Cisco 7600 FlexWAN/Enhanced FlexWAN モジュール コンフィギュレーション ガイド
FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでの QoS の設定
FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでの QoS の設定
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでの QoS の設定

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール上の QoS の概要

入力 QoS 機能

出力 QoS 機能

その他の QoS 機能およびリソース

分類

分類の設定

制限事項および使用時の注意事項

設定作業

DNBAR

ポリシング

ポリシングの設定

制限事項および使用時の注意事項

設定作業

マーキング

マーキングの設定

制限事項および使用時の注意事項

設定作業

輻輳管理

CBWFQ の設定

制限事項および使用時の注意事項

ポリシー マップでのサービス ポリシーの設定

MLPPP リンクに対する CBWFQ の設定

フロー ベース WFQ

LLQ の設定

制限事項および使用時の注意事項

設定作業

設定可能な LLQ バースト サイズ

MLPPP リンクに対する LLQ の設定

残りの帯域幅の分配

コマンド リファレンス

輻輳回避

WRED の設定

制限事項および使用時の注意事項

設定作業

設定例

Distributed WRED

DiffServ 準拠 WRED

トラフィック シェーピング

トラフィック シェーピングの設定

制限事項および使用時の注意事項

設定作業

階層型トラフィック シェーピングの設定

制限事項および使用時の注意事項

設定作業

キュー リミットの設定

制限事項および使用時の注意事項

設定作業

レイヤ 2 での QoS アプリケーション

ATM VC アクセス トランク エミュレーションでの QoS の設定

入力および出力の QoS

設定の確認

ATM CLP の設定

ブリッジド インターフェイスでの QoS の設定

QoS Over Bridging

QoS over Bridging の機能

制限事項および使用時の注意事項

ブリッジド インターフェイスでの QoS の設定

QoS over Bridging を使用するクラスマップおよびポリシーマップ ステートメント

インターフェイスの設定例

QoS over Bridging の設定例

MPLS QoS の概要

FlexWANおよび拡張FlexWANのMPLS QoS機能の概要

信頼状態

分類

マーキングおよびポリシング

IP ToS の維持

FlexWAN モジュールおよび拡張 FlexWAN での MPLS QoS の使用

IP/MPLS エッジ(入力インターフェイス)QoS 機能

入力ポート機能

出力ポート機能

MPLS/IP エッジ(出力インターフェイス)QoS 機能

入力ポート機能

出力ポート機能

MPLS コア QoS 機能

入力ポート機能

出力ポート機能

MPLS QoS の設定

FlexWAN MPLS QoS

FlexWAN MPLS QoS(Supervisor Engine 2 の場合)

サポートされている FlexWAN MPLS QoS 機能

MPLS EXP フィールドの概要

MPLS EXP フィールドの設定

MPLS 用のクラスベース マーキングの設定

MPLS パケットを分類するクラス マップの設定

MPLS experimental フィールドを設定するポリシー マップの設定

サービス ポリシーの結合

QoS 動作の確認

設定例

入力 PE ルータの設定

コア ルータの入力側および出力側のインターフェイスの設定

MPLS VPN QoS の設定

設定例

AToM での QoS の設定

AToM での experimental ビットの設定

EoMPLS および EXP ビット

インターフェイスに割り当てられたトラフィック ポリシーの表示

ATM AAL5 over MPLS および EXP ビット

ATM Cell Relay over MPLS および EXP ビット

FRoMPLS および EXP ビット

EXP ビットによるパケット プライオリティの設定

トラフィック シェーピングのイネーブル設定

EoMPLS QoSの例

EoMPLS QoS の例 ― インターフェイスに割り当てられたトラフィック ポリシーの表示

EoMPLS QoS の例 ― VLAN での QoS の設定

ATMoMPLS QoS の例 ― 入力 QoS の設定

FRoMPLS QoS の例 ― 入力 QoS の設定

FR/ATMoMPLS VC 上での DE/CLP と EXP のマッピング

ATM CLP ビットに基づく照合

入力ポリシーの ATM CLP ビットに基づく照合の設定

ATM CLP ビットに基づく照合の設定例

ATM CLP ビットに基づく照合の確認

FR-DE ビットに基づく照合

FR-DE ビットに基づく照合のガイドライン

入力ポリシーの FR-DE ビットに基づく照合の設定

FR-DE ビットに基づく照合の設定例

FR-DE ビットに基づく照合の確認の例

ATM CLP ビットの設定

出力ポリシーの ATM CLP ビットの設定機能の設定

ATM CLP ビットの設定機能の設定例

ATM CLP ビットに基づく照合の確認の例

FR-DE ビットの設定

出力ポリシーの FR-DE ビットの設定機能の設定

FR-DE の設定機能の設定例

FR-DE の設定機能の確認の例

EoMPLS VC の階層型 QoS

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能の前提条件

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能の制限

サポート対象機能

関連コマンド

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能の設定

着信インターフェイスで QoS グループをマーキングするためのポリシー マップの作成および割り当て

QoS グループに基づいて照合するクラス マップの設定

出力インターフェイスの子ポリシー マップの作成

入力 VLAN に基づいて照合するクラス マップの設定

親ポリシー マップの作成と出力インターフェイスへの結合

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能の設定例

単純な階層型の設定例

完全な階層型 QoS の例

同一の子ポリシーを使用する複数の親ポリシーの例

一般的なクラスマップ テンプレートの例

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでの QoS の設定

この章では、Cisco 7600 FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール上で Quality of Service(QoS; サービス品質)を設定する方法について説明します。


) Cisco IOS Release 12.2SRA 以降のリリースでは FlexWAN モジュールまたは Supervisor Engine 2 はサポートされません。これらのリリースでは、拡張 FlexWAN モジュール、Sup720 および Sup32 がサポートされます。Cisco IOS Release 12.2SRB では、さらにルート スイッチ プロセッサ 720 (RSP720)もサポートされます。


この章のセクションは次のとおりです。

「FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール上の QoS の概要」

「その他の QoS 機能およびリソース」

「分類」

「ポリシング」

「マーキング」

「輻輳管理」

「輻輳回避」

「トラフィック シェーピング」

「レイヤ 2 での QoS アプリケーション」

「ブリッジド インターフェイスでの QoS の設定」

「MPLS QoS の概要」

「MPLS QoS の概要」

「FlexWAN モジュールおよび拡張 FlexWAN での MPLS QoS の使用」

「MPLS QoS の設定」

「MPLS VPN QoS の設定」

「AToM での QoS の設定」

「FR/ATMoMPLS VC 上での DE/CLP と EXP のマッピング」

「EoMPLS VC の階層型 QoS」

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール上の QoS の概要

各 FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールには、入力と出力両方の QoS 機能があります。

入力 QoS 機能

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、FlexWAN モジュール本体でポリシングとマーキングの両方を提供するので、FlexWAN ポートを介して受信したパケットは、Policy Feature Card(PFC; ポリシー フィーチャ カード)の QoS 機能をバイパスします。したがって、PFC の QoS 機能は不要です。FlexWAN のポリシングおよびマーキングは、Modular QoS CLI(MQC; モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス)を使用して設定します。

QoS 機能は FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール上の CPU で実行されます。より複雑な QoS 機能を有効にすると、ポート アダプタのパフォーマンスに影響する場合があります。

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、入力ポート上で次の QoS 実装をサポートします。

分類

ポリシング

マーキング

CBWFQ

Low Latency Queuing(LLQ; 低遅延キューイング)

WRED

トラフィック シェーピング

パーセンテージ ベース ポリシング

出力 QoS 機能

FlexWAN モジュールの発信 QoS 機能には、ポリシング、マーキング、Class-Based Weighted Fair Queuing(CBWFQ; クラス ベース均等化キューイング)、Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付けランダム早期検出)、およびトラフィック シェーピングが含まれます。いずれの機能も MQC を使用して設定します。Cisco IOS ソフトウェアで機能を実装する場合、QoS の設定の複雑さに関しては制限はほとんどありません。ただし、複雑になるにしたがって、パフォーマンスの低下が目立つ可能性が高くなります。

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、出力ポート上で次の QoS 実装をサポートします。

分類

ポリシング

マーキング

CBWFQ

LLQ

WRED

トラフィック シェーピング

Link Fragmentation and Interleaving(LFI)


) 親ポリシーにシェーピングが設定されている子ポリシーに含まれている場合は、分散 CBWFQ、
LLQ、およびDistributed Weighted Random Early Detection(DWRED; 分散重み付けランダム早期検出)もサポートされます。



FlexWAN および拡張 FlexWAN の QoS は、MQC のサブセットを使用して設定します。MQC の詳細については、http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/
120xe/120xe5/mqc/mcli.htm
の『Modular Quality of Service Command-Line Interface Overview』を参照してください。


その他の QoS 機能およびリソース

Cisco 7600 シリーズ ルータ上での PFC QoS の設定については、次のマニュアルを参照してください。

『Cisco 7600 Series Cisco IOS Software Configuration Guide』 12.2 SX http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/software/122sx/swcg/index.htm

『Cisco 7600 Series Cisco IOS Command Reference』 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/software/122sx/cmdref/index.htm

スーパーバイザ エンジンおよび MSFC 上で Cisco IOS が動作している Catalyst 6000 シリーズ スイッチ上での PFC QoS の設定については、次のマニュアルを参照してください。

『Catalyst 6500 Series Cisco IOS Software Configuration Guide』 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/122sx/swcg/index.htm

『Catalyst 6500 Series Cisco IOS Software Configuration』 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/122sx/swcg/index.htm

Cisco IOS QoS の一般的な設定方法については、次のマニュアルを参照してください。

『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』 Release 12.2 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_c/index.htm

『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』 Release 12.2 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_r/index.htm

分類

分類の機能により、トラフィック記述子を使用して特定のグループ内でパケットを類別し、そのパケットを定義してネットワーク上の QoS 処理機能がアクセスできるようになります。パケット分類を使用すると、ネットワーク トラフィックを複数のプライオリティ レベルまたはサービス クラスに区分できます。

詳細については、次の URL にアクセスして『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』Release 12.2 を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_c/fqcprt1/qcfclass.htm#1000872

分類の設定

ここでは、FlexWAN および拡張 FlexWAN の QoS 機能に対して分類を設定する方法について説明します。

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、次の条件に基づいてトラフィックを分類できます。

DSCP(6 ビット、ToS バイトで定義、最大 64 個の値を指定可能)

IP precedence(3 ビット、IP ヘッダーの ToS バイトで定義、最大 8 種類の precedence 値を指定可能)


) IPv6 での分類には match precedence コマンドを使用します。


VLAN ID(具体的な VLAN ID または VLAN ID 範囲を指定したイーサネット パケット)

VLAN ID inner(ブリッジド イーサネット パケット内の 802.1Q ヘッダーの VLAN ID)

FR DLCI(10 ビットのフレームリレー DLCI 値)

ATM CLP ビット(1 つまたは複数の ATM セルの Cell Loss Priority[CLP; セル損失率優先度]ビット)

プロトコル(Network-Based Application Recognition [NBAR] 機能がサポートする各種プロトコル)

MAC(メディア アクセス制御)レイヤ アドレス

フレーム リレー DE ビット

CoS ビット(802.1Q ヘッダーの 3 ビットのサービス クラス フィールド)

CoS ビット inner(ブリッジド イーサネット パケット内の 802.1Q ヘッダーの CoS ビット)

BGP インデックス

パケット長(所定の範囲内のサイズのパケットと一致)

Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)

EXP(Multiprotocol Label Switching[MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング]環境で分類に使用する3ビット)

グローバル コンフィギュレーション モードでclass-mapコマンドを使用して、クラス マップ名を指定し、クラス一致条件を定義します。

制限事項および使用時の注意事項

分類に関する制限事項および使用時の注意事項は、次のとおりです。

トラフィック タイプ ― ここで紹介する分類情報は、IP トラフィックに当てはまります。MPLS、Ethernet over MPLS(EoMPLS)、および AToM トラフィックの分類を設定する方法については、「FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでの MPLS の設定」を参照してください。

トラフィック クラス ― 1 つのポリシー マップで最大 255 個のトラフィック クラスを設定できます。IP DSCP 値ごとにクラスが 1 つずつです。ユーザが指定するトラフィック クラスのほかに、ポリシー マップを作成する際に事前に定義される class-default クラスがあります。これは、トラフィックがポリシー マップで定義されている他のクラスの一致条件を満たさなかった場合に、そのトラフィックに割り当てられるクラスです。

設定作業

分類を設定するには、MSFC 上でグローバル コンフィギュレーション モードを使用して次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map [match-all | match-any] class-name

パケットとクラスの照合に使用するクラス マップを作成します。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match [ip dscp ip-dscp-value | ip precedence ip-precedence-value | mpls experimental mpls-exp-value]

一致条件として、特定の IP DSCP、IP precedence、または MPLS EXP 値を指定します。

次に、ipp5 という名前のクラス マップを設定し、マッチ文を IP precedence 5 として入力する例を示します。

Router(config)# class-map ipp5
Router(config-cmap)# match ip precedence 5
Router(config-cmap)#
 

次に、show class-map コマンドを使用して、特定のクラス マップに対応するクラス マップ情報を表示する例を示します。

Router# show class-map ipp5
Class Map match-all ipp5 (id 1)
Match ip precedence 5
 

DNBAR

Distributed Network-Based Application Recognition(DNBAR)は、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールで使用する分類エンジンです。Web ベースのプロトコル、動的 TCP/UDP ポート割り当てを使用する分類の困難なプロトコルを含め、多種多様なアプリケーションを認識します。DNBAR がアプリケーションを認識して分類すると、ネットワークはそのアプリケーション用のサービスを呼び出すことができます。DNBAR は QoS 機能と連動して次の機能を提供し、ネットワーク帯域の効率的な利用を確保します。

帯域保証

トラフィック シェーピング

トラフィック ポリシング

パケット マーキング

詳細については、次の URL にアクセスして『 Distributed Network-Based Application Recognition 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121limit/121e/121e6/dnbar.htm

ポリシング

ポリシング レートはトークン バケット ポリサーを使用して、特定のフローまたはフロー グループを制限します。ユーザが指定したレートおよびバースト パラメータに適合しないパケットは、プロファイル不適合とみなされ、ドロップまたはマークダウンの対象になります。

詳細については、次の URL にアクセスして『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』 Release 12.2 を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_c/fqcprt4/qcfpolsh.htm

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、パーセンテージベースのポリシングもサポートします。

さらに、次を設定してパケットをマーキングできます。

ATM CLP ビット

Frame Relay Discard Eligibility(DE; 廃棄適性)ビット

IP precedence値

IP DSCP 値

MPLS experimental(EXP)値

CoS ビット(802.1Q ヘッダーの 3 ビットのサービス クラス フィールド)

ポリシングの設定

トラフィック クラスでポリシングをイネーブルにするには、policeコマンドを使用します。policeコマンドは、特定のトラフィック クラスに最大レートを設定し、そのレートを超過した場合に次のアクションを提供します。

ドロップ

送信

再マーキングを行って送信


) PFC は通常、ルータのポート間でポリシングを実行しますが、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールを使用する場合、この機能は WAN ポートでは使用できません。FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールがポリシングを処理するのは、WAN パケットのヘッダーが通常は LAN パケットより小さいからです。この方式でポリシングに PFC を使用すると、ポリシングが不正確になります。


制限事項および使用時の注意事項

分類に関する制限事項および使用時の注意事項は、次のとおりです。

ポリサーには 2 種類の形式があります。シングル レートおよびデュアル レートです。シングル レートでは Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)を使用してトラフィックのポリシングが行われますが、デュアル レートでは CIR と Peak Information Rate(PIR; 最大情報レート)を組み合わせてトラフィックのポリシングが行われます。

どちらの形式のポリサーも、トラフィックに対応付けられるステートが 3 種類あります。conform(適合)、exceed(超過)、およびviolate(違反)です。

bps レートが超過しなかった場合、トラフィックは適合ステートになります。

bps レートが超過した場合、トラフィックは超過ステートになります。

bps レートが最大バースト バイト レートを上回った場合、トラフィックは違反ステートになります。

これらの各ステートについて、次のいずれかでポリシングが実行されます。ドロップし、再マーキングを行って送信するか、またはドロップし、再マーキングを行わないで送信するかです。

詳細については、次の URL にアクセスし、「Traffic Policing」を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/dtpoli.htm

設定作業

ポリシングを設定するには、MSFC 上でグローバル コンフィギュレーション モードを使用して次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map [match-all | match-any] class-name

パケットとクラスの照合に使用するクラス マップを作成します。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match [ip dscp ip-dscp-value | ip precedence ip-precedence-value | mpls experimental mpls-exp-value]

一致条件として、特定の IP DSCP、IP precedence、または MPLS EXP 値を指定します。

ステップ 3

Router(config)# policy-map policy_name

 

1 つ以上のインターフェイスに結合可能なポリシー マップを作成または変更し、サービス ポリシーを指定します。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーを組み込むクラスを定義します。

ステップ 5

Router(config-pmap-c)# police bps burst-normal burst-max conform-action action exceed-action action violate-action action

トラフィック クラスで使用する最大帯域幅を指定します。

次に、平均速度が 8,000 bps、標準バースト サイズが 2,000 バイト、超過バースト サイズが 4,000 バイトのトラフィック ポリシングを設定する例を示します。

Router(config)# class-map acgroup2
Router(config-cmap)# match access-group 2
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# policy-map police
Router(config-pmap)# class acgroup2
Router(config-pmap-c)# police 8000 2000 4000 conform-action transmit exceed-action set-qos-transmit 4 violate-action drop
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)# interface fastethernet 0/0
Router(config-if)# service-policy input police
 

ポリシングを確認するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show policy-map

設定されているすべてのポリシー マップを表示します。

Router# show policy-map policy-map-name

ユーザが指定したポリシー マップを表示します。

Router# show policy-map interface

インターフェイスに結合されているすべての入力ポリシーと出力ポリシーについて、統計情報と設定を表示します。

次に、EXEC モードでshow policy-map interface コマンドを使用して、ポリシング統計を表示する例を示します。

Router# show policy-map interface
POS6/1/0
service-policy output: x
class-map: a (match-all)
0 packets, 0 bytes
5 minute rate 0 bps
match: ip precedence 0
police:
1000000 bps, 10000 limit, 10000 extended limit
conformed 0 packets, 0 bytes; action: transmit
exceeded 0 packets, 0 bytes; action: drop
conformed 0 bps, exceed 0 bps, violate 0 bps
 

マーキング

IP precedence または IP DSCP マーキングにパケットを対応付けると、どちらの値をマーキングしたかに応じて、IP precedence または IP DSCP 値に基づいてトラフィックを分類できます。これらのマーキングを使用すると、ネットワーク内のトラフィックを識別し、他のインターフェイスで IP precedence または DSCP マーキングに基づいたトラフィックの照合が可能になります。

詳細については、次の URL にアクセスして『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』 Release 12.2 を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_c/fqcprt1/qcfclass.htm#998197

マーキングの設定

マーキングでは、特定のクラスに属すパケットのさまざまな属性を設定します。FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでは、IP パケットおよび MPLS パケットのマーキングができます。

Cisco IOS Release 12.2SR 以降のリリースでは、拡張 FlexWAN モジュールでブリッジド イーサネット パケットもマーキングできます。詳細については、「ブリッジド インターフェイスでの QoS の設定」を参照してください。


) FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、ToS を常に信頼します。入力 ToS を変更するには、マーキングを使用します。


制限事項および使用時の注意事項

マーキングに関する制限事項および使用時の注意事項は、次のとおりです。

マーキングは通常、setコマンドを使用して実行します。FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、次の形式のsetコマンドをサポートします。

DSCP(6 ビット、ToS バイトで定義、最大 64 個の値を指定可能)

IP precedence(3 ビット、IP ヘッダーの ToS バイトで定義、最大 8 種類の precedence 値を指定可能)

CoS ビット(802.1Q ヘッダーの 3 ビットのサービス クラス フィールド)


) (Cisco IOS Release 12.2SR 以降の)拡張 FlexWAN モジュールでは、(ブリッジド イーサネット パケット用の)inner COS ビットのマーキングもサポートします。


EXP(MPLS 環境で分類に使用する 3 ビット)

設定作業

マーキングを設定するには、MSFC 上でグローバル コンフィギュレーション モードを使用して次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map [match-all | match-any] class-name

パケットとクラスの照合に使用するクラス マップを作成します。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match [ip dscp ip-dscp-value | ip precedence ip-precedence-value | mpls experimental mpls-exp-value]

一致条件として、特定の IP DSCP、IP precedence、または MPLS EXP 値を指定します。

ステップ 3

Router(config)# policy-map policy-name

設定するサービス ポリシーの名前を指定します。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

事前に定義されたクラスの名前を指定します。これは class-map コマンドで定義され、サービス ポリシーに含まれています。

ステップ 5

Router(config-pmap-c)# set ip precedence ip-precedence-value

トラフィック クラスに含まれるパケットの
IP precedence を指定します。ip-precedence-value の範囲は 0 ~ 7 です。

次に、policy1 というサービス ポリシーを作成する例を示します。このサービス ポリシーは、classコマンドを使用して定義済みの分類ポリシーに対応付けられます。この例では、class1 という分類ポリシーがすでに設定されているものとします。

Router(config)# policy-map policy1
Router(config-pmap)# class class1
Router(config-pmap-c)# set ip precedence 1
 

マーキングを確認するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show policy-map

設定されているすべてのポリシー マップを表示します。

Router# show policy-map policy-map-name

ユーザが指定したポリシー マップを表示します。

Router# show policy-map interface

インターフェイスに結合されているすべての入力ポリシーと出力ポリシーについて、統計情報と設定を表示します。

輻輳管理

輻輳管理機能を使用すると、パケットに割り当てられたプライオリティに基づいてインターフェイスからパケットを送り出す順序を決定することによって、輻輳を制御できます。輻輳管理を行うには、キューを作成し、パケットの分類に基づいてそれらのキューにパケットを割り当て、キュー内のパケットの送信スケジュールを設定する必要があります。輻輳管理の QoS 機能は、4 種類のキューイング プロトコルを提供します。いずれのプロトコルも、さまざまな数のキューの作成を指定でき、程度の差はあるもののトラフィックの差別化が可能で、さらにトラフィックの送信順序を指定できます。

詳細については、次の URL にアクセスして『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』 Release 12.2 を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_c/fqcprt2/qcfconmg.htm#1000872

