Cisco NCS 5000 シリーズ ルータ、IOS XR リリース 6.0.x 向けインターフェイスおよびハードウェア コンポーネントのコンフィギュレーション ガイド
イーサネット インターフェイスの設定
イーサネット インターフェイスの設定

イーサネット インターフェイスの設定

このモジュールでは、イーサネット インターフェイスの設定について説明します。

10 ギガビット、40 ギガビット、100 ギガビットの分散型イーサネット アーキテクチャは、ネットワークに拡張性とパフォーマンスをもたらすとともに、サービス プロバイダーが高密度で高帯域幅のネットワーキング ソリューションを提供できるようにします。これらのソリューションは、コア ルータやエッジ ルータ、レイヤ 2 および レイヤ 3 スイッチなど、POP 内の他のシステムとルータを相互接続するように設計されています。

イーサネット インターフェイスの設定

このモジュールでは、イーサネット インターフェイスの設定について説明します。

10 ギガビット、40 ギガビット、100 ギガビットの分散型イーサネット アーキテクチャは、ネットワークに拡張性とパフォーマンスをもたらすとともに、サービス プロバイダーが高密度で高帯域幅のネットワーキング ソリューションを提供できるようにします。これらのソリューションは、コア ルータやエッジ ルータ、レイヤ 2 および レイヤ 3 スイッチなど、POP 内の他のシステムとルータを相互接続するように設計されています。

ギガビット イーサネット インターフェイスの設定

基本的なイーサネット インターフェイス設定を作成するには、次の手順を実行します。

手順の概要

    1.    show version

    2.    show interfaces [HundredGigE | TenGigEinterface-path-id

    3.    configure

    4.    interface[HundredGigE | TenGigEinterface-path-id

    5.    ipv4 addressip-address mask

    6.    flow-control{bidirectional| egress| ingress}

    7.    mtubytes

    8.    mac-addressvalue1.value2.value3

    9.    negotiation auto

    10.    no shutdown

    11.    end または commit

    12.    show interfaces [HundredGigE | TenGigE]interface-path-id


手順の詳細
    ステップ 1   show version


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router# show version
    

    (任意)現在のソフトウェア バージョンを表示します。また、ルータがモジュラ サービス カードを認識していることを確認する場合にも使用できます。

    ステップ 2   show interfaces [HundredGigE | TenGigEinterface-path-id


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router# show interface HundredGigE 0/0/1/1
    

    (任意)設定済みのインターフェイスを表示し、各インターフェイス ポートのステータスを確認します。

    このステップで使用できるインターフェイスの種類は次のとおりです。

    • HundredGigE

    • TenGigE

    ステップ 3   configure


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router# configure terminal
    

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

    ステップ 4   interface[HundredGigE | TenGigEinterface-path-id


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface HundredGigE 0/0/1/1
    

    インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、イーサネット インターフェイス名と rack/slot/module/port 表記を指定します。このステップで使用できるインターフェイスの種類は次のとおりです。

    • HundredGigE

    • TenGigE

      (注)     
      • この例は、モジュラ サービス カード スロット 1 の 8 ポート 10 ギガビット イーサネット インターフェイスです。

    ステップ 5   ipv4 addressip-address mask


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 172.18.189.38 255.255.255.224
    

    IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。

    • ip-address をインターフェイスのプライマリ IPv4 アドレスに置き換えます。

    • mask を関連付けられた IP サブネットのマスクに置き換えます。ネットワーク マスクは、次のいずれかの方法で指定できます。

    • 4 分割ドット付き 10 進表記のアドレスでネットワーク マスクを指定します。たとえば、255.0.0.0 は、値が 1 の各ビットは、対応するアドレスのビットがそのネットワーク アドレスに属することを示します。

    • ネットワーク マスクは、スラッシュ(/)と数字で示すことができます。たとえば、/8 は、マスクの最初の 8 ビットが 1 で、対応するアドレスのビットがネットワーク アドレスであることを示します。

