Cisco Unified Border Element(SP Edition)コンフィギュレーション ガイド:統合モデル
インターワーキング DTMF の実装
インターワーキング DTMF の実装
発行日;2012/07/12 | 英語版ドキュメント(2012/03/30 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 7MB) | フィードバック

目次

インターワーキング DTMF の実装

内容

制約事項

インターワーキング DTMF の実装における前提条件

インターワーキング DTMF に関する情報

DTMF パケットの生成

DTMF パケットの検出

インターワーキング DTMF の実装

DTMF イベントのデフォルトの持続時間の設定

SIP NOTIFY メッセージを使用した DTMF リレー

SIP NOTIFY DTMF リレー イベントのデフォルトの持続時間の設定

SIP NOTIFY の例

DTMF 方式インターワーキングと ACCEPT ヘッダー処理

INFO メッセージでの DTMF リレー設定

INFO-based DTMF リレーのサポートを前提とした SBC の設定

INFO-based DTMF リレーをディセーブルにする SBC の設定

SIP INFO メッセージを使用する DTMF リレーの例

インターワーキング DTMF の実装

Cisco Unified Border Element(SP Edition)は、音声/電話イベント MIME タイプ(RFC 2833)を使用したチャネル内 Real-Time Transport Protocol(RTP)シグナリングから、SIP INFO または SIP NOTIFY メソッドを使用したアウトオブバンド シグナリングへの方向とその逆方向との間でインターワーキングを実現できます。

Dual Tone Multifrequency(DTMF; デュアル トーン多重周波数)方式インターワーキングおよび ACCEPT ヘッダー処理機能により、INFO 方式の自動検出動作のみを変更する隣接設定が導入されます。

Cisco Unified Border Element(SP Edition)は、以前は Integrated Session Border Controller と呼ばれており、このマニュアルでは通常 Session Border Controller(SBC; セッション ボーダー コントローラ)と呼びます。

本章で使用されているコマンドの詳細な説明については、次の場所にある『 Cisco Unified Border Element (SP Edition) Command Reference: Unified Model 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/sbc/command/reference/sbcu_book.html

すべての Cisco IOS コマンドの詳細については、http://tools.cisco.com/Support/CLILookup にある Command Lookup Tool を使用するか、Cisco IOS マスター コマンド リストを参照してください。

Cisco Unified Border Element(SP Edition)におけるインターワーキング DTMF 実装の機能履歴

 

リリース
変更内容

Cisco IOS XE Release 2.1

インターワーキング DTMF が Cisco IOS XRに追加されました。

Cisco IOS XE Release 2.4

統合モデルでの、SIP NOTIFY メッセージを使用した DTMF リレーのサポートが追加されました。

Cisco IOS XE Release 3.1S

DTMF 方式インターワーキングおよび ACCEPT ヘッダー処理機能のサポートが、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに追加されました。

制約事項

インターワーキング DTMF 機能を実装するときの制約事項は、次のとおりです。

SBC がエンドポイントのメッセージの accept ヘッダーを調べるときに、accept ヘッダーがないときは「application/sdp」がサポートされていることを意味します。

SBC は、コールのトランスコーディング中は、シグナリングおよびメディア DTMF のインターワーキングをサポートしません。

音声トランスコーディングが作動中の場合、SBC を出入りする RFC 2833 インバンド パケット、および他のコール レッグ上のアウトオブバンド SIP INFO メッセージまたは SIP NOTIFY リレー メッセージを含むインターワーキング RFC 2833 パケットの送受信を SBC ではサポートしません。

発信側が RFC 2833 インバンド パケットの着信側への送信だけをサポートし、着信側で RFC 2833 およびアウトオブバンドの SIP INFO と SIP NOTIFY リレーの両方をサポートする場合、SBC はサポートしません。この場合、着信側のアウトオブバンドで受信する DTMF ディジットは、発信側の RFC 2833 パケットに変換できません。

インバウンド コール側が RFC 2833 をサポートしない場合、SBC は、SIP-SIP コール用の設定可能なアウトバウンド RFC 2833 ペイロード タイプをサポートしていません。

