアウト。

未知ユーザ

認証が失敗し、[拒否で失敗(Fail on Reject)] オプションが false に設定されている。

SafeWord サーバでのユーザ名の特殊フォーマット

SafeWord トークン サーバでは、次のユーザ名フォーマットでの認証がサポートされています。

ユーザ名:Username, OTP

ISE では、認証要求を受信するとすぐにユーザ名が解析され、次のユーザ名に変換されます。

ユーザ名:Username

Safeword トークン サーバでは、これらの両方のフォーマットがサポートされています。ISE はさまざまなトークン サーバと連携します。SafeWord サーバを設定する場合、ISE でユーザ名を解析して指定のフォーマットに変換するには、ISE ユーザ インターフェイスで [SafeWord サーバ(SafeWord Server)] チェックボックスをオンにする必要があります。この変換は、要求が RADIUS トークン サーバに送信される前に、RADIUS トークン サーバ ID ソースで実行されます。

認証要求および応答

ISE が RADIUS 対応トークン サーバに認証要求を転送する場合、RADIUS 認証要求には次の属性が含まれます。

User-Name(RADIUS 属性 1)

User-Password(RADIUS 属性 2)

NAS-IP-Address(RADIUS 属性 4)

ISE では、次のいずれかの受信を要求します。

Access-Accept:属性は必要ありませんが、応答には RADIUS トークン サーバの設定に基づいてさまざまな属性が含まれる場合があります。

Access-Reject:属性は必要ありません。

Access-Challenge:RADIUS RFC ごとに必要な属性は次のとおりです。

State(RADIUS 属性 24)

Reply-Message(RADIUS 属性 18)

次の 1 つ以上の属性:Vendor-Specific、Idle-Timeout(RADIUS 属性 28)、Session-Timeout(RADIUS 属性 27)、Proxy-State(RADIUS 属性 33)

Access-Challenge ではそれ以外の属性は使用できません。

RADIUS トークン サーバの追加方法については、「RADIUS トークン サーバの追加または編集」を参照してください。

RADIUS トークン サーバの削除方法については、「RADIUS トークン サーバの削除」を参照してください。

RADIUS トークン サーバの追加または編集

前提条件:

各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。次の手順で説明されている操作を実行するには、スーパー管理者またはシステム管理者のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

RADIUS ID ソースを作成または編集するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[RADIUS トークン(RADIUS Token)] をクリックします。

[RADIUS トークン ID ソース(RADIUS Token Identity Sources)] ページが表示されます。

ステップ 3 [追加(ADD)] をクリックして新しい RADIUS ID ソースを追加するか、編集する RADIUS トークン サーバの隣のチェックボックスをオンにして [編集(Edit)] をクリックするか、[複製(Duplicate)] をクリックして RADIUS トークン サーバ定義の複製を作成します。

図 5-15 に示すような画面が表示されます。

図 5-15 RADIUS トークン サーバのプロンプト タブ

 

 

ステップ 4 [一般(General)] および [接続(Connection)] タブで、 表 5-6 に示されているように値を入力します。

 

ステップ 5 [認証(Authentication)] タブをクリックします。

このタブでは、RADIUS トークン サーバからの Access-Reject メッセージへの応答を制御できます。この応答は、クレデンシャルが無効であること、またはユーザが不明であることのいずれかを意味する場合があります。ISE は、認証失敗か、またはユーザが見つからないかのいずれかの応答を受け入れます。このタブでは、ID キャッシングを有効にし、キャッシュのエージング タイムを設定することもできます。パスワードを要求するプロンプトを設定することもできます。

ステップ 6 次のことを選択します。

RADIUS トークン サーバからの Access-Reject 応答を認証失敗として処理する場合は、[拒否を「認証失敗」として処理(Treat Rejects as 'authentication failed')] オプション ボタンをクリックします。

RADIUS トークン サーバからの Access-Reject 応答を未知ユーザ エラーとして処理する場合は、[拒否を「ユーザが見つからない」として処理(Treat Rejects as 'user not found')] オプション ボタンをクリックします。

パスワードを要求するプロンプトを入力します。

ステップ 7 [許可(Authorization)] タブをクリックします。

このタブでは、ISE への Access-Accept 応答を送信中に RADIUS トークン サーバによって返されるこの単一の属性に対して表示される名前を設定できます。この属性は、許可ポリシー条件で使用できます。[属性名 ACS(Attribute Name ACS)] フィールドに、この属性の名前を入力します。デフォルト値は CiscoSecure-Group-Id です。

ステップ 8 [送信(Submit)] をクリックして RADIUS トークン ID ソースを保存します。


 

RADIUS トークン サーバの [接続(Connections)]

表 5-6 に、RADIUS トークン サーバの [接続(Connections)] タブのフィールドとそのデフォルト値を示します。

 

表 5-6 RADIUS トークン サーバのプロンプト タブ

オプション
説明

名前(Name)

(必須)このフィールドは、RADIUS トークン サーバの名前です。許容最大文字数は 64 文字です。

説明(Description)

このフィールドは任意の説明です。最大文字数は 1024 です。

SafeWord サーバ(SafeWord Server)

