Cisco 7600 シリーズ ルータ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 12.2SX
NSF with SSOスーパバイザ エンジン の冗長設定
NSF with SSOスーパバイザ エンジンの冗長設定
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

NSF with SSOスーパバイザ エンジンの冗長設定

NSF with SSOスーパバイザ エンジンの冗長構成

NSF with SSOスーパバイザ エンジンの冗長構成の概要

SSOの動作

NSFの動作

CEF

MMLS NSF with SSO

ルーティング プロトコル

BGPの動作

OSPFの動作

IS-ISの動作

EIGRPの動作

NSFの利点および制約事項

スーパバイザ エンジンの設定の同期化

スーパバイザ エンジンの冗長構成に関する注意事項および制約事項

冗長構成設定時の注意事項および制約事項

ハードウェア設定時の注意事項および制約事項

コンフィギュレーション モードに関する制約事項

NSFの設定作業

SSOの設定

MMLS NSF with SSOの設定

マルチキャストNSF with SSOの確認

CEF NSFの設定

CEF NSFの確認

BGP NSFの設定

BGP NSFの確認

OSPF NSFの設定

OSPF NSFの確認

IS-IS NSFの設定

IS-IS NSFの確認

EIGRP NSFの設定

EIGRP NSFの確認

スーパバイザ エンジンの設定の同期化

冗長スーパバイザ エンジンへのファイルのコピー

NSF with SSOスーパバイザ エンジンの冗長設定

この章では、Cisco Nonstop Forwarding(NSF)with Stateful Switchover(SSO)を使用して、スーパバイザ エンジン冗長性を設定する方法について説明します。この章の構成は次のとおりです。

「NSF with SSOスーパバイザ エンジンの冗長構成」

「スーパバイザ エンジンの設定の同期化」

「NSFの設定作業」

「冗長スーパバイザ エンジンへのファイルのコピー」


) • Release 12.2(18)SXD以降のリリースでは、Supervisor Engine 720およびSupervisor Engine 2のNSF with SSOをサポートします。

Release 12.2(17b)SXA、Release 12.2(17b)SXAの再構築、Release 12.2(17d)SXB、
Release 12.2(17d)SXBの再構築では、Supervisor Engine 720のSingle Router Mode(SRM)with SSOがサポートされます(「SRM with SSOスーパバイザ エンジンの冗長設定」を参照)。

Release 12.2(18)SXD以降のリリースは、SRM with SSOをサポートしません。

すべてのリリースでは、Route Processor Redundancy(RPR)およびRoute Processor Redundancy Plus(RPR+)がサポートされます(「RPRおよびRPR+スーパバイザ エンジンの冗長設定」を参照)。

この章で使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については、『 Cisco 7600 Series Router Cisco IOS Command Reference 』を参照してください。


 

NSF with SSOスーパバイザ エンジンの冗長構成

ここでは、NSF with SSOを使用したスーパバイザ エンジンの冗長構成を説明します。

「NSF with SSOスーパバイザ エンジンの冗長構成の概要」

「SSOの動作」

「NSFの動作」

「CEF」

「MMLS NSF with SSO」

「ルーティング プロトコル」

「NSFの利点および制約事項」

NSF with SSOスーパバイザ エンジンの冗長構成の概要


) 冗長スーパバイザ エンジンがスタンバイ モードにある場合、冗長スーパバイザ エンジンの2つのギガビット イーサネット インターフェイスは必ずアクティブになります。


Cisco 7600シリーズ ルータは、プライマリ スーパバイザ エンジンが故障した場合に冗長スーパバイザ エンジンが処理を引き継ぐようにすることによって、耐障害性を強化できます。Cisco NSFはSSOと連動して、スイッチオーバーのあとのネットワークを利用できない時間を最小限にし、IPパケットを転送し続けます。Cisco 7600シリーズ ルータは冗長構成のため、RPR、RPR+、SRM with SSOをサポートします。冗長モードの詳細については、「RPRおよびRPR+スーパバイザ エンジンの冗長設定」を参照してください。

次のイベントが発生すると、スイッチオーバーが行われます。

アクティブ スーパバイザ エンジンでのハードウェア障害

スーパバイザ エンジン間のクロック同期損失

手動スイッチオーバー

SSOの動作

SSOは、スーパバイザ エンジンの1つがスタンバイとして指定されている場合に、残りのスーパバイザ エンジンをアクティブとして確立します。それから2つのスーパバイザ エンジンの間の情報を同期化します。アクティブ スーパバイザ エンジンに障害が発生すると、アクティブ スーパバイザ エンジンから冗長スーパバイザ エンジンへのスイッチオーバーが発生します。またはアクティブ スーパバイザ エンジンがルータから削除、あるいはメンテナンスのため手動でシャットダウンされます。このスイッチオーバーにより、レイヤ2トラフィックは中断されません。

SSOを実行するネットワーキング デバイスでは、冗長スーパバイザ エンジンがアクティブ スーパバイザ エンジンに障害が発生したあとのコントロールを常に行えるように、両方のスーパバイザ エンジンは同じ設定で稼働している必要があります。また、SSOスイッチオーバーはForwarding Information Base(FIB;転送情報ベース)と隣接エントリを保護し、スイッチオーバーのあとにレイヤ3トラフィックを転送できます。設定情報およびデータ構造は、起動時およびアクティブ スーパバイザ エンジン コンフィギュレーションが変更されたときに、アクティブ スーパバイザ エンジンから冗長スーパバイザ エンジンに同期化されます。2つのスーパバイザ エンジンの間で初期同期化が行われたあと、SSOは両者の間のステート情報(転送情報を含む)を維持します。

スイッチオーバー中、システム コントロールおよびルーティング プロトコルの実行はアクティブ スーパバイザ エンジンから冗長スーパバイザ エンジンに転送されます。ルータがアクティブ スーパバイザ エンジンから冗長スーパバイザ エンジンにスイッチオーバーするのに必要な時間は、プラットフォームによって数秒から30秒です。

NSFの動作

Cisco NSFは常にSSOと連動し、レイヤ3トラフィックに冗長性を提供します。NSFはSSOと連動して、スイッチオーバーのあとのネットワークを利用できない時間を最小限にします。NSFの主な目的は、スーパバイザ エンジンのスイッチオーバー後、IPパケットを転送し続けることです。