インターワーキング DTMF の実装における前提条件

次に、インターワーキング DTMF を実装するための前提条件を示します。

インターワーキング DTMF を実装する前に、Cisco Unified Border Element(SP Edition)を設定しておく必要があります。

インターワーキング DTMF に関する情報

Cisco Unified Border Element(SP Edition)は、エンドポイントの機能に応じて、コールにおける最善の DTMF インターワーキング手法を自動的に選択します。コール フローの例については、図 1 を参照してください。

SBC は、次のモードを使用した DTMF シグナリングをサポートします。

RTP ペイロード(RFC2833)を使用したメディア ストリーム シグナリング

INFO-based DTMF リレー(DTMF 2976)

NOTIFY-based DTMF リレー

SBC は、パフォーマンス効率が最も高い方法を使用してこれらのモード間で相互動作できます。

トランスコーディング時の RFC 2833 インバンド パケットの DTMF インターワーキングはサポートされません。

着信する INVITE を検査すると、発信側が DTMF インターワーキングをサポートしているかどうかを判断するのに役立ちます。

発信側が INFO 方式をサポートするかどうかを確認するため、SBC は INFO 方式の Allow ヘッダーを調べます(Allow ヘッダーがある場合)。ただし、INVITE には、SBC の application/dtmf-relay を含む Accept ヘッダーも含まれている必要があります。これは、INFO 方式での DTMF サポートの検出に使用されます。

無指定の NOTIFY 方式のサポートは、NOTIFY 方式を示す Call-Info ヘッダーの有無によって判断できます。

オプションの持続時間が指定された 1 回の INFO または NOTIFY メッセージにより、DTMF トーンが 1 つ送信されると考えられます。持続時間が指定されない場合、INFO メッセージのデフォルトは 250 ミリ秒、NOTIFY メッセージのデフォルトは 200 ミリ秒になります。

INFO 方式または DTMF の NOTIFY 方式は発信者側でサポートされることを SBC が確認した場合、INFO 方式および NOTIFY 方式のサポートがアウトバウンド コールの Call-Info ヘッダーと Accept ヘッダーを示すことでアドバタイズされます。これらの方式間のインターワーキングは効率的で、DTMF インターワーキングの適切な方式が見出される可能性を高めます。

Network Terminating Equipment(NTE)(RFC 2833)を使用した DTMF リレーと、SIP INFO または SIP NOTIFY を使用したアウトオブバンド DTMF 間のインターワーキングの場合、Cisco Unified Border Element(SP Edition)は、DTMF ディジットを含む NTE パケットを代行受信し、ルート プロセッサ(RP)を介して適切なシグナリング方式に変換します。逆方向の場合、RP は、RTP ストリームに NTE DTMF パケットを注入するように Cisco Unified Border Element(SP Edition)に指示します。

DTMF パケットの生成

RTP 音声パケットを送信中のストリームの中央に NTE パケットが挿入されると、この NTE パケットによって RTP 音声パケットが 1 対 1 で置き換わるため、以降の音声パケットで RTP シーケンス番号を更新する必要がなくなります。

DTMF パケットの検出

DTMF NTE パケットを検出するために、Cisco Unified Border Element(SP Edition)は、各 RTP パケットのペイロード タイプを調べて、NTE のペイロード タイプを比較します。これらが一致する場合、Cisco Unified Border Element(SP Edition)はイベント番号を調べて、この番号が DTMF ディジットであるか判別します。その後、Cisco Unified Border Element(SP Edition)はこれらのパケットを RP にコピーします。 図 1 に、この処理を示します。

図 1 INFO(RFC-2833)DTMF インターワーキングにおけるコール フローの例

インターワーキング DTMF の実装

ここでは、DTMF イベントのデフォルトの持続時間の設定方法について説明します。

Cisco Unified Border Element(SP Edition)では、下記のヘッダー Allow、ヘッダー Accept、およびメソッド INFO の設定が必要な場合があります。

sbc test
sbe
sip header-profile default
header Allow
header Accept
sip method-profile default
method INFO

DTMF イベントのデフォルトの持続時間の設定

次に示すタスクは、DTMF イベントのデフォルトの持続時間を設定します。

手順の概要

1. configure

2. sbc sbc-name

3. sbe

4. dtmf-duration duration

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 

Router(config)# sbc mysbc dbe

SBC に「mysbc」という名前の SBC サービス作成し、SBC コンフィギュレーション モードを開始します。

sbc-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBC の Signaling Border Element(SBE)機能のモードを開始します。

