Cisco 7600 シリーズ ルータ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 12.1E
VLAN の設定
VLAN の設定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 7MB) | フィードバック

目次

VLAN の設定

VLAN の機能概要

VLAN の概要

VLAN 範囲

設定できる VLAN のパラメータ

トークンリング VLAN の概要

トークンリング TrBRF VLAN

トークンリング TrCRF VLAN

VLAN のデフォルト設定

VLAN 設定時の注意事項および制約事項

制約事項

注意事項

VLAN の設定

VLAN の設定モードのオプション

グローバル コンフィギュレーション モードでの VLAN の設定

VLAN データベース モードでの VLAN の設定

イーサネット VLAN の作成または変更

VLAN へのレイヤ 2 LAN インターフェイスの割り当て

内部 VLAN 割り当てのポリシーの設定

802.1Q VLAN から ISL VLAN へのマッピング

VLAN の設定

この章では、Cisco 7600 シリーズ ルータに VLAN を設定する手順について説明します。


) この章で使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については、『Cisco 7600 Series Router Cisco IOS Command Reference』を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「VLAN の機能概要」

「VLAN のデフォルト設定」

「VLAN 設定時の注意事項および制約事項」

「VLAN の設定」

VLAN の機能概要

ここでは、VLAN の機能について説明します。

「VLAN の概要」

「VLAN 範囲」

「設定できる VLAN のパラメータ」

「トークンリング VLAN の概要」

VLAN の概要

VLAN は、物理的な位置にかかわりなく、共通の要件を持つエンド ステーションのグループです。VLAN は、物理 LAN と同じ属性を備えていますが、物理的に同じ LAN セグメントに置かれていないエンド ステーションでもグループ化することができます。

VLAN は、通常、IP サブネットワークと対応づけます。たとえば、特定の IP サブネットに含まれるすべてのエンド ステーションを同じ VLAN に所属させる場合などです。VLAN 相互間のトラフィックは、ルーティングする必要があります。LAN ポートの VLAN メンバーシップは、ポートごとに手動で割り当てます。

VLAN 範囲


) 4096 の VLAN を使用するには、拡張システム ID をイネーブルにする必要があります( ブリッジ ID の概要を参照)。


Release 12.1(13)E 以降のリリースで、Cisco 7600 シリーズ ルータは、IEEE 802.1Q 標準に基づいて 4096 の VLAN をサポートします。4096 の VLAN は複数の範囲で編成され、範囲ごとに用途が少しずつ異なります。4096 の VLAN の一部は、VLAN Trunk Protocol(VTP)を使用した場合、ネットワーク内の他のスイッチに伝播されます。拡張範囲 VLAN は伝播されないので、各ネットワーク デバイス上で拡張範囲 VLAN を手動設定する必要があります。

表9-1 で、VLAN 範囲について説明します。

 

表9-1 VLAN 範囲

VLAN
範囲
用途
VTP による伝播

0、4095

予約

システム専用。ユーザがこれらの VLAN を表示または使用することはできません。

--

1

標準

シスコのデフォルト。ユーザはこの VLAN を使用できますが、削除はできません。

あり

2-1001

標準

イーサネット VLAN 用。ユーザはこれらの VLAN を作成、使用、削除できます。

あり

1002-1005

標準

FDDI およびトークンリングの場合のシスコのデフォルト。ユーザが VLAN 1002 ~ 1005 を削除することはできません。

あり

1006-4094

拡張

イーサネット VLAN 専用。

なし

次の情報が VLAN 範囲に適用されます。

レイヤ 3 LAN ポート、WAN インターフェイスおよびサブインターフェイス、ならびに一部のソフトウェア機能は、拡張範囲の内部 VLAN を使用します。内部の用途にすでに割り当てられている拡張範囲 VLAN を使用することはできません。

Release 12.1(13)E 以降のリリースで、内部的に使用される VLAN を表示するには、 show vlan internal usage コマンドを使用します。それより前のリリースでは、 show vlan internal usage コマンドおよび show cwan vlans コマンドを入力します。