    ステップ 6   flow-control{bidirectional| egress| ingress}


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# flow control ingress
    

    (任意)フロー制御のポーズ フレームの送信および処理をイネーブルにします。

    • egress:出力でフロー制御のポーズ フレームの送信をイネーブルにします。

    • ingress:入力で受信したポーズ フレームの処理をイネーブルにします。

    • bidirectional:出力でフロー制御のポーズ フレームの送信をイネーブルにし、入力で受信したポーズ フレームの処理をイネーブルにします。

    ステップ 7   mtubytes


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# mtu 1448
    

    (任意)インターフェイスの MTU 値を設定します。

    • 通常フレームのデフォルトは 1514 バイト、802.1Q タグ付き フレームのデフォルトは 1518 バイトです。

    • ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネットの mtu 値の範囲は 64 ~ 65535 バイトです。

    ステップ 8   mac-addressvalue1.value2.value3


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# mac address 0001.2468.ABCD
    

    (任意)[Management Ethernet] インターフェイスの MAC 層アドレスを設定します。

    • 値は、それぞれMAC アドレスの上位、中間、および下位の 2 バイト(16 進)です。各 2 バイト値の範囲は 0 ~ ffff です。

    ステップ 9   negotiation auto


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# negotiation auto
    

    (任意)ギガビット イーサネット インターフェイスのオートネゴシエーションをイネーブルにします。

    • オートネゴシエーションは接続の両エンドで明示的にイネーブルにするか、接続の両エンドで速度とデュプレックス設定を手動設定する必要があります。

    • オートネゴシエーションがイネーブルの場合、手動で設定する速度またはデュプレックス設定が優先されます。

      (注)     
      • negotiation auto コマンドは、ギガビット イーサネット インターフェイスだけで使用できます。

    ステップ 10   no shutdown


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown
    

    shutdown 設定を削除します。こうすることでインターフェイスが強制的に管理上のダウン状態になります。

    ステップ 11   end または commit

    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
    

    または

    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit
    

    設定変更を保存します。

    • end コマンドを実行すると、次に示す変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。

      
      Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
      [cancel]:
      
    • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

    • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

    • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

    • 実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。

    ステップ 12   show interfaces [HundredGigE | TenGigE]interface-path-id


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces HundredGigE 0/0/1/1
    

    (任意)ルータ上のインターフェイスに関する統計情報を表示します。


    次に、10 ギガビット イーサネットのモジュラ サービス カードのインターフェイスを設定する例を示します。

    
    RP/0/RP0/CPU0:router# configure
    RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface HundredGigE 0/0/1/1
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 172.18.189.38 255.255.255.224
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# flow-control ingress
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# mtu 1448
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# mac-address 0001.2468.ABCD
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
    Uncommitted changes found, commit them? [yes]: yes
    
    
    RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces HundredGigE 0/5/0/24
    HundredGigE0/5/0/24 is up, line protocol is up
      Interface state transitions: 1
      Hardware is HundredGigE, address is 6219.8864.e330 (bia 6219.8864.e330)
      Internet address is 3.24.1.1/24
      MTU 9216 bytes, BW 100000000 Kbit (Max: 100000000 Kbit)
         reliability 255/255, txload 3/255, rxload 3/255
      Encapsulation ARPA,
      Full-duplex, 100000Mb/s, link type is force-up
      output flow control is off, input flow control is off
      Carrier delay (up) is 10 msec
      loopback not set,
      Last link flapped 10:05:07
      ARP type ARPA, ARP timeout 04:00:00
      Last input 00:08:56, output 00:00:00
      Last clearing of "show interface" counters never
      5 minute input rate 1258567000 bits/sec, 1484160 packets/sec
      5 minute output rate 1258584000 bits/sec, 1484160 packets/sec
         228290765840 packets input, 27293508436038 bytes, 0 total input drops
         0 drops for unrecognized upper-level protocol
         Received 15 broadcast packets, 45 multicast packets
                  0 runts, 0 giants, 0 throttles, 0 parity
         0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
         212467849449 packets output, 25733664696650 bytes, 0 total output drops
         Output 23 broadcast packets, 15732 multicast packets
         39 output errors, 0 underruns, 0 applique, 0 resets
         0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
         0 carrier transitions

