Cisco NCS 5000 シリーズ ルータ、IOS XR リリース 6.0.x 向けインターフェイスおよびハードウェア コンポーネントのコンフィギュレーション ガイド
管理イーサネット インターフェイスの高度な設定および変更
管理イーサネット インターフェイスの高度な設定および変更

管理イーサネット インターフェイスの高度な設定および変更

このモジュールでは、管理イーサネット インターフェイスの設定について説明します。

Telnet を使用して LAN IP アドレスを介してルータにアクセスする前に、管理イーサネット インターフェイスを設定し、Telnet サーバをイネーブルにしておく必要があります。


(注)  


物理層インターフェイス モジュール(PLIM)と管理イーサネット インターフェイス ポート間のフォワーディングは、デフォルトではディセーブルに設定されています。PLIM ポートと管理イーサネット インターフェイス ポート間での転送をイネーブルにするには、rp mgmtethernet forwarding コマンドを使用します。



(注)  


システムの管理イーサネット インターフェイスはデフォルトで表示されますが、これらのインターフェイスを使用してルータにアクセスしたり、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)、Common Object Request Broker Architecture(CORBA)、HTTP、Extensible Markup Language(XML)、TFTP、Telnet、コマンドライン インターフェイス(CLI)などのプロトコルやアプリケーションを使用したりするには、インターフェイスを設定する必要があります。


管理イーサネット インターフェイスの設定の前提条件

ここの章で説明する管理イーサネット インターフェイスの設定手順を実行する前に、次に示す作業が実施されており、条件を満たしていることを確認する必要があります。

  • 管理イーサネット インターフェイスの初期設定は実行済みです。

  • 汎用インターフェイス名の仕様である rack/slot/module/port の適用方法を理解しています。


(注)  


トランスペアレント スイッチオーバーの場合、アクティブおよびスタンバイの管理イーサネット インターフェイスが両方とも、物理的に同じ LAN またはスイッチに接続されている必要があります。


高度な管理イーサネット インターフェイス設定の実行

この項では、次の手順について説明します。

管理イーサネット インターフェイスの設定

管理イーサネット インターフェイスを設定するには、次の作業を行います。この手順では、管理イーサネット インターフェイスに必要な最小限の設定について説明します。

MTU は、管理イーサネット インターフェイスに設定できません。デフォルト値は 1514 バイトです。

手順の概要

    1.    configure

    2.    interface MgmtEthinterface-path-id

    3.    ipv4 addressip-address mask

    4.    mtubytes

    5.    no shutdown

    6.    end または commit

    7.    show interfaces MgmtEth interface-path-id


手順の詳細
    ステップ 1   configure


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router# configure
    

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

    ステップ 2   interface MgmtEthinterface-path-id


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface MgmtEth 0/RP0/CPU0/0
    

    インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、イーサネット インターフェイス名と rack/slot/module/port 表記を指定します。

    この例では、スロット 0 に装着された RSP カードのポート 0 を示しています。

    ステップ 3   ipv4 addressip-address mask


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 1.76.18.150/16 255.255.0.0
    

    IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。

    • ip-address をインターフェイスのプライマリ IPv4 アドレスに置き換えます。

    • mask を関連付けられた IP サブネットのマスクに置き換えます。ネットワーク マスクは、次のいずれかの方法で指定できます。

    • 4 分割ドット付き 10 進表記のアドレスでネットワーク マスクを指定します。たとえば、255.0.0.0 は、値が 1 の各ビットは、対応するアドレスのビットがそのネットワーク アドレスに属することを示します。

    • ネットワーク マスクは、スラッシュ(/)と数字で示すことができます。たとえば、/8 は、マスクの最初の 8 ビットが 1 で、対応するアドレスのビットがネットワーク アドレスであることを示します。

    ステップ 4   mtubytes


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if# mtu 1488
    

    (任意)インターフェイスの最大伝送単位(MTU)バイト値を設定します。デフォルト値は 1514 です。

    • デフォルトは 1514 バイトです。

    • 管理イーサネット インターフェイス インターフェイスの mtu 値は 64 ~ 1514 バイトの範囲です。

    ステップ 5   no shutdown


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown
    

    shutdown 設定を削除します。その結果、インターフェイスに強制されていた管理上のダウン状態が解除され、アップ状態またはダウン状態に移行できるようになります。

