Cisco 7600 シリーズ ルータ SIP、SSC、および SPA ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
Circuit Emulation over Packet(CEoP) およびチャネライズド非同期転送モード (ATM)共有ポート アダプタ(SPA)の設定
Circuit Emulation over Packet(CEoP)およびチャネライズド非同期転送モード(ATM)共有ポート アダプタ(SPA)の設定
発行日;2012/02/03 | 英語版ドキュメント(2012/01/20 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 12MB) | フィードバック

目次

Circuit Emulation over Packet(CEoP)およびチャネライズド非同期転送モード(ATM)共有ポート アダプタ(SPA)の設定

設定作業

のインターフェイス アドレスの指定

ポート使用の設定(概要)

の設定

の設定

Synchronous Optical Network(SONET)VT1.5 用の の設定

同期デジタル階層(SDH)AU-4 C-12 用の の設定

SDH AU-3 C-11 用の の設定

回線エミュレーションの設定

CEM グループの設定

CEM クラスの設定(任意)

CEM 擬似回線の設定

TDM ローカル スイッチングの設定

設定例

確認

ローカル スイッチング冗長性

注意事項

設定

設定例

確認

ATM の設定

ATM 擬似回線の設定

擬似回線冗長性の設定(任意)

T1 の設定

E1 の設定

T3 の設定

T3 設定時の注意事項

ポート使用の設定

クリアチャネル ATM 用の SPA の設定

SONET(OC-3)の設定

AU-4 C-12 の SDH 設定

AU-3 C-11 の SDH 設定

ATM の逆多重化の設定

IMA 設定時の注意事項

IMA リンク バンドルの設定の概要

設定例

IMA リンク バンドルの設定

IMA グループ パラメータの設定

IMA 設定の確認

IMA 自動再起動の例

クロッキングの設定

BITS クロック サポート - 受信および配信 - SIP-400 上の CEoP SPA

注意事項

設定作業

確認

クロック リカバリの設定

クロック リカバリの確認

帯域外クロッキングの設定

利点

設定時の注意事項

設定の概要

マスター クロック インターフェイスの作成と設定

スレーブ クロック インターフェイスの設定

帯域外クロッキングの確認

帯域外クロッキング設定の削除

帯域外クロッキング設定の例

帯域外クロッキングの CEM 回線の設定例

CEM パラメータの設定

ペイロード サイズの設定(任意)

デジッタ バッファ サイズの設定

アイドル パターンの設定(任意)

ダミー モードのイネーブル化

ダミー パターンの設定

CEM チャネルのシャットダウン

インターフェイスの設定の確認

Circuit Emulation over Packet(CEoP)およびチャネライズド非同期転送モード(ATM)共有ポート アダプタ(SPA)の設定

この章では、Cisco 7600 シリーズ ルータに搭載された Circuit Emulation over Packet(CEoP)Shared Port Adapter(SPA; 共有ポート アダプタ)の設定方法について説明します。具体的な内容は次のとおりです。

「設定作業」

「回線エミュレーションの設定」

「ATM の設定」

「擬似回線冗長性の設定(任意)」

「T1 の設定」

「E1 の設定」

「T3 の設定」

「SONET(OC-3)の設定」

「ATM の逆多重化の設定」

「クロッキングの設定」

「CEM パラメータの設定」

「インターフェイスの設定の確認」

システム イメージおよびコンフィギュレーション ファイルの管理については、ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースに対応する『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。

この章で使用するコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Software Releases 12.2SR Command Reference s』および『 Cisco IOS Software Releases 12.2SX Command References 』を参照してください。また、関連する CiscoIOS Release12.2 ソフトウェア コマンド リファレンスおよびマスター インデックスも参照してください。詳細については、「関連資料」を参照してください。

設定作業

ここでは、Cisco 7600 シリーズ ルータに搭載した CEoP SPA の最も一般的な設定について説明します。次の手順が含まれます。

「SPA のインターフェイス アドレスの指定」

「ポート使用の設定(概要)」

SPA のインターフェイス アドレスの指定

SPA Interface Processor(SIP; SPA インターフェイス プロセッサ)には、4 つの CEoP SPA を搭載できます。ポートの番号は、左から右へ向かって 0 から順に付けられます。単一ポートの SPA では、ポート番号 0 のみを使用します。SPA インターフェイスを設定またはモニタするには、Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)で SIP、SPA、およびインターフェイスの物理位置を指定する必要があります。インターフェイス アドレス フォーマットは、 slot / subslot / port です。

slot :SIP が装着された Cisco 7600 シリーズ ルータのシャーシ スロット番号を指定します。

subslot :SPA が装着された SIP のセカンダリ スロットを指定します。

port :SPA の各インターフェイス ポートの番号を指定します。

次に、シャーシ スロット 3 の SIP のサブスロット 1 に搭載された SPA の最初のインターフェイス(0)を指定する例を示します。

Router(config)# interface cem 3/1/0
 

スロットおよびサブスロットの識別方法については、「SIP、SSC、および SPA のスロットおよびサブスロットの識別」を参照してください。

ポート使用の設定(概要)

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA および 1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA を設定して、次のモードで動作可能にします。

Circuit emulation(CEM; 回線エミュレーション)

チャネライズド Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)

Inverse Multiplexing over ATM(IMA; ATM の逆多重化)

Cisco IOS Release 12.2(33)SRC で追加された 2 ポート チャネライズド T3/E3 ATM CEoP SPA は、ATM モードで動作するように設定できます。SPA は、現在 CEM モードと IMA モードをサポートしていません。

次の表に、各 SPA で CEM または ATM を設定するためのコマンドを示します。設定手順の詳細については、以降の節で説明します。

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA の設定

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA を設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# card type {t1 | e1 } slot subslot

カード タイプを選択します。

ステップ 2

Router(config)# controller { t1 | e1 } slot/subslot/port

設定する SPA ポートのコントローラを選択します。

ステップ 3

Router(config-controller)# cem-group group unframed

Structure-Agnostic TDM over Packet(SAToP)CEM グループを作成し、ポートをクリアチャネル CEM モードに設定します。

ステップ 4

Router(config-controller)# cem-group group timeslots 1-24

Circuit Emulation Services over Packet Switched Network(CESoPSN)CEM グループを作成し、ポートをチャネライズド CEM モードに設定します。

ステップ 5

Router(config-controller)# atm

ポートを ATM 用に設定し、ATM インターフェイスを作成します。

ステップ 6

Router(config-controller)# ima-group group-number

インターフェイスを IMA モードで動作するように設定し、インターフェイスを IMA グループに割り当てます。

2 ポート チャネライズド T3/E3 ATM CEoP SPA の設定

2 ポート チャネライズド T3/E3 ATM CEoP SPA を設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller { t3 | e3 } slot/subslot/port

設定する SPA ポートのコントローラを選択します。

(注) Cisco IOS Release 12.2(33)SRC の場合、e3 はサポートされないので、t3 を選択する必要があります。

ステップ 2

Router(config-controller)# atm

ポートをクリアチャネル ATM モードで動作するように設定し、ポートを表す ATM インターフェイスを作成します。


) Cisco IOS Release 12.2SRC の SPA でサポートされない機能については、「T3 の設定」を参照してください。


Synchronous Optical Network(SONET)VT1.5 用の 1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA の設定

1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA を SONET VT 1.5 用に設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller sonet 5/1/0

設定するコントローラを選択します。

ステップ 2

Router(config-controller)# framing sonet

SONET フレーミングを指定します。

ステップ 3

Router(config-controller)# sts-1 2

Synchronous Transport Signal(STS)ID を指定します。

ステップ 4

Router(config-ctrlr-sts1)# mode vt-15

動作の STS-1 モードとして VT-15 を指定します。

ステップ 5

Router(config-ctrlr-sts1)# vtg 3 t1 2 atm

T1(VT1.5) ATM インターフェイスを作成します。

ステップ 6

Router(config-ctrlr-sts1)# vtg 1 t1 1 ima-group group-number

インターフェイスを IMA モードで動作するように設定し、インターフェイスを IMA グループに割り当てます。

ステップ 7

Router(config-ctrlr-sts1)# vtg 2 t1 1 cem-group 1 unframed

SAToP CEM グループを 1 つ作成します。

ステップ 8

Router(config-ctrlr-sts1)# vtg 2 t1 4 cem-group 2 timeslots 1-5,14

CESoPSN CEM グループを作成します。

同期デジタル階層(SDH)AU-4 C-12 用の 1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA の設定

1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA を Synchronous Digital Hierarchy(SDH; 同期デジタル階層)AU-4 C-12 用に設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller sonet 5/1/0

設定するコントローラを選択します。

ステップ 2

Router(config-controller)# framing sdh

SDH をフレーミング モードとして指定します。

ステップ 3

Router(config-controller)# aug mapping au-4

AUG マッピングを指定します。

ステップ 4

Router(config-controller)# au-4 1 tug-3 2

設定する AU-4、TUG-3 を選択します。

ステップ 5

Router(config-ctrlr-tug3)# mode c-12

TUG-3 のチャネライゼーション モードを指定します。

ステップ 6

Router(config-ctrlr-tug3)# tug-2 7 e1 3 atm

ATM インターフェイスを作成します。

ステップ 7

Router(config-ctrlr-tug3)# tug-2 1 e1 1 ima-group group-number

インターフェイスを IMA モードで動作するように設定し、インターフェイスを IMA グループに割り当てます。

ステップ 8

Router(config-ctrlr-tug3)# tug-2 1 e1 1 cem-group 1 timeslots 1-31

CESoPSN CEM グループを作成します。

SDH AU-3 C-11 用の 1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA の設定

1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA を SDH AU-3 C-11 用に設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller sonet 5/1/0

設定するコントローラを選択します。

ステップ 2

Router(config-controller)# framing sdh

フレーミング モードを指定します。

ステップ 3

Router(config-controller)# aug mapping au-3

AUG マッピングを指定します。

ステップ 4

Router(config-controller)# au-3 3

設定する AU-3 を選択します。

ステップ 5

Router(config-ctrlr-au3)# mode c-11

リンクのチャネライゼーション モードを指定します。

ステップ 6

Router(config-ctrlr-au3)# tug-2 7 t1 4 atm

ATM インターフェイスを作成します。

ステップ 7

Router(config-ctrlr-au3)# tug-2 1 t1 2 cem-group 2015 timeslots 1-12

CESoPSN CEM グループを作成します。

回線エミュレーションの設定

ここでは、CEoP SPA で回線エミュレーションを設定する方法について説明します。回線エミュレーションは、Time Division Multiplexed(TDM; 時分割多重)ネットワークとパケット ネットワーク(Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)など)をつなぐ役割をします。ルータは、TDM データを MPLS パケットにカプセル化し、CEM 擬似回線を介して、そのデータをリモートの Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータに送信します。つまり、回線エミュレーションは、パケット ネットワークを経由する物理通信リンクのように動作します。

CEoP SPA ポートで回線エミュレーションを設定するには、次の手順を実行する必要があります。

1. ポートに 1 つまたは複数の CEM グループを設定します。各 CEM グループは、ポートに接続された TDM 回線からの一連のタイム スロットを表します。ポートで CEM グループを設定すると、ルータはそのポートと同じスロット/サブスロット/ポート番号を持つインターフェイス(例:cem2/1/0)を作成します。

2. 各 CEM グループに擬似回線を設定します。ルータは、各グループのタイム スロットからのデータを対応する擬似回線にマッピングし、MPLS ネットワークを経由して、そのデータをリモート PE ルータに送信します。 xconnect コマンドに encap mpls を指定して実行し、各 CEM グループに擬似回線を作成します。

図 10-1 に、次の CEoP SPA の設定例を示します。

TDM 回線は、スロット 1、サブスロット 0(T1 コントローラ 1/0/0)に搭載された SPA のポート 0 に接続されます。

MPLS ネットワーク経由で TDM データを伝送するために、2 つの擬似回線(PW10 および PW20)を設定します。

TDM タイム スロット内のデータ用に 2 つの CEM グループ(2 および 3)を設定します。

タイム スロット 1 ~ 6 は、擬似回線 10 を介して、10.0.0.0 にあるリモート PE ルータに送信されます。

タイム スロット 8 ~ 13 は、擬似回線 20 を介して、11.0.0.0 にある PE ルータに送信されます。

図 10-1 TDM タイム スロットと擬似回線とのマッピング

 

CEM グループの設定

SPA ポートで CEM 回線を表す CEM グループを設定するには、次の手順を実行します。


) • コントローラの下で最初に cem-group コマンドを実行すると、コントローラと同じスロット/サブスロット/ポート情報を持つ CEM インターフェイスが作成されます。CEM インターフェイスの下のすべての CEM グループを削除すると、そのインターフェイスも削除されます。

CEM インターフェイスは、コントローラのステートがダウンの場合でも、常時アップ状態です。このため、CEM 擬似回線は、リモート側にアラーム情報を送信できます。


 

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller type slot / subslot / port

 

