Cisco NAC アプライアンス ハードウェア インスト レーション ガイド
設置の準備
設置の準備
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

設置の準備

安全に関する注意事項

一般的な注意事項

機器を安全に取り扱うための注意事項

電気機器の安全な取り扱い

静電放電の防止

持ち運びに関する注意事項

設置場所の準備

設置場所の計画

ラックへの設置に関する安全上の注意事項

設置場所の環境

通気に関する注意事項

温度と湿度に関する注意事項

電源に関する考慮事項

実施方法

梱包の内容

フェールオーバー バンドル

必要な装置

コンフィギュレーション ワークシート

Clean Access Manager(CAM)のコンフィギュレーション ワークシート

Clean Access Server(CAS)のコンフィギュレーション ワークシート

CAS モードと IP アドレッシングの注意事項

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS のラックマウント

4 支柱ラックへの NAC-3315 アプライアンスのマウント

NAC-3315 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット

NAC-3315 のスライド レールのラックへの取り付け

スライド レールへの NAC-3315 アプライアンスの取り付け

4 支柱ラックへの NAC-3355/3395 アプライアンスのマウント

NAC-3355/3395 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット

NAC-3355/3395 のスライド レールの 4 支柱ラックへの取り付け

スライド レールへの NAC-3355/3395 アプライアンスの取り付け

Cisco NAC アプライアンスのライセンス

Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのアップグレード

Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのダウンロード

ファームウェアのアップグレード

設置の準備

この章では、Cisco NAC アプライアンスの設置の準備手順について説明します。ご使用のハードウェアやその他に必要な装置の確認方法、4 本支柱ラックへの Cisco NAC アプライアンスの設置方法、既存の Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアおよびシャーシ ファームウェアのアップグレード方法を提供します。


) このインストレーション ガイドでは、Cisco NAC ネットワーク モジュール(NME-NAC-K9)については説明しません。Cisco NAC ネットワーク モジュールの設置と設定については、『Getting Started with Cisco NAC Network Modules in Cisco Access Routers』を参照してください。


この章は、次の内容で構成されています。

「安全に関する注意事項」

「設置場所の準備」

「Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS のラックマウント」

「Cisco NAC アプライアンスのライセンス」

「Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのアップグレード」

「ファームウェアのアップグレード」

安全に関する注意事項

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS のインストールを開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、この章の安全に関する注意事項と「Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS のラックマウント」を確認してください。

ここでは、次の内容について説明します。

「一般的な注意事項」

「機器を安全に取り扱うための注意事項」

「電気機器の安全な取り扱い」

「静電放電の防止」

「持ち運びに関する注意事項」

一般的な注意事項

アプライアンスの使用および取り扱いの際には、次の一般的な注意事項に従ってください。

保守に関する表示を順守してください。ご使用のアプライアンスの関連資料に説明がある場合を除き、いかなる場合もシスコ製品の保守を行わないでください。稲妻が中に描かれた三角形の記号が記載されたカバーを開いたり取り外したりすると、感電するおそれがあります。これらのコンパートメント内の部品の保守は、資格を持つ保守技術者が行う必要があります。

次のような場合には、コンセントから製品の電源コードを外して、部品交換するか、認定されている保守業者に連絡してください。

電源コード、延長コード、またはプラグが破損した場合。

製品の内部に物を落とした場合。

製品が水に濡れた場合。

製品を落としたり破損させた場合。

使用手順に従っているのに製品が正常に動作しない場合。

アプライアンスをラジエータや熱源の近くに置かないでください。また、通気口をふさがないでください。

アプライアンスの上に食べ物や液体をこぼさないでください。また、水気のある環境で本製品を操作しないでください。

アプライアンスの開口部に物を押し込まないでください。開口部に物を押し込むと、内部部品がショートして火災または感電を引き起こすおそれがあります。

本製品と一緒に使用する装置はシスコが許可したものでなければなりません。

カバーを取り外したり内部部品に触れる場合は、製品を事前に放置冷却してください。

適正な外部電源を使用してください。製品の運用に際しては、電気定格ラベルに記載されたタイプの電源だけを使用してください。必要な電源のタイプが不明の場合には、シスコの保守担当者または電力会社にお問い合せください。

承認された電源コードだけを使用してください。アプライアンス用の電源ケーブルまたはアプライアンス用の AC 電源オプションの電源ケーブルが付属していない場合は、該当する国で使用が承認された電源ケーブルを購入してください。電源コードは、製品と、製品の電気定格ラベルに記載された電圧および電流に適合する必要があります。電源コードの電圧および電流定格は、製品に記載された定格以上でなければなりません。

感電事故を予防するため、アプライアンスおよび電源コードは、適正にアースされたコンセントに接続してください。これらの電源コードには三つ又のプラグが備わっていて、適正なアースを確保できるようになっています。アダプタ プラグを使用したり、ケーブルからアース突起を取り除いたりしないでください。延長コードを使用する必要がある場合は、適切にアースされたプラグ付きの三線コードを使用してください。

延長コードおよび電源ストリップの定格を守ってください。延長コードまたは電源ストリップに差し込まれているすべての製品の定格アンペアの合計が、延長コードまたは電源ストリップの定格の 80% を超えないことを確認してください。

電気機器、電圧変換器、または電気機器向けに販売されているキットを製品と一緒に使用しないでください。

一時的に急激に起こる電源電圧の上昇または下降からアプライアンスを保護するには、サージ抑制装置、電力コンディショナ、または無停電電源装置(UPS)を使用してください。

ケーブルおよび電源コードの配置に注意してください。ケーブル、電源コード、およびプラグを踏んだり、これらにつまずいたりすることのないように配慮します。アプライアンスのケーブルまたは電源コードの上に物を置かないように注意してください。

電源コードまたはプラグを改造しないでください。設置場所に変更を加える場合には、資格のある電気技術者または電力会社に相談してください。電気配線に関する一般規定および地域の規定に必ず従ってください。

機器を安全に取り扱うための注意事項

次の注意事項に従って、安全を確保し、機器を保護してください。ただしこのリストには、起こりうる危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。常に注意が必要です。