ステップ 4

dtmf-duration duration

 

Router(config-sbc-vdbe)# dtmf-duration 300

DTMF イベントのデフォルトの持続時間をミリ秒単位で設定します。

SIP NOTIFY メッセージを使用した DTMF リレー

Cisco IOS XE Release 2.4 から、SIP NOTIFY メッセージを使用する DTMF リレーのサポートが Cisco Unified Border Element(SP Edition)に追加されました。これは DTMF リレーのアウトオブバンドのプロシージャで、NOTIFY ベース DTMF リレーとも呼ばれています。

DTMF トーンは、電話機のキーがタッチトーン電話で押されたときに生成されるトーンです。場合によっては、コールを受けるエンドポイントでこのトーン音が聞こえる必要があります。たとえば、コール中のメニュー応答で数字を入力する場合です。ただし、低帯域幅のコーデックでは音に歪みが生じる場合があります。DTMF リレーは、トーン情報を 1 つのエンドポイントから別のエンドポイントに確実に通過できます。デフォルトでは、SIP はインバンドのシグナリングを使用し、DTMF 情報は音声ストリームで送信します。DTMF リレー方式が設定されていない場合、トーンはインバンドで送信されます。しかし、SIP NOTIFY メッセージを DTMF トーン情報の伝達に使用するように DTMF リレーを設定することができます。

Cisco Unified Border Element(SP Edition)は、DTMF リレーで 2 種類のアウトオブバンドのプロシージャをサポートします。一方は SIP INFO 方式を使用し、もう一方は SIP NOTIFY 方式を使用します。SIP INFO 方式は DTMF ディジットを INFO メッセージで送信します。この方法は常にイネーブルに設定されています。ゲートウェイが DTMF リレー情報を含む INFO メッセージを受信すると、対応するトーンを送信します。

SIP NOTIFY DTMF リレーは、SIP INVITE メッセージと応答メッセージに Call-Info フィールドを含めることで、隣接単位でネゴシエートされます。このフィールドは、DTMF トーンに NOTIFY を使用できることと、各トーンの持続時間をミリ秒単位で示します。DTMF トーンが生成されると、発信側は着信側に NOTIFY メッセージを送信します。着信側が NOTIFY を受信すると、SIP 200 OK で応答し、DTMF トーンを再生します。


) Cisco IOS XE Release 2.4 以降では、この機能は統合モデルだけでサポートされます。


隣接のエンドポイントに優先する SIP シグナリング DTMF トランスポート方式を設定できます。Cisco Unified Border Element(SP Edition)がコールで DTMF 情報を受信し、隣接のエンドポイントにこの情報を送信している場合、エンドポイントがこの方式をサポートしていれば、Cisco Unified Border Element(SP Edition)は情報を宛先に送信するために優先 DTMF 方式を使用します。次のいずれかの DTMF リレー方式を優先方式として設定できます。

SIP NOTIFY DTMF リレー(デフォルト値)

SIP INFO DTMF リレー

優先リレー方式を設定するには、dtmf prefer sip [ info | notify ] コマンドを使用します。

Cisco Unified Border Element(SP Edition)のデフォルトは、SIP-NOTIFY リレー方式です。ただし、Cisco Unified Border Element(SP Edition)は、相手側が SIP-NOTIFY をサポートしない場合は、RTP-NTE インバンド DTMF リレー方式を使用します。DTMF リレー方式が設定されていない場合、トーンはインバンドで送信されます。

隣接で SIP NOTIFY リレーがイネーブルの場合、次のようになります。

SBC は、インコール、アウトオブサブスクリプションの DTMF ペイロードを持つ NOTIFY メッセージを受け入れます。このメッセージには Subscription-State ヘッダーを含める必要はありません。

SBC は、電話イベントを指定した INVITE メッセージの Call-Info ヘッダーを受け入れます。これにより、SIP NOTIFY DTMF リレーがサポートされることがわかります。