    ステップ 6   end または commit

    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
    

    または

    
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit
    

    設定変更を保存します。

    • end コマンドを実行すると、次に示す変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。

      
      Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
      [cancel]:
      
    • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

    • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

    • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

    • 実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。

    ステップ 7   show interfaces MgmtEth interface-path-id


    例:
    
    RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces MgmtEth 0/RP0/CPU0/0
    

    (任意)ルータ上のインターフェイスに関する統計情報を表示します。


    次に、RP での管理イーサネット インターフェイスの高度な設定とその確認を行う例を示します。

    
    RP/0/RP0/CPU0:router# configure
    RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface MgmtEth 0/RP0/CPU0/0
    RP/0/RP0/CPU0:router(config)# ipv4 address 1.76.18.150/16 255.255.0.0
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# speed 100
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# duplex full
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit
    RP/0/RP0/CPU0:router:Mar 26 01:09:28.685 :ifmgr[190]:%LINK-3-UPDOWN :Interface MgmtEth0/RP0/CPU0/0, changed state to Up
    RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
    
    RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces MgmtEth 0/RP0/CPU0/0
    
    MgmtEth0/RP0/CPU0/0 is up, line protocol is up
      Interface state transitions: 3
      Hardware is Management Ethernet, address is 1005.cad8.4354 (bia 1005.cad8.4354)
      Internet address is 1.76.18.150/16
      MTU 1488 bytes, BW 1000000 Kbit (Max: 1000000 Kbit)
         reliability 255/255, txload 0/255, rxload 0/255
      Encapsulation ARPA,
      Full-duplex, 1000Mb/s, 1000BASE-T, link type is autonegotiation
      loopback not set,
      Last link flapped 00:00:59
      ARP type ARPA, ARP timeout 04:00:00
      Last input 00:00:00, output 00:00:02
      Last clearing of "show interface" counters never
      5 minute input rate 4000 bits/sec, 3 packets/sec
      5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
         21826 packets input, 4987886 bytes, 0 total input drops
         0 drops for unrecognized upper-level protocol
         Received 12450 broadcast packets, 8800 multicast packets
                  0 runts, 0 giants, 0 throttles, 0 parity
         0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
         1192 packets output, 217483 bytes, 0 total output drops
         Output 0 broadcast packets, 0 multicast packets
         0 output errors, 0 underruns, 0 applique, 0 resets
         0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
         3 carrier transitions
    
    RP/0/RP0/CPU0:router# show running-config interface MgmtEth 0/RP0/CPU0/0
    
    interface MgmtEth0/RP0/CPU0/0
     mtu 1488
     ipv4 address 1.76.18.150 255.255.0.0
     ipv6 address 2002::14c:125a/128
     ipv6 enable
    !
    

    管理イーサネット インターフェイスのデュプレックス モードの設定

    RP に対応した管理イーサネット インターフェイスのデュプレックス モードを設定するには、次の作業を行います。

    手順の概要

      1.    configure

      2.    interface MgmtEthinterface-path-id

      3.    duplex[full | half]

      4.    end または commit


    手順の詳細
      ステップ 1   configure


      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router# configure
      

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

      ステップ 2   interface MgmtEthinterface-path-id


      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface MgmtEth 0/RP0/CPU0/0
      

      インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、管理イーサネット インターフェイスの名前とインスタンスを指定します。

      ステップ 3   duplex[full | half]


      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# duplex full
      

      インターフェイスのデュプレックス モードを設定します。有効なオプションは full または half です。

      (注)     
      • システムをオートネゴシエーションされたデュプレックス操作に戻すには、no duplex コマンドを使用します。

      ステップ 4   end または commit

      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
      

      または

      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit
      

      設定変更を保存します。

      • end コマンドを実行すると、次に示す変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。

        
        Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
        [cancel]:
        
      • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

      • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

      • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

      • 実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。


      管理イーサネット インターフェイスの速度の設定

      RP に対応した管理イーサネット インターフェイスの速度を設定するには、次の作業を行います。

      手順の概要

        1.    configure

        2.    interface MgmtEthinterface-path-id

        3.    speed {10 | 100 | }

        4.    end または commit


      手順の詳細
        ステップ 1   configure


        例:
        
