Cisco 170 シリーズ ハードウェア インストレーション ガイド Cisco C170 電子メール セキュリティ アプライアンス、Cisco M170 コンテンツ セキュリティ管理アプライアンスおよび Cisco S170 Web セキュリティ アプライアンス用
設置の準備
設置の準備
発行日;2013/04/24 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

設置の準備

インストレーションの概要

安全に関する推奨事項

電気製品を扱う場合の注意

静電破壊の防止

静電気防止対策を施した環境での作業

一般的な設置場所の要件

設置場所の環境

問題を避けるための設置場所の構成

電源装置に関する考慮事項

機器ラックの構成

設置の準備

この章では、Cisco 170 シリーズ アプライアンスの設置またはハードウェア メンテナンスを実行する前に行う手順について説明します。内容は次のとおりです。

「インストレーションの概要」

「安全に関する推奨事項」

「一般的な設置場所の要件」

インストレーションの概要

Cisco 170 シリーズ アプライアンスの設置を準備するには、次の手順に従います。


ステップ 1 このマニュアルのタスクを行う場合は、『 Safety and Compliance Guide for the Cisco Content Security Appliances 』で説明されている安全対策を確認します。次を参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/docs/security/esa/hw/SafetyAndComplianceGuide.pdf

ステップ 2 Cisco C170 電子メール セキュリティ アプライアンス(Cisco C170)、Cisco M170 コンテンツ セキュリティ管理アプライアンス(シスコ M170)、Cisco S170 Web セキュリティ アプライアンス(シスコ S170)アプライアンスの該当するリリース ノートを読みます。

ステップ 3 アプライアンスを開梱します。アプライアンスにはアクセサリ キットが付属しています。このキットには、マニュアル CD、黄色のイーサネット ケーブル、および青色のコンソール ケーブルの PC 端末アダプタ(一部のモデルのみ)が含まれています。

ステップ 4 アプライアンスを安定した作業台に置きます。

ステップ 5 「Cisco 170 シリーズ アプライアンスのスライド レールによる設置」の説明に従い、付属のスライド レールを使用してアプライアンスをマウントします。


) オプションで、「Cisco 170 シリーズ アプライアンスのラック マウント」の情報を使用して、アプライアンスをラックにマウントすることもできます。


ステップ 6 「インターフェイス ケーブルの接続と接続確認」の情報を使用して、ネットワーク接続を確立します。

ステップ 7 設置前と設置後の作業の詳細については、次のハードウェアのクイック スタート ガイドを参照してください。

Cisco C170 Email Security Appliance Quick Start Guide 』: http://www.cisco.com/en/US/docs/security/esa/hw/C170_QSG.pdf

Cisco M170 Content Security Management Appliance Quick Start Guide 』: http://www.cisco.com/en/US/docs/security/security_management/sma/hw/quick_start/M170_QSG.pdf

Cisco S170 Web Security Appliance Quick Start Guide 』: http://www.cisco.com/en/US/docs/security/wsa/hw/S170_QSG.pdf


 

安全に関する推奨事項

次のガイドラインと後述する情報に従って安全を確保し、Cisco 170 シリーズ アプライアンスを保護してください。ガイドラインには、作業環境で生じる可能性のある危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。絶えず注意して、的確な判断を心がけてください。


「ハード ディスク ドライブの取り外しと取り付け」の説明に従った、アプライアンスのハード ディスク ドライブ(HDD)の取り外しおよび交換は、シスコの保証に影響しません。


次の安全ガイドラインに従ってください。

設置作業中および作業後は、アプライアンスの設置場所を整理し、埃のない状態に保ってください。

工具は、通行の邪魔にならない場所に保管してください。

ゆったりとした衣服やイヤリング、ブレスレット、ネックレスなどの装飾品は身につけず、アプライアンスに引っかかることがないようにしてください。

目が危険にさらされる状況で作業する場合は、保護眼鏡を着用してください。

人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。

重量が 1 人で扱える範囲を超えているものを、単独で持ち上げないでください。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「電気製品を扱う場合の注意」

「静電破壊の防止」

「静電気防止対策を施した環境での作業」

電気製品を扱う場合の注意


警告 シャーシでの作業または電源モジュールの近くでの作業の前に、AC 装置から電源コードを抜いてください。ステートメント 12


電気機器を取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。

作業を行う部屋の緊急電源遮断スイッチの場所を確認しておいてください。電気事故が発生した場合は、迅速に電源をオフにすることができます。

危険を伴う作業は、一人では行わないでください。

回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず回路を確認してください。

床が濡れていないか、アースされていない電源延長コード、すり減った電源コード、保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