    L2VPN イーサネット ポートの設定

    L2VPN イーサネット ポートを設定するには、次の手順を実行します。


    (注)  


    この手順の各操作では、ポート モードで操作する L2VPN イーサネット ポートを設定します。


    ポイントツーポイントの擬似回線 xconnect を設定するには、『Implementing MPLS Layer 2 VPNs module of the L2VPN and Ethernet Services Configuration Guide』を参照してください。

    レイヤ 2 サービス ポリシー、たとえば Quality of Service(QoS)をイーサネット インターフェイスに追加するには、該当するソフトウェアのコンフィギュレーション ガイドを参照してください。

    手順の概要

      1.    configure

      2.    interface[HundredGigE| TenGigE]interface-path-id

      3.    l2transport

      4.    l2protocol cpsv {tunnel | reverse-tunnel}

      5.    l2protocol{cdp | pvst | stp | vtp}{[forward| tunnel][experimentalbits]|drop}

      6.    end または commit

      7.    show interfaces [HundredGigE |TenGigE]interface-path-id


    手順の詳細
      ステップ 1   configure


      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router# configure
      

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

      ステップ 2   interface[HundredGigE| TenGigE]interface-path-id


      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface
HundredGigE 0/0/1/0
      

      インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、イーサネット インターフェイス名と rack/slot/module/port 表記を指定します。このステップで使用できるインターフェイスの種類は次のとおりです。

      • HundredGigE

      • TenGigE

      ステップ 3   l2transport


      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# l2transport
      

      ポートでレイヤ 2 トランスポート モードをイネーブルにし、レイヤ 2 トランスポート コンフィギュレーション モードを開始します。

      ステップ 4   l2protocol cpsv {tunnel | reverse-tunnel}


      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if-l2)# l2protocol cpsv tunnel
      
      
      
      

      プロトコル CDP、PVST+、STP、VTP のイーサネット インターフェイスでのレイヤ 2 プロトコル トンネリングとプロトコル データ ユニット(PDU)フィルタリングを設定します。

      • tunnel:インターフェイスに入るときのフレームの L2PT カプセル化と、インターフェイスから出るときのフレームのカプセル化解除を指定します。

      • reverse-tunnel:インターフェイスから出るときのフレームの L2PT カプセル化と、インターフェイスに入るときのフレームのカプセル化解除を指定します。

      ステップ 5   l2protocol{cdp | pvst | stp | vtp}{[forward| tunnel][experimentalbits]|drop}


      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if-l2)# l2protocol stp tunnel
      
      
      
      

      インターフェイスで、フィルタリングするレイヤ 2 プロトコル トンネリングおよびプロトコル データ ユニット(PDU)を設定します。

      設定可能なプロトコルおよびオプションは次のとおりです。

      • cdp:Cisco Discovery Protocol(CDP)のトンネリングおよびデータ ユニットのパラメータ。

      • pvst:VLAN スパニングツリー プロトコルのトンネリングおよびデータ ユニットのパラメータを設定します。

      • stp:スパニングツリー プロトコルのトンネリングおよびデータ ユニットのパラメータ。

      • vtp:VLAN Trunk Protocol のトンネリングおよびデータ ユニットのパラメータ。

      • tunnel:(任意)指定されたプロトコルに関連付けられたパケットのトンネリングを行います。

      • experimentalbits:(任意)指定されたプロトコルの MPLS EXP ビットを変更します。

      • drop:(任意)指定されたプロトコルに関連するパケットをドロップします。

      ステップ 6   end または commit

      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if-l2)# end
      

      または

      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if-l2)# commit
      

      設定変更を保存します。

      • end コマンドを実行すると、次に示す変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。

        
        Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
        [cancel]:
        
      • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

      • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

      • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

      • 実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。

      ステップ 7   show interfaces [HundredGigE |TenGigE]interface-path-id


      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces HundredGigE 0/0/1/1
      

      (任意)ルータ上のインターフェイスに関する統計情報を表示します。


      AC のポイントツーポイント疑似回線 xconnect を設定するには、次のマニュアルを参照してください。

      • 『L2VPN and Ethernet Services Configuration Guide』

      • 『VPN and Ethernet Services Command Reference』

      次に、イーサネット インターフェイスで レイヤ 2 VPN AC を設定する例を示します。

      
      RP/0/RP0/CPU0:router# configure
      RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface HundredGigE 0/0/1/1
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# l2transport
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if-l2)# l2protocol  tunnel
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if-l2)# commit
      

      イーサネットの設定に関する情報

      イーサネットは IEEE 802.3 国際規格によって定義されています。イーサネットによって、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、または光ファイバケーブルで、最大 1024 ノードの接続が可能になります。

      ここでは、次の情報について説明します。

      ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネットのデフォルト設定値

      次の表に、10 ギガビット イーサネットまたは 100 ギガビット イーサネットのモジュラ サービス カードおよび関連付けられた PLIM でインターフェイスをイネーブルにしたときに表示される、デフォルトのインターフェイス設定パラメータを示します。


      (注)  


      インターフェイスを管理上のダウン状態にするには、shutdown コマンドを使用する必要があります。インターフェイスのデフォルトは no shutdown です。ルータにモジュラ サービス カードを初めて挿入したときに、プリコンフィギュレーションが行われていない場合、設定マネージャによって shutdown 項目が設定に追加されます。この shutdown を削除するには、no shutdown コマンドを入力します。


      表 1 100 ギガビット イーサネット モジュラ サービス カードのデフォルト設定値

      パラメータ

      設定ファイルのエントリ

      デフォルト値

      MAC accounting

      mac-accounting

      off

      フロー制御

      flow-control

      egress on
ingress off

      MTU

      mtu

      • 1514 バイト(通常のフレーム)

      • 1518 バイト(802.1Q タグ付きフレーム)

      • 1522 バイト(Q-in-Q フレーム)

      MAC address

      mac address

      ハードウェア BIA(バーンドイン アドレス)

      イーサネット インターフェイスのリンクのオートネゴシエーション

      リンクのオートネゴシエーションによって、リンク セグメントを共有するデバイスは、最高のパフォーマンス モードの相互運用で自動的に設定されます。イーサネット インターフェイスでリンクのオートネゴシエーションをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで negotiation auto コマンドを使用します。ラインカードのイーサネット インターフェイスで、リンクのオートネゴシエーションはデフォルトでディセーブルです。


      (注)  


      negotiation auto コマンドは、ギガビット イーサネット インターフェイスだけで使用できます。


      次の表に、速度モードのさまざまな組み合わせ別のシステム パフォーマンスを示します。指定されたコマンドによってこのとおりにシステムが動作するには、インターフェイス上でオートネゴシエーションが設定済みであることが条件となります。

      表 2 duplex コマンドと speed コマンドの関係

      duplex コマンド

      speed コマンド

       

      full-duplex

      no speed

      強制的に全二重モードが指定され、速度はオートネゴシエーションされます。

      full-duplex

      speed 1000

      強制的に全二重モードと 1000 Mbps が指定されます。

      full-duplex

      speed 100

      強制的に全二重モードと 100 Mbps が指定されます。

      full-duplex

      speed 10

      強制的に全二重モードと 10 Mbps が指定されます。

      half-duplex

      no speed

      強制的に半二重モードが指定され、速度はオートネゴシエーションされます。

      half-duplex

      speed 1000

      強制的に半二重モードと 1000 Mbps が指定されます。

      half-duplex

      speed 100

      強制的に半二重モードと 100 Mbps が指定されます。

      half-duplex

      speed 10

      強制的に半二重モードと 10 Mbps が指定されます。

      イーサネット MTU

      イーサネットの最大伝送単位(MTU)は、最大フレームのサイズから 4 バイトのフレーム チェック シーケンス(FCS)を引いた値です。この MTU がイーサネット ネットワークで伝送できるサイズです。パケットの宛先に到達するまでに経由する各物理ネットワークは、MTU が異なる可能性があります。

