LAN スイッチング コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE Release 3S(Cisco ASR 1000)
ERSPAN の設定
ERSPAN の設定
発行日;2013/06/17   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

ERSPAN の設定

このモジュールは、Encapsulated Remote Switched Port Analyzer(ERSPAN)を設定する方法について説明します。 Cisco ERSPAN 機能を使用すると、1 つ以上のポートまたは VLAN のトラフィックをモニタし、1 つ以上の宛先ポートに、モニタされたトラフィックを送信できます。


(注)  


ERSPAN 機能は、レイヤ 2 スイッチング インターフェイスではサポートされません。


機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、『Bug Search Tool』およびご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

ERSPAN 設定時の制約事項

  • Cisco ASR 1000 シリーズ ルータで許可される ERSPAN セッションの最大数は 1024 です。 Cisco ASR 1000 シリーズ ルータは、ERSPAN 送信元デバイス(送信元セッションだけ設定可能)、ERSPAN 宛先デバイス(宛先セッションだけ設定可能)、または ERSPAN 送信元/宛先デバイス(送信元セッションと宛先セッションを両方とも設定可能)として使用できます。 ただし、セッションの合計数が 1024 を超えないようにする必要があります。
  • 各 ERSPAN セッションで使用可能な最大ポート数は 128 です。
  • Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの ERSPAN は、送信元セッションの送信元ポートとしてファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、TenGigabit イーサネット、およびポート チャネル インターフェイスをサポートします。
  • Cisco ASR 1000 シリーズ ルータの ERSPAN ユーザは、送信元としてポートのリストまたはソースとして VLAN のリストを設定できますが、特定のセッションに両方を設定することはできません。
  • ERSPAN コンフィギュレーション CLI を介してセッションが設定されると、セッション ID とセッション タイプは変更できません。 これらを変更するには、まずコンフィギュレーション コマンドの no 形式を使用してセッションを削除してから、セッションを再設定する必要があります。
  • monitor session span-session-number type local コマンドは、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータではサポートされません。
  • フィルタ VLAN オプションは、WAN インターフェイス上の ERSPAN モニタリング セッションでは機能しません。

ERSPAN の設定に関する情報

ERSPAN の概要

Cisco ERSPAN 機能を使用すると、1 つ以上のポートまたは VLAN のトラフィックを監視し、1 つ以上の宛先ポートに、監視されたトラフィックを送信できます。 ERSPAN は、スイッチ プローブ デバイスやその他のリモート モニタリング(RMON)プローブなどのネットワーク アナライザにトラフィックを送信します。 ERSPAN は、異なるルータ上のソース ポート、ソース VLAN、および宛先ポートをサポートして、ネットワーク上での複数のルータのリモート モニタリングを提供します(次の図を参照)。

Cisco ASR 1000 シリーズ ルータでは、ERSPAN は、最大 9180 バイトのカプセル化パケットをサポートします。 デフォルト ERSPAN 最大伝送単位(MTU)のサイズは 1500 バイトです。 カプセル化された IPv4 ヘッダー、総称ルーティング カプセル化(GRE)のヘッダー、ERSPAN ヘッダー、および元のパケットで構成される ERSPAN ペイロード長が ERSPAN MTU サイズを超過すると、複製されたパケットはデフォルトの ERSPAN MTU サイズに切り捨てられます。

ERSPAN は、ERSPAN 送信元セッション、ルーティング可能な ERSPAN GRE カプセル化トラフィック、ERSPAN 宛先セッションで構成されています。

ERSPAN 送信元セッション、ERSPAN 宛先セッション、またはその両方を Cisco ASR 1000 シリーズ ルータで設定できます。 ERSPAN 送信元セッションだけが設定されたデバイスは、ERSPAN 送信元デバイスと呼ばれ、ERSPAN 宛先セッションだけが設定されたデバイスは ERSPAN 終端デバイスと呼ばれます。 Cisco ASR 1000 シリーズ ルータは、ERSPAN 送信元デバイスと ERSPAN 終端デバイスの両方として機能できます。 宛先セッションを持つ ERSPAN セッションは、同一の Cisco ASR 1000 シリーズ ルータで終了できます。