Release 12.1(13)E 以降のリリースでは、昇順の内部 VLAN 割り当て(1006 から上へ)または降順の内部 VLAN 割り当て(4094 から下へ)を設定できます。4096 の VLAN をサポートする 12.1EX の旧リリースでは、内部 VLAN は 1006 から上に割り当てられます。

Catalyst オペレーティング システムが稼働しているスイッチは、VLAN 1006 ~ 1024 を設定できません。VLAN 1006 ~ 1024 を設定する場合は、その VLAN が Catalyst ソフトウェアが稼働しているスイッチに拡張されないようにしてください。

拡張範囲 VLAN を使用するには、拡張システム ID をイネーブルにする必要があります( ブリッジ ID の概要を参照)。

設定できる VLAN のパラメータ


) • イーサネット VLAN 1 では、デフォルト値しか使用できません。

VLAN 名を除いて、イーサネット VLAN 1006 ~ 4094 では、デフォルト値しか使用できません。

Release 12.1(13)E 以降のリリースでは、イーサネット VLAN 1006 ~ 4094 に VLAN 名を設定できます。


 

VLAN 2 ~ 1001 には次のパラメータを設定できます。

VLAN 名

VLAN タイプ(イーサネット、FDDI、FDDI Network Entity Title [NET]、Token Ring Bridge Relay Function[TrBRF; トークンリング ブリッジ リレー機能]、または Token Ring Concentrator Relay Function[TrCRF; トークンリング コンセントレータ リレー機能])

VLAN ステート(アクティブまたは中断)

Security Association Identifier(SAID)

TrBRF VLAN のブリッジ識別番号

FDDI および TrCRF VLAN のリング番号

TrCRF VLAN の親 VLAN 番号

TrCRF VLAN の Spanning Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)タイプ

トークンリング VLAN の概要

ここでは、VTP バージョン 2 が稼働するネットワーク デバイスでサポートされる、2 つのトークンリング VLAN タイプについて説明します。

「トークンリング TrBRF VLAN」

「トークンリング TrCRF VLAN」


) Cisco 7600 シリーズ ルータは、Inter-Switch Link(ISL; スイッチ間リンク)でカプセル化されたトークンリング フレームをサポートしません。Cisco 7600 シリーズ ルータが VTP サーバとして設定されている場合は、ルータからトークンリング VLAN を設定できます。


トークンリング TrBRF VLAN

TrBRF VLAN は、スイッチド トークンリング ネットワーク環境において、複数の TrCRF VLAN を相互接続します(図9-1 を参照)。TrBRFは、トランク リンクによって相互接続されたネットワーク デバイス全体に拡げることができます。TrCRF と TrBRF 間の接続を 論理ポート といいます。

図9-1 相互接続されたトークンリング TrBRF VLAN および TrCRF VLAN

 

ソース ルーティングでは、Cisco 7600 シリーズ ルータは論理リング間を結ぶ単一のブリッジになります。TrBRF は、IBM または IEEE STP を実行する Source-Route Bridge(SRB; ソースルート ブリッジ)または Source-Route Transparent(SRT; ソースルート トランスペアレント)ブリッジとして動作できます。SRB を使用する場合、異なる論理リングに同じ MAC アドレスを定義できます。

トークンリング ソフトウェアは、TrBRF VLAN および TrCRF VLAN ごとに 1 つずつ STP インスタンスを実行します。TrCRF VLAN の場合、STP により、論理リングのループが排除されます。TrBRF VLAN の場合、STP は外部ブリッジと対話して、ブリッジ トポロジからループを排除します。これはイーサネット VLAN における STP の動作と同様です。


注意 特定の親 TrBRF STP および TrCRF ブリッジ モードを設定すると、TrBRF の論理ポート(TrBRF と TrCRF 間の接続)がブロック ステートになる可能性があります。詳細については、「VLAN 設定時の注意事項および制約事項」を参照してください。

IBM の System Network Architecture(SNA; システム ネットワーク アーキテクチャ)トラフィックに対応するために、SRT モードと SRB モードを組み合わせて使用できます。混在モードでは、TrBRF は一部のポート(TrCRF に接続された論理ポート)が SRB モードで動作し、他のポートが SRT モードで動作するものとみなします。

