Cisco ASA 5508-X および ASA 5516-X ハードウェア インストレーション ガイド
ASA の取り付けおよび接続
ASA の取り付けおよび接続

ASA の取り付けおよび接続

ここでは、ASA の配置、取り付け、およびコードやケーブルの接続について説明します。ここで説明する内容は、次のとおりです。

ASA のラックマウント

ASA には、シャーシ前側または後ろ側に取り付けることができるラックマウント ブラケット(「耳」)が付属しています。ASA をラックに設置するには、次の手順に従います。


    ステップ 1   両方のブラケットを ASA シャーシの前側または後ろ側の側面に取り付けます。

    ブラケットをシャーシに固定すると、シャーシをラックに取り付けることができるようになります。

    ステップ 2   シャーシをラックに取り付けます。

    背面パネルをコールド アイルに向けてシャーシを設置することをお勧めします(背面から前面のエアーフローの例については、次の図を参照してください)。




    次の作業

    ケーブルの接続、電源の投入、接続の確認の説明に従って、ケーブルおよび電源コードの取り付けができます。

    ケーブルの接続、電源の投入、接続の確認

    ASA を配置し取り付けた後、次の手順に従ってケーブルの接続、電源の投入、接続の確認を行います。


      ステップ 1   ネットワーク ケーブルの接続
      1. 管理インターフェイス:この管理 1/1 ギガビット イーサネット ポートを使用して、管理コンピュータをイーサネット ケーブルで直接接続できます。また、コンピュータと ASA を同じ管理ネットワークに接続することもできます。必ず DHCP を使用して IP アドレスを取得するように PC を設定してください。

        management-only コマンドを使用して、任意のギガビット イーサネット インターフェイスを管理専用インターフェイスとして設定できます。ただし、管理 1/1 インターフェイスで管理専用モードを無効にすることはできません。次の図は、ネットワーク ケーブルの接続方法を示しています。

        図 1. ASA 5508-X および ASA 5516-X の配線





        1

        ギガビット イーサネット データ インターフェイス(RJ-45)

        2

        コンソール ポート(RJ-45 またはミニ USB タイプ B)

        3

        管理 1/1 インターフェイス(RJ-45)

      2. (オプション)コンソール ポート:CLI を使用する場合。シリアル コンソール ケーブルを使用して、コンピュータまたはターミナル サーバを RJ-45 ポートまたはミニ USB タイプ B ポートに接続します。

        同時にアクティブにできるのは 1 個のコンソール ポートだけです。ケーブルを USB コンソール ポートに接続すると、RJ-45 ポートは非アクティブになります。逆に、USB ケーブルをミニ USB タイプ B ポートから外すと、RJ-45 ポートがアクティブになります。コンソール ポート接続の具体的な手順については、コンソール ターミナルまたは PC への接続を参照してください。

      3. ギガビット イーサネット ポート:ネットワーク インターフェイス用。標準の RJ-45 イーサネット ケーブルを使用してください。

        ASA 5508-X または ASA 5516-X 上の使用可能なギガビット イーサネット ポートをフェールオーバー リンクとして任意に使用できます。フェールオーバー リンク インターフェイスは、通常のネットワーク インターフェイスとしては設定されません。フェールオーバー リンクとしてのみ使用されます。ホストやリンク上にルータのない専用スイッチを使用して、フェールオーバー リンクを接続できます。

      ステップ 2   電源コードを ASA に接続し、もう一方の端を電源に接続します。
      ステップ 3   電源スイッチを押して、アプライアンスに電源を投入します。

      電源 LED が緑色に点灯している場合、ASA は正常なオン状態です。

      ステップ 4   ASA のシャーシのステータス LED を確認します。

      緑色に点灯している場合、ASA はパワーオン診断に合格しています。


      次の作業

      Quick Start Guide』に従って、ASA の設定に進むことができます。

      コンソール ターミナルまたは PC への接続

      シリアル ポートでは、コンソール ターミナルまたは PC から ASA への管理アクセスを行えます。CLI から ASA を設定するには、ターミナルまたは PC と ASA コンソール ポートとの間に接続を確立する必要があります。

