LAN スイッチング コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE Release 3S(Cisco ASR 1000)
IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定
IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定
発行日;2013/06/17   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定

この章では、IEEE 802.1Q カプセル化を使用した VLAN 間のルーティングを設定する際に必要なタスクとオプションのタスクを説明します。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、『Bug Search Tool』およびご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定の制約事項

Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータの共有ポート アダプタ(SPA)には 8,000 の TCAM エントリの制限があり、単一の SPA で作成できる VLAN の数を制限します。

IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定に関する情報

IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定

IEEE 802.1Q プロトコルは、複数のスイッチおよびルータの相互接続や、VLAN トポロジの定義に使用されます。 IEEE 802.1Q 規格では、タグなしフレームに関しては非常に多くの制約があります。 この規格では、タグなしフレームについてはポート別 VLAN のソリューションしか提供されてません。 たとえば、タグなしフレームを VLAN に割り当てる場合は、そのフレームの送信元となったポートしか考慮されません。 各ポートには、タグなしフレームの受信に割り当てる VLAN を指定する permanent virtual identification(ネイティブ VLAN)というパラメータがあります。

IEEE 802.1Q の主な特徴は次のとおりです。

  • フィルタリングによって VLAN にフレームを割り当てます。
  • この規格では、単一のスパニングツリーと、1 レベルのタグ付けによる明示的なタグ付け方式が存在することを前提としています。

IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定方法

IEEE 802.1Q での IP ルーティングの設定

IEEE 802.1Q での IP ルーティングは、IEEE 802.1Q のカプセル化を使用する VLAN 構成における IP フレーム タイプのルーティングをサポートするよう、IP ルーティング機能を拡張します。

VLAN 間で IEEE 802.1Q による IP ルーティングを行うには、サブインターフェイスをカスタマイズして、それを使用する環境を作成する必要があります。 次のセクションで説明するタスクを、記載されている順序どおりに実行してください。

IP ルーティングのイネーブル化

IP ルーティングはルータの Cisco IOS XE ソフトウェアで自動的にイネーブルになります。 IP ルーティングがディセーブル化されている場合に再度イネーブルにするには、次の手順を実行します。

ルータで IP ルーティングをイネーブルにしたら、環境に合わせて特性をカスタマイズできます。 必要に応じて、『Cisco IOS XE IP Routing Protocols Configuration Guide』のリリース 2 の IP 設定に関する章で、ガイドラインと IP 設定について参照してください。

手順の概要

    1.    enable

    2.    configure terminal

    3.    ip routing

    4.    end


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 enable


    例:
    Router> enable
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。

    • パスワードを入力します(要求された場合)。
     
    ステップ 2 configure terminal


    例:
    Router# configure terminal
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3 ip routing


    例:
    Router(config)# ip routing
     

    ルータで IP ルーティングをイネーブルにします。

     
    ステップ 4 end


    例:
    Router(config)# exit 
     

    特権 EXEC モードを終了します。

     

    VLAN カプセル化方式の定義

    カプセル化形式を IEEE 802.1Q として定義するには、次の手順を実行します。

    手順の概要

      1.    enable

      2.    configure terminal

      3.    interface gigabitethernet card / spaslot / port . subinterface-number

      4.    encapsulation dot1q vlanid

      5.    end


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 enable


      例:
      Router> enable
       

      特権 EXEC モードをイネーブルにします。

      • パスワードを入力します(要求された場合)。
       
      ステップ 2 configure terminal


      例:
      Router# configure terminal
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3 interface gigabitethernet card / spaslot / port . subinterface-number


      例:
      Router(config)# interface gigabitethernet 0/0/0.101
      
       

      IEEE 802.1Q を使用するサブインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 4 encapsulation dot1q vlanid


      例:
      Router(config-subif)# encapsulation dot1q 101
       

      カプセル化形式を IEEE 802.1Q(dot1q)と定義し、VLAN 識別子を指定します。

       
      ステップ 5 end


      例:
      Router(config-subif)# end 
       

      サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

       

