ルータ : Cisco 7500 シリーズ ルータ

ルート スイッチ プロセッサ(RSP4/4+) インストレーション コンフィギュレーション ガイド

ルート スイッチ プロセッサ(RSP4/4+)インストレーション コンフィギュレーション ガイド
発行日;2012/01/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

ルート スイッチ プロセッサ(RSP4/4+)

マニュアルの内容

関連資料

製品概要

CPU

メモリ コンポーネント

DRAM

SRAM

NVRAM

フラッシュ メモリ

フラッシュ ディスク(RSP4+ のみ)

LED

PC カード スロット

シリアル ポート

仕様

システム ソフトウェア

RSP4 と RSP4+ の比較

インストレーションを始める前に

安全に関する推奨事項

安全上の警告

電気製品を扱う際の注意事項

電話回線を扱う場合の注意

静電破壊の防止

互換性に関する要件

シャーシの要件

メモリ要件

ソフトウェア要件

ハードウェア要件

マイクロコード要件

必要な部品および工具

RSP4/4+ の取り付け

RSP4/4+ の取り外し

RSP4/4+ の交換

コンソール端末の接続

AUX ポートへの接続

Y 字ケーブルを使用したコンソールおよび AUX の接続

システムの再起動

RSP4/4+ を 1 つ搭載したルータの設定

EXEC コマンド インタープリタの使用方法

HSA の設定

HSA アクティブおよびスタンバイ動作

HSA 機能の実装方式

HSA のシステム要件

HSA の設定作業リスト

デフォルトのスタンバイ RSP カードを指定する

両方の RSP に同じコンフィギュレーション ファイルが保存されていることを確認する

両方の RSP に同じシステム イメージが保存されていることを確認する

両方の RSP に同じマイクロコード イメージが保存されていることを確認する

アクティブ RSP とスタンバイ RSP に異なるスタートアップ イメージを指定する

アクティブおよびスタンバイ RSP での環境変数の設定

HSA 動作のモニタおよびメンテナンス

HA 機能のイネーブル化

HA 機能の概要

ハードウェアおよびソフトウェア要件

インストレーション手順

ルータのイネーブル化

RSP へのイメージのコピー

config-register ブート変数の設定

RPR および RPR+ の設定

SSO の設定

NSF の設定

FSU の実行

SLCR の設定

RPR、RPR+、SSO、および FSU に関するトラブルシューティングのヒント

アクティブおよびスタンバイ RSP のモニタおよびメンテナンス

インストレーションのトラブルシューティング

LED の確認

システム電源の LED

RSP4/4+ の LED

システム起動シーケンスの確認

ルータの起動障害に関するトラブルシューティング

障害が発生した RSP4/4+ のトラブルシューティング

インターフェイス プロセッサの活性挿抜中に発生する RSP ブート エラーのトラブルシューティング

障害が発生した RSP の再ロード

RSP のスタック トレースの表示

RSP のその他の情報の表示

メンテナンス情報

コンフィギュレーション ファイルの保存および取り出し

ping コマンドによる接続の確認

コンフィギュレーション ファイルのコピー

コンフィギュレーション ファイルの取り出し

DRAM DIMM の交換およびアップグレード

DIMM の取り外し

新しい DIMM の取り付け

RSP メモリ アップグレードの確認

パスワードを忘れた場合の回復

関連情報

コンソール ポートの信号

AUX ポートの信号

コンソール用および AUX 用の Y 字ケーブルのピン配置

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定

設定値の変更

ビットの意味

フラッシュ メモリからの起動のイネーブル化

フラッシュ メモリの使用方法

マニュアルの入手方法

Cisco.com

Documentation CD-ROM

マニュアルの発注方法

テクニカル サポート

TAC Web サイト

Japan TAC Web サイト

TAC レベル情報の参照

TAC プライオリティの定義

その他の資料および情報の入手方法

ルート スイッチ プロセッサ(RSP4/4+)
インストレーション コンフィギュレーション ガイド

製品番号:RSP4+=、RSP4=、CISCO 7505/4=、CISCO 7507/4=、CISCO 7513/4=、
CISCO 7507/4x2=、CISCO 7513/4x2=、CISCO 7576=、MEM-RSP4-32M=、MEM-RSP4-64M=、MEM-RSP4-128M=、MEM-RSP4-128M-4PK=、MEM-RSP4-256MB=、MEM-RSP4-256-4PK=、MEM-RSP4-FLC16M=、MEM-RSP4-FLC20M=、MEM-RSP4-FLC32M=、MEM-RSP4+-FLD64M=、MEM-RSP4+-FLD128M=

