Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エン ジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパー バイザ エンジンの取り付けと設定
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
発行日;2012/02/04 | 英語版ドキュメント(2012/01/24 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定

取り付けまたは取り外しの準備

モジュールの取り付けおよび取り外しの安全上の注意事項

静電破壊の防止

モジュールの取り付けに必要なツール

モジュールの場所の決定

スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り付け

スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り外し

モジュールのホットスワップ(OIR)

メモリの取り外しと交換

コンソール ポートとの接続

端末の接続

モデムの接続

アップリンク ポートへの接続

フラッシュ メモリ カードの使用方法

フラッシュ メモリ カードの取り付け

フラッシュ メモリ カードの取り外し

電源管理および環境モニタリング

ソフトウェア機能サポートの決定

スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの設定

ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定

この章では、ルート スイッチ プロセッサまたはスーパーバイザ エンジンの取り付け方法および設定方法について説明します。モジュール上のコンソールおよびアップリンク ポートへの接続方法についても示します。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

「取り付けまたは取り外しの準備」

「モジュールの場所の決定」

「スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り付け」

「スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り外し」

「モジュールのホットスワップ(OIR)」

「コンソール ポートとの接続」

「アップリンク ポートへの接続」

「フラッシュ メモリ カードの使用方法」

「電源管理および環境モニタリング」

「ソフトウェア機能サポートの決定」

「スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの設定」

取り付けまたは取り外しの準備

ルータにスーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサを取り付ける前に、次の作業を行ってください。

「モジュールの取り付けおよび取り外しの安全上の注意事項」 および「静電破壊の防止」で、安全上の注意事項および静電放電に関する注意事項を確認します。

取り付けに必要なツールが用意されていることを確認します (「モジュールの取り付けに必要なツール」を参照)。

どのシャーシ スロットにモジュールを取り付けるかを決定します (「モジュールの場所の決定」を参照)。

コンソールおよびアップリンク ポートの配線を検討します ( 付録 B「ケーブルおよびコネクタの仕様」 を参照)。

モジュールの取り付けおよび取り外しの安全上の注意事項

ルータで作業をする場合は、次の警告および安全上の注意事項に従ってください。


警告 システム稼働中のバックプレーンには、人体に危険な電圧またはエネルギーがかかっています。保守する際には注意してください。ステートメント 1034



警告 装置の電源がオン/オフにかかわらず、WAN ポート内部には危険なネットワーク間電圧がかかっています。感電事故を防ぐため、WAN ポート付近で作業する場合は十分に注意してください。ケーブルを取り外す場合は、装置側から先にケーブルを切り離してください。ステートメント 1026



警告 接続されていない光ファイバケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。ステートメント 1051



警告 ブランクの前面プレート(フィラー パネル)には、3 つの重要な役割があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への EMI の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーをスロットに正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。ステートメント 1029


静電破壊の防止

ESD により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。スーパーバイザ エンジンまたは ルート スイッチ プロセッサ には、金属製のフレームに固定されたプリント基板があります。EMI(電磁波干渉)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。基板は金属フレームによって ESD から保護されていますが、取り扱うときは、必ず静電気防止用ストラップを着用してください。

ESD による損傷を防ぐために、スーパーバイザ エンジンまたは Route Switch Processor(RSP; ルート スイッチ プロセッサ) モジュールおよびルータ コンポーネントを扱う場合は、次の注意事項に従ってください。

静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。

ストラップの装置側をシャーシの塗装されていない部分に固定します。

コンポーネントを取り付けるときは、イジェクト レバーまたは脱落防止ネジを使用して、バックプレーンまたはミッドプレーンにバス コネクタを適切に固定します。これらの器具は、プロセッサの脱落を防ぐだけではなく、システムに適切なアースを提供し、バス コネクタを確実に固定させるために必要です。

コンポーネントを取り外すときは、イジェクト レバーまたは脱落防止ネジを使用して、バックプレーンまたはミッドプレーンからバス コネクタを外してください。

コンポーネントはハンドルまたは端だけを持ち、プリント基板またはコネクタには決して触れないでください。

取り外したコンポーネントは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止容器に収めます。コンポーネントを返却する場合は、取り外し後、ただちに静電気防止容器に入れてください。