RADIUS ID ソースが SafeWord サーバである場合はこのチェックボックスをオンにします。

セカンダリ サーバの有効化(Enable Secondary Server)

プライマリに障害が発生した場合にバックアップとして使用する ISE のセカンダリ RADIUS トークン サーバを有効にする場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにする場合は、セカンダリ RADIUS トークン サーバを設定する必要があります。

常にプライマリ サーバに最初にアクセスする(Always Access Primary Server First)

ISE が常にプライマリ サーバに最初にアクセスする場合は、このオプション ボタンをクリックします。

経過後にプライマリ サーバにフォールバック(Fallback to Primary Server after)

プライマリ サーバに到達できない場合に ISE がセカンダリ RADIUS トークン サーバを使用して認証できる時間(分単位)を指定する場合は、このオプション ボタンをクリックします。この時間を過ぎると、ISE はプライマリ サーバに対する認証を再試行します。

プライマリ サーバ(Primary Server)

ホスト名/アドレス(Host IP)

プライマリ RADIUS トークン サーバの IP アドレスを入力します。このフィールドには、文字列として表される有効な IP アドレスを入力できます。このフィールドに入力できる有効な文字は、数値およびドット(.)です。

共有秘密キー(Shared Secret)

この接続のプライマリ RADIUS トークン サーバで設定されている共有秘密を入力します。

認証ポート(Authentication Port)

プライマリ RADIUS トークン サーバが受信しているポート番号を入力します。有効な値は 1 ~ 65,535 です。デフォルトは 1812 です。

サーバ タイムアウト(Server Timeout)

プライマリ サーバがダウンしていると判断する前に ISE がプライマリ RADIUS トークン サーバからの応答を待つ時間(秒単位)を指定します。有効な値は 1 ~ 300 です。デフォルトは 5 です。

接続試行回数(Connection Attempts)

セカンダリ サーバ(定義されている場合)に移動する前、またはセカンダリ サーバが定義されていない場合は要求をドロップする前に、ISE がプライマリ サーバへの再接続を試行する回数を指定します。有効な値は 1 ~ 9 です。デフォルトは 3 です。

セカンダリ サーバ(Secondary Server)

ホスト名/アドレス(Host IP)

セカンダリ RADIUS トークン サーバの IP アドレスを入力します。このフィールドには、文字列として表される有効な IP アドレスを入力できます。このフィールドに入力できる有効な文字は、数値およびドット(.)です。

共有秘密キー(Shared Secret)

この接続のセカンダリ RADIUS トークン サーバで設定されている共有秘密を入力します。

認証ポート(Authentication Port)

セカンダリ RADIUS トークン サーバが受信しているポート番号を入力します。有効な値は 1 ~ 65,535 です。デフォルトは 1812 です。

サーバ タイムアウト(Server Timeout)

セカンダリ サーバがダウンしていると判断する前に ISE がセカンダリ RADIUS トークン サーバからの応答を待つ時間(秒単位)を指定します。有効な値は 1 ~ 300 です。デフォルトは 5 です。

接続試行回数(Connection Attempts)

要求をドロップする前に ISE がセカンダリ サーバへの再接続を試行する回数を指定します。有効な値は 1 ~ 9 です。デフォルトは 3 です。

次の手順:

1. 認証ポリシーの作成方法については、「認証ポリシーの管理」を参照してください。

2. 許可プロファイルおよびポリシーの作成方法については、「許可ポリシーおよびプロファイルの管理」を参照してください。

RADIUS トークン サーバの削除

前提条件:

各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。次の手順で説明されている操作を実行するには、スーパー管理者またはシステム管理者のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

ID ソース順序に含まれる RADIUS トークン サーバを選択していないことを確認します。ID ソース順序に含まれる RADIUS トークン サーバを削除用に選択した場合、削除操作は失敗します。

RADIUS ID ソースを削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[RADIUS トークン(RADIUS Token)] をクリックします。

[RADIUS トークン ID ソース(RADIUS Token Identity Sources)] ページが表示され、設定されている RADIUS トークン サーバのリストが示されます。

ステップ 3 削除する RADIUS トークン サーバの隣にあるチェックボックスをオンにし、[削除(Delete)] をクリックします。

ISE によって次のメッセージが表示されます。

削除してもよろしいですか?(Are you sure you want to delete?)

ステップ 4 [OK] をクリックして、選択した RADIUS トークン サーバを削除します。


) 削除する RADIUS トークン サーバを複数選択し、その 1 つが ID ソース順序で使用されている場合、削除操作は失敗し、いずれの RADIUS トークン サーバも削除されません。



 

RSA ID ソース

ISE では、外部データベースとして RSA SecurID サーバがサポートされています。RSA SecurID の 2 要素認証は、ユーザの PIN と、タイム コード アルゴリズムに基づいて使い捨てのトークン コードを生成する個別に登録された RSA SecurID トークンで構成されます。異なるトークン コードが固定間隔(通常は 30 または 60 秒ごと)で生成されます。RSA SecurID サーバでは、この動的な認証コードが検証されます。各 RSA SecurID トークンは固有であり、過去のトークンに基づいて将来のトークンの値を予測することはできません。そのため、正しいトークン コードが PIN とともに提示された場合、その人が有効なユーザである確実性が高くなります。したがって、RSA SecurID サーバでは、従来の再利用可能なパスワードよりも信頼性の高い認証メカニズムが提供されます。

