オプティカル サービス モジュール コンフィギュレーション ノート Cisco IOS Release 12.1E
OSM上でのQoSの設定
OSM上でのQoSの設定
発行日;2012/02/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

OSM上でのQoSの設定

OSM上のQoSの概要

OSM上のQoSの設定

グローバルなQoSのイネーブル化

DSCP値またはIP precedence値をマーキングするPFC2 QoSの設定

クラスベース トラフィック シェーピングの設定

CBWFQの設定

制限および使用上の注意事項

設定作業

設定例

LLQの設定

制限および使用上の注意事項

設定作業

WREDの設定

設定作業

階層化トラフィック シェーピングの設定

設定作業

キュー制限の設定

サポート対象外のQoS機能

サポート対象外のフレーム リレー固有のQoS機能

OSM上でのQoSの設定

この章では、OSM(オプティカル サービス モジュール)上でQuality of Service(QoS;サービス品質)を設定する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

「OSM上のQoSの概要」

「OSM上のQoSの設定」

OSM上のQoSの概要

レイヤ3 QoSは、OSM上のすべてのレイヤ3 WANポートでサポートされます。OSM上のギガビット イーサネットLANポートのQoSは、Policy Feature Card 2(PFC2;ポリシー フィーチャ カード2)によって実現されます。

スーパバイザ エンジンおよびMSFC(マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)上でCisco IOS Release 12.1(11b)E以上を実行しているシステムの場合、OSMのLANポートおよびWANポートの両方で、受信トラフィックのPFC2マーキングがサポートされます。Cisco IOS Release 12.1(11b)Eより前のリリースでは、受信トラフィックのPFC2マーキングはOSMのギガビット イーサネットLANポートだけでサポートされます。WANポートではサポートされません。スーパバイザ エンジンでCatalystソフトウェアを実行し、MSFCでCisco IOSソフトウェアを実行しているシステムの場合、OSMのWANポートでの受信トラフィックのPFC2マーキングはサポートされません。

スーパバイザ エンジンとMSFCの両方でCisco IOSソフトウェアを実行しているシステムでは、Modular QoS Command Line Interface(MQC;モジュラQoS[サービス品質] CLI)を使用してQoSを設定します。スーパバイザ エンジンでCatalystソフトウェアを実行し、MSFCでCisco IOSソフトウェアを実行しているシステムの場合には、Cisco IOSとスーパバイザ エンジンの既存のMQCおよびスーパバイザ エンジンCLI(コマンドライン インターフェイス)コマンドを使用してQoSを設定します。QoSの設定およびコマンドの詳細については、次に紹介するCisco IOS QoSソリューションのマニュアル、および「関連資料」に記載されているCisco 7600シリーズ ルータおよびCatalyst 6000のマニュアルを参照してください。

OSM WANポートは、次のQoSの実装をサポートします。

クラスベース トラフィック シェーピング

Class-Based Weighted Fair Queuing(CBWFQ;クラスベース均等化キューイング)

Low Latency Queueing(LLQ)

Weighted Random Early Detection(WRED;重み付きランダム早期検出)

階層化シェーピング

WAN OSMポートに対するQoSの設定情報および設定例については、「OSM上のQoSの設定」を参照してください。

WAN OSMポートに対するMPLS QoSの設定情報および設定例については、「MPLS QoSの設定」を参照してください。

PFC2のQoS設定および設定例については、次のURLを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/software/121e/swcg/qos.htm

Cisco IOS QoSの総合的な設定情報については、次のCisco IOSマニュアルを参照してください。

『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/qos_c/index.htm

『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/qos_r/index.htm

OSM上のQoSの設定

ここでは、OSM上のQoSの設定方法について説明します。

「グローバルなQoSのイネーブル化」

「DSCP値またはIP precedence値をマーキングするPFC2 QoSの設定」

「クラスベース トラフィック シェーピングの設定」

「CBWFQの設定」

「LLQの設定」

「WREDの設定」

「階層化トラフィック シェーピングの設定」

「キュー制限の設定」

Destination Sensitive Services(DSS)でサポートされるシェーピング機能については、「OSM上でのDSSの設定」を参照してください。

MPLSでサポートされるシェーピング機能については、「OSM上でのMPLSの設定」を参照してください。

PFC2では、OSM WANおよびギガビット イーサネットLANポートへの次のQoS実装が可能です。

ポリシング

マーキング

Cisco 7600シリーズ ルータでPFC2 QoSを設定する方法については、次のマニュアルを参照してください。

『Cisco 7600 Series Cisco IOS Software Configuration Guide』Release 12.1E(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/software/121e/swcg/index.htm

『Cisco 7600 Series Cisco IOS Command Reference』Release 12.1E(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/software/121e/cmdref/index.htm

スーパーバイザ エンジンまたはMSFC上でCisco IOSソフトウェアが動作するCatalyst 6000ファミリー スイッチにPFC2 QoSを設定する方法については、次のマニュアルを参照してください。

