Cisco 7600 FlexWAN/Enhanced FlexWAN モジュール コンフィギュレーション ガイド
FlexWAN および Enhanced FlexWAN ソフトウェア機能設定情報
FlexWAN および Enhanced FlexWAN ソフトウェア機能設定情報
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

FlexWAN および Enhanced FlexWAN ソフトウェア機能設定情報

ATM VC アクセス トランク エミュレーションの設定

ポート アダプタおよび SPA のサポート

制限事項

ATM VC アクセス トランク エミュレーションの設定時の注意事項

設定作業

設定の確認

ハーフブリッジングの設定

dNBAR の設定

IP マルチキャストの設定

IGMP スヌーピングの設定

マルチリンク インターフェイスでの ACFC および PFC サポートの設定

ACFC および PFC の概要

制限事項および使用時の注意事項

サポート対象のプラットフォーム

拡張 FlexWAN/PA

ACFC および PFC サポートの設定

ACFC サポートの設定

ACFC の設定例

PFC サポートの設定

PFC の設定例

dMLPPP の設定

制限事項および使用時の注意事項

サポート対象のポート アダプタ

設定作業

dCEF スイッチングのイネーブル化

マルチリンク バンドルの作成

マルチリンク バンドルへのインターフェイスの割り当て

PPP マルチリンク フラグメンテーションのディセーブル化

設定の確認

MFR の設定

MFR のバンドルおよびバンドル リンク

Link Integrity Protocol制御メッセージ

負荷分散

制約事項

必須条件

設定作業

MFR バンドルのインターフェイス設定

MFR バンドル リンクの設定

MFR の確認

dMFR のモニタリングとメンテナンス

フレーム リレーおよび ATM インターフェイスに対する dLFI の設定

制限事項

関連機能とテクノロジー

必須条件

設定作業

MLPPP over Frame Relay による LFI の設定

MLPPP over ATM による LFI の設定

専用線を介した MLPPP による LFI の設定

フレーム リレー、ATM、または専用線の LFI の確認

フレーム リレー、ATM、または専用線の LFI のモニタリング

LFI の設定例

フレーム リレーを介した LFI の設定例

ATM を介した LFI の設定例

専用線を介した LFI の設定例

LFI モニタリングの例

CRTP の設定

dCRTP の設定

制限事項および使用時の注意事項

必須条件

設定作業

ヘッダー圧縮接続数の変更

VoFR(FRF.11 と FRF.12)の設定

制限事項および使用時の注意事項

前提条件

設定作業

ダイヤルピアの番号操作の設定

ダイヤルピア ハンティングの設定

特定のダイヤルピアでのダイヤルピア ハンティングのディセーブル化

VoFR フラグメンテーションをサポートするためのフレーム リレー マップ クラスの設定

VoFR 接続の設定

スイッチド コール(ユーザダイヤルまたは自動リングダウン)の設定

Cisco トランク固定(専用回線)コールの設定

FRF.11 トランク(専用回線)コールの設定

タンデム ノードに対する接続の設定

音声接続の確認

トラブルシューティングのヒント

設定例

フレーム リレー VC バンドルの設定

RBE の設定

RBE の制限事項および使用時の注意事項

RBE 設定制限による 1 つのリモート MAC アドレスのみのサポート

RBE のスーパーバイザ エンジンおよびラインカードのサポート

RBE をサポートする ATM ポート アダプタ

RBE の設定手順

RBE 設定の確認

OSPF over RBE の設定要件

OSPF over RBE の設定例

BCP サポートの設定

BCP モード

トランク モード BCP

単一 VLAN BCP

dot1q トンネリング

マルチポイント ブリッジングの設定

制限事項および使用時の注意事項

必須条件

マルチポイント ブリッジングの設定

ATM インターフェイスのマルチポイント ブリッジングの設定

フレーム リレー インターフェイスのマルチポイント ブリッジングの設定

BRE の設定

BRE 設定の注意事項

BRE 設定の確認

フレーム リレー(RFC 1490)ブリッジングの設定

設定作業

RFC 1483 および RFC 1490 スパニング ツリー相互運用性の機能拡張

サポート対象のスーパーバイザおよびラインカード

相互運用性の問題

BPDU のパケット形式

Catalyst 5000 PVST BPDU のパケット形式

Cisco 7200 および Cisco 7500 ルータの IEEE 802.1D BPDU のフレーム形式

Cisco 7600 ルータの PVST+ BPDU フレーム形式

Cisco L2PT BPDU のフレーム形式

BPDU 変換コマンド ライン インターフェイスの要約

ignore-bpdu-pid キーワード

pvst-tlv キーワード

L2PT トポロジの CLI

BPDU 変換を必要とする標準的なトポロジ

Cisco 7600、Catalyst 5500、および Catalyst 6500 の L2PT トポロジ

Cisco 7600 および Cisco 7200 の L2PT トポロジ

7600 の基本的なバックツーバック シナリオ

Catalyst 5500 スイッチおよび Cisco 7600 ルータのバックツーバック トポロジ

Cisco 7600 および Cisco 7200 のバックツーバック トポロジ

FlexWAN および Enhanced FlexWAN ソフトウェア機能設定情報

FlexWAN または拡張 FlexWAN に搭載されたポート アダプタでサポートされるソフトウェア機能については、ポート アダプタのソフトウェア コンフィギュレーション ノート、または適切な Cisco IOS ソフトウェア マニュアルを参照してください。ご使用のポート アダプタに対応するソフトウェア マニュアルを検索する場合は、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/cfgnotes/flexwan/flex_pa/index.htm


) Cisco IOS Release 12.2SRA 以上のリリースでは、FlexWAN モジュールおよび Supervisor Engine 2 をサポートしていません。このリリースがサポートするのは、拡張 FlexWAN モジュール、Sup720、および Sup32 です。また、Cisco IOS Release 12.2SRB では Route Switch Processor 720(RSP720)のサポートが導入されたことに注意してください。


ここでは、FlexWAN または拡張 FlexWAN 用として実装されたポート アダプタでサポートされる次のソフトウェア機能について説明します。

「ATM VC アクセス トランク エミュレーションの設定」

「ハーフブリッジングの設定」

「dNBAR の設定」

「IP マルチキャストの設定」

「IGMP スヌーピングの設定」

「マルチリンク インターフェイスでの ACFC および PFC サポートの設定」

「dMLPPP の設定」

「MFR の設定」

「フレーム リレーおよび ATM インターフェイスに対する dLFI の設定」

「CRTP の設定」

「VoFR(FRF.11 と FRF.12)の設定」

「フレーム リレー VC バンドルの設定」

「RBE の設定」

「BCP サポートの設定」

「マルチポイント ブリッジングの設定」

「BRE の設定」

「フレーム リレー(RFC 1490)ブリッジングの設定」

「RFC 1483 および RFC 1490 スパニング ツリー相互運用性の機能拡張」

ATM VC アクセス トランク エミュレーションの設定

Metro イーサネット環境では、ATM VC に着信するトラフィックは複数サービスの VLAN トラフィックを受信できます。各カスタマー固有のサービス VLAN トラフィックは、さまざまなサービス プロバイダー VLAN にマッピングされます。ATM VC アクセス トランク エミュレーション機能を使用すると、1 つの ATM VC を使用して、カスタマー固有のサービス(dot1q ID で表される)に基づくさまざまな VLAN にトラフィックをブリッジできます。

ポート アダプタおよび SPA のサポート

サポート対象のポート アダプタ:PA-A3-OC3、A-A3-T3、PA-A3-E3、PA-A6-OC3、PA-A6-T3、およびPA-A6-E3

サポート対象の Shared Port Adapter(SPA; 共有ポート アダプタ):ATM SPA

制限事項

この機能では、ポート単位/VLAN 単位のスヌーピングまたは IGRP スヌーピングはサポートされません。

サポート対象の ATM 固有の機能は、ポート アダプタまたは SPA の機能によって異なります。

ATM VC アクセス トランク エミュレーションの設定時の注意事項

それぞれのカスタマー VLAN は固有のサービス プロバイダー VLAN にマッピングされます。最大 32 個の連続する カスタマー dot1q タグがサポートされます。たとえば、コマンド bridge-domain 10 dot1q 100 において、 100 はベース dot1q タグになります。この PVC では、さらに 31 個の dot1q タグが設定できます(値は 131 まで)。

ATM VC に ATM VC アクセス トランク エミュレーションが設定されている場合、他のブリッジ モードは設定できません。逆もまた同様です。

新しいサブインターフェイスを作成するとルータで非表示 VLAN が使用されるため、ポイントツーポイント インターフェイスではなく マルチポイント インターフェイスの使用を推奨します。

設定作業

VC アクセス トランク エミュレーションの設定作業は、次のとおりです。

ATM VC でのブリッジドメインおよび dot1q ID の設定

新しい設定の確認

LAN ID および着信パケットの dot1q ヘッダーのプライオリティ ビットに基づくパケットの分類による QoS の適用

ATM VC でブリッジドメインおよび dot1q ID を設定するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface atm mod_num/bay/port multipoint

設定するメイン インターフェイスを指定します。

ステップ 2

Router(config-if)# pvc vpi/vci

Virtual Path Identifier(VPI; 仮想パス識別子)/Virtual Channel Identifier(VCI; 仮想チャネル識別子)番号を割り当てて、新しい ATM PVC を設定します。


) ATM セルが宛先まで一連の ATM スイッチを通過する際、VPI/VCI 番号によって ATM セルの次の宛先を識別します。


ステップ 3

Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain vlan-id dot1q dot1q-id

dot1q-id 値に基づいて、 vlan-id に PVC をバインドします。

ステップ 4

Router(config-if-atm-vc)# exit

コンフィギュレーション モードを終了します。

次の例では、複数の VLAN ID および dot1q ID が設定されています。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. end with CNTL/Z.
Router(config)# interface atm3/0/0.2 multipoint
Router(config-if)# pvc1/21
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 52 dot1q 42
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 53 dot1q 43
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 54 dot1q 44
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 55 dot1q 45
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 56 dot1q 46
Router(config-if-atm-vc)# exit
 

設定の確認

設定を確認するには、次の show コマンドを使用します。

次の例では、複数の VLAN ID および dot1q ID が表示されています。

Router# show atm vlan
!
Options Legend: DQ - dot1q; DT - dot1q-tunnel; MD - multi-dot1q;
AC - access; SP - split-horizon; BR - broadcast;
DEF - default
 
Interface VCD VPI Network Customer PVC Options
/VCI Vlan ID Dot1Q-ID Status
 
ATM3/0/0 1 1/21 52 42 UP MD
ATM3/0/0 1 1/21 53 43 UP MD
ATM3/0/0 1 1/21 54 44 UP MD
ATM3/0/0 1 1/21 55 45 UP MD
ATM3/0/0 1 1/21 56 46 UP MD
 
 
CBR, SusRate: 2300
AAL5-LLC/SNAP, etype:0x0, Flags: 0x2000820, VCmode: 0x0
OAM frequency: 0 second(s), OAM retry frequency: 1 second(s)
OAM up retry count: 3, OAM down retry count: 5
OAM Loopback status: OAM Disabled
OAM VC status: Not Managed
ILMI VC status: Not Managed
InARP frequency: 15 minutes(s)
Transmit priority 1
InPkts: 0, OutPkts: 745, InBytes: 0, OutBytes: 67795
InPRoc: 0, OutPRoc: 0, Broadcasts: 0
InFast: 0, OutFast: 0, InAS: 0, OutAS:745
InPktDrops: 0, OutPktDrops: 0
InByteDrops: 0, OutByteDrops: 0
CRD Errors: 0, SarTimeOuts: 0, OverSizedSDUs: 0, LengthViolation: 0, CPIErrors: 0
Out CLP=1 Pkts: 0
OAM cells received: 0
F5 InEndloop: 0, F5 OUtSegloop:0, F5 OutRDI: 0
F4 InEndloop: 0, F4 OUtSegloop:0, F4 OutRDI: 0
OAM cell drops: 0
Status: UP
VLAN Dot1Q LTL InPdts InBytes InDrops OutPkts OutBytes OutDrops
================================================================================
52 42 0x4 500 500 0 745 67795 0
53 43 0x4 500 500 0 745 67795 0
54 44 0x4 500 500 0 745 67795 0
55 45 0x4 500 500 0 745 67795 0
56 46 0x4 500 500 0 745 67795 0
 

ハーフブリッジングの設定


) この機能は、Release 12.2(14)SX 以上でサポートされます。


ハーフブリッジングをイネーブルにすると、入力ポートに着信したレイヤ 2 ATM トラフィックが同じサブネット内の宛先ポートにブリッジングされ、IP ヘッダー情報に基づいて異なるサブネット内の宛先ポートにルーティングされます。ハーフブリッジングがイネーブルの場合は、レイヤ 2 ATM トラフィックのレイヤ 3 フォワーディングに、サブネット間でルーティングするよう Switched Virtual Interface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)を設定する必要はありません。

ハーフブリッジングに適用される設定時の注意事項は、次のとおりです。

ハーフブリッジングはメイン インターフェイスおよびサブインターフェイス レベルで設定できますが、対象はマルチポイント接続に限定されます。

1 つのサブインターフェイスでハーフブリッジング用に設定できる PVC は 1 つのみです。

ハーフブリッジングは、SVC ではサポートされません。

FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールにハーフブリッジングを設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface atm mod_num/bay/port [ . subinterface-number multipoint ]

ハーフブリッジングを設定するサブインターフェイスを指定します。

ステップ 2

Router(config-subif)# ip address ip-address subnet-mask

サブインターフェイスにプロトコルのIPアドレスおよびサブネット マスクを割り当てます。

ステップ 3

Router(config-subif)# ip mtu bytes

PVC のMaximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)値を設定します。

ステップ 4

Router(config-subif)# pvc [name] vpi/vci

名前(オプション)およびVPI/VCI番号を割り当てて、新しいATM PVCを設定します。

ステップ 5

Router(config-subif-atm-vc)# encapsulation aal5snap bridge

PVC にハーフブリッジングを設定します。

次に、サブインターフェイスにハーフブリッジングを設定する例を示します。

Router(config)# interface atm 3/1/0.2 multipoint
Router(config-subif)# ip address 35.0.0.1 255.0.0.0
Router(config-subif)# ip mtu 1500
Router(config-subif)# pvc 5/100
Router(config-subif-atm-vc)# encapsulation aal5snap bridge

dNBAR の設定

Versatile Interface Processor(VIP)を搭載した Cisco 7500 および FlexWAN モジュールを搭載した Catalyst 6000 ファミリ スイッチに NBAR を導入した、Distributed Network-based Application Recognition(dNBAR)機能の実装方法は NBAR とまったく同じです。dNBAR 機能は Cisco IOS 12.1(6)E リリースで導入されました。

NBAR 機能はトラフィックをプロトコルによって分類するために使用します。トラフィックが NBAR によって分類されたあとにトラフィックで使用可能なクラスベースの QoS 機能の一部の例には、次の機能が含まれます。

Class-Based Marking( set コマンド)

Class-Based Weighted Fair Queueing(CBWFQ; クラスベース WFQ)( bandwidth および queue-limit コマンド)

LLQ( priority コマンド)

トラフィック ポリシング( police コマンド)

トラフィック シェーピング( shape コマンド)

次の URL の説明のように dNBAR を設定します。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122t/121t8/dtnbarad.htm

IP マルチキャストの設定

拡張 FlexWAN モジュールは、ハードウェア レプリケーションを使用して IP マルチキャストを実行します。

他のラインカードの場合、IP マルチキャストは Multilayer Switch Feature Card(MSFC; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)および Policy Feature Card(PFC)によって処理されます。MSFC と PFC は両方ともスーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの統合コンポーネントです。IP マルチキャストの追加情報については、次の URL の『 Cisco 7600 Series Cisco IOS Software Configuration Guide 』12.2SR を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps368/products_configuration_guide_book09186a0080685955.html

IGMP スヌーピングの設定

マルチキャスト トラフィックを IP マルチキャスト デバイスに関連するインターフェイスだけに転送できるように、IGMP スヌーピングではレイヤ 2 インターフェイスをダイナミックに設定することによってマルチキャスト トラフィックのフラッディングを抑制します。名前が示すように、ホストとルータ間の IGMP 転送でスヌープを行うため、およびマルチキャスト グループとメンバー ポートを追跡するために、IGMP スヌーピングは LAN ルータを必要とします。ルータが ホストから特定のマルチキャスト グループの IGMP レポートを受信する場合、ルータは転送テーブル エントリにホスト ポート番号を追加します。ルータがホストから IGMP Leave Group メッセージを受信する場合は、テーブル エントリからホスト ポートを削除します。ルータがマルチキャスト クライアントから IGMP メンバシップ レポートを受信しない場合、ルータは定期的にエントリを削除します。

マルチキャスト ルータはすべての VLAN に定期的な一般クエリーを送出します。このマルチキャスト トラフィックに関心のあるすべてのホストは Join 要求を送信し、転送テーブル エントリに追加されます。ルータが受信する IGMP Join 要求リクエストの送信元の各グループの IGMP スヌーピング IP マルチキャスト転送テーブルに、ルータは VLAN ごとに 1 つのエントリを作成します。

関連情報および設定手順については、『 Cisco 7600 Series Router IOS Software Configuration Guide 』Release 12.2SR を参照してください。

マルチリンク インターフェイスでの ACFC および PFC サポートの設定

ACFC および PFC の概要

マルチリンク インターフェイス機能の Address and Control Field Compression(ACFC)および PPP Protocol Field Compression(PFC)サポートを使用すると、ACFC および PFC の Link Control Protocol(LCP)設定オプションのネゴシエーションとアプリケーションを制御できます。

ACFC が Point-to-Point Protocol(PPP; ポイントツーポイント プロトコル)のネゴシエーション中にネゴシエートされると、シスコ製ルータは High-Level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク コントロール)カプセル化を使用するリンクで HDLC ヘッダーを削除する可能性があります。PFC が PPP のネゴシエーション中にネゴシエートされると、シスコ製ルータは PPP プロトコル フィールドを 2 バイトから 1 バイトに圧縮します。

ここで説明する PPP コマンドは、PPP ネゴシエーションを制御するオプションを提供し、HDLC フレーム構成およびプロトコル フィールドを圧縮しないようにできます。これらのコマンドにより、システム管理者は、初期 LCP ネゴシエーション中に PPP が ACFC および PFC オプションをネゴシエートする時期、および PPP ネゴシエーションの結果を適用する方法を制御できます。


) RFC 1662 に記述されているように、ACFC は HDLC のようなフレーム構成で PPP を使用するリンクに対してのみ適用されます。


制限事項および使用時の注意事項

ACFC および PFC はリンク シャットダウンと一緒に設定する必要があります。


) Multilink PPP(MLP; マルチリンク PPP)がハードウェアで設定されている場合、ACFC および PFC がアクティブになるのは、バンドル内のすべてのリンクに ACFC と PFC が設定されている場合のみです。


ACFC および PFC を使用すると、各パケットのフレーム構成オーバーヘッド量が削減されるため、有効な帯域幅が増加します。ただし、ACFC または PFC を使用するとフレーム内のネットワーク データのアライメントが変更されます。つまり、接続のローカルとリモートの両側でパケットのスイッチング効率が低下します。このような理由から、一般的に、結果を十分に考慮したうえで ACFC および PFC をイネーブルにすることを推奨します。

ACFC および PFC オプションがサポートされるは、シリアル インターフェイスがマルチリンク メンバー インターフェイスの場合のみです。

MLP インターフェイスで設定された ACFC および PFC は、PPP ネゴシエーションまたはパケット送信に影響しません。

サポート対象のプラットフォーム

拡張 FlexWAN/PA

この機能は次の ポート アダプタ上の拡張 FlexWAN でサポートされます。

チャネライズド T3/DS0 ポート アダプタ

チャネライズド T1/E1 ポート アダプタ

チャネライズド STM-1 ポート アダプタ

ACFC および PFC サポートの設定

ここでは、ACFC および PFC の取り扱いに関する設定作業を示します。

ACFC サポートの設定

ACFC サポートを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを有効にします。

ステップ 3

Router(config)# interface serial slot/subslot/port:channel-group

設定するインターフェイスを選択します。

slot / subslot / port : channel-group ― インターフェイスの場所を指定します。

ステップ 4

Router(config-if)# shutdown

インターフェイスをシャットダウンします。

ステップ 5

Router(config-if)# ppp acfc remote { apply | reject | ignore }

ルータがリモート ピアから受信した設定要求内の ACFC オプションを処理する方法を設定します。

apply ― ACFC オプションを受け入れ、ACFC はリモート ピアに送信されるフレーム上で実行される可能性があります。

reject ― ACFC オプションを明示的に無視します。

ignore ― ACFC オプションを受け入れますが、ACFC はリモート ピアに送信されるフレーム上で実行されません。

ステップ 6

Router(config-if)# ppp acfc local { request | forbid }

ルータがアウトバウンド設定要求内の ACFC を処理する方法を設定します。

request ― ACFC オプションをアウトバウンド設定要求に含めます。

forbid ― ACFC オプションをアウトバウンド設定要求に送信しません。リモート ピアからの ACFC オプションの追加要求を受け入れません。

ステップ 7

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスを再度イネーブルにします。

ACFC の設定例

次に、リモート ピアからの ACFC 要求を受け入れ、ピアに送信されるフレーム上で ACFC を実行し、アウトバウンド設定要求のアウトバウンド設定に ACFC オプションを含めるようにインターフェイスを設定する例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface serial 4/1/1/1:0
Router(config-if)# shutdown
Router(config-if)# ppp acfc remote apply
Router(config-if)# ppp acfc local request
Router(config-if)# no shutdown

PFC サポートの設定

PFC サポートを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを有効にします。

ステップ 3

Router(config)# interface serial slot/subslot/port:channel-group

設定するインターフェイスを選択します。

slot / subslot / port : channel-group ― インターフェイスの場所を指定します。

ステップ 4

Router(config-if)# shutdown

インターフェイスをシャットダウンします。

ステップ 5

Router(config-if)# ppp pfc remote { apply | reject | ignore }

ルータがリモート ピアから受信した設定要求内の PFC オプションを処理する方法を設定します。

apply ― PFC オプションを受け入れ、PFC はリモート ピアに送信されるフレーム上で実行される可能性があります。

reject ― PFC オプションを明示的に無視します。

ignore ― PFC オプションを受け入れますが、PFC はリモート ピアに送信されるフレーム上で実行されません。

ステップ 6

Router(config-if)# ppp pfc local { request | forbid }

ルータがアウトバウンド設定要求内の PFC を処理する方法を設定します。

request ― PFC オプションをアウトバウンド設定要求に含めます。

forbid ― PFC オプションをアウトバウンド設定要求に送信しません。リモート ピアからの PFC オプションの追加要求を受け入れません。

ステップ 7

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスを再度イネーブルにします。

PFC の設定例

次に、リモート ピアから受信する PFC オプションを明示的に無視し、アウトバウンド設定要求からの PFC オプションを除外し、リモート ピアからの PFC オプション追加要求をすべて拒否するようにインターフェイスを設定する例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface serial 4/1/1/1:0
Router(config-if)# shutdown
Router(config-if)# ppp pfc remote reject
Router(config-if)# ppp pfc local forbid
Router(config-if)# no shutdown
 

dMLPPP の設定

ここでは、Cisco 7600 シリーズ ルータに搭載された FlexWAN または拡張 FlexWAN での distributed Multilink Point-to-Point Protocol(dMLPPP)機能の実装について説明します。dMLPPP 機能を使用すると、複数の T1/E1 回線を、すべての T1/E1 回線の帯域幅を結合した 1 つのマルチリンク バンドル(MLPPP リンク)に束ねることができます。このバンドルによって、T3 回線を購入することなくリンクの帯域幅を増やすことができます。

非分散 MLPPP の場合、実行できるリンクが限られるので、CPU 利用率がすぐに 90% に達し、ほんのわずかの T1/E1 回線だけが MLPPP を実行します。dMLPPP では、ルータの総容量を増やすことができます。dMLPPP は、DS0(64 kbps)から始まるフラクショナル T1/E1 のバンドルをサポートしています。


) Cisco IOS Release 12.2SR 以上のリリースでは、MLPPP リンクを拡張 FlexWAN モジュールで Bridging Control Protocol(BCP)をサポートするように設定することもできます。詳細については、「BCP over MLPPP(トランク モードのみ)の設定」を参照してください。


制限事項および使用時の注意事項

dMLPPP 機能には、次の制約事項が適用されます。


) dMLPPP をサポートするのは、T1/E1 または サブレート T1/E1 速度で設定されたメンバー リンクのみです。チャネライズド STM-1/T3/T1 インターフェイスも T1/E1 または サブレート T1/E1 速度で dMLPPP をサポートします。dMLPPP は、クリア チャネル T3/E3 以上のインターフェイス速度で設定されたメンバー リンクではサポートされません。


1 つのバンドルに T1 回線と E1 回線を混在させることはできません。

バンドル内の T1 回線の帯域幅をすべて同じにする必要があります。

バンドル内のすべての回線が同じポート アダプタに存在する必要があります。

FlexWAN または 拡張 FlexWAN ポート アダプタをまたぐ MLPPP はサポートされていません。

ハードウェア圧縮はサポートされていません。

暗号化はサポートされていません。

CPU 利用率がパフォーマンス上の利得を無効にするので、ソフトウェア圧縮は推奨しません。

サポートされている最大遅延差は、50 ms です。

送信側では、フラグメンテーションがサポートされていません。

マルチリンク インターフェイスの機能の互換性の要約については、 表A-1 を参照してください。

サポート対象のポート アダプタ

表2-1 に、dMLPPP をサポートする FlexWAN および拡張 FlexWAN ポート アダプタを示します。

 

表2-1 dMLPPP をサポートするポート アダプタ

ポート アダプタ グループ
サポート対象のポート アダプタ

T1/E1 ポート アダプタ

PA-4T+
PA-8T-V35
PA-8T-X21
PA-8T-232
PA-MC-2E1/120
PA-MC-2T1
PA-MC-4T1
PA-MC-8T1
PA-MC-8E1/120
PA-MC-8TE1+

チャネライズド T3/E3 ポート アダプタ

PA-MC-E3
PA-MC-T3
PA-MC-2T3+

STM-1 ポート アダプタ

PA-MC-STM-1

設定作業

dMLPPP 機能の設定作業については、次のセクションを参照してください。

「dCEF スイッチングのイネーブル化」(必須)

「マルチリンク バンドルの作成」(必須)

「マルチリンク バンドルへのインターフェイスの割り当て」(必須)

