Cisco ASA 5500-X シリーズ ハードウェア設置 ガイド
ASA 5500-X の設置と接続
ASA 5500-X の設置と接続
発行日;2015/05/19 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

ASA 5500-X の設置と接続

シャーシのラックへの取り付け

ラックへの取り付けに関するガイドライン

ASA 5512-X、5515-X、および 5525-X のラックへのブラケットを使用した取り付け

スライド レール マウント システムを使用した ASA 5500-X シャーシのラックへの取り付け

ASA 5512-X、ASA 5515-X、または ASA 5525-X でスライド レール ラック マウント システムを使用するための準備

スライド レール マウント システムを使用したシャーシへのラックへの取り付け

ケーブルの接続、電源の投入、および接続の確認

ASA 5500-X の設置と接続

この章では、ASA のラックへの取り付けとインターフェイス ケーブルの接続方法について説明します。この章には次の項が含まれています。

「シャーシのラックへの取り付け」

「ケーブルの接続、電源の投入、および接続の確認」

シャーシのラックへの取り付け

「ラックへの取り付けに関するガイドライン」

「ASA 5512-X、5515-X、および 5525-X のラックへのブラケットを使用した取り付け」

「スライド レール マウント システムを使用した ASA 5500-X シャーシのラックへの取り付け」

ラックへの取り付けに関するガイドライン


警告 ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全に関するガイドラインは次のとおりです。この装置だけをラックにマウントする場合、ラックの一番下にマウントしてください。すでに別の装置がマウントされているラックにこの装置をマウントする場合、最も重い装置を一番下にして、重い順にラックの下から上へと設置するようにします。ラックにスタビライザが付属している場合、スタビライザを取り付けてから、ラックへマウントまたはラックでの作業を行ってください。ステートメント 1006


次の情報は、ラックへの機器の取り付けを計画する場合に役立ちます。

メンテナンスのために、ラックの周囲にスペースを確保してください。

ラックにスタビライザが付属している場合、スタビライザを取り付けてから、ラックへの装置の取り付けまたはラックでの作業を行います。

閉鎖型ラックにデバイスをマウントする場合、換気が十分に行われるようにします。閉鎖型ラックに装置を詰め込みすぎないようにしてください。 各装置で熱が発生するため、ラック内に装置を詰め込みすぎないように注意してください。

開放型ラックに装置をマウントする場合、ラックのフレームで吸気口や排気口をふさがないように注意してください。

ラックに装置を 1 つだけマウントする場合は、ラックの一番下にマウントします。

すでに別の装置がこのラックに取り付けられている場合は、最も重い装置をラックの一番下に取り付け、重い順にラックの下から上へと設置します。

ASA 5512-X、5515-X、および 5525-X のラックへのブラケットを使用した取り付け

ASA 5512-X、5515-X、および 5525-X アプライアンスは、シャーシの前面にラック マウント ブラケットが取り付けられた状態で出荷されます。ラックの背面にシャーシを取り付ける場合は、シャーシの前面からシャーシの背面にブラケットを移動できます。


ステップ 1 (任意)シャーシをラックの背面に取り付けるには、シャーシの背面にブラケットを移動します。

a. 図 3-1 に示すように、シャーシからラックマウント ブラケットを取り外します。

図 3-1 シャーシの前面からのブラケットの取り外し

 

b. 図 3-2 に示すように、シャーシの穴にブラケットを取り付けて、シャーシの背面にブラケットを取り付けます。ブラケットをシャーシに固定すると、シャーシをラックに取り付けることができるようになります。

図 3-2 シャーシの背面へのブラケットの取り付け

 

ステップ 2 前面ベゼルをコールド アイルに向けてシャーシを設置することをお勧めします (前面から背面へのエアーフローの例については図 3-3 を参照してください)。

図 3-3 エアーフローの方向

 

ステップ 3 ラックに合った付属のネジを使用して、シャーシをラックに取り付けます(図 3-4)。

図 3-4 シャーシのラックへの取り付け

 


 