プリント基板と衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。

金属フレームから、プリント基板を取り外さないでください。


注意 静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10 Mohms でなければなりません。

モジュールの取り付けに必要なツール

Cisco 7600 シリーズ ルータにモジュールを取り付けるには、次のツールが必要です。

マイナス ドライバ

静電気防止用リスト ストラップまたはその他のアース器具

静電気防止用マットまたは静電気防止材

モジュールの場所の決定

どのシャーシ スロットにモジュールを取り付けるかを決定します。 表 3-1 に、スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り付けが可能なシャーシ スロットを示します。

 

表 3-1 スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサのスロット割り当て

モジュール
スロット割り当て

ルート スイッチ プロセッサ 720(RSP720-10GE)

スロット 1 および 2(3 スロット拡張 [-S] シャーシおよび 4 スロット シャーシ)

スロット 5 および 6(6 スロットおよび 9 スロット拡張 [-S] シャーシおよび 9 スロット シャーシ)

3 スロット、6 スロット、または 13 スロット シャーシはサポートされません。

ルート スイッチ プロセッサ 720(RSP720)

スロット 1 および 2(4 スロット シャーシ)

スロット 5 および 6(6 スロットおよび 9 スロット シャーシ、拡張 [-S] シャーシを含む)

スロット 7 および 8(13 スロット シャーシ)

3 スロット シャーシはサポートされません。

Supervisor Engine 720(Sup720)

スロット 1 および 2(3 スロットおよび 4 スロット シャーシ)

スロット 5 および 6(6 スロットおよび 9 スロット シャーシ)

スロット 7 および 8(13 スロット シャーシ)

Supervisor Engine 32

スロット 1 および 2(4 スロット シャーシ)

スロット 5 および 6(6 スロットおよび 9 スロット シャーシ)

スロット 7 および 8(13 スロット シャーシ)

3 スロット シャーシはサポートされません。

Supervisor Engine 2

スロット 1 および 2(すべてのシャーシ)

4 スロット シャーシはサポートされません。

スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り付け

ルータにスーパーバイザ エンジンまたは ルート スイッチ プロセッサ モジュールを取り付けるには、次の手順を実行してください。


注意 ESD による損傷を防ぐため、モジュールを取り扱う際はフレームの端だけを持ってください。


ステップ 1 モジュールのスロットを選択します( 表 3-1 を参照)。モジュール上のポートに装置を接続できるだけの十分なスペースがあるかどうかを確認してください。できるだけ、空のモジュール フィラー プレートだけが取り付けられている空きスロットの間に、モジュールを取り付けるようにしてください。

a. モジュールを取り付ける予定のスロットに空のモジュール フィラー プレートが取り付けられている場合は、2 つのなべネジを取り外して、プレートを取り除きます。

b. スロットに別のモジュールが取り付けられている場合は、「スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り外し」の手順に従って、モジュールを取り外します。

ステップ 2 シャーシに搭載されているすべてのモジュールで、非脱落型ネジが締まっていることを確認します。この手順により、新規または交換用モジュールに最大限の空きスペースを確保するために、すべてのモジュール上の EMI ガスケットが完全に圧縮されていることを確認します。


) 非脱落型ネジが緩んでいると、取り付けたモジュールの EMI ガスケットによって隣接するモジュールが空いているスロットのほうに押され、隙間が足りなくなって新しいモジュールの取り付けが困難になります。


ステップ 3 新しいモジュールの左右のイジェクト レバーを完全に開きます (図 3-1 を参照)。

図 3-1 イジェクト レバーと非脱落型ネジ

 

ステップ 4 モジュールをスロットに合わせます。モジュールの両端を、スロットの左右にあるガイドに合わせます (図 3-2 を参照)。

図 3-2 スロットへのモジュールの合わせ方

 

ステップ 5 モジュールをスロットにゆっくりと差し込み、モジュール上の EMI ガスケットが隣接スロット内のモジュールに接触し、左右のイジェクト レバーがモジュール前面プレートに対して約 45 度まで閉じるようにします (図 3-3 を参照)。

