QoS:ポリシングおよびシェーピング コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE Release 3S(Cisco ASR 1000)
残りの帯域幅使用比率の分配
残りの帯域幅使用比率の分配
発行日;2013/07/18   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

残りの帯域幅使用比率の分配

残りの帯域幅使用比率の分配機能を使用すると、すべてのサービス プロバイダーが、サブインターフェイスおよびクラス キューに帯域幅余剰比率を設定することができます。 この比率は、他のサブインターフェイスまたはキューに関して、サブインターフェイスまたはキューに対する相対的重みを指定します。 輻輳時に、ルータはこの帯域幅余剰比率を使用して、非プライオリティ トラフィック クラスに割り当てる超過帯域幅(プライオリティ トラフィックで未使用)の量を指定します。 ルータは物理インターフェイスに設定された他のサブインターフェイス レベルのキューとクラス キューに対して超過している帯域幅を割り当てます。 帯域幅余剰比率の管理では、トラフィック プライオリティはスピードだけを基準とするわけではありません。 代わりに、サービス プロバイダーは、サービス製品や登録料などの代替要因を基準にすることができます。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、バグ検索ツールとプラットフォームおよびソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

残りの帯域幅使用比率の分配の前提条件

残りの帯域幅使用比率の分配機能をイネーブルにする前に、class-map コマンドを使用して、必要な数のトラフィック クラスを作成します。

残りの帯域幅使用比率の分配に関する制約事項

  • 帯域幅余剰比率は、発信インターフェイスでのみ使用できます。
  • bandwidth remaining ratio コマンドは、同じポリシー マップの異なるトラフィック クラスにある別の bandwidth コマンドとは共存できません。 たとえば、次の設定は無効で、エラー・メッセージが表示される原因となります。
policy-map Prec1
 class precedence_0
  bandwidth remaining ratio 10
 class precedence_2
  bandwidth 1000
  • bandwidth remaining ratio コマンドは、同じクラスにある別の bandwidth コマンドとは共存できません。 たとえば、次の設定は無効で、エラー・メッセージが表示される原因となります。
policy-map Prec1
 class precedence_0
  bandwidth 1000
  bandwidth remaining ratio 10
  • bandwidth remaining ratio コマンドは、同じクラスにある別の priority コマンドとは共存できません。 たとえば、次の設定は無効で、エラー・メッセージが表示される原因となります。
policy-map Prec1
 class precedence_1
  priority percent 10
  bandwidth remaining ratio 10

残りの帯域幅使用比率の分配の概要

残りの帯域幅使用比率の分配機能の利点

残りの帯域幅使用比率の分配機能を使用すると、サービス プロバイダーが輻輳時の加入者トラフィックに優先順位を付けることができます。 帯域幅余剰比率は、ルータが非プライオリティ トラフィック クラスに超過帯域幅(プライオリティ トラフィックで未使用)を割り当てる方法を反映するために使用されます。 ルータは、帯域幅レートだけを使用する代わりに、超過帯域幅の割り当てを決定する際、最小帯域幅レート、最大帯域幅レート、帯域幅余剰比率を設定することを考慮します。 帯域幅余剰比率は、トラフィックの優先順位付けの柔軟性が向上させ、速度以外の要因に帯域幅余剰比率を基準とすることにより、超過帯域幅割り当てに反映させることができます。

帯域幅余剰比率を使用すると、サービス プロバイダーが輻輳時にサブインターフェイスとキューに優先順位を割り当てる際の柔軟性が向上します。 速度に加えて、サービス製品や登録料などの代替要因に帯域幅余剰比率を基準とすることができます。 このようにすると、ビジネス サービスを伝送するサブインターフェイスに対する重みを増し、個人サービスを伝送するサブインターフェイスに対する重みを抑えることができます。

帯域幅余剰比率機能

帯域幅余剰比率は、bandwidth remaining ratio コマンドで指定される 1~1000 の値で、キューまたはサブインターフェイス レベルのキューに割り当てる未使用(超過)帯域幅の量の指定に使用します。 ルータは物理インターフェイスに設定された他のクラス レベル キューとサブインターフェイス レベル キューに対して超過している帯域幅を割り当てます。 帯域幅余剰比率の値はパーセンテージを示すものではありません。 名前が示すとおり、比率が使用されます。 たとえば、帯域幅余剰比率が 100 であるサブインターフェイスは、帯域幅余剰比率が 10 であるサブインターフェイスと比較して、輻輳中に受信する未使用(超過)帯域幅は 10 倍になります。