トークンリング TrCRF VLAN

TrCRF VLAN は、同じ論理リング番号を持つポート グループを定義します。非分散型およびバックアップという 2 種類の TrCRF をネットワークで設定できます。

通常、TrCRF は非分散型です。つまり、各 TrCRF が 1 台のネットワーク デバイスのポートに限定されます。同一ネットワーク デバイスまたは異なるネットワーク デバイス上の複数の非分散型 TrCRF を、1 つの親 TrBRF に対応させることができます(図9-2 を参照)。親 TrBRF はマルチポート ブリッジとして動作し、非分散型 TrCRF の間でトラフィックを転送します。


) 異なるネットワーク デバイス上に存在するリングの間でデータを送信できるようにするには、リングを同じ TrBRF に対応づけ、その TrBRF を SRB として設定します。


図9-2 非分散型 TrCRF

 

デフォルトの設定では、トークンリング ポートはデフォルトの TrCRF(VLAN 1003、trcrf-default)に対応し、これにはデフォルトの TrBRF(VLAN 1005、trbrf-default)が親として存在します。この設定では、分散型 TrCRF が可能であり(図9-3 を参照)、ネットワーク デバイスが ISL トランクを介して接続されている場合、異なるネットワーク デバイス上のデフォルト TrCRF 間でトラフィックを流すことができます。

図9-3 分散型 TrCRF

 

TrCRF 内では、ソースルート スイッチングを使用し、MAC アドレスまたはルート ディスクプリタに基づいてフレーム転送を行います。VLAN 全体を 1 つのリングとして動作させ、フレームを 1 つの TrCRF内のポート間でスイッチングすることもできます。

各 TrCRF の All-Routes フレームおよび Spanning Tree Explorer フレームに対して、最大ホップ カウントを指定できます。最大ホップ カウントを指定する際、エクスプローラが経由できる最大ホップ数を制限します。ポートが受信したエクスプローラ フレームが、指定のホップ数を超えて送信されたことが判別されると、ポートはそのフレームを転送しません。TrCRF は、ルート情報フィールドのブリッジ ホップ数によって、エクスプローラが経由したホップ数を判別します。

ネットワーク デバイス間の ISL 接続に障害が発生した場合、バックアップ TrCRF を使用して非分散型 TrCRF 間を流れるトラフィック用の代替ルートを設定できます。TrBRF に設定できるバックアップ TrCRF は 1 つだけであり、バックアップ TrCRF に所属できるのは、ネットワーク デバイスごとに 1 つのポートに限られます。

ネットワーク デバイス間の ISL 接続に障害が発生した場合、影響を受ける各ネットワーク デバイス上のバックアップ TrCRF ポートが自動的にアクティブになり、バックアップ TrCRF を介して非分散型 TrCRF 間のトラフィックが再ルーティングされます。ISL 接続が再び確立されると、バックアップ TrCRF の 1 つのポートを除くすべてのポートがディセーブルになります。図9-4 に、バックアップ TrCRF を示します。

図9-4 バックアップ TrCRF

 

VLAN のデフォルト設定

9-2 ~表 9-6 に、VLAN メディア タイプ別のデフォルト設定を示します。

 

表9-2 イーサネット VLAN のデフォルトおよび範囲

パラメータ
デフォルト
範囲

VLAN ID

1

1-4094

VLAN 名

VLAN 1 の場合、[default]
その他のイーサネット VLAN の場合 [VLAN vlan_ID ]

--

802.10 SAID

10 vlan_ID

100001-104094

MTU サイズ

1500

1500-18190

トランスレーショナル ブリッジ 1

0

0-1005

トランスレーショナル ブリッジ 2

0

0-1005

VLAN ステート

active

アクティブ、中断

プルーニング適格

VLAN 2 ~ 1001 はプルーニング適格、VLAN 1006 ~ 4094 はプルーニング不適格。

--

 

表9-3 FDDI VLAN のデフォルトおよび範囲

パラメータ
デフォルト
範囲

VLAN ID

1002

1-1005

VLAN 名

[fddi-default]