このマニュアルでは、Cisco 7505、Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、および Cisco 7576 ルータで使用可能なオプションのシステム プロセッサであるルート スイッチ プロセッサ(RSP4/4+)について説明します。RSP4+ では、RSP2 および RSP4 に比べて、ほとんどのプロトコルおよびサービスに対するパフォーマンスが大幅に向上しています。

RSP4/4+ は High System Availability(HSA; ハイ システム アベイラビリティ)機能をサポートしています。この機能を使用することにより、Cisco 7507、Cisco 7505-MX、Cisco 7513、または Cisco 7513-MX ルータで 2 つの RSP4/4+(または RSP2 と RSP4/4+)を使用することができます。冗長構成によって、予定された、または予定外のネットワーク停止が起こった場合のシステム アベイラビリティも向上します。HSA の詳細については、「HSA の設定」を参照してください。

RSP4+ は High Availability(HA; ハイ アベイラビリティ)もサポートします。これは HSA と同様に動作する一連の機能ですが、システム ダウンタイムは、HA の方が最小限で済みます(HSAがシステム デフォルト)。HA の詳細については、「HA 機能のイネーブル化」を参照してください。

HA または HSA がイネーブルの場合、RSP4/4+ は 活性挿抜(OIR; Online Insertion and Removal)をサポートします。

関連資料

次に示す資料はいずれもオンラインから、または Documentation CD-ROM から入手できます。印刷資料としてご利用いただくこともできます。資料の完全なリストについては、RSP に付属の『 Cisco 7500 Series Router Documentation 』(Customer Order Number DOC-7812955=)を参照してください。この資料は、次の URL から入手することもできます。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7505/12955fly.htm

ご購入のルータおよびルータ上で稼働する Cisco IOS ソフトウェアには、さまざまな機能があります。これらの機能については、次の資料を参照してください。

Cisco IOS ソフトウェア

設定情報およびサポートについては、ご使用のシスコシステムズ製ハードウェアにインストールされているソフトウェア リリース対応の Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットを参照してください。


) Cisco IOS ソフトウェアのコンフィギュレーション マニュアル、およびハードウェアのインストレーションやメンテナンスに関するマニュアルは、WWW 上の URL、
http://www.cisco.comhttp://www.cisco.com/jp から入手できます。各国語版のマニュアルは、次の URL から入手できます。http://www.cisco.com/public/countries_languages.shtml


Cisco 7500 シリーズ ルータ

ハードウェアのインストレーションおよびメンテナンス情報については、ご使用のルータに対応するクイック スタート ガイド、または次の URL にある『 Cisco 7500 Installation and Configuration Guide 』を参照してください。 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7505/cicg7500/index.htm

WAN インターフェイスの国際適合規格、安全性および規制情報

次の URL にある『 Site Preparation and Safety Guide http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat5000/hardware/safety/index.htm

次の URL にある『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 7500 Series Routers http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7505/4194pc75.htm

フラッシュ メモリ カード

RSP4/4+ でのフラッシュ メモリ カードについては、『 Flash Memory Card Installation Instructions 』(Text Part Number 78-2083-xx、xx は最新のバージョン)を参照してください。