「PPP マルチリンク フラグメンテーションのディセーブル化」(任意)

「設定の確認」(任意)

dCEF スイッチングのイネーブル化

dMLPPP をイネーブルにするには、先に分散 CEF(dCEF)スイッチングをイネーブルにする必要があります。dCEF をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ip cef distributed コマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# ip cef distributed

dCEF スイッチングをイネーブルにします。

次に、Cisco 7600 シリーズ ルータで dCEF をイネーブルにする例を示します。

ip cef distributed
 

マルチリンク バンドルの作成

マルチリンク バンドルを作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface multilink group-number

マルチリンク インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、マルチリンク バンドルを作成します( group-number はバンドルを識別するゼロ以外の数字)。

ステップ 2

Router(config-if)# ip address address mask

マルチリンク インターフェイスに IP アドレスを割り当てます。

ステップ 3

Router(config-if)# encapsulation ppp

PPP カプセル化をイネーブルにします。

ステップ 4

Router(config-if)# ppp multilink

MLPPP をイネーブルにします。

次に、マルチリンク バンドルを作成する例を示します。

interface multilink1
ip address 10.0.0.0 10.255.255.255
ppp chap hostname group 1
ppp multilink
multilink-group 1

マルチリンク バンドルへのインターフェイスの割り当て

マルチリンク バンドルにインターフェイスを割り当てるには、マルチリンク バンドルに追加するインターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-if)# no ip address

指定した IP アドレスがある場合は、削除します。

ステップ 2

Router(config-if)# keepalive

キープアライブ パケットの頻度を設定します。

ステップ 3

Router(config-if)# encapsulation ppp

PPP カプセル化をイネーブルにします。

ステップ 4

Router(config-if)# multilink-group group-number

group-number で識別されたマルチリンク バンドルにインターフェイスを割り当てます。

ステップ 5

Router(config-if)# ppp multilink

MLPPP をイネーブルにします。

ステップ 6

Router(config-if)# ppp authentication chap

(任意)Challenge Handshake Authentication Protocol(CHAP)認証をイネーブルにします。

次に、マルチリンク バンドルにインターフェイスを割り当てる例を示します。

interface serial 1/0/0/:2
no ip address
encapsulation ppp
ip route-cache distributed
no keepalive
ppp chap hostname group 1
ppp multilink
multilink-group 1

PPP マルチリンク フラグメンテーションのディセーブル化

デフォルトでは、PPP マルチリンク フラグメンテーションはイネーブルです。PPP マルチリンク フラグメンテーションをディセーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# no ppp multilink fragmentation

PPP マルチリンク フラグメンテーションをディセーブルにします。

フラグメンテーションをイネーブルにすることにより、バンドル リンク間の遅延待ち時間は減少しますが、CPU への負荷は多少増加します。フラグメンテーションをディセーブルにすれば、スループットが向上する可能性があります。

データ トラフィックが一貫して同様のサイズの場合は、フラグメンテーションをディセーブルにすることを推奨します。フラグメンテーションによる効果により、CPU 負荷の増加の問題の方を重くみるためです。

設定の確認

新しく作成されたマルチリンク バンドルに関する情報を表示するには、 show ppp multilink コマンドを使用します。

Router# show ppp multilink
 
Multilink1, bundle name is group1
Bundle is Distributed
0 lost fragments, 0 reordered, 0 unassigned, sequence 0x0/0x0 rcvd/sent
0 discarded, 0 lost received, 1/255 load
Member links:4 active, 0 inactive (max not set, min not set)
Serial1/0/0:1
Serial1/0/0/:2
Serial1/0/0/:3
Serial1/0/0/:4

MFR の設定

Distributed Multilink Frame Relay(dMFR)機能は、Frame Relay Forum Multilink Frame Relay UNI/NNI Implementation Agreement(FRF.16)に基づいた機能を、FlexWAN および拡張 FlexWAN 対応の Cisco 7600 シリーズ ルータに導入しています。dMFR 機能は、帯域幅の単一バンドルに複数のシリアル リンクを集約できるようにすることによって、特定のアプリケーションの帯域幅を増やす費用効果が良い方法を提供します。Multilink Frame Relay(MFR)は、フレーム リレー ネットワークの User-to-Network Interface(UNI)および Network-to-Network Interface(NNI)でサポートされています。

MFR のバンドルおよびバンドル リンク

MFR 機能を使用すると、 バンドル または バンドル インターフェイス と呼ばれる仮想インターフェイスを作成できます。バンドル インターフェイスは、フレーム転送の物理インターフェイスをエミュレートします。フレーム リレーのデータ リンクはバンドル インターフェイスで実行され、その上にフレーム リレー VC が構築されます。

バンドルは、 バンドル リンク と呼ばれる複数のシリアル リンクで構成されます。バンドル内の各バンドル リンクは、物理インターフェイスに対応しています。バンドル リンクは、フレーム リレーのデータリンク層で認識されないので、これらのインターフェイスにフレーム リレーの機能を設定することはできません。こうしたリンクに適用する標準のフレーム リレー機能を、バンドル インターフェイスに設定する必要があります。ピア デバイスはバンドル リンクを認識できます。ローカル ルータとピア デバイスは、Link Integrity Protocol 制御メッセージを交換して、使用可能なバンドル リンクを判別し、どのバンドル リンクをどのバンドルに関連付ける必要があるかなどの情報を同期させます。

Link Integrity Protocol制御メッセージ

リンク管理を目的として、バンドル リンクの各端は MFR Link Integrity Protocol に従い、ピア(バンドル リンクのもう一方の端)とリンク制御メッセージを交換します。バンドル リンクを立ち上げるには、リンクの両端が ADD_LINK メッセージと ADD_LINK_ACK メッセージの交換を完了する必要があります。リンクを保つためには、両端が定期的に HELLO メッセージと HELLO_ACK メッセージを交換する必要があります。この hello メッセージと確認応答の交換は、リンクのキープアライブ メカニズムの役割を果たします。ルータが hello メッセージの送信後に確認応答を受信しない場合は、設定された最大再試行回数まで hello メッセージを再送します。それでもピア デバイスが応答しない場合、バンドル リンクは動作していないと考えられます。バンドル リンクの回線プロトコル ステータスがダウンになっています。

バンドル リンク インターフェイスの回線プロトコル ステータスは、ピア デバイスがバンドルに対して同一のリンクを使用することを確認応答した場合に、アップ(使用可能)の状態とみなされます。ピア デバイスがローカル ルータからの hello メッセージを確認応答する場合、回線プロトコルはアップの状態を保ちます。

最低 1 つのバンドル リンクの回線プロトコル ステータスがアップの状態であれば、バンドル インターフェイスの回線ステータスはアップになります。最後のバンドル リンクがアップの状態でなくなると、バンドル インターフェイスの回線ステータスがダウンになります。この動作は、FRF.16 に定義されているクラス A 帯域幅要件に準拠します。

Local Management Interface(LMI)がイネーブルのときに、ローカル ルータとピア デバイスのフレーム リレーのデータリンク層が LMI を使用して同期化する場合、バンドル インターフェイスの回線プロトコル ステータスがアップの状態であるとみなされます。LMI キープアライブが正常に実行されている間は、バンドル インターフェイスの回線プロトコルがアップの状態を保ちます。

負荷分散

dMFR は、バンドル内のバンドル リンクに対して負荷分散を提供します。送信用に選択されたバンドル リンクが長いパケットを送信するためにビジーの状態である場合、負荷分散のメカニズムによって別のリンクを試すことができるので、遅延に敏感なパケットが待機しなくてはならない問題を解決します。

制約事項

dMFR 機能には、次の制約事項があります。

dCEF は、IP トラフィックだけに限定されます。

フレーム リレー フラグメンテーション(FRF.12)は、サポートされていません。

MFR MIB(RFC 3020)は、サポートされていません。

MFR の FRF.9 ハードウェア圧縮は、サポートされていません。

バンドル内の各リンクは、同一のポート アダプタに存在する必要があり、バンドル内のすべてのリンクの設定が同一である必要があります。また、帯域幅が異なるリンクを持つバンドルのパケット処理の効率は悪いため、バンドル内の各リンクの帯域幅を同一にすることを推奨します。

dMFR を併用している場合は、送信用のインターフェイスでフラグメンテーションがサポートされません。

最大遅延差は、50 ms です。

dMFR インターフェイスの機能の互換性の要約については、 表A-1 を参照してください。

必須条件

ピア デバイスに MFR が設定されている必要があります。

MFR ピア デバイスは、組み立てを必要とするフレームを送信してはなりません。

設定作業

dMFR 機能の設定作業については、次のセクションを参照してください。リスト内の各作業は、任意または必須です。

「MFR バンドルのインターフェイス設定」(必須)

「MFR バンドル リンクの設定」(必須)

「MFR の確認」(任意)

MFR バンドルのインターフェイス設定

dMFR のバンドル インターフェイスを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface mfr number

 

MFR バンドル インターフェイスを設定します。

ステップ 2

Router(config-if)# frame-relay multilink bid name

 

(任意)MFR バンドルにバンドル識別名を割り当てます。


) Bundle Identification(BID)は、インターフェイスをダウンからアップにしたあとで有効になります。インターフェイスをダウンの状態にしてから、再度アップの状態に戻すことができる 1 つの方法として、インターフェイス コンフィギュレーション モードでのshutコマンドとno shutコマンドの使用が挙げられます。


MFR バンドル リンクの設定

MFR のバンドル リンク インターフェイスを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface serial number

 

物理インターフェイスを選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# encapsulation frame-relay mfr number [ name ]

 

MFR バンドル リンクを作成し、リンクをバンドルに関連付けます。

ヒント パケットの到着順による待ち時間を最小限に抑えるには、1 つのバンドルに同一回線速度の物理リンクを束ねることを推奨します。

ステップ 3

Router(config-if)# frame-relay multilink lid name

 

(任意)MFR バンドル リンクにバンドル リンク識別名を割り当てます。


) Bundle Link Identification(LID)は、インターフェイスをダウンからアップにしたあとで有効になります。インターフェイスをダウンの状態にしてから、再度アップの状態に戻すことができる 1 つの方法として、インターフェイス コンフィギュレーション モードでのshutコマンドとno shutコマンドの使用が挙げられます。


ステップ 4

Router(config-if)# frame-relay multilink hello seconds

 

(任意)バンドル リンクが hello メッセージを送信する間隔を設定します。デフォルト値は、10 秒です。

ステップ 5

Router(config-if)# frame-relay multilink ack seconds

 

(任意)hello メッセージを再送するまで、バンドル リンクが hello メッセージの確認応答を待機する秒数を設定します。デフォルト値は、4 秒です。

ステップ 6

Router(config-if)# frame-relay multilink retry number

 

(任意)確認応答を待機する間に、バンドル リンクが hello メッセージを再送する最大回数を設定します。再試行回数のデフォルト値は、2 回です。

MFR の確認

MFR の設定を確認するには、 show frame-relay multilink コマンドを使用します。

次に、 show frame-relay multilink コマンドの出力例を示します。特定のバンドルまたはバンドル リンクが指定されていないため、すべてのバンドルとバンドル リンクの情報が表示されます。

Router# show frame-relay multilink
 
Bundle: MFR0, state up, class A, no fragmentation
ID: Bundle-Dallas
Serial5/1/0, state up/up, ID: BL-Dallas-1
Serial5/3/0, state up/add-sent, ID: BL-Dallas-3
 
Bundle: MFR1, state down, class B, fragmentation
ID: Bundle-NewYork#1
Serial3/0/0, state up/up, ID: BL-NewYork-1
Serial3/2/0, state admin-down/idle, ID: BL-NewYork-2
 

次に、 serial number オプションを使用した show frame-relay multilink コマンドの出力例を示します。このコマンド出力は、指定したバンドル リンクに関する情報を表示します。

Router# show frame-relay multilink serial3/2
 
Bundle links :
Serial3/2, HW state :Administratively down, Protocol state :Down_idle, LID :Serial3/2
Bundle interface = MFR0, BID = MFR0
 

次に、 serial number オプションと detail をオプション使用した show frame-relay multilink コマンドの出力例を示します。指定したバンドル リンクに関する詳細情報が表示されます。最初の例は、[Idle]ステートのバンドル リンクを示します。次の例は、[Up]ステートのバンドル リンクを示します。

Router# show frame-relay multilink serial3 detail
Bundle links:
 
Serial3, HW state = up, link state = Idle, LID = Serial3
Bundle interface = MFR0, BID = MFR0
Cause code = none, Ack timer = 4, Hello timer = 10,
Max retry count = 2, Current count = 0,
Peer LID = Serial5/3, RTT = 0 ms
Statistics:
Add_link sent = 0, Add_link rcv'd = 10,
Add_link ack sent = 0, Add_link ack rcv'd = 0,
Add_link rej sent = 10, Add_link rej rcv'd = 0,
Remove_link sent = 0, Remove_link rcv'd = 0,
Remove_link_ack sent = 0, Remove_link_ack rcv'd = 0,
Hello sent = 0, Hello rcv'd = 0,
Hello_ack sent = 0, Hello_ack rcv'd = 0,
outgoing pak dropped = 0, incoming pak dropped = 0
 
Router# show frame-relay multilink serial3 detail
Bundle links:
 
Serial3, HW state = up, link state = Up, LID = Serial3
Bundle interface = MFR0, BID = MFR0
Cause code = none, Ack timer = 4, Hello timer = 10,
Max retry count = 2, Current count = 0,
Peer LID = Serial5/3, RTT = 4 ms
Statistics:
Add_link sent = 1, Add_link rcv'd = 20,
Add_link ack sent = 1, Add_link ack rcv'd = 1,
Add_link rej sent = 19, Add_link rej rcv'd = 0,
Remove_link sent = 0, Remove_link rcv'd = 0,
Remove_link_ack sent = 0, Remove_link_ack rcv'd = 0,
Hello sent = 0, Hello rcv'd = 1,
Hello_ack sent = 1, Hello_ack rcv'd = 0,
outgoing pak dropped = 0, incoming pak dropped = 0

dMFR のモニタリングとメンテナンス

dMFR のモニタリングとメンテナンスを行うには、特権 EXEC モードで次のコマンドを 1 つまたは複数使用します。

 

コマンド
目的

Router# debug frame-relay multilink [ control [ mfr number | serial number ]]

MFR のバンドルとバンドル リンクのデバッグ メッセージを表示します。

Router# show frame-relay multilink [ mfr number | serial number ] [ detailed ]

 

MFR のバンドルとバンドル リンクに関する設定情報と統計情報を表示します。

Router# show interfaces mfr number

 

バンドル インターフェイスの情報とパケット統計情報を表示します。

次に、バンドル[MFR1]の設定例を示します。シリアル インターフェイス 5/0/0 と 6/0/0 が、バンドル リンクとして設定されています。

interface MFR1
frame-relay multilink bid first-bundle
frame-relay traffic-shaping
frame-relay class ocean
 
interface MFR1.1 point-to-point
ip address 1.1.1.1 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 100
 
interface Serial5/0/0
encapsulation frame-relay MFR1
frame-relay multilink lid first-link
frame-relay multilink hello 9
frame-relay multilink retry 3
 
interface Serial6/0/0
encapsulation frame-relay MFR1
frame-relay multilink ack 4
 

フレーム リレーおよび ATM インターフェイスに対する dLFI の設定

専用線を介した Distributed Link Fragmentation and Interleaving(dLFI)機能は、専用線に dLFI 機能を提供します。


) フレーム リレー、ATM、および専用線の Distributed Link Fragmentation and Interleaving を、主に「dLFI」として言及します。このマニュアルでは、フレーム リレー、ATM、および専用線の dLFI の設定方法について説明します。


dLFI 機能は、リアルタイム トラフィックの過度な遅延を発生させることなく、低速のフレーム リレー VC 上、ATM VC 上、および専用線上のリアルタイム トラフィック(音声など)と非リアルタイム トラフィック(データなど)の転送をサポートします。

この機能は、Multilink PPP(MLPPP)over Frame Relay、MLPPP over ATM、専用線を介した MLPPP を使用して実装されます。この機能は、大型のデータ パケットを一連の小型のデータ パケット(フラグメント)に分割することによって、遅延に敏感なリアルタイム パケットと非リアルタイム パケットが同一のリンクを共有できるようにします。フラグメントは、リアルタイム パケットにインターリーブされます。リンクの受信側で、フラグメントが再組み立てされ、パケットが再構築されます。

dLFI 機能は、Distributed Low Latency Queueing(dLLQ)を使用して音声などのリアルタイム トラフィックを送信するものの、遅延にあまり敏感でない大型のデータ パケットの転送によって、このリアルタイム トラフィックを遅らせる帯域幅の問題を抱えているネットワークに役立つ場合がよくあります。dLFI 機能は、このようなネットワークで大型のデータ パケットを複数のセグメントに分解するのに使用できます。これにより、データ パケットのセグメントの間にリアルタイム トラフィック パケットを送信することが可能になります。このような例では、プライオリティの低いデータ パケットがネットワークを通過するのを待機する間、リアルタイム トラフィックが大幅な遅れを余儀なくされることはありません。データ パケットは、リンクの受信側で再組み立てされるので、データは損なわれることはなく配信されます。

dMLPPP と Modular QoS CLI(MQC)を使用して QoS(Quality Of Service)を設定する機能も、dLFI 機能の一部として導入されました。以前には、dMLP を使用しながら、モジュラ QoS CLI を使用して QoS を設定することはできませんでした。

図2-1 は、遅延に敏感なトラフィックを許可するために、dLFI が大型のデータ パケットを分割する方法を示します。この場合、音声トラフィックがよりタイムリーに配送されます。

図2-1 dLFI の例

 

制限事項

dLFI 機能には、次の制約事項が適用されます。

旧キューイング メカニズムのほとんどは、dLFI に対応していません。対応していないメカニズムは、次のとおりです。

仮想テンプレート インターフェイス上のフェア キューイング

仮想テンプレート インターフェイス上のランダム検出

カスタム キューイング

プライオリティ キューイング


) MQC を使用して、フェア キューイング、ランダム検出(dWRED)、およびプライオリティ キューイングをトラフィック ポリシーに設定できます。


複数のメンバー リンクを含むマルチリンク インターフェイスで、プライオリティ機能と一緒に dLFI、Compressed Real-Time Transport Protocol(CRTP)、および QoS ポリシーを使用することはできません。これらの機能をすべて使用するには、マルチリンク インターフェイスに含むことができるメンバー リンクは 1 つのみです。これは、プライオリティ パケットには MLP ヘッダーおよびシーケンス番号が含まれないためです。複数のメンバー リンクを持つ 1 つのインターフェイスで、dLFI はインターフェイス内のすべてのリンクにプライオリティ パケットを配信します。つまり、CRTP によって圧縮されたパケットは複数のメンバー リンクを持つインターフェイスに順不同で着信する可能性があるため、パケットはドロップされます(CRTP はパケットを圧縮解除できないため)。

フレーム リレーを介した dLFI または ATM を介した dLFI を使用する場合、各 MLPPP バンドルに対して 1 つのメンバー リンクだけがサポートされます。1 つの MLPPP バンドルに対して複数のリンクを使用した状態で、フレーム リレーを介した dLFI または ATM を介した dLFI を使用すると、dLFI が自動的にディセーブルになります。専用線を介した dLFI を使用する場合、MLPPP バンドルに対して複数のリンクを dLFI に設定できます。

QoS トラフィック ポリシーは、複数のリンクの場合でも MLPPP バンドルで正常に機能します。

Voice over IP(VoIP)だけがサポートされています。VoFR と Voice over ATM は、サポートされていません。

dLFI を使用した機能の互換性の要約については、 表A-1 を参照してください。

関連機能とテクノロジー

フレーム リレー/ATM インターワーキング(FRF.8)

分散フレーム リレー フラグメンテーション(FRF.12)

dMLPPP

dLFI 機能は、次の機能を含む、ほとんどの QoS 機能と連動して機能します。

dLLQ( priority コマンド)前のセクションの CRTP および dLF に関する制約事項を参照してください。

Distributed Traffic Shaping(dTS、 shape コマンド)

Distributed Compressed Real-Time Transport Protocol(dCRTP、 ip [ rtp | tcp ] connections コマンドとその他の圧縮コマンド)前のセクションの CRTP および dLF に関する制約事項を参照してください。

Distributed Class-Based Weighted Fair Queueing(dCBWFQ、 bandwidth コマンド、 fair-queue コマンド、および queue-limit コマンド)

Class-Based Marking( set コマンド)

トラフィック ポリシング( police コマンド)

必須条件

FlexWAN モジュールの dLFI サポートには、次の必須条件が適用されます。

dLLQ。dLLQ 設定を含む QoS トラフィック ポリシーが PVC またはインターフェイスに対応付けられている場合にのみ、パケットのインターリーブが行われます。dLLQ が PVC またはインターフェイスに設定されていない場合、パケットは分割されますが、インターリーブされません。

QoS トラフィック ポリシーに dLLQ を設定するには、 priority ポリシー マップ クラス コマンドを使用します。QoS トラフィック ポリシーをインターフェイスまたは PVC に対応付けるには、 service-policy インターフェイス コマンドを使用します。

PPP 設定を変更するには、 shutdown コマンドのあとに no shutdown コマンドを使用して、仮想テンプレート インターフェイスまたはマルチリンク インターフェイスをシャットダウンしてから、再度イネーブルにする必要があります。この制約事項の例外は QoS トラフィック ポリシーです。イネーブルにするのに、 shutdown / no shutdown のシーケンスを必要としません。

FlexWAN で現在使用可能なすべてのシリアル ポート アダプタでは、MLPPP over Frame Relay による Link Fragmentation and Interleaving(LFI)がサポートされます。

PA-4T+

PA-8T

PA-MC-T3

PA-MC-2T3+

PA-MC-4T1

PA-MC-8E1/120

PA-MC-8T1

PA-MC-E3

PA-MC-STM1

HSSI

PA-H

PA-2H

MLPPP over ATM では、PA-A3 ATM ポート アダプタを使用する必要があります。次の PA-A3 ATM ポート アダプタでは、MLPPP over ATM による LFI がサポートされます。

PA-A3-E3

PA-A3-OC3

PA-A3-T3


) dLFI 機能では PA-A3 IMA ポート アダプタ はサポートされません。


設定作業

dLFI 機能の設定作業については、次のセクションを参照してください。リスト内の各作業は、任意または必須です。

「MLPPP over Frame Relay による LFI の設定」 フレーム リレーで dLFI を設定するために必要。Cisco IOS Release 12.0 S では使用できません。

「MLPPP over ATM による LFI の設定」 ATM で dLFI を設定するために必要。Cisco IOS Release 12.0 S では使用できません。

「専用線を介した MLPPP による LFI の設定」 専用線で dLFI を設定するために必要。

「フレーム リレー、ATM、または専用線の LFI の確認」 (任意)

トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定

dLFI 機能がパケットのフラグメントをインターリーブできるように、dLLQ 機能をイネーブルにする必要があります。dLLQ 機能を、マルチリンク グループに対応付けられている QoS トラフィック ポリシーに設定します。また、トラフィック ポリシーにその他の QoS 機能を設定することもできます。

dLLQ およびその他の QoS 機能を使用するトラフィック ポリシーを設定するには、次のコマンドを入力します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map [ match-any | match-all ] class-map-name

トラフィック クラスのユーザ定義名を指定し、クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。トラフィックを分類するのに、トラフィック クラスが使用されます。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match match-criterion

トラフィックの分類に使用する基準を指定します。指定された基準に一致するトラフィックはこのトラフィック クラスの一部とみなされます。

1 つのトラフィック クラスに複数の一致基準を指定できます。

ステップ 3

Router(config-cmap)# exit

クラス マップ コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router(config)# policy-map policy-name

設定する QoS トラフィック ポリシー名を指定し、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

Router(config-pmap)# class class-map-name

サービス ポリシーに含める、事前定義したトラフィック クラスの名前を指定します。このトラフィック クラスはトラフィックを分類します。トラフィック ポリシーに設定された QoS 機能は、トラフィック クラス設定に一致するトラフィックを転送する方法を決定します。

ここでは、この手順のステップ 1 で入力した
class-map-name
class-map-name オプションが一致する必要があります。

ステップ 6

Router(config-pmap-c)# priority [ percent ] [ kpbs | percent ] [ bytes ]

プライオリティが高いトラフィック用に使用可能な帯域幅の量またはパーセントが指定されたプライオリティ キューを予約します。

priority コマンドを使用して dLLQ をイネーブルにします。

ステップ 7

Router(config-pmap-c)#

トラフィック ポリシーの QoS 機能をイネーブルにします。

仮想テンプレート インターフェイスへの MLPPP による LFI の設定

仮想テンプレート インターフェイスに MLPPP による LFI を設定するには、次のインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface virtual-template number

仮想テンプレートを作成し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# bandwidth kilobits

インターフェイスの帯域幅の値を設定します。インターフェイスの帯域幅の値は、PVC のトラフィック速度に一致する必要があります。たとえば、VBR Peak Cell Rate(PCR; ピーク セル レート)が 128 kpbs である場合、 bandwidth コマンドの kilobits オプションに 128 を入力する必要があります。同様に、PVC が 64 kpbs にシェーピングされた場合は、 kilobits オプションに 64 を入力する必要があります。

ステップ 3

Router(config-if)# ip address ip-address mask

インターフェイスのプライマリ IP アドレスを設定します。

ステップ 4

Router(config-if)# service-policy output policy-name

(仮想テンプレート インターフェイスから発信されるトラフィックの場合、必須)事前設定した QoS トラフィック ポリシー(QoS 分類と設定パラメータを含む)を対応付けます。QoS トラフィック ポリシーは、仮想テンプレート インターフェイスから 発信 されるトラフィックに対して QoS 機能の判断と適用を実行します。

dLFI を正常に動作させるには、このトラフィック ポリシーに priority コマンドを設定する必要があります。この例では、 policy-name オプションは、「トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定」手順のステップ 4 で指定した policy-name オプションに一致する必要があります。


) dLFI では、QoS トラフィック ポリシーは仮想テンプレートに対応付けます。フレーム リレー マップ クラスにポリシーを対応付ける必要はありません。ポリシーを対応付けるには、service-policy コマンドを使用します。


ステップ 5

Router(config-if)# service-policy input policy-name

(仮想テンプレート インターフェイスに着信するトラフィックの場合、必須)事前設定した QoS トラフィック ポリシー(QoS 分類と設定パラメータを含む)を対応付けます。QoS トラフィック ポリシーは、仮想テンプレート インターフェイスに 着信 するトラフィックに対して QoS 機能(dLLQ を含む)の判断と適用を実行します。

dLFI を正常に動作させるには、このトラフィック ポリシーに priority コマンドを設定する必要があります。この例では、 policy-name オプションは、「トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定」手順のステップ 4 で指定した policy-name オプションに一致する必要があります。


