Cisco Unified Border Element(SP Edition)コンフィギュレーション ガイド:統合モデル
QoS の実装(マーキング)
QoS の実装(マーキング)
発行日;2012/07/12 | 英語版ドキュメント(2012/03/30 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 7MB) | フィードバック

目次

QoS の実装(マーキング)

内容

QoS の実装の前提条件

QoS の実装に関する情報

QoS の実装方法

QoS プロファイルの設定

SIP Resource-Priority ヘッダーの分析

SIP 隣接のリソース プライオリティ セットの設定

CAC を使用した QoS プロファイルの選択

QoS 境界の実装

ローカル ジッター比率計算の設定

G.107 係数の設定

MOS-CQE スコアの計算の設定

QoS 統計情報のアラート レベルの設定

QoS 統計情報の SNMP 通知の設定

QoS プロファイルの設定例

IP precedence マーキングを使用した QoS 音声プロファイルの設定例

DSCP マーキングを使用した QoS 音声プロファイルの設定例

CAC を使用した QoS プロファイルの選択例

リソース プライオリティ セットを使用した SIP 隣接の設定例

QoS の実装(マーキング)

Cisco Unified Border Element(SP Edition)は、インテグレータがデータ パス上の IP パケットをマーキングするために設定する Quality of Service(QoS)プロファイルをサポートします。IP パケットのマーキングは、Cisco Unified Border Element(SP Edition)では、次のコンテキストで使用されます。

メディア パケットの Real-Time Transport Protocol(RTP)および Real-Time Control Protocol(RTCP)マーキングをコール単位の範囲に基づいて設定。

音声サービスの Differentiated Services Code Point(DSCP; DiffServ コードポイント)マーキングおよび IP precedence/Type of Service(ToS; タイプ オブ サービス)マーキングのサポート。

メディア パケットが送信されるコールの分岐先(発信側または着信側)に応じた、メディア パケットの固有のマーキング。

Session Initiation Packet(SIP)リソース プライオリティ ヘッダーに基づくシグナリングおよびメディア パケット マーキングのサポート。

Cisco Unified Border Element(SP Edition)は、以前は Integrated Session Border Controller と呼ばれており、このマニュアルでは通常 Session Border Controller(SBC; セッション ボーダー コントローラ)と呼びます。

本章で使用されているコマンドの詳細な説明については、次の場所にある『 Cisco Unified Border Element (SP Edition) Command Reference: Unified Model 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/sbc/command/reference/sbcu_book.html

すべての Cisco IOS コマンドの詳細については、http://tools.cisco.com/Support/CLILookup にある Command Lookup Tool を使用するか、Cisco IOS マスター コマンド リストを参照してください。

QoS の実装(マーキング)の機能履歴

 

リリース
変更内容

Cisco IOS XE Release 2.4

この機能は、統合モデルのサポートとともに、Cisco IOS XRに追加されました。

Cisco IOS XE Release 3.3S

フロー統計情報拡張機能が、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに導入されました。

Cisco IOS XE Release 3.4S

QoS 境界機能が、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに導入されました。上記の行に記載されているフロー統計情報拡張機能は、QoS 境界機能の一部です。

QoS の実装の前提条件

次に、Cisco Unified Border Element(SP Edition)で QoS を設定するための前提条件を示します。

事前に Cisco Unified Border Element(SP Edition)を設定してから QoS を実装してください。

QoS の実装に関する情報

Cisco Unified Border Element(SP Edition)に QoS マーキングを実装するには、Cisco Unified Border Element(SP Edition)にいくつかの QoS プロファイルを設定し、設定したプロファイルに固有の名前を付けます。この QoS プロファイルは、パケットのマーキング専用に使用されます。

各 QoS プロファイルには、次の排他的なパラメータが含まれています。

QoS と一致したパケットのマーキングに使用する 6 ビットの DSCP 値。

QoS と一致したパケットのマーキングに使用する 3 ビットの IP precedence 値および 4 ビットの ToS 値。


) Cisco Unified Border Element(SP Edition)に事前設定されているデフォルトの QoS プロファイルは、変更することも削除することもできません。ユーザが QoS プロファイルを定義しない場合は、デフォルトの QoS プロファイルがパケットのマーキングに使用されます。

QoS シグナリング プロファイルは、現在 SIP シグナリングのみでサポートされています。


QoS の実装方法

Cisco Unified Border Element(SP Edition)に QoS マーキングを実装するには、次に示す手順に従ってください。

QoS プロファイルの設定

CAC を使用した QoS プロファイルの選択

QoS プロファイルの設定

次のタスクでは、QoS と一致したパケットのマーキングに IP precedence 値の 1 および ToS 値の 12 を使用するシグナリング QoS プロファイルの設定を行います。