次に、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール上での輻輳管理について説明します。

「CBWFQ の設定」

「MLPPP リンクに対する CBWFQ の設定」

「フロー ベース WFQ」

「LLQ の設定」

「設定可能な LLQ バースト サイズ」

「MLPPP リンクに対する LLQ の設定」

「残りの帯域幅の分配」

CBWFQ の設定

ここでは、CBWFQ の設定について説明します。CBWFQ は非プライオリティ クラスに保証帯域レートを提供します。輻輳条件があっても、クラスは帯域保証が得られます。CBWFQ を設定するには、3 種類のうち、いずれかの形式のbandwidthコマンドを使用します。

bandwidth <x kbps> ― x kbps の最低帯域保証

bandwidth percent <x%> ― リンク帯域幅の x% の最低帯域保証

bandwidth remaining percent <x%> ― リンクに残されている帯域幅の x% に相当する最低帯域保証、または帯域幅と残存帯域幅が設定されたクラス間で未使用の帯域という、割合に基づいた帯域共有


) LLQ は、プライオリティ クラスに帯域保証を提供します。非プライオリティ クラスに CBWFQ が保証したリンク帯域幅およびプライオリティ クラスに LLQ が保証したリンク帯域幅の和が使用可能な総リンク帯域幅の 99% を上回ることはできません。LLQ の詳細については、「LLQ の設定」を参照してください。


FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、分散 CBWFQ もサポートします。詳細については、次の URL にアクセスして『Distributed Class-Based Weighted Fair Queueing and Distributed Weighted Random Early Detection』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/dtcbwred.htm

制限事項および使用時の注意事項

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール サポート ― bandwidth remaining 形式以外のすべての形式の bandwidth コマンドをサポートします。

物理インターフェイス ― 物理インターフェイス上で CBWFQ を設定できるのは、インターフェイスがデフォルトのキューイング モードになっている場合だけです。E1(2.048 Mbps)以下のシリアル インターフェイスは、デフォルトで Weighted Fair Queuing(WFQ; 重み付け均等化キューイング)を使用します。その他のインターフェイスはデフォルトで FIFO を使用します。物理インターフェイス上で CBWFQ をイネーブルにすると、デフォルトのインターフェイス キューイング方式が上書きされます。ATM PVC 上で CBWFQ をイネーブルにした場合は、デフォルトのキューイング方式は変更されません。

WRED を使用してテール ドロップではなくパケット ドロップを行うようにポリシー マップ内のクラスを設定する場合は、そのサービス ポリシーを結合する予定のインターフェイスに WRED が設定されていないことを確認する必要があります。

CBWFQ では現在、トラフィック シェーピングおよびポリシングはサポートされません。

CBWFQは、Variable Bit Rate(VBR; 可変ビット レート)およびAvailable Bit Rate(ABR; 使用可能ビット レート)ATM接続でサポートされます。Unspecified Bit Rate(UBR; 未指定ビット レート)接続ではサポートされません。

最低帯域レート ― FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでは、最低 CBWFQ レートは(a)1 Kbps 以上、(b)リンク レートまたは階層型シェーピング レートの 1% のどちらかです。

帯域割り当て ― リンクで輻輳条件が発生していない場合は、未使用(または超過)帯域幅がすべてのクラスで共有されます。クラスが使用できる超過帯域幅は、priorityコマンドまたはbandwidthコマンドで指定された保証帯域幅に比例します。たとえば、あるクラスがリンクの 20% を保証されていて、その次のクラスが 10% を保証されている場合、最初のクラスには次のクラスの 2 倍の超過帯域幅が与えられます。

class-default の使用 ― class-default クラスのデフォルト キューイングは、WFQ です。最低でもリンク帯域幅の 1% がデフォルト キューイング用に必ず確保されます。bandwidthコマンドを使用すると、さらに多くの帯域幅を確保できます。

ポリシー マップでのサービス ポリシーの設定

CBWFQ を設定するには、MQC を使用します。class-map コマンドでトラフィック クラスを定義し、bandwidth コマンドが指定されたポリシー マップを作成し、service-policy コマンドで該当するインターフェイスにポリシーを適用します。

トラフィック クラスを設定するには、「分類の設定」を参照してください。CBWFQ を指定してポリシーを設定し、インターフェイスにポリシーを割り当てるには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map [match-all | match-any] class-name

パケットとクラスの照合に使用するクラス マップを作成します。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match [ip dscp ip-dscp-value | ip precedence ip-precedence-value | mpls experimental mpls-exp-value]

一致条件として、特定の IP DSCP、IP precedence、または MPLS EXP 値を指定します。

ステップ 3

Router(config)# policy-map policy-map

設定または変更するサービス ポリシーの名前を指定します。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーと対応付けるトラフィック クラス名を指定します。

ステップ 5

Router(config-pmap-c)# bandwidth bandwidth-kbps | percent % of available bandwidth

 

対応するトラフィック クラスの一致条件を満たしたパケットに割り当てる、使用可能帯域幅の割合を Kbps 単位で指定します。

ステップ 6

Router(config)# interface interface-name

ポリシー マップを適用するインターフェイスを指定します。

ステップ 7

Router(config-if)# service-policy [output policy-name]

指定のポリシー マップをインターフェイスに結合します。

次に、トラフィック クラス 1 と 2 に帯域幅の量を指定するポリシー 1 というサービス ポリシーの例を示します。

Router(config)# class-map class1
Router(config-cmap)# match ip dscp 30
Router(config-cmap)# exit
 
Router(config)# class-map class2
Router(config-cmap)# match ip dscp 10
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# policy-map policy1
Router(config-pmap)# class class1
Router(config-pmap-c)# bandwidth 30000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)# class class2
Router(config-pmap-c)# bandwidth 20000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)#
Router(config)# interface pos 2/0/0
Router(config-if)# service-policy output policy1
Router(config-if)# exit
 

CBWFQ を確認するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show policy-map policy-map

指定のポリシー マップを構成するすべてのクラスについて、設定を表示します。

Router# show policy-map policy-map class class-name

指定されたポリシー マップの、指定されたクラスの設定を表示します。

Router# show policy-map interface interface-name

指定されたインターフェイス上のすべてのポリシー マップについて、設定されているすべてのクラスの設定を表示します。

Router# show queue interface-type interface-number

特定のインターフェイスについて、キューイングの設定と統計情報を表示します。


show policy-map interface コマンドの発行後に表示されるカウンタが更新されるのは、インターフェイス上で輻輳が発生した場合だけです。


次に、show policy-map interface コマンドで表示される情報の例を示します。

Router1-PE# show policy-map interface
 
POS6/2/0
service-policy output:
 
queue stats for all priority classes:
queue size 0, queue limit 32655
packets output 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
 
class-map:dscp0 (match-all)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:ip dscp 0
queue size 0, queue limit 610
packets output 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
shape:cir 2440000, Bc 9760, Be 9760
(shape parameter is rounded to 2439000 due to granularity)
output bytes 0, shape rate 0 bps
 
class-map:dscp1 (match-any)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:ip dscp 1
0 packets, 0 bytes
30 second rate 0 bps
queue size 0, queue limit 100000
packets output 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
bandwidth:kbps 400000, weight 64
(bandwidth parameter is rounded to 397592 kbps due to granularity)
 
class-map:dscp2 (match-all)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:ip dscp 2
Priority:21% (130620 kbps), burst bytes 3265500, b/w exceed drops:0
(Priority parameter is rounded to 129278 kbps due to granularity)
 
class-map:class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:any
0 packets, 0 bytes
30 second rate 0 bps
queue size 0, queue limit 11422
packets output 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
 

MLPPP リンクに対する CBWFQ の設定

Multilink Point-to-Point Protocol(MLPPP; マルチリンク PPP)を使用すると、複数の T1/E1 リンクを束ねて、複数の T1/E1 より大きく、T3/E3 より小さい帯域幅を提供できます。QoS を設定した MLPPP は CBWFQ をサポートし、同じ MLPPP バンドルでの音声とデータの伝送を可能にします。

MLPPP リンク上での CBWFQ 設定については、次の URL にアクセスして『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』 Release 12.2 を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_c/index.htm


) マルチリンク インターフェイス上にppp multilink interleaveコマンドおよびppp multilink fragment-delay コマンドが必要なのは、同時に Link Fragmentation and Interleaving(LFI)が必要な場合だけです。


フロー ベース WFQ

フロー ベース WFQ は、輻輳時に予約されたフローに十分な帯域が与えられるように、また、最小限のニーズを満たすために遅延が限定されるようにします。標準 WFQ の場合、パケットはフロー別にキューに格納されます。同じ送信元 IP アドレス、宛先 IP アドレス、送信元 TCP/UDP ポート、宛先 TCP/UDP ポートが与えられたパケットは同じフローに属します。

設定については、次の URL にアクセスして『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』 Release 12.2 を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_c/fqcprt2/qcfwfq.htm#1000917

LLQ の設定

LLQ では、トラフィック クラスの低遅延動作を指定します。LLQ を使用すると、遅延に敏感なデータを優先的に処理できます。1 つまたは複数のクラスにプライオリティ ステータスを与えることができます。LLQ は priority コマンドで設定します。

priority コマンドでは、最悪の輻輳シナリオを想定し、プライオリティ クラスに保証する帯域幅を設定します。プライオリティ クラスがオーバーサブスクライブ型の場合、帯域幅は設定されたレートに限定されません。 priority コマンドは通常、他のクラスの分が不足しないようにプライオリティ クラスに与える量を制御する、アドミッション制御メカニズムと組み合わせて使用します。


) CBWFQ と LLQ はどちらも、それぞれのクラスに保証帯域を提供します。非プライオリティ クラスに CBWFQ が保証したリンク帯域幅およびプライオリティ クラスに LLQ が保証したリンク帯域幅の和が使用可能な総リンク帯域幅の 99% を上回ることはできません。CBWFQ の詳細については、「CBWFQ の設定」を参照してください。


制限事項および使用時の注意事項

LLQ に関する制限事項および使用時の注意事項は、次のとおりです。

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの priority コマンド サポート ― すべての形式の priority コマンドをサポートします。

帯域幅の粒度 ― FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでは、プライオリティ レートの粒度に制限はありません。

最小プライオリティ レート priority コマンドの最小レートは 1 Kbps または 1% です。

Voice over IP(VoIP) ― LLQ は、シリアル リンクおよび ATM PVC 上の Voice over IP(VoIP)をサポートします。フレームリレー リンク上の VoIP はサポートしません。

プライオリティ照合 ― ACL を使用してポート番号の照合を設定している場合、この機能はすべてのポート番号(奇数番号と偶数番号の両方)に対してプライオリティを照合します。音声は通常、偶数のポート番号を使用し、制御パケットは奇数のポート番号で生成されるので、この機能を使用すると、制御パケットにもプライオリティが与えられます。

非常に低速のリンクでは、音声と制御パケットの両方にプライオリティを与えると、音声品質が低下する可能性があります。したがって、ポート番号だけを基準にプライオリティを割り当てる場合は、priority コマンドではなく、 ip rtp priorityコマンドを使用する必要があります(ip rtp priorityコマンドは偶数のポート番号限定でプライオリティを与えます)。

priority コマンドの制限 ― random-detect コマンド、queue-limit コマンド、および bandwidth policy-map class configuration コマンドは priority コマンドが設定されている間は使用できません。

priorityコマンドは複数のクラスに設定できますが、音声などの Constant Bit Rate(CBR; 固定ビット レート)トラフィックに限定して使用する必要があります。

帯域割り当て ― リンクで輻輳が発生していない場合は、未使用(または超過)の帯域幅がすべてのクラスで共有されます。クラスが使用できる超過帯域幅は、priorityコマンドまたはbandwidthコマンドで指定された保証帯域幅に比例します。たとえば、あるクラスがリンクの 20% を保証されていて、その次のクラスが 10% を保証されている場合、最初のクラスには次のクラスの 2 倍の超過帯域幅が与えられます。

bandwidth コマンドの制限 ― プライオリティ クラスには bandwidth コマンドを設定できません。

設定作業

LLQ を設定するには、MQC を使用します。class-map コマンドでトラフィック クラスを定義し、priority コマンドが指定されたポリシー マップを作成し、service-policy コマンドで該当するインターフェイスにポリシーを適用します。

トラフィック クラスを設定するには、「分類の設定」を参照してください。LLQ を指定してポリシーを設定し、インターフェイスにポリシーを割り当てるには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# policy-map policy-name

設定するポリシー マップの名前を指定します。

ステップ 2

Router(config-pmap)# class class-map-name

サービス ポリシーに含まれている定義済みのクラス名を指定します。

ステップ 3

Router(config-pmap-c)# priority bandwidth-kbps | percent % of available bandwidth

ポリシー マップに属すトラフィック クラスにプライオリティを与えます。

ステップ 4

Router(config)# interface interface-name

ポリシー マップを適用するインターフェイスを指定します。

ステップ 5

Router(config-if)# service-policy [output policy-name]

指定のポリシー マップをインターフェイスに結合します。

次に、IP DSCP 値が 40 のトラフィック用に確保するプライオリティ キューの設定例を示します。

Router(config)# class-map gold-data
Router(config-cmap)# match-any ip dscp 40
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match bar
Router(config-cmap)# match-any ip dscp 8
Router(config-cmap)# exit
Router(config)#
 

この例では、クラス gold-data 用に 50 Mbps の帯域使用が保証され、クラス バーに 20 Mbps の帯域が設定されたプライオリティ キューが確保されます。 service-policy コマンドは、インターフェイス pos 4/1 にポリシー マップを結合します。

Router(config)# policy-map policy1
Router(config-pmap)# class gold-data
Router(config-pmap-c)# priority 50000
Router(config-pmap)# class bar
Router(config-pmap-c)# bandwidth 20000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)# interface pos 4/1/1
Router(config-if)# service-policy output policy1
Router(config-if)# exit
 

LLQ を確認するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show queue interface-type interface-number

特定のインターフェイスについて、キューイングの設定と統計情報を表示します。

設定可能な LLQ バースト サイズ

設定可能な LLQ バースト サイズによって、LLQ で使用できる機能が拡張されます。この機能を使用すると、ユーザは LLQ で Committed Burst(Bc)サイズを指定できるので、一時的なトラフィック バーストに対応できるようにネットワークを設定できます。

LLQ バースト サイズの設定については、次の URL にアクセスして『Configuring Burst Size in Low Latency Queueing』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1834/products_feature_guide09186a0080080232.html

MLPPP リンクに対する LLQ の設定

MLPPPを使用すると、複数の T1/E1 リンクを束ねて、複数の T1/E1 より大きく、T3/E3 より小さい帯域幅を提供できます。QoS を設定した MLPPP は LLQ をサポートし、同じ MLPPP バンドルで音声とデータを伝送できるようになります。

MLPPP リンク上での LLQ の設定については、「トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定」を参照してください。


) マルチリンク インターフェイス上に ppp multilink interleave コマンドおよび ppp multilink fragment-delay コマンドが必要なのは、同時に LFI が必要な場合だけです。


残りの帯域幅の分配

MQC を使用すると、Cisco 7600 ルータ インターフェイスまたはサブインターフェイスの出力キューにどのように残りの帯域幅を分配するか指定できます。残りの帯域幅とは、保証されているすべてのトラフィックを考慮に入れたあとに、インターフェイスまたはサブインターフェイスに残された使用可能な帯域幅です。使用可能な残りの帯域幅は、キューに設定された Excess Information Rate(EIR; 超過情報レート)によって決定されます。

出力キューの残りの帯域幅の設定には、MQC の bandwidth remaining percent コマンドを使用します。

次に、ポリシー マップ内のさまざまなトラフィック クラスに、残りの帯域幅を指定した割合で分配する bandwidth remaining percent コマンドの使用方法を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# policy-map myPolicy
Router(config-pmap)# class class-default
Router(config-pmap-c)# bandwidth remaining percent 20
Router(config-pmap-c)# class prec1
Router(config-pmap-c)# bandwidth remaining percent 30
Router(config-pmap-c)# class prec2
Router(config-pmap-c)# bandwidth remaining percent 10
Router(config-pmap-c)# bandwidth percent 50
Router(config-pmap-c)# ^Z
Router#
20:44:36: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
Router# show policy-map myPolicy
Policy Map myPolicy
Class prec1
bandwidth remaining percent 30
Class prec2
bandwidth percent 50
bandwidth remaining percent 10
Class class-default
bandwidth remaining percent 20

コマンド リファレンス

Cisco 7600 シリーズ ルータのインターフェイスまたはサブインターフェイスの出力キューに、残りの帯域幅を分配する方法を指定するは、ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードで MQC の bandwidth remaining percent コマンドを使用します。トラフィック クラスに指定した残りの帯域幅の割合を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

bandwidth remaining percent percentage

no bandwidth remaining percent percentage

構文の説明

 

percentage

クラスに割り当てる、使用可能な帯域幅の相対比率に基づく保証帯域幅の割合を指定します。割合には 1 ~ 99 の数を指定します。

デフォルト

このコマンドにはデフォルトの動作や値はありません。

コマンド モード

モジュラ QoS ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション

コマンド履歴

 

12.2(18)SXE

このコマンドは Cisco 7600 シリーズ ルータで導入されました。

使用時の注意事項

MQC の bandwidth remaining percent コマンドでは、Cisco 7600 シリーズ ルータ インターフェイスまたはサブインターフェイスの出力キューに残りの帯域幅を分配する方法を指定できます。残りの帯域幅とは、保証されているすべてのトラフィックを考慮に入れたうえで、インターフェイスまたはサブインターフェイスに残っている使用可能な帯域幅です。

出力キューの残りの帯域幅の設定には、bandwidth remaining percent コマンドを使用します。bandwidth remaining percent コマンドで指定した割合のパラメータは、0 ~ 255 の内部 EIR 値に変換されます。ユーザ設定の EIR 帯域幅の割合の合計は、最大で 100% です。

残りの帯域幅の合計が 100% 未満の場合、その残りは、残りの帯域幅の割合が設定されていない(デフォルト キューを含む)ユーザ キュー間で均等に分割されます。各出力キューの最小の EIR 値は 1 です。

ネットワーク制御キューの EIR パラメータは、128 に固定されており、設定はできません。

デフォルトのキューに CIR 値を設定しておらず、それが唯一のユーザ キューである場合、デフォルト キューはネットワーク制御キューの残りの帯域幅の割合の半分を受け取ります。

輻輳回避

輻輳回避技法では、ネットワークの一般的なボトルネックで輻輳を予測して回避するために、ネットワーク トラフィックの負荷をモニタします。輻輳回避はパケットをドロップすることによって実現されます。さまざまな輻輳回避メカニズムの中でよく使用されるのは、高速中継ネットワークに最適な Random Early Detection(RED; ランダム早期検出)です。Cisco IOS の QoS には、設定した場合、どのような状況でルータにパケットをドロップさせるかを制御する RED が実装されています。Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付きランダム早期検出)を設定しなかった場合、ルータはtail dropという、デフォルトの原始的なパケット ドロップ メカニズムを使用します。

詳細については、次の URL にアクセスして『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』 Release 12.2 を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_c/fqcprt3/qcfconav.htm

次に、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール上での輻輳回避について説明します。

「WRED の設定」

「Distributed WRED」

「DiffServ 準拠 WRED」

WRED の設定

WRED は、TCP の輻輳制御メカニズムを利用する輻輳回避メカニズムです。輻輳が激しくならないうちに、IP precedence に基づき、パケットを選択してドロップすることによって、WRED はパケットの送信元に伝送速度を引き下げるように指示します。パケットがネットワークに入るときに、エッジ ルータがパケットに IP precedence を割り当てます。WRED は、輻輳が予期されるあらゆる出力インターフェイスで有用です。ただし、WRED を使用するのは、通常、ネットワークのエッジ ルータではなくコア ルータです。WRED ではこれらの優先順位を使用して、各トラフィック タイプの扱い方を判別します。

パケットが届くと、平均キュー サイズが計算され、次のいずれかのイベントが発生します。

平均キュー サイズが最小キュー スレッシュホールドに満たない場合、着信パケットはキューに格納されます。

平均キュー サイズがそのトラフィック タイプの最小キュー スレッシュホールドからインターフェイスの最大スレッシュホールドまでの範囲に収まる場合、そのトラフィック タイプのパケット廃棄確率に応じて、パケットはドロップされるかキューに格納されるかのどちらかになります。

平均キュー サイズが最大スレッシュホールドを上回る場合、そのパケットはドロップされます。

制限事項および使用時の注意事項

WRED に関する制限事項および使用時の注意事項は、次のとおりです。

クラス トラフィックで WRED をイネーブルにするには、random-detectコマンドを使用します。FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、3 種類のコマンド形式をすべてサポートします。

random-detect precedence-based ― IP precedence ビットに基づくドロップ

random-detect dscp-based ― DSCP ビットに基づくドロップ

precedence、DSCP、または廃棄クラスに基づいて調整できるパラメータは、最小しきい値、最大しきい値、マーキング確率、および重みです。平均キュー サイズが最小しきい値から最大しきい値までの範囲内にある場合、パケットはランダム廃棄の対象になります。マーキング確率は、キュー サイズが最大スレッシュホールドに達したときにパケットがドロップされる確率を制御します。さらに重みによって、平均キュー サイズを算出するための時間定数が決定されます。

キューの計算および WRED の機能の詳細については、次の URL にアクセスし、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide, Release 12.2』の「Congestion Avoidance Overview」の章にある「About WRED」を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_c/index.htm

設定作業

WRED を設定するには、MQC を使用します。

1. class-map コマンドでトラフィック クラスを定義します。

2. random-detect コマンドが指定されたポリシー マップを作成します。

3. service-policy コマンドで該当するインターフェイスにポリシーを適用します。

トラフィック クラスを設定するには、「分類の設定」を参照してください。

WRED を指定してポリシーを設定し、インターフェイスにポリシーを割り当てるには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map [match-all | match-any] class-name

パケットとクラスの照合に使用するクラス マップを作成します。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match [ip dscp ip-dscp-value | ip precedence ip-precedence-value | mpls experimental mpls-exp-value]

一致条件として、特定の IP DSCP、IP precedence、または MPLS EXP 値を指定します。

ステップ 3

Router(config)# policy-map child- policy-name

設定する子ポリシー マップの名前を指定します。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーに含まれている定義済みのクラス名を指定します。

ステップ 5

Router(config-pmap-c)# bandwidth bandwidth-kbps | percent % of available bandwidth

 