      Cisco IOS XR ソフトウェアは、次の 2 つのタイプのフレーム転送プロセスをサポートします。

      • IPV4 パケットのフラグメンテーション:このプロセスでは、ネクスト ホップの物理ネットワークの MTU 内に収まるように、必要に応じて IPv4 パケットが分割されます。


        (注)  


        IPv6 はフラグメンテーションをサポートしません。


      • MTU の検出プロセスによる最大パケット サイズの決定:このプロセスは、すべての IPV6 デバイスと発信側の IPv4 デバイスに使用できます。このプロセスでは、分割せずに送信できる IPv6 または IPv4 パケットの最大サイズを、発信側の IP デバイスが決定します。最大パケットは、IP 発信元デバイスおよび IP 宛先デバイス間にあるすべてのネットワークの中で、最小 MTU と等値です。このパス内にあるすべてのネットワークの最小 MTU よりもパケットが大きい場合、そのパケットは必要に応じて分割されます。このプロセスによって、発信側のデバイスから大きすぎる IP パケットが送信されなくなります。

      標準フレーム サイズを超えるフレームの場合、ジャンボ フレームのサポートが自動的にイネーブルになります。デフォルト値は標準フレームの場合は 1514、802.1Q タグ付きフレームの場合は 1518 です。この数値に 4 バイトの FCS は含まれません。

      イーサネット インターフェイスでのフロー制御

      10 ギガビット イーサネット インターフェイスでのフロー制御は、フロー制御ポーズ フレームを定期的に送信する処理で構成されます。この処理は、標準の管理インターフェイスで使用される通常の全二重および半二重のフロー制御とは根本的に異なります。フロー制御は、入トラフィックについてのみアクティブ化または非アクティブ化することができます。出トラフィックについては自動的に実装されます。

      802.1Q VLAN

      VLAN とは、実際は異なる LAN セグメント上のデバイスでも、同じセグメントで接続している場合と同様に通信できるように設定された、1 つまたは複数の LAN 上にあるデバイスのグループです。VLAN は、物理接続ではなく論理接続に基づいているため、ユーザ管理、ホスト管理、帯域割り当て、およびリソースの最適化がとても柔軟です。

      IEEE の 802.1Q プロトコル規格では、ブロードキャストおよびマルチキャストのトラフィックが必要以上の帯域を消費しないように、大規模なネットワークを小規模なパーツに分割することで問題に対処しています。また、内部ネットワークのセグメント間に、より高レベルのセキュリティを実現できます。

      802.1Q 仕様は、イーサネット フレームに VLAN メンバーシップ情報を挿入する標準方式を確立します。

      VRRP

      仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)によって、静的なデフォルトのルーティング環境に固有の単一障害点が除外されます。VRRP は、仮想ルータの役割を LAN 上の VPN コンセントレータの 1 つに動的に割り当てるという、選択プロトコルを規定します。仮想ルータに割り当てる IP アドレスを制御する VRRP VPN コンセントレータはマスターと呼ばれ、送信されたパケットをその IP アドレスに転送します。マスターが使用不可になると、バックアップ VPN コンセントレータがマスターの役割を引き継ぎます。

      HSRP

      Hot Standby Routing Protocol(HSRP)はシスコの独自プロトコルです。HSRP は障害の発生時にルータのバックアップを用意するルーティング プロトコルです。複数のルータが同じセグメントのイーサネット、FDDI、またはトークンリング ネットワークに接続し、LAN 上にある単一の仮想ルータにとして連携します。これらのルータは同じ IP アドレスおよび MAC アドレスを共有するため、ルータのいずれかに障害が発生した場合でも、LAN 上のホストはそのまま同じ IP アドレスおよび MAC アドレスにパケットを転送できます。ルーティングの担当デバイスの切り替えは、ユーザには検知されません。

      HSRP は、特定の状況で IP トラフィックを中断しない切り替えをサポートし、ホストからは単一のルータを使用しているように見え、使用している第 1 ホップのルータに障害が発生した場合でも接続を維持できるように設計されています。つまり、HSRP は、発信元のホストが第 1 ホップのルータの IP アドレスを動的に取得できない場合でも、第 1 ホップのルータの障害に対処できます。複数のルータが HSRP に参加し、連携して単一の仮想ルータであるように見せます。HSRP によって、確実に単一のルータが仮想ルータの代わりにパケットを転送します。エンド ホストがそのパケットを仮想ルータに転送します。

