Cisco NAC アプライアンス ハードウェア インストレーション ガイド リリース 4.9
設置の準備
設置の準備
発行日;2012/05/09 | 英語版ドキュメント(2012/04/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

設置の準備

安全に関する推奨事項

一般的な注意事項

機器を扱う場合の注意

電気製品を扱う場合の注意

静電破壊の防止

持ち運びに関する注意事項

設置場所の準備

設置場所の計画

ラックへの設置の安全に関する推奨事項

設置場所の環境

通気に関する推奨事項

温度と湿度に関する推奨事項

電源に関する考慮事項

Method of Procedure

梱包の内容

フェールオーバー バンドル

必要な工具

コンフィギュレーション ワークシート

CAM のコンフィギュレーション ワークシート

CAS のコンフィギュレーション ワークシート

CAS モードと IP アドレッシングの注意事項

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS のラックマウント

4 支柱ラックへの NAC-3315 アプライアンスのマウント

NAC-3315 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット

NAC-3315 のスライド レールのラックへの取り付け

スライド レールへの NAC-3315 アプライアンスの取り付け

4 支柱ラックへの NAC-3355/3395 アプライアンスのマウント

NAC-3355/3395 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット

NAC-3355/3395 のスライド レールの 4 支柱ラックへの取り付け

スライド レールへの NAC-3355/3395 アプライアンスの取り付け

Cisco NAC アプライアンスのライセンス

Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのアップグレード

Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのダウンロード

ファームウェアのアップグレード

設置の準備

この章では、Cisco NAC アプライアンスの設置の準備手順について説明します。ご使用のハードウェアやその他に必要な装置の確認方法、4 本支柱ラックへの Cisco NAC アプライアンスの設置方法、既存の Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアおよびシャーシ ファームウェアのアップグレード方法を提供します。


) このインストレーション ガイドでは、Cisco NAC ネットワーク モジュール(NME-NAC-K9)については説明しません。Cisco NAC ネットワーク モジュールのインストレーションおよび設定については、『Getting Started with NAC Network Modules in Cisco Access Routers』を参照してください。


この章は、次の内容で構成されています。

「安全に関する推奨事項」

「設置場所の準備」

「Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS のラックマウント」

「Cisco NAC アプライアンスのライセンス」

「Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのアップグレード」

「ファームウェアのアップグレード」

安全に関する推奨事項

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS のインストールを開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、この章の安全に関する注意事項と「Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS のラックマウント」を確認してください。

ここでは、次の内容について説明します。

「一般的な注意事項」

「機器を扱う場合の注意」

「電気製品を扱う場合の注意」

「静電破壊の防止」

「持ち運びに関する注意事項」

一般的な注意事項

アプライアンスの使用および取り扱いには、次の一般的な注意事項を守ってください。

標記を守ってください。アプライアンス マニュアルで説明されている場合を除き、シスコ製品の保守を行わないでください。稲妻が示された三角形のシンボルのマークが付いたカバーを開けたり取り外したりすると、感電するおそれがあります。これらのコンパートメント内のコンポーネントの保守は、許可された保守技術者だけが行う必要があります。

次のいずれかの状態が発生した場合は、電源コンセントから製品を取り外してパーツを交換するか、許可された保守技術者にご連絡ください。

電源コード、延長コード、またはプラグが破損した場合。

製品の内部に物を落とした場合。

製品が水に濡れた場合。

製品を落としたり破損させたりした場合。

使用手順に従っているのに製品が正常に動作しない場合。

アプライアンスをラジエータや熱源の近くに置かないでください。また、通気口をふさがないでください。

アプライアンスの上に食べ物や液体をこぼさないでください。また、水気のある環境で本製品を操作しないでください。

アプライアンスの開口部に物を押し込まないでください。開口部に物を押し込むと、内部コンポーネントがショートして火災または感電を引き起こすおそれがあります。

製品は、シスコによって承認されている他の機器だけで使用してください。

カバーを取り外すか、内部コンポーネントに触れる前に、製品を冷却できます。

適切な外部電源を使用してください。製品は、電力定格ラベルに記載されている種類の電源だけを使用して稼動させてください。必要な電源のタイプが不明の場合には、サービス担当者または電力会社にお問い合せください。

承認された電源コードだけを使用してください。ご使用のアプライアンス用、またはご使用のアプライアンス向けの AC 電源オプション用の電源コードが付属していない場合は、国で使用が承認された電源コードを購入してください。電源コードは、製品と、製品の電気定格ラベルに記載された電圧および電流に適合することを確認してください。電源コードの電圧および電流定格は、製品に記載された定格を上回るものでなければなりません。

感電事故を予防するため、アプライアンスおよび電源コードは、適正にアースされたコンセントに接続してください。これらの電源コードには三つ又のプラグが備わっていて、適正なアースを確保できるようになっています。アダプタ プラグを使用したり、ケーブルからアース突起を取り除いたりしないでください。延長コードを使用する必要がある場合は、適正にアースされたプラグを備えた三線コードを使用してください。

延長コードと電源ストリップの定格を守ってください。延長コードまたは電源ストリップに差し込まれているすべての製品の定格アンペアの合計が、延長コードまたは電源ストリップの定格アンペア制限の 80% を超えないことを確認してください。

製品とともにアプライアンス、電圧変換器、またはアプライアンス用に販売されているキットを使用しないでください。

一時的に急激に起こる電源電圧の上昇または下降からアプライアンスを保護するには、サージ サプレッサ、電源調整器、または Uninterruptible Power Supply(UPS; 無停電電源装置)を使用してください。

ケーブルおよび電源コードの配置に注意してください。ケーブル、電源コード、およびプラグを踏んだり、これらにつまずいたりすることのないように配慮します。また、アプライアンスのケーブルまたは電源コードの上に物を置かないように注意してください。

電源コードまたはプラグを改造しないでください。設置場所に変更を加える場合には、資格のある電気技術者または電力会社に相談してください。電気配線に関する一般規定および地域の規定に必ず従ってください。