Cisco NSFは、ルーティング用にBorder Gateway Protocol(BGP)、Open Shortest Path First(OSPF)、
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルによって、転送用にCisco Express Forwarding(CEF)によってサポートされます。ルーティング プロトコルではNSF機能および認識機能が拡張されました。これは、プロトコルを稼働するルータがスイッチオーバーを検出でき、ネットワーク トラフィックを転送し続け、ピア デバイスからのルート情報を回復するのに必要なアクションを実行できることを意味します。アクティブ スーパバイザ エンジンと冗長スーパバイザ エンジンの間で同期化されたステート情報を使用してピア デバイスから受信した情報ではなく、スイッチオーバー後のルート情報を回復するように、IS-ISプロトコルを設定できます。

ネットワーキング デバイスがNSF互換ソフトウェアを動作している場合、このデバイスはNSF認識です。デバイスがNSFをサポートするように設定されている場合、デバイスはNSF対応で、NSF認識またはNSF対応ネイバからルーティング情報を再構築します。

各プロトコルは、ルーティング プロトコルがRouting Information Base(RIB)テーブルを再構築する間に、スイッチオーバー中にパケットを転送し続けるCEFに依存します。ルーティング プロトコルがコンバージェンスされたあと、CEFはFIBテーブルを更新し、失効したルート エントリを削除します。それからCEFはライン カードに新しいFIB情報を更新します。

CEF

NSFの重要な要素は転送用パケットです。Ciscoネットワーキング デバイスでは、パケット転送はCEFによって実行されます。CEFはFIBを維持し、スイッチオーバー時のFIB情報を使用してスイッチオーバー中にパケットを転送し続けます。この機能により、スイッチオーバー中のトラフィックの中断を軽減します。

通常のNSF動作中、アクティブ スーパバイザ エンジンのCEFは現在のFIBおよび隣接データベースを、冗長スーパバイザ エンジンのFIBおよび隣接データベースと同期化します。アクティブ スーパバイザ エンジンのスイッチオーバーが発生すると、冗長スーパバイザ エンジンはまず、アクティブ スーパバイザ エンジンに存在するミラーリング イメージであるFIBおよび隣接データベースを持ちます。プラットフォームにインテリジェント ライン カードが装填されている場合、ライン カードはスイッチ上に現在の転送情報を維持します。プラットフォームに転送エンジンが装填されている場合、CEFは冗長スーパバイザ エンジンの転送エンジンに、アクティブ スーパバイザ エンジンのCEFによって送信される変更を維持します。ライン カードまたは転送エンジンは、インターフェイスおよびデータ パスが利用できるようになると、スイッチオーバー後も転送し続けることができます。

ルーティング プロトコルがprefix-by-prefixベースにRIBを追加すると、アップデートによりCEFに対するprefix-by-prefixアップデートが発生します。これは、FIBおよび隣接データベースをアップデートするのに使用します。既存または新規エントリは新しいバージョン([epoch])番号を受信すると、リフレッシュされたことを示します。転送情報はライン カードまたはコンバージェンス中の転送エンジンで更新されます。RIBがコンバージェンスされると、スーパバイザ エンジンは信号を出します。ソフトウェアは、現在のスイッチオーバー エポックより前のエポックを持ったFIBおよび隣接エントリをすべて削除します。現在、FIBは最新のルーティング プロトコル転送情報を表示します。

MMLS NSF with SSO

ルータによってスイッチングされるレイヤ3マルチキャスト トラフィックがスイッチオーバー中に廃棄されないようにするには、Multicast Multilayer Switching(MMLS;マルチキャスト マルチレイヤ スイッチング)NSF with SSOが必要です。MMLS NSF with SSOを使用しない場合、マルチキャスト プロトコルがコンバージェンスするまで、レイヤ3マルチキャスト トラフィックが廃棄されます。

スイッチオーバー プロセス中、古いデータベース(前のアクティブ スーパバイザ エンジンから)を使用してトラフィックが転送されます。マルチキャスト ルーティング プロトコルのコンバージェンスが発生したあと、新規のアクティブなMultilayer Switch Feature Card(MSFC;マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)によってダウンロードされたショートカットが既存のフローと組み合わされ、新しいショートカットとして表示されます。失効したエントリは徐々にデータベースから削除され、NSFはスイッチオーバー中も機能し、新しいキャッシュへスムーズに移行できます。

Protocol Independent Multicast(PIM)sparse(疎)モードおよび PIM dense(密)モードなどのマルチキャスト ルーティング プロトコルはデータ駆動型なので、プロトコルがコンバージェンスできるように、マルチキャスト パケットはスイッチオーバー中にルータにリークされます。

トラフィックは、双方向PIMなどの制御駆動型プロトコル用にソフトウェアによって転送される必要がないので、ルータはこれらのプロトコルの古いキャッシュを使用してパケットをリークし続けます。ルータはmrouteキャッシュを構築し、ハードウェアにショートカットを導入します。新しいルートが学習されると、データベースを通過し、古いフローを削除するタイマーが起動します。


) MMLS NSF with SSOは、ユニキャスト プロトコルでのNSFサポートを必要とします。


ルーティング プロトコル

ルーティング プロトコルはアクティブ スーパバイザ エンジンのMSFCでのみ稼働し、近接ルータからルーティング アップデートを受信します。ルーティング プロトコルは冗長スーパバイザ エンジンのMSFCでは稼働しません。スイッチオーバーのあとルーティング プロトコルは、NSF認識近接デバイスがルーティング テーブルを再構築するステート情報を送信するよう要求します。代わりに、IS-ISプロトコルは、近接デバイスがNSF認識ではない環境のNSF対応デバイス上でルーティング テーブルを再構築するため、ステート情報をアクティブ スーパバイザ エンジンから冗長スーパバイザ エンジンに同期化するよう設定できます。Cisco NSFは、BGP、OSPF、IS-IS、EIGRPプロトコルをサポートします。