警告 システムを電源に接続する前に、設置手順を読んでください。ステートメント 1004


アプライアンスの移動前に、必ずすべての電源コードおよびインターフェイス ケーブルを外します。

回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。

設置前も設置後も、アプライアンスのシャーシ付近は整頓し清潔な状態に保ってください。

工具および組立部品が通行の妨げにならないようにしてください。

危険を伴う作業は、1 人では行わないでください。

人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。

ゆとりのある服はアプライアンスのシャーシに引っ掛かるおそれがあるので着用しないでください。

目に害を及ぼすおそれのある条件下で作業する場合は、保護用眼鏡を着用してください。

電気機器の安全な取り扱い


警告 この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。
ステートメント 1017



警告 感電を避けるため、安全超低電圧(SELV)回路を電話網の電圧(TNV)回路に接続することはしないでください。LAN ポートには SELV 回路があり、WAN ポートには TNV 回路があります。いくつかの LAN ポートおよび WAN ポートでは RJ-45 コネクタを使用します。ステートメント 1021



警告 電源コードが接続されているときは、電源装置に手を触れないでください。電源スイッチを備えたシステムの場合、電源スイッチがオフになっていても、電源コードが接続されていれば、電源装置内部に入力電圧がかかっています。電源スイッチのないシステムの場合、電源コードが接続されていれば、電源装置内部に入力電圧がかかっています。ステートメント 4



警告 電源に接続されている装置を扱う場合は、事前に指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外しておいてください。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して重度のやけどを負ったり、金属類が端子に焼き付くことがあります。ステートメント 43



警告 シャーシや電源付近で作業する場合は、AC 電源装置の電源コードを取り外し、DC 電源装置の回路ブレーカーで電源を切断します。ステートメント 12



警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。ステートメント 1001



警告 この装置は、アースされていることが前提になっています。通常の使用時には必ず装置がアースされているようにしてください。ステートメント 39



警告 装置を設置または交換するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046


電気製品を取り扱うときは、次の注意事項に従ってください。

室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。そうすることで、電気事故が発生した場合、迅速に電源を切ることができます。

次の作業を行う場合は事前にすべての電源を切断してください。

電源装置またはその付近で作業する。

アプライアンスを設置または取り外す。

大部分のハードウェアのアップグレードを実行する。

故障していると思われる機器は取り付けないでください。

床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。

人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は決して行わないでください。

危険を伴う作業は、決して 1 人では行わないでください。

電気事故が発生した場合は、次の手順に従ってください。

負傷しないように注意してください。

アプライアンスの電源を切ります。

可能であれば、医療援助を求めるために誰か別の人を呼んでもらうようにしてください。それができない場合は、負傷者の状況を見きわめてから救援を要請してください。

負傷者に人工呼吸や心臓マッサージなどの治療が必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。

さらに、電源から切断されていても、電話回線またはネットワーク配線に接続されている装置を扱う場合には、次の注意事項に従ってください。

雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。

防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。

電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。

電話回線の設置または変更は、十分注意して行ってください。

静電放電の防止

Electrostatic Discharge(ESD; 静電放電)によって、機器が損傷したり、電気回路に障害が発生する可能性があります。ESD は、電子プリント基板の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。モジュールの取り外しおよび交換を行うときは、必ず ESD 防止手順に従ってください。

静電放電を受けやすいコンポーネントを輸送用ボックスから取り出すときは、アプライアンスにそのコンポーネントを取り付ける準備が整うまで、静電気防止用パッケージからコンポーネントを取り出さないでください。静電気防止用パッケージを開く直前に、身体の静電気を取り除いてください。

静電放電を受けやすいコンポーネントを輸送するときは、必ず静電気防止用容器またはパッケージに入れてください。

静電放電を受けやすいコンポーネントの取り扱いは、静電気対策を講じた場所で行うようにしてください。静電気防止用フロア パッドまたはワークベンチ パッドをできるだけ使用してください。

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS が電気的にアースに接続されていることを確認します。

静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。クリップをアプライアンスの塗装されていない金属面に接続し、不要な ESD 電圧がアースに安全に流れるようにします。静電破壊および感電を防ぐには、リスト ストラップとコードが効果的に作用する必要があります。

リスト ストラップが利用できない場合は、アプライアンスの金属部に触ってアースしてください。


注意 装置の安全性を確保するために、静電気防止用リスト ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10 M Ω でなければなりません。

持ち運びに関する注意事項

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS の重量は 9.071 kg(15 lb) ~ 14.96 kg(33 lb)であり、アプライアンスに搭載されているハードウェア オプションによって異なります。アプライアンスは、頻繁に移動されることを想定していません。アプライアンスを設置する前に、電源およびネットワーク接続に対応するために後でアプライアンスを移動しなくても済むように、設置場所の準備を適切に行っておく必要があります。

アプライアンスまたは重い物を持ち上げる際は必ず、次の注意事項に従ってください。

アプライアンスを持ち上げる前または移動する前には、必ずすべての外部ケーブルを外します。

足場がしっかりしていることを確認し、対象物の重量を両足に均等に配分します。

アプライアンスをゆっくりと持ち上げます。突然動かしたり、持ち上げるときに体をねじったりしないでください。

背筋をまっすぐ伸ばし、背中ではなく両足を使って持ち上げてください。アプライアンスを持ち上げるのにかがまなければならない場合は、背部筋肉にかかる負担を和らげるために腰ではなく膝を曲げてください。

アプライアンスは下から持ち上げます。アプライアンスの外装の下面を両手でしっかりつかんでください。

設置場所の準備

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS を設置する前に、次の準備を行うことが重要です。

1. 設置場所の準備を整え(「設置場所の計画」を参照)、設置計画または実施方法(MOP)を確認してください。

2. 開梱してアプライアンスを検査します。

3. アプライアンスの適切な設置に必要となる工具およびテスト装置を集めます。

ここでは、次の内容について説明します。

「設置場所の計画」

「梱包の内容」

「フェールオーバー バンドル」

「必要な装置」

「コンフィギュレーション ワークシート」

設置場所の計画


警告 この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。ステートメント 1017


通常、設置場所はあらかじめ準備しておく必要があります。準備の一環として、設置場所および Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS が収容される装置ラックの見取り図を入手してください。既存のアプライアンスの場所と、それらの相互接続(通信および電源など)を判別します。通気に関する注意事項(「通気に関する注意事項」を参照)に従って、適切な冷気がアプライアンスに行き渡ることを確認します。

