Cisco 7609 インターネット ルータ インストレーション ガイド
製品概要
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発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

製品概要

警告

Cisco 7609インターネット ルータ

システムの特長

帯域幅およびポート密度

冗長性

コンポーネントのホットスワップ

Cisco 7600インターネット ルータのコンポーネント

ファン アセンブリ

電源装置

負荷分散機能

電源装置の環境モニタ機能

電源装置のファン アセンブリ

製品概要


) このマニュアルでは、Cisco 7609インターネット ルータ(OSR-7609)について説明します。Cisco 7609インターネット ルータ(CISCO7609)は対象としていません。


この章では、Cisco 7609インターネット ルータ(OSR-7609)について説明します。この章の内容は次のとおりです。

「Cisco 7609インターネット ルータ」

「システムの特長」

「Cisco 7600インターネット ルータのコンポーネント」

Cisco 7609インターネット ルータは、サービス プロバイダー ネットワークの先端部においてハイタッチIPサービスをライン レートで提供するオプティカルWAN/MANネットワークを実現します。サービス プロバイダーは、自社のネットワークをオプティカル速度で「サービス可能」にすることで、差別化をはかり、他社より優れたサービス提供が可能になります。

Cisco 7609インターネット ルータは、次の機能をサポートします。

30 Mppsフォワーディング プロセッサおよび最大512 MB DRAMによるインターネット ルーティング

各OSM(オプティカル サービス モジュール)上の最大2つの分散型Parallel Express Forwarding(PXF)IPサービス プロセッサによるフレキシブルなIPサービスの実装

1スロットあたり6 Mppsのライン レートによるハイタッチIPサービス

QoS

階層型トラフィック シェーピング

宛先対応サービス(アカウンティング、課金、およびQoS)

Service Level Agreement(SLA;サービスレベル アグリーメント)に基づいて、顧客に提供されるサービスレベルをモニタする機能

DS0からOC-48まで、幅広いWANおよびMANインターフェイスを提供(FlexWANモジュールを使用する場合)

Catalyst 6000ファミリーLANインターフェイス(10 Mbpsイーサネットから1 Gbpsまで)との互換性

警告


警告 この装置は、入室制限を設けた室内に設置することが前提となっています。入室制限を設けた室内へは、特別なツール、錠、鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用して、これを解除してからのみ入室できるようにしてください。


Cisco 7609インターネット ルータ

Cisco 7609インターネット ルータ シャーシには9つの縦型スロットがあります。スロット番号は右から左へ順番に割り当てられています(図 1-1を参照)。

スロット1は、スイッチング機能、ローカル/リモート管理、および複数のギガビット アップリンク インターフェイスを提供するスーパバイザ エンジン専用のスロットです。

スロット2には、第1のスーパバイザ エンジンに障害が発生した場合にバックアップとして動作する冗長スーパバイザ エンジンを追加搭載できます。冗長スーパバイザ エンジンを使用しない場合は、スロット2にOSMまたはその他のサポート対象Catalyst 6000ファミリー モジュールを搭載できます。

冗長構成におけるスーパバイザ エンジンの動作については、『 Cisco 7600 Series Internet Router Software Configuration Guide 』を参照してください。

図 1-1 Cisco 7609インターネット ルータ

 

Cisco 7609インターネット ルータは、次の構成をサポートします。

MSFC2とPFC2を装備したSupervisor Engine 2、およびMSFC2とPFC2を装備したオプションの冗長Supervisor Engine 2。各スーパバイザ エンジンには、2つのギガビット インターフェイス アップリンクがあります。


) スタンバイ モードの冗長スーパバイザ エンジン上のアップリンク ポートは、完全に動作可能です。



) 1つのシャーシに搭載するスーパバイザ エンジンは、完全に同じものでなければなりません。


スイッチ ファブリック モジュール(WS-C6500-SFM)を使用する場合、バックプレーン帯域幅は、最大256 Gbpsまで拡張可能です。

最大8つのOSMsまたはCatalyst 6000ファミリー モジュールを追加搭載できます。

ホットスワップ可能なファン アセンブリおよびモジュール

冗長構成のAC入力またはDC入力電源装置

システムの特長

ここでは、Cisco 7609インターネット ルータのハードウェアの特長について説明します。ソフトウェアについての詳細は、『 Cisco 7600 Series Internet Router Software Configuration Guide 』を参照してください。モジュールの説明および搭載手順については、『 Cisco 7600 Series Internet Router Module Installation Guide 』を参照してください。

帯域幅およびポート密度

表 1-1 に、Cisco 7609インターネット ルータの帯域幅およびポート密度を示します。

 

表 1-1 Cisco 7609インターネット ルータ帯域幅およびポート密度

アーキテクチャ
Cisco 7609インターネット ルータ

バックプレーン帯域幅

32~256 Gbps

ギガビット イーサネット ポート数

130

OC-3 POSポート数

128

OC-12 POSポート数

32

OC-12 ATMポート数

4

OC-48 POSポート数

8

チャネライズドOC-12ポート数

64

チャネライズドOC-48ポート数

16

FlexWANモジュール数

8

冗長性

Cisco 7609インターネット ルータには、次の冗長機能があります。

ホットスワップ可能な2つのスーパバイザ エンジンを搭載できます。

AC入力またはDC入力の負荷分散型電源装置を2台搭載して、完全な冗長構成にすることができます。


) 構成方法によっては、電源装置が完全な冗長構成にならない場合があります。


複数のファンを装備した、ホットスワップ可能なファン アセンブリ

バックプレーンに搭載された冗長クロック モジュール

バックプレーンに搭載された冗長VTT(電圧終端)モジュール

コンポーネントのホットスワップ

すべてのモジュール(冗長スーパバイザ エンジンを搭載している場合は、スーパバイザ エンジン自体も含む)およびファンは、いずれもホットスワップが可能です。システムの電源を切らずに、これらのモジュールの追加、交換、取り外しを行うことができます。また、これらの操作によって、他のソフトウェアまたはインターフェイスがシャットダウンされることもありません。