シスコ製品の各マニュアルまたは全般的なマニュアルについての説明は、次の情報源から入手することができます。

「Cisco.com」

「Documentation CD-ROM」

「マニュアルの発注方法」

「テクニカル サポート」

「その他の資料および情報の入手方法」

製品概要

ここでは、次の内容について説明します。

「CPU」

「メモリ コンポーネント」

「LED」

「PC カード スロット」

「フラッシュ ディスク(RSP4+ のみ)」

「シリアル ポート」

「仕様」

「システム ソフトウェア」

「RSP4 と RSP4+ の比較」

RSP4/4+ は VIP2、VIP4(Cisco 7000 シリーズ ルータの場合)、および VIP2、VIP4、VIP6-80(Cisco 7505、Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、Cisco 7576 ルータの場合)をサポートします(図2 および図1 を参照)。RSP1 または RSP2 から RSP4 にアップグレードすることはできません。RSP1、RSP2、または RSP4 から RSP4+ にアップグレードすることはできません。

IOS ソフトウェア イメージをフラッシュ メモリに格納しておくと、アップグレードされた Cisco IOS ソフトウェア イメージからリモートでダウンロードして起動したり、RSP4/4+ フラッシュ メモリに常駐するソフトウェア イメージからダウンロードして起動することができます。その際に、ROM 装置を取り外したり、交換する必要はありません。


) 特定の Cisco IOS ソフトウェア リリースとの互換性については「システム ソフトウェア」、および次の URL にある Software Advisor を参照してください。http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/CompNav/Index.pl


RSP4/4+ には次の機器も含まれています。

システムで使用するほとんどの追加メモリ コンポーネント。16 MB オンボード フラッシュ メモリ、および最大 2 枚のフラッシュ メモリ カード(16 MB、20 MB、または32 MB のフラッシュ メモリ カード、出荷時のデフォルトは 16 MB)を含みます。

環境モニタ用の温度センサー(環境モニタ機能のロジックはすべて、ルータ インターフェイス カードに組み込まれています)。

RSP4/4+ は、DRAM からシステム ソフトウェアを起動するだけではなく、次のようなシステム制御のための管理機能を実行します。

ルーティング プロトコルのアップデートの送受信

テーブルおよびキャッシュの管理

インターフェイス ステータスおよび環境ステータスのモニタ

SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)管理、およびコンソールと Telnet 間のインターフェイス

RSP4/4+ の高速スイッチング部分は、高速 CyBus 上のインターフェイス プロセッサと通信し、これらのインターフェイス プロセッサを制御します。RSP4/4+ のスイッチング部分はパケットの宛先を判断し、それに基づいてスイッチングを実行します。


) ルータに HAS または HA が設定されている場合は、同じルータ上で RSP4 および RSP4+ を併用できますが、RSP4+ はアクティブ RSP として設定する必要があります。


RSP4/4+ は、Cisco 7000 または Cisco 7500 シリーズ ルータの次のスロットに搭載します。

Cisco 7000 ルータの RP スロット

Cisco 7505 ルータのスロット 4

Cisco 7507 および Cisco 7507-MX ルータのスロット 2 および 3

Cisco 7513 ルータおよび Cisco 7513-MX ルータのスロット 6 および 7

Cisco 7576 ルータのスロット 6 および 7

RSP4+ は RSP4 の拡張版です。デフォルト プログラム メモリが 32 MB から 64 MB に増設され、Error Correction Code(ECC; エラー訂正コード)メモリ保護機能が組み込まれ、現在の RSP4 に対応する Cisco IOS ソフトウェア リリースと互換性があります。

図1 RSP4/4+

 


) STANDBY/ACTIVE スイッチはソフトウェアで無効になっています。RESET ボタンを押すと、システムが再起動されます。


図2 RSP4/4+ のコンポーネント

 

 

1

MEMD SRAM

6

フラッシュ EPROM(ROMmon)

U5

2

バス コネクタ

7

AUX ポート

3

CPU

8

フラッシュ メモリ SIMM ホルダ

4

DRAM DIMM(バンク0:下部)
DRAM DIMM(バンク 1 :上部)

U10
U13

9

PC カード スロット 0:下部
PC カード スロット 1 :上部

(フラッシュ メモリ カード用)

5

コンソール ポート


) インターフェイス ポートのハードウェア(MAC[メディア アクセス制御]レイヤ)アドレスのバンクは、ルータ バックプレーン上の NVRAM(不揮発性 RAM)デバイスに組み込まれています。


