Cisco 7600 シリーズ ルータ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 12.1E
PFC QoS の設定
PFC QoS の設定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 7MB) | フィードバック

目次

PFC QoS の設定

PFC QoS の機能概要

PFC QoS のサポート対象ハードウェア

QoS の用語

PFC QoS 機能のフローチャート

PFC QoS 機能の概要

入力 LAN ポートの機能

入力 OSM ポートの機能

PFC QoS の機能

出力 LAN ポートの機能

出力 OSM ポートの機能

MSFC の機能

入力 LAN ポートの機能

入力 LAN ポートの信頼状態

untrusted 入力 LAN ポートでのマーキング

trusted 入力 LAN ポートでのマーキング

入力 LAN ポートでのスケジューリングおよび輻輳回避

PFC でのマーキングおよびポリシング

内部 DSCP 値

ポリシー マップ

ポリサー

ポリシー マップの付加

出力 CoS 値および ToS 値

出力 LAN ポートの機能

送信キュー

スケジューリングおよび輻輳回避

マーキング

PFC QoS 統計データ エクスポート

PFC QoS のデフォルト設定

PFC QoS 設定時の注意事項および制約事項

注意事項:

制約事項

PFC QoS の設定

PFC QoS のグローバルなイネーブル化

queueing-only モードのイネーブル化

名前付き aggregate ポリサーの作成

PFC QoS ポリシーの設定

PFC QoS ポリシー設定作業の概要

MAC レイヤ名前付きアクセス リストの設定(任意)

クラスマップの設定(任意)

クラスマップの設定の確認

ポリシー マップの設定

ポリシー マップの設定の確認

インターフェイスへのポリシー マップの付加

microflow ポリシングのイネーブル化またはディセーブル化

ブリッジド トラフィックの microflow ポリシングのイネーブル化

インターフェイス上での PFC 機能のイネーブル化またはディセーブル化

レイヤ 2 LAN ポート上での VLAN ベース PFC QoS のイネーブル化

イーサネット LAN および OSM 入力ポートの信頼状態の設定

入力 LAN ポート CoS 値の設定

標準キューのドロップしきい値の割合の設定

受信キューのテールドロップの設定

送信キューの WRED ドロップの設定

送信キューの WRED ドロップおよびテールドロップの設定

1q4t/2q2t のテールドロップしきい値の割合の設定

ドロップしきい値への CoS 値のマッピング

標準受信キューしきい値への CoS 値のマッピング

標準送信キューしきい値への CoS 値のマッピング

完全優先キューへの CoS 値のマッピング

1q4t/2q2t LAN ポートのテールドロップしきい値への CoS 値のマッピング

LAN ポートの送信キュー間での帯域幅の割り当て

1p1q0t または 1p1q8t 入力 LAN ポートでの受信キュー サイズ比の設定

LAN ポートの送信キュー サイズ比の設定

DSCP 値マッピングの設定

受信 CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピング

受信 IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピング

内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピング

DSCP マークダウン値の設定

PFC QoS 統計データ エクスポートの設定

PFC QoS 統計データ エクスポートのグローバルなイネーブル化

ポートの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

クラスマップの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

PFC QoS 統計データ エクスポート間隔の設定

PFC QoS 統計データ エクスポートの宛先ホストおよび UDP ポートの設定

PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタの設定

PFC QoS の設定

この章では、Cisco 7600 シリーズ ルータの Policy Feature Card(PFC; ポリシー フィーチャ カード)の QoS(Quality of Service)機能を設定する方法について説明します。


) このマニュアルで使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、『Cisco 7600 Series Router Cisco IOS Command Reference』を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「PFC QoS の機能概要」

「PFC QoS のデフォルト設定」

「PFC QoS 設定時の注意事項および制約事項」

「PFC QoS の設定」


) • Release 12.1(13)E 以降のリリースおよび MSFC2 を使用する場合、PFC QoS を使用する代わりに、Network-Based Application Recognition(NBAR)をレイヤ 3 インターフェイスに設定することができます。

NBAR を設定されたインターフェイス上の入出トラフィックは、すべて MSFC2 のソフトウェアで処理されます。

PFC2 は、NBAR を設定したポート上の入力 ACL に対するハードウェア サポートを提供します。

PFC QoS がイネーブルの場合、NBAR が設定されているポートを経由するトラフィックは、入出力キューおよびドロップしきい値を通過します。PFC QoS がイネーブルの場合、MSFC2 は出力 CoS を出力 IP precedence と同じ値に設定します。

NBAR を設定したインターフェイス上では、入力キューを通過したトラフィックはすべて、MSFC2 のソフトウェアで処理されます。

NBAR の設定手順については、次のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122t/122t8/dtnbarad.htm


 

PFC QoS の機能概要

ネットワークは通常、 ベスト エフォート型 の配信方式で動作します。したがって、すべてのトラフィックに等しいプライオリティが与えられ、正しいタイミングで配信される可能性はどのトラフィックでも同等です。輻輳が発生した場合にドロップされる可能性についても、すべてのトラフィックで同等です。

QoS は、ネットワーク トラフィック(ユニキャストおよびマルチキャスト)を選択し、トラフィックの相対的な重要度に従ってプライオリティを与え、輻輳回避によってプライオリティ ベースの処理を実行します。QoS はさらに、ネットワーク トラフィックが使用する帯域幅を制限できます。QoS を実装すると、ネットワーク パフォーマンスが予測可能になり、帯域幅をより効率的に利用できます。


) Cisco 7600 シリーズ ルータでは、Weighted-Round Robin(WRR; 重み付けラウンドロビン)および Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付けランダム早期検出)などの QoS キューイング機能、およびキュー アーキテクチャは、Application Specific Integrated Circuits(ASIC; 特定用途向け集積回路)の固定構成によって実装されます。キューイング アーキテクチャの設定変更はできません。詳細については、「受信キュー」および「送信キュー」を参照してください。


ここでは、PFC QoS について説明します。

「PFC QoS のサポート対象ハードウェア」

「QoS の用語」

「PFC QoS 機能のフローチャート」

「PFC QoS 機能の概要」

「入力 LAN ポートの機能」

「PFC でのマーキングおよびポリシング」

「出力 LAN ポートの機能」

「PFC QoS 統計データ エクスポート」

PFC QoS のサポート対象ハードウェア

Release 12.1(11a)E 以降を使用する場合、PFC QoS は LAN ポートおよび Optical Services Module(OSM; オプティカル サービス モジュール)ポートの両方をサポートします。

LAN ポート は、4 ポート ギガビット イーサネット WAN(GBIC)モジュール(OSM-4GE-WAN)を除くイーサネット スイッチング モジュール上のイーサネット ポートです。OSM-4GE-WAN モジュールを除いて、OSM には、WAN ポートのほかに 4 つのイーサネット LAN ポートがあります。これより前のリリースでは、PFC QoS は LAN ポートだけをサポートします。

OSM ポート は、OSM 上の WAN ポートです。PFC は、OSM ポートからのトラフィックに入力 QoS を提供します。詳細については、以下を参照してください。

「入力 OSM ポートの機能」

「出力 OSM ポートの機能」

「PFC でのマーキングおよびポリシング」

「ポリシー マップの付加」

「イーサネット LAN および OSM 入力ポートの信頼状態の設定」

OSM の QoS 機能に関するその他の情報については、次の資料を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/cfgnotes/osm_inst/index.htm

PFC は、FlexWAN モジュール ポートについては QoS を提供していません。FlexWAN モジュールの QoS 機能については、次の資料を参照してください。

Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide 』 Release 12.1

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/qos_c/index.htm

Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference 』Release 12.1

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/qos_r/index.htm

クラスベース マーキング

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/cbpmark2.htm

トラフィック ポリシング

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/dtpoli.htm

分散型 Class-Based Weighted Fair Queueing(CBWFQ; クラスベース WFQ)および分散型 WRED

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/dtcbwred.htm

分散型 Low Latency Queueing(LLQ; 低遅延キューイング)

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/dtllqvip.htm

LLQ におけるバースト サイズの設定

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t3/dtcfgbst.htm

分散型トラフィック シェーピング

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121newft/121t/121t5/dtdts.htm

MPLS QoS:

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/cfgnotes/osm_inst/mpls.htm

QoS の用語

ここでは、QoS 用語を定義します。

パケット ― レイヤ 3 でトラフィックを伝送します。

フレーム ― レイヤ 2 でトラフィックを伝送します。レイヤ 2 フレームは、レイヤ 3 パケットを伝送します。

ラベル ― レイヤ 3 パケットおよびレイヤ 2 フレームで伝送されるプライオリティ値です。

レイヤ 2 Class of Service(CoS; サービス クラス)値。範囲は 0(優先順位が低い)~ 7(優先順位が高い)です。

レイヤ 2 Inter-Switch Link(ISL; スイッチ間リンク)フレーム ヘッダーには、1 バイトのユーザ フィールド(下位 3 ビットで IEEE 802.1p CoS 値を伝送)があります。

レイヤ2 802.1Q フレーム ヘッダーには、2 バイトのタグ制御情報フィールドがあり、その上位 3 ビット(ユーザ プライオリティ ビット)で CoS 値が伝送されます。

その他のフレーム タイプでは、レイヤ 2 CoS 値は伝送されません。


) レイヤ 2 ISL トランクとして設定された LAN ポートでは、すべてのトラフィックが ISL フレームに収められます。レイヤ 2 802.1Q トランクとして設定された LAN ポートでは、ネイティブ VLAN のトラフィックを除き、すべてのトラフィックが 802.1Q フレームに収められます。


レイヤ 3 IP precedence 値 ― IP バージョン 4 の仕様では、1 バイトの Type of Service(ToS; タイプ オブ サービス)フィールドの上位 3 ビットを IP precedence と規定しています。IP precedence 値の範囲は、0(優先順位が低い)~ 7(優先順位が高い)です。

レイヤ 3 Differentiated Services Code Point(DSCP; DiffServe コード ポイント)値 ― Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)は、1 バイトの IP ToS フィールドのうち上位 6 ビットを DSCP と定めています。特定の DSCP 値によって表されるホップ単位の動作を設定することができます。DSCP 値の範囲は 0 ~ 63 です(DSCP 値マッピングの設定を参照)。


) レイヤ 3 の IP パケットは、IP precedence 値または DSCP 値のどちらでも伝送できます。DSCP 値は IP precedence 値と下位互換性があるので、PFC QoS ではどちらの値でも使用できます(表32-1 を参照)。


 

表32-1 IP precedence 値および DSCP 値

3 ビット IP
precedence
ToS の MSb 1
上位 6 ビット
6 ビット
DSCP
 
3 ビット IP
precedence
ToS の MSb 1
上位 6 ビット
6 ビット
DSCP
8
7
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3
8
7
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47

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0
1
0
1

56
57
58
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60
61
62
63

1.MSb = Most Significant bit

分類 ― マーキングするトラフィックを選択することです。

マーキング ― RFC 2475 に従い、レイヤ 3 の DSCP 値をパケットに設定する処理です。このマニュアルでは、マーキングの定義を拡大して、レイヤ 2 CoS 値の設定までを含めています。

スケジューリング ― レイヤ 2 フレームをキューに割り当てることです。PFC QoS は、レイヤ 2 CoS 値に基づいて、フレームをキューに割り当てます。

輻輳回避 ― 高優先順位のレイヤ 2 CoS 値を持つレイヤ 2 フレームのために、入力 LAN ポートおよび出力 LAN ポートの容量を PFC QoS で確保しておく処理です。PFC QoS では、レイヤ 2 CoS 値ベースのドロップしきい値によって輻輳回避を実現します。ドロップしきい値は、キュー バッファ利用率であり、この割合に達すると、特定のレイヤ 2 CoS 値を持つフレームがドロップされ、より高優先順位のレイヤ 2 CoS 値を持つフレーム用にバッファが残されます。

ポリシング ― トラフィック フローに消費させる帯域幅を制限する処理です。ポリシングは、PFC または PFC2 および Distributed Forwarding Card(DFC)上で実行されます。ポリシングによって、トラフィックのマーキングまたはドロップが可能になります。

PFC QoS 機能のフローチャート

図32-1 に、PFC QoS 機能をサポートする各コンポーネントを通過するトラフィック フローを示します。

図32-1 PFC2 の PFC QoS 機能を使用したトラフィック フロー

 


) Release 12.1(11a)E 以降を使用する場合、PFC QoS は OSM からのトラフィックをサポートします。


図32-2 PFC の PFC QoS 機能を使用したトラフィック フロー

 


) • FlexWAN トラフィックについては、PFC はレイヤ 3 スイッチングを提供できますが、PFC QoS は提供しません。

PFC QoS は、FlexWAN 入トラフィックの ToS バイトを変更しません。

レイヤ 3 スイッチングされるトラフィックは MSFC を通過せず、PFC によって割り当てられるレイヤ 2 CoS 値を維持します。


 

図32-3図32-8 に、各ルータ コンポーネントに実装されている PFC QoS 機能を示します。

図32-3 入力 LAN ポートのレイヤ 2 PFC QoS 機能

 

図32-4 PFCによる分類、マーキング、およびポリシング

 

図32-5 PFC2 および MSFC2 によるマーキング

 

図32-6 PFC1 および MSFC1 または MSFC2 によるマーキング

 

図32-7 出力 WAN ポートでのマーキング

 

図32-8 出力 LAN ポートでのスケジューリング、輻輳回避、およびマーキング

 

PFC QoS 機能の概要

ここでは、PFC QoS 機能について概要を説明します。

「入力 LAN ポートの機能」

「入力 OSM ポートの機能」

「PFC QoS の機能」

「出力 LAN ポートの機能」

「出力 OSM ポートの機能」

「MSFC の機能」

入力 LAN ポートの機能

PFC QoS は、入力 LAN ポートでレイヤ 2 の CoS 値を使用して、分類、マーキング、スケジューリング、および輻輳回避をサポートします。入力 LAN ポートでの分類、マーキング、スケジューリング、および輻輳回避では、レイヤ 3 の IP precedence 値または DSCP 値は使用されず、設定も行われません。入力 LAN ポートの信頼状態を設定し、PFC がレイヤ 3 の IP precedence 値または DSCP 値およびレイヤ 2 の CoS 値を設定するときに使用させることができます。図32-3 および「入力 LAN ポートの機能」を参照してください。

入力 OSM ポートの機能

PFC QoS は、入力 OSM ポート経由で受信したすべてのトラフィックに、CoS 0 を対応づけます。入力 OSM ポートの信頼状態を設定し、PFC がレイヤ 3 の IP precedence 値または DSCP 値およびレイヤ 2 の CoS 値を設定するときに使用させることができます。各入力 OSM ポートの信頼状態を、次のように設定できます。

untrusted(デフォルト)

trust ip-precedence

trust dscp

trust cos(OSM ポート上ではデフォルトのポート CoS を設定できないので、CoS は常に 0 です。)

PFC QoS の機能

PFCで、PFC QoS はポリシー マップを使用して入力の分類、マーキング、およびポリシングをサポートします。入力ポートごとに、1 つのポリシー マップを付加できます。各ポリシー マップには、複数のポリシー マップ クラスを含めることができます。入力ポート経由で受信するトラフィック タイプごとに、個別のポリシー マップ クラスを設定できます。「PFC でのマーキングおよびポリシング」を参照してください。


) • マーキングおよびポリシングをグローバルにディセーブルにするには、mls qos queueing-only コマンドを使用します(queueing-only モードのイネーブル化を参照)。

マーキングおよびポリシングをインターフェイス単位でディセーブルにするには、 no mls qos インターフェイス コマンドを使用します(インターフェイス上での PFC 機能のイネーブル化またはディセーブル化を参照)。


 

出力 LAN ポートの機能

PFC QoS は、レイヤ 2 CoS 値を使用して、出力 LAN ポートのスケジューリングおよび輻輳回避をサポートします。出力 LAN ポートのマーキングによって、レイヤ 2 の CoS 値およびレイヤ 3 の DSCP 値が設定されます。「出力 LAN ポートの機能」を参照してください。

出力 OSM ポートの機能

入力 PFC QoS により、OSM 出力 QoS 機能で使用できるレイヤ 3 DSCP 値が設定されます。

MSFC の機能

PFC QoS は、MSFC に送信された IP トラフィックに、書き換えられたレイヤ 3 DSCP 値を使用してマーキングします。PFC2 を使用する場合、MSFC2 から出力ポートに送信されるすべてのトラフィックで、CoS は IP precedence と等しくなります。PFC1 を使用する場合、CoS は 0 です。


) レイヤ 3 スイッチングされるトラフィックは MSFC を通過せず、PFC によって割り当てられた CoS 値を維持します。


入力 LAN ポートの信頼状態

入力 LAN ポートの信頼状態によって、そのポートが受信したレイヤ 2 フレームをどのようにマーキング、スケジューリング、および分類するか、また、輻輳回避を実行するかどうかが決まります。各入力 LAN ポートの信頼状態を、次のように設定できます。

untrusted(デフォルト)

trust ip-precedence(ギガビット イーサネット以外の 1q4t LAN ポートではサポートされません)

trust dscp(ギガビット イーサネット以外の 1q4t LAN ポートではサポートされません)

trust cos(ギガビット イーサネット以外の 1q4t LAN ポートではサポートされません)

「イーサネット LAN および OSM 入力ポートの信頼状態の設定」を参照してください。PFC QoS は、trust cos を指定して設定された LAN ポート上に限り、入力 LAN ポートの輻輳回避を実行します。


) 入力 LAN ポート上でのマーキング、スケジューリング、および輻輳回避では、レイヤ 3 の IP precedence 値または DSCP 値は使用または設定されず、レイヤ 2 CoS 値が使用されます。


untrusted 入力 LAN ポートでのマーキング

PFC QoS は、untrusted(信頼できない)入力 LAN ポート経由で受信したすべてのフレームに、入力ポート CoS 値(デフォルトは 0)を使用してマーキングします。PFC QoS は、untrusted 入力 LAN ポートに対しては、入力ポートの輻輳回避を実装しません。


) • untrusted トラフィックに適用された入力ポート CoS 値を出力 DSCP の基準として使用するには、入トラフィックを照合する trust-CoS ポリシー マップを設定します。