) QoS シグナリング プロファイルは、現在 SIP シグナリングのみでサポートされています。


手順の概要

1. configure terminal

2. sbc sbc-name

3. sbe

4. qos sig name

5. marking type

6. ip precedence value

7. ip tos value

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 

Router(config)# sbc mysbc

Router(config-sbc)#

SBC サービスのモードを開始します。

sbc-name 引数を使用して、SBC の名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

Router(config-sbc-sbe)#

SBC サービス内で Signaling Border Element(SBE)エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

qos sig name

 

Router(config-sbc-sbe)# qos sig residential

Router(config-sbc-sbe-qos-sig)#

QoS プロファイルを設定するモードを開始します。name パラメータには既存の QoS プロファイルの名前を指定する必要があります。ストリング「default」は予約されています。

ステップ 5

marking type

 

Router(config-sbc-sbe-qos-sig)# marking ip-precedence

QoS ポリシーがパケットのマーキングに DSCP 値を使用するか、IP precedence と ToS 値を使用するか、あるいはマーキングをしないかを指定します。type は次のいずれかです。

dscp

ip-precedence

passthrough:パケットをマーキングしない QoS ポリシーを作成します。

このコマンドの no 形式を使用すると、QoS ポリシーが削除されます。

ステップ 6

ip precedence value

 

Router(config-sbc-sbe-qos-sig)#
ip precedence 1

指定した QoS プロファイルに属する IP パケットのマーキングに使用する IP precedence を設定します。IP precedence 値の範囲は 0 ~ 7 です。

このコマンドの no 形式を使用すると、デフォルトの IP precedence 値は 0 に設定されます。

(注) パケットをマーキングするように QoS プロファイルが設定されている場合は、DSCP 値が優先されます。

ステップ 7

ip tos value

 

Router(config-sbc-sbe-qos-sig)#
ip tos 12

指定した QoS プロファイルに属する IP パケットのマーキングに使用する IP ToS を設定します。 value パラメータはビット フィールドです。次の 1 ビットまたは複数ビットの論理和がとられます。

8:遅延の最小化

4:スループットの最大化

2:信頼性の最大化

1:金銭面コストの最小化

SIP Resource-Priority ヘッダーの分析

Resource-Priority ヘッダーストリングを持つ SIP パケットを次の SBC プライオリティ値にマッピングするように、Cisco Unified Border Element(SP Edition)を設定できます。

Routine

Priority

Immediate

Flash

Flash override

Critical

Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)は割り当てられたプライオリティ値を使用して QoS プロファイルを選択します。

次のタスクでは、Resource-Priority ヘッダーストリング「dsn.flash」を持つ SIP パケットに対し、プライオリティ値「flash」を割り当てるように Cisco Unified Border Element(SP Edition)を設定します。

手順の概要

1. configure terminal

2. sbc service name

3. sbe

4. resource-priority-set name

5. resource-priority string value

6. priority priority-value

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 

Router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

sbc-name 引数を使用して、SBC の名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

resource-priority-set name

 

Router(config-sbc-sbe)# resource-priority-set dsn

SIP Resource-Priority ヘッダーストリングを SBC プライオリティ値にマッピングするためのモードを開始します。

ステップ 5

resource-priority string value

 

Router(config-sbc-sbe-rsrc-pri-set)# resource-priority dsn.flash

Resource-Priority ヘッダーストリングのプライオリティを設定するモードを開始します。

ステップ 6

priority priority-value

 

Router(config-sbc-sbe-rsrc-pri)# priority flash

 

Resource-Priority ヘッダーストリングの SBC プライオリティ値を設定します。

SBC プライオリティ値は次のいずれかにする必要があります。

routine

priority

immediate

flash

flash-override

critical

SIP 隣接のリソース プライオリティ セットの設定

次のタスクでは、resource-priority-set「dsn」を使用するように、SIP 隣接「SipToIsp42」を設定します。

手順の概要

1. configure terminal

2. sbc service name

3. sbe

4. adjacency sip adjacency-name

5. resource-priority-set name

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 

Router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

sbc-name 引数を使用して、SBC の名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

adjacency sip adjacency-name

 

 

Router(config-sbc-sbe)# adjacency sip SipToIsp42

指定したリソース プライオリティ セットで使用する SIP 隣接を設定します。

ステップ 5

resource-priority-set name

 

Router(config-sbc-sbe-adj-sip)# resource-priority-set dsn

指定したリソース プライオリティ セットで使用する SIP 隣接を設定します。

CAC を使用した QoS プロファイルの選択

次のタスクでは、Cisco Unified Border Element(SP Edition)から元の発信側に送信されるパケットに対し、音声 QoS プロファイル enterprise を使用するように、アカウント cisco からのコールを設定します。