) FlexWANモジュールはホットスワップ対応ですが、個々のポート アダプタは
ホットスワップ対応ではありません。ポート アダプタを交換するときは、最初にシャーシからFlexWANモジュールを取り外し、そのあと必要に応じてポート アダプタの取り付けまたは交換を行ってください。


Cisco 7600インターネット ルータのコンポーネント

ここでは、Cisco 7609インターネット ルータの主要なハードウェア コンポーネントについて説明します。

ファン アセンブリ

システム ファン アセンブリは、スーパバイザ エンジンとスイッチング モジュールに冷気を送ります。ファン アセンブリは、シャーシ内部にあります。図 1-2に、Cisco 7609インターネット ルータを出入りする通気の方向を示します。スーパバイザ エンジン上のセンサが、内部の空気の温度をモニタします。温度が事前に設定されたスレッシュホールドを超えると、環境モニタが警告メッセージを表示します。

アセンブリ内のいずれかのファンが故障すると、FAN STATUS LEDがレッドになります。ファン アセンブリを交換する手順については、「ファン アセンブリの取り外しおよび取り付け」を参照してください。


) 環境モニタ機能に関する詳細は、『Cisco 7600 Series Internet Router Software Configuration Guide』を参照してください。


図 1-2 Cisco 7609インターネット ルータ内部の通気

 

電源装置

Cisco 7609インターネット ルータの電源装置には、次に示す2種類の定格のものがあります。

2500W ACおよびDC入力(WS-CAC-2500WおよびWS-CDC-2500W)

4000W AC入力のみ(WS-CAC-4000W-US1またはWS-CAC-4000W-INT)

いずれの電源装置も波形率は同じです。

Cisco 7609インターネット ルータは、AC入力およびDC入力冗長電源装置をサポートします。

各電源装置には、個別の電源スイッチがあります。

AC入力電源装置(図 1-3を参照)には取り外し可能な電源コードが付属しています(WS-CAC-4000Wを除く)。この電源コードを使用して、各電源装置を設置場所の電源に接続できます。DC入力電源装置(図 1-4を参照)は、端子ブロックに接続した太いワイヤで電源と接続します。


) 電源コードは、図 1-3には示されていません。


AC入力およびDC入力電源装置はずれも冗長構成に対応しています。一方の電源装置から電力が供給されなくなっても、冗長電源機能により、もう一方の電源装置から全電力が供給されます。


) 2500 Wの電源装置を低い入力レベル(100~120 VAC)で稼働させると、フル装備のCisco 7609インターネット ルータでは冗長動作は行われません。


電源仕様の詳細は、 付録A「技術仕様」 を参照してください。

図 1-3 AC入力電源装置

 

図 1-4 DC入力電源装置

 

負荷分散機能

電源装置を2台搭載し、両方に電源を投入すると、各電源装置は必要電力の約半分ずつをシステムに同時に供給します。一方の電源装置が故障した場合、もう一方の電源装置が即座に全電力を供給し、システム動作が維持されます。2台めの電源装置を搭載すると、負荷分散機能と耐障害性機能が自動的に有効になるので、ソフトウェアの設定は必要ありません。


) 冗長電源構成で適切な負荷分散動作を得るためには、シャーシに2つのモジュールを搭載する必要があります。2つのモジュールを取り付けないと、電源装置に間違ったOUTPUT FAILが表示される場合があります。


電源管理機能および個々のモジュールの消費電力に関する詳細については、
Cisco 7600 Series Internet Router Software Configuration Guide 』を参照してください。

電源装置の環境モニタ機能

環境モニタ機能とレポート機能を使用すると、システムが動作不能になる前に、環境上の問題を解決できるので、正常なシステム動作を維持できます。

各電源装置は、それぞれの内部温度および電圧をモニタします。内部温度が過度に上昇すると、損傷を防止するために電源装置はシャットダウンします。安全な動作温度に戻ると、電源装置は再起動します。電源装置から1つまたは複数の異常な出力電圧が検出されると、OUTPUT FAIL LEDが点灯します。大幅な過電圧状態が生じた場合は、電源装置がシャットダウンすることもあります。

電源装置の前面パネル上のLEDについては、 表 1-2 を参照してください。

環境モニタ機能の詳細については、『 Cisco 7600 Series Internet Router Software Configuration Guide 』を参照してください。

 

表 1-2 電源装置の前面パネルのLED

LED
説明

INPUT OK

AC入力電源装置

グリーン ― 入力電圧は正常(85 VAC以上)です。

消灯 ― 入力電圧が70 VAC未満に下がるか、または電源装置がシャットダウンしています。

DC入力電源装置

グリーン ― 入力電圧は正常(-40.5 VDC以上)です。

消灯 ― 入力電圧が-33 VDC未満に下がるか、または電源装置がシャットダウンしています。

FAN OK

グリーン ― 電源装置ファン アセンブリが正しく動作しています。

OUTPUT FAIL

レッド ― 電源装置の1つまたは複数のDC出力電圧に問題があります。

電源装置のファン アセンブリ

電源装置にはファン アセンブリが内蔵されています。空気はファン アセンブリの前面(電源入力側)から取り込まれ、背面から排出されます。電源装置の通気は、エアダムによって、シャーシの他の部分の通気と隔てられています。シャーシの他の部分は、システム ファン アセンブリによって冷却されます。

電源装置を交換する場合は、「電源装置の取り外しおよび取り付け」を参照してください。