) NSF動作の場合、ルーティング プロトコルは、ルーティング情報を再構築している間にパケットを転送し続けるCEFに依存します。


BGPの動作

NSF対応ルータはBGPピアでBGPセッションを開始し、OPENメッセージをピアへ送信します。メッセージに含まれるものは、NSF対応デバイスに[graceful] restart機能があるステートメントです。グレースフル リスタートは、BGPルーティング ピアがルーティング フラップがスイッチオーバーのあとに発生するのを防ぐメカニズムです。BGPピアがこの機能を受信した場合、デバイスが送信するメッセージはNSF対応であることを認識しています。NSF対応ルータ ピアおよびBGPピア両方ともセッションの開始時に、OPENメッセージ内でグレースフル リスタート機能を交換する必要があります。両方のピアがグレースフル リスタート機能を交換しない場合、セッションはグレースフル リスタート対応になりません。

BGPセッションがスーパバイザ エンジン スイッチオーバー中に中断された場合、NSF認識BGPピアがNSF対応ルータに関連するルートすべてを失効としてマーキングしますが、一定期間の転送先を決定するためにこれらのルートを使用し続けます。この機能は、新しいアクティブ スーパバイザ エンジンがBGPピアでルーティング情報のコンバージェンスを待っている間に、パケットが失われないようにします。

スーパバイザ エンジン スイッチオーバーが発生したあと、NSF対応ルータがBGPピアでセッションを再確立します。新しいセッションの確立時に、再開したときにNSF対応ルータを識別する新しいグレースフル リスタート メッセージを送信します。

この時点で、ルーティング情報は2つのBGPピアの間で交換されます。交換が完了すると、NSF対応デバイスはルーティング情報を使用して新しい転送情報を持ったRIBおよびFIBに更新します。NSF認識デバイスはネットワーク情報を使用して、失効ルートをBGPテーブルから削除します。それからBGPプロトコルが完全にコンバージェンスされます。

BGPピアがグレースフル リスタート機能をサポートしていない場合、OPENメッセージのグレースフル リスタート機能は無視されますがNSF対応デバイスにBGPセッションを確立します。この機能により、非NSF認識BGPピアとのインターオペラビリティ(およびNSF機能なしでのインターオペラビリティ)を可能にしますが、非NSF認識BGPピアでのBGPセッションはグレースフル リスタート対応になりません。


) NSFのBGPサポートでは、近接ネットワーキング デバイスがNSF認識である必要があります。つまり、デバイスにはグレースフル リスタート機能があり、セッション確立中にOPENメッセージ内でこの機能をアドバタイズする必要があります。NSF対応ルータが特定のBGPネイバにグレースフル リスタート機能がないことを検出した場合、そのネイバとのNSF対応セッションを確立しません。グレースフル リスタート機能のある他のネイバはすべて、NSF対応ネットワーキング デバイスとのNSF対応セッションを維持し続けます。


OSPFの動作

OSPF NSF対応ルータがスーパバイザ エンジン スイッチオーバーを実行する場合、ルータはリンク ステート データベースとOSPFネイバを再同期化するため、次の作業を行う必要があります。

近接関係をリセットしないで、ネットワーク上で利用できるOSPFネイバを再学習します。

ネットワークのリンク ステート データベース内容を再取得します。

スーパバイザ エンジン スイッチオーバーのすぐあと、NSF対応ルータはOSPF NSF信号を近接NSF認識デバイスに送信します。近接ネットワーキング デバイスは、このルータとの近接関係がリセットしてはならないインジケータとしてこの信号を認識します。NSF対応ルータがネットワーク上の他のルータから信号を受信すると、ネイバ リストの再構築を始めます。

近接関係が再構築されると、NSF対応ルータはデータベースとすべてのNSF認識ネイバの再同期化を始めます。この時点でルーティング情報はOSPFネイバの間で交換されます。交換が完了すると、NSF対応デバイスはルーティング情報を使用して、失効ルートを削除し、新しい転送情報を持ったRIBおよびFIBに更新します。それから、OSPFプロトコルは完全にコンバージェンスされます。


) OSPF NSFでは、すべての近接ネットワーク デバイスがNSF認識である必要があります。NSF対応ルータが特定のネットワーク セグメント上にNSF認識ネイバがないことを検出した場合、ルータはそのセグメントのNSF機能をディセーブルにします。NSF対応またはNSF認識ルータを構成する他のネットワーク セグメントでは、NSF機能を提供し続けます。


IS-ISの動作

IS-IS NSF対応ルータがスーパバイザ エンジン スイッチオーバーを実行する場合、ルータはリンク ステート データベースとIS-ISネイバを再同期化するため、次の作業を行う必要があります。

近接関係をリセットしないで、ネットワーク上で利用できるIS-ISネイバを再学習します。

ネットワークのリンク ステート データベース内容を再取得します。

NSFを設定する場合、IS-IS NSF機能は次のオプションを提供します。

Internet Engineering Task Force(IETF)IS-IS

Cisco IS-IS

ネットワーク セグメントの近接ルータが、ルータの再起動用にIETFインターネット ドラフトをサポートするソフトウェア バージョンを稼働している場合、ルータは再起動するIETF NSFルータを支援します。IETFを使用する場合、近接ルータはスイッチオーバー後のルーティング情報を再構築する隣接情報およびリンク ステート情報を提供します。IETF IS-ISコンフィギュレーションの利点は、提案された標準に基づいたピア デバイスの間の動作であることです。


) ネットワーキング デバイスにIETFを設定する場合で近接ルータがIETFと互換性がないとき、NSFはスイッチオーバー後に中断します。


ネットワーク セグメント上の近接ルータがNSF認識でない場合、シスコのコンフィギュレーション オプションを使用する必要があります。Cisco IS-ISコンフィギュレーションは、プロトコル隣接情報とリンクステート情報両方をアクティブ スーパバイザ エンジンから冗長スーパバイザ エンジンに送信します。シスコのコンフィギュレーションの利点は、NSF認識ネイバに依存しないことです。

IETF IS-ISコンフィギュレーション

スーパバイザ エンジン スイッチオーバーの直後、NSF対応ルータはIETF IS-ISコンフィギュレーションを使用して、IS-IS NSF再起動要求を近接NSF認識デバイスに送信します。近接ネットワーキング デバイスは、このルータとの近接関係をリセットしてはならないインジケータとしてこの再起動要求を認識します。ただし、デバイスはデータベースと再起動するルータとの再同期化を開始します。再起動ルータがネットワーク上のルータから再起動要求を受信すると、ネイバ リストの再構築を始めます。