入力ポート CoS 値は、入力 LAN ポート別に設定できます(入力 LAN ポート CoS 値の設定を参照)。


 

trusted 入力 LAN ポートでのマーキング

trusted(信頼できる)入力 LAN ポートから ISL フレームが Cisco 7600 シリーズ ルータに入ると、PFC QoS はユーザ フィールドの下位 3 ビットを CoS 値として受け付けます。trusted 入力 LAN ポートから 802.1Q フレームがルータに入ると、PFC QoS はユーザ プライオリティ ビットを CoS 値として受け付けます。タグなしフレームで受信したすべてのトラフィックには、PFC QoS は入力ポートの CoS 値をマーキングします。


) • PFC QoS はトラフィックの信頼状態を変更するポリシー マップがない限り、trusted タグ付きトラフィックで受信した CoS 値を出力 DSCP の基準として使用します。

PFC QoS はトラフィックの信頼状態を変更するポリシー マップがない限り、trusted タグなしトラフィックに適用される入力ポートの CoS 値を出力 DSCP の基準として使用します。

入力ポート CoS 値は、入力 LAN ポート別に設定できます(入力 LAN ポート CoS 値の設定を参照)。


 

入力 LAN ポートでのスケジューリングおよび輻輳回避

trust cos に設定された入力 LAN ポート上では、PFC QoS はレイヤ 2 Cos 値に基づいた受信キューのドロップしきい値を使用して、輻輳を回避します(イーサネット LAN および OSM 入力ポートの信頼状態の設定を参照)。

受信キュー

LAN ポートのキュー構造を表示するには、 show queueing interface { ethernet | fastethernet | gigabitethernet | tengigabitethernet } slot/port | include type コマンドを使用します。

1q2t は、1 つの設定可能なテールドロップしきい値および 1 つの設定不可能なテールドロップしきい値がある 1 つの標準キューを意味します。

1q4t は、4 つの設定可能なテールドロップしきい値がある 1 つの標準キューを意味します(ギガビット イーサネット ポートでのみ使用可能)。

1p1q4t は、1 つの完全優先キューと、4 つの設定可能なテールドロップしきい値がある 1 つの標準キューを意味します。

1p1q0t は、1 つの完全優先キューと、設定可能なしきい値がない(実質的に 100% のテールドロップしきい値を持つ)1 つの標準キューを意味します。

1p1q8t は、1 つの完全優先キューと、8 つのしきい値(それぞれ、WRED ドロップまたはテールドロップのいずれかとして設定可能な)および 1 つの設定不可能な(100% の)テールドロップしきい値がある 1 つの標準キューを意味します。

完全優先キューは、他のキューより優先的に処理されるキューです。PFC QoS は完全優先キュー内のトラフィックを処理してから、標準キューを処理します。PFC QoS が標準キューを処理する場合、パケットの受信後、完全優先キューにトラフィックがあるかどうかを調べます。PFC QoS は完全優先キュー内でトラフィックを検出すると、標準キューの処理を中断し、先に完全優先キュー内のすべてのトラフィックを処理してから、標準キューに戻ります。

スケジューリング

PFC QoS は、レイヤ 2 CoS 値に基づいて、受信キューを利用してトラフィックのスケジューリングを行います。 1p1q4t 1p1q0t 、および 1p1q8t のデフォルト設定では、PFC QoS は CoS 5 が指定されているトラフィックをすべて完全優先キューに割り当て、それ以外のすべてのトラフィックを標準キューに割り当てます。 1q4t のデフォルト設定では、PFC QoS はすべてのトラフィックを標準キューに割り当てます。

輻輳回避

入力 LAN ポートが trust cos に設定されている場合、PFC QoS はレイヤ 2 CoS 値に基づく受信キューのドロップしきい値を適用して、受信トラフィックの輻輳を回避します。

1q2t 入力 LAN ポートのドロップしきい値のデフォルト設定は、次のとおりです。

CoS 0、1、2、3、または 4 のフレームは、テールドロップしきい値 1 に送られ、標準受信キュー バッファが 80% 満たされると、スイッチは着信フレームをドロップします。

CoS 5、6、または 7 のフレームは、テールドロップしきい値 2 に送られ、標準受信キュー バッファが 100% 満たされると、スイッチは着信フレームをドロップします。

1q4t 入力 LAN ポートのドロップしきい値のデフォルト設定は、次のとおりです。

受信キュー テールドロップのしきい値が 1 の場合、受信キュー バッファが 50% 以上満たされると、ルータは CoS 0 または 1 の着信フレームをドロップします。

受信キュー テールドロップしきい値が 2 の場合、受信キュー バッファが 60% 以上満たされると、ルータは CoS 2 または 3 の着信フレームをドロップします。

受信キュー テールドロップしきい値が 3 の場合、受信キュー バッファが 80% 以上満たされると、ルータは CoS 4 または 5 の着信フレームをドロップします。

受信キュー テールドロップしきい値が 4 の場合、受信キュー バッファが 100% 満たされると、ルータは CoS 6 または CoS 7 の着信フレームをドロップします。

1p1q4t 入力 LAN ポートのドロップしきい値のデフォルト設定は、次のとおりです。

CoS 5 のフレームは、完全優先受信キュー(キュー 2)に送られます。完全優先受信キュー バッファが 100% 満たされた場合にのみ、ルータは着信フレームをドロップします。

CoS 0、1、2、3、4、6、または 7 のフレームは、標準受信キューに送られます。

標準受信キュー テールドロップしきい値が 1 の場合、受信キュー バッファが 50% 以上満たされると、ルータは CoS 0 または CoS 1 の着信フレームをドロップします。

標準受信キュー テールドロップしきい値が 2 の場合、受信キュー バッファが 60% 以上満たされると、ルータは CoS 2 または CoS 3 の着信フレームをドロップします。

標準受信キュー テールドロップしきい値が 3 の場合、受信キュー バッファが 80% 以上満たされると、ルータは CoS 4 の着信フレームをドロップします。

標準受信キュー テールドロップしきい値が 4 の場合、受信キュー バッファが 100% 満たされると、ルータは CoS 6 または CoS 7 の着信フレームをドロップします。

1p1q0t 入力 LAN ポートのドロップしきい値のデフォルト設定は、次のとおりです。

CoS 5 のフレームは、完全優先受信キュー(キュー 2)に送られます。完全優先受信キュー バッファが 100% 満たされた場合にのみ、ルータは着信フレームをドロップします。

CoS 0、1、2、3、4、6、または 7 のフレームは、標準受信キューに送られます。受信キュー バッファが 100% 満たされると、ルータは着信フレームをドロップします。

1p1q8t ポートのドロップしきい値のデフォルト設定は、次のとおりです。

CoS 5 のフレームは、完全優先受信キュー(キュー 2)に送られます。完全優先受信キュー バッファが 100% 満たされた場合にのみ、スイッチは着信フレームをドロップします。

CoS 0、1、2、3、4、6、または 7 のフレームは、WRED ドロップしきい値を使用する標準受信キューに送られます。

CoS 0 の着信フレームの標準受信キュー WRED ドロップしきい値が 1 の場合、受信キュー バッファが 40% 満たされると、スイッチはフレームのドロップを開始し、受信キュー バッファが 70% 以上満たされると、CoS 0 のすべてのフレームをドロップします。

CoS 1 の着信フレームの標準受信キュー WRED ドロップしきい値が 2 の場合、受信キュー バッファが 40% 満たされると、スイッチはフレームのドロップを開始し、受信キュー バッファが 70% 以上満たされると、CoS 1 のすべてのフレームをドロップします。

CoS 2 の着信フレームの標準受信キュー WRED ドロップしきい値が 3 の場合、受信キュー バッファが 50% 満たされると、スイッチはフレームのドロップを開始し、受信キュー バッファが 80% 以上満たされると、CoS 2 のすべてのフレームをドロップします。

CoS 3 の着信フレームの標準受信キュー WRED ドロップしきい値が 4 の場合、受信キュー バッファが 50% 満たされると、スイッチはフレームのドロップを開始し、受信キュー バッファが 80% 以上満たされると、CoS 3 のすべてのフレームをドロップします。

CoS 4 の着信フレームの標準受信キュー WRED ドロップしきい値が 5 の場合、受信キュー バッファが 60% 満たされると、スイッチはフレームのドロップを開始し、受信キュー バッファが 90% 以上満たされると、CoS 4 のすべてのフレームをドロップします。

CoS 6 の着信フレームの標準受信キュー WRED ドロップしきい値が 6 の場合、受信キュー バッファが 60% 満たされると、スイッチはフレームのドロップを開始し、受信キュー バッファが 90% 以上満たされると、CoS 6 のすべてのフレームをドロップします。

CoS 7 の着信フレームの標準受信キュー WRED ドロップしきい値が 7 の場合、受信キュー バッファが 70% 満たされると、スイッチはフレームのドロップを開始し、受信キュー バッファが 100% 以上満たされると、CoS 7 のすべてのフレームをドロップします。


) テールドロップしきい値および WRED ドロップしきい値を両方とも使用するように標準受信キューを設定するには、CoS値をキューにマッピングするか、またはキューおよびしきい値にマッピングします。キューにのみマッピングされている CoS 値を伝送するトラフィックには、テールドロップしきい値が使用されます。キューおよびしきい値にマッピングされている CoS 値を伝送するトラフィックには、WRED ドロップしきい値が使用されます。「標準キューのドロップしきい値の割合の設定」を参照してください。



) 上記の説明では、デフォルト値を使用しています。パラメータの多くはユーザ側で設定できます(PFC QoS の設定を参照)。同じタイプの LAN ポートは、すべて同じドロップしきい値の設定を使用します。


図32-9 に、 1q4t 入力 LAN ポートのドロップしきい値を示します。他の設定でも、ドロップしきい値は同様に機能します。

図32-9 受信キューのドロップしきい値

 

PFC でのマーキングおよびポリシング


) • Release 12.1(12c)E1 以降のリリースを使用する場合、ポリシングを使用しないで untrusted トラフィックをマーキングするには、set ip dscp または set ip precedence ポリシー マップ クラス コマンドを使用します(ポリシー マップ クラス アクションの設定を参照)。

それより前のリリースで、ポリシングを使用せずに untrusted トラフィックをマーキングするには、ポリシングせずにマーキングだけを行うポリサーを作成します。


 

ここでは、PFC 上でのマーキングおよびポリシングについて説明します。

「内部 DSCP 値」

「ポリシー マップ」

「ポリサー」

「ポリシー マップの付加」

「出力 CoS 値および ToS 値」


) PFC QoS のフィルタリングには、レイヤ 2、レイヤ 3、およびレイヤ 4 の値が使用される場合があります。マーキングでは、レイヤ 2 の CoS 値およびレイヤ 3 の IP precedence 値または DSCP 値が使用されます。


内部 DSCP 値

ここでは、内部 DSCP 値について説明します。

「内部 DSCP のソース」

「出力 DSCP および CoS のソース」

内部 DSCP のソース

PFC QoS は処理中、すべてのトラフィック(非 IP トラフィックを含む)のプライオリティを、内部 DSCP 値で表します。PFC QoS は、次のものに基づいて内部 DSCP 値を作成します。

trust cos トラフィックの場合、受信したレイヤ 2 CoS 値または入力ポートのレイヤ 2 CoS 値


) untrusted 入力 LAN ポートからのトラフィックには、入力ポート CoS 値があり、untrusted 入力イーサネット ポートからのトラフィックが trust cos ポリサーと一致する場合、PFC QoS は入力ポート CoS 値から内部 DSCP 値を作成します。


trust ip precedence トラフィックの場合、受信した IP precedence 値

trust dscp トラフィックの場合、受信した DSCP 値

untrusted トラフィックの場合、入力ポートの CoS 値または設定された DSCP 値

トラフィックの信頼状態は、一致する ACE で特に設定されていないかぎり、入力 LAN ポートの信頼状態と同じです。


trust cos ポリサーは、untrusted 入力 LAN ポートからのトラフィックで受信した CoS を復元できません。untrusted 入力 LAN ポートからのトラフィックには、常に入力ポート CoS 値があります。


PFC QoS は、設定可能なマッピング テーブルを使用して、それぞれ 3 ビット値である CoS または IP precedence から、6 ビットの内部 DSCP 値を作成します(受信 CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピングまたは受信 IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピングを参照)。

出力 DSCP および CoS のソース

出力 IP トラフィックの場合、PFC QoS は内部 DSCP 値から ToS バイトを作成し、出力ポートに送信し、それが IP パケットに書き込まれます。 trust dscp および untrusted IP トラフィックの場合、ToS バイトには、受信した ToS バイトの元の下位 2 ビットが含まれます。


) 内部 DSCP 値には IP precedence 値と同じ機能があります(表32-1を参照)。


すべての出トラフィックについて、PFC QoS は、設定可能なマッピング テーブルを使用して、トラフィックと対応づけられた内部 DSCP 値から CoS 値を作成します(内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピングを参照)。PFC QoS は出力 LAN ポートに CoS 値を送信し、それがスケジューリングに使用され、ISL フレームおよび 802.1Q フレームに書き込まれます。

ポリシー マップ


) • マーキングおよびポリシングをグローバルにディセーブルにするには、mls qos queueing-only コマンドを使用します(queueing-only モードのイネーブル化を参照)。

マーキングおよびポリシングをインターフェイス単位でディセーブルにするには、 no mls qos インターフェイス コマンドを使用します(インターフェイス上での PFC 機能のイネーブル化またはディセーブル化を参照)。


 

PFC は、ポリシー マップを使用してフィルタリング、マーキング、およびポリシングをサポートします(ポリシー マップの設定を参照)。各ポリシー マップには、複数のポリシー マップ クラスを含めることができます。受信トラフィックのタイプごとに、個別のポリシー マップ クラスを設定できます。

ポリシー マップ クラスは、次のものを使用してフィルタリングを指定します。

Cisco IOS Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)(IP の場合は任意、IPX および MAC レイヤ フィルタリングの場合は必須)

レイヤ 3 IP precedence 値および DSCP 値に関するクラスマップの match コマンド

ポリシー マップ クラスは、次のものを使用してアクションを指定します。

(任意)ポリシー マップ クラスの trust コマンド。これを指定した場合、PFC QoS は一致したトラフィックにこのポリシー マップ クラスの信頼状態を適用します。ポリシー マップ クラスの信頼状態は、入力 LAN ポートの信頼状態よりも優先されます。


) トラフィックが trust コマンドを含まないポリシー マップ クラスに一致した場合には、信頼状態は入力 LAN ポートに設定された状態のままになります。


(任意)aggregate ポリサーおよび microflow ポリサー。これらのポリサーでは、帯域幅限度を使用して、適合トラフィックと不適合トラフィックの両方について、マーキングまたはドロップのいずれかを行うことができます。「PFC でのマーキングおよびポリシング」を参照してください。

PFC は(入力 LAN ポート コンフィギュレーションまたは trust ポリシー マップ クラス コマンドによって設定される)信頼状態を使用して、送信される前に出力ポートがパケットおよびフレームに書き込むレイヤ 2 およびレイヤ 3 の PFC QoS ラベルを選択します。

trust ip-precedence ― 内部 DSCP 値を、受信した IP precedence に基づいてマッピングされた値に設定します(受信 IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピングを参照)。

trust dscp ― 内部 DSCP 値を、受信した DSCP 値に設定します。

trust cos ― 内部 DSCP 値を、受信した CoS またはポート CoS に基づいてマッピングされた値に設定します。trust cos の場合は、次の点に注意してください。

trust cos に設定されていないポートから受信されたトラフィックの場合、受信された CoS はポート Cos によって上書きされます。

trust cos に設定されたポートから受信されたトラフィックの場合のみ、受信された CoS が保持されます。

タグなしフレームとして受信されたすべてのトラフィックでは、ポートの信頼状態に関係なく、ポート CoS が適用されます。

マッピングの詳細については、「受信 CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピング」を参照してください。

untrusted ― 内部 DSCP 値を、設定済みの DSCP 値に設定します。


) デフォルト値を使用した場合、PFC QoS は untrusted として設定された入力 LAN ポートからのトラフィックに、DSCP 値ゼロを適用します。


ポリサー


conform-action transmit キーワードによるポリシングは、一致するトラフィックの入力 LAN ポート信頼状態(trust dscp、またはtrust ポリシー マップ クラス コマンドで定義された信頼状態)よりも優先されます(ポリシー マップ クラスの信頼状態の設定を参照)。


次の処理を行うポリサーを作成できます。

トラフィックのマーキング

帯域利用率の制限およびトラフィックのマーキング

詳細については、「名前付き aggregate ポリサーの作成」および「ポリシー マップ クラス アクションの設定」を参照してください。

ポリシング レートはレイヤ 3 パケット サイズに基づきます。帯域利用限度は、Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)で指定します。PFC2 を使用する場合、より高い Peak Information Rate(PIR; 最大情報レート)も指定できます。レートを超えるパケットは、「アウト オブ プロファイル」つまり「不適合」になります。

各ポリサーで、アウト オブ プロファイル パケットをドロップするのか、それとも新しい DSCP 値を適用するのかを指定します(新しい DSCP 値を適用することを「マークダウン」といいます)。アウト オブ プロファイル パケットは、元のプライオリティを維持しないので、インプロファイル パケットが消費した帯域幅の一部としてはカウントされません。

PFC2 では、PIR を設定する場合、PIR のアウト オブ プロファイル アクションは、CIR のアウト オブ プロファイル アクションよりも厳しいものになります。たとえば、CIR のアウト オブ プロファイル アクションがトラフィックをマークダウンするアクションである場合、PIR のアウト オブ プロファイル アクションはトラフィックを送信できません。

PFC QoS は、あらゆるポリサーで設定可能なグローバル テーブルを使用して、内部 DSCP 値をマークダウンされた DSCP 値にマッピングします(DSCP マークダウン値の設定を参照)。マークダウンが発生すると、PFC QoS はこのテーブルからマークダウンされた DSCP 値を取得します。ユーザが個々のポリサーでマークダウンされた DSCP 値を指定することはできません。


) デフォルトでは、マークダウン テーブルは、マークダウンがまったく起こらないように設定されています。つまり、マークダウンされた DSCP 値は、元の DSCP 値と同じです。マークダウンをイネーブルにするには、ネットワークに合わせてテーブルを適切に設定します。