--

802.10 SAID

101002

1-4294967294

MTU サイズ

1500

1500-18190

リング番号

0

1-4095

親 VLAN

0

0-1005

トランスレーショナル ブリッジ 1

0

0-1005

トランスレーショナル ブリッジ 2

0

0-1005

VLAN ステート

active

アクティブ、中断

 

表9-4 トークンリング(TrCRF)VLAN のデフォルトおよび範囲

パラメータ
デフォルト
範囲

VLAN ID

1003

1-1005

VLAN 名

[token-ring-default]

--

802.10 SAID

101003

1-4294967294

リング番号

0

1-4095

MTU サイズ

VTPv1 のデフォルトは 1500
VTPv2 のデフォルトは 4472

1500-18190

トランスレーショナル ブリッジ 1

0

0-1005

トランスレーショナル ブリッジ 2

0

0-1005

VLAN ステート

active

アクティブ、中断

ブリッジ モード

srb

srb、srt

ARE 最大ホップ数

7

0-13

STE 最大ホップ数

7

0-13

バックアップ CRF

ディセーブル

ディセーブル、イネーブル

 

表9-5 FDDI-Net VLAN のデフォルトおよび範囲

パラメータ
デフォルト
範囲

VLAN ID

1004

1-1005

VLAN 名

[fddinet-default]

--

802.10 SAID

101004

1-4294967294

MTU サイズ

1500

1500-18190

ブリッジ番号

1

0-15

STP タイプ

ieee

auto、ibm、ieee

VLAN ステート

active

アクティブ、中断

 

表9-6 トークンリング(TrBRF)VLAN のデフォルトおよび範囲

パラメータ
デフォルト
範囲

VLAN ID

1005

1-1005

VLAN 名

[trnet-default]

--

802.10 SAID

101005

1-4294967294

MTU サイズ

VTPv1 は 1500、VTPv2 は 4472

1500-18190

ブリッジ番号

1

0-15

STP タイプ

ibm

auto、ibm、ieee

VLAN ステート

active

アクティブ、中断

VLAN 設定時の注意事項および制約事項

ネットワーク上で VLAN を作成および変更する際、次の注意事項および制約事項に注意してください。

制約事項

スーパーバイザ エンジンの冗長構成では、デフォルト以外の VLAN のデータ ファイル名またはロケーションをサポートしません。冗長スーパーバイザ エンジンが搭載されたルータ上では、 vtp file file_name コマンドを入力しないでください。

RPR+ 冗長は( 第5章「RPR および RPR+ スーパーバイザ エンジン冗長構成の設定」 を参照)、VLAN データベース モードで入力された設定をサポートしません。RPR+ 冗長には、グローバル コンフィギュレーション モードを使用してください。

拡張範囲 VLAN はグローバル コンフィギュレーション モードに限り設定できます。VLAN データベース モードで拡張範囲 VLAN を設定することはできません。「VLAN の設定モードのオプション」を参照してください。

VLAN データベース モードでは、Cisco IOS の end コマンドはサポートされません。

Ctrl-Z を押して、VLAN データベース モードを終了することはできません。

Cisco 7600 シリーズ ルータは、トークンリングまたは FDDI メディアをサポートしません。ルータは FDDI、FDDI-Net、TrCRF、または TrBRF トラフィックを転送しませんが、VTP によって VLAN 設定を伝播できます。

トークンリング環境では、次のいずれかの条件が成立する場合、TrBRF の論理インターフェイス(TrBRF と TrCRF 間の接続)がブロック ステートになります。

TrBRF が IBM STP を実行しており、かつ TrCRF が SRT モードにある。

TrBRF が IEEE STP を実行しており、かつ TrCRF が SRB モードにある。

注意事項

冗長スーパーバイザ エンジンを取り付ける前に、 no vtp file コマンドを入力して、デフォルト設定に戻してください。

VLAN を作成する前に、Cisco 7600 シリーズ ルータを VTP サーバ モードまたは VTP 透過モードにする必要があります。VTP の設定手順については、 第8章「VTP の設定」 を参照してください。