交換が完了すると、NSF対応デバイスはリンクステート情報を使用して失効ルートを削除し、新しい転送情報を持ったRIBおよびFIBに更新します。それからIS-ISが完全にコンバージェンスされます。

一方のスーパバイザ エンジンからもう一方のスーパバイザ エンジンへのスイッチオーバーは数秒以内に発生します。IS-ISはルーティング テーブルを再構築し、数秒以内にネットワークと同期化します。この時点でIS-ISは次のNSF再起動を実行する前に、指定された間隔の間、待機します。この間、新しい冗長スーパバイザ エンジンが起動し、この設定をアクティブ スーパバイザ エンジンと同期化します。IS-IS NSFを再起動しようとする前に接続を安定させるため、IS-IS NSF動作は指定された間隔の間、待機します。この機能は、IS-ISが失効情報でback-to-back NSFを再起動しないようにします。

Cisco IS-ISコンフィギュレーション

シスコのコンフィギュレーション オプションを使用すると、完全な隣接情報およびLSP情報が保存、または冗長スーパバイザ エンジンまでチェックポイントされます。スイッチオーバー後、新しいアクティブ スーパバイザ エンジンがチェックポイントされたデータを使用して、隣接関係を維持し、ルーティング テーブルをただちに再構築できます。


) スイッチオーバー後、Cisco IS-IS NSFには完全なネイバ隣接情報およびLSP情報がありますが、スイッチオーバーの前に、隣接したインターフェイスがすべてオンラインになるまで待機する必要があります。割り当てられたインターフェイス待機時間内にインターフェイスがオンラインにならない場合、近接デバイスから学習されたルートはルーティング テーブルの再計算で考慮されません。IS-IS NSFではインターフェイスの待機時間を延長するコマンドを提供しますが、どんな理由であれタイミング良くオンラインになることができません。


一方のスーパバイザ エンジンからもう一方のスーパバイザ エンジンへのスイッチオーバーは数秒以内に発生します。IS-ISはルーティング テーブルを再構築し、数秒以内にネットワークと同期化します。この時点でIS-ISは次のNSF再起動を実行する前に、指定された間隔の間、待機します。この間、新しい冗長スーパバイザ エンジンが起動し、この設定をアクティブ スーパバイザ エンジンと同期化します。同期化が終了すると、IS-IS隣接およびLSPデータは冗長スーパバイザ エンジンまでチェックポイントされますが、インターバル時間が満了するまでIS-ISは新しいNSFを再起動しようとしません。この機能は、IS-ISが連続してNSFを再起動しないようにします。

EIGRPの動作

EIGRP NSF対応ルータが最初にNSF再起動からバックアップになる場合、ネイバがなく、そのトポロジー テーブルは空です。ルータがインターフェイスを停止し、ネイバを取得、トポロジーおよびルーティング テーブルを再構築する必要がある場合、ルータは冗長スーパバイザ エンジン(現在はアクティブ)によって通知されます。再起動ルータおよびピアは、再起動ルータへのデータ トラフィック転送を中断することなく、次の作業を実行する必要があります。EIGRPピア ルータは再起動ルータから学習したルートを維持し、NSF再起動プロセスを介してトラフィックを転送し続けます。

ネイバによる隣接のリセットを防ぐには、再起動ルータはEIGRPパケット ヘッダーの新しいRestart(RS)ビットを使用して、再起動を表示します。RSビットはNSF再起動中、Helloパケットおよび初期INITアップデート パケットに設定されます。HelloパケットのRSビットを使用すると、ネイバにすばやくNSF再起動を通知できます。RSビットを参照しない場合、ネイバはINITアップデートの受信、またはHelloホールド タイマーの期限切れによってリセットされた隣接関係を検出します。RSビットを使用しない場合、ネイバは、リセットされた隣接関係をNSFまたは通常の起動方法を使用して処理する必要があるかどうか認識できません。

ネイバがHelloパケットまたはINITパケットのいずれかを受信することにより再起動表示を受信すると、ネイバはピア リストの再起動ピアを認識し、再起動ルータとの隣接関係を維持します。ネイバはトポロジー テーブルを、最初のアップデート パケットに設定されたRSビットのある再起動ルータに送信します。このパケットはNSF認識であり、再起動ルータに役立つことを示しています。ネイバはNSF再起動ネイバでない場合、HelloパケットにRSビットを設定しません。


) ルータはNSF認識ですが、コールド スタートから起動するのでNSF再起動ネイバに参加しません。


最低ピア ルータの1つがNSF認識の場合、再起動ルータはアップデートを受信してからデータベースを再構築します。再起動ルータはRouting Information Base(RIB)に通知できるようにコンバージェンスしたかどうかを認識する必要があります。各NSF認識ルータは、End of Table(EOT)内容を表示するために、最新アップデート パケットのEOTマーカーを送信する必要があります。再起動ルータはEOTマーカーを受信すると、コンバージェンスしたことを認識します。再起動ルータは送信アップデートを開始できます。

NSF認識ピアは、再起動ルータからEOT表示を受信したときに再起動ルータがコンバージェンスした時間を認識します。それからピアはトポロジー テーブルをスキャンして、送信元として再起動されたネイバを持ったルートを検索します。ピアはルート タイムスタンプと再起動イベント タイムスタンプを比較し、ルートがまだ利用できるかどうかを判断します。ピアはアクティブになり、再起動したルータを介して利用できなくなったルート用に代替パスを検索します。

再起動ルータがネイバからEOT表示すべてを受信したとき、またはNSFコンバージェンス タイマーが終了したとき、EIGRPがRIBにコンバージェンスを通知します。EIGRPはRIBコンバージェンス信号を待ってから、トポロジー テーブルをNSF認識待ちピアすべてにフラッディングします。

