IP ルーティング:RIP コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE Release 3S(ASR 1000)
IPv6:RIPng VRF-Aware サポート
IPv6:RIPng VRF-Aware サポート
発行日;2013/06/13   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

IPv6:RIPng VRF-Aware サポート

IPv6:RIPng VRF-Aware サポート機能は、プロバイダー エッジからカスタマー エッジ(PE-CE)のシナリオごとに個別のルーティング テーブルを使用します。これにより、ルート保護やモジュール性を改善し、ルーティング テーブルのサイズを減少させることができます。

このモジュールでは、IPv6:RIPng VRF-Aware サポート機能の設定方法について説明します。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、バグ検索ツールとプラットフォームおよびソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。

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IPv6:RIPng VRF-Aware サポートについて

IPv6 ルーティング:RIP for IPv6

IPv6 RIP は、IPv4 の RIP と同様に機能し、同じ利点を提供します。 RFC 2080 で詳述されている IPv6 用の RIP 拡張には、IPv6 アドレスとプレフィックスのサポート、および RIP アップデート メッセージの宛先アドレスとして、すべての RIP デバイスのマルチキャスト グループ アドレス FF02::9 を使用することが含まれています。

IPv6:RIPng VRF-Aware サポート

VRF モード以外では、IPv6 ルーティング情報プロトコル(RIP)(または、RIP Next Generation(RIPng))プロセスおよびこれに関連付けられた設定ごとに、同じルーティング テーブル内のすべてのルートが保持されます。 他のルーティング プロトコルでは、多くの場合、プロトコル関連のルートを個別のルーティング テーブルに保存しておく必要があります。 IPv6:RIPng VRF-Aware サポート機能は、単一のルーティング テーブルに保存されるルートの数を減らすことによって、分離やモジュール性をイネーブルにし、潜在的なパフォーマンスを改善します。

IPv6:RIPng VRF-Aware サポート機能によって、ネットワーク管理者は異なる RIP ルーティング テーブルを作成できます。また、ネットワーク管理者は、単一の RIP プロトコル コンフィギュレーション ブロックに保存されているのと同じプロトコル設定を共有することができます。

IPv6:RIPng VRF-Aware サポートの設定方法

IPv6:RIPng VRF-Aware サポートの設定

手順の概要

    1.    enable

    2.    configure terminal

    3.    ipv6 unicast-routing

    4.    vrf definition vrf-name

    5.    address-family ipv6

    6.    exit

    7.    exit

    8.    ipv6 rip vrf-mode enable

    9.    interface type number

    10.    ipv6 rip vrf-name enable

    11.    end

    12.    debug ipv6 rip vrf vrf-name

    13.    show ipv6 rip vrf vrf-name next-hops

    14.    show ipv6 rip vrf vrf-name database


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 enable


    例:
    Device> enable
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。

    • パスワードを入力します(要求された場合)。
     
    ステップ 2 configure terminal


    例:
    Device # configure terminal
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3ipv6 unicast-routing


    例:
    Device (config)# ipv6 unicast-routing
     

    IPv6 ユニキャスト データグラムの転送をイネーブルにします。

     
    ステップ 4vrf definition vrf-name


    例:
    Device(config)# vrf definition vrf1
     

    Virtual Routing and Forwarding(VRF)ルーティング テーブル インスタンスを設定し、VRF コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 5address-family ipv6


    例:
    Device(config-vrf)# address-family ipv6
     

    VRF アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始し、IPv6 アドレス プレフィックスをイネーブルにします。

     
    ステップ 6exit


    例:
    Device(config-vrf-af)# exit
     

    VRF アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを終了し、VRF コンフィギュレーション モードに戻ります。

     
    ステップ 7exit


    例:
    Device(config-vrf)# exit
     

    VRF コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

     
    ステップ 8 ipv6 rip vrf-mode enable


    例:
    Device (config)# ipv6 rip vrf-mode enable
     

    IPv6 ルーティング情報プロトコル(RIP)ルーティングの VRF サポートをイネーブルにします。

     
    ステップ 9 interface type number


    例:
    Device (config)# interface Ethernet 0/0
     

    インターフェイスのタイプと番号を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 10ipv6 rip vrf-name enable