Router(config)# controller t1 3/1/
Router(config)# controller sonet 2/0/1

設定するポートのコントローラを選択します。

type は、ポート タイプを指定します。有効な値には、 t1 e1 t3 e3 、または sonet があり、カード タイプにより異なります。詳細については、これらのポート タイプの設定の節を参照してください。

slot / subslot / port は、SPA スロット、サブスロット、およびポートを指定します。

ステップ 2

Router(config-controller)# [ no ] cem-group group-number { unframed | timeslots timeslot }

 

Router(config)# controller t1 3/2/0
Router(config-controller)# cem-group 1 unframed

Router(config)# controller t1 3/2/1
Router(config-controller)# cem-group 1 timeslots 1,3,5-11
Router(config-controller)# cem-group 2 timeslots 12-24

このポートに接続された回線の 1 つまたは複数のタイム スロットから CEM 回線(グループ)を作成します。CEM 回線を削除しタイム スロットを解放するには no cem-group group-number コマンドを使用します。

group-number には、次のように CEM 回線番号を割り当てます。

T1 コントローラの場合、範囲は 0 ~ 23(24 個のグループ ID)です。

E1 コントローラの場合、範囲は 0 ~ 30(31 個のグループ ID)です。

T3 コントローラの場合、範囲は 0 ~ 671(672 個のグループ ID)です。

E3 コントローラの場合、範囲は 0 ~ 479(480 個のグループ ID)です。

OC-3 コントローラの場合、範囲は 0 ~ 2015(2016 個のグループ ID)です。

unframed は、すべてのタイム スロットから単一の CEM 回線を作成し、回線上でフレーミングを使用します。このキーワードは、SAToP モードの場合に使用します。

timeslots timeslot は、CEM 回線に含めるタイム スロットを指定します。このキーワードは、CESoPSN モードの場合に使用します。タイム スロットのリストには、数字、カンマ、ハイフンの間にスペースなしのカンマおよびハイフンが含まれることがあります。

(注) 各タイム スロットは、64 kbps で動作します。

ステップ 3

Router(config-controller)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

CEM クラスの設定(任意)

CEM パラメータを 1 つまたは複数の CEM インターフェイスに割り当てるには、パラメータを定義する CEM クラス(テンプレート)を作成し、そのクラスをインターフェイスに適用します。

CEM クラス パラメータは、CEM 回線で直接設定できます。継承は次のとおりです。

CEM 回線(最高レベル)

CEM 回線に適用されているクラス

CEM インターフェイスに適用されているクラス

同じパラメータが CEM インターフェイスおよび CEM 回線で設定されている場合、CEM 回線の値が優先されます。

CEM クラスを設定するには、次の手順を実行します。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# class cem name

CEM クラスを作成します。テンプレートでのパラメータの設定および CEM インターフェイス レベルでのパラメータの適用に役立ちます。

name 引数は、CEM クラスを識別する最大 80 文字の文字列です。名前は最初の 15 文字に切り捨てられます。

ステップ 2

Router(config-cem-class)# command

適切なコマンドを実行して、CEM パラメータを設定します。コマンドについては、「CEM パラメータの設定」を参照してください。

次の例では、CEM クラス(TDM-Class-A)を設定し、payload-size パラメータと dejitter-buffer パラメータを設定します。

class cem TDM-Class-A
payload-size 512
dejitter-buffer 80
exit
 

次の例では、TDM-Class-A の CEM パラメータの設定値を CEM インターフェイス 2/1/0 に適用します。このインターフェイスの下で作成された CEM 回線は、これらのパラメータの設定値を継承します。

int cem 2/1/0
class int TDM-Class-A
cem 6
xconnect 10.10.10.10 2 encap mpls
exit

CEM 擬似回線の設定

MPLS ネットワーク経由で CEM 回線を転送するための擬似回線を設定するには、次の手順を実行します。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# interface cem slot / subslot / port

CEM 回線(グループ)が配置される CEM インターフェイスを選択します( slot / subslot は SPA スロットおよびサブスロット、 port はインターフェイスが存在する SPA ポート)。

ステップ 2

Router(config-if)# cem group-number

擬似回線を設定する CEM 回線(グループ)を選択します。

ステップ 3

Router(config-if-cem)# command

(任意)CEM 回線の動作特性を定義します。コマンドの詳細については、「CEM パラメータの設定」を参照してください。

ステップ 4

Router(config-if)# xconnect peer-router-id vcid { encapsulation mpls | pseudowire-class name }

CEM 回線からの TDM データを MPLS ネットワーク経由で転送するための擬似回線を設定します。

peer-router-id は、リモート PE ピア ルータの IP アドレスです。

vcid は、擬似回線に割り当てる 32 ビットの ID です。擬似回線の両側で、同じ vcid を使用する必要があります。

encapsulation mpls は、MPLS をトンネリング モードに設定します。

pseudowire-class name は、 encapsulation mpls コマンドを含む擬似回線クラスを指定します。

の組み合せは、ルータ上で一意である必要があります。

ステップ 5

Router(config-if)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

次の例は、2 つの CEM 回線(グループ)が設定されている T1 ポートの設定を示しています。各 CEM 回線は、ポートに接続された TDM 回線のタイム スロットからのデータを伝送します。

2 つの xconnect コマンドにより、TDM データを MPLS ネットワーク経由で伝送するための擬似回線が作成されます。擬似回線 2 では、タイム スロット 1、2、3、4、9、および 10 のデータをリモート PE ルータ(10.10.10.10)に伝送します。擬似回線 5 では、タイム スロット 5、6、7、8、および 11 のデータをリモート PE ルータ(10.10.10.11)に伝送します。

 
controller t1 2/1/0
cem-group 6 timeslots 1-4,9,10
cem-group 7 timeslots 5-8,11
framing esf
linecode b8zs
clock source adaptive 6
cablelength long -15db
crc-threshold 512
description T1 line to 3rd floor PBX
loopback network
no shutdown
 
int cem2/1/0
cem 6
xconnect 10.10.10.10 2 encap mpls
cem 7
xconnect 10.10.10.11 5 encap mpls
 

TDM ローカル スイッチングの設定

TDM ローカル スイッチングを使用すると、同じルータ上の 2 つの CEM インターフェイス間で Layer 2(L2; レイヤ 2)データをスイッチングすることができます。この 2 つの CEM グループは、同じ物理インターフェイスまたは異なる物理インターフェイス上に設定できます。また、同じ SPA、同じラインカード、または異なるラインカード上に設定できます。


) Cisco IOS Release 12.2(33)SRC の場合、この機能を使用できるのは 24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA および 1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA です。


CEoP フェーズ 2 TDM ローカル スイッチングを使用する場合は、次の注意事項に従ってください。

自動プロビジョニングはサポートされません。

アウトオブバンド シグナリングはサポートされません。

ポート モード ローカル スイッチングは CEM インターフェイスでサポートされません。

他のインターフェイス タイプとのインターワーキングはサポートされません。

同じ CEM 回線を、ローカル スイッチングと xconnect の両方に使用できません。

CEM ローカル スイッチングは、同じ CEM インターフェイス上の 2 つの CEM 回線間で使用できます。

CEM ローカル スイッチングは、24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA 全体、および 1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA 全体で実行できます。

CEoPS フェーズ 2 TDM ローカル スイッチングを設定する手順は、次のとおりです。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# interface cem slot / subslot/port

擬似回線を設定する CEM インターフェイスを選択します。これは、TDM 回線の接続先インターフェイスになります。

ステップ 2

Router(config)# [no] connect name cemx/y/z cemckt1 cema/b/c cemckt2

cemckt1(CEM インターフェイス x/y/z)および cemckt2(CEM インターフェイス a/b/c)の間にローカル スイッチング接続を設定します。

cemckt1(CEM インターフェイス x/y/z)および cemckt2(CEM インターフェイス a/b/c)の間のローカル スイッチング接続を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

設定例

次に例を示します。

Router(config)# interface CEM4/3/0
Router(config)# connect cem cem2/1/0 1 cem4/2/0 2

確認

設定を確認するには、show connection、show connection all、show connection id conn id、および show connection conn name コマンドを使用します。

ローカル スイッチング冗長性

ローカル スイッチング冗長性により、プライマリ接続回線が故障した場合に予備の Attachment Circuit(AC; 接続回線)を使用できます。AC はすべて同じ Cisco 7600 シリーズ ルータに設ける必要があります。


) Cisco IOS Release 12.2(33)SRC の場合、この機能を使用できるのは 24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA、1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA、2 ポートおよび 4 ポート OC-3c/STM-1 ATM SPA、1 ポート OC-12c/STM-4 ATM SPA、および 1 ポート OC-48c/STM-16 ATM SPA です。


次の組み合わせの CEM AC がサポートされます。

同じ SPA 上の CEM AC

同じ SIP 上の異なる SPA の CEM AC

同じ Cisco 7600 シリーズ ルータに搭載された異なる SIP 上の CEM AC

注意事項

ローカル スイッチング冗長性についての注意事項は、次のとおりです。

CEM インターフェイスの自動設定はサポートされません。

テールエンド AC だけをバックアップできます。ヘッドエンドに障害が発生した場合には保護されません。

プライマリ AC およびバックアップ AC は、同一の回線タイプである必要があります(異なるインターフェイス間または異なるタイプの CEM 回線間では、フェールオーバー動作が切り替わりません)。

ローカル スイッチング接続を CEM インターフェイス cem3 の cem-ckt3 にバックアップします。各接続に対しバックアップ AC が 1 つだけ許可されます。

バックアップ CEM 回線の自動設定は許可されません。自動設定が許可されるのは、バックアップ ATM Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)または ATM Permanent Virtual Path(PVP; 相手先固定パス)の場合です。

ローカル スイッチング接続のバックアップとして使用されている CEM 回線を、xconnect の設定に使用できません。

テールエンド セグメントが backup コマンドを使用して 1 つのセグメントにバックアップされている場合、ローカル スイッチング接続のパラメータのダイナミックな変更はサポートされません。3 つのセグメント(ヘッドエンド、テールエンド、またはバックアップ セグメント)のいずれかのパラメータを変更する場合は、最初に backup コマンドで設定を解除し、個別にセグメントの変更を行ったあと、backup コマンドでバックアップを再設定します。

設定

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# [no] connect name cema/b/c cemckt1 cemx/y/z cemckt2

cemckt1(CEM インターフェイス x/y/z)および cemckt2(CEM インターフェイス a/b/c)の間にローカル スイッチング接続を設定します。

cemckt1(CEM インターフェイス x/y/z)および cemckt2(CEM インターフェイス a/b/c)の間のローカル スイッチング接続を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ステップ 2

Router(config-connection)# backup interface cemx/y/z cemckt

ローカルでスイッチングされる CEM 接続をバックアップします。

設定例

次に、ローカル スイッチング冗長性の設定例を示します。

Router(config)# connect cem cem2/1/0 1 cem4/2/0 2
Router(config)# backup interface cem 3/0/0 3
 

確認

show xconnect all コマンドを使用して、バックアップおよびプライマリ回線のステータスを確認します。

ATM の設定

CEoP SPA は、CEM モードのほかに ATM をサポートします。ATM モードで動作するように設定した場合、CEoP SPA は「Circuit Emulation over Packet(CEoP)およびチャネライズド非同期転送モード(ATM)共有ポート アダプタ(SPA)の概要」 に示す ATM 機能をサポートします。

また、CEoP SPA は ATM の逆多重化(IMA)もサポートします。IMA を使用すると、複数の ATM リンクを組み合わせて単一の高帯域の論理リンクを作成できます。IMA の詳細については、「ATM の逆多重化の設定」 を参照してください。

CEoP SPA は、クリアチャネル モードまたはチャネライズド モードの ATM 動作をサポートします。

クリアチャネル モードでは、各 SPA ポートはポートの回線速度で動作する単一の高速 ATM 接続を提供します。

チャネライズド モードでは、各ポートは複数の論理チャネルに分割され、それぞれのチャネルがチャネライズド回線速度で動作する ATM 接続を提供します(例:T3 を T1 に対してチャネライズ)。


) ATM は DS0 をサポートしません。ATM は T1 だけに対してチャネライズドすることができます。


SPA 別の ATM 接続

次の注意事項に従ってください。

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA は、T1 または E1 回線速度で動作する 24 の ATM 接続(ポートごとに 1 つ)を提供します。

1 ポート チャネライズ OC-3/STM-1 ATM CEoP SPA をクリアチャネル(OC-3)ATM 用に設定できません。ポートは T1 または E1 に対してチャネライズする必要があります。使用できる ATM 接続数は、設定モードによって次のように異なります。

チャネライズド T1 モードの場合は 84 の ATM 接続(3 T3 × 28 T1 = 84)

チャネライズド E1 モードの場合は 63 の ATM 接続(3 TUG-3/AU-3 × 7 TUG-2 × 3 E1 = 63)

クリアチャネル モードでは、2 ポート チャネライズド T3/E3 ATM CEoP SPA の各ポートは T3 回線速度で動作する単一の ATM 接続を提供します。