) このコマンドは、コール単位だけで実行できます。その他の範囲でこのコマンドを実行した場合、CAC ポリシーはアクティブになりません。


手順の概要

1. configure terminal

2. sbc sbc-name

3. sbe

4. cac-policy-set policy-set-id

5. first-cac-scope scope-name

6. first-cac-table table-name

7. cac-table table-name

8. table-type limit list of limit tables

9. entry entry-id

10. match-value key

11. caller-voice-qos-profile profile-name

12. caller-video-qos-profile profile-name

13. caller-sig-qos-profile profile name

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 

Router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

sbc-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

cac-policy-set policy-set-id

 

Router(config-sbc-sbe)# cac-policy-set 1

SBE エンティティ内でコール アドミッション制御(CAC)ポリシー セット コンフィギュレーション モードを開始します。必要に応じて新しいポリシー セットを作成します。

ステップ 5

first-cac-scope scope-name

 

Router(config-sbc-sbe-cacpolicy)# first-cac-scope call

ポリシーのアドミッション コントロール ステージを実行する際に制限の定義を開始する範囲を設定します。

scope-name 引数には制限が最初に定義されるべき範囲を設定します。有効な値は次のとおりです。

adj-group

call

dst-account

dst-adj-group

dst-adjacency

dst-number

global

src-account

src-adj-group

arc-adjacency

ステップ 6

first-cac-table table-name

 

Router(config-sbc-sbe-cacpolicy)# first-cac-table MyCacTable

ポリシーのアドミッション コントロール ステージの実行時に処理する最初のポリシー テーブル名を設定します。

ステップ 7

cac-table table-name

 

Router(config-sbc-sbe-cacpolicy)# cac-table MyCacTable

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、アドミッション コントロール テーブルを設定するためのモードを開始します。必要な場合はテーブルを作成します。

ステップ 8

table-type limit list of limit tables

 

Router(config-sbc-sbe-cacpolicy-cactable)# table-type limit src-account

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、CAC 制限テーブルタイプを設定します。

list of limit tables には、次のいずれかの値を指定できます。

account :アカウント名を比較します。

adj-group :隣接グループ名を比較します。

adjacency :隣接名を比較します。

all :比較タイプはありません。すべてのイベントがこのタイプと一致します。

call-priority :コール プライオリティと比較します。

category :番号分析が割り当てられたカテゴリを比較します。

dst-account :宛先アカウント名を比較します。

dst-adj-group :宛先隣接グループ名を比較します。

dst-adjacency :宛先隣接名を比較します。

dst-prefix :着信ディジット ストリングの先頭を比較します。

event-type :CAC ポリシー イベント タイプと比較します。

src-account :送信元アカウント名を比較します。

src-adj-group :送信元隣接グループ名を比較します。

src-adjacency :送信元隣接名を比較します。

src-prefix :発番号ストリングの先頭を比較します。

ステップ 9

entry entry-id

 

Router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable)# entry 1

アドミッション コントロール テーブルにエントリを設定するためのモードを開始します。必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 10

match-value key

 

Router(config-sbc-sbe-cacpolicy-cac-table-ent)# match-value cisco

アドミッション コントロール テーブルにエントリの照合値を設定します。

ステップ 11

caller-voice-qos-profile profile-name

 

Router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cac-table-ent)# caller-voice-qos-profile enterprise

元の発信側に送信される音声メディア パケットに使用する QoS プロファイルを設定します。

ステップ 12

caller-video-qos-profile profile-name

 

Router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cac-table-ent)# caller-video-qos-profile enterprise

元の発信側に送信されるパケットに使用する QoS プロファイルを設定します。

ステップ 13

caller-sig-qos-profile profile-name

 

Router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cac-table-ent)# caller-sig-qos-profile enterprise

元の発信側に送信されるシグナリング パケットに使用する QoS プロファイルを設定します。

QoS 境界の実装

ネットワークのコンテキストでは、QoS の境界ポイントはコール品質を測定し、コール品質に影響を与える問題を解決する機能を提供するネットワーク内の中継点です。次の目標を達成するように SBC を QoS の境界ポイントとして設定できます。

ネットワークの問題がコールの品質に影響する場合にアラートを生成します。

問題の場所を特定するために使用できる情報を提供します。

問題の診断および解決に役立つ統計情報を計算します。

処理されたコール グループ(または SBC によって処理されるメディア ストリーム)の品質は、パケット データ パスに沿って次のようなパラメータを測定することで判断できます。