機器を扱う場合の注意

安全を確保して、機器を保護するため、次の注意事項に従ってください。ただし、このリストには、生じる可能性のある危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。絶えず注意してください。


警告 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004


アプライアンスを移動する前に、必ずすべての電源コードおよびインターフェイス ケーブルを外してください。

回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず確認してください。

設置作業前および作業後は、アプライアンスのシャーシの設置場所を整理し、埃のない状態に保ってください。

工具とアセンブリ コンポーネントは、通行の邪魔にならない場所に保管してください。

危険を伴う作業は、1 人では行わないでください。

人を危険にさらしたり、装置の安全性を損なう可能性のある行為は、いっさい行わないでください。

ゆったりとした衣服は身につけず、アプライアンスのシャーシに引っかかることがないようにしてください。

目が危険にさらされる状況で作業する場合は、保護眼鏡を着用してください。

電気製品を扱う場合の注意


警告 この装置は、立ち入り制限区域内に設置することが前提となっています。立ち入り制限区域とは、キーなどの特殊な保安手段を使用して出入りできる場所です。ステートメント 1017



警告 電気ショックを回避するため、Safety Extra-Low Voltage(SELV; 安全低電圧)回路を Telephone-Network Voltage(TNV; 電話ネットワーク電圧)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が含まれます。また WAN ポートには TNV 回路が含まれます。一部の LAN ポートおよび WAN ポートは RJ-45 コネクタを使用しています。ステートメント 1021



警告 電源コードが接続されている場合は、電源に触れないでください。電源スイッチがあるシステムでは、電源スイッチがオフになっている場合でも、電源コードが接続されていれば、電源の内部に入力電圧が印加されています。電源スイッチのないシステムでは、電源コードが接続されていれば、電源の内部に入力電圧が印加されています。ステートメント 4



警告 電源系統に接続されている機器の作業を行う前に、装飾品(指輪、ネックレス、および時計)を外します。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して重度のやけどを負ったり、金属類が端子に焼き付くことがあります。ステートメント 43



警告 シャーシの作業や電源モジュール周辺の作業を行う前に、AC 装置の電源コードを外し、DC 装置の回路ブレーカーの電源を切ってください。ステートメント 12



警告 雷が発生しているときは、システムに手を加えたりケーブルの接続や取り外しを行わないでください。ステートメント 1001



警告 この機器は接地されることを前提にしたものです。通常の使用時にホストが接地されていることを確認してください。ステートメント 39



警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
ステートメント 1046


電気で動く機器を操作する場合、次の注意事項に従ってください。

部屋の緊急電源遮断スイッチを確認します。電気事故が発生した場合、ただちに電源を切ることができます。

次の作業を行う前に、すべての電源の接続を解除してください。

電源付近で作業する場合。

アプライアンスの取り付けまたは取り外しを行う場合。

ほとんどのハードウェア アップグレードを行う場合。

損傷を受けているように見える機器は決して設置しないでください。

床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず確認してください。

人を危険にさらしたり、装置の安全性を損なったりする可能性のある行為は、いっさい行わないでください。

危険を伴う作業は、1 人では行わないでください。

電気事故が発生した場合は、次の手順に従ってください。

十分注意して、自分自身が被害者にならないようにしてください。

アプライアンスの電源を切ってください。

可能であれば、医療援助を求めるために誰か別の人を呼んでもらうようにしてください。それができないときは、被害者の状態を判別してから助けを呼んでください。

被害者が人工呼吸、心臓マッサージ、またはその他の治療を必要としているかどうか判断して、適切な処置を施してください。

さらに、電源は切断されているが、電話回線またはネットワーク ケーブルにはまだ接続されている機器を取り扱う場合は、次の注意事項に従ってください。

雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。

ジャックが特別に設計されている場合を除き、電話のジャックを水気のある場所では設置しないでください。

電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には触れないでください。

電話回線の設置または変更は、十分注意して行ってください。

静電破壊の防止

静電放電(ESD)によって、装置が損傷を受けたり、電気回路に障害が発生することがあります。静電放電は、電気プリント基板の取り扱いが不適切な場合に生じ、障害あるいは断続的障害を引き起こします。モジュールの取り外しまたは交換を行うときは、必ず静電気防止手順に従ってください。

静電放電を受けやすいコンポーネントを輸送用ボックスから取り出すときは、アプライアンスにそのコンポーネントを取り付ける準備が整うまで、静電気防止用パッケージからコンポーネントを取り出さないでください。静電気防止用パッケージを開く直前に、身体の静電気を取り除いてください。

静電放電を受けやすいコンポーネントを輸送するときは、必ず静電気防止用容器またはパッケージに入れてください。

静電放電を受けやすいコンポーネントの取り扱いは、静電気対策を講じた場所で行うようにしてください。静電気防止用フロア パッドまたはワークベンチ パッドをできるだけ使用してください。

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS が電気的にアースに接続されていることを確認します。

静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。クリップをアプライアンスの塗装されていない表面に止めて、不要な静電気がアースに流れるようにします。静電破壊と感電を防ぐために、リスト ストラップとコードは効果的に操作する必要があります。

リスト ストラップがない場合は、アプライアンスの金属部分に触れて、身体を接地してください。


注意 機器の安全を確保するために、静電気防止用リスト ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は、1 ~ 10 Mohm でなければなりません。

持ち運びに関する注意事項

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS の重量は 9.071 kg(15 lb)~14.96 kg(33 lb)であり、アプライアンスに搭載されているハードウェア オプションによって異なります。アプライアンスは、頻繁に移動されることを想定していません。アプライアンスを設置する前に、電源とネットワーク接続に対応するためにアプライアンスを後で移動する必要性が生じないように、設置場所が正しく準備されていることを確認してください。

アプライアンスまたは重い物を持ち上げる場合は、以下の注意事項に従ってください。

アプライアンスを持ち上げたり移動したりする前に、必ずすべての外部ケーブルを外してください。

足下がしっかりしていることを確認して、足の間にある物の重さのバランスを取ってください。

アプライアンスをゆっくり持ち上げます。突然移動したり、持ち上げるときに体をひねったりしないでください。

背中をまっすぐに保ち、背中ではなく脚で持ち上げます。アプライアンスを持ち上げるためにかがむ必要がある場合は、腰ではなく膝を曲げて、腰部の筋肉への負担を軽減してください。