スライド レール マウント システムを使用した ASA 5500-X シャーシのラックへの取り付け

スライド レール マウント システムを使用することにより、シャーシを素早く、簡単に、そして安全にラックに取り付けることができます。5545-X および 5555-X シャーシにはスライド レール マウント システムが付属しており、取り付けはこのシステムを使用してのみ行うことができますが、他の任意の ASA 5500-X シリーズ シャーシにもこのスライド レール マウント システムを使用することができます。

「ASA 5512-X、ASA 5515-X、または ASA 5525-X でスライド レール ラック マウント システムを使用するための準備」

「スライド レール マウント システムを使用したシャーシへのラックへの取り付け」

ASA 5512-X、ASA 5515-X、または ASA 5525-X でスライド レール ラック マウント システムを使用するための準備

これらの手順は、スライド レール ラック マウント システムを使用して、ASA 5512-X、ASA 5515-X、または ASA 5525-X シャーシの取り付けを準備する方法について説明します。これらのシャーシ モデルには、事前に取り付けられた固定のラックマウント ブラケットが付属しています。このブラケットは、スライド レール ラック マウント キットに付属しているダイカスト ブラケットに取り換える必要があります。


ステップ 1 スライド レール ラック マウント キットから、2 つのダイカスト ブラケット、6 本のネジ、4 本の肩付きネジを見つけます。これらは、シャーシのサイド レール ラックへの取り付けを準備するために必要です。

ステップ 2 各ブラケットを固定している 3 本のブラケット ネジを取り外して、シャーシの両側に事前に取り付けられた固定ラックマウント ブラケットを取りはずします (図 3-5 を参照)。

図 3-5 シャーシの両側に事前に取り付けられたネジおよびブラケットの取り外し

 

ステップ 3 ブラケットの端にあるタブをシャーシの穴の位置に合わせて差し込み、所定の位置に固定することによって、ダイカスト ブラケットをシャーシの両側に取り付けます。これにより、ブラケットがシャーシの前面プレート(ベゼル)と一体化するようになります。3 本のネジで各ブラケットをシャーシに固定します
図 3-6 を参照)。

図 3-6 3 本のネジを使用したダイカスト ブラケットの取り付け

 

ステップ 4 2 本の肩付きネジをシャーシのいずれかの側のネジ穴の位置に取り付けて(図 3-7 に片側を示します)、ネジが締まっていることを確認します。

図 3-7 シャーシのいずれかの側への 2 本の肩付きネジの取り付け

 


 

スライド レール マウント システムを使用したシャーシへのラックへの取り付け

この項では、スライド レール マウント システムを使用してシャーシを取り付ける方法について説明します。

スライド レール マウントの使用が推奨されますが、スライド レールが適合しない 2 レール ラックの場合は、ラック マウント ブラケットを使用できます。それらは別個に購入する必要があります(ASA-BRACKETS=)。ブラケットは接続するときにわずかに曲がることに注意してください。シャーシの前面または背面にブラケットを取り付けるための手順については、「ASA 5512-X、5515-X、および 5525-X のラックへのブラケットを使用した取り付け」 を参照してください。

始める前に

梱包内容の確認

 

 

A

スライド レール(X2)(角穴のラック用の構成)

B

内側のスライド用プラス皿頭ネジ(X2)

C

丸穴ラック用丸穴インサート(X4)

D

ネジ穴ラック用ネジ穴ブラケット(X2)

E

ネジ穴ラック用ネジ穴のスタンドオフ(X2)

F

ネジ穴のラック用プラスなべネジ(X8)

ラック タイプの確認

スライド レールは角穴のラック向けに事前に組み立てられています。丸穴のラックとネジ穴のラックに対しては追加の手順が必要です。次の図は、角穴のラックのインサートを取り付けたスライド レールを示しています。

 