対応するトラフィック クラスの一致条件を満たしたパケットに割り当てる、使用可能帯域幅の割合を Kbps 単位で指定します。

ステップ 6

Router(config)# random-detect [dscp-based | prec-based]

WRED または distributed WRED(DWRED)をイネーブルにします。

設定例

WRED の設定例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# policy-map wred_test
Router(config-pmap)# class class-default
Router(config-pmap-c)# random-detect
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)# interface pos 7/1/0
Router(config-if)# service-policy output wred_test
Router(config-if)# end
 

設定を確認する例を示します。

Router# show policy-map interface pos 7/1/0
POS7/1/0
 
Service-policy output: wred_test
 
Class-map: class-default (match-any)
16634097 packets, 8217243918 bytes
30 second offered rate 482198000 bps, drop rate 0 bps
Match: any
queue size 0, queue limit 128
packets output 16634097, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
Random-detect:
Exp-weight-constant: 3 (1/8)
Mean queue depth: 0
Class Random Tail Minimum Maximum Mark Output
drop drop threshold threshold probability packets
0 104806 0 32 64 1/10 3026812
1 104569 0 36 64 1/10 3027050
2 104732 0 40 64 1/10 3026884
3 104169 0 44 64 1/10 3027449
4 103047 0 48 64 1/10 3028569
5 103156 0 52 64 1/10 3028460
6 0 0 56 64 1/10 0
7 0 0 60 64 1/10 0
 

Distributed WRED

Distributed WRED(DWRED)は、輻輳が予期されるあらゆる出力インターフェイスで有用です。ただし、DWRED を使用するのは、通常、ネットワークのエッジ ルータではなくコア ルータです。パケットがネットワークに入るときに、エッジ ルータがパケットに IP precedence を割り当てます。WRED ではこれらの優先順位を使用して、各トラフィック タイプの扱い方を判別します。詳細については、次の URL にアクセスして『Distributed Class-Based Weighted Fair Queueing and Distributed Weighted Random Early Detection』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/dtcbwred.htm

DiffServ 準拠 WRED

DiffServ 準拠 WRED によって WRED の機能が拡張され、DiffServおよびAssured Forwarding(AF)Per Hop Behavior(PHB)のサポートが可能になります。この機能を使用すると、ユーザは DSCP 値に基づいてパケットを色分けし、これらのパケットに優先廃棄確率を割り当てることによって、AF PHB を実行できます。

この機能を使用できるのは、IP パケットと組み合わせた場合だけです。MPLS カプセル化パケット用ではありません。設定については、次の URL にアクセスして『Configuring Weighted Random Early Detection』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800c5d42.html#1002253

トラフィック シェーピング

シェーピング機能は、送信元のデータ レートが予想以上に高いときに、通常はバッファすなわちキューイング メカニズムを使用して超過トラフィックを据え置き、パケットを保持してフローのシェーピングを行います。

詳細については、次の URL にアクセスして『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』 Release 12.2 を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fqos_c/fqcprt4/qcfpolsh.htm

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、Distributed Traffic Shaping(DTS)もサポートします。詳細については、次の URL の『Configuring Distributed Traffic Shaping』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800bd8f1.html

次に、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール上でのシェーピングについて説明します。

「トラフィック シェーピングの設定」

「階層型トラフィック シェーピングの設定」

「キュー リミットの設定」

トラフィック シェーピングの設定

トラフィック シェーピングを使用すると、特定のトラフィック クラスに最大レートを設定できます。シェーピングの目的は、バースト性のあるトラフィックをならしてネットワークに流すことです。これはバッファリングを使用して実現します。トラフィック シェーピングは、shape コマンドを使用して実行します。基本的なコマンド形式は次のとおりです。

shape average ― バースト性のあるトラフィックを平均的にシェーピングして、指定された最大レートにします。

shape peak ― バースト性のあるトラフィックをシェーピングして、指定された最大レートにします。

制限事項および使用時の注意事項

トラフィック シェーピングに関する制限事項および使用時の注意事項は、次のとおりです。

最小シェーピング レートは、CLI により 8,000 bps に固定されます。リンク レートには依存しません。

シェイパに最小粒度はありません。CLI では最大 1 bps の粒度を使用できます。

リンク レートより大きいシェイパ値を使用できます。

設定作業

トラフィック シェーピングを設定するには、MQC を使用します。class-map コマンドを使用しクラスマップを作成し、policy-map コマンドを使用しポリシー マップを作成します。class コマンドを使用してクラスをポリシーに結合したあとで、shape コマンドを使用してそのクラスのシェーピングを設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map [match-all | match-any] class-name

パケットとクラスの照合に使用するクラス マップを作成します。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match [ip dscp ip-dscp-value | ip precedence ip-precedence-value | mpls experimental mpls-exp-value]

一致条件として、特定の IP DSCP、IP precedence、または MPLS EXP 値を指定します。

ステップ 3

Router(config)# policy-map policy-name

設定するポリシー マップの名前を指定します。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーに含まれている定義済みのクラス名を指定します。

ステップ 5

Router(config-pmap-c)# shape [average | peak] mean-rate [[burst-size] [excess-burst-size]]

トラフィック シェーピング機能の新しい値を指定します。

次に、メイン インターフェイス上のトラフィック シェーピング例を示します。インターフェイス pos1/0/0 から出ていくトラフィックが 10 Mbps の速度でシェーピングされます。

Router(config)# class-map class-interface-all
Router(config-cmap)# match any
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# policy-map dts-interface-all-action
Router(config-pmap)# class class-interface-all
Router(config-pmap-c)# shape average 10000000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config)# interface pos1/0/0
Router(config-if)# service-policy output dts-interface-all-action
 

トラフィック シェーピングを確認するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show interface [interface-name] shape

トラフィック シェーピングの詳細なステータスを表示します。

Router# show policy policy-name

指定されたトラフィック ポリシーを構成しているすべてのクラスについて、設定を表示します。

Router# show policy policy-name class class-name

指定されたトラフィック ポリシーの指定されたクラスの設定を表示します。

階層型トラフィック シェーピングの設定

階層型トラフィック シェーピングを使用すると、トラフィックの複数のクラスを 1 つのレートでシェーピングできます。階層型トラフィック シェーピング ポリシーは、1 つ以上のトラフィック クラスを指定した子ポリシーとトラフィック クラスの出力を 1 つのシェーピング レートでシェーピングする親ポリシーからなります。ネストされたポリシーをインターフェイスまたはサブインターフェイスに適用できます。

制限事項および使用時の注意事項

階層型トラフィック シェーピングに関する制限事項および使用時の注意事項は、次のとおりです。

階層型トラフィック シェーピングは、入力ポリシーと出力ポリシーの両方でサポートされます。

階層型トラフィック シェーピングは、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールに対応するインターフェイス、サブインターフェイス、および PVC 上でサポートされます。

設定作業

階層型トラフィック シェーピングを設定するには、MQC を使用して親ポリシーと子ポリシーを定義します。子ポリシーでは、class-map コマンドでトラフィック クラスを定義し、policy-mapコマンドでポリシーを作成します。親ポリシーでは、policy-map コマンドでポリシーを作成し、service-policy コマンドでデフォルト クラスに子ポリシーを適用し、service-policy コマンドで該当するインターフェイスに親ポリシーを適用します。

トラフィック クラスを設定するには、「分類の設定」を参照してください。階層型トラフィック シェーピングの子ポリシーおよび親ポリシーを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# policy-map child- policy-name

設定する子ポリシー マップの名前を指定します。

ステップ 2

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーに含まれている定義済みのクラス名を指定します。

ステップ 3

Router(config-pmap-c)# priority bandwidth-kbps | percent % of available bandwidth 1

 

ポリシー マップに属すトラフィック クラスのプライオリティをつけます。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーと対応付けるトラフィック クラス名を指定します。

ステップ 5

Router(config-pmap-c)# bandwidth bandwidth-kbps | percent % of available bandwidth 2

 

対応するトラフィック クラスの一致条件を満たしたパケットに割り当てる、使用可能帯域幅の割合を Kbps 単位で指定します。

ステップ 6

Router(config)# policy-map parent- policy-name

設定する親ポリシー マップの名前を指定します。

ステップ 7

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーに含まれている定義済みのクラス名を指定します。

ステップ 8

Router(config-pmap-c)# shape average cir

指定されたクラスについて、指定されたビット レートにトラフィックをシェーピングします。

ステップ 9

Router(config-pmap-c)# service-policy child-policy-name

親と子ポリシーとクラスを結びつけます。

ステップ 10

Router(config)# interface interface-name

ポリシー マップを適用するインターフェイスを指定します。

ステップ 11

Router(config-if)# service-policy [output parent-policy-name]

指定されたネストの親ポリシーおよび子ポリシーをインターフェイスに結合します。

1.記載したパラメータだけがサポートされます。

2.記載したパラメータだけがサポートされます。

次に、ネストされたトラフィック ポリシーの設定例を示します。「voice」というクラスと一致するトラフィックに、3,200 Kbps または親ポリシーの平均シェーピングの 10% が保証されます。

Router(config)# class-map match-all voice
Router(config-cmap)# match ip dscp 5
Router(config-cmap)# exit
 
Router(config)# policy-map child_policy
Router(config-pmap)# class voice
Router(config-pmap-c)# priority percent 10
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 
Router(config)# policy-map parent_policy
Router(config-pmap)# class class-default
Router(config-pmap-c)# shape average 32000000
Router(config-pmap-c)# service-policy child_policy
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 
Router(config)# interface Serial6/1:1.1 point-to-point
Router(config-subif)# service-policy output parent_policy
 

キュー リミットの設定

Class-based Traffic Shaping および CBWFQ 機能では、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードで queue-limit コマンドを使用し、ポリシー マップに設定されているクラス ポリシーに対して、キューが保持できるパケットの最大数を指定または変更できます。

制限事項および使用時の注意事項

キュー限度に関する制限事項および使用時の注意事項は、次のとおりです。

FlexWAN および拡張 FlexWAN のキュー限度値 ― デフォルトのキュー限度値は、ライン カード タイプ、使用可能なバッファ、そのクラスに割り当てられた CIR の関数として計算されます。トラフィック クラスに割り当てられている帯域またはバッファ メモリ容量に基づいて選択されるわけではありません。デフォルトのキュー限度は任意の値に変更できます。

設定作業

キュー限度を設定するには、MQC を使用します。class-mapコマンドでトラフィック クラスを定義し、queue-limitコマンドが指定されたポリシー マップを作成し、service-policyコマンドで該当するインターフェイスにポリシーを適用します。

トラフィック クラスを設定するには、「分類の設定」を参照してください。queue-limit コマンド指定してポリシーを設定し、インターフェイスにポリシーを割り当てるには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# policy-map policy-name

設定するポリシー マップの名前を指定します。

ステップ 2

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーに含まれている定義済みのクラス名を指定します。

ステップ 3

Router(config-if)# queue-limit number-of-packets

ポリシー マップに設定されているクラス ポリシーに対して、キューが保持できるパケットの最大数を指定します。

number-of-packetsは 18、25、42、128、256、512、1024、2000、4000、8000、16000、32000 です。このクラスに対してパケットが蓄積できるパケットの最大数を指定します。

ステップ 4

Router(config)# interface interface-name

ポリシー マップを適用するインターフェイスを指定します。

ステップ 5

Router(config-if)# service-policy [input | output policy-name]

指定のポリシー マップをインターフェイスに結合します。

レイヤ 2 での QoS アプリケーション

ここでは、レイヤ 2 での操作における QoS 機能について説明します。含まれるセクションは次のとおりです。

「ATM VC アクセス トランク エミュレーションでの QoS の設定」

「ATM CLP の設定」

ブリッジングをサポートするインターフェイスで QoS を設定する方法の詳細については、「ブリッジド インターフェイスでの QoS の設定」を参照してください。

ATM VC アクセス トランク エミュレーションでの QoS の設定

入力および出力の QoS

入力 QoS の機能は次のとおりです。

ブリッジド VLAN に基づく入力ポリシーの集約

VC ごとの dot1q VLAN ごとの入力ポリシー

dot1q ヘッダーの CoS 値に基づいた入力ポリシー


) ATM VC アクセス トランク エミュレーションは、Trust CoS モードで動作します。dotlq ヘッダーの CoS 値は、ブリッジド VLAN の CoS 値として設定されます。


dot1q header の dot1q ID または CoS 値に基づいた出力 QoS 機能は次のとおりです。

階層型トラフィック シェーピング

プライオリティ キューイング

bandwidth コマンド

QoS の設定例は次のとおりです。

Router(config)# interface atm3/0/0.100 point-to-point
Router(config-if)# pvc 1/21
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 200 dot1q 100
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 300 dot1q 101
Router(config-if-atm-vc)# service-policy in atm-policy-in
Router(config-if-atm-vc)# service-policy out atm-policy-out
 

VC にこの設定を行ったため、次の例の match vlan または match cos のパラメータは、100 と101 の dot1q ヘッダーからの値になります。

Router(config)# class-map match-all match-cos-2
Router(config-cmap)# match cos inner 2
Router(config)# class-map match-all match-cos-3
Router(config-cmap)# match cos inner 3
Router(config)# class-map match-all match-vlan-101
Router(config-cmap)# match vlan inner 101
Router(config)# class-map match-all match-vlan-100
Router(config-cmap)# match vlan inner 100
!
Router(config)# policy-map atm-policy-out
Router(config-pmap)# class match-vlan-100
Router(config-pmap)# shape average 64000 256 256
Router(config-pmap)# class match-cos-2
Router(config-pmap)# priority percent 70
!
Router(config)# policy-map atm-policy-in
Router(config-pmap)# class match-cos-3
Router(config-pmap)# police 128000 4000 4000 conform-action transmit exceed-action drop
!

設定の確認

設定またはカウンタを確認するには、次の show コマンドを使用します。

Router# show class map
Class Map match-any class-default (id 0)
Match any
 
Class Map match-all match-cos-2 (id 1)
Match cos inner 2
 
Class Map match-all match-cos-3 (id 2)
Match cos inner 3
 
Class Map match-all match-vlan-101 (id 4)
Match vlan inner 101
 
Class Map match-all match-vlan-100 (id 5)
Match vlan inner 100
 
Router# show policy-map
Policy Map atm-policy-out
Class match-vlan-100
shape average 64000 256 256
Class match-cos-2
priority percent 70
Class class-default
 
Policy Map atm-policy-in
Class match-cos-3
police 128000 4000 conform-action transmit exceed-action drop
 
Router# show policy-map interface
ATM3/0/0.100: VC 1/21
 
Service-policy input: atm-policy-in
 
Class-map: match-cos-3 (match-all)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: cos inner 3
Queueing
queue size 0, queue limit 5
packets input 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0, flow drops 0
police:
128000 bps, 4470 limit
conformed 0 packets, o bytes; action: transmit
exceeded 0 packets, 0 bytes; action: drop
conformed 0 bps, exceed 0 bps
 
Class-map: class-default (match-any)
51 packets, 6408 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: any
 
queue size 0, queue limit 1772
packets input, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0, flow drops 0
 
Service-policy output: atm-policy-out
 
queue stats for all priority classes:
 
queue limit 8272 (packets)
(queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
(pkts queued/bytes queued) 0/0
 
Class-=map match-vlan-100 (match-all)
921 packets, 77748 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: vlan inner 100
Queueing
queue limit 5 (packets)
(queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
(pkts queued/bytes queued) 921/77748 shape (average) cir 64000 bc 256 be 256
target shape rate 64000
 
Class-map: match-cos-2 (match-all)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: cos inner 2
Priority: 70 (%) (104832 kbps), burst 2620800 (bytes)
 
Class-map: class-default (match-any)
870 packets, 71340 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: any
 
queue limit 1772 (packets)
(queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
(pkts queued/bytes queued) 870/71340

ATM CLP の設定

ATM CLP 設定機能を使用すると、PA-A3 および PA-A6 ポート アダプタが装着されたルータの CLP ビット設定を制御できます。

クラス マップの作成時、次のコマンドがサポートされます。

match ip precedence

match ip dscp

match protocol

match any

次の URL の説明に従って、CLP の設定機能を設定します。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120s/120s7/atmclp.htm

ブリッジド インターフェイスでの QoS の設定

ここでは、ブリッジングをサポートするインターフェイスで使用できる QoS 機能の説明、およびブリッジド インターフェイスでの QoS の設定方法について説明します。含まれるセクションは次のとおりです。

「QoS Over Bridging」

「制限事項および使用時の注意事項」

「ブリッジド インターフェイスでの QoS の設定」

QoS Over Bridging

Cisco IOS リリース 12.2SR 以降では、拡張 FlexWAN モジュールで、イーサネット フレームを伝送するブリッジド パケットに QoS 機能を提供する QoS over bridging 機能がサポートされています。QoS over bridging 機能は、次のいずれかのカプセル化タイプで設定されたインターフェイスで使用可能です。

ATM RFC 1483(ポイントツーポイント ブリッジング、マルチポイント ブリッジング、単一の VC でのマルチ VLAN)

フレーム リレー RFC 1490(ポイントツーポイント ブリッジングおよびマルチポイント ブリッジング)

PPP/BCP(トランクおよびシングル VLAN モード)

BRE(Bridged Routing Encapsulation)over ATM PVC

RBE(Routed Bridged Encapsulation; ルーテッド ブリッジ エンカプセレーション)over ATM PVC

ATM PVC でのハーフブリッジング

QoS over bridging 機能では、ブリッジド イーサネット パケットをトラフィック クラス別に分類して、パケットの分類に基づいて QoS を実行します。この方法では、トラフィック クラス別に異なる QoS 機能を適用できます。

QoS over Bridging の機能

ブリッジド イーサネット パケットには次の QoS 機能を適用できます。

分類(入力)

match VLAN ID(vlan-inner)

match L2 802.1q CoS bits(cos-inner)

match FR DLCI

match FR DE

match ATM CLP

match IP DSCP

match IP precedence

分類(出力)

match VLAN ID(vlan-inner)

match L2 802.1q CoS bits(cos-inner)

match FR DLCI

match IP DSCP

match IP precedence

マーキング(入力)

set L2 802.1q CoS bits(cos-inner)

マーキング(出力)

set FR DE

set ATM CLP

set L2 802.1q CoS bits(cos-inner)

LLQ、CBWFQ、および WRED(出力)

シェーピング

ポリシング(入力および出力)

階層型 QoS(HQoS)


) vlan-inner および cos-inner という語は、ブリッジド パケットのイーサネット ヘッダー内の VLAN ID および CoS ビットを意味します。この語は 802.1q Q-in-Q パケットの inner dot1q (802.1q) タグの意味ではありません。


QoS over bridging の分類とマーキング文の詳細については、 表4-1 および 表4-2 を参照してください。

制限事項および使用時の注意事項

QoS over bridging 機能には、次の制限事項および使用時の注意事項があります。

Cisco IOS リリース 12.2SR 以降のリリースの拡張 FlexWAN モジュールでサポートされます。

Supervisor Engine 720、(リリース 12.2(18)SXF 以降の)Supervisor Engine 32、および(リリース 12.2SRB 以降の)ルート スイッチ プロセッサ 720 でサポートされます。

システムは vlan inner cos inner IP DSCP 、および IP precedence 値を 1 回検索(高速分類テーブル)します。高速分類検索では、これらのキーワードの重複をサポートしません。つまり、特定のキーワードに対し同じ値を 1 つのクラス マップ内で 2 つ以上の match 文で使用できません。値が重複する場合、システムは、クラス マップ内の各 match 文に照合するものが検索されるまで 1 つずつ順次検索する、標準の照合アルゴリズムに戻ります。

タグがあるパケットとないパケットがサポートされます。ただし、入力方向のタグのないパケットは、 match cos inner オプションはサポートしません。これは、タグのないパケットの CoS ビットには 802.1q ヘッダーが含まれないからです。出力方向では、クラス マップに重複する値がある場合を除き、 match cos inner がタグのないパケットでサポートされます。

QoS のすべての制限事項および使用時の注意事項が適用されます(詳細については、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール上の QoS の概要を参照してください)。

マルチポイント ブリッジング用に設定された ATM(RFC 1483)およびフレーム リレー(RFC 1490)インターフェイスについては、MPB の制限事項および使用時の注意事項が適用されます(詳細については、 マルチポイント ブリッジングの設定を参照してください)。

TCAM の制限により、IPv4 または IPv6 マッチ ACL 文を含むマッチ文は、ポリシー マップには使用できません。

match input vlan

match vlan

match cos

match vlan inner

match cos inner

QoS over bridging 機能をサポートするのは、(SVC ではなく)ATM PVC のみです。

WRED はブリッジド ATM VC ではサポートされません。

ブリッジド フレームでの IP DSCP または IP precedence フィールドのマーキングはサポートされません(IP precedence のマーキングについては、 CSCsd55169 で検討中です)。

ブリッジド インターフェイスでの QoS の設定

イーサネット フレームを伝送するブリッジド パケットに QoS 機能を提供するポリシー マップを設定するには、次の手順を実行します。設定例については、「QoS over Bridging の設定例」を参照してください。


) これらの手順では、ブリッジド パケットでの QoS で使用可能な、照合およびマーキング オプションに焦点を当てています。ブリッジド パケットのポリシー マップには、標準的な QoS オプションも使用できます。


 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map [match-all | match-any]

class-name

QoS トラフィック クラスにパケットを割り当てるクラス マップを作成します。

パケットが match-all オプションでこのトラフィック クラスに割り当てられるには、すべての match ステートメントと一致する必要があります。 match-any オプションの場合、1 つのステートメントとしか一致する必要がありません。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match { vlan inner vlan-value | cos inner cos-value | match ip dscp dscp-value | match ip precedence prec-value | match fr-de | match fr-dlci dlci-value | match atm clp }

照合させる値を指定します(詳細は、 表4-1 を参照してください)。1 つ以上の match ステートメントを指定し、このトラフィック クラスに割り当てるトラフィックの特徴を定義します。終了後、 exit コマンドを入力します。

ステップ 3

Router(config)# policy-map policy-name

このポリシー マップのトラフィック クラスに適用する QoS アクションを定義するポリシー マップを作成します。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

QoS を実行するトラフィック クラス名を指定します。すでにトラフィック クラスが存在する必要があります(手順 1)。

ステップ 5

このトラフィック クラスのパケットに実行する QoS アクション(マーキング、ポリシング、キューイングなど)を指定し、終了後 exit コマンドを入力します。このポリシーの一部である他のトラフィック クラスに、手順 4 から 7 を繰り返し実行します。終了後、 exit コマンドを 2 度入力して、コンフィギュレーション モードに戻ります。