ステップ 6 両手の親指と人差し指で左右のイジェクト レバーを持ち、レバーを下に押して、モジュールの EMI ガスケットと隣接モジュールの間に 0.040 インチ(1 mm)程度の狭い隙間ができるようにします (図 3-3 を参照)。


注意 イジェクト レバーを下に押すとき、力を入れすぎないように注意してください。レバーが曲がって損傷することがあります。

図 3-3 EMI ガスケットとモジュールの隙間

 

ステップ 7 左右のイジェクト レバーを同時に下に押しながら閉じ、モジュールをバックプレーン コネクタに完全に装着します。イジェクト レバーが完全に閉じると、モジュールの前面プレートにぴったり重なった状態になります。


) モジュールがバックプレーン コネクタに完全に装着されていないと、エラー メッセージが表示されることがあります。


ステップ 8 モジュール上の 2 つの非脱落型ネジを締めます。


) イジェクト レバーが完全に閉じていることを確認してから、非脱落型ネジを締めてください。



) シャーシの中に埃が入らないように、またシャーシ内の通気が適切に保たれるようにするため、空のシャーシ スロットには、空のモジュール フィラー プレート(シスコ Part Number:800-00292-01)を取り付ける必要があります。



 

スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り外し

ルータからスーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサ(RSP)を取り外す前に、 write { host file | network | terminal } コマンドを使用して、現在の設定を保存しておいてください。モジュールをオンラインに戻す場合に時間を節約でき、サーバからスーパーバイザ エンジンまたは RSP の不揮発性メモリにダウンロードするだけで設定を回復できます。

モジュールで Cisco IOS ソフトウェアを実行している場合は、 copy running-config startup-config コマンドを実行して、現在実行している設定を保存します。


警告 システム稼働中のバックプレーンには、人体に危険な電圧またはエネルギーがかかっています。保守する際には注意してください。ステートメント 1034



警告 接続されていない光ファイバケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。ステートメント 1051


スーパーバイザ エンジンまたは RSP を取り外すには、次の手順を実行してください。


ステップ 1 モジュール上のポートに接続しているケーブルがあれば取り外します。

ステップ 2 シャーシに搭載されているすべてのモジュールで、非脱落型ネジが締まっていることを確認します。モジュールを取り外したときに、隙間が確保されるようにするためです。


) 非脱落型ネジが緩んでいると、取り付けたモジュールの EMI ガスケットによってモジュールが空いているスロットのほうに押され、隙間が足りなくなってモジュールの取り外しが困難になります。


ステップ 3 シャーシから取り外すモジュール上の 2 つの非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 4 イジェクト レバーに親指を掛け(図 3-1 を参照)、レバーを同時に開いて、モジュールをバックプレーン コネクタから外します。

ステップ 5 モジュールの前端を持ち、スロットからモジュールをまっすぐに引き出します。シャーシに水平スロットがある場合は、手でモジュールを下から支えてスロットから引き出します。モジュールの回路には触れないように注意してください。


注意 ESD による損傷を防ぐため、モジュールを取り扱う際はフレームの端だけを持ってください。

ステップ 6 モジュールを静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置くか、または別のスロットにすぐに取り付けます。

ステップ 7 シャーシの中に埃が入らないように、またシャーシ内の通気が適切に保たれるようにするため、空のスロットには、空のモジュール フィラー プレート(シスコ Part Number:800-00292-01)を取り付けます。


警告 ブランクの前面プレート(フィラー パネル)には、3 つの重要な役割があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への EMI の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーをスロットに正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。ステートメント 1029



 

モジュールのホットスワップ(OIR)

Cisco 7600 シリーズ ルータでは、ルータの電源を切らずに冗長スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサ(およびその他の冗長カード)を取り外して交換できます。この機能を、 ホットスワップ または Online Insertion and Removal(OIR; 活性挿抜) といいます。この機能により、ルータの動作を中断せずに冗長モジュールを取り外して交換できます。

ルータに 2 つの冗長モジュールを搭載した場合、アクティブなモジュールは常に 1 つだけです。他方のモジュールはスタンバイ モードとなり、アクティブなモジュールに障害が発生した場合に処理を引き継ぎます。

