Cisco ASA 5505 適応型セキュリティ アプライアンス ハードウェア インストレーション ガイド
メンテナンスとアップグレードの手順
メンテナンスとアップグレードの手順
発行日;2013/10/11 | 英語版ドキュメント(2010/07/22 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

メンテナンスとアップグレードの手順

シャーシ カバーの取り外しおよび再装着

静電気防止対策を施した環境での作業

シャーシ カバーの取り外し

シャーシ カバーの付け直し

リチウム バッテリの交換

SSC の取り付けおよび交換

の取り付け

の交換

メモリのアップグレード

DIMM の取り外し

DIMM の取り付け

メモリ アップグレードの確認

メンテナンスとアップグレードの手順

この章では、シャーシを壁面またはラックに取り付ける方法、シャーシ カバー、電源、CompactFlash の取り外しと交換の方法について説明します。この章は、次の項で構成されています。

「シャーシ カバーの取り外しおよび再装着」

「リチウム バッテリの交換」

「SSC の取り付けおよび交換」

「メモリのアップグレード」

シャーシ カバーの取り外しおよび再装着

この項では、シャーシ カバーの取り外しと付け直しの方法について説明します。この項では、次のトピックについて取り上げます。

「静電気防止対策を施した環境での作業」

「シャーシ カバーの取り外し」

「シャーシ カバーの付け直し」

静電気防止対策を施した環境での作業

静電放電(ESD)によって機器が損傷し、電子回路に不具合が生じる可能性があります。静電放電は、電子部品の取り扱いが不適切な場合に生じ、障害あるいは断続的障害を引き起こします。部品の取り外しまたは交換を行うときは、常に静電気防止手順に従います。シャーシが電気的に接地されていることを確認してください。静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。クリップをシャーシ フレームの塗装されていない表面に止めて、不要な静電気がアースに流れるようにします。静電放電による損傷とショックを防止するには、リスト ストラップとコードを適切に作用させる必要があります。リスト ストラップがない場合は、シャーシの金属部分に触れて、身体を接地してください。

シャーシ カバーの取り外し

シャーシ カバーを取り外すには、次の手順に従います。


) シャーシ カバーを取り外しても、シスコの保証に影響はありません。適応型セキュリティ アプライアンスのアップグレードに、特殊な工具は不要です。また、アップグレードによって高周波が漏れることもありません。



ステップ 1 ドキュメント『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ASA 5500 Series を参照してください。

ステップ 2 適応型セキュリティ アプライアンスの電源を切ります。


警告 オン/オフ スイッチのあるシステムを扱う際は、事前に電源をオフにして、電源コードを外しておいてください。ステートメント 1


ステップ 3 シャーシを上下逆に置きます。シャーシの上部を下にして平面の上に置き、シャーシの前面が手前に向くようにします。

ステップ 4 図 4-1に示すように、シャーシの下部にある 3 本のネジを外します。

図 4-1 ネジの取り外し

 

 

ステップ 5 上下逆に置いてあったシャーシを、ひっくり返して真っすぐに置いてください。シャーシには、上下の区別があることに注意してください。

ステップ 6 アプライアンスの背面のベースで、上部の両側を持ち、ゆっくり持ち上がげながらで外側へ引き出します。


 

シャーシ カバーの付け直し


注意 シャーシ カバーを外したままで適応型セキュリティ アプライアンスを操作しないでください。シャーシ カバーの役割は、内蔵部品の保護、電気ショートの防止、および電子部品を冷却する空気を適切に循環させることです。

適応型セキュリティ アプライアンス上のシャーシ カバーを交換するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 シャーシを安定した平坦な場所に置いて、前面パネルを手前にします。

ステップ 2 シャーシ カバーの背面をシャーシの底面に向けて、シャーシ カバーを手に持ちます。

ステップ 3 カバーの前面をシャーシ上に下ろし、カバーの両側のタブがシャーシの側面パネルの下と合っていることを確認します。

ステップ 4 シャーシ カバーを前方にスライドさせて、カバー タブが背面パネルの下と合い、背面パネル タブとシャーシ カバーの下が合っていることを確認します。

ステップ 5 先ほど外したネジで、シャーシ カバーを固定します。

ステップ 6 ネットワーク インターフェイス ケーブルを再接続します。

ステップ 7 電源コンセントに電源コードを再接続して、適応型セキュリティ アプライアンスの電源をオンにします。


 