) 手順 6 および7 では、QoS over bridging オプションを使用したポリシー マップ コマンドを示しています。これらのコマンドの詳細については、表4-2 を参照してください。ポリシー マップに含めることができるその他の QoS over bridging 機能については、表4-3 を参照してください。


ステップ 6

Router(config-pmap-c)# set { cos-inner cos-value | set fr-de | set atm clp }

トラフィック クラスのパケットの CoS ビット、Frame Relay Discard Eligibility(FR-DE; フレームリレー/廃棄適性)ビット、ATM CLP ビットをマーキングします(詳細は、 表4-2 を参照してください)。

police ステートメントでは、 set-cos-inner-transmit オプションも使用できます。

ステップ 7

Router(config-pmap-c)# police cir cir-bps [ bc conform-burst-size-bytes ] [ pir pir-bps ] [ be peak-burst-size-bytes ] [ conform-action action ] [ exceed-action action ] [ violate-action action ]

トラフィック クラスのトラフィック レートを設定し、指定したトラフィック レートに準拠、超過、または違反するするパケットを破棄、送信、再マーキングして送信するトラフィック ポリシングを設定します。このコマンド構文は、CIR と PIR での 2 レート ポリシングで使用します。

ブリッジド パケットには、標準の action オプション以外に次のオプションがあります。

set-cos-inner-transmit cos-value ― イーサネット ヘッダーに CoS ビットを設定します。

ステップ 8

Router(config)# interface interface-name

ポリシー マップを結合するインターフェイスを指定します。インターフェイスはブリッジングをサポートするよう設定する必要があります。

ステップ 9

Router(config-if)# service-policy {input | output} policy-name

指定したポリシー マップ( policy-name )をインターフェイスに結合し、インターフェイスで QoS ポリシーを、入力または出力パケットに適用するか指定します。

QoS over Bridging を使用するクラスマップおよびポリシーマップ ステートメント

表4-1 および 表4-2 には、QoS over bridging 機能を使用するクラスマップおよびポリシーマップの文の一覧を示します。このテーブルには、各文をサポートするインターフェイスのタイプの一覧があります。入力または出力という語は、文がインターフェイスの着信(入力)または発信(出力)パケットに適用されることを示します。設定例については、「QoS over Bridging の設定例」を参照してください

 

表4-1 QoS over Bridging のマッチ文(クラス マップ)

マッチ文
目的
match vlan inner vlan-value

(イーサネット ヘッダーの)VLAN ID が vlan-value と同一であるパケットを照合します。

インターフェイス(入力および出力):ATM、フレームリレー、PPP/BCP (シングル VLAN、トランク、トンネル)

match cos inner cos-value

CoS ビットが cos-value と同じパケットを照合します(IEEE 規格 802.1Q により、有効な値は 0 ~ 7 です)。CoS ビットはイーサネット ヘッダーの一部です。


) このオプションを入力方向で使用するには、(タグ付けされていないパケットは 802.1q ヘッダーを含まないので)インターフェイスをタグ付けされたパケット用に設定する必要があります。

出力方向では、ポリシー マップ内の照合基準に重複がない限り、タグ付けされていないパケットがサポートされます(つまり、同じポリシー マップの複数のトラフィック クラスに同じ match 値は使用できません)。


インターフェイス(入力および出力):ATM、フレーム リレー、PPP/BCP (シングル VLAN、トランク)

match ip dscp dscp-value

IP Differentiated Services Code Point(DSCP)が dscp-value (有効な値は 0 ~ 63)と同一であるパケットを照合します。

入力:ATM、フレーム リレー、PPP/BCP(シングル VLAN、トランク)
出力:BRE
入力と出力:RBE、ハーフブリッジング

match ip precedence prec-value

IP precedence 値が prec-value (有効な値は 0 ~ 7)と同一なパケットを照合します。(入力と出力)

入力:ATM、フレーム リレー、PPP/BCP(シングル VLAN、トランク)
出力:BRE
入力と出力:RBE、ハーフブリッジング

match fr-de

廃棄適性ビット(FR-DE ビット)が設定されているフレーム リレー パケットを照合します。

インターフェイス(入力):フレーム リレー

match fr-dlci dlci-value

Data Link Connection Identifier(DLCI)が dlci-value と同じフレーム リレー パケットを照合します。

インターフェイス(入力および出力):フレーム リレー

match atm clp

CLP ビットが設定された ATM パケットを照合します。

インターフェイス(入力):ATM、BRE、RBE、ハーフブリッジング

表4-2 に、ブリッジングされたパケットでの QoS で使用可能なマーキング文を示します。

 

表4-2 QoS over Bridging のマーキング文(ポリシー マップ)

マーキング文
目的
set cos-inner cos-value

CoS ビットを cos-value の値に設定します(IEEE 規格 802.1Q により、有効な値は 0 ~ 7 です)。CoS ビットはイーサネット ヘッダーの一部です。


) このオプションを出力方向で使用するには、(タグ付けされていないパケットは 802.1q ヘッダーを含まないので)インターフェイスをタグ付けされたパケット用に設定する必要があります。

入力方向でこのオプションを使用するには、パケットの出力ポート(ルータ上の任意のポート)を 802.1q タギング用に設定しないと、CoS ビットは有効になりません。


インターフェイス(入力および出力):ATM、フレーム リレー、PPP/BCP (シングル VLAN、トランク)

set-cos-inner-transmit cos-value

(これは police コマンドの action 部分に含めます。)ポリシング アクションに応じて、出力パケットの CoS ビットを設定します(ここでの IEEE 802.1Q により、 cos-value は 0 ~ 7 です)。


) このオプションを出力方向で使用するには、(タグ付けされていないパケットは 802.1q ヘッダーを含まないので)インターフェイスをタグ付けされたパケット用に設定する必要があります。

入力方向でこのオプションを使用するには、パケットの出力ポート(ルータ上の任意のポート)を 802.1q タギング用に設定しないと、CoS ビットは有効になりません。


インターフェイス(入力および出力):ATM、フレーム リレー、PPP/BCP (シングル VLAN、トランク)

set fr-de

出力フレーム リレー パケットの廃棄適性(FR-DE)ビットを 1 に設定します。

インターフェイス(出力):フレーム リレー

set atm clp

出力 ATM パケットの CLP ビットを設定します。

インターフェイス(出力):ATM、BRE、RBE、ハーフブリッジング

表4-3 には、ブリッジド パケットで使用できるその他の QoS 機能を示します。これらの多くの機能の例は、「QoS over Bridging の設定例」のとおりです。

 

表4-3 ブリッジド パケット用のその他の QoS 機能(ポリシー マップ)

QoS 機能
目的

トラフィック シェーピング

shape コマンド)

インターフェイスに入出するトラフィックのスピードを制御します。シェーピングは、インターフェイスの速度にトラフィック フローを一致させ、サービス規約に準拠させるために使用できます。トラフィックのボトルネックの制御にも使用できます。詳細については、「トラフィック シェーピング」を参照してください。

インターフェイス(入力および出力):ATM、フレーム リレー、
PPP/BCP (シングル VLAN、トランク)、BRE、RBE、ハーフブリッジング

トラフィック ポリシング

police コマンド)

インターフェイスを入出するトラフィックの速度を制御し、指定したトラフィック レートに一致、超過または違反するパケットの廃棄または転送を指定できます。さらに、ポリシングではパケットの優先順位を送信前に変更できます。詳細については、「ポリシングの設定」を参照してください。

インターフェイス(入力および出力):ATM、フレームリレー、PPP/BCP (シングル VLAN、トランク)、BRE、RBE、ハーフブリッジング

LLQ

priority コマンド)

LLQ によって、ATM VC およびシリアル インターフェイスでキューイングの完全優先を指定できます。詳細については、「LLQ の設定」を参照してください。

インターフェイス(出力):ATM、フレームリレー、PPP/BCP (シングル VLAN、トランク)、BRE、RBE、ハーフブリッジング

CBWFQ

bandwidth コマンド)

CBWFQ では、帯域幅をインターフェイスのいくつかのトラフィック クラスに割り当てることができます。その後、各トラフィックは所属するトラフィック クラスに応じて帯域幅を割り当てられます。詳細については、「CBWFQ の設定」を参照してください。

インターフェイス(出力):ATM、フレームリレー、PPP/BCP (シングル VLAN、トランク)、BRE、RBE、ハーフブリッジング

階層型 QoS(HQoS)

(子)ポリシー マップを含む(親)ポリシー マップを設定します。

インターフェイス(入力および出力):ATM、フレームリレー、PPP/BCP (シングル VLAN、トランク)、BRE、RBE、ハーフブリッジング

インターフェイスの設定例

次に、QoS over bridging 機能をサポートするインターフェイス タイプごとの構成例を示します。

ATM(RFC 1483)インターフェイス:

interface atm3/0/0
pvc 10/100
bridge-domain 100 dot1q
 

Routing Bridged Encapsulation(RBE)インターフェイス:

interface atm3/0/0.2 point
ip address 20.0.0.2 255.255.0.0
atm route-bridge ip
pvc 10/100
 

Bridged Routing Encapsulation(BRE)インターフェイス:

interface atm3/0/0.1 point-to-point
pvc 0/40
bre-connect 40
 

ハーフブリッジング インターフェイス:

interface atm3/0/0.2 point
ip address 20.0.0.2 255.255.0.0
pvc 10/100
encapsulation aal5snap bridge
 

フレーム リレー(RFC 1490)インターフェイス:

interface POS1/0/0
encapsulation frame-relay ietf
frame-relay interface-dlci 100
bridge-domain 100
 

BCP/PPP(RFC 3518)インターフェイス(シングル VLAN モード):

interface POS1/0/0
encapsulation ppp
bridge-domain 200 dot1q
 

BCP/PPP(RFC 3518)インターフェイス(トランク モード):

interface POS5/0/0
switchport
switchport trunk allowed vlan all
switchport mode trunk
switchport nonegotiate
no ip address
encapsulation ppp
clock source internal
 

BCP/PPP(RFC 3518)インターフェイス(トンネル モード):

interface POS5/0/0
no ip address
encapsulation ppp
bridge-domain 100 dot1q-tunnel
clock source internal
 

QoS over Bridging の設定例

次に、ブリッジングをサポートするインターフェイスで QoS を設定するいくつかの例を示します。設定例は次のとおりです。

トラフィックの分類 ― トラフィックの特徴に応じて、トラフィック クラス別にトラフィックをマッピングする例を示します。トラフィック クラス別に異なる QoS 機能を適用できます。

トラフィックのシェーピング ― インターフェイスでトラフィックのフローを制御する例を示します。

トラフィックのマーキング ― QoS ポリシーへの一致を基準にパケットの優先順位を設定する例を示します。トラフィック ポリシングを実行するポリシーの例もあります。

階層型 QoS ― 別のポリシー マップを含むポリシー マップを作成する例を示します。

トラフィックの分類

次に、イーサネット ヘッダーの VLAN ID または CoS ビット、フレーム リレー DLCI(FR-DLCI)または廃棄適正(FR-DE)ビット、IP precedence または IP DSCP 値に基づいてトラフィックをフィルタリング(分類)する方法の例をいくつか示します。

次のクラス マップは、イーサネット(inner)ヘッダーの VLAN ID に基づいてトラフィックを分類します。

Router(config)# class-map match-all vlan100
Router(config-cmap)# match vlan inner 100
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match-all vlan101
Router(config-cmap)# match vlan inner 101
Router(config-cmap)# exit
 

次のクラス マップは、CoS ビットが 7 のすべてのパケットを照合するトラフィック クラスを作成します。

Router(config)# class-map match-all cos7
Router(config-cmap)# match cos inner 7
Router(config-cmap)# exit

次のクラス マップは、DLCI が 100 または 101 のフレーム リレー トラフィックを照合します。

Router(config)# class-map match-all dlci100
Router(config-cmap)# match fr-dlci 100
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match-all dlci101
Router(config-cmap)# match fr-dlci 101
Router(config-cmap)# exit

次のクラス マップは、IP precedence または IP DSCP 値に基づいてトラフィックを分類します。

Router(config)# class-map match-any prec2
Router(config-cmap)# match ip prec 2
Router(config-cmap)# exit
 
Router(config)# class-map match-any dscp10
Router(config-cmap)# match ip dscp 10
Router(config-cmap)# exit
 

次のクラス マップは、輻輳時、パケットが廃棄にマーキングされることを基準にトラフィックを分類します。最初の例は、廃棄適性(FR - DE)ビットが設定されたフレーム リレー パケットを照合します。2 番めは、CLP ビットが設定された ATM パケット(ATM-CLP)を照合します。

Router(config)# class-map match-all FRdiscard
Router(config-cmap)# match fr-de
Router(config-cmap)# exit
 
Router(config)# class-map match-all ATMdiscard
Router(config-cmap)# match atm clp
Router(config-cmap)# exit
 

トラフィックのシェーピング

次の 2 つの例は、VLAN ID およびフレーム リレー DLCI に基づいてトラフィックを分類およびシェーピングする方法を示します。

この例では、VLAN 100 と VLAN 101 トラフィックを別のトラフィック クラスにフィルタリングするクラス マップ、および VLAN のトラフィックをシェーピングするポリシー マップを作成します。その後、ポリシー マップは ATM PVC に結合されます。

Router(config)# class-map match-all vlan100
Router(config-cmap)# match vlan inner 100
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match-all vlan101
Router(config-cmap)# match vlan inner 101
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# policy-map match-vlan
Router(config-pmap)# class vlan100
Router(config-pmap-c)# shape average 1000000 8000 8000
Router(config-pmap)# class vlan101
Router(config-pmap-c)# shape average 1000000 8000 8000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 
Router(config)# interface ATM3/0/0
Router(config-if)# pvc 10/100
Router(config-if)# bridge-domain 100 dot1q
Router(config-if)# service-policy output match-vlan
Router(config-if)# service-policy input match-vlan
Router(config-if)# exit
 

次のコマンドは、POS インターフェイス 1/0/0 でフレーム リレー トラフィックを分類およびシェーピングするクラス マップおよびポリシー マップを作成します。この例は、上記と類似しています。

Router(config)# class-map match-all DLCI00
Router(config-cmap)# match fr-dlci 100
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# policy-map DLCI
Router(config-pmap)# class DLCI100
Router(config-pmap-c)# shape average 1000000 8000 8000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 
Router(config)# interface POS1/0/0
Router(config-if)# encapsulation frame-relay ietf
Router(config-if)# frame-relay interface-dlci 100
Router(config-if)# bridge-domain 100
Router(config-if)# service policy output DLCI
Router(config-if)# exit
 

トラフィックのマーキング

次の例は、フレーム リレー トラフィックが 100 の DLCI と照合され、それらのパケットの廃棄適性ビット(FR-DE)ビットが設定されます。

Router(config)# class-map match-all DLCI100
Router(config-cmap)# match fr-dlci 100
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# policy-map FR-DE
Router(config-pmap)# class-map DLCI100
Router(config-pmap-c)# set fr-de
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 

次の例は、CoS または IP precedence 値が 2 のパケットの ATM CLP ビットを設定します。クラス マップは、パケットのイーサネット ヘッダーの CoS または IP precedence ビットに基づいてトラフィックを照合します。

Router(config)# class-map match-all COS2
Router(config-cmap)# match cos inner 2
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# policy-map ATM-CLP-COS
Router(config-pmap)# class-map COS2
Router(config-pmap-c)# set atm-clp
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 
Router(config)# class-map match-all IP-PREC2
Router(config-cmap)# match ip prec 2
Router(config)# policy-map ATM-CLP-IP
Router(config-pmap)# class-map IP-PREC2
Router(config-pmap-c)# set atm-clp
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 

次のコマンドは、VLAN 100 および 101 のトラフィックをフィルタリングし、それらのパケットの CoS ビットを設定します。VLAN が 100 のトラフィックには 3 の CoS 値が割り当てられ、101 のトラフィックには(最高位の優先度の)7 の CoS 値が割り当てられます。

Router(config)# class-map match-all vlan100
Router(config-cmap)# match vlan inner 100
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match-all vlan101
Router(config-cmap)# match vlan inner 101
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# policy-map set-cos
Router(config-pmap)# class vlan100
Router(config-pmap-c)# set cos-inner 3
Router(config-pmap)# class vlan101
Router(config-pmap-c)# set cos-inner 7
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 

次のコマンドは、VLAN が 101 のトラフィックでポリシングを実行します。 police コマンド(2 レート)では、VLAN 101 のトラフィックのトラフィック レートを、CIR は 1 Mbps で、PIR は 2 Mbps で設定します。また、このコマンドでは指定したレートに一致するトラフィックの CoS ビットを 6 に設定します。この例では、ポリシーは ATM インターフェイス 3/0/0 の PVC に結合されていますが、別のタイプのインターフェイスに結合することもできます。

Router(config)# class-map match-all vlan101
Router(config-cmap)# match vlan inner 101
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# policy-map police101
Router(config-pmap)# class vlan101
Router(config-pmap-c)# police cir 1000000 bc 31250 pir 2000000 be 31250
conform-action set-cos-inner-transmit 6 exceed-action drop
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)# interface atm3/0/0
Router(config-if)# pvc 10/100
Router(config-if)# bridge-domain 101 dot1q
Router(config-if)# service-policy input police101
Router(config-if)# service-policy output police101
 

階層型 QoS

次に、異なる VLAN(100、200、300)からのトラフィックを異なるトラフィック クラスにフィルタリングし、CoS 値に基づいてトラフィックに帯域幅を割り当てる、階層型 QoS ポリシーの構成例を示します。この例は、親ポリシー内の子ポリシーを使用します(階層型 QoS)。

1. 次のコマンドでは、VLAN 100、200 および 300 のトラフィックを、別のトラフィック クラスにマッピングするクラス マップを 3 つ作成します。

Router(config)# class-map match-all vlan100
Router(config-cmap)# match vlan inner 100
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match-all vlan200
Router(config-cmap)# match vlan inner 200
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match-all vlan300
Router(config-cmap)# match vlan inner 300
Router(config-cmap)# exit

2. 次に、CoS 値に基づいてトラフィックを分類するいくつかのクラス マップを作成するコマンドを示します。

Router(config)# class-map match-all cos0
Router(config-cmap)# match cos inner 0
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match-all cos2
Router(config-cmap)# match cos inner 2
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match-all cos4
Router(config-cmap)# match cos inner 4
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match-all cos7
Router(config-cmap)# match cos inner 7
Router(config-cmap)# exit

3. 次に、VLAN 100 および VLAN 200 トラフィックに帯域幅を割り当てる 2 つのポリシー マップを作成するコマンドを示します。各ポリシー マップでは CBWFQ と LLQ を使用し、CoS 値に基づいて帯域幅を割り当てます。

Router(config)# policy-map vlan100
Router(config-pmap)# class cos2
Router(config-pmap-c)# bandwidth percent 10
Router(config-pmap)# class cos4
Router(config-pmap-c)# bandwidth percent 20
Router(config-pmap)# class cos7
Router(config-pmap-c)# priority percent 30
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 
Router(config)# policy-map vlan200
Router(config-pmap)# class cos2
Router(config-pmap-c)# bandwidth percent 10
Router(config-pmap)# class cos4
Router(config-pmap-c)# bandwidth percent 20
Router(config-pmap)# class cos7
Router(config-pmap-c)# priority percent 30
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 

4. 次に、(ポリシー内にポリシーがある)階層型のポリシー マップを作成するコマンドを示します。親ポリシー マップ(egress_mpb)はリンクの帯域幅のある割合を、VLAN 100 および 200 のトラフィックに割り当てます。さらに各 VLAN の帯域幅は、2 つの子ポリシー マップ(vlan100 および vlan200)によって、CoS 値に基づいて異なるトラフィック クラスに割り当てられます。

Router(config)# policy-map egress_mpb
Router(config-pmap)# class vlan100
Router(config-pmap-c)# bandwidth percent 30
Router(config-pmap-c)# service-policy vlan100
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# class vlan200
Router(config-pmap-c)# bandwidth percent 40
Router(config-pmap-c)# service-policy vlan200
Router(config-pmap-c)# exit
 

5. 次に、VLAN 100 のトラフィックには 5 のCoS 値を、VLAN 200 のトラフィックには 3 の CoS 値を割り当てるポリシー マップを作成するコマンドを示します。

Router(config)# policy-map ingress_mpb
Router(config-pmap)# class vlan100
Router(config-pmap-c)# set cos-inner 5
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# class vlan200
Router(config-pmap-c)# set cos-inner 3
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 

6. 次に、CoS 値が 2 のトラフィックに ATM CLP ビットを設定するポリシー マップを作成するコマンドを示します。

Router(config)# policy-map atm-clp
Router(config-pmap)# class cos2
Router(config-pmap-c)# set atm-clp
Router(config-pmap-c)# exit
 

7. 次に、ブリッジング用に設定された POS インターフェイスに egress_mpb および ingress_mpb のポリシー マップを割り当てるコマンドを示します。インターフェイスの BCP トランクは、VLAN 100、200 および 300 のトラフィックを伝送するよう設定されています。

Router(config)# interface POS3/0/0
Router(config-if)# switchport
Router(config-if)# switchport trunk allowed vlan 100,200,300
Router(config-if)# service-policy output egress_mpb
Router(config-if)# service-policy input ingress_mpb
Router(config-if)# encapsulation ppp
Router(config-if)# shutdown
Router(config-if)# no shutdown
Router(config-if)# exit
 

8. 次に、VLAN 100 トラフィックがマッピングされた ATM インターフェイスに atm-clp のポリシー マップを割り当てます。

Router(config)# interface ATM4/1/0
Router(config-if)# pvc 15/100
Router(config-if)# bridge-domain 100 dot1q
Router(config-if)# service-policy output atm-clp
Router(config-if)# exit
Router(config)# exit
 

MPLS QoS の概要

ネットワーク管理者は MPLS QoS によって、MPLS ネットワーク上でサービス レベルの差別化を実現できます。ネットワーク管理者は個々の送信フレームまたはパケットに適したサービス クラスを指定することによって、多種多様なネットワーク要件を満たすことができます。付加した MPLS ラベルで EXP ビットを設定することによって、フレームおよびパケットにさまざまなサービス クラスを定義できます。


) FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールで利用できる MPLS QoS 機能はすべて、モジュラ式の QoS CLI(コマンドライン インターフェイス)から管理します。モジュラ式 QoS CLI(MQC)は、トラフィック クラスを定義し、トラフィック ポリシー(ポリシー マップ)を作成して設定し、それらのトラフィック ポリシーをインターフェイスに結合できるコマンドライン インターフェイスです。モジュラ式 QoS CLI の詳細については、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide, Release 12.2』を参照してください。URL は
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps5014/products_feature_guide_chapter09186a008008813a.html です。


FlexWANおよび拡張FlexWANのMPLS QoS機能の概要

次に、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの MPLS QoS 機能について簡単に説明します。

信頼状態

ポートに信頼状態を割り当てることによって、着信フレームにあるがままの既存のプライオリティを信頼する(残す)か、またはプライオリティを書き換えてゼロに戻すかをポートに指示します。FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールのポートには、IP precedence に関してデフォルトの信頼状態が与えられていて変更できません。FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールはデフォルトで、受信パケットに指定されている IP precedence または DSCP 値を受け入れます。これらの値をマーキングする場合は、入力トラフィックが FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュール上にある間にその入力トラフィックに適用する、分散クラス ベース パケット マーキング ポリシーを設定します。


) FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールでは、デフォルトで Type of Service(ToS; サービス タイプ)が維持されます。


分類

分類は、パケットを QoS ラベルに対応付けることによって、そのパケットに個別のパスを生成するプロセスです。受信 MPLS パケットの場合、FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールはmatch mpls experimentalコマンドを使用して、受信した最上位ラベルの EXP を照合します。生成された QoS ラベルは、そのパケットに対して今後実行される、あらゆる QoS アクションを示します。


) FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールはqos-group、match input-interface、discard-class、FR-DE、ATM CLP、COS、source address、およびdestination addressを除くすべての一致条件をサポートします。


マーキングおよびポリシング

ポリシングは、着信トラフィックのレートと設定されているポリサーを比較することによって、パケットがプロファイルに適合しているかどうかを決定します。ポリサーはトラフィック フローが消費する帯域幅を制限します。結果はマーカーに引き渡されます。

マーキングでは、パケットがプロファイルに適合していない場合に実行するアクションについて、ポリサー設定情報を調べます。アクションのマーキングは、変更しないでパケットを渡す、パケット内の QoS ラベルをマーク ダウンする、またはパケットを廃棄するのいずれかです。

FlexWAN または FlexWAN モジュールは MPLS マーキングおよびポリシングを実行します。インターフェイスはデフォルトで信頼されます。


) FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールは、qos_group、ATM CLP bit、set cos、FR-DE、および discard-class を除き、あらゆる形式の set コマンドをサポートします。


IP ToS の維持

FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールは、付加、交換、廃棄を含めたあらゆる MPLS 操作時に、IP ToS を自動的に維持します。そのためのコマンドを設定する必要はありません。

FlexWAN モジュールおよび拡張 FlexWAN での MPLS QoS の使用

ここでは、下記を対象に FlexWAN および拡張 FlexWAN MPLS QoS を使用する方法について説明します。

「IP/MPLS エッジ(入力インターフェイス)QoS 機能」

「MPLS/IP エッジ(出力インターフェイス)QoS 機能」

「MPLS コア QoS 機能」


) FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでの Ethernet/MPLS(EoMPLS)QoS については、「EoMPLS および EXP ビット」を参照してください。


IP/MPLS エッジ(入力インターフェイス)QoS 機能

ここでは、MPLS ネットワークの入力側でサポートされる MPLS QoS 機能について説明します。


) デフォルトでは、LSP 全体で IP DSCP が維持されます。


入力ポート機能

パケット長に基づいた分類は IPv4 および IPv6 パケットでのみサポートされます。

EXP マーキング サポート

Cisco Supervisor Engine 2(Sup2)の場合、EXP マーキングは Basic MPLS および MPLS/VPN でサポートされます。MPLS VPN では、付加(プッシュ)されたラベルに限り、EXP、IP precedence、および IP 情報に基づく DSCP マーキングが存在します。

Sup720、Sup32、または RSP720 の MPLS および MPLS VPN では、付加(プッシュ)されたラベルに限り、IP 情報(IP precedence、DSCP、ACL)に基づいた EXP マーキングがサポートされます。


) IP/MPLS エッジでは、set mpls experimental コマンドは入力ポリシーとしてサポートされません。


出力ポート機能

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール ポートの機能は、match mpls experimentalコマンドを使用して分類します。match mpls experimentalコマンドは、最上位レベルのラベル内の EXP については照合しません。

Supervisor Engine 2 の場合、ラベル スタックのすべてのラベルについて、EXP 値に基づいた出力 QoS ポリシーでの EXP マーキングがサポートされます。

Sup720、Sup32、および RSP720 は、ラベル スタックのすべてのラベルについて、EXP 値に基づいた出力 QoS ポリシーでの EXP マーキングがサポートされます。

MPLS/IP エッジ(出力インターフェイス)QoS 機能

ここでは、MPLS ネットワークの出力側インターフェイスでサポートされる MPLS QoS 機能について説明します。

入力ポート機能

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール ポートの機能は、match mpls experimentalコマンドを使用して分類します。match mpls experimental コマンドは、受信した最上位レベルのラベル内の EXP について照合します。

EXP 照合がサポートされます。

出力ポート機能

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール ポートの機能は、送信した IP ヘッダー内の情報に基づいて分類します。

EXP 照合がサポートされます。

MPLS コア QoS 機能

ここでは、MPLS/MPLS コアでサポートされる MPLS QoS 機能について説明します。

入力ポート機能

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール ポートの機能は、match mpls experimental コマンドを使用して分類します。match mpls experimental コマンドは、受信した最上位レベルのラベル内の EXP について照合します。

EXP マーキングは、EXP ビットに基づいて入力 QoS ポリシーでサポートされます。

出力ポート機能

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール ポートの機能は、match mpls experimental コマンドを使用して分類します。

EXP マーキングがサポートされます。

MPLS QoS の設定


) MPLS VPN ネットワークのエッジおよびコアにおける入力および出力ポート機能については、
「FlexWAN モジュールおよび拡張 FlexWAN での MPLS QoS の使用」を参照してください。


QoS はモジュラ式の QoS CLI を使用して設定します(クラス マップおよびポリシー マップ)。QoS 機能は FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールに分散されて実行されます。

ここでは、MPLS QoS の設定について説明します。

「FlexWAN MPLS QoS」

「FlexWAN MPLS QoS(Supervisor Engine 2 の場合)」

「サポートされている FlexWAN MPLS QoS 機能」

「MPLS EXP フィールドの概要」

「MPLS EXP フィールドの設定」

「MPLS 用のクラスベース マーキングの設定」

FlexWAN MPLS QoS

Cisco 7600 スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ 720 には、MPLS QoS 機能があります。ただし、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでは使用されません。すべての MPLS QoS 機能は、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールによって分散されます。この点で、FlexWAN の QoS 動作は、Cisco 7500 VIP の QoS と類似しています。FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、Supervisor Engine または RSP720 が MPLS スイッチングを実行している間、すべての入力および出力 QoS を実行します。


) Cisco 7500 VIP では、MPLS DiffServ トンネリング モードに qos-group および discard-class を多く使用します。しかし、これらの機能は Cisco 7600 FlexWAN または拡張 FlexWAN ではサポートされていません。


FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールには次の機能があります。

IP ToS/DSCP/EXP を出力 CoS ビットにマップする機能

出力 CoS ビットに基づいた MPLS パケットの出力キューイング。PFC は、最上位の発信 EXP ビットを出力 CoS 値にコピーします。FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、match mpls experimental コマンドを使用して出力 CoS 値を照合します。

MQC のガイドラインに基づいたコンフィギュレーション コマンド

FlexWAN MPLS QoS(Supervisor Engine 2 の場合)

Supervisor Engine 2 が搭載されている場合、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールはラベル検索およびラベル操作を実行します。Supervisor Engine 2 の場合に FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールが提供する機能は、次のとおりです。

IP ToS/DSCP を MPLS EXP ビットにマップする機能

ラベルの EXP ビットに基づいた出力キューイング

MQC のガイドラインに基づいたコンフィギュレーション コマンド

サポートされている FlexWAN MPLS QoS 機能

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、次の MPLS QoS 機能をサポートします。

MPLS EXP 分類を使用する QoS 機能

MPLS EXP ポリシングおよびマーキング

MPLS QoS ではその他に、次の QoS 機能が IP QoS の場合と同様にサポートされます。

WFQ

CBWFQ

LLQ

WRED

トラフィック シェーピング

ポリシング

MPLS EXP フィールドの概要

サービス プロバイダーが自社ネットワークを通過する IP パケット内で変更された IP precedence 値の使用を望まない場合があります。MPLS experimental(EXP)フィールド値を設定すると、そのようなサービス プロバイダーのニーズを満たせます。

MPLS EXP フィールドにさまざまな値を選択することによって、輻輳時でもパケットに必要なプライオリティが得られるように、パケットをマーキングできます。

デフォルトでは、付加時に IP precedence 値が MPLS experimental フィールドにコピーされます。MPLS EXP ビットはポリシーでマーキングできます。

図4-1 に、カスタマー ネットワークの 2 つのサイトを接続する、サービス プロバイダーの MPLS ネットワークを示します。

図4-1 カスタマー IP ネットワークの 2 つのサイトを接続する MPLS ネットワーク

 

MPLS EXP フィールドの設定

入力インターフェイス上で set mpls experimental コマンドを使用し、ラベル付加時にプッシュされたラベル エントリの値を設定します。

デフォルトでは、ラベル エッジ ルータがプッシュされたすべてのラベル エントリの MPLS EXP フィールドに、IP パケットの IP precedence をコピーします。

set mpls experimental コマンドを使用することにより、任意で MPLS ヘッダーの MPLS EXP フィールドに IP precedence または DSCP フィールドをマップできます。

MPLS 用のクラスベース マーキングの設定

MPLS 用のクラス ベースド マーキングを設定するには、次のセクションの作業を実行します。

「MPLS パケットを分類するクラス マップの設定」

「MPLS experimental フィールドを設定するポリシー マップの設定」

「サービス ポリシーの結合」

「QoS 動作の確認」


) MPLS 用のクラス ベースド マーキング(Supervisor Engine 2)は、入力 PE の P に面したインターフェイス上に限ってサポートされます。


MPLS パケットを分類するクラス マップの設定

クラス マップを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードから始めて次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map class-name

パケットを照合させるクラス マップを指定します。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match mpls experimental value

クラスと照合させるパケット特性を指定します。

ステップ 3

Router(config-cmap)# exit

クラス マップ コンフィギュレーション モードを終了します。

次に、MPLS experimental 値が 3 のすべてのパケットが exp-class という名前のいずれかのクラスと一致する例を示します。

Router(config)# class-map match-any exp-class
Router(config-cmap)# match mpls experimental 3
Router(config-cmap)# exit

MPLS experimental フィールドを設定するポリシー マップの設定

ポリシー マップを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードから始めて次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# policy-map policy-name

1 つ以上のインターフェイスに結合可能なポリシー マップを作成し、サービス ポリシーを指定します。

ステップ 2

Router(config-pmap)# class class-name

class-map コマンドですでに指定されているクラス マップ名を指定します。

ステップ 3

Router(config-pmap-c)# set mpls experimental value 3

パケットを指定のポリシー マップと突き合わせる場合は、MPLS ビットの設定値を指定します。

ステップ 4

Router(config-pmap-c)# exit

ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを終了します。

3.シェーピングなど、サポート対象の他の機能を設定することもできます。

次に、ポリシー マップ MARKING と照合させる各パケットの MPLS experimental フィールド値を 5 に設定する例を示します。

Router(config)# policy-map MARKING
Router(config-pmap)# class exp-class
Router(config-pmap-c)# set mpls experimental 5
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit

サービス ポリシーの結合

インターフェイスにサービス ポリシーを結合するには、グローバル コンフィギュレーション モードから次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface name

出力インターフェイスを指定します。

ステップ 2

Router(config-if)# service-policy {input | output} policy-name

指定のポリシー マップをインターフェイスに結合します。

ステップ 3

Router(config-if)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

次に、サービス ポリシー set_experimental_5 を POS インターフェイス POS6/0/0 の発信トラフィックに結合する例を示します。

Router(config)# policy-map MARKING
Router(config-pmap)# class exp-class
Router(config-pmap-c)# set mpls experimental 5
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 
Router(config)# interface POS6/0/0
Router(config-if)# service-policy output set_experimental_5
Router(config-if)# exit

QoS 動作の確認

MPLS QoS の動作を確認する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

Router# show policy-map interface [interface-name]

QoS の詳細情報を表示します。

設定例

ここで紹介する設定例は、Cisco 7600 シリーズ ルータ上でサポートされる FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールに当てはまります。

入力 PE ルータの設定

次に、MPLS ネットワークに入る IP precedence が 1 の IP パケットを 2,000,000 bps にシェーピングし、MPLS experimental フィールドを 3 に設定する例を示します。


ステップ 1 トラフィック クラスを定義します。

Router(config)# class-map exp1
Router(config-cmap)# match mpls experimental 1
Router(config-cmap)# exit

) IP precedence ではなく MPLS experimental 値と照合させるように、トラフィック クラスを定義する必要があります。


ステップ 2 トラフィック クラスに対してアクションを実行するポリシーを定義します。

Router(config)# policy-map gold1
Router(config-pmap)# class exp 1
Router(config-pmap-c)# shape average 2000000
Router(config-pmap-c)# set mpls experimental 3
Router(config-pmap-c)# exit
 

ステップ 3 PE ルータの出力インターフェイスにポリシーを適用します。

Router(config)# interface POS6/1/0
Router(config-if)# ip address 153.61.0.2 255.255.0.0
Router(config-if)# tag-switching ip
Router(config-if)# service-policy output gold1
Router(config-if)# exit
 


 

コア ルータの入力側および出力側のインターフェイスの設定

次に、P ルータで入力側および出力側のインターフェイスを設定する例を示します。


ステップ 1 入力側のインターフェイスを設定します。

Router(config)# interface pos 5/0/0
Router(config-if)# ip address 153.61.0.1 255.255.0.0
Router(config-if)# tag-switching ip
Router(config-if)# service-policy input gold1
 

ステップ 2 出力側のインターフェイスを設定します。

Router(config)# interface pos 5/0/3
Router(config-if)# ip address 153.62.0.1 255.255.0.0
Router(config-if)# tag-switching ip
Router(config-if)# service-policy input gold1
 


 

MPLS VPN QoS の設定


) MPLS VPN ネットワークのエッジおよびコアにおける入力および出力ポート機能については、
「FlexWAN モジュールおよび拡張 FlexWAN での MPLS QoS の使用」を参照してください。


FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、次の MPLS VPN QoS 機能をサポートします。

MPLS EXP 分類を使用する FlexWAN QoS 機能

Supervisor Engine 2 は、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールによって実行される MPLS EXP マーキングをサポートします。「MPLS 用のクラスベース マーキングの設定」を参照してください。

その他のすべての Supervisor Engine および RSP720 では、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールで実行される MPLS EXP ポリシングおよびマーキングをサポートします。

これらの機能のほかに、Supervisor Engine 2 では、MPLS VPN は FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの入力 WAN インターフェイス上で set ip precedence コマンドもサポートします。

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュール上の MPLS VPN QoS サポートには、次の制限事項があります。

PFC2 の QoS 機能は、MPLS VPN ではサポートされません。

MPLS VPN QoS がサポートされるのは、VPN インターフェイス上に限られます。

Match IP precedence、Set IP precedence、およびMPLS Experimental値がサポートされるのは、入力インターフェイス上に限られます。

設定例

次に、MPLS VPN 上で QoS を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# class-map match-any vpn-class
Router(config-cmap)# match ip precedence 3
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# policy-map VPN-MARKING
Router(config-pmap)# class vpn-class
Router(config-pmap-c)# set ip precedence 5
Router(config-pmap-c)# set mpls exp 5
Router(config-pmap-c)# ^Z
Router# configure terminal
Router(config)# interface POS 6/0/0
Router(config-if)# service-policy output VPN-MARKING
Router(config-if)# ^Z
Router# show running-config interface p6/0/0
Building configuration...
 
Current configuration: 175 bytes
!
interface POS 6/0/0
ip vrf forwarding TEST
ip address 194.3.1.3 255.255.255.0
negotiation auto
service-policy input VPN-MARKING
mls qos trust dscp
end
Router#
 

AToM での QoS の設定

AToM では、次の QoS 機能がサポートされています。

CE 側のカード上でのマーキング ― (インポジション パケット)一致条件、match-dlci、match-any、または class-default を指定


) CE 側のカードでのマーキングの場合、match-dcli が適用されるのは FlexWAN モジュールだけです。


コア側のカード上でのシェーピング、match exp、および match-any を指定

CE 側のカードでのシェーピング(ディスポジション パケット)、match-any を指定

コア側のカード上での WRED、一致条件、match-exp、または match-any を指定

ここでは AToM での QoS の設定方法について、次の手順を含めて説明します。

「AToM での experimental ビットの設定」

「トラフィック シェーピングのイネーブル設定」


) PFC QoS 機能は、ATM over MPLS(ATMoMPLS)および Frame Relay over MPLS(FRoMPLS)のパケットには使用できません。


AToM での experimental ビットの設定

設定手順および例については、「AToM での experimental ビットの設定」を参照してください。

MPLS AToM では、ラベルの 3 つの EXP ビットを使用して、パケットのキューを判別します。LSP トンネル ラベルは最後から 2 つめのルータで削除される可能性があるので、VC ラベルと LSP トンネル ラベルの両方に EXP ビットを固定的に設定します。ここでは、トランスポート固有の EXP ビット実装について説明します。

EoMPLS および EXP ビット


) この説明が当てはまるのは、FlexWAN ベースの EoMPLS だけです。PFC QoS については、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/software/122sx/swcg/qos.htm を参照してください。


FlexWAN ベースの EoMPLS は、次の QoS 実装をサポートします。

VLAN インターフェイス ポリシー

コア側のインターフェイス ポリシー

VLAN インターフェイス ポリシーは個々の VLAN に適用します。個々の VLAN ごとに固有のポリシーを設定できます。ポリシー内で、802.1q P ビットに基づいて分類を行い、MPLS EXP ビットを設定できます。VLAN 内のすべてのトラフィックに適用されるトラフィック シェイパを 1 つ実装することもできます。

コア側のインターフェイス ポリシーは、EoMPLS アップリンク インターフェイスに適用します。このポリシーは、すべての VLAN からのトラフィックに適用されます。各種 VLAN が区別されることはありません。ポリシー内で、MPLS EXP ビットに基づいて分類を行い、次の機能を設定できます。

Class-bosed Traffic Shaping

CBWFQ

LLQ

WRED


) VLAN インターフェイス ポリシーとコア側のインターフェイス ポリシーの両方を同時に使用することはできません。FlexWAN ベースの EoMPLS に QoS を設定する場合は、VLAN インターフェイス ポリシーまたはコア側のインターフェイス ポリシーのどちらかを選択する必要があります。


QoS を有効にするためのコマンドの詳細については、次のマニュアルを参照してください。

Modular Quality of Service Command-Line Interface

Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference 』 Release 12.2

EXP ビットによるパケット プライオリティの設定

EoMPLS では、ラベル内の 3 つの EXP ビットを使用してパケットのプライオリティを判別し、QoS を提供します。LER 間で QoS をサポートするには、VC ラベルとトンネル ラベルの両方に EXP ビットを設定します。EXP ビットに値を割り当てなかった場合、802.1q ヘッダーの「タグ制御情報」フィールドに設定されたプライオリティ ビットが EXP ビット フィールドに書き込まれます。

EXP ビットの設定手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map class-name

ユーザ定義のトラフィック クラス名を指定します。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match cos 0-7

照合させる CoS 値(0 ~ 7)とともに IEEE 802.1Q パケットを指定します。または、match anyコマンドを使用することもできます。

ステップ 3

Router(config-cmap)# policy-map policy-name

設定するトラフィック ポリシーの名前を指定します。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

トラフィック ポリシー別にトラフィックを分類するために定義されているトラフィック クラス名(class-mapコマンドで設定)を指定します。

ステップ 5

Router (config-pmap-c)# set mpls experimental value

パケットを指定のポリシー マップと突き合わせる場合は、MPLS ビットの設定値を指定します。

ステップ 6

Router(config)# interface vlan vlan-number

VLAN インターフェイスを入力します。

ステップ 7

Router(config-if)# service-policy [input | output] policy-name

インターフェイスにトラフィック ポリシーを結合します。


) 同じポリシー マップでトラフィック シェーピングをイネーブルにして、EXP ビットを設定できます。



) 入力方向または出力方向のどちらか一方にサービス ポリシーを設定できます。ただし、ポリシーは必ずコア側の FlexWAN モジュール ポート上で実装し、コア側の FlexWAN モジュール ポートから出ていくトラフィックだけに適用します。


トラフィック シェーピングのイネーブル設定

トラフィック シェーピングは、データの伝送速度を制限します。平均速度のシェーピングによって、伝送速度が CIR に制限されます。トラフィック シェーピングを追加するには、次のコマンドを発行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map class-name

ユーザ定義のトラフィック クラス名を指定します。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match any

あらゆるパケットを照合することを指定します。(ポリシー マップで class-default を使用するのと同様)。

ステップ 3

Router(config-cmap)# policy-map policy-name

設定するトラフィック ポリシーの名前を指定します。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

トラフィック ポリシー別にトラフィックを分類するために定義されているトラフィック クラス名(class-mapコマンドで設定)を指定します。

ステップ 5

Router (config-pmap-c)# shape average cir 4

指定したビット レートに従ってトラフィックをシェーピングします。

ステップ 6

Router(config)# interface vlan vlan-number

VLAN インターフェイスを入力します。

ステップ 7

Router(config-if)# service-policy [input | output] policy-name

インターフェイスにトラフィック ポリシーを割り当てます。

4.サポートされるパラメータだけを示しています。

シェーピング平均速度は、リンク速度を 255 で割った最も近い倍数に丸められます。シェーピング値がリンク速度を 255 で割った値を下回る場合は、255 で割ったリンク速度に切り上げられます。