アプライアンスは下部から持ち上げてください。両方の手でアプライアンス外部の下側をつかみます。

設置場所の準備

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS を設置する前に、次の準備を行うことが重要です。

1. 設置場所を準備して(「設置場所の計画」を参照)、設置計画または Method Of Procedure(MOP)を確認します。

2. アプライアンスを開梱して調べます。

3. アプライアンスを正しく設置するために必要な工具とテスト機器を収集します。

ここでは、次の内容について説明します。

「設置場所の計画」

「梱包の内容」

「フェールオーバー バンドル」

「必要な工具」

「コンフィギュレーション ワークシート」

設置場所の計画


警告 この装置は、立ち入り制限区域内に設置することが前提となっています。立ち入り制限区域とは、キーなどの特殊な保安手段を使用して出入りできる場所です。ステートメント 1017


通常、設置場所を事前に準備しておく必要があります。準備の一環として、設置場所および Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS が収容される装置ラックの見取り図を入手してください。既存のアプライアンスの場所、および通信と電源を含む相互接続を判別します。通気の注意事項(「通気に関する推奨事項」を参照)に従って、アプライアンスに十分な冷気を行き渡らせてください。

アプライアンスの設置に関与するすべての担当者(設置担当者、エンジニア、監督者)が、お客様による承認のために MOP の準備に参加する必要があります。詳細については、「Method of Procedure」を参照してください。

次の項では、アプライアンスを設置する前に考慮する必要がある設置場所の要件に関する推奨事項について説明します。

「ラックへの設置の安全に関する推奨事項」

「設置場所の環境」

「通気に関する推奨事項」

「温度と湿度に関する推奨事項」

「電源に関する考慮事項」

「Method of Procedure」

ラックへの設置の安全に関する推奨事項

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS は、装置ラック用の Electronics Industries Association(EIA)規格(EIA-310-D)に準拠した大部分の 4 支柱、電話会社タイプ(telco タイプ)19 インチ装置ラックに装着することができます。2 つの支柱にある取り付け穴の中心線間の距離は、18.31 インチ +/- 0.06 インチ(46.50 cm +/- 0.15 cm)でなければなりません。アプライアンスに付属のラック取り付けハードウェアは、ほとんどの 19 インチの機器ラックまたは Telco タイプのフレームに適しています。


) 可能な限り 4 支柱ラックを使用することを強く推奨します。ラックには、アプライアンスをマウントするためのマウント フランジ付きの支柱が少なくとも 2 本必要です。


図 2-1 に 4 支柱装置ラックの例を示します。

図 2-1 4 支柱装置ラックのタイプ

 

4 支柱(部分閉鎖型)ラック

図 2-1 のイメージ「1」は、マウント用の支柱が前面に 2 つ、それ以外の支柱が背面に 2 つある自立型(部分閉鎖型)のラックを示します Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS は、このタイプの閉鎖型ラックに取り付けることができます。アプライアンスは、冷気がシャーシ前面から取り込まれて装置内部を流れ、背面から排出されるため、内部コンポーネントの動作温度が維持されます。

4 支柱(開放型)ラック

図 2-1 のイメージ「2」は、マウント用の支柱が前面に 2 つ、背面に 2 つある、自立型の 4 支柱開放型ラックを示しています。このタイプのラックの支柱は、多くの場合調整可能であるため、ラックの前面と面一に取り付けるのではなく、ラックの奥にラック取り付け型の装置を配置できます。

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS をラックに取り付ける前に、次の注意事項を確認してください。

ラックにアプライアンスを設置するには、2 人以上が必要です。

室温が 95 °F(35 °C)を下回っていることを確認します。

通気孔をふさがないでください。通常、6 インチ(15 cm)のスペースで通気が行きわたります。

アプライアンスの設置の際は、ラックの下部から考慮してください。

複数のアプライアンスをラックの外側に同時に延ばさないでください。

アプライアンスは、正しくアースされたコンセントに接続してください。

ラックに複数のデバイスを設置する場合は、電源コンセントの過負荷が発生しないようにしてください。

110 ポンド(50 kg)を超える重さの物をラック取り付け型デバイスの上部に置かないでください。

設置場所の環境

正常に動作させるには、アプライアンスの配置、機器ラックまたは配線室のレイアウトが非常に重要です。配置が近すぎる機器、不適切な通気、およびアクセスできないパネルによって、誤動作やシャットダウンが生じ、メンテナンスが困難になる可能性があります。アプライアンスの前面パネルおよび背面パネルへのアクセスについて計画を立てます。

次の注意事項を考慮することで、アプライアンスに適した動作環境を確保し、環境による装置の故障を防ぐことができます。

アプライアンスを使用する室内で、十分な換気が可能であることを確認してください。電子機器は放熱します。十分に空気循環されていないと、室内の温度が高くなり、機器を許容動作温度に冷却できなくなる場合があります。詳細については、「通気に関する推奨事項」を参照してください。

ラックの設置に、AC 電源、アース接続、およびネットワーク ケーブルのプロビジョニングも含まれていることを確認します。

十分なスペースを確保して、設置中にラックの周囲で作業できるようにします。次のことが必要です。

アプライアンスを移動、位置合わせ、および挿入するために、ラックに隣接する少なくとも 3 フィート(9.14 m)。

設置後の保守のために、アプライアンスの前面と背面に少なくとも 24 インチ(61 cm)の空間。

2 つの支柱またはレールの間にアプライアンスを取り付けるには、使用可能な開口(2 つのマウント フランジの内端間の幅)は少なくとも 17.7 インチ(45.0 cm)でなければなりません。


