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目次

インストールの準備

設置の概要

安全に関する推奨事項

電気関係の安全事項

静電破壊の防止

一般的な設置場所の要件

設置場所の環境

問題を避けるための設置場所の構成

電源装置に関する考慮事項

機器ラックの構成

インストールの準備

この章では、装置に適合するハードウェア アップグレード コンポーネントをインストールおよび追加する手順を説明します。このマニュアルに記載する情報は、PIX 501、PIX 506/506E、PIX 515/515E、PIX 520、PIX 525、PIX 535 に適合します。特に指定しない限り、「セキュリティ アプライアンス」という用語はすべてのモデルを意味します。


注意 Version 6.0(1) 以降のバージョンの PIX ソフトウェアを PIX「Classic」(PIX 10000)や PIX 510 などの旧モデルの PIX ハードウェアにインストールすると、6.0(1) より前のバージョンのソフトウェアが再インストールされるまで、セキュリティ アプライアンスのリブートが繰り返されます。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

「設置の概要」

「安全に関する推奨事項」

「一般的な設置場所の要件」

設置の概要

PIX セキュリティ アプライアンスの設置準備には、次の手順を実行します。


) ご使用の PIX セキュリティ アプライアンス モデルがフェールオーバー構成をサポートする場合は、プライマリ(アクティブ)装置に対してだけ次の手順を実行してください。(PIX 501 および PIX 506/506E には当てはまりません)



ステップ 1 Regulatory Compliance and Safety Information 』で説明されている安全対策を確認します。

ステップ 2 ご使用のバージョンの リリース ノート を最後まで読みます。

ステップ 3 PIX セキュリティ アプライアンスを開梱します。PIX セキュリティ アプライアンスの主要コンポーネントは、PIX セキュリティ アプライアンス装置本体とアクセサリ キットの 2 つです。アクセサリ キットには、マニュアル、電源装置または電源コード、ハードウェア マウント用ラック(PIX 501 および PIX 506/506E は除く)、および PIX セキュリティ アプライアンスで使用できる追加ソフトウェアが含まれています。

ステップ 4 PIX セキュリティ アプライアンスを安定した平坦な場所に置きます。


 

安全に関する推奨事項

次のガイドラインと後述する情報に従って安全を確保し、PIX セキュリティ アプライアンスを保護してください。ガイドラインには、作業環境で生じる可能性のある危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。絶えず注意して、的確な判断を心がけてください。


) PIX セキュリティ アプライアンスのケースを開けて、増設メモリやインターフェイス カードなどのハードウェア コンポーネントを取り付ける場合でも、シスコの保証に影響はありません。PIX セキュリティ アプライアンスのアップグレードに、特殊な工具は不要です。また、アップグレードによって高周波が漏れることもありません。


安全に関するガイドラインは、次のとおりです。

設置作業中および作業後は、シャーシの設置場所を整理し、埃のない状態に保つ。

工具は、通行の邪魔にならない場所に保管する。

ゆったりとした衣服やイヤリング、ブレスレット、ネックレスなどの装飾品は身につけず、シャーシに引っかかることがないようする。

目が危険にさらされる状況で作業する場合は、保護眼鏡を着用する。

人を危険にさらしたり、装置の安全性を損なう可能性のある行為は、一切行わない。

重量が 1 人で扱える範囲を超えているものを、単独で持ち上げない。

次の項目について説明します。

「電気関係の安全事項」

「静電破壊の防止」

電気関係の安全事項


警告 シャーシの作業や電源装置周辺の作業を行う前に、AC 装置の電源コードを外し、DC 装置の回路ブレーカーの電源を切ってください。


電気が供給されている装置に対して作業するときは、次のガイドラインに従ってください。

PIX セキュリティ アプライアンス内部の作業を開始する前に、作業を行う部屋の緊急電源遮断スイッチの場所を確認してください。電気事故が発生した場合は、ただちにその部屋の電気を切ることができます。