帯域幅余剰比率がなければ、ルータのキューイング メカニズムまたはスケジューラはクラスまたはサブインターフェイス間に均等に未使用(超過)帯域幅を割り当てます。

帯域幅余剰比率があると、未使用(超過)帯域幅の割り当ては、帯域幅レート(サービス製品または登録料など)以外の要素に基づいて行うことができます。

帯域幅余剰比率は、bandwidth remaining ratio コマンドを使用して、各サブインターフェイスまたはクラスに別々に設定できます。 帯域幅余剰比率は 1~1000 の範囲で指定できます。 加入者が 3 人で、帯域幅余剰比率が 9、7、1 に設定されている場合にプライオリティ トラフィックが実行された後の超過帯域幅が 1700 kbps の場合、加入者は、900 kbps、700 kbps、100 kbps をそれぞれ受け取ります。

残りの帯域幅使用比率の分配の設定方法

サブインターフェイスまたはクラス キュー、あるいはこの両方に帯域幅余剰比率を適用することができます。

帯域幅余剰比率のサブインターフェイスに対する設定と適用


(注)  


発信サブインターフェイスのみに帯域幅余剰比率を適用することができます。

>
手順の概要

    1.    enable

    2.    configure terminal

    3.    policy-map child-policy-name

    4.    class class-map-name

    5.    bandwidth bandwidth-kbps

    6.    ステップ「4」と「5」を繰り返して、必要に応じて追加のトラフィック クラスを設定します。

    7.    exit

    8.    exit

    9.    policy-map parent-policy-name

    10.    class class-default

    11.    bandwidth remaining ratio ratio

    12.    shape {average | peak} cir [bc] [be]

    13.    service-policy child-policy-name

    14.    exit

    15.    exit

    16.    interface type slot / module / port . subinterface [point-to-point | multipoint]

    17.    service-policy output parent-policy-name

    18.    end


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 enable


    例:
    Router> enable
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。

    • パスワードを入力します(要求された場合)。
     
    ステップ 2 configure terminal


    例:
    Router# configure terminal
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3 policy-map child-policy-name


    例:
    Router(config)# policy-map Child
     

    子ポリシー マップを作成または変更して、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。

    • 子ポリシー マップの名前を入力します。
     
    ステップ 4 class class-map-name


    例:
    Router(config-pmap)# class precedence_0
     

    クラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 5 bandwidth bandwidth-kbps


    例:
    Router(config-pmap-c)# bandwidth 10000
     

    このトラフィック クラスに割り当てられるように kbps 単位で帯域幅を指定します。

    • キロ ビット/秒(kbps)単位で帯域幅の量を入力します。
     
    ステップ 6 ステップ「4」と「5」を繰り返して、必要に応じて追加のトラフィック クラスを設定します。  

     
    ステップ 7 exit


    例:
    Router(config-pmap-c)# exit
     

    ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 8 exit


    例:
    Router(config-pmap)# exit
     

    ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 9 policy-map parent-policy-name


    例:
    Router(config)# policy-map Parent
     

    親ポリシー マップを作成または変更して、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。

    • 親ポリシー マップの名前を入力します。
     
    ステップ 10 class class-default


    例:
    Router(config-pmap)# class class-default
     

    class-default クラスを設定し、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

    (注)     

    ルータは、サブインターフェイスの集約機能として class-default クラスで設定された任意の機能を解釈します。

     
    ステップ 11 bandwidth remaining ratio ratio


    例:
    Router(config-pmap-c)# bandwidth remaining ratio 10
     

    サブインターフェイスの帯域幅余剰比率を指定します。

    • 比率を入力します。

    ratio は、輻輳時にサブインストールの各キューに割り当てるための未使用帯域幅の量を決定する際に使用する値です。 他のサブインターフェイスに対して超過している帯域幅がスケジューラにより割り当てられます。 有効値は 1 ~ 1000 です。 デフォルト値は、1 です

     
    ステップ 12 shape {average | peak} cir [bc] [be]