) dLFI では、QoS トラフィック ポリシーは仮想テンプレートに対応付けます。フレーム リレー マップ クラスにポリシーを対応付ける必要はありません。ポリシーを対応付けるには、service-policy コマンドを使用します。


ステップ 6

Router(config-if)# ppp multilink

インターフェイス上の MLPPP をイネーブルにします。

ステップ 7

Router(config-if)# ppp multilink fragment-delay milliseconds

パケットのフラグメントの転送において許容される最大遅延時間を MLPPP バンドルに設定します。

ステップ 8

Router(config-if)# ppp multilink interleave

MLPPP バンドルで、大型のパケットのフラグメントの間にパケットをインターリーブできるようにします。

次の式を使用して、MLPPP バンドルのフラグメント サイズを計算できます。

フラグメント サイズ = 帯域幅×フラグメントの遅延 / 8

フレーム リレー PVC への仮想テンプレート インターフェイスの関連付け

フレーム リレー PVC に仮想テンプレート インターフェイスを関連付けるには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type number

インターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# frame-relay interface-dlci dlci [ ppp virtual-template-name ]

フレーム リレー DLCI 1 に仮想テンプレート インターフェイスを関連付けます。

1.DLCI = Data Link Connection Identifier

MLPPP over ATM による LFI の設定

仮想テンプレート インターフェイスを使用して、ATM 上に MLPPP による LFI を設定できます。仮想テンプレート インターフェイスを使用して、MLPPP over ATM による LFI を設定するには、次のセクションの作業を実行します。

「トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定」

「仮想テンプレート インターフェイスへの MLPPP による LFI の設定」

「ATM PVC への仮想テンプレート インターフェイスの関連付け」

トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定

dLFI 機能がパケットのフラグメントをインターリーブできるように、dLLQ 機能をイネーブルにする必要があります。dLLQ 機能は、マルチリンク グループに対応付けられている QoS トラフィック ポリシーに設定されます。トラフィック ポリシーにその他の QoS 機能も設定することができます。

dLLQ およびその他の QoS 機能を使用するトラフィック ポリシーを設定するには、次のコマンドを入力します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map [ match-any | match-all ] class-map-name

トラフィック クラスのユーザ定義名を指定し、クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。トラフィックを分類するのに、トラフィック クラスが使用されます。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match match-criterion

トラフィックを分類するための基準を指定します。指定した一致基準にトラフィックが一致すると、そのトラフィックがトラフィック クラスに属するとみなされます。

1 つのトラフィック クラスに複数の一致基準を指定できます。

ステップ 3

Router(config-cmap)# exit

クラス マップ コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router(config)# policy-map policy-name

設定する QoS トラフィック ポリシー名を指定し、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

Router(config-pmap)# class class-map-name

サービス ポリシーに加えられている、事前定義したクラス名を指定します。このトラフィック クラスはトラフィックを分類します。トラフィック ポリシーに設定された QoS 機能は、トラフィック クラス設定に一致するトラフィックを転送する方法を決定します。

ここでは、この手順のステップ 1 で入力した
class-map-name
class-map-name オプションが一致する必要があります。

ステップ 6

Router(config-pmap-c)# priority [ percent ] [ kpbs | percent ] [ bytes ]

プライオリティが高いトラフィック用に使用可能な帯域幅の量またはパーセントが指定されたプライオリティ キューを予約します。

priority コマンドを使用して dLLQ をイネーブルにします。

ステップ 7

Router(config-pmap-c)#

トラフィック ポリシーの QoS 機能をイネーブルにします。

仮想テンプレート インターフェイスへの MLPPP による LFI の設定

仮想テンプレート インターフェイスに MLPPP による dLFI を設定するには、次のインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface virtual-template number

仮想テンプレートを作成し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# bandwidth kilobits

インターフェイスの帯域幅の値を設定します。

ステップ 3

Router(config-if)# ip address ip-address mask

インターフェイスのプライマリ IP アドレスを設定します。

ステップ 4

Router(config-if)# service-policy output policy-name

(仮想テンプレート インターフェイスから発信されるトラフィックの場合、必須)事前設定した QoS トラフィック ポリシー(QoS 分類と設定パラメータを含む)を対応付けます。QoS トラフィック ポリシーは、仮想テンプレート インターフェイスから 発信 されるトラフィックに対して QoS 機能(dLLQ を含む)の判断と適用を実行します。

dLFI を正常に動作させるには、このトラフィック ポリシーに priority コマンドを設定する必要があります。この例では、 policy-name オプションは、「トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定」手順のステップ 4 で指定した policy-name オプションに一致する必要があります。


) dLFI では、service-policyコマンドを使用して対応付けられた QoS トラフィック ポリシーが仮想テンプレートに対応付けられています。ATM PVC に QoS トラフィック ポリシーを対応付ける必要はありません。


ステップ 5

Router(config-if)# service-policy input policy-name

(仮想テンプレート インターフェイスに着信するトラフィックの場合、必須)事前設定した QoS トラフィック ポリシー(QoS 分類と設定パラメータを含む)を対応付けます。QoS トラフィック ポリシーは、仮想テンプレート インターフェイスに 着信 するトラフィックに対して QoS 機能(dLLQ を含む)の判断と適用を実行します。

dLFI を正常に動作させるには、このトラフィック ポリシーに priority コマンドを設定する必要があります。この例では、 policy-name オプションは、「トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定」手順のステップ 4 で指定した policy-name オプションに一致する必要があります。


) dLFI では、service-policyコマンドを使用して対応付けられた QoS トラフィック ポリシーが仮想テンプレートに対応付けられています。ATM PVC に QoS トラフィック ポリシーを対応付ける必要はありません。


ステップ 6

Router(config-if)# ppp multilink

インターフェイス上の MLPPP をイネーブルにします。

ステップ 7

Router(config-if)# ppp multilink fragment-delay milliseconds

パケットのフラグメントの転送において許容される最大遅延時間を MLPPP バンドルに設定します。

ステップ 8

Router(config-if)# ppp multilink interleave

MLPPP バンドルで、大型のパケットのフラグメントの間にパケットをインターリーブできるようにします。

次の式を使用して、MLPPP バンドルのフラグメント サイズを計算できます。

フラグメント サイズ = 帯域幅×フラグメントの遅延 / 8

MLPPP over ATM のフラグメント サイズが理想的なものであると、フラグメントは ATM セルの正確な倍数になります。次の式を使用して、MLPPPoATM のフラグメント サイズを計算できます。

フラグメント サイズ = 48 ×セルの数 - 10

ATM PVC への仮想テンプレート インターフェイスの関連付け

ATM PVC に仮想テンプレート インターフェイスを関連付けるには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface atm slot /0

or

Router(config)# interface atm slot /subslot/ port

ATM インターフェイス タイプを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 2

ステップ 2

Router(config-if)# pvc [ name ] vpi / vci

ATM PVC を作成します。

ステップ 3

Router(config-if-atm-vc)# abr output-pcr output-mcr

ABR 3 QoS を選択し、ATM PVC の出力 PCR と出力 Minimum Guaranteed Cell Rate(MCR)を設定します。

ステップ 4

Router(config-if-atm-vc)# protocol ppp virtual-template number

指定した仮想テンプレートの設定を使用して、PPP が ATM PVC 上で確立されるように指定します。

2.interface atmコマンドの正しい形式を判別するには、ATM ネットワーク モジュール、ポート アダプタ、またはルータのマニュアルを参照してください。

3.ABR = Available Bit Rate(使用可能ビット レート)

専用線を介した MLPPP による LFI の設定

MLPPP を使用して、専用線を介した LFI を設定できます。専用線を介した LFI を設定するには、次のセクションの作業を実行します。

「マルチリンク バンドルへのインターフェイスの割り当て」

「トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定」

「チャネル グループの設定」

「マルチリンク グループの作成」

「マルチリンク グループへのインターフェイスの割り当て」

トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定

dLFI 機能がパケットのフラグメントをインターリーブできるように、dLLQ 機能をイネーブルにする必要があります。dLLQ 機能は、マルチリンク グループに対応付けられている QoS トラフィック ポリシーに設定されます。トラフィック ポリシーにその他の QoS 機能も設定することができます。

次のコマンドを入力して、dLLQ とその他の QoS 機能を使用したトラフィック ポリシーを設定できます。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# class-map [ match-any | match-all ] class-map-name

トラフィック クラスのユーザ定義名を指定し、クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。トラフィックを分類するのに、トラフィック クラスが使用されます。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match match-criterion

トラフィックを分類するための基準を指定します。指定した一致基準にトラフィックが一致すると、そのトラフィックがトラフィック クラスに属するとみなされます。

1 つのトラフィック クラスに複数の一致基準を指定できます。

ステップ 3

Router(config-cmap)# exit

クラス マップ コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router(config)# policy-map policy-name

設定する QoS トラフィック ポリシー名を指定し、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

Router(config-pmap)# class class-map-name

サービス ポリシーに加えられている、事前定義したクラス名を指定します。このトラフィック クラスはトラフィックを分類します。トラフィック ポリシーに設定された QoS 機能は、トラフィック クラス設定に一致するトラフィックを転送する方法を決定します。

ここでは、この手順のステップ 1 で入力した
class-map-name
class-map-name オプションが一致する必要があります。

ステップ 6

Router(config-pmap-c)# priority [ percent ] [ kpbs | percent ] [ bytes ]

プライオリティが高いトラフィック用に使用可能な帯域幅の量またはパーセントが指定されたプライオリティ キューを予約します。

priority コマンドを使用して dLLQ をイネーブルにします。

ステップ 7

Router(config-pmap-c)#

トラフィック ポリシーの QoS 機能をイネーブルにします。


) トラフィック ポリシーに対して予約する帯域幅の量を指定するのに、QoS トラフィック ポリシーにbandwidthコマンドを使用することができます。マルチリンク インターフェイスに対応付けられるトラフィック ポリシーに bandwidth コマンドが使用されている場合、次の注意事項に従う必要があります。

1.できるだけ、bandwidth kpbs ではなく、bandwidth percent を使用してください。メンバー リンクがバンドルの加入/脱退を行うときにbandwidth kpbsオプションが指定されていると、帯域幅の設定が新規の集約帯域幅に対応できず、QoS トラフィック ポリシーが所定値以上の帯域幅を消費するか、使用可能な帯域幅を十分確保できなくなります。bandwidth percentオプションは、新規のメンバー リンクが追加または削除されるときに応じて調整するので、新規のメンバー リンクが追加または削除されたときに、使用可能な帯域幅の量が正常に調整されます。

2. bandwidth kpbsを使用する必要がある場合、マルチリンク グループの所定の使用可能な帯域幅を反映させるように、マルチリンク グループの帯域幅ステートメントを指定します。この帯域幅は、channel-group コマンドを入力したときにチャネル設定に指定した帯域幅の量と同一である必要があります(このマニュアルのチャネル グループの設定のステップ 2 を参照)。たとえば、DS0 速度(64 kpbs)を使用して 2 つのチャネルが定義されている場合、kilobits 変数に 128 を入力する必要があります。


チャネル グループの設定

コントローラを設定するのにチャネル グループが使用されます。コントローラを設定するには、次のコマンドを入力します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# controller [ t1 | e1 ] slot / port

T1 または E1 のコントローラを設定します。

ステップ 2

Router(config-controller)# channel-group channel-number timeslots range [ speed { 48 | 56 | 64 }]

T1 回路または E1 回路のそれぞれに属するタイム スロットを定義します。

マルチリンク グループの作成

マルチリンク グループを作成するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface multilink group-number

マルチリンク バンドルを作成し、名前を付けます。マルチリンク バンドル名は、 group-number です。

ステップ 2

Router(config-if)# ip address ip-address mask

マルチリンク グループの IP アドレスを割り当てます。

ステップ 3

Router(config-if)# bandwidth kilobits

bandwidth kpbs コマンドを使用して QoS トラフィック ポリシーがマルチリンク グループに対応付けられないかぎり、任意)インターフェイスの帯域幅の値を設定します。

帯域幅は、チャネル設定に定義されたパラメータに一致する必要があります。たとえば、DS0 速度(64 kpbs)を使用して 2 つのチャネルが定義されている場合、 kilobits 変数に 128 を入力する必要があります。

ステップ 4

Router(config-if)# ppp multilink

マルチリンク グループの MLPPP をイネーブルにします。

ステップ 5

Router(config-if)# ppp multilink fragment-delay milliseconds

パケットのフラグメントの転送において許容される最大遅延時間を MLPPP バンドルに設定します。

ステップ 6

Router(config-if)# ppp multilink interleave

MLPPP バンドルで、大型のパケットのフラグメントの間にパケットをインターリーブできるようにします。

ステップ 7

Router(config-if)# service-policy output policy-name

(マルチリンク グループから発信されるトラフィックの場合、必須)事前設定した QoS トラフィック ポリシー(QoS 分類と設定パラメータを含む)を対応付けます。QoS トラフィック ポリシーは、インターフェイス バンドルから 発信 されるトラフィックに対して QoS 機能(dLLQ を含む)の判断と適用を実行します。

dLFI を正常に動作させるには、このトラフィック ポリシーに priority コマンドを設定する必要があります。この例では、 policy-name オプションは、「トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定」手順のステップ 4 で指定した policy-name オプションに一致する必要があります。


) dLFI では、service-policyコマンドを使用して対応付けられた QoS トラフィック ポリシーがマルチリンク グループに入力されています。グループに属するシリアル インターフェイスに、QoS トラフィック ポリシーを対応付ける必要はありません。


ステップ 8

Router(config-if)# service-policy input policy-name

(マルチリンク グループに着信するトラフィックの場合、必須)事前設定した QoS トラフィック ポリシー(QoS 分類と設定パラメータを含む)を対応付けます。QoS トラフィック ポリシーは、インターフェイス バンドルに 着信 するトラフィックに対して QoS 機能(dLLQ を含む)の判断と適用を実行します。

dLFI を正常に動作させるには、このトラフィック ポリシーに priority コマンドを設定する必要があります。この例では、 policy-name オプションは、「トラフィック ポリシーへの dLLQ とその他の QoS 機能の設定」手順のステップ 4 で指定した policy-name オプションに一致する必要があります。


) dLFI では、service-policyコマンドを使用して対応付けられた QoS トラフィック ポリシーがマルチリンク グループに入力されています。グループに属するシリアル インターフェイスに、QoS トラフィック ポリシーを対応付ける必要はありません。


マルチリンク グループへのインターフェイスの割り当て

インターフェイスを設定し、マルチリンク グループにインターフェイスを対応付けるには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface serial interface-number

設定するシリアル インターフェイスを指定します。マルチリンク グループを使用して束ねることができるのは、シリアル インターフェイスだけです。

ステップ 2

Router(config-if)# no ip address

指定した IP アドレスがある場合は、削除します。

ステップ 3

Router(config-if)# keepalive [ seconds ]

インターフェイスのキープアライブ間隔を設定します。キープアライブ間隔(Cisco IOS ソフトウェアがメッセージを自身またはもう一方に送信する頻度)は、ネットワーク インターフェイスがアップの状態であることを確認するのに使用されます。 seconds 変数は、このようなメッセージが送信される頻度を決定します。たとえば、 keepalive 5 が入力されている場合、5 秒ごとにキープアライブ メッセージが送信されます。

ステップ 4

Router(config-if)# ppp chap hostname hostname

CHAP が認証に使用されている場合は、インターフェイスのホスト名を指定します。2 台の同一のルータ間に複数のマルチリンク グループが存在する場合、発生する可能性があるエラーを防ぐために、CHAP のホスト名を設定する必要があります。

ルータ上のそれぞれのマルチリンク グループに対して、別々のホスト名を指定する必要があります。

ステップ 5

Router(config-if)# ppp multilink

インターフェイスの MLPPP をイネーブルにします。

ステップ 6

Router(config-if)# multilink-group group-number

マルチリンク グループにインターフェイスを割り当てます。事前設定したマルチリンク グループにインターフェイスを割り当てるには、このステップの group-number 変数が、マルチグループに指定された group-number 変数に一致する必要があります(マルチリンク グループの group-number は、このマニュアルの 「マルチリンク グループの作成」 ステップ 1 で指定されています)。

フレーム リレー、ATM、または専用線の LFI の確認

MLPPP を使用したフレーム リレー、ATM、または専用線の LFI に関する情報を表示するには、次の特権 EXEC コマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show frame-relay pvc dlci

フレーム リレー インターフェイスの PVC に関する統計情報を表示します。

Router# show interfaces

インターリーブの統計情報を表示します。インターリーブが行われた場合にだけ、インターリーブのデータが表示されます。

Router# show ppp multilink

MLPPP バンドルのバンドル情報およびルータの PPP リンクを表示します。

Router# show policy-map interface

インターフェイスに対応付けられたすべての入力および出力トラフィック ポリシーの設定情報と統計情報を表示します。

フレーム リレー、ATM、または専用線の LFI のモニタリング

MLPPP を使用したフレーム リレー、ATM、または専用線の LFI をモニタするには、次の特権 EXEC コマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show ppp multilink

MLPPP バンドルのバンドル情報およびルータの PPP リンクを表示します。また、dLFI 統計情報を表示します。統計情報には、分割されたパケット数、分割されなかったパケット数、再組み立てされたパケット数、再組み立てと分割の失敗数、誤った順序で着信したフラグメント数が含まれます。

Router# debug ppp multilink fragments

各マルチリンク フラグメントと重要なマルチリンク イベントに関する情報を表示します。

Router# debug voice RTP

音声パケットとデータ パケットのインターリーブに関する情報を表示します。


debug ppp multilink fragmentsコマンドとdebug voice RTPコマンドにはメモリのオーバーヘッドがあるので、メモリ容量が少ない場合、またはトラフィックが非常に多い場合の使用は避けてください。


フレーム リレーを介した LFI の設定例

次に、仮想テンプレート インターフェイスを使用した MLPPP over Frame Relay による LFI の設定例を示します。

class-map voip
match ip precedence 5
 
class-map business
match ip precedence 3
 
 
policy-map llq-policy
class voip
priority 32
class business
bandwidth 32
 
 
policy-map shape-llq-policy
class class-default
shape average 80000 320 320
service-policy llq-policy
 
 
policy-map input-policy
class voip
police 32000 1500 1500 conform-action transmit exceed-action drop
 
 
controller T1 5/1/0
framing esf
linecode b8zs
channel-group 0 timeslots 1-2
 
 
interface Serial5/1/0:0
no ip address
encapsulation frame-relay
 
 
interface Serial5/1/0:0.1 point-to-point
frame-relay interface-dlci 20 ppp Virtual-Template2
 
interface Virtual-Template2
bandwidth 78
ip address 98.0.0.2 255.0.0.0
no keepalive
service-policy output llq-policy
service-policy input input-policy
ppp multilink
ppp multilink fragment-delay 8
ppp multilink interleave
 

ATM を介した LFI の設定例

次に、ATM インターフェイスへの MLPPP による LFI の設定例を示します。この設定では、仮想テンプレート インターフェイスを使用します。

class-map voip
match ip precedence 5
 
class-map business
match ip precedence 3
 
policy-map llq-policy
class voip
priority 32
class business
bandwidth 32
 
policy-map input-policy
class voip
police 32000 1500 1500 conform-action transmit exceed-action drop
 
interface ATM4/0/0
no ip address
no atm ilmi-keepalive
 
interface ATM4/0/0.1 point-to-point
pvc 0/34
abr 100 80
protocol ppp Virtual-Template4
 
interface Virtual-Template4
bandwidth 78
ip address 88.0.0.2 255.0.0.0
service-policy output llq-policy
service-policy input input-policy
ppp multilink
ppp multilink fragment-delay 8
ppp multilink interleave
 

専用線を介した LFI の設定例

次に、専用線を介した LFI の設定例を示します。専用線上で使用されるようにするには、LFI が MLPPP バンドルを使用する必要があります。

class-map voip
match ip precedence 5
 
class-map business
match ip precedence 3
 
policy-map llq-policy
class voip
priority 32
class business
bandwidth 32
 
policy-map input-policy
class voip
police 32000 1500 1500 conform-action transmit exceed-action drop
 
controller T1 5/1/0
channel group 0 timeslots 1-2
 
interface multilink 2
ip address 172.16.0.0 255.0.0.0
keepalive 5
bandwidth 128
ppp multilink
ppp multilink fragment-delay 8
ppp multilink interleave
service-policy output llq-policy
service-policy input input-policy
multilink-group 2
 
interface serial5/0/0:0
no ip address
encapsulation ppp
keepalive 5
ppp chap hostname G2
ppp multilink
multilink-group 2
 

LFI モニタリングの例

次の例では、dLFI トラフィックのモニタに show ppp multilink コマンドを使用します。このコマンド出力は、バンドルに着信し、バンドルから発信されるパケットのうち、分割されたパケット数、分割されなかったパケット数、再組み立てされたパケット数を示します。

Router#show ppp multilink
Multilink11, bundle name is G11
Bundle is Distributed
0 lost fragments, 0 reordered, 0 unassigned
0 discarded, 0 lost received, 1/255 load
0x0 received sequence, 0x14 sent sequence
Member links:2 active, 0 inactive (max not set, min not set)
Serial4/1/1:2, no frags rcvd 64 weight, 2 max fragments
Serial4/1/1:3, no frags rcvd 64 weight, 2 max fragments
dLFI statistics:
DLFI Packets Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
Fragmented 20 1372 20 1372
UnFragmented 0 0 0 0
Reassembled 2 1228 2 1228
Reassembly Drops 0
Fragmentation Drops 0
Out of Seq Frags 0
 

CRTP の設定

Compressed Real-Time Protocol(CRTP)(RFC1889)は、UDP/RTP/IP ヘッダーを圧縮することで、低速リンクで音声を転送する際に帯域幅効率を向上させます。CRTP を使用することにより、VoIP トラフィックのヘッダーが 40 バイトから約 2 ~ 5 バイトまで削減され、低速リンクに対して大幅な帯域幅効率を実現します。 表2-2 に、CRTP をサポートするポート アダプタを示します。

 

表2-2 CRTP をサポートするポート アダプタ

ポート アダプタ グループ
サポート対象のポート アダプタ

T1/E1 ポート アダプタ

PA-4T+
PA-8T-V35
PA-8T-X21
PA-8T-232
PA-MC-2E1/120
PA-MC-2T1
PA-MC-4T1
PA-MC-8T1
PA-MC-8E1/120
PA-MC-8TE1+
PA-MC-STM-1

T3/E3 クリア チャネルおよび
チャネライズド ポート アダプタ

PA-T3
PA-2T3
PA-T3+
PA-2T3+
PA-E3
PA-2E3
PA-MC-T3
PA-MC-2T3+
PA-MC-E3

CRTP の設定手順については、次の URL の『Configuring Distributed Compressed Real-Time Protocol』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b75cd.html

dCRTP の設定

dCRTP 機能がイネーブルにされている場合、デフォルト設定により、インターフェイスでイネーブルにされているスイッチング方式に応じて、分散ファスト スイッチド パスまたは dCEF スイッチド パスのどちらかで、連結した IP/UDP/RTP ヘッダーのヘッダー圧縮が行われます。

制限事項および使用時の注意事項

Async インターフェイスと Dialer インターフェイスでこの機能を使用することはできません。

複数のメンバー リンクを含むマルチリンク インターフェイスで、プライオリティ機能と一緒に dLFI、CRTP、および QoS ポリシーを使用することはできません。これらの機能をすべて使用するには、マルチリンク インターフェイスに含むことができるメンバー リンクは 1 つのみです。これは、プライオリティ パケットには MLP ヘッダーおよびシーケンス番号が含まれないためです。複数のメンバー リンクを持つ 1 つのインターフェイスで、dLFI はインターフェイス内のすべてのリンクにプライオリティ パケットを配信します。つまり、CRTP によって圧縮されたパケットは複数のメンバー リンクを持つインターフェイスに順不同で着信する可能性があるため、パケットはドロップされます(CRTP はパケットを圧縮解除できないため)。

分散ファスト スイッチングがイネーブルにされている場合、 show ip rtp header-compression コマンドと show ip tcp header-compression コマンドで、 detail オプションを使用できません。これらのコマンドのいずれかに対する詳細情報を必要とするユーザは、分散ファスト スイッチングをディセーブルにしてから、 show ip rtp header-compression detail コマンドまたは show ip tcp header-compression detail コマンドを入力することによって、この情報を取得できます。

この制約事項は、LFI を使用する MLPPP インターフェイスに影響します。この場合、RTP ヘッダー圧縮が設定されていると、リンクが 1 つのチャネルに限定されている場合に限り、ルータから発信される RTP パケット、またはルータに送信される RTP パケットがファスト スイッチングされます。リンクに複数のチャネルがある場合、パケットはプロセス スイッチングされます。

必須条件

この機能を正常に稼働させるには、次の必須条件を満たす必要があります。

HDLC、PPP、またはフレーム リレーのカプセル化を設定する必要があります。

TCP または RTP ヘッダー圧縮のどちらか一方、またはその両方をイネーブルにする必要があります。

RTP ヘッダー圧縮の設定手順については、オンラインまたはDocumentation CD-ROM の『 Configuring Compressed Real-Time Protocol 』を参照してください。

TCP ヘッダー圧縮の設定手順については、オンラインまたは Documentation CD-ROM の『 Configuring IP Services 』の「 Compress TCP Packet Headers 」を参照してください。

設定作業

このマニュアルでは、TCP または RTP ヘッダー圧縮(またはその両方)がすでにイネーブルにされていることを前提とします(必須条件を参照)。

TCP または RTP ヘッダー圧縮がイネーブルにされている場合、dCEF スイッチド パスまたは分散ファスト スイッチド パスでヘッダー圧縮が自動的に実行されます。さらに必要な設定作業はありません。

次の作業は任意です。

「ヘッダー圧縮接続数の変更」(任意)

ヘッダー圧縮接続数の変更

デフォルトでは、フレーム リレー カプセル化で 256 の TCP ヘッダー圧縮接続と 256 の RTP ヘッダー圧縮接続(各タイプに対して 128 のコール)がサポートされています。最大値は固定されており、設定できません。