NOTIFY の間隔を設定します。1 回の DTMF イベントで NOTIFY メッセージ間に SBC が待機する最大間隔(ミリ秒)を設定する必要があります。

この場合、SBC はネゴシエーションの持続時間を指定するインバウンド Call-Info ヘッダーを受信していないため、代わりにこの値が使用されます。

dtmf sip notify interval コマンドを使用します。

デフォルトの持続時間も設定できます。これにより、インバウンド コール側が持続時間を指定していない場合に、SBC がアウトバウンド DTMF トランスポート方式でアドバタイズする持続時間がミリ秒単位で指定されます。

dtmf sip default duration コマンドを使用します。

SIP NOTIFY DTMF リレー イベントのデフォルトの持続時間の設定

次に示すタスクは、SIP NOTIFY DTMF リレーのパラメータを設定します。

手順の概要

1. configure terminal

2. sbc sbc-name

3. sbe

4. adjacency sip adjacency-name

5. dtmf prefer sip {info | notify}

6. dtmf sip notify interval int_ms

7. dtmf sip default duration dur_ms

8. end

9. show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 
Router(config)# sbc mySBC

SBC で SBC サービスを作成して、SBC コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBC の Signaling Border Element(SBE)機能のモードを開始します。

ステップ 4

adjacency sip adjacency-name

 

Router(config-sbc-sbe)# adjacency sip

SoftSwitch

SBC に隣接を設定し、SBE SIP 隣接のモードを開始します。

adjacency-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 5

dtmf prefer sip {info | notify}

 

Router(config-sbc-sbe-adj)# dtmf prefer sip notify

(任意)この隣接のエンドポイント用の優先 DTMF トランスポート方式として、SIP NOTIFY DTMF リレーを設定します。SBC のデフォルトは SIP NOTIFY のため、これはオプションです。

ステップ 6

dtmf sip notify interval int_ms

 

Router(config-sbc-sbe-adj)# dtmf sip notify 1000

(任意)1 回の DTMF イベントで NOTIFY メッセージ間に SBC が待機する最大間隔をミリ秒単位で設定します。

int_ms はミリ秒(ms)の持続時間です。指定できる範囲は 1 ~ 65535 ms です。デフォルトは 2000 ms です。

ステップ 7

dtmf sip default duration dur_ms

 

Router(config-sbc-sbe-adj)# dtmf sip default duration 300

(任意)インバウンド コール側が持続時間を指定していない場合に、SBC がアウトバウンド DTMF トランスポート方式でアドバタイズする持続時間をミリ秒単位で指定します。

dur_ms がミリ秒(ms)の持続時間です。指定できる範囲は 1 ~ 65535 ms です。デフォルトは 200 ms です。

ステップ 8

end

 

Router(config-sbc-sbe-adj)# end

SIP 隣接コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 9

show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

 

Router# show sbc mySBC sbe adjacencies SoftSwitch detail

SIP NOTIFY リレーをイネーブルにし、指定の SIP 隣接のすべてのフィールド、ミリ秒単位の間隔とデフォルトの持続時間を表示します。

SIP NOTIFY の例

次に、隣接 ADJ2 の SIP NOTIFY リレーをディセーブルにし、SIP INFO を優先 DTMF リレー方式に設定する例を示します。

configure terminal
sbc mySbc
sbe
adj sip ADJ2
dtmf disable sip notify
dtmf prefer sip info
dtmf sip default duration 330

次に、隣接 SoftSwitch SIP のすべてのフィールドを表示します。ここでは SIP NOTIFY リレー方式をイネーブルに設定し、ミリ秒単位の間隔とデフォルトの持続時間を表示する例を示します。