送信側から受信側への中継中に失われたメディア パケット

受信したメディア パケットのうちドロップされたメディア パケット

受信したメディア パケットのジッター

メディア ストリームのネットワーク遅延

これらの測定値を使用して、SBC は次の QoS 統計情報を計算できます。

平均ローカル メディア パケット ジッター

ローカル メディア パケット ジッターの定義については、RFC 3550 を参照してください。

平均リモート メディア パケット ジッター

リモート メディア パケット ジッターの定義については、RFC 3550 を参照してください。

平均ラウンド トリップ遅延

会話品質の平均オピニオン評点、推定される(MOS-CQE)スコア

MOS-CQE スコアは、前述の統計情報の概要を提供します。MOS-CQE スコアの定義については、ITU-T 勧告 G.107 および G.113 を参照してください。


) 国際電気通信連合(ITU)は、通信規格の開発を調整および支援しています。国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)は ITU の一部門です。ITU-T によって発行される勧告 G.107 および G.113 では、MOS-CQE スコアとそれを計算するための方法が説明されています。これらの勧告の詳細については、ITU-T の Web サイト(http://www.itu.int/ITU-T/index.html)にアクセスしてください。


勧告 G.107 および G. 113 で定義されているさまざまな係数のうち、次の係数の値を指定できます。

隣接単位のレベルで指定するアドバンテージ(A)係数

コーデック単位のレベルで指定する機器劣化(Ie)係数

コーデック単位のレベルで指定するパケット損失ロバストネス(Bpl)係数

これらの係数の詳細については、ITU-T の Web サイトを参照してください。

コールの総数に対する応答されなかったコールの比率


) 応答されなかたったコールの比率は、上記測定値からは計算されません。


送信されたメディア パケットの総数に対する失われたメディア パケットの比率

受信したメディア パケットの総数に対するドロップされたメディア パケットの比率


) 保存された QoS 統計データは、RP フェールオーバー後に失われます。


各統計情報について、統計情報の状態を示すために次のアラートを組み合せて設定できます。

Critical

Major

Minor

各アラートについて、最小(low)値と最大(upper)値を指定します。上限値がコール品質に対する悪影響を示す統計情報の場合、前のアラート レベルの上限を超えるとアラートが変化します。次の例は、この動作を示しています。

ローカル メディア パケット ジッター統計情報に対して次のアラートレベルを指定します。

Major Low アラート レベル:60

Major Upper アラート レベル:70

Critical Low アラート レベル:71

Critical Upper アラート レベル:80

ローカル メディア パケット ジッターの値が高い場合、コール品質への悪影響を示します。この統計情報が監視されている間、統計情報の値が増加し 80 を超えると、アラート レベルが Critical に変化します。対照的に、値が減少して、60 を下回ると、アラートは Normal に変化します。値が減少しているが、60 を下回らない場合、アラート レベルは Major のままになります。


) アラート レベルの変化に応じて SNMP トラップを生成するように SBC を設定できます。


その逆も同様で、MOS-CQE スコアに当てはまります。以前に表示されているアラート レベルが MOS-CQE スコアに指定されている場合、指定された Minor Upper アラート レベルを超える MOS-CQE スコアは Normal と分類されます。Critical Low アラート レベルよりも低い値は、統計情報が Critical 状態であることを示します。

統計情報を測定する必要がある次の間隔を指定できます。これらは移動平均統計情報であるため、指定した時間間隔の境界を超えて突然値が変化することはありません。

現在の 5 分間:現在の 5 分間の統計情報

現在の 15 分間:現在の 15 分間の統計情報

現在の時間:現在の 60 分間の統計情報

現在の日:午前零時から始まる当日の統計情報、

無期限:最後の明示的なリセット以降の期間の統計情報

ここでは、QoS 統計情報を計算するために SBC を設定する手順について説明します。保存された QoS 統計データは、RP のフェールオーバー後に失われることに注意してください。

「ローカル ジッター比率計算の設定」

「G.107 係数の設定」

「MOS-CQE スコアの計算の設定」

「QoS 統計情報のアラート レベルの設定」

「QoS 統計情報の SNMP 通知の設定」

ローカル ジッター比率計算の設定

Cisco IOS XE Release 3.3S よりも前は、メディア パケット フォワーダ(MPF)は、発信側と着信側の間で交換された送信側レポート(SR)と受信側レポート(RR)を使用してメディア ストリームに対する独自の測定を実行していました。その後、QoS 関連の情報がメディア ストリームに渡されました。ローカル ジッターは、MPF でプロセッサを大量に使用する処理である、パケット到着間隔の追跡が必要なため、計算されませんでした。

Cisco IOS XE Release 3.3S から、SBC は、送信元隣接または宛先隣接などの基準に一致するコールの割合を追跡することによってローカル ジッターを計算するように設定できます。ローカル ジッターは RFC 3550 で規定された方法で計算されます。計算は RTP ストリームと SRTP ストリームの両方について行われます。