2 種類のポリサーを作成できます。 aggregate および microflow です。

PFC QoS は、1 つの aggregate ポリサーで指定される帯域幅限度を、一致するトラフィックのすべてのフローに対して累積方式で適用します。最大 1023 個の aggregate ポリサーを作成できます。名前付きおよびポート単位の 2 種類の aggregate ポリサーを作成できます。どちらのタイプのポリサーも、複数のポートに付加できます。

ポリシー マップ クラスのインターフェイス別 aggregate ポリサーは、 police コマンドを使用して定義します。インターフェイス別 aggregate ポリサーを複数の入力ポートに付加すると、各入力ポート上の一致するトラフィックが個別にポリシングされます。

名前付き aggregate ポリサーは、 mls qos aggregate-policer コマンドを使用して作成します。名前付き aggregate ポリサーを複数の入力ポートに付加すると、そのポリサーが付加された全入力ポートからの一致するトラフィックがポリシングされます。


) aggregate ポリシングは、DFC を搭載した各スイッチング モジュール上、および PFC2(DFC を搭載していないスイッチング モジュールをサポート)上で独立して動作します。aggregate ポリシングでは、DFC を搭載した異なるスイッチング モジュールからのフロー統計情報は合算されません。aggregate ポリシングの統計情報は、DFC を搭載した各スイッチング モジュール、PFC2、および PFC2 がサポートする DFC を搭載していないスイッチング モジュールについて、表示できます。


PFC QoS は、microflow ポリサーで指定される帯域幅限度を、一致するトラフィックの各フローに対して、次のように個別に適用します。

microflow ポリサーは、最大 63 通りのレート/バースト パラメータの組み合わせを使用して作成できます。

ポリシー マップ クラスの microflow ポリサーは、 police flow コマンドを使用して作成します。

IPX microflow ポリシングの場合、PFC QoS は、送信元ネットワーク、宛先ネットワーク、および宛先ノードが同じである IPX トラフィックについては、送信元ノードまたは送信元ソケットが異なっていても、同じフローの一部であるとみなします。

MAC レイヤ microflow ポリシングの場合、PFC QoS はプロトコルおよび送信元と宛先の MAC レイヤ アドレスが同じである MAC レイヤ トラフィックについては、イーサタイプが異なっていても、同じフローの一部であるとみなします。

デフォルトでは、microflow ポリサーは MSFC がルーティングするトラフィックだけに影響します。それ以外のトラフィック(ブリッジ グループのトラフィックも含む)の microflow ポリシングをイネーブルにするには、 mls qos bridged コマンドを使用します(ブリッジド トラフィックの microflow ポリシングのイネーブル化を参照)。

各ポリシー マップ クラスに aggregate ポリサーおよび microflow ポリサーを含めると、単独の帯域利用率と、他のフローと合算された帯域利用率に基づいて、フローのポリシングを行うことができます。


) トラフィックに aggregate ポリシングと microflow ポリシングを実行する場合、aggregate ポリサーおよび microflow ポリサーを同じポリシー マップ クラスに組み込み、各ポリサーで同じ conform-action キーワード オプションを使用する必要があります(dropset-dscp-transmitset-prec-transmit、または transmit)。


たとえば、グループの個々のメンバーに適した帯域幅限度を設定して microflow ポリサーを作成し、さらにグループ全体として適切な帯域幅限度を設定して名前付き aggregate ポリサーを作成することができます。グループのトラフィックと一致するポリシー マップ クラスに、この両方のポリサーを含めます。この組み合わせは、個々のフローには別々に作用し、グループには集約的に作用します。

ポリシー マップ クラスに aggregate ポリサーおよび microflow ポリサーが含まれている場合、PFC QoS はどちらかのポリサーに基づいてアウト オブ プロファイル ステータスに対応し、そのポリサーの指定に従って、新しい DSCP 値を適用するか、またはパケットをドロップします。両方のポリサーからアウト オブ プロファイル ステータスが戻された場合には、どちらかのポリサーでパケットのドロップが指定されていれば、パケットはドロップされます。そうでない場合は、マークダウンされた DSCP 値が適用されます。


) 矛盾した結果が生じないように、同一の aggregate ポリサーでポリシングするすべてのトラフィックで、信頼状態が同じであることを確認してください。


ポリシー マップの付加

各入力 LAN ポートに、物理ポート ベースの PFC QoS(デフォルト)または VLAN ベースの PFC QoS(レイヤ 2 LAN ポート上での VLAN ベース PFC QoS のイネーブル化を参照)のいずれかを設定し、選択したポートにポリシー マップを付加することができます(インターフェイスへのポリシー マップの付加を参照)。

ポート ベースの PFC QoS を設定するポートの場合、次のように入力 LAN ポートにポリシー マップを付加します。

非トランク入力 LAN ポートにポート ベースの PFC QoSを設定する場合、そのポートを通じて受信するすべてのトラフィックに対して、ポートに付加されたポリシー マップによる分類、マーキング、およびポリシングが行われます。

トランク入力 LAN ポートにポート ベースの PFC QoS を設定する場合、そのポートを通じて受信する すべての VLAN のトラフィックに対して、ポートに付加されたポリシー マップによる分類、マーキング、およびポリシングが行われます。

非トランク入力 LAN ポートに VLAN ベース PFC QoS を設定する場合、そのポートを通じて受信するトラフィックに対して、 ポート の VLAN に付加されたポリシー マップによる分類、マーキング、およびポリシングが行われます。

トランク入力 LAN ポートに VLAN ベース PFC QoS を設定する場合、そのポートを通じて受信するトラフィックに対して、 トラフィック の VLAN に付加されたポリシー マップによる分類、マーキング、およびポリシングが行われます。

OSM ポートにポリシー マップを付加することができます。

出力 CoS 値および ToS 値

PFC QoS は、信頼状態およびポリシー マップのポリサーの指定に従って、トラフィックに CoS 値および ToS 値を対応づけます(内部 DSCP 値を参照)。対応づけられた CoS および ToS は、出力ポートで使用されます(出力 LAN ポートの機能を参照)。

出力 LAN ポートの機能

ここでは、PFC QoS が送信キューを使用して CoS 値に基づくトラフィックのスケジューリングを行い、CoS 値に基づく送信キュー ドロップしきい値を使用して、出力 LAN ポートから送信されたトラフィックの輻輳を回避する方法について説明します。

「送信キュー」

「スケジューリングおよび輻輳回避」

「マーキング」


) 出力 LAN ポートのスケジューリングおよび輻輳回避では、レイヤ 2 の CoS 値が使用されます。出力 LAN ポートのマーキングでは、レイヤ 2 の CoS 値をトランク トラフィックに書き込み、さらにすべての IP トラフィックにレイヤ 3 の ToS バイトを書き込みます。


送信キュー

出力 LAN ポートのキュー構造を表示するには、 show queueing interface { ethernet | fastethernet | gigabitethernet | tengigabitethernet } slot/port | include type コマンドを使用します。

このコマンドを実行すると、次のいずれかが表示されます。

2q2t は、それぞれ 2 つの設定可能なテールドロップしきい値がある 2 つの標準キューを意味します。

1p2q2t は、1 つの完全優先キューと、それぞれ 2 つの設定可能な WRED ドロップしきい値がある 2 つの標準キューを意味します。

1p3q1t は、1 つの完全優先キューと、3 つの標準キュー(それぞれ、1 つのWRED ドロップまたはテールドロップのいずれかとして設定可能なしきい値および 1 つの設定不可能なテールドロップしきい値がある)を意味します。

1p2q1t は、1 つの完全優先キューと、2 つの標準キュー(それぞれ、1 つの設定可能な WRED ドロップしきい値および 1 つの設定不可能なテールドロップしきい値がある)を意味します。

すべてのポート タイプには、低優先順位および高優先順位の標準送信キューが 1 つずつあります。 1p3q1t ポートには、中優先順位の標準送信キューが 1 つあります。 1p2q2t 1p3q1t 、および 1p2q1t ポートには、標準キューに加えて完全優先送信キューがあります。

2q2t ポートでは、PFC QoS のデフォルト設定によって、送信キューの総容量のうち、80% 以上が低優先順位の標準キューに、20% 以上が高優先順位の標準キューに割り当てられます。

1p2q2t 1p3q1t 、および 1p2q1t ポートでは、スイッチは完全優先キュー内のトラフィックを処理してから、標準キューを処理します。スイッチが標準キューを処理する場合、パケットの送信後、完全優先キューにトラフィックがあるかどうかを調べます。スイッチは完全優先キュー内でトラフィックを検出すると、標準キューの処理を中断し、先に完全優先キュー内のすべてのトラフィックを処理してから、標準キューに戻ります。

1p2q2t ポートでは、PFC QoS のデフォルト設定によって、送信キューの総容量のうち、70% 以上が低優先順位の標準キューに、15% 以上が高優先順位の標準キューに、15% 以上が完全優先キューに割り当てられます。

1p3q1t ポートの送信キュー サイズは設定不可能で、すべてのキューに均等に割り当てられます。

1p2q1t ポートでは、PFC QoS のデフォルト設定によって、送信キューの総容量のうち、50% 以上が低優先順位の標準キューに、30% 以上が高優先順位の標準キューに、20% 以上が完全優先キューに割り当てられます。


) 送信キューの容量は、設定された値に制限されますが(1p1q0t または 1p1q8t 入力 LAN ポートでの受信キュー サイズ比の設定を参照)、すべてのキューは使用可能な帯域幅をすべて使用できます(帯域幅を使用できるのは、他のキューにトラフィックがない場合に限られます)。


スケジューリングおよび輻輳回避

ここでは、スケジューリングおよび輻輳回避について説明します。

「2q2t ポート」

「1p2q2t ポート」

「1p3q1t ポート」

「1p2q1t ポート」


) ここでの説明は、デフォルト値を使用します。パラメータの多くはユーザ側で設定できます(詳細についてはPFC QoS の設定を参照)。同じタイプのポートは、すべて同じドロップしきい値の設定を使用します。


2q2t ポート

2q2t ポートの場合、各送信キューには、次のように動作するテールドロップしきい値が 2 つずつあります。

CoS 0、1、2、または 3 のフレームは低優先順位の送信キュー(キュー 1)に送られます。

送信キュー 1、テールドロップしきい値 1 を使用する場合、低優先順位の送信キュー バッファが 80% 満たされたときに、スイッチは CoS 0 または CoS 1 のフレームをドロップします。

送信キュー 1、テールドロップしきい値 2 を使用する場合、低優先順位の送信キュー バッファが 100% 満たされたときに、スイッチは CoS 2 または CoS 3 のフレームをドロップします。

CoS 4、5、6、または 7 のフレームは高優先順位の送信キュー(キュー 2)に送られます。

送信キュー 2、テールドロップしきい値 1 を使用する場合、高優先順位の送信キュー バッファが 80% 満たされたときに、スイッチは CoS 4 または CoS 5 のフレームをドロップします。

送信キュー 2、テールドロップしきい値 2 を使用する場合、高優先順位の送信キュー バッファが 100% 満たされたときに、スイッチは CoS 6 または CoS 7 のフレームをドロップします。

1p2q2t ポート

1p2q2t ポートには 1 つの完全優先送信キューと、2 つの標準送信キューがあります。2 つの標準送信キューには、それぞれ WRED ドロップしきい値が 2 つあります。

CoS 5 のフレームは、完全優先送信キュー(キュー 3)に送られます。この場合、バッファが 100% 満たされたときにだけ、スイッチはフレームをドロップします。

CoS 0、1、2、または 3 のフレームは、低優先順位の標準送信キュー(キュー 1)に送られます。

標準送信キュー 1、WRED ドロップしきい値 1 を使用する場合、低優先順位の送信キュー バッファが 80% 満たされたときに、スイッチは CoS 0 または CoS 1 のフレームをドロップします。

標準送信キュー 1、WRED ドロップしきい値 2 を使用する場合、低優先順位の送信キュー バッファが 100% 満たされたときに、スイッチは CoS 2 または CoS 3 のフレームをドロップします。

CoS 4、6、または 7 のフレームは、高優先順位の標準送信キュー(キュー 2)に送られます。

標準送信キュー 2、WRED ドロップしきい値 1 を使用する場合、高優先順位の送信キュー バッファが 80% 満たされたときに、スイッチは CoS 4 のフレームをドロップします。

標準送信キュー 2、WRED ドロップしきい値 2 を使用する場合、高優先順位の送信キュー バッファが 100% 満たされたときに、スイッチは CoS 6 または CoS 7 のフレームをドロップします。

1p3q1t ポート

1p3q1t ポートには 1 つの完全優先キューと、3 つの標準送信キューがあります。標準送信キューには、それぞれ WRED ドロップしきい値が 1 つ、設定不可能なテールドロップしきい値が 1 つあります。

CoS 5 のフレームは、完全優先送信キュー(キュー 4)に送られます。この場合、バッファが 100% 満たされたときにだけ、スイッチはフレームをドロップします。

CoS 0 および CoS 1 のフレームは、低優先順位の標準送信キュー(キュー 1)に送られます。

CoS 2、3、または 4 のフレームは、中優先順位の標準送信キュー(キュー 2)に送られます。

CoS 6 または CoS 7 のフレームは、高優先順位の標準送信キュー(キュー 3)に送られます。


) 設定不可能な 100% テールドロップしきい値と設定可能な WRED ドロップしきい値を両方とも使用するように、各標準送信キューを設定できます(標準キューのドロップしきい値の割合の設定を参照)。


1p2q1t ポート

1p2q1t ポートには 1 つの完全優先キューと、2 つの標準送信キューがあります。標準送信キューには、それぞれ WRED ドロップしきい値が 1 つ、設定不可能なテールドロップしきい値が 1 つあります。

CoS 5 のフレームは、完全優先送信キュー(キュー 3)に送られます。この場合、バッファが 100% 満たされたときにだけ、スイッチはフレームをドロップします。

標準送信キューには WRED ドロップしきい値があります。

CoS 0、1、2、または 3 のフレームは、低優先順位の送信キュー(キュー 1)に送られます。低優先順位の送信キュー バッファが 70% 満たされると、スイッチはフレームのドロップを開始して、バッファが 100% 満たされると、CoS 0、1、2、または 3 のすべてのフレームがドロップされます。

CoS 4、6、または 7 のフレームは、高優先順位の送信キュー(キュー 2)に送られます。高優先順位の送信キュー バッファが 70% 満たされると、スイッチはフレームのドロップを開始して、バッファが 100% 満たされると、CoS 4、6、または 7 のすべてのフレームがドロップされます。


) テールドロップしきい値および WRED ドロップしきい値を両方とも使用するように、各標準送信キューを設定できます。「標準キューのドロップしきい値の割合の設定」を参照してください。


マーキング

トラフィックがルータから送信されると、PFC QoS は ToS バイトを IP パケットに書き込みます。LAN ポートでは、PFC QoS はスケジューリングおよび輻輳回避に使用された CoS 値を ISL および 802.1Q フレームに書き込みます(出力 CoS 値および ToS 値を参照)。

PFC QoS 統計データ エクスポート


) Release 12.1(11b)E 以降で、PFC QoS 統計データ エクスポートがサポートされます。


PFC QoS 統計データ エクスポート機能を使用すると、LAN ポート別および aggregate ポリサー別に利用率に関する情報を作成し、この情報を UDP パケットに格納して、トラフィックのモニタリング、計画、課金用アプリケーションに転送できます。PFC QoS 統計データ エクスポートは、LAN ポート別および aggregate ポリサー別にイネーブルにできます。ポート別に生成された統計データは、入力パケット数と出力パケット数、およびバイト数で構成されます。aggregate ポリサー別に生成された統計データは、許可されたパケット数、およびポリシングされた速度を超えるパケット数で構成されます。

PFC QoS 統計データは一定間隔で定期的に収集されますが、データのエクスポート間隔を設定できます。Cisco 7600 シリーズ ルータに設定されているすべてのポートおよび aggregate ポリサーの場合デフォルト設定では、PFC QoS 統計データ収集はイネーブルに、データ エクスポート機能はディセーブルになっています。


) PFC QoS 統計データ エクスポート機能は、NetFlow Data Export(NDE; NetFlow データ エクスポート)から完全に独立していて、相互作用はありません。


PFC QoS のデフォルト設定

表32-2 に、PFC QoS のデフォルト設定を示します。

 

表32-2 PFC QoS のデフォルト設定

機能
デフォルト値

PFC QoS のグローバル イネーブル ステート

ディセーブル


) PFC QoS がイネーブルで、他のすべての PFC QoS パラメータがデフォルト値の場合、PFC QoS はルータから送信されたすべてのトラフィックで、レイヤ 3 DSCP を 0 に、レイヤ 2 CoS を 0 に設定します。


PFC QoS のポート イネーブル ステート

PFC QoS がグローバルにイネーブルの場合、イネーブル

ポートの CoS 値

0

microflow ポリシング

イネーブル

VLAN 内 microflow ポリシング

ディセーブル

ポートベースまたは VLAN ベースの PFC QoS

ポートベース

CoS から DSCP へのマッピング
(CoS 値からの DSCP の設定)

CoS 0 = DSCP 0
CoS 1 = DSCP 8
CoS 2 = DSCP 16
CoS 3 = DSCP 24
CoS 4 = DSCP 32
CoS 5 = DSCP 40
CoS 6 = DSCP 48
CoS 7 = DSCP 56

IP precedence から DSCP へのマッピング
(IP precedence 値からの DSCP の設定)

IP precedence 0 = DSCP 0
IP precedence 1 = DSCP 8
IP precedence 2 = DSCP 16
IP precedence 3 = DSCP 24
IP precedence 4 = DSCP 32
IP precedence 5 = DSCP 40
IP precedence 6 = DSCP 48
IP precedence 7 = DSCP 56

DSCP から CoS へのマッピング
(DSCP 値からの CoS の設定)

DSCP 0 ~ 7 = CoS 0
DSCP 8 ~ 15 = CoS 1
DSCP 16 ~ 23 = CoS 2
DSCP 24 ~ 31 = CoS 3
DSCP 32 ~ 39 = CoS 4
DSCP 40 ~ 47 = CoS 5
DSCP 48 ~ 55 = CoS 6
DSCP 56 ~ 63 = CoS 7