) ラックマウント キットには、2 支柱の機器ラックは含まれていません。


ケーブルと機器の接続を保護するには、適切なストレインレリーフ方法を使用してください。

ネットワーク インターフェイス ケーブルでのノイズの干渉を回避するには、電源コード間または電源コードに沿って直接配置しないでください。

機器の破損を防ぐため、「静電破壊の防止」に記載されている静電放電の防止手順に必ず従ってください。静電放電による損傷によって、即時または断続的な機器障害が発生する可能性があります。

通気に関する推奨事項

機器ラック内で十分な通気を確保するには、ラックの前面と背面に少なくとも 6 インチ(15.24 cm)の空間を維持することを推奨します。機器ラックと、ラックに配置されているアプライアンス内の通気がブロックまたは制限されている場合、またはラックに流れる換気の温度が高いと、ラックと、ラックに配置されているアプライアンス内で適正温度を超えた状態が発生する可能性があります。

また、設置場所では、可能な限り埃のない状態にする必要があります。埃はアプライアンスのファンに詰まる傾向があり、機器ラックと、ラックに配置されているアプライアンス内で冷気の流れが低下します。この低下によって、適正温度を超えた状態が発生するリスクが高まります。

さらに、次の推奨事項は、機器ラックの構成を計画する場合に役立ちます。

通気の他に、ラックの周囲に、保守に必要な空間を確保する必要があります。

開放型ラックにアプライアンスを設置する場合、ラックのフレームで前面の吸気口や背面の排気口をふさがないように注意してください。

温度と湿度に関する推奨事項

表 2-1 に、Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS に関する動作時と非動作時の設置場所の環境条件を示します。アプライアンスは通常、リストされている範囲内で稼動します。ただし、最小パラメータまたは最大パラメータに近い温度の測定は、問題の可能性を示しています。アプライアンスを設置する前に設置場所を正しく計画して準備して、臨界値に近づく前に、環境の異常を予期して修正することで、正常な動作を維持してください。

 

表 2-1 稼動環境仕様と非稼動環境仕様

仕様
最小
最大

温度、動作時

50 °F(10 °C)

95 °F(35 °C)

温度、非稼動周囲とストレージ

-40 °F(°C)

158 °F(70 °C)

湿度、稼動周囲(結露しないこと)

10 %

90 %

湿度、非稼動周囲(結露しないこと)およびストレージ

5 %

95 %

振動、稼動

5-500 Hz、2.20 g RMS ランダム

--

電源に関する考慮事項

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS は、AC 入力電源のみで構成します。すべての電源接続が National Electrical Code(NEC)の規則と規制、および地域の規定に準拠していることを確認します。アプライアンスへの電源接続を計画する際には、次の注意事項と推奨事項に従う必要があります。

設置する前と、設置後に定期的に、設置場所の電源を調べ、質の良い(スパイクやノイズのない)電力が供給されていることを確認してください。必要に応じて、電源調整器を設置してください。

AC 電源には次の機能があります。

110 V または 220 V 運用の自動選択機能。

すべてのアプライアンスの電気コード(電源コードの近くにあるラベルは、アプライアンスの正しい電圧、周波数、電流引き込み、および消費電力を示しています)。


警告 この製品は設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。ヒューズまたは回路ブレーカーが 120 VAC、15A(米国)以下であることを確認してください。240 VAC、10A(国際規格)は、相導体(すべての電流コンダクタ)に使用されます。
ステートメント 13


機器ラックで適切にアースし、雷や電力サージによる損傷を防止してください。


警告 この装置は、アースさせる必要があります。アース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない状態で装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024


オペレータによる調整の必要がない、100 ~ 240 の VRMS と 50/60 Hz の範囲内の入力電圧と周波数で稼動する AC 入力電源モジュール。

Method of Procedure

以前に説明したように、準備には設置計画または MOP の確認が含まれます。MOP(設置前の作業のチェックリストと、設置に進む前に対処して同意する必要がある考慮事項)の例は次のとおりです。

1. 担当者を割り当てます。

2. 担当者、機器、および工具の保護要件を決定します。

3. 保守に影響する可能性がある事故を評価します。

4. 設置の時期をスケジュールします。

5. スペースの要件を決定します。

6. 所要電力を決定します。

7. 必要な手順またはテストを特定します。

8. 装置の計画において、設置する各 Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS の配置の予備決定を行います。

9. このハードウェア設置ガイドを確認します。

10. 設置のために交換可能なパーツ(ネジ、ボルト、ワッシャなど)のリストを確認して、特定します。

11. 必要な工具とテスト機器が使用可能であることを確認するために、必要な工具リストを調べます。詳細については、「必要な工具」を参照してください。

12. 設置を実行します。

梱包の内容

図 2-2に示すパッケージの内容を確認して、Cisco NAC アプライアンスの設置に必要な付属品がすべて納入されているか確認してください。装置を再梱包する場合に備えて、梱包材を保管しておきます。欠品または損傷品が見つかった場合は、製品の購入代理店まで問い合わせてください。Cisco NAC アプライアンスの一部のモデルには、図に示されていない追加部品が付属していることがあります。

図 2-2 梱包内容

 


) Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS には製品ソフトウェアが事前にロードされているので、梱包内容に Cisco NAC アプライアンス ソフトウェア インストール CD は含まれません。詳細については、「Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのアップグレード」を参照してください。


フェールオーバー バンドル

フェールオーバー バンドルを注文した場合は、物理 Cisco NAC アプライアンスが 2 つ納入されます。各マシンを、このマニュアルで説明するとおりに初期設定する必要があります。初期設定が完了したら、CAM または CAS Web コンソールを使用してハイ アベイラビリティ(HA)を設定し、アプライアンスを物理的に接続して HA ペアを作成します。CAM および CAS HA の設定の詳細については、「ハイ アベイラビリティ(HA)の設定」を参照してください。


) シリアル ケーブルを介してハイ アベイラビリティ(フェールオーバー)ペアを接続する場合は、Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS で、シリアル ポートに対する BIOS のリダイレクションをディセーブルにする必要があります。詳細については『Supported Hardware and System Requirements for Cisco NAC Appliance (Cisco Clean Access)』の「Disable BIOS Redirection for Serial HA (Failover) Connections」を参照してください。