VLAN の設定は vlan.dat ファイルに保存され、vlan.dat ファイルは NVRAM(不揮発性メモリ)に保存されます。vlan.dat ファイルを手動で削除すると、VLAN データベースに矛盾が生じる可能性があります。VLAN の設定または VTP を変更する場合は、ここに記載されているコマンドおよび『 Cisco 7600 Series Router Cisco IOS Command Reference 』に記載されているコマンドを使用してください。

コンフィギュレーションの完全なバックアップを作成するには、バックアップに vlan.dat ファイルを含めてください。

Cisco 7600 シリーズ ルータが VTP サーバとして設定されている場合は、ルータから FDDI VLAN およびトークンリング VLAN を設定できます。

TrBRF を設定してから、TrCRF を設定する必要があります(指定する親 TrBRF VLAN が存在する状態でなければなりません)。

VLAN の設定

ここでは、VLAN の設定手順について説明します。

「VLAN の設定モードのオプション」

「イーサネット VLAN の作成または変更」

「VLAN へのレイヤ 2 LAN インターフェイスの割り当て」

「内部 VLAN 割り当てのポリシーの設定」

「802.1Q VLAN から ISL VLAN へのマッピング」


) • Release 12.1(11b)E 以降を使用している場合に、コンフィギュレーション モードで EXEC モードのコマンドを入力するには、EXEC モードのコマンドの前に do キーワードを入力します。

VLAN は多くのパラメータをサポートしています。ここでは、すべてのパラメータについては詳しく説明しません。詳細については、『 Cisco 7600 Series Router Cisco IOS Command Reference 』を参照してください。


 

VLAN の設定モードのオプション

ここでは VLAN の設定方式について説明します。

「グローバル コンフィギュレーション モードでの VLAN の設定」

「VLAN データベース モードでの VLAN の設定」

グローバル コンフィギュレーション モードでの VLAN の設定


) Releases 12.1(11b)E 以降では、グローバル コンフィギュレーション モードでの VLAN 設定がサポートされます。


ルータが VTP サーバ モードまたは透過モードの場合は( VTP の設定を参照)、グローバルおよび config-vlan コンフィギュレーション モードで VLAN を設定できます。グローバルおよび config-vlan コンフィギュレーション モードで VLAN を設定すると、その設定は vlan.dat ファイルに保存されます。VLAN の設定を表示するには、 show vlan コマンドを入力します。

スイッチが VLAN 透過モードの場合に、 copy running-config startup-config コマンドを使用すると、VLAN の設定が startup-config ファイルに保存されます。実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションとして保存したあとに、 show running-config コマンドおよび show startup-config コマンドを実行すると、VLAN の設定が表示されます。


) • ルータの起動時に、startup-config ファイルおよび vlan.dat ファイル内の VTP ドメイン名および VTP モードが異なる場合は、ルータは vlan.dat ファイル内の設定を使用します。

拡張範囲 VLAN はグローバル コンフィギュレーション モードに限り設定できます。VLAN データベース モードで拡張範囲 VLAN を設定することはできません。


 

VLAN データベース モードでの VLAN の設定


) VLAN データベース モードで拡張範囲 VLAN を設定することはできません。拡張範囲 VLAN はグローバル コンフィギュレーション モードに限り設定できます。RPR+ 冗長構成は、VLAN データベース モードで入力された設定をサポートしません。RPR+ 冗長には、グローバル コンフィギュレーション モードを使用してください。


ルータが VTP サーバ モードまたは透過モードの場合は、VLAN データベース モードで VLAN を設定できます。VLAN データベース モードで VLAN を設定すると、その設定は vlan.dat ファイルに保存されます。VLAN の設定を表示するには、 show vlan コマンドを入力します。

ポート メンバーシップ モードを定義したり、VLAN のポートを追加および削除するには、インターフェイス コンフィギュレーション コマンド モードを使用します。これらのコマンドの結果は、running-config ファイルに書き込まれます。このファイルを表示するには、 show running-config コマンドを使用します。

