Cisco 7600 FlexWAN/Enhanced FlexWAN モジュール コンフィギュレーション ガイド
FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの概要
FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの概要
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの概要

章の内容

機能

サポート対象のライン カードおよびポート アダプタ

サポートされていない機能

FlexWAN ソフトウェアおよびハードウェアの要件

拡張 FlexWAN ソフトウェアおよびハードウェアの要件

前面パネル

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの概要

この章では、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの概要について説明します。


) Cisco IOS Release 12.2SRA 以上のリリースは、FlexWAN モジュールまたは Supervisor Engine 2 をサポートしません。これらのリリースは、拡張 FlexWAN モジュール、Sup720、および Sup32 をサポートします。また、Cisco IOS Release 12.2SRB では新たに Route Switch Processor 720 (RSP720)がサポートされます。


機能

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールは、Multilayer Switch Feature Card(MSFC; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)および Policy Feature Card(PFC; ポリシー フィーチャ カード)が取り付けられたスーパーバイザ エンジンとともに、Catalyst 6500 シリーズ スイッチまたは Cisco 7600 シリーズ ルータに搭載されます。MSFC は拡張 FlexWAN モジュールとともに、マルチプロトコル ルーティングをサポートし、シリアル RS-232 から OC-3 の範囲の速度でフル インターネット ルート接続を行います。FlexWAN モジュールおよび拡張 FlexWAN モジュールには Cisco 7200/7500 WAN ポート アダプタを 2 つまで装着できます。これらは、WAN を統合し、WAN セグメント全体にわたって QoS(Quality Of Service)およびトラフィック管理機能をもたらします。FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでは、ATM と POS OC-3 リンク、およびチャネライズド クリア チャネル ポート アダプタが、DS0 から T3/E3 の速度でサポートされます。

また、拡張 FlexWAN モジュールにはクロスバー ファブリックに接続する機能、およびプロセッサ速度とオンボード メモリを強化する機能があります。

ポート アダプタでサポートされている機能の設定手順については、次の URL にある適切なポート アダプタ マニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/cfgnotes/flexwan/flex_pa/index.htm

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでサポートされているプラットフォーム固有の機能の設定手順については、 第 2 章「FlexWAN および Enhanced FlexWAN ソフトウェア機能設定情報」 を参照してください。


) FlexWAN モジュールを使用するには、MSFC および PFC(またはそれ以上)を装備したスーパーバイザ エンジンが必要です。FlexWAN モジュールは MSFC を通じて設定します。使用するイメージに、イメージが FlexWAN モジュールおよび拡張 FlexWAN をサポートしていることを示す [v] の文字があることを確認してください(たとえば、c6k222-jsv-mz)。Cisco IOS Release 12.2SR 以上のリリースは、FlexWAN モジュールをサポートしていません。これらのリリースは、拡張 FlexWAN モジュールのみをサポートしています。また、Supervisor Engine 32 は FlexWAN モジュールをサポートしておらず、拡張 FlexWAN モジュールのみをサポートしていることに注意してください。



) 拡張 FlexWAN モジュールを使用するには、MSFC2 および PFC2 が取り付けられた Supervisor Engine 2、Supervisor Engine 720 または Supervisor Engine 32、または Route Switch Processor 720(Cisco IOS Release 12.2SRB で新たに導入)が必要です。Cisco IOS Release 12.2SRA 以上では、現在 Supervisor Engine 2 はサポートされていません。



) Route Processor Redundancy(RPR)モードの冗長 MSFC 構成では、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールのインターフェイスは指定した MSFC でのみ認識されます。冗長 MSFC に FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールのインターフェイスを設定するには、強制的にスイッチオーバーを実行する必要があります。これにより、インターフェイスを設定して、その設定を保存できるようになります。スイッチオーバーを実行すると、保存された設定が冗長 MSFC で使用されます。RPR+ モードの冗長 MSFC 構成では、アクティブ MSFC の設定がスタンバイ MSFC と同期します。次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/software/122sx/swcg/redund.htm


サポート対象のライン カードおよびポート アダプタ

表1-1 に、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでサポートされているポート アダプタを示します。


) ポート アダプタの挿入されていない FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールは、サポート対象の構成ではありません。


 

表1-1 サポート対象のポート アダプタ グループ

グループ
ポート アダプタ

ATM(トラフィック シェーピングを使用)

