Cisco ASA 5585-X 適応型セキュリティ アプライアンス ハードウェア インストレーション ガイド
設置の準備
設置の準備
発行日;2013/10/15 | 英語版ドキュメント(2013/07/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 7MB) | フィードバック

目次

設置の準備

設置の準備

パッケージの内容物

安全に関する推奨事項

安全に関する注意事項

電気製品を扱う場合の注意

静電破壊の防止

一般的な設置場所の要件

設置場所の環境

問題を避けるための設置場所の構成

電源装置に関する考慮事項

機器ラックの構成

設置の準備

この章では、新しいハードウェアの設置またはハードウェア アップグレードの実行前に行う手順について説明します。この章は、次の項で構成されています。

「設置の準備」

「パッケージの内容物」

「安全に関する推奨事項」

「一般的な設置場所の要件」

設置の準備

Cisco ASA 5585をインストールする準備をするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ASA 5585-X Adaptive Security Appliance 』で説明されている安全対策を確認します。

ステップ 2 ASA および関連ドキュメントをよく理解し、その Cisco.com での入手先を知るには、 Navigating the Cisco ASA 5500 Series Documentation をお読みください。

ステップ 3 適切なソフトウェア バージョンのリリース ノートを検索して読みます。

ステップ 4 ASA 5585-X を開梱します。

ステップ 5 ASA 5585-X を安定した作業台に置きます。

ステップ 6 静電気が制御されている環境に ASA 5585-X を置きます。


 

パッケージの内容物

ASA 5585-X の箱の中には、ASA 5585-X のインストールに必要な次の品目が含まれています。

ASA 5585-Xシャーシ

マニュアル

黄色のイーサネット ケーブル 2 本

青いコンソール ケーブルの PC ターミナル アダプタ

120V 電源コード


) SSP-10、SSP-20 および SSP-40 搭載の ASA 5585-X には、1 台の電源モジュールと 1 本の電源コードが同梱されています。SSP-60 搭載の ASA 5585-X には、2 台の電源モジュールと 2 本の電源コードが同梱されています。


ネジ

ケーブル管理ブラケット

前面および背面のラックマウント ブラケット

スライド レール キットのハードウェア

スライド レール キット

安全に関する推奨事項

ここでは、ASA 5585-Xを取り扱う際にユーザが行うべき安全対策を示し、次の項目について述べます。

「安全に関する注意事項」

「電気製品を扱う場合の注意」

「静電破壊の防止」

安全に関する注意事項

安全性を確保し、ASA 5585-Xを保護するには、次のガイドラインを使用します。ガイドラインには、作業環境で生じる可能性のある危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。絶えず注意して、的確な判断を心がけてください。


) ハードウェア コンポーネントの取り付けのためにシャーシ カバーを取り外しても、シスコの保証に影響はありません。ASA 5585-Xのアップグレードに、特殊な工具は不要です。また、アップグレードによって高周波が漏れることもありません。


安全に関するガイドラインは、次のとおりです。

設置作業前、作業中および作業後は、シャーシの設置場所を整理し、埃のない状態に保ってください。

工具は、通行の邪魔にならない場所に保管してください。

ゆったりとした衣服やイヤリング、ブレスレット、ネックレスなどの装飾品は身につけず、シャーシに引っかかることがないようにしてください。

目が危険にさらされる状況で作業する場合は、保護眼鏡を着用してください。

人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。

重量が 1 人で扱える範囲を超えているものを、単独で持ち上げないでください。

電気製品を扱う場合の注意


警告 シャーシでの作業または電源モジュールの近くでの作業の前に、AC 装置から電源コードを抜いてください。ステートメント 246


電気機器を取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。

シャーシ内部の作業を開始する前に、作業を行う部屋の緊急電源遮断スイッチの場所を確認しておいてください。電気事故が発生した場合は、ただちにその部屋の電気を切ってください。

危険を伴う作業は、一人では行わないでください。

回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず回路を確認してください。

床が濡れていないか、アースされていない電源延長コード、すり減った電源コード、保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

電気事故が発生した場合は、次の手順に従ってください。

負傷しないように注意してください。

システムの電源を切断してください。

可能であれば、医療を受けるために別の人を呼びます。それができないときは、被害者の状態を見極めてから助けを呼んでください。

負傷者に人工呼吸または心臓マッサージが必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。

ASA 5585-Xのシャーシは、指定された定格電力の範囲内で、製品の使用説明書に従って使用してください。

Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ASA 5585-X Adaptive Security Appliance 』 に示されている地域および国別の電源仕様に従って、ASA 5585-X を設置してください。

AC 入力電源モジュールを搭載した ASA 5585-X モデルには、アース タイプの電源コンセントに限って使用できるアース タイプのプラグが付いた 3 線コードが同梱されています。これは大変重要な安全メカニズムです。装置のアースは、地域および国内の電気規定に適合させる必要があります。