CPU

RSP4/4+ で使用される CPU は、IDT R5000 RISC(縮小命令セット コンピュータ)プロセッサです。この CPU は 100 MHz の外部バス クロック速度、および 200 MHz の内部クロック速度で動作します。

メモリ コンポーネント

表1 に、RSP4/4+ のメモリ コンポーネントを示します。

 

表1 RSP4/4+ のメモリ コンポーネント

タイプ
サイズ
個数
説明
場所(図2 を参照)

DRAM

32 MB 1 ~ 256 MB DIMM

1 または 2

主な Cisco IOS イメージ機能に使用される DIMM(必要に応じて、32、64、128、または 256 MB)

U10 または U10 と U13 の両方

SRAM 2

2 MB(固定)

-

パケット バッファリング機能に使用される SRAM(MEMD)

-

512 KB(固定)

-

セカンダリ CPU キャッシュ メモリ機能として使用される SRAM

-

NVRAM

128 KB

1

システム コンフィギュレーション ファイル用の不揮発性 SRAM 3

-

フラッシュ メモリ

16 MB の SIMM 4

1

RSP4/4+ 上の Cisco IOS イメージの保存に使用

U1

16 5 、20、または
32 MB

最大 2

最大 2 つのフラッシュ メモリ カード上の Cisco IOS イメージの保存に使用 6

スロット 0 およびスロット 1

64 MB および
128 MB

1

最大 2 つのフラッシュ ディスク上の Cisco IOS イメージの保存に使用(RSP4+ のみ) 7

スロット 0 およびスロット 1

フラッシュ ブート ROM

256 KB

1

ROM モニタ プログラム イメージ用のフラッシュ EPROM

U5

1.RSP4 のデフォルト DRAM 構成は、32 MB DRAM です。RSP4+ のデフォルト DRAM 構成は、64 MB DRAM です。

2.ユーザ側で SRAM を設定することはできません。また、購入後に SRAM をアップグレードすることもできません。

3.Cisco IOS ソフトウェアは、NVRAM に保存されているシステム コンフィギュレーション ファイルを使用して、いくつかのシステム変数を制御します。

4.現在の RSP4+ には、出荷時に 16 MB の SIMM がデフォルトで搭載されています。

5.RSP4/4+ 製品の出荷時のデフォルト構成は、16 MB のフラッシュ メモリ カードです。

6.PC カード スロット 1 には Type I、Type II、および Type III の PC カードを、スロット 0 には Type I および Type II の PC カードを使用できます。

7.RSP4 ではフラッシュ ディスクはサポートされていません。

DRAM

DRAM は、ルーティング テーブル、プロトコル、およびネットワーク アカウンティング アプリケーションを保存し、Cisco IOS ソフトウェアを実行します。RSP4 の標準(デフォルト)DRAM 構成は、32 MB DRAM です。RSP4+ の標準(デフォルト)DRAM 構成は、64 MB DRAM です。RSP4 および RSP4+ では、DIMM をアップグレードすることによって最大 256 MB まで DRAM を拡張できます。DRAM は、最大 2 つの DIMM ソケットに搭載されます。これらの DIMM ソケットは、U10(バンク 0)とU13(バンク 1)です。DRAM をアップグレードする場合は、互換性のある DIMM のみを使用する必要があります(互換性に関する要件も参照)。


注意 メモリに関連した問題が生じないように、3.3 V の DRAM DIMM を使用してください。高電圧のデバイス(RSP2 用に設計されたデバイスなど)を RSP4/4+ の DIMM ソケットに取り付けないでください。

RSP4/4+ の DRAM アップグレード手順については、「DRAM DIMM の交換およびアップグレード」を参照してください。

SRAM

SRAM はパケット バッファリングおよび CPU キャッシュ メモリ機能を提供します。RSP4/4+ の標準 SRAM 構成は、パケット バッファリング用に 2 MB SRAM およびセカンダリ CPU キャッシュ メモリに 512 KB です。


