Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ SIP/SPA ハードウェア インストレーション ガイド
Shared Port Adapter(SPA)の取り付 けおよび取り外し
Shared Port Adapter(SPA)の取り付けおよび取り外し
発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

Shared Port Adapter(SPA)の取り付けおよび取り外し

SPA の取り扱い

SPA の取り付けと取り外し

SIP への SPA の取り付け

SIP からの SPA の取り外し

活性挿抜

光ファイバ デバイスの保守

光デバイスのクリーニング

取り付けの確認

取り付けの確認

show コマンドによる SIP および SPA ステータスの確認

show コマンドによる SPA 情報の表示

SPA ブランク フィラー プレート

SPA ケーブル管理ブラケット

Shared Port Adapter(SPA)の取り付けおよび取り外し

この章では、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ に対する SPA の取り付け手順または取り外し手順について説明します。この章の内容は次のとおりです。

「SPA の取り扱い」

「SPA の取り付けと取り外し」

「活性挿抜」

「光ファイバ デバイスの保守」

「取り付けの確認」

「SPA ブランク フィラー プレート」

「SPA ケーブル管理ブラケット」

SPA の取り扱い

各 SPA 基板は金属製フレームに固定されていますが、ESD(静電気放電)によって容易に損傷を受けます。ESD 防止策については、「静電破壊の防止」 を参照してください。

取り付けの前に 第 4 章「SIP または SPA の取り付けの準備」 を読み、取り付けに必要な部品と工具の一覧を確認してください。


注意 SPA を扱う際は必ずフレームの端とハンドルを持ち、SPA コンポーネントまたはコネクタ ピンには決して手を触れないようにしてください (図6-1 を参照)。

未使用のサブスロットがある場合は、必ず SPA ブランク フィラー プレートを取り付けて空のサブスロットを塞いでください。これにより、ルータまたはスイッチが EMI(電磁波干渉)防止基準を満たすことができ、SPA 間に適度な通気が保たれます。未使用のサブスロットに SPA を取り付ける場合は、まず SPA ブランク フィラー プレートを取り外す必要があります。

図6-1 SPA の取り扱い

 

SPA の取り付けと取り外し

ここでは、SIP 内での SPA の取り外し手順および取り付け手順について説明します。


注意 以下の作業を実行する際は、SPA の ESD 破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。一部のプラットフォームは、リスト ストラップを取り付けるための ESD コネクタを備えています。感電する危険があるので、手や金属工具がミッドプレーンまたはバックプレーンに直接触れないようにしてください。

ESD の詳細については、「静電破壊の防止」 を参照してください。

図6-2 に、SIP での SPA の取り付けおよび取り外し方法を示します。

図6-2 SPA の取り付けと取り外し

 

SIP への SPA の取り付け

SIP 内に SPA を取り付けるには、図6-2 を参照して、次の手順に従います。


ステップ 1 SIP に SPA を挿入するには、SIP 内で、SPA を適切に固定するためのガイド レールの位置を確認します。ガイド レールは、SPA スロットの上部左右の、1 インチ(2.54 cm)ほど奥にあります。

ステップ 2 SPA を慎重に SIP の奥まで差し入れ、SPA インターフェイス コネクタ内に SPA をしっかりと装着します。完全に装着されると、SPA は SIP の前面プレートよりやや後方に設置されます。

ステップ 3 SPA を正しく装着したら、非脱落型ネジで SPA を SPA のどちらかの位置に固定します。


 

SIP からの SPA の取り外し

SIP から SPA を取り外すには、図6-2 を参照して、次の手順に従います。


ステップ 1 SPA に接続されているケーブルがあれば、すべて取り外します。

ステップ 2 SPA を SIP から取り外すには、SPA の非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 3 SPA のハンドルを持ち、SIP から SPA を引き出します。


 

活性挿抜

Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ SIP と SPA では、活性挿抜(OIR)をサポートしています。SPA は、SIP に対して個別に取り付けまたは取り外しができます。SPA が取り付けられた状態の SIP の活性挿抜もサポートされます。

活性挿抜の実行方法の詳細については、「SIP の活性挿抜の準備」を参照してください。

光ファイバ デバイスの保守

ファイバの接続部分が汚れていると、コンポーネントの障害、またはシステム全体の障害につながる可能性があります。コアが微粒子によって部分的または全体的に覆われてしまうと、強い後方反射が生じ、この結果レーザー システムが不安定になる場合があります。光ファイバ接続を行う前には、検査、クリーニング、および再検査の実行が重要となります。

光デバイスのクリーニング

光デバイスのクリーニングの詳細については、『 Inspection and Cleaning Procedures for Fiber-Optic Connections 』および『 Compressed Air Cleaning Issues for Fiber-Optic Connections 』を参照してください。

取り付けの確認

ここでは、SIP および SPA の取り付けを確認するための手順について説明します。具体的な内容は次のとおりです。

「取り付けの確認」

「show コマンドによる SIP および SPA ステータスの確認」

「show コマンドによる SPA 情報の表示」

取り付けの確認

ここでは、SIP LED と SPA LED の状態、およびコンソール端末に表示される情報を調べることで、SIP および SPA の取り付けを確認する方法について説明します。

システムによってすべてのインターフェイスが再初期化されると、SIP のステータス LED、および SPA のステータス LED はいずれもグリーン(オン)に点灯します。ポートのLED(C/A、A/L)は、接続と設定の状態に応じてグリーン(オン)に点灯します。コンソール画面には、再初期化中に各インターフェイスが検出されるたび、これを示すメッセージが表示されます。