アプライアンスの設置にかかわる要員はすべて(設置担当者、エンジニア、監督者)、お客様の承認を得るために MOP の準備に参加する必要があります。詳細については、「実施方法」を参照してください。

ここでは、アプライアンスの設置前に考慮しなければならない設置環境の要件に関する注意事項を示します。

「ラックへの設置に関する安全上の注意事項」

「設置場所の環境」

「通気に関する注意事項」

「温度と湿度に関する注意事項」

「電源に関する考慮事項」

「実施方法」

ラックへの設置に関する安全上の注意事項

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS は、装置ラック用の Electronics Industries Association(EIA)規格(EIA-310-D)に準拠した大部分の 4 支柱(telco タイプ)、19 インチ装置ラックに装着することができます。ラックには、アプライアンス取付け用のマウント フランジを備えた支柱が少なくとも 2 本なければなりません。2 本の支柱上の取り付け穴の中心線間の距離は、46.50 cm +/- 0.15 cm(18.31 インチ +/- 0.06 インチ)とする必要があります。アプライアンスに付属のラック取り付け金具は、大部分の 19 インチ装置ラックまたは telco タイプのフレームに適合します。

図 2-1 に 4 支柱(telco タイプ)装置ラックの例を示します。

図 2-1 装置ラックのタイプ

 

閉鎖型ラック(使用しないでください)

図 2-1 a に、取り付け用の 2 本の支柱が前部にある自立閉鎖型ラックを示します。このタイプの閉鎖型ラックに Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS をインストールすべきではありません。アプライアンスでは内部部品の動作温度を許容レベルに維持するために冷気の流れを妨げないようにする必要があるからです。アプライアンスを閉鎖型ラックに搭載すると(前面と背面のドアが取り外された状態であっても)、空気の流れが妨げられ、アプライアンスの近辺に熱がこもり、アプライアンスの内部が過熱状態に陥るおそれがあります。

4 支柱(開放型)ラック

図 2-1 b に、自立型の 4 支柱開放型ラックを示します。この場合は前部と後部にそれぞれ 2 本の支柱があります。このタイプのラックの支柱は多くの場合が調整可能であり、ラック前部に揃えてマウントする代わりに、ラックの奥行きに合わせてラックにマウントする装置を位置決めすることができます。

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS をラックに取り付ける前に、次の注意事項を確認してください。

ラックにアプライアンスを取り付ける際は 2 人以上で作業を行ってください。

室内の気温が 35°C(95°F)未満であることを確認します。

換気口をふさがないでください。通常は、15 cm(6 インチ)のスペースで適切な空気の流れが確保できます。

アプライアンスの設置は、ラックの底部から順に進めるよう計画してください。

ラックから一度に複数のアプライアンスを引き出さないでください。

適切にアースされたコンセントにアプライアンスを接続してください。

ラックに複数の装置を取り付ける場合はコンセントが過負荷にならないようにしてください。

ラックに取り付けられた装置に重量が 50 Kg(110 lb)を超える物を載せないでください。

設置場所の環境

正常に動作させるためには、アプライアンスの位置や装置ラックまた配線室の配置が非常に重要です。装置間の感覚が狭すぎたり、通気が不適切だったり、パネルに手が届かなかったりすると、システムの誤作動やシャットダウンの原因となり、アプライアンスのメンテナンスを困難にする可能性があります。アプライアンスの前面パネルおよび背面パネルへのアクセスについて計画を立てます。

次の注意事項に従うことにより、アプライアンスに適した動作環境を計画し、環境が原因で発生する装置の障害を防止できます。

アプライアンスが動作する室内で、十分な換気が可能であることを確認してください。電気製品は熱を発生させます。適切な換気が行われていない場合、室温が上がり、装置を正常な動作温度に冷却できなくなる可能性があります。詳細については、「通気に関する注意事項」を参照してください。

ラックの設置場所が AC 電源ケーブル、アース ケーブル、およびネットワーク ケーブルに対応できることを確認します。

設置の際はラックの周りに十分な作業スペースを確保してください。次のスペースが必要です。

アプライアンスの移動、位置合わせ、挿入のために、ラックの周囲に少なくとも 9.14 m(3 フィート)のスペース

設置後のメンテナンスを考慮してアプライアンスの前部と背部に少なくとも 61 cm(24 インチ)のスペース

2 本の支柱またはレールの間にアプライアンスを取り付けるには、使用可能な開口部(2 つのマウント フランジの内端間の幅)を少なくとも 45.0 cm(17.7 インチ) とする必要があります。


) ラックマウント キットに、2 支柱装置ラックは含まれていません。


適切なストレイン レリーフ方法を使用してケーブルと装置接続を保護してください。

ネットワーク インターフェイス ケーブル内でのノイズ干渉を防ぐために、それらのケーブルを直接、電源ケーブルと一緒にまたは交差させて配線しないでください。

機器の破損を防ぐため、「静電放電の防止」に記載されている静電放電の防止手順に必ず従ってください。静電放電は故障または間欠的な障害をもたらします。

通気に関する注意事項

装置ラック内で適切な通気を確保するために、ラックの前部と背部に少なくとも 15.24 cm(6 インチ)のスペースを確保することを推奨します。装置ラックとラック内を占有するアプライアンス内での通気が妨げられるまたは制限される場合、またはラック内に入り込む周囲の空気の温度が高すぎる場合、ラック内とラックを占有するアプライアンス内の温度が過度に上昇するおそれがあります。

また、設置場所は可能な限り清潔にしておく必要があります。埃は、アプライアンスのファンの動きを妨げて、装置ラックおよび装置ラックを占有するアプライアンス内での冷気の流れを低下させる傾向にあります。冷気の流れが低下すると、過熱状態を引き起こす危険が高くなります。

