Cisco FXOS CLI コンフィギュレーション ガイド 1.1(4)
ライセンス管理
ライセンス管理

目次

ライセンス管理

シスコ スマート ソフトウェア ライセンスによって、ライセンスを購入し、ライセンスのプールを一元管理することができます。各ユニットのライセンス キーを管理しなくても、簡単にデバイスを導入したり導入を終了したりできます。スマート ソフトウェア ライセンスを利用すれば、ライセンスの使用状況と要件をひと目で確認することもできます。

スマート ソフトウェア ライセンスについて

ここでは、スマート ソフトウェア ライセンスの仕組みについて説明します。

FXOS シャーシ 上のアプリケーションのスマート ソフトウェア ライセンス

FXOS シャーシ 上の アプリケーションの場合、スマート ソフトウェア ライセンス設定は FXOS シャーシ スーパーバイザとアプリケーションの間で分割されます。

  • FXOS シャーシ:License Authority との通信に使用するパラメータなど、スーパーバイザのすべてのスマート ソフトウェア ライセンス インフラストラクチャを設定します。FXOS シャーシ 自体の動作にライセンスは必要ありません。

    オフライン ライセンスでは、ローカル ネットワークにアクセスでき、オンデマンドまたは設定したスケジュールで License Authority と同期する、シスコのスマート ソフトウェア マネージャ サテライトを導入できます。

  • アプリケーション:アプリケーションのすべてのライセンスの権限付与を設定します。

Smart Software Manager とアカウント

デバイスの 1 つ以上のライセンスを購入する場合は、Cisco Smart Software Manager で管理します。

https:/​/​software.cisco.com/​#module/​SmartLicensing

Smart Software Manager では、組織のマスター アカウントを作成できます。


(注)  


まだアカウントをお持ちでない場合は、リンクをクリックして新しいアカウントを設定してください。Smart Software Manager では、組織のマスター アカウントを作成できます。


デフォルトでは、ライセンスはマスター アカウントの下のデフォルトの仮想アカウントに割り当てられます。アカウントの管理者として、オプションで追加の仮想アカウントを作成できます。たとえば、地域、部門、または子会社ごとにアカウントを作成できます。複数の仮想アカウントを使用すると、大量のライセンスおよびデバイスをより簡単に管理できます。

仮想アカウントごとに管理されるライセンスとデバイス

ライセンスとデバイスは仮想アカウントごとに管理されます。アカウントに割り当てられたライセンスを使用できるのは、その仮想アカウントのデバイスのみです。追加のライセンスが必要な場合は、別の仮想アカウントから未使用のライセンスを転用できます。仮想アカウント間でデバイスを転送することもできます。

FXOS シャーシのみがデバイスとして登録される一方で、シャーシ内の アプリケーションはそれぞれ固有のライセンスを要求します。たとえば、3 つのセキュリティ モジュールを搭載した Firepower 9300 シャーシでは、全シャーシが 1 つのデバイスとして登録されますが、各モジュールは合計 3 つのライセンスを別個に使用します。

デバイスの登録とトークン

各仮想アカウントに対し、登録トークンを作成できます。このトークンは、デフォルトで 30 日間有効です。各デバイスを展開するか、または既存のデバイスを登録する場合は、このトークン ID と権限レベルを入力します。既存のトークンの有効期限が切れている場合は、新しいトークンを作成できます。


(注)  


デバイス登録は、 セキュリティ モジュール上ではなく、FXOS シャーシ スーパーバイザで設定されます。


展開後の起動時、または既存のデバイスでこれらのパラメータを手動で設定した後、デバイスは Cisco License Authority に登録されます。デバイスがトークンにより登録されると、デバイスとライセンス機関との間の通信に使用する ID 証明書がライセンス機関により発行されます。この証明書の有効期間は 1 年ですが、6 か月ごとに更新されます。

License Authority との定期通信

デバイスは 30 日ごとに License Authority と通信します。Smart Software Manager に変更を行う場合、デバイスの認証を更新して変更をすぐに反映させることができます。またはスケジュール設定されたデバイスの通信を待つこともできます。

必要に応じて、HTTP プロキシを設定できます。少なくとも 90 日ごとに、デバイスが直接または HTTP プロキシ経由でインターネットにアクセスする必要があります。通常のライセンス通信が 30 日ごとに行われますが、猶予期間によって、デバイスは Call Home なしで最大 90 日間動作します。90 日が経過する前に License Authority に連絡してください。


(注)  


オフライン ライセンスはサポートされていません。


コンプライアンス違反状態

デバイスは次の状況でコンプライアンス違反になる可能性があります。

  • 過剰使用:デバイスが利用不可のライセンスを使用した場合。

  • ライセンスの有効期限切れ:時間ベースのライセンスの有効期限が切れた場合。

  • 通信の欠如:デバイスが Licensing Authority にアクセスできず再認証されない場合。

アカウントのステータスがコンプライアンス違反状態なのか、違反状態に近づいているのかを確認するには、FXOS シャーシで現在使用中の権限付与とスマート アカウントのものを比較する必要があります。