DSCP からマークダウンされた DSCP へのマッピング

マークダウンされた DSCP 値は元の DSCP 値と等しい(マークダウンなし)

ポリサー

なし

ポリシー マップ

なし

PFC QoS がイネーブルの場合

入力 LAN ポートの信頼状態

untrusted(信頼できない)

2q2t 送信キューの容量割合

低優先順位: 80%

高優先順位: 20%

1p2q2t 送信キューの容量割合

低優先順位: 70%

高優先順位: 15%

完全優先 15%

1p2q1t 送信キューの容量割合

低優先順位: 70%

高優先順位: 15%

完全優先 15%

1p2q1t 標準送信キューの低/高優先順位の帯域幅の割り当て比率

100:255

2q2t 1p2q2t 、および 1p2q1t 標準送信キューの低/高優先順位の帯域幅の割り当て比率

5:255

1p3q1t 標準送信キューの低/中/高優先順位の帯域幅の割り当て比率

100:150:255

1q4t / 2q2t 受信および送信キューの CoS 値およびドロップしきい値のマッピング

受信キュー 1/ドロップしきい値 1(50%)および
送信キュー 1/ドロップしきい値 1(80%) ― CoS 0 および 1

受信キュー 1/ドロップしきい値 2(60%)および
送信キュー 1/ドロップしきい値 2(100%) ― CoS 2 および 3

受信キュー 1/ドロップしきい値 3(80%)および
送信キュー 2/ドロップしきい値 1(80%) ― CoS 4 および 5

受信キュー 1/ドロップしきい値 4(100%)および
送信キュー 2/ドロップしきい値 2(100%) ― CoS 6 および 7

1q2t ポート受信キューの CoS 値/ドロップしきい値のマッピング、およびしきい値の割合

受信キュー 1:

しきい値 1:

CoS 0、1、2、3 、および 4

テールドロップしきい値: 80%

しきい値 2:

CoS 5、6、および 7

テールドロップしきい値:100%(設定不可能)

1p1q4t ポート受信キューの CoS 値/ドロップしきい値のマッピング、およびしきい値の割合

標準受信キュー:

しきい値 1:

CoS 0 および 1

テールドロップ: 50%

しきい値 2:

CoS 2 および 3

テールドロップ: 60%

しきい値 3:

CoS 4

テールドロップ: 80%

しきい値 4:

CoS 6 および 7

テールドロップ: 100%

完全優先受信キュー

CoS 5

テールドロップ:100%(設定不可能)

1p1q0t ポート受信キューの CoS 値/ドロップしきい値のマッピング、およびしきい値の割合

標準受信キュー 1:

CoS 0、1、2、3、4、6、および 7

テールドロップ:100%(設定不可能)

完全優先受信キュー:

CoS 5

テールドロップ:100%(設定不可能)

1p1q8t ポート受信キューの CoS 値/ドロップしきい値のマッピング

標準受信キュー:

しきい値 1:

CoS 0

テールドロップ: 70%

WRED ドロップ:40% 下限、70% 上限

しきい値 2:

CoS 1

テールドロップ: 70%

WRED ドロップ:40% 下限、70% 上限

しきい値 3:

CoS 2

テールドロップ: 80%

WRED ドロップ:50% 下限、80% 上限

しきい値 4:

CoS 3

テールドロップ: 80%

WRED ドロップ:50% 下限、80% 上限

しきい値 5:

CoS 4

テールドロップ: 90%

WRED ドロップ:60% 下限、90% 上限

しきい値 6:

CoS 6

テールドロップ: 90%

WRED ドロップ:60% 下限、90% 上限

しきい値 6:

CoS 7

テールドロップ: 100%

WRED ドロップ(イネーブル):70% 下限、100% 上限

完全優先受信キュー:

CoS 5

テールドロップ:100%(設定不可能)

1p2q2t ポート送信キューの CoS 値/ドロップしきい値のマッピング、およびしきい値の割合

標準送信キュー 1(低優先順位):

しきい値 1:

CoS 0 および 1

WRED ドロップ:40% 下限、70% 上限

しきい値 2:

CoS 2 および 3

WRED ドロップ:70% 下限、100% 上限

標準送信キュー 2(高優先順位):

しきい値 1:

CoS 4

WRED ドロップ:40% 下限、70% 上限

しきい値 2:

CoS 6 および 7

WRED ドロップ:70% 下限、100% 上限

完全優先受信キュー:

CoS 5

テールドロップ:100%(設定不可能)

1p7q8t 送信キューの CoS 値/ドロップしきい値のマッピング

1p3q1t 送信キューの CoS 値/ドロップしきい値のマッピング

標準送信キュー 1(低優先順位):

しきい値 1:

CoS 0 および CoS 1

テールドロップ(ディセーブル): 100%

WRED ドロップ(イネーブル):70% 下限、100% 上限

標準送信キュー2(中優先順位)のテールドロップしきい値:

しきい値 1:

CoS 2、3、および 4

テールドロップ(ディセーブル): 100%

WRED ドロップ(イネーブル):70% 下限、100% 上限

標準送信キュー 3(高優先順位)のテールドロップしきい値:

しきい値 1:

CoS 6 および CoS 7

テールドロップ(ディセーブル): 100%

WRED ドロップ(イネーブル):70% 下限、100% 上限

完全優先受信キュー:

CoS 5

テールドロップ:100%(設定不可能)

1p2q1t ポート送信キューの CoS 値/ドロップしきい値のマッピング

標準送信キュー 1(低優先順位):

しきい値 1:

CoS 0、1、2、および 3

WRED ドロップ:70% 下限、100% 上限

標準送信キュー 2(高優先順位)の WRED ドロップしきい値:

しきい値 1:

CoS 4、6、および 7

WRED ドロップ:70% 下限、100% 上限

完全優先受信キュー:

CoS 5

テールドロップ:100%(設定不可能)

PFC QoS がディセーブルの場合

入力 LAN ポートの信頼状態

trust dscp

受信キュー ドロップしきい値の割合

すべてのしきい値を 100% に設定

送信キュー ドロップしきい値の割合

すべてのしきい値を 100% に設定

送信キュー帯域割り当て比率

255:1

送信キュー容量の比率

低優先順位:100%(他のキューが使用されない場合)

CoS 値/ドロップしきい値のマッピング

すべての CoS 値を低優先順位キューにマッピング

PFC QoS 設定時の注意事項および制約事項

PFC QoS を設定する際には、次の注意事項および制約事項に注意してください。

注意事項:

MSFC2 を使用する場合、Release 12.1(13)E 以降のリリースでは match protocol クラス マップ コマンドがサポートされます。このコマンドは NBAR を設定し、(入出力両方の)レイヤ 3 インターフェイス上のトラフィックをすべて送信して、MSFC2 のソフトウェアで処理させます。NBAR の設定手順については、次のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122t/122t8/dtnbarad.htm

それより前のリリースでは PFC QoS およびハードウェアでのレイヤ 3 スイッチングが提供されています。そのため、MSFC 上でソフトウェアにより処理されるトラフィックを除いて、 match protocol クラス マップ コマンドはサポートされていません。

Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、PFC QoS は set ip dscp および set ip precedence ポリシー マップ クラス コマンドをサポートします(ポリシー マップ クラス アクションの設定を参照)。Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、PFC QoS は、 set mpls experimental または set qos-group ポリシー マップ クラス コマンドをサポートしません。それより前のリリースでは、PFC QoS は set ポリシー マップ クラス コマンドをいずれもサポートしません。

Release 12.1(11b)E1 以降のリリースでは、OSM QoS は set mpls experimental ポリシー マップ クラス コマンドをサポートします。OSM QoS についての詳細は、次の資料を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/cfgnotes/osm_inst/index.htm

PFC QoS では、CIR および PIR レート値に、次のハードウェア粒度が使用されます。

 

CIR および PIR レート値の範囲
粒度

32768 ~ 2097152 (2 Mbps)

32768 (32 Kb)

2097153 ~ 4194304 (4 Mbps)

65536 (64 Kb)

4194305 ~ 8388608 (8 Mbps)

131072 (128 Kb)

8388609 ~ 16777216 (16 Mbps)

262144 (256 Kb)

16777217 ~ 33554432 (32 Mbps)

524288 (512 Kb)

33554433 ~ 67108864 (64 Mbps)

1048576 (1 Mb)

67108865 ~ 134217728 (128 Mbps)

2097152 (2 Mb)

34217729 ~ 268435456 (256 Mbps)

4194304 (4 Mb)

268435457 ~ 536870912 (512 Mbps)

8388608 (8 Mb)

536870913 ~ 1073741824 (1 Gps)

16777216 (16 Mb)

1073741825 ~ 2147483648 (2 Gps)

33554432 (32 Mb)

2147483649 ~ 4294967296 (4 Gps)

67108864 (64 Mb)

各範囲で、PFC QoS は粒度値の倍数に相当するレート値を使用して、PFC ハードウェアをプログラムします。

PFC QoS では、CIR および PIR トークン バケット(バースト)サイズの各範囲に、次のハードウェア粒度が使用されます。

 

CIR および PIR トークン バケット サイズの範囲
粒度

1 ~ 32768 (32 KB)

1024 (1 KB)

32769 ~ 65536 (64 KB)

2048 (2 KB)

65537 ~ 131072 (128 KB)

4096 (4 KB)

131073 ~ 262144 (256 KB)

8196 (8 KB)

262145 ~ 524288 (512 KB)

16392 (16 KB)

524289 ~ 1048576 (1 MB)

32768 (32 KB)

1048577 ~ 2097152 (2 MB)

65536 (64 KB)

2097153 ~ 4194304 (4 MB)

131072 (128 KB)

4194305 ~ 8388608 (8 MB)

262144 (256 KB)

8388609 ~ 16777216 (16 MB)

524288 (512 KB)

16777217 ~ 33554432 (32 MB)

1048576 (1 MB)

各範囲で、PFC QoS は粒度値の倍数に相当するトークン バケット サイズを使用して、PFC ハードウェアをプログラムします。

次のコマンドに関して、PFC QoS は同じ ASIC または ASIC のグループによって制御されるすべての LAN ポートに同じ設定を適用します(リリース ノートの各モジュールのポート グループ情報を参照)。

rcv-queue queue-limit

wrr-queue queue-limit

wrr-queue bandwidth(ギガビット イーサネット LAN ポートを除く)

priority-queue cos-map

rcv-queue cos-map

wrr-queue cos-map

wrr-queue threshold

rcv-queue threshold

wrr-queue random-detect

wrr-queue random-detect min-threshold

wrr-queue random-detect max-threshold

制約事項

PFC QoS では、アクセス リスト、dscp 値、または IP precedence 値に基づくフィルタリングに限定されます。

PFC QoS は、次のコマンドおよび設定をサポートしません。

match cos match any match classmap match destination-address match input-interface match mpls match qos-group 、または match source-address クラス マップ コマンド

複数の match コマンドを含むクラス マップ

output サービスポリシー キーワード

class class_name destination-address class class_name input-interface class class_name protocol class class_name qos-group 、または class class_name source-address ポリシー マップ コマンド

bandwidth priority queue-limit 、または random-detect ポリシー マップ クラス コマンド

PFC QoS の設定

ここでは、Cisco 7600 シリーズ ルータ上で PFC QoS を設定する手順について説明します。

「PFC QoS のグローバルなイネーブル化」

「queueing-only モードのイネーブル化」

「名前付き aggregate ポリサーの作成」

「PFC QoS ポリシーの設定」

「microflow ポリシングのイネーブル化またはディセーブル化」

「ブリッジド トラフィックの microflow ポリシングのイネーブル化」

「インターフェイス上での PFC 機能のイネーブル化またはディセーブル化」

「レイヤ 2 LAN ポート上での VLAN ベース PFC QoS のイネーブル化」

「イーサネット LAN および OSM 入力ポートの信頼状態の設定」

「入力 LAN ポート CoS 値の設定」

「標準キューのドロップしきい値の割合の設定」

「ドロップしきい値への CoS 値のマッピング」

「LAN ポートの送信キュー間での帯域幅の割り当て」

「1p1q0t または 1p1q8t 入力 LAN ポートでの受信キュー サイズ比の設定」

「LAN ポートの送信キュー サイズ比の設定」

「DSCP 値マッピングの設定」

「PFC QoS 統計データ エクスポートの設定」


) • PFC QoS はユニキャスト トラフィックおよびマルチキャスト トラフィックの両方を処理します。

Release 12.1(11b)E 以降のリリースを使用する場合、コンフィギュレーション モードで EXEC モードレベルのコマンドを入力するには、EXEC モードレベルのコマンドの前に do キーワードを入力します。


 

PFC QoS のグローバルなイネーブル化

PFC QoS をグローバルにイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos

ルータで PFC QoS をグローバルにイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos

ルータで PFC QoS をグローバルにディセーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos

設定を確認します。

次に、PFC QoS をグローバルにイネーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos
QoS is enabled globally
Microflow QoS is enabled globally
 
QoS global counters:
Total packets: 544393
IP shortcut packets: 1410
Packets dropped by policing: 0
IP packets with TOS changed by policing: 467
IP packets with COS changed by policing: 59998
Non-IP packets with COS changed by policing: 0

queueing-only モードのイネーブル化

ルータ上で queueing-only モードをイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos queueing-only

ルータ上で queueing-only モードをイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos queueing-only

ルータ上で PFC QoS をグローバルにディセーブルにします。


) queueing-only モードだけをディセーブルにすることはできません。


ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos

設定を確認します。

queueing-only モードをイネーブルにすると、スイッチは次の動作を行います。

マーキングおよびポリシングをグローバルにディセーブルにします。

すべてのポートがレイヤ 2 CoS を信頼するように設定します。


) ルータは、タグなし入トラフィックおよび CoS を信頼するように設定できないポート経由で受信したトラフィックに対し、ポート CoS 値を適用します。


次に、queueing-only モードをイネーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos queueing-only
Router(config)# end
Router#

名前付き aggregate ポリサーの作成

名前付き aggregate ポリサー(ポリサーを参照)を作成するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# mls qos aggregate-policer policer_name bits_per_second normal_burst_bytes [ maximum_burst_bytes ] [ pir 2 peak_rate_bps ] [[[ conform-action { drop | set-dscp-transmit 3 dscp_value | set-prec-transmit 2 ip_precedence_value | transmit }] exceed-action { drop | policed-dscp | transmit }] violate-action 1 { drop | policed-dscp | transmit }]

名前付き aggregate ポリサーを作成します。

Router(config)# no mls qos aggregate-policer policer_name

名前付き aggregate ポリサーを削除します。

2.PFC2 を使用する場合のみサポートされます。

3.PFC2 を使用する場合、set-dscp-transmit および set-prec-transmit キーワードは、IP トラフィックに限ってサポートされます。


) PFC2 を使用する場合、aggregate ポリサーは複数のモジュール上の入力インターフェイスに適用できますが、aggregate ポリシングは、DFC を搭載した各スイッチング モジュール上、および PFC2(DFC を搭載していないスイッチング モジュールをサポート)上で独立して動作します。aggregate ポリシングでは、DFC を搭載した異なるスイッチング モジュールからのフロー統計情報は合算されません。aggregate ポリシングの統計情報は、DFC を搭載した各スイッチング モジュール、PFC2、および PFC2 がサポートする DFC を搭載していないスイッチング モジュールについて、表示できます。


名前付き aggregate ポリサーを作成する際、次の点に注意してください。

ポリシングにはレイヤ 3 パケット サイズが使用されます。

レートおよびバースト サイズの粒度については、「PFC QoS 設定時の注意事項および制約事項」を参照してください。

有効な CIR bits_per_second パラメータ値の範囲は、次のとおりです。

最小 ― 32 キロビット/秒(32000 と入力)

最大 ― 4 ギガビット/秒(4000000000 と入力)

normal_burst_bytes パラメータは、CIR トークン バケット サイズを設定します。

maximum_burst_bytes パラメータは、PIR トークン バケット サイズを設定します。

トークン バケットのサイズを設定する際、次の点に注意してください。

トークン バケットの最小サイズは 1 キロバイト(1000 と入力。 maximum_burst_bytes パラメータは normal_burst_bytes パラメータよりも大きな値に設定する必要があります)。

トークン バケットの最大サイズは約 32 メガバイト(31250000 と入力)

特定のレートを維持するにはトークン バケット サイズを、レート値を 4000 で割った値を上回るように(トークンは 1/4000 秒[0.25 ミリ秒]ごとにバケットから削除されるため)設定します。

トークン バケットは 1 つまたは複数のフレームを格納できる大きさでなければならないので、パラメータには、ポリシングするトラフィックの最大レイヤ 3 パケット サイズより大きい値を設定してください。

TCP トラフィックの場合は、TCP ウィンドウ サイズの倍数になるようにトークン バケット サイズを設定します。この設定値は、ポリシングするトラフィックの最大レイヤ 3 パケット サイズの 2 倍以上でなければなりません。

maximum_burst_bytes パラメータは、PFC2 を使用する場合にサポートされます。 maximum_burst_bytes パラメータは PFC ではサポートされませんが、 normal_burst_bytes パラメータと等しい値を指定して入力することができます。

有効な pir bits_per_second パラメータ値の範囲は、次のとおりです。

最小 ― 32 キロビット/秒(32000 と入力。CIR bits_per_second パラメータより小さい値は使用できません)

最大 ― 4 ギガビット/秒(4000000000 と入力)

pir bits_per_second パラメータは、PFC2 を使用する場合にサポートされます。 pir bits_per_second パラメータは PFC1 ではサポートされませんが、CIR bits_per_second パラメータと等しい値を指定して入力することはできます。

(任意)一致するインプロファイル トラフィックに対応する conform アクションを、次のように指定できます。

デフォルトの conform アクションは、 transmit です。このアクションでは、ポリシー マップ クラスに trust コマンドが含まれている場合を除いて、ポリシー マップ クラスの信頼状態が trust dscp に設定されます(ポリシー マップおよびポリシー マップ クラス アクションの設定を参照)。

untrusted トラフィックに PFC QoS ラベルを設定するには、 set-dscp-transmit キーワードを使用して一致する untrusted トラフィックに新しい DSCP 値をマーキングするか、または set-prec-transmit キーワードを使用して一致する untrusted トラフィックに新しい IP precedence 値をマーキングします(PFC2 を使用する場合、 set-dscp-transmit および set-prec-transmit キーワードは、IP トラフィックに限ってサポートされます)。PFC QoS は、設定された値に基づいて出力 ToS および CoS を設定します。