ATM 設定の概要

CEoP SPA のポートを ATM が動作するように設定するには、次の作業を行う必要があります。

1. ポートを ATM モードに設定します。任意で IMA も設定できます。

2. ポートの ATM 相手先固定接続(PVC)を設定します。

3. ATM または IMA インターフェイスの擬似回線を設定します。

ATM および IMA インターフェイス

IMA インターフェイスは T1 または E1 のグループで構成されます。IMA は 2 ポート チャネライズド T3/E3 ATM CEoP SPA ではサポートされません。

ルータは、ATM モードに設定された T3 または E3 ポート(またはチャネライズド T1 または E1)ごとに ATM インターフェイスを作成します。インターフェイスの形式は、 atm slot / subslot / port slot / subslot は SPA スロットおよびサブスロット、/ port はポートを指定(例:atm2/1/0))となります。

IMA を設定した場合、ルータは各 IMA グループ(リンク バンドル)を表すインターフェイスを作成します。インターフェイスの形式は、 atm slot / subslot / ima group-id slot / subslot は SPA スロットおよびサブスロット、 group-id は IMA グループ番号を指定(例:atm2/1/ima0))となります。

ATM 擬似回線の設定

ATM 接続または IMA リンク バンドルの擬似回線を設定するには、次の作業を行います。擬似回線は MPLS ネットワーク経由で ATM データを伝送するために使用されます。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# interface atm slot / subslot / port

または

Router(config)# interface atm slot / subslot / ima group-id

擬似回線を設定する ATM インターフェイスを選択します( slot / subslot は SPA スロットおよびサブスロット、/ port はインターフェイスが存在する SPA ポートを指定)。

IMA のインターフェイスの形式は、 atm slot / subslot / ima group-id slot / subslot は SPA スロットおよびサブスロット、 group-id は IMA グループ番号を指定)となります。

ステップ 2

Router(config-if)# pvc vpi / vci

ATM または IMA インターフェイスの相手先固定接続を作成し、その PVC を Virtual Path Identifier(VPI; 仮想パス識別子)および Virtual Channel Identifier(VCI; 仮想チャネル識別子)に割り当てます。

vpi は、仮想パス識別子を指定します(0 ~ 255)。

vci は、仮想チャネル識別子を指定します。有効値は、 atm vc-per-vp コマンドで指定される値より少ない、32 ~ 1 の値です。

(注) VPI および VCI に 0 を指定しないでください。

ステップ 3

Router(config-if-atm-vc)# encapsulation { aal0 | aal5 | aal5snap }

PVC の ATM Adaptation Layer(AAL; ATM アダプテーション レイヤ)を指定します。

aal0 :ATM アダプテーション レイヤ 0(セル モード)を選択します。

aal5 :ATM アダプテーション レイヤ 5(パケット モード)を選択します。

aal5snap :Inverse Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)をサポートします。Logical link control/Subnetwork Access Protocol(LLC/SNAP; 論理リンク制御/サブネットワーク アクセス プロトコル)は、プロトコル データグラムに優先します。

ステップ 4

Router(config-if-atm-vc)# command

PVC の ATM 動作特性を設定します。CEoP SPA は 9 に記載された ATM 機能をサポートしています。

ステップ 5

Router(config-if-atm-vc)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 6

Router(config-if)# xconnect peer-router-id vcid { encapsulation mpls | pseudowire-class name }

ATM または IMA インターフェイスからのデータを MPLS ネットワーク経由で伝送するための擬似回線を設定します。

peer-router-id は、リモート PE ピア ルータの IP アドレスです。

vcid は、擬似回線に割り当てる 32 ビットの ID です。擬似回線の両側で、同じ vcid を使用する必要があります。

encapsulation mpls は、MPLS をトンネリング モードに設定します。

pseudowire-class name は、 encapsulation mpls コマンドを含む擬似回線クラスを指定します。

の組み合せは、ルータ上で一意である必要があります。

ステップ 7

Router(config-if)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

擬似回線冗長性の設定(任意)

CEoP SPA は、Layer 2 Virtual Private Network(L2VPN; レイヤ 2 バーチャル プライベート ネットワーク)擬似回線冗長性をサポートします。この機能により、ATM および回線エミュレーション(CEM)擬似回線のバックアップ サービスが提供されます。L2VPN 擬似回線冗長性機能を使用すると、ネットワークの障害を検出し、継続してサービスを提供することが可能な別のエンドポイントに レイヤ 2(L2)サービスを再ルーティングできます。この機能により、リモート PE ルータで発生した障害、または PE ルータと CE ルータ間のリンクで発生した障害からリカバリすることができます。

擬似回線冗長性を設定するには、ATM または CEM インターフェイスに、プライマリ擬似回線とバックアップ(スタンバイ)擬似回線の 2 つの擬似回線を設定します。プライマリ擬似回線がダウンすると、ルータは代わりにバックアップ擬似回線を使用します。プライマリ擬似回線がアップ状態に戻ると、バックアップ擬似回線はダウンし、ルータはプライマリ擬似回線の使用を再開します。

擬似回線冗長性の詳細については、次のドキュメントに記載された機能説明を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1829/products_feature_guide09186a0080606811.html

図 10-2 に、擬似回線冗長性の例を示します。

図 10-2 擬似回線冗長性

 

次に、CEoP SPA 上に擬似回線冗長性を設定するための手順の要約を示します。ATM インターフェイスについて示していますが、CEM の場合も同じ設定です。


) バックアップ擬似回線は、プライマリ擬似回線とは異なるルータに接続する必要があります。


1. enable

2. configure terminal

3. interface atm slot / subslot / port

4. xconnect peer-router-id vcid { encapsulation mpls | pw-class pw-class-name }

5. backup peer peer-router-ip-addr vcid [ pw-class pw-class-name ]

6. backup delay enable-delay { disable-delay | never }

次に、CEM 回線(グループ)に設定する擬似回線冗長性の例を示します。この例では、 xconnect コマンドは CEM グループ 0 のプライマリ擬似回線を設定しています。 backup peer コマンドはその CEM グループの冗長擬似回線を作成しています。

int cem8/1/1
no ip address
cem 0
xconnect 10.10.10.1 1 encap mpls
backup peer 10.10.10.2 200
exit

T1 の設定

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA で T1 を設定するには、次の手順を実行します。次の注意事項に留意してください。

T1 コントローラの下には、T1 タイム スロットごとに 1 つずつ、0 ~ 23 のチャネルがあります。

各チャネルは、CEM グループとして設定できます。

CEM グループの下での最大チャネル数は 24 です。

コントローラの下では、各 CEM グループの番号は一意である必要があります。

最大 191 個の CEM 回線を設定できます。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller t1 slot / subslot / port

T1 コントローラを選択します。

ステップ 2

Router(config-controller)# [ no ] cem-group group-number { unframed | timeslots timeslot }

CEM インターフェイスを作成し、CEM グループ番号を割り当てます。

ステップ 3

Router(config-controller)# framing { sf | esf }

T1 フレーミング タイプを選択します。

ステップ 4

Router(config-controller)# exit

コントローラ コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 5

Router(config)# interface cem slot / subslot / port

CEM インターフェイスを選択します。

ステップ 6

Router(config-controller)# cem group-number

指定された CEM グループを選択します。

ステップ 7

Router(config-controller)# xconnect peer-ip-address encap mpls

CEM グループにより識別される T1 タイム スロットの擬似回線を設定します。

ステップ 8

Router(config-controller)# exit

コントローラ コンフィギュレーション モードを終了します。

E1 の設定

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA で E1 を設定するには、次の手順を実行します。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller e1 slot / subslot / port

設定する E1 ポートのコントローラを選択します。

ステップ 2

Router(config-controller)# [ no ] cem-group group-number { unframed | timeslots timeslot }

CEM インターフェイスを作成し、CEM グループ番号を割り当てます。

ステップ 3

Router(config-controller)# framing { crc4 | no-crc4 }

フレーミング タイプを選択します。

ステップ 4

Router(config-controller)# exit

コントローラ コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 5

Router(config)# interface cem slot / subslot / port

CEM インターフェイスを選択します。

ステップ 6

Router(config-controller)# cem group-number

指定された CEM グループを選択します。

ステップ 7

Router(config-controller)# xconnect peer-ip-address encap mpls

CEM グループにより識別される E1 タイム スロットの擬似回線を設定します。

ステップ 8

Router(config-controller)# exit

コントローラ コンフィギュレーション モードを終了します。

T3 の設定

ここでは、2 ポート チャネライズド T3/E3 ATM CEoP SPA を設定する方法について説明します。SPA は、次のモードで動作するように設定できます。

T3(クリアチャネル)

T1(チャネライズド T3)

ATM

クリアチャネル モードでは、各 SPA ポートは単一の高速データ チャネルを提供します。チャネライズド モードでは、各ポートは複数の T1/E1 または DS0 チャネルを提供します。

ルータは、SPA ポートに設定された動作モードを表す論理インターフェイスを作成します。ATM インターフェイスは ATM モードに設定された T3 ポート(またはチャネライズド T1/E1)に対応して作成されます。インターフェイスの形式は、 atm slot / subslot / port slot / subslot は SPA スロットおよびサブスロット、/ port はポートを指定)となります。たとえば、atm2/1/0 のようになります。

ここでは、SPA を設定する手順について次の内容で説明します。

「T3 設定時の注意事項」

「ポート使用の設定」

「クリアチャネル ATM 用の SPA の設定」

T3 設定時の注意事項

ここでは、2 ポート チャネライズド T3/E3 ATM CEoP SPA を設定する際の注意事項を示します。サポートされる機能については、「Circuit Emulation over Packet(CEoP)およびチャネライズド非同期転送モード(ATM)共有ポート アダプタ(SPA)の概要」 を参照してください。


) Cisco IOS Release 12.2SRC でサポートされない機能については、「サポートされない機能」を参照してください。


T3 モード

SPA を T3 に設定をする場合、CEM または ATM のクリアチャネル モードまたはチャネライズド モードに設定できます。

クリアチャネル T3 モードでは、各 SPA は 44210 kbps で動作する単一の高速データ チャネルを提供します。

CEM に設定すると、各ポートは最大 672 の CEM 回線(グループ)をサポートします(DS0 ごとに 1 回線)。SPA がフルにチャネライズされると、1344 の CEM グループをサポートします(2 T3 × 28 T1 × 24 DS0)。

ATM モード

ATM の場合には、次の注意事項に留意してください。

最大 4000 のポイントツーポイント ATM Virtual Circuit(VC; 仮想回線)(SIP あたり)がサポートされます。

ポート使用の設定

SPA ポートを T3 に設定するには、次の作業を行います。


) Cisco IOS Release 12.2(33)SRC では、T3 はサポートされません。


 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller {t3 | e3 } slot / subslot / port

設定するポートの T3 コントローラを選択します( slot / subslot は SPA スロットおよびサブスロット、/ port はポートを指定)。

ステップ 2

Router(config-controller)# [ no ] framing {c-bit | m13}

 

(任意)フレーミング タイプを指定します。クリアチャネル モードおよびチャネライズド モードともに、デフォルトは C ビットです。

クリアチャネル モードの場合、フレーミングを次のように設定します。

c-bit:C ビット パリティ フレーミングを指定します。

m13:DS3 フレーミング M13 を指定します(M23 と同じ)。

 

Router(config-controller)# [ no ] framing {auto-detect | c-bit | m23}

チャネライズド モードの場合、フレーミングを次のように設定します。

auto-detect:回線の終端にあるデバイスのフレーミング タイプを検出し、そのフレーミング タイプに切り替えます。両方のデバイスが auto-detect に設定されている場合、C ビット フレーミングが使用されます。

c-bit:C ビット パリティ フレーミングを指定します。

m23:M23 フレーミングを指定します。

ステップ 3

Router(config-controller)# clock source {internal | line}

(任意)クロック ソースを指定します。

internal:インターナル クロックを選択します。これはチャネライズド モードのデフォルトです。

line:ネットワーク クロックを選択します。これは非チャネライズド モードのデフォルトです。

ステップ 4

Router(config-controller)# cablelength feet

(任意)ポートに接続されているケーブル長を指定します(単位はフィート)。有効値は、0 ~ 450 フィートです。デフォルトは 224 フィートです。

ステップ 5

Router(config-controller)# [ no ] loopback { local | network | remote { line | payload }}

 

(任意)ループバック テストを実行します。ループバック テストは問題をトラブルシューティングする際に役立ちます。テストを停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。デフォルトは no loopback です。

local :信号を Tx から Rx パスにループします。Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)をネットワークに送信します。

network :信号を Rx から Tx パスにループします。

remote { line | payload }:(C ビット フレーミングのみ)リモート エンドにループバック要求を送信します。 line ではフレーミングされない信号をループバックし、 payload ではフレーミングされた信号をループバックします。

ステップ 6

Router(config-controller)# [ no ] bert pattern
[ 2^11 | 2^15 | 2^20 O.153 | 2^20 QRSS | 2^23 | 0s | 1s | alt-0-1 ] interval [ 1 - 1440 ]