) SRAM は固定されており、購入後にアップグレードすることはできません


NVRAM

システム コンフィギュレーション、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定値、および環境モニタのログは、128 KB の NVRAM に保存されます。NVRAM 内の情報は、内蔵のリチウム電池によって 5 年以上維持されます。RSP4/4+ の交換時には、必ず、リモート サーバにコンフィギュレーションのバックアップを作成し、あとで取り出せるようにしておいてください。


注意 RSP4/4+ が 1 つ搭載されたシステムで、その RSP4/4+ を交換する場合は、事前に Trivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)ファイル サーバまたはフラッシュ メモリに実行コンフィギュレーションをバックアップしてください。そうすることにより、交換後にコンフィギュレーションを取り出すことができます。コンフィギュレーションを保存しないと、取り外した RSP4/4+ の NVRAM に保存されていたコンフィギュレーションがすべて失われ、もう一度コンフィギュレーションを手作業で入力しなければなりません。コンフィギュレーション ファイルの保存手順は、「コンフィギュレーション ファイルの保存および取り出し」を参照してください。RSP4/4+ を一時的に取り外す場合は、コンフィギュレーションを保存する必要はありません。その RSP4/4+ をシステムに再び取り付けるまで、リチウム電池によってコンフィギュレーションが保持されます。

フラッシュ メモリ

RSP4/4+ には、PC カード フォーマット(正式名称は Personal Computer Memory Card International Association[PCMCIA; パーソナル コンピュータ メモリ カード国際協会]フォーマット)に準拠する 16、20、または 32 MB のフラッシュ メモリ カードを使用します。

オンボードの 8 MB フラッシュ メモリおよび 16 MB、20 MB、または 32 MB のフラッシュ メモリ カードを使用することにより、どちらの場合も、複数の Cisco IOS ソフトウェアおよびマイクロコード イメージを離れた場所からロードして保存することができます(RSP4/4+ に付属しているデフォルトのフラッシュ メモリ カードは 16 MB です)。ネットワークを通じて、またはローカル サーバからダウンロードした新しいイメージをフラッシュ メモリに追加したり既存のファイルと交換することができます。また、フラッシュ メモリ内に保存されている任意のイメージから手動、または自動的にルータを起動できます。フラッシュ メモリは、TFTP サーバとして使用することもできます。したがって、このフラッシュ メモリに保存されているイメージを他のサーバがリモートから起動したり、そのサーバ自体のフラッシュ メモリにコピーしたりすることも可能です。


注意 システムに問題が生じるのを防ぐために、RSP4/4+ では、Cisco IOS Release 11.1(8)CA1 以上の 11.1 CA1 リリースが稼働している RP、RSP1、RSP2、RSP7000、または RSP4/4+ でフォーマットされたフラッシュ メモリ カードを使用してください。Cisco IOS Release 11.1(8)CA1 より前の Cisco IOS ブート イメージを使用する RP、RSP1、RSP2、または RSP7000 でフォーマットされたフラッシュ メモリ カードは、RSP4/4+ では使用できません(ストレージまたはブート デバイスとして)。

表2 に、フラッシュ メモリ カードのオプションと製品番号を、 表3 に、RSP4+ 用のフラッシュ ディスクのオプションを示します。


) フラッシュ メモリ ディスクは RSP4+ でのみ使用できます。


 

表2 フラッシュ カード オプション

メモリ サイズ
製品番号

16 MB 8

MEM-RSP4-FLC16M=

20 MB

MEM-RSP4-FLC20M=

32 MB

MEM-RSP4-FLC32M=

8.RSP4/4+ 製品の出荷時のデフォルト構成は、16 MB のフラッシュ メモリ カードです。

 

表3 RSP4+ 用フラッシュ ディスク

メモリ サイズ
製品番号

64 MB

MEM-RSP4+-FLD64M=

128 MB

MEM-RSP4+-FLD128M=

フラッシュ ディスク(RSP4+ のみ)