一致するトラフィックをすべてドロップするには、 drop キーワードを入力します。


drop を conform アクションとして設定すると、PFC QoS は drop を exceed アクションおよび violate アクションとして設定します。


(任意)CIR を超過するトラフィックについて、exceed アクションを次のように指定できます。

デフォルトの exceed アクションは、 maximum_burst_bytes パラメータを使用しない場合は drop です( maximum_burst_bytes パラメータでは、 drop はサポートされません)。


) exceed アクションが drop の場合、PFC QoS は設定された violate アクションを無視します。


一致するアウト オブ プロファイル トラフィックを、マークダウン マップの指定に従ってすべてマークダウンするには、 policed-dscp-transmit キーワードを入力します(DSCP マークダウン値の設定を参照)。


) ポリサーで pir キーワードを使用せず、かつ maximum_burst_bytes パラメータが normal_burst_bytes パラメータに等しい場合(maximum_burst_bytes パラメータを入力しない場合と同じ)、exceed-action policed-dscp-transmit キーワードを使用すると、PFC QoS は policed-dscp max-burst マークダウン マッピングの定義に従ってトラフィックをマークダウンします。


(任意)PIR を超過するトラフィックについて、violate アクションを次のように指定できます。

ポリシングを使用しないでトラフィックをマーキングするには、 transmit キーワードを入力して、一致するアウト オブ プロファイル トラフィックをすべて送信します。

デフォルトの violate アクションは、exceed アクションと同じものです。

一致するアウト オブ プロファイル トラフィックを、マークダウン マップの指定に従ってすべてマークダウンするには、 policed-dscp-transmit キーワードを入力します(DSCP マークダウン値の設定を参照)。

ポリシングを使用しないマーキングの場合は、 transmit キーワードを入力して、一致するアウト オブ プロファイル トラフィックをすべて送信します。

violate-action キーワードは PFC1 ではサポートされませんが、 exceed-action パラメータと一致するパラメータを指定すれば、このキーワードを入力できます。

このポリサーでは、1 Mbps のレート制限および 10 MB のバースト サイズを指定し、適合するトラフィックを送信し、アウト オブ プロファイル トラフィックをマークダウンします。

Router(config)# mls qos aggregate-policer aggr-1 1000000 10000000 conform-action transmit exceed-action policed-dscp-transmit
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos aggregate-policer aggr-1
ag1 1000000 1000000 conform-action transmit exceed-action policed-dscp-transmit AgId=0 [pol4]
Router#
 

出力では次の情報が表示されます。

ハードウェア ポリサー ID は、 AgId パラメータで表示されます。

ポリサーを使用しているポリシー マップは、角カッコ([ ])で囲まれて表示されます。

PFC QoS ポリシーの設定

ここでは、PFC QoSポリシーの設定手順について説明します。

「PFC QoS ポリシー設定作業の概要」

「MAC レイヤ名前付きアクセス リストの設定(任意)」

「クラスマップの設定(任意)」

「クラスマップの設定の確認」

「ポリシー マップの設定」

「ポリシー マップの設定の確認」

「インターフェイスへのポリシー マップの付加」


) PFC QoS ポリシーは、ユニキャスト トラフィックおよびマルチキャスト トラフィックの両方を処理します。


PFC QoS ポリシー設定作業の概要


) 帯域利用率を制限しないでトラフィックをマーキングするには、適合トラフィックと不適合トラフィックの両方に対して、transmit キーワードを使用するポリサーを作成します。


次に示すコマンドを使用すると、トラフィック クラスおよびこれらに適用されるポリシーが設定され、ポートにポリシーが付加されます。

access-list (IP トラフィックの場合は任意です。IP トラフィックは class-map コマンドでフィルタリングできます。)

PFC QoS は、次のアクセス リスト タイプをサポートしています。

 

プロトコル
番号付きアクセス リストの有無
拡張アクセス リストの有無
名前付きアクセス リストの有無

IP

あり:
1 ~ 99
1300 ~ 1999

あり:
100 ~ 199
2000 ~ 2699

あり

IPX 4

あり:800 ~ 899

あり:900 ~ 999

あり

MAC レイヤ 1

なし

なし

あり 5

4.Release 12.1(1)E 以降のリリースでサポート

5.Release 12.1(1)E 以降のリリースでサポート(MAC レイヤ名前付きアクセス リストの設定(任意)を参照)

Release 12.1(19)E 以降のリリースでは、PFC QoS はタイム ベースの Cisco IOS ACL をサポートしています。

Release 12.1(1)E 以降のリリースでは、PFC QoS は、 source-network パラメータ、および省略可能な destination-network および destination-node パラメータを含む IPX アクセス リストをサポートしています。PFC QoS は、その他のパラメータ( source-node protocol source-socket destination-socket 、または service-type など)を含む IPX アクセス コントロール リストはサポートしません。

MAC レイヤ名前付きアクセス リスト(MAC レイヤ名前付きアクセス リストの設定(任意)を参照)を除き、詳細については下記の URL にある『 Cisco IOS Security Configuration Guide 』Release 12.1 の「Traffic Filtering and Firewalls」、「Access Control Lists:Overview and Guidelines」を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/secur_c/scprt3/index.htm

Cisco 7600 シリーズ ルータの ACL の詳細については、 第23章「ネットワーク セキュリティの設定」 を参照してください。

class-map (任意) ― class-map コマンドを使用してトラフィックの分類基準を指定することにより、1 つまたは複数のトラフィック クラスを定義します(クラスマップの設定(任意)を参照)。


policy-map class コマンドを使用して、ポリシー マップの作成と同時にクラスマップを作成することもできます(ポリシー マップ クラスの作成およびフィルタリングの設定を参照)。


policy-map policy-map コマンドを使用して、次の定義を行います。

新しいクラスマップ

ポリシー マップ クラスの信頼状態

aggregate ポリシングおよびマーキング

microflow ポリシングおよびマーキング

service-policy service-policy コマンドを使用して、ポリシー マップをインターフェイスに付加します。

MAC レイヤ名前付きアクセス リストの設定(任意)

Release 12.1(1)E 以降のリリースでは、名前付きアクセス リストを設定して、レイヤ 2 アドレスに基づいて、DECnet、AppleTalk、VINES、または XNS トラフィックをフィルタリングすることができます。

MAC レイヤ名前付きアクセス リストを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mac access-list extended list_name

MAC レイヤ名前付きアクセス リストを設定します。

Router(config)# no mac access-list extended list_name

MAC レイヤ名前付きアクセス リストを削除します。

ステップ 2

Router(config-ext-macl)# { permit | deny } { src_mac_mask | any } { dest_mac_mask | any } [ aarp | amber | appletalk | diagnostic | decnet-iv | dec-spanning | dsm | etype-6000 | etype-8042 | lat | lavc-sca | mop-console | mop-dump | msdos | mumps | netbios | vines-ip | vines-echo | xns ]

MACレイヤ名前付きアクセス リストに Access Control Entry(ACE; アクセス コントロール エントリ)を設定します。

Router(config-ext-macl)# no { permit | deny } { src_mac_mask | any } { dest_mac_mask | any } [ aarp | amber | appletalk | diagnostic | decnet-iv | dec-spanning | dsm | etype-6000 | etype-8042 | lat | lavc-sca | mop-console | mop-dump | msdos | mumps | netbios | vines-ip | vines-echo | xns ]

MAC レイヤ名前付きアクセス リストから ACE を削除します。

MAC レイヤ アクセス リストのエントリを設定する際、次の点に注意してください。

MAC アドレスは、ドット付き 16 進表記の 3 つの 4 バイト値で入力できます。たとえば、0030.9629.9f84 を入力できます。

MAC アドレス マスクは、ドット付き 16 進表記の 3 つの 4 バイト値で入力できます。1 のビットをワイルドカードとして使用します。たとえば、アドレスを完全に一致させるには、0000.0000.0000 を使用します(0.0.0 と入力してもかまいません)。

プロトコル パラメータを指定しないエントリは、任意のプロトコルに一致します。

アクセス リスト エントリは、入力した順序に従ってスキャンされ、最初に一致したエントリが使用されます。パフォーマンスを向上させるには、最もよく使用されるエントリをアクセス リストの先頭に置きます。

リストの末尾に permit any any エントリを明示的に指定する場合を除いて、アクセス リストの末尾には暗黙的な deny any any エントリが存在します。

既存のリストに新しいエントリを追加すると、新しいエントリはすべてリストの末尾に置かれます。リストの中央にエントリを追加することはできません。

次に、プロトコル キーワードによって一致したイーサタイプの値を示します。

0x0600 ― xns-idp ― Xerox XNS IDP

0x0BAD ― vines-ip ― Banyan VINES IP

0x0baf ― vines-echo ― Banyan VINES エコー

0x6000 ― etype-6000 ― DEC 未指定、試験段階

0x6001 ― mop-dump ― DEC Maintenance Operation Protocol(MOP; メンテナンス オペレーション プロトコル)ダンプ/ロード補助

0x6002 ― mop-console ― DEC MOP リモート コンソール

0x6003 ― decnet-iv ― DEC DECnet フェーズ IV ルート

0x6004 ― lat ― DEC Local Area Transport(LAT; ローカル エリア トランスポート)

0x6005 ― diagnostic ― DEC DECnet 診断

0x6007 ― lavc-sca ― DEC Local-Area VAX Cluster(LAVC)、SCA

0x6008 ― amber ― DEC AMBER

0x6009 ― mumps ― DEC MUMPS

0x8038 ― dec-spanning ― DEC LANBridge 管理

0x8039 ― dsm ― DEC DSM/DDP

0x8040 ― netbios ― DEC PATHWORKS DECnet NETBIOS エミュレーション

0x8041 ― msdos ― DEC ローカル エリア システム トランスポート

0x8042 ― etype-8042 ― DEC 未指定

0x809B ― appletalk ― Kinetics EtherTalk(イーサネット上の AppleTalk)

0x80F3 ― aarp ― Kinetics AppleTalk Address Resolution Protocol(AARP)

次に、 mac_layer という名前の MAC レイヤ アクセス リストを作成する例を示します。このアクセス リストは、送信元アドレスが 0000.4700.0001、宛先アドレスが 0000.4700.0009 である dec-phase-iv トラフィックを拒否し、それ以外のトラフィックをすべて許可します。

Router(config)# mac access-list extended mac_layer
Router(config-ext-macl)# deny 0000.4700.0001 0.0.0 0000.4700.0009 0.0.0 dec-phase-iv
Router(config-ext-macl)# permit any any

クラスマップの設定(任意)

ここでは、クラスマップの設定手順について説明します。

「クラスマップの作成」

「クラスマップでのフィルタリングの設定」


policy-map class コマンドを使用して、ポリシー マップの作成と同時にクラスマップを作成することもできます(ポリシー マップ クラスの作成およびフィルタリングの設定を参照)。


クラスマップの作成

クラスマップを作成するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# class-map class_name

クラスマップを作成します。

Router(config)# no class-map class_name

クラスマップを削除します。

クラスマップでのフィルタリングの設定


) このマニュアルでは、MAC レイヤ ACL(MAC レイヤ名前付きアクセス リストの設定(任意)を参照)を除いて、アクセス リストについては記載しません。「PFC QoS ポリシーの設定」に記載されているaccess-listの説明を参照してください。


クラスマップにフィルタリングを設定するには、次のいずれかの作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-cmap)# match access-group name acl_index_or_name

(任意)ACL を使用してフィルタリングするように、クラスマップを設定します。

Router(config-cmap)# no match access-group name acl_index_or_name

クラスマップから ACL 設定を消去します。

Router (config-cmap)# match ip precedence ipp_value1 [ ipp_value2 [ ipp_valueN ]]

(任意 ― IP トラフィックの場合のみ)最大 8 つの IP precedence 値に基づいてフィルタリングするように、クラスマップを設定します。

Router (config-cmap)# no match ip precedence ipp_value1 [ ipp_value2 [ ipp_valueN ]]

設定された IP precedence 値をクラスマップから消去します。

Router (config-cmap)# match ip dscp dscp_value1 [ dscp_value2 [ dscp_valueN ]]

(任意 ― IP トラフィックの場合のみ)最大 8 つの DSCP 値に基づいてフィルタリングするように、クラスマップを設定します。

Router (config-cmap)# no match ip dscp dscp_value1 [ dscp_value2 [ dscp_valueN ]]

設定された DSCP 値をクラスマップから消去します。


) • MSFC2 を使用する場合、Release 12.1(13)E 以降のリリースでは match protocol クラス マップ コマンドがサポートされます。このコマンドは NBAR を設定し、(入出力両方の)レイヤ 3 インターフェイス上のトラフィックをすべて送信して、MSFC2 のソフトウェアで処理させます。NBAR の設定手順については、次のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122t/122t8/dtnbarad.htm

それより前のリリースでは PFC QoS およびハードウェアでのレイヤ 3 スイッチングが提供されています。そのため、MSFC 上でソフトウェアにより処理されるトラフィックを除いて、 match protocol クラス マップ コマンドはサポートされていません。

PFC QoS は、単一の match コマンドを含んだクラスマップをサポートします。

PFC QoS は、 match cos match any match classmap match destination-address match input-interface match mpls match qos-group 、および match source-address クラス マップ コマンドをサポートしません。

Cisco 7600 シリーズ ルータは、インターフェイスにポリシー マップが付加された時点で初めて、サポートされないコマンドの使用を検出します(インターフェイスへのポリシー マップの付加を参照)。


 

クラスマップの設定の確認

クラスマップの設定を確認するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router (config-cmap)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 2

Router# show class-map class_name

設定を確認します。

次に、 ipp5 という名前のクラスマップを作成し、IP precedence 5 のトラフィックと一致するようにフィルタリングを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# class-map ipp5
Router(config-cmap)# match ip precedence 5
Router(config-cmap)# end
Router#

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show class-map ipp5
Class Map match-all ipp5 (id 1)
Match ip precedence 5
 
Router#

ポリシー マップの設定

1 つのインターフェイスに付加できるポリシー マップは、1 つに限られます。ポリシー マップには、ポリシー マップ コマンドがそれぞれ異なる 1 つまたは複数のポリシー マップ クラスを含めることができます。

インターフェイスで受信するトラフィック タイプごとに、個別のポリシー マップ クラスをポリシー マップ内に設定します。各トラフィック タイプ用の全コマンドを、同一のポリシー マップ クラスに入れます。PFC QoS は、一致したトラフィックに複数のポリシー マップ クラスのコマンドを適用することはありません。

ここでは、ポリシー マップの設定手順について説明します。

「ポリシー マップの作成」

「ポリシー マップ クラスの作成およびフィルタリングの設定」

「ポリシー マップ クラス アクションの設定」

ポリシー マップの作成

ポリシー マップを作成するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# policy-map policy_name

ポリシー マップを作成します。

Router(config)# no policy-map policy_name

ポリシー マップを削除します。

ポリシー マップ クラスの作成およびフィルタリングの設定


) • MSFC2 を使用する場合、Release 12.1(13)E 以降のリリースでは class class_name protocol ポリシー マップ コマンドがサポートされます。このコマンドは NBAR を設定し、(入出力両方の)レイヤ 3 インターフェイス上のトラフィックをすべて送信して、MSFC2 のソフトウェアで処理させます。NBAR の設定手順については、次のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122t/122t8/dtnbarad.htm

それより前のリリースでは PFC QoS およびハードウェアでのレイヤ 3 スイッチングが提供されています。そのため、MSFC 上でソフトウェアにより処理されるトラフィックを除いて、 class class_name protocol ポリシー マップ コマンドはサポートされていません。

PFC QoS は class class_name destination-address class class_name input-interface class class_name qos-group 、または class class_name source-address ポリシー マップ コマンドをサポートしません。

PFC QoS は、インターフェイスにポリシー マップが付加された時点で初めて、サポートされないコマンドの使用を検出します(インターフェイスへのポリシー マップの付加を参照)。


 

ポリシー マップには、1 つまたは複数のポリシー マップ クラスを含めることができます。次のいずれかの class コマンドを使用して、ポリシー マップ クラスを作成し、そのクラスにフィルタリングを設定します。

ポリシー マップ クラスを作成し、定義済みのクラスマップを使用してフィルタリングするように設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap)# class class_name

ポリシー マップ クラスを作成し、クラスマップを使用してフィルタリングするように設定します(クラスマップの作成を参照)。


) PFC QoS は、単一の match コマンドを含んだクラスマップをサポートします。


Router(config-pmap)# no class class_name

クラスマップの使用を解除します。

ポリシー マップ クラスとクラスマップを同時に作成するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap)# class class_name { access-group acl_index_or_name | dscp dscp_1 [ dscp_2 [ dscp_N ]] | precedence ipp_1 [ ipp_2 [ ipp_N ]]}

ポリシー マップ クラスとクラスマップを作成し、クラスマップを使用してフィルタリングするようにポリシー マップ クラスを設定します。


) このコマンドで作成したクラス マップは、他のポリシー マップで使用できます。


Router(config-pmap)# no class class_name

クラスマップの使用を解除します(クラスマップは削除されません)。


) • トラフィック タイプごとに、すべての信頼状態およびポリシング コマンドを、同一のポリシー マップ クラスに入れてください。

PFC QoS は、複数のポリシー マップ クラスのコマンドをトラフィックに適用することはありません。


 

ポリシー マップ クラス アクションの設定

ポリシー マップ クラスのアクションを設定する際、次の点に注意してください。

ハードウェアでスイッチングされるトラフィックの場合、PFC QoS は bandwidth priority queue-limit 、または random-detect ポリシー マップ クラス コマンドをサポートしません。これらのキーワードはソフトウェアでスイッチングされるトラフィックで使用されるため、設定が可能です。

Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、PFC QoS は、 set mpls または set qos-group ポリシー マップ クラス コマンドをサポートしません。それより前のリリースでは、PFC QoS は set ポリシー マップ クラス コマンドをいずれもサポートしません。

Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、PFC QoS は set ip dscp および set ip precedence ポリシー マップ クラス コマンドをサポートします(ポリシー マップ クラス マーキングの設定を参照)。

Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、次の 3 つ全部を 1 つのポリシー マップ クラスで行うことはできません。

set ip dscp または set ip precedence コマンドによるトラフィックのマーキング

信頼状態の設定

ポリシングの設定

ポリシー マップ クラスでは、 set ip dscp または set ip precedence コマンドを使用して、untrusted トラフィックをマーキングするか、あるいは次のうちの 1 つまたは両方を行うことができます。

信頼状態の設定

ポリシングの設定


) ポリシングを設定する際には、ポリシング キーワードを使用してトラフィックをマーキングすることができます(ポリシー マップ クラスのポリシングの設定を参照)。


ここでは、ポリシー マップ クラスのアクションを設定する手順について説明します。

「ポリシー マップ クラス マーキングの設定」

「ポリシー マップ クラスの信頼状態の設定」

「ポリシー マップ クラスのポリシングの設定」

ポリシー マップ クラス マーキングの設定

Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、PFC QoS は set ip dscp および set ip precedence ポリシー マップ クラス コマンドで、untrusted トラフィックのポリシー マップ クラス マーキングをサポートします。

untrusted トラフィックのポリシー マップ クラス マーキングを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap-c)# set ip { dscp dscp_value | precedence ip_precedence_value }

設定された DSCP 値または IP precedence 値を使用して、一致している untrusted トラフィックをマーキングするようにポリシー マップ クラスを設定します。

Router(config-pmap-c)# no set ip { dscp dscp_value | precedence ip_precedence_value }

マーキングの設定を消去します。

ポリシー マップ クラスの信頼状態の設定

ポリシー マップ クラスの信頼状態を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap-c)# trust { cos | dscp | ip-precedence }

ポリシー マップ クラスの信頼状態を設定します。この設定によって、PFC QoS が内部 DSCP 値の作成元として使用する値が選択されます(内部 DSCP 値を参照)。

Router(config-pmap-c)# no trust

ポリシー マップ クラスのデフォルトの信頼状態(untrusted)に戻します。

ポリシー マップ クラスの信頼状態を設定する際、次の点に注意してください。

入力ポート上に設定されている信頼状態を使用するには、 no trust コマンド(これがデフォルトです)を使用します。

cos キーワードを使用すると、PFC QoS は受信した CoS または入力ポートの CoS に基づいて、内部 DSCP 値を設定します(受信 CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピングを参照)。

dscp キーワードを使用すると、PFC QoS は受信した DSCP を使用します。

ip-precedence キーワードを使用すると、PFC QoS は受信した IP precedence に基づいて DSCP を設定します(受信 IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピングを参照)。

ポリシー マップ クラスのポリシングの設定

ポリシー マップ クラスのポリシングを設定する際、次の点に注意してください。

PFC QoS は set-qos-transmit ポリサー キーワードをサポートしません。

PFC QoS は、 exceed-action キーワードの引数として set-dscp-transmit または set-prec-transmit キーワードをサポートしません。

PFC QoS は、インターフェイスにポリシー マップが付加された時点で初めて、サポートされないキーワードの使用を検出します(インターフェイスへのポリシー マップの付加を参照)。

ここではポリシー マップ クラスによるポリシングを設定する手順について説明します。

「名前付き aggregate ポリサーの使用」

「インターフェイス別ポリサーの設定」


conform-action transmit キーワードによるポリシングでは、一致したトラフィックのポート信頼状態が、trust dscp またはポリシー マップ クラスの trust コマンドで設定される信頼状態に設定されます。


名前付き aggregate ポリサーの使用

名前付き aggregate ポリサー(名前付き aggregate ポリサーの作成を参照)を使用するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap-c)# police aggregate aggregate_name

定義済みの名前付き aggregate ポリサーを使用するように、ポリシー マップ クラスを設定します。

Router(config-pmap-c)# no police aggregate aggregate_name

名前付き aggregate ポリサーの使用を解除します。

インターフェイス別ポリサーの設定

インターフェイス別のポリサー(ポリサーを参照)を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap-c)# police [ flow ] bits_per_second normal_burst_bytes [ maximum_burst_bytes ] [ pir 6 peak_rate_bps ] [[[ conform-action { drop | set-dscp-transmit 7 dscp_value | set-prec-transmit 2 ip_precedence_value | transmit }] exceed-action { drop | policed-dscp | transmit }] violate-action 1 { drop | policed-dscp | transmit }]

インターフェイス別のポリサーを作成して、それを使用するようにポリシーマップ クラスを設定します。

Router(config-pmap-c)# no police [ flow ] bits_per_second normal_burst_bytes [ maximum_burst_bytes ] [ pir peak_rate_bps ] [[[ conform-action { drop | set-dscp-transmit dscp_value | set-prec-transmit ip_precedence_value | transmit }] exceed-action { drop | policed-dscp | transmit }] violate-action { drop | policed-dscp | transmit }]

ポリシーマップ クラスからインターフェイス別のポリサーを削除します。

6.PFC2 を使用する場合のみサポートされます。microflow ポリサーではサポートされません(flow キーワードが microflow ポリサーを設定します)。

7.PFC2 を使用する場合、set-dscp-transmit および set-prec-transmit キーワードは、IP トラフィックに限ってサポートされます。

インターフェイス別ポリサーを設定する際、次の点に注意してください。

ポリシングにはレイヤ 3 パケット サイズが使用されます。

レートおよびバースト サイズの粒度については、「PFC QoS 設定時の注意事項および制約事項」を参照してください。

microflow ポリサーを定義するには、 flow キーワードを使用します。microflow ポリシングでは、次の動作が発生します。

PFC QoS は、送信元ネットワーク、宛先ネットワーク、および宛先ノードが同じである IPX トラフィックについては、送信元ノードまたはソケットが異なっていても、同じフローの一部であるとみなします。

PFC QoS は、プロトコルおよび送信元と宛先の MAC レイヤ アドレスが同じである MAC レイヤ トラフィックについては、イーサタイプが異なっていても、同じフローの一部であるとみなします。

microflow ポリサーでは、 maximum_burst_bytes パラメータ、 pir bits_per_second キーワードおよびパラメータ、または violate-action キーワードはサポートされません。

有効な CIR bits_per_second パラメータ値の範囲は、次のとおりです。

最小 ― 32 キロビット/秒(32000 と入力)

最大 ― 4 ギガビット/秒(4000000000 と入力)

normal_burst_bytes パラメータは、CIR トークン バケット サイズを設定します。

maximum_burst_bytes パラメータは、PIR トークン バケット サイズを設定します( flow キーワードではサポートされません)。

トークン バケットのサイズを設定する際、次の点に注意してください。

トークン バケットの最小サイズは 1 キロバイト(1000 と入力。 maximum_burst_bytes パラメータは normal_burst_bytes パラメータよりも大きな値に設定する必要があります)。

トークン バケットの最大サイズは約 32 メガバイト(31250000 と入力)

特定のレートを維持するにはトークン バケット サイズを、レート値を 4000 で割った値を上回るように(トークンは 1/4000 秒 [0.25 ミリ秒] ごとにバケットから削除されるため)設定します。

トークン バケットは 1 つまたは複数のフレームを格納できる大きさでなければならないので、パラメータには、ポリシングするトラフィックの最大レイヤ 3 パケット サイズより大きい値を設定してください。

TCP トラフィックの場合は、TCP ウィンドウ サイズの倍数になるようにトークン バケット サイズを設定します。この設定値は、ポリシングするトラフィックの最大レイヤ 3 パケット サイズの 2 倍以上でなければなりません。

maximum_burst_bytes パラメータは、PFC2 を使用する場合にサポートされます。 maximum_burst_bytes パラメータは PFC1 ではサポートされませんが、キーワードに normal_burst_bytes パラメータと等しい値を指定して入力することができます。

flow キーワードではサポートされない。)有効な pir bits_per_second パラメータ値の範囲は、次のとおりです。

最小 ― 32 キロビット/秒(32000 と入力。CIR bits_per_second パラメータより小さい値は使用できません)

最大 ― 4 ギガビット/秒(4000000000 と入力)

pir bits_per_second パラメータは、PFC2 を使用する場合にサポートされます。 pir bits_per_second パラメータは PFC1 ではサポートされませんが、CIR bits_per_second パラメータと等しい値を指定して入力することはできます。

(任意)一致するインプロファイル トラフィックに対応する conform アクションを、次のように指定できます。

デフォルトの conform アクションは、 transmit です。このアクションでは、ポリシー マップ クラスに trust コマンドが含まれている場合を除いて、ポリシー マップ クラスの信頼状態が trust dscp に設定されます(ポリシー マップおよびポリシー マップ クラス アクションの設定を参照)。

untrusted トラフィックに PFC QoS ラベルを設定するには、 set-dscp-transmit キーワードを使用して一致する untrusted トラフィックに新しい DSCP 値をマークするか、または set-prec-transmit キーワードを使用して一致する untrusted トラフィックに新しい IP precedence 値をマークします(PFC2 を使用する場合、 set-dscp-transmit および
set-prec-transmit
キーワードは、IP トラフィックに限ってサポートされます)。PFC QoS は、設定された値に基づいて出力 ToS および CoS を設定します。

一致するトラフィックをすべてドロップするには、 drop キーワードを入力します。

同じトラフィックに適用する aggregate ポリサーおよび microflow ポリサーで、それぞれ同じ conform アクションが指定されていることを確認してください。

(任意)CIR を超過するトラフィックについて、exceed アクションを次のように指定できます。

ポリシングを使用しないマーキングの場合は、 transmit キーワードを入力して、一致するアウト オブ プロファイル トラフィックをすべて送信します。

デフォルトの exceed アクションは、 maximum_burst_bytes パラメータを使用しない場合は drop です( maximum_burst_bytes パラメータでは、 drop はサポートされません)。


) exceed アクションが drop の場合、PFC QoS は設定された violate アクションを無視します。


一致するアウト オブ プロファイル トラフィックを、マークダウン マップの指定に従ってすべてマークダウンするには、 policed-dscp-transmit キーワードを入力します(DSCP マークダウン値の設定を参照)。


) ポリサーで pir キーワードを使用せず、かつ maximum_burst_bytes パラメータが
normal_burst_bytes
パラメータに等しい場合(maximum_burst_bytes パラメータを入力しない場合と同じ)、exceed-action policed-dscp-transmit キーワードを使用すると、PFC QoS は policed-dscp max-burst マークダウン マッピングの定義に従ってトラフィックをマークダウンします。


(任意 ― flow キーワードではサポートされない)PIR を超過するトラフィックについて、violate アクションを次のように指定できます。

ポリシングを使用しないマーキングの場合は、 transmit キーワードを入力して、一致するアウト オブ プロファイル トラフィックをすべて送信します。

デフォルトの violate アクションは、exceed アクションと同じものです。

一致するアウト オブ プロファイル トラフィックを、マークダウン マップの指定に従ってすべてマークダウンするには、 policed-dscp-transmit キーワードを入力します(DSCP マークダウン値の設定を参照)。

violate-action キーワードは PFC1 ではサポートされませんが、 exceed-action パラメータと一致するパラメータを指定すれば、このキーワードを入力できます。


) aggregate ポリシングは、DFC を搭載した各スイッチング モジュール上、および PFC2(DFC を搭載していないスイッチング モジュールをサポート)上で独立して動作します。aggregate ポリシングでは、DFC を搭載した異なるスイッチング モジュールからのフロー統計情報は合算されません。aggregate ポリシングの統計情報は、DFC を搭載した各スイッチング モジュール、PFC2、および PFC2 がサポートする DFC を搭載していないスイッチング モジュールについて、表示できます。


次に、 max-pol-ipp5 という名前のポリシー マップを作成する例を示します。このポリシー マップは、クラスマップ ipp5 を使用し、受信した IP precedence に基づいて信頼状態を設定し、最大容量に関する aggregate ポリサーおよび microflow ポリサーを設定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# policy-map max-pol-ipp5
Router(config-pmap)# class ipp5
Router(config-pmap-c)# trust ip-precedence
Router(config-pmap-c)# police 2000000000 2000000 conform-action set-prec-transmit 6 exceed-action policed-dscp-transmit
Router(config-pmap-c)# police flow 10000000 10000 conform-action set-prec-transmit 6 exceed-action policed-dscp-transmit
Router(config-pmap-c)# end

ポリシー マップの設定の確認

ポリシー マップの設定を確認するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-pmap-c)# end

ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを終了します。


) ポリシー マップに別のクラスを作成するには class コマンドを入力します。


ステップ 2

Router# show policy-map policy_name

設定を確認します。

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show policy-map max-pol-ipp5
Policy Map max-pol-ipp5
class ipp5
 
class ipp5
police flow 10000000 10000 conform-action set-prec-transmit 6 exceed-action policed-dscp-transmit
trust precedence
police 2000000000 2000000 2000000 conform-action set-prec-transmit 6 exceed-action policed-dscp-transmit
 
Router#

インターフェイスへのポリシー マップの付加


) PFC QoS は output サービス ポリシー キーワードをサポートしません。


ポリシー マップをインターフェイスに付加するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ vlan vlan_ID } | { type 8 slot/port } | { port-channel number }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# service-policy input policy_map_name

インターフェイスの入力方向にポリシー マップを付加します。

Router(config-if)# no service-policy input policy_map_name

インターフェイスからポリシー マップを削除します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show policy-map interface {{ vlan vlan_ID } | { type 1 slot/port } | { port-channel number }}

設定を確認します。

8.type = ethernetfastethernetgigabitethernettengigabitethernetge-wanpos、またはatm


) aggregate ポリシングは、DFC を搭載した各スイッチング モジュール上、および PFC2(DFC を搭載していないスイッチング モジュールをサポート)上で独立して動作します。aggregate ポリシングでは、DFC を搭載した異なるスイッチング モジュールからのフロー統計情報は合算されません。aggregate ポリシングの統計情報は、DFC を搭載した各スイッチング モジュール、PFC2、および PFC2 がサポートする DFC を搭載していないスイッチング モジュールについて、表示できます。


次に、ポリシー マップ pmap1 をポート FastEthernet 5/36 に付加する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 5/36
Router(config-if)# service-policy input pmap1
Router(config-if)# end
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show policy-map interface fastethernet 5/36
FastEthernet5/36
service-policy input: pmap1
class-map: cmap1 (match-all)
0 packets, 0 bytes
5 minute rate 0 bps
match: ip precedence 5
class cmap1
police 8000 8000 conform-action transmit exceed-action drop
class-map: cmap2 (match-any)
0 packets, 0 bytes
5 minute rate 0 bps
match: ip precedence 2
0 packets, 0 bytes
5 minute rate 0 bps
class cmap2
police 8000 10000 conform-action transmit exceed-action drop
Router#

microflow ポリシングのイネーブル化またはディセーブル化

microflow ポリシング(ポリサーを参照)をイネーブルまたはディセーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos flow-policing

microflow ポリシングをイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos flow-policing

microflow ポリシングをディセーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos

設定を確認します。

次に、microflow ポリシングをディセーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# no mls qos flow-policing
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos | include Microflow
Microflow QoS is disabled globally
Router#

ブリッジド トラフィックの microflow ポリシングのイネーブル化


) マルチキャスト トラフィックに microflow ポリシングを適用するには、レイヤ 3 マルチキャスト入力インターフェイスに mls qos bridged コマンドを入力する必要があります。


デフォルトでは、microflow ポリサーはルーティングされるトラフィックだけに影響します。特定の VLAN 上のブリッジド トラフィックについて microflow ポリシングをイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ vlan vlan_ID } | { type 9 slot/port }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos bridged

VLAN 上で、ブリッジド トラフィック(ブリッジ グループも含む)の microflow ポリシングをイネーブルにします。

Router(config-if)# no mls qos bridged

ブリッジド トラフィックの microflow ポリシングをディセーブルにします。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show mls qos

設定を確認します。

9.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、VLAN 3~ 5 のブリッジド トラフィックに対して microflow ポリシングをイネーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface range vlan 3 - 5
Router(config-if)# mls qos bridged
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos | begin Bridged QoS
Bridged QoS is enabled on the following interfaces:
Vl3 Vl4 Vl5
(テキスト出力は省略)
Router#

インターフェイス上での PFC 機能のイネーブル化またはディセーブル化

インターフェイスからのトラフィックに対して、PFC に実装されている PFC QoS 機能をイネーブルまたはディセーブルにできます(PFC でのマーキングおよびポリシングを参照)。インターフェイス上で PFC QoS 機能をディセーブルにしても、設定は維持されます。 mls qos インターフェイス コマンドを使用すると、設定されている PFC QoS 機能が再びイネーブルになります。 mls qos インターフェイス コマンドは、ポートのキュー設定には影響しません。

インターフェイスからのトラフィックに対して PFC 機能をイネーブルまたはディセーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ type 10 slot/port } | { port-channel number }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos

インターフェイス上で PFC QoS をイネーブルにします。

Router(config-if)# no mls qos

インターフェイス上で PFC QoS をディセーブルにします。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show mls qos

設定を確認します。

10.type = ethernetfastethernetgigabitethernettengigabitethernetge-wanpos、またはatm

次に、VLAN 5 インターフェイスで PFC QoS をディセーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface vlan 5
Router(config-if)# no mls qos
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos | begin QoS is disabled
QoS is disabled on the following interfaces:
Vl5
(テキスト出力は省略)
Router#

レイヤ 2 LAN ポート上での VLAN ベース PFC QoS のイネーブル化


) DFC を搭載している場合、Supervisor Engine 2 は VLAN ベースの PFC QoS をサポートしません。


デフォルトでは、PFC QoS は LAN ポートに付加されたポリシー マップを使用します。 switchport キーワードを使用してレイヤ 2 LAN ポートとして設定されたポートの場合、PFC QoS が VLAN に付加されたポリシー マップを使用するように設定できます(ポリシー マップの付加を参照)。 switchport キーワードを使用しないで設定されたポートは VLAN に関連づけられていません。

レイヤ2 LAN ポートで VLAN ベース PFC QoS をイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ type 11 slot/port } | { port-channel number }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos vlan-based