ISE では、次の RSA ID ソースがサポートされています。

RSA ACE/Server 6.x シリーズ

RSA Authentication Manager 7.x シリーズ

次のいずれかの方法で、RSA SecurID 認証テクノロジーと統合できます。

RSA SecurID エージェントの使用:ユーザは、RSA のネイティブ プロトコルによってユーザ名およびパスコードで認証されます。

RADIUS プロトコルの使用:ユーザは、RADIUS プロトコルによってユーザ名およびパスコードで認証されます。

ISE の RSA SecurID トークン サーバは、RSA SecurID エージェントを使用して RSA SecurID 認証テクノロジーと統合します。

Cisco ISE Release 1.1.1 では、1 つの RSA 領域だけがサポートされています。

この項では、次のトピックを扱います。

「ISE と RSA SecurID サーバの統合」

「RSA プロンプトの設定」

「RSA メッセージの設定」

ISE と RSA SecurID サーバの統合

ISE と RSA SecurID サーバを統合するには、次の 2 つの管理ロールが必要です。

RSA サーバ管理者:RSA システムおよび統合の設定と維持

ISE 管理者:ISE と RSA SecurID サーバの統合の設定および設定の維持。

この項では、ISE に RSA SecurID サーバを外部 ID ソースとして統合するために必要なプロセスについて説明します。RSA サーバについての詳細は、RSA に関するドキュメントを参照してください。

ISE での RSA の設定

RSA 管理システムでは sdconf.rec ファイルが生成されます。このファイルは RSA システム管理者によって提供されます。このファイルを使用すると、ISE サーバを領域内の RSA SecurID エージェントとして追加できます。このファイルを参照して ISE に追加する必要があります。プライマリ ISE サーバは、複製のプロセスによってこのファイルをすべてのセカンダリ サーバに配布します。

ISE での RSA SecurID サーバに対する RSA エージェントの認証

sdconf.rec ファイルがすべての ISE サーバにインストールされると、RSA エージェント モジュールが初期化され、RSA 生成のクレデンシャルによる認証が各 ISE サーバで実行されます。展開内の各 ISE サーバ上のエージェントが正常に認証されると、RSA サーバとエージェント モジュールは securid ファイルをダウンロードします。このファイルは ISE ファイル システムに存在し、RSA エージェントによって定義された既知の場所にあります。

ISE 展開における RSA サーバの保守

ISE で sdconf.rec ファイルを追加した後、RSA サーバを廃止する、または新しい RSA セカンダリ サーバを追加する場合、RSA SecurID 管理者は sdconf.rec ファイルを更新する必要があることがあります。更新されたファイルは RSA SecurID 管理者によって提供されます。更新されたファイルによって ISE を再設定できます。ISE では、更新されたファイルが複製プロセスによって展開内のセカンダリ ISE サーバに配布されます。ISE では、まずファイル システムのファイルを更新し、RSA エージェント モジュールに合わせて調整して再起動プロセスを適切に段階的に行います。sdconf.rec ファイルが更新されると、sdstatus.12 および securid ファイルがリセット(削除)されます。

自動 RSA ルーティングの上書き

領域内に複数の RSA サーバを持つことができます。sdopts.rec ファイルはロード バランサの役割を果たします。ISE サーバと RSA SecurID サーバはエージェント モジュールを介して動作します。ISE に存在するエージェント モジュールは、領域内の RSA サーバを最大限に利用するためにコストベースのルーティング テーブルを保持します。ただし、このルーティングは手動設定で上書きできます。領域の各 ISE サーバの手動設定を使用して上書きするには、ISE ユーザ インターフェイスで sdopts.rec と呼ばれるテキスト ファイルを使用します。このファイルの作成方法については、RSA に関するドキュメントを参照してください。

RSA ノードの秘密のリセット

securid ファイルは秘密ノード キー ファイルです。RSA が最初に設定されると、RSA では秘密を使用してエージェントが検証されます。ISE に存在する RSA エージェントが RSA サーバに対して初めて正常に認証されると、securid と呼ばれるファイルがクライアント マシン上に作成され、このファイルを使用して、マシン間で交換されるデータが有効であることが確認されます。展開内の特定の ISE サーバまたはサーバのグループから securid ファイルを削除する必要がある場合があります(たとえば、RSA サーバでのキーのリセット後など)。このファイルを領域の ISE サーバから削除するには、ISE ユーザ インターフェイスを使用できます。ISE の RSA エージェントが次回正常に認証されたとき、新しい securid ファイルが作成されます。