ERSPAN 送信元セッションは、次のパラメータによって定義されます。

  • セッション ID
  • セッションでモニタされる送信元ポートまたは送信元 VLAN の一覧
  • キャプチャされたトラフィックの GRE エンベロープの宛先 IP アドレスおよび送信元 IP アドレスとしてそれぞれ使用される、宛先および元の IP アドレス
  • ERSPAN フロー ID
  • IP タイプ オブ サービス(TOS)および IP 有効時間(TTL)などの、GRE エンベロープに関連したオプション属性

ERSPAN 宛先セッションは、次によって定義されます。

  • セッション ID
  • 宛先ポート
  • 送信元 IP アドレス(対応する送信元セッションの宛先 IP アドレスと同じ)
  • 宛先セッションを送信元セッションと照合するための ERSPAN フロー ID

ERSPAN 送信元セッションは、ERSPAN GRE カプセル化されたトラフィックを送信元ポートからコピーしません。 ERSPAN 送信元セッションごとに、送信元としてポートまたは VLAN を使用することはできますが、両方は使用できません。

各 ERSPAN 送信元セッションは、送信元ポートまたは送信元 VLAN からトラフィックをコピーし、ルーティング可能な GRE カプセル化されたパケットを使用して、そのトラフィックを ERSPAN 宛先セッションに転送します。 ERSPAN 宛先セッションは、トラフィックを宛先ポートに切り替えます。

図 1. ERSPAN の設定

監視対象トラフィック

送信元ポートまたは送信元 VLAN については、ERSPAN は、入力トラフィック、出力トラフィック、または入出力トラフィックを監視できます。 デフォルトでは、ERSPAN は、マルチキャストおよびブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)フレームを含む、すべてのトラフィックを監視します。

ERSPAN 送信元

Cisco ERSPAN 機能は次の送信元をサポートします。

  • 送信元ポート:トラフィック分析のためにモニタされる送信元ポートです。 任意の VLAN の送信元ポートを設定することができ、トランク ポートは、非トランク送信元ポートとともに送信元ポートとして設定できます。
  • 送信元 VLAN:トラフィック分析のためにモニタされる VLAN です。

次のトンネル インターフェイスが送信元セッションの送信元ポートとしてサポートされます。

  • GRE
  • IPinIP
  • IPv6
  • IPv6 over IP トンネル
  • マルチポイント GRE(mGRE)
  • セキュア仮想トンネル インターフェイス(SVTI)

(注)  


SVTI および IPinIP トンネル インターフェイスは、IPsec 保護されたトンネル パケットと、IPsec 保護されていないトンネル パケットの両方をモニタできます。 トンネル パケットのモニタリングでは、そのトンネルが IPsec 保護されている場合は、IPsec 復号化後にクリアテキスト トンネル パケットを見ることができます。


次の制約事項は Cisco IOS XE Release 3.4S で導入された機能拡張に適用されます。
  • IPsec 保護されていないトンネル パケットのモニタリングは、IPv6 および IPv6 over IP のトンネル インターフェイスでサポートされます。
  • 機能拡張は、ERSPAN 宛先セッションには適用されず、ERSPAN 送信元セッションだけに適用されます。

ERSPAN は、Cisco IOS XE Release 3.4S で次の動作を行います。

  • トンネル インターフェイスは、トンネル インターフェイスが削除されるときに、すべてのレベルの ERSPAN データベースから削除されます。 同じトンネルを再作成する場合は、トンネル トラフィックをモニタし続けるために、そのトンネルを手動でソース モニタ セッションで設定します。
  • レイヤ 2 イーサネット ヘッダーは、0 に設定された送信元と宛先の両方の MAC アドレスで生成されます。

Cisco IOS XE Release 3.5S では、送信元セッションの送信元ポートとして、次のタイプの WAN インターフェイスのサポートが追加されました。

  • シリアル(T1/E1、T3/E3、DS0)
  • SONET(POS)(OC3、OC12)を経由するパケット
  • マルチリンク PPP
  • multilinkpos、および serial キーワードが、source interface コマンドに追加されました。