NSFの利点および制約事項

Cisco NSFには次の利点があります。

向上したネットワーク アベイラビリティ

スイッチオーバー後にユーザ セッション情報を維持するよう、NSFはネットワーク トラフィックおよびアプリケーション ステート情報の転送を続けます。

ネットワーク全体の安定性

ネットワークの安定性は、ネットワークのルータに障害が発生し、ルーティング テーブルを失った場合に作成されたルート フラップ数を削除することで向上します。

近接するルータはリンク フラップを検出しません。

インターフェイスはスイッチオーバーの間アップ状態のままなので、近接するルータはリンク フラップを検出しません(リンクは停止せず、バックアップになります)。

ルーティング フラップの回避

SSOはスイッチオーバー時にネットワーク トラフィックの転送を続けるので、ルーティング フラップは回避されます。

ユーザ セッションの損失なし

スイッチオーバーの前に確立されたユーザ セッションは維持されます。

Cisco NSF with SSOには次の制約事項があります。

NSF動作の場合、SSOをデバイス上に設定する必要があります。

NSF with SSOはIP Version 4トラフィックとプロトコルのみをサポートします。

Hot Standby Routing Protocol(HSRP)はSSO認識ではなく、通常の動作中にステート情報がアクティブ スーパバイザ エンジンと冗長スーパバイザ エンジンの間で維持されないことを示します。HSRPおよびSSOは共存できますが、それぞれの機能は独立して動作します。HSRPに依存するトラフィックは、スーパバイザ スイッチオーバー時にHSRPスタンバイにスイッチングします。

Gateway Load Balancing Protocol(GLBP)はSSO認識ではなく、通常の動作中にステート情報がアクティブ スーパバイザ エンジンと冗長スーパバイザ エンジンの間で維持されないことを示します。GLBPおよびSSOは共存できますが、それぞれの機能は独立して動作します。GLBPに依存するトラフィックは、スーパバイザ スイッチオーバー時にGLBPスタンバイにスイッチングします。

Virtual Redundancy Routing Protocols(VRRP)はSSO認識ではなく、通常の動作中にステート情報がアクティブ スーパバイザ エンジンと冗長スーパバイザ エンジンの間で維持されないことを示します。VRRPおよびSSOは共存できますが、それぞれの機能は独立して動作します。VRRPに依存するトラフィックは、スーパバイザ スイッチオーバー時にVRRPスタンバイにスイッチングします。

Multiprotocol Label Switching(MPLS;マルチプロトコル ラベル スイッチング)は、Cisco NSF with SSOではサポートされません。ただしMPLSとNSF with SSOは共存することができます。NSF with SSOがMPLSと同じシャーシに設定された場合、MPLSプロトコルのフェイルオーバ パフォーマンスは少なくともRPR+と同等になりますが、サポートされるNSF with SSOプロトコルはNSF with SSOに追加された利点をまだ維持しています。

BGP NSFに参加している近接デバイスはすべてNSF対応、BGPグレースフル リスタート用に設定されている必要があります。

仮想リンク用OSPF NSFはサポートされません。

同じネットワーク セグメント上のすべてのOSPFネットワーキング デバイスは、NSF認識(NSFソフトウェア イメージを稼働)である必要があります。

IETF IS-ISの場合、近接するデバイスはすべてNSF認識ソフトウェア イメージを稼働する必要があります。

マルチキャストNSF with SSOはSupervisor Engine 720によってのみ、サポートされます。

基礎となるユニキャスト プロトコルは、マルチキャストNSF with SSOを使用するためNSF認識である必要があります。

スーパバイザ エンジンの設定の同期化

ここでは、スーパバイザ エンジンの設定の同期化について説明します。

「スーパバイザ エンジンの冗長構成に関する注意事項および制約事項」

「冗長構成設定時の注意事項および制約事項」


) SNMPを通じて行われた設定変更は、冗長スーパバイザ エンジンと同期化されません。SNMPを介してルータを設定すると、running-configファイルをアクティブ スーパバイザ エンジンの
startup-configファイルにコピーして、冗長スーパバイザ エンジンのstartup-configファイルの同期化を開始します。


スーパバイザ エンジンの冗長構成に関する注意事項および制約事項

ここでは、スーパバイザ エンジンの冗長構成に関する注意事項および制約事項について説明します。

「冗長構成設定時の注意事項および制約事項」

「ハードウェア設定時の注意事項および制約事項」

「コンフィギュレーション モードに関する制約事項」

冗長構成設定時の注意事項および制約事項

次の注意事項と制約事項は、すべての冗長モードに適用されます。

冗長スーパバイザ エンジン上の2つのギガビット イーサネット インターフェイスは、スーパバイザ エンジンがオンライン上でスタンバイ ステートである限り、常にアクティブです。

スーパバイザ エンジンを冗長構成にしても、スーパバイザ エンジンのミラーリングやロードバランスは行われません。スーパバイザ エンジンのうちの1台だけがアクティブになります。

SNMPを通じて行われた設定変更は、冗長スーパバイザ エンジンと同期化されません。SNMPを介してルータを設定すると、running-configファイルをアクティブ スーパバイザ エンジンのstartup-configファイルにコピーして、冗長スーパバイザ エンジンのstartup-configファイルの同期化を開始します。

スーパバイザ エンジンのスイッチオーバーは、障害のあるスーパバイザ エンジンがコア ダンプを完了したあとに行われます。コア ダンプには最大で15分間かかります。スイッチオーバー時間を短縮するには、スーパバイザ エンジンでコア ダンプをディセーブルにします。

ハードウェア設定時の注意事項および制約事項

冗長運用を行うには、次の注意事項および制約事項に従う必要があります。

スーパバイザ エンジンおよびMSFCで実行するCisco IOSは、スーパバイザ エンジンおよびMSFCルータが同一である冗長構成をサポートします。スーパバイザ エンジンおよびMSFCルータが同一でない場合、片方が最初に起動されてアクティブになり、もう一方がリセット状態で保留されます。

各スーパバイザ エンジンが単独でルータを稼働させるためのリソースを備えているスーパバイザ エンジンのすべてのリソース(すべてのフラッシュ装置を含む)が重複している必要があります。