静電破壊の防止

静電放電(ESD)によって機器が損傷し、電子回路に不具合が生じる可能性があります。静電放電は、電子部品の取り扱いが不適切な場合に生じ、障害あるいは断続的障害を引き起こします。

部品の取り外しまたは交換を行うときは、必ず静電気防止手順に従ってください。シャーシが電気的に接地されていることを確認してください。静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。クリップをシャーシ フレームの塗装されていない表面に止めて、静電気が安全にアースに流れるようにします。静電放電による損傷とショックを防止するには、リスト ストラップとコードを効果的に作用させる必要があります。リスト ストラップがない場合は、シャーシの金属部分に触れて、身体を接地してください。

安全を確保するために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10MΩである必要があります。

一般的な設置場所の要件

ここでは、ASA 5585-X を安全に設置および運用するための設置場所の要件について説明します。この項では、次のトピックについて取り上げます。

「設置場所の環境」

「問題を避けるための設置場所の構成」

「電源装置に関する考慮事項」

「機器ラックの構成」

設置場所の環境

シャーシは、卓上に置くか、ラックにマウントします。システムを正常に動作させるには、シャーシの位置、機器ラックまたは配線室の配置が非常に重要です。装置間の間隔が狭すぎると、換気が十分に行われず、またパネルに手が届きにくくなるため、システムの誤動作や停止の原因になります。また、シャーシのメンテナンスも困難になります。

設置場所のレイアウトと装置の配置を検討するときは、「問題を避けるための設置場所の構成」に書かれている注意事項を念頭に置いて、装置の故障を防止し、環境が原因でシステムが停止することがないようにしてください。既存の装置で停止やエラーが頻繁に起きている場合にも、この注意事項を参考にすることにより、障害の原因を突き止め、今後問題が起きないように予防することができます。

問題を避けるための設置場所の構成

次の注意事項を考慮することで、シャーシに適した動作環境を確保し、環境による装置の故障を防ぐことができます。

電子機器は放熱します。空気の循環が不十分な場合、周辺の温度が上昇し、その結果、適切な動作温度まで装置を冷却できなくなることがあります。システムを使用する室内で十分に換気が行われるようにしてください。

前述した静電気防止手順に従って、装置の損傷を防いでください。静電放電による損傷によって、即時または断続的な機器障害が発生する可能性があります。

シャーシの上部パネルは、必ず固定してください。シャーシは内部を冷却用の空気が適切に流れるように設計されています。シャーシが開いていると、空気が漏れて、内蔵部品に冷却用の空気が行き渡らなくなったり、空気の流れが妨害されることがあります。

電源装置に関する考慮事項

ASA 5585-Xは AC 電源モジュールを 1 つ備えています。次のことを確認します。

シャーシを設置する前に、設置場所の電源を調べ、「質の良い」(スパイクやノイズのない)電力が供給されているかどうかを確認してください。必要に応じて電源調整器を設置し、電源電圧で適切な電圧および電力レベルを確保してください。

設置場所で適切にアースし、雷や電力サージによる損傷を防止してください。

AC 入力電源モジュールを搭載したシャーシでは、次のガイドラインに従ってください。

シャーシでは、ユーザが動作範囲を選択できません。シャーシの正確な AC 入力電源の仕様については、そのラベルを参照してください。

AC 入力電源モジュールには数種類のコードが用意されています。設置場所に適したタイプを使用してください。

できるだけ、Uninterruptible Power Source(UPS; 無停電電源)を使用してください。

設置場所で適切にアースし、雷や電力サージによる損傷を防止してください。


警告 電源モジュールまたはファン モジュールを取り外す際は、サービスの中断を防ぐためにただちに交換してください。



注意 ASA 5585-X の周囲が過熱した場合にはシャット ダウンされるため、電源スイッチまたは電源コードを切り替えて手動で再度電源を入れる必要があります。

機器ラックの構成

次の参考事項を考慮することで、機器ラックを適切に構成できます。

閉鎖型ラックには、適切な通気が必要です。各シャーシで熱が発生するため、ラック内に装置を詰め込みすぎないように注意してください。閉鎖型ラックには、放熱口と冷気を送るファンが必要です。

オープンラックにシャーシを設置する場合、ラック フレームが吸気口または排気口をふさがないようにしてください。シャーシをスライド板の上に置く場合には、シャーシをラックに完全に収めてから、シャーシの位置を確認してください。

閉鎖型ラックの上部に換気用ファンが付いている場合には、ラックの下段に設置した装置の熱が上昇し、上段の装置の吸気口から入り込む可能性があります。ラック下段の装置に対して、十分な換気が行われるようにしてください。

バッフルは吸気から排気を分離するときに役立ちます。また、シャーシ内に冷気を取り込むためにも役立ちます。隔壁は、シャーシ内に冷気を行き渡らせるためにも有効です。隔壁の最適な取り付け位置は、ラック内の空気がどのように流れるかによって異なります。