ERSPAN 宛先ポート

宛先ポートは、ERSPAN が分析用のトラフィックを送信するレイヤ 2 LAN ポートまたはレイヤ 3 LAN ポートです。

宛先ポートとしてポートを設定すると、そのポートはトラフィックを受信できなくなり、ERSPAN 機能によってのみ使用される専用のポートになります。 ERSPAN 宛先ポートでは、ERSPAN セッションに必要なトラフィック以外の転送は行われません。 トランク ポートを宛先ポートとして設定することができます。これによって、宛先トランク ポートがカプセル化したトラフィックを転送することができます。

ローカル SPAN としての ERSPAN の使用

1 つ以上のポートまたは VLAN を介してトラフィックをモニタリングするために ERSPAN を使用するには、ERSPAN 送信元および ERSPAN 宛先のセッションを作成する必要があります。

同じルータまたは別のルータに 2 つのセッションを作成できます。 2 つのセッションが 2 つの異なるルータに作成された場合、モニタリング トラフィックは、ERSPAN によって送信元から宛先に転送されます。 ただし、2 つのセッションが同じルータに作成された場合、データ フローは、ローカル SPAN と同様に、ルータ内で行われます。

ERSPAN をローカル SPAN として使用するときには、次が該当します。

  • 両方のセッションが同じ ERSPAN ID になります。
  • 両方のセッションが同じ IP アドレスになります。 この IP アドレスは、ルータ自体の IP アドレスです。つまり、任意のポートに設定されたループバック IP アドレスまたは IP アドレスです。

WAN インターフェイスでの ERSPAN サポート

Cisco IOS Release 3.5S で、WAN の ERSPAN 送信元は、WAN インターフェイス上のトラフィックのモニタリングのために追加されます。 ERSPAN は、元のフレームを複製し、WAN インターフェイスのファブリック インターフェイス ASIC(FIA)エントリを追加して、IP または GRE パケット内部の複製されたフレームをカプセル化します。 複製されたパケットのフレーム ヘッダーがキャプチャ用に変更されます。 カプセル化後に、ERSPAN はネットワーク上のデバイスに IP ネットワークを介して IP または GRE パケットを送信します。 このデバイスは、ネットワーク デバイスに直接接続されている分析デバイスに元のフレームを送信します。

ERSPAN の設定方法

ERSPAN では、個別の送信元セッションおよび宛先セッションを使用します。 同じルータまたは異なるルータのいずれかで送信元および宛先セッションを設定します。

ERSPAN 送信元セッションの設定

ERSPAN 送信元セッションは、セッション設定パラメータおよびモニタするポートまたは VLAN を定義します。

手順の概要

    1.    enable

    2.    configure terminal

    3.    interface interface-type interface-number

    4.    plim ethernet vlan filter disable

    5.    monitor session span-session-number type erspan-source

    6.    description string

    7.    source interface interface-name interface-number

    8.    source vlan {id-single | id-list | id-range | id-mixed} [rx | tx | both]

    9.    filter vlan {id-single | id-list | id-range | id-mixed}

    10.    destination

    11.    erspan-id erspan-flow-id

    12.    ip address ip-address

    13.    ip prec prec-value

    14.    ip dscp dscp-value

    15.    ip ttl ttl-value

    16.    mtu mtu-size

    17.    origin ip address ip-address [force]

    18.    vrf vrf-id

    19.    no shutdown

    20.    end


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 enable


    例:
    Device> enable
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。

    • パスワードを入力します(要求された場合)。
     
    ステップ 2 configure terminal


    例:
    Device# configure terminal
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3 interface interface-type interface-number


    例:
    Device(config)# interface GigabitEthernet1/0/1
     

    ERSPAN 送信元セッションを設定するインターフェイスを指定します。

     
    ステップ 4 plim ethernet vlan filter disable


    例:
    Device(config-if)# plim ethernet vlan filter disable
     

    (任意)イーサネット インターフェイスの VLAN フィルタリング オプションをディセーブルにします。 vlan filter コマンドを使用するか、送信元インターフェイスが dot1q カプセル化を使用する場合は、このコマンドを使用します。

     
    ステップ 5 monitor session span-session-number type erspan-source


    例:
    Device(config)# monitor session 1 type erspan-source
     

    セッション ID とセッション タイプを使用して ERSPAN 送信元セッションを定義し、ERSPAN のモニタ送信元セッション コンフィギュレーション モードを開始します。