さらに、次の注意事項に従って、装置ラックの構成を計画してください。

通気の他に、メンテナンスのためにラックの周囲にスペースを確保する必要があります。

開放型のラックにアプライアンスを取り付ける場合は、ラック フレームによって前面の吸気口と背面の排気口がふさがれないように注意してください。

温度と湿度に関する注意事項

表 2-1 に、Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS に関する動作時と非動作時の設置場所の環境条件を示します。アプライアンスは、通常、次に一覧した範囲内で動作します。ただし、温度測定値が最小または最大パラメータに近い場合は、問題がある可能性があります。正常な動作を維持するには、アプライアンスを設置する前に設置場所に関する計画策定および準備を適切に実施することによって、限界値に近づく前に環境の異常を予測し調整します。

 

表 2-1 動作時および非動作時の環境仕様

仕様
最小
最大

周囲温度、動作時

10°C(50°F)

35°C(95°F)

周囲温度、非動作時および保管時

-40°C(-40°F)

70°C(158°F)

周囲湿度(結露なし)、動作時

10%

90%

周囲湿度(結露なし)、非動作時および保管時

5%

95%

振動、動作時

5 ~ 500 Hz、2.20 g RMS ランダム

--

電源に関する考慮事項

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS は、AC 入力電源のみで構成します。すべての電源接続が米国電気規約(NEC)のルールおよび規制と地域の規定に適合していることを確認します。アプライアンスへの電源接続を計画する際は、次の注意事項および推奨事項に従ってください。

設置前および設置後に定期的に設置場所の電源を調べ、安定した電力(スパイクやノイズがないこと)が供給されていることを確認します。必要に応じて、電力調整器を取り付けてください。

AC 電源装置は次の機能を備えています。

110 V または 220 V での動作の自動選択機能。

すべてのアプライアンスに対応する電気コード(電源コードの近くに、アプライアンスに対する適正な電圧、周波数、電流引き込み、および消費電力が表示されています)。


警告 この製品は設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。このため、屋内配線には必ず、米国では 120 VAC、15 A、その他の国では 240 VAC、10 A 以下のヒューズまたは回路ブレーカーを使用してください。ステートメント 13


落雷や電力サージによる被害を避けるため、ホスト装置ラックに適切なアースを取り付けます。


警告 この装置は、アースさせる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技師に確認してください。ステートメント 1024


100 ~ 240 VRMS および 50/60 Hz の範囲内の入力電圧および周波数で動作し、オペレータによる調整の必要のない AC 入力電源装置。

実施方法

前述したように、準備には設置計画の検証または MOP が含まれています。MOP(設置を進める前に対応し承認を得る必要があるタスクおよび考慮事項の設置前チェックリスト)の例を次に示します。

1. 担当者を割り当てます。

2. 担当者、装置、工具の保護要件を決定します。

3. サービスに影響を及ぼすような潜在的な危険性を評価します。

4. 設置の時間的な予定を立てます。

5. スペース要件を決定します。

6. 所要電力を決定します。

7. 必要な手順またはテストを判別します。

8. 装置の計画において、設置する各 Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS の配置の予備決定を行います。

9. このハードウェア インストレーション ガイドを読んでください。

10. 設置用の交換可能な部品のリスト(ネジ、ボルト、ワッシャなど)を確認し、該当する部品を明らかにします。

11. 必要工具のリストをチェックし、必要な工具とテスト装置が確実に利用できるようにします。詳細については、「必要な装置」を参照してください。

12. 設置作業を実行します。

梱包の内容

パッケージの内容を確認して(図 2-2)、Cisco NAC アプライアンスの設置に必要な付属品がすべて納入されているか確認してください。装置を再梱包する場合に備えて、梱包材を保管しておきます。付属品が不足していたり、損傷したりしている場合は、購入された代理店に連絡してください。Cisco NAC アプライアンスの一部のモデルには、図に示されていない追加部品が付属していることがあります。

図 2-2 発送用の箱の中身

 


) Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS には製品ソフトウェアが事前にロードされているので、梱包内容に Cisco NAC アプライアンス ソフトウェア インストール CD は含まれません。詳細については、「Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのアップグレード」を参照してください。


フェールオーバー バンドル

フェールオーバー バンドルを注文した場合は、物理 Cisco NAC アプライアンスが 2 台納入されます。このマニュアルの説明に従って各マシンで初期設定を実行する必要があります。初期設定が完了したら、CAM または CAS Web コンソールを使用してハイ アベイラビリティ(HA)を設定ます。次にアプライアンスを物理的に接続することにより HA ペアを作成します。CAM HA の設定の詳細については、最新の『 Cisco NAC Appliance - Clean Access Manager Configuration Guide, Release 4.7(1) 』の「Configuring High Availability (HA)」の章を参照し、CAS HA の設定の詳細については、最新の『 Cisco NAC Appliance - Clean Access Server Configuration Guide, Release 4.7(1) 』の「Configuring High Availability (HA)」の章を参照してください。


) シリアル ケーブルを介してハイ アベイラビリティ(フェールオーバー)ペアを接続する場合は、Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS で、シリアル ポートに対する BIOS のリダイレクションをディセーブルにする必要があります。詳細については、『Supported Hardware and System Requirements for Cisco NAC Appliance (Cisco Clean Access)』の「Disable BIOS Redirection for Serial HA (Failover) Connections」を参照してください。


必要な装置

アプライアンスで Cisco NAC アプライアンスのコンフィギュレーション ユーティリティを実行するには、ワークステーション(PC またはラップトップ)と、キーボード、モニタ、およびマウスが必要です。初期設定が完了したら、RJ-45 コネクタを備えた標準(ストレート)イーサネット カテゴリ 5 ネットワーク ケーブルで、Cisco NAC アプライアンスのインターフェイスとネットワーク(CAM の場合は eth0、CAS の場合は eth0 および eth1)を接続する必要があります。HA ペア アプライアンスを互いに接続するには、クロスオーバー RJ-45 イーサネット ケーブルが必要です。「ハードウェア プラットフォーム」に、各モデルのインターフェイスの詳細を示します。