ここでは、SBC がローカル ジッター比率を計算する必要があるコールのパーセンテージを指定する方法について説明します。この作業は、MOS-CQE スコアの計算の前提条件の 1 つです。

手順の概要

1. configure terminal

2. sbc sbc-name

3. sbe

4. adjacency { sip | h323 } adjacency-name

5. local-jitter-ratio call-percentage

6. end

7. show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 

Router(config)# sbc mySbc

SBC サービス モードを開始します。

sbc-name :SBC の名前。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティ モードを開始します。

ステップ 4

adjacency { sip | h323 } adjacency-name

 

Router(config-sbc-sbe)# adjacency h323 adj1

SBE SIP 隣接のモードまたは SBE H.323 隣接のモードのどちらを設定するかを指定します。

adjacency-name :SIP 隣接または H.323 隣接の名前を指定します。

ステップ 5

local-jitter-ratio call-percentage

 

Router(config-sbc-sbe-adj-h323)# local-jitter-ratio 205

ローカル ジッター比率を計算するために使用する必要があるコールの割合を指定します。

call-percentage :コールの割合を指定します。値は 0 ~ 1000 の範囲の整数で表されます。たとえば、 call-percentage の値として 205 を入力すると、SBC はコールの 20.5% を使用してローカル ジッターを測定します。

ジッターを計算すると MPF のパフォーマンスが低下するため、デフォルト値は 0 です。値が 0 の場合、ジッター比率と、MOS-CQE は隣接に対して計算されません。

ステップ 6

end

 

Router(config-sbc-sbe-adj-h323)# end

SBE H.323 隣接モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 7

show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

 

Router# show sbc mySbc sbe adjacencies h323adj detail

指定した隣接の詳細を表示します。出力には、ローカル ジッター比率も含まれます。

次に、 show sbc sbe adjacencies detail コマンドを使用して隣接の詳細を表示する例を示します。出力には、 call-percentage パラメータの値も含まれます。

Router# show sbc mySbc sbe adjacencies adj1 detail
 
SBC Service "mySbc"
Adjacency adj1 (H.323)
Status: Attached
Signaling address: 1.0.0.3:1720 (default)
Signaling-peer: 40.40.40.4:1720 (default)
Admin Domain: None
Account:
Media passthrough: Yes
Group:
Hunting triggers: Global Triggers
Hunting mode: Global Mode
Technology Prefix:
H245 Tunnelling: Enabled
Fast-Slow Interworking: None
Trust-level: Untrusted
Call-security: Insecure
Realm: None
Warrant Match-Order: None
Local Jitter Ratio: 205/1000
Calc Moscqe: 0/1000
G107A factor: 0
H225 address block: Disabled (default)
H225 address usage: h323id (default)
 

G.107 係数の設定

アドバンテージ(A)係数、機器劣化(Ie)係数、およびパケット損失ロバストネス(Bpl)係数は、MOS-CQE スコアの計算に使用されます。Cisco IOS XE Release 3.4S から、これらの係数の値を指定できます。

ここでは、アドバンテージ係数、機器劣化係数、およびパケット損失ロバストネス係数を設定する方法について説明します。

手順の概要

1. configure terminal

2. sbc sbc-name

3. sbe

4. adjacency { sip | h323 } adjacency-name

5. g107a-factor factor-number

6. exit

7. codec system sys-codec id payload-id

8. g107 ie factor-number

9. g107 bpl factor-number

10. end

11. show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

12. show sbc sbc-name sbe codecs name codec-name

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 

Router(config)# sbc mySbc

SBC サービス モードを開始します。

sbc-name :SBC の名前。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティ モードを開始します。

ステップ 4

adjacency { sip | h323 } adjacency-name

 

Router(config-sbc-sbe)# adjacency h323 adj1

SBE SIP 隣接のモードまたは SBE H.323 隣接のモードのどちらを設定するかを指定します。

adjacency-name :SIP 隣接または H.323 隣接の名前。

ステップ 5

g107a-factor factor-number

 

Router(config-sbc-sbe-adj-h323)# g107a-factor 10

アドバンテージ係数を設定します。

factor-number :アドバンテージ係数の値。範囲は 0 ~ 20 です。

デフォルト値は 0 です。このデフォルト値の意義については、勧告 G.107 を参照してください。

ステップ 6

exit

 

Router(config-sbc-sbe)# exit

SBE H.323 隣接モードまたは SBE SIP 隣接モードを終了し、SBE エンティティ モードを開始します。

ステップ 7

codec system sys-codec id payload-id

 

Router(config-sbc-sbe)# codec system PCMU id 0

コーデック定義モードを開始します。

ステップ 8

g107 ie factor-number

 