ルータの電源がオンで稼動中の場合、冗長モジュールの取り外しまたは取り付けを行うと、ルータは次のように動作します。

1. モジュール用に十分な電力があるかどうかを確認します。

2. 設定の変更がないかどうか、バックプレーンをスキャンします。

3. 新たに取り付けたモジュールを初期化します。さらに、削除されたモジュールはシステムで記録され、管理上のシャットダウン状態となります。

4. モジュール上の設定済みインターフェイスを、取り外す前の状態に戻します。新しく搭載されたインターフェイスは、ブート時に(未設定の状態で)存在していたかのように、管理上のシャットダウン状態になります。同じ仕様のモジュールをスロットに取り付けると、ポートが設定され、元のモジュールのポート カウントと同数のポートがオンラインになります。

ルータは、新しいインターフェイス上で診断テストを実行します。このテスト結果は、次のとおりです。

テストが正常に完了すると、ルータは通常の動作に戻ります。

新しいモジュールに障害がある場合、ルータは通常の動作を再開しますが、新しいインターフェイスはディセーブルになります。

診断テストに失敗すると、ルータは処理を停止します。ほとんどの場合、新しいモジュールのバス上に問題があることを示しているので、取り外す必要があります。


注意 間違ったエラー メッセージの表示を避けるために、モジュールの取り外しまたは交換を行う前に、すべてのインターフェイスの現在の設定を記録しておいてください。モジュールの取り外しまたは交換後、システムの再初期化が完了するまで最低 15 秒間かかります。

メモリの取り外しと交換

RSP720 上の Multilayer Switch Feature Card(MSFC4; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)は、Dynamic Random-Access Memory(DRAM; ダイナミック ランダムアクセス メモリ)の設定可能なオプションをいくつかサポートします。ルータはこのメモリを使用して、ルーティング テーブル、プロトコル、およびネットワーク アカウンティング アプリケーションを保管します。DRAM は 4 つの Dual In-line Memory Module(DIMM)上にあり、モジュールをアップグレードしてメモリを追加したり、故障したメモリを交換するために取り外しおよび交換できます。


) 既存の MSFC4 上の DRAM を交換する場合は、メモリを取り外す前に、リモート サーバに現在のコンフィギュレーション ファイルをアップロードします。それ以外の場合は、メモリの交換後、現在の設定情報のすべてを手動で再入力する必要があります。


コンソール ポートとの接続

コンソール ポートを使用すると、ルータにローカル(コンソール端末を使用)またはリモート(モデムを使用)でアクセスできます。コンソール ポートはルート スイッチ プロセッサまたはスーパーバイザ エンジンの前面パネル上にあります(図 3-4 を参照)。ここでは、ルート スイッチ プロセッサまたはスーパーバイザ エンジンのコンソール ポートに接続する方法について説明します。

ルータの設定を初めて行う場合は、コンソール ポート経由でルータに接続する必要があります。また、ルータ上で診断テストを実行して、問題をトラブルシューティングするためにも、コンソール ポートに接続します。コンソールの配線仕様については、「コンソール ポートの配線仕様とピン割り当て」を参照してください。

図 3-4 コンソール ポート コネクタ

 


) コンソール ポートは、ハードウェア フロー制御と RJ-45 コネクタを備えた EIA/TIA-232 非同期シリアル接続です。



Cisco 7600 シリーズ ルータに付属のアクセサリ キットには、コンソール ポートに端末またはモデムを接続するために必要なケーブルおよびアダプタが含まれています。ケーブルおよびアダプタのピン割り当てについては、「コンソール ポートの信号およびピン割り当て」を参照してください。


端末の接続

コンソール ポートに端末を接続するには、次の注意事項に従ってください。Supervisor Engine 2 のその他の注意事項については、次で説明します。

ルータに付属の RJ-45/RJ-45 ロールオーバー ケーブルと Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)アダプタ([Terminal] ラベル)を使用します。適切な DTE アダプタ(RJ-45/DB-25 または RJ-45/DB-9)を使用してください。

