QoS:分類コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE Release 3S(Cisco ASR 1000)
クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキング
クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキング

目次

クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキング

クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキング(801.1p と ISL CoS)機能を使用すれば、サービス クラス(CoS)値を使用してパケットをマーキングしてマッチングすることができます。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキングの前提条件

この機能を設定する場合は、先に、モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス(CLI)(MQC)を使用してポリシー マップ(サービス ポリシーまたはトラフィック ポリシーと呼ばれることもある)を作成する必要があります。 そのため、MQC を使用してポリシーを作成するための手順に精通しておく必要があります。

MQC を使用したポリシー マップ(トラフィック ポリシー)の作成方法については、『Applying QoS Features Using the MQC』モジュールを参照してください。

クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキングに関する情報

レイヤ 2 CoS 値

レイヤ 2(L2)サービス クラス(CoS)値は IEEE 802.1Q タイプとスイッチ間リンク(ISL)タイプのフレームに関係します。 クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキング機能は、パケットの CoS 値を検査して、そのパケットをユーザ定義の CoS 値でマーキングすることにより、パケットを照合するようにシスコ ソフトウェアの機能を拡張します。 この機能は L2 CoS から L3 Terms of Service(TOS)へのマッピングに使用できます。 CoS マッチングおよびマーキングは、シスコ モジュラ QoS CLI フレームワーク経由で設定できます。

クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキングの設定方法

クラスベース イーサネット CoS マッチングの設定

次の作業では、CoS 値に基づいてトラフィックを分類するために、voice と video-and-data という名前のクラスを作成します。 クラスは CoS ベース処理ポリシー マップ内で設定され、サービス ポリシーがギガビット イーサネット インターフェイス 1/0/1 から出るすべてのパケットに適用されます。

手順の概要

    1.    enable

    2.    configure terminal

    3.    class-map class-map-name

    4.    match cos cos-value

    5.    exit

    6.    class-map class-map-name

    7.    match cos cos-value

    8.    exit

    9.    policy-map policy-map-name

    10.    class {class-name | class-default}

    11.    priority level level

    12.    exit

    13.    class {class-name | class-default}

    14.    bandwidth remaining percent percentage

    15.    exit

    16.    exit

    17.    interface type number

    18.    service-policy {input| output} policy-map-name

    19.    end


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 enable


    例:
    Device> enable
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。

    • パスワードを入力します(要求された場合)。

     
    ステップ 2 configure terminal


    例:
    Device# configure terminal
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3 class-map class-map-name


    例:
    Device(config)# class-map voice
     

    作成するクラス マップの名前を指定し、クラスマップ コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 4 match cos cos-value


    例:
    Device(config-cmap)# match cos 7
     

    CoS 値に基づいてトラフィックを照合するようにクラス マップを設定します。

     
    ステップ 5 exit


    例:
    Device(config-cmap)# exit
     

    (オプション)クラスマップ コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 6 class-map class-map-name


    例:
    Device(config)# class-map video-and-data
     

    作成するクラス マップの名前を指定し、クラスマップ コンフィギュレーション モードを開始します。

    • クラス マップ名を入力します。

     
    ステップ 7 match cos cos-value


    例:
    Device(config-cmap)# match cos 5
     

    CoS 値に基づいてトラフィックを照合するようにクラス マップを設定します。

     
    ステップ 8 exit


    例:
    Device(config-cmap)# exit
     

    (オプション)クラスマップ コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 9 policy-map policy-map-name


    例:
    Device(config)# policy-map cos-based-treatment
     

    事前に作成したポリシー マップの名前を指定して、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに入ります。

     
    ステップ 10 class {class-name | class-default}


    例:
    Device(config-pmap)# class voice
     

    作成するポリシーのクラス名を指定し、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 このクラスは、以前に作成したクラス マップと関連付けられます。

     
    ステップ 11 priority level level


    例:
    Device(config-pmap-c)# priority level 1
    
     

    プライオリティ サービスのレベルを指定します。

     
    ステップ 12 exit


    例:
    Device(config-pmap-c)# exit
     

    (オプション)ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 13 class {class-name | class-default}


    例:
    Device(config-pmap)# class video-and-data
     

    作成するポリシーのクラス名を指定し、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 このクラスは、以前に作成したクラス マップと関連付けられます。

     
    ステップ 14 bandwidth remaining percent percentage


    例:
    Device(config-pmap-c)# bandwidth remaining percent 20
    
     

    クラスに割り当てる帯域幅の量を指定します。

     
    ステップ 15 exit


    例:
    Device(config-pmap-c)# exit
     

    (オプション)ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 16 exit


    例:
    Device(config-pmap)# exit
     

    (オプション)ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 17 interface type number


    例:
    Device(config)# interface gigabitethernet 1/0/1 
     

    インターフェイス(サブインターフェイス)タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 18 service-policy {input| output} policy-map-name

    例:
    Device(config-if)# service-policy output cos-based-treatment
     

    インターフェイスの入力または出力方向のいずれかに適用するポリシー マップの名前を指定します。

    (注)     

    ポリシー マップは、入力デバイスまたは出力デバイスで設定できます。 また、入力方向または出力方向のインターフェイスにも適用できます。 ポリシー マップを適用する方向(入力または出力)とデバイス(入力または出力)は、ネットワーク構成によって異なります。 service-policy コマンドを使用してポリシー マップをインターフェイスに適用する場合は、ネットワーク構成に適したデバイスとインターフェイスの方向を選択してください。