スーパバイザ エンジンごとに個別のコンソール接続を行ってください。コンソール ポートにY字ケーブルを接続しないでください。

両方のスーパバイザ エンジン内のシステム イメージが同じである必要があります(冗長スーパバイザ エンジンへのファイルのコピーを参照)。


) 新たに取り付けられた冗長スーパバイザ エンジン上でCatalystオペレーティング システムがインストールされている場合は、アクティブなスーパバイザ エンジンを取り外して、冗長スーパバイザ エンジンのみが搭載されている状態でルータを起動します。最新のリリース ノートの手順に従って、Catalystオペレーティング システムから冗長スーパバイザ エンジンを変換してください。


startup-configのコンフィギュレーション レジスタは自動起動用に設定されていなければなりません。


) ネットワークからの起動はサポートされていません。


Release 12.2(17b)SXA以降のリリースでこれらの要件が満たされている場合、ルータはデフォルトでSRM with SSOモードで動作します。

Release 12.2(17b)SXA以降のリリースでこれらの要件が満たされると、ルータでRPR+モードがデフォルトで機能します。

コンフィギュレーション モードに関する制約事項

スタートアップ同期プロセス中は、設定に関して次の制約事項が適用されます。

スタートアップ(一括)同期中は、設定を変更できません。このプロセス中に設定を変更しようとすると、次のメッセージが生成されます。

Config mode locked out till standby initializes
 

スーパバイザ エンジンのスイッチオーバー時に設定を変更した場合、その変更内容は失われます。

NSFの設定作業

ここではNSF機能の設定作業について説明します。

「SSOの設定」

「MMLS NSF with SSOの設定」

「マルチキャストNSF with SSOの確認」

「CEF NSFの設定」

「CEF NSFの確認」

「BGP NSFの設定」

「BGP NSFの確認」

「OSPF NSFの設定」

「OSPF NSFの確認」

「IS-IS NSFの設定」

「IS-IS NSFの確認」

SSOの設定

あらゆるサポート対象プロトコルを持ったNSFを使用するには、SSOを設定する必要があります。SSOを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# redundancy

冗長コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-red)# mode sso

SSOを設定します。このコマンドが入力されると、冗長スーパバイザ エンジンがリロードされ、SSOモードで動作を開始します。

ステップ 3

Router# show running-config

SSOがイネーブルになっていることを確認します。

ステップ 4

Router# show redundancy states

動作中の冗長モードを表示します。


ssoキーワードは、Release 12.2(17b)SXA以降のリリースでサポートされています。


次に、SSO対応としてシステムを設定し、冗長ステートを表示する例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# redundancy
Router(config-red)# mode sso
Router(config-red)# end
Router# show redundancy states
my state = 13 -ACTIVE
peer state = 8 -STANDBY HOT
Mode = Duplex
Unit = Primary
Unit ID = 5
 
Redundancy Mode (Operational) = sso
Redundancy Mode (Configured) = sso
Split Mode = Disabled
Manual Swact = Enabled
Communications = Up
 
client count = 29
client_notification_TMR = 30000 milliseconds
keep_alive TMR = 9000 milliseconds
keep_alive count = 1
keep_alive threshold = 18
RF debug mask = 0x0
Router#

MMLS NSF with SSOの設定

マルチキャストNSF with SSOパラメータを設定するには、イネーブルEXECモードで次のコマンドを使用します(SSOがモードに選択されている場合、MMLS NSF with SSOはデフォルトではオンです)。


) ここで示すコマンドは任意で、設定をカスタマイズするのに使用できます。大半のユーザにとってデフォルト設定が適切です。


 

コマンド
説明

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# mls ip multicast sso convergence-time time

プロトコル コンバージェンスの最大待機時間を指定します。有効値は0~3600秒です。

ステップ 3

Router(config)# mls ip multicast sso leak interval

パケットのリーク間隔を指定します。有効値は0~3600秒です。PIM sparseモードおよびPIM denseモードの場合、既存のPIM sparseモードおよびPIM denseモードのマルチキャスト転送エントリ用のパケット リークが終了したあとの時間を意味します。

ステップ 4

Router(config)# mls ip multicast sso leak percentage

マルチキャスト フローの割合を指定します。有効値は0~100%です。この値は、パケット リーク用にフラグ付けされる既存のPIM sparseモードおよびPIM denseモード マルチキャスト フローの総数の割合を表示します。

マルチキャストNSF with SSOの確認

マルチキャストNSF with SSO設定を確認するには、show mls ip multicast sso コマンドを使用します。

router# show mls ip multicast sso
Multicast SSO is enabled
Multicast HA Parameters
---------------------------------------------------+------+
protocol convergence timeout 120 secs
flow leak percent 10
flow leak interval 60 secs

CEF NSFの設定

ネットワーキング デバイスがSSOモードで稼働している間、CEF NSF機能はデフォルトで動作します。したがって設定作業は不要です。

CEF NSFの確認

CEFがNSF対応であることを確認するには、 show cef state コマンドを使用します。

router# show cef state
 
CEF Status [RP]
CEF enabled/running
dCEF enabled/running
CEF switching enabled/running
CEF default capabilities:
Always FIB switching: yes
Default CEF switching: yes
Default dCEF switching: yes
Update HWIDB counters: no
Drop multicast packets: no
.
.
.
CEF NSF capable: yes
IPC delayed func on SSO: no
RRP state:
I am standby RRP: no
My logical slot: 0
RF PeerComm: no

BGP NSFの設定


) BGP NSFに参加しているピア デバイスすべてにBGPグレースフル リスタートを設定する必要があります。


NSF用BGPを設定するには、イネーブルEXECモードで次のコマンドを使用し、各BGP NSFピア デバイスでこの手順を繰り返します。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# router bgp as-number

BGPルーティング プロセスをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

ステップ 3

Router(config-router)# bgp graceful-restart

BGPグレースフル リスタート機能をイネーブルにし、BGP用NSFを開始します。

BGPセッションが確立されたあとでこのコマンドを入力した場合、BGPネイバと交換する機能のセッションを再開する必要があります。

再起動ルータおよびピアすべてで、このコマンドを使用します。

BGP NSFの確認

BGP用NSFを確認するには、グレースフル リスタート機能がSSO対応ネットワーキング デバイスおよび近接デバイス上で設定されているか確認する必要があります。確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 show running-config コマンドを入力して、[bgp graceful-restart]がSSO対応ルータのBGPコンフィギュレーションに表示されているか確認します。

Router# show running-config
 
.
.
.
router bgp 120
.
.
.
bgp graceful-restart
neighbor 10.2.2.2 remote-as 300
.
.
.