『Catalyst 6500 Series Cisco IOS Software Configuration Guide』Release 12.1E(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/12_1e/swconfig/index.htm

『Catalyst 6500 Series Cisco IOS Command Reference』Release 12.1E(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/12_1e/comref/index.htm

グローバルなQoSのイネーブル化

OSMでQoSを設定する前に、QoS機能をグローバルにイネーブルにしなくてはいけません。QoSをグローバルにイネーブルにする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# mls qos

スイッチでQoSをイネーブルにします。 QoSをグローバルにディセーブルにするには、no mls qosコマンドを使用します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos

設定を確認します。

次に、QoSをグローバルにイネーブルにする例を示します。

Router(config)# mls qos
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos
QoS is enabled globally
Microflow QoS is enabled globally
 
QoS global counters:
Total packets: 544393
IP shortcut packets: 1410
Packets dropped by policing: 0
IP packets with TOS changed by policing: 467
IP packets with COS changed by policing: 59998
Non-IP packets with COS changed by policing: 0
Router#
 

DSCP値またはIP precedence値をマーキングするPFC2 QoSの設定

PFC2 QoSは、次のように、LANおよびWANポートの両方でサポートされています。

12.1(11b)Eは、OC-3c/STM-1 POS、OC-12c/STM-4 POS OSM、およびGE WAN OSMのPFC2 QoSをサポートしています。

12.1(11b)EXは、OC-48c/STM-16 POS OSMのPFC2 QoSをサポートしています。

12.1(12c)E1は、OC-12c/STM-4 ATM OSMのPFC2 QoSをサポートしています。

12.1(13)E1以降では、その他の全OSMは、OSMがサポートされているリリースであれば、PFC2 QoSがサポートされています。ただし、PFC2 QoSのサポート対象でないOC-48c/STM-12 POS/DPT OSMはサポートされていません。


) スーパバイザ エンジンおよびMSFCの両方でCisco IOSソフトウェアを実行しているシステムに限り、WANポートでPFC2 QoSがサポートされます。スーパバイザ エンジンでCatalystソフトウェアを実行し、MSFCでCisco IOSソフトウェアを実行しているシステムの場合、OSMのWANポートでPFC2 QoSはサポートされません。



) 受信トラフィックに有効なDSCP値またはIP precedence値が含まれている場合、トラフィック シェーピングだけを設定します(クラスベース トラフィック シェーピングの設定を参照)。


LANポートまたはWANポートを介して受信したトラフィックに、トラフィック シェーピングに有効なDSCP値またはIP precedence値が含まれていない場合、または受信した値を変更したい場合には、PFC QoSにトラフィックのマーキングを設定できます。

スーパバイザ エンジンおよびMSFCでCisco IOSソフトウェアを実行しているCisco 7600シリーズ ルータにPFC2 QoSを設定する場合は、次のマニュアルを参照してください。

『Cisco 7600 Series Router Software Configuration Guide』(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/121_8aex/swcg/index.htm

『Cisco 7600 Series Router Family Command Reference』(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/121_8aex/cmdref/index.htm

スーパバイザ エンジンおよびMSFCでCisco IOSソフトウェアを実行しているCatalyst 6000にPFC2 QoSを設定する場合は、次のマニュアルを参照してください。

『Catalyst 6000 Family IOS Software Configuration Guide』(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/121_8aex/swconfig/index.htm

『Catalyst 6000 Family IOS Command Reference』(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/121_8aex/comref/index.htm

スーパバイザ エンジンでCatalystソフトウェアを実行し、MSFCでCisco IOSソフトウェアを実行しているCisco 7600シリーズ ルータにPFC2 QoSを設定する場合は、次のマニュアルを参照してください。

『Cisco 7600 Optical Services Router Software Configuration Guide』(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/rel_6_2/swcg/index.htm

『Cisco 7600 Optical Services Router Family Command Reference』(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/rel_6_2/cmdref/index.htm

スーパバイザ エンジンでCatalystソフトウェア、MSFCでCisco IOSソフトウェアを実行しているCatalyst 6000ファミリー スイッチにPFC2 QoSを設定する場合は、次のマニュアルを参照してください。

『Catalyst 6000 Family Software Configuration Guide』(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/sw_6_2/confg_gd/index.htm

『Catalyst 6000 Family Command Reference』(URLは次のとおり)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/sw_6_2/cmd_ref/index.htm

クラスベース トラフィック シェーピングの設定

ここでは、クラスベース トラフィック シェーピングの設定について説明します。

OSM上のQoSは、着信および発信の両方のトラフィック シェーピングをサポートします。シェーピングは、パケットのIP precedence値またはDSCP値に基づいて行われます。スーパバイザ エンジンおよびMSFCでCisco IOS Release 12.1(11b)E以上を実行しているシステムの場合、着信シェーピングは受信トラフィックのIP precedence値またはDSCP値に基づいて行われます。発信シェーピングは、受信トラフィックのIP precedence値またはDSCP値、あるいは受信トラフィックのPFC2マーキングのどちらかに基づいて行われます。