      パケットを転送するルータは、アクティブ ルータと呼ばれます。アクティブ ルータに障害が発生した場合、代わりになるスタンバイ ルータが選択されます。HSRP には、参加するルータの IP アドレスを使用して、アクティブ ルータとスタンバイ ルータを決定するメカニズムがあります。アクティブ ルータに障害が発生した場合、スタンバイ ルータが引き継ぐことができます。ホストの接続が長く切断することはありません。

      HSRP はユーザ データグラム プロトコル(UDP)上で実行され、ポート番号 1985 を使用します。ルータは、プロトコル パケットの発信元アドレスとして仮想アドレスではなく実際の IP アドレスを使用するため、HSRP ルータは相互を識別できます。

      サブインターフェイス

      Cisco IOS XR ソフトウェアでは、デフォルトでインターフェイスはメイン インターフェイスになっています。メイン インターフェイスは、VLAN トランキングのコンテキストでのトランクという単語の用法と混同しないように、トランク インターフェイスとも呼ばれます。

      3 種類のトランク インターフェイスがあります。

      • 物理

      • Bundle

      物理インターフェイスはルータがカードとその物理インターフェイスを認識する際に自動的に作成されます。ただし、バンドル インターフェイスは自動作成されません。これらはユーザに設定されたときに作成されます。

      次の設定例は、作成されるトランク インターフェイスの例です。

      • interface HundredGigabitethernet 0/5/0/0

      • interface bundle-ether 1

      サブインターフェイスとは、トランク インターフェイスの下に作成される論理インターフェイスです。

      サブインターフェイスを作成するには、最初にトランク インターフェイスを指定する必要があります。サブインターフェイスは、この下に配置されます。バンドル インターフェイスについては、バンドル インターフェイスがまだ存在していない場合は作成する必要があります。これで、その下にサブインターフェイスを作成できるようになります。

      作成するサブインターフェイスにサブインターフェイス番号を割り当てます。サブインターフェイス番号は、ゼロ以上の正の整数でなければなりません。1 つのトランク インターフェイスの下の各サブインターフェイスに一意の値が必要です。

      サブインターフェイス番号は、連続している必要はなく、数値順でなくてもかまいません。たとえば、1 つのトランク インターフェイスの下で次のサブインターフェイス番号を指定できます。

      1001、0、97、96、100000

      サブインターフェイスは、1 個のトランクの下に同じサブインターフェイス番号を設定できません。

      次の例では、スロット 5 のカードにトランク インターフェイス HundredGigE 0/5/0/0 があります。この下に、サブインターフェイス HundredGigE 0/5/0/0.0 が作成されます。

      
      RP/0/RP0/CPU0:router#  conf
      Mon Sep 21 11:12:11.722 EDT
      RP/0/RP0/CPU0:router(config)#  interface HundredGigE 0/5/0/0.0
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-subif)# encapsulation dot1q 100
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-subif)# commit
      
      RP/0/RP0/CPU0:Sep 21 11:12:34.819 : config[65794]: %MGBL-CONFIG-6-DB_COMMIT : Configuration committed by user 'root'. Use 'show configuration commit changes 1000000152' to view the changes.
      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-subif)# end
      
      RP/0/RP0/CPU0:Sep 21 11:12:35.633 : config[65794]: %MGBL-SYS-5-CONFIG_I : Configured from console by root
      RP/0/RP0/CPU0:router#
      

      show run コマンドは、トランク インターフェイスを最初に表示し、次に昇順の数値順にサブインターフェイスを表示します。

      
      RP/0/RP0/CPU0:router# show run | begin HundredGigE 0/5/0/0
      Mon Sep 21 11:15:42.654 EDT
      Building configuration...
      interface GigabitEthernet0/5/0/0
       shutdown
      !
      interface GigabitEthernet0/5/0/0.0
       encapsulation dot1q 100
      !
      interface GigabitEthernet0/5/0/1
       shutdown
      !
      