リチウム バッテリの交換

ここでは、適応型セキュリティ アプライアンスのリチウム バッテリの取り外しと交換の方法について説明します。リチウム バッテリは、現場交換可能ユニット(FRU)です。


警告 リチウム バッテリは、正しく交換しないと、爆発の危険性があります。交換用バッテリは元のバッテリと同じものか、製造元が推奨する同等のタイプのものを使用してください。使用済みのバッテリは、製造元の指示に従って廃棄してください。ステートメント 33


適応型セキュリティ アプライアンスにあるバッテリを取り外して交換するには、次の手順に従います。


ステップ 1 「シャーシ カバーの取り外し」 に示すように、シャーシのカバーを取り外します。

ステップ 2 金属クリップをずらして、電池を取り出します。

図 4-2 Cisco ASA 5505リチウム バッテリの場所

 

 

1

バッテリ

2

金属クリップ

ステップ 3 使用済み電池は別にしておきます。

ステップ 4 金属クリップをずらして、互換性のあるリチウム CR-2032 電池(各地の電器店またはドラッグストアで入手できます)をはめ込み、交換します。

ステップ 5 シャーシ カバーを付け直します(「シャーシ カバーの付け直し」を参照)。


 

SSC の取り付けおよび交換

この項では、セキュリティ サービス カード(SSC)の取り付けおよび交換手順を説明します。この項では、次のトピックについて取り上げます。

「SSC の取り付け」

「SSC の交換」

図 4-3 は、SSC LED のリストです。

図 4-3 SSC の LED

 

表 4-1 で、各種 SSCLED について説明します。

 

表 4-1 SSC LED

LED
状態
説明
1

STATUS

点滅

点灯

システムはブート中です。

システムは電源投入診断に合格しました。

SSC の取り付け

新しい SSC を初めて取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 適応型セキュリティ アプライアンスの電源を切ります。

ステップ 2 アクセサリ キットからアース ストラップを取り出して、肌に密着するように、ストラップの一端を手首に固定します。もう一方の端をシャーシに接続します。

ステップ 3 シャーシ背面左端の 2 個のネジを外し( を参照)、スロット カバーを取り外します。

図 4-4 スロット カバーのネジの取り外し

 

ステップ 4 図 4-5 に示すように、SSC をスロットの開口部に挿入します。

図 4-5 スロットへの SSC の差し込み

 

ステップ 5 ネジを取り付けて、SSC をシャーシに固定します。

ステップ 6 適応型セキュリティ アプライアンスの電源を入れます。

ステップ 7 LED を確認します。SSC が正しく取り付けられると、STATUS LED が緑色に点滅します。

ステップ 8 RJ-45 ケーブルの一方の端をポートに接続し、もう一方の端をネットワーク デバイスに接続します。


 

SSC の交換

既存の SSC を交換するには、次の手順に従います。


ステップ 1 特権 EXEC モードで hw-mod mod 1 shut コマンドを入力します。LED をチェックして、モジュールの電源が切れていることを確認します。

ステップ 2 アクセサリ キットからアース ストラップを取り出して、肌に密着するように、ストラップの一端を手首に固定します。もう一方の端をシャーシに接続します。

ステップ 3 シャーシ背面左端にある 2 本のネジ( 参照)を外します。

ステップ 4 SSC を取り外し、 横に置きます。

ステップ 5 図 4-5 に示すように、スロット開口部に新しい SSC を挿入して既存のカードと取り替えます。

ステップ 6 ネジを取り付けて、SSC をシャーシに固定します。

ステップ 7 特権 EXEC モードで hw-mod mod 1 reset コマンドを入力して、SSC をリセットします。

ステップ 8 LED を確認します。SSC が正しく取り付けられると、STATUS LED が緑色に点滅します。

ステップ 9 RJ-45 ケーブルの一方の端をポートに接続し、もう一方の端をネットワーク デバイスに接続します。


 