 

ステップ 2 各BGPネイバでステップ1を繰り返します。

ステップ 3 SSOデバイスおよび近接デバイスでは、グレースフル リスタート機能がアドバタイズおよび受信されたことを示していることを確認し、グレースフル リスタート機能を備えたアドレス ファミリーであることを確認します。アドレス ファミリーが表示されていない場合、BGP NSFも発生しません。

router#show ip bgp neighbors x.x.x.x
 
BGP neighbor is 192.168.2.2, remote AS YY, external link
BGP version 4, remote router ID 192.168.2.2
BGP state = Established, up for 00:01:18
Last read 00:00:17, hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds
Neighbor capabilities:
Route refresh:advertised and received(new)
Address family IPv4 Unicast:advertised and received
Address famiiy IPv4 Multicast:advertised and received
Graceful Restart Capabilty:advertised and received
Remote Restart timer is 120 seconds
Address families preserved by peer:
IPv4 Unicast, IPv4 Multicast
Received 1539 messages, 0 notifications, 0 in queue
Sent 1544 messages, 0 notifications, 0 in queue
Default minimum time between advertisement runs is 30 seconds
 


 

OSPF NSFの設定


) OSPF NSFに参加するピア デバイスすべてはOSPF NSF認識である必要があります。これは、デバイス上のNSFソフトウェア イメージをインストールすると自動的に設定されます。


OSPF用NSFを設定するには、イネーブルEXECモードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# router ospf processID

OSPFルーティング プロセスをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

ステップ 3

Router(config-router)# nsf

OSPF用にNSF動作をイネーブルにします。

OSPF NSFの確認

OSPF用NSFを確認するには、NSF機能がSSO対応ネットワーキング デバイス上で設定されているか確認する必要があります。OSPF NSFを確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 show running-config コマンドを入力して、[nsf]がSSO対応デバイスのOSPFコンフィギュレーションに表示されているか確認します。

Router# show running-config
 
router ospf 120
log-adjacency-changes
nsf
network 192.168.20.0 0.0.0.255 area 0
network 192.168.30.0 0.0.0.255 area 1
network 192.168.40.0 0.0.0.255 area 2
.
.
.
 

ステップ 2 NSFがデバイス上でイネーブルであるか確認するには、 show ip ospf コマンドを使用します。

router> show ip ospf
 
Routing Process "ospf 1" with ID 192.168.2.1 and Domain ID 0.0.0.1
Supports only single TOS(TOS0) routes
Supports opaque LSA
SPF schedule delay 5 secs, Hold time between two SPFs 10 secs
Minimum LSA interval 5 secs. Minimum LSA arrival 1 secs
Number of external LSA 0. Checksum Sum 0x0
Number of opaque AS LSA 0. Checksum Sum 0x0
Number of DCbitless external and opaque AS LSA 0
Number of DoNotAge external and opaque AS LSA 0
Number of areas in this router is 1. 1 normal 0 stub 0 nssa
External flood list length 0
Non-Stop Forwarding enabled, last NSF restart 00:02:06 ago (took 44 secs)
Area BACKBONE(0)
Number of interfaces in this area is 1 (0 loopback)
Area has no authentication
SPF algorithm executed 3 times

IS-IS NSFの設定

IS-IS用NSFを設定するには、イネーブルEXECモードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# router isis [ tag ]

IS-ISルーティング プロセスをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

ステップ 3

Router(config-router)# nsf [ cisco | ietf ]

IS-IS用NSFをイネーブルにします。

IETFドラフトベースの再起動をサポートするネットワーキング デバイスを備えた隣接関係が保証される均質なネットワークでIS-ISをイネーブルにするには、 ietf キーワードを入力します。

NSF認識ネットワーキング デバイスを備えた隣接関係がない均質なネットワークでIS-ISを稼働するには、 cisco キーワードを入力します。

ステップ 4

Router(config-router)# nsf interval [ minutes ]

(任意)NSF再起動試行までの最小時間を指定します。 連続した NSF再起動試行までのデフォルト値は、5分です。

ステップ 5

Router(config-router)# nsf t3 { manual [ seconds ] | adjacency }

(任意)IS-ISデータベースが同期化してから過負荷になったリンクステート情報を生成し、情報をネイバにフラッディングするまでIS-ISが待機する時間を指定します。

IETF 動作を選択した場合のみ、 t3 キーワードが適用されます。 adjacency を指定すると、再起動ルータが近接するデバイスからの待機時間を取得します。

ステップ 6

Router(config-router)# nsf interface wait seconds

(任意)IS-IS NSF再起動は再起動を完了する前に、起動するすべてのIS-IS隣接インターフェイスを待機します。デフォルトは10秒です。

IS-IS NSFの確認

IS-IS用NSFを確認するには、NSF機能がSSO対応ネットワーキング デバイス上で設定されているか確認する必要があります。IS-IS NSFを確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 show running-config コマンドを入力して、[nsf]がSSO対応デバイスのIS-ISコンフィギュレーションに表示されているか確認します。Cisco IS-ISまたはIETF IS-ISコンフィギュレーションのいずれかを表示します。次の例は、デバイスがシスコ採用のIS-IS NSFを使用していることを示します。

Router# show running-config
.
.
.
router isis
nsf cisco
.
.
.

ステップ 2 NSFコンフィギュレーションが cisco に設定されている場合、NSFがデバイス上でイネーブルかを確認するには show isis nsf コマンドを使用します。シスコのコンフィギュレーションを使用すると、コマンドの出力はアクティブRPおよび冗長RPで異なります。次の表示では、アクティブRP上のシスコ コンフィギュレーションの出力例を示します。この例では、[NSF restart enabled]の存在に注意してください。

router# show isis nsf
 
NSF is ENABLED, mode 'cisco'
 
RP is ACTIVE, standby ready, bulk sync complete
NSF interval timer expired (NSF restart enabled)
Checkpointing enabled, no errors
Local state:ACTIVE, Peer state:STANDBY HOT, Mode:SSO
 

次に、スタンバイRP上のシスコ コンフィギュレーションの出力例を示します。この例では、[NSF restart enabled]の存在に注意してください。

router# show isis nsf
 
NSF enabled, mode 'cisco'
RP is STANDBY, chkpt msg receive count:ADJ 2, LSP 7
NSF interval timer notification received (NSF restart enabled)
Checkpointing enabled, no errors
Local state:STANDBY HOT, Peer state:ACTIVE, Mode:SSO
 