デフォルトでは、ソフトウェアは 32 の TCP ヘッダー圧縮接続(16 のコール)を PPP または HDLC のカプセル化に対して許可します。このデフォルトは、最大 256 の TCP ヘッダー圧縮接続まで増やすことができます。また、ソフトウェアは 32 の RTP ヘッダー圧縮接続(16 のコール)を許可します。このデフォルトは、1 つのインターフェイス上で最大 1000 の RTP ヘッダー圧縮接続まで増やすことができます。

サポートされる圧縮接続数を変更するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで適切なコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ip tcp compression-connections number

インターフェイス上でサポートされる TCP ヘッダー圧縮接続の総数を指定します。

ip rtp compression-connections number

インターフェイス上でサポートされる RTP ヘッダー圧縮接続の総数を指定します。

次に、FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールを搭載した Cisco 7600 で dCRTP 機能がイネーブルになっている場合の show ip rtp header コマンドの出力例を示します。dCRTP 機能がディセーブルの場合、出力に[Distributed fast switched]の行(強調するためにイタリック体で表示)が表示されません。

Router# show ip rtp header
RTP/UDP/IP header compression statistics:
Interface Serial4/1/1:
Distributed fast switched:
8 seconds since line card sent last stats update
Rcvd: 0 total, 0 compressed, 0 errors
0 dropped, 0 buffer copies, 0 buffer failures
Sent: 0 total, 0 compressed,
0 bytes saved, 0 bytes sent
Connect:16 rx slots, 16 tx slots,
0 long searches, 0 misses 0 collisions
 

次に、FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールを搭載した Cisco 7600 ルータで dCRTP 機能がイネーブルになっている場合の show ip tcp header コマンドの出力例を示します。dCRTP 機能がディセーブルの場合、出力に[Distributed fast switched]の行(強調するためにイタリック体で表示)が表示されません。

Router# show ip tcp header
TCP header compression statistics:
Interface Serial4/1/1:
Distributed fast switched:
8 seconds since line card sent last stats update
Rcvd: 0 total, 0 compressed, 0 errors
0 dropped, 0 buffer copies, 0 buffer failures
Sent: 0 total, 0 compressed,
0 bytes saved, 0 bytes sent
Connect:16 rx slots, 16 tx slots,
0 long searches, 0 misses 0 collisions
 

VoFR(FRF.11 と FRF.12)の設定

FRF.12 は、フレーム リレー リンクを介した標準ベースの LFI です。FRF.12 は、大型のデータ パケットを分割し、音声パケットを分割されたデータ パケットにインターリーブすることにより、フレーム リレー リンクを介したリアルタイムの音声をサポートし、エンドツーエンドの待ち時間とジッタを最小限に抑えます。受信側では、分割されたパケットが再組み立てされます。

FRF.11 VoFR は、フレーム リレー リンク上の音声とデータのカプセル化と転送を定義するフレーム リレー標準です。音声とデータは、フレーム リレー リンク上のサブチャネルに伝送されます。この機能により、Cisco 7600 シリーズ ルータまたは Catalyst 6500 シリーズ スイッチを、音声とデータに対するフレーム リレーのタンデム スイッチとして機能させることができます。

詳細については、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fvvfax_c/vvfvofr.htm の『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』 Release 12.2 を参照してください。


) Cisco 7600 シリーズ ルータおよび Cisco 6500 シリーズ スイッチは音声モジュールをサポートしないため、FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールに FRF.11 または FRF.12 を設定した場合、ルータまたはスイッチは VoFR タンデム スイッチとしてのみ機能します。


制限事項および使用時の注意事項

Cisco 7600 ルータまたは Catalyst 6500 スイッチに Cisco MC3810 と FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールを実装するには、Cisco MC3810 で Cisco IOS Release 12.0(3)XG または Release 12.0(4)T 以上を稼働する必要があります。

FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールは、Cisco IOS Release 12.0(3)XG または Release 12.0(4)T より前の VoFR 実装を使用した Cisco MC3810 が開始したコールを終了することができません。

現在、VoIP 転送プロトコルを VoFR などの他のプロトコルに変換することはできません。その結果、VoIP 接続で着信したコールは VoFR 接続に(タンデム)スイッチングされません。

ルータからのダイヤルトーンの再呼び出しに対するフックフラッシュは、サポートされていません。ただし、 connection trunk 音声ポート コンフィギュレーション コマンドを使用した場合、ルータは FXO-FXS 固定接続および E&M-E&M 接続でフックフラッシュを転送できます。

Cisco 7600 ルータ上の FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールでは、FRF.11 と FRF.12 を実行するために dCEF をイネーブルにする必要があります。

shape コマンドを使用する場合、 CIR 値は、8000 の倍数でなければなりません。Bc/CIR と Be/CIR は、4 ms の倍数でなければなりません。

Release 12.0(3)XG または Release 12.0(4)T より前の Cisco IOS リリースを稼働している Cisco MC3810 コンセントレータは、非 Cisco MC3810 アクセス コンセントレータ(FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールを含む)からの VoFR コールをタンデムできません。

VoATM SVC は、このリリースではサポートされていません。

前提条件

VoFR を設定する前に、次の作業を行う必要があります。

企業内のダイヤル プランを完成させます。

正常に機能するフレーム リレー ネットワークを確立します。フレーム リレーの設定手順については、『 Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide』Release 12.2 を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fwan_c/

企業内のダイヤル プランに基づいて正常に機能するテレフォニー ネットワークを確立します。

ダイヤル プランとテレフォニー ネットワークを既存のフレーム リレー ネットワーク トポロジに統合します。ユーザに対してルーティングとダイヤリングがトランスペアレントになるようにします。たとえば、可能であればセカンダリ スイッチからのセカンダリ ダイヤルトーンを無効にします。

該当する PBX インターフェイスの再設定方法については、PBX ベンダーに相談してください。

ダイヤル プランを分析し、ダイヤル プランを既存のフレーム リレー ネットワークに統合する方法を決定したあと、VoFR をサポートするようにネットワーク装置を設定します。

設定作業

ここでは、VoFR に対して新しく加えられた設定手順と変更された設定手順について説明します。内容は、次のとおりです。

「ダイヤルピアの番号操作の設定」 必須

「ダイヤルピア ハンティングの設定」 必須

「特定のダイヤルピアでのダイヤルピア ハンティングのディセーブル化」

「VoFR フラグメンテーションをサポートするためのフレーム リレー マップ クラスの設定」

「VoFR 接続の設定」

その他のすべての VoFR 手順については、『 Cisco IOS Multiservice Applications Configuration Guide for Cisco IOS Release 12.1 』の「Configuring Voice over Frame Relay」の章を参照してください。

ダイヤルピアの番号操作の設定

番号を転送するダイヤルピアの番号操作を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始し、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# dial-peer voice tag pots

POTS ダイヤルピアのダイヤルピア コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-dial-peer)# forward-digits { num-digit | all | extra }
 

または

Router(config-dial-peer)# default forward-digits
 

または

Router(config-dial-peer)# no forward-digits

番号転送機能を使用する場合、番号転送方法を設定します。転送される桁数の範囲(num-digit)は、0 ~ 32 です。

デフォルトでは、ダイヤルした番号が宛先パターンと一致しない場合に転送されます。


noステートは、デフォルトのステートではありません。


ダイヤルピア ハンティングの設定

ダイヤルピアを設定したあと、ルータがダイヤルピア ハンティング機能を実行する方法を設定できます。ルータにダイヤルピアのハンティング動作を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始し、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# dial-peer hunt hunt-order-number

ダイヤルピアのハンティングの選択順序を指定します。

ステップ 2

Router(config)# dial-peer terminator character

(任意)可変長のダイヤル番号を終わらせる文字として使用する特殊文字を指定します。

特定のダイヤルピアでのダイヤルピア ハンティングのディセーブル化

ダイヤルピア ハンティングを使用する場合でも、特定のダイヤルピアに対してダイヤルピア ハンティングをディセーブルにすることができます。特定のダイヤルピアのダイヤルピア ハンティングをディセーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# dial-peer voice tag { pots | vofr }

指定したダイヤルピアのダイヤルピア コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-dial-peer)# huntstop

ダイヤルピア上で、ダイヤルピア ハンティングをディセーブルにします。このコマンドの入力後は、指定したダイヤルピアでコールが失敗した場合、それ以上のハンティングが許可されなくなります。

ダイヤルピアのダイヤルピア ハンティングを再イネーブルにするには、 no huntstop コマンドを入力します。

VoFR フラグメンテーションをサポートするためのフレーム リレー マップ クラスの設定

Cisco 7600 ルータ上の FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールの FRF.11 をサポートするマップ クラスを設定するには、マップ クラス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用して、サービス ポリシーを設定してから、このサービス ポリシーを適用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

router(config)# class-map class-map-name

PVC のグループに割り当てられるクラス マップを作成します。マップ クラス名は一意である必要があります。

ステップ 2

router(config-class-map)# match protocol vofr

一致基準として VoFR パケットを指定します。

ステップ 3

router(config-class-map)# exit

クラス マップ コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

router(config)# policy-map policy-map-name

設定するサービス ポリシーの名前を指定します。

ステップ 5

router(config-pmap-c)# class class-map-name

事前に定義されたクラスの名前を指定します。これは class-map コマンドで定義され、サービス ポリシーに含まれています。この手順では、 class-map-name はステップ 1 で指定されています。

ステップ 6

router(config-pmap-c)# priority kpbs

プライオリティ トラフィックに対して低遅延サービス(kbps)を指定します。低遅延サービスによるパケットは優先的に扱われ、輻輳環境では、他のトラフィック クラスのパケットより先に転送されます。

ステップ 7

router(config-pmap-c)# exit

ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 8

router(config-pmap)# exit

ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 9

router(config)# policy-map policy-map-name

設定する新規のサービス ポリシー名を指定します。ポリシー マップ名は、このサービス ポリシーと違う名前である必要があります。

ステップ 10

router(config-pmap)# class class-default

関連するトラフィック クラスとして、デフォルトのトラフィック クラスを指定します。

ステップ 11

router(config-pmap-c)# shape average bc cir

トラフィック ポリシーのシェーピング パラメータを指定します。これらのシェーピング パラメータは、最終的にマップ クラスで使用されます。

ステップ 12

router(config-pmap-c)# service-policy policy-map-name

事前定義したサービス ポリシーを指定して、このサービス ポリシーの一部として設定します。このステップのポリシー マップ名は、この手順のステップ 4 で定義されています。

ステップ 13

router(config)# map-class frame-relay map-class-name

PVC のグループに割り当てられるマップ クラス名を作成します。マップ クラス名は一意である必要があります。

ステップ 14

router(config-map-class)# frame-relay fragment fragment-size

マップ クラスのフレーム リレー フラグメンテーションを設定します。fragment_sizeは、フラグメントのペイロード サイズを定義し、フレーム リレーのヘッダーとフレーム リレー フラグメンテーションのヘッダーを外します。指定できる範囲は 16 ~ 1600 バイトで、デフォルトは 53 です。

fragment_sizeは、MTU サイズ以下でなければなりません。

最大のデータ パケットが音声パケットより大きくならないように、フラグメンテーション サイズを設定します。

ステップ 15

router(config-map-class)# service-policy output policy-map-name

インターフェイスに対応付けるサービス ポリシー名を指定します。ポリシー マップ名は、この手順のステップ 9 で指定されています。

VoFR 接続の設定

フレーム リレー Data Link Connection Identifier(DLCI)設定値の設定と、ダイヤル プランの設定を行ったあと、特定の VoFR 接続を設定します。

VoFR 接続には、多種多様な例が存在します。各種の接続タイプについては、次のセクションの「VoFR の接続タイプの概要」を参照してください。

各種の接続タイプの設定手順については、次のセクションを参照してください。

「スイッチド コール(ユーザダイヤルまたは自動リングダウン)の設定」

「Cisco トランク固定(専用回線)コールの設定」

「FRF.11 トランク(専用回線)コールの設定」

さらに、タンデム ノードのコールを設定する際は、特別な配慮が必要になります。詳細については、「タンデム ノードに対する接続の設定」を参照してください。


) FRF.11 に準拠した標準ベースのインターワーキングが非シスコ製装置で必要とされる場合を除いて、FRF.11 トランク コールではなくシスコ トランク固定コール(専用回線)を使用することを推奨します。シスコ トランク プロトコルは FRF.11 プロトコルのスーパーセットであり、スイッチド コール ルーティングとその他の高度な機能をサポートするように設計されたシスコ社独自の拡張が含まれます。


VoFR の接続タイプの概要

VoFR 接続を設定する場合、ハードウェア プラットフォームの種類、コールかどうか、または標準スイッチド(ユーザダイヤルまたは自動リングダウン)コールか固定コール(Cisco トランクまたは FRF.11 トランク)かどうかに応じて、多種多様な接続タイプを使用できます。複数のコマンドを組み合わせて使用することにより、このような特定の接続タイプを設定できます。

表2-3 に、FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールでサポートされている VoFR 接続の各種の接続タイプと各コール タイプに対して入力するコマンドの組み合わせを示します。

 

表2-3 サポートされている VoFR の接続タイプ

コール タイプ
入力するフレーム リレー DLCI インターフェイス コマンド
VoFR コマンドによって
サポートされているデータ フラグメンテーション
ダイヤルピア モードで入力するセッション プロトコル コマンド
入力する音声ポート
接続コマンド

VoFR をサポートする他のルータへの
スイッチド コール
(ユーザダイヤルまたは自動リングダウン)

vofr [ data cid ]
[ call-control [ cid ]] 4

FRF.11 Annex C

session protocol cisco-switched 5

ユーザダイヤル コールの場合:なし

自動リングダウン コールの場合:
connection plar destination-string

12.1(2)T より前の Cisco IOS リリース
を稼働している Cisco MC3810 への
スイッチド コール
(ユーザダイヤルまたは自動リングダウン)

vofr cisco 6

シスコ社独自仕様 7

session protocol cisco-switched

ユーザダイヤル コールの場合:なし

自動リングダウン コールの場合:
connection plar destination-string

VoFR をサポートする他のルータへの Cisco トランク 固定コール (専用回線)

vofr data cid
call-control cid

FRF.11 Annex C

session protocol cisco-switched

connection trunk destination-string [ answer mode ]

12.1(2)T より前の Cisco IOS リリース
を稼働している Cisco MC3810 への
Cisco トランク
固定コール
(専用回線)

vofr cisco

シスコ社独自仕様

session protocol cisco-switched

connection trunk destination-string [ answer mode ]

VoFR をサポートする他のルータへの FRF.11 トランク コール (専用回線)

vofr [ data cid ] [ call-control cid ] 8

FRF.11 Annex C

session protocol frf11-trunk

connection trunk destination-string [ answer mode ]

4.このコマンドでは、vofr data 4 call-control 5の使用が推奨されます。

5.session protocol cisco-switchedオプションはデフォルト設定です。このコマンドを入力しない場合でも、設定が適用されます。

6.このコマンドは、データの Channel ID(CID)に 4、コール制御の CID に 5 を使用します。

7.シスコ独自のフラグメンテーションは、FRF.12 の初期のドラフトに基づいており、Cisco IOS Release 12.0(3)XG または Release 12.0(4)T より前のソフトウェア リリースを稼働する Cisco MC3810 コンセントレータに適合します。

8.FRF.11 トランク コールには、call-control オプションが必要ありません。同一の PVC で FRF.11 トランク コールと他のタイプの音声コールを混在させる場合にだけ、必要となります。

スイッチド コール(ユーザダイヤルまたは自動リングダウン)の設定

ここでは、別のルータ プラットフォームにスイッチド コール(ユーザダイヤルまたは自動リングダウン)を設定する方法について説明します。次の手順で構成されます。

「他の VoFR ルータへのスイッチド コールの設定」

「12.1(2)T より前の Cisco IOS リリースを稼働している Cisco MC3810 へのスイッチド コールの設定」

他の VoFR ルータへのスイッチド コールの設定

VoFR をサポートするルータにスイッチド コールを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-if)# frame-relay interface-dlci dlci

フレーム リレー DLCI を設定し、DLCI コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# vofr [ data cid ] [ call-control [ cid ]]

VoFR をサポートするようにフレーム リレー DLCI を設定し、data と call-control の CID を設定します。

このコマンドで推奨される設定は、 vofr data 4 call-control 5 です。


vofrコマンドを入力する場合、DLCI のすべてのサブチャネルが FRF.11 カプセル化に設定されます。キーワードまたは引数を指定しないでvofrコマンドを入力する場合、データ サブチャネルの CID が 4 になり、コール制御サブチャネルは割り当てられません。


ユーザダイヤル コールを設定している場合は、この手順はここで終了です。自動リングダウン コールを設定している場合は、次のステップに進みます。

ステップ 3

Router(config)# voice-port slot/port:ds0-group

設定する音声ポートを指定し、音声ポート コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

Router(config-voiceport)# connection plar destination-string

(任意)自動リングダウン コールには、destination- string に電話番号を指定して、Private Line Automatic Ringdown(PLAR)接続を設定します。

この設定では、標準 FRF.11 Annex C フラグメンテーションを使用します。

12.1(2)T より前の Cisco IOS リリースを稼働している Cisco MC3810 へのスイッチド コールの設定

12.1(2)T より前の Cisco IOS リリースを稼働する Cisco MC3810 コンセントレータにスイッチド コールを設定できます。ただし、初期の Cisco MC3810 リリースは FRF.12 のシスコ社独自バージョンを使用していたため、設定は標準のスイッチド コールとは異なります。


) Cisco 7600 ルータ上の FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールは、Cisco IOS Release 12.0(3)XG および 12.0(4)T より前のソフトウェア リリースを稼働している Cisco MC3810 によるコールを終了または開始することができません。


12.1(2)T より前の Cisco IOS リリースを稼動している Cisco MC3810 にスイッチド コールを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-if)# frame-relay interface-dlci dlci

フレーム リレー DLCI を設定し、DLCI コンフィギュレーション モードを開始します。


) Cisco MC3810 でのframe-relay interface-dlci コマンドのvoice-encap オプションは、このリリースからサポートされなくなりました。


ステップ 2

Router(config-if)# vofr cisco

VoFR とシスコ社独自のフラグメンテーション実装をサポートするようにフレーム リレー DLCI を設定します。

このコマンドを入力した場合、データの CID に 4、コール制御の CID に 5 が自動的に割り当てられます。

ユーザダイヤル コールを設定している場合は、この手順はここで終了です。自動リングダウン コールを設定している場合は、次のステップに進みます。

ステップ 3

Router(config)# voice-port slot/port:ds0-group
 

設定する音声ポートを指定し、音声ポート コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

Router(config-voiceport)# connection plar destination-string

(任意)自動リングダウン コールには、destination- string に電話番号を指定して、PLAR 接続を設定します。

この設定では、シスコ社独自のデータ フラグメンテーションを使用します。

Cisco トランク固定(専用回線)コールの設定

ここでは、別のルータ プラットフォームに Cisco トランク固定(専用回線)コールを設定する方法について説明します。次の手順で構成されます。

「Cisco トランク(専用回線)コールに対する VoFR ダイヤルピアの設定」

「Cisco トランク固定コールの設定」

「12.1(2)T より前の Cisco IOS リリースを稼働している Cisco MC3810 への Cisco トランク固定コールの設定」

Cisco トランク(専用回線)コールに対する VoFR ダイヤルピアの設定

フレーム リレー ネットワークを介して Cisco トランク(専用回線)コールを送信する場合、特に Cisco トランク(専用回線)コールをサポートするように VoFR ダイヤルピアを設定する必要があります。Cisco トランク(専用回線)コールは、固定コールです。

Cisco トランク(専用回線)接続を設定するときに重要になる作業の 1 つは、ダイヤルピアの信号タイプの設定です。 signal-type ダイヤルピア コマンドは、次のオプションをサポートします。

cas 北米の Channel Associated Signaling(CAS)/損失ビット シグナリングをサポートする場合に、 cas オプションを使用します。これは、デフォルトのシグナリング タイプです。

cept 主に、CEPT Ear and Mouth(E&M)シグナリングに対して、基本的な E1 ABCD プロトコルを提供する場合に、 cept オプションを使用します。このオプションは、主に欧州の音声ネットワークで使用されます。このオプションが FXS 音声ポートまたは FXO 音声ポートで使用される場合、使用されるシグナリングは Mercury Exchange Limited(MEL)CAS と同等です。

ext-signal 外部のシグナリング チャネルが一部で使用されている場合(たとえば、Common Channel Signaling)、または固定「ダム」音声パイプにシグナリング情報がまったく送信されていない場合に、 ext-signal オプションを使用します。シグナリングを必要としないアプリケーションでは、簡単な音声パイプを使用して、構内放送の音声を伝送します。

transparent ― ABCD シグナリング ビットを、変更したり、翻訳したりすることなく「透過的に」 T1/E1 インターフェイスを介してコピーする場合に、 transparent オプションを使用します(別名、トランスペアレント FRF.11 シグナリング)。これにより、ルータは不明のシグナリング プロトコルを処理または転送できます。

固定音声コールの両端で、ルータのダイヤルピアに選択された信号タイプが同一になるように、信号タイプを設定します。

Cisco トランク固定(専用回線)コールをサポートするように VoFR ダイヤルピアを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# dial-peer voice number vofr

VoFR ダイヤルピアを定義し、ダイヤルピア コンフィギュレーション モードを開始します。ダイヤルピア音声モードを終了するまでに入力するすべての後続のコマンドは、このダイヤルピアに適用されます。

number タグ値はダイヤルピアを特定します。ルータ上で一意にする必要があります。特定のタグ番号を重複させないようにしてください。

ステップ 2

Router(config-dial-peer)# destination-pattern string

ダイヤルピアの宛先パターンを設定します。POTS ダイヤルピア設定に一覧表示されたストリングの同一の制約事項が、VoFR 宛先パターンにも適用されます。

ステップ 3

Router(config-dial-peer)# session target interface dlci [ cid ]

ダイヤルピアのフレーム リレー セッション ターゲットを設定します。

ステップ 4

Router(config-dial-peer)# session protocol cisco-switched

スイッチド コールをサポートするようにセッション プロトコルを設定します。

これはデフォルト設定です。このコマンドは必須ではありません。

ステップ 5

Router(config-dial-peer)# codec type [ bytes bytes]

ダイヤルピアに対する通話の音声コーダ レートとペイロード サイズを指定します。デフォルトのダイヤルピア コーデックは、 g729r8 です。 g729r8 を使用する場合、Cisco MC3810 の最大コールは 12 に制限されるので注意してください。Cisco MC3810 で最大 24 のコールまでサポートするには、 g729ar8 を使用します。

bytes 値を入力して、ペイロード サイズを指定することは任意です。値を指定しない場合、各コーデック タイプのデフォルトは、異なったペイロード サイズになります。デフォルトのペイロード サイズのリストを取得するには、 codec コマンドと bytes オプションを入力し、そのあとに疑問符(?)を入力します。


) Cisco MC3810 では、音声ポートにコーデック値を割り当てることもできます。標準スイッチド音声コールにコーデック タイプを設定する場合、Cisco MC3810 音声ポートにコーデック タイプを設定する必要があります。固定コール(cisco-trunkfrf11-trunk)にコーデックを設定する場合、ダイヤルピアにコーデック タイプを設定する必要があります。音声ポートにペイロード サイズを指定することはできません。


ステップ 6

Router(config-dial-peer)# dtmf-relay

(任意)コーデック タイプが g729 g723 などの低ビットレート コーデックである場合、
Dial-Tone Multifrequency(DTMF)リレーに対するサポートを指定すると、DTMF トーンのエンドツーエンド転送が改善します。DTMF トーンは、低ビットレート コーデックの場合、正確に伝播しない場合があります。

デフォルトでは、DTMF リレーがディセーブルになっています。

ステップ 7

Router(config-dial-peer)# signal-type
{ cas | cept | ext-signal | transparent }

音声ポートによって生成され、データ ネットワークに送信される ABCD シグナリング パケットの種類を定義します。

CAS をサポートする場合は、 cas を入力します。欧州の CEPT 標準をサポートする場合(MEL CAS に関連)は、 cept を入力します。

回線シグナリング情報が外部の音声ポートに伝送される設定の場合に、ABCD シグナリング パケットを送信しないように指定するには、 ext-signal を入力します。

翻訳することなく、T1/E1 インターフェイスから直接 ABCD シグナリング ビットを読み取り、データ ネットワークに透過的に転送するには、 transparent (デジタル T1/E1 インターフェイス用)を入力します(別名、トランスペアレント FRF.11 シグナリング)。

ステップ 8

Router(config-dial-peer)# no vad

(任意)ダイヤルピアの Voice Activity Detection(VAD)をディセーブルにします。このコマンドは、デフォルトでイネーブルになっています。

ステップ 9

Router(config-dial-peer)# sequence-numbers

(任意)設定で音声シーケンス番号が必要になる場合は、イネーブルにします。このコマンドは、デフォルトでディセーブルになっています。

ステップ 10

Router(config-dial-peer)# preference value

(任意)VoFR ダイヤル ピアの優先順位を設定します。値は、0 ~ 10 の数字で、値が低いほど、ハント グループで優先順位が高くなります。

ステップ 11

Router(config-dial-peer)# fax rate { 2400 | 4800 | 7200 | 9600 | 14400 | disable | voice }

(任意)ファックスがダイヤルピアに送信されるときの伝送速度(bps)を設定します。

デフォルトは voice であり、音声速度で許容される最速の伝送速度を特定します。

ステップ 12

 

別の VoFR ダイヤルピアを設定するには、ダイヤルピア コンフィギュレーション モードを終了して、ステップ 1 ~ 11 を繰り返します。

Cisco トランク固定コールの設定

Cisco 7600 シリーズ ルータ上の FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールに、Cisco トランク固定コールを設定できます。


) 12.1(2)T より前の Cisco IOS リリースを稼働している Cisco MC3810 コンセントレータに Cisco トランク固定コールを設定する場合は、「12.1(2)T より前の Cisco IOS リリースを稼働している Cisco MC3810 への Cisco トランク固定コールの設定」を参照してください。


Cisco トランク固定コールを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-if)# frame-relay interface-dlci dlci

フレーム リレー DLCI を設定し、DLCI コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# vofr [ data cid ] [ call-control [ cid ]]

VoFR をサポートするようにフレーム リレー DLCI を設定します。


vofrコマンドを入力する場合、DLCI のすべてのサブチャネルが FRF.11 カプセル化に設定されます。キーワードまたは引数を指定しないでvofrコマンドを入力する場合、データ サブチャネルの CID は 4 になり、コール制御サブチャネルは割り当てられません。