スーパバイザ エンジンおよびMSFCで12.1(11b)Eより前のCisco IOSリリースを実行しているシステムの場合、入力インターフェイスと出力インターフェイスの両方がWANポートに設定されていれば、受信トラフィックのIP precedence値またはDSCP値だけに基づく着信/発信シェーピングを実行できます。入力インターフェイスがLANポートに設定され、出力インターフェイスがWANポートに設定されている場合、PFC2で出力インターフェイスに転送される前にトラフィックをマーキングし、変更後のIP precedence値またはDSCP値に基づく発信シェーピングを実行できます。


) スーパバイザ エンジンでCatalystソフトウェアを実行し、MSFCでCisco IOSソフトウェアを実行しているシステムの場合、OSMのWANポートでPFC2 QoSはサポートされません。


クラスベース シェーピングを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードでclass-mapコマンドを使用し、クラス マップ名を指定してクラスの一致条件を定義します。ポリシー マップ名を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードでpolicy-mapコマンドを使用します。また、各クラスについてトラフィックがシェーピングされる最大レートを設定するには、shape averageコマンドを使用します。ポリシー マップを該当するインターフェイスに適用します。

トラフィック シェーピングを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードでMSFCに対して次のコマンドを実行します。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# class-map [match-all | match-any] class-name

クラスに対してパケットを照合するためのクラスマップを作成します。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match ip [dscp ip-dscp-value | precedence ip-precedence-value]

一致条件として、特定のDSCP値またはIP precedence値を指定します。クラスの一致条件は、IP DSCPまたはIP precedenceを基準にすることができます。

ステップ 3

Router(config)# policy-map policy_name

1つまたは複数のインターフェイスに適用できるポリシー マップを作成または変更し、サービス ポリシーを指定します。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーに含めるクラスを定義します。

ステップ 5

Router(config-pmap-c)# shape average cir 1 2

指定されたクラスの指示されたビット レートに合わせてトラフィックをシェーピングします。

ステップ 6

Router(config)# interface interface-name

ポリシー マップの適用先インターフェイスを指定します。

ステップ 7

Router(config-if)# service-policy [input | output policy-name]

指定したポリシー マップをインターフェイスに適用します。

1.サポートされているパラメータのみが表示されます。

2.表 9-1を参照してください。

ロー シェープ レート キューおよびハイ シェープ レート キューを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 クラス マップを定義することにより、2つのクラスに対する一致条件を指定して、トラフィッククラスを作成します。

Router(config)# class-map match-all gold-data
Router(config-cmap)# match ip dscp 40
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match-all bronze-data
Router(config-cmap)# match ip dscp 8
Router(config-cmap)# exit
 

ステップ 2 サービス ポリシーを定義し、ゴールド データとブロンズ データの2つのクラスに関するポリシー仕様を指定します。ステップ 1で定義した一致条件が、各クラスに適用されます。

Router(config)# policy-map policy1
Router(config-pmap)# class gold-data
Router(config-pmap-c)# shape average 2000000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# class bronze-data
Router(config-pmap-c)# shape average 1000000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# class class-default
Router(config-pmap-c)# shape average 3000000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)#
 

) class-defaultクラスは、ポリシー マップの作成時にあらかじめ定義されています。トラフィックが、ポリシー マップにポリシーが定義されている他のクラスの一致条件を満たしていない場合、トラフィックはこのクラスに転送されます。class-defaultクラスのシェーピング レートは、デフォルトで回線レートの99%に設定されますが、この値は変更できます。


ステップ 3 ポリシー マップを該当するインターフェイスに適用します。次に、ポリシーを出力ポリシーとして適用する例を示します。

Router(config)# interface pos2/0
Router(config-if)# service-policy output policy1
Router(config-if)# exit
 

ステップ 4 インターフェイスのポリシー情報を表示します。


) OSMは、次の出力のBc値およびBe値を使用しません。CLIでこれらの値が生成されます。


Router# show policy interface pos2/0
 
pos2/0
 
service-policy output:policy1
 
class-map:gold-data (match-all)
323743 packets, 322448028 bytes
5 minute offered rate 5796000 bps, drop rate 4819000 bps
match:ip dscp 40
queue size 0, queue limit 128
packets output 30390, packet drops 293353
tail/random drops 293353, no buffer drops 0, other drops 0
shape:cir 1000000, Bc 4000, Be 4000
output bytes 30268440, shape rate 575000 bps
 
class-map:bronze-data (match-all)
302715 packets, 301504140 bytes
5 minute offered rate 5443000 bps, drop rate 3448000 bps
match:ip dscp 8
queue size 0, queue limit 128
packets output 56936, packet drops 245779
tail/random drops 245779, no buffer drops 0, other drops 0
shape:cir 2000000, Bc 8000, Be 8000
output bytes 56708256, shape rate 1051000 bps
 
class-map:class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
5 minute offered rate 67804000 bps, drop rate 0 bps
match:any
0 packets, 0 bytes
5 minute rate 0 bps
queue size 0, queue limit 128
packets output 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
shape:cir 3000000, Bc 12000, Be 12000
output bytes 0, shape rate 0 bps
 