90 日間の再認証試行後、デバイスはアプリケーションに応じた方法で制限されます。

Smart Call Home インフラストラクチャ

デフォルトでは、Licensing Authority の URL を指定する Smart Call Home プロファイルがコンフィギュレーションに存在します。このプロファイルは削除できません。ライセンス プロファイルの設定可能なオプションは、ライセンス機関の宛先アドレス URL のみであることに注意してください。Cisco TAC に指示されない限り、License Authority の URL は変更しないでください。

スマート ソフトウェア ライセンスの Smart Call Home をディセーブルにすることはできません。

スマート ソフトウェア ライセンスの前提条件

  • Cisco Smart Software Manager でマスター アカウントを作成します。

    https:/​/​software.cisco.com/​#module/​SmartLicensing

    まだアカウントをお持ちでない場合は、リンクをクリックして新しいアカウントを設定してください。Smart Software Manager では、組織のマスター アカウントを作成できます。

  • Cisco Software Central から 1 つ以上のライセンスを購入します。

  • デバイスが Licensing Authority と通信できるように、デバイスからのインターネット アクセスまたは HTTP プロキシ アクセスを確認します。オフライン ライセンスはサポートされていません。

  • デバイスがライセンス認証局サーバの名前を解決できるように、DNS サーバを設定します。

  • デバイスのクロックを設定します。

スマート ソフトウェア ライセンスのデフォルト

FXOS シャーシ のデフォルト設定には、Licensing Authority の URL を指定する、「SLProf」という Smart Call Home プロファイルが含まれます。

scope monitoring
  scope callhome
    scope profile SLProf
      scope destination SLDest
        set address https://tools.cisco.com/its/service/oddce/services/DDCEService

スマート ソフトウェア ライセンスの設定

Cisco License Authority と通信するため、必要に応じて HTTP プロキシを設定できます。License Authority に登録するには、スマート ソフトウェア ライセンス アカウントから取得した FXOS シャーシ の登録トークン ID を入力する必要があります。

手順
    ステップ 1   (任意)HTTP プロキシの設定.
    ステップ 2   Firepower セキュリティ アプライアンスの License Authority への登録.

    (任意)HTTP プロキシの設定

    ネットワークでインターネット アクセスに HTTP プロキシを使用する場合、スマート ソフトウェア ライセンスのプロキシ アドレスを設定する必要があります。このプロキシは、一般に Smart Call Home にも使用されます。

    手順
      ステップ 1   HTTP プロキシを有効化します。


      scope monitoring
        scope callhome
          set http-proxy-server-enable on



      例:
      scope monitoring
        scope call-home
          set http-proxy-server-enable on
      
      
      ステップ 2   プロキシ URL を設定します。

      set http-proxy-server-urlurl

      url はプロキシ サーバの http または https アドレスです。



      例:
      set http-proxy-server-url https://10.1.1.1
      
      
      ステップ 3   ポートを設定します。

      set http-proxy-server-portport



      例:
      set http-proxy-server-port 443
      
      
      ステップ 4   バッファをコミットします。

      commit-buffer


      Firepower セキュリティ アプライアンスの License Authority への登録

      License Authority に FXOS シャーシ を登録すると、FXOS シャーシ と License Authority の間の通信に使用する ID 証明書が発行されます。また、FXOS シャーシ が該当する仮想アカウントに割り当てられます。通常、この手順は 1 回で済みます。ただし、通信の問題などが原因で ID 証明書の期限が切れた場合は、FXOS シャーシ の再登録が必要になります。

      手順
        ステップ 1   Smart Software Manager で、この FXOS シャーシ を追加する仮想アカウントの登録トークンを要求してコピーします。
        ステップ 2   FXOS シャーシ の登録トークンを入力します。


        scope license
          register idtoken id-token



        例:
        scope license
          register idtoken ZGFmNWM5NjgtYmNjYS00ZWI3L
        WE3NGItMWJkOGExZjIxNGQ0LTE0NjI2NDYx%0AMDIzNT
        V8N3R0dXM1Z0NjWkdpR214eFZhMldBOS9CVnNEYnVKM1
        g3R3dvemRD%0AY29NQT0%3D%0A
        
        
        ステップ 3   後からデバイスの登録を解除するには、次を入力します。

        deregister

        FXOS シャーシ の登録を解除すると、アカウントからデバイスが削除され、デバイスのすべてのライセンス資格と証明書が削除されます。登録を解除することで、ライセンスを新しい FXOS シャーシ に利用することもできます。あるいは、Smart Software Manager からデバイスを削除できます。