タンデム コールを設定している場合は、このステップで設定が終了します。

ステップ 3

Router(config)# voice-port slot/port:ds0-group

設定する音声ポートを指定し、音声ポート コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

Router(config-voiceport)# connection trunk destination-string [ answer-mode ]

専用回線のコールには、 destination-string に電話番号を指定して、トランク接続を設定します。

Cisco トランク固定コールを設定する場合は、一方をコールの開始側(マスター)にし、他方を通常、コールの応答側(スレーブ)にする必要があります。デフォルトでは、音声はマスター モードで動作します。
answer-modeキーワードを入力して、音声ポートがスレーブ モードで動作するように指定します。

ステップ 5

Router(config-voiceport)# shutdown

音声ポートをシャットダウンします。

ステップ 6

Router(config-voiceport)# no shutdown

トランク接続を有効にするために音声ポートを再度アクティブにします。

この設定では、標準 FRF.11 Annex C フラグメンテーションを使用します。


connection trunkコマンドまたはno connection trunkコマンドを入力するときは常に、変更内容を有効にするために、shutdownの入力後にno shutdownを入力し、音声ポートを切り替える必要があります。


12.1(2)T より前の Cisco IOS リリースを稼働している Cisco MC3810 への Cisco トランク固定コールの設定

12.1(2)T より前の Cisco IOS リリースを稼働している Cisco MC3810 に Cisco トランク固定コールを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-if)# frame-relay interface-dlci dlci

フレーム リレー DLCI を設定し、DLCI コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# vofr cisco

VoFR とシスコ社独自のデータ実装をサポートするようにフレーム リレー DLCI を設定します。

このコマンドを入力した場合、データの CID に 4、コール制御の CID に 5 が自動的に割り当てられます。

ステップ 3

Router(config)# voice-port slot/port:ds0-group

設定する音声ポートを指定し、音声ポート コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

Router(config-voiceport)# connection trunk destination-string [ answer-mode ]

専用回線のコールには、 destination-string に電話番号を指定して、トランク接続を設定します。

Cisco トランク固定コールを設定する場合は、一方をコールの開始側(マスター)にし、他方を通常、コールの応答側(スレーブ)にする必要があります。デフォルトでは、音声はマスター モードで動作します。
answer-modeキーワードを入力して、音声ポートがスレーブ モードで動作するように指定します。

ステップ 5

Router(config-voiceport)# shutdown

音声ポートをシャットダウンします。

ステップ 6

Router(config-voiceport)# no shutdown

トランク接続を有効にするために音声ポートを再度アクティブにします。

この設定では、シスコ社独自のデータ フラグメンテーションを使用します。


connection trunkコマンドまたはno connection trunkコマンドを入力するときは常に、変更内容を有効にするために、shutdownの入力後にno shutdownを入力し、音声ポートを切り替える必要があります。


FRF.11 トランク(専用回線)コールの設定

FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールでは、他のルータに FRF.11 トランク コールを設定できます。

タンデム VoFR 設定に対して FRF.11 トランク コールを設定することはできません。


) この設定では、session protocolダイヤルピア コンフィギュレーション コマンドをfrf11-trunkに設定する必要があります。


FRF.11 トランク(専用回線)コールを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを入力します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-if)# frame-relay interface-dlci dlci

フレーム リレー DLCI を設定し、DLCI コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# vofr [ data cid ] [ call-control cid ]

VoFR をサポートするようにフレーム リレー DLCI を設定し、任意でデータとコール制御の CID を入力します。

ステップ 3

Router(config)# voice-port slot/port:ds0-group

設定する音声ポートを指定し、音声ポート コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

Router(config-voiceport)# connection trunk destination-string [ answer-mode ]

専用回線のコールには、 destination-string に電話番号を指定して、トランク接続を設定します。

FRF.11 トランク コールを設定する場合は、一方をコールの開始側(マスター)にし、他方を通常、コールの応答側(スレーブ)にする必要があります。デフォルトでは、音声ポートがマスターです。answer-modeキーワードを入力して、音声ポートをスレーブに指定します。

この設定では、FRF.11 Annex C データ フラグメンテーションを使用します。


connection trunkコマンドまたはno connection trunkコマンドを入力するときは常に、変更内容を有効にするために、shutdownの入力後にno shutdownを入力し、音声ポートを切り替える必要があります。


タンデム ノードに対する接続の設定

タンデムとは、フレーム リレー DLCI の着信 VoFR コールを発信 VoFR 対応 DLCI にスイッチングすることです。タンデムは、スイッチド コールと Cisco トランク固定コールのみに作用します。マルチホップ ネットワークで FRF.11 トランク コールをタンデムすることはできません。

タンデムは、VoFR(FRF.11 と FRF.12)をサポートするすべてのプラットフォーム(Cisco 7600 シリーズ ルータ上の FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールを含む)でサポートされています。

接続を設定する場合、エンド ノードとして使用するルータとタンデム ノードとして使用するルータに応じて、適切なフレーム リレー PVC タイプを使用する必要があります。 表2-4 に、エンド ノードとタンデム ノードの役割を果たすことが可能なルータの各種の組み合わせと、必要なフレーム リレー PVC タイプを示します。

 

表2-4 サポートされる VoFR エンド ノードとタンデム ノードの組み合わせ

エンド ノード
タンデム ノード
フレーム リレー DLCI に対して入力する VoFR コマンド

Cisco 2600、Cisco 3600、Cisco MC3810、Cisco 7200、Cisco 7500、または Cisco 7600 上の FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュール

Cisco 2600、Cisco 3600、Cisco MC3810、Cisco 7200、Cisco 7500、または Cisco 7600 上の FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュール

vofr call-control

12.1(2)Tより前の Cisco IOS リリースを稼働している Cisco MC3810

Cisco 2600、Cisco 3600、Cisco 7200、または Cisco 7600 上の FlexWAN モジュールまたは拡張 FlexWAN モジュール

vofr cisco

タンデム ノードを設定する場合、2 つの VoFR ダイヤルピア(それぞれのタンデム接続に対して 1 つ)を設定する必要があります。

音声接続の確認

次の手順に従って、スイッチド コールの音声接続が機能しているかどうかを確認します。


ステップ 1 機器構成に接続された電話の受話器を取り上げて、ダイヤルトーンを受信できるかどうかを確認します。

ステップ 2 市内電話から設定したダイヤルピアに電話をかけ、正常に電話をかけられるかどうかを確認します。


 

次の作業を行って、電話機からリモート PBX への FXO-FXS トランク コールの音声接続が機能しているかどうかを確認します。


ステップ 1 電話機を取り上げて、リモート PBX からのダイヤルトーンを聞きます。

ステップ 2 番号をダイヤルし、リモート PBX にコールをルーティングさせます。


 

次の作業を行って、ダイヤルピア設定と音声ポート設定の有効性を確認できます。

設定したダイヤルピアが比較的少ない場合は、 show dial-peer voice コマンドを入力して、設定したデータが正しいかどうかを確認します。

音声ポートのステータスを表示するには、show voice portコマンドを入力します。

すべての音声ポートのコール ステータスを表示するには、show call active voice [brief]コマンドを入力します。

次の作業を行って、DLCI の VoFR 設定の有効性を確認することができます。

VoFR の設定を表示するには、 show frame-relay vofr [ interface [ dlci [ cid ]]] コマンドを入力します。

トラブルシューティングのヒント

コールの接続に問題がある場合、問題を解決する手段として次の作業を実行できます。

FRF.11 コールが接続されない場合は、 frame-relay voice bandwidth コマンドが設定されているかどうかを確認します。

PVC に VoFR を設定しており、その PVC でデータ接続に問題が生じる場合、 frame-relay fragment コマンドが設定されているかどうかを確認します。

ダイヤル プランまたはダイヤルピアに関する問題が発生している可能性がある場合は、 show dial-plan number dial string コマンドを使用して、特定の番号が呼び出されたときにどのダイヤルピアが使用されているかを確認します。

FRF.11 トランク コールの接続で問題がある場合、 session protocol ダイヤルピア コマンドが frf11-trunk に設定されていることを確認します。

FRF.11 トランク コールを設定している場合は、 called-number vofr ダイヤルピア コマンドが設定されており、その番号が対応する POTS ダイヤルピアの宛先パターンに一致することを確認してください。

音声ポートが no shutdown に設定されていることを確認してください。

シリアル ポートまたは T1/E1 コントローラがno shutdownに設定されていることを確認してください。

connection trunk コマンドまたは no connection trunk コマンドを入力するときは常に、 shutdown の入力後に no shutdown を入力し、音声ポートを切り替えるようにしてください。

設定例

フレーム リレー フラグメンテーションを使用する 2 台のルータ

次に、Cisco 3600 シリーズ ルータと、Cisco 7600 シリーズ ルータ上の FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールの間のフレーム リレー フラグメンテーションの例を示します。この設定では、FRF.12 フラグメンテーションを使用します。

 

ルータ A(Cisco 3600)
ルータ B(Cisco 7600 上の FlexWAN または
拡張 FlexWAN)
 
class-map frf
 
match protocol vofr
 
 
 
policy-map llq
 
class frf
 
priority t
 
 
 
policy-map llq-shape
 
class class-default
 
shape average u s
 
service-policy llq
 
 
interface serial 0/0
interface serial 0/0/0.1
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
frame-relay traffic shaping
 
 
 
interface serial 0/0.1 point-to-point
interface serial 0/0/0.1 point-to-point
frame-relay interface-dlci 100
frame-relay interface-dlci 100
class frf12-class
class frf12-class
 
 
map-class frame-relay frf12-class
map-class frame-relay frf12-class
frame-relay fragment y
frame-relay fragment y
frame-relay cir s
service-policy output llq-shape
frame-relay bc u
 

この例では、frf12-class というマップ クラスが事前に設定されていることを前提とします。

VoFR PVC を使用する 2 台のルータ

次に、Cisco 7600 シリーズ ルータ上の FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールと、Cisco 3600 シリアル ルータの間のフレーム リレー フラグメンテーションの例を示します。

 

ルータ A(Cisco 3600)
ルータ B(Cisco 7600 上の FlexWAN または
拡張 FlexWAN)
 
class-map frf
 
match protocol vofr
 
 
 
policy-map llq
 
class frf
 
priority t
 
 
 
policy-map llq-shape
 
class class-default
 
shape average u s
 
service-policy llq
 
 
interface serial 0/0
interface serial 0/0/0.1
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
frame-relay traffic shaping
 
 
 
interface serial 0/0.1 point-to-point
interface serial 0/0/0.1 point-to-point
frame-relay interface-dlci 100
frame-relay interface-dlci 100
vofr data 4 call 5
vofr data 4 call 5
class frf11-class
class frf11-class
 
 
map-class frame-relay frf11-class
map-class frame-relay frf11-class
frame-relay fragment y
frame-relay fragment y
frame-relay voice-bandwidth t
frame-relay voice-bandwidth t
frame-relay cir s
service-policy llq-shape
frame-relay bc u
 

この設定では、FRF.11 Annex C フラグメンテーションを使用します。

2 台のルータ間の Cisco トランク(専用回線)コール

次に、2 台のルータ間の VoFR Cisco トランク(専用回線)コールの例を示します。

 

ルータ A(Cisco 7600 上の FlexWAN または
拡張 FlexWAN)
ルータ B(Cisco MC3810)
class-map frf
 
match protocol vofr
 
 
 
policy-map llq
 
class frf
 
priority t
 
 
 
policy-map llq-shape
 
class class-default
 
shape average u s
 
service-policy llq
 
 
 
interface serial 0/0/0.1
interface serial 0
ip address xxx.xxx.xxx
255.255.255.0
ip address xxx.xxx.xxx
255.255.255.0
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
frame-relay interface-dlci 100
frame-relay traffic-shaping
class voice
frame-relay interface-dlci 100
vofr data 4 call-control 5
class voice
 
vofr data 4 call-control 5
 
 
map-class frame-relay frf11-class
map-class frame-relay voice
frame-relay fragment y
frame relay cir s
frame-relay voice-bandwidth v
frame relay bc u
service-policy llq-shape
frame-relay voice bandwidth v
 
frame-relay min-cir x
 
frame-relay fragment y
 
 
voice-port 2/0/0
voice-port 1/5
connection trunk 6001 answer-mode
connection trunk 7001
 
 
dial-peer voice 1 pots
dial-peer voice 2 pots
destination-pattern 7001
destination-pattern 6001
port 2/0/0
port 1/5
 
 
dial-peer voice 2 vofr
dial-peer voice 4 vofr
codec x bytes y
codec x bytes y
destination-pattern 6001
destination-pattern 7001
session protocol cisco-switched
session protocol cisco-switched
session target Sn 100
session target Sn 100

2 台のルータ間の FRF.11 トランク コール

次に、2 台のルータ間に設定された FRF.11 トランク コールの例を示します。

 

ルータ A(Cisco 7600 上の FlexWAN または
拡張 FlexWAN)
ルータ B(Cisco MC3810)
class-map frf
 
match protocol vofr
 
 
 
policy-map llq
 
class frf
 
priority t
 
 
 
policy-map llq-shape
 
class class-default
 
shape average u s
 
service-policy llq
 
 
 
interface serial 0/0/0.1
interface serial 0
ip address xxx.xxx.xxx
255.255.255.0
ip address xxx.xxx.xxx
255.255.255.0
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
frame-relay interface-dlci 100
frame-relay traffic-shaping
class voice
frame-relay interface-dlci 100
vofr data 4
class voice
 
vofr data 4
 
 
map-class frame-relay frf11-class
map-class frame-relay voice
frame-relay fragment y
frame relay cir s
frame-relay voice-bandwidth v
frame-relay min-cir in x
service-policy llq-shape
frame relay bc u
 
frame-relay voice bandwidth v
 
frame-relay fragment y
 
 
voice-port 2/0/0
voice-port 1/5
connection trunk 6001
connection trunk 7001
 
 
dial-peer voice 1 pots
dial-peer voice 2 pots
destination-pattern 7001
destination-pattern 6001
port 2/0/0
port 1/5
 
 
dial-peer voice 2 vofr
dial-peer voice 4 vofr
codec x bytes y bytes
codec x bytes y
destination-pattern 6001
destination-pattern 7001
session protocol frf11-trunk
session protocol frf11-trunk
session target Sn 100 d
session target Sn 100 d
called-number 7001
dtmf-relay
dtmf-relay
vad
vad
 

3 台のルータを使用したスイッチド コール用のタンデム設定

次に、Cisco 3600 ルータと Cisco 7600 シリーズ ルータ上の FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールをエンドポイント、Cisco 3600 をタンデム ノードにしたタンデム設定の例を示します。

 

ルータ A(Cisco 3600)エンドポイント
ルータ C(Cisco 3600)タンデム ノード
ルータ B(Cisco 7600 上の FlexWAN または拡張 FlexWAN)エンドポイント
 
 
class-map frf
 
 
match protocol vofr
 
 
 
 
 
policy-map llq
 
 
class frf
 
 
priority t
 
 
 
 
 
policy-map llq-shape
 
 
class class-default
 
 
shape average u s
 
 
service-policy llq
 
 
 
interface serial 0/0
interface serial 0/0
interface serial 0/0/0.1
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
frame-relay traffic-shaping
frame-relay traffic-shaping
frame-relay interface-dlci 100
frame-relay interface-dlci 100
frame-relay interface-dlci 100
class voice
class voice
class voice
vofr data 4 call-control 5
vofr data 4 call-control 5
vofr data 4 call-control 5
 
 
 
 
map-class frame-relay voice
interface serial 0/1
map-class frame-relay voice
frame-relay cir a
encapsulation frame-relay
frame-relay fragment d
frame-relay min-cir t
frame-relay traffic-shaping
frame-relay voice-bandwidth c
frame-relay bc b
frame-relay interface-dlci 200
service-policy llq-shape
frame-relay voice bandwidth c
class voice
 
frame-relay fragment d
vofr
 
 
 
 
dial-peer voice 1 pots
map-class frame-relay voice
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 1001
frame-relay cir a
destination-pattern 2001
port 1/0/0
frame-relay min-cir t
port 1/0/0
 
frame-relay bc b
 
 
frame-relay voice bandwidth c
 
dial-peer voice 2 vofr
frame-relay fragment d
dial-peer voice 2 vofr
destination-pattern 2...
 
destination-pattern 1...
session target serial 0/0 100
dial-peer voice 1 vofr
session target serial 0/0 200
 
destination-pattern 1...
 
voice-port 1/0/0
session target serial 0/0 100
voice-port 1/0/0
 
 
 
 
dial-peer voice 2 vofr
 
 
destination-pattern 2...
 
 
session target serial 0/1 200
 

Cisco MC3810 タンデム ノードを使用したスイッチド コール用のタンデム設定

次に、Cisco MC3810 がタンデム ノードとして動作するタンデム設定の例を示します。

 

ルータ A(Cisco 7600 上の FlexWAN または拡張 FlexWAN)エンドポイント
ルータ C(Cisco MC3810)タンデム ノード
ルータ B(Cisco 7600 上の FlexWAN または拡張 FlexWAN)エンドポイント
class-map frf
 
class-map frf
match protocol vofr
 
match protocol vofr
 
 
 
policy-map llq
 
policy-map llq
class frf
 
class frf
priority t
 
priority t
 
 
 
policy-map llq-shape
 
policy-map llq-shape
class class-default
 
class class-default
shape average u s
 
shape average u s
service-policy llq
 
service-policy llq
 
 
 
interface serial 0/0/0.1
interface serial 0
interface serial 0/0/0.1
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
frame-relay interface-dlci 100
frame-relay traffic-shaping
frame-relay interface-dlci 200
class voice
frame-relay interface-dlci 100
class voice
vofr data 4 call-control 5
class voice
vofr data 4 call-control 5
 
vofr data 4 call-control 5
 
 
 
 
map-class frame-relay voice
interface serial 1
map-class frame-relay voice
frame-relay fragment d
encapsulation frame-relay
frame-relay fragment d
frame-relay voice-bandwidth c
frame-relay traffic-shaping
frame-relay voice-bandwidth c
service-policy llq-shape
frame-relay interface-dlci 200
service-policy llq-shape
 
class voice
 
 
vofr data 4 call-control 5
 
 
 
 
dial-peer voice 1 pots
map-class frame-relay voice
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 1001
frame-relay cir a
destination-pattern 2001
port 1/0/0
frame-relay min-cir t
port 1/0/0
 
frame-relay bc b
 
 
frame-relay voice bandwidth c
 
dial-peer voice 2 vofr
frame-relay fragment d
dial-peer voice 2 vofr
destination-pattern 2...
 
destination-pattern 1...
session target serial 0/0/100
dial-peer voice 1 vofr
session target serial 0/0/200
 
destination-pattern 1...
 
voice-port 1/0/0
session target serial 0/0 100
voice-port 1/0/0
 
 
 
 
dial-peer voice 2 vofr
 
 
destination-pattern 2...
 
 
session target serial 0/1 200
 

Cisco MC3810 エンドポイント ノードを使用した Cisco トランク(専用回線)コール用のタンデム設定

次に、Cisco MC3810 Digital Voice Interface T1 カードが Cisco トランク(専用回線)コールのエンドポイント ノードとして動作するタンデム設定の例を示します。

 

ルータ A(Cisco 2600)エンドポイント
ルータ C(Cisco 7600 上の FlexWAN
または拡張 FlexWAN)タンデム ノード
ルータ B(Cisco MC3810)エンドポイント
 
class-map frf
 
 
match protocol vofr
 
 
 
 
 
policy-map llq
 
 
class frf
 
 
priority t
 
 
 
 
 
policy-map llq-shape
 
 
class class-default
 
 
shape average u s
 
 
service-policy llq
 
 
 
 
interface serial 0/0
interface serial 0/0/0.1
interface serial 0
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
frame-relay traffic-shaping
frame-relay interface-dlci 100
frame-relay traffic-shaping
frame-relay interface-dlci 100
class voice
frame-relay interface-dlci 200
class voice
vofr data 4 call-control 5
class voice
vofr data 4 call-control 5
 
vofr data 4 call-control 5
 
 
 
map-class frame-relay voice
interface serial 0/1/0.1
map-class frame-relay voice
frame-relay cir a
encapsulation frame-relay
frame-relay cir a
frame-relay min-cir t
frame-relay interface-dlci 200
frame-relay min-cir t
frame-relay bc b
class voice
frame-relay bc b
frame-relay voice bandwidth c
vofr data 4 call-control 5
frame-relay voice bandwidth c
frame-relay fragment d
 
frame-relay fragment d
 
 
 
dial-peer voice 1 pots
map-class frame-relay voice
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 1001A
frame-relay fragment d
destination-pattern 2001A
port 1/0/0
frame-relay voice-bandwidth c
port 1/1
 
service-policy llq-shape
 
 
 
 
dial-peer voice 2 vofr
dial-peer voice 1 vofr
dial-peer voice 2 vofr
destination-pattern 2...
destination-pattern 1...
destination-pattern 1...
session target serial 0/0 100
session target serial 0/0/0.1 100
session target serial 0 200
 
 
 
voice-port 1/0/0
dial-peer voice 2 vofr
voice-port 1/1
connection trunk 2001A answer-mode
destination-pattern 2...
connection trunk 1001A
 
session target serial 0/1/0.1 200
 

ハント グループが設定された Cisco トランク コール

次に、ハント グループが設定された Cisco トランク(専用回線)コールの例を示します。この例では、2 台のルータはバックアップ パス付きのマスター/スレーブ モードにあります。ルータ B がスレーブで、ルータ A がマスターに設定されています。マスターは、トランクが確立されるまで、定期的にトランクを確立しようとします。

2 つのダイヤルピアは音声ポートに設定されている宛先ストリングに一致しますが、一方のダイヤルピアの優先順位が他方より高いため、優先順位が高いダイヤルピアを通じてコール設定の試行が行われます。コール設定が失敗した場合、マスターは次に利用可能なダイヤルピアを使用して、コール設定の試行を続行することができます。試行にすべてのダイヤルピアを使い切ったら、マスターは、優先順位が最も高いダイヤルピアからまた開始するといった具合に、順次繰り返すことができます。

 

ルータ A(Cisco 7600 ルータ上の FlexWAN
または拡張 FlexWAN)
ルータ B(Cisco 7600 ルータ上の FlexWAN
または拡張 FlexWAN)
class-map frf
class-map frf
match protocol vofr
match protocol vofr
 
 
policy-map llq
policy-map llq
class frf
class frf
priority t
priority t
 
 
policy-map llq-shape
policy-map llq-shape
class class-default
class class-default
shape average u s
shape average u s
service-policy llq
service-policy llq
 
 
interface serial 0/0/0.1
interface serial 0/0/0.1
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
frame-relay interface-dlci 100
frame-relay interface-dlci 100
class voice
class voice
vofr data 4 call-control 5
vofr data 4 call-control 5
 
 
interface serial 1/0/0.1
interface serial 1/0/0.1
encapsulation frame-relay
encapsulation frame-relay
frame-relay interface-dlci 200
frame-relay interface-dlci 200
class voice
class voice
vofr data 4 call-control 5
vofr data 4 call-control 5
 
 
map-class frame-relay voice
map-class frame-relay voice
frame-relay fragment d
frame-relay fragment d
frame-relay voice-bandwidth c
frame-relay voice-bandwidth c
service-policy llq-shape
service-policy llq-shape
 
 
dial-peer voice 1 pots
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 1001A
destination-pattern 2001A
port 1/1/0
port 1/1/0
 
 
dial-peer voice 100 vofr
dial-peer voice 100 vofr
destination-pattern 2...
destination-pattern 1...
session target serial0 100
session target serial0 100
preference 1
preference 1
 
 
dial-peer voice 200 vofr
dial-peer voice 200 vofr
destination-pattern 2...
destination-pattern 1...
session target serial1 200
session target serial1 200
preference 2
preference 2
 
 
voice-port 1/1/0
voice-port 1/1/0
connection trunk 2005A
description FXS port
description FXO port
connection trunk 1001A answer-mode

フレーム リレー VC バンドルの設定

フレーム リレー Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)バンドル機能を使用すると、1 つのネクストホップ アドレスにフレーム リレー PVC のグループを関連付けることができます。この機能の設定については、次の URL の『Frame Relay PVC Bundles with QoS Support for IP and MPLS』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122t/122t13/ft_frbnd.htm


) DSCP ベースの分類は、フレーム リレー バンドル機能が設定された FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールではサポートされていません。



) フレーム リレー PVC バンドルは IPv6 ではサポートされません。


RBE の設定

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでは、Routed Bridge Encapsulation(RBE; ルーテッド ブリッジ エンカプセレーション)をサポートします。RBE はスタブブリッジド セグメントを ポイントツーポイント ルーテッド インターフェイスで終端させるプロセスです。具体的には、ルータは、PPP/BCP、RFC 1483 ATM、または RFC 1490 フレーム リレーなどの PPP 上を伝送される IEEE 802.3 またはイーサネット ヘッダーでルーティングを行います。

RBE は、ブロードキャスト ストームおよびセキュリティを含む既知の RFC 1483 ブリッジング問題に対処するために開発されました(ハーフブリッジングの設定を参照)。RBE 機能は ATM を介して排他的に動作するという事実を除いて、ハーフブリッジングとまったく同様に機能します。デジタル加入者線( x DSL)の固有の特性を使用して、スケーラビリティ、パフォーマンス、セキュリティの向上を実現できます。

RBE ブリッジングのポイントツーポイント サブインターフェイスおよび PVC を設定するには、「RBE の設定手順」を参照してください。


ヒント RFC 1483 は更新され、RFC 2684Multiprotocol Encapsulation over ATM Adaptation Layer 5』に置き代わっています。


RBE の制限事項および使用時の注意事項

RBE には次の制限事項があります。

Supervisor Engine 720(Sup720)または Route Switch Processor 720(RSP720)と拡張 FlexWAN モジュールを搭載した Cisco 7600 ルータでは、RBE が設定された ATM ポート アダプタまたは SPA がパケットを送信できるのは 1 つの MAC アドレスに対してのみです。詳細については、次のセクションを参照してください(RBE 設定制限による 1 つのリモート MAC アドレスのみのサポート)。

AAL5SNAP カプセル化のみをサポート

Cisco IOS Release 12.2SR 以上のリリースでは、拡張 FlexWAN で MPLS over RBE と MPLS-VPN over RBE をサポート。詳細については、「MPLS over RBE」を参照してください。

OSPF over RBE には、考慮する必要のある特別な設定要件があります。詳細については、「OSPF over RBE の設定要件」を参照してください。

IP アクセス リストのみをサポート(MAC レイヤ アクセス リストは未サポート)