SIP および SPA が正しく取り付けられているかどうかを確認するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 システムによって各インターフェイスが再初期化される間、コンソールの表示メッセージを見て、SIP がシステムによって検出されることを確認してください。この流れは次のとおりです。

新しい SPA をシステムに挿入すると、対応するインターフェイスでデフォルトの設定が使用されます。

SIP が初期化されると、ステータス LED は最初はオレンジに点灯します。これは、電源はオンであっても、SIP が設定の途中であることを示します。SIP がアクティブになると、ステータス LED はグリーンに点灯します。

SIP の初期化が完了すると、SPA も SIP と同じ動作を行います。SPA のステータス LED は最初はオレンジに点灯し、SPA がアクティブになるとグリーンに変わります。

SIP と SPA のステータス LED がいずれもグリーンになると、関連するすべてのインターフェイスが設定可能な状態となります。


) 設定の方法については、『Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ SIP/SPA ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド』を参照してください。


SIP または SPA を同じタイプのモジュールに交換した場合は(OIR またはハードウェアの交換)、SIP または SPA がアクティブになった時点で、以前の設定が引き継がれます。

以前同じスロットまたはサブスロット内に SIP または SPA が取り付けられていなかった場合は、関連するすべてのインターフェイスの設定は空白となります。


) 新規インターフェイスは、設定が済むまでは使用できません。


ステップ 2 3 分以内に SIP および SPA がアクティブにならない場合は、次の手順でシステム コンソール メッセージを確認してください。

SIP または SPA が Field Programmable Device(FPD)アップグレードを実行中の場合は、FPD プロセスが開始されたことを示すコンソール メッセージが表示されます。アップグレード プロセスには数分間かかる場合があります。FPD プロセスの情報を参照するには、 show upgrade fpd progress コマンドを使用します。SIP または SPA は FPD アップグレードが完了すると、自動的にリブートされます。ステップ 1 に戻ってください。

FPD アップグレードが実行中であることを示すメッセージが表示されない場合は、 第 7 章「取り付けに関するトラブルシューティング」 を参照してください。


 

show コマンドによる SIP および SPA ステータスの確認

次の手順では show コマンドを使用して、新規 SPA の設定が完了し、正しく動作しているかどうかを確認します。


ステップ 1 システム設定を表示するには、 show running-config コマンドを使用します。設定に、新規 SPA インターフェイスが含まれていることを確認してください。

ステップ 2 現在のすべての SPA、および各 SPA のステータス概要を表示するには、 show hw-module subslot all oir コマンドを使用します。

ステップ 3 取り付けられている SIP についての情報を表示するには、 show diag コマンドを使用します。

ステップ 4 システムに取り付けられている SPA の FPD バージョン情報を確認するには、 show hw-module subslot all fpd コマンドを使用します。


) SPA が FPD バージョンの最小要件に適合しない場合は、FPD が自動的に更新されます。更新が失敗すると、その SPA の電源はオフになり、システム コンソールにエラー メッセージが表示されます。


FPD のアップグレードの詳細については、『 Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ SIP/SPA ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド 』の「Upgrading Field-Programmable Devices」の章を参照してください。

ステップ 5 取り付けられている SIP、およびインターフェイスについて詳細情報を表示するには、 show version コマンドを使用します。


 

show コマンドによる SPA 情報の表示

表6-1 に、SPA 情報を表示するための各 show コマンドの説明を示します。

 

表6-1 SPA 情報を表示するための show コマンド

コマンド
表示する情報の種類

show controllers type slot/subslot/port

ネットワーク リンク ステータス、レジスタの内容、およびコントローラ チップ エラー

show diag

該当スロットの SPA のタイプ、ポート数、ハードウェアのリビジョン番号、製品番号、EEPROM の内容

show hw-module subslot all fpd

システム内の SPA の FPD バージョン情報

show hw-module subslot all oir

システム内の全 SPA の動作状況

show interfaces type slot/subslot/port

特定の SPA ポートのリンク ステータスおよびデータ リンク プロトコル ステータス ポートから送受信されるデータ トラフィックの統計情報

show platform

ルータに関する情報 SIP または SPA の動作ステータスの表示

show running-config

ルータの実行コンフィギュレーション、およびシステムで使用可能な各インターフェイス

show version

Cisco IOS ソフトウェアのバージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前とソース、ブート イメージ

SPA ブランク フィラー プレート

SPA ブランク フィラー プレートは、未使用の SPA サブスロットを塞ぐために使用します。

未使用の SPA サブスロットがある場合は、必ず SPA ブランク フィラー プレートを取り付けて空のサブスロットを塞いでください。これにより、ルータまたはスイッチが EMI(電磁波干渉)防止基準を満たすことができ、SPA 間に適度な通気が保たれます。未使用のサブスロットに新たに SPA を取り付ける場合は、まず SPA ブランク フィラー プレートを取り外す必要があります。

SPA ケーブル管理ブラケット

SPA には、ケーブル管理ブラケットを含むアクセサリ キットが付属します。図6-3 は、SPA に取り付けられたケーブル管理ブラケットを示します。

図6-3 SPA ケーブル管理ブラケット

 

SPA にケーブル管理ブラケットを取り付けるには、次の手順を実行します。


ステップ 1 SPA の両側に、それぞれ 2 本の引きネジを固定します。

ステップ 2 ケーブル マネジメント ブラケットをスロットに挿入します。

ステップ 3 ケーブル マネジメント ブラケットを取り外すには、ブラケットのボタンを押して引き抜きます。


 


) ケーブル マネジメント ブラケットを取り付けない場合は、ブランク フィラー プラグを使用します。