イーサネット VLAN の作成または変更

ユーザが設定した VLAN には、予約 VLAN を除く 1 ~ 4094 の固有の ID が与えられます( 表9-1 を参照)。未使用の ID を指定して vlan コマンドを入力し、VLAN を作成します。VLAN を変更する場合には、既存の VLAN に vlan コマンドを入力します(レイヤ 3 ポートまたはソフトウェア機能で使用されている既存 VLAN を変更することはできません)。

VLAN の作成時に割り当てられるデフォルト パラメータの一覧は、VLAN のデフォルト設定を参照してください。 media キーワードを使用して VLAN タイプを指定しない場合、VLAN はイーサネット VLAN になります。

VLAN を作成または変更する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

または

Router# vlan database

VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# vlan vlan_ID {[- vlan_ID ]|[, vlan_ID ])

Router(config-vlan)#

または

Router(vlan)# vlan vlan_ID

単独のイーサネット VLAN、イーサネット VLAN 範囲、またはカンマで区切ったリスト形式(スペースは入力しないでください)で複数のイーサネット VLAN を作成または変更します。

Router(config)# no vlan vlan_ID

Router(config-vlan)#

または

Router(vlan)# no vlan vlan_ID

VLAN を削除します。

ステップ 3

Router(config-vlan)# end

または

Router(vlan)# exit

VLAN データベースをアップデートして、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

Router# show vlan [ id | name ] vlan

VLAN の設定を確認します。

イーサネット VLAN を作成または変更する場合は、構文について次の点に注意してください。

Releases 12.1(11b)E 以降では、グローバル コンフィギュレーション モードでの VLAN 設定がサポートされます。

Releases 12.1(13)E 以降では、拡張範囲 VLAN がサポートされます。

RPR+ 冗長は、VLAN データベース モードで入力された設定をサポートしません。RPR+ 冗長には、グローバル コンフィギュレーション モードを使用してください。

レイヤ 3 ポートおよび一部の機能には、1006 から上に割り当てられた内部 VLAN が必要なので、拡張範囲 VLAN は 4094 以上で設定します。

拡張範囲 VLAN はグローバル コンフィギュレーション モードに限り設定できます。VLAN データベース モードで拡張範囲 VLAN を設定することはできません。

レイヤ 3 ポートおよび一部のソフトウェア機能は、拡張範囲 VLAN を使用します。作成または変更対象の VLAN がレイヤ 3 ポートまたはソフトウェア機能によって使用中の場合、ルータからメッセージが表示され、VLAN 設定は変更されません。

VLAN を削除する際は、構文について次の点に注意してください。

異なるメディア タイプのデフォルト VLAN を削除することはできません。イーサネット VLAN 1、および FDDI VLAN またはトークンリング VLAN の 1002 ~ 1005 がこれに該当します。

VLAN を削除すると、その VLAN に割り当てられた、アクセス ポートとして設定されているすべての LAN ポートが非アクティブになります。これらのポートは、新しい VLAN に割り当てられるまで、元の VLAN に(非アクティブのまま)対応づけられています。

次に、グローバル コンフィギュレーション モードでイーサネット VLAN を作成し、その設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# vlan 3
Router(config-vlan)# end
Router# show vlan id 3
 
VLAN Name Status Ports
---- -------------------------------- --------- -------------------------------
3 VLAN0003 active
 
VLAN Type SAID MTU Parent RingNo BridgeNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2
---- ----- ---------- ----- ------ ------ -------- ---- -------- ------ ------
3 enet 100003 1500 - - - - - 0 0
 
Primary Secondary Type Interfaces
------- --------- ----------------- ------------------------------------------
 

次に、VLAN データベース モードでイーサネット VLAN を作成する例を示します。

Router# vlan database
Router(vlan)# vlan 3
VLAN 3 added:
Name: VLAN0003
Router(vlan)# exit
APPLY completed.
Exiting....
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show vlan name VLAN0003
VLAN Name Status Ports
---- -------------------------------- --------- ---------------------
3 VLAN0003 active
 
VLAN Type SAID MTU Parent RingNo BridgeNo Stp Trans1 Trans2
---- ----- ---------- ----- ------ ------ -------- ---- ------ ------
3 enet 100003 1500 - - - - 0 0
Router#