PA-A6-OC3MM
PA-A6-OC3SMI
PA-A6-OC3SML
PA-A6-T3
PA-A6-E3

PA-A3-OC3MM
PA-A3-OC3SMI
PA-A3-OC3SML
PA-A3-T3
PA-A3-E3
PA-A3-IMA-T1/E1

HSSI

PA-H
PA-2H

Packet over SONET (OC-3)

PA-POS-OC3MM
PA-POS-OC3SMI
PA-POS-OC3SML
PA-POS-2OC3
PA-POS-1OC3

T1/E1

PA-4T+
PA-8T-V35
PA-8T-X21
PA-8T-232
PA-4E1G/75
PA-4E1G/120
PA-MC-2E1/120
PA-MC-2T1
PA-MC-4T1
PA-MC-8T1
PA-MC-8E1/120
PA-MC-8TE1+
PA-MC-STM-1

T3/E3(クリアチャネルおよびチャネライズド)

PA-T3
PA-2T3
PA-T3+
PA-2T3+
PA-E3
PA-2E3
PA-MC-T3
PA-MC-2T3+
PA-MC-E3

ファスト イーサネット 12

PA-1FE-FX
PA-1FE-TX
PA-2FE-FX
PA-2FE-TX

1.拡張 FlexWAN モジュールのみでサポートされます。

2.インターフェイスをレイヤ 2 ポートとして設定するオプションは、拡張 FlexWAN モジュールではサポートされません。


) FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの所要電力は 2.38 A です。スーパーバイザ エンジンおよびスイッチング モジュールの所要電力については、『Cisco 7600 Series Router Installation Guide』と『Catalyst 6500 Series Switch Installation Guide』を参照してください。



警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。


サポートされていない機能

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールでサポートされていない機能を次に示します。

ATM LAN エミュレーション(LANE)

Dial-on-Demand Routing(DDR; ダイヤルオンデマンド ルーティング)

フレーム リレーSwitched Virtual Circuit(SVC;相手先選択接続)

Frame Relay Traffic Shaping(FRTS; フレームリレー トラフィック シェーピング)

FRF.9

ISDN、L2TP、L2F、PPTP

L2TPv2

L2TPv3

レガシー Priority Queueing(PQ; プライオリティ キューイング)および Custom Queueing(CQ; カスタム キューイング)

Local Area Transport(LAT)

マルチシャーシ マルチリンク PPP

PPP over ATM

PPP over Ethernet(PPPoE)

リライアブル PPP(RFC 1663)

STAC 圧縮

Systems Network Architecture(SNA)シリアル プロトコル(Synchronous Data Link Control [SDLC]、Frame Relay Access Support [FRAS] Boundary Network Node/Boundary Access Node [BNN/BAN])

X.25、Link Access Procedure Balanced(LAPB; 平衡型リンク アクセス手順)

FlexWAN ソフトウェアおよびハードウェアの要件

FlexWAN モジュールを使用するには、MSFC および PFC を装備したスーパーバイザ エンジンが必要です。FlexWAN モジュールは MSFC を通じて設定します。


) Cisco IOS Release 12.2SRA 以上のリリースは、FlexWAN モジュールまたは Supervisor Engine 2 をサポートしていません。


ソフトウェア要件は次のとおりです。

Supervisor Engine 720 で Cisco IOS を含むシステムの場合:

Cisco IOS Release 12.2(14)SX 以上

Supervisor Engine 2 と MSFC2 の両方で Cisco IOS を含むシステムの場合:

Cisco IOS Release 12.1(8a)E 以上(スーパーバイザ エンジンと MSFC2 の両方)

スーパーバイザ エンジンで Catalyst ソフトウェア、MSFC または MSFC2 で Cisco IOS ソフトウェアを含むシステムの場合:

MSFC ― Cisco IOS Release 12.1(1)EX 以上

スーパーバイザ エンジン ソフトウェア ― Catalyst 6500 シリーズ スーパーバイザ エンジン ソフトウェア リリース5.4(2) 以上

Supervisor Engine 720 で Catalyst ソフトウェア、MSFC3 で Cisco IOS ソフトウェアを含むシステムの場合:

MSFC3 ― Cisco IOS Release 12.2(14)SX2 以上

Supervisor Engine 720 ソフトウェア ― Catalyst 6500 シリーズ スーパーバイザ エンジン ソフトウェア リリース 8.1(1) 以上