RSA 自動アベイラビリティのリセット

sdstatus.12 ファイルは、領域内の RSA サーバのアベイラビリティに関する情報を提供します。たとえば、いずれのサーバがアクティブで、いずれのサーバがダウンしているかに関する情報を提供します。エージェント モジュールは領域内の RSA サーバと連携して、このアベイラビリティ ステータスを維持します。この情報は、sdstatus.12 ファイルに連続的に表示されます。このファイルは、ISE ファイル システムの既知の場所に供給されます。このファイルは古くなり、現在のステータスが反映されていないことがあります。その場合、現在のステータスが反映されるように、このファイルを削除する必要があります。このファイルを特定の領域の特定の Cisco ISE サーバから削除するには、Cisco ISE ユーザ インターフェイスを使用できます。ISE は RSA エージェントに合わせて調整して、再起動が正しく段階的に行われるようにします。

アベイラビリティ ファイル sdstatus.12 は、securid ファイルがリセットされるか、sdconf.rec または sdopts.rec ファイルが更新されるたびに削除されます。

分散環境の考慮事項

分散 ISE 環境で RSA ID ソースを管理するには、次の操作が必要です。

sdconf.rec および sdopts.rec ファイルのプライマリ サーバからセカンダリ サーバへの配布。

securid および sdstatus.12 ファイルの削除。

詳細は、次のトピックを参照してください。

「RSA コンフィギュレーション ファイルのインポート」

「ISE サーバのオプション ファイルの設定および SecurID ファイルと sdstatus.12 ファイルのリセット」

「RSA ID ソースの追加または編集」

RSA ID ソースの追加または編集

RSA ID ソースを作成または編集するには、RSA コンフィギュレーションファイル(sdconf.rec)をインポートする必要があります。詳細については、「RSA コンフィギュレーション ファイルのインポート」を参照してください。

前提条件:

1. RSA 管理者から sdconf.rec ファイルを取得する必要があります。

2. 各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。次の手順で説明されている操作を実行するには、スーパー管理者またはシステム管理者のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

RSA コンフィギュレーション ファイルのインポート

RSA の一般設定を行うには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[RSA SecurID] をクリックします。

[RSA SecurID ID ソース(RSA SecurID Identity Sources)] ページが表示されます。

ステップ 3 [追加(ADD)] をクリックして RSA ID ソースを追加するか、編集する RSA ID ソースの隣のチェックボックスをオンにして [編集(Edit)] をクリックするか、[複製(Duplicate)] をクリックして RSA ID ソースの複製エントリを作成します。

図 5-16 に示すように RSA の [一般(General)] タブが表示されます。

図 5-16 RSA の [一般(General)] タブ

 

ステップ 4 [参照(Browse)] をクリックして、クライアント ブラウザを実行しているシステムから新しい sdconf.rec ファイルまたは更新された sdconf.rec ファイルを選択します。

初めて RSA ID ソースを作成する場合、[新しい sdconf.rec ファイルのインポート(Import new sdconf.rec file)] フィールドは必須フィールドです。これ以降は、既存の sdconf.rec ファイルを更新されたファイルで置き換えることができますが、既存のファイルの置き換えは任意です。

ステップ 5 (必須)サーバのタイムアウト値を秒単位で入力します。ISE はタイムアウトになる前に、指定された秒数 RSA サーバからの応答を待ちます。この値には、1 ~ 199 の任意の整数を指定できます。デフォルト値は 30 秒です。

ステップ 6 PIN が変更された場合に強制的に再認証するには、[変更 PIN で再認証(Reauthenticate on Change PIN)] チェックボックスをオンにします。

ステップ 7 [保存(Save)] をクリックして設定を保存します。


 

ISE では、次のシナリオもサポートされます。

「ISE サーバのオプション ファイルの設定および SecurID ファイルと sdstatus.12 ファイルのリセット」

「認証制御オプションの設定」

ISE サーバのオプション ファイルの設定および SecurID ファイルと sdstatus.12 ファイルのリセット

sdopts.rec ファイルを設定し、securid ファイルと sdstatus.12 ファイルをリセットするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 ISE サーバにログインします。

ステップ 2 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 3 [追加(ADD)] をクリックして RSA ID ソースを追加するか、編集する RSA ID ソースの隣のチェックボックスをオンにして [編集(Edit)] をクリックするか、[複製(Duplicate)] をクリックして複製の RSA ID ソース エントリを作成します。

ステップ 4 [RSA インスタンス ファイル(RSA Instance Files)] タブをクリックします。

図 5-17 に示すような画面が表示されます。

図 5-17 [RSA インスタンス ファイル(RSA Instance Files)] タブ

 

 

このページには、展開内のすべての ISE サーバの sdopts.rec servers ファイルが一覧表示されます。

ステップ 5 特定の ISE サーバの sdopts.rec ファイルの横にあるオプション ボタンをクリックし、[オプション ファイルの更新(Update Options File)] をクリックします。

図 5-18 に示すような画面が表示されます。

図 5-18 RSA の [オプション ファイル(Options File)]

 

 

[現在のファイル(Current File)] 領域(表示専用)に既存のファイルが表示されます。

ステップ 6 次のいずれかを選択します。

[RSA エージェントが保持する自動ロード バランシング ステータスを使用(Use the Automatic Load Balancing status maintained by the RSA agent)]:RSA エージェントでロード バランシングを自動的に管理する場合は、このオプションを選択します。