(任意)Bit-Error-Rate(BER)テストを設定します。

ステップ 7

Router(config-controller)# mdl {string {eic | fic | generator | lic | pfi | port | unit } string} | { transmit {idle-signal | path | test-signal}}

 

Router(config-controller)# mdl string eic ID
Router(config-controller)# mdl string fic Building B
Router(config-controller)# mdl string unit ABC
Router(config-controller)# mdl string pfi Facility Z
Router(config-controller)# mdl string port Port 7

Router(config-controller)# mdl transmit path
Router(config-controller)# mdl transmit idle-signal

(任意)Maintenance Data Link(MDL; メンテナンス データ リンク)メッセージを設定します。MDL メッセージはローカル ポートとリモート ポートの間で情報のやり取りに使用します。C ビット フレーミングの場合だけに有効です。

mdl string は、MDL メッセージに含める識別情報タイプを指定します。

eic string は、Equipment Identification Code(EIC)を指定します。最大 10 文字まで使用できます。

fic string は、Frame Identification Code(FIC)を指定します。最大 10 文字まで使用できます。

generator string は、Test-Signal メッセージのジェネレータ番号を指定します。最大 38 文字まで使用できます。

lic string は、Local Identification Code(LIC)を指定します。最大 11 文字まで使用できます。

pfi string は、Path メッセージの Path Facility Identification(PFI)コードを指定します。最大 38 文字まで使用できます。

port string は、Idle-Signal メッセージのポート番号を指定します。最大 38 文字まで使用できます。

unit string :Unit Identification Code(UIC)を指定します。最大 6 文字まで使用できます。

mdl transmit は、送信する MDL メッセージのタイプを指定します。

idle-signal:Idle-Signal メッセージをイネーブルにします。

path:Path メッセージをイネーブルにします。

test-signal:Test-Signal メッセージをイネーブルにします。

ステップ 8

Router(config-controller)# exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

 

ステップ 2 でチャネライズド T3 モードを指定した場合は、次の節の、ポート上に論理 T1/E1 チャネルを設定する手順を参照してください。そのあと、ポートを CEM モードまたは ATM モードに設定します(「回線エミュレーションの設定」または「クリアチャネル ATM 用の SPA の設定」)。

クリアチャネル ATM 用の SPA の設定

T3/E3 SPA ポートをクリアチャネル ATM 用に設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller {t3 | e3 } slot / subslot / port

設定するポートの T3 コントローラを選択します( slot / subslot は SPA の位置、/ port はポートを指定)。

ステップ 2

Router(config-controller)# atm

ポート(インターフェイス)をクリアチャネル ATM 用に設定します。ルータは ATM インターフェイスを作成します。インターフェイスの形式は、atm/ slot / subslot / port slot / subslot は SPA スロットおよびサブスロット、/ port は SPA ポートを指定)となります。

ステップ 3

Router(config-controller)# exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 4

Router(config)# interface atm slot / subslot / port

ステップ 1 の SPA ポートの ATM インターフェイスを選択します。

ステップ 5

Router(config-if)# pvc vpi / vci

インターフェイスの PVC を設定し、その PVC を VPI および VCI に割り当てます。VPI および VCI に 0 を指定しないでください。このコマンドおよび次のコマンドの詳細については、「ATM 擬似回線の設定」を参照してください。

ステップ 6

Router(config-if)# xconnect peer-router-id vcid { encapsulation mpls | pseudowire-class name }

クリアチャネル ATM インターフェイスからのデータを MPLS ネットワーク経由で伝送するための擬似回線を設定します。

ステップ 7

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

SONET(OC-3)の設定

1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA で SONET(OC-3)を設定するには、次の手順を実行します。次の注意事項に留意してください。

1 つの OC-3 には、それぞれ T3 を持つことのできる SONET パスが 3 つあります。各 T3 には 28 個の T1 があります。

各 T3 に T1 設定用のサブモードがあります。

各 T1 を、CEM、ATM、または IMA モードで動作するように設定できます。

ATM は T1 だけで設定できます。これらのモードは、DS0 に対してチャネル化されている T1 には設定できません。

CEM グループは、T1 で直接設定できます。

CEM グループは、DS0 に対してチャネル化できます。

最大 2016 個の DS0 を設定できます。

最大 575 個の CEM 回線を設定できます。

SONET コントローラを設定する手順は、次のとおりです。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller sonet slot / subslot / port

SONET コントローラ コンフィギュレーション サブモードになります。

ステップ 2

Router(config-controller)# framing sonet

SONET フレーミングのコントローラ フレーミングを設定します(デフォルト)。

ステップ 3

Router(config-controller)# sts-1 number

STS ID を指定します。

ステップ 4

Router(config-ctrlr-sts1)# mode vt-15

動作の STS-1 モードとして VT-15 を指定します。

ステップ 5

Router(config-controller-stsl)# vtg 5 t1 1 cem-group 15 timeslots 1-5 , 20-23

T1 を伝送する仮想トリビュタリ グループを作成します。

ステップ 6

Router(config-controller-stsl)# exit

コントローラ コンフィギュレーション モードを終了します。

AU-4 C-12 の SDH 設定

ここでは、SONET コントローラの設定後、インターフェイスの SDH フレーミングと AU-4 マッピングをイネーブルにする方法を説明します。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller sonet 5/1/0

設定するコントローラを選択します。

ステップ 2

Router(config-controller)# framing sdh

SDH をフレーミング モードとして指定します。

ステップ 3

Router(config-controller)# aug mapping au-4

AUG マッピングを指定します。

ステップ 4

Router(config-controller)# au-4 1 tug-3 2

設定する AU-4、TUG-3 を選択します。

ステップ 5

Router(config-ctrlr-tug3)# mode c-12

TUG-3 のチャネライゼーション モードを指定します。

ステップ 6

Router(config-ctrlr-tug3)# tug-2 7 e1 3 atm

ATM インターフェイスを作成します。

ステップ 7

Router(config-ctrlr-tug3)# tug-2 1 e1 1 ima-group group-number

インターフェイスを IMA モードで動作するように設定し、インターフェイスを IMA グループに割り当てます。

ステップ 8

Router(config-ctrlr-tug3)# tug-2 1 e1 1 cem-group 1 timeslots 1-31

CESoPSN CEM グループを作成します。

AU-3 C-11 の SDH 設定

ここでは、SONET コントローラの設定後、インターフェイスの SDH フレーミングと AU-3 マッピングをイネーブルにする方法を説明します。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller sonet 5/1/0

設定するコントローラを選択します。

ステップ 2

Router(config-controller)# framing sdh

フレーミング モードを指定します。

ステップ 3

Router(config-controller)# aug mapping au-3

AUG マッピングを指定します。

ステップ 4

Router(config-controller)# au-3 3

設定する AU-3 を選択します。

ステップ 5

Router(config-ctrlr-au3)# mode c-11

リンクのチャネライゼーション モードを指定します。

ステップ 6

Router(config-ctrlr-au3)# tug-2 7 t1 4 atm

ATM インターフェイスを作成します。

ステップ 7

Router(config-ctrlr-au3)# tug-2 1 t1 2 cem-group 2015 timeslots 1-12

CESoPSN CEM グループを作成します。

ATM の逆多重化の設定

ATM の逆多重化(IMA)を使用すると、複数の T1 または E1 リンクを一緒にバンドルして 1 つの高帯域の論理リンクを作成できます。論理 IMA リンクの速度は、IMA グループ内の物理リンクの速度を合計した値にほぼ等しくなりますが、ATM ヘッダーおよび制御セルのオーバーヘッド分を考慮する必要があります。


) IMA は Cisco IOS Release 12.2SRC 以降のリリースで使用可能で、24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA および 1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA でサポートされます。


逆多重化の動作は ATM レイヤ プロトコルに対して透過的に行われます。これにより ATM レイヤは、単一の物理インターフェイスを使用している場合と同じように動作することができます。送信方向では、IMA は ATM レイヤからセルを取り出し、IMA グループ内の個々の T1 リンクまたは E1 リンクを通してそれらをラウンドロビン方式で送信します。セルは受信端で再結合されて元のセル ストリームが形成され、ATM レイヤに渡されます。IMA デバイスは常にストリームを送信し続けます。送信する ATM レイヤ セルがない場合、IMA は充てんセルを送信して、物理レイヤに常にストリームが供給されるようにします。

IMA インターフェイス間では、IMA Control Protocol(ICP)セルが定期的に送信されます。ICP セルでは逆多重機能の制御、ATM セル ストリームのシーケンシング、および IMA フレームの定義を行います。IMA フレーム長に 128 セルを使用すると、各リンクでは毎回 128 セルのうち 1 つが ICP セルに使用されます。

図 10-3 に、IMA のしくみを示します。図において、IMA は 4 つのバンドル リンクを使用して逆方向の多重化と逆多重化を実行することで、T1 のパケット トラフィックに 5.52 Mbps の帯域幅(ATM セル ヘッダーと ICP セルのオーバーヘッド分を除いた値)を提供します。送信側(Tx)ではリンク全体にセルを分散させ、受信側(Rx)ではセルの再組み立てを行います。

図 10-3 IMA の動作

 

IMA 設定時の注意事項

CEoP SPA で逆多重化 ATM を設定する際は、次の注意事項を守ってください。

IMA は、次の CEoP SPA を搭載した Cisco 7600 SIP-400 でサポートされます。

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA(SPA あたり 24 の IMA グループ)

1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA(SPA あたり 42 の IMA グループ)

T1 または E1 インターフェイスが IMA モードに設定されると、そのインターフェイスは個別 ATM リンクとして動作しません。

IMA グループ番号(ID)は SPA 上で一意の値にする必要があります。

同じ IMA グループ内に T1 と E1 回線を混在させることはできません。

IMA グループ内の T1 または E1 回線は、同じ CEoP SPA 上に設定する必要があります。1 つの IMA グループに、異なる SPA からの T1 または E1 回線を含めることはできません。

T1 または E1 回線の両端は IMA モードになっている必要があります。

IMA は Nonstop Forwarding with Stateful Switchover(NSF/SSO)に準拠します。これは、スイッチオーバーの発生時、IMA 接続はアップ状態が保持されトラフィックを継続して通過させるので、サービスが中断されないことを意味します。

IMA Control Protocol(ICP)セルおよび充てんセルは受信側で廃棄されます。そのため、 show コマンド出力に表示されるどのカウンタの値にもこれらのセルは含まれません。

Cisco 7600 SIP-400 がサポートする Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)は 4470 バイトです。

再起動後に IMA グループを正しく同期させるには、IMA 回線を設定する際に次の注意事項に従ってください。再起動の詳細については、「IMA グループ パラメータの設定」 ima autorestart の説明を参照してください。

IMA リンクの両端には異なる IMA グループ ID を持たせるようにします。それにより、再起動後、ルータはリンクがループバック モードになっていることを検出できます。ループバック モードは、リンクがリモート エンドとではなく自分自身と通信していることを意味します。リンクの両端が同じグループ ID の場合、そのリンクはループバック モードにあります。

IMA リンクの両端が同じグループ ID の場合、再起動後、ループバックされたリンクが最初に応答することがあります。その場合、IMA グループは遠端と通信しているのではなく、自分自身と通信している可能性があります。

IMA リンク バンドルの設定の概要

複数の T1 または E1 リンクを 1 つにバンドルするには、それらのリンクを同じ IMA グループに割り当て、使用するグループ内のリンクに PVC を設定します。

T1 または E1 リンクを IMA グループに割り当てるには、リンクの接続先ポートの T1 または E1 コントローラの下で ima group group-number コマンドを実行します。複数のリンクを 1 つにバンドルするには、バンドルに追加する各リンクのコントローラの下で ima group を実行し、それぞれに同じグループ番号を指定します。

ルータは、IMA グループ(リンク バンドル)を表す IMA インターフェイスを作成します。次に示すように、このインターフェイスは、SPA と同じスロット/サブスロット情報およびそれに付属して IMA グループ ID を持ちます(例:atm2/1/ima0)。

interface atm slot / subslot / ima group-id

IMA インターフェイスはすべての ATM インターフェイス特性を持ち、現在サポートされているすべての ATM 機能をサポートします。

IMA グループからすべての T1/E1 インターフェイスが削除されると、そのグループを表している IMA インターフェイスは削除されます。

IMA グループを設定して動作させるには、次の作業を行う必要があります。

使用する IMA グループ内のリンクの PVC を設定します。

IMA グループ パラメータを設定して、IMA リンク バンドルの動作特性を定義します(「IMA グループ パラメータの設定」を参照してください)。

設定例

次に、24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA で IMA リンク バンドルを設定する手順の例を示します。手順の詳細については、以降の節で説明します。