コンフィギュレーション ワークシート

Cisco NAC アプライアンスの初期設定を実行するには、次の情報が必要です。

「Clean Access Manager(CAM)のコンフィギュレーション ワークシート」

「Clean Access Server(CAS)のコンフィギュレーション ワークシート」

「CAS モードと IP アドレッシングの注意事項」


) アプライアンスをハイ アベイラビリティ(HA)用に設定する場合は、まず各アプライアンスで初期インストールを実行し、次に CAM または CAS Web コンソールで HA を設定します。Web 設定によって HA ペア用に仮想サービス IP を作成する必要があります。


Clean Access Manager(CAM)のコンフィギュレーション ワークシート

 

表 2-2 CAM コンフィギュレーション ユーティリティ ワークシート

CAM NAC アプライアンスの場合

a. eth0(信頼できる)インターフェイスの IP アドレス 1

b. eth0 インターフェイスのサブネット マスク(IP ネットマスク):

c. eth0 インターフェイスのデフォルト ゲートウェイ IP アドレス:

d. CAM のホスト名:

e. ネットワーク上の DNS の IP アドレス:

f. マスター シークレット:

g. 日付、時刻、タイムゾーン:

h. 必要な一時 SSL 証明書(あとで変更可能)を生成する場合:

CAM の FQDN または IP アドレス:
組織ユニット(Sales など)
組織名(Cisco など)
組織の場所(San Jose、CA、US など)

(注) FQDN を使用している場合は、DNS サーバにドメイン名が設定されていることを確認します。

i. root ユーザのパスワード:

j. Web コンソール パスワード 2

1.サーバ ハードウェアでは、一般的に eth0 と eth1 は最初の 2 つのネットワーク カード(NIC 1 および NIC 2)に対応付けられます。

2.デフォルト パスワードを変更して、「強力な」パスワード(8 文字以上で、大文字、小文字、数字、特殊文字からそれぞれ 2 文字以上を組み合わせる)を使用することを強く推奨します。

Clean Access Server(CAS)のコンフィギュレーション ワークシート

 

表 2-3 CAS コンフィギュレーション ユーティリティ ワークシート

CAS NAC アプライアンスの場合

a. eth0(信頼できる)インターフェイスの IP アドレス 3

b. eth0 インターフェイスのサブネット マスク(IP ネットマスク):

c. eth0 インターフェイスのデフォルト ゲートウェイ IP アドレス:

d. eth1(信頼できない)インターフェイスの IP アドレス:

e. eth1 インターフェイスのサブネット マスク(IP ネットマスク):

f. eth1 インターフェイスのデフォルト ゲートウェイ IP アドレス 1

g. CAS のホスト名:

h. ネットワーク上の DNS の IP アドレス:

i. マスター シークレット:

j. 日付、時刻、タイムゾーン:

k. 必要な一時 SSL 証明書(あとで変更可能)を生成する場合:

CAS の FQDN または eth0 IP アドレス:
組織ユニット(Sales など)
組織名(Cisco など)
組織の場所(San Jose、CA、US など)

(注) FQDN を使用している場合は、DNS サーバにドメイン名が設定されていることを確認します。

l. root ユーザのパスワード:

m. Web コンソール パスワード 4

3.サーバ ハードウェアでは、一般的に eth0 と eth1 は最初の 2 つのネットワーク カード(NIC 1 および NIC 2)に対応付けられます。

4.デフォルト パスワードを変更して、「強力な」パスワード(8 文字以上で、大文字、小文字、数字、特殊文字からそれぞれ 2 文字以上を組み合わせる)を使用することを強く推奨します。

CAS モードと IP アドレッシングの注意事項

 

表 2-4 CAS モード:IP アドレッシングの注意事項

CAS モード
説明

Real-IP

CAS の信頼できるインターフェイス(eth0)と信頼できないインターフェイス(eth1)を異なるサブネット上に配置しなければなりません。

スタティック ルートを L3 スイッチまたはルータに追加し、管理対象サブネットのトラフィックを各 CAS の信頼できるインターフェイスにルーティングする必要があります。

DHCP リレーを使用している場合は、管理対象サブネットに戻るルートが DHCP サーバにあることを確認してください。

NAT(テストのみ)

注:NAT は実働環境への導入はサポートされていません。

CAS の信頼できるインターフェイス(eth0)と信頼できないインターフェイス(eth1)を異なるサブネット上に配置しなければなりません。

バーチャル ゲートウェイ

注意: スイッチ エラーを回避するには、Web コンソールによって CAS を CAM に追加し、[Device Management] > [CCA Servers] > [Manage [CAS_IP]] > [Advanced] > [VLAN Mapping] で VLAN マッピングの適切な設定が完了するまで、バーチャル ゲートウェイ(IB または OOB)CAS の信頼できないインターフェイス(eth1)をスイッチに接続しないでください。詳細については、『 Cisco NAC Appliance - Clean Access Server Configuration Guide, Release 4.7(1) 』を参照してください。

CAS および CAM は異なるサブネット(または VLAN)上に配置する必要があります。

CAS の信頼できるインターフェイス(eth0)と信頼できないインターフェイス(eth1)に、同じ IP アドレスを使用できます(注:これは L3 SVI IP アドレスと同じです)。

ブリッジド サブネット内のすべてのエンド デバイスは、CAS の信頼できない側に配置する必要があります。

バーチャル ゲートウェイ モードに設定すると、CAS は DHCP パススルーに自動的に設定されます。

管理対象サブネットは、CAS で管理されるすべてのユーザ サブネットの CAS で設定されている必要があります。管理対象サブネットを設定する場合、サブネット アドレスではなく、(CAS が使用する)そのサブネットで未使用の IP アドレスを入力していることを確認してください。

クライアントからのトラフィックは、ゲートウェイに到達する前に CAS を通過する必要があります。

CAS が OOB VGW である場合は、次の点も該当します。
CAS インターフェイスは、CAM とは異なるサブネット(あるいは VLAN)に配置する必要があります。
CAS 管理 VLAN は、ユーザ VLAN やアクセス VLAN とは異なる VLAN に配置しなければなりません。