レイヤ 2 LAN ポートで VLAN ベース PFC QoS をイネーブルにします。

Router(config-if)# no mls qos vlan-based

VLAN ベース PFC QoS をディセーブルにします。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show mls qos

設定を確認します。

11.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、ポート FastEthernet 5/42 で VLAN ベース PFC QoS をイネーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 5/42
Router(config-if)# mls qos vlan-based
Router(config-if)# end
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos | begin QoS is vlan-based
QoS is vlan-based on the following interfaces:
Fa5/42
(テキスト出力は省略)

) レイヤ2 LAN ポートに VLAN ベースの PFC QoS を設定しても、ポリシー マップに関するポート設定は維持されます。no mls qos vlan-based ポート コマンドを使用すると、設定されているポート コマンドが再びイネーブルになります。


イーサネット LAN および OSM 入力ポートの信頼状態の設定

デフォルトでは、入力ポートは、すべて untrusted インターフェイスになっています。非ギガビット イーサネットの 1q4t/2q2t ポートを除くすべてのイーサネット LAN ポート上で、入力ポートの信頼状態を設定できます(入力 LAN ポートの機能を参照)。OSM ポート上で、入力ポートの信頼状態を設定できます(入力 OSM ポートの機能を参照)。

入力ポートの信頼状態を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ type 12 slot/port } | { port-channel number }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos trust [ dscp | ip-precedence | cos 13 ]

ポートの信頼状態を設定します。

Router(config-if)# no mls qos trust

デフォルトの信頼状態(untrusted)に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show mls qos

設定を確認します。

12.type = ethernetfastethernetgigabitethernettengigabitethernetge-wanpos、またはatm

13.pos または atm インターフェイス タイプについてはサポートされません。

入力ポートの信頼状態を設定する際、次の点に注意してください。

他のキーワードを指定しない場合、 mls qos trust コマンドは mls qos trust dscp コマンドと同じです。

mls qos trust cos コマンドを使用すると、受信キュー ドロップしきい値がイネーブルになります。CoS 値の矛盾によるトラフィックドロップを防ぐには、受信するトラフィックが明らかにネットワーク ポリシーと矛盾しない CoS 値を含む ISL または 802.1Q フレームである場合に限り、 mls qos trust cos コマンドを使用してポートを設定してください。

ポートを untrusted に戻すには、 no mls qos trust コマンドを使用します。

次に、 trust cos キーワードを使用してポート GigabitEthernet 1/1 を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/1
Router(config-if)# mls qos trust cos
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/1 | include trust
Trust state: trust COS
Router#

入力 LAN ポート CoS 値の設定


mls qos cos コマンドを使用して適用された CoS 値を PFC QoS が使用するかどうかは、ポートの信頼状態、およびポートを介して受信されたトラフィックの信頼状態によって決まります。mls qos cos コマンドは、ポートの信頼状態、またはポートを介して受信されたトラフィックの信頼状態を設定しません。

mls qos cos コマンドを使用して適用された CoS 値を内部 DSCP の基準として使用するには(内部 DSCP 値を参照)、次の設定を行います。

タグなし入トラフィックのみを受信するポート上では、入力ポートを trusted として設定するか、または入トラフィックを照合する trust-CoS ポリシー マップを設定します。

タグ付き入トラフィックを受信するポート上では、入トラフィックを照合する trust-CoS ポリシー マップを設定します。


 

trusted として設定されている入力 LAN ポートからのタグなしフレーム、および untrusted として設定されている入力 LAN ポートからの全フレームに、PFC QoS が割り当てる CoS 値を設定できます。

入力 LAN ポートの CoS 値を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ type 14 slot/port } | { port-channel number }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos cos default_cos

入力 LAN ポートの CoS 値を設定します。

Router(config-if)# no mls qos cos default_cos

デフォルトのポート CoS 値に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { ethernet | fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

14.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、ポート FastEthernet 5/24 のデフォルトとして CoS 5 を設定し、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 5/24
Router(config-if)# mls qos cos 5
Router(config-if)# end
Router# show queueing interface fastethernet 5/24 | include Default COS
Default COS is 5
Router#

標準キューのドロップしきい値の割合の設定

ここでは、標準キューのドロップしきい値の割合の設定について説明します。

「受信キューのテールドロップの設定」

「送信キューの WRED ドロップの設定」

「送信キューの WRED ドロップおよびテールドロップの設定」

「1q4t/2q2t のテールドロップしきい値の割合の設定」


) • ポートのキュー構造を表示するには、show queueing interface {ethernet | fastethernet | gigabitethernet | tengigabitethernet} slot/port | include type コマンドを使用します(受信キューおよび送信キューを参照)。

1p1q0t ポートには、設定可能なしきい値がありません。

また、 1p3q1t (送信)、 1p2q1t (送信)、および 1p1q8t (受信)ポートには、設定不可能なテールドロップしきい値もあります(標準送信キューしきい値への CoS 値のマッピングを参照)。


 

しきい値を設定する際、次の点に注意してください。

キュー 1は、優先度が一番低い標準キューです。

キューの番号が大きくなるほど、優先度が高い標準キューとなります。

複数のしきい値を持つ標準キューを設定する際、次の点に注意してください。

最初に入力した割合は、優先度が一番低いしきい値に設定されます。

2 番目に入力した割合は、優先度が次に高いしきい値に設定されます。

最後に入力した割合は、優先度が一番高いしきい値に設定されます。

1 ~ 100 の割合を使用します。値 10 は、バッファが 10% 満たされている場合のしきい値を意味します。

最も高いしきい値は常に 100% に設定してください。

WRED ドロップしきい値を設定する際、次の点に注意してください。

各 WRED ドロップしきい値には、下限 WRED 値および上限 WRED 値があります。

下限 WRED 値および上限 WRED 値は、キュー容量のパーセンテージで表されます(範囲は 1 ~ 100)。

下限 WRED 値は、トラフィック レベルがその値より下がるとトラフィックがまったくドロップされなくなる限界を表します。下限 WRED 値には、上限 WRED 値より小さい値を指定する必要があります。

上限 WRED 値は、トラフィック レベルがその値を超過するとすべてのトラフィックがドロップされる限界を表します。

下限 WRED 値と上限 WRED 値の間にあるキュー内のトラフィックは、キューが満たされるにつれて、ドロップされる可能性が高くなります。

受信キューのテールドロップの設定

次のポート タイプには、受信キューにテールドロップしきい値のみがあります。

1p1q4t

1q12t

ドロップしきい値を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# rcv-queue threshold queue_id thr1% thr2% thr3% thr4% { thr5% thr6% thr7% thr8% }

受信キューのテールドロップしきい値の割合を設定します。

Router(config-if)# no rcv-queue threshold [ queue_id ]

受信キューのテールドロップしきい値の割合をデフォルトに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

次に、ポート GigabitEthernet 1/1 について、受信キューのドロップしきい値を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/1
Router(config-if)# rcv-queue threshold 1 60 75 85 100
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/1 | begin Receive queues
Receive queues [type = 1p1q4t]:
Queue Id Scheduling Num of thresholds
-----------------------------------------
1 Standard 4
2 Priority 1
 
Trust state: trust COS
 
queue tail-drop-thresholds
--------------------------
1 60[1] 75[2] 85[3] 100[4]
(テキスト出力は省略)
Router#

送信キューの WRED ドロップの設定

次のポート タイプには、送信キューに WRED ドロップしきい値のみがあります。

1p2q2t

1p2q1t

ドロップしきい値を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 15 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue random-detect min-threshold queue_id thr1% [ thr2% ]

下限 WRED ドロップしきい値を設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue random-detect min-threshold [ queue_id ]

デフォルトの下限 WRED ドロップしきい値に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold queue_id thr1% [ thr2% ]

上限 WRED ドロップしきい値を設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue random-detect max-threshold [ queue_id ]

デフォルトの上限 WRED ドロップしきい値に戻します。

ステップ 4

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 5

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

15.type = fastethernetgigabitethernet、またはtengigabitethernet

送信キューの WRED ドロップおよびテールドロップの設定

1p3q1t ポートには、送信キューに WRED ドロップしきい値およびテールドロップしきい値の両方があります。

ドロップしきい値を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 16 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue threshold queue_id thr1% [ thr2% thr3% thr4% thr5% thr6% thr7% thr8% ]

テールドロップしきい値を設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue threshold [ queue_id ]

デフォルトのテールドロップしきい値に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# wrr-queue random-detect min-threshold queue_id thr1% [ thr2% thr3% thr4% thr5% thr6% thr7% thr8% ]

下限 WRED ドロップしきい値を設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue random-detect min-threshold [ queue_id ]

デフォルトの下限 WRED ドロップしきい値に戻します。

ステップ 4

Router(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold queue_id thr1% [ thr2% thr3% thr4% thr5% thr6% thr7% thr8% ]

上限 WRED ドロップしきい値を設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue random-detect max-threshold [ queue_id ]

デフォルトの上限 WRED ドロップしきい値に戻します。

ステップ 5

Router(config-if)# wrr-queue random-detect queue_id

WRED ドロップしきい値をイネーブルにします。

Router(config-if)# no wrr-queue random-detect [ queue_id ]

テールドロップしきい値をイネーブルにします。

ステップ 6

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 7

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

16.type = fastethernetgigabitethernet、またはtengigabitethernet

次に、ポート GigabitEthernet 1/1 について、低優先順位送信キューの上限 WRED ドロップしきい値を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/1
Router(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold 1 70 70
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/1 | begin Transmit queues
Transmit queues [type = 1p2q2t]:
Queue Id Scheduling Num of thresholds
-----------------------------------------
1 WRR low 2
2 WRR high 2
3 Priority 1
 
queue random-detect-max-thresholds
----------------------------------
1 40[1] 70[2]
2 40[1] 70[2]
(テキスト出力は省略)
Router#

1q4t/2q2t のテールドロップしきい値の割合の設定

1q4t/2q2t ポートでは、受信キューおよび送信キューのドロップしきい値は、次に示す関係にあります。

受信キュー 1(標準)しきい値 1 = 送信キュー 1(標準低優先順位)しきい値 1

受信キュー 1(標準)しきい値 2 = 送信キュー 1(標準低優先順位)しきい値 2

受信キュー 1(標準)しきい値 3 = 送信キュー 2(標準高優先順位)しきい値 1

受信キュー 1(標準)しきい値 4 = 送信キュー 2(標準高優先順位)しきい値 2

1q4t / 2q2t LAN ポートに標準受信キューおよび送信キューのテールドロップしきい値の割合を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface { ethernet | fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue threshold queue_id thr1% thr2%

受信キューおよび送信キューのテールドロップしきい値を設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue threshold [ queue_id ]

受信キューおよび送信キューのデフォルトのテールドロップしきい値に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { ethernet | fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

受信キューおよび送信キューのテールドロップしきい値を設定する際、次の点に注意してください。

送信キュー番号およびしきい値番号を使用する必要があります。

queue_id は、標準低優先順位キューは 1、標準高優先順位キューは 2 です。

1 ~ 100 のパーセンテージを使用します。値 10 は、バッファが 10% 満たされている場合のしきい値を意味します。

しきい値は常に 2 ~ 100% の範囲で設定してください。

イーサネットおよびファスト イーサネットの 1q4t ポートは、受信キューのテールドロップしきい値をサポートしていません。

次に、ポート GigabitEthernet 2/1 について、受信キュー 1/しきい値 1、および送信キュー 1/しきい値 1を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 2/1
Router(config-if)# wrr-queue threshold 1 60 100
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 2/1
Transmit queues [type = 2q2t]:
 
(テキスト出力は省略)
 
queue tail-drop-thresholds
--------------------------
1 60[1] 100[2]
2 40[1] 100[2]
 
(テキスト出力は省略)
 
Receive queues [type = 1q4t]:
 
(テキスト出力は省略)
 
queue tail-drop-thresholds
--------------------------
1 60[1] 100[2] 40[3] 100[4]
(テキスト出力は省略)
Router#

ドロップしきい値への CoS 値のマッピング

ここでは、ドロップしきい値への CoS 値のマッピングについて説明します。


) ポートのキュー構造を表示するには、show queueing interface {ethernet | fastethernet | gigabitethernet | tengigabitethernet} slot/port | include type コマンドを使用します。


ここでは、CoS 値をマッピングする手順について説明します。

「標準受信キューしきい値への CoS 値のマッピング」

「標準送信キューしきい値への CoS 値のマッピング」

「完全優先キューへの CoS 値のマッピング」

「1q4t/2q2t LAN ポートのテールドロップしきい値への CoS 値のマッピング」

CoS 値をしきい値にマッピングする際、次の点に注意してください。

キュー 1は、優先度が一番低い標準キューです。

キューの番号が大きくなるほど、優先度が高い標準キューとなります。

しきい値には、最大 8 つの CoS 値をマッピングできます。

次のポート タイプでは、しきい値 0 は設定不可能な 100% のテールドロップしきい値です。

1p1q0t (受信)

1p1q8t (受信)

1p3q1t (送信)

1p2q1t (送信)

次のポートでは、標準キューのしきい値はテールドロップまたは WRED ドロップのいずれかのしきい値として設定できます。

1p1q8t (受信)

1p3q1t (送信)

テールドロップまたは WRED ドロップのいずれかとしてしきい値を設定する場合の詳細については、「標準キューのドロップしきい値の割合の設定」を参照してください。

標準受信キューしきい値への CoS 値のマッピング

標準受信キューしきい値に CoS 値をマッピングするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# rcv-queue cos-map queue_# threshold_# cos1 [ cos2 [ cos3 [ cos4 [ cos5 [ cos6 [ cos7 [ cos8 ]]]]]]]

標準受信キューのしきい値に CoS 値をマッピングします。

Router(config-if)# no rcv-queue cos-map

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

次に、ポート GigabitEthernet 1/1 について、標準受信キューのしきい値 1 に CoS 値 0 および 1 をマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/1
Router(config-if)# rcv-queue cos-map 1 1 0 1
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/1
(テキスト出力は省略)
queue thresh cos-map
---------------------------------------
1 1 0 1
1 2 2 3
1 3 4 5
1 4 6 7
(テキスト出力は省略)
Router#

標準送信キューしきい値への CoS 値のマッピング

送信キューのしきい値に CoS 値をマッピングするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue cos-map transmit_queue_# threshold_# cos1 [ cos2 [ cos3 [ cos4 [ cos5 [ cos6 [ cos7 [ cos8 ]]]]]]]

標準送信キューのしきい値に CoS 値をマッピングします。

Router(config-if)# no wrr-queue cos-map

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

次に、ポート FastEthernet 5/36 について、標準送信キュー 1/しきい値 1 に、CoS 値 0 および 1 をマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 5/36
Router(config-if)# wrr-queue cos-map 1 1 0 1
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface fastethernet 5/36 | begin queue thresh cos-map
queue thresh cos-map
---------------------------------------
1 1 0 1
1 2 2 3
2 1 4 5
2 2 6 7
(テキスト出力は省略)
Router#

完全優先キューへの CoS 値のマッピング

受信および送信完全優先キューに CoS 値をマッピングするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 17 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# priority-queue cos-map queue_# cos1 [ cos2 [ cos3 [ cos4 [ cos5 [ cos6 [ cos7 [ cos8 ]]]]]]]

受信および送信完全優先キューに CoS 値をマッピングします。

Router(config-if)# no priority-queue cos-map

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

17.type = fastethernetgigabitethernet、またはtengigabitethernet

完全優先キューに CoS 値をマッピングする際、次の点に注意してください。

キュー番号は、常に 1 です。

キューにマッピングする CoS 値を、最大 8 つ入力できます。

次に、ポート GigabitEthernet 1/1 の完全優先キューに、CoS 値 7 をマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/1
Router(config-if)# priority-queue cos-map 1 7
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/1
(テキスト出力は省略)
Transmit queues [type = 1p2q2t]:
(テキスト出力は省略)
queue thresh cos-map
---------------------------------------
1 1 0 1
1 2 2 3
2 1 4
2 2 6
3 1 5 7
 
Receive queues [type = 1p1q4t]:
(テキスト出力は省略)
queue thresh cos-map
---------------------------------------
1 1 0 1
1 2 2 3
1 3 4
1 4 6
2 1 5 7
(テキスト出力は省略)
Router#

1q4t/2q2t LAN ポートのテールドロップしきい値への CoS 値のマッピング


) ポートのキュー構造を表示するには、show queueing interface {ethernet | fastethernet | gigabitethernet | tengigabitethernet} slot/port | include type コマンドを使用します。


1q4t / 2q2t LAN ポートでは、受信キューおよび送信キューのテールドロップしきい値は、次に示す関係にあります。

受信キュー 1(標準)しきい値 1 = 送信キュー 1(標準低優先順位)しきい値 1

受信キュー 1(標準)しきい値 2 = 送信キュー 1(標準低優先順位)しきい値 2

受信キュー 1(標準)しきい値 3 = 送信キュー 2(標準高優先順位)しきい値 1

受信キュー 1(標準)しきい値 4 = 送信キュー 2(標準高優先順位)しきい値 2

テールドロップしきい値に CoS 値をマッピングするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 18 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue cos-map transmit_queue_# threshold_# cos1 [ cos2 [ cos3 [ cos4 [ cos5 [ cos6 [ cos7 [ cos8 ]]]]]]]

テールドロップしきい値に CoS 値をマッピングします。

ステップ 3

Router(config-if)# no wrr-queue cos-map

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 4

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 5

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

18.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

テールドロップしきい値に CoS 値をマッピングする際、次の点に注意してください。

送信キュー番号およびしきい値番号を使用する必要があります。

キュー 1 は、標準低優先順位送信キューです。

キュー 2 は、標準高優先順位送信キューです。

キューごとに 2 つのしきい値があります。

しきい値にマッピングする CoS 値を、最大 8 つ入力します。

次に、ポート FastEthernet 5/36 について、標準送信キュー 1/しきい値 1 に、CoS 値 0 および 1 をマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 5/36
Router(config-if)# wrr-queue cos-map 1 1 0 1
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface fastethernet 5/36 | begin queue thresh cos-map
queue thresh cos-map
---------------------------------------
1 1 0 1
1 2 2 3
2 1 4 5
2 2 6 7
(テキスト出力は省略)
Router#