 

表 9-1 に示すように、shape averageコマンドおよびpriorityコマンド(OC-3以上の場合)の最低レートは、階層化シェープ レートまたは物理インターフェイス速度の1/255です。T3以下のインターフェイス速度では、最低レートは256 Kbpsです。bandwidthコマンドの最低レートは、階層化シェープ レートまたは物理インターフェイス速度の1%です。shape averageコマンド、bandwidthコマンド、およびpriorityコマンドの粒度は、階層化シェープ レートまたは物理インターフェイス速度の1/255です。設定レートはすべて、粒度の整数倍に四捨五入されます。

 

表 9-1 最低QoSレート

物理インターフェイス速度
Priorityコマンドの
最低レート(Kbps)
Shapeコマンドの
最低レート(Kbps)

T3以下

256

256,000

OC3 POS

607

607,843

OC12 POS

2,439

2,439,215

OC48 POS

9,756

9,756,862

OC12 ATM

2,349

2,349,176

GE WAN

該当なし

1,000,000

拡張GE WAN

3,921

3,921,568

階層化シェーピング

該当なし

1,000,000


) 階層化シェーピング ポリシーについては、「階層化トラフィック シェーピングの設定」を参照してください。


CBWFQの設定


) スーパバイザ エンジンでCatalystソフトウェアを実行し、MSFCでCisco IOSソフトウェアを実行しているシステムの場合、OSMのWANポートでCBWFQはサポートされません。



) CBWFQは、OSM-4GE-WAN-GBICおよび2ポートのOC-48c/STM-16 POS/DPT OSM上ではサポートされません。


CBWFQは、ユーザ定義トラフィック クラスに対するサポートを提供します。トラフィック クラスに属するパケットには、そのトラフィック クラスの特性である保証帯域幅が割り当てられます。

キューが制限値に達したあとで、そのトラフィック クラスのキューにパケットが追加されると、テール ドロップが生じることがあります。テール ドロップは、パケット入力レートがパケット出力レートより低くなり、キューに空きができるまで、トラフィック クラスのパケットを廃棄することによって輻輳を処理する手段です。

ここでは、CBWFQについて説明します。

「制限および使用上の注意事項」

「設定作業」

「設定例」

制限および使用上の注意事項

CBWFQ制限および使用上の注意事項は、次のとおりです。

デフォルトのトラフィック クラスでのbandwidthコマンドの使用

ユーザ定義のトラフィック クラスに属さないトラフィックはすべて、デフォルトのトラフィック クラスの一部として分類されます。デフォルトのトラフィック クラスには、リンク帯域幅から(bandwidthコマンドにより)ユーザ定義トラフィック クラスに割り当てられた帯域幅を差し引いた帯域幅が自動的に割り当てられます。デフォルトのトラフィック クラスには常に、最低限、リンク帯域幅の1%が予約されています。デフォルトのトラフィックに割り当てられる帯域幅は、デフォルトのトラフィック クラスに対してbandwidthコマンドを使用することで、変更できます。

match protocolコマンドの使用

アクセス制御リストを、トラフィック クラスの一致条件として使用することはできません。

サポートされているコマンドは、match ip precedenceコマンド、match ip dscpコマンド、およびmatch mpls experimentalコマンドのみです。

帯域幅の割り当て

CBWFQでは、トラフィック クラスに割り当てる保証帯域幅を指定することができます。インターフェイス上の帯域幅変動を考慮して、最大64のトラフィック クラスを設定して、帯域幅の割り当てを制御できます。超過帯域幅が利用できる場合は、超過帯域幅は、priority およびbandwidthコマンドで指定した定義済み帯域幅に比例して共有されます。

サービス ポリシーに最大64の個別のトラフィック クラスを設定できます。

設定作業

CBWFQは、ユーザ定義トラフィック クラスとサービス ポリシーを使用して設定します。トラフィック クラスとサービス ポリシーの設定には、Modular QoS CLIを使用します。

Modular QoS CLIの設定の詳細については次のURLにアクセスし、『 Modular Quality of Service Command Line Interface 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120xe/120xe5/mqc/mcli.htm

