Cisco NCS 5000 シリーズ ルータの L2VPN およびイーサネット サービス コンフィギュレーション ガイド、IOS XR リリース 6.0.x
ポイントツーポイント レイヤ 2 サービスの実装
ポイントツーポイント レイヤ 2 サービスの実装

ポイントツーポイント レイヤ 2 サービスの実装

この章では、 Cisco NCS 5001 および Cisco NCS 5002 ルータ でのポイントツーポイント レイヤ 2 サービスについて説明し、それを実装する設定手順についても説明します。

ポイントツーポイント レイヤ 2 サービス

ポイントツーポイント L2 接続は、カスタマーに実用的な L2 インターフェイスを提供するのに役立ちます。具体的には、カスタマー サイトのペア間の仮想回線を提供します。

Cisco NCS 5001 および Cisco NCS 5002 ルータ は、次のポイントツーポイント レイヤ 2 機能を提供します。
  • レイヤ 3(L3)パケット内への L2 プロトコル データ ユニット(PDU)のカプセル化。

  • any-to-any L2 転送のインターコネクト。

  • パケット スイッチ ネットワーク上での L2 Quality-of-Service(QoS)のエミュレーション。

  • L2 サービスの設定の簡素化。

  • 回線および接続に関するすべての情報を含む L2VPN プロセス データベースのサポート。

現在は、レイヤ 2 ローカル スイッチング(AC-AC クロスコネクト)が Cisco NCS 5001 および Cisco NCS 5002 ルータ でサポートされている唯一のスイッチング モードです。ここでは、接続回線(AC)に到達したトラフィックは、擬似回線を通過せずに別の AC に即座に送信されます。

レイヤ 2 ローカル スイッチング

ローカル スイッチング接続は、一方の接続回線(AC)から他方の接続回線に L2 データを切り替えます。つまり、同じタイプの 2 つのインターフェイス間(たとえば、イーサネットとイーサネット間)、および同じルータ上となります。ローカル スイッチング接続で設定される 2 つのポートは、その特定のローカル接続に関連する AC です。ローカル スイッチング接続の動作は、2 つのブリッジ ポートしかないブリッジ ドメインの動作と類似しており、トラフィックはローカル接続の一方のポートに入り、他方のポートから出ます。

レイヤ 2 ローカル スイッチングには次のような特性があります。

  • レイヤ 2 ローカル スイッチングは、L3 アドレスの代わりに L2 アドレスを使用します。

  • ローカル接続に関するブリッジングがないため、MAC 学習やフラッディングはありません。

  • ブリッジ ドメインのシナリオの場合とは異なり、インターフェイスの状態が DOWN の場合、ローカル接続の AC は UP 状態ではありません

  • ローカル スイッチング AC は、L2 トランク(メイン)インターフェイス、バンドル インターフェイス、EFP など、多種多様な L2 インターフェイスを使用します。

  • 同一ポートのローカル スイッチング機能を使用すると、同じインターフェイス上の 2 つの回線の間で L2 データをスイッチングできます。

[Restrictions(機能制限)]

  • 特定の物理ポート上のすべての L2 サブインターフェイスは、同じ TPID で設定する必要があります。

  • VLAN および Tag Protocol Identifier(TPID)に基づく入力パケット フィルタリングはサポートされていません。

  • 出力 TPID の書き換えはサポートされていません。

AC-AC ローカル スイッチングの設定

設定例

AC-AC ローカル スイッチングの設定には、以下が含まれます。

  • メイン インターフェイスでの L2 転送の有効化

  • L2 転送が有効なサブインターフェイスの作成、およびそれぞれに対する個別のカプセル化の指定

  • メイン インターフェイス間、およびサブインターフェイス間のローカル スイッチングの有効化

    • クロスコネクト(xconnect)グループの作成

    • ポイントツーポイント クロスコネクト(xconnect)の作成

    • ポイントツーポイント クロスコネクトへのインターフェイスの割り当て

この図に提供されたサンプルの値:

設定(Configuration)

/* L2 transport on main interfaces */
Router# configure
Router(config)# interface tenGigE 0/0/0/1 l2transport
Router(config-if-l2)# no shutdown
Router(config-if)# exit
Router(config)# interface tenGigE 0/0/0/9 l2transport
Router(config-if-l2)# no shutdown
Router(config-if-l2)# commit

/* L2 transport and encapsulation on sub-interfaces */
Router# configure
Router(config)# interface tenGigE 0/0/0/0.1 l2transport
Router(config-subif)# encapsulation dot1q 5
Router(config-subif)# exit
Router(config)# interface tenGigE 0/0/0/8.1 l2transport
Router(config-subif)# encapsulation dot1q 5
Router(config-subif)# commit

/* Local switching */
Router(config)# l2vpn
Router(config-l2vpn)# xconnect group XCON1
Router(config-l2vpn-xc)# p2p XCON1_P2P3
Router(config-l2vpn-xc-p2p)# interface TenGigE0/0/0/1
Router(config-l2vpn-xc-p2p)# interface TenGigE0/0/0/9
Router(config-l2vpn-xc-p2p)# commit
Router(config-l2vpn-xc-p2p)# exit
Router(config-l2vpn-xc)# p2p XCON1_P2P1
Router(config-l2vpn-xc-p2p)# interface TenGigE0/0/0/0.1
Router(config-l2vpn-xc-p2p)# interface TenGigE0/0/0/8.1
Router(config-l2vpn-xc-p2p)# commit

実行コンフィギュレーション

configure
 interface tenGigE 0/0/0/1 l2transport
 !
 interface tenGigE 0/0/0/9 l2transport
 !
!

interface tenGigE 0/0/0/0.1 l2transport
 encapsulation dot1q 5
 rewrite ingress tag push dot1q 20
 !
interface tenGigE 0/0/0/8.1 l2transport
  encapsulation dot1q 5
 !
!

l2vpn
 xconnect group XCON1
   p2p XCON1_P2P3
    interface TenGigE0/0/0/1
    interface TenGigE0/0/0/9
    !
   !
 !

l2vpn
 xconnect group XCON1
   p2p XCON1_P2P1
    interface TenGigE0/0/0/0.1
    interface TenGigE0/0/0/8.1
    !
   !
 !

確認

  • 設定されたクロスコネクトが動作しているかどうかを確認します

    router# show l2vpn xconnect brief
    
    Locally Switching
    
      Like-to-Like                        UP       DOWN        UNR
    
        EFP                                1          0          0
    
        Total                              1          0          0
    
    
      Total                                1          0          0
    
    Total: 1 UP, 0 DOWN, 0 UNRESOLVED
    
    
    router# show l2vpn xconnect
    
    Legend: ST = State, UP = Up, DN = Down, AD = Admin Down, UR = Unresolved,
            SB = Standby, SR = Standby Ready, (PP) = Partially Programmed
    
    XConnect                   Segment 1                       Segment 2
    Group      Name       ST   Description            ST       Description       ST
    ------------------------   -------------------------------------------------------------
    XCON1      XCON_P2P1 UP   Te0/0/0/0.1    UP  Te0/0/0/8.1    UP
    ----------------------------------------------------------------------------------------