拡張 FlexWAN ソフトウェアおよびハードウェアの要件

拡張 FlexWAN モジュールを使用するには、MSFC および PFC を装備したスーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサが必要です。拡張 FlexWAN モジュールは MSFC を通じて設定します。


) Cisco IOS Release 12.2SRA 以上のリリースは、FlexWAN モジュールまたは Supervisor Engine 2(Sup2)をサポートしていません。これらのリリースは、拡張 FlexWAN モジュール、Sup720、および Sup32 のみをサポートしています。また、Cisco IOS Release 12.2SRB では新たに Route Switch Processor 720 (RSP720)がサポートされます。

Cisco IOS Release 12.2SR は Release 12.2(18)SXF に基づいてビルドされています。つまり、以降の 12.2(18)SXF リリース(SXF1、SXF2、および SXF3)に含まれるハードウェアおよびソフトウェア機能は、このリリースには含まれていないことを意味します。


ソフトウェア要件は次のとおりです。

ルート スイッチ プロセッサ(RSP720)で Cisco IOS を含むシステムの場合:

Cisco IOS Release 12.2(33)SRB 以上

Supervisor Engine 720 と MSFC3 の両方で Cisco IOS を含むシステムの場合:

Cisco IOS Release 12.2(17b)SXA 以上のリリース(スーパーバイザ エンジンと MSFC3 の両方)

Supervisor Engine 2 と MSFC2 の両方で Cisco IOS を含むシステムの場合:

Cisco IOS Release 12.2(17d)SXB 以上のリリース(スーパーバイザ エンジンと MSFC2 の両方)

Supervisor Engine 32 と MSFC2A の両方で Cisco IOS を含むシステムの場合:

Cisco IOS Release 12.2(18)SXF 以上のリリース(スーパーバイザ エンジンと MSFC2A の両方)

Supervisor Engine 720 で Catalyst ソフトウェア、MSFC3 で Cisco IOS ソフトウェアを含むシステムの場合:

MSFC3 ― Cisco IOS Release 12.2(18)SXF 以上

Supervisor Engine 720 ソフトウェア ― Catalyst 6500 シリーズ スーパーバイザ エンジン ソフトウェア リリース8.5(1)以上

Supervisor Engine 32 で Catalyst ソフトウェア、MSFC2A で Cisco IOS ソフトウェアを含むシステムの場合:

MSFC2A ― Cisco IOS Release 12.2(18)SXF 以上

Supervisor Engine 32 ソフトウェア ― Catalyst 6500 シリーズ スーパーバイザ エンジン ソフトウェア リリース 8.5(1)以上

Supervisor Engine 2 で Catalyst ソフトウェア、MSFC2 で Cisco IOS ソフトウェアを含むシステムの場合:

MSFC3 ― Cisco IOS Release 12.2(18)SXF 以上

Supervisor Engine 2 ソフトウェア ― Catalyst 6500 シリーズ スーパーバイザ エンジン ソフトウェア リリース 8.1(1) 以上


) 拡張 FlexWAN モジュールは、Supervisor Engine 1 をサポートしていません。


前面パネル

FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの前面パネルの LED(図1-1を参照)は、FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールのステータスを示します。 表1-2 に各 LED の動作を示します。

図1-1 FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの前面パネル

 

 

表1-2 FlexWAN および拡張 FlexWAN モジュールの LED の説明

LED
色/説明

STATUS

ステータス LED は、モジュールの状態を次のように表します。

正常な初期化シーケンス

オレンジ ― モジュールの起動中または診断テストの実行中

グリーン ― すべての診断テストが正常に終了し、モジュールは動作可能

初期化シーケンス時のエラー

オレンジ ― モジュールの起動中または診断テストの実行中

レッド ― 診断テストに失敗し、動作不能

環境モニタ

オレンジ ― 過熱状態(マイナーしきい値を超過)

レッド ― 過熱状態(メジャーしきい値を超過)


) FlexWAN または拡張 FlexWAN モジュールのステータス LED の色は、初めて電源を投入するときはレッドですが、その後オレンジに変わります。



) オフになっているステータス LED は、no power enableコマンドを使用してモジュールの電源が切断されたか、障害が発生していることを意味します。



) ポート アダプタの LED の詳細については、ご使用のポート アダプタに付属のマニュアルを参照してください。