    • span-session-number 引数の範囲は 1 ~ 1024 です。 同じセッション番号は複数回使用できません。
    • 送信元セッションまたは宛先セッションのセッション ID は同じグローバルな ID スペース内にあるため、各セッション ID は両方のセッション タイプに対してグローバルに一意です。
    • セッション ID(span-session-number 引数によって設定)およびセッション タイプ(erspan-source キーワードによって設定)は、入力後は変更できません。 セッションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用し、新しいセッション ID または新しいセッション タイプでセッションを再作成します。
     
    ステップ 6 description string


    例:
    Device(config-mon-erspan-src)# description source1
     

    (任意)ERSPAN 送信元セッションの説明を入力します。

    • string 引数には最大 240 文字を使用できます。ただし、特殊文字またはスペースは使用できません。
     
    ステップ 7 source interface interface-name interface-number


    例:
    Device(config-mon-erspan-src)# source interface GigabitEthernet1/0/1 rx
     

    単一 ERSPAN セッション内で複数の WAN インターフェイスを設定します。

     
    ステップ 8 source vlan {id-single | id-list | id-range | id-mixed} [rx | tx | both]


    例:
    Device(config-mon-erspan-src)# source vlan 1
     

    (任意)ERSPAN 送信元セッション番号を VLAN に関連付け、モニタするトラフィックの方向を選択します。

    • 送信元 VLAN とフィルタ VLAN を同じセッションに含めることはできません。 送信元 VLAN またはフィルタ VLAN のいずれかを含めることはできますが、同時に両方を含めることはできません。
     
    ステップ 9 filter vlan {id-single | id-list | id-range | id-mixed}


    例:
    Device(config-mon-erspan-src)# filter vlan 1
     

    (任意)ERSPAN 送信元がトランク ポートである場合、送信元 VLAN フィルタリングを設定します。

    • 送信元 VLAN とフィルタ VLAN を同じセッションに含めることはできません。 送信元 VLAN またはフィルタ VLAN を使用することはできますが、両方を同時には使用できません。
     
    ステップ 10 destination


    例:
    Device(config-mon-erspan-src)# destination
     

    ERSPAN 送信元セッションの宛先コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 11 erspan-id erspan-flow-id


    例:
    Device(config-mon-erspan-src-dst)# erspan-id 100
     

    ERSPAN トラフィックを識別するため、送信元および宛先セッションで使用される ID を設定します。これは、ERSPAN 宛先セッションの設定でも入力する必要があります。

     
    ステップ 12 ip address ip-address


    例:
    Device(config-mon-erspan-src-dst)# ip address 10.10.0.1
     

    ERSPAN トラフィックの宛先として使用される IP アドレスを設定します。

     
    ステップ 13 ip prec prec-value


    例:
    Device(config-mon-erspan-src-dst)# ip prec 5
     

    (任意)ERSPAN トラフィック内のパケットの IP precedence 値を設定します。

    • オプションで ip prec コマンドまたは ip dscp コマンドのいずれかを使用できますが、両方は使用できません。
     
    ステップ 14 ip dscp dscp-value


    例:
    Device(config-mon-erspan-src-dst)# ip dscp 10
     

    (任意)回線エミュレーション(CEM)チャネルからのパケットに対して IP DiffServ コード ポイント(DSCP)の使用をイネーブルにします。

    • オプションで ip prec コマンドまたは ip dscp コマンドのいずれかを使用できますが、両方は使用できません。
     
    ステップ 15 ip ttl ttl-value


    例:
    Device(config-mon-erspan-src-dst)# ip ttl 32
     

    (任意)ERSPAN トラフィック内のパケットの IP TTL 値を設定します。

     
    ステップ 16mtu mtu-size


    例:
    Device(config-mon-erspan-src-dst)# mtu 1500
     

    最大伝送単位(MTU)のサイズを、ERSPAN カプセル化用にバイト単位で設定します。

    • 有効な値は、64 ~ 9180 です。 デフォルト値は 1500 です
     
    ステップ 17 origin ip address ip-address [force]