ここでは、CBWFQの設定作業について説明します。

「ポリシー マップへのサービス ポリシーの設定」

「既存サービス ポリシーの帯域幅の変更」

「CBWFQのコンフィギュレーションおよび統計情報の表示」

ポリシー マップへのサービス ポリシーの設定

CBWFQは、Modular QoS CLIを使用して設定します。Modular QoS CLIでは、サービス ポリシーを設定する前にトラフィック クラスを作成する必要があります。以降の手順は、トラフィック クラスがすでに作成されていることを前提にしています。Modular QoS CLI(トラフィック クラスの設定に関する情報を含む)の設定の詳細については、次のURLにアクセスし、『 Modular Quality of Service Command Line Interface 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120xe/120xe5/mqc/mcli.htm

次の手順では、帯域幅指定を含むサービス ポリシー( policy-map コマンドを使用)を作成しています。

サービス ポリシーにQoS機能を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# policy-map policy-map

作成または変更するサービス ポリシーの名前を指定します。

ステップ 2

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーに関連付けるトラフィック クラスの名前を指定します。

ステップ 3

Router(config-pmap-c)# bandwidth bandwidth-kbps | percent % of available bandwidth3 4

関連トラフィック クラスの基準に一致したパケットに割り当てる使用可能帯域幅(kbps)の割合を指定します。

3.サポートされているパラメータのみが表示されます。

4.表 9-1を参照してください。

既存サービス ポリシーの帯域幅の変更

既存のトラフィック クラスに割り当てた帯域幅を変更する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# policy-map policy-map

作成または変更するサービス ポリシーの名前を指定します。

ステップ 2

Router(config-pmap)# class class-name
 

帯域幅を変更したいトラフィック クラスの名前を指定します。

ステップ 3

Router(config-pmap-c)# bandwidth bandwidth-kbps | percent % of available bandwidth

関連トラフィック クラスの基準に一致したパケットに割り当てる使用可能帯域幅(kbps)の割合を指定します。

CBWFQのコンフィギュレーションおよび統計情報の表示

サービス ポリシーおよび関連トラフィック クラスのコンフィギュレーションを表示する手順は、次のとおりです。


) CBWFQをサポートするOSM上では、QoSパラメータの粒度は、階層化シェープ レートまたはリンク レートの1/255より大きくなります。show policy-map interfaceコマンドで、四捨五入されたQoSパラメータを表示します。


次の表に、show policy-map interfaceコマンドのバージョンを示します。

 

コマンド
説明
Router# show policy-map

設定されているすべてのサービス ポリシーを表示します。

Router# show policy-map policy-map-name

ユーザ定義のサービス ポリシーを表示します。

Router# show policy-map interface

インターフェイスに適用されているすべての入/出力ポリシーの設定および統計情報を表示します。

Router# show policy-map interface interface-spec

特定のインターフェイスに適用されている入/出力ポリシーの設定および統計情報を表示します。

Router# show policy-map interface interface-spec input

インターフェイスに適用されている入力ポリシーの設定および統計情報を表示します。

Router# show policy-map interface interface-spec output

インターフェイスに適用されている出力ポリシーの設定および統計情報を表示します。

Router# show policy-map [ interface [ interface-spec [ input | output ] [ class class-name ]]]]

ポリシーに設定されているクラス名の設定および統計情報を表示します。

次に、show policy-map interfaceコマンドを入力したときに表示される情報の例を示します。

Router1-PE# show policy-map interface
 
POS6/2
service-policy output:s
 
queue stats for all priority classes:
queue size 0, queue limit 32655
packets output 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
 
class-map:dscp0 (match-all)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:ip dscp 0
queue size 0, queue limit 610
packets output 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
shape:cir 2440000, Bc 9760, Be 9760
(shape parameter is rounded to 2439000 due to granularity)
output bytes 0, shape rate 0 bps
 
class-map:dscp1 (match-any)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:ip dscp 1
0 packets, 0 bytes
30 second rate 0 bps
queue size 0, queue limit 100000
packets output 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
bandwidth:kbps 400000, weight 64
(bandwidth parameter is rounded to 397592 kbps due to granularity)
 
class-map:dscp2 (match-all)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:ip dscp 2
Priority:21% (130620 kbps), burst bytes 3265500, b/w exceed drops:0
(Priority parameter is rounded to 129278 kbps due to granularity)
 
class-map:class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:any
0 packets, 0 bytes
30 second rate 0 bps
queue size 0, queue limit 11422
packets output 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
 
Vlan101
 
service-policy input:s2
 
class-map:class-default (match-any)
166999 packets, 169002065 bytes
5 minute offered rate 2084000 bps, drop rate 0 bps
match:any
0 packets, 0 bytes
5 minute rate 0 bps
queue size 0, queue limit 0
packets input 166999, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
shape:cir 200000000, Bc 800000, Be 800000
(shape parameter is rounded to 197576000 due to granularity)
input bytes 169002065, shape rate 2084000 bps
Router1-PE#

設定例

トラフィック クラスを設定し、サービス ポリシーを作成し、インターフェイスにサービス ポリシーを適用する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 2つのトラフィック クラスを作成し、一致条件を定義します。最初のトラフィック クラス名はclass1で、一致条件としてDSCP 30を使用します。2つめのトラフィック クラス名はclass2で、一致条件としてDSCP 10を使用します。パケットはこれらの基準に対して照合され、そのトラフィック クラスに属するかどうかが判別されます。