1. IMA グループを作成し、各リンクをグループに追加して、T1 または E1 リンクを 1 つにバンドルします。次の例では、シャーシ スロット 2、SPA サブスロット 1 にある CEoP SPA のポート 0、1、および 2 に接続された T1 リンクを、同じ IMA リンク バンドル(IMA グループ 0)に割り当てます。同様に、シャーシ スロット 5、SPA サブスロット 1 にある SPA のポート 0 および 1 に接続された E1 リンクを別のバンドル(IMA グループ 1)に割り当てます。

controller t1 2/1/0
ima-group 0
exit
controller t1 2/1/1
ima-group 0
exit
controller t1 2/1/2
ima-group 0
exit
 
controller e1 5/1/0
ima-group 1
exit
controller e1 5/1/1
ima-group 1
exit
 

2. 使用する IMA グループ内のリンクの PVC および MPLS 擬似回線を設定します。次の例では、IMA グループ 0 の T1 リンクに PVC 0/100 を 設定し、IMA グループ 1 の E1 リンクに PVC 0/101 を設定します。

interface atm2/1/ima0
pvc 0/100 l2transport
xconnect 10.2.0.1 10 encapsulation mpls
exit
interface atm5/1/ima1
pvc 0/101 l2transport
xconnect 10.20.0.4 11 encapsulation mpls
exit
 

3. IMA グループ パラメータを設定して、グループ内のリンクの動作方法を定義します。次の例では、IMA グループ 0 が、最低限 2 つのアクティブ リンクを持って、independent クロック モード、およびフレーム長 256 で動作するように設定します。

interface atm2/1/ima0
ima active-links-minimum 2
ima clock-mode independent
ima frame-length 256
exit

IMA リンク バンドルの設定

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA で IMA リンク バンドルを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードから次の作業を行います。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller { t1 | e1 } slot / subslot / port

IMA リンク バンドル(IMA グループ)に追加するリンクのコントローラを選択します。

slot / subslot / port は、シャーシ スロット、SPA サブスロット、および設定対象のポートを指定します。

ステップ 2

Router(config-controller)# [ no ] ima-group group-number

IMA グループを作成し、グループにリンクを追加します。IMA グループからリンクを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

group-number は、グループに割り当てる一意の ID です。有効値は、0 ~ 41です。

(注) グループ番号は SPA で一意にする必要があります。24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA は 24 の IMA グループをサポートします。

ステップ 3

Router(config-controller)# exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

 


ステップ 1 3 を繰り返して、他のリンクを IMA リンク バンドルに追加します。

ステップ 4

Router(config)# interface atm slot / subslot ima group-number

作成したリンク バンドルの IMA インターフェイスを選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

atm slot / subslot は、インターフェイスの場所を指定します。

ima group-number は、IMA グループを指定します。

ステップ 5

Router(config-if)# pvc vpi / vci

IMA グループの PVC を設定し、その PVC を VPI および VCI に割り当てます。

vpi は PVC の VPI です。有効値は、0 ~ 255 です。

vci は PVC の VCI です。有効値は、 atm vc-per-vp コマンドで設定される値より少ない、32 ~ 1 の値です。

(注) VPI および VCI に 0 を指定しないでください。

ステップ 6

Router(config-if)# xconnect peer-router-id vcid { encapsulation mpls | pseudowire-class name }

IMA リンク バンドルからのデータを MPLS ネットワーク経由で伝送するための擬似回線を設定します。コマンドの詳細については、「ATM 擬似回線の設定」を参照してください。

ステップ 7

Router(config-if)# ima command

IMA インターフェイスのパラメータを設定します。設定コマンドについては、 表 10-1 を参照してください。

ステップ 8

Router(config-if)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

IMA グループ パラメータの設定

IMA グループのパラメータを設定するには、 表 10-1 に示すコマンドを使用します。設定する IMA グループの IMA インターフェイスの下で、インターフェイス コンフィギュレーション モードからコマンドを実行します。機能をオフにしたり、デフォルトの設定に戻すには、それぞれのコマンドの no 形式を使用します。


) IMA インターフェイスのパラメータを変更すると、そのインターフェイスは自動的に再起動されます。


 

表 10-1 IMA インターフェイス パラメータ

コマンド名
説明

[ no ] ima version { 1.0 | 1.1 }

使用する IMA のバーションを選択します。デフォルト値はバージョン 1.1 です。

[ no ] ima active-links-minimum number

IMA グループがアクティブになるために必要な、アクティブ IMA リンクの最低限の数を指定します。

number はリンクの数です。有効値は、1 ~ 16 です。デフォルト値は 1 です。

IMA グループは、指定された数のリンクがアクティブである間はアクティブになっています。リンク数が不足すると IMA グループはダウンになり、最低限のリンク数が再度アクティブになるまでアウト オブ サービスのままです。適切な数値は、アプリケーションのニーズとパフォーマンスの要件、およびグループ内のリンク数を考慮して決定します。

[ no ] ima clock-mode { common | independent }

IMA グループ内のリンクの送信クロック モードを設定します。デフォルト値は common です。

common :すべてのリンクは同じクロックを使用します(指定されたポートから供給されます)。

independent :リンクごとに異なるクロックを使用します。

[ no ] ima frame-length { 32 | 64 | 128 | 256 }

IMA フレーム内のセル数を指定します。デフォルト値は 128 です。

各 IMA フレームには ICP セルが含まれるので、このパラメータで IMA グループのリンクを通して送信される ICP セルの頻度も制御します。たとえば、フレーム長が 64 の場合、毎回 64 セルのうち 1 つが ICP セルに使用されます。

IMA フレーム長を短くするほど、送信される ICP セルの頻度は増えますが、データに使用できるリンクの帯域幅は小さくなります。

[ no ] ima test [ link link number ] pattern pattern-id

連続するテスト パターンを IMA リンクを介して送信して、リンクが動作していることを確認します。このパターンは受信端でループバックされるので、物理リンクの問題やリモート エンド側の設定の問題をトラブルシューティングする際に役立ちます。テストを停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。

link link number は、テストする IMA リンクを指定します。 link number には、 show ima interface interface コマンドで表示されるリンク ID を指定します。有効値は、0 ~ 15 です。

pattern pattern-id は、使用するパターンを指定します。有効値は 0 ~ 255(0 ~ 0xFF)ですが、255 は推奨されません。

(注) リンクを指定しなかった場合、テスト パターンは最初に使用可能なリンクを介して送信されます。

[ no ] ima differential-delay-maximum milliseconds

IMA グループ内のリンク間の最大許容遅延差(ミリ秒)を指定します。リンクの遅延がこの値を超過した場合、そのリンクは IMA グループから除外されます。

IMA は IMA グループ内の T1 または E1 リンクを介してセルをラウンドロビン方式で送信しますが、どのリンクも若干の遅延が伴います。ルータが元のデータ ストリームを正しく再構築できるように、IMA はリンク遅延の差異に対する調整を行います。ただ、リンクの遅延が指定された最大値を超えた場合は、データ ストリームを正しく再構築することができません。

milliseconds の有効値は次のとおりです。

25 ~ 250 ミリ秒(T1)

25 ~ 190 ミリ秒(E1)

遅延を短くとるほど、リンク遅延変動に対する調整幅が少なくなります。しかし、遅延を長くした場合は、トラフィックの遅延が増加して再送信の原因となり、グループの総合的なパフォーマンスに影響することがあります。

[ no ] ima autorestart { near-end-id near-end-group-id [ far-end-id far-end-group-id ]}

自動再起動機能をイネーブルにします。この機能で再起動後の IMA グループの同期方法を制御します。イネーブルになっている自動再起動をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。例については、「IMA 自動再起動の例」を参照してください。

(CEoP SPA、IMA リンク、またはルータの障害などにより)IMA グループが正常動作を停止したときは、IMA グループを再起動する必要があります。ローカル IMA グループは再起動時に、リモート エンドの IMA グループと同期を取る必要があります。

自動再起動がディセーブルの場合(デフォルト)、IMA は再起動が発生するたびにリモート グループの ID を学習します。この場合、リモート IMA グループ ID が再起動で変わる可能性があります。

自動再起動がイネーブルの場合、ローカル グループの同期先のリモート IMA グループを指定できます。これにより IMA グループが不特定のグループ ID と同期を取ることを回避できます。

near-end-id および far-end-id キーワードは、IMA グループを指定します。near-end-id の有効値は 0 ~ 41 です。far-end-id の有効値は 0 ~ 255 です。

near-end-id near-end-group-id は、ローカル IMA グループです。

far-end-id far-end-group-id は、リモート IMA グループです。

near-end-id だけを指定した場合、ローカル IMA グループは同期先のリモート グループの ID を学習します(最初にアクティブになったリモート IMA グループが同期先になります)。この方法で学習したリモート グループ ID は、SPA がリロードされるまで有効です。

near-end-id および far-end-id の両方を指定した場合、ローカル IMA グループは指定されたリモート IMA グループだけと同期を取ります。near-end ID および far-end ID の両方を同じ値にする必要があります。

ima restart

IMA グループを手動で再起動します。(リンク障害などにより)IMA グループが正常動作を停止したときは、問題を解消したあと、このコマンドを使用して IMA グループを再起動できます。

IMA 設定の確認

設定されているすべての IMA グループまたは特定の IMA グループに関する情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ima interface コマンドを使用します。

show ima interface atm slot / subslot / ima group-number [ detail ]

次の例は、IMA グループ 1(スロット 5、サブスロット 0 の SPA)に関する情報を表示しています。

Router# show ima interface atm5/0/ima1
ATM5/0/ima1 is up, ACTIVATION COMPLETE
Slot 5 Slot Unit 0 unit 257, CTRL VC 257, Vir 0, VC -1
IMA Configured BW 12186, Active BW 3046
IMA version 1.0, Frame length 128
Link Test: Disabled
Auto-Restart: Disabled
ImaGroupState: NearEnd = operational, FarEnd = operational
ImaGroupFailureStatus = noFailure
IMA Group Current Configuration:
ImaGroupMinNumTxLinks = 1 ImaGroupMinNumRxLinks = 1
ImaGroupDiffDelayMax = 25 ImaGroupNeTxClkMode = common(ctc)
ImaGroupFrameLength = 128 ImaTestProcStatus = disabled
ImaGroupTestLink = None ImaGroupTestPattern = 0x0
ImaGroupConfLink = 8 ImaGroupActiveLink = 2
IMA Link Information:
ID Link Link Status Test Status
---- -------------- ------------------------------ ---------------
0 T1 5/0/0 Up - controller Up disabled
1 T1 5/0/1 Up - controller Up disabled
2 T1 5/0/2 Down - controller Up disabled
3 T1 5/0/3 Down - controller Up disabled
4 T1 5/0/4 Down - controller Up disabled
5 T1 5/0/5 Down - controller Up disabled
6 T1 5/0/6 Down - controller Up disabled
7 T1 5/0/7 Down - controller Up disabled

IMA 自動再起動の例

IMA 自動再起動はデフォルトでディセーブルになっており、IMA は再起動が発生するたびにリモート IMA グループの ID を学習します。自動再起動に関する現在の設定を確認するには、 show ima interface コマンドを実行して、コマンド出力の Auto-Restart セクションを調べます。

次に、自動再起動をイネーブルする方法の例をいくつか示します。

自動再起動をイネーブルにして、ローカル IMA グループがアクティブになった最初のリモート IMA グループと同期を取るようにするには、次のコマンドを実行します( near-end-group-id は、ローカル IMA グループを指定)。学習したリモート グループ ID は、SPA がリロードされるまで有効です。

ima autorestart near-end-id near-end-group-id

ローカル IMA グループの同期先のリモート IMA グループを指定するには、次のコマンドを実行します( near-end-group-id はローカル IMA グループ、 far-end-group-id はリモート IMA グループを指定)。near-end ID および far-end ID の両方を同じ値にする必要があります。

ima autorestart near-end-id near-end-group-id far-end-id far-end-group-id

自動再起動をディセーブルにし、再起動後にリモート IMA グループ ID を IMA に学習させるには、次のコマンドを実行します。

no ima autorestart

クロッキングの設定

ここでは、24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA および 1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA でクロッキングを設定する方法について説明します。具体的な内容は次のとおりです。

「BITS クロック サポート - 受信および配信 - SIP-400 上の CEoP SPA」

「クロック リカバリの設定」

「クロック リカバリの確認」

「帯域外クロッキングの設定」

BITS クロック サポート - 受信および配信 - SIP-400 上の CEoP SPA

「BITS クロック サポート - 受信および配信 - SIP-400 上の CEoP SPA」機能を使用して、クロックを選択して設定し、シャーシ全体に配信することで、すべての SPA ポートでの送信基準としてこれを使用できます。

「BITS クロック サポート - 受信および配信 - SIP-400 上の CEoP SPA」機能は、SPA-24CHT1-CE-ATM および SPA-1CHOC3-CE-ATM、SPA-4XOC3 ATM、SPA-1xOC12/STM4 POS SPA の Cisco IOS Release 12.2SRB でサポートされています。

ラインカードは、設定および設定済みソースの状態に応じて、3 つの異なるモードで動作します。

Free-running(フリーラン):ネットワーク クロッキングに参加していないラインカード、またはクロックのアクティブ ソースとなっているラインカードは、フリーラン モードで動作します。このモードでは、ラインカードの内部発振器がバックプレーンへの基準クロックを生成します。