     
    ステップ 19 end


    例:
    Device(config-if)# end
     

    (オプション)インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

     

    クラスベース イーサネット CoS マーキングの設定

    次の作業では、トラフィックのタイプごとに別々の CoS 値を割り当てる、cos-set という名前のポリシー マップを作成します。


    (注)  


    この作業では、voice と video-and-data という名前のクラス マップがすでに作成されているものとします。


    手順の概要

      1.    enable

      2.    configure terminal

      3.    policy-map policy-map-name

      4.    class {class-name | class-default}

      5.    set cos cos-value

      6.    exit

      7.    class {class-name | class-default}

      8.    set cos cos-value

      9.    end


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 enable


      例:
      Device> enable
       

      特権 EXEC モードをイネーブルにします。

      • パスワードを入力します(要求された場合)。

       
      ステップ 2 configure terminal


      例:
      Device# configure terminal
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3 policy-map policy-map-name


      例:
      Device(config)# policy-map cos-set
       

      事前に作成したポリシー マップの名前を指定して、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに入ります。

       
      ステップ 4 class {class-name | class-default}


      例:
      Device(config-pmap)# class voice
       

      作成するポリシーのクラス名を指定し、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 このクラスは、以前に作成したクラス マップと関連付けられます。

       
      ステップ 5 set cos cos-value


      例:
      Device(config-pmap-c)# set cos 1
      
       

      パケットの CoS 値を設定します。

       
      ステップ 6 exit


      例:
      Device(config-pmap-c)# exit
       

      ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 7 class {class-name | class-default}


      例:
      Device(config-pmap)# class video-and-data
       

      作成するポリシーのクラス名を指定し、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 このクラスは、以前に作成したクラス マップと関連付けられます。

       
      ステップ 8 set cos cos-value


      例:
      Device(config-pmap-c)# set cos 2
      
       

      パケットの CoS 値を設定します。

       
      ステップ 9 end


      例:
      Device(config-pmap-c)# end
       

      (任意)ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

       

      クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキングの設定例

      例:クラスベース イーサネット CoS マッチングの設定

      この例では、CoS 値に基づいてトラフィックを分類するために 2 つのクラス(voice と video-and-data)を作成します。 CoS ベース処理ポリシー マップは、クラスのプライオリティ値と帯域幅値の設定に使用されます。 サービス ポリシーは、インターフェイス ギガビット イーサネット 1/0/1 を出るすべてのパケットに適用されます。


      (注)  


      サービス ポリシーは、サービス ポリシーをサポートする任意のインターフェイスにアタッチできます。


      Device(config)# class-map voice
      Device(config-cmap)# match cos 7
      Device(config-cmap)# exit
      Device(config)# class-map video-and-data
      Device(config-cmap)# match cos 5
      Device(config-cmap)# exit
      Device(config)# policy-map cos-based-treatment
      Device(config-pmap)# class voice
      Device(config-pmap-c)# priority level 1
      Device(config-pmap-c)# exit
      Device(config-pmap)# class video-and-data
      Device(config-pmap-c)# bandwidth remaining percent 20
      Device(config-pmap-c)# exit
      Device(config-pmap)# exit
      Device(config)#  interface gigabitethernet1/0/1
      Device(config-if)# service-policy output cos-based-treatment
      

      例:クラスベース イーサネット CoS マーキング

      Device(config)# policy-map cos-set
      Device(config-pmap)# class voice
      Device(config-pmap-c)# set cos 1
      Device(config-pmap-c)# exit
      Device(config-pmap)# class video-and-data
      Device(config-pmap-c)# set cos 2
      Device(config-pmap-c)# end  
            

      クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキングに関する追加情報

      関連資料

      関連項目

      マニュアル タイトル

      Cisco コマンド

      『Cisco IOS Master Command List, All Releases』

      QoS コマンド:コマンド構文の詳細、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト設定、使用上のガイドライン、および例

      『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』

      ネットワーク トラフィックの分類

      「Classifying Network Traffic」モジュール

      MQC

      「Applying QoS Features Using the MQC」モジュール

      ネットワーク トラフィックのマーキング

      「Marking Network Traffic」モジュール

      テクニカル サポート

      説明

      リンク

      右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。 これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。 この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

      http:/​/​www.cisco.com/​cisco/​web/​support/​index.html

      クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキングの機能情報

      次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、特定のソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースのみを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。

      プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

      表 1 クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキングの機能情報

      機能名

      リリース

      機能情報

      クラスベース イーサネット CoS マッチングおよびマーキング

      12.2(5)T

      15.0(1)S

      Cisco IOS XE Release 2.1

      Cisco IOS XE Release 3.2SE

      この機能を使用すれば、サービス クラス(CoS)値を使用してパケットをマーキングして照合することができます。

      match cos コマンドと set cos コマンドが導入または変更されています。

      ワイヤレス展開用のユーザ プライオリティ ベース QoS マーキング

      Cisco IOS XE Release 3.2SE

      この機能を使用すれば、ユーザ プライオリティ(CoS)値を使用してワイヤレス展開でパケットをマーキングして照合できます。