端末を、次のように設定します。

9600 ボー

8 データ ビット

パリティなし

2 ストップ ビット

端末のボーレートは、コンソール ポートのデフォルト ボーレート(9600 ボー)と一致していることを確認してください。端末のマニュアルを参照して、ボーレートを確認します。

Supervisor Engine 2

上記の設定要件に加えて、Supervisor Engine 2 では、2 つのタイプのコンソール ケーブルを使用して端末をコンソール ポートに接続できます。どちらかのケーブル タイプを接続するには、コンソール ポートの右側にあるコンソール ポート モード スイッチを次のように設定します。

ルータに付属の RJ-45/RJ-45 ロールオーバー ケーブルと DTE アダプタ([Terminal] ラベル)を使用するには、コンソール ポート モード スイッチが in 位置(出荷時の設定)にあることを確認します。

Catalyst 5000 Supervisor Engine III コンソール ケーブルおよびアダプタ(非付属品)を使用するには、コンソール ポート モード スイッチが out 位置であり、端末の接続に適したアダプタを使用していることを確認してください。スイッチを out の位置にした場合のコンソール ポートのピン割り当てについては、「コンソール ポート モード 2 の信号およびピン割り当て(Sup 2 のみ)」を参照してください。


) コンソール ポート モード スイッチの操作には、ボールペンの先端など、小型の先のとがったものを使用します。


モデムの接続

コンソール ポートにモデムを接続するには、次の注意事項に従ってください。

ルータに付属の RJ-45/RJ-45 ロールオーバー ケーブルと RJ-45/DB-25 Data Communications Equipment(DCE; データ通信装置)アダプタ([Modem] ラベル)を使用します。

Supervisor Engine 2 の場合、コンソール ポート モード スイッチが in の位置になっていること(出荷時デフォルト)を確認します。

アップリンク ポートへの接続

スーパーバイザ エンジンおよび ルート スイッチ プロセッサ には、アップリンク ポートがあります。これを使用して、別のネットワーク デバイスにルータを接続します。Small Form-Factor Pluggable(SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)、XENPAK、X2、または Gigabit Interface Converter(GBIC; ギガビット インターフェイス コンバータ)光モジュールを使用して、ポートを設定します。

表 3-2 に、各モジュール上のアップリンク ポートのさまざまなタイプを示します。SFP、XENPAK、および X2 光モジュールは、SC、LC、または MT-RJ コネクタを備えています。GBIC モジュール(Supervisor Engine 2 上)は、SC コネクタを備えています。


警告 接続されていない光ファイバケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。ステートメント 1051



注意 光ファイバケーブルを接続する準備ができるまでは、ケーブルまたはモジュール ポート上の光ファイバケーブル用の穴からプラグを取り外さないでください。プラグは、光ボアおよびケーブルを汚れから保護します。

 

表 3-2 ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンのアップリンク ポート

モジュール
アップリンク ポート
ルート スイッチ プロセッサ 720

10/100/1000 BASE-T ギガビット イーサネット アップリンク ポート× 2:

ポート 1 には、1 Gbps SFP モジュールを取り付ける必要があります。

ポート 2 は、1 Gbps SFP モジュールまたは 10/100/1000 Mbps RJ-45 コネクタのどちらかをサポートします。

RSP720-10GE

ギガビット イーサネット アップリンク ポート(1 Gbps)× 3:

ポート 1 およびポート 2 には、1 Gbps SFP モジュールを取り付ける必要があります。

ポート 3 は、10/100/1000 Mbps RJ-45 コネクタのいずれかをサポートします。

(注) ポート 3 では、カテゴリ 5 Shielded Twisted-Pair(STP; シールド付きツイストペア)ケーブルを使用します。

10 ギガビット イーサネット アップリンク ポート(10 Gbps)× 2:

ポート 4 およびポート 5 には、10 Gbps X2 光モジュールを取り付ける必要があります。

Supervisor Engine 720

ギガビット イーサネット アップリンク ポート× 2:

ポート 1 には、1 Gbps SFP モジュールを取り付ける必要があります。

ポート 2 は、1 Gbps SFP モジュールまたは 10/100/1000 Mbps RJ-45 コネクタのどちらかをサポートします。

Supervisor Engine 32

WS-SUP32-GE-3B には、1 つの 10/100/1000 Mbps RJ-45 アップリンク ポートと、8 つのギガビット イーサネット アップリンク ポートがあります。ギガビット イーサネット アップリンク ポートには、SFP モジュールを取り付ける必要があります。