    例:
    Device(config-mon-erspan-src-dst)# origin ip address 10.10.0.1
     

    ERSPAN トラフィックの送信元として使用される IP アドレスを設定します。

     
    ステップ 18 vrf vrf-id


    例:
    Device(config-mon-erspan-src-dst)# vrf 1
     

    (任意)グローバル ルーティング テーブルの代わりに使用する VRF 名を設定します。

     
    ステップ 19no shutdown


    例:
    Device(config-mon-erspan-src-dst)# no shutdown
     

    インターフェイスで設定されたセッションをイネーブルにします。

     
    ステップ 20 end


    例:
    Device(config-mon-erspan-src-dst)# end
     

    ERSPAN 送信元セッション宛先コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

     

    ERSPAN 宛先セッションの設定

    Encapsulated Remote Switched Port Analyzer(ERSPAN)宛先セッションを設定するには、この作業を実行します。 ERSPAN 宛先セッションは、セッション設定パラメータとモニタ対象トラフィックを受信するポートを定義します。

    手順の概要

      1.    enable

      2.    configure terminal

      3.    monitor session session-number type erspan-destination

      4.    description string

      5.    destination interface {gigabitethernet | port-channel} [interface-number]

      6.    source

      7.    erspan-id erspan-flow-id

      8.    ip address ip-address [force]

      9.    vrf vrf-id

      10.    no shutdown

      11.    end


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 enable


      例:
      Device> enable
       

      特権 EXEC モードをイネーブルにします。

      • パスワードを入力します(要求された場合)。
       
      ステップ 2 configure terminal


      例:
      Device# configure terminal
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3 monitor session session-number type erspan-destination


      例:
      Device(config)# monitor session 1 type erspan-destination
       

      セッション ID とセッション タイプを使用して ERSPAN 宛先セッションを定義し、ERSPAN のモニタ宛先セッション コンフィギュレーション モードを開始します。

      • session-number 引数の範囲は 1 ~ 1024 です。 セッション番号は一意である必要があり、複数回使用できません。
      • 送信元セッションまたは宛先セッションのセッション ID は同じグローバルな ID スペース内にあるため、各セッション ID は両方のセッション タイプに対してグローバルに一意です。
      • セッション ID(session-number 引数によって設定)およびセッション タイプ(erspan-destination によって設定)は、入力後は変更できません。 セッションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用し、新しいセッション ID または新しいセッション タイプでセッションを再作成します。
       
      ステップ 4 description string


      例:
      Device(config-mon-erspan-dst)# description source1
       

      (任意)ERSPAN 宛先セッションの説明を入力します。

      • string 引数には最大 240 文字まで入力できますが、特殊文字やスペースを含めることはできません。
       
      ステップ 5 destination interface {gigabitethernet | port-channel} [interface-number]


      例:
      Device(config-mon-erspan-dst)# destination interface GigabitEthernet1/0/1
       

      ERSPAN 宛先セッション番号を送信元ポートに関連付け、モニタするトラフィックの方向を選択します。

       
      ステップ 6 source


      例:
      Device(config-mon-erspan-dst)# source
       

      ERSPAN 宛先セッションの送信元コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 7 erspan-id erspan-flow-id


      例:
      Device(config-mon-erspan-dst-src)# erspan-id 100
       

      ERSPAN トラフィックを識別するため、送信元および宛先セッションで使用される ID を設定します。これは、ERSPAN 送信元セッションの設定でも入力する必要があります。

       
      ステップ 8 ip address ip-address [force]


      例:
      Device(config-mon-erspan-dst-src)# ip address 10.10.0.1
       
      ERSPAN トラフィックの送信元として使用される IP アドレスを設定します。
      • ip address ip-address force コマンドは、すべての ERSPAN 宛先セッションの送信元 IP アドレスを変更します。
       
      ステップ 9 vrf vrf-id


      例:
      Device(config-mon-erspan-dst-src)# vrf 1
       

      (任意)グローバル ルーティング テーブルの代わりに使用する VRF 名を設定します。

       
      ステップ 10no shutdown


      例:
      Device(config-mon-erspan-dst-src)# no shutdown
       

      インターフェイスで設定されたセッションをイネーブルにします。

       
      ステップ 11 end


      例:
      Device(config-mon-erspan-dst-src)# end
       

      ERSPAN 宛先セッション送信元コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

       