LAN ポートの送信キュー間での帯域幅の割り当て

ルータは WRR アルゴリズムを使用して、一度に 1 つの標準キューからフレームを送信します。WRR はキュー ウェイト値の比率を使用して、1 つのキューからどれだけ送信するかを、次のキューに切り替える前に決定します。キュー ウェイトの比率が大きいキューほど、多くの送信帯域幅が割り当てられます。

出力 LAN ポートに帯域幅を割り当てるには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 19 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue bandwidth low_priority_queue_weight [ medium_priority_queue_weight ] high_priority_queue_weight

標準送信キュー間で帯域幅を割り当てます。有効なウェイト値の範囲は、1 ~ 255 です。

Router(config-if)# no wrr-queue bandwidth

デフォルトの帯域幅の割り当てに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

19.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、ポート GigabitEthernet 1/2 について、帯域幅の比率を 3 対 1 に割り当てる例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/2
Router(config-if)# wrr-queue bandwidth 3 1
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/2 | include bandwidth
WRR bandwidth ratios: 3[queue 1] 1[queue 2]
Router#

1p1q0t または 1p1q8t 入力 LAN ポートでの受信キュー サイズ比の設定

1p1q0t または 1p1q8t 入力 LAN ポート上で完全優先キューと標準受信キューの間のサイズ比を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface { fastethernet | tengigabitethernet } slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# rcv-queue queue-limit standard_queue_weight strict_priority_queue_weight

完全優先キューと標準受信キューの間のサイズ比を設定します。

Router(config-if)# no rcv-queue queue-limit

デフォルトのサイズ比に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { fastethernet | tengigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

受信キュー サイズ比を設定する際、次の点に注意してください。

rcv-queue queue-limit コマンドは、ASIC 単位でポートを設定します。

ネットワークにおける完全優先トラフィックと標準トラフィックの比率を推定してください(例:標準トラフィック 80%、完全優先トラフィック 20% など)。

推定した割合を、各キューのウェイトとして使用します。

有効値は 1 ~ 100% です。ただし、 1p1q8t 入力 LAN ポートでは、例外的に完全優先キューの有効値は 3 ~ 100% です。

次に、ポート FastEthernet 2/2 について、受信キュー サイズ比を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 2/2
Router(config-if)# rcv-queue queue-limit 75 15
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface fastethernet 2/2 | include queue-limit
queue-limit ratios: 75[queue 1] 15[queue 2]
Router#

LAN ポートの送信キュー サイズ比の設定

出力 LAN ポート上の送信キュー サイズ比を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 20 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue queue-limit low_priority_queue_weight [ medium_priority_queue_weight ] high_priority_queue_weight

送信キュー間の送信キュー サイズ比を設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue queue-limit

デフォルトの送信キュー サイズ比に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

20.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

送信キュー間の送信キュー サイズ比を設定する際、次の点に注意してください。

ネットワークにおける低優先順位トラフィックと高優先順位トラフィックの比率を推定してください(例:低優先順位トラフィック 80%、高優先順位トラフィック 20% など)。

出力完全優先キューがある LAN ポート上で、PFC QoS は出力完全優先キューのサイズを高優先順位キューのサイズと同じに設定します。

推定したパーセンテージを、各キューのウェイトとして使用します。

有効値は 1 ~ 100% です。ただし、 1p2q1t 出力 LAN ポートでは、例外的に高優先順位キューの有効値は 5 ~ 100% です。

次に、ポート GigabitEthernet 1/2 について、送信キュー サイズ比を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/2
Router(config-if)# wrr-queue queue-limit 75 15
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/2 | include queue-limit
queue-limit ratios: 75[queue 1] 25[queue 2]
Router#

受信 CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピング

受信した CoS 値から、PFC QoS が PFC 上で内部的に使用する DSCP 値(内部 DSCP 値を参照)へのマッピングを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos map cos-dscp dscp1 dscp2 dscp3 dscp4 dscp5 dscp6 dscp7 dscp8

受信した CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピングを設定します。PFC QoS が CoS 値 0 ~ 7 をマッピングする、8 つの DSCP 値を入力する必要があります。

Router(config)# no mls qos map cos-dscp

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos maps

設定を確認します。

次に、受信した CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピングを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# mls qos map cos-dscp 0 1 2 3 4 5 6 7
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos maps | begin Cos-dscp map
Cos-dscp map:
cos: 0 1 2 3 4 5 6 7
----------------------------------
dscp: 0 1 2 3 4 5 6 7
(テキスト出力は省略)
Router#

受信 IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピング

受信した IP precedence 値から、PFC QoS が PFC 上で内部的に使用する DSCP 値(内部 DSCP 値を参照)へのマッピングを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos map ip-prec-dscp dscp1 dscp2 dscp3 dscp4 dscp5 dscp6 dscp7 dscp8

受信した IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピングを設定します。PFC QoS が受信した IP precedence 値 0 ~ 7 をマッピングする、8 つの内部 DSCP 値を入力する必要があります。

Router(config)# no mls qos map ip-prec-dscp

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos maps

設定を確認します。

次に、受信した IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピングを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# mls qos map ip-prec-dscp 0 1 2 3 4 5 6 7
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos maps | begin IpPrecedence-dscp map
IpPrecedence-dscp map:
ipprec: 0 1 2 3 4 5 6 7
----------------------------------
dscp: 0 1 2 3 4 5 6 7
(テキスト出力は省略)
Router#

内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピング

PFC QoS が PFC 上で内部的に使用する DSCP 値から、出力 LAN ポートのスケジューリングおよび輻輳回避に使用される CoS 値(内部 DSCP 値および出力 LAN ポートの機能を参照)へのマッピングを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos map dscp-cos dscp1 [ dscp2 [ dscp3 [ dscp4 [ dscp5 [ dscp6 [ dscp7 [ dscp8 ]]]]]]] to cos_value

内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピングを設定します。

Router(config)# no mls qos map dscp-cos

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos maps

設定を確認します。

内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピングを設定する際、次の点に注意してください。

PFC QoS が 1 つの CoS 値にマッピングする DSCP 値を、最大 8 つ入力できます。

複数のコマンドを入力して、他の DSCP 値を CoS 値にマッピングできます。

CoS 値ごとに個別のコマンドを入力できます。

次に、内部 DSCP 値 0、8、16、24、32、40、48、および 54 を、出力 CoS 値 0 にマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# mls qos map dscp-cos 0 8 16 24 32 40 48 54 to 0
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos map | begin Dscp-cos map
Dscp-cos map: (dscp= d1d2)
d1 : d2 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
-------------------------------------
0 : 00 00 00 00 00 00 00 00 00 01
1 : 01 01 01 01 01 01 00 02 02 02
2 : 02 02 02 02 00 03 03 03 03 03
3 : 03 03 00 04 04 04 04 04 04 04
4 : 00 05 05 05 05 05 05 05 00 06
5 : 06 06 06 06 00 06 07 07 07 07
6 : 07 07 07 07
(テキスト出力は省略)
Router#

Dscp-cos の出力で、マトリクスの本体に表示されるのが CoS 値です。DSCP 値の最初の桁の値は d1 のカラムに、2 番目の桁の値は一番上の行に表示されます。上記の例では、DSCP 値 41 ~ 47 は、いずれも CoS 05 にマッピングされています。


DSCP マークダウン値の設定

ポリサー(ポリサーを参照)が使用する DSCP マークダウン値のマッピングを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos map policed-dscp { normal-burst | max-burst } dscp1 [ dscp2 [ dscp3 [ dscp4 [ dscp5 [ dscp6 [ dscp7 [ dscp8 ]]]]]]] to markdown_dscp

DSCP マークダウン値のマッピングを設定します。

Router(config)# no mls qos map policed-dscp { normal-burst | max-burst }

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos maps

設定を確認します。

DSCP マークダウン値のマッピングを設定する際、次の点に注意してください。

exceed-action policed-dscp-transmit キーワードによって使用されるマークダウン値のマッピングを設定するには、 normal-burst キーワードを使用します。

violate-action policed-dscp-transmit キーワードによって使用されるマークダウン値のマッピングを設定するには、 max-burst キーワードを使用します。


) ポリサーで pir キーワードを使用せず、かつ maximum_burst_bytes パラメータが normal_burst_bytes パラメータに等しい場合(maximum_burst_bytes パラメータを入力しない場合に等しくなる)、exceed-action policed-dscp-transmit キーワードを使用すると、PFC QoS は policed-dscp max-burst マークダウン値のマッピングの定義に従って、トラフィックをマークダウンします。


シーケンス通りになっていないパケットが出ないようにするには、適合トラフィックおよび不適合トラフィックが同じキューを使用するように、マークダウン値のマッピングを設定してください。

マークダウンされた DSCP 値にマッピングする DSCP 値を、最大 8 つ入力できます。

複数のコマンドを入力して、他の DSCP 値をマークダウンされた DSCP 値にマッピングできます。

マークダウンされた DSCP 値ごとに 1 つずつコマンドを入力できます。


) マークダウンされた DSCP 値は、マークダウン ペナルティと矛盾しない CoS 値にマッピングされるように設定してください(内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピングを参照)。


次に、DSCP 1 をマークダウンされた DSCP 値 0 にマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# mls qos map policed-dscp normal-burst 1 to 0
Router(config)# end
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos map
Normal Burst Policed-dscp map: (dscp= d1d2)
d1 : d2 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
-------------------------------------
0 : 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09
1 : 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
2 : 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
3 : 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
4 : 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
5 : 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59
6 : 60 61 62 63
 
Maximum Burst Policed-dscp map: (dscp= d1d2)
d1 : d2 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
-------------------------------------
0 : 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09
1 : 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
2 : 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
3 : 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
4 : 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
5 : 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59
6 : 60 61 62 63
(テキスト出力は省略)
Router#

Policed-dscp の出力で、マトリクスの本体に表示されるのがマークダウンされた DSCP 値です。元の DSCP 値の最初の桁の値はd1のカラムに、2 番目の桁の値は一番上の行に表示されます。上記の例では、DSCP 41 は DSCP 41 にマッピングしています。


PFC QoS 統計データ エクスポートの設定


) Release 12.1(11b)E 以降のリリースで、PFC QoS 統計データ エクスポートがサポートされます。


ここでは、PFC QoS 統計データ エクスポートの設定方法について説明します。

「PFC QoS 統計データ エクスポートのグローバルなイネーブル化」

「ポートの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化」

「名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化」

「クラスマップの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化」

「PFC QoS 統計データ エクスポート間隔の設定」

「PFC QoS 統計データ エクスポートの宛先ホストおよび UDP ポートの設定」

「PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタの設定」

PFC QoS 統計データ エクスポートのグローバルなイネーブル化

PFC QoS 統計データ エクスポートをグローバルにイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export

PFC QoS 統計データ エクスポートをグローバルにイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos statistics-export

PFC QoS 統計データ エクスポートをグローバルにディセーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

次に、PFC QoS 統計データ エクスポートをグローバルにイネーブルにし、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos statistics-export
Router(config)# end
% Warning: Export destination not set.
% Use 'mls qos statistics-export destination' command to configure the export destination
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 300 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : Not configured
Router#

) PFC QoS 統計データ エクスポートのその他の設定を有効にするには、PFC QoS 統計データ エクスポートをグローバルにイネーブルにする必要があります。


ポートの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

ポートの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 21 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos statistics-export

指定したポートの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにします。

Router(config-if)# no mls qos statistics-export

指定したポートの PFC QoS 統計データ エクスポートをディセーブルにします。

ステップ 3

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

21.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、ポート FastEthernet 5/24 で PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにして、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# interface fastethernet 5/24
Router(config-if)# mls qos statistics-export
Router(config-if)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 300 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : Not configured
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
Router#
 

ポートの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにすると、エクスポートされたデータには次に示すフィールドがデリミタ文字で区切られて格納されます。

エクスポート タイプ(ポートの場合は [1])

スロット/ポート

入力パケット数

入力バイト数

出力パケット数

出力バイト数

タイム スタンプ

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export aggregate-policer aggregate_policer_name

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos statistics-export aggregate-policer aggregate_policer_name

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートをディセーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

次に、aggr1M という名前の aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにして、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos statistics-export aggregate-policer aggr1M
Router(config)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 300 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : Not configured
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
 
QoS Statistics Data export is enabled on following shared aggregate policers:
-----------------------------------------------------------------------------
aggr1M
Router#
 

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにすると、エクスポートされたデータには次に示すフィールドがデリミタ文字で区切られて格納されます。

エクスポート タイプ(aggregate ポリサーの場合は [3])

aggregate ポリサー名

方向([in])

PFC または DFC のスロット番号

インプロファイル パケット数

CIR を超えるパケット数

PIR を超えるパケット数

タイム スタンプ

クラスマップの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

クラスマップの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export class-map classmap_name

指定したクラスマップの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos statistics-export class-map classmap_name

指定したクラスマップの PFC QoS 統計データ エクスポートをディセーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

次に、class3 という名前のクラスマップの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにして、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos statistics-export class-map class3
Router(config)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 300 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : Not configured
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
 
QoS Statistics Data export is enabled on following shared aggregate policers:
-----------------------------------------------------------------------------
aggr1M
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following class-maps:
---------------------------------------------------------------
class3
Router#
 

クラスマップの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにすると、エクスポート データには次に示すフィールドがデリミタ文字で区切られて格納されます。

物理ポートからのデータの場合:

エクスポート タイプ(クラスマップおよびポートの場合は [4])

クラスマップ名

方向([in])

スロット/ポート

インプロファイル パケット数

CIR を超えるパケット数

PIR を超えるパケット数

タイム スタンプ

VLAN インターフェイスからのデータの場合:

エクスポート タイプ(クラスマップおよび VLAN の場合は [5])

クラスマップ名

方向([in])

PFC または DFC のスロット番号

VLAN ID

インプロファイル パケット数

CIR を超えるパケット数

PIR を超えるパケット数

タイム スタンプ

ポート チャネル インターフェイスからのデータの場合:

エクスポート タイプ(クラスマップおよびポート チャネルの場合は [6])

クラスマップ名

方向([in])

PFC または DFC のスロット番号

ポート チャネル ID

インプロファイル パケット数

CIR を超えるパケット数

PIR を超えるパケット数

タイム スタンプ

PFC QoS 統計データ エクスポート間隔の設定

PFC QoS 統計データ エクスポートの間隔を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export interval interval_in_seconds

PFC QoS 統計データ エクスポートの間隔を設定します。


) この間隔は、使用している設定内のアクティビティにカウンタ ラップアラウンドが発生しない程度に短くする必要があります。PFC QoS 統計データ エクスポートを実行すると、ルータにかなりの負荷が発生するため、間隔を小さくするときは注意してください。


Router(config)# no mls qos statistics-export interval interval_in_seconds

PFC QoS 統計データ エクスポートの間隔をデフォルト値に戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

次に、PFC QoS 統計データ エクスポート間隔を設定し、設定を確認する例を示します。

Router(config)# mls qos statistics-export interval 250
Router(config)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 250 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : Not configured
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
 
QoS Statistics Data export is enabled on following shared aggregate policers:
-----------------------------------------------------------------------------
aggr1M
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following class-maps:
---------------------------------------------------------------
class3
Router#

PFC QoS 統計データ エクスポートの宛先ホストおよび UDP ポートの設定

PFC QoS 統計データ エクスポートの宛先ホストおよび UDP ポート番号を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export destination { host_name | host_ip_address } { port port_number | syslog [ facility facility_name ] [ severity severity_value ]}

PFC QoS 統計データ エクスポートの宛先ホストおよび UDP ポート番号を設定します。

Router(config)# no mls qos statistics-export destination

設定された値を消去します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。


) PFC QoS データ エクスポートの宛先が Syslog サーバの場合、エクスポートされたデータの先頭には Syslog ヘッダーが付加されます。


表32-3 に、サポートされている PFC QoS データ エクスポートの facility および severity のパラメータ値を示します。

 

表32-3 サポートされている PFC QoS データ エクスポート facility パラメータ値

名前
定義
名前
定義

kern

カーネル メッセージ

cron

cron/at サブシステム

user

ランダムなユーザレベル メッセージ

local0

ローカル使用専用

mail

メール システム

local1

ローカル使用専用

daemon

システム デーモン

local2

ローカル使用専用

auth

セキュリティ/認証メッセージ

local3

ローカル使用専用

syslog

内部 syslogd メッセージ

local4

ローカル使用専用

lpr

ライン プリンタ サブシステム

local5

ローカル使用専用

news

ネットニュース サブシステム

local6

ローカル使用専用

uucp

uucp サブシステム

local7

ローカル使用専用

表32-4 に、サポートされている PFC QoS データ エクスポートの severity パラメータ値を示します。

 

表32-4 サポートされている PFC QoS データ エクスポート severity パラメータ値

severity パラメータ
名前
番号
定義

emerg

0

システムは使用不可能

alert

1

すぐに対処する必要がある

crit

2

クリティカルな状態

err

3

エラー状態

warning

4

警告状態

notice

5

正常だが注意が必要

info

6

通知

debug

7

デバッグレベル メッセージ

次に、172.20.52.3 を宛先ホストとして、Syslog を UDP ポート番号として設定し、その設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos statistics-export destination 172.20.52.3 syslog
Router(config)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 250 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : 172.20.52.3, UDP port 514 Facility local6, Severity debug
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
 
QoS Statistics Data export is enabled on following shared aggregate policers:
-----------------------------------------------------------------------------
aggr1M
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following class-maps:
---------------------------------------------------------------
class3

PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタの設定

PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export delimiter delimiter_character

PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタを設定します。

Router(config)# no mls qos statistics-export delimiter

PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタをデフォルト値に戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

次に、PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタを設定し、その設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos statistics-export delimiter ,
Router(config)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 250 seconds
Export Delimiter : ,
Export Destination : 172.20.52.3, UDP port 514 Facility local6, Severity debug
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
 
QoS Statistics Data export is enabled on following shared aggregate policers:
-----------------------------------------------------------------------------
aggr1M
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following class-maps:
---------------------------------------------------------------
class3