      サブインターフェイスが初めて作成されたときは、ルータはそのインターフェイスがトランク インターフェイスと交換可能であると認識します(いくつかの例外があります)。新しいサブインターフェイスの設定をさらに行った後で、show interface コマンドを実行すると、そのサブインターフェイスが一意のカウンタとともに表示されます。

      次に、トランク インターフェイス HundredGigE 0/5/0/0 を表示出力し、その後にサブインターフェイス HundredGigE 0/5/0/0.0 を表示出力する例を示します。

      
      RP/0/RP0/CPU0:router# show interface HundredGigE 0/5/0/0
      Mon Sep 21 11:12:51.068 EDT
      GigabitEthernet0/5/0/0 is administratively down, line protocol is administratively down.
        Interface state transitions: 0
        Hardware is GigabitEthernet, address is 0024.f71b.0ca8 (bia 0024.f71b.0ca8)
        Internet address is Unknown
        MTU 1514 bytes, BW 1000000 Kbit
           reliability 255/255, txload 0/255, rxload 0/255
        Encapsulation 802.1Q Virtual LAN,
        Full-duplex, 1000Mb/s, SXFD, link type is force-up
        output flow control is off, input flow control is off
        loopback not set,
        ARP type ARPA, ARP timeout 04:00:00
        Last input never, output never
        Last clearing of "show interface" counters never
        5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
        5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
           0 packets input, 0 bytes, 0 total input drops
           0 drops for unrecognized upper-level protocol
           Received 0 broadcast packets, 0 multicast packets
                    0 runts, 0 giants, 0 throttles, 0 parity
           0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
           0 packets output, 0 bytes, 0 total output drops
           Output 0 broadcast packets, 0 multicast packets
           0 output errors, 0 underruns, 0 applique, 0 resets
           0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
           0 carrier transitions
      
      
      RP/0/RP0/CPU0:router# show interface HundredGigE 0/5/0/0.0
      Mon Sep 21 11:12:55.657 EDT
      GigabitEthernet0/5/0/0.0 is administratively down, line protocol is administratively down.
        Interface state transitions: 0
        Hardware is VLAN sub-interface(s), address is 0024.f71b.0ca8
        Internet address is Unknown
        MTU 1518 bytes, BW 1000000 Kbit
           reliability 255/255, txload 0/255, rxload 0/255
        Encapsulation 802.1Q Virtual LAN, VLAN Id 100,  loopback not set,
        ARP type ARPA, ARP timeout 04:00:00
        Last input never, output never
        Last clearing of "show interface" counters never
        5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
        5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
           0 packets input, 0 bytes, 0 total input drops
           0 drops for unrecognized upper-level protocol
           Received 0 broadcast packets, 0 multicast packets
           0 packets output, 0 bytes, 0 total output drops
           Output 0 broadcast packets, 0 multicast packets
      

      この例では、2 つのインターフェイスが同時に作成されます。最初にバンドル トランク インターフェイスが作成され、その後でサブインターフェイスがトランクに追加されます。

      
      RP/0/RP0/CPU0:router# conf
      Mon Sep 21 10:57:31.736 EDT
      RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface Bundle-Ether1
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shut
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# interface bundle-Ether1.0
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-subif)# encapsulation dot1q 100
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-subif)# commit
      RP/0/RP0/CPU0:Sep 21 10:58:15.305 : config[65794]: %MGBL-CONFIG-6-DB_COMMIT : C
      onfiguration committed by user 'root'. Use 'show configuration commit changes 10
      00000149' to view the changes.
      RP/0/RP0/CPU0:router# show run | begin Bundle-Ether1
      Mon Sep 21 10:59:31.317 EDT
      Building configuration..
      interface Bundle-Ether1
      !
      interface Bundle-Ether1.0
       encapsulation dot1q 100
      !
      