WS-SUP32-10GE-3B には、1 つの 10/100/1000 Mbps アップリンク ポートと、2 つの 10 ギガビット イーサネット アップリンク ポートがあります。ギガビット イーサネット アップリンク ポートには、XENPAK 光モジュールを取り付ける必要があります。このポートは、10 Gbps で動作します。

Supervisor Engine 2

2 つのデュアルポート ギガビット イーサネット ポートが、全二重モードだけで動作します。

これらのポートには、銅、短波(SX)、長波/長距離(LX/LH)、超長距離(ZX)、および Coarse Wavelength Division Multiplexing(CWDM; 低密度波長分割多重)1000BASE-X GBIC を任意の組み合わせで設定できます。

モジュールのアップリンク ポートへの接続手順は、次のとおりです。


ステップ 1 必要に応じて、前面パネルの空のスロットに光モジュールを取り付けてください。


) Sup720 および RSP720 には、ポート 2 用に 2 つのコネクタがありますが、一度に使用できるコネクタは 1 つだけです (RSP720-10GE にはポート 2 コネクタは 1 つしかありません)。


ステップ 2 アップリンク ポートからプラグを取り外し、再使用できるように保管します。

ステップ 3 光ファイバケーブルのコネクタからプラグを取り外します。

ステップ 4 ケーブルのコネクタをアップリンク ポートに挿入し、送信(Tx)用および受信(Rx)用の両方の光ファイバケーブルがコネクタに完全に挿入されていることを確認します。

ステップ 5 (Sup2 のみ)LX/LH GBIC を Multimode Fiber(MMF; マルチモード光ファイバ)と併用する場合は、GBIC と MMF ケーブルの間にパッチコードを取り付ける必要があります。詳細については、「パッチコード」を参照してください。


) • 2 つの RSP またはスーパーバイザ エンジンが取り付けられている場合は、冗長(スタンバイ)モジュール上のアップリンク ポートはアクティブになり、シャーシの他のポートと同様に通常のトラフィック用に使用できます。

Cisco IOS Release 12.2SRC では、スタンバイ RSP720-10GE 上のアップリンク ポートはアクティブではなく、通常のトラフィック用には使用できません。


 


 

フラッシュ メモリ カードの使用方法

スーパーバイザ エンジンまたは ルート スイッチ プロセッサ の前面パネルには、フラッシュ メモリ カード用のディスク スロットが 1 つまたは 2 つあります。スロットに Flash PC、CompactFlash、または MicroDrive メモリ カードを挿入し、カードにソフトウェア イメージおよびコンフィギュレーション ファイルを保存して実行したり、カードを I/O デバイスとして使用したりできます。メモリ オプションについては、 表 3-3 を参照してください。

10 GE アップリンク ポートを備える ルート スイッチ プロセッサ 720(RSP720-10GE)には、CompactFlash カードを挿入できるディスク スロットが 1 つ(DISK 0 ラベル)あります。

ルート スイッチ プロセッサ 720 および Supervisor Engine 720 には、2 つのディスク スロットがあります。

DISK 0 に挿入できるのは CompactFlash カードだけです。

DISK 1 には、CompactFlash カードまたは 1 GB MicroDrive を挿入できます。

Supervisor Engine 32 には、CompactFlash カードおよび IBM MicroDrive カードを挿入できるスロットが 1 つ(DISK 0 ラベル)あります。

Supervisor Engine 2 には、PCMCIA カードを挿入できるスロットが 1 つ(PCMCIA ラベル)あります。


) フラッシュ メモリ カードは、電源を投入した状態で挿入し、取り外すことができます。カードを取り付ける前に、カードの書き込み保護がオフになっていることを確認してください。書き込み保護スイッチは、(プリント面を上にして、エッジのコネクタ側を向こう側にした状態で)カードの前面エッジ上にあります (図 3-5 を参照)。


図 3-5 Flash PC カードの書き込み保護スイッチの位置

 