) RSP4 ではフラッシュ ディスクはサポートされていません。


フラッシュ ディスクを使用すると、複数の Cisco IOS ソフトウェア イメージおよびマイクロコード イメージをリモートでロードできます。ネットワークを通じて、またはローカル サーバからダウンロードした新しいイメージをフラッシュ メモリに追加したり既存のファイルと交換することができます。また、フラッシュ メモリ内に保存されている任意のイメージから手動、または自動的にルータを起動できます。フラッシュ メモリは、TFTP サーバとして使用することもできます。したがって、このフラッシュ メモリに保存されているイメージを他のサーバがリモートから起動したり、そのサーバ自体のフラッシュ メモリにコピーしたりすることも可能です。

フラッシュ ディスクのサイズは 64 MB と 128 MB があり、スロット 0、またはスロット 0 とスロット 1 で使用できます。


注意 RSP8 または RSP16 上でフォーマットされたフラッシュ ディスクを RSP4+ で使用するには、RSP4+ と互換性のあるブート イメージまたは Cisco IOS ソフトウェア イメージでフォーマットする必要があります。

互換性のあるフラッシュ ディスクのソフトウェア リリース一覧については、次の URL にある Software Advisor を参照してください。 http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/CompNav/Index.pl

LED

表4 に、RSP4/4+ の LED の動作を示します

 

表4 RSP4/4+ の LED

LED ラベル
カラー
状態
意味

NORMAL 9

グリーン

点灯

RSP が稼働していて、+5 V が供給されています。

CPU HALT 1

グリーン

イエロー

消灯

点灯

RSP は正常に動作しています。

プロセッサ ハードウェア障害が検出されました。

MASTER

グリーン

点灯

RSP はアクティブ RSP です。

SLAVE

グリーン

点灯

RSP はスタンバイ RSP です(HSA/HA の設定が必要)。

スロット 0

グリーン

点灯

このスロットに搭載された PC カードにアクセスしています。

スロット 1

グリーン

点灯

このスロットに搭載された PC カードにアクセスしています。

9.NORMAL LED と CPU HALT LED は RSP4/4+ によって制御されるので、これらが点灯していれば、システムは動作可能な状態です。

PC カード スロット

RSP4/4+ には PC カード用のスロットが 2 つあります。いずれのスロットもフラッシュ メモリ カードに対応しています。Type I および Type II の PC カードは、PC カード スロット 0 およびスロット 1 に搭載できます。Type III の PC カードは、スロット 1 に搭載できます。市販のフラッシュ メモリ カードの中には、対応していないものがあります。


) フラッシュ ディスクは RSP4+ でのみサポートされています。最大 2 つのフラッシュ ディスクを RSP4+ で使用できます。RSP4 ではフラッシュ ディスクはサポートされていません。



) その他にもフラッシュ メモリ カードの使用には制限があります。フラッシュ メモリについての詳細は、「関連資料」に記載されているフラッシュ メモリ コンフィギュレーション ノートを参照してください。


シリアル ポート

RSP4/4+ の 2 つの非同期シリアル ポートには、 Console Auxiliary というラベルが付いています。これらのポートに外部端末装置を接続して、システムのモニタと管理を行うことができます。コンソール ポートは、EIA/TIA(米国電子工業会/米国通信工業会)-232 レセプタクル(メス)であり、コンソール端末接続用のData Circuit-terminating Equipment(DCE; データ回線終端装置)インターフェイスを提供します。


) EIA/TIA-232 は、EIA および TIA で標準規格として承認されるまでは、推奨標準規格 RS-232 と呼ばれていました。


AUX ポートは、EIA/TIA-232 プラグ(オス)であり、Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)インターフェイスを提供します。AUX ポートはフロー制御をサポートしているので、通常、モデム、Channel Service Unit(CSU; チャネル サービス ユニット)、またはその他の Telnet 管理用オプション機器を接続します。

仕様

表5 に、RSP4/4+ の物理仕様を示します。

 

表5 RSP の仕様

説明
仕様

形状

RSP4/4+ は RSP スロットを 1 つ占有し、Cisco 7500 シリーズ ルータまたは RSP7000 搭載の Cisco 7000 シリーズ ルータ上でのみ稼働します。

出荷時の重量

5 lb(2.25 kg)

動作温度

32 ~ 104°F(0 ~ 40°C)