    例:
    Router(config-pmap-c)# shape average 100000000
     

    (任意)average または peak レートを指定するレートにシェーピングします。

    • CIR およびオプションの引数とともに average または peak キーワードを入力します。 次の点に注意してください。
      • average:平均レート シェーピングを指定します。
      • peak:ピーク レート シェーピングを指定します。
      • cir:認定情報レート(CIR)を bps で指定します。
      • (任意)bc:認定バースト サイズをビットで指定します。
      • (任意)bc:超過バースト サイズをビットで指定します。
     
    ステップ 13 service-policy child-policy-name


    例:
    Router(config-pmap-c)# service-policy Child
     

    指定する子のポリシー マップをトラフィック クラスに適用します。

    • 前に設定された子ポリシー マップの名前を入力します。

    ルータは、子ポリシー マップで指定された QoS アクション(機能)をトラフィック クラスに適用します。

    (注)     

    service-policy コマンドは、通常、input または output キーワードを使用してトラフィックの方向を指定する必要があります。 ただし、子ポリシーを親ポリシーに適用する場合、トラフィックの方向を指定しないでください。

     
    ステップ 14 exit


    例:
    Router(config-pmap-c)# exit
     

    ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 15 exit


    例:
    Router(config-pmap)# exit
     

    ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 16 interface type slot / module / port . subinterface [point-to-point | multipoint]


    例:
    Router(config)# interface GigabitEthernet 1/0/0.1
     

    指定するインターフェイスを作成または変更し、サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

    • インターフェイスのタイプを入力します。 次の点に注意してください。
      • type:インターフェイスのタイプ(ギガビット イーサネットなど)を指定します。
      • slot/module/port.subinterface:サブインターフェイスを識別するサブインターフェイスの番号(1/0/0.1 など)を指定します。
      • (任意)point-to-point:サブインターフェイスがポイントツーポイント サブインターフェイスであることを示します。
      • (任意)multipoint:サブインターフェイスがポイント ツー マルチポイント サブインターフェイスであることを示します。
     
    ステップ 17 service-policy output parent-policy-name


    例:
    Router(config-subif)# service-policy output Parent
     

    サブインターフェイスに親ポリシー マップを適用します。

    • 親ポリシー マップの output キーワードと名前を入力します。
    (注)     

    ルータは、親の class-default クラスで指定されたシェーピング レートにサブインターフェイス トラフィックをシェーピングし、子ポリシー マップで指定された QoS アクション(機能)を適用します。

    (注)     

    輻輳時は、ルータは親ポリシー マップで指定された帯域幅余剰比率を使用して、他のサブインターフェイスを基準としてこのサブインターフェイス上で未使用の帯域幅を割り当てます。

     
    ステップ 18 end


    例:
    Router(config-subif)# end
     

    特権 EXEC モードに戻ります。

     

    帯域幅余剰比率のクラス キューに対する設定と適用

    手順の概要

      1.    enable

      2.    configure terminal

      3.    policy-map child-policy-name

      4.    class class-map-name

      5.    shape {average | peak} cir [bc] [be]

      6.    bandwidth remaining ratio ratio

      7.    ユーザが定義する各クラス キューにステップ「4」、「5」、「6」を繰り返し、必要に応じて帯域幅余剰比率を指定します。

      8.    exit

      9.    exit

      10.    policy-map parent-policy-name

      11.    class class-default

      12.    shape {average | peak} cir [bc] [be]

      13.    bandwidth remaining ratio ratio

      14.    service-policy child-policy-name

      15.    exit

      16.    exit

      17.    interface type slot / module / port . subinterface [point-to-point | multipoint]

      18.    service-policy output parent-policy-name

      19.    end


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 enable


      例:
      Router> enable
       

      特権 EXEC モードをイネーブルにします。

      • パスワードを入力します(要求された場合)。
       
      ステップ 2 configure terminal


      例:
      Router# configure terminal
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3 policy-map child-policy-name


      例:
      Router(config)# policy-map Child
       

      子ポリシー マップを作成または変更して、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。

      • 子ポリシー マップの名前を入力します。
       
      ステップ 4 class class-map-name


      例:
      Router(config-pmap)# class precedence_0
       

      クラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 5 shape {average | peak} cir [bc] [be]