        RP/0/RP0/CPU0:router# configure
        

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

        ステップ 2   interface MgmtEthinterface-path-id


        例:
        
        RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface MgmtEth 0/RP0/CPU0/0
        

        インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、管理イーサネット インターフェイスの名前とインスタンスを指定します。

        ステップ 3   speed {10 | 100 | }


        例:
        
        RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# speed 100
        

        インターフェイス速度 speed パラメータを設定します。

        有効なオプションは、10 Mbps または 100 Mbps です。

        (注)     
        • デフォルトの管理イーサネット インターフェイス速度はオートネゴシエーションされます。

        • システムをオートネゴシエーションされたデフォルトの速度に戻すには、no speed コマンドを使用します。

        ステップ 4   end または commit

        例:
        
        RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
        

        または

        
        RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit
        

        設定変更を保存します。

        • end コマンドを実行すると、次に示す変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。

          
          Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
          [cancel]:
          
        • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

        • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

        • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

        • 実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。


        管理イーサネット インターフェイスの MAC アドレスの変更

        RP に対応した管理イーサネット インターフェイスの MAC 層アドレスを設定するには、次の作業を行います。

        手順の概要

          1.    configure

          2.    interface MgmtEthinterface-path-id

          3.    mac-addressaddress

          4.    end または commit


        手順の詳細
          ステップ 1   configure


          例:
          
          RP/0/RP0/CPU0:router# configure
          

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

          ステップ 2   interface MgmtEthinterface-path-id


          例:
          
          RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface MgmtEth 0/RP0/CPU0/0
          

          インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、管理イーサネット インターフェイスの名前とインスタンスを指定します。

          ステップ 3   mac-addressaddress


          例:
          
          RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# mac-address 0001.2468.ABCD
          

          管理イーサネット インターフェイスのMAC 層アドレスを設定します。

          (注)     
          • デバイスをデフォルトの MAC アドレスに戻すには、no mac-address コマンドを使用します。

          ステップ 4   end または commit

          例:
          
          RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
          

          または

          
          RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit
          

          設定変更を保存します。

          • end コマンドを実行すると、次に示す変更のコミットを求めるプロンプトが表示されます。

            
            Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
            [cancel]:
            
          • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

          • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

          • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

          • 実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。


          管理イーサネット インターフェイス設定の確認

          管理イーサネット インターフェイスの設定変更を確認するには、次の作業を行います。

          手順の概要

            1.    show interfaces MgmtEthinterface-path-id

            2.    show running-config interface MgmtEthinterface-path-id


          手順の詳細
            ステップ 1   show interfaces MgmtEthinterface-path-id


            例:
            
            RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces MgmtEth 0/RP0/CPU0/0
            

            管理イーサネット インターフェイス設定を表示します。

            ステップ 2   show running-config interface MgmtEthinterface-path-id


            例:
            RP/0/RP0/CPU0:router# show running-config interface MgmtEth 0/RP0/CPU0/0
            

            実行コンフィギュレーションを表示します。


            管理イーサネット インターフェイスの設定に関する情報

            管理イーサネット インターフェイスを設定するには、次の概念について理解している必要があります。

            デフォルト インターフェイス設定

            次の表に、デフォルトの管理イーサネット インターフェイス設定を示します。これらの設定は、手動設定により変更できます。デフォルト設定は、show running-config コマンド出力には表示されません。

            表 1 管理イーサネット インターフェイスのデフォルト設定

            パラメータ

            デフォルト値

            設定ファイルのエントリ

            速度(Mbps 単位)

            速度はオートネゴシエーションされます。

            speed [10 | 100 | 1000]

            システムをオートネゴシエーションされた速度に戻すには、no speed [10 | 100 | 1000] コマンドを使用します。

            デュプレックス モード

            デュプレックス モードはオートネゴシエーションされます。

            duplex {full | half}

            システムをオートネゴシエーションされたデュプレックス操作に戻すには、必要に応じて no duplex {full | half} コマンドを使用します。

            MAC address

            MAC アドレスは、ハードウェアに組み込みのアドレス(BIA)から読み取られます。

            mac-address address

            デバイスをデフォルトの MAC アドレスに戻すには、no mac-address コマンドを使用します。