次に、シェーピング値を丸める例を示します。

Router# show pol p2
Policy Map p2
class any-pkt
shape average 2000000 8000 8000
 
Router# show pol int
 
Vlan101
 
service-policy input:p2
 
class-map:any-pkt (match-all)
2018169 packets, 4575195376 bytes
30 second offered rate 295768000 bps, drop rate 0 bps
match:any
queue size 0, queue limit 0
packets input 40492, packet drops 1977677
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 1977677
shape:cir 2000000, Bc 8000, Be 8000
input bytes 40847436, shape rate 1874000 bps
 
class-map:class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:any
0 packets, 0 bytes
30 second rate 0 bps

インターフェイスに割り当てられたトラフィック ポリシーの表示

インターフェイスに結合されたトラフィック ポリシーを表示するには、次のコマンドを発行します。

Router# show policy-map vlan50
service-policy input: badger
 
class-map: blue (match-all)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match: any
queue size 0, queue limit 2
packets input 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
shape: cir 2000000, Bc 8000, Be 8000
output bytes 0, shape rate 0 bps
 
class-map: class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match: any
0 packets, 0 bytes
30 second rate 0 bps
 

ATM AAL5 over MPLS および EXP ビット

ATM AAL5 over MPLS では、EXP ビットを固定的に設定できます。

EXP ビットに値を割り当てなかった場合は、ヘッダーの「タグ制御情報」フィールドのプライオリティ ビットがゼロに設定されます。

ATM Cell Relay over MPLS および EXP ビット

ATM Cell Relay over MPLS は、VC モードで EXP ビットを固定的に設定できます。

EXP ビットに値を割り当てていない場合は、ヘッダーの「タグ制御情報」フィールドのプライオリティ ビットがゼロに設定されます。

FRoMPLS および EXP ビット

FRoMPLS は、ラベルに指定されている、PDU のプライオリティを決定する 3 つの EXP ビットを使用して QoS を提供します。EXP ビットに値を割り当てなかった場合は、ヘッダーの「タグ制御情報」フィールドのプライオリティ ビットがゼロに設定されます。FRoMPLS の場合、DLCI 単位で EXP ビットを設定する必要があります。

EXP ビットによるパケット プライオリティの設定

VC ラベルと LSP トンネル ラベルの両方に EXP ビットを設定します。VC ラベルに EXP ビットを設定するのは、最後から 2 つめのルータで LSP トンネル ラベルが削除される可能性があるからです。

EXP ビットの設定手順は、次のとおりです。

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

Router# enable

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

Router(config)# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# class-map class-name

ユーザ定義のトラフィック クラス名を指定します。

ステップ 4

Router(config-cmap)# match any

あらゆるパケットを照合することを指定します。any キーワードのみを使用します。その他のキーワードを指定すると、予想外の結果になることがあります。

ステップ 5

Router(config-cmap)# policy-map policy-name

設定するトラフィック ポリシーの名前を指定します。

ステップ 6

Router(config-pmap)# class class-name

トラフィック ポリシー別にトラフィックを分類するために定義されているトラフィック クラス名(class-mapコマンドで設定)を指定します。

ステップ 7

Router(config-pmap-c)# set mpls experimental value

パケットを指定のポリシー マップと突き合わせる場合は、MPLS ビットの設定値を指定します。

ステップ 8

Router(config)# interface slot/port

インターフェイスを入力します。

ステップ 9

Router(config-if)# service-policy input policy-name

インターフェイスにトラフィック ポリシーを結合します。

トラフィック シェーピングのイネーブル設定

トラフィック シェーピングは、データの伝送速度を制限します。平均速度のシェーピングによって、伝送速度が Committed Information Rate(CIR; 認定情報速度)に制限されます。トラフィック シェーピングを追加するには、次のコマンドを発行します。

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

Router# enable

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

Router(config)# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# class-map class-name

ユーザ定義のトラフィック クラス名を指定します。

ステップ 4

Router(config-cmap)# match any

あらゆるパケットを照合することを指定します。any キーワードのみを使用します。その他のキーワードを指定すると、予想外の結果になることがあります。

ステップ 5

Router(config-cmap)# policy-map policy-name

設定するトラフィック ポリシーの名前を指定します。

ステップ 6

Router(config-pmap)# class class-name

トラフィック ポリシー別にトラフィックを分類するために定義されているトラフィック クラス名(class-mapコマンドで設定)を指定します。

ステップ 7

Router(config-pmap-c)# shape average bit value

指定したビット レートに従ってトラフィックをシェーピングします。

ステップ 8

Router(config)# interface slot/port

インターフェイスを入力します。

ステップ 9

Router(config-if)# service-policy input policy-name

インターフェイスにトラフィック ポリシーを結合します。


) 同じポリシー マップでトラフィック シェーピングをイネーブルにして、EXP ビットを設定できます。



) EoMPLS VLAN のポリシング除外 ― VLAN ベースの入力ポリサーから EoMPLS アップリンク ポートのトラフィックを除外します。


インターフェイスに割り当てられたトラフィック ポリシーの表示

インターフェイスに結合されたトラフィック ポリシーを表示するには、show policy-map interfaceコマンドを使用します。

EoMPLS QoSの例

出力 MPLS トンネルが均等化キューイングとして設定された FlexWAN インターフェイス上で伝送される場合、シェーピング値はリンク速度を 255 で割った最も近い倍数に丸められます。シェーピング値が 255 で割ったリンク速度を下回る場合は、255 で割ったリンク速度に切り上げられます。

次に、シェーピング値を丸める例を示します。

Router# show pol p2
Policy Map p2
class any-pkt
shape average 2000000 8000 8000
 
Router# show pol int
 
Vlan101
 
service-policy input:p2
 
class-map:any-pkt (match-all)
2018169 packets, 4575195376 bytes
30 second offered rate 295768000 bps, drop rate 0 bps
match:any
queue size 0, queue limit 0
packets input 40492, packet drops 1977677
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 1977677
shape:cir 2000000, Bc 8000, Be 8000
(shape parameter is rounded to 2439000 due to granularity)
input bytes 40847436, shape rate 1874000 bps
 
class-map:class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:any
0 packets, 0 bytes
30 second rate 0 bps
 

EoMPLS QoS の例 ― インターフェイスに割り当てられたトラフィック ポリシーの表示

インターフェイスに結合されたトラフィック ポリシーを表示するには、次のコマンドを発行します。

Router# show policy-map vlan50
service-policy input: badger
 
class-map: blue (match-all)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match: any
queue size 0, queue limit 2
packets input 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
shape: cir 2000000, Bc 8000, Be 8000
output bytes 0, shape rate 0 bps
 
class-map: class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match: any
0 packets, 0 bytes
30 second rate 0 bps
 

EoMPLS QoS の例 ― VLAN での QoS の設定

次に、VLAN 上で QoS を設定する例を示します。

class-map blue
match cos 1 2 3
!
policy-map badger
class blue
set mpls experimental 1
class class-default
shape average 2000000 8000 8000
!
interface vlan50
no ip address
no ip mroute-cache
load-interval 30
mpls l2transport route 192.168.255.255 50
service-policy input badger
no cdp enable
 

ATMoMPLS QoS の例 ― 入力 QoS の設定

入力 QoS の例を示します。入力側では、ポリシーがマルチポイント l2transport PVC に結合されます。ここでは、PVC 1/101 上のすべてのパケットに対して EXP ビットが 5 に設定されます。

class-map match-any anyclass
match any
!
policy-map set-policy
class anyclass
set mpls experimental 5
 
interface ATM6/0/0
no ip address
logging event link-status
atm clock INTERNAL
pvc 1/101 l2transport
encapsulation aal5
mpls l2transport route 10.10.10.10 101
service-policy input set-policy
 

入力シェーピングの場合、設定は上記と同じですが、ポリシー マップで指定するアクションをシェーピングに変更します。

policy-map shape-policy
class anyclass
shape average 16000 3200 3200
 
For output shaping based on MPLS EXP, the policy is configured on the main interface.
class-map match-any exp2
match mpls experimental 2
!
policy-map shape-policy
class exp2
shape average 16000 32 32
 
interface POS4/0/1
ip address 20.1.1.1 255.255.255.0
service-policy output shape-policy
no ip mroute-cache
load-interval 30
no keepalive
mpls label protocol ldp
tag-switching ip
mls qos trust dscp
clock source internal
no cdp enable
 

FRoMPLS QoS の例 ― 入力 QoS の設定

入力側では、スイッチド フレームリレー DLCI にポリシーを結合します。次の設定では、DLCI 10 のフレームリレー パケットを照合し、一致したパケットにラベルを付加するときに、EXP ビットを 5 に設定します。

class-map match-any anyclass
match any
!
!
policy-map set-policy
class anyclass
set mpls experimental 5
 
map-class frame-relay dlci101
service-policy input set-policy
 
interface POS1/0/1
no ip address
encapsulation frame-relay IETF
no ip mroute-cache
load-interval 30
no keepalive
mls qos trust dscp
clock source internal
frame-relay interface-dlci 101 switched
class dlci101
 

入力シェーピングの場合、設定は上記と同じですが、ポリシー マップで指定するアクションを次のようにシェーピングに変更します。

policy-map shape-policy
class anyclass
shape average 1600000 6400 6400
 

MPLS EXP に基づいた出力シェーピングの場合、メイン インターフェイス上でポリシーを設定します。

class-map match-any exp2
match mpls experimental 2
!
policy-map shape-policy
class exp2
shape average 1600000 6400 6400
 
interface POS4/0/1
ip address 20.1.1.1 255.255.255.0
service-policy output shape-policy
no ip mroute-cache
load-interval 30
no keepalive
mpls label protocol ldp
tag-switching ip
mls qos trust dscp
clock source internal
no cdp enable
 

MPLS EXP に基づいた WRED の場合、メイン インターフェイス上でポリシーを設定します。

class-map match-any exp2
match mpls experimental 2
!
policy-map wred-pol
class exp2
bandwidth percent 20
random-detect
 
interface POS4/0/1
service-policy output wred-pol
 

FR/ATMoMPLS VC 上での DE/CLP と EXP のマッピング

FR/ATMoMPLS VC 上での DE/CLP と EXP のマッピング機能により、MPLS AToM ネットワークへの入力インターフェイスでフレーム リレー Discard Eligibility(DE; 廃棄適性)ビットまたは ATM Congestion Loss Priority(CLP)ビットを MPLS EXP 値にマッピングしたり、MPLS AToM ネットワークの出力インターフェイスで MPLS EXP 値を FR-DE ビットまたは ATM CLP ビットにマッピングできるようになります。

DE ビットは、ある 1 つのフレームの重要度が他のフレームより低いことを示します。同様に ATM CLP ビットは、セルがネットワーク内を通過する間に過剰な輻輳に遭遇した場合、このセルが廃棄されるかどうかを示します。

図4-2 では、PE1 は、MPLS EXP 値により着信パケットをタグ付けして、次のホップに送信します。各ホップでは、EXP 値で照合されます。ただし PE2 出力では、パケットが MPLS ではなく IP となるため、EXP 値では照合されません。

内部では、FlexWAN および拡張 FlexWAN は QoS_group 内に EXP 値を保持するため、PE2 出力インターフェイスでの QoS_group による照合は EXP 値による照合と同一の結果になります。

図4-2 DE/CLP と EXP のマッピング

 

ATM CLP ビットに基づく照合

MPLS AToM ネットワークへの入力で ATM CLP ビットに基づく照合を使用して、インターフェイスに着信するパケットの ATM CLP を EXP 値にマッピングしてから、これらのパケットに必要な QoS 機能およびアクション(トラフィック ポリシングなど)を適用します。


) この機能は、ATM PVC に結合されているポリシー マップでのみサポートされます。


入力ポリシーの ATM CLP ビットに基づく照合の設定

入力ポリシーの ATM CLP ビットに基づく照合を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

Router# enable

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

Router(config)# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# class-map class-name

ユーザ定義のトラフィック クラス名を指定します。

ステップ 4

Router(config-cmap)# match atm clp

1 に設定された ATM CLP ビットに基づくパケット照合をイネーブルにします。

ステップ 5

Router(config-cmap)# policy-map policy-name

設定するトラフィック ポリシーの名前を指定します。

ステップ 6

Router(config-pmap)# class class-name

トラフィック ポリシー別にトラフィックを分類するために定義されているトラフィック クラス名(class-mapコマンドで設定)を指定します。

ステップ 7

Router(config-pmap-c)# set mpls experimental value

パケットを指定のポリシー マップと突き合わせる場合は、MPLS ビットの設定値を指定します。

ステップ 8

Router(config)# interface atm interface-number

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 9

Router(config-if)# pvc [name] vpi/vci [l2transport]

ATM VC コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 10

Router(config-if)# service-policy input policy-name

インターフェイスにトラフィック ポリシーを結合します。

ATM CLP ビットに基づく照合の設定例

次に、ATM CLP ビットに基づく照合の設定例を示します。

CFLOW_PE1# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
CFLOW_PE1(config)# class-map CLP
CFLOW_PE1(config-cmap)# match atm clp
CFLOW_PE1(config-cmap)# exit
CFLOW_PE1(config)# policy-map CLP2EXP
CFLOW_PE1(config-pmap)# class CLP
CFLOW_PE1(config-pmap-c)# set mpls experimental 1
CFLOW_PE1(config-pmap-c)# exit
CFLOW_PE1(config-pmap)# interface ATM3/0/0
CFLOW_PE1(config-if)# pvc 1/100
CFLOW_PE1(cfg-if-atm-l2trans-pvc)# service-policy input CLP2EXP
CFLOW_PE1(cfg-if-atm-l2trans-pvc)# end
CFLOW_PE1#
 

ATM CLP ビットに基づく照合の確認

次に、show policy-map interface コマンドを使用して、ATM CLP ビットに基づく照合を確認する例を示します。

CFLOW_PE1# show policy-map interface a3/0/0
ATM3/0/0: VC 1/100 -
 
Service-policy input: CLP2EXP
 
Class-map: CLP (match-all)
200 packets, 22400 bytes
5 minute offered rate 2000 bps, drop rate 0 bps
Match: atm clp
QoS Set
mpls experimental imposition 1
Packets marked 200
 
Class-map: class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: any
CFLOW_PE1#
 

FR-DE ビットに基づく照合

MPLS AToM ネットワークへの入力で FR-DE ビットに基づく照合を使用して、インターフェイスに着信するパケットの FR-DE ビットを EXP 値にマッピングします。

FR-DE ビットに基づく照合のガイドライン

この機能を使用する場合、次を考慮する必要があります。

FR-DE に基づくポリシー照合は、入力ポリシーとしてのみ使用します。

入力ポリシーの FR-DE ビットに基づく照合の設定

入力ポリシーの FR-DE ビットに基づく照合を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

Router# enable

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

Router(config)# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# class-map class-name

ユーザ定義のトラフィック クラス名を指定します。

ステップ 4

Router(config-cmap)# match fr-de

1 に設定された FR-DE ビットを持つパケットを照合します。

ステップ 5

Router(config-cmap)# policy-map policy-name

設定するトラフィック ポリシーの名前を指定します。

ステップ 6

Router(config-pmap)# class class-name

トラフィック ポリシー別にトラフィックを分類するために定義されているトラフィック クラス名(class-mapコマンドで設定)を指定します。

ステップ 7

Router(config-pmap-c)# set mpls experimental value

パケットを指定のポリシー マップと突き合わせる場合は、MPLS ビットの設定値を指定します。

ステップ 8

Router(config)# interface slot/port

インターフェイスを入力します。

ステップ 9

Router(config)# map-class frame-relay class-map-name

class-map-name がクラス マップ名となるフレーム リレー マップ クラスを作成します。


) ステップ 10 では、メイン インターフェイスにマップクラス ポリシーを適用してすべての DLCI が同一のポリシーを持つようにするか、DLCI ごとににマップクラス ポリシーを適用できます。


ステップ 10

Router(config-if)# service-policy input policy-name

インターフェイスにトラフィック ポリシーを結合します。

FR-DE ビットに基づく照合の設定例

次に、メイン インターフェイスにマップクラス ポリシーを適用して、入力ポリシーの FR-DE ビットに基づく照合を設定する例を示します。

メイン インターフェイスへのマップクラス ポリシーの適用

osr3# show class-map match_fr-de
Class Map match-all match_fr-de (id 2)
Match fr-de
 
osr3# show policy fr-de_mpls4
Policy Map fr-de_mpls4
Class match_fr-de
set mpls experimental imposition 4
Class class-default
set mpls experimental imposition 4
 
osr3# show run map-class | begin fr-de_mpls4
map-class frame-relay fr-de_mpls4
service-policy input fr-de_mpls4
!
map-class frame-relay fr-de_mpls0
service-policy input fr-de_mpls0
!
osr3# show run interface pos1/0/2
Building configuration...
 
Current configuration : 196 bytes
!
interface POS1/0/2
mtu 5000
no ip address
encapsulation frame-relay IETF
no keepalive
clock source internal
pos scramble-atm
frame-relay intf-type dce
end
 
connect frompls_1 POS1/0/2 16 l2transport
xconnect 11.11.11.11 2001 encapsulation mpls
!
!
connect frompls_2 POS1/0/2 17 l2transport
xconnect 11.11.11.11 2002 encapsulation mpls
!
!
connect frompls_3 POS1/0/2 18 l2transport
xconnect 11.11.11.11 2003 encapsulation mpls
!
!
osr3# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
osr3(config)# interface POS1/0/2
osr3(config-if)# frame-relay class fr-de_mpls4
osr3(config-if)#
osr3(config-if)#^Z
 
osr3# show run interface pos1/0/2
Building configuration...
 
Current configuration : 196 bytes
!
interface POS1/0/2
mtu 5000
no ip address
encapsulation frame-relay IETF
no keepalive
clock source internal
pos scramble-atm
frame-relay class fr-de_mpls4
frame-relay intf-type dce
end
 

FR-DE ビットに基づく照合の確認の例

show policy-map interface コマンドで設定を確認します。

osr3# show policy interface pos1/0/2
POS1/0/2: DLCI 16 -
 
Service-policy input: fr-de_mpls4
 
Class-map: match_fr-de (match-all)
0 packets, 0 bytes
5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: fr-de
QoS Set
mpls experimental imposition 4
Packets marked 0
 
Class-map: class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: any
QoS Set
mpls experimental imposition 4
Packets marked 0
POS1/0/2: DLCI 1007 -
 
Service-policy input: fr-de_mpls4
 
--More--
 

入力ポリシーの FR-DE ビットに基づく照合の設定

次に、別の DLCI にマップクラス ポリシーを適用して、入力ポリシーの FR-DE ビットに基づく照合を設定する例を示します。

osr1# show policy fr-de_mpls2
Policy Map fr-de_mpls2
Class match_fr-de
set mpls experimental imposition 2
Class class-default
set mpls experimental imposition 2
osr1# sh policy fr-de_mpls3
Policy Map fr-de_mpls3
Class match_fr-de
set mpls experimental imposition 3
Class class-default
set mpls experimental imposition 3
osr1# show class-map match_fr-de
Class Map match-all match_fr-de (id 1)
Match fr-de
 
osr1# show run map-class | begin fr-de_mpls
map-class frame-relay fr-de_mpls2
service-policy input fr-de_mpls2
!
map-class frame-relay fr-de_mpls3
service-policy input fr-de_mpls3
!
osr1# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
osr1(config)#int pos1/7
osr1(config-if)#frame-relay interface-dlci 16 switched
osr1(config-fr-dlci)#class fr-de_mpls2
osr1(config-fr-dlci)#exit
osr1(config-if)#
osr1(config-if)#frame-relay interface-dlci 17 switched
osr1(config-fr-dlci)#class fr-de_mpls3
osr1(config-fr-dlci)#
osr1(config-fr-dlci)#exit
osr1(config-if)#
osr1(config-if)#^Z
osr1#
 
osr1# show run interface pos1/7
Building configuration...
 
Current configuration : 39671 bytes
!
interface POS1/7
mtu 5000
no ip address
encapsulation frame-relay IETF
no keepalive
mls qos trust dscp
clock source internal
pos scramble-atm
frame-relay interface-dlci 16 switched
class fr-de_mpls2
frame-relay interface-dlci 17 switched
class fr-de_mpls3
frame-relay interface-dlci 18 switched
frame-relay interface-dlci 19 switched
...
 