      no interface コマンドを使用してサブインターフェイスを削除します。

      
      RP/0/RP0/CPU0:router#
      RP/0/RP0/CPU0:router# show run | begin HundredGigE0/5/0/0
      Mon Sep 21 11:42:27.100 EDT
      Building configuration...
      interface GigabitEthernet0/5/0/0
       negotiation auto
      !
      interface HundredGigE0/5/0/0.0
       encapsulation dot1q 100
      !
      interface HundredGigE0/5/0/1
       shutdown
      !
      RP/0/RSP0/CPU0:router# conf
      Mon Sep 21 11:42:32.374 EDT
      RP/0/RP0/CPU0:router(config)# no interface GigabitEthernet0/5/0/0.0
      RP/0/RP0/CPU0:router(config)# commit
      RP/0/RP0/CPU0:Sep 21 11:42:47.237 : config[65794]: %MGBL-CONFIG-6-DB_COMMIT : Configuration committed by user 'root'. Use 'show configuration commit changes 1000000159' to view the changes.
      RP/0/RP0/CPU0:router(config)# end
      RP/0/RP0/CPU0:Sep 21 11:42:50.278 : config[65794]: %MGBL-SYS-5-CONFIG_I : Configured from console by root
      RP/0/RP0/CPU0:router# show run | begin GigabitEthernet0/5/0/0
      Mon Sep 21 11:42:57.262 EDT
      Building configuration...
      interface HundredGigE0/5/0/0
       negotiation auto
      !
      interface HundredGigE0/5/0/1
       shutdown
      !
      

      レイヤ 2 サブインターフェイス(EFP)の拡張パフォーマンス モニタリング

      ここでは、レイヤ 2 インターフェイス カウンタの新しいサポートの概要について説明します。

      パフォーマンス統計情報収集の新しいエンティティをサポートし、次のコマンドでレイヤ 2 インターフェイス上に表示するために interface basic-counters キーワードが追加されました。

      • performance-mgmt statistics interface basic-counters

      • performance-mgmt threshold interface basic-counters

      • performance-mgmt apply statistics interface basic-counters

      • performance-mgmt apply threshold interface basic-counters

      • performance-mgmt apply monitor interface basic-counters

      • show performance-mgmt monitor interface basic-counters

      • show performance-mgmt statistics interface basic-counters

      performance-mgmt threshold interface basic-counters コマンドは、show performance-mgmt statistics interface basic-counters および show performance-mgmt monitor interface basic-counters コマンドでも表示される、レイヤ 2 統計情報の属性値をサポートします。

      属性

      説明

      InOctets

      受信したバイト(64 ビット)

      InPackets

      受信したパケット(64 ビット)

      InputQueueDrops

      入力キューのドロップ(64 ビット)

      InputTotalDrops

      インバウンドの廃棄された適正なパケット(64 ビット)

      InputTotalErrors

      インバウンドの廃棄された不正なパケット(64 ビット)

      OutOctets

      送信したバイト(64 ビット)

      OutPackets

      送信したパケット(64 ビット)

      OutputQueueDrops

      出力キューのドロップ(64 ビット)

      OutputTotalDrops

      アウトバウンドの廃棄された適正なパケット(64 ビット)

      OutputTotalErrors

      アウトバウンドの廃棄された不正なパケット(64 ビット)

      その他のパフォーマンス管理の機能拡張

      Cisco IOS XR  ソフトウェアには、次の追加のパフォーマンス管理の拡張機能が含まれています。

      • performance-mgmt statistics interface コマンドの新しい history-persistent キーワード オプションを使用して、パフォーマンス統計情報の新しいプロセスの再起動やルート プロセッサ(RP)のフェールオーバーを通してパフォーマンス管理の履歴統計情報を保持できます。

      • performance-mgmt resources dump local コマンドを使用して、ローカル ファイルにパフォーマンス管理統計情報を保存できます。

      • 一致する文字列を指定する複数の正規表現インデックスを含む正規表現グループ(performance-mgmt regular-expression コマンド)の定義で、パフォーマンス管理インスタンスをフィルタリングできます。performance-mgmt statistics interface または performance-mgmt thresholds インターフェイス コマンドで、1 つまたは複数の統計情報またはしきい値テンプレートに、定義された正規表現グループを適用します。