) 非関与モードまたはディセーブル モードでは、ラインカードは Stratum 3 品質タイミング信号を外部基準クロックに配信します。別のラインカードにある他のインターフェイスは、それぞれの設定に応じて、バックプレーン基準クロックまたは外部基準クロックのいずれかを受信します。


Normal(通常):通常モードでは、モジュールは外部提供のネットワーク タイミング基準と同期します。このタイミング基準は、シャーシ BITS 入力のいずれかがソースとなっているか、またはネットワーク インターフェイスから再生されたものです。このモードでは、入力基準の精度と安定性によって、出力信号の精度と安定性が決まります。


) ラインカードは、SIP-400 がアクティブ ソースとして設定されている場合だけに、フリーラン モードで動作します。それ以外の場合は、ラインカードは通常モードで動作します。


Holdover(ホールドオーバー):ホールドオーバー モードでは、ネットワーク タイミング モジュールが、通常モードでの動作時に使用された保存済みのタイミング基準に基づいてタイミング信号を生成します。再生した基準が失われたか、過度にドリフトした場合に、ホールドオーバー モードが自動的に選択されます。


) ドリフト範囲は設定できません。デフォルトでは、ラインカード内部で 1 分あたり +/-9.2 位相シフト(ppm)にデフォルト設定されています。



) ネットワーク クロックが設定されるまで、すべてのラインカードはフリーラン モードで動作します。


注意事項

次の注意事項に従ってください。

ネットワーク クロックが設定されるまで、SIP-400 はフリーラン モードで動作します。

ネットワーク クロッキング設定がスタートアップ コンフィギュレーションに存在する場合、クロッキング設定の解析後、5 分経過するまでその設定は適用されません。これにより、インターフェイスやコントローラが正常にアップしなかった場合にバックプレーンでクロッキングが不安定になるのを防ぎます。

SIP-400 のネットワーク クロッキングは、デフォルトでイネーブルになっています。

Cisco IOS Release 12.2SRB は、ローカル ネットワーク クロック設定や Synchronization Status Messaging(SSM; 同期ステータス メッセージング)をサポートしません。

ソース フラップが存在する場合、ソースが有効でアクティブになるまで 180 秒の間隔があります。

Out-of Range(OOR; 範囲外)スイッチオーバー(リバーティブ モード)が発生した場合、クロック オフセットが -9.2 ppm または +9.2 ppm のしきい値を超えるとソース スイッチオーバーが実行されます。この場合は、ソースを再設定する必要があります。

設定作業

Cisco 7600/SIP-400 でネットワーク クロッキングを設定するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンドまたはアクション
説明

Router# [no] network-clock select priority interface | controller | slot | system interface name [ global ][ local ]

インターフェイス、コントローラを選択し、特定のプライオリティでのネットワーク クロックとして設定します。

system: 内部クロック ジェネレータがあるプラットフォームに必要です。Cisco7600 シリーズ ルータには適用できません。

priority: ネットワーク クロック ソースのプライオリティを設定します。値の範囲は 1 ~ 6 です。

interface name :選択したインターフェイスにネットワーク クロック ソースを設定します。

global :グローバル コンフィギュレーションを使用するようにネットワーク クロックを設定します。

local :ローカル コンフィギュレーションを使用するようにネットワーク クロックを設定します。

(注) 同時に設定するのは 1 つだけです。

Router# [no] network-clock participate slotnum

ラインカードがネットワーク クロッキング機能に関与できるようにします。これは、デフォルトのモードです。ラインカードがネットワーク クロッキング機能に関与しないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。スロットがディセーブルの場合は、クロックを提供することも、バックプレーンからクロックを取得することもできません。

Router# [no] network-clock revertive

ネットワーク クロックのリバーティブ動作を設定します。

リバーティブ モードが設定されており、以前に使用できなかったプライオリティの高いソースがアップになった場合は、このソースがアクティブ クロックになり、以前のアクティブ ソースはスタンバイ クロックになります。リバーティブ モードはデフォルトのモードで、あらゆる種類のインターフェイス障害に適用できます。代替ソースは、インターフェイス障害の場合だけに選択されます。ソースが不正なクロックを提供している場合には選択されません。

非リバーティブ モードを設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。

Router(config)# [no] network-clock switchover marginal-source

インターフェイスが OOR クロックを送信するのを防ぎます。+/-9.2 ppm しきい値を超えたクロックは OOR 状態になり、次の代替ソースがアクティブとして選択されます。これをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。デフォルトでは、不正なクロックでスイッチオーバーが実行されます。

Router# clock source {line | internal | network}

ネットワーク クロッキングをイネーブルにし、インターフェイス上でクロッキングを設定します。

line 回線から再生したクロックを指定します。

internal:SPA 内部クロックまたはホストからのクロックを 指定します。

network :ネットワーク クロックまたはホスト カードの内部発振器を指定します。

Router# show network-clocks

設定されたクロックと現在動作中のクロックについての詳細を表示し、ステータス情報を提供します。

Router# show platform hardware network-clocks

関連する SONET クロック レジスタ設定値とともにラインカードの動作モードを表示します。

このコマンドは、ラインカード コンソールだけで使用可能です。

Router# debug network-clock

このコマンドをイネーブルにすると、ネットワーク クロッキング機能の動作をデバッグする際に役立ちます。

Router# debug network-clock redundancy

Hight Availability(HA; ハイ アベイラビリティ)関連のデバッグをイネーブルにします。

確認

確認するには、show platform hardware network-clocks コマンドを使用します。

SIP-400-4# show plat hardware network-clocks
SONET Clock Register = 0x20CA8000
SONET Clock Interrupt Enable Register = 0x0
SONET Clock Interrupt Status Register = 0x0
 
MT90401 Reference : Primary Free Running
Primary : SPA 0
Secondary : SPA 0
Backplane Reference
Primary DISABLED : SPA 0
Secondary DISABLED : SPA 0
Status :
Lock : 0 HoldOver : 0 SecOOR : 1 PriOOR : 1
CLK_2M_OK : 1
Config :
PCCI : 0 FLOCK : 0 ModeSel : 2
SI5321 CAL Signal : 0 SI5321 LOS Signal : 0
SI5321 HoldOver : 0
SIP-400-4#
 
use the show network-clock command to verify output on RP
 
Router# show network-clocks
Active source = SONET 1/3/0
Active source backplane reference line = Primary Backplane Clock
 
 
All Network Clock Configuration
---------------------------------
Priority Clock Source State Reason
1 SONET 1/3/0 Valid
 
Current operating mode is Revertive
 
Current OOR Switchover mode is Switchover
 
There are no slots disabled from participating in network clocking

クロック リカバリの設定

クロック リカバリを設定する場合は、次の注意事項に従ってください。

アダプティブ クロック リカバリ

クロック ソース:

Cisco IOS Release 12.2(33)SRC 以降では、1 ポート チャネライズド OC-3 STM1 ATM CEoP SPA および 24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA の両方をクロック ソースとして使用できます。

前のリリースでは、24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA だけをクロック ソースとして使用できます。

許容クロック ソース数:

Cisco IOS Release 12.2(33)SRC 以降では、複数のクロックをルータのソースにできます(SPA ごとに 1 つのクロック)。

前のリリースでは、1 つのクロックだけをルータのソースにできます。

ルータに使用するクロックは、ネットワーク クロックと同じものにする必要があります。この場合、擬似回線がクロックを伝送できます。

安定したクロック リカバリを提供するネットワーク上での CEM 擬似回線の最少バンドル サイズは 4 DS0 です。

安定したクロック リカバリを提供するネットワーク上での CEM 擬似回線の最少パケット サイズは 64 バイトです。

クロッキング差

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA をソースとするクロック差の最大値は 24 です。

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA では、最大 24 個までの T1/E1 クロックを再生できます。

同一ポートから送信されるバンドルにはいくつかあります。ポートの伝送クロックに使用されるバンドルは、ポートの最初に作成されたバンドルです。ポートの最初の DS0 を含む擬似回線だけが、クロック差を伝送できます。

24 ポート チャネライズド T1/E1 ATM CEoP SPA で クロック リカバリを設定するには、次の手順を実行します。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller { e1 | t1 } slot / subslot / port

コントローラを選択します。

ステップ 2

Router(config-controller)# recovered-clock slot / subslot

再生クロックのインターフェイスを指定します。

ステップ 3

Router(config-controller)# clock recovered clock-id { adaptive | differential } cem port cem-group

再生クロック番号およびクロック リカバリ タイプを指定します。

ステップ 4

Router(config-controller)# clock reference { enhanced | internal

クロック基準を指定します。

ステップ 5

Router(config-controller)# clock master

クロック マスターを設定します。

ステップ 6

Router(config-controller)# clock slave

クロック スレーブを設定します。

再生クロックをコントローラに適用するには、次の手順を実行します。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# controller { e1 | t1 } slot / subslot / port

コントローラを選択します。

ステップ 2

Router(config-controller)# clock source recovered number

再生クロックに番号を割り当てます。

ステップ 3

Router(config-controller)# cem-group number timeslots number

T1 または E1 の 1 つまたは複数のタイム スロットから回線エミュレーション チャネルを作成します。

ステップ 4

Router(config-controller)# recovered-clock slot / subslot

再生クロックをインターフェイスに適用します。

ステップ 5

Router(config-controller)# clock recovered clock-id { adaptive | differential } cem port cem-group

再生クロック番号およびクロック リカバリ タイプを指定します。

クロック リカバリの確認

クロック リカバリを確認するには、 show recovered-clock コマンドを使用します。Cisco IOS Release 12.2SRB1 以降のリリースでは、コマンド出力が拡大され、ポート番号と CEM グループ番号が含まれます。

Router# show recovered-clock
Recovered clock status for subslot 3/0
----------------------------------------
Clock Mode Port CEM Status Frequency Offset(ppb)
1 ADAPTIVE 0 1 HOLDOVER 0
 
Router# show recovered-clock
Recovered clock status for subslot 3/0
----------------------------------------
Clock Mode Port CEM Status Frequency Offset(ppb)
1 ADAPTIVE 0 1 ACQUIRING -694
 
 

ネットワーク クロッキング レジスタの内容を表示するには、 show platform network-clock コマンドを使用します。

Router# show platform network-clock
SONET Clock Register = 0x20EB80C8
SONET Clock Interrupt Enable Register = 0x0
SONET Clock Interrupt Status Register = 0x2
 
MT90401 Reference : Primary Reserved
Primary : SPA 0
Secondary : SPA 0
Backplane Reference
Primary ENABLE : SPA 0
Secondary ENABLE : MT90401
Status :
Lock : 0 HoldOver : 1 SecOOR : 1 PriOOR : 1
CLK_2M_OK : 1
Config :
PCCI : 0 FLOCK : 0 ModeSel : 3
SI5321 CAL Signal : 0 SI5321 LOS Signal : 0
SI5321 HoldOver : 0

帯域外クロッキングの設定

TDM ネットワークでは、接続の両端(送信元と宛先)に同期化されたクロックが必要です。つまり、通信リンク上のデータ整合性を維持するために、送信元クロック信号と宛先クロック信号が互いに同期化されている必要があります。

一方、Packet-Switched Network(PSN; パケット スイッチド ネットワーク)はクロッキング ストラテジを使用しません。つまり、PSN では、送信元ルータと宛先ルータとの間で周波数を同期化しません。そのため、PSN(MPLS ネットワークなど)経由で TDM データを送信するには、送信元ルータと宛先ルータの間でクロッキング信号を提供する手段が必要となります。

帯域外クロッキングは、2 つの CEoP SPA 間でクロック信号を提供する手段を提供します。これによって、SPA に接続されている TDM デバイスは、互いに通信できます。専用擬似回線(帯域外クロック チャネルと呼ばれる)が、送信側 SPA と受信側 SPA の間でタイミング信号を伝送します。TDM デバイスが宛先 TDM デバイスにデータを送信すると、受信側 SPA は帯域外クロック チャネルを使用して、データを送信するために使用されたクロック信号を再生します。

タイミング パケットをデータパケットから分離することで、帯域外クロッキングは極めて正確なタイミング信号を提供します。このタイミングの精度は、モバイル ワイヤレス アプリケーションや、Packet Delay Variation(PDV; パケット遅延変動)、ジッタ、ネットワーク内の遅延などに対する許容度の低い特殊なアプリケーションにおいて重要となります。帯域内クロッキング(タイミング情報をデータ ストリームから取得)は、これらのアプリケーションにとって十分な精度のクロックを提供しません。

帯域外クロック チャネルを設定するには、SPA にマスター クロック インターフェイスとスレーブ クロック インターフェイスを設定し、マスター クロックとスレーブ クロックを接続するための擬似回線を設定する必要があります。これらの手順については、後述します。

利点

帯域外クロッキングは、次の利点を備えています。

モバイル ワイヤレス プロバイダーは、コストを節減しスケーラビリティを改善するために、TDM ネットワークを PSN へ移行できます。

CEoP 装置は、帯域外クロック チャネルを介して送信されたタイミング パケットの内容を無視できます。これらのパケットにはデータは含まれていないからです。

CEoP SPA を、Constant Bit Rate(CBR; 固定ビット レート)データ以外のものを使用するアプリケーションで使用できます。たとえば、帯域外クロッキングによって、Variable Bit Rate(VBR; 可変ビット レート)モードの AAL2 を使用する 3G(データ)ワイヤレス アプリケーションで SPA を使用できます。さらに、帯域外クロッキングを使用して、2G(音声)アプリケーションで SPA を使用することもできます。