      ネットワーク インターフェイスへの IP アドレスの割り当て

      インターフェイスには、1 つのプライマリ IP アドレスを設定できます。 ネットワーク インターフェイスにプライマリ IP アドレスおよびネットワーク マスクを割り当てるには、次の手順を実行します。

      手順の概要

        1.    enable

        2.    configure terminal

        3.    interface gigabitethernet card / spaslot / port . subinterface-number

        4.    ip address ip-address mask

        5.    end


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 enable


        例:
        Router> enable
         

        特権 EXEC モードをイネーブルにします。

        • パスワードを入力します(要求された場合)。
         
        ステップ 2 configure terminal


        例:
        Router# configure terminal
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 3 interface gigabitethernet card / spaslot / port . subinterface-number


        例:
        Router(config)# interface gigabitethernet 0/0/0.101
         

        IEEE 802.1Q を使用するサブインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 4 ip address ip-address mask


        例:
        Router(config-subif)# ip address 10.0.0.0 255.0.0.0
         

        インターフェイスのプライマリ IP アドレスを設定します。

        • インターフェイスのプライマリ IP アドレスを入力します。
        (注)     

        マスクで、IP アドレス中のネットワーク番号を示すビットが識別できます。 マスクを使用してネットワークをサブネット化した場合、そのマスクはサブネット マスクと呼ばれます。

         
        ステップ 5 end


        例:
        Router(config-subif)# end 
         

        サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

         

        VLAN サブインターフェイスのモニタリングおよびメンテナンス

        VLAN がネイティブ VLAN かどうかを示すには、次の手順を実行します。

        手順の概要

          1.    enable

          2.    show vlans

          3.    end


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 enable


          例:
          Router> enable
           

          特権 EXEC モードをイネーブルにします。

          • パスワードを入力します(要求された場合)。
           
          ステップ 2 show vlans


          例:
          Router# show vlans
           

          VLAN 情報を表示します。

           
          ステップ 3 end


          例:
          Router# end
           

          特権 EXEC モードを終了します。

           

          IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定の設定例

          IEEE 802.1Q での IP ルーティングの設定例

          この設定例では、VLAN 101 で IP をルーティングします。

          !
          ip routing
          !
          interface gigabitethernet 4/1/1.101
            encapsulation dot1q 101
            ip addr 10.0.0.0 255.0.0.0
          !

          その他の関連資料

          関連資料

          関連項目

          マニュアル タイトル

          IP LAN スイッチング コマンド:コマンド構文の詳細、コマンド モード、デフォルト、使用上の注意事項、および例

          『Cisco IOS LAN Switching Services Command Reference』

          標準

          標準

          タイトル

          この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

          --

          MIB

          MIB

          MIB のリンク

          この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。またこの機能による既存 MIB のサポートに変更はありません。

          選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

          http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

          RFC

          RFC

          タイトル

          この機能がサポートする新しい RFC または変更された RFC はありません。また、この機能は既存の規格に対するサポートに影響を及ぼしません。

          --

          シスコのテクニカル サポート

          説明

          リンク

          シスコのサポート Web サイトでは、シスコの製品やテクノロジーに関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、マニュアルやツールをはじめとする豊富なオンライン リソースを提供しています。

          お使いの製品のセキュリティ情報や技術情報を入手するために、Cisco Notification Service(Field Notice からアクセス)、Cisco Technical Services Newsletter、Really Simple Syndication(RSS)フィードなどの各種サービスに加入できます。

          シスコのサポート Web サイトのツールにアクセスする際は、Cisco.com のユーザ ID およびパスワードが必要です。

          http:/​/​www.cisco.com/​cisco/​web/​support/​index.html

          IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定の機能情報

          次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。

          プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

          表 1 IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定の機能情報

          機能名

          リリース

          機能情報

          IEEE 802.1Q カプセル化を使用する VLAN 間のルーティング設定

          Cisco IOS XE Release 2.1

          この機能は、Cisco ASR 1000 シリーズのアグリゲーション サービス ルータで導入されました。