router# show sbc mySBC sbe adjacencies SoftSwitch detail
SBC Service "mySBC"
Adjacency SoftSwitch (SIP)
Status: Attached
Signaling address: 100.100.100.100:5060, VRF Admin
Signaling-peer: 10.10.51.10:5060
Force next hop: No
Account:
Group: None
In header profile: Default
Out header profile: Default
In method profile: Default
Out method profile: Default
In UA option prof: Default
Out UA option prof: Default
In proxy opt prof: Default
Out proxy opt prof: Default
Priority set name: None
Local-id: None
Rewrite REGISTER: Off
Target address: None
Register Aggregate: Disabled
NAT Status: Auto Detect
Reg-min-expiry: 30 seconds
Fast-register: Enabled
Fast-register-int: 30 seconds
Authenticated mode: None
Authenticated realm: None
Auth. nonce life time: 300 seconds
IMS visited NetID: None
Inherit profile: Default
Force next hop: No
Home network Id: None
UnEncrypt key data: None
SIPI passthrough: No
Rewrite from domain: Yes
Rewrite to header: Yes
Media passthrough: No
Preferred transport: UDP
Hunting Triggers: Global Triggers
Redirect mode: Pass-through
Security: Untrusted
Outbound-flood-rate: None
Ping-enabled: No
Signaling Peer Status: Not Tested
DTMF SIP NOTIFY Relay: Enabled
DTMF SIP NOTIFY Interval: 1000 ms
DTMF SIP default duration: 300 ms
DTMF Preferred Method: SIP NOTIFY

DTMF 方式インターワーキングと ACCEPT ヘッダー処理

どのような環境でも INFO 方式をサポートする次の機能を実行するように、SBC を設定できます。

INFO での DTMF サポートを自動的に検出します(デフォルト動作)。

INFO の DTMF を送信せず、INFO の DTMF を拒否します(受信した場合)。

Accept ヘッダーの内容に関係なく、INFO の DTMF がサポートされることを受け入れます。

自動検出では、次のイベントにおける DTMF-based リレーのサポートを検出しません。

Allow ヘッダーには INFO 方式が含まれますが、Accept ヘッダーは含まれません。

Accept ヘッダーはありますが、application/dtmf-relay 情報は含まれません。このため、INFO での DTMF のサポートを前提とするように、SBC を設定できます。

INFO メッセージでの DTMF リレー設定

デフォルトで、INFO メッセージの DTMF-based リレーのサポートが自動検出されるため、設定は不要です。ただし、このメソッドのサポートを常に前提とするように自動検出は上書きされ、着信の INVITE メッセージは考慮されません。

ここでは、次の設定について説明します。

「INFO-based DTMF リレーのサポートを前提とした SBC の設定」

「INFO-based DTMF リレーをディセーブルにする SBC の設定」

INFO-based DTMF リレーのサポートを前提とした SBC の設定

ここでは、INFO-based DTMF リレーのサポートを常に前提とするように、パラメータを設定します。

手順の概要

1. configure terminal

2. sbc sbc-name

3. sbe

4. adjacency sip adjacency-name

5. dtmf sip info always-supported

6. end

7. show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 
Router(config)# sbc mySBC

SBC で SBC サービスを作成して、SBC コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBC の Signaling Border Element(SBE)機能のモードを開始します。

ステップ 4

adjacency sip adjacency-name

 

Router(config-sbc-sbe)# adjacency sip

SoftSwitch

SBC に隣接を設定し、SBE SIP 隣接のモードを開始します。

adjacency-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 5

dtmf sip info always-supported

 

Router(config-sbc-sbe-adj)# dtmf sip info always-supported

(任意)隣接のエンド ポイント用の優先 DTMF トランスポート方式として INFO 方式を使用します。

コマンドを使用して、DTMF サポートの自動検出をオンにします。

ステップ 6

end

 

Router(config-sbc-sbe-adj)# end

SIP 隣接コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

 

Router# show sbc mySBC sbe adjacencies SoftSwitch detail

指定した SIP 隣接のすべてのフィールドを表示します。

INFO-based DTMF リレーをディセーブルにする SBC の設定

ここでは、INFO での DTMF-based リレーのサポートを永久にディセーブルとするように、パラメータを設定します。

手順の概要

1. configure terminal

2. sbc sbc-name

3. sbe

4. adjacency sip adjacency-name

5. dtmf disable sip info

6. end

7. show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc sbc-name

 
Router(config)# sbc mySBC

SBC で SBC サービスを作成して、SBC コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sbe

 

Router(config-sbc)# sbe

SBC の Signaling Border Element(SBE)機能のモードを開始します。

ステップ 4

adjacency sip adjacency-name

 

Router(config-sbc-sbe)# adjacency sip

SoftSwitch

SBC に隣接を設定し、SBE SIP 隣接のモードを開始します。

adjacency-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 5

dtmf disable sip info

 