ITU-T 仕様 G.823 および G.824 に準拠した再生クロックの精度を提供します。このため、CEoP SPA を、極めて高い同期精度が必要なモバイルおよびワイヤレス アプリケーション(音声含む)で使用できます。

アダプティブ クロッキングを配置できない場合に、代替クロックリカバリ メカニズムを提供します。

CEoP SPA を PSN 内のマスター クロックにできます。

2 つのマスター クロックを配置できます。以前は、マスター クロックは 1 つだけでした。

設定時の注意事項

CEoP SPA で帯域外クロッキングを設定する場合は、次の注意事項に従ってください。

帯域外クロック チャネル(CEM 回線)のデフォルトのパケット サイズは、910 バイトです。

帯域外クロッキングは Stateful Switchover(SSO)と共存できますが、SSO 準拠ではありません。そのため、スイッチオーバーが発生すると、対象の機能がオンラインに戻るまでの短い期間、帯域外クロッキング機能は使用できなくなります。

CEoP SPA は、マスター クロックとスレーブ クロックの両方としては設定できません。SPA のクロック タイプを設定し直すには、最初に既存のクロック設定(マスターまたはスレーブ)を削除する必要があります。

帯域外クロッキングの擬似回線は、再生クロック インターフェイスを表す仮想 CEM インターフェイスの下で設定されます。これは、ポート(コントローラ インターフェイス)の下で設定される通常の CEM 擬似回線とは異なります。

マスター クロック擬似回線とスレーブ クロック擬似回線は、異なる CEoP SPA 上に存在している必要があります。

クロックを送信するルータ(マスター クロック)

一般的なテレコム 19.44 MHz クロックを、マスター クロックに使用する再生クロックとして選択する必要があります。

マスター クロック信号を提供する CEoP SPA から、最大 64 の帯域外クロック チャネルを設定できます。

帯域外クロック チャネル(擬似回線)は、マスター クロックの再生元 SPA を表す仮想 CEM インターフェイスの下で設定されます。クロック チャネルを作成するために使用した xconnect コマンドで、クロック信号の宛先を指定する必要があります。

帯域外クロック ストリームは、SAToP(非フレーム化)形式で送信されます。

クロックを再生するルータ(スレーブ クロック)

帯域外クロック信号は、常に、アダプティブ モードで再生されます。その後、クロック信号を使用して、CEoP SPA 上のすべてのポートを制御できます。

スレーブ クロック インターフェイスの下で、2 つのマスター クロック信号にそれぞれ 1 つずつ、2 つの CEM 回線(プライマリおよびセカンダリの帯域外チャネル)を設定できます。この方法で、SPA は 2 つの異なるソース(つまり、2 つのマスター クロック)からマスター クロック信号を受信できます。

スレーブ クロック インターフェイスの下で、 xconnect コマンド(帯域外クロック チャネルを作成するために使用した)を使用して、マスター クロックの再生元ルータを指定する必要があります。

設定の概要

次に、2 つの CEoP SPA 間で帯域外クロッキングを設定する手順の概要を示します。手順の詳細については、以降の節で説明します。

始める前に、どの CEoP SPA に TDM デバイスが接続されているかを判別します。TDM データを送信する各 SPA からデータを受信する各宛先 SPA にクロック信号を配信するように、帯域外クロック チャネルを設定する必要があります。

1. MPLS ネットワークを介して TDM データを送信する CEoP SPA を特定するには、 recovered clock コマンドを使用します。この SPA のクロックが、帯域外クロッキングのマスター クロックとして使用されます。

2. 帯域外クロック信号の送信元(クロック マスター)と宛先(クロック スレーブ)を表すマスター クロック インターフェイスとスレーブ クロック インターフェイスを設定します。マスター クロック インターフェイスとスレーブ クロック インターフェイス(および擬似回線)は、異なる SPA で設定する必要があります。

a. マスター クロック インターフェイスはマスター クロックを表します。これは、この SPA に接続された送信元 TDM デバイスからデータを受信するすべての宛先 CEoP SPA に配信されます (手順については、「マスター クロック インターフェイスの作成と設定」を参照してください)。

b. 送信元 TDM デバイスからデータを受信できる TDM デバイスに接続されている各 SPA でスレーブ クロック インターフェイスを設定します (詳細な手順については、「スレーブ クロック インターフェイスの設定」を参照してください)。


) マスターまたはスレーブのクロック インターフェイスを設定すると、ルータは、この帯域外クロックを表す仮想 CEM インターフェイスを作成します。仮想 CEM インターフェイスは、マスター クロックの再生元 CEoP SPA と同じスロットおよびサブスロット情報を持ちます。ポート番号は常に 24 です。たとえば、クロック信号がスロット 8、サブスロット 1(recovered-clock 8 1)の SPA から再生される場合、仮想 CEM インターフェイスは virtual-cem8/1/24 になります。


3. マスターとスレーブの両方のクロック インターフェイスの下で、 cem circuit-id コマンドを使用して、MPLS ネットワーク経由でクロック信号を配信する帯域外チャネルを表す CEM 回線を設定します。各 CEM 回線は、送信元(マスター クロック)から宛先 TDM デバイス(スレーブ クロック)へクロック信号を配信するための個別の帯域外チャネルを表します。次の手順で、 xconnect コマンドを実行すると、帯域外クロック チャネルが作成されます。

マスター クロック インターフェイスの下では、このクロック信号をマスター クロックとして使用する宛先 TDM デバイスごとに 1 つずつ、最大 64 の CEM 回線を設定できます。

スレーブ クロック インターフェイス(宛先 TDM デバイス上)の下では、1 つまたは 2 つの CEM 回線を設定できます。クロック スレーブは、2 つのマスター クロックからクロック信号を受信できるため、2 つの CEM 回線が設定可能になっています。


) 帯域外クロック チャネルごとに 2 つの CEM 回線が必要です(マスター クロック インターフェイス上に 1 つと、スレーブ クロック インターフェイス上に 1 つ)。各 CEM 回線は、帯域外クロック チャネルの片方ずつの CEM 接続回線を表しています。


4. クロック信号用の帯域外チャネルを作成します。 xconnect コマンドを使用して、マスター クロック インターフェイス上の CEM 回線とスレーブ クロック インターフェイス上の CEM 回線との間に 2 つの擬似回線を設定します。マスター クロック擬似回線とスレーブ クロック擬似回線は異なる SPA 上に存在する必要があります。ただし、両方の擬似回線で同じ VCID を使用します。

a. マスター クロック インターフェイスの下で、宛先デバイス(スレーブ クロック)への擬似回線を設定します。

b. スレーブ クロック インターフェイス(宛先 TDM デバイスに接続する SPA 上)の下で、マスター クロック インターフェイスを含むルータへの擬似回線を設定します。

マスター クロック インターフェイスの作成と設定

帯域外クロッキングのマスター クロック インターフェイスを作成するには、次の手順を実行します。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# recovered-clock slot / subslot

マスター クロック信号の再生元 CEoP SPA のスロットとサブスロットを指定します。これは、TDM データの送信元 SPA となります。

(注) 19.44 MHz クロックを、クロック マスターとして使用する再生クロックとして指定する必要があります。

ステップ 2

Router(config)# clock master

再生クロックが、帯域外クロッキングのマスター クロック信号として使用されるように指定します。

ルータが、マスター クロック用の仮想 CEM インターフェイスを作成します。次の手順に進み、マスター クロック用に使用する帯域外チャネルを設定します。

マスター クロック信号用に使用する帯域外チャネルを設定するには、次の手順を実行します。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# int virtual-cem slot / subslot / port

マスター クロック用の仮想 CEM インターフェイスを選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。インターフェイスは、マスター クロックの再生元 SPA と同じスロットおよびサブスロットを持ち(前の作業のステップ 1 )、ポート番号は常に 24 です。

ステップ 2

Router(config-if)# cem circuit-id

マスター クロック信号用の CEM 接続回線を作成します。 circuit-id の有効な値は、0 ~ 63 です。

(注) マスター クロック インターフェイスの下で、最大 64 の CEM 回線を設定できます。

ステップ 3

Router(config-if-cem)# xconnect peer-router-id vcid encapsulation mpls

マスター クロック信号を伝送する帯域外チャネル(擬似回線)を設定します。

peer-router-id は、宛先 TDM デバイスに接続されたルータの IP アドレスです。

vcid は、擬似回線の 32 ビットの ID です。

encapsulation mpls は、MPLS をトンネリング モードに設定します。

(注) マスター クロック擬似回線とスレーブ クロック擬似回線で同じ vcid を使用します。同じ vcid を使用しないと、クロック チャネルはアップしません。

ステップ 4

Router(config-if-cem-xconn)# end

CEM インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。


) CEoP SPA を、同時にマスターとスレーブの両方として設定できません。SPA のクロック タイプを再設定するには、最初に既存のクロック設定を削除する必要があります。


スレーブ クロック インターフェイスの設定

スレーブ クロック インターフェイスと、帯域外クロッキングに使用する帯域外チャネルを設定するには、次の手順を実行します。前の節でマスター クロックとして設定した SPA から TDM データを受信するすべての CEoP SPA に、スレーブ クロック インターフェイスを設定します。

 

 
コマンドまたはアクション
説明

ステップ 1

Router(config)# recovered-clock slot / subslot

マスター クロックの再生元 CEoP SPA のスロットとサブスロットを指定します。

ステップ 2

Router(config)# clock slave

帯域外クロッキング用のクロック スレーブを表す仮想 CEM インターフェイスを作成します。

ステップ 3

Router(config)# int virtual-cem slot / subslot / port

クロック スレーブを表す仮想 CEM インターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。

slot / subslot は、マスター クロックの再生元 SPA のスロットとサブスロットです(上記のステップ 1 )。

port は、常に 24 です。

ステップ 4

Router(config-if)# cem circuit-id

クロック スレーブ用の CEM 接続回線を作成します。 circuit-id 値は、次のいずれかになります。

0:プライマリ クロック ソース

1:セカンダリ クロック ソース

(注) 2 つのマスター クロック信号のそれぞれに 1 つずつ、最大 2 つの CEM 回線を設定できます。

ステップ 5

Router(config-if-cem)# xconnect peer-router-id vcid encapsulation mpls

クロック信号を伝送する帯域外チャネル(擬似回線)を設定します。

peer-router-id は、送信元 TDM デバイスに接続されたルータの IP アドレスです。

vcid は、擬似回線の 32 ビットの ID です。

encapsulation mpls は、MPLS をトンネリング モードに設定します。

(注) マスター クロック擬似回線とスレーブ クロック擬似回線で同じ VCID を使用します。同じ VCID を使用しないと、クロック チャネルはアップしません。

ステップ 6

Router(config-if-cem-xconn)# end

CEM インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

帯域外クロッキングの確認

ここでは、帯域外クロッキング設定を確認するために使用できる show コマンドの一覧を示します。

ルータが作成した、マスター クロック インターフェイスおよびスレーブ クロック インターフェイスを表す仮想 CEM インターフェイスを表示するには、 show ip interface brief コマンドを使用します。次の出力例は、仮想 CEM インターフェイスだけを示しています。その他のすべてのインターフェイスに関する情報は、省略されています。

Router# show ip int brief
. . .
Virtual-cem8/1/24 unassigned YES unset up up
. . .
 

SPA 上に設定された CEM 回線のリストを表示するには、 show cem circuit コマンドを使用します。このコマンドは、通常の CEM 回線と帯域外クロッキング CEM 回線の両方を表示します。

Router# show cem circuit
CEM Int. ID Line Admin Circuit AC
--------------------------------------------------------------
CEM8/1/1 1 DOWN DOWN Active --/--
Virtual-cem8/1/1 DOWN UP Active UP
 

特定の仮想 CEM インターフェイスに関する情報を表示するには、 show cem interface virtual-cem slot / subslot / port コマンドを使用します。

Router# show cem interface virtual-cem 8/1/24
(Virtual-cem8/1/24) State: CONFIG COMPLETE
Virtual CEM Slave Clock Interface
Slot 8, Slot Unit 88, VC -1
Total cem circuits: 1
Cem circuits up : 1
Cem circuits down : 0
 

指定したインターフェイスの現在の実行コンフィギュレーションを表示するには、 show run interface virtual-cem slot / subslot / port コマンドを使用します。

Router# show run int virtual-cem 8/1/24
Building configuration...
 