Router(config)# class-map class1
Router(config-cmap)# match ip dscp 30
Router(config-cmap)# exit
 
Router(config)# class-map class2
Router(config-cmap)# match ip dscp 10
Router(config-cmap)# exit
 

ステップ 2 class1およびclass2の2つのトラフィック クラスにQoS機能を関連付けるサービス ポリシーpolicy1を定義します。これらのトラフィック クラスの一致条件は、ステップ 1で定義済みです。

Router(config)# policy-map policy1
Router(config-pmap)# class class1
Router(config-pmap-c)# bandwidth 30000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)# class class2
Router(config-pmap-c)# bandwidth 20000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)#
 

ステップ 3 サービス ポリシーを定義したあとで、このサービス ポリシーを1つまたは複数のインターフェイスに適用します。 同じサービス ポリシーを複数のインターフェイスに適用できますが、各インターフェイスに適用できるのは、入力時に1つのサービス ポリシー、出力時に1つのポリシー マップだけです。

Router(config)# interface pos 2/0
Router(config-if)# service-policy output policy1
Router(config-if)# exit
 


 

次に、OC-3リンクにCBWFQを設定する例を示します。Class fooおよびClass barに、それぞれリンクレートの20%および30%の保証最低帯域幅を割り当てます。残りの帯域幅がデフォルト クラスおよびclass bazに均等に配分され、それぞれリンクレートの25%が割り当てられます。ただし、class bazの帯域幅は最大15 Mbps(リンクレートの10%)にシェーピングされるので、class bazに割り当てられる保証最低帯域幅は15 Mbpsになります。

class-map foo
match ip dscp 10
class-map bar
match ip dscp 20
class-map baz
match ip dscp 30
 
policy-map foobar
class foo
bandwidth percent 20%
class bar
bandwidth percent 30%
class baz
shape average 15000000
 
int pos2/0
service-policy output foobar
 

次に、OSM上に最小許容のシェーピング レートを下回る設定をする場合に使用する推奨階層化ポリシー マップのCBWFQ例を示します。

policy-map parent-policy
class class-default
shape average parent-shape-rate
service-policy child-policy

) parent-shape-rateパラメータに1,000,000 bps以下の値を使用したり、child-policy mapパラメータに256 Kbps以下の値を使用することは推奨できません。


LLQの設定


) スーパバイザ エンジンでCatalystソフトウェアを実行し、MSFCでCisco IOSソフトウェアを実行しているシステムの場合、OSMのWANポートでLLQはサポートされません。



) LLQは、OSM-4GE-WAN-GBICおよび2ポートのOC-48c/STM-16 POS/DPT OSM上ではサポートされません。


LLQによりトラフィック クラスに対して低レイテンシの動作を指定することができます。LLQでは、遅延に影響されやすいデータを優先的に処理することができます。

priorityコマンドを使用すると、遅延に影響されやすいデータを優先的に処理するように設定できます。LLQでは1つのプライオリティ キューを使用して、そのキューに各トラフィック クラスを指定できます。特定クラスのトラフィックをプライオリティ キューに入れるには、ポリシー マップに特定クラスの名前を指定したあとで、そのクラスに対してpriorityコマンドを設定します。ポリシー マップには、1つまたは複数のクラス優先順位を指定することができます。

トラフィック クラスに priority コマンドを指定する場合は、 bandwidth 引数をkbps単位で指定するか、または%単位の数字とpercent キーワード で指定します。badwidthパラメータで指定した帯域幅は、ワーストケースの輻輳状態においても、プライオリティ クラスの保証帯域幅として設定されます。Cisco IOS Release 12.1(19)Eでは、プライオリティ クラスが超過加入の場合、パリティなしトラフィックの保証帯域幅の割り当てに影響します。通常 priority コマンドを使用する場合は、同時にアドミッション制御メカニズムを使用して、プライオリティ クラスに提示された負荷の量を制御して、その他のクラスの枯渇を回避します。


) プライオリティ クラスの帯域幅は、priorityコマンドのパラメータとして指定されるので、プライオリティ クラスにはbandwidthコマンドを使用して帯域幅を設定することはできません。


制限および使用上の注意事項

LLQ制限および使用上の注意事項は、次のとおりです。

priorityコマンドは、複数のクラスに設定できます。トラフィックが固定ビット レートのトラフィックではない場合、データ バーストを防ぐために、十分に余裕のある帯域幅を設定する必要があります。

priorityコマンドは、bytesパラメータをサポートしていません。

設定作業

ポリシー マップのクラスにプライオリティを設定するには、コンフィギュレーション モードで次のコマンドを実行します。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# policy-map policy-name