詳細については、『 Cisco NAC Appliance - Clean Access Server Configuration Guide, Release 4.7(1) 』の「Determining VLANs For Virtual Gateway」を参照してください。

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS のラックマウント

各 Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS はラック ハンドル セットを備えています(出荷時取り付け)。これらのハンドルはアプライアンスを後で 4 支柱ラックに設置する際に使用します。アプライアンスは、4 支柱ラックの仕様(ラックの内部幅が 44.45 cm(17.5 インチ))に準拠した 19 インチ(48.3 cm)装置ラックに対してフロント(フラッシュ)マウントまたはミッドマウントを行うことができます。ブラケット内にアプライアンスを取り付けます。アプライアンスをラックに設置する場合は、取り付け用に 1 つの EIA 1.75 インチ(4.4 cm)垂直方向取り付け空間または 1 ラック ユニット(RU)を必要とします。

ここでは、次の 2 つの手順を説明します。

「4 支柱ラックへの NAC-3315 アプライアンスのマウント」

「4 支柱ラックへの NAC-3355/3395 アプライアンスのマウント」


注意 冷気が前面から入り込みアプライアンスの中を流れアプライアンスの背面から出て行くように、Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS の前部と後部にはスペースを確保する必要があります。

装置ラックの構成を計画する際は、「ラックへの設置に関する安全上の注意事項」と次の情報を考慮してください。

装置ラックにアプライアンスを取り付ける場合は、ラックが床にボルトで留められていることを確認します。

ラックには複数のアプライアンスを設置する場合もあるので、設置された全アプライアンスの重量によってラックが不安定にならないことを確認します。


注意 ラック内の装置の重量を考慮し、装置ラックを天井のブラケットに固定する場合もあります。この種の設置方法を使用する場合は、アプライアンスを設置するのに使用するラックが建造物に固定されていることを確認します。

「通気に関する注意事項」で説明したように、適切な吸気と排気のためにアプライアンスの前部と背部には 15.2 cm(6 インチ)のスペースを確保してください。

過密なラックにアプライアンスを設置しないでください。他のアプライアンスへの空気、または他のアプライアンスからの空気の流れは、アプライアンス内の冷気の正常な流れを妨害し、アプライアンス内が過熱状態になる可能性が高まります。

アプライアンスのメンテナンスを考慮してアプライアンスの前部と背部に少なくとも 61 cm(24 インチ)のスペースを確保してください。


注意 アプライアンスが過熱状態になるのを防止するために、閉鎖型ラックや換気または空調設備が完備されていない部屋にアプライアンスを設置しないでください。

ケーブルの管理については、地域の規定に従ってください。アプライアンスの出入力ケーブルは、装置のメンテナンスまたはアップグレードの際のアクセスを妨げないよう配線してください。


) ラックマウント ハードウェア キットに、2 支柱装置ラックは含まれていません。


4 支柱ラックへの NAC-3315 アプライアンスのマウント


警告 ラックにアプライアンスを設置する際にスライド レールに載せてアプライアンスを最後まで引き出すと、ラックが不安定になって倒れ、重大な事故を引き起こす恐れがあります。レールの引き出しによって、または地震発生時にラックが不安定になる危険性を排除するために、ラックを床に固定する必要があります。


ここでは、次の内容について説明します。

「NAC-3315 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット」

「NAC-3315 のスライド レールのラックへの取り付け」

「スライド レールへの NAC-3315 アプライアンスの取り付け」

NAC-3315 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット

図 2-3 に、NAC-3315 アプライアンスを 4 支柱ラックに設置するのに必要な器具を示します。

図 2-3 NAC-3315 のスライド レール ハードウェアのリリース バー

 

次の表で、図 2-3 のラックマウント キットの内容について説明します。

 

1

ケーブル ストラップ(6)

4

M6 ネジ(6)

2

スライド レール(2)

5

輸送用ブラケット

3

レール前部

6

レール後部

NAC-3315 のスライド レールのラックへの取り付け

NAC-3315 アプライアンスをラックに設置するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 スライド レール後部のレール調整ブラケットを押して(図 2-4 を参照)、ブラケットが動かないようにします。

ステップ 2 タブ 1 とタブ 2(図 2-4 を参照)を押してレールロック キャリアをスライド レール前部の方へスライドさせ、所定の位置にはめ込みます。

ステップ 3 タブ 1 とタブ 2 を押してレールロック キャリアをスライド レール後部の方へスライドさせ、所定の位置にはめ込みます。

図 2-4 ラックへのスライド レールの取り付け

 

次の表で、図 2-4 の各コンポーネントについて説明します。

 

1

調整タブ 1

3

レール調整ブラケット

2

調整タブ 2

ステップ 4 スライド レールの長さを調整する必要がある場合は、リリース タブ(図 2-5 を参照)を持ち上げてから、レール調整ブラケットをスライド レール後部から完全に引き出して所定の位置にはめ込みます。

ステップ 5 後部のレールロック キャリア上のピンを後部マウント フランジ上の穴の位置に合わせます。次に、タブ(図 2-5 を参照)を押して、後部マウント フランジにスライド レール後部を固定します。


) マウント フランジとスライド レールの中をピンが完全に通っていることを確認します。


図 2-5 スライドレールの長さの調整

 

次の表で、図 2-5 の各コンポーネントについて説明します。

 

1

調整タブ

3

マウント フランジとスライド レールの中をピンが完全に通っていない

2

リリース タブ

4

マウント フランジとスライド レールの中をピンが完全に通っている

ステップ 6 前部レールロック キャリアのピン(図 2-6 を参照)を前部マウント フランジの位置に合わせます。レールの長さを調整した場合は、レールロック キャリアをスライド レール後部の方へ押して戻し、スライド レールをマウント フランジの位置に合わせます。次に、タブを押して、前部マウント フランジにスライド レールの前部を固定します。


) マウント フランジとスライド レールの中をピンが完全に通っていることを確認します。


ステップ 7 他のスライド レールについても 1 から 6 までの手順を繰り返します。

図 2-6 スライド レールとマウント フランジとの位置合わせ

 

次の表で、図 2-6 の各コンポーネントについて説明します。

 