        ステップ 4   ID 証明書を更新し、すべてのセキュリティ モジュールの資格を更新するには、次を入力します。


        scope licdebug
          renew

        デフォルトでは、ID 証明書は 6 ヵ月ごと、ライセンス資格は 30 日ごとに自動的に更新されます。インターネット アクセスの期間が限られている場合や、Smart Software Manager でライセンスを変更した場合などは、これらの登録を手動で更新することもできます。


        FXOS シャーシのスマート ライセンス マネージャ サテライト

        Cisco Smart Software Manager サテライトは、Cisco Smart Licensing のコンポーネントであり、Cisco Smart Software Manager(SSM)と連携します。サテライトを使用すると、顧客の製品ライセンスをインテリジェントに管理できるため、顧客が購入して消費するシスコのライセンスについてほぼリアルタイムに可視性と報告を受けることができます。

        ポリシーまたはネットワーク到達可能性を理由として、software.cisco.com にある Cisco Smart Software Manager を使用してシスコの製品を直接管理することを希望しないお客様は、オンプレミスでのシスコのスマート ソフトウェア マネージャ サテライト設置を選択できます。有効にすると、FXOS シャーシは、スマート ソフトウェア マネージャ サテライトがオンプレミス内でホストされる Cisco Smart Software Manager の複製であるかのように、ライセンスの消費をレポートします。

        サテライト アプリケーションをダウンロードして導入したら、インターネットを使用して Cisco SSM にデータを送信しなくても、以下の機能を実行できます。

        • ライセンスの有効化または登録

        • 企業ライセンスの表示

        • 会社のエンティティ間でのライセンス移動

        詳細については、スマート アカウント マネージャ サテライトにあるスマート ソフトウェア マネージャ サテライトのインストール ガイドおよびコンフィギュレーション ガイドを参照してください。

        FXOS シャーシのスマート ライセンス サテライト サーバの設定

        スマート ライセンス マネージャ サテライトを使用するように FXOS シャーシを設定するには、次の手順に従います。

        はじめる前に

        手順
          ステップ 1   callhome の接続先としてサテライト サーバをセットアップします。

          scopemonitoring

          scopecall-home

          scopeprofileSLProfile

          scopedestinationSLDest

          setaddress https://ip_address/Transportgateway/services/DeviceRequestHandler

          ステップ 2   新しいトラスト ポイントを作成します。
          1. セキュリティ モードを入力します。

            scopesecurity

          2. トラスト ポイントを作成して名前を付けます。

            createtrustpointtrustpoint_name

          3. トラスト ポイントの証明書情報を指定します。証明書は、Base64 エンコード X.509(CER)フォーマットである必要があることに注意してください。

            setcertchaincertchain

            コマンドで証明書情報を指定しない場合、ルート認証局(CA)への認証パスを定義するトラスト ポイントのリストまたは証明書を入力するように求められます。入力内容の次の行に、ENDOFBUF と入力して終了します。

          4. 設定をコミットします。

            commit-buffer

          ステップ 3   FXOS シャーシ を License Authority に登録します(Firepower セキュリティ アプライアンスの License Authority への登録を参照)。スマート ライセンス マネージャ サテライトの登録トークンを要求し、コピーする必要があることに注意してください。

          Smart Software Licensing のモニタリング

          ライセンス ステータスを表示するには、次のコマンドを参照してください。

          • show license all

            Smart Software Licensing の状態、スマート エージェントのバージョン、UDI 情報、スマート エージェントの状態、グローバル コンプライアンス ステータス、権限付与ステータス、ライセンス証明書情報、およびスマート エージェント タスクのスケジュールを表示します。

          • show license status

          • show license techsupport

          スマート ソフトウェア ライセンスの履歴

          機能名

          プラットフォーム リリース

          説明

          FXOS シャーシ のシスコ スマート ソフトウェア ライセンス

          1.1(1)

          スマート ソフトウェア ライセンスによって、ライセンスを購入し、ライセンスのプールを管理することができます。スマート ライセンスは特定のシリアル番号に関連付けられません。各ユニットのライセンス キーを管理しなくても、簡単にデバイスを導入したり導入を終了したりできます。スマート ソフトウェア ライセンスを利用すれば、ライセンスの使用状況と要件をひと目で確認することもできます。スマート ソフトウェア ライセンス設定は、FXOS シャーシ スーパバイザとセキュリティ モジュールの間で分割されます。

          次のコマンドが導入されました。deregister、register idtoken、renew、scope callhome、scope destination、scope licdebug、scope license、scope monitoring、scope profile、set address、set http-proxy-server-enable on、set http-proxy-server-url、set http-proxy-server-port、show license all、show license status、show license techsupport