Cisco 7600 シリーズ ルータ Cisco IOS システム メッセージ ガイド Release 12.2 SX
システム メッセージの概要
システム メッセージの概要
発行日;2012/02/05 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

システム メッセージの概要

システム メッセージの構造

システム メッセージの例

システム メッセージの検索用のエラーメッセージデコーダの使用

オンライン ドキュメント内のシステム メッセージの検索

用語

エラー メッセージのトレースバック レポート

システム メッセージの概要

このマニュアルでは、Cisco 7600 シリーズ ルータの Cisco IOS システム エラー メッセージを紹介して説明します。システム ソフトウェアは動作中に、これらのエラー メッセージをコンソール(およびオプションとして、別のシステム上のロギング サーバ)に送信します。システム メッセージは、必ずしもシステムに問題があることを示しているとは限りません。単に情報を通知するだけのメッセージもありますし、通信回線、内部ハードウェア、またはシステム ソフトウェアに関する問題点の診断に役立つメッセージもあります。

このマニュアルでは、システムに障害が発生したときに表示されるエラー メッセージについても説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「システム メッセージの構造」

「システム メッセージの例」

「システム メッセージの検索用のエラーメッセージデコーダの使用」

「オンライン ドキュメント内のシステム メッセージの検索」

「用語」

「エラー メッセージのトレースバック レポート」

システム メッセージの構造

システム エラー メッセージの構造は、次のとおりです。

FACILITY-SEVERITY-MNEMONIC:Message-text

FACILITY コード

ファシリティ コードは、2 つ以上の大文字からなり、メッセージが関連するファシリティを示します。ファシリティには、ハードウェア デバイス、プロトコル、またはシステム ソフトウェアのモジュールがあります。 表1-1 に、システム ファシリティ コードを示します。

 

表1-1 ファシリティ コード

コード
ファシリティ

ACE

Allegro Crypto Engine

AFLSEC

Accelerated Flow Logging Security

AP

認証プロキシ

ATMSPA

ATM Shared Port Adapter(SPA; 共有ポート アダプタ)

C6KENV

環境

C6K_MPLS_COMMON

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータ マルチプロトコル ラベル スイッチングの LAN および WAN

C6K_MPLS_LC

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータ マルチプロトコル ラベル スイッチングのスイッチ プロセッサまたはモジュール

C6K_MPLS_RP

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータ マルチプロトコル ラベル スイッチングの LAN

C6K_PLATFORM

一般プラットフォーム

C6K_POWER

電源

C6K_PROCMIB

プロセス MIB SP CPU

C6KPWR

電源

C6K_WAN_C2W

WAN C2Wire

C7600_SIP200

SPA インターフェイス プロセッサ 200

C7600_SIP200_MP

SIP 200 マルチプロセッシング

C7600_SIP200_SPIRX

SIP 200 SPI4.2 バス入力インターフェイス

C7600_SIP200_SPITX

SIP 200 SPI4.2 バス出力インターフェイス

C7600_SSC600

サービス SPA キャリア カード

CAMP

Cooperative Asymmetric Multiprocessing(協調型非対称マルチプロセッシング)

CAPI

Card Application Program Interface

CAPI_EC

カード/EtherChannel 制限

CARDMGR

SIP 400 カード マネージャ(データ プレーン)

CBUS

Cisco バス コントローラ

CHARLOTTE

デュアル OC-3 PoS ポート アダプタ

CONST_DIAG

オンライン診断

CONST_V6

IP バージョン 6

CPU_MONITOR

CPU モニタ

CSG

Content Services Gateway

CWAN_ATM

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータの WAN ATM ポート

CWAN_CHOC_DSX

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータの WAN CHOC DSX LC 共通

CWAN_HA

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータの WAN ハイ アベイラビリティ

CWANLC

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータの WAN モジュール

CWANLC_ATM

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータの WAN モジュール ATM

CWAN_QINQ

WAN_QinQ

CWAN_RP

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータの WAN ルート プロセッサ ドライバ

CWAN_SP

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータの WAN スイッチ プロセッサ ドライバ

CWPA

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータのポート アダプタ モジュール

CWRPSPA

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータ WAN ルート プロセッサ上の SPA

CWSLC

WAN SiByte モジュール

CWTLC

WAN OSM(オプティカル サービス モジュール)

CWTLC_ATOM

WAN OSM の MPLS を介した駆動機構

CWTLC_CHOC

Cyclops チャネライズド OC48/OC12

CWTLC_CHOCX

OSM チャネライズド OC12/OC3 モジュール

CWTLC_GEWAN

ギガビット イーサネット WAN モジュール

CWTLC_RP

Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズ ルータの WAN トースターベース モジュール ルート プロセッサ

DHCP_SNOOPING

Dynamic Host Configuration Protocol スヌーピング

DIAG

オンライン診断

DOT1X

IEEE 802.1X

EAP

Extensible Authentication Protocol(拡張認証プロトコル)