1

調整タブ

4

マウント フランジとスライド レールの中をピンが完全に通っている

2

マウント フランジ

5

マウント フランジとスライド レールの中をピンが完全に通っていない

3

ピン


 

スライド レールへの NAC-3315 アプライアンスの取り付け

スライド レールに NAC-3315 アプライアンスを取り付けるには、次の手順を実行します。


ステップ 1 CAM/CAS をスライド レールの位置に合わせて、CAM/CAS をラック キャビネットに完全に押し込みます。

ステップ 2 非脱落型取り付けネジ(図 2-7 を参照)を使用して CAM/CAS を前部マウント フランジに固定します。


) 輸送用ブラケットが、ラック キャビネット内に CAM/CAS を完全に押し込むのを妨げない限り、輸送用ブラケットをスライド レールに取り付けたままにします。輸送用ブラケットの取り外しが必要な場合は、ステップ 3を参照してください。


図 2-7 スライド レール上での NAC-3315 の位置合わせ

 

次の表で、図 2-7 の各コンポーネントについて説明します。

 

1

輸送用ブラケット

3

取り付けネジ

2

NAC-3315 アプライアンス

ステップ 3 輸送用ブラケット上に表示されているようにリリース タブ(図 2-8 を参照)を押して、スライド レールから輸送用ブラケットを取り外します。

ステップ 4 他方の輸送用ブラケットについても 3 を繰り返します。輸送用ブラケットは後で使用するため保管しておきます。


) CAM/CAS が設置された状態でラック キャビネットを輸送する場合は、事前にスライド レールに輸送用ブラケットを再び取り付ける必要があります。輸送用ブラケットを取り付けるには、取り外しと逆の手順を実行します。


図 2-8 輸送用ブラケットの取り外し

 

次の表で、図 2-8 の各コンポーネントについて説明します。

 

1

リリース タブ


 

4 支柱ラックへの NAC-3355/3395 アプライアンスのマウント


警告 ラックにアプライアンスを設置する際にスライド レールに載せてアプライアンスを最後まで引き出すと、ラックが不安定になって倒れ、重大な事故を引き起こす恐れがあります。レールの引き出しによって、または地震発生時にラックが不安定になる危険性を排除するために、ラックを床に固定する必要があります。


ここでは、次の内容について説明します。

「NAC-3355/3395 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット」

「NAC-3355/3395 のスライド レールの 4 支柱ラックへの取り付け」

「スライド レールへの NAC-3355/3395 アプライアンスの取り付け」

NAC-3355/3395 の 4 支柱ラックマウント ハードウェア キット

図 2-9 に、NAC-3355/3395 アプライアンスを 4 支柱ラックに設置するのに必要な器具を示します。

図 2-9 NAC-3355/3395 ラック取り付けキットの内容

 


図 2-9 に示す器具は、必ずしもラック取り付けキットと一緒に出荷されるとは限らず、NAC-3355/3395 の輸送用コンテナに同梱されて出荷されるものもあります。


NAC-3355/3395 のスライド レールの 4 支柱ラックへの取り付け

NAC-3355/3395 のスライド レールを装置ラックに取り付ける場合、四角穴のラックではケージ ナットの使用を、丸穴のラックではクリップ ナットの使用を、ネジ穴のラックでは固有のラック ネジの使用を推奨します。


) 輸送用コンテナに入っていたスライド レールに輸送用取り付けネジが含まれている場合は、次の手順を実行する前にそれらのネジを取り外してください。



ステップ 1 NAC-3355/3395 を設置するためにラック内で利用できるスペースを特定します。

ステップ 2 丸穴または四角穴のラックの場合は、NAC-3355/3395 を設置するラックの両側のラック ユニット スペースの中央の穴と一番下の穴にケージ ナットまたはクリップ ナットを挿入します(図 2-10 を参照)。

ステップ 3 両側の後部ラック取り付けレールの一番上の穴と一番下の穴にケージ ナットまたはクリップ ナットを挿入します(図 2-10 を参照)。

図 2-10 ケージ ナットまたはクリップ ナットの配置

 

ステップ 4 ドライバを使用して、取り付けレールの内側の選択した穴(図 2-11 を参照)にケージ ナットまたはクリップ ナット(特定のラックに応じて)を取り付けます。

図 2-11 ケージ ナットまたはクリップ ナットの取り付け

 

ステップ 5 スライド レールの後部にあるタブを使用してスライド レールの後部と 4 支柱ラックの後部の位置を合わせます。

ステップ 6 支柱 A、B、C、および D の中から、スロットに合う最適な範囲を選択します。奥行き調整ネジとナットを動かしてスライド レールの長さを調整します(図 2-12 を参照)。

ステップ 7 NAC-3355/3395 に対して希望する調整ができたら、 両方の スライド レールにネジとナットを取り付けて締めます。

図 2-12 スライド レールのセットアップ

 

ステップ 8 NAC-3355/3395 用に選択されたラック スペースの一番下の穴にネジを取り付けて、4 支柱ラックの前部にスライド レールの前部と EIA ラッチを固定します。次に、別のネジを中央の穴に取り付けて、スライド レールの前部を 4 支柱ラックに固定します(図 2-13 を参照)。


) 4 支柱ラックの取り付けレールにクリップ ナットまたはケージ ナットを取り付けた場合は、ラック取り付けキットに同梱されてきた 12-24 ネジを使用してください。


図 2-13 4 支柱ラックへのスライド レール前部の固定

 

ステップ 9 NAC-3355/3395 用に選択されたラック スペースの上側の穴と一番下の穴に 2 本のネジを使用して、4 支柱ラックの対応する後部取り付けレールにスライド レールの後部を固定します(図 2-14 を参照)。

図 2-14 4 支柱ラックへのスライド レール後部の固定

 

ステップ 10 NAC-3355/3395 用に選択されたラック スペースにもう 1 つのスライド レールを取り付けるには、ステップ 8 およびステップ 9 を繰り返します。


 