Current configuration : 117 bytes
!
interface Virtual-cem8/1/24
no ip address
cem 1
rtp-present
xconnect 20.0.0.1 300 encapsulation mpls
!
end
 

帯域外クロッキングに使用される再生クロックを表示するには、 show run | begin recovered コマンドを使用します。

Router# show run | begin recovered
recovered-clock 8 1
clock master
 

クロック スレーブ上で、帯域外クロックのステータスを表示するには、 show recovered-clock コマンドを使用します。

Router# show recovered-clock
Recovered clock status for subslot 3/0
----------------------------------------
Clock Mode Port CEM Status Frequency Offset(ppb)
ENHANCED PRIMARY 0 HOLDOVER 0

帯域外クロッキング設定の削除

帯域外クロッキングに使用される各種コンポーネントを削除するには、次のコマンドを使用します。

CEM 回線を削除するには、 no cem circuit-id コマンドを使用します( circuit-id は、回線に割り当てられた番号です)。このコマンドは、回線が存在する仮想 CEM インターフェイスの下で実行します。

Router# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# int virtual-cem 8/1/24
Router(config-if)# no cem 1
Router(config-if)# end
 

仮想 CEM インターフェイスを削除するには、次の例に示すように、再生クロック コンフィギュレーション モードで、 no clock master コマンドまたは no clock slave コマンドを使用します。インターフェイスの下の最後の CEM 回線を削除しても、仮想 CEM インターフェイスは削除されない点に注意してください。

Router# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# recovered-clock 8 1
Router(config-clock)# no clock master
Router(config-clock)# end
Router#
 

次の例では、 no clock slave コマンドを使用して、再生クロックのスレーブ クロック インターフェイス(8/1)を削除しています。

Router# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# recovered-clock 8 1
Router(config-clock)# no clock slave
Router(config-clock)# end
Router#

帯域外クロッキング設定の例

ここでは、2 つの CEoP SPA 間で帯域外クロッキングを設定する方法の例を示します。いくつかの異なる設定セクションにわかれています。

マスター クロック インターフェイスの設定

次の例は、CEoP SPA をマスター クロックとして設定し、設定を確認する方法を示しています。

Router# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router (config)# recovered-clock ?
<0-14> Slot number
 
Router (config)# recovered-clock 8 1
Router(config-clock)# clock ?
master Configure clock master on the card
recovered Configure recovered clock on the card
reference Configure reference clock on the card
slave Configure clock slave on the card
Router(config-clock)# clock master
Router(config-clock)# end
 
Router# show run | begin recovered
recovered-clock 8 1
clock master

スレーブ クロック インターフェイスの設定

Router# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# recovered-clock 8 1
Router(config-clock)# clock slave
Router(config-clock)# end
Router#
Router# show run | begin recovered-clock
recovered-clock 8 1
clock slave

仮想 CEM インターフェイス設定の確認

マスター クロック インターフェイスまたはスレーブ クロック インターフェイスを設定すると、ルータが仮想 CEM インターフェイスを作成します。このインターフェイスを表示するには、 show ip interface brief コマンドを使用します。

Router# show ip int br
...
Virtual-cem8/1/24 unassigned YES unset up up
...
 
Router# sh run int Virtual-cem 8/1/24
Building configuration...
 
Current configuration : 50 bytes
!
interface Virtual-cem8/1/24
no ip address
end

帯域外クロッキングの CEM 回線の設定例

ここでは、帯域外クロッキングの CEM 回線および擬似回線の設定方法の例を示します。この例では、TDM データを PE2 の別の CEoP SPA に送信する PE1 の CEoP SPA で回線と擬似回線を設定します。

帯域外クロッキングに使用されている再生クロックを表す仮想 CEM インターフェイスの下で、マスター クロックとスレーブ クロックの CEM 回線を設定します。これは、cem-group コマンドを使用して SPA コントローラの下で設定される通常の CEM 回線とは異なります。

マスター CEM 回線とスレーブ CEM 回線の下で xconnect コマンドを実行し、送信側 SPA から受信側 SPA へクロック信号を送信するための帯域外クロック チャネルを設定します。通常の CEM 擬似回線は、SPA コントローラ インターフェイスの下で設定される点に注意してください。

帯域外クロッキング(PE1)

PE1# conf t
PE1(config)# int virtual-cem 8/1/24
PE1(config-if)# cem 1
PE1(config-if-cem)# xconnect 20.0.0.1 200 encap mpls
PE1(cfg-if-cem-xconn)# end
 
PE1# show run int Virtual-CEM 8/1/24
Building configuration...
 
Current configuration : 117 bytes
!
interface Virtual-cem8/1/24
no ip address
cem 1
rtp-present
xconnect 20.0.0.1 200 encapsulation mpls
!
end

帯域外クロッキング(PE2)

PE2# conf t
PE2(config)# int virtual-cem 8/1/24
PE2(config-if)# cem 1
PE2(config-if-cem)# xconnect 10.0.0.1 200 encap mpls
PE2(cfg-if-cem-xconn)# end
 
PE2# show run int Virtual-CEM 8/1/24
Building configuration...
 
Current configuration : 117 bytes
!
interface Virtual-cem8/1/24
no ip address
cem 1
rtp-present
xconnect 10.0.0.1 200 encapsulation mpls
!
end

CEM パラメータの設定

以降では、CEM 回線に設定可能なパラメータについて説明します。


) CEM 回線のローカル エンドとリモート エンドの CEM パラメータは一致させる必要があります。パラメータが一致しないと、ローカル PE ルータとリモート PE ルータの間の擬似回線がアップしません。


ペイロード サイズの設定(任意)

1 つの IP パケットにカプセル化されるバイト数を指定するには、 pay-load size コマンドを使用します。 size 引数は、各パケットのペイロードでのバイト数を指定します。範囲は 32 ~ 1313 バイトです。

非構造化 CEM チャネルのデフォルトのペイロード サイズは、次のとおりです。

E1 = 56 バイト

T1 = 192 バイト

T3/E3 = 1,024 バイト

構造化 CEM チャネルのデフォルトのペイロード サイズは、チャネルを構成するタイム スロットの数によって異なります。ペイロード サイズ(L、バイト単位)、タイム スロットの数(N)、およびパケット遅延(D、ミリ秒単位)には、L = 8 × N × D という関係があります。デフォルトのペイロード サイズは、パケット遅延を常に 1 ミリ秒として選択されます。たとえば、構造化 CEM チャネルが 16xDS0 である場合、デフォルトのペイロード サイズは 128 バイトです。

ペイロード サイズは、構造化 CEM チャネルのタイム スロット数を乗算した整数になります。

デジッタ バッファ サイズの設定

ネットワーク フィルタの相殺に使用するデジッタ バッファのサイズを指定するには、 dejitter-buffer size コマンドを使用します。設定されたデジッタ バッファ サイズはミリ秒単位からパケット単位に変換され、次のパケット数(整数)に切り上げられます。バッファのサイズをミリ秒単位で指定するには、 size 引数を使用します。範囲は 1 ~ 500 ミリ秒です。デフォルトは 5 ミリ秒です。

アイドル パターンの設定(任意)

アイドル パターンを指定するには、[ no ] idle-pattern pattern1 コマンドを使用します。それぞれの損失 CESoPSN データ パケットのペイロードは、代わりになる同等量のデータに置き換える必要があります。 pattern の範囲は 0x0 ~ 0xFF です。デフォルトのアイドル パターンは 0xFF です。

ダミー モードのイネーブル化

ダミー モードは、損失フレームまたは破損フレームの穴埋め用ビット パターンをイネーブルにします。ダミー モードをイネーブルにするには、 dummy-mode [ last-frame | user-defined ] コマンドを使用します。デフォルトは最終フレームです。次に例を示します。

Router(config-cem)# dummy-mode last-frame

ダミー パターンの設定

ダミー モードがユーザ定義に設定されている場合、ダミー パターンを設定するには、 dummy-pattern pattern コマンドを使用する必要があります。 pattern の範囲は、0x0 ~ 0xFF です。デフォルトのダミー パターンは 0xFF です。次に例を示します。

Router(config-cem)# dummy-pattern 0x55

CEM チャネルのシャットダウン

CEM チャネルをシャットダウンするには、CEM コンフィギュレーション モードで shutdown コマンドを使用します。 shutdown コマンドは、CEM モードだけでサポートされ、CEM クラスではサポートされません。

インターフェイスの設定の確認

show cem circuit コマンドは、回線の状態、管理状態、回線の CEM ID、および回線が設定されているインターフェイスに関する情報を表示します。回線の下で xconnect が設定されている場合、コマンド出力には接続された回線に関する情報が含まれます。

Router# show cem circuit ?
<0-504> CEM ID
detail Detailed information of cem ckt(s)
interface CEM Interface
summary Display summary of CEM ckts
| Output modifiers
 
 
Router# show cem circuit
CEM Int. ID Line Admin Circuit AC
--------------------------------------------------------------
CEM1/1/0 1 UP UP ACTIVE --/--
CEM1/1/0 2 UP UP ACTIVE --/--
CEM1/1/0 3 UP UP ACTIVE --/--
CEM1/1/0 4 UP UP ACTIVE --/--
CEM1/1/0 5 UP UP ACTIVE --/--
 
 

show cem circuit 0-504 コマンドは、その特定回線に関する詳細情報を表示します。

Router# show cem circuit 1
CEM1/1/0, ID: 1, Line State: UP, Admin State: UP, Ckt State: ACTIVE
Idle Pattern: 0xFF, Idle cas: 0x8, Dummy Pattern: 0xFF
Dejitter: 5, Payload Size: 40
Framing: Framed, (DS0 channels: 1-5)
Channel speed: 56
CEM Defects Set
Excessive Pkt Loss RatePacket Loss
 
Signalling: No CAS
RTP: No RTP
Ingress Pkts: 25929 Dropped: 0
Egress Pkts: 0 Dropped: 0
CEM Counter Details
Input Errors: 0 Output Errors: 0
Pkts Missing: 25927 Pkts Reordered: 0
Misorder Drops: 0 JitterBuf Underrun: 1
Error Sec: 26 Severly Errored Sec: 26
Unavailable Sec: 5 Failure Counts: 1
Pkts Malformed: 0
 
 

show cem circuit summary コマンドは、アップまたはダウンしている回線数がインターフェイス ベースで表示します。

Router# show cem circuit summary
CEM Int. Total Active Inactive
--------------------------------------
CEM1/1/0 5 5 0
 
 

show running module コマンドは、各 CEM グループの詳細を表示します。

Router# show running module 1
Building configuration...
 
Current configuration : 1542 bytes
card type t1 1 1
!
Controller T1 1/1/0
framing esf
linecode b8zs
cem-group 1 timeslots 1-5 speed 56
cem-group 2 timeslots 6-10 speed 56
cem-group 3 timeslots 11-15 speed 56
cem-group 4 timeslots 16-20 speed 56
cem-group 5 timeslots 21-24 speed 56
!
Controller T1 1/1/1
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/2
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/3
framing esf
!
Controller T1 1/1/4
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/5
framing esf
fdl both
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/6
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/7
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/8
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/9
framing esf
clock source internal
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/10
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/11
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/12
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/13
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/14
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/15
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/16
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/17
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/18
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/19
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/20
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/21
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/22
framing esf
linecode b8zs
!
Controller T1 1/1/23
framing esf
linecode b8zs
!
interface CEM1/1/0
no ip address
cem 1
!
cem 2
!
cem 3
!
cem 4
!
cem 5
!
end
 
Router# show int cem 2/1/3
CEM2/1/3 is up, line protocol is up
Hardware is Circuit Emulation Interface
MTU 1500 bytes, BW 10000000 Kbit, DLY 0 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation CEM, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Last input never, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: fifo
Output queue: 0/0 (size/max)
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts (0 IP multicasts)
0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
 
Router# show class cem class1
Class: class1
Idle Pattern: 0x9, Idle cas: 0xF
Dejitter: 5, Payload Size: 100
RTP: No RTP
 
Router# show class cem all
Class: abcdefghijklmn
Idle Pattern: 0xF, Idle cas: 0x8
Dejitter: 200, Payload Size: 200
RTP: Configured, RTP-HDR Compression: Disabled
 
Class: class1
Idle Pattern: 0x9, Idle cas: 0xF
Dejitter: 5, Payload Size: 100
RTP: No RTP
 
Class: 1234
Idle Pattern: 0xF, Idle cas: 0x8
Dejitter: 5, Payload Size: 32
RTP: No RTP
Router# show class cem detail
Class: abcdefghijklmn
Idle Pattern: 0xF, Idle cas: 0x8
Dejitter: 200, Payload Size: 200
RTP: Configured, RTP-HDR Compression: Disabled
 
Circuits inheriting this Class:
None
 
Interfaces inheriting this Class:
None
 
Class: class1
Idle Pattern: 0x9, Idle cas: 0xF
Dejitter: 5, Payload Size: 100
RTP: No RTP
 
Circuits inheriting this Class:
None
 
Interfaces inheriting this Class:
None
 
Class: 1234
Idle Pattern: 0xF, Idle cas: 0x8
Dejitter: 5, Payload Size: 32
RTP: No RTP
 
Circuits inheriting this Class:
None
 
Router# show class cem class1
Class: class1
Idle Pattern: 0x9, Idle cas: 0xF
Dejitter: 5, Payload Size: 100
RTP: No RTP