ステップ 3 NSFコンフィギュレーションが ietf に設定されている場合、NSFがデバイス上でイネーブルかを確認するには show isis nsf コマンドを入力します。次の表示では、ネットワーキング デバイス上のIETF IS-ISコンフィギュレーションの出力例を示します。

router# show isis nsf
 
NSF is ENABLED, mode IETF
NSF pdb state:Inactive
NSF L1 active interfaces:0
NSF L1 active LSPs:0
NSF interfaces awaiting L1 CSNP:0
Awaiting L1 LSPs:
NSF L2 active interfaces:0
NSF L2 active LSPs:0
NSF interfaces awaiting L2 CSNP:0
Awaiting L2 LSPs:
Interface:Serial3/0/2
NSF L1 Restart state:Running
NSF p2p Restart retransmissions:0
Maximum L1 NSF Restart retransmissions:3
L1 NSF ACK requested:FALSE
L1 NSF CSNP requested:FALSE
NSF L2 Restart state:Running
NSF p2p Restart retransmissions:0
Maximum L2 NSF Restart retransmissions:3
L2 NSF ACK requested:FALSE
Interface:GigabitEthernet2/0/0
NSF L1 Restart state:Running
NSF L1 Restart retransmissions:0
Maximum L1 NSF Restart retransmissions:3
L1 NSF ACK requested:FALSE
L1 NSF CSNP requested:FALSE
NSF L2 Restart state:Running
NSF L2 Restart retransmissions:0
Maximum L2 NSF Restart retransmissions:3
L2 NSF ACK requested:FALSE
L2 NSF CSNP requested:FALSE
Interface:Loopback1
NSF L1 Restart state:Running
NSF L1 Restart retransmissions:0
Maximum L1 NSF Restart retransmissions:3
L1 NSF ACK requested:FALSE
L1 NSF CSNP requested:FALSE
NSF L2 Restart state:Running
NSF L2 Restart retransmissions:0
Maximum L2 NSF Restart retransmissions:3
L2 NSF ACK requested:FALSE
L2 NSF CSNP requested:FALSE
 


 

EIGRP NSFの設定

EIGRP用NSFを設定するには、イネーブルEXECモードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# router eigrp as-number

EIGRPルーティング プロセスをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

ステップ 3

Router(config-router)# nsf

EIGRP用NSFをイネーブルにします。

再起動ルータおよびピアすべてで、このコマンドを使用します。

EIGRP NSFの確認

EIGRP用NSFを確認するには、NSF機能がSSO対応ネットワーキング デバイス上で設定されているか確認する必要があります。EIGRP NSFを確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 show running-config コマンドを入力して、[nsf]がSSO対応デバイスのEIGRPコンフィギュレーションに表示されているか確認します。

Router# show running-config
.
.
.
router eigrp 100
auto-summary
nsf
.
.
.

ステップ 2 NSFがデバイス上でイネーブルであるか確認するには、 show ip protocols コマンドを使用します。

Router# show ip protocols
*** IP Routing is NSF aware ***
Routing Protocol is "eigrp 100"
Outgoing update filter list for all interfaces is not set
Incoming update filter list for all interfaces is not set
Default networks flagged in outgoing updates
Default networks accepted from incoming updates
EIGRP metric weight K1=1, K2=0, K3=1, K4=0, K5=0
EIGRP maximum hopcount 100
EIGRP maximum metric variance 1
Redistributing: eigrp 100
EIGRP NSF-aware route hold timer is 240s
EIGRP NSF enabled
NSF signal timer is 20s
NSF converge timer is 120s
Automatic network summarization is in effect
Maximum path: 4
Routing for Networks:
Routing Information Sources:
Gateway Distance Last Update
Distance: internal 90 external 170
 


 

スーパバイザ エンジンの設定の同期化

通常の動作時には、2つのスーパバイザ エンジン間でstartup-configおよびconfig-register設定がデフォルトで同期化されます。スイッチオーバー時には、新しいアクティブ スーパバイザ エンジンが現在の設定を使用します。

2つのスーパバイザ エンジンが使用する設定を手動で同期化するには、アクティブ スーパバイザ エンジン上で次の作業を行います。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# redundancy

冗長コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-red)# main-cpu

main-cpuコンフィギュレーション サブモードを開始します。

ステップ 3

Router(config-r-mc)# auto-sync { startup-config | config-register | bootvar | standard }

設定要素を同期化します。

ステップ 4

Router(config-r-mc)# end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

Router# copy running-config startup-config

NVRAM(不揮発性RAM)上のコンフィギュレーション ファイルを強制的に手動で同期化します。


) DRAMの実行コンフィギュレーション ファイルを同期化する場合、この手順は不要です。


 


auto-sync standardコマンドを実行しても、ブート変数は同期化されません。


次に、 auto-sync standard コマンドを使用して、デフォルトの自動同期化機能を再びイネーブルにし、アクティブ スーパバイザ エンジンのstartup-configおよびconfig-register設定を冗長スーパバイザ エンジンと同期化させる例を示します。

Router(config)# redundancy
Router(config-red)# main-cpu
Router(config-r-mc)# auto-sync standard
Router(config-r-mc)# auto-sync bootvar
Router(config-r-mc)# end
Router# copy running-config startup-config

) 標準のauto-sync設定要素を個別に手動で同期化するには、デフォルトの自動同期化機能をディセーブルにします。


次に、デフォルトの自動同期化をディセーブルにして、アクティブ スーパバイザ エンジンから冗長スーパバイザ エンジンへのconfig-registerの自動同期化のみを許可し、スタートアップ コンフィギュレーションの同期化を許可しない例を示します。

Router(config)# redundancy
Router(config-red)# main-cpu
Router(config-r-mc)# no auto-sync standard
Router(config-r-mc)# auto-sync config-register
Router(config-r-mc)# end
Router# copy running-config startup-config

冗長スーパバイザ エンジンへのファイルのコピー

次のコマンドを使用して、冗長スーパバイザ エンジン上の disk0: 装置にファイルをコピーします。

Router# copy source_device:source_filename slavedisk0:target_filename

次のコマンドを使用して、冗長MSFC上の bootflash: 装置にファイルをコピーします。

Router# copy source_device:source_filename slavesup-bootflash:target_filename

次のコマンドを使用して、冗長MSFC上の bootflash: 装置にファイルをコピーします。

Router# copy source_device:source_filename slavebootflash:target_filename