危険を伴う作業は、1 人で行わないでください。

回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず回路を確認してください。

作業場所を注意深く調べて、危険な状況、たとえば、床の濡れ、接地されていない電源延長コード、被覆が破れた電源コード、または保護接地忘れがないかどうか確認してください。

電気事故が発生した場合は、次の手順に従ってください。

十分注意して、自分自身が被害者にならないようにしてください。

システムの電源を切ってください。

できれば、救急処置ができる人を呼びに別の人を行かせてください。それができないときは、被害者の状態を見きわめてから助けを呼んでください。

被害者が人工呼吸または心臓マッサージを必要としているかどうか判断して、適切な処置を施してください。

PIX セキュリティ アプライアンスは、指定された定格電力の範囲内で、製品の使用説明書に従って使用してください。

Regulatory Compliance and Safety Information 』に示されている地域および国別の電源仕様に従って、PIX セキュリティ アプライアンスをインストールしてください。

AC 入力電源装置を搭載した PIX セキュリティ アプライアンス モデルには、アース タイプの電源コンセントに限って使用できるアース タイプのプラグが付いた 3 線コードが同梱されています。これは、大変重要な安全メカニズムです。装置のアースは、地域および国内の電気規定に適合させる必要があります。

DC 入力電源装置を搭載した PIX セキュリティ アプライアンス モデルは、15 アンペア以上を供給できる DC 電源の入力線で終端させます。建物の電源が 48VDC の場合、15 アンペアの回路ブレーカーが必要です。建物の配線では、すぐに手が届く位置に切断機構を組み込む必要があります。必ず、安定したアースにアース線を接続してください。ループ状の端子でアース線をアース スタッドで終端させることを推奨します。

その他の DC 電源についてのガイドラインは、『 Regulatory Compliance and Safety Information 』に記載されています。

静電破壊の防止

静電放電(ESD)によって、装置が損傷を受けたり、電気回路に障害が発生することがあります。静電放電は、電子部品の取り扱いが不適切な場合に生じ、障害あるいは断続的障害を引き起こします。

部品の取り外しまたは交換を行うときは、必ず静電気防止手順に従ってください。シャーシが電気的に接地されていることを確認してください。静電気防止用リスト ストラップを皮膚に密着するように着用してください。クリップをシャーシ フレームの塗装されていない表面に止めて、静電気が安全にアースに流れるようにします。静電放電による損傷とショックを防止するには、リスト ストラップとコードを効果的に作用させる必要があります。リスト ストラップがない場合は、シャーシの金属部分に触れて、身体を接地してください。

安全を確保するために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10MΩである必要があります。

一般的な設置場所の要件

ここでは、システムの安全なインストールと操作を行うための設置場所の必要条件について説明します。設置場所の準備を整えてから、インストールを開始してください。

次の項目について説明します。

「設置場所の環境」

「問題を避けるための設置場所の構成」

「電源装置に関する考慮事項」

「機器ラックの構成」

設置場所の環境

PIX セキュリティ アプライアンスは、卓上に設置することができます。また、PIX 501 および PIX 506/506E を除くすべての PIX セキュリティ アプライアンス モデルは、ラックマウント可能です。システムを正常に動作させるには、PIX セキュリティ アプライアンスの位置、機器ラックまたは配線室の配置が非常に重要です。装置間の間隔が狭すぎると、換気が十分に行われず、またパネルに手が届きにくくなるため、システムの誤動作や停止の原因になります。また、PIX セキュリティ アプライアンスのメンテナンスも困難になります。

設置場所のレイアウトと装置の配置を検討するときは、次の「問題を避けるための設置場所の構成」に書かれている注意事項を念頭に置いて、装置の故障を防止し、環境が原因でシステムが停止することがないようにしてください。既存の装置で停止やエラーが頻繁に起きている場合にも、この注意事項を参考にすることにより、障害の原因を突き止め、今後問題が起きないように予防することができます。