[次で選択された sdopts.rec ファイルで自動ロード バランシング ステータスを上書き(Override the Automatic Load Balancing status with the sdopts.rec file selected below)]:特定のニーズに基づいて手動でロード バランシングを設定する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択する場合は、[参照(Browse)] をクリックして、クライアント ブラウザを実行しているシステムから新しい sdopts.rec ファイルを選択する必要があります。

ステップ 7 [OK] をクリックします。

ステップ 8 ISE サーバの securid および sdstatus.12 ファイルをリセットするには、ISE サーバに対応する行をクリックします。図 5-19 に示すような画面が表示されます。

図 5-19 securid および sdstatus.12 ファイルのリセット

 

 

ステップ 9 ドロップダウン矢印をクリックし、[securid ファイルのリセット(Reset securid File)] 列と [sdstatus.12 ファイルのリセット(Reset sdstatus.12 File)] 列の [送信で削除(Remove on Submit)] を選択します。


) [sdstatus.12 ファイルのリセット(Reset sdstatus.12 File)] フィールドはユーザのビューから非表示になっています。このフィールドを表示するには、最も内側のフレームで垂直および水平スクロール バーを使用して、下にスクロールし、次に右にスクロールします。


ステップ 10 この行で [保存(Save)] をクリックして変更を保存します。

ステップ 11 [保存(Save)] をクリックして設定を保存します。


 

認証制御オプションの設定

このページを使用して、ISE が認証失敗を定義する方法を指定し、ID キャッシングを有効にすることができます。RSA ID ソースでは、「認証失敗」エラーと「ユーザが見つからない」エラーは区別されず、Access-Reject 応答が送信されます。

ISE が要求の処理およびエラーの報告においてこのようなエラーを処理する方法を定義できます。ID キャッシングによって、ISE では、ISE サーバに対して認証に失敗した要求を 2 回目に処理できます。前の認証から取得された結果および属性を、キャッシュで利用できます。

認証制御オプションを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] > [RSA SecurID] を選択します。

ステップ 2 [追加(ADD)] をクリックして RSA ID ソースを追加するか、編集する RSA ID ソースの隣のチェックボックスをオンにして [編集(Edit)] をクリックするか、[複製(Duplicate)] をクリックして既存の RSA ID ソース エントリを複製します。

ステップ 3 [認証制御(Authentication Control)] タブをクリックします。

図 5-20 に示すように [認証制御(Authentication Control)] タブが表示されます。

図 5-20 [認証制御(Authentication Control)] タブ

 

 

ステップ 4 次のいずれかを選択します。

[拒否を「認証失敗」として処理(Treat Rejects as "authentication failed")]:拒否された要求を認証失敗として処理する場合は、このオプションを選択します。

[拒否を「ユーザが見つからない」として処理(Treat Rejects as "user not found")]:拒否された要求をユーザが見つからないエラーとして処理する場合は、このオプションを選択します。

ステップ 5 [保存(Save)] をクリックして設定を保存します。


 

次の手順:

1. 認証ポリシーの作成方法については、「認証ポリシーの管理」を参照してください。

2. 許可プロファイルおよびポリシーの作成方法については、「許可ポリシーおよびプロファイルの管理」を参照してください。

詳細情報:

「RSA ID ソース」

「RSA プロンプトの設定」

「RSA メッセージの設定」

RSA プロンプトの設定

ISE では、RSA SecurID サーバへの要求の処理中にユーザに表示される RSA プロンプトを設定できます。

前提条件:

各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。次の手順で説明されている操作を実行するには、スーパー管理者またはシステム管理者のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

RSA プロンプトを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[RSA SecurID] をクリックします。

[RSA SecurID ID ソース(RSA SecurID Identity Sources)] リスト ページが表示されます。

ステップ 3 [プロンプト(Prompts)] をクリックします。

図 5-21 に示すように、デフォルトのプロンプトを含む RSA [プロンプト(Prompts)] のページが表示されます。

図 5-21 RSA のプロンプト設定ページ

 

 

ステップ 4 表 5-7 に説明されているように情報を入力します。

 

ステップ 5 [送信(Submit)] をクリックしてカスタム RSA プロンプトを保存するか、[デフォルト値のリセット(Reset Default Values)] をクリックしてデフォルトの RSA プロンプトを適用します。


 

RSA プロンプト

表 5-7 に、RSA の [プロンプト(Prompts)] タブのフィールドとそのデフォルト値を示します。

 

表 5-7 RSA の [プロンプト(Prompts)] タブ 15

オプション
説明

パスコード プロンプトの入力(Enter Passcode Prompt)

このフィールドは、パスコードを取得する場合に使用されるテキスト文字列です。デフォルト値は [パスコードを入力してください(Enter PASSCODE)] です。

次のトークン コードの入力(Enter Next Token Code)

このフィールドは、次のトークンを要求する場合に使用されるテキスト文字列です。デフォルト値は [次のトークンコードを入力してください(Enter Next TOKENCODE)] です。

PIN タイプの選択(Choose PIN Type)

このフィールドは、PIN タイプを要求する場合に使用されるテキスト文字列です。デフォルト値は [独自の pin を入力しますか?(Do you want to enter your own pin?)] です。

システム PIN の受け入れ(Accept System PIN)