VLAN へのレイヤ 2 LAN インターフェイスの割り当て

管理ドメイン内で作成された VLAN は、1 つまたは複数の LAN ポートが割り当てられるまで、未使用の状態です。


) LAN ポートは必ず、適切なタイプの VLAN に割り当ててください。イーサネット ポートは、イーサネット タイプの VLAN に割り当てます。


VLAN に 1 つまたは複数の LAN ポートを割り当てるには、「レイヤ 2 スイッチング用の LAN インターフェイスの設定」に記載されている手順を行います。

内部 VLAN 割り当てのポリシーの設定

内部 VLAN 割り当てポリシーは、Release 12.1(13)E 以降のリリースでサポートされます。VLAN 割り当ての詳細については、「VLAN 範囲」を参照してください。


) 内部 VLAN 割り当てのポリシーが適用されるのは、リロード後です。


内部 VLAN 割り当てのポリシーを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# vlan internal allocation policy { ascending | descending }

内部 VLAN 割り当てのポリシーを設定します。

Router(config)# no vlan internal allocation policy

デフォルト(昇順)に戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# reload

新しい内部 VLAN 割り当てのポリシーを適用します。


注意 reload コマンドを直ちに入力する必要はありません。reload コマンドは、予定されたメンテナンス ウィンドウで入力してください。

内部 VLAN 割り当てのポリシーを設定する際、構文について次の点に注意してください。

ascending キーワードを入力して、1006 から上に内部 VLAN を割り当てます。

descending キーワードを入力して、4094 から下に内部 VLAN を割り当てます。

次に、内部 VLAN 割り当てのポリシーとして降順を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# vlan internal allocation policy descending

802.1Q VLAN から ISL VLAN へのマッピング

ユーザ側で設定可能な ISL VLAN の有効範囲は、1 ~ 1001 および 1006 ~ 4094 です。IEEE 802.1Q 規格で規定されている VLAN の有効範囲は 1 ~ 4094 です。802.1Q VLAN 番号を ISL VLAN 番号にマッピングできます。

1~1001 および 1006~4094 の範囲の 802.1Q VLAN は、対応する ISL VLAN に自動的にマッピングされます。シスコ製のネットワーク デバイスによって認識および転送されるように、予約 VLAN 番号に対応する 802.1Q VLAN 番号を ISL VLAN にマッピングしておく必要があります。

802.1Q VLAN を ISL VLANにマッピングする際、次の制約事項があります。

Cisco 7600 シリーズ ルータ上で、802.1Q から ISL VLAN へのマッピングを 8 つまで設定できます。

802.1Q VLAN は、イーサネット タイプの ISL VLAN にのみマッピングできます。

802.1Q トランクのネイティブ VLAN をマッピング テーブルに入れないでください。

802.1Q VLAN を ISL VLAN にマッピングすると、マッピング先の ISL VLAN に対応する 802.1Q VLAN 上のトラフィックはブロックされます。たとえば、802.1Q VLAN 1007 を ISL VLAN 200 にマッピングした場合、802.1Q VLAN 200 上のトラフィックがブロックされます。

VLAN マッピングは、各Cisco 7600 シリーズ ルータでローカルに適用されます。該当するすべてのネットワーク デバイスに、同じ VLAN マッピングを設定してください。

802.1Q VLAN を ISL VLAN にマッピングするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# vlan mapping dot1q dot1q_vlan isl isl_vlan

802.1Q VLAN を ISL イーサネット VLAN にマッピングします。 dot1q_vlan の有効範囲は 1001 ~ 4094 です。 isl_vlan の有効範囲も同じです。

Router(config)# no vlan mapping dot1q { all | dot1q_vlan }

マッピングを削除します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show vlan

VLAN マッピングを確認します。

次に、802.1Q VLAN 1003 を ISL VLAN 200 にマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# vlan mapping dot1q 1003 isl 200
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show vlan
(テキスト出力は省略)
802.1Q Trunk Remapped VLANs:
802.1Q VLAN ISL VLAN
----------- -----------
1003 200