      ここでは、コンソール ターミナルまたは PC に接続する方法について説明します。

      Microsoft Windows でのコンソール ポートへの接続

      Microsoft Windows ベースの PC を ASA の USB シリアル ポートに最初に接続する際、USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。インストールしないと接続に失敗します。

      ドライバをアンインストールするには、Add Remove Programs ユーティリティまたは Setup-exe プログラムを使用します。

      (注)  


      ドライバをアンインストールする前に、ASA コンソール ターミナルの接続を解除してください。



        ステップ 1   Cisco Download Software サイトの [USB Console Software] カテゴリから、使用している ASA モデルに対応する正しいドライバ(Cisco_usbconsole_driver_X_X_zip(X はリビジョン番号))を取得します。
        ステップ 2   ドライバをインストールします。
        ステップ 3   次の図に示すように、USB 5 ピン ミニ USB タイプ B を USB コンソール ポートに接続します。
        図 2. ASA 5506-X および ASA 5506W-X のコンソール ポート接続



        1

        ミニ USB タイプ B コンソール ポート

        2

        ミニ USB タイプ B と USB タイプ A 間のコンソール ケーブル

        3

        USB タイプ A
        図 3. ASA 5506H-X のコンソール ポート接続



        1

        ミニ USB タイプ B コンソール ポート

        2

        ミニ USB タイプ B と USB タイプ A 間のコンソール ケーブル

        3

        USB タイプ A
        ステップ 4   DB-9 コネクタ(または USB タイプ A)があるケーブルの端を端末または PC に接続します。端末または PC に DB-9 コネクタに対応しないコンソール ポートがある場合、そのポートに適切なアダプタを装着する必要があります。 USB コンソール ポートの LED が緑色に変わり、しばらくすると [Found New Hardware] ウィザードが表示されます。
        ステップ 5   指示に従って、ドライバのインストールを完了します。
        ステップ 6   ASA と通信するには、ターミナル エミュレータ アプリケーションを起動します。次のパラメータを使用してこのソフトウェアを設定します。
        • 9600 ボー

        • 8 データ ビット

        • パリティなし

        • 1 ストップ ビット

        • フロー制御なし


        Mac OS X でのコンソール ポートへの接続

        組み込みの OS X ターミナル ユーティリティを使用して Mac OS X システムの USB ポートをコンソールに接続するには、次の手順に従います。また、独立したターミナル エミュレータ アプリケーションを使用する方法もあります。


          ステップ 1   Finder を使用して、[Applications] > [Utilities] > [Terminal] を選択します。
          ステップ 2   OS X USB ポートを ASA に接続します。
          ステップ 3   次のコマンドを入力して、OS X USB ポート番号を検索します。

          例:
          macbook:user$ cd /dev
          macbook:user$ ls -ltr /dev/*usb*
          crw-rw-rw- 1 root wheel 9, 66 Apr 1 16:46 tty.usbmodem1a21
          DT-macbook:dev user$
          ステップ 4   次のコマンドに続けて ASA の USB ポート速度を指定して、USB ポートに接続します。

          例:
          macbook:user$ screen /dev/tty.usbmodem1a21 9600
          ステップ 5   ターミナル ウィンドウから OS X USB コンソールを切断するには、Ctrl+Z に続いて Ctrl+\ を入力します。

          Linux でのコンソール ポートへの接続

          組み込みの Linux ターミナル ユーティリティを使用してコンソールに Linux システムの USB ポートを接続するには、次の手順に従います。


            ステップ 1   Linux のターミナル ウィンドウを開きます。
            ステップ 2   Linux USB ポートを ASA に接続します。
            ステップ 3   次のコマンドを入力して、Linux USB ポート番号を検索します。

            例:
            root@usb-suse# cd /dev
            root@usb-suse /dev# ls -ltr *ACM*
            crw-r--r-- 1 root root 188, 0 Jan 14 18:02 ttyACM0
            root@usb-suse /dev#
            ステップ 4   次のコマンドに続けて ASA の USB ポート速度を指定して、USB ポートに接続します。

            例:
            root@usb-suse /dev# screen /dev/ttyACM0 9600
            ステップ 5   ターミナル ウィンドウから Linux USB コンソールの接続を解除するには、Ctrl+a を押した後に quit と入力します。