このフィールドは、システム生成の PIN を受け入れる場合に使用されるテキスト文字列です。デフォルト値は [システム生成の PIN を受け入れる準備はできていますか?(ARE YOU PREPARED TO ACCEPT A SYSTEM-GENERATED PIN?)] です。

英数字 PIN の入力(Enter Alphanumeric PIN)

(任意)このフィールドは、英数字 PIN を要求する場合に使用されるテキスト文字列です。デフォルト値は、[新しい PIN の手順をキャンセルするには、{MIN_LENGTH} から {MAX_LENGTH} の数字\n または\n「x」を含む新しい英数字の PIN を入力してください。(Enter your new Alpha-Numerical PIN, containing {MIN_LENGTH} to {MAX_LENGTH} digits\n or\n"x" to cancel the new PIN procedure.)] です。

数値 PIN の入力(Enter Numeric PIN)

(必須)このフィールドは、数値 PIN を要求する場合に使用されるテキスト文字列です。デフォルト値は、[新しい PIN の手順をキャンセルするには、{MIN_LENGTH} から {MAX_LENGTH} の数字\n または\n「x」を含む新しい数字の PIN を入力してください。(Enter your new Numerical PIN, containing {MIN_LENGTH} to {MAX_LENGTH} digits\n or\n"x" to cancel the new PIN procedure.)] です。

PIN の再入力(Re-enter PIN)

(必須)このフィールドは、ユーザに PIN の再入力を要求する場合に使用されるテキスト文字列です。デフォルト値は、[PIN の再入力(Reenter PIN)] です。

15.プロンプトには 256 文字以内の文字列を入力します。

次の手順:

次の手順については、「RSA メッセージの設定」を参照してください。

RSA メッセージの設定

ISE では、RSA SecurID サーバへの要求の処理中にユーザに表示されるメッセージを設定できます。

前提条件:

各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。次の手順で説明されている操作を実行するには、スーパー管理者またはシステム管理者のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

RSA メッセージを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [外部 ID ソース(External Identity Sources)] を選択します。

ステップ 2 左側の [外部 ID ソース(External Identity Sources)] ナビゲーション ペインで、[RSA SecurID] をクリックします。

[RSA SecurID ID ソース(RSA SecurID Identity Sources)] リスト ページが表示されます。

ステップ 3 [プロンプト(Prompts)] をクリックします。

RSA [プロンプト(Prompts)] のページが表示されます。

ステップ 4 [メッセージ(Messages)] タブをクリックします。

図 5-22 に示すように RSA の [メッセージ(Messages)] タブが表示されます。

図 5-22 RSA の [メッセージ(Messages)] タブ

 

 

ステップ 5 表 5-8 に説明されているように情報を入力します。

 

ステップ 6 [送信(Submit)] をクリックしてカスタム RSA メッセージを保存するか、[デフォルト値のリセット(Reset Default Values)] をクリックしてデフォルトの RSA メッセージを適用します。


 

RSA メッセージ

表 5-8 に、RSA の [メッセージ(Messages)] タブのフィールドとそのデフォルト値を示します。

 

表 5-8 RSA の [メッセージ(Messages)] タブ

オプション
説明

システム PIN メッセージの表示(Display System PIN Message)

システム PIN メッセージのラベルにするテキスト文字列を入力します。デフォルトは、[PIN] です。

システム PIN 通知の表示(Display System PIN Reminder)

ユーザに新しい PIN を覚えるように通知するテキスト文字列を入力します。デフォルトは、[新しい PIN を覚えたら、Return キーを押して続行してください。(Please remember your new PIN, then press Return to continue.)] です。

数字を入力する必要があるエラー(Must Enter Numeric Error)

PIN には数字のみを入力するようにユーザに指示するメッセージを入力します。デフォルトは、[PIN には数字のみを含める必要があります。(PIN must only contain numbers.)] です。

英数字を入力する必要があるエラー(Must Enter Alpha Error)

PIN には英数字のみを入力するようにユーザに指示するメッセージを入力します。デフォルトは、[PIN には英数字のみを含める必要があります。(PIN must only contain alphanumeric characters.)] です。

PIN 受け入れメッセージ(PIN Accepted Message)

ユーザの PIN がシステムによって受け入れられたときに表示されるメッセージを入力します。デフォルトは、[PIN は受け入れられました。再度試す前に次のカード コードを待ってください。(PIN accepted, wait for next card code before trying again.)] です。

PIN 拒否メッセージ(PIN Rejected Message)

ユーザの PIN がシステムによって拒否されたときに表示されるメッセージを入力します。デフォルトは [PIN は拒否されました。(PIN rejected.)] です。

ユーザの PIN が異なるエラー(User Pins Differ Error)

ユーザが不正な PIN を入力したときに表示されるメッセージを入力します。デフォルトは [PIN が異なります。変更されていません。(PINs differ, not changed.)] です。

システム PIN 受け入れメッセージ(System PIN Accepted Message)

ユーザの PIN がシステムによって受け入れられたときに表示されるメッセージを入力します。デフォルトは、[再度試す前に次のカード コードを待ってください。(Wait for next card code before trying again.)] です。

不正パスワード長エラー(Bad Password Length Error)