必要なツールである、プラス ドライバおよびプラス皿頭ネジ ドライバを見つけます(ネジ穴ラック用)。

スライド レール マウント システムを使用してシャーシを取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 スライド レールの分解

a. 外側のスライド レールから内側のスライド レールを引き出します。

 

b. プラスチック タブを前方にスライドさせ、内側のスライド レールを引き出して外側のスライド レールから取り外します。

 

c. もう 1 つのスライド レールに対してこれらのステップを繰り返します。

ステップ 2 シャーシへ内側レールを取り付けます。

a. 一方の内側のスライド レールのキー穴をシャーシの肩付きネジの上に合わせます。肩付きネジが所定の位置に収まるよう、内側のスライド レールを前方にスライドさせます。

 

b. プラス ドライバを使用して 1 本のプラス皿頭ネジで内側のスライド レールを固定します(B)。

 

c. このページの前の手順を繰り返して、もう一方の内側のスライド レールをシャーシに固定します。

 

ステップ 3 (丸穴およびネジ穴のラックのみ)丸穴のラックまたはネジ穴のラック用にスライド レールをカスタマイズします。

a. プラス ドライバを使用して、レールの背面から四角いインサートを取り外します。2 本のプラスのネジを取っておきます。

 

b. レールの前面から四角いインサートを取り外します。2 本のプラスのネジを取っておきます。

 

c. (丸穴のラックのみ)丸穴(C)インサートをレールの背面に合わせ、保存してある 2 つのネジで固定します。

 

d. 丸穴インサート(C)またはネジ穴ブラケット(D)をフック上のレールの前面に合わせます。

丸穴インサート :保存している 2 本のネジで固定します。

 

ネジ穴インサート :プラス皿頭ネジ ドライバを使用してネジ穴スタンドオフ(E)に固定します。

 

背面のアダプタには追加のハードウェアは必要ありません。

 

e. もう 1 つのスライド レールに対してこれらのステップを繰り返します。

ステップ 4 ラックに外側のスライド レールを取り付けます。


) 前面ベゼルをコールド アイルに向けてシャーシを設置することをお勧めします (前面から背面へのエアーフローの例については図 3-3 を参照してください)。


図 3-8 エアーフローの方向

 

丸穴のラックおよび角穴のラック

a. 外側のスライド レールの 1 台の前面を直立の状態でラックに合わせ、前方に押して、カチッと留めます。外側のスライド レールの背面を直立の状態でラックに合わせ、リリース タブを引き、ラックの方へスライド レールを押し、タブをリリースし、カチッと留めます。


) 奥行きが 24 インチ未満のラックの場合は、背面ブラケットをプラス ドライバで取り外し、リリース タブを引き、ラックに対して適切な長さにスライド レールを調整します。


 

b. もう 1 つの外側のスライド レールを固定します。

 

ネジ穴のラック

a. 前面ラック支柱にスライド レールの位置を合わせます。付属のプラスのなべネジ 2 本でスライド レールを固定します(F)。

 

b. 背面ラック支柱にスライド レールの位置を合わせます。付属のプラスのなべネジ 2 本でスライド レールを固定します(F)。

 

c. もう 1 つのスライド レールとラックの位置を合わせます。

 

ステップ 5 シャーシを取り付けます。

a. 外側のスライド レールと内側のスライド レールの位置を合わせます。所定の位置でロックされるまで外側のスライド レールに内側のスライド レールを差し込みます。

 

b. 側面のリリース タブを引いて内側のスライド レールのロックを解除し、シャーシをラック内に押し込みます。

 

ステップ 6 前面の非脱落型ネジを使用して、シャーシをラックに固定します。

 


 

ケーブルの接続、電源の投入、および接続の確認

この項では、シャーシにケーブルを接続し、電源をオンにする方法について説明します。


警告 この装置の 設置、交換、保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 49



注意 本書に記載されたすべてのタスクを実行するには、ASA 5500-X の『Regulatory Compliance and Safety information』文書に記載された安全に関する警告を読み、適切な安全に関する手順に従ってください。http://www.cisco.com/en/US/docs/security/asa/hw/regulatory/compliance/asa5500x_rcsi.html にある RCSI を参照してください。