必要な工具

Cisco NAC アプライアンスのコンフィギュレーション ユーティリティを実行するには、ワークステーション(PC またはラップトップ)およびキーボード、モニタ、マウスが必要です。初期設定が完了したら、RJ-45 コネクタを備えた標準(ストレート)イーサネット カテゴリ 5 ネットワーク ケーブルで、Cisco NAC アプライアンスのインターフェイスとネットワーク(CAM の場合は eth0、CAS の場合は eth0 および eth1)を接続する必要があります。HA ペア アプライアンスを相互に接続するには、RJ-45 イーサネット クロスオーバー ケーブルが必要です。「FIPS 140-2 準拠、および非 FIPS 準拠のハードウェア プラットフォーム」に、各モデルのインターフェイスの詳細を示します。

コンフィギュレーション ワークシート

Cisco NAC アプライアンスの初期設定を実行するには、次の情報が必要です。

CAM のコンフィギュレーション ワークシート

CAS のコンフィギュレーション ワークシート

CAS モードと IP アドレッシングの注意事項


) NAC アプライアンスをハイ アベイラビリティ(HA)用に設定する場合は、まず各アプライアンスで初期インストールを実行してから、CAM または CAS の Web コンソールで HA を設定する必要があります。Web コンフィギュレーションを使用して、HA ペアに仮想サービス IP を作成する必要があります。


CAM のコンフィギュレーション ワークシート

 

表 2-2 CAM コンフィギュレーション ユーティリティ ワークシート

CAM NAC アプライアンスの場合

a. eth0(信頼)インターフェイスの IP アドレス 1

b. eth0 インターフェイスのサブネット マスク(IP ネットマスク):

c. eth0 インターフェイスのデフォルト ゲートウェイ IP アドレス:

d. CAM のホスト名:

e. ネットワークの DNS の IP アドレス:

f. マスター シークレット:

g. 日付、時刻、タイムゾーン:

h. 必要な一時 SSL 証明書(あとで変更可能)を生成する場合:

CAM の FQDN または IP アドレス:
組織ユニット(Sales など)
組織名(Cisco など)
組織の場所(San Jose、CA、US など)

(注) FQDN を使用している場合は、DNS サーバにドメイン名が設定されていることを確認してください。

i. root ユーザのパスワード:

j. Web コンソール パスワード 2

1.サーバ ハードウェアでは、一般的に eth0 と eth1 は最初の 2 つのネットワーク カード(NIC 1 および NIC 2)に対応付けられます。

2.デフォルト パスワードを変更して、「強力な」パスワード(8 文字以上で、大文字、小文字、数字、特殊文字からそれぞれ 2 文字以上を組み合わせる)を使用することを強く推奨します。

CAS のコンフィギュレーション ワークシート

 

表 2-3 CAS コンフィギュレーション ユーティリティ ワークシート

CAS NAC アプライアンスの場合

a. eth0(信頼)インターフェイスの IP アドレス 3

b. eth0 インターフェイスのサブネット マスク(IP ネットマスク):

c. eth0 インターフェイスのデフォルト ゲートウェイ IP アドレス:

d. eth1(非信頼)インターフェイスの IP アドレス

e. eth1 インターフェイスのサブネット マスク(IP ネットマスク):

f. eth1 インターフェイスのデフォルト ゲートウェイ IP アドレス 1

g. CAS のホスト名:

h. ネットワークの DNS の IP アドレス:

i. マスター シークレット:

j. 日付、時刻、タイムゾーン:

k. 必要な一時 SSL 証明書(あとで変更可能)を生成する場合:

CAS の FQDN または eth0 IP アドレス:
組織ユニット(Sales など)
組織名(Cisco など)
組織の場所(San Jose、CA、US など)

(注) FQDN を使用している場合は、DNS サーバにドメイン名が設定されていることを確認してください。

l. root ユーザのパスワード:

m. Web コンソール パスワード 4

3.サーバ ハードウェアでは、一般的に eth0 と eth1 は最初の 2 つのネットワーク カード(NIC 1 および NIC 2)に対応付けられます。

4.デフォルト パスワードを変更して、「強力な」パスワード(8 文字以上で、大文字、小文字、数字、特殊文字からそれぞれ 2 文字以上を組み合わせる)を使用することを強く推奨します。

CAS モードと IP アドレッシングの注意事項

 

表 2-4 CAS モードと IP アドレッシングの注意事項

CAS モード
コメント

Real-IP

CAS の信頼できるインターフェイス(eth0)と信頼できないインターフェイス(eth1)を異なるサブネット上に配置しなければなりません。

管理サブネットへのトラフィックをそれぞれの CAS の信頼インターフェイスへルーティングするために、L 3 スイッチまたはルータにスタティック ルートを追加します。

DHCP リレーを使用している場合は、DHCP サーバが管理サブネットに戻るルートを持っているかどうか確認してください。

仮想ゲートウェイ

注意: スイッチ エラーを回避するには、Web コンソールによって CAS を CAM に追加し、[Device Management] > [CCA Servers] > [Manage [CAS_IP]] > [Advanced] > [VLAN Mapping] で VLAN マッピングの適切な設定が完了するまで、仮想ゲートウェイ(IB または OOB)CAS の信頼できないインターフェイス(eth1)をスイッチに接続しないでください。詳細については、『 Cisco NAC Appliance - Clean Access Server Configuration Guide, Release 4.9 』を参照してください。

CAS および CAM は異なるサブネット(または VLAN)上に配置する必要があります。

CAS の信頼できるインターフェイス(eth0)と信頼できないインターフェイス(eth1)に、同じ IP アドレスを使用できます。(注:これは L3 SVI IP アドレスと同じです)

ブリッジド サブネットのすべてのエンド デバイスは、CAS の非信頼側に配置する必要があります。

CAS を仮想ゲートウェイ モードに設定すると、自動的に DHCP パススルーが設定されます。

管理対象サブネットは、CAS で管理されるすべてのユーザ サブネットの CAS で設定されている必要があります。管理対象サブネットを設定する場合、サブネット アドレスではなく、(CAS が使用する)そのサブネットで未使用の IP アドレスを入力していることを確認してください。