相対湿度

10 ~ 90%、結露しないこと

保管温度

-4 ~ 149°F(-20 ~ 65°C)

システム ソフトウェア

Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、および Cisco 7513-MX ルータは、ほとんどの Cisco IOS およびマイクロコードのアップグレードに対して、システム ソフトウェアおよびマイクロコードのダウンロードに対応しています。したがって、新しいイメージをリモートからダウンロードして保存し、起動することができます。Cisco 7500 シリーズ ルータのソフトウェアとマイクロコードのアップグレードについては、稼働している主なソフトウェア リリースの『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』を参照してください。『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』はプラットフォーム固有ではありません。このマニュアルに記載された情報は、Cisco 7500 シリーズにも適用されます。


) RSP4/4+ でサポートされている Cisco IOS リリースについては、「システム ソフトウェア」、および次の URL にある Software Advisor を参照してください。http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/CompNav/Index.pl


ネットワークを介してまたはフロッピーディスクからアップグレードする手順は、『 Upgrading Software and Microcode in Cisco 7000 Series and Cisco 7500 Series Routers 』(Customer Order Number DOC-781144)を参照してください。フラッシュ メモリには、デフォルトのシステム ソフトウェア イメージ、およびバンドルされているマイクロコード イメージが保存されています。フラッシュ メモリ カードは RSP4 および RSP4+ でサポートされていますが、フラッシュ ディスクは RSP4 ではサポートされていません。RSP4+ ではフラッシュ ディスクがサポートされています。

システム起動時には、内部システム ユーティリティが、搭載されているインターフェイス プロセッサ タイプとバンドルされているマイクロコード イメージ間に不整合がないかどうかを調べるためのスキャンを実行します。このユーティリティはさらに、イメージの圧縮を解除して、実行 DRAM に格納します。バンドルされているマイクロコード イメージは、EPROM イメージと同じ機能を果たします。

Cisco IOS ソフトウェア イメージはフラッシュ メモリに保存されます。フラッシュ メモリとは、RSP4/4+ に組み込まれている SIMM、または RSP4/4+ 前面の 2 つの PC カード スロット(スロット 0 およびスロット 1)に挿入するフラッシュ メモリ カードです(図2 を参照)。Cisco IOS イメージをフラッシュ メモリに保存することによって、アップグレードされた Cisco IOS イメージをリモートからダウンロードして起動したり、RSP4/4+ のフラッシュ メモリ内のソフトウェア イメージからダウンロードして起動したりすることができます。

RSP4/4+ 自体は電圧や温度のモニタを実行しませんが、比較回路装置によって電圧は正常動作範囲内に保たれます。また、RSP4/4+ 上の 3 つの温度センサーが Chassis Interface(CI; シャーシ インターフェイス)カードに温度情報を送信します。CI カードは電圧および温度の記録をすべて報告します。環境モニタ用の標準ソフトウェア コマンドを使用すると、これらの記録を入手できます。RSP4/4+ には、ソフトウェア制御のコンフィギュレーション レジスタが使用されているので、RSP4/4+ を取り外してジャンパを設定する必要はありません。RSP4/4+ には、ユーザが設定できるジャンパはありません。

RSP4 と RSP4+ の比較

RSP4+ は、デフォルト プログラム メモリが増設された RSP4 の拡張版です(RSP4+ は 64 MB、RSP4 は 32 MB です)。RSP4+ には ECC メモリ保護機能がありますが、RSP4 にはありません。どちらのバージョンも Cisco IOS ソフトウェア リリースと互換性があります。

RSP4 または RSP4+ のいずれが稼働しているかを判別するには、次の手順を 1 つ実行します。

カードのラベルを調べます。

show diag コマンドを使用して、Text Part Number を調べます(RSP4 の場合は 73-1689-xx、RSP4+ の場合は 73-5512-xx)。

show version コマンドを使用して、搭載されたプロセッサを調べます。


) RSP4/4+ のメモリをアップグレードすることはできますが、RSP4 を RSP4+ にアップグレードすることはできません。RSP4+ には RSP4 と異なるシステム コントローラ(CPU メモリ用)、および ECC 機能を提供する Application Specific Integrated Circuit(ASIC; 特定用途向け IC)が搭載されています。