Router(config-sbc-sbe-codec-def)# g107 ie 20

機器劣化係数を設定します。

factor-number :機器劣化係数の値。範囲は 0 ~ 50 です。

さまざまなコーデックに設定可能な値については、勧告 G.113 の付録 I を参照してください。カスタム コーデックがある場合、コーデックによって導入された劣化に最も一致する値を設定できます。

デフォルト値は 0 です。このデフォルト値の意義については、勧告 G.113 の付録 I を参照してください。

ステップ 9

g107 bpl factor-number

 

Router(config-sbc-sbe-codec-def)# g107 bpl 30

パケット損失ロバストネス係数を設定します。

factor-number パケット損失ロバストネス計数の値を 1 ~ 40 の範囲で指定します。

さまざまなコーデックに設定可能な値については、勧告 G.113 の付録 I を参照してください。カスタム コーデックがある場合、コーデックのパケット損失ロバストネス係数に最も一致する値を設定できます。

デフォルト値は 1 です。このデフォルト値の意義については、勧告 G.113 の付録 I を参照してください。

ステップ 10

end

 

Router(config-sbc-sbe-adj-h323)# end

コーデック定義モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 11

show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

 

Router# show sbc mySbc sbe adjacencies h323adj detail

指定した隣接の詳細を表示します。出力にはアドバンテージ係数に設定された値が含まれます。

ステップ 12

show sbc sbc-name sbe codecs name codec-name

 

Router#show sbc Mysbc sbe codecs name PCMU

指定したコーデックの詳細を表示します。出力には、機器劣化係数とパケット損失ロバストネス係数の値が含まれます。

次に、 show sbc sbe adjacencies detail コマンドを使用して指定した隣接の詳細を表示する例を示します。出力にはアドバンテージ係数の値が含まれます。

Router# show sbc mySbc sbe adjacencies adj1 detail
 
SBC Service "mySbc"
Adjacency adj1 (H.323)
Status: Attached
Signaling address: 1.0.0.3:1720 (default)
Signaling-peer: 40.40.40.4:1720 (default)
Admin Domain: None
Account:
Media passthrough: Yes
Group:
Hunting triggers: Global Triggers
Hunting mode: Global Mode
Technology Prefix:
H245 Tunnelling: Enabled
Fast-Slow Interworking: None
Trust-level: Untrusted
Call-security: Insecure
Realm: None
Warrant Match-Order: None
Local Jitter Ratio: 1000/1000
Calc Moscqe: 305/1000
G107A factor: 10
H225 address block: Disabled (default)
H225 address usage: h323id (default)
 

次に、 show sbc sbe codecs name codec コマンドを使用して指定したコーデックの詳細を表示する例を示します。出力には、機器劣化係数とパケット損失ロバストネス係数の値が含まれます。

Router# show sbc mySbc sbe codecs name PCMU
 
codec_name = PCMU
static_payload_id = 0
codec_type = sample
clock_rate = 8000
packet_time = 10
bandwidth = 64000
sample_size = 8
num_channels = 1
max_fpp = 20
media_type = audio
g107 bpl = 40
g107 ie = 50
options = transcode, inband-dtmf
 

MOS-CQE スコアの計算の設定

ここでは、ターゲットの MOS-CQE スコアを設定する手順について説明します。

次に、MOS-CQE スコアの計算の前提条件を示します。

「ローカル ジッター比率計算の設定」の手順を実行すること。ローカル ジッター比率の計算の設定は任意であることに注意してください。この手順を実行しない場合、ローカル ジッターを計算するためのコールのパーセンテージに設定されたデフォルト値を使用して MOS-CQE スコアが計算されます。

「G.107 係数の設定」の手順を実行すること。G.107 係数の設定は任意であることに注意してください。この手順を実行しない場合、係数に対して設定されたデフォルト値を使用して MOS-CQE スコアが計算されます。

手順の概要

1. configure terminal

2. sbc sbc-name

3. sbe

4. adjacency {sip | h323} adjacency-name

5. calc-moscqe call-percentage

6. end

7. show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 

Router(config)# sbc mySbc

SBC サービス モードを開始します。

sbc-name :SBC の名前。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティ モードを開始します。

ステップ 4

adjacency { sip | h323 } adjacency-name

 

Router(config-sbc-sbe)# adjacency h323 adj1

SBE SIP 隣接のモードまたは SBE H.323 隣接のモードのどちらを設定するかを指定します。

adjacency-name :SIP 隣接または H.323 隣接の名前。

ステップ 5

calc-moscqe call-percentage

 

Router(config-sbc-sbe-adj-h323)# calc-moscqe 305

MOS-CQE スコアの計算に使用されるコールの割合を指定します。

call-percentage :コールの割合。範囲は 0 ~ 1000 です。たとえば、 call-percentage の値として 305 を入力すると、SBC はコールの 30.5% を使用して MOS-CQE スコアを計算します。