設定対象のポリシー マップ名を指定します。

ステップ 2

Router(config-pmap)# class class-map-name

サービス ポリシーに含まれている定義済みクラスの名前を指定します。

ステップ 3

Router(config-pmap-c)# priority kpbs [bytes]5 6

CBWFQトラフィックのプライオリティ キューを予約します。

5.サポートされているパラメータのみが表示されます。

6.表 9-1を参照してください。

IP DSCP値が8のトラフィック専用プライオリティ キュー(許容保証帯域幅50 Mbps)を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 トラフィック クラスを作成し、クラスマップを定義して一致条件を指定します。

Router(config)# class-map gold-data
Router(config-cmap)# match-any ip dscp 40
Router(config-cmap)# exit
Router(config)# class-map match bar
Router(config-cmap)# match-any ip dscp 8
Router(config-cmap)# exit
Router(config)#
 

ステップ 2 ポリシー マップを作成します。この例では、class gold-dataに許容保証帯域幅50 Mbpsのプライオリティ キューを予約し、class barに20 Mbpsの帯域幅を設定しています。 service-policy コマンドにより、このポリシー マップをinterface pos 4/1に適用します。

Router(config)# policy-map policy1
Router(config-pmap)# class gold-data
Router(config-pmap-c)# priority 50000
Router(config-pmap)# class bar
Router(config-pmap-c)# bandwidth 20000
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)# interface pos 4/1
Router(config-if)# service-policy output policy1
Router(config-if)# exit
 


 

WREDの設定

WREDはTCPの輻輳制御メカニズムを利用する輻輳回避メカニズムです。輻輳が増加する前に、IP precedenceに基づいてパケットを選択的に廃棄することによって、WREDはパケットの送信元に伝送レートを下げるように伝えます。エッジ ルータは、パケットがネットワークに入るときに、IP precedenceをパケットに割り当てます。WREDは輻輳が見込まれる出力インターフェイスに有効です。ただし、WREDは通常、エッジではなくネットワークのコア ルータで使用されます。WREDはパケットのこれらの優先順位を利用して、異なるタイプのトラフィックの処理方法を決定します。

パケットが到着すると、平均キューサイズが計算され、次のイベントのうちいずれかが発生します。

平均が、キューの最小スレッシュホールドより小さい場合は、到着するパケットはキューに入ります。

平均が、着信したトラフィックのタイプに関するキューの最小スレッシュホールドと、インターフェイスの最大スレッシュホールドの間にある場合、そのトラフィックのタイプに対するパケット廃棄の可能性に応じて、パケットは廃棄されるかキューに入れられます。

平均キューサイズが最大のスレッシュホールドより大きい場合、パケットは廃棄されます。


) WREDは、OSM-4OC3-POS、OSM-8OC3-POS、OSM-2OC12-POS、OSM-4OC12-POS、OSM-1OC48-POS、OSM-2OC12-ATM、およびOSM-4GE-WAN-GBICのOSMでサポートされています。


キューの計算およびWREDの機能の詳細については、次のURLにアクセスし、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』Release 12.1の「Congestion Avoidance Overview」の章の「About WRED」を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/qos_c/index.htm

インターフェイス上のWREDを設定する手順を、次に説明します。

設定作業

WREDを設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# policy-map policy-name

設定対象のポリシー マップ名を指定します。

ステップ 2

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーに含まれている定義済みクラスの名前を指定します。

ステップ 3

Router(config-pmap-c)# random-detect

WREDをイネーブル化します。

ステップ 4

Router(config)# interface interface-name

ポリシー マップの適用先インターフェイスを指定します。

ステップ 5

Router(config-if)# service-policy [input | output policy-name]

指定したポリシー マップをインターフェイスに適用します。

Router(config)# policy-map wred_test
Router(config-pmap)# class class-default
Router(config-pmap-c)# random-detect
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
Router(config)# interface pos3/2
Router(config-if)# service-policy output wred_test
Router(config-if)# end
Router# show policy-map interface pos3/2
POS3/2
 
service-policy output:wred_test
 
class-map:class-default (match-any)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
match:any
0 packets, 0 bytes
30 second rate 0 bps
queue size 0, queue limit 155500
packets output 0, packet drops 0
tail/random drops 0, no buffer drops 0, other drops 0
random-detect:
Exp-weight-constant:9 (1/512)
Mean queue depth:0
Class Random Tail Minimum Maximum Mark Output
drop drop threshold threshold probability packets
0 0 0 0 0 1/10 0
1 0 0 0 0 1/10 0
2 0 0 0 0 1/10 0
3 0 0 0 0 1/10 0
4 0 0 0 0 1/10 0
5 0 0 0 0 1/10 0
6 0 0 0 0 1/10 0
7 0 0 0 0 1/10 0

 