    例:
    Device(config-if)# ipv6 rip vrf1 enable
     

    インターフェイスの IPv6 RIP ルーティング プロセスをイネーブルにします。

     
    ステップ 11end


    例:
    Device (config-if)# end
     

    インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

     
    ステップ 12debug ipv6 rip vrf vrf-name


    例:
    Device# debug ipv6 rip vrf vrf1
     

    指定した IPv6 RIP VRF の VRF サポートに関連するデバッグ情報を表示します。

     
    ステップ 13show ipv6 rip vrf vrf-name next-hops


    例:
    Device# show ipv6 rip vrf vrf1 next-hops
     

    指定した VRF RIPng ルーティング テーブル内のネクスト ホップを表示します。

     
    ステップ 14show ipv6 rip vrf vrf-name database


    例:
    Device# show ipv6 rip vrf vrf1 database
     

    関連する RIP のローカル ルーティング情報ベース(RIB)を表示します。

     

    IPv6:RIPng VRF-Aware サポートの設定例

    例:IPv6:RIPng VRF-Aware サポートの設定

    次に、IPv6:RIPng VRF-Aware サポート機能の設定例を示します。

    Device> enable
    Device# configure terminal 
    Device(config)# ipv6 unicast-routing
    Device(config)# vrf definition vrf1 
    Device(config-vrf)# address-family ipv6
    Device(config-vrf-af)# exit
    Device(config-vrf)# exit
    Device(config)# ipv6 rip vrf-mode enable 
    Device(config)# interface Ethernet 0/0
    Device(config-if)# ipv6 rip vrf1 enable 
    Device(config-if)# end
    
    

    例:IPv6:RIPng VRF-Aware サポートの確認

    次に、debug ipv6 rip vrf コマンドの出力例を示します。

    Device> debug ipv6 rip vrf myRIP
    
    RIP Routing Protocol debugging is on for vrf myRIP
    

    次に、show ipv6 rip vrf database コマンドの出力例を示します。

    Device> show ipv6 rip vrf myRIP database
    
    RIP VRF "myRIP", local RIB
    

    次に、show ipv6 rip vrf next-hops コマンドの出力例を示します。

    Device> show ipv6 rip vrf myRIP next-hops
    
    RIP VRF "myRIP", Next Hops
    

    IPv6:RIPng VRF-Aware サポートに関する追加情報

    関連資料

    関連項目 マニュアル タイトル

    Cisco IOS コマンド

    『Cisco IOS Master Command List, All Releases』

    IP ルーティング:RIP コマンド

    『Cisco IOS IP Routing: RIP Command Reference』

    IPv6 ルーティング:RIP for IPv6

    『Cisco IOS IP Routing: RIP Configuration Guide』

    標準および RFC

    標準/RFC タイトル

    RFC 2080

    『RIPng for IPv6』

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    IPv6:RIPng VRF-Aware サポートの機能情報

    次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。

    プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

    表 1 IPv6:RIPng VRF-Aware サポート

    機能名

    リリース

    機能情報

    IPv6:RIPng VRF-Aware サポート

    Cisco IOS XE Release 3.9S

    IPv6 ルーティング情報プロトコル(または、RIP Next Generation(RIPng))は、VRF が認識されない場合に、デフォルトのグローバル ルーティング テーブル内の使用可能なルートでのみ動作します。 ただし、RIPng は、VRF モードで動作する場合には、VRF ごとに個別のルーティング テーブルを作成します。 IPv6:RIPng VRF-Aware サポート機能は、プロバイダー エッジからカスタマー エッジ(PE-CE)のシナリオごとにルーティング テーブルを個別化する機能をイネーブルにします。これにより、ルート保護やモジュール性を改善し、ルーティング テーブルのサイズを減少させることができます。

    次のコマンドが導入または変更されました。clear ipv6 ripdebug ipv6 rip、ipv6 rip vrf-mode enable、show ipv6 rip