      例:
      Router(config-pmap-c)# shape average 100000000
       

      (任意)average または peak レートを指定するレートにシェーピングします。

      • CIR およびオプションの引数とともに average または peak キーワードを入力します。 次の点に注意してください。
        • average:平均レート シェーピングを指定します。
        • peak:ピーク レート シェーピングを指定します。
        • cir:認定情報レート(CIR)を bps で指定します。
        • (任意)bc:認定バースト サイズをビットで指定します。
        • (任意)bc:超過バースト サイズをビットで指定します。
       
      ステップ 6 bandwidth remaining ratio ratio


      例:
      Router(config-pmap-c)# bandwidth remaining ratio 10
       

      トラフィック クラスの帯域幅余剰比率を指定します。

      • 帯域幅余剰比率を入力します。 ratio は、輻輳時にサブインストールの各キューに割り当てるための未使用帯域幅の量を決定する際に使用する値です。 他のサブインターフェイスに対して超過している帯域幅がキューイング メカニズムまたはスケジューラにより割り当てられます。 有効値は 1 ~ 1000 です。 デフォルト値は、1 です
      (注)     

      階層型ポリシー マップ構造では、bandwidth remaining ratioratio コマンドは、少なくとも 1 個のクラスに使用する必要があります。 これを他のクラスで使用することは任意です。 このコマンドが他のクラスに明示的にイネーブルにされていない場合、キューイング メカニズムはデフォルトとして 1 を使用します。

       
      ステップ 7 ユーザが定義する各クラス キューにステップ「4」、「5」、「6」を繰り返し、必要に応じて帯域幅余剰比率を指定します。  

       
      ステップ 8 exit


      例:
      Router(config-pmap-c)# exit
       

      ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 9 exit


      例:
      Router(config-pmap)# exit
       

      ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 10 policy-map parent-policy-name


      例:
      Router(config)# policy-map Parent
       

      親ポリシー マップを作成または変更して、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。

      • 親ポリシー マップの名前を入力します。
       
      ステップ 11 class class-default


      例:
      Router(config-pmap)# class class-default
       

      class-default クラスを設定し、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

      (注)     

      ルータは、サブインターフェイスの集約機能として class-default クラスで設定された任意の機能を解釈します。

       
      ステップ 12 shape {average | peak} cir [bc] [be]


      例:
      Router(config-pmap-c)# shape average 100000000
       

      (任意)average または peak レートを指定するレートにシェーピングします。

      • CIR およびオプションの引数とともに average または peak キーワードを入力します。 次の点に注意してください。
        • average:平均レート シェーピングを指定します。
        • peak:ピーク レート シェーピングを指定します。
        • cir:認定情報レート(CIR)を bps で指定します。
        • (任意)bc:認定バースト サイズをビットで指定します。
        • (任意)bc:超過バースト サイズをビットで指定します。
       
      ステップ 13 bandwidth remaining ratio ratio


      例:
      Router(config-pmap-c)# bandwidth remaining ratio 10
       

      (階層型ポリシー マップ構造内の class-default または他のクラスで任意)サブインターフェイスの帯域幅残存率を指定します。

      • 帯域幅余剰比率を入力します。 ratio は、輻輳時にサブインストールの各キューに割り当てるための未使用帯域幅の量を決定する際に使用する値です。 他のサブインターフェイスに対して超過している帯域幅がキューイング メカニズムまたはスケジューラにより割り当てられます。 有効値は 1 ~ 1000 です。 デフォルト値は、1 です
      (注)     

      階層型ポリシー マップ構造では、bandwidth remaining ratioratio コマンドは、少なくとも 1 個のクラスに使用する必要があります。 これを他のクラスで使用することは任意です。 このコマンドが他のクラスに明示的にイネーブルにされていない場合、キューイング メカニズムはデフォルトとして 1 を使用します。

       
      ステップ 14 service-policy child-policy-name


      例:
      Router(config-pmap-c)# service-policy Child
       

      指定する子のポリシー マップをトラフィック クラスに適用します。

      • 子ポリシー マップの名前を入力します。 ルータは、子ポリシー マップで指定された QoS アクション(機能)をトラフィック クラスに適用します。
      (注)     

      service-policy コマンドは、通常、input または output キーワードを使用してトラフィックの方向を指定する必要があります。 ただし、子ポリシーを親ポリシー マップに適用する場合、トラフィックの方向を指定しないでください。