クライアントからのトラフィックは、ゲートウェイに到達する前に CAS を通過する必要があります。

CAS が OOB 仮想ゲートウェイである場合、次の点も適用されます。
CAS インターフェイスは CAM と異なるサブネット(または VLAN)に配置しなければなりません。
CAS 管理 VLAN は、ユーザ VLAN やアクセス VLAN とは異なる VLAN に配置しなければなりません。

詳細については、『 Cisco NAC Appliance - Clean Access Server Configuration Guide, Release 4.9 』の「Determining VLANs For Virtual Gateway」を参照してください。

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS のラックマウント

各 Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS はラック ハンドル セットを備えています(出荷時取り付け)。アプライアンスを 4 支柱ラックに設置する場合は、後でこれらのハンドルを使用します。4 支柱ラック仕様(内側の幅は 17.5 インチ(44.45 cm)であることが必要です)に準拠した 19 インチ(48.3 cm)装置ラックに、アプライアンスをフロント(フラッシュ)マウントまたはミッドマウントできます。アプライアンスはブラケットにマウントします。アプライアンスをラックに設置する際には、マウントのために 1 つ分の EIA 1.75 インチ(4.4 cm)垂直マウント スペースまたは 1 Rack Unit(RU; ラック ユニット)が必要です。

ここでは、次の 2 つの手順を説明します。

「4 支柱ラックへの NAC-3315 アプライアンスのマウント」

「4 支柱ラックへの NAC-3355/3395 アプライアンスのマウント」


注意 冷気が前面から入り込みアプライアンスの中を流れアプライアンスの背面から出て行くように、Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS の前部と後部にはスペースを確保する必要があります。

「ラックへの設置の安全に関する推奨事項」および次の情報は、装置ラックの構成を計画するために役立ちます。

アプライアンスを装置ラックにマウントする際には、必ずラックを床にボルトで固定してください。

複数のアプライアンスをラックに設置できるため、設置された全アプライアンスの重さでラックが不安定にならないようにしてください。


注意 ラック内の装置の重さのため、一部の装置ラックでは、天井のブラケットにも固定するようになっています。このタイプの設置を行う場合は、アプライアンスを設置するために使用するラックを建物の構造に必ず固定してください。

「通気に関する推奨事項」で説明したように、空気が適切に吸入および排出されるように、アプライアンスの前後に 6 インチ(15.2 cm)の間隔を確保してください。

アプライアンスを過密状態のラックに設置することはやめてください。ラック内の他のアプライアンスとの間で空気が循環することにより、アプライアンスを通じた正常な冷却空気の流れが妨げられ、アプライアンスの内部が過熱状態になる可能性が高まります。

アプライアンスの保守のために、ラックの前後に 24 インチ(61 cm)以上の空間を確保してください。


注意 アプライアンスが過熱状態にならないようにするため、閉鎖型ラックや、適切に換気または空気調整されていない部屋にアプライアンスを設置しないでください。

ケーブル管理については、各地の慣習に従ってください。アプライアンスに接続されたケーブルが、装置の保守やアップグレードを行うためのアクセスの妨げにならないようにしてください。


) ラック マウント ハードウェア キットには、2 支柱装置ラックは含まれていません。


4 支柱ラックへの NAC-3315 アプライアンスのマウント


警告 アプライアンスをラックに取り付け、サイド レール上で一杯に伸ばした場合、ラックが不安定になって転倒し、重大なけがを負うおそれがあります。レールを伸ばした場合や地震が発生した場合でもラックが不安定にならないようにするには、ラックを床に固定してください。


ここでは、次の内容について説明します。

「NAC-3315 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット」

「NAC-3315 のスライド レールのラックへの取り付け」

「スライド レールへの NAC-3315 アプライアンスの取り付け」

NAC-3315 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット

図 2-3 に、NAC-3315 アプライアンスを 4 支柱ラックに設置するのに必要な器具を示します。

図 2-3 NAC-3315 のスライド レール ハードウェアのリリース バー

 

 

1

ケーブル ストラップ(6)

4

M6 ネジ(6)

2

スライド レール(2)

5

輸送用ブラケット

3

レールの前面

6

レールの背面

NAC-3315 のスライド レールのラックへの取り付け

NAC-3315 アプライアンスをラックに設置するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 スライド レールの背面にあるレール調整ブラケット(図 2-4 を参照)を押して、ブラケットが動かないようにします。

ステップ 2 タブ 1 とタブ 2(図 2-4 を参照)を押してレールロック キャリアをスライド レール前部の方へスライドさせ、所定の位置にはめ込みます。

ステップ 3 タブ 1 とタブ 2 を押してレールロック キャリアをスライド レール後部の方へスライドさせ、所定の位置にはめ込みます。

図 2-4 スライド レールのラックへの取り付け

 

 

1

調整タブ 1

3

レール調整ブラケット

2

調整タブ 2

ステップ 4 スライドレールの長さを調整する必要がある場合は、リリース タブ(図 2-5 を参照)を持ち上げ、カチッとはまるまでスライド レールの背面からレール調整ブラケットを完全に伸ばします。

ステップ 5 背面レールロック キャリアのピンを、後面マウント フランジの穴に合わせます。次に、タブ(図 2-5 を参照)を押して、後部マウント フランジにスライド レール後部を固定します。


) ピンは、マウント フランジとスライド レールに完全に差し込んでください。


図 2-5 スライドレール長の調整

 

 

1

調整タブ

3

ピンがマウント フランジとスライド レールに完全に差し込まれていない

2

リリース タブ

4

ピンがマウント フランジとスライド レールに完全に差し込まれている

ステップ 6 前面レールロック キャリア上のピン(図 2-6 を参照)を、前面マウント フランジに合わせます。レール長を調整した場合は、レールロック キャリアをスライド レールの背面に向けて押し、スライド レールをマウント フランジに合わせます。次に、タブを押して、前部マウント フランジにスライド レールの前部を固定します。