問題を避けるための設置場所の構成

次の注意事項を考慮することで、PIX セキュリティ アプライアンス に適した動作環境を確保し、環境による装置の故障を防ぐことができます。

電気機器は熱を発生します。空気の循環が不十分な場合、周辺の温度が上昇し、その結果、適切な動作温度まで装置を冷却できなくなることがあります。システムを使用する室内で十分に換気が行われるようにしてください。

前述した静電気防止手順に従って、装置の損傷を防ぎます。静電気の放電により、装置が即座に故障することや、断続的に装置不良が起きることがあります。

シャーシ カバーは、必ず固定します。シャーシは内部を冷却用の空気が適切に流れるように設計されています。シャーシが開いていると、空気が漏れて、内蔵部品に冷却用の空気が行き渡らなくなったり、空気の流れが妨害されることがあります。

電源装置に関する考慮事項

PIX 515/515E、PIX 520、PIX 525、PIX 535、PIX 10000 には、AC 電源が装備されています。
PIX 515/515E、PIX 520、PIX 525、PIX 535 モデルは、AC 電源または DC 電源のどちらでも使用できます。PIX 501 および PIX 506/506E には、AC を DC に変換できる外部電源が装備されています。

次の考慮事項を検討してください。

PIX セキュリティ アプライアンスを設置する前に、設置場所の電源を調べ、「質の良い」(スパイクやノイズのない)電力が供給されているかどうかを確認します。必要に応じて電源調整器を設置し、システム用電源電圧で適切な電圧および電力レベルを確保してください。

設置場所で適切にアースし、雷や電力サージによる損傷を防止します。

AC 入力電源装置を搭載した装置では、次のガイドラインに従います。

PIX 501、PIX 506/506E、および PIX 10000 は、動作範囲を自動選択します。ローレンジは 90 ~ 135 ボルト、ハイレンジは 180 ~ 270 ボルトです。

PIX 510 および PIX 520 モデルは、100 ~ 240VAC の電源電圧レンジで動作します。入力電源装置には北米向けには最低限 20 アンペア、また海外地域向けには 10 アンペアまたは 16 アンペアが必要です。

PIX 515/PIX 515E、PIX 525、PIX 535 では、動作範囲を選択できません。各モデルの正確な AC 入力電源の仕様はそれぞれのラベルに表示されているので、そのラベルを参照してください。

AC 入力電源装置には数種類のコードが用意されています。設置場所に適したタイプを使用してください。

できるだけ、Uninterruptible Power Source(UPS; 無停電電源)を使用してください。

設置場所で適切にアースし、雷や電力サージによる損傷を防止してください。

DC 入力電源装置を搭載した装置では、次のガイドラインに従います。

DC 入力電源装置ごとに、専用の 15 アンペアの供給が必要です。

DC 電源コードは、18AWG 以上を推奨します。

機器ラックの構成

次の参考事項を考慮することで、機器ラックを適切に構成できます。

PIX 515/515E、PIX 520、PIX 525、PIX 535 セキュリティ アプライアンスでは、最初にラックマウント用ブラケットを装置に取り付けてから、装置を機器ラックに取り付けます。

閉鎖型ラックの場合、換気が十分に行われるようにします。各装置で熱が発生するため、ラック内に装置を詰め込みすぎないように注意してください。閉鎖型ラックには、放熱口と冷気を送るファンが必要です。

開放型ラックにシャーシを設置する場合、ラックのフレームで吸気口や排気口をふさがないように注意してください。シャーシをスライド板の上に置く場合には、シャーシをラックに完全に収めてから、シャーシの位置を確認してください。

閉鎖型ラックの上部に換気用ファンが付いている場合には、ラックの下段に設置した装置の熱が上昇し、上段の装置の吸気口から入り込む可能性があります。ラック下段の装置に対して、十分な換気が行われるようにしてください。

隔壁(バッフル)を使用して、排気と吸気を分離できます。隔壁は、シャーシ内に冷気を行き渡らせるためにも有効です。隔壁の最適な取り付け位置は、ラック内の空気がどのように流れるかによって異なります。