電気事故が発生した場合は、次の手順に従ってください。

負傷しないように注意してください。

システムの電源を切断してください。

可能であれば、医療を受けるために別の人を呼びます。それができない場合は、負傷者の状況を見極めてから救援を要請してください。

負傷者に人工呼吸または心臓マッサージが必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。

Cisco 170 シリーズ アプライアンス製品を使用する場合は、指定された電力定格内で使用し、製品の使用説明書に従ってください。

Safety and Compliance Guide for Cisco IronPort Appliances 』に示されている地域および国別の電源仕様に従って、Cisco 170 シリーズ アプライアンスを設置してください。

AC 入力電源モジュールを搭載した Cisco 170 シリーズ アプライアンスには、アース タイプの電源コンセントに限って使用できるアース タイプのプラグが付いた 3 線コードが同梱されています。これは大変重要な安全メカニズムです。装置のアースは、地域および国内の電気規定に適合させる必要があります。

静電破壊の防止

静電放電(ESD)によって機器が損傷し、電子回路に不具合が生じる可能性があります。静電放電は、電子部品の取り扱いが不適切な場合に生じ、障害あるいは断続的障害を引き起こします。

部品の取り外しまたは交換を行うときは、必ず静電気防止手順に従ってください。アプライアンスが電気的にアースに接続されていることを確認してください。静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。クリップをアプライアンス フレームの塗装されていない表面に止めて、静電気が安全にアースに流れるようにします。静電放電による損傷とショックを防止するには、リスト ストラップとコードを効果的に作用させる必要があります。リスト ストラップがない場合は、アプライアンスの金属部分に触れて、身体から電気を逃がしてください。

安全を確保するために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10MΩである必要があります。

静電気防止対策を施した環境での作業

静電放電(ESD)によって機器が損傷し、電子回路に不具合が生じる可能性があります。静電放電は、電子部品の取り扱いが不適切な場合に生じ、障害あるいは断続的障害を引き起こします。部品の取り外しまたは交換を行うときは、常に静電気防止手順に従います。アプライアンスが電気的にアースに接続されていることを確認してください。静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。クリップをアプライアンス フレームの塗装されていない表面に止めて、不要な静電気がアースに流れるようにします。静電放電による損傷とショックを防止するには、リスト ストラップとコードを適切に作用させる必要があります。リスト ストラップがない場合は、アプライアンスの金属部分に触れて、身体から電気を逃がしてください。

一般的な設置場所の要件

この項では、Cisco 170 シリーズ システムの安全な設置と操作を行うための設置場所の必要条件について説明します。設置場所の準備を整えてから、設置を開始してください。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「設置場所の環境」

「問題を避けるための設置場所の構成」

「電源装置に関する考慮事項」

「機器ラックの構成」

設置場所の環境

アプライアンスは、卓上に置くか、ラックにマウントします。システムを正常に動作させるには、アプライアンスの位置、機器ラックまたは配線室の配置が非常に重要です。装置間の間隔が狭すぎると、換気が十分に行われず、またパネルに手が届きにくくなるため、システムの誤動作や停止の原因になります。また、不適切な配置によって、アプライアンスのメンテナンスも困難になります。

物理仕様については、「ハードウェアおよび技術仕様」を参照してください。

設置場所のレイアウトと装置の配置を検討するときは、次の項の「問題を避けるための設置場所の構成」に書かれている注意事項を念頭に置いて、装置の故障を防止し、環境が原因でシステムが停止することがないようにしてください。既存の装置で停止やエラーが頻繁に起きている場合にも、この注意事項を参考にすることにより、障害の原因を突き止め、今後問題が起きないように予防することができます。

問題を避けるための設置場所の構成

次の注意事項を考慮することで、アプライアンスに適した動作環境を確保し、環境による装置の故障を防ぐことができます。

電子機器は放熱します。空気の循環が不十分な場合、周辺の温度が上昇し、その結果、適切な動作温度まで装置を冷却できなくなることがあります。システムを使用する室内で十分に換気が行われるようにしてください。

前述した静電気防止手順に従って、装置の損傷を防いでください。静電放電による損傷によって、即時または断続的な機器障害が発生する可能性があります。

アプライアンス カバーが完全に取り付けられていることを確認してください。アプライアンスは内部を冷却用の空気が適切に流れるように設計されています。アプライアンスが開いていると、空気が漏れて、内蔵部品に冷却用の空気が行き渡らなくなったり、空気の流れが妨害されることがあります。