) ピンは、マウント フランジとスライド レールに完全に差し込んでください。


ステップ 7 反対側のレールに対してステップ 1 6 を繰り返します。

図 2-6 スライド レールとマウント フランジの位置合わせ

 

 

1

調整タブ

4

ピンがマウント フランジとスライド レールに完全に差し込まれている

2

マウント フランジ

5

ピンがマウント フランジとスライド レールに完全に差し込まれていない

3

ピン


 

スライド レールへの NAC-3315 アプライアンスの取り付け

スライド レールに NAC-3315 アプライアンスを取り付けるには、次の手順を実行します。


ステップ 1 CAM/CAS をスライド レールの位置に合わせて、CAM/CAS をラック キャビネットに完全に押し込みます。

ステップ 2 非脱落型取り付けネジ(図 2-7 を参照)を使用して CAM/CAS を前部マウント フランジに固定します。


) 輸送用ブラケットが、ラック キャビネット内に CAM/CAS を完全に押し込むのを妨げない限り、輸送用ブラケットをスライド レールに取り付けたままにします。輸送用ブラケットを取り外す必要がある場合は、ステップ 3 を参照してください。


図 2-7 スライド レール上での NAC-3315 の位置合わせ

 

 

1

輸送用ブラケット

3

取り付けネジ

2

NAC-3315 アプライアンス

ステップ 3 輸送用ブラケット上に表示されているようにリリース タブ(図 2-8 を参照)を押して、スライド レールから輸送用ブラケットを取り外します。

ステップ 4 もう一方の輸送用ブラケットに対してステップ 3 を繰り返します。輸送用ブラケットは、将来使用するために保管しておきます。


) CAM/CAS が設置された状態でラック キャビネットを輸送する場合は、事前にスライド レールに輸送用ブラケットを再び取り付ける必要があります。輸送用ブラケットを再度取り付けるには、逆の手順を実行します。


図 2-8 輸送用ブラケットの取り外し

 

 

1

リリース タブ


 

4 支柱ラックへの NAC-3355/3395 アプライアンスのマウント


警告 アプライアンスをラックに取り付け、サイド レール上で一杯に伸ばした場合、ラックが不安定になって転倒し、重大なけがを負うおそれがあります。レールを伸ばした場合や地震が発生した場合でもラックが不安定にならないようにするには、ラックを床に固定してください。


ここでは、次の内容について説明します。

「NAC-3355/3395 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット」

「NAC-3355/3395 のスライド レールの 4 支柱ラックへの取り付け」

「スライド レールへの NAC-3355/3395 アプライアンスの取り付け」

NAC-3355/3395 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット

図 2-9 に、NAC-3355/3395 アプライアンスを 4 支柱ラックに設置するのに必要な器具を示します。

図 2-9 NAC-3355/3395 ラック取り付けキットの内容

 


図 2-9 に示す器具は、必ずしもラック取り付けキットと一緒に出荷されるとは限らず、NAC-3355/3395 の輸送用コンテナに同梱されて出荷されるものもあります。


NAC-3355/3395 のスライド レールの 4 支柱ラックへの取り付け

NAC-3355/3395 のスライド レールを装置ラックに取り付ける場合、四角穴のラックではケージ ナットの使用を、丸穴のラックではクリップ ナットの使用を、ネジ穴のラックでは固有のラック ネジの使用を推奨します。


) 輸送用コンテナに入っていたスライド レールに輸送用取り付けネジが含まれている場合は、次の手順を実行する前にそれらのネジを取り外してください。



ステップ 1 NAC-3355/3395 を設置するためにラック内で利用できるスペースを特定します。

ステップ 2 丸穴または四角穴のラックの場合は、NAC-3355/3395 を設置するラックの両側のラック ユニット スペースの中央の穴と一番下の穴にケージ ナットまたはクリップ ナットを挿入します(図 2-10 を参照)。

ステップ 3 両側の後部ラック取り付けレールの一番上の穴と一番下の穴にケージ ナットまたはクリップ ナットを挿入します(図 2-10 を参照)。

図 2-10 ケージ ナットまたはクリップ ナットの配置

 

ステップ 4 ドライバを使用して、取り付けレールの内側の選択した穴(図 2-11 を参照)にケージ ナットまたはクリップ ナット(特定のラックに応じて)を取り付けます。

図 2-11 ケージ ナットまたはクリップ ナットの取り付け

 

ステップ 5 スライド レールの後部にあるタブを使用してスライド レールの後部と 4 支柱ラックの後部の位置を合わせます。

ステップ 6 支柱 A、B、C、および D の中から、スロットに合う最適な範囲を選択します。奥行き調整ネジとナットを動かしてスライド レールの長さを調整します(図 2-12 を参照)。

ステップ 7 NAC-3355/3395 に対して希望する調整ができたら、 両方の スライド レールにネジとナットを取り付けて締めます。

図 2-12 スライド レールのセットアップ

 

ステップ 8 NAC-3355/3395 用に選択されたラック スペースの一番下の穴にネジを取り付けて、4 支柱ラックの前部にスライド レールの前部と EIA ラッチを固定します。次に、別のネジを中央の穴に取り付けて、スライド レールの前部を 4 支柱ラックに固定します(図 2-13 を参照)。


) 4 支柱ラックの取り付けレールにクリップ ナットまたはケージ ナットを取り付けた場合は、ラック取り付けキットに同梱されてきた 12-24 ネジを使用してください。


図 2-13 4 支柱ラックへのスライド レール前部の固定

 

ステップ 9 NAC-3355/3395 用に選択されたラック スペースの上側の穴と一番下の穴に 2 本のネジを使用して、4 支柱ラックの対応する後部取り付けレールにスライド レールの後部を固定します(図 2-14 を参照)。

図 2-14 4 支柱ラックへのスライド レール後部の固定

 

ステップ 10 NAC-3355/3395 用に選択されたラック スペースにもう 1 つのスライド レールを取り付けるには、ステップ 8 およびステップ 9 を繰り返します。


 