設定の確認

show policy-map interface コマンドで設定を確認します。

osr1# show policy interface pos1/7
POS1/7: DLCI 16 -
 
Service-policy input: fr-de_mpls2
 
Class-map: match_fr-de (match-all)
0 packets, 0 bytes
5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: fr-de
QoS Set
mpls experimental imposition 2
Packets marked 0
 
Class-map: class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: any
QoS Set
mpls experimental imposition 2
Packets marked 0
POS1/7: DLCI 17 -
 
Service-policy input: fr-de_mpls3
 
Class-map: match_fr-de (match-all)
0 packets, 0 bytes
5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: fr-de
QoS Set
mpls experimental imposition 3
Packets marked 0
 
Class-map: class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: any
QoS Set
mpls experimental imposition 3
Packets marked 0
osr1#
 

ATM CLP ビットの設定

MPLS AToM ネットワークの出力インターフェイスで ATM CLP ビットの設定機能を使用して、ATM CLP ビットに EXP 値をマッピングします。


) この機能は、ATM PVC に結合されているポリシー マップでのみサポートされます。


出力ポリシーの ATM CLP ビットの設定機能の設定

出力ポリシーの ATM CLP ビットの設定機能を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

Router# enable

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

Router(config)# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# class-map class-name

ユーザ定義のトラフィック クラス名を指定します。

ステップ 4

Router(config-cmap)# match qos-group qos-group-value

一致基準として特定の QoS グループを指定します。QoS グループ値には、数学的な意味はありません。


) QoS グループの概念は、着信 MPLS EXP 値から導き出され、AToM を使用する場合にのみ有効です。MQC を使用し QoS グループ値を設定することはできません。


ステップ 5

Router(config-cmap)# policy-map policy-name

設定するトラフィック ポリシーの名前を指定します。

ステップ 6

Router(config-pmap)# class class-name

トラフィック ポリシー別にトラフィックを分類するために定義されているトラフィック クラス名(class-map コマンドで設定)を指定します。

ステップ 7

Router(config-pmap-c)# set atm-clp

ポリシー マップが設定されているときに、Cell Loss Priority(CLP; セル損失プライオリティ)を設定します。

ステップ 8

Router(config)# interface slot/port

インターフェイスを入力します。

ステップ 9

Router(config-if)# service-policy input policy-name

インターフェイスにトラフィック ポリシーを結合します。

ATM CLP ビットの設定機能の設定例

次に、ATM CLP ビットの設定機能の設定例を示します。

7600router# show policy qg2clp
Policy Map qg2clp
Class qg1
set atm-clp
7600router# show class-map qg1
Class Map match-all qg1 (id 23)
Match qos-group 1
 
7600router# show run interface a9/1
interface ATM9/1
no ip address
atm clock INTERNAL
atm mtu-reject-call
mls qos trust dscp
pvc 1/100 l2transport
encapsulation aal5
mpls l2transport route 101.101.101.101 1000
service-policy out qg2clp
 

ATM CLP ビットに基づく照合の確認の例

show policy-map インターフェイス コマンドで設定を確認します。

7600router# show policy interface ATM9/1
ATM9/1: VC 1/100 -
 
Service-policy output: qg2clp
 
Class-map: qg1 (match-all)
1000 packets, 0 bytes
5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: qos-group 1
QoS Set
atm-clp
Packets marked 1000
 

FR-DE ビットの設定

MPLS AToM ネットワークの出力インターフェイスで FR-DE ビットの設定機能を使用して、FR-DE ビットに EXP 値をマッピングします。

出力ポリシーの FR-DE ビットの設定機能の設定

出力ポリシーの FR-DE ビットの設定機能を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

Router# enable

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

Router(config)# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# class-map class-name

ユーザ定義のトラフィック クラス名を指定します。

ステップ 4

Router(config-cmap)# match qos-group qos-group-value

一致基準として特定の QoS グループ値を指定します。qos-group-value の範囲は 0 ~ 7 です。

ステップ 5

Router(config-cmap)# policy-map policy-name

設定するトラフィック ポリシーの名前を指定します。

ステップ 6

Router(config-pmap)# class class-name

トラフィック ポリシー別にトラフィックを分類するために定義されているトラフィック クラス名(class-map コマンドで設定)を指定します。

ステップ 7

Router(config-pmap-c)# set fr-de

インターフェイスから送信されるすべてのフレーム リレー フレームのアドレス フィールドの DE ビット設定を 1 に変更します。

ステップ 8

Router(config)# interface slot/port

インターフェイスを入力します。


) 下記のステップ 9 では、メイン インターフェイスにマップクラス ポリシーを適用してすべての DLCI が同一のポリシーを持つようにするか、DLCI ごとににマップクラス ポリシーを適用できます。


ステップ 9

Router(config-if)# service-policy output policy-name

インターフェイスにトラフィック ポリシーを結合します。

FR-DE の設定機能の設定例

次に、FR-DE ビットの設定機能の設定例を示します。

7600router# show policy qg2de
Policy Map qg2de
Class qg1
set fr-de
7600router# show class-map qg1
Class Map match-all qg1 (id 23)
Match qos-group 1
 
7600router# show run interface pos2/2/0
interface POS2/2/0
no ip address
encapsulation frame-relay
frame-relay interface-dlci 16 switched
class QG2DE
 

FR-DE の設定機能の確認の例

show policy-map インターフェイス コマンドで設定を確認します。

7600router# show policy interface POS2/2/0
POS2/2/0: DLCI 16 -
 
Service-policy output: qg2de
 
Class-map: qg1 (match-all)
1000 packets, 0 bytes
5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: qos-group 1
QoS Set
fr-de
Packets marked 1000
 

EoMPLS VC の階層型 QoS

EoMPLS VC の Hierarchical Quality of Service(HQoS; 階層型 QoS)機能を使用すると、WAN ベースのインターフェイス上で階層型 QoS サービスがイネーブルとなり、サービス プロバイダーは、カスタマー EoMPLS ネットワーク内のトラフィックを分類したあとで、コア ネットワークに送信できるようになります。これによって Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチおよび Cisco 7600 シリーズのルータを使用するユーザは、EoMPLS ネットワーク内の特定のカスタマーに QoS サービスを柔軟に提供できます。

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能では、次の方法で EoMPLS ネットワークを分類します。

入力インターフェイスで最初にパケットを受信したときに含まれていた VLAN ID で照合を行います。VLAN ID は、1 つ一致させることも、ある範囲を一致させることも、2 つの組み合わせを一致させることもでき、これによって EoMPLS ネットワーク全体または一部が照合されます。

入力インターフェイスでパケットとともに受信される、IP precedence ビットまたは CoS ビットと同じ値に設定されている QoS グループ値で照合します。

階層型のポリシー マップを使用すると、複数の親ポリシー マップで同じ子ポリシー マップを使用できるので、ルータの設定を単純化できます。また、VLAN ごとに別のクラス マップを使用するのではなく 1 つのクラス マップで複数の VLAN を照合できます。

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能では、WAN インターフェイスに階層型 QoS ポリシー マップが適用されるため、カスタマー側のインターフェイスをアップグレードする必要がなく、カスタマー側のインターフェイスが標準のイーサネット インターフェイスになります。

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能の前提条件

階層型 QoS を使用する前に、ルータで QoS をイネーブルにする必要があります。ルータで QoS をグローバルにイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで mls qos コマンドを使用します。個々のインターフェイスで QoS をイネーブルにするには、 mls qos インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。さらに、CE に面している PE インターフェイスで mls trust を設定する必要があります。

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能の制限

次に、EoMPLS VC の階層型 QoS 機能の制限について示します。使用しているスーパーバイザ モジュールおよびライン カードによっては、一般的な QoS サービスにその他の制限がある場合があります。

ポリシーに match input vlan コマンドを使用するクラス マップが含まれる場合、VLAN インターフェイス( interface vlan コマンドで作成された論理インターフェイス)にサービス ポリシーがすでに結合されている場合、ポリシー マップをインターフェイスに結合することはできません。


) この制限は、match input vlan の設定と interface vlan の設定は同時に使用できないことを意味します。


EoMPLS VC の階層型 QoS 機能は、出力インターフェイスでのみサポートされます( service-policy output コマンドを使用しポリシー マップをインターフェイスに結合する必要があります)。

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能は、ポイントツーポイント VC のみサポートし、ポイントツーマルチポイント VC はサポートしません。

親クラスに match input vlan コマンドを使用するクラス マップが含まれている場合、子ポリシー マップでは match exp コマンドを使用できません。

子ポリシー マップおよび親ポリシー マップは match ip dscp set コマンドなどのマーキングはサポートしません。

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能では、複数のレベルの親ポリシー マップおよび子ポリシー マップのネストをサポートしません。各親ポリシー マップは 1 レベルでのネストのみをサポートします。つまり、親ポリシー マップ内のトラフィック クラスには最大 1 つの子ポリシー マップを含むことができ、子ポリシー マップは自身の子ポリシー マップを持つことができません。


) 同じ階層型の QoS 親ポリシー マップには、(子ポリシー マップを参照しない)フラットなトラフィック クラスおよび(子ポリシー マップを参照する)階層型のトラフィック クラスを混在できます。


service-policy output コマンドを使用し)階層型 QoS 出力ポリシーをメイン インターフェイスに適用し、( service-policy output コマンドを使用し)同じインターフェイスのサブインターフェイスに出力ポリシーを適用することはできません。実行しようとすると、階層型 QoS 出力ポリシーの結合が失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。

Attaching service policy to main and sub-interface concurrently is not allowed
 

Cisco IOS Release 12.2(18)SXE 以降のリリースでは、ポリシー マップに最大 255 のクラス マップを含めることができます。

子ポリシー マップは、(オプションの指定がない priority コマンドによる)完全優先のコマンドのみサポートします。親ポリシー マップはいかなる形式の priority コマンドもサポートしません。

子プライオリティ マップの複数のクラスで priority police の両方のコマンドを使用する場合、次の順番でコマンドを設定する必要があります。

プライオリティ マップで設定する最初のクラスでは、まず priority コマンドを指定し、次に police コマンドを指定します。

プライオリティ マップで設定する 2 番め以降のクラスでは、まず priority コマンドを指定し、次に police コマンドを指定します。

FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールでは、 police cir コマンドはサポートされません。


priority コマンドは police コマンドとのみ同時に設定できます。priority は、いかなる形式の bandwidth または shape コマンドとも同時に使用できません。


match input vlan コマンドを使用するクラス マップは match-any オプションのみをサポートします。 match input vlan コマンドを使用するクラス マップでは match-all オプションは使用できません。

match input vlan コマンドを使用するクラスは、ポリシー マップ内で、必ず、フラット ポリシーを使用するクラスの前に配置する必要があります。

親ポリシー マップは fair-queue コマンドはサポートしません。

CoS または IP Precedence を設定するには、qos-group コマンドを使用する CE-PE インターフェイス上の入力サービス ポリシーでクラスデフォルトを使用する必要があります。


) 階層型 QoS のその他の必須条件や制限については、「階層型トラフィック シェーピングの設定」を参照してください。


サポート対象機能

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能は、出力インターフェイスのクラス マップおよびポリシー マップで次のコマンドをサポートします。

親ポリシー マップでサポートされるコマンドは次のとおりです。

bandwidth ― 出力 Class Based Weighted Fair Queuing(CBWFQ; クラス ベース均等化キューイング)。

shape average ― 出力シェーピング

子ポリシー マップでサポートされるコマンドは次のとおりです。

bandwidth ― 出力 CBWFQ

priority ― 出力 LLQ(子マップでは完全優先のみサポート)

queue-limit ― キュー スロットリング

random-detect ― 出力 WRED

shape average ― 出力シェーピング

関連コマンド

match input vlan コマンドを、同じクラスマップ コンフィギュレーション コマンドである match vlan コマンドと混同しないでください。

match vlan コマンドは、ポリシー マップが適用される特定のインターフェイスのパケット上の VLAN ID を照合します。 match vlan コマンドを使用するポリシー マップは、ルータの入力または出力インターフェイスのいずれかに、 service-policy { input | output } コマンドを使用して適用できます。

match input vlan コマンドでは、ルータの入力インターフェイスで受信されたパケットの VLAN ID が照合されます。 match input vlan コマンドを使用するポリシー マップは、ルータの出力インターフェイスに、 service-policy output コマンドを使用して適用します。

match input vlan コマンドも、VLAN 間のルーティングに使用する論理 VLAN インターフェイス上で受信されるパケットを照合する、 match input-interface vlan コマンドと混同される可能性があります。


ヒント match input-interface コマンドはクラス マップでもサポートされるため、match input vlan コマンドを使用するときには input キーワードを省略できません。


EoMPLS VC の階層型 QoS 機能の設定

EoMPLS トラフィックで階層型 QoS ポリシー マップを使用するには、次の作業を実行する必要があります(すべての作業が必須)。

入力インターフェイスにポリシー マップを適用し、着信パケットに QoS グループ値を設定します。「着信インターフェイスで QoS グループをマーキングするためのポリシー マップの作成および割り当て」を参照してください。

自身の QoS グループ値に基づいてパケットを照合するクラス マップを作成します。「QoS グループに基づいて照合するクラス マップの設定」を参照してください。

これらのクラス マップを使用する子ポリシー マップを作成します。「出力インターフェイスの子ポリシー マップの作成」を参照してください。

自身の入力 VLAN ID に基づいてパケットを照合するクラス マップを作成します。「入力 VLAN に基づいて照合するクラス マップの設定」を参照してください。

親ポリシー マップを作成して、出力インターフェイスに適用します。「親ポリシー マップの作成と出力インターフェイスへの結合」を参照してください。


) 階層型トラフィック シェーピングの詳細については、「階層型トラフィック シェーピングの設定」を参照してください。


着信インターフェイスで QoS グループをマーキングするためのポリシー マップの作成および割り当て

QoS グループでトラフィックを分類できるようにするには、任意の QoS グループ値で着信パケットをマーキングするポリシー マップを最初に作成する必要があります。QoS グループ値は、着信パケットの IP precedence ビットまたは 802.1P CoS ビットのいずれかに設定します。その後、そのポリシー マップを着信インターフェイス(レイヤ 2 の LAN インターフェイスであることが必須)に割り当てます。

これらの作業を実行する手順は次のとおりです。

コマンドの順序の概要

1. enable

2. configure terminal

3. policy-map policy-map-name

4. description string

5. class class-default

6. set qos-group { cos | ip-precedence }

7. interface if-type { slot/port | slot/subslot/port }

8. service-policy input policy-map-name

9. end

10. show policy-map policy-map-name [ class class-map ]

詳細な手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

Router#

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

policy-map policy-map-name

 

Router(config)# policy-map cos-to-qosgrp-pmap

Router(config-pmap)#

指定した名前のポリシー マップが作成され、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードが開始します。

policy-map-name ― ポリシー マップの名前です。この名前は最大 40 字の英数字で構成される一意のストリングである必要があります。

ステップ 4

description string

 

Router(config-pmap)# description Sets QoS group to IP precedence bits of incoming packets

Router(config-pmap)#

(任意)ポリシー マップの説明の最大 200 文字の任意のストリングです。

ステップ 5

class class-default

 

Router(config-pmap)# class class-default

Router(config-pmap-c)#

このポリシーのトラフィックで使用されるデフォルトのクラスを指定し、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 6

set qos-group { cos | ip-precedence }

 

Router(config-pmap-c)# set qos-group cos

Router(config-pmap-c)#

あとでパケットの分類に使用できる QoS グループの ID を設定します。

cos ― パケットの QoS グループ値をパケットの元の 802.1P CoS ビットと同じ値に設定します。

ip-precedence ― パケットの QoS グループ値をパケットの元の IP precedence ビットと同じ値に設定します。


set qos-group コマンドでは QoS グループを 0 ~ 99 の任意の値に設定できますが、EoMPLS VC の階層型 QoS 機能を使用する場合、この設定はサポートされません。このコマンドではオプションでテーブル マップも指定できます。しかし、EoMPLS VC の階層型 QoS 機能では、常にデフォルトのマッピングを使用するため、このオプションはサポートされません。


ステップ 7

interface if-type { slot/port | slot/subslot/port }

 

Router(config-pmap-c)# interface GigabitEthernet 5/2

Router(config-if)#

着信インターフェイスがインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始しまます。


) このインターフェイスはレイヤ 2 の LAN インターフェイスである必要があります。レイヤ 3 の WAN インターフェイスは使用できません。


ステップ 8

service-policy input policy-map-name

 

Router(config-if)# service-policy input cos-to-qosgrp-pmap

Router(config-if)#

指定したポリシー マップを入力トラフィックのインターフェイスに結合します。

policy-map-nameステップ 3 で作成したポリシー マップの名前です。


) 着信トラフィックの QoS グループ値をマーキングする必要のある各インターフェイスについては、ステップ 7 および ステップ 8 の手順を繰り返してください。


ステップ 9

show policy-map policy-map-name [ class class-map ]

 

Router# show policy-map prec-to-qosgrp-pmap

(command output)

Router#

(任意)設定を確認するために、設定されたクラス マップを表示します。すべてのポリシー マップを表示するには、オプションを指定せずにコマンドを入力します。特定のポリシー マップを表示するには、コマンド ラインでその名前を指定します。 class オプションを追加すると、特定のポリシー マップの一部である特定のクラスを表示できます。

次のポリシー マップでは、QoS グループ値が着信パケットの CoS 値に一致するように設定されます。その後、このポリシー マップが 2 つのインターフェイスに割り当てられます。

policy-map cos-to-qosgroup-pmap
class class-default
set qos-group cos
...
!
interface GE 6/0
service-policy input cos-to-qosgroup-pmap
...
!
interface GE 6/1
service-policy input cos-to-qosgroup-pmap
...

次の手順

入力インターフェイスにポリシー マップを結合後、出力(発信)インターフェイスで QoS グループ値で照合するクラス マップを作成します。詳細は、次のセクションの「QoS グループに基づいて照合するクラス マップの設定」を参照してください。

QoS グループに基づいて照合するクラス マップの設定

QoS グループを使用し EoMPLS トラフィックを照合するには、出力(発信)インターフェイスで QoS グループ値に基づいてトラフィックを照合するクラス マップを作成する必要があります。クラス マップを作成する手順は次のとおりです。

前提条件

着信パケットを任意の QoS グループ値でマーキングするために、 set qos-group コマンドを使用するクラス マップを含むポリシー マップを作成する必要があります。その後、それらのポリシー マップを着信トラフィックを受信する入力インターフェイスに結合します。「着信インターフェイスで QoS グループをマーキングするためのポリシー マップの作成および割り当て」を参照してください。

また、入力インターフェイスも mls trust コマンドを使用して設定する必要があります。

制限事項

match qos-group コマンドを使用するクラス マップを参照するポリシー マップには、次の分類で照合される他のクラス マップを含めることができません。

match ip prec match

match mpls exp

QoS グループ値の有効範囲は、0 ~ 99 です。EoMPLS トラフィックの有効値は、0 ~ 7 のみです。これは、QoS グループ値が着信パケットの IP precedence または CoS フィールドに設定され、これらのフィールドは 0 ~ 7 の範囲の 3 ビットの値しかないためです。

コマンドの順序の概要

次に、クラスマップを設定するコマンドを示します。

1. enable

2. configure terminal

3. class-map [ match-all | match-any ] class-map-name

4. match qos-group qos-group-value

5. end

6. show class-map class-map-name

詳細な手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

Router#

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

class-map [ match-all | match-any ] class-map-name

 

Router(config)# class-map group4

Router(config-cmap)#

クラス マップを作成し、クラスマップ コンフィギュレーション モードを開始します。

match-all ― (任意)このクラス マップで照合されるパケットは、すべての一致基準で一致する必要があります。オプションが指定されない場合、これがデフォルトになります。

match-any ― (任意)このクラス マップで照合されるパケットは、1 つの一致基準でしか一致している必要がありません。

class-map-name ― このクラス マップを指定する任意のストリングです。

ステップ 4

match qos-group qos-group-value

 

Router(config-cmap)# match qos-group 4

Router(config-cmap)#

指定された QoS グループ マーキングにより、パケットを照合します。

qos-group-value ― 照合される QoS グループ値を指定します。値の有効な範囲は 0 ~ 99 です。ただし、EoMPLS トラフィックでは、QoS グループ値が着信パケットの IP precedence または CoS ビットの値に設定されているため、有効な範囲は 0 ~ 7 のみになります。

ステップ 5

end

 

Router(config-cmap)# end

Router#

クラス マップ コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

show class-map class-map-name

 

Router# show class-map group4

(command output)

Router#

(任意)設定を確認するために、設定されたクラス マップを表示します。

次に、EoMPLS トラフィックに対し QoS グループで照合されるすべてのクラス マップを設定する例を示します。

class-map match-all group0
match qos-group 0
class-map match-all group1
match qos-group 1
class-map match-all group2
match qos-group 2
class-map match-all group3
match qos-group 3
class-map match-all group4
match qos-group 4
class-map match-all group5
match qos-group 5
class-map match-all group6
match qos-group 6
class-map match-all group7
match qos-group 7

次の手順

必要なすべてのクラス マップを作成したら、それらを子ポリシー マップに含める必要があります。詳細については、「出力インターフェイスの子ポリシー マップの作成」を参照してください。

出力インターフェイスの子ポリシー マップの作成

階層型ポリシー マップは、親ポリシー マップ内の最低 1 つのトラフィック クラス マップが子ポリシー マップを参照するということを除いては、フラットなポリシー マップと同一です。子ポリシー マップは親ポリシー マップの前に作成する必要があります。

子ポリシー マップを作成する手順は、次のとおりです。この手順は、必要な数の子ポリシー マップが作成されるまで繰り返します。


ヒント 必要に応じて、別の親ポリシー マップが同じ子ポリシー マップを使用できます。


前提条件

このポリシー マップで使用するクラス マップを最初に作成する必要があります。「QoS グループに基づいて照合するクラス マップの設定」を参照してください。

制限事項

EoMPLS トラフィックの子ポリシー マップには次の制限があります。

set コマンドは、子ポリシー マップではサポートされません。

子ポリシー マップは、(オプションの指定がない priority コマンドの)完全優先のみサポートします。親ポリシー マップはいかなる形式の priority コマンドもサポートしません。

プライオリティ マップの複数のクラスで priority police の両方のコマンドを使用する場合、次の順番でコマンドを設定する必要があります。

プライオリティ マップで設定する最初のクラスでは、まず priority コマンドを指定し、次に police コマンドを指定します。

プライオリティ マップで設定する 2 番め以降のクラスでは、まず priority コマンドを指定し、次に police コマンドを指定します。

EoMPLS VC の階層型 QoS では、複数のレベルでのネスティングはサポートしないため、子ポリシー マップで service-policy child-pmap-name コマンドは使用できません。

コマンドの順序の概要

1. enable

2. configure terminal

3. policy-map child-pmap-name

4. description string

5. class { class-map-name | class-default }


) 下記の各クラス アクションの前には class コマンドが必要です。


6. shape { average } mean-rate ]

7. class { class-map-name | class-default }

8. priority

9. police bps [ burst-normal ] [ burst-max ] conform-action action exceed-action action [ violate-action action ]

10. class { class-map-name | class-default }

11. bandwidth { bandwidth-kbps | remaining percent percentage | percent percentage }

12. end

13. show policy-map child-pmap-name

詳細な手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

Router#

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

policy-map child-pmap-name

 

Router(config)# policy-map child-pmap-name

Router(config-pmap)#

子ポリシー マップとして使用するため、指定した名前でポリシー マップが作成され、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードが開始されます。

child-pmap-name ― 子ポリシー マップの名前です。この名前は最大 40 字の英数字で構成される一意のストリングである必要があります。

ステップ 4

description string

 

Router(config-pmap)# description Child policy map for input VLAN parent class

Router(config-pmap)#

(任意)ポリシー マップの説明の最大 200 文字の任意のストリングです。

ステップ 5

class { class-map-name | class-default }

 

Router(config-pmap)# class qosgroup4

Router(config-pmap-c)#

or

Router(config-pmap)# class class-default

Router(config-pmap-c)#

このポリシーで使用するクラス マップの名前を指定して、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

class-map-name ― 使用するクラス マップの名前です。これは前の設定タスクで class-map コマンドを使用して作成した、クラス マップである必要があります。

class-default ― このポリシーで、他のクラス マップに一致しない未分類のトラフィック用に、このポリシーで使用するデフォルトのクラスを指定します。


) 下記の各クラス アクションの前には class コマンドが必要です。


ステップ 6

shape { average } mean-rate ]

 

Router(config-pmap-c)# shape average 10000000

Router(config-pmap-c)#

(任意)指定した制限でこのクラスのトラフィックをシェーピングします。

average mean-rate パラメータで指定した最大ビット レートにトラフィックを制限します。

mean-rate ― 送信される最大ビット数(bps)です。これは、CIR とも呼ばれます。有効範囲は 8,000 ~ 4,000,000,000 bps で、デフォルトはありません。