電源装置に関する考慮事項

Cisco 170 シリーズ ハードウェアは、AC 電源で動作し、AC 電源が失われたときにシステムの前の電源状態に復元する機能をサポートしています。システム ハードウェアと対話するときには、次のことに注意してください。

Cisco 170 シリーズ アプライアンスに電力が供給されてから、電力状態を更新し、保存するまでに 50 秒が必要です。これは、AC 電源供給後の最初の 50 秒以内に AC 電源が取り外されると、電力状態の変更が検出されないことを意味します。

Cisco 170 シリーズ アプライアンスがスタンバイ モードになってから、電力状態を更新し、保存するまでに 10 秒が必要です。これは、スタンバイ モードになってから最初の 10 秒以内に AC 電源が取り外されると、電力状態の変更(スタンバイ モードを含む)が検出されないことを意味します。

次の考慮事項を検討してください。

アプライアンスを設置する前に、設置場所の電源を調べ、「質の良い」(スパイクやノイズのない)電力が供給されているかどうかを確認してください。必要に応じて電源調整器を設置し、電源電圧で適切な電圧および電力レベルを確保してください。

設置場所で適切にアースし、雷や電力サージによる損傷を防止してください。

Cisco 170 シリーズ アプライアンスでは、ユーザは動作範囲を選択できません。アプライアンスの正確な AC 入力電源の仕様については、そのラベルを参照してください。

AC 入力電源モジュールには数種類のコードが用意されています。設置場所に適したタイプを使用してください。

できるだけ、Uninterruptible Power Source(UPS; 無停電電源)を使用してください。

また地域の仕様に従った適切な AC 電源コードを使用して、スイッチに電源を供給する必要があります。 表 2-1 では、AC 電源に使用する電源コードを示します。

 

表 2-1 AC 入力電源コードのオプション

地域
部品番号
長さ
プラグ定格
プラグ タイプ
300 W AC 電源
 
電源カプラ

北米

CAB-AC(72-0259)

8.2 フィート(2.5 m)

 

125 VAC、10 A

 

オーストラリア

CAB-ACA(72-0746-01)

8.2 フィート(2.5 m)

 

250 VAC、10 A

 

ヨーロッパ(イタリアを除く)

CAB-ACE(72-0460)

8.2 フィート(2.5 m)

 

250 VAC、10 A

 

イタリア

CAB-ACI 72-0556

8.2 フィート(2.5 m)

250 VAC、10 A

 

シンガポール

英国

 

CAB-ACU 72-0557

8.2 フィート(2.5 m)

250 VAC、10 A

 

アルゼンチン

CAB-ACR(37-0995-01)

8.2 フィート(2.5 m)

250 VAC、10 A

 

スイス

CAB-ACS(72-1483-01)

8.2 フィート(2.5 m)

250 VAC、10 A

 

日本

CAB-JPN(72-1925-01)

8.2 フィート(2.5 m)

250 VAC、10 A

 

インド

CAB-IND-10A

(37-0863-01)

8.2 フィート(2.5 m)

250 VAC、10 A

 

南アフリカ

AIR-PWR-CORD-SA

(37-0346-01)

8.2 フィート(2.5 m)

250 VAC、10 A

 

機器ラックの構成

次の参考事項を考慮することで、機器ラックを適切に構成できます。

閉鎖型ラックには、適切な通気が必要です。各アプライアンスで熱が発生するため、ラック内に装置を詰め込みすぎないように注意してください。閉鎖型ラックには、放熱口と冷気を送るファンが必要です。

オープンラックにアプライアンスをマウントする場合、ラック フレームが吸気口または排気口をふさがないようにしてください。アプライアンスをスライド板の上に置く場合には、アプライアンスをラックに完全に収めてから、アプライアンスの位置を確認してください。

閉鎖型ラックの上部に換気用ファンが付いている場合には、ラックの下段に設置した装置の熱が上昇し、上段の装置の吸気口から入り込む可能性があります。ラック下段の装置に対して、十分な換気が行われるようにしてください。

隔壁は吸気から排気を分離するときに役立ちます。また、アプライアンス内に冷気を取り込むためにも役立ちます。隔壁は、シャーシ内に冷気を行き渡らせるためにも有効です。隔壁の最適な取り付け位置は、ラック内の空気がどのように流れるかによって異なります。