       
      ステップ 15 exit


      例:
      Router(config-pmap-c)# exit
       

      ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 16 exit


      例:
      Router(config-pmap)# exit
       

      ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 17 interface type slot / module / port . subinterface [point-to-point | multipoint]


      例:
      Router(config)# interface GigabitEthernet 1/0/0.1
       

      指定するインターフェイスを作成または変更し、サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

      • インターフェイスのタイプを入力します。 次の点に注意してください。
        • type:インターフェイスのタイプ(ギガビット イーサネットなど)を指定します。
        • slot/module/port.subinterface:サブインターフェイスを識別するサブインターフェイスの番号(1/0/0.1 など)を指定します。
        • (任意)point-to-point:サブインターフェイスがポイントツーポイント サブインターフェイスであることを示します。
        • (任意)multipoint:サブインターフェイスがポイント ツー マルチポイント サブインターフェイスであることを示します。
       
      ステップ 18 service-policy output parent-policy-name


      例:
      Router(config-subif)# service-policy output Parent
       

      サブインターフェイスに親ポリシー マップを付加します。

      • 親ポリシー マップの output キーワードと名前を入力します。
      (注)     

      輻輳が発生すると、このクラス キューは指定クラス レベル帯域幅余剰比率に応じて帯域幅を受け取ります。

       
      ステップ 19 end


      例:
      Router(config-subif)# end
       

      特権 EXEC モードに戻ります。

       

      残りの帯域幅使用比率の分配の設定例

      イーサネット サブインターフェイスでの帯域幅余剰比率の設定例

      次に、階層型ポリシーを使用してイーサネット サブインターフェイスに帯域幅余剰比率を設定する例を示します。 この例では、ギガビット イーサネット サブインターフェイス 1/0/0.1 は 100 Mbps にシェーピングされます。 輻輳時、ルータは 10 の帯域幅余剰比率を使用して、インターフェイス上の他のサブインターフェイス レベルとクラス レベルのキューに対して、サブインターフェイス 1/0/0.1 上の非プライオリティ トラフィックに割り当てる超過帯域幅(プライオリティ トラフィックで未使用)の量を指定します。

      policy-map Child
       class precedence_0
        bandwidth 10000
       class precedence_1
        shape average 100000
        bandwidth 100
      policy-map Parent
       class class-default
        bandwidth remaining ratio 10
        shape average 100000000
        service-policy Child
      interface GigabitEthernet1/0/0.1
       encapsulation dot1Q 100
       ip address 10.1.0.1 255.255.255.0
       service-policy output Parent

      クラス キューでの帯域幅余剰比率の確認例

      次の設定例では、vlan10_policy はギガビット イーサネット サブインターフェイス 1/0/0.10 に適用され、vlan20_policy はギガビット イーサネット サブインターフェイス 1/0/0.20 に適用されます。 サブインターフェイス ギガビット イーサネット 1/0/0.20 の帯域幅余剰比率はサブインターフェイス ギガビット イーサネット 1/0/0.10 の帯域幅余剰比率の 10 倍であるため(サブインターフェイス 1/0/0.20 では 100、サブインターフェイス 1/0/0.10 では 10)、インターフェイス輻輳時に、サブインターフェイス ギガビット イーサネット 1/0/0.20 にはサブインターフェイス ギガビット イーサネット 1/0/0.10 の 10 倍の帯域幅が使用できます。

      輻輳がサブインターフェイス レベル内で発生すると、このクラス キューはクラス レベル帯域幅余剰比率に応じて帯域幅を使用します。 例では、クラス precedence_0、precedence_1 および precedence_2 の帯域幅は、それぞれクラス 20、40、および 60 の余剰比率に基づいて割り当てられます。