デフォルト値は 0 です。値が 0 の場合、MOS-CQE スコアは計算されません。MOS-CQE スコアはローカル ジッター比率にも依存することに注意してください。「ローカル ジッター比率計算の設定」で説明する手順を実行しない場合、MOS-CQE スコアは計算されません。

ステップ 6

end

 

Router(config-sbc-sbe)# end

SBE SIP 隣接モードまたは SBE H.323 隣接モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

 

Router# show sbc mySbc sbe adjacencies h323adj detail

指定した隣接の詳細を表示します。出力には、 call-percentage パラメータに設定された値も含まれます。

sbc-name :SBC の名前。

adjacency-name :隣接名。

次に、 show sbc sbe adjacencies detail コマンドを使用して指定した隣接の詳細を表示する例を示します。出力には、 call-percentage パラメータの値も含まれます。

Router# show sbc mySbc sbe adjacencies adj1 detail
 
SBC Service "mySbc"
Adjacency adj1 (H.323)
Status: Attached
Signaling address: 1.0.0.3:1720 (default)
Signaling-peer: 40.40.40.4:1720 (default)
Admin Domain: None
Account:
Media passthrough: Yes
Group:
Hunting triggers: Global Triggers
Hunting mode: Global Mode
Technology Prefix:
H245 Tunnelling: Enabled
Fast-Slow Interworking: None
Trust-level: Untrusted
Call-security: Insecure
Realm: None
Warrant Match-Order: None
Local Jitter Ratio: 1000/1000
Calc Moscqe: 305/1000
G107A factor: 0
H225 address block: Disabled (default)
H225 address usage: h323id (default)
 

show sbc sbe call-stats per-adjacency コマンドを実行して、SBC によって計算された MOS-CQE スコアを表示できます。このコマンドの出力例は、この章の後半で提供されます。


QoS 統計情報のアラート レベルの設定

ここでは、QoS 統計情報のアラート レベルを設定する方法について説明します。

手順の概要

1. configure terminal

2. sbc sbc-name

3. sbe

4. statistics {lcl-jit | mos-cqe | mpd-pct | mpl-pct | rmt-jit | rtd | ucr}

5. currenthour {adjacency adjacency-name {critical low value upper value | major low value upper value [critical low value upper value ] | minor low value upper value [[critical low value upper value] | [major low value upper value [critical low value upper value ]]]} | default {critical low value upper value | major low value upper value [critical low value upper value ] | minor low value upper value [[critical low value upper value ] | [major low value upper value [critical low value upper value ]]]}}


) 要件に応じて、currenthour の代わりに、current15minscurrentday、または currentindefinite を使用できます。統計データを監視する間隔は実行するコマンドによって異なります。構文は、これらすべてのコマンドで同じです。これらのコマンドが適用される間隔は、「QoS 境界の実装」の最初で説明します。


6. end

7. show sbc sbc-name sbe call-stats per-adjacency adjacency-name period

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 

Router(config)# sbc mySbc

SBC サービス モードを開始します。

sbc-name :SBC の名前。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBE コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

statistics {lcl-jit | mos-cqe | mpd-pct | mpl-pct | rmt-jit | rtd | ucr}

 

Router(config-sbc-sbe)# statistics lcl-jit

アラート レベルを設定する統計情報を指定します。

次のいずれかの統計情報を指定できます。

lcl-jit :平均ローカル メディア パケット ジッターを指定します。

mos-cqe :MOS-CQE スコアを指定します。

mpd-pct :受信したメディア パケットの総数に対するドロップされたメディア パケットの比率を指定します。

mpl-pct :送信されたメディア パケットの総数に対する失われたメディア パケットの比率を指定します。

rmt-jit :平均リモート メディア パケット ジッターを指定します。

rtd :平均ラウンド トリップ遅延を指定します。

ucr :コールの総数に対する応答されなかったコールの比率を指定します。

ステップ 5

currenthour {adjacency adjacency-name {critical low value upper value | major low value upper value [critical low value upper value ] | minor low value upper value [major low value upper value [critical low value upper value ]] } | default {critical low value upper value | major low value upper value [critical low value upper value ] | minor low value upper value [major low value upper value [critical low value upper value ]] }}

 