Cisco ASA 5500-X シリーズ ハードウェアは、AC 電源で動作し、AC 電源が失われたときにシステムの前の電源状態に復元する機能をサポートしています。

以前の ASA(V01)では、電源スイッチを使用して電源をオンにする必要があります。新しい ASA(V02)は、電源ケーブルを差し込むと自動的にオンになります。ご使用のバージョンを確認するには、次のいずれかを実行します。

CLI プロンプトで show inventory コマンドを入力し、出力で V01 または V02 を探します。

シャーシの背面で、V01 または V02 の VID PID ラベルを確認します。

V01 シャーシの場合は、次の制限を確認してください。

ASA に AC 電源が適用されてから、電力状態を更新し、保存するまでに 50 秒が必要です。これは、AC 電源供給後の最初の 50 秒以内に AC 電源が取り外されると、電力状態の変更が検出されないことを意味します。

ASA がスタンバイ モードになってから、電力状態を更新し、保存するまでに 10 秒が必要です。これは、スタンバイ モードになってから最初の 10 秒以内に AC 電源が取り外されると、電力状態の変更(スタンバイ モードを含む)が検出されないことを意味します。

V02 シャーシに対しては、上記の制限は適用されません。

ケーブルを接続し、電源を投入し、接続を確認するには、次の手順に従います。


ステップ 1 シャーシを平坦で安定した場所に置くか、ラックマウントの場合は、ラックに設置します。

ステップ 2 インターフェイス ケーブルを接続します。

 

 

1

(任意)I/O カード。光ファイバ I/O カードがある場合は、SFP モジュール(付属していません)を使用します。

2

管理 0/0 インターフェイス(RJ-45)

3

コンソール ポート(RJ-45)

4

ギガビット イーサネット インターフェイス(RJ-45)

a. 管理 0/0 インターフェイス。ASDM または CLI で使用します。イーサネット ケーブルを使用して管理 PC に直接接続することも、その PC と ASA を同じ管理ネットワークに接続することもできます。DHCP を使用して IP アドレスを取得するように PC を設定します。


) management-only コマンドを使用することで、任意のインターフェイスを管理専用インターフェイスとして設定できます。管理インターフェイスで管理専用モードをディセーブルにすることはできません。


b. (任意)コンソール ポート。CLI で使用します。付属のシリアル コンソール ケーブルを使用して、管理 PC またはターミナル サーバを接続します。コンソール ケーブルには、一方の端にコンピュータのシリアル ポート用の DB-9 コネクタがあり、もう一方の端に RJ-45 コネクタがあります。PC にシリアル ポートがない場合は、DB-9-to-USB シリアル アダプタを入手する必要があります。

c. ギガビット イーサネットインターフェイス。データ ネットワークで使用します。取り付けられたネットワーク インターフェイスには、標準の RJ-45 イーサネット ケーブルを使用します。オプションの I/O 光ファイバ・カードには、SFP モジュールを使用します。「SFP モジュールの取り付けおよび取り外し」を参照してください。


) ASA の任意の未使用のギガビット イーサネット インターフェイスを、フェールオーバー リンクとして使用できます。フェールオーバー リンク インターフェイスは、通常のネットワーク インターフェイスとしては設定されません。フェールオーバー リンクとしてのみ使用されます。フェールオーバー リンクは、リンクにホストまたはルータのない専用スイッチを使用するか、装置を直接リンクするためのイーサネット ケーブルを使用して接続できます。


ステップ 3 電源コードを ASA に接続し、もう一方の端を電源に接続します。

ステップ 4 新しい ASA の場合は、電源コードのプラグを差し込むと自動的に電源がオンになります。前面パネルの電源ボタンを押さないでください。

以前の ASA の場合は、電源ボタンを押します。

ステップ 5 ASA のシャーシの前面にある電源 LED を確認します。これがグリーンに点灯している場合、ASA の電源はオンです。

ステップ 6 ASA シャーシの前面のステータス LED を確認します。これがグリーンに点灯している場合、ASA はパワーオン診断に合格しています。