Router(config-sbc-sbe-adj)# dtmf disable sip info

(任意)隣接のエンド ポイント用の優先 DTMF トランスポート方式として INFO 方式を使用した DTMF リレーの自動検出をオフにします。

形式を使用します。

ステップ 6

end

 

Router(config-sbc-sbe-adj)# end

SIP 隣接コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

show sbc sbc-name sbe adjacencies adjacency-name detail

 

Router# show sbc mySBC sbe adjacencies SoftSwitch detail

指定した SIP 隣接のすべてのフィールドを表示します。

SIP INFO メッセージを使用する DTMF リレーの例

次の例では、INFO-based DTMF リレーのサポートを常に前提とするように、SBC を設定する方法を示します。

configure terminal
sbc mySbc
sbe
adjacency sip adj1
dtmf sip info always-supported

次の例では、INFO での DTMF-based リレーのサポートを永久にディセーブルとするように、SBC を設定する方法を示します。

configure terminal
sbc mySbc
sbe
adjacency sip adj1
dtmf disable sip info

次に、 show sbc sbe adjacencies detail コマンドの出力例を示します。また、INFO-based DTMF リレーのサポートを常に前提とするように、SBC が設定されていることも示します。

Router# show sbc asr1k-sbc sbe adjacencies sipp-1 detail
SBC Service "asr1k-sbc"
Adjacency sipp-1 (SIP)
Status: Attached
Signaling address: 10.10.100.120:5080
IPsec server port: 0
Signaling-peer: 10.10.100.10:10000
Signaling-peer status: Not Tested
Signaling-peer priority: 2147483647
Signaling-peer switch: always
Peer status: Not Tested
Current peer index: 0
Force next hop: No
Force next hop select: Out-of-dialog
Admin Domain:
Account:
Group: None
In header profile: Default
Out header profile: Default
In method profile: Default
Out method profile: Default
Out error profile: Default
In body profile: None
Out body profile: None
In UA option prof: Default
Out UA option prof: Default
In proxy opt prof: Default
Out proxy opt prof: Default
Priority set name: None
Local-id: None
Rewrite REGISTER: Off
Register contact username: Rewrite
Target address: None
NAT Status: Auto Detect
Reg-min-expiry: 3000 seconds
Fast-register: Enabled
Fast-register-int: 30 seconds
Software-shield: Disabled
Expires-header: add-not-present
Register aggregate: Disabled
Registration Required: Disabled
Register Out Interval: 0 seconds
Parse username params: Disabled
Supported timer insert:Disabled
Suppress Expires: Disabled
p-asserted-id header-value: not defined
p-assert-id assert: Disabled
Authenticated mode: None
Authenticated realm: None
Auth. nonce life time: 300 seconds
IMS visited NetID: None
Inherit profile: Default
Force next hop: No
Home network Id: None
UnEncrypt key data: None
SIPI passthrough: No
Passthrough headers:
Media passthrough: Yes
Incoming 100rel strip: No
Incoming 100rel supp: No
Out 100rel supp add: No
Out 100rel req add: No
Parse TGID parms: No
IP-FQDN inbound:
IP-FQDN outbound:
FQDN-IP inbound:
FQDN-IP outbound:
Outbound Flood Rate: None
Hunting Triggers: Global Triggers
Add transport=tls param: Disabled
Redirect mode: Pass-through
Security: Untrusted-Unencrypted
Privacy: Inherit-profile (default)
TLS mutual authentication: No
Ping: Disabled
Ping Interval: 32 seconds
Ping Life Time: 32 seconds
Ping Peer Fail Count: 3
Ping Trap sending: Enabled
Ping Suppression:
Ping Bad Response Code: 300-399
Ping Peer Status: Not Tested
Rewrite Request-uri: Disabled
Registration Monitor: Disabled
DTMF SIP INFO Relay: Always supported
DTMF SIP NOTIFY Relay: Enabled
DTMF SIP NOTIFY Interval: 2000
DTMF SIP default duration: 200
DTMF Preferred Method: SIP NOTIFY
Realm: None
Statistics setting: Summary
IMS RX: Disabled
IMS Rf: Enabled
IMS Nass: Disabled
IMS realm name:
PANI:
Warrant Match-Order: None
Media Bypass Max Out Data Length: 1000
Media Bypass Tag List: None