      Router# show policy-map

      Policy Map child-policy
          Class precedence_0
            Average Rate Traffic Shaping
            cir 500000 (bps)
            bandwidth remaining ratio 20 <---- Class-level ratio
          Class precedence_1
            Average Rate Traffic Shaping
            cir 500000 (bps)
            bandwidth remaining ratio 40 <---- Class-level ratio
          Class precedence_2
            Average Rate Traffic Shaping
            cir 500000 (bps)
            bandwidth remaining ratio 60 <---- Class-level ratio
      Policy Map vlan10_policy
          Class class-default
            Average Rate Traffic Shaping
            cir 1000000 (bps)
            bandwidth remaining ratio 10 <---- Subinterface-level ratio
            service-policy child-policy
      Policy Map vlan20_policy
          Class class-default
            Average Rate Traffic Shaping
            cir 1000000 (bps)
            bandwidth remaining ratio 100 <---- Subinterface-level ratio
            service-policy child-policy
      interface GigabitEthernet1/0/0.10
       encapsulation dot1Q 10
       snmp trap link-status
       service-policy output vlan10_policy
      interface GigabitEthernet1/0/0.20
       encapsulation dot1Q 20
       snmp trap link-status
       service-policy output vlan20_policy

      帯域幅余剰比率の確認例

      次の show policy-map interface コマンドの出力例では、ギガビット イーサネット サブインターフェイス 1/0/0.10 に付加されている vlan10_policy というポリシー マップと子ポリシーのクラス レベル キューに帯域幅余剰比率が設定されています。

      Router# show policy-map interface GigabitEthernet 1/0/0.10
      GigabitEthernet1/0/0.10 
        Service-policy output: vlan10_policy
          Class-map: class-default (match-any)  
            0 packets, 0 bytes
            5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
            Match: any 
            Queueing
            queue limit 64 packets
            (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
            (pkts output/bytes output) 0/0
            shape (average) cir 1000000, bc 4000, be 4000
            target shape rate 1000000
            bandwidth remaining ratio 10 
            Service-policy : child-policy
              Class-map: precedence_0 (match-all)  
                0 packets, 0 bytes
                5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
                Match: ip precedence 0 
                Queueing
                queue limit 64 packets
                (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
                (pkts output/bytes output) 0/0
                shape (average) cir 500000, bc 2000, be 2000
                target shape rate 500000
                bandwidth remaining ratio 20 
              Class-map: precedence_1 (match-all)  
                0 packets, 0 bytes
                5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
                Match: ip precedence 1 
                Queueing
                queue limit 64 packets
                (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
                (pkts output/bytes output) 0/0
                shape (average) cir 500000, bc 2000, be 2000
                target shape rate 500000
                bandwidth remaining ratio 40 
              Class-map: precedence_2 (match-all)  
                0 packets, 0 bytes
                5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
                Match: ip precedence 2 
                Queueing
                queue limit 64 packets
                (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
                (pkts output/bytes output) 0/0
                shape (average) cir 500000, bc 2000, be 2000
                target shape rate 500000
                bandwidth remaining ratio 60 
              Class-map: class-default (match-any)  
                0 packets, 0 bytes
                5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
                Match: any 
                
                queue limit 64 packets
                (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
                (pkts output/bytes output) 0/0
      

      次の show policy-map interface コマンドの出力例では、ギガビット イーサネット サブインターフェイス 1/0/0.20 に付加されている vlan20_policy というポリシー マップと子ポリシーのクラス レベル キューに帯域幅余剰比率が設定されています。

      Router# show policy-map interface GigabitEthernet 1/0/0.20
      GigabitEthernet1/0/0.20 
        Service-policy output: vlan20_policy
          Class-map: class-default (match-any)  
            0 packets, 0 bytes
            5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
            Match: any 
            Queueing
            queue limit 64 packets
            (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
            (pkts output/bytes output) 0/0
            shape (average) cir 1000000, bc 4000, be 4000
            target shape rate 1000000
            bandwidth remaining ratio 100 
            Service-policy : child-policy
              Class-map: precedence_0 (match-all)  
                0 packets, 0 bytes
                5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
                Match: ip precedence 0 
                Queueing
                queue limit 64 packets
                (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
                (pkts output/bytes output) 0/0
                shape (average) cir 500000, bc 2000, be 2000
                target shape rate 500000
                bandwidth remaining ratio 20 
              Class-map: precedence_1 (match-all)  
                0 packets, 0 bytes
                5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
                Match: ip precedence 1 
                Queueing
                queue limit 64 packets
                (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
                (pkts output/bytes output) 0/0
                shape (average) cir 500000, bc 2000, be 2000
                target shape rate 500000
                bandwidth remaining ratio 40 
              Class-map: precedence_2 (match-all)  
                0 packets, 0 bytes
                5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
                Match: ip precedence 2 
                Queueing
                queue limit 64 packets
                (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
                (pkts output/bytes output) 0/0
                shape (average) cir 500000, bc 2000, be 2000
                target shape rate 500000
                bandwidth remaining ratio 60 
              Class-map: class-default (match-any)  
                0 packets, 0 bytes
                5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
                Match: any 
                
