Cisco 7600 シリーズ ルータ セッション ボーダ コン トローラ コンフィギュレーション ガイド
初期メディア
初期メディア
発行日;2012/01/30 | 英語版ドキュメント(2010/04/20 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

初期メディア

この章の構成

初期メディアのサポートの制約事項

初期メディアに関する情報

初期メディア

初期メディア機能は Session Initiation Protocol(SIP)および H.323 コールに対してサポートされています。初期メディアは、コールが実際に確立される前に 2 つのユーザ エージェントが通信を行う機能です。初期メディアに対するサポートは、Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)との相互運用性と課金用途の両方のために重要です。

初期メディアは、コールが正式に接続される前の、メディアの転送を開始する際に定義されます。メディア チャネルはコールが接続される前にセットアップされます。これらのチャネルはコール元が聞く呼び出しトーンを提供するために使用され、コール元のエンドポイントまたは他のキューイング サービス(保留中の音楽など)では生成されません。


) ACE SBC Release 3.0.00 では、この機能は統合モデルに限りサポートされます。


初期メディア機能の履歴

 

リリース
変更内容

ACE SBC Release 3.0.00

この機能は、SBC 統合モデルのサポートとともに Cisco 7600 シリーズ ルータに追加されました。

この章の構成

この章で説明する内容は、次のとおりです。

「初期メディアのサポートの制約事項」

「初期メディアに関する情報」

初期メディアのサポートの制約事項

次に、初期メディアのサポートの制約事項を示します。

SBC は、(RFC 3960 の定義に従って)初期メディアのゲートウェイ モデルをサポートします。

初期メディアは、後期の SDP を送信するエンドポイントでは動作しません。

SBC は現在 RFC 3312 をサポートしていません。

初期メディアに関する情報

現在の実装では、183 応答コードを使用した初期メディアをサポートしています。コール先がコール元に初期メディアを送信する場合、コール先はコール元に 183 応答を送信します。この応答には、Session Description Protocol(SDP)が含まれています。コール元がこの応答を受信すると、そのユーザに注意を喚起することを抑制し(呼び出しトーンやポップアップ ウィンドウなど)、受信するメディアの再生を開始します。183 応答の中の SDP には、Real-Time Control Protocol(RTCP)パケットの送信先のアドレスが含まれています。

実装形態によっては、コール元からメディアを取得し、それをコール先にも送信するものがあります。コールが結果的にコール先によって拒否される場合、コール先は 2xx 以外の最終応答を生成します。この応答を受信したコール元は、メディアの再生または送信を停止します。一方、コールがコール先によって受け入れられる場合、コール先は 2xx 応答(通常は 183 応答内と同じ SDP を使用)を生成し、それをコール元に送信します。メディアの送信はそれまでと同じように継続されます。

さらに、SBC は初期メディアに関して次の項目をサポートしています。

初期メディアを転送後(コールが接続される前後)のメディアの再ネゴシエーション。メディアの再ネゴシエーションは、SBC 上で PRACK メソッドおよび UPDATE メソッドを使用してサポートされます。

SIP エンドポイントによるオプションの SIP UPDATE サポート(UPDATE サポートなしの初期メディアを含む)。

RFC 3312 の前提条件。

設定可能な SIP の Required、Supported、および Proxy-Require ヘッダーのサポート。

Cisco Gateway の非標準 PRACK 動作との相互運用性を可能にする隣接単位フラグ。