ユーザが指定した PIN が、PIN 長ポリシーで指定されている範囲に収まらない場合に表示されるメッセージを入力します。デフォルトは、[PIN は 最少長 文字と 最大長 文字の間である必要があります。(PIN must be between minimum length and maximum length characters.)] です。

ID ソース順序

ID ソース順序では、ISE が異なるデータベース内でユーザ クレデンシャルを検索する順序を定義します。ISE では、次のデータベースがサポートされています。

内部ユーザ

内部エンドポイント

Active Directory

LDAP

RSA

RADIUS トークン サーバ

証明書認証プロファイル

ISE に接続されているこれらのデータベースの複数にユーザ情報が格納されている場合、ISE がこれらのデータベースでユーザ情報を検索する順序を定義できます。一致が見つかると、ISE はそれ以降の検索を行いませんが、クレデンシャルを評価し、ユーザに結果を返します。このポリシーは最初の一致ポリシーです。

この項では、次のトピックを扱います。

「ID ソース順序の作成」

「ID ソース順序の削除」

ID ソース順序の作成

前提条件:

1. ISE に外部 ID ソースを設定していることを確認します。外部 ID ソースを設定する方法については、「ID ソース順序」を参照してください。

2. 各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。次の手順で説明されている操作を実行するには、スーパー管理者またはシステム管理者のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

ID ソース順序を定義するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [ID ソース順序(Identity Source Sequences)] を選択します。

[ID ソース順序(Identity Source Sequences)] ページが表示され、定義した ID ソース順序のリストが示されます。

ステップ 2 [追加(Add)] をクリックして ID ソース順序を追加します。ID ソース順序の隣のチェックボックスをオンにして、[編集(Edit)] または [複製(Duplicate)] をクリックすると、ID ソースを編集または複製できます。

ステップ 3 ID ソース順序の名前を入力します。任意で説明を入力することもできます。

ステップ 4 認証に証明書認証プロファイルを使用する場合は、[証明書ベースの認証(Certificate-Based Authentication)] 領域で [証明書認証プロファイルの選択(Select Certificate Authentication Profile)] チェックボックスをオンにして、ドロップダウン リストから証明書認証プロファイルを選択します。

ステップ 5 [認証検索リスト(Authentication Search List)] 領域で、[使用可能なリスト(Available list)] に ISE に接続されている一連のデータベースが表示されます。ID ソース順序を含めるデータベースを選択し、 ボタンをクリックして [選択済み(Selected)] リストに移動します。必要に応じて、[選択済み(Selected)] リストにさらにデータベースを追加できます。 ボタンをクリックすると、すべてのデータベースを [使用可能(Available)] リストから [選択済み(Selected)] リストに移動できます。

ステップ 6 上へ移動( )または下へ移動( )ボタンを使用して、[選択済み(Selected)] リストでデータベースを並べ替えることができます。

ステップ 7 [高度な検索リスト(Advanced Search List)] 領域で、次のいずれかのオプションを選択します。

[順序内の他のストアにアクセスせず、AuthenticationStatus 属性を ProcessError に設定(Do not access other stores in the sequence and set the AuthenticationStatus attribute to ProcessError)]:最初に選択された ID ソースでユーザが見つからないとき、ISE が検索を中止する場合は、このオプション ボタンをクリックします。

[ユーザが見つからなかったとして処理し、順序内の次のストアに進む(Treat as if the user was not found and proceed to the next store in the sequence)]:最初に選択された ID ソースでユーザが見つからないとき、ISE が順序内の他の選択された ID ソースの検索を続行する場合は、このオプション ボタンをクリックします。

ステップ 8 [選択済み(Selected)] リストでデータベースの正しい順序を指定した後、[送信(Submit)] をクリックして ID ソース順序を作成すると、その後この ID ソース順序をポリシーで使用できます。


) ISE では、要求の処理中にこれらの ID ソースが順番に検索されます。[選択済み(Selected)] リストに、ISE が ID ソースを検索する順序で ID ソースが表示されていることを確認します。



 


) ゲスト ユーザがローカル WebAuth を使用して認証できるようにするには、ゲスト ポータル認証ソースと ID ソース順序に同じ ID ストアが含まれるように設定する必要があります。ゲスト ポータル認証ソースの設定方法の詳細については、「認証ソースの指定」を参照してください。


次の手順:

認証ポリシーでの ID ソース順序の使用方法については、「単純な認証ポリシーの設定」および「ルールベースの認証ポリシーの設定」を参照してください。

ID ソース順序の削除

前提条件:

1. 削除する ID ソース順序がいずれの認証ポリシーでも使用されていないことを確認してください。

2. 各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。次の手順で説明されている操作を実行するには、スーパー管理者またはシステム管理者のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

ID ソース順序を削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [管理(Administration)] > [ID の管理(Identity Management)] > [ID ソース順序(Identity Source Sequences)] を選択します。

[ID ソース順序(Identity Source Sequences)] ページが表示され、定義した ID ソース順序のリストが示されます。

ステップ 2 削除する ID ソース順序の隣にあるチェックボックスをオンにし、[削除(Delete)] をクリックします。


) 認証ポリシーで参照される ID ソース順序は削除できません。削除する ID ソース順序を複数選択し、選択した ID ソース順序のいずれかが認証ポリシーで参照される場合、削除操作は失敗します。


次のメッセージが表示されます。

削除してもよろしいですか?(Are you sure you want to delete?)