EARL

Enhanced Address Recognition Logic

EARL_ACL_FPGA

Enhanced Address Recognition Logic ACL フィールド プログラマブル ゲート アレイ

EARL_DRV_API

EARL ドライバ API

EARL_L2_ASIC

EARL レイヤ 2 ASIC

EARL_L3_ASIC

EARL レイヤ 3 ASIC

EARL_NETFLOW

EARL NetFlow

EC

Port Aggregation Protocol(PAgP)、Link Aggregation Control Protocol(LACP)シム、EtherChannel

EM

Event Manager(イベント マネージャ)

ENT_API

エンティティ MIB API

ENVM

Environmental Monitoring(環境モニタ)

EOBC

Ethernet Out-of-Band Channel

EOS

Eos ASIC

EOU

Extensible Authentication Protocol over UDP

EPLD_STATUS_OPEN

EPLD プログラミング ステータス ファイル データ プロセッシング

FABRIC

ファブリック

FIB

Forwarding Information Base(転送情報ベース)

FM

フィーチャ マネージャ

FMCORE

コア フィーチャ マネージャ

FM_EARL6

EARL 6 フィーチャ マネージャ

FM_EARL7

EARL 7 フィーチャ マネージャ

FTTM

Full Ternary TCAM Manager

HA_EM

組み込みイベント マネージャ

HYPERION

Hyperion ASIC

IPC

InterProcessor Communication(プロセッサ間通信)

IP_DEVICE_TRACKING

IP デバイス トラッキング

IPFAST

IP ファスト スイッチング

IPNAT

IP Network Address Translation

IPV6

IP バージョン 6

IP_VRF

IP VPN Routing/Forwarding Instance(VRF; VPN ルーティング/転送インスタンス)共通エラー

IPX_MAP

ESF ネットワーク プロセッサ クライアント マッパー

KEYMAN

鍵文字列暗号化

L2_AGING

レイヤ 2 エージング

L2_APPL

レイヤ 2 アプリケーション

L3MM

Layer 3 Mobility Manager(レイヤ 3 モビリティ マネージャ)

MAC_LIMIT

MAC 制限機能

MAC_MOVE メッセージ

MAC 移動通知機能

MCAST

レイヤ 2 マルチキャスト ログ

MFIB_CONST_RP

マルチキャスト FIB ルート プロセッサ

MISTRAL

Mistral ASIC

MLS_ACL_COMMON

マルチレイヤ スイッチング ACL

MLSCEF

マルチレイヤ スイッチング Cisco Express Forwarding

MLSM

マルチキャスト分散ショートカット スイッチング/マルチキャスト用マルチレイヤ スイッチング

MLS_RATE

マルチレイヤ スイッチング レート制限

MMLS

Multicast Multilayer Switching(マルチキャスト マルチレイヤ スイッチング)

MMLS_RATE

マルチキャスト マルチレイヤ スイッチング レート制限

MRIB_PROXY

マルチキャスト ルーティング情報ベース プロキシ

MSFC2

マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード 2

NETFLOW_AGGREGATION

NetFlow アグリゲーション

NETWORK_RF_API

ネットワーク冗長機能 API

OIR

Online Insertion and Removal(OIR; ホットスワップ)

ONLINE

ダウンロード プロセッサ

OSM_MULTILINK

OSM モジュール分散マルチリンク

PBI_OPEN

プログラマブル バイナリ ファイル データ プロセッシング

PFINIT

プラットフォームの初期化

PFREDUN

プラットフォームの冗長性

PIMSN

PIM Snooping(PIM スヌーピング)

PM

ポート マネージャ

PM_SCP

Port Manager Switch-Module Configuration Protocol

POSLC

Packet over SONET モジュール

PROCYON

Supervisor Engine 720 用の CPU ドータカード

PXF

Parallel Express Forwarding

QM

Quality of Service(QoS; サービス品質)管理

R4K_MP

CPU

REGISTRY

レジストリ

RF

冗長機能

RPC

Remote Procedure Call

RP_MLP

Route Processor Multilink Point-to-Point Protocol

RUNCFGSYNC

Auto-Running Configuration Synchronization

SBFIFO

MAC FIFO コントローラ

SCP

Switch Module Configuration Protocol

SFF8472

オプティカル トランシーバ診断モニタ

SIP400

SPA インターフェイス プロセッサ 400

SIP600

SPA インターフェイス プロセッサ 600

SIP600_PARSING_ENGINE

SIP 600 解析エンジン

SIP600_QOS

SIP 600 QoS

SIPSPA

GSR ライン カードの SPA

SMSC

Short Message Service(SMS; ショート メッセージ サービス)センタのルート プロセッサ

SPA_CHOC_DSX

共通するチャネライズド SPA

SPA_T3E3

T3E3

SPAN

Switched Port Analyzer(スイッチド ポート アナライザ)