Router(config-sbc-sbe-stats)# currenthour default critical low 30 upper 50

statistics コマンドで指定された QoS 統計情報について、次の時間統計データを監視することを指定します。

を使用できます。統計データを監視する間隔は実行するコマンドによって異なります。構文は、これらすべてのコマンドで同じです。これらのコマンドの間隔は、「QoS 境界の実装」の最初で説明します。

adjacency :指定した隣接のアラート レベルを設定する必要があることを指定します。

adjacency-name :隣接名。

critical :Critical アラート レベルの下限および上限を指定します。

low :アラート レベルの下限を指定します。

value :下限または上限の値。

upper :アラート レベルの上限を指定します。

major :Major アラート レベルの下限と上限を指定します。

minor :Minor アラート レベルの下限と上限を指定します。

default :SBC のすべての隣接についてアラート レベルを設定する必要があることを指定します。

ステップ 6

end

 

Router(config-sbc-sbe-adj-h323)# end

SBE エンティティ モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 7

show sbc sbc-name sbe call-stats per-adjacency adjacency-name period

 

Router# show sbc mySbc sbe call-stats per-adjacency adj1 currentindefinite

指定した隣接の QoS 統計情報を表示します。

sbc-name :SBC の名前。

adjacency-name :隣接名。

period :統計情報を表示する必要がある間隔。

次の例では、 show sbc sbe call-stats per-adjacency コマンドを使用して、隣接に関するコール統計情報を表示します(最後の明示的リセット以降)。出力には、QoS の統計も含まれます。

Router# show sbc Mysbc sbe call-stats per-adjacency adj1 currentindefinite
...
Statistics for the current hour for adjacency adj1
 
Stats Reset Timestamp:
Timestamp when stats for this summary period were reset = 2011/04/08 04:05:09
Current count of Media Packets Lost = 0
Current count of Media Packets Dropped = 1
Current count of Media Packets Sent = 116
Current count of Media Packets Received = 116
Current count of RTCP Packets Sent = 0
Current count of RTCP Packets Received = 0
Average Call Duration = 21 secs 16 ms
Average of the Unanswered Call Ratio per thousand call = 0
Average of the Round Trip Delay = 0 ms
Average of the locally calculated jitter = 77 ms
Average of the remotely calculated jitter = 0 ms
Average of the received media dropped per thousand pkts = 8
Average of the sent media lost per thousand pkts = 0
Average of Mean Opinion Score = 20
Current alert level of the Unanswer Seizure Ratio = NONE
Current alert level of the Round Trip Delay = NORMAL
Current alert level of the locally calculated Jitter = MINOR
Current alert level of the remotely calculated Jitter = NORMAL
Current alert level of the media packet dropped = MAJOR
Current alert level of the sent packets lost = NORMAL
Current alert level of the Media Opinion Score = MINOR
 

QoS 統計情報の SNMP 通知の設定

QoS 統計情報の SNMP 通知を設定するには、で説明されている手順を実行し次のコマンドを実行します。

snmp-server enable traps sbc qos-statistics

QoS プロファイルの設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

IP precedence マーキングを使用した QoS 音声プロファイルの設定例

DSCP マーキングを使用した QoS 音声プロファイルの設定例

CAC を使用した QoS プロファイルの選択例

リソース プライオリティ セットを使用した SIP 隣接の設定例

IP precedence マーキングを使用した QoS 音声プロファイルの設定例

次のタスクでは、QoS と一致したパケットのマーキングに IP precedence 値の 1 および ToS 値の 12 を使用する QoS 音声プロファイルの設定を行います。

configure
sbc mysbc
sbe
qos voice residential
marking ip-precedence
ip precedence 1
ip tos 12

 

DSCP マーキングを使用した QoS 音声プロファイルの設定例

次のタスクでは、パケットのマーキングに DSCP 値の 10 を使用する QoS 音声プロファイルの設定を行います。

configure
sbc mysbc
sbe
qos voice residential
marking dscp
dscp 10
 

CAC を使用した QoS プロファイルの選択例

次のタスクでは、Cisco Unified Border Element(SP Edition)から元の発信側に送信されるパケットに対し、音声 QoS プロファイル「enterprise」を使用するように、アカウント「cisco」からのコールを設定します。

configure
sbc mysbc
sbe
cac-policy-set 1
first-cac-scope call
first-cac-table MyCacTable
cac-table MyCacTable
table-type limit src-account
entry 1
match-value cisco
caller-voice-qos-profile enterprise
caller-video-qos-profile enterprise
 
 

sbc mysbc

sbe

cac-policy-set 1

first-cac-scope call

first-cac-table MyCacTable

cac-table MyCacTable

table-type limit src-account

entry 1

match-value cisco

caller-video-qos-profile enterprise

caller-voice-qos-profile enterprise

!

!

!

リソース プライオリティ セットを使用した SIP 隣接の設定例

次に、リソース プライオリティ セットを使用して SIP 隣接を設定する例を示します。

configure
sbc mysbc
sbe
adjacency sip SipToIsp42
resource-priority-set dsn