      ERSPAN の設定例

      例:ERSPAN 送信元セッションの設定

      次に、ERSPAN 送信元セッションを設定する例を示します。

      Device> enable
      Device# configure terminal
      Device(config)# monitor session 1 type erspan-source
      Device(config-mon-erspan-src)# description source1
      Device(config-mon-erspan-src)# source interface GigabitEthernet1/0/1 rx
      Device(config-mon-erspan-src)# source interface GigabitEthernet1/0/4 - 8 tx
      Device(config-mon-erspan-src)# source interface GigabitEthernet1/0/3
      Device(config-mon-erspan-src)# destination
      Device(config-mon-erspan-src-dst)# erspan-id 100
      Device(config-mon-erspan-src-dst)# origin ip address 10.1.0.1
      Device(config-mon-erspan-src-dst)# ip prec 5
      Device(config-mon-erspan-src-dst)# ip ttl 32
      Device(config-mon-erspan-src-dst)# mtu 1700
      Device(config-mon-erspan-src-dst)# origin ip address 10.10.0.1
      Device(config-mon-erspan-src-dst)# vrf 1
      Device(config-mon-erspan-src-dst)# no shutdown
      Device(config-mon-erspan-src-dst)# end
      
        
        

      例:WAN インターフェイスの ERSPAN 送信元セッションの設定

      次に、単一の ERSPAN 送信元モニタ セッションに複数の WAN インターフェイスを設定する例を示します。 複数のインターフェイスはカンマで区切られています。

      monitor session 100 type erspan-source
          source interface Serial 0/1/0:0, Serial 0/1/0:6

      例:ERSPAN 宛先セッションの設定

      次に、ERSPAN 宛先セッションを設定する例を示します。

      monitor session 2 type erspan-destination
       destination interface GigabitEthernet1/3/2
       destination interface GigabitEthernet2/2/0
       source
        erspan-id 100
        ip address 10.10.0.1

      例:ローカル SPAN としての ERSPAN の設定

      次の例に、ローカル SPAN として ERSPAN を設定する方法を示します。

      monitor session 10 type erspan-source
       source interface GigabitEthernet0/0/0
       destination
       erspan-id 10
       ip address 10.10.10.1
       origin ip address 10.10.10.1
      monitor session 20 type erspan-destination
      destination interface GigabitEthernet0/0/1
       source
        erspan-id 10
        ip address 10.10.0.1
            

      ERSPAN の設定に関する追加情報

      関連資料

      関連項目

      マニュアル タイトル

      Cisco IOS コマンド

      『Cisco IOS Master Command List, All Releases』

      LAN スイッチング コマンド:コマンド構文、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト、使用上のガイドライン、および例

      『LAN Switching Command Reference』

      シスコのテクニカル サポート

      説明

      リンク

      シスコのサポートおよびドキュメンテーション Web サイトでは、ダウンロード可能なマニュアル、ソフトウェア、ツールなどのオンライン リソースを提供しています。 これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。 この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

      http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​support/​index.html

      ERSPAN の設定に関する機能情報

      次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。

      プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

      表 1 ERSPAN の設定に関する機能情報

      機能名

      リリース

      機能情報

      ERSPAN

      Cisco IOS XE Release 2.1

      Cisco IOS XE Release 3.8S

      Cisco ERSPAN 機能を使用すると、1 つ以上のポートまたは VLAN のトラフィックを監視し、1 つ以上の宛先ポートに、監視されたトラフィックを送信できます。

      次のコマンドがこの機能によって導入または変更されました。descriptiondestinationerspan-idfilterip dscpip precip ttlmonitor permit-listmonitor sessionorigin ip addressshow monitor permit-listsourceswitchportswitchport mode trunkswitchport nonegotiateswitchport trunk encapsulationvrf

      Cisco IOS XE 3.8S リリースで、ERSPAN は最大で 9180 バイトの MTU データ サイズをサポートするように拡張されました。 次のコマンドがこの機能によって追加されました。mtu

      WAN インターフェイスでの ERSPAN サポート

      Cisco IOS XE Release 3.5S

      ERSPAN は、ERSPAN 送信元として WAN インターフェイスをサポートするように拡張されました。

      次のコマンドがこの機能によって変更されました。source interface