ポイントツーポイント サブインターフェイスで PVC のみをサポート。RBE ブリッジングでは SVC はサポートされません。

The RBE PVC はブリッジド パケットの終端地点として機能するため、RBE 用に設定された PVC では bridge-domain コマンドを使用できません。

RBE ブリッジング用に設定された ポイントツーポイント PVC では、IS-IS プロトコルはサポートされません。

RBE は dot1q タグ付き( bridge-domain 100 dot1q )パケットをサポートしません。

IPv4 のみをサポート(IPv6 は未サポート)

Cisco 7600 シリーズ ルータでは、RBE の DHCP リレー エージェント情報(DHCP Option 82)はサポートされません。

RBE 設定制限による 1 つのリモート MAC アドレスのみのサポート

Sup720 または RSP720 を搭載した Cisco 7600 シリーズ ルータでは、RBE が設定された次の ATM ポート アダプタおよび SPA がパケットを送信できるのは 1 つの MAC アドレス に対してのみです。

FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュール上の ATM PA-A3 ポート アダプタおよび ATM PA-A6 ポート アダプタ

Cisco 7600 SIP-200 の ATM SPA

リモート MAC アドレスに関する制限事項は、Cisco 7600 シリーズ ルータが FlexWAN、拡張 FlexWAN、または SIP に対応付けられた MAC アドレスを 1 つのみ保持するために発生します。パケットがホストから受信されると、MAC アドレスと PVC のマッピングは更新されます。複数のホストが PVC に接続されていると、マッピングが安定しないのでトラフィック転送が影響を受けます。

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

1. bridge domain vlan-id コマンドを使用して、RFC 1483 ブリッジング用の ATM PVC を設定します。

2. interface vlan vlan-id コマンドを使用して、VLAN インターフェイスを設定してから、VLAN アドレスの下に RBE サブインターフェイスの IP アドレスを移動します。

RBE のスーパーバイザ エンジンおよびラインカードのサポート

RBE をサポートする Cisco 7600 スーパーバイザ エンジンは次のとおりです。

Route Switch Processor 720

Supervisor Engine 720

Supervisor Engine 32

Supervisor Engine 2(Cisco IOS Release 12.2SR 以上では未サポート)

RBE をサポートする Cisco 7600 ラインカードおよび SIP は次のとおりです。

FlexWAN(Cisco IOS Release 12.2SR 以上では未サポート)

拡張 FlexWAN

Cisco 7600 SIP-200

サポート対象のラインカードとポート アダプタの組み合わせについては、『 Cisco 7600 Series Router Module Release Notes 』を参照してください。

RBE をサポートする ATM ポート アダプタ

RBE は次の ATM ポート アダプタでサポートされます。

PA-A6-OC3MM

PA-A6-OC3SMI

PA-A6-OC3SML

PA-A6-T3

PA-A6-E3

PA-A3-OC3MM

PA-A3-OC3SMI

PA-A3-OC3SML

PA-A3-T3

PA-A3-E3

RBE は次の SPA でもサポートされます(Cisco 7600 SIP-200 および Cisco 7600 SIP-400 でのみ使用可能)。

SPA-2XOC3-ATM

SPA-4XOC3-ATM


) シリアル ポート アダプタは、拡張 FlexWAN またはFlexWAN モジュールの RBE ではサポートされません。


RBE の設定手順

ATM RBE を設定するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# interface atm slot / subslot / port . subinterface point-to-point

指定したポートにマルチポイント サブインターフェイスを作成し、サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します( slot / subslot / port によって、サブインターフェイスを作成する FlexWAN/ポート アダプタまたは SIP/SPA と物理ポートの場所を指定します。また、 . subinterface によって、サブインターフェイスの ID を指定します)。

ステップ 3

Router(config-subif)# atm route-bridge ip

ATM RFC 1483 ハーフブリッジング(RBE ブリッジング)を指定します。


) PVC を作成する前でもあとでも、atm route-
bridge ip
コマンドを入力できます。



atm route-bridge ip コマンドは他のサブインターフェイス コンフィギュレーション コマンドと同様に、サブインターフェイスを削除しても自動的に削除されません。サブインターフェイスを削除して RBE を設定しないでサブインターフェイスを再作成するには、必ず no atm route-bridge ip コマンドを使用して、RBE 設定を手動で削除します。


ステップ 4

Router(config-subif)# mpls ip

(任意)RBE インターフェイスで MPLS をイネーブルにします。この機能についての詳細は、「MPLS over RBE」を参照してください。

ステップ 5

Router(config-subif)# ip address address mask [ secondary ]

このサブインターフェイスに指定した IP アドレス( address )とサブネット マスクを割り当てます( mask )。オプションのキーワード secondary は、IP アドレスをセカンダリ アドレスとして設定します(このキーワードの詳細については、『 Cisco IOS Command Reference 』を参照してください)。


) IP アドレスはリモート ブリッジ型ネットワーク(イーサネット ネットワーク)と同じサブネット上になければなりません。



) (任意)インターフェイスで OSPF を実行する場合は、考慮する点について「OSPF over RBE の設定要件」を参照してください。


ステップ 6

Router(config-subif)# pvc [ name ] vpi / vci

VPI/VCI 番号を割り当てて新しい ATM PVC を設定し、ATM VC コンフィギュレーション モードを開始します。

name ― (任意)この PVC を指定する任意の文字列

vpi ― VPI ID を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 255 です。

vci ― VCI ID を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 65535 です。1 ~ 31 の値は予約されているため使用できません(QSAAL PVC 用の 5 および ILMI PVC 用の 16 を除く)。


pvc コマンドでは、vpi/vci の組み合わせによってインターフェイスとすべてのサブインターフェイスの一意の ID が形成されます。別のインターフェイスで使用された vpi/vci の組み合わせを指定すると、ソフトウェアによって PVC の設定を変更するとみなされ、自動的に親のサブインターフェイスにスイッチされます。


ステップ 7

Router(config-if-atm-vc)# encapsulation aal5snap

(任意)ATM Adaptation Layer(AAL; ATM アダプテーション レイヤ)およびカプセル化タイプを設定します。RBE PVC でサポートされるカプセル化は aal5snap のみです。

ステップ 8

Router(config-if-atm-vc)# end

ATM VC コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

RBE 設定の確認

RBE ブリッジング設定を確認するには、次のコマンドのいずれかを使用します。次に、一部のコマンドの例を示します。

show arp

show adjacency detail

show mls cef

次に、 show arp コマンドの出力例を示します。

Router# show arp
 
Protocol Address Age (min) Hardware Addr Type Interface
Internet 122.0.0.1 6 00d0.04f7.5c00 ARPA ATM2/0/0.2
 

次に、 show adjacency detail コマンドの出力例を示します。

Router# show adjacency detail
 
Protocol Interface Address
IP EOBC0/0 127.0.0.51(4)
0 packets, 0 bytes
epoch 0
sourced in sev-epoch 538
Encap length 14
0000150000000000150000000800
ARP
IP POS7/1/0 point2point(10)
1000 packets, 104000 bytes
epoch 0
sourced in sev-epoch 538
Encap length 4
0F000800
P2P-ADJ
TAG POS7/1/0 point2point(4)
0 packets, 0 bytes
epoch 0
sourced in sev-epoch 538
Encap length 4
0F008847
P2P-ADJ
IP ATM2/0/0.2 122.0.0.1(14)
1000 packets, 108000 bytes
epoch 0
sourced in sev-epoch 538
Encap length 28
00010000AAAA030080C20007000000D0
04F75C0000D004B86C000800
ARP
TAG ATM2/0/0.2 122.0.0.1(3)
0 packets, 0 bytes
epoch 0
sourced in sev-epoch 538
Encap length 28
00010000AAAA030080C20007000000D0
04F75C0000D004B86C008847
P2P-ADJ
 

OSPF over RBE の設定要件

Cisco IOS Release 12.2(18)SXE 以上のリリースでは OSPF over RBE インターフェイスがサポートされます。RBE インターフェイスで OSPF を設定するには、次の設定要件に従います。

OSPF リンクの両側が同じタイプのネットワーク(ポイントツーポイントまたはブロードキャスト)に属している必要があります。 ip ospf network { point-to-point | broadcast } コマンドを使用して、ネットワークのタイプを指定します。

OSPF リンクの両側で同じ最大伝送ユニット(Maximum Transmission Unit; MTU)サイズを使用するか、または最大伝送ユニットを完全に無視する必要があります。そうしないと、OSPF がインターフェイス間にミスマッチを検出し、OSPF はアクティブになりません。たとえば、デフォルトのイーサネット最大伝送ユニットが 1500 バイト、デフォルトの ATM 最大伝送ユニットが 4470 バイトであるとします。RBE(ATM)インターフェイスに接続するイーサネットベースの Customer Premises Equipment(CPE; 宅内装置)で OSPF を稼働するには、両方のインターフェイスを同じ最大伝送ユニットに設定するか、または両方のインターフェイスで最大伝送ユニット チェック機能をオフにする必要があります。

ip ospf mtu-ignore コマンドを使用して、RBE インターフェイスの最大伝送ユニット チェック機能をオフにできます。最大伝送ユニット チェック機能を元に戻すには、 no ip ospf mtu-ignore コマンドを使用します。

2 つのコマンドの詳細については、次の URL でコマンドの説明を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fiprrp_r/1rfospf.htm#wp1018376

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fiprrp_r/1rfospf.htm#wp1049905

OSPF over RBE の設定例

次に、RBE インターフェイスに接続するイーサネットベース CPE の設定例を示します。

CPE の設定

interface Ethernet0/0/1.1
encapsulation dot1Q 100
ip address 20.0.0.1 255.0.0.0
ip ospf network point-to-point
ip ospf mtu-ignore
 

RBE(ATM)インターフェイスの設定

interface atm3/0/0.2 point
ip address 20.0.0.2 255.0.0.0
ip ospf network point-to-point
ip ospf mtu-ignore
atm route-bridge ip
pvc 10/100
 

BCP サポートの設定

Bridging Control Protocol(BCP)サポート機能によってシスコ製デバイスに BCP のサポートが提供されます(RFC 3518 に記述)。シスコの BCP 実装は、イーサネット 802.1Q トランクと対応する PPP リンクをグループ化するためにサブインターフェイスの使用を必要としない VLAN インフラストラクチャです。このアプローチにより、ユーザはすべての可能な VLAN 設定用のサブインターフェイスを設定する必要なく、VLAN カプセル化パケットを処理できます。

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでの BCP の実装には、IEEE 802.1Q VLAN および Spanning-Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)802.1D のサポートが含まれます。


) Cisco IOS Release 12.2SR で、MLPPP での BCP のサポートが導入されました。この機能はマルチリンク バンドルの一部であるシリアル インターフェイスで使用可能です。詳細については、「BCP over MLPPP(トランク モードのみ)の設定」を参照してください。


RFC 3518 に記述されているように、次の WAN ポート アダプタは BCP をサポートします。MLPPP リンクを介した BCP の場合、この機能をサポートするポート アダプタのリストについては 表2-1 を参照してください。

HSSI(High-Speed Serial Interface)

PA-H

PA-2H

Packet over SONET(OC-3)

PA-POS-OC3MM

PA-POS-OC3SMI

PA-POS-OC3SML

PA-POS-2OC3

T1/E1

PA-4T+

PA-8T-V35

PA-8T-X21

PA-8T-232

PA-MC-2E1/120

PA-MC-2T1

PA-MC-4T1

PA-MC-8T1

PA-MC-8E1/120

PA-MC-8TE1+

PA-MC-STM-1

PA-4E1G-120

PA-4E1G-75

T3/E3(クリアチャネルおよびチャネライズド)

PA-T3

PA-2T3

PA-T3+

PA-2T3+

PA-E3

PA-2E3

PA-MC-T3

PA-MC-2T3+

PA-MC-E3


) RFC 3518 はタグ付きフレームとタグなしフレームの両方をサポートしていますが、現在、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの BCP はタグ付きフレームのみをサポートします。つまり、BCP リンクを経由して送信されるすべてのイーサネット フレームは 2 バイトの 802.1Q ヘッダーを持つことになります。VLAN 上の通常のトラフィックはすべてタグ付けされますが、ネイティブ VLAN 上のトラフィックはタグ付けされません。ネイティブ VLAN タギングをイネーブルにするには、ネイティブ VLAN でvlan dot1q tag native コマンドを入力する必要があります。必ず、ネットワーク内のすべてのスイッチで VALN タギングをイネーブルまたはディセーブルにします。そうしないと、すべてのトラフィックがドロップされます。



) RFC 3518 は トークン リングおよび Fiber Distributed Data Interface(FDDI; ファイバ分散データ インターフェイス)をサポートしますが、FLexWAN および拡張 FLexWAN モジュールの BCP が現在サポートするのはイーサネットのみです。


BCP の設定方法の詳細については、次のセクションの「BCP モード」を参照してください。

BCP モード

BCP は FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールで 2 つの異なるモードで動作します。

トランク モード BCP(スイッチポート)

単一 VLAN BCP(ブリッジドメイン)

トランク モード BCP

トランク モード BCP では、1 つの BCP リンクが複数の VLAN を伝送できます。BCP のこの使用方法は通常のイーサネット トランク ポートの使用方法と一致しています。

使用時の注意事項および制限事項(トランク モード BCP)

トランク モード BCP を設定する場合、次の注意事項と制限事項に従ってください。

イーサネット トランク ポートと BCP トランク ポートにはいくつかの違いがあります。

イーサネット トランク ポートは ISL および 802.1Q カプセル化をサポートしますが、BCP トランク ポートがサポートするのは 802.1Q のみです。

イーサネット トランク ポートはネイティブ VLAN(タグなし)をサポートしますが、BCP トランク ポートはサポートしません。

イーサネット トランク ポートは Dynamic Trunk Protocol(DTP)をサポートします。DTP はリンクのトランクキング ステータスを自動的に判別するために使用されます。BCP トランク ポートは常にトランク状態にあり、DTP ネゴシエーションは実行されません。

イーサネット トランク ポートのデフォルトの動作は、トランクのすべての VLAN を許可します。BCP トランクのデフォルトの動作は、すべての VLAN を許可しません。つまり、許可される必要のある VLAN は BCP トランク ポートで明示的に設定されなければなりません。

トランク モード BCP を設定する場合、WAN インターフェイスで switchport コマンドを使用します。

トランク モード BPC の場合、FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールのベイごとに最大 60 個のスイッチポートを設定できます。

Cisco IOS Release 12.2SR 以上では、チャネライズド インターフェイスに BCP トランク モードを設定できます。それより前のリリースでは、設定できません。

トランク モード BCP で VLAN を使用するには、 vlan コマンドを使用して VLAN データベースに VLAN を手動で追加する必要があります。

トランク モード BCP(スイッチポート)の場合、STP 相互運用性はイーサネットスイッチポートと同じです。つまり、WAN リンクの STP パス コストは変更可能で、BPDU ガードおよびPortFast などの他の STP 機能が WAN リンクで動作します。ただし、デフォルトの値を変更しないことを推奨します。

VLAN Trunking Protocol(VTP)がサポートされます。


) 管理 VLAN(VLAN 1)は、VTP アドバタイズメントを送信するように、トランクで明示的にイネーブルにする必要があります。


MLPPP リンク上の BCP に適用するその他の注意事項および制限事項については、「BCP over MLPPP(トランク モードのみ)の設定」を参照してください。

トランク モード BCP の設定

トランク モード BCP を設定するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface interface-type slot / bay / port

インターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# switchport

レイヤ 3 モードにあるインターフェイスをレイヤ 2 設定のためレイヤ 2 モードにします。


switchport コマンドを入力すると、カプセル化は自動的に PPP に設定されます。



) 他のコマンド(次の例を参照)はこの時点で自動的に生成されます。このオプションを変更することはできません。


 

ステップ 3

Router(config-if)# shutdown

インターフェイスをシャットダウンします。

ステップ 4

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスを再度開きます。

ステップ 5

Router(config-if)# switchport trunk allowed vlan vlan-list

デフォルトでは、VLAN は許可されません。明示的に VLAN を許可するにはこのコマンドを使用します。
vlan-list の有効な値は 1 ~ 4094 です。

次に、POS インターフェイスのトランク モード BCP の設定例を示します。

Router(config)# interface p4/1/0
Router(config-if)# switchport
 

スイッチポートを設定すると、カプセル化が自動的に PPP に変更されます。

%Please shut/no shut POS4/1/0 to bring up BCP
Router(config-if)# shutdown
Router(config-if)# no shutdown
Router(config-if)# switchport trunk allowed vlan all
 
%Internal vlans not available for bridging:1006-1018,1021
 
Router(config-if)# ^Z
Router#
Router# show run interface p4/1/0
Building configuration...
 
Current configuration : 191 bytes
!
interface POS4/1/0
switchport
switchport trunk allowed vlan all
switchport mode trunk
 

switchport を入力すると、上記のコマンドが自動的に NVGEN に格納されます。

switchport nonegotiate
 

switchport を入力すると、上記のコマンドが自動的に NVGEN に格納されます。

no ip address
encapsulation ppp
clock source internal
end
 

BCP over MLPPP(トランク モードのみ)の設定

BCP over MLPPP リンクには次の注意事項が適用されます。「使用時の注意事項および制限事項(トランク モード BCP)」の注意事項も BCP over MLPPP に適用されます。

この機能は Cisco IOS 12.2SR 以上のリリースで、拡張 FlexWAN モジュールでのみ使用可能です(FlexWAN モジュールはこのリリースではサポートされていないため)。

BCP 機能は dMLPPP のみと併用できます。また、dMLPPP に適用される制限事項のすべてが BCP over MLPPP にも適用されます。これらの制限事項については、「dMLPPP の設定」を参照してください。

チャネライズド インターフェイスのみをサポート。サポート対象のポート アダプタのリストについては、 表2-1 を参照してください。

この機能は BCP トランク モードでのみサポートされます。

MLPPP バンドルでのみブリッジングを設定できます。MLPPP バンドルのメンバー リンクでブリッジングを設定することはできません。

BCP over MLPPP を設定するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface multilink group-number

マルチリンク インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、マルチリンク バンドルを作成します( group-number はバンドルを識別するゼロ以外の数字)。

マルチリンク バンドルは Multilink x という名前を割り当てられます( x group-number と同じ)。たとえば、 interface multilink 2 は Multilink2 という名前のバンドルを作成します。

ステップ 2

Router(config-if)# switchport

スイッチング(レイヤ 2)モードのマルチリンク バンドルを設定して、レイヤ 2 コンフィギュレーション モードを開始します。


switchport コマンドを入力すると、マルチリンク バンドルで PPP カプセル化が自動的に設定されます。


ステップ 3

Router(config-if)# switchport trunk allowed vlan vlan-list

デフォルトでは、BCP トランクで VLAN は許可されません。vlan-list(有効な値は 1 ~ 4094)で指定された VLAN を明示的に許可するには、このコマンドを使用します。

ステップ 4

Router(config-if)# switchport mode trunk

マルチリンク バンドルのトランキング モードを選択します。

ステップ 5

Router(config-if)# switchport nonegotiate

DTP ネゴシエーションをオフにします。DTP ネゴシエーションは BCP トランク モードでは不要です。

ステップ 6

Router(config-if)# no ip address

バンドルに IP アドレスを割り当てないように指定します。

ステップ 7

Router(config-if)# ppp multilink

バンドルで MLPPP をイネーブルにします。

ステップ 8

Router(config-if)# shutdown

Router(config-if)# no shutdown

マルチリンク バンドル インターフェイスをシャットダウンして、インターフェイスを再起動します。マルチリンク バンドルをアクティブにするには、両方のコマンドを入力する必要があります。

ステップ 9

Router(config-if)# exit

マルチリンク インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 10

マルチリンク バンドルの一部であるリンクのインターフェイスを設定し、バンドルにインターフェイスを追加します。このためには、各インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、ステップ 11 および 12 を実行します。

ステップ 11

Router(config-if)# no ip address
Router(config-if)# encapsulation ppp
Router(config-if)# ppp multilink

マルチリンク バンドルの一部である各インターフェイスで、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、コマンドを入力して、PPP カプセル化と PPP マルチリンクをイネーブルにし、IP アドレスを使用しないように指定します。

ステップ 12

Router(config-if)# multilink-group group-number

group-number interface multilink group-number コマンドで使用した値と同じ)によって指定したマルチリンク バンドルにインターフェイスを追加します。


) BCP を設定された MLPPP バンドルからメンバー リンクを削除するには、no ppp multilink コマンドを入力してから、no multilink-group コマンドを入力します。


BCP over MLPPP の設定例

次のコマンドはマルチリンク バンドル(名前は Multilink1)を作成し、BCP トランク モードのバンドルを設定します。

Router(config)# interface multilink 1
Router(config-if)# switchport
Router(config-if)# switchport trunk allowed vlan 100
Router(config-if)# switchport mode trunk
Router(config-if)# switchport nonegotiate
Router(config-if)# no ip address
Router(config-if)# ppp multilink
Router(config-if)# shutdown
Router(config-if)# no shutdown
Router(config-if)# exit
 

次のコマンドは作成したマルチリンク バンドルに 2 つのシリアル インターフェイスを追加します。インターフェイスは OC-3/STM-1 ポート アダプタ(PA-MC-STM-1)上にあります。

Router(config)# interface Serial1/0/0.1/1/1/1:0
Router(config-if)# no ip address
Router(config-if)# encapsulation ppp
Router(config-if)# ppp multilink
Router(config-if)# multilink-group 1
!
Router(config)# interface Serial1/0/0.1/1/1/2:0
Router(config-if)# no ip address
Router(config-if)# encapsulation ppp
Router(config-if)# ppp multilink
Router(config-if)# multilink-group 1
!
 

次に、Multilink1 バンドルからメンバー リンクを削除する例を示します。

Router(config)# interface Serial1/0/0.1/1/1/2:0
Router(config-if)# no ppp multilink
Router(config-if)# no multilink-group 1
 

トランク モード BCP の確認

PPP リンクはフラップする(ダウンに設定して、再ネゴシエーションする)必要があるため、トランク モード BCP を設定したら show コマンドを実行する必要があります。この要件は BCP over MLPPP にも適用されます。

 

コマンド
目的

Router# show interfaces [interface interface-number] trunk [module number]

インターフェイスのトランク情報を表示します。

Router# show interfaces [interface interface-number] switchport [module number]

スイッチング(非ルーティング)ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを表示します。

Router# show interfaces [{interface interface-number}]

指定したインターフェイスのトラフィックを表示します。

次に、トランク モード BCP を確認する例を示します。

Router# show interfaces trunk
 
Port Mode Encapsulation Status Native vlan
PO4/1/0 on 802.1q trunking 1
 
Port Vlans allowed on trunk
PO4/1/0 1-1005,1025-1026,1028-4094
 
Port Vlans allowed and active in management domain
PO4/1/0 1,100,200
 
Port Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
PO4/1/0 1,100,200
 
Router# show interfaces switchport
 
Name: PO4/1/0
Switchport: Enabled
Administrative Mode: trunk
Operational Mode: down
Administrative Trunking Encapsulation: dot1q
Negotiation of Trunking: Off
Access Mode VLAN: 1 (default)
Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)
Voice VLAN: none
Administrative private-vlan host-association: none
Administrative private-vlan mapping: none
Administrative private-vlan trunk native VLAN: none
Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q
Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none
Administrative private-vlan trunk private VLANs: none
Operational private-vlan: none
Trunking VLANs Enabled: 100
Pruning VLANs Enabled: 2-1001
Capture Mode Disabled
Capture VLANs Allowed: ALL
 
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
 
Router# show interface p4/1/0
POS4/1/0 is up, line protocol is up
Hardware is Packet over Sonet
MTU 4470 bytes, BW 155000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation PPP, crc 16, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Scramble disabled
LCP Open
Open: BRIDGECP, CDPCP
Last input 00:00:05, output 00:00:05, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 18:48:09
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: fifo
Output queue: 0/40 (size/max)
5 minute input rate 1000 bits/sec, 1 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
13161719 packets input, 1145463122 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts (0 IP multicast)
0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
1685 packets output, 620530 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 30 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
11 carrier transitions
Router1#

単一 VLAN BCP

単一 VLAN BCP は BCP のアクセス モードです。このモードでは、BCP リンク上で単一 VLAN を転送できます。

使用時の注意事項および制限事項(単一 VLAN BCP)

単一 VLAN BCP を設定する場合、次の注意事項と制限事項に従ってください。

WAN インターフェイスで bridge-domain vlan dot1q コマンドを使用します。dot1q キーワードは必須です。このキーワードは BCP リンク上のすべてのフレームが 802.1Q ヘッダーを使用してタグ付けされることを示します。BCP リンクで受信されたタグなしフレームはドロップされます。

インターフェイスのカプセル化は PPP にする必要があります。そうしないと、bridge-domain コマンドが受け入れられません。

単一 VLAN BCP では、各シャーシの VLAN ごとに最大 60 ポートを設定できます。

vlan コマンドを使用して VLAN データベースに VLAN を手動で追加して、単一 VLAN BCP でこれらの VLAN を使用可能にする必要があります。

単一 VLAN BCP では、基本的な STP 相互運用性のみがサポートされます。つまり、単一 VLAN BCP インターフェイスは STP ドメインに参加し、リンクの正確なパス コストが計算されます。ただし、リンクの STP パラメータの変更はサポートされていません。

VTP は単一 VLAN BCP でサポートされません。

単一 VLAN BCP の設定

単一 VLAN BCP を設定するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface interface-type slot / bay / port

インターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# no ip address

IP アドレスを削除して、特定のインターフェイスの IP 処理をディセーブルにします。

ステップ 3

Router(config-if)# encapsulation ppp

インターフェイスに PPP カプセル化を設定します。

ステップ 4

Router(config-if)# bridge-domain vlan dot1q

ドメインを確立し、802.1Q ヘッダーを使用して BCP リンクのすべてのイーサネット フレームをタグ付けします。

ステップ 5

Router(config-if)# shutdown

インターフェイスをシャットダウンします。

ステップ 6

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスを再度開きます。

次に、単一 VLAN BCP の設定例を示します。

Router# show run interface p4/1/0
Building configuration...
 
Current configuration : 78 bytes
!
interface POS4/1/0
no ip address
 

BCP ポートでは、IP アドレスを設定しないことを推奨します。

no keepalive
clock source internal
end
 
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface p4/1/0
Router(config-if)# bridge-domain 100 dot1q
Must set encapsulation to PPP before using hw bridging over PPP
 

スイッチポートと異なり、 bridge-domain を入力してもカプセル化は PPP に変更されません。

Router(config-if)# exit
Router(config)# exit
Router(# show run interface p4/1/0
Building configuration...
 