ステップ 7

priority

 

Router(config-pmap-c)# priority

Router(config-pmap-c)#

(任意)このクラスのトラフィックがプライオリティ トラフィックであることを指定します。


) 同一クラスには shapepriority コマンドの両方は設定できません。



) 1 つのクラスで priority および police のコマンドを両方使用する場合は、次の順序でこれらのコマンドを設定する必要があります。プライオリティ マップで設定する最初のクラスでは、まず priority コマンドを指定し、次に police コマンドを指定します。プライオリティ マップで設定する 2 番め以降のクラスでは、まず priority コマンドを指定し、次に police コマンドを指定します。


ステップ 8

police bps [ burst-normal ] [ burst-max ] conform-action action exceed-action action [ violate-action action ]

 

Router(config-pmap-c)# police 8000 1000 conform-action transmit exceed-action drop

Router(config-pmap-c)#

(任意)このクラスでトラフィックに使用するポリシング ポリシーを指定します。

bps ― 平均レート(bps)です。有効範囲は 8,000 ~ 200,000,000 です。

burst-normal ― (任意)バイト単位での標準の最大バースト サイズです。有効範囲は 1,000 ~ 51,200,000 バイトで、デフォルト値は 1,500 バイトです。

burst-max ― (任意)バイトでの超過バースト サイズです。有効範囲は 1,000 ~ 51,200,000 です。

conform-action ― 指定したレート制限のパケットに対する動作を指定します。

exceed-action ― 指定したレート制限のパケットに対する動作を指定します。

violate-action ― (任意)標準および最大のバースト サイズに違反するパケットに対する動作を指定します。

action ― 指定した条件に対する動作を指定します。最も一般的な値は drop (パケットの廃棄)または transmit (変更なしでのパケットの送信)です。別の CoS の設定には他の値を使用することも可能です。

ステップ 9

bandwidth { bandwidth-kbps | remaining percent percentage | percent percentage }

 

Router(config-pmap-c)# bandwidth percent 50

Router(config-pmap-c)#

(任意)このクラスのトラフィックに許容される帯域幅を指定します。

bandwidth-kbps ― クラスに割り当てられる帯域幅(Kbps)です。有効範囲は 1 ~ 2,000,000 ですが、これは使用するインターフェイスおよびプラットフォームによって変わります。

remaining percent ― 使用可能な帯域幅の相対比率に基づく保証帯域幅です。 percentage の有効範囲は 1 ~ 100 です。

percent ― 使用可能な帯域幅の絶対比率に基づく保証帯域幅です。 percentage の有効範囲は 1 ~ 100 です。


) Cisco IOS Release 12.2(18)SXE より前のリリースでは、親ポリシー マップは bandwidth コマンドをサポートしていませんでした。この制限は、Cisco IOS Release 12.2(18)SXE 以降のリリースで、OC-3、OC-12 POS OSM および OSM-2+4GE-WAN-GBIC+ インターフェイスに対してのみ解除されました。



) この子ポリシー マップで使用するクラスごとに ステップ 5 から ステップ 9 の手順を繰り返します。


ステップ 10

end

 

Router(config-pmap-c)# end

Router#

ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 11

show policy-map child-pmap-name [ class class-map ]

 

Router# show policy-map child-policy1

(command output)

Router#

(任意)設定を確認するために、設定されたクラス マップを表示します。すべてのポリシー マップを表示するには、オプションを指定せずにコマンドを入力します。特定のポリシー マップを表示するには、コマンド ラインでその名前を指定します。 class オプションを追加すると、特定のポリシー マップの一部である特定のクラスを表示できます。

次に、「QoS グループに基づいて照合するクラス マップの設定」で定義した 2 つの QoS グループのクラス マップを参照する一般的な子ポリシー マップの設定例を示します。

policy-map child
! Class for QoS Group 3 performs LLQ
class group3
priority
police 20000000 625000 625000 conform-action transmit exceed-action drop
! Class for QoS Group 4 performs CBWFQ when bandwidth usage is at 30 percent
class group4
bandwidth percent 30
 

1 つのクラスでの priority および police コマンドの使用

1 つのクラスで priority および police のコマンドを両方使用する場合は、次の順序でこれらのコマンドを設定する必要があります。

プライオリティ マップで設定する最初のクラスでは、まず priority コマンドを指定し、次に police コマンドを指定します。

プライオリティ マップで設定する 2 番め以降のクラスでは、まず priority コマンドを指定し、次に police コマンドを指定します。

次の手順

子ポリシー マップの作成後には、親ポリシー マップを作成する必要があります。詳細については、「親ポリシー マップの作成と出力インターフェイスへの結合」を参照してください。

入力 VLAN に基づいて照合するクラス マップの設定

1 つ以上の特定の VLAN ID とタギングされている EoMPLS パケットを照合するには、それらの VLAN ID に基づいて照合するクラス マップを作成する必要があります。これを実行する手順は、次のとおりです。

コマンドの順序の概要

1. enable

2. configure terminal

3. class-map match-any class-map-name

4. match input vlan input-vlan-list

5. end

6. show class-map class-map-name

詳細な手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

Router#

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

class-map match-any class-map-name

 

Router(config)# class-map vlan-map

Router(config-cmap)#

クラス マップを作成し、クラスマップ コンフィギュレーション モードを開始します。

class-map-name ― このクラス マップを指定する任意のストリングです。


match input vlan コマンドを使用するクラス マップは match-any オプションのみをサポートします。これらのクラス マップでは match-all オプションは使用できません。


ステップ 4

match input vlan input-vlan-list

 

Router(config-cmap)# match input vlan 10 20 30 100-1999

Router(config-cmap)#

次のいずれか、または両方の input-vlan-list で指定した VLAN ID でタギングされたパケットを照合します。

スペースで区切られた単一の VLAN ID。有効範囲は 0 ~ 4,094 です。

スペースで区切られた 1 つ以上の VLAN ID の範囲。有効範囲は 0 ~ 4,094 です。


) 別の VLAN を指定するに、必要に応じてこのコマンドを繰り返します。match input vlan コマンドを複数使用する場合は、必ず ステップ 3match-any キーワードを使用して、クラス マップがいずれかの VLAN ID に基づいて照合するようにしてください。


ステップ 5

end

 

Router(config-cmap)# end

Router#

クラス マップ コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

show class-map class-map-name

 

Router# show class-map vlan-map

(command output)

Router#

(任意)設定を確認するために、設定されたクラス マップを表示します。

次に、1 つの特定の VLAN ID、またはある範囲の VLAN ID に一致するクラス マップを設定する例をいくつか示します。最後のクラス マップはすべての有効な VLAN ID と一致します。

class-map match-any vlan1
match input vlan 1
class-map match-any vlan2
match input vlan 2
class-map match-any vlan3
match input vlan 3
class-map match-any vlan4
match input vlan 4
class-map match-any vlans1-4
match input vlan 1-4
class-map match-any vlans-all
match input vlan 1-4094
 

次に、トラフィックのクラス マップで複数の match input vlan コマンドを使用する設定例を示します。

class-map match-any vlans-even
match input vlan 2 4 6 8
match input vlan 102 104 106 108
match input vlan 202 204 206 208

次の手順

必要なクラス マップをすべて作成してから、親ポリシー マップを作成し、出力インターフェイスに割り当てます。詳細については、「親ポリシー マップの作成と出力インターフェイスへの結合」を参照してください。

親ポリシー マップの作成と出力インターフェイスへの結合

クラス マップおよび子ポリシー マップの作成後、親ポリシー マップを作成し、適切な出力インターフェイスに結合する必要があります。親ポリシー マップを作成して結合する手順は、次のとおりです。この手順は、必要な数の親ポリシー マップが作成されるまで繰り返します。

前提条件

この親ポリシー マップで使用する子ポリシー マップを最低 1 つ作成します。詳細については、「出力インターフェイスの子ポリシー マップの作成」を参照してください(必要に応じて、別の親ポリシーが同じ子ポリシー マップを使用できます)。

制限事項

親ポリシー マップには次の制限があります。

VLAN インターフェイス( interface vlan コマンドで作成した論理インターフェイス)にサービス ポリシーをすでに結合している場合、インターフェイスには match input vlan コマンドでポリシーを結合できません。行った場合、すべてのインターフェイスから両タイプのポリシー マップを削除し、1 タイプのみを再度結合する必要があります。

親ポリシー マップでは priority および fair-queue コマンドはサポートされません。

親クラスでは、shape コマンドおよび bandwidth コマンドをサポートしており、他の動作はサポートされません。

親ポリシー マップでは bandwidth コマンドがサポートされます。


) Cisco IOS Release 12.2(18)SXE より前のリリースでは、階層型 Qos 設定を使用する親ポリシー マップでは、bandwidth コマンドをサポートしていません。Cisco IOS Release 12.2(18)SXE 以降のリリースにはこの制限はありません。


コマンドの順序の概要

コマンドの順番の概要は、次のとおりです。

1. enable

2. configure terminal

3. policy-map parent-pmap-name

4. description string

5. class { class-map-name }

6. shape { average | peak } mean-rate [ Bc [ Be ]]

7. bandwidth { bandwidth-kbps | remaining percent percentage | percent percentage }

8. service-policy child-pmap-name

9. interface if-type { slot/port | slot/subslot/port }

10. service-policy output parent-pmap-name

11. end

12. show policy-map parent-pmap-name

詳細な手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

Router#

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

policy-map parent-pmap-name

 

Router(config)# policy-map parent-policy1

Router(config-pmap)#

親ポリシー マップとして使用するため、指定した名前でポリシー マップが作成され、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードが開始されます。

parent-pmap-name ― 親ポリシー マップの名前です。この名前は最大 40 字の英数字で構成される一意のストリングである必要があります。

ステップ 4

description string

 

Router(config-pmap)# description Parent Policy Map

Router(config-pmap)#

(任意)ポリシー マップの説明の最大 200 文字の任意のストリングです。

ステップ 5

class { class-map-name }

 

Router(config-pmap)# class vlan100

Router(config-pmap-c)#

or

Router(config-pmap)# class class-default

Router(config-pmap-c)#

このポリシーで使用するクラス マップの名前を指定して、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

class-map-name ― 使用するクラス マップの名前です。これは、「入力 VLAN に基づいて照合するクラス マップの設定」 class-map コマンドを使用して作成したクラス マップである必要があります。

ステップ 6

shape { average } mean-rate ]

 

Router(config-pmap-c)# shape average 10000000

Router(config-pmap-c)#

(任意)指定した制限でこのクラスのトラフィックをシェーピングします。

average mean-rate パラメータで指定した最大ビット レートにトラフィックを制限します。

mean-rate ― 送信される最大ビット数(bps)です。これは、CIR とも呼ばれます。有効範囲は 8,000 ~ 4,000,000,000 bps で、デフォルトはありません。

ステップ 7

bandwidth { bandwidth-kbps | remaining percent percentage | percent percentage }

 

Router(config-pmap-c)# bandwidth percent 50

Router(config-pmap-c)#

(任意)このクラスのトラフィックに許容される帯域幅を指定します。

bandwidth-kbps ― クラスに割り当てられる帯域幅(Kbps)です。有効範囲は 1 ~ 2,000,000 ですが、これは使用するインターフェイスおよびプラットフォームによって変わります。

remaining percent ― 使用可能な帯域幅の相対比率に基づく保証帯域幅です。 percentage の有効範囲は 1 ~ 100 です。

percent ― 使用可能な帯域幅の絶対比率に基づく保証帯域幅です。 percentage の有効範囲は 1 ~ 100 です。


) Cisco IOS Release 12.2(18)SXE より前のリリースでは、親ポリシー マップは bandwidth コマンドをサポートしていませんでした。この制限は Cisco IOS Release 12.2(18)SXE 以降のリリースで、OC-3、OC-12 OSM POS および
OSM-2+4GE-WAN-GBIC+ インターフェイスのみに対してなくなりました。


ステップ 8

service-policy child-pmap-name

 

Router(config-pmap-c)# service-policy child-pmap-name

Router(config-pmap-c)#

このクラスのトラフィックに適用する子ポリシー マップを指定します。

child-pmap-name ― 前に「出力インターフェイスの子ポリシー マップの作成」で作成した子ポリシー マップの名前です(子ポリシー マップは、親ポリシー マップにはできません。すなわち、 service-policy コマンドを使用するポリシー マップにはできません)。


) この親ポリシー マップで VLAN の照合に使用するクラスごとに ステップ 5 から ステップ 8 の手順を繰り返します。


ステップ 9

interface if-type { slot/port | slot/subslot/port }

 

Router(config)# interface ge-wan 5/2

Router(config-if)#

指定したインターフェイスがインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 10

service-policy output parent-pmap-name

 

Router(config-pmap)# service-policy output parent-policy1

Router(config-pmap)#

発信トラフィック用に指定したポリシー マップをインターフェイスに結合します。

parent-pmap-nameステップ 3 で作成したポリシー マップの名前です。

ステップ 11

end

 

Router(config-pmap-c)# end

Router#

ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 12

show policy-map parent-pmap-name [ class class-map ]

 

Router# show policy-map vlan-map

(command output)

Router#

(任意)設定を確認するために、設定されたクラス マップを表示します。すべてのポリシー マップを表示するには、オプションを指定せずにコマンドを入力します。特定のポリシー マップを表示するには、コマンド ラインでその名前を指定します。 class オプションを追加すると、特定のポリシー マップの一部である特定のクラスを表示できます。

次に、3 つの VLAN のすべてのトラフィックを特定の最大値にシェーピングする親ポリシー マップの設定例を示します。親ポリシー マップの各クラスでも、各パケットの QoS グループ値に基づいて VLAN トラフィックをさらにシェーピングする子ポリシー マップを指定します。

!
! Class maps to match on QoS groups (to be used in child policy map)
class-map match-all qosgroup0
match qos-group 0
class-map match-all qosgroup1
match qos-group 1
class-map match-all qosgroup2
match qos-group 2
class-map match-all qosgroup3
match qos-group 3
class-map match-all qosgroup4
match qos-group 4
class-map match-all qosgroup5
match qos-group 5
class-map match-all qosgroup6
match qos-group 6
class-map match-all qosgroup7
match qos-group 7
!
! Class maps to match on input vlan IDs (to be used in parent policy map)
class-map match-all vlan101
match input vlan 101
class-map match-all vlan102
match input vlan 102
class-map match-all vlan103
match input vlan 103
!
policy-map child-pmap
description Child policy map to shape on the basis of the QoS group values
class qosgroup1
shape average 10000000
class qosgroup2
shape average 20000000
class qosgroup5
shape average 40000000
class class-default
shape average 10000000
!
policy-map parent-pmap
description Parent pmap that shapes traffic for individual VLANs
class vlan101
shape average 70000000
service-policy child-pmap
class vlan102
shape average 80000000
service-policy child-pmap
class vlan103
shape average 90000000
service-policy child-pmap
class class-default
shape average 10000000

EoMPLS VC の階層型 QoS 機能の設定例

ここでは、EoMPLS VC の階層型 QoS 機能の設定例を示します。

「単純な階層型の設定例」

「完全な階層型 QoS の例」

「同一の子ポリシーを使用する複数の親ポリシーの例」

「一般的なクラスマップ テンプレートの例」

単純な階層型の設定例

次に、1 つの親ポリシーと 1 つの子ポリシーを含む単純な階層型 QoS の設定を示します。設定では次を実行できます。

親ポリシーは、GE7/1 インターフェイス上の VLAN 101 のすべての発信トラフィックを合計で最大 90 Mbps にシェーピングします。

子ポリシーは、帯域幅の 10% を割り当て、QoS ビットが 1 のものに対し、VLAN 101 トラフィック上で LLQ を実行します。

子ポリシーは、QoS ビットが 2 に設定されたものに対し、VLAN 101 トラフィックの帯域幅の 10% を割り当てます。

子ポリシーは、残りの VLAN 101 トラフィックに対して WRED を実行します。

 
class-map match-any vlan101
match input vlan 101
class-map match-all qos1
match qos-group1
class-map match-all qos-group2
match mpls experimental topmost 2
!
policy-map child-pmap
class qos1
priority police percent 10
class qos-group2
bandwidth percent 10
class class-default
random-detect
policy-map vlan101-pmap
class vlan101
shape average 90000000 360000 360000
service-policy child-pmap
 
interface GigabitEthernet 7/1
service-policy output vlan101-pmap
...
 

完全な階層型 QoS の例

次に、1 つの親ポリシー マップおよび 2 つの子ポリシー マップを含む階層型 QoS の設定例を示します。この設定では次の内容が実行されます。

入力インターフェイス(Gigabit Ethernet 2/2)は、cos-to-qosgroup-pmap ポリシー マップを使用して、パケットの元の 802.1P CoS 値に一致する着信パケットの QoS グループ値を設定します。

親ポリシー マップは、VLAN 101 および VLAN 102 のトラフィックを別々の帯域幅にシェーピングして、それぞれに異なる子ポリシー マップを適用します。インターフェイス上の残りのトラフィックは、シェーピングされ、ランダム検出方式の対象となります。

VLAN 101 の子ポリシー マップは、QoS グループ 1 および 2 のトラフィックに異なる帯域幅を割り当て、この VLAN 上の他のすべてのトラフィックを変更せずに送信します(親ポリシー マップの帯域幅制限の対象となります)。

VLAN 102 の子ポリシー マップは、IP precedence 値が 4 に設定されたトラフィックをプライオリティ トラフィックとしてマーキングし、他のすべてのトラフィックを帯域幅の 40% に制限します(親ポリシー マップの帯域幅制限の対象となります)。

発信インターフェイス(POS 8/7)は、発信トラフィックに親ポリシー マップ(vlan-parent)を結合します。

class-map match-any vlan101
match input vlan 101
class-map match-any vlan102
match input vlan 102
class-map match-all group1
match qos-group 1
class-map match-all group2
match qos-group 2
 
!
policy-map cos-to-qosgroup-pmap
class class-default
set qos-group cos
 
!
policy-map vlan-parent
description top-level parent policy map
class vlan101
shape average 50000000 200000 200000
service-policy 101qos
class vlan102
shape average 100000000 400000 400000
service-policy 102qos
class class-default
shape average 50000000 200000 200000
random-detect
!
policy-map 101qos
description child-level policy map for VLAN 101
class group1
bandwidth percent 10
class group2
bandwidth percent 30
policy-map 102qos
description child-level policy map for VLAN 102
class group2
police percent 10
priority
class class-default
bandwidth percent 40
 
!
! Customer-facing interface - the cos-to-qosgroup-pmap policy map sets the
! packet’s QoS group value to match the customer’s original CoS values.
interface GigabitEthernet2/2
description Customer-facing interface
ip address 192.168.100.13 255.255.255.0
switchport
switchport trunk encapsulation dot1q
switchport trunk native vlan 10
switchport trunk allowed vlan 101-1000,1002-1005
switchport mode trunk
mls qos trust cos
no cdp enable
service-policy input cos-to-qosgroup-pmap
 
...
 
!
interface POS8/7
description Network-Facing OSM POS
ip address 10.11.0.5 255.255.255.0
encapsulation ppp
tag-switching ip
mls qos trust dscp
service-policy output vlan-parent
...
 

同一の子ポリシーを使用する複数の親ポリシーの例

次のサンプル コンフィギュレーション ファイルの部分では、同一の子マップを使用する複数の親ポリシー マップを示します。

! You can enable QoS globally or per-interface
mls qos
!
class-map match-all group1
match qos-group 1
class-map match-all group2
match qos-group 2
class-map match-any vlan101
match input vlan 101
class-map match-any vlan102
match input vlan 102
class-map match-any vlan103
match input vlan 103
class-map match-all exp-3
match mpls experimental topmost 3
!
policy-map child-pmap
class group1
shape average 10000000
class group2
shape average 20000000
!
policy-map parent1-pmap
class vlan101
shape average 60000000
service-policy child-pmap
class vlan102
shape average 80000000
service-policy child-pmap
class class-default
shape average 100000000
!
policy-map parent2-pmap
class vlan103
shape average 55000000
service-policy child-pmap
class exp-3
shape average 60000000
...
 

一般的なクラスマップ テンプレートの例

次のコンフィギュレーション ファイルの抜粋では、ユーザが作成したポリシー マップと併用できる、一般的なクラス マップのテンプレートをいくつか示します。

! You can enable QoS globally or per-interface
mls qos
 
...
 
! Class Maps to Match on IP Precedence Bits
class-map match-any prec0
match ip precedence 0
class-map match-any prec1
match ip precedence 1
class-map match-any prec2
match ip precedence 2
class-map match-any prec3
match ip precedence 3
class-map match-any prec4
match ip precedence 4
class-map match-any prec5
match ip precedence 5
class-map match-any prec6
match ip precedence 6
class-map match-any prec7
match ip precedence 7
! Matches all non-priority precedence values
class-map match-any prec0-4
match ip precedence 0 1 2 3 4
!
! Class-Maps to Match on QoS Groups
class-map match-all group0
match qos-group 0
class-map match-all group1
match qos-group 1
class-map match-all group2
match qos-group 2
class-map match-all group3
match qos-group 3
class-map match-all group4
match qos-group 4
class-map match-all group5
match qos-group 5
class-map match-all group6
match qos-group 6
class-map match-all group7
match qos-group 7
!
! Class Maps to Match on MPLS EXP Bits
class-map match-all exp0
match mpls experimental topmost 0
class-map match-all exp1
match mpls experimental topmost 1
class-map match-all exp2
match mpls experimental topmost 2
class-map match-all exp3
match mpls experimental topmost 3
class-map match-all exp4
match mpls experimental topmost 4
class-map match-all exp5
match mpls experimental topmost 5
class-map match-all exp6
match mpls experimental topmost 6
class-map match-all exp7
match mpls experimental topmost 7
class-map match-all exp1-4
match mpls experimental topmost 1 2 3 4
!
! Sample Class-MapS to Match on VLAN
! Copy and Change the VLAN Number as Desired
class-map match-any vlan101
match input vlan 101
class-map match-any vlan102
match input vlan 102
class-map match-any vlan103
match input vlan 103
class-map match-any vlan104
match input vlan 104
class-map match-any vlans101-104
match input vlan 101-104
!
! Class-Map to Match Any Packet
! (Equivalent to class-default in policy maps)
class-map match-all any-pkt
match any