) すべてのフラッシュ メモリ カードに書き込み保護スイッチがあるわけではありません。


表 3-3 に、Cisco 7600 スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサでサポートされるメモリ カードのシスコ製品番号を示します。

 

表 3-3 CompactFlash メモリ カード

製品番号
説明
RSP720 および RSP720-10GE のフラッシュ メモリ カード

MEM-RSP720-CF256M

Cisco CompactFlash メモリ カード、256 MB

MEM-RSP720-CF512M

Cisco CompactFlash メモリ カード、512 MB

MEM-RSP720-CF1G

Cisco CompactFlash メモリ カード、1 GB

Sup720 および Sup32 のフラッシュ メモリ カード

MEM-C6K-CPTFL64M

Cisco CompactFlash メモリ カード、64 MB

MEM-C6K-CPTFL128M

Cisco CompactFlash メモリ カード、128 MB

MEM-C6K-CPTFL256M

Cisco CompactFlash メモリ カード、256 MB

MEM-C6K-CPTFL512M

Cisco CompactFlash メモリ カード、512 MB

Sup2 のフラッシュ メモリ カード

MEM-C6K-ATA-1-64M

Cisco ATA タイプ 1 フラッシュ メモリ カード、64 MB

フラッシュ メモリ カードの取り付け

フラッシュ メモリ カードを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 メモリ カードを持ち、カードのコネクタ側をスロットに向けます。カードのコネクタ側は、図 3-5 に示す書き込み保護スイッチ(もしある場合)のある側とは反対側です。

ステップ 2 カードをスロットに差し込み、スロット奥のコネクタに完全に装着します。イジェクト ボタンが手前に飛び出します。


注意 メモリ カードはスロット内に無理に押し込まないでください。コネクタ ピンが破損することがあります。正しく装着されると、デバイスの一部がスロットの外側にはみ出しています。

ステップ 3 システムに初めて取り付けた場合には、メモリ カードをフォーマットします。


) メモリ カードは、カードを使用するスーパーバイザ エンジンまたは ルート スイッチ プロセッサ のタイプに合わせてフォーマットしてください。特定のタイプのスーパーバイザ エンジンまたは ルート スイッチ プロセッサ 用にフォーマットしたメモリ カードは、他のタイプでは使用できないことがあります。



 

フラッシュ メモリ カードの取り外し


注意 LED が点灯しているときは、フラッシュ メモリ カードを取り外さないでください。ファイルが壊れる原因になります。

フラッシュ メモリ カードを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ディスク LED が消灯していること(処理中ではないこと)を確認します。

ステップ 2 イジェクタ ボタンを押して、メモリ カードをスロット奥のコネクタから切断します。

ステップ 3 メモリ カードをスロットから取り外し、静電気防止用袋に収納します。


 

電源管理および環境モニタリング

電源管理および環境モニタリングの詳細については、『 Cisco 7600 Series Router Cisco IOS Software Configuration Guide 』を参照してください。

ソフトウェア機能サポートの決定

ここでは、Feature Navigator および Software Advisor ツールについて説明します。これらのツールを使用して、ルータでサポートされる機能と、ルータに搭載されたハードウェアの Cisco IOS ソフトウェア最低要件を決定します。


) Feature Navigator および Software Advisor ツールを使用するには、Cisco.com のアカウントが必要です。


使用するルート スイッチ プロセッサまたはスーパーバイザ エンジンでサポートするソフトウェア機能を決定するには、次の URL にある Feature Navigator を使用します。

http://tools.cisco.com/ITDIT/CFN/jsp/index.jsp

使用するルータに取り付けられているハードウェアに対する Cisco IOS ソフトウェアの最低要件を確認するには、次の URL にある Software Advisor ツールを使用します。

http://www.cisco.com/public/support/tac/tools.shtml

このツールは、システム内のラインカードに互換性があるかどうかの確認は行いませんが、個々のラインカード、モジュール、またはオプションの Cisco IOS 最低要件を示します。

スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの設定

スーパーバイザ エンジンまたは ルート スイッチ プロセッサ の動作設定の詳細は、『 Cisco 7600 Series Router Cisco IOS Software Configuration Guide 』を参照してください。