Current configuration : 78 bytes
!
interface POS4/1/0
no ip address
clock source internal
end
 
Router(config)# interface p4/1/0
Router(config-if)# encapsulation ppp
Router(config-if)# bridge-domain 100 dot1q
%Please shut/no shut POS4/1/0 to bring up BCP
Router(config-if)# shutdown
Router(config-if)# no shutdown
Router(config-if)# exit
Router(config)# exit
Router#
Router#
Router# show run interface p4/1/0
Building configuration...
 
Current configuration : 122 bytes
!
interface POS4/1/0
no ip address
encapsulation ppp
bridge-domain 100 dot1q
clock source internal
end
 

単一 VLAN BCP の確認

PPP リンクはフラップする(ダウンに設定して、再ネゴシエーションする)必要があるため、単一 VLAN BCP を設定したら show コマンドを入力する必要があります。

 

コマンド
目的

Router# show interfaces [interface interface-number]

指定したインターフェイスのトラフィックを表示します。

次に、単一 VLAN BCP を確認する例を示します。

Router# show interfaces p4/1/0
POS4/1/0 is up, line protocol is up
Hardware is Packet over Sonet
MTU 4470 bytes, BW 155000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation PPP, crc 16, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Scramble disabled
LCP Open
Open: BRIDGECP, CDPCP
Last input 00:00:09, output 00:00:09, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 00:00:24
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 1
Queueing strategy: fifo
Output queue: 0/40 (size/max)
5 minute input rate 1000 bits/sec, 1 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
32 packets input, 1709 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts (0 IP multicast)
0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
17 packets output, 1764 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 3 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
1 carrier transitions
Router#

dot1q トンネリング

802.1q トンネリング機能を使用すると、Cisco 7600 シリーズ ルータまたは Catalyst 6500 シリーズ スイッチで IEEE 802.1q プロトコルを使用して、セキュアな Virtual Private Network(PVN; 仮想プライベート ネットワーク)を作成できます。この機能を使用すると、サービス プロバイダーは、VPN のサポートに必要な VLAN 数を大幅に削減しながら、さまざまなカスタマーからのトラフィックをプロバイダーのインフラストラクチャに分離できます。

一意の VLAN ID を失うことなく、Cisco 7600 シリーズ ルータまたは Catalyst 6500 スイッチの単一 VLAN 内で複数のカスタマー VLAN を伝送できます。サービス プロバイダー ネットワークで dot1q トンネルをサポートするために必要な VLAN 数を大幅に削減できます。

VPN は、プライベート ネットワークで享受される同じセキュリティ、優先順位付け、信頼性、管理性を使用して、共有インフラストラクチャに導入された企業規模の接続を実現します。このアプリケーション ノートによって dot1q トンネリングの概要およびネットワーク(特にサービス プロバイダー ネットワーク)の適用性が提供されます。このマニュアルには、dot1q トンネリングの簡単な設定ガイドと設定例も含まれています。

使用時の注意事項および制限事項

dot1q トンネリングを設定する場合、次の注意事項と制限事項に従ってください。

l2protocol-tunnel コマンドは BCP トンネル ポートには必要ありません。すべてのプロトコルは暗黙的にトンネリングされます。

ネイティブ VLAN は BCP でサポートされないため、VLAN1 STP パケットはトンネリングされません。

トンネリングを設定するには、WAN インターフェイスで bridge-domain vlan dot1q-tunnel コマンドを使用します。

dot1q トンネリングの設定

dot1q トンネリングを設定するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface pos mod/port

インターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# no ip address

IP アドレスを削除して、特定のインターフェイスの IP 処理をディセーブルにします。

ステップ 3

Router(config-if)# encapsulation ppp

インターフェイスに PPP カプセル化を設定します。

ステップ 4

Router(config-if)# bridge-domain vlan dot1q-tunnel

VLAN をトンネリング VLAN として、ポートを dot1q トンネリング ポートとして設定します。

ステップ 5

Router(config-if)# shutdown

インターフェイスをシャットダウンします。

ステップ 6

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスを再度開きます。

次に、dot1q トンネリングの設定例を示します。

Router# show run interface p4/1/0
Building configuration...
 
Current configuration : 78 bytes
!
interface POS4/1/0
no ip address
 

BCP ポートでは、IP アドレスを設定しないことを推奨します。

clock source internal
end
 
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface p4/1/0
Router(config-if)# bridge-domain 100 dot1q-tunnel
Must set encapsulation to PPP before using hw bridging over PPP
Router(config-if)# exit
Router(config)#
Router(config)# interface p4/1/0
Router(config-if)# encapsulation ppp
Router(config-if)# bridge-domain 100 dot1q-tunnel
%Please shut/no shut POS4/1/0 to bring up BCP
Router(config-if)# shutdown
Router(config-if)# no shutdown
Router(config-if)#^Z
Router#
Router#
Router# show run interface p4/1/0
Building configuration...
 
Current configuration : 129 bytes
!
interface POS4/1/0
no ip address
encapsulation ppp
bridge-domain 100 dot1q-tunnel
clock source internal
end
 

次に、プロトコル トンネリングを確認する例を示します。

Router# show interface p4/1/0
POS4/1/0 is up, line protocol is up
Hardware is Packet over Sonet
MTU 4470 bytes, BW 155000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation PPP, crc 16, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Scramble disabled
LCP Open
Open: BRIDGECP, CDPCP
Last input 00:00:04, output 00:00:06, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 00:00:51
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 1
Queueing strategy: fifo
Output queue: 0/40 (size/max)
5 minute input rate 1000 bits/sec, 1 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
34 packets input, 2282 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts (0 IP multicast)
0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
16 packets output, 2102 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 3 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
1 carrier transitions
Router#
 

プロトコル トンネリングを確認するには、show l2protocol-tunnel コマンドも使用できます。次に、レイヤ 2 イーサネット インターフェイスおよび POS BCP インターフェイスの出力例を示します。

Router# show l2protocol-tunnel
COS for Encapsulated Packets: 5
Drop Threshold for Encapsulated Packets: 0
 
Protocol Drop Counter
-------- -------------
cdp 0
stp 0
vtp 0
 
Port Protocol Shutdown Drop Encapsulation Decapsulation Drop
Threshold Threshold Counter Counter Counter
------- -------- --------- --------- ------------- ------------- -------------
Fa3/1 cdp ---- ---- 0 0 0
stp ---- ---- 0 1090 0
vtp ---- ---- 0 0 0
POS4/1/ cdp ---- ---- n/a n/a n/a
stp ---- ---- n/a n/a n/a
vtp ---- ---- n/a n/a n/a
 
Router#
 

BCP のレイヤ 2 プロトコル トンネリングではカウンタはサポートされていません。そのため、「n/a」が表示されます。

マルチポイント ブリッジングの設定

Multipoint Bridging(MPB)は、ATM PVC のポイントツーマルチポイント ブリッジングおよびフレーム リレー Data-Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)をイネーブルにします。この機能を使用すると、拡張 FlexWAN モジュールで VLAN ごとに複数の VC または DLCI をブリッジングに使用できます。

マルチポイント ブリッジングを使用すると、サービス プロバイダーは既存の ATM およびフレームリレー レガシー ネットワークの実証済みテクノロジーにイーサネットベースのレイヤ 2 サービスのサポートを追加できます。これにより、カスタマーは ATM またはフレーム リレー クラウドを介して現在の VALN ベース ネットワークを使用できます。また、サービス プロバイダーは既存のカスタマー ベースをサポートしながら、最新のギガビット イーサネット光テクノロジーへとコア ネットワークを段階的にアップデートできます。

ATM インターフェイスは RFC 1483 ブリッジング、フレーム リレー インターフェイスは RFC 1490 ブリッジングを使用します。どちらも各タイプのレイヤ 2 ネットワークを介してイーサネット フレームの転送が可能なカプセル化方式を提供します。


RFC 1483 は廃止され、RFC 2684、『Multiprotocol Encapsulation over ATM Adaptation Layer 5』に置き代わっています。RFC 1490 は廃止され、RFC 2427Multiprotocol Interconnect over Frame Relay』に置き代わっています。混乱を避けるため、このマニュアルでは元の RFC 番号を引き続き使用します。


Cisco IOS Release 12.2(18)SXE から、マルチポイント ブリッジングは次の動作モードをサポートします。

raw(デフォルト) ― デフォルトのブリッジング アクセス モードで、ブリッジ接続は Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)パケットの処理および送信を行います。

access ― アクセス線用のブリッジング アクセス モードで、ブリッジ接続は BPDU パケットの処理および送信を行いません。

802.1Q ― IEEE 802.1Q タギングを実行し、ATM ネットワーク上のイーサネット フレームからの Class of Service(CoS; サービス クラス)情報を維持します。

802.1Q トンネル ― IEEE 802.1Q トンネリング モードで、サービス プロバイダーが 1 つの VLAN を使用して、複数の VLAN を持つカスタマーをサポートし、さらにでタグなしフレームを受信します。

ブリッジド イーサネット パケットの QoS サービスを提供する、ブリッジング機能を使用した QoS については、「ブリッジド インターフェイスでの QoS の設定」を参照してください。

制限事項および使用時の注意事項

次の制約事項および使用時の注意事項がマルチポイント ブリッジング機能に適用されます。

拡張 FlexWAN モジュールでのみサポート

ATM インターフェイスの PVC のみをサポート。Switched Virtual Circuit(SVC; 相手先選択接続)はサポートされません。

フレーム リレーのマルチポイント ブリッジングは IETF カプセル化のみをサポート。マルチポイント ブリッジングではシスコのカプセル化はサポートされません。

マルチポイント ブリッジングを実行するブリッジ ドメインとして、VLAN ID 1 は使用できません。

マルチポイント ブリッジングでは、VLAN ごとに絶対最大数 60 の VC をサポートします。また、ピアごとの VLAN の絶対最大数は 4096 です。各 VLAN につき最大 30 の VC と、各 VC につき最大 1024 の VLAN を設定することを推奨します。

必須条件

拡張 FlexWAN モジュールのマルチポイント ブリッジング サポートには、次の必須条件が適用されます。

マルチポイント ブリッジングは次のポート アダプタ インターフェイスでサポートされます。

PA-A6-OC3MM

PA-A6-OC3SMI

PA-A6-OC3SML

PA-A6-T3

PA-A6-E3

PA-A3-OC3MM

PA-A3-OC3SMI

PA-A3-OC3SML

PA-A3-T3

PA-A3-E3

PA-H

PA-2H

PA-POS-OC3MM

PA-POS-OC3SMI

PA-POS-OC3SML

PA-POS-2OC3

マルチポイント ブリッジングで VLAN を使用するには、 vlan コマンドを使用して VLAN データベースに VLAN を手動で追加する必要があります。

Cisco IOS Release 12.2(18)SXE 以上のリリースでは、 bridge-vlan コマンドは bridge-domain に名前が変更され、マルチポイント ブリッジングをサポートするためのオプションが追加されました。Release 12.2(18)SXE にアップグレードする場合、既存の設定では、 bridge-vlan コマンドは実行コンフィギュレーションで bridge-domain に自動的に変更されます。これらの変更を永続的にするため、スタートアップ コンフィギュレーションに実行コンフィギュレーションを必ず保存してください。

マルチポイント ブリッジングの設定

ここでは、次のインターフェイスでのマルチポイント ブリッジングの設定方法について説明します。

「ATM インターフェイスのマルチポイント ブリッジングの設定」

「フレーム リレー インターフェイスのマルチポイント ブリッジングの設定」

ATM インターフェイスのマルチポイント ブリッジングの設定

ここでは、ATM インターフェイスでマルチポイント ブリッジングを設定する方法について説明します。個々の PVC または PVC の範囲にマルチポイント ブリッジングを設定できます。個々の PVC、PVC の範囲、またはその両方にマルチポイント ブリッジングを設定するには、次の手順を実行します。

手順概要

1. enable

2. configure terminal

3. vlan { vlan-id | vlan-range }

4. interface interface-type slot / bay / port

5. no ip address


) ブリッジド インターフェイスで IP アドレスを設定することは推奨されません。


6. interface atm slot/subslot/port.subinterface [ point-to-point | multipoint ]

PVC を個別に作成して設定するには、次の 2 つのコマンド( pvc および bridge-domain )を使用します。必要に応じて、これらのコマンドを繰り返します。

7. pvc [ name ] vpi/vci

8. bridge-domain vlan-id [ access | dot1q | dot1q-tunnel ] [ ignore-bpdu-pid ] [ split-horizon ]

PVC の範囲を作成して設定するには、次の 2 つのコマンド( range pvc および bridge-domain )を使用します。必要に応じて、これらのコマンドを繰り返します。

9. range [ range-name ] pvc [ start-vpi/ ] start-vci [ end-vpi/ ] end-vci

10. bridge-domain start- vlan-id [ access | dot1q | dot1q-tunnel ] [ ignore-bpdu-pid ] [ increment ] [ split-horizon ]

11. end

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

Router#

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

vlan { vlan-id | vlan-range }

 

Router(config)# vlan 2,5,10-12,20,25,4000

Router(config-vlan)#

VLAN データベースに指定した VLAN ID を追加し、VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。

vlan-id ― 単一の VLAN ID を指定します。指定できる範囲は 2 ~ 4094 です。

vlan-range ― 単一のリストまたは範囲として、複数の VLAN ID を指定します。 vlan-range は、カンマ(,)、ハイフン(-)、またはその両方で区切った VLAN ID のリストで構成されます。


) マルチポイント ブリッジングで VLAN を使用するには、事前に VLAN データベースに VLAN ID を手動で入力する必要があります。


ステップ 4

Router(config)# interface interface-type slot / bay / port

 

Router(config)# interface atm 8/0/0

Router(config-if)#

指定した ATM インターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

no ip address

 

Router(config-if)# no ip address

Router(config-if)#

メイン インターフェイスの IP アドレスを削除します。

ステップ 6

interface atm slot/subslot/port . subinterface [ point-to-point | multipoint ]

 

Router(config-if)# interface atm 8/0/0.100 multipoint

Router(config-subif)#

(任意)サブインターフェイスを使用して PVC を作成する場合、指定したサブインターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。

point-to-point ― ポイントツーポイント接続を作成します。

multipoint ― 複数の PVC で同じ VLAN を使用できます。

PVC を個別に作成して設定するには、次の 2 つのコマンド( pvc および bridge-domain )を使用します。必要に応じて、これらのコマンドを繰り返します。

ステップ 7

pvc [ name ] vpi/vci

 

Router(config-if)# pvc 10/100

Router(config-if-atm-vc)#

指定した VPI 番号および VCI 番号により、新しい ATM PVC を設定します。

name ― (任意)この PVC を識別する記述名

vpi/vci ― この PVC の Virtual Path Identifier(VPI; 仮想パス識別子)および Virtual Channel Identifier(VCI; 仮想チャネル識別子)

ステップ 8

bridge-domain vlan-id [ access | dot1q | dot1q-tunnel ] [ ignore-bpdu-pid ] [ split-horizon ]

 

Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 108 dot1q

Router(config-if-atm-vc)#

RFC 1483 ブリッジングをイネーブルにして、PVC にブリッジド VLAN をマッピングします。次のオプションがサポートされています。


) このコマンドには、マルチポイント ブリッジング設定でサポートされないその他のオプションも含まれています。


vlan-id ― ブリッジング設定で使用する VLAN の番号。指定できる範囲は 2 ~ 4094 です(ただし、事前にステップ 3 で VLAN データベースに VLAN ID を追加する必要があります)。


) デフォルトの設定は次のとおりです。フレームは dot1q ヘッダーを使用してタグ付けされませんが、STP および BPDU は送信されます。


access ― ブリッジング アクセス モードをイネーブルにして、ブリッジ接続が BPDU を処理および転送しないようにします。

dot1q ― (任意)dot1q トラフィックを終了します。また、IEEE 802.1Q タギングをイネーブルにし、ATM ネットワーク上のイーサネット フレームからの CoS 情報を維持します。このオプションを指定しなければ、CoS 値は維持されません。

dot1q-tunnel ― (任意)IEEE 802.1Q トンネリング モードをイネーブルにして、サービス プロバイダーが 1 つの VLAN を使用して、複数の VLAN を持つカスタマーをサポートし、さらにタグなしフレームを受信できるようにします。


access オプション、dot1q オプション、および dot1q-tunnel オプションは、いずれか 1 つだけしか使用できません。これらのオプションをいずれも指定しないと、接続は「raw」ブリッジング アクセス モードで動作します。このモードは、接続で BPDU パケットを処理および転送する点を除いて、access と同じです。


ignore-bpdu-pid ― (任意、ATM インターフェイスのみ)BPDU パケットを無視して、BPDU パケットをデータ パケットと区別しない ATM CPE デバイスとの相互運用を可能にします。

split-horizon ― (任意) RFC 1483 スプリット ホライズンをイネーブルにして、同一 VLAN 内の PVC 間のブリッジングをグローバルに回避します。


) Cisco IOS Release 12.2(18)SXE 以上のリリースでは、atm bridge-enable コマンドは拡張 FlexWAN モジュールでサポートされなくなりました。その代わり、ATM RFC 1483 ブリッジングをイネーブルにするには、bridge domain コマンドを使用します。


PVC の範囲を作成して設定するには、次の 2 つのコマンド( range pvc および bridge-domain )を使用します。必要に応じて、これらのコマンドを繰り返します。

ステップ 9

range [ range-name ] pvc [ start-vpi/ ] start-vci [ end-vpi/ ] end-vci

 

Router(config-if-atm-vc)# range pvc 1/121 1/180

Router(config-if-atm-range)#

PVC の範囲を作成し、PVC レンジ コンフィギュレーション モードを開始します。

range-name ― (任意)範囲に関する記述名。最大文字数は 15 です。

start-vpi/ ― (任意)VPI 範囲の開始値。指定できる範囲は 0 ~ 255、デフォルトは 0 です。

start-vpi/ ― (任意)VCI 範囲の開始値。指定できる範囲は 32 ~ 65535 です。

end-vpi 遊PI 範囲の終了値。指定できる範囲は 0 ~ 255、デフォルトは start-vpi 値と同じです。

start-vci/ ― (任意)VCI 範囲の終了値。vci 値の範囲は 32 ~ 65535 です。

ステップ 10

bridge-domain vlan-id [ access | dot1q | dot1q-tunnel ] [ ignore-bpdu-pid ] [ increment ] [ split-horizon ]

 

Router(config-if-atm-range)# bridge-domain 121 increment

Router(config-if-atm-range)#

RFC 1483 ブリッジングをイネーブルにして、設定した PVC 範囲にブリッジド VLAN をマッピングします。このコマンドを PVC レンジ コンフィギュレーション モードで使用する場合、ステップ 8 で説明したオプションに加えて、次のオプションがサポートされます。

increment ― 範囲内の各 PVC のドメイン番号を増分します。

ステップ 11

end

 

Router(config-if-atm-range)# end

Router#

VC または PVC レンジ コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

次に、マルチポイント ブリッジングが設定された PVC の範囲および個々の PVC の例を示します。

interface ATM5/0/0
no ip address
shutdown
!
interface ATM5/0/0.1 multipoint
range pvc 0/105 0/107
bridge-domain 105 access increment
!
pvc 0/108
bridge-domain 108 dot1q
!
!
interface ATM5/1/0
no ip address
load-interval 30
range pvc 1/121 1/180
bridge-domain 121 increment
!
!

確認

ATM インターフェイスに設定された PVC に関する情報を表示するには、次のコマンドを使用します。

show atm pvc ― 設定された PVC の概要を表示します。

show atm vlan ― PVC と VLAN 間の接続を表示します。


ヒント マルチポイント ブリッジングで使用される ATM インターフェイスに関する情報を表示するには、show interface trunk コマンドではなく show atm vlan コマンドを使用します。

次に、各コマンドの例を示します。

Router# show atm pvc
 
VCD / Peak Avg/Min Burst
Interface Name VPI VCI Type Encaps SC Kbps Kbps Cells Sts
5/0/0 1 0 102 PVC SNAP UBR 599040 UP
5/0/0 2 0 103 PVC SNAP UBR 599040 UP
5/0/0 3 0 111 PVC SNAP UBR 599040 UP
5/0/0 3 0 111 PVC SNAP UBR 599040 UP
5/0/0 3 0 111 PVC SNAP UBR 599040 UP
 
Router# show atm vlan
 
Options Legend: DQ - dot1q; DT - dot1q-tunnel; MD - multi-dot1q;
AC - access; SP - split-horizon; BR - broadcast;
IB - ignore-bpdu-pid;
DEF - default
 
Interface VCD VPI Network Customer PVC Options
/VCI Vlan ID Dot1Q-ID Status
ATM5/0/0 1 0/102 102 1002 UP MD
ATM5/0/0 2 0/103 103 1003 UP MD
ATM5/0/0 3 0/111 111 1111 UP MD
ATM5/0/0 3 0/111 112 1112 UP MD
ATM5/0/0 3 0/111 113 1113 UP MD
Router#
 

フレーム リレー インターフェイスのマルチポイント ブリッジングの設定

ここでは、フレーム リレー インターフェイスでマルチポイント ブリッジングを設定する方法について説明します。個々の DLCI 回線にマルチポイント ブリッジングを設定できます。任意で、802.1Q タギングまたは 802.1Q トンネリングを追加できます。

この設定を行うには、次の手順を実行します。

手順概要

1. enable

2. configure terminal

3. vlan { vlan-id | vlan-range }

4. interface iftype slot/subslot/port

5. no ip address

6. encapsulation frame-relay ietf


) encapsulation frame-relay ietf コマンドはシスコのカプセル化では機能しません。


7. interface iftype slot/subslot/port.subinterface { multipoint | point-to-point }

8. frame-relay interface-dlci dlci [ ietf ]

9. bridge-domain vlan-id [ access | dot1q | dot1q-tunnel ] [ split-horizon ]

10. end

設定手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

Router#

特権 EXEC モードを有効にします。プロンプトに対してパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

vlan { vlan-id | vlan-range }

 

Router(config)# vlan 2,5,10-12,20,25,4000

Router(config-vlan)#

VLAN データベースに指定した VLAN ID を追加し、VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。

vlan-id ― 単一の VLAN ID を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です(ただし、VLAN 1 は マルチポイント ブリッジングではサポートされていません)。

vlan-range ― 単一のリストまたは範囲として、複数の VLAN ID を指定します。 vlan-range は、カンマ(,)、ハイフン(-)、またはその両方で区切った VLAN ID のリストで構成されます。


) マルチポイント ブリッジングで VLAN を使用するには、事前に VLAN データベースに VLAN ID を手動で入力する必要があります。


ステップ 4

interface iftype slot/port
or
interface iftype slot/subslot/port

 

Router(config)# interface pos 4/1/0

Router(config-if)#

指定したインターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

no ip address

 

Router(config-if)# no ip address

Router(config-if)#

インターフェイスに設定された IP アドレス がある場合は、削除します。

ステップ 6

encapsulation frame-relay ietf

 

Router(config-if)# encapsulation frame-relay ietf

Router(config-if)#

IETF カプセル化を使用して、インターフェイスでフレーム リレー カプセル化をイネーブルにます。このステップまたは個々の DLCI を設定するステップ 8 のいずれかで ietf キーワードを指定する必要があります。


) マルチポイント ブリッジングは、cisco キーワードを使用するシスコのカプセル化をサポートしていません。


ステップ 7

interface iftype slot/port.subinterface { multipoint | point-to-point }
or
interface iftype slot/subslot/port.subinterface { multipoint | point-to-point }

 

Router(config-if)# interface pos 4/1/0.21

Router(config-subif)#

指定したサブインターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 8

frame-relay interface-dlci dlci [ ietf ]

 

Router(config-subif)# frame-relay interface-dlci 28

Router(config-fr-dlci)#

サブインターフェイスに指定した DLCI を作成し、DLCI コンフィギュレーション モードを開始します。

dlci ― 指定したサブインターフェイスで使用する DLCI 番号

ietf ― (任意)IETF カプセル化を指定します。ステップ 6 で IETF カプセル化を指定していない場合、このオプションは必須です。


) このコマンドには、マルチポイント ブリッジングを使用する際にサポートされていない他のオプションが含まれています。


ステップ 9

bridge-domain vlan-id [ access | dot1q | dot1q-tunnel ] [ split-horizon ]

 

Router(config-fr-dlci)# bridge-domain 100 dot1q-tunnel

Router(config-fr-dlci)#

RFC 1483 ブリッジングをイネーブルにして、PVC にブリッジド VLAN をマッピングします。次のオプションがサポートされています。


) このコマンドには、マルチポイント ブリッジング設定でサポートされないその他のオプションも含まれています。


vlan-id ― このブリッジング設定で使用する VLAN の番号。指定できる範囲は 2 ~ 4094 です(ただし、事前にステップ 3 で VLAN データベースに VLAN ID を追加する必要があります)。


) デフォルトの設定は次のとおりです。フレームは dot1q ヘッダーを使用してタグ付けされませんが、STP および BPDU は送信されます。


access ― ブリッジング アクセス モードをイネーブルにして、ブリッジ接続が BPDU を処理および転送しないようにします。

dot1q ― (任意)dot1q トラフィックを終了します。また、IEEE 802.1Q タギングをイネーブルにし、ATM ネットワーク上のイーサネット フレームからの CoS 情報を維持します。このオプションを指定しなければ、CoS 値は維持されません。

dot1q-tunnel ― (任意)IEEE 802.1Q トンネリング モードをイネーブルにして、サービス プロバイダーが 1 つの VLAN を使用して、複数の VLAN を持つカスタマーをサポートし、さらにタグなしフレームを受信できるようにします。


access オプション、dot1q オプション、および dot1q-tunnel オプションは、いずれか 1 つだけしか使用できません。これらのオプションをいずれも指定しないと、接続は「raw」ブリッジング アクセス モードで動作します。このモードは、接続で BPDU パケットを処理および転送する点を除いて、access と同じです。


ignore-bpdu-pid ― (任意、ATM インターフェイスのみ)BPDU パケットを無視して、BPDU パケットをデータ パケットと区別しない ATM CPE デバイスとの相互運用を可能にします。


split-horizon ― (任意)RFC 1483 スプリット ホライズンをイネーブルにして、同一 VLAN 内の PVC 間のブリッジングをグローバルに回避します。


ステップ 10

end

 