                queue limit 64 packets
                (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
                (pkts output/bytes output) 0/0
      

      show policy-map コマンドの次の出力例では、vlan10_policy というポリシー マップの親 class-default クラスで帯域幅余剰比率が 10 に設定されています。

      Router# show policy-map vlan10_policy
        Policy Map vlan10_policy
          Class class-default
            Average Rate Traffic Shaping
            cir 1000000 (bps)
            bandwidth remaining ratio 10
            service-policy child-policy
      

      show policy-map コマンドの次の出力例では、vlan20_policy というポリシー マップの親 class-default クラスで帯域幅余剰比率が 100 に設定されています。

      Router# show policy-map vlan20_policy
        Policy Map vlan20_policy
          Class class-default
            Average Rate Traffic Shaping
            cir 1000000 (bps)
            bandwidth remaining ratio 100
            service-policy child-policy
      

      show policy-map コマンドの次の出力例では、クラス キュー precedence_0、precedence_1 および precedence_2 で、帯域幅余剰比率がそれぞれ 20、40、60 に設定されています。

      Router# show policy-map child-policy
        Policy Map child-policy
          Class precedence_0
            Average Rate Traffic Shaping
            cir 500000 (bps)
            bandwidth remaining ratio 20
          Class precedence_1
            Average Rate Traffic Shaping
            cir 500000 (bps)
            bandwidth remaining ratio 40
          Class precedence_2
            Average Rate Traffic Shaping
            cir 500000 (bps)
            bandwidth remaining ratio 60

      その他の関連資料

      関連資料

      関連項目

      マニュアル タイトル

      QoS コマンド:コマンド構文の詳細、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト設定、使用上のガイドライン、および例

      『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』

      輻輳回避

      「輻輳回避の概要」モジュール

      クラス マップ、ポリシー マップ、階層型ポリシー マップ、モジュラ Quality of Service(QoS)コマンドライン インターフェイス(CLI)(MQC)

      「MQC を使用した QoS 機能の適用」モジュール

      トラフィック シェーピング、トラフィック ポリシング

      「ポリシングとシェーピングの概要」モジュール

      標準

      標準

      タイトル

      この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

      --

      MIB

      MIB

      MIB のリンク

      この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。またこの機能による既存 MIB のサポートに変更はありません。

      選択したプラットフォーム、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース、およびフィーチャ セットの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

      http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

      RFC

      RFC

      タイトル

      この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。

      --

      シスコのテクニカル サポート

      説明

      リンク

      シスコのサポートおよびドキュメンテーション Web サイトでは、ダウンロード可能なマニュアル、ソフトウェア、ツールなどのオンライン リソースを提供しています。 これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。 この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

      http:/​/​www.cisco.com/​cisco/​web/​support/​index.html

      残りの帯域幅使用比率の分配の機能情報

      次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。

      プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

      表 1 残りの帯域幅使用比率の分配の機能情報

      機能名

      リリース

      機能情報

      MQC:残りの帯域幅使用比率の分配

      Cisco IOS XE Release 2.1

      残りの帯域幅使用比率の分配機能を使用すると、すべてのサービス プロバイダーが、サブインターフェイスおよびクラス キューに帯域幅余剰比率を設定することができます。 この比率は、他のサブインターフェイスまたはキューに関して、サブインターフェイスまたはキューに対する相対的重みを指定します。 輻輳時に、ルータはこの帯域幅余剰比率を使用して、非プライオリティ トラフィック クラスに割り当てる超過帯域幅(プライオリティ トラフィックで未使用)の量を指定します。

      この機能は、Cisco IOS XE Release 2.1 で、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに導入されました。

      この機能により、bandwidth remaining ratio show policy-map show policy-map interface コマンドが導入または変更されました。