次に、スロット 2 に RSP4 が搭載されている場合の show diag コマンドの出力例を示します。

Router#show diag 2
Slot 2:
EEPROM format version 1
Route/Switch Processor 4, HW rev 1.03, board revision C0
Serial number: 13959511 Part number: 73-1689-05
Test history: 0x00 RMA number: 00-00-00
Flags: cisco 7000 board; 7500 compatible
EEPROM contents (hex):
0x20: 01 1A 01 03 00 D5 01 57 49 06 99 05 00 00 00 00
0x30: 60 00 00 02 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00
 

次に、RSP4+ が搭載されている場合の show version コマンドの出力例を示します。

Router#show version
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) RSP Software (RSP-JK2SV-M), Version 12.1(18), RELEASE SOFTWARE (fc1)
Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
Compiled Mon 02-Dec-02 18:05 by biff
Image text-base: 0x60010958, data-base: 0x615EE000
 
ROM: System Bootstrap, Version 12.0(10r)S1, RELEASE SOFTWARE (fc1)
 
Router uptime is 1 week, 1 day, 3 hours, 49 minutes
System returned to ROM by reload at 11:25:51 UTC Wed Feb 26 2003
System image file is "slot0:rsp-jk2sv-mz.121-18.bin"
 
cisco RSP4+ (R5000) processor with 131072K/2072K bytes of memory.
R5000 CPU at 200Mhz, Implementation 35, Rev 2.1, 512KB L2 Cache
Last reset from power-on
G.703/E1 software, Version 1.0.
G.703/JT2 software, Version 1.0.
X.25 software, Version 3.0.0.
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
Bridging software.
TN3270 Emulation software.
Chassis Interface.
1 FIP controller (1 FDDI).
1 VIP2 controller (2 HSSI).
2 HSSI network interface(s)
1 FDDI network interface(s)
123K bytes of non-volatile configuration memory.
 
20480K bytes of Flash PCMCIA card at slot 0 (Sector size 128K).
8192K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
 
Configuration register is 0x2102

インストレーションを始める前に

インストレーションを始める前に、ここで説明する内容を参照して、適合規格と要件について理解し、ご使用の RSP4/4+ ハードウェアが互換性のあるコンポーネントとともに適切に機能することを確認してください。

「安全に関する推奨事項」

「互換性に関する要件」

「必要な部品および工具」


) 既存の RSP4/4+ を交換する場合は、RSP4/4+ を取り外す前に、現在のコンフィギュレーション ファイルをリモート サーバにバックアップしてください。現在のコンフィギュレーション情報を再び入力する必要がなくなります。ファイルをバックアップするには、リモートの TFTP サーバにアクセスする必要があります。TFTP サーバへのファイルのアップロードまたはフラッシュ メモリへのファイルの保存、および新しい RSP4/4+ を取り付けた後のファイルの取り出しについては、「コンフィギュレーション ファイルの保存および取り出し」を参照してください。


安全に関する推奨事項

電源または電話配線に接続する機器を取り扱う際には、安全のために、次のガイドラインに従ってください。


警告 この装置の設置または交換は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。


安全上の警告


警告危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。


電気製品を扱う際の注意事項

電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。

シャーシ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。

シャーシを動かす前に、すべての電源コードおよび外付けケーブルを外してください。

危険を伴う作業は、一人では行わないでください。

回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。

人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。

床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

電話回線を扱う場合の注意

電話回線またはその他のネットワーク ケーブルに接続されている機器を取り扱う場合には、次の注意事項に従ってください。

雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。

防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。

電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。

電話回線の設置または変更は、十分注意して行ってください。

静電破壊の防止

ESD(静電気放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。各プロセッサ モジュールには、金属製のフレームに固定されたプリント基板があります。

EMI シールド、コネクタ、およびハンドルはフレームを構成する部品です。ボードは金属フレームによって ESD から保護されていますが、電子部品を扱うときには、必ず、静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを使用してください