スライド レールへの NAC-3355/3395 アプライアンスの取り付け


ステップ 1 スライド レールを 4 支柱ラックから前方に、(2 度)カチッと音がするまで引き出します。

ステップ 2 NAC-3355/3395 を慎重に持ち上げてから、NAC-3355/3395 をスライド レール上で所定の位置に合わせて傾け、CAM/CAS の背面シャーシ ネイル ヘッドがスライド レール上の後部スロットとぴったり合うようにします(図 2-15 を参照)。

ステップ 3 背面シャーシ ネイル ヘッドが 2 つの後部スロットに入るように CAM/CAS を下方にゆっくり動かし、さらに他方のシャーシ ネイル ヘッドがスライド レール上の各スロットに入るまで、CAM/CAS の前面をゆっくりと下におろします。


) 前部ラッチがシャーシ ネイル ヘッド上をスライドすることを確認します。


図 2-15 スライド レール上での NAC-3355/3395 の位置合わせ

 

 

1

スライド レールを前方に引す

4

CAM/CAS を所定の位置まで降ろす

2

シャーシ ネイル ヘッド

5

前部ラッチ

3

後部スライド レール スロット

ステップ 4 スライド レール上にあるロック レバーを上に動かし、CAM/CAS をラックの奥へ、カチッと所定の位置にはまるまで押し込みます(図 2-16 を参照)。

図 2-16 ラック内への NAC-3355/3395 の押し込み

 

 

1

ロック レバー

2

CAM/CAS をラックの奥へ押す


 

Cisco NAC アプライアンスのライセンス

NAC アプライアンス システムを稼動させるには、最低 1 つの Clean Access Manager ライセンスと、1 つの Clean Access Server ライセンスが必要です。いずれのライセンスも、CAM 管理 Web コンソールからインストールします。アウトオブバンド(OOB)の配置の場合は、OOB CAS ライセンスと CAS をアウトオブバンド デバイスとして CAM に追加することにより、CAM Web コンソールの OOB 管理モジュールにアクセスできます。

システムに対応した新しいライセンスを 取得する 方法については、『 Cisco NAC Appliance Service Contract/Licensing Support』を参照してください。

初期設定が完了したあとに、システムに対応したライセンスを インストールする 方法については、「CAM ライセンスのインストール」および「ライセンスの追加」を参照してください。

Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのアップグレード


) このインストレーション ガイドでは、Cisco NAC ネットワーク モジュール(NME-NAC-K9)については説明しません。Cisco NAC ネットワーク モジュールのインストレーションおよび設定については、『Getting Started with NAC Network Modules in Cisco Access Routers』を参照してください。


Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS には事前に Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのデフォルト バージョンがロードされていますが、このバージョンは最新のリリース イメージと一致しない場合があります。必ずサポート対象の最新バージョンのシステム ソフトウェアを実行して、最新の製品拡張機能および修正を導入することを推奨します。

Cisco NAC アプライアンス リリース 4.9 をインストールできる Cisco NAC アプライアンス プラットフォームは次に限られています。

NAC-3315、NAC-3355、および NAC-3395

NAC-3310、NAC-3350、および NAC-3390

Cisco NAC ネットワーク モジュール(NME-NAC-K9)

リリース 4.9 へのアップグレード

Cisco NAC アプライアンス リリース 4.9 では、Cisco NAC アプライアンス リリース 4.8(x) および 4.7(2) で CAM/CAS アプライアンスのアップグレードを行うのと同様に、.tar.gz アップグレード プロセスを使用します。(Cisco NAC アプライアンス リリース 4.7(0) および 4.7(1) の場合は、ユーザが CD-ROM の .ISO イメージによる「in-place」アップグレードを実行する必要があります)。

リリース 4.9 にアップグレードするには、『 Release Notes for Cisco NAC Appliance, Version 4.9 』の「Upgrading」に記載されている適切なアップグレード手順に従います。


) リリース 4.9 .ISO CD-ROM はアップグレードに使用できません。.tar.gz アップグレード ファイルによるアップグレード方法を使用する必要があります。



) CAS をアップグレードする前に CAM をアップグレードしておく必要があります。そうしないと、CAS はアップグレードされているのに CAM がアップグレードされていないという状況が発生します。


Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのダウンロード

Cisco NAC アプライアンス リリース 4.9 インストール .ISO ファイルの最新のバージョンには次の方法でアクセスできます。


注意 Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのダウンロードおよびインストールを行う前に、『Release Notes for Cisco NAC Appliance, Version 4.9』を必ず参照して、拡張機能、警告、およびアップグレードが既存の構成に与える影響を確認してください。


ステップ 1 Cisco Software Download サイト( http://www.cisco.com/public/sw-center/index.shtml )にログインします。CCO 認定証の提供を求められる場合があります。

ステップ 2 [Security] > [Endpoint Security] > [Cisco Network Access Control] > [Cisco NAC Appliance] > [Cisco NAC Appliance 4.9] に移動します。

ステップ 3 最新の 4.9 .ISO イメージ(たとえば、 nac-4.9_0-K9.iso )をダウンロードし、そのイメージをブート可能ディスクとして CD-R に書き込みます。


) .ISO イメージは、10 倍速以下の速度で CD-R に書き込むことをお勧めします。速度が速いと、インストール CD が壊れたりブートできないことがあります。



 

ファームウェアのアップグレード

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS を使用するには、ベースとなるサーバ モデルに必須のシステム BIOS/ファームウェア アップグレードをすべて適用する必要があります。

NAC-3315 は IBM System x3250 M2 サーバ プラットフォームをベースにしており、NAC-3355/3395 は IBM System x3550 M2 サーバ プラットフォームをベースにしています。

NAC-3310 は HP ProLiant DL140 G3 サーバ プラットフォームをベースにしており、NAC-3350/3390 は HP ProLiant DL360 G5 サーバ プラットフォームをベースにしています。


) Cisco NAC-3310 プラットフォームの場合、詳細について『Supported Hardware and System Requirements for Cisco NAC Appliance (Cisco Clean Access)』の「DL140 G3 Required BIOS/Firmware Upgrades」も必ず参照してください。