階層化トラフィック シェーピングの設定

Modular QoS CLIは階層化トラフィック クラス(ネスト化されたトラフィック クラスで、ネスト化クラス マップとも呼ばれます)をシングル トラフィック クラスにします。階層化トラフィック ポリシーには子ポリシーおよび親ポリシーが存在します。子ポリシーは、あらかじめ定義されたトラフィック ポリシーで、service-policyコマンドを使用することで新しいトラフィック ポリシーに関連付けされます。既存のトラフィック ポリシーを使用した新しいトラフィック ポリシーが親ポリシーです。

現在、Cisco 7600シリーズ インターネット ルータの階層化トラフィック シェーピング実装は、シングル トラフィック ポリシー内のポリシー レベルが1つの場合のみサポートされます。

階層化トラフィック シェーピングは、次のようにサポートされます。

OSM-2+4GE-WAN+ OSMのWANポート上の出力トラフィック

下記のトラフィック タイプに対するOSM-2+4GE-WAN+ OSM以外のすべてのOSMのWANポート上

出力トラフィック

フレーム リレー カプセル化


) OSM上のWANインターフェイスが、すでに階層化MQCポリシー マップを適用している場合は、フラット ポリシー マップに変換しないでください。また逆に、フラット ポリシー マップから階層化MQCポリシー マップへの変換もしないでください。


設定作業

階層化トラフィック シェーピングを設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config-pmap)# class-map class-map-name

クラス マップ用のクラス名です。クラス名は、クラス マップおよびポリシー マップ内のクラス用ポリシー設定に使用されます。

ステップ 2

Router(config-cmap)# match ip dscp ip-dscp-value

0から63までの正確な値を指定し、IP DSCP値を識別します。

ステップ 3

Router(config)# policy-map policy-name

設定対象のポリシー マップ名を指定します。

ステップ 4

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーに含まれている定義済みクラスの名前を指定します。

ステップ 5

Router(config-pmap-c)# priority percent percentage

ポリシー マップに属するトラフィックのクラスに、プライオリティを設定します。

ステップ 6

Router(config)# policy-map policy-name

設定対象のポリシー マップ名を指定します。

ステップ 7

Router(config-pmap)# class class-name

サービス ポリシーに含まれている定義済みクラスの名前を指定します。

ステップ 8

Router(config-pmap-c)# shape average mean-rate7 8

指定されたクラスの指示されたビット レートに合わせてトラフィックをシェーピングします。

ステップ 9

Router(config-pmap-c)# service-policy policy-name

親/子ポリシーとクラスを結合します。

ステップ 10

Router(config)# interface interface-name

ポリシー マップの適用先インターフェイスを指定します。

ステップ 11

Router(config-if)# service-policy [input | output policy-name]

指定したポリシー マップをインターフェイスに適用します。

7.BcおよびBeコマンド引数、およびshape peakコマンドはサポートされていません。

8.Cisco IOS Release 12.1(11b)E以上では、最小許容の平均レートは1 MBです。

次の例は、「voice」と呼ばれるクラスを照合するトラフィックが、3,200 Kbpsもしくは親ポリシーの平均シェープの10%を保障する場合の、ネスト化されたトラフィック ポリシーの設定を示します。

Router(config)# class-map match-all voice
Router(config-cmap)# match ip dscp 5
Router(config-cmap)# exit
 
Router(config)# policy-map child_policy
Router(config-pmap)# class voice
Router(config-pmap-c)# priority percent 10
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 
Router(config)# policy-map parent_policy
Router(config-pmap)# class class-default
Router(config-pmap-c)# shape average 32000000 128000 128000
Router(config-pmap-c)# service-policy child_policy
Router(config-pmap-c)# exit
Router(config-pmap)# exit
 
Router(config)# interface Serial6/1:1.1 point-to-point
Router(config-subif)# service-policy parent_policy
 

キュー制限の設定

クラスベースのトラフィック シェーピングとCBWFQの機能では、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードから queue-limit コマンドを使用して、ポリシー マップで設定されたクラス ポリシーに関してキューが維持できる最大パケット数を指定または変更できます。

queue-limit number-of-packets
[no] queue-limit number-of-packets
 

この場合number-of-packetsは、18、25、42、128、256、512、1,024、2,000、4,000、8,000、16,000、または32,000で、このクラスのキューが累算できる最大パケット数を指定します。

このコマンドのno形式を使用して、クラスからキューのパケット制限を解除します。

下記の例では、ポリシー マップpolicy11をクラスcls203のポリシーが含まれるように設定して、キュー制限を42パケットに設定します。

Router(config)# policy-map policy11

Router(config-pmap)# class cls203

Router(config-pmap)# queue-limit 42

サポート対象外のQoS機能

OSMでは、MQC shape adaptive コマンドを使用するアダプティブ トラフィック シェーピングをサポートしていません。

サポート対象外のフレーム リレー固有のQoS機能

次のフレーム リレー固有のQoS機能はサポートされていません。

アダプティブ トラフィック シェーピング

アダプティブ ポリシング

DLCIプライオリティ レベル

DEビット サポート