SPANTREE

スパニングツリー

SSA

Super Santa Ana ASIC

SSP

State Synchronization Protocol マネージャ

STAPL

Standard Test and Programming Language

SW_VLAN

VLAN マネージャ

TCP

Transmission Control Protocol

TRANSCEIVER

トランシーバ

UNICAST_FLOOD

ユニキャスト フラッディング

VPN_HW

IPSec 用 VPN ハードウェア アクセラレータ

VPNSM

VPN サービス モジュール

VPNSMIOS

VPNSM 暗号接続

VSEC

VACL ロギング

SEVERITY

SEVERITY(重大度)は、状況の重大度を示す 0 ~ 7 の 1 桁のコードです。この値が小さいほど、重大な状況を意味します。 表1-2 に、メッセージの重大度を示します。

 

表1-2 メッセージの重大度

重大度
説明

0 -- 緊急

システムは使用不能

1 -- アラート

即時対応が必要

2 -- クリティカル

クリティカル状態

3 -- エラー

エラー状態

4 -- 警告

警告状態

5 -- 通知

正常だが注意を要する状態

6 -- 通知

通知目的のみのメッセージ

7 -- デバッグ

デバッグ中にのみ表示されるメッセージ

MNEMONIC コード

ニーモニック コードは、一意のものとしてエラー メッセージを特定します。

Message-text

メッセージ テキストは、状況を説明する文字列です。この文字列には、発生したイベントに関する詳細情報(端末ポート番号、ネットワーク アドレス、またはシステム メモリのアドレス スペース内の特定ロケーションに対応するアドレスなど)が含まれる場合があります。このような変数のフィールドに含まれる情報は、メッセージごとに異なるので、このマニュアルでは、該当する短い文字列を角カッコ([ ])で囲んで示しています。たとえば、10 進数は [dec] で表します。 表1-3 に、メッセージ内の変数フィールドを示します。

 

表1-3 メッセージ内の変数フィールドの表記法

表記
情報のタイプ

[chars] または [char]

文字列

[dec]

10 進数

[hex]

16 進数

[int]

整数

[num]

番号

システム メッセージの例

システム エラー メッセージの例を示します。

LINK-2-BADVCALL:Interface [chars], undefined entry point

LINK はファシリティ コードです。

2 は重大度です。

BADVCALL はニーモニック コードです。

「Interface [chars], undefined entry point」はメッセージ テキストです。

また、一部のメッセージはシステム エラーの発生場所を示します。このようなメッセージの構造は、次のとおりです。

FACILITY-SOURCE-SEVERITY-MNEMONIC:Message-text

SOURCE ではエラーの発生場所を示します。SOURCE の例として、スイッチ プロセッサでエラーが発生したことを示す SP、またはスロット 5 のモジュールにある Distributed Forwarding Card(DFC)でエラーが発生したことを示す DFC5 があります。

システム メッセージの検索用のエラーメッセージデコーダの使用

エラーメッセージデコーダ(EMD)は、シスコ製ソフトウェアのエラー メッセージについて調査を行い、問題を解決するためのツールです。EMD を使用すると、シスコ製のルータ、スイッチ、およびファイアウォールのコンソールに表示されるエラー メッセージの意味を理解する際に役立ちます。

EMD を使用するには、コンソールまたはシステム ログに表示されるメッセージをコピーし、それをウィンドウに貼り付け、[Submit] ボタンを押します。メッセージの説明、推奨される対処法、および関連するドキュメント(存在する場合)が自動的に表示されます。

EMD は次の URL にあります。

http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/Errordecoder/index.cgi?locale=en

オンライン ドキュメント内のシステム メッセージの検索

オンライン ドキュメント内のメッセージを検索するには、コンソールまたはシステム ログに表示されるメッセージをブラウザにコピー アンド ペーストすることにより、検索機能を使用します。

コンソールまたはシステム メッセージに表示されるメッセージの一部には、システム エラーが発生した場所を示すものがあります。このようなメッセージの構造は、次のとおりです。

FACILITY-SOURCE-SEVERITY-MNEMONIC:Message-text

SOURCE ではエラーの発生場所を示します。SOURCE の例として、スイッチ プロセッサでエラーが発生したことを示す SP、またはスロット 5 のモジュールにある Distributed Forwarding Card(DFC)でエラーが発生したことを示す DFC5 があります。

SOURCE を含むメッセージの説明および対処方法を検索する場合、まずテキストから SOURCE を削除し、次にマニュアル内でメッセージを検索します。

たとえば、C6KPWR-SP-4-DISABLED メッセージをマニュアルで検索するのではなく、識別名 SOURCE を削除してからメッセージ C6KPWR-4-DISABLED を検索します。

用語

このマニュアルでは、「モジュール」と「ライン カード」の両方の用語は、スイッチング モジュールを意味します。

エラー メッセージのトレースバック レポート

内部エラーを表すメッセージには、トレースバック情報が含まれる場合があります。この情報は非常に重要であり、テクニカル サポートに問題点を連絡するとき、必ず提示する必要があります。

次に、トレースバック情報を含んだメッセージの例を示します。

-Process = "Exec", level = 0, pid = 17

-Traceback = 1A82 1AB4 6378 A072 1054 1860