メモリのアップグレード

メモリ アップグレード キット ASA5505-MEM-512= を使用して、Cisco ASA 5505 を 512 MB のメモリにアップグレードします。使用している 適応型セキュリティ アプライアンス に搭載されているメモリ容量を確認するには、show version コマンドを実行します。

hostname# show version
 
Cisco Adaptive Security Appliance Software Version 8.0(0)
Device Manager Version 6.0(0)
 
Compiled on Mon 16-April-07 03:29 by root
System image file is "disk0:/cdisk.bin"
Config file at boot was "disk0:/main_backup.cfg"
 
hostname up 2 days 10 hours
failover cluster up 2 days 11 hours
 
Hardware: ASA5505, 256 MB RAM, CPU Pentium 4 Celeron 2000 MHz

BIOS Flash M50FW016 @ 0xffe00000, 2048KB

表 2 に、Cisco ASA 5505 のメモリを示します。

 

表 2 メモリのアップグレード

モデル
現在のメモリ容量
アップグレード先

Cisco ASA 5505

256 MB

512 MB

この項では、適応型セキュリティ アプライアンスのメモリ モジュールの取り外しと取り付け方法について説明します。この項では、次のトピックについて取り上げます。

「DIMM の取り外し」

「DIMM の取り付け」

DIMM の取り外し

メモリ モジュールを取り外すには、次の手順に従います。


ステップ 1 メモリ ソケットの位置を決定します。図 6 を参照してください。

図 6 Cisco ASA 5505 内のシステム メモリの位置

 

 

1

DIMM

2

CompactFlash

3

バッテリ

ステップ 2 アース ストラップを取り出して、ストラップの一端を適応型セキュリティ アプライアンスに接続し、もう一方の端を肌に密着するように手首に固定します。詳細については、「静電気防止対策を施した環境での作業」を参照してください。


) DIMM はエッジ部分だけを持ち、メモリ モジュール、ピン、またはトレース(DIMM のコネクタ エッジに沿って付いている金属製のフィンガ)には触れないでください。


静電気放電による損傷を防ぐため、図 7 のように DIMM を持ちます。

図 7 DIMM の取り扱い

 

 

ステップ 3 DIMM の両側のラッチを引いて解放します。図 8を参照してください。

ステップ 4 DIMM の両端がソケットから外れたら、親指と人差し指で DIMM の両端を持ち、DIMM をソケットから完全に引き出します

図 8 DIMM のラッチの解除

 

ステップ 5 ESD による損傷を防ぐため、DIMM を静電気防止用容器に入れます。


 

DIMM の取り付け

メモリ モジュールを取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 DIMM コネクタの両方のラッチが開いていることを確認します。

ステップ 2 新しい DIMM を静電気防止用容器から取り出します。

DIMM は、コネクタに対して決まった方向にしか挿入できない構造になっています。

ステップ 3 DIMM のコンポーネント側を上にし、コネクタのエッジが向こう側になるように持ちます。コネクタのトレースのノッチと、ボード上のソケットのノッチを合わせます。

ステップ 4 コネクタのエッジをソケットに慎重に差し込みます。左右のラッチが回転し、DIMM に対して閉じた位置になるまで、DIMM をソケットにしっかりと押し込みます。図 9を参照してください。

図 9 DIMM の挿入

 

 


注意 DIMM を確実に差し込めるだけの力をかけ、過剰な力はかけないようにします。ソケットが破損することがあります。

新しいメモリの取り付けが完了したら、シャーシ カバーを交換します。


 

メモリ アップグレードの確認

show version コマンドを入力して、メモリのアップグレードが正常に完了したことを確認することができます。

hostname# show version
 
Cisco Adaptive Security Appliance Software Version 8.0(0)
Device Manager Version 6.0(0)
 
Compiled on Mon 16-April-07 03:29 by root
System image file is "disk0:/cdisk.bin"
Config file at boot was "disk0:/main_backup.cfg"
 
hostname up 2 days 10 hours
failover cluster up 2 days 11 hours
 
Hardware: ASA5505, 512 MB RAM, CPU Pentium 4 Celeron 2000 MHz

BIOS Flash M50FW016 @ 0xffe00000, 2048KB