スライド レールへの NAC-3355/3395 アプライアンスの取り付け


ステップ 1 スライド レールを 4 支柱ラックから前方に、(2 度)カチッと音がするまで引き出します。

ステップ 2 NAC-3355/3395 を慎重に持ち上げてから、NAC-3355/3395 をスライド レール上で所定の位置に合わせて傾け、CAM/CAS の背面シャーシ ネイル ヘッドがスライド レール上の後部スロットとぴったり合うようにします(図 2-15 を参照)。

ステップ 3 背面シャーシ ネイル ヘッドが 2 つの後部スロットに入るように CAM/CAS を下方にゆっくり動かし、さらに他方のシャーシ ネイル ヘッドがスライド レール上の各スロットに入るまで、CAM/CAS の前面をゆっくりと下におろします。


) 前部ラッチがシャーシ ネイル ヘッド上をスライドすることを確認します。


図 2-15 スライド レール上での NAC-3355/3395 の位置合わせ

 

 

1

スライド レールを前方に引す

4

CAM/CAS を所定の位置まで降ろす

2

シャーシ ネイル ヘッド

5

前部ラッチ

3

後部スライド レール スロット

ステップ 4 スライド レール上にあるロック レバーを上に動かし、CAM/CAS をラックの奥へ、カチッと所定の位置にはまるまで押し込みます(図 2-16 を参照)。

図 2-16 ラック内への NAC-3355/3395 の押し込み

 

 

1

ロック レバー

2

CAM/CAS をラックの奥へ押す


 

Cisco NAC アプライアンスのライセンス

NAC アプライアンス システムを稼動させるには、最低 1 つの Clean Access Manager ライセンスと、1 つの Clean Access Server ライセンスが必要です。いずれのライセンスも、Clean Access Manager Web 管理コンソールからインストールします。アウトオブバンド(OOB)の配置の場合は、OOB CAS ライセンスと CAS をアウトオブバンド デバイスとして CAM に追加することにより、CAM Web コンソールの OOB 管理モジュールにアクセスできます。

システムに対応した新しいライセンスを 取得する 方法については、『 Cisco NAC Appliance Service Contract/Licensing Support』を参照してください。

初期設定が完了したあとに、システムに対応したライセンスを インストールする 方法については、「CAM ライセンスのインストール」および「ライセンスの追加」を参照してください。

Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのアップグレード

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS には事前に Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのデフォルト バージョンがロードされていますが、このバージョンは最新のリリース イメージと一致しない場合があります。必ずサポート対象の最新バージョンのシステム ソフトウェアを実行して、最新の製品拡張機能および修正を導入することを推奨します。

Cisco NAC アプライアンス リリース 4.7(x) をインストールできる Cisco NAC アプライアンス プラットフォームは次に限られています。

NAC-3315、NAC-3355、および NAC-3395(FIPS または非 FIPS リリース)

CCA-3140、NAC-3310、NAC-3350、および NAC-3390(非 FIPS のみ)


) このインストレーション ガイドでは、Cisco NAC ネットワーク モジュール(NME-NAC-K9)については説明しません。Cisco NAC ネットワーク モジュールの設置と設定については、『Getting Started with Cisco NAC Network Modules in Cisco Access Routers』を参照してください。


Cisco NAC アプライアンスをサポート対象の最新のソフトウェア バージョンにアップグレードするには、スクリプトを使用してアプライアンスをアップグレードすることも、最新の Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアの新規 CD インストールをマシン上で実行することもできます。

アプライアンスのアップグレードを行うには、Cisco Software Download サイト( http://www.cisco.com/public/sw-center/index.shtml )にログインし、リリース 4.7(x) インストール/アップグレード ファイル(たとえば、 nac-4.7_1-K9.iso )をダウンロードし、該当するアプライアンスでインストール/アップグレード プロセスを起動します。

アップグレードの手順については、『 Release Notes for Cisco NAC Appliance, Version 4.7(1) 』の「Upgrading」を参照してください。

アップグレード メカニズムにより、マシンが CAS なのか、Lite/Standard/Super CAM なのかが自動的に判別され、それに適した処理が実行されます。詳細については、「CD-ROM からの CAM ソフトウェアのインストール」「CD-ROM からの CAS ソフトウェアのインストール」を参照してください。

Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのダウンロード

Cisco NAC アプライアンス リリース 4.7(x) インストール/アップグレード .ISO ファイルの最新のバージョンには次の方法でアクセスできます。


注意 Cisco NAC アプライアンス ソフトウェアのダウンロードおよびインストールを行う前に、『Release Notes for Cisco NAC Appliance, Version 4.7(1)』を必ず参照して、拡張機能、警告、およびアップグレードが既存の構成に与える影響を確認してください。


ステップ 1 Cisco Software Download サイト( http://www.cisco.com/public/sw-center/index.shtml )にログインします。CCO 認定証の提供を求められる場合があります。

ステップ 2 [Security] > [Endpoint Security] > [Cisco Network Access Control] > [Cisco NAC Appliance] > [Cisco NAC Appliance 4.7] に移動します。

ステップ 3 最新の 4.7(x) .ISO イメージ(たとえば、 nac-4.7_1-K9.iso )をダウンロードし、そのイメージをブート可能ディスクとして CD-R に書き込みます。


) .ISO イメージは、10 倍速以下の速度で CD-R に書き込むことをお勧めします。速度が速いと、インストール CD が壊れたりブートできないことがあります。



 

ファームウェアのアップグレード

Cisco NAC アプライアンス CAM/CAS を使用するには、ベースとなるサーバ モデルに必須のシステム BIOS/ファームウェア アップグレードをすべて適用する必要があります。

NAC-3315 は IBM System x3250 M2 サーバ プラットフォームをベースにしており、NAC-3355/3395 は IBM System x3550 M2 サーバ プラットフォームをベースにしています。

NAC-3310 は HP ProLiant DL140 G3 サーバ プラットフォームをベースにしており、NAC-3350/3390 は HP ProLiant DL360 G5 サーバ プラットフォームをベースにしています。


) Cisco NAC-3310 プラットフォームの場合、詳細について『Supported Hardware and System Requirements for Cisco NAC Appliance (Cisco Clean Access)』の「DL140 G3 Required BIOS/Firmware Upgrades」も必ず参照してください。