Router(config-fr-dlci)# end

Router#

DLCI コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

次に、フレーム リレー インターフェイスのマルチポイント ブリッジングの例を示します。

frame-relay switching
...
!
interface POS3/8/0
no ip address
encapsulation frame-relay ietf
logging event link-status
clock source internal
frame-relay intf-type dce
!
interface POS3/8/0.10 multipoint
frame-relay interface-dlci 120
bridge-domain 100 dot1q-tunnel
frame-relay interface-dlci 130
bridge-domain 100 dot1q-tunnel
 

BRE の設定

Bridged Routing Encapsulation(BRE)は、ATM OC-3 ポート アダプタが RFC 1483 ルーテッド カプセル化パケットを受信し、レイヤ 2 フレームとしてそれを転送できるようにします。BRE 設定では、PVC はルーテッド PDU の受信、RFC 1483 ルーテッド カプセル化ヘッダーの削除、およびパケットへのイーサネット MAC ヘッダーの追加を行います。その後、スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサによって、VLAN 番号と宛先 MAC によって決定されたレイヤ 2 インターフェイスに、レイヤ 2 カプセル化パケットはスイッチングされます。


) この機能は、Cisco IOS Release 12.2(18)SXE 以上でサポートされます。


図2-2 に、ATM OC-3 ポート アダプタのインターフェイスが ATM クラウドからルーテッド PDU を受信し、PDU をレイヤ 2 フレームとしてカプセル化するトポロジを示します。その後、インターフェイスはレイヤ 2 カスタマー デバイスにフレームを転送します。

図2-2 BRE トポロジの例

 

BRE 設定の注意事項

PVC では AAL5SNAP カプセル化を使用する必要があります。

BRE PVC はブリッジ接続でないため、 show vlan id bre-vlan コマンドの出力には表示されません。

RFC 1483、RFC 1490、および BCP などの他のブリッジング機能で他の BRE PVC は、BRE 接続 VLAN を使用できません。

BRE PVC 間のブリッジングはサポートされていません。

BRE が伝送するのは IP トラフィックのみです。それ以外はすべてドロップされます。

FlexWAN、拡張 FlexWAN、SIP-1 では、メイン インターフェイスおよびポイントツーポイントとマルチポイントのサブインターフェイスの両方で BRE が使用できます。

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# interface atm slot / subslot / port

指定したポート アダプタの指定したポートのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config-if)# no ip address

インターフェイスから IP アドレスを削除します。

ステップ 4

Router(config-if)# spanning-tree bpdufilter enable

(任意)ATM インターフェイスのすべてのスパニング ツリー BPDU をブロックします。ATM インターフェイスが BRE VLAN 用にのみ設定されている場合は、このコマンドを使用する必要があります。


) この ATM インターフェイスで BRE と RFC 1483 ブリッジド VLAN の両方が設定されている場合、インターフェイスで BPDU を明示的にブロックする必要がなければ、このコマンドを入力しないでください。


ステップ 5

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスをイネーブルにします。

ステップ 6

Router(config-if)# interface atm slot / subslot / port.subinterface point-to-point

指定した ATM ポート アダプタの所定のポートで指定したポイントツーポイント サブインターフェイスを作成し、サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 7

Router(config-subif)# no ip address

サブインターフェイスから IP アドレスを削除します。

ステップ 8

Router(config-subif)# pvc [ name ] vpi / vci [ ilmi | qsaal ]

VPI/VCI 番号を割り当てて新しい ATM PVC を設定し、ATM VC コンフィギュレーション モードを開始します。 vpi/vci の指定できる範囲は次のとおりです。

vpi ― VPI を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 255 です。

vci ― VCI を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 65535 です。1 ~ 31 の値は予約されているため使用できません(QSAAL PVC 用の 5 および ILMI PVC 用の 16 を除く)。

次のオプションも設定できます。

name ― (任意)この PVC を指定する任意の文字列

ilmi ― (任意)ILMI カプセル化を使用する PVC を設定します(デフォルト)。

qsaal ― (任意)QSAAL カプセル化を使用する PVC を設定します。


pvc コマンドを使用する場合、vpi/vci の組み合わせによってインターフェイスとすべてのサブインターフェイスの一意の ID が形成されます。別のインターフェイスで使用された vpi/vci の組み合わせを指定すると、Cisco IOS ソフトウェアによって PVC の設定を変更するとみなされ、自動的に親のサブインターフェイスにスイッチされます。


ステップ 9

Router(config-if-atm-vc)# bre-connect vlan-id [ mac mac-address ]

PVC で BRE ブリッジングをイネーブルにします。

vlan-id ― VLAN を識別する文字列

mac mac-address ― (任意)VLAN 接続のリモート側にある宛先 CPE デバイスのハードウェア(MAC)アドレスを指定します。

ステップ 10

Router(config-if-atm-vc)# interface gigabitethernet slot / port

指定したギガビット イーサネット インターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 11

Router(config-if)# switchport

ギガビット イーサネット インターフェイスにレイヤ 2 スイッチングを設定します。

ステップ 12

Router(config-if)# switchport access vlan vlan-id

(任意)インターフェイスのデフォルト VLAN を指定します。この VLAN は、ステップ 9 bre-connect コマンドで指定した VLAN ID と同じである必要があります。

ステップ 13

Router(config-if)# switchport mode access

インターフェイスを非トランク モードにします。

ステップ 14

Router(config-if)# end

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

BRE 設定の確認

BRE 設定を確認するには、次の show コマンドを使用します。

Router# show running-config interface atm 5/0/2.1
!
interface ATM5/0/2.1 point-to-point
pvc 0/100
bre-connect 100
!
 
Router# show running-config interface atm 5/0/2.1
!
interface ATM5/0/2.1 point-to-point
pvc 0/100
bre-connect 100 mac 0001.bbb.cccc
!
 
Router# show running-config interface gigabitethernet 1/2
 
interface GigabitEthernet1/2
no ip address
switchport
switchport access vlan 100
no cdp enable
!
 
Router# show atm vlan
 
Interface BRE VCD Vlan ID
ATM5/0/2.1 1 100
 
Router#
!
 
Router# show atm vlan bre
!
Interface BRE VCD VPI/VCI VLAN Learned MAC Virtual MAC
ATM4/1/0.300 7 10/300 300 0001.bbbb.cccc 0000.0410.0007
 

フレーム リレー(RFC 1490)ブリッジングの設定

RFC 1490 に記述されているように、フレーム リレー ブリッジングを使用すると、フレーム リレー ネットワークを介した送信のためにパケットを(SNAP を使用して)カプセル化できます。ブリッジド パケットはフレーム リレー フレーム内で SNAP によってカプセル化されます。この機能により、次の事項が実現します。

フレーム リレー VC を使用したリモート ブリッジング

VC ごとに 1 つの VLAN

VLAN ごとに複数の VC

タグ付きおよびタグなしパケット形式のサポート

タグ付き VC での タグなしパケットのドロップ

Dot1q トンネリングのサポート

スプリット ホライズンのサポート

パケットが WAN ブリッジド インターフェイスから着信した場合、パケットを別の WAN ブリッジド インターフェイスに送信しません。

サポート対象のポート アダプタ

RFC 1490 ブリッジングは次のポート アダプタでサポートされます。

PA-HSSI(PA-H および PA-2H)

PA-MC-xT1/E1(+)

PA-MC-xT3(+)

PA-MC-STM-1

この機能は次の規格をサポートします。

RFC 1490 Multiprotocol Interconnect over Frame Relay


) RFC 1490 は RFC 2427 に変更されました。説明を簡単にするために、このマニュアルでは引き続き RFC 1490 を使用します。


設定作業

FlexWAN で RFC 1490 ブリッジングを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface pos module_num/bay/port

設定するインターフェイスを指定します。

ステップ 2

Router(config-if)# frame-relay interface-dlci dlci-number

DLCI 番号をインターフェイスにリンクします。

ステップ 3

Router(config-fr-dlci)# bridge-vlan vlan-id [ access | broadcast ] [ dot1q | dot1q-tunnel ] [ lan-fcs ] [ split-horizon ]

vlan-id :VLAN を VC にバインドします。

access :ブリッジ アクセス モードを使用します。

broadcast :ブリッジ ブロードキャスト モードを使用します。

dot1q :イーサネット フレームに 802.1q VLAN タグを含めます。

dot1q-tunnel :802.1q トンネリング モードを使用します。

lan-fcs :イーサネット フレームは lan-fcs を維持します。

split-horizon :スプリット ホライズン モードを使用します。


) Cisco IOS Release 12.2(18)SXE 以上のリリースでは、bridge-vlan コマンドは bridge-domain に名前が変更され、マルチポイント ブリッジングをサポートするためのオプションが追加されました。


RFC 1483 および RFC 1490 スパニング ツリー相互運用性の機能拡張

ここでは、1483 ブリッジ モード ATM PVC での各種スパニング ツリーの実装に関する相互運用性機能について説明します。従来、ベンダーは RFC 1483 カプセル化でスパニング ツリーを必ずしも実装していたわけではありません。また、Cisco IOS リリースのなかにはスパニング ツリーの全範囲をサポートしていないものもあります。この機能の目的は、RFC 1483 および RFC 1490 ブリッジ モード カプセル化において、インターワーキングできる共通のスパニング ツリーの実現という実用上の課題を緩和することです。


) このフィーチャ セットは RFC 1483 および RFC 1490 ブリッジ モード PVC でのみサポートされます。


まず、基本的な用語について説明します。

IEEE 802.1D は、Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)ブリッジを介する LAN の相互接続に関する標準規格です。IEEE 802.1D は STP を使用して、ブロードキャスト ストームの原因となるブリッジ トポロジのループを解消します。

IEEE 802.1D で定義されているように、 STP はネットワーク内で不要なループを防止しながら、パスの冗長性を実現するリンク管理プロトコルです。IEEE 802.1D スパニング ツリーにより、スイッチで設定されている VLAN 数に関係なく、スイッチ全体で 1 つのスパニング ツリー インスタンスを維持できるようになります。

BPDU 各種スパニング ツリーの実装で使用されるフレームの総称です。STP は BPDU の情報を使用して、スイッチド ネットワークのルート スイッチとルート ポート、および各スイッチド セグメントのルート ポートと指定ポートを選択します。

Per VLAN Spanning Tree(PVST) はシスコ独自のプロトコルで、シスコ製デバイスが VLAN 単位で複数のスパニング ツリー トポロジをサポートできるようにします。PVST は IEEE 802.1D(Catalyst 5000 スイッチが使用する BPDU PVST フレーム形式 を参照)で定義されている BPDU を使用しますが、スイッチごとに 1 つの STP インスタンスではなく、VLAN ごとに 1 つの STP インスタンスがあります。

PVST+ はシスコ独自のプロトコルで、VLAN ごとに 1 つの STP インスタンスを作成します(PVST と同様)。ただし、PVST+ は PVST を拡張し、シスコ独自の BPDU を PVST で使用される標準の IEEE 802.1D フレーム形式ではなく、特別な 802.2 Subnetwork Access Protocol(SNAP)Organizational Unique Identifier(OUI; 組織固有識別子) 9Catalyst 5000 スイッチが使用する BPDU PVST フレーム形式 を参照)によって使用します。PVST+ BPDU は、別名 Shared Spanning Tree Protocol(SSTP)BPDU といいます。


) ここでは RFC 1483 について説明していますが、現在では RFC 2684 に改定されています。


サポート対象のスーパーバイザおよびラインカード

Cisco 7600 ルータでは、次のスーパーバイザおよびラインカードにより、PVST と PVST+ の BPDU 相互運用性をサポートします。

Route Switch Processor 720 および Supervisor Engine 720 ラインカード

拡張 FlexWAN

FlexWAN

Cisco 7600 SIP-200

ATM Optical Services Module(OSM)

Supervisor Engine 2 ラインカード

拡張 FlexWAN

FlexWAN

ATM OSM

相互運用性の問題

現在の相互運用性の問題の概要は、次のとおりです。

STP BPDU を送信する場合、ベンダーによる ATM とイーサネット間ブリッジングの実装の多くは、RFC 1483 付録 B の仕様に完全に準拠しているわけではありません。最も標準的なものは、OUI:00-80-C2 および PID:00-07 を使って ATM Common Part Convergence Sublayer(CPCS)SNAP PDU を使用することです。付録 B では、BPDU を含まない一般的なイーサネット フレーム用に、この OUI/PID の組み合わせが規定されていました。付録 B では、BPDU を含むフレーム用に、OUI:00-80-C2、PID:00-0E が規定されています。

ATM インターフェイス上でシスコ製品が使用するスパニング ツリー プロトコルには、いくつかの種類があります。Catalyst 5000 は、ATM インターフェイス上で PVST のみをサポートします。Catalyst 7600 ルータおよび Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、ATM インターフェイス上で PVST+ のみをサポートします。その他のシスコ製ルータのほとんどは、ATM インターフェイス上で従来の IEEE 802.1D を実装します。

Cisco 7600 シリーズ ルータおよび Catalyst 6500 シリーズ スイッチが、Cisco 7600 FlexWAN モジュール上で最初に 1483 ブリッジングを実装した際(Cisco IOS 12.1E で)、プラットフォームでは OUI:00-80-C2 および PID:00-0E を使用して、他のすべての Cisco IOS 製品との相互運用性を最大化していました。

ただし、PID:00-0E を含む PVST または 802.1D の BPDU を送信しない実装が多くあるため、Cisco 7600 シリーズおよび Catalyst 6500 シリーズは、Cisco IOS 12.2SX でより一般的な RFC 1483(PID:00-07 を含む)の実装に戻しました。このスパニング ツリー相互運用性機能は、PID:00-07 または PID:00-0E のいずれかにより、1483 での BPDU のカプセル化のオプションを提供します。

BPDU のパケット形式

ここでは、BPDU の各種パケット形式について説明します。図2-3 に、PVST+ で使用される(PVST では使用されない)一般的な IEEE 802.2/802.3 フレーム形式を示します。

図2-3 IEEE 802.2/802.3 SNAP カプセル化フレーム形式

 

イーサネット SNAP フレームでは、 SSAP および DSAP フィールドは常に AA に設定されます。このコードによって SNAP フレームであると識別されます。 Control フィールドは常に、Connectionless Logical Link Control(LLC)サービスを指定する値 03 になります。

Type フィールドはデータが渡される必要のある上位レイヤプロトコルを指定します。たとえば、hex 0800 の Type フィールドは IP を示し、値 8137 はデータが IPX であることを示します。

Catalyst 5000 PVST BPDU のパケット形式

Catalyst 5000 シリーズ スイッチは、ATM インターフェイス上で PVST 形式で BPDU を送受信します(図2-4 を参照)。

図2-4 Catalyst 5000 スイッチが使用する BPDU PVST フレーム形式

 

Catalyst 5000 スイッチが送信する BPDU は、PID:0x00-07 を使用します。これは、RFC 1483 に準拠しません。また、Cisco 7600 シリーズ ルータもこのデータ形式で BPDU を送信できます。

ATM カプセル化の PAD 部分の長さは 0 ~ 47 バイトで、完全な ATM セル ペイロードを保証します。

Catalyst 5000 スイッチは、 bridge-domain コマンドの ignore-bpdu-pid オプション キーワードを使用して、デフォルトでこのフレームを送信します(詳細については、BPDU 変換コマンド ライン インターフェイスの要約を参照してください)。

Catalyst 5000 スイッチは、PVST+ BPDU を受信できません。次のエラー メッセージが表示され、ATM ポートをブロックします。

%SPANTREE-2-RX_1QNON1QTRUNK:Rcved 1Q-BPDU on non-1Q-trun port 6/1 vlan 10
%SPANTREE-2-RX_BLKPORTPVID:Block 6/1 on rcving vlan 10 for inc peer vlan 0

Cisco 7200 および Cisco 7500 ルータの IEEE 802.1D BPDU のフレーム形式

図2-5 に、Cisco 7200 および Cisco 7500 シリーズ ルータの IEEE 802.1D BPDU のフレーム形式を示します。

図2-5 Cisco 7200 および Cisco 7500 ルータの IEEE 802.1D BPDU のフレーム形式

 

Cisco 7600 ルータの PVST+ BPDU フレーム形式

Cisco 7600 シリーズ ルータの PVST+ BPDU パケット形式は、図2-6 のとおりです。これらの BPDU は、IEEE 802.1D BPDU ではありませんが、シスコ独自の SSTP BPDU です。

図2-6 Cisco 7600 ルータの PVST+ BPDU フレーム形式(1483 ブリッジ モード)

 

Cisco L2PT BPDU のフレーム形式

図2-7 に、Cisco Layer 2 Protocol Tunneling(L2TP; レイヤ 2 プロトコル トンネリング)BPDU SNAP のフレーム形式を示します。

図2-7 L2PT BPDU SNAP のフレーム形式

 

BPDU 変換コマンド ライン インターフェイスの要約

相互運用性の問題を解決するために、シスコでは bridge-domain コマンドに次の新しいキーワードを導入しました。

ignore-bpdu-pid

pvst-tlv

ignore-bpdu-pid キーワード

ignore-bpdu-pid キーワードを使用しない場合、デバイス間の PVC は RFC 1483 準拠方式で動作します。これを、 strict mode といいます。 ignore-bpdu-pid キーワードを使用する場合は、 loose mode といいます。

このキーワードを使用しない場合、IEEE BPDU は、RFC 1483 に準拠する PID:0x00-0E を使用して送信されます。

このキーワードを使用すると、IEEE BPDU は、通常 1483 データ用に指定される PID:0x00-07 を使用して送信されます。

詳細については、「BPDU のパケット形式」を参照してください。

シスコ独自の PVST+ BPDU は、 ignore-bpdu-pid キーワードが使用されているかどうかに関わらず、常に PID:0x00-07 を使用するデータ フレームとして送信されます。

PID:00-07 を含む PVST(または 802.1D)BPDU を送信するデバイスに接続している場合は、 ignore キーワードを使用します。このデバイスには、ATM Digital Subscriber Line(DSL; デジタル加入者線)モデムなど大多数の CPE デバイスが含まれます。

pvst-tlv キーワード

pvst-tlv キーワードにより、PVST または STP のみを認識するデバイスとの相互運用において、BPDU 変換がイネーブルになります。Cisco 7600 ATM モジュールは PVST+ のみをサポートするので、ATM モジュールで PVST のみを認識する Catalyst 5000 スイッチ、または IEEE 形式のみを認識するその他の Cisco IOS ルータに接続する場合は、 pvst-tlv キーワードを使用する必要があります。

pvst-tlv キーワードにより、PVST+ BPDU は、送信時に IEEE BPDU に変換されます。

pvst-tlv キーワードにより、IEEE BPDU は、受信時に PVST+ BPDU に変換されます。

Cisco 7600 シリーズ ルータが Cisco 7200 シリーズ ルータに接続される場合

Cisco 7200 シリーズ ルータは、RFC 1483 準拠方式で IEEE BPDU のみを認識するデバイスです。そのため、Cisco 7600 シリーズ ルータが Cisco 7200 シリーズ ルータに接続される場合、次のキーワードを使用する必要があります。

bridge-domain vlan pvst-tlv vlan

この場合、Cisco 7200 ルータは IEEE BPDU に関して RFC 1483 準拠方式で動作する必要があるため、 ignore-bpdu-pid キーワードは使用されません。

Cisco 7600 シリーズ ルータが Catalyst 5500 ATM モジュールに接続される場合

Catalyst 5500 ATM モジュールは、RFC 1483 非準拠方式で PVST BPDU のみを認識するデバイスです。したがって、Cisco 7600 シリーズ ルータが Catalyst 5500 ATM モジュールに接続される場合、次の両方のキーワードを使用する必要があります。

bridge-domain vlan ignore-bpdu-pid pvst-tlv vlan

L2PT トポロジの CLI

L2PT トポロジの BPDU 変換をイネーブルにするには、次のコマンドラインを使用します。

bridge-domain PE vlan dot1q-tunnel ignore-bpdu-pid pvst-tlv CE vlan

BPDU 変換を必要とする標準的なトポロジ

ここでは、最も一般的なネットワーク シナリオについて説明し、各例におけるデバイス間の BPDU 変換をイネーブルにするのに必要な設定コマンドを示します。

Cisco 7600、Catalyst 5500、および Catalyst 6500 の L2PT トポロジ

図2-8 に、Catalyst 6500 スイッチと Cisco 7600 シリーズ ルータ間でデータ パケットが送信される場合のネットワーク トポロジの一例を示します。

図2-8 Catalyst 5500 スイッチ、6500 スイッチ、および Cisco 7600 シリーズ ルータの L2PT トポロジ

 

図2-8 に示すように、L2PT は Cisco 7600 の ATM 6/1/0 インターフェイスおよび Catalyst 6500 スイッチの Gig 2/1 インターフェイスで設定されます。

PVST パケットは、Catalyst 5500 スイッチから Cisco 7600 シリーズ ルータに送信されます。Cisco 7600 ルータは、L2PT を介して Catalyst 6500 スイッチにこれらの BPDU を送信します。カスタマー ネットワークにパケットを送信する前に、これらの BPDU のカプセル化が解除され、復元されます。

Cisco 7600 ルータおよび Catalyst 6500 スイッチは Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)デバイスで、それ以外は Customer Edge(CE; カスタマー エッジ)デバイスです。

ATM の設定例

着信するトラフィックはすべて、dot1q-tunnel を介して送信される必要があります。PE VLAN が 200 で CE VLAN が 100 の場合の設定は、次のとおりです。

Router(config)# interface atm 6/1/0
Router(config-if)# pvc 6/200
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 200 dot1q-tunnel ignore-bpdu-pid pvst-tlv 100
 

イーサネットの設定例

イーサネットの設定は、次のようになります。

Router(config)# interface gig2/1
Router(config-if)#switchport
Router(config-if)#switchport access vlan 200
Router(config-if)#switchport mode dot1q-tunnel
Router(config-if)# l2protocol-tunnel
 

CE VLAN 100 は、カスタマー サイトで使用されます。Catalyst 5500 スイッチは、データ形式で IEEE BPDU を送信します。Cisco 7600 ルータは BPDU を受信すると、まず PVST+ 形式に変換します。次に、フレームの Destination Address(DA; 宛先アドレス)MAC がプロトコル トンネルの MAC アドレスに変更され、レイヤ 2 クラウドに送信されます。

もう一端では、フレームが Gig 2/1 インターフェイスから送信される際に、DA MAC が PVST+ DA MAC に再度変更され、PVST+ BPDU が CPE デバイスに送信されます。

Cisco 7600 および Cisco 7200 の L2PT トポロジ

次に示す例では、Cisco 7600 シリーズ ルータは Cisco 7200 シリーズ ルータと通信する必要があります。

図2-9 Cisco 7600 ルータおよび Cisco 7200 ルータの L2PT トポロジ

 

PE 設定

PE での設定は、次のようになります。

!On PE 1
interface ATM2/0/0
no ip address
atm mtu-reject-call
pvc 7/101
bridge-domain 200 dot1q-tunnel
!
end
!On PE 2
interface ATM3/0/0
no ip address
pvc 2/101
bridge-domain 200 dot1q-tunnel pvst-tlv 100
!
end
 

Cisco 7600 CE の設定

Cisco 7600 CE 1 ルータの設定は、次のようになります。

!On CE 1
interface ATM1/1/0
no ip address
atm mtu-reject-call
pvc 7/101
bridge-domain 101
!
end
 

Cisco 7200 CE の設定

Cisco 7200 CE 2 ルータの設定は、次のようになります。

!On CE 2
interface ATM4/0
no ip address
no atm ilmi-keepalive
pvc 2/101
!
bridge-group 101
end
 

Cisco 7200 CE から Cisco 7600 CE へのデータ伝送シーケンス

これまでに説明した設定およびトポロジを前提とすると、Cisco 7200 CE から Cisco 7600 CE へのデータ伝送シーケンスは次のようになります。

1. Cisco 7200 CE 2 ルータは、RFC 1483 形式で MAC ヘッダーなしの BPDU を送信します。

2. Cisco 7600 PE ルータはこのパケットを受信すると、IEEE BPDU を PVST+ BPDU 形式に変換します。

3. VLAN 100 は、PVST+ BPDU に挿入されます。

4. 次に、フレームの DA MAC 値はプロトコル トンネルの DA MAC を使用するように書き換えられ、ATM ネットワーク クラウドに送信されます。

5. L2PT BPDU は、PE1 の ATM 2/0/0 インターフェイスから送信されなければなりません。DA MAC は、PVST+ DA MAC に復元されます。

6. 最後に、PVST+ BPDU は 7600 CE 1 ルータに送信されます。

7600 の基本的なバックツーバック シナリオ

図2-10 に、基本的なバックツーバック シナリオの例を示します。

図2-10 Cisco 7600 ルータの基本的なバックツーバック トポロジ

 

変換される PDU は、PVST+ BPDU です。PVST+ BPDU は、PID:0x00-07 を使用して送信されます。設定は、次のとおりです。

Router(config)# interface atm 2/1/0
Router(config-if)# pvc 2/202
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 101

Catalyst 5500 スイッチおよび Cisco 7600 ルータのバックツーバック トポロジ

別のトポロジ例は、単純なバックツーバック設定で、基本的な Catalyst 5500 および Cisco 7600 の相互運用性をテストするのに使用されます。

図2-11 Catalyst 5500 スイッチおよび Cisco 7600 ルータのバックツーバック トポロジ

 

Catalyst 5000 の ATM モジュールのような、データ形式(PID:0x00-07)の IEEE BPDU を送受信するデバイスに接続されている場合は、次のように設定する必要があります。

Router(config)# interface atm 2/1/0
Router(config-if)# pvc 2/202
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 101 ignore-bpdu-pid pvst-tlv 101
 

Cisco 7600 ルータは、発信 PVST+ BPDU を IEEE BPDU に変換します。また、 ignore-bpdu-pid キーワードもイネーブルであるため、BPDU によって PID:0x00-07 が使用されます。これは、Catalyst 5500 スイッチが要求しているものです。

Cisco 7600 および Cisco 7200 のバックツーバック トポロジ

PID:0x00-0E を使用して IEEE BPDU を送信する、RFC 1483 に完全に準拠するデバイスに接続している場合は、 bridge-domain コマンドで新しい ignore-bpdu-pid キーワードを使用する必要があります。

図2-12 Cisco 7600 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 シリーズ ルータのバックツーバック トポロジ

 

たとえば、Cisco 7600 シリーズ ルータが Cisco 7200 シリーズ ルータに接続される場合、次のような設定になります。

Router(config)# interface atm 2/1/0
Router(config-if)# pvc 2/202
Router(config-if-atm-vc)# bridge-domain 101 pvst-tlv 101

) この場合、CE VLAN は bridge-domain VLAN と同一である必要があります。