ステップ 3 [OK] をクリックして ID ソース順序を削除します。


 

ID ソースの表示およびモニタリング

ISE は次のものを介して ID ソースに関する情報を提供します。

「Cisco ISE ダッシュボード」

「認証」

「レポート」

前提条件:

各 ISE 管理者アカウントには、1 つまたは複数の管理ロールが割り当てられています。ISE でレポートを表示するには、スーパー管理者、ヘルプデスク管理者、モニタリング管理者のいずれかのロールを割り当てられている必要があります。さまざまな管理ロールの詳細と、各ロールに関連付けられている権限については、 「Cisco ISE 管理者グループのロールおよび役割」 を参照してください。

Cisco ISE ダッシュボード

Cisco ISE には、Cisco ISE ダッシュボードに表示されるダッシュレットに ID ソース関連の情報が一目でわかるビューがあります。図 5-23 に、統計データを提供する ISE ダッシュボードおよび ID ストア ダッシュレットを示します。

図 5-23 ISE ダッシュボード

 

 

新しいページに詳細を表示するには、ID ストア ダッシュレットの アイコンをクリックします。さらに詳しい情報にドリルダウンできます。

ISE ダッシュボードとその操作の方法の詳細については、「Cisco ISE ダッシュボードのモニタリング」を参照してください。

認証

[認証(Authentications)] ページから、障害の理由などの詳細情報にドリルダウンできます。

図 5-24 に、[認証(Authentications)] ページを示し、詳細にドリルダウンする場合にクリックする必要がある虫眼鏡アイコンを強調表示します。

図 5-24 [認証(Authentications)] ページ

 

 

図 5-25 に、認証に使用された ID ソースを特定するドリルダウン ビューを示します。

図 5-25 [認証(Authentications)] ページの [ドリルダウン ビュー(Drill-Down View)]

 

 

[認証(Authentications)] ページの詳細については、「ライブ認証のモニタリング」を参照してください。

レポート

Cisco ISE は ID ソースに関する情報を含むさまざまなレポートを提供します。認証レポート、認証概要レポート、および上位 N 個のレポートを使用すると、ID ソースに基づいて情報を問い合わせることができます。 表 5-9 に、ID ソースに基づいてクエリーを実行し、レポートを生成できるレポートのリストを示します。

 

表 5-9 レポートの ID ソース情報

レポートのタイプ
レポート名

AAA プロトコル(AAA Protocol)

認証トレンド(Authentication Trend)

RADIUS 認証(RADIUS Authentication)

許可されるプロトコル(Allowed Protocol)

許可されるプロトコル認証概要(Allowed Protocol Authentication Summary)

許可されるプロトコル別上位 N 個の認証(Top N Authentications By Allowed Protocol)

サーバ インスタンス(Server Instance)

サーバ認証概要(Server Authentication Summary)

サーバ別上位 N 個の認証(Top N Authentications By Server)

エンドポイント(Endpoint)

エンドポイント MAC 認証概要(Endpoint MAC Authentication Summary)

MAC アドレス別上位 N 個の認証(Top N Authentications By Endpoint MAC Address)

マシン別上位 N 個の認証(Top N Authentications By Machine)

障害理由(Failure Reason)

障害理由認証概要(Failure Reason Authentication Summary)

障害理由別上位 N 個の認証(Top N Authentications By Failure Reason)

ネットワーク デバイス(Network Device)

ネットワーク デバイス認証概要(Network Device Authentication Summary)

ネットワーク デバイス別上位 N 個の認証(Top N Authentications By Network Device)

ユーザ(User)

ユーザ別上位 N 個の認証(Top N Authentications By User)

ユーザ認証概要(User Authentication Summary)

これらのレポートについては、「使用可能なレポート」を参照してください。

クエリーを実行し、レポートを生成するには、たとえば、[ユーザ認証概要(User Authentication Summary)] の場合は、[操作(Operations)] > [レポート(Reports)] > [カタログ(Catalog)] を選択します。左側のナビゲーション ペインに表示されているレポートのタイプで [ユーザ(User)] をクリックします。[ユーザ認証概要(User Authentication Summary)] オプション ボタンをクリックし、[実行(Run)] > [クエリーおよび実行(Query and Run)] を選択します。ユーザ名およびレポートの実行に使用するその他の検索条件を入力し、[実行(Run)] をクリックします。図 5-26 に示すようなレポートが表示されます。

図 5-26 [ユーザ認証概要(User Authentication Summary)] レポート

 

 

ID ソースに基づく認証、認証概要、または上位 N 個の詳細については、 表 5-9 に一覧表示されているレポートのいずれかを実行できます。

これらのレポートを実行、表示、ナビゲート、カスタマイズ、エクスポート、および印刷する方法については、次の項を参照してください。

「レポートの実行、表示、およびナビゲート」

「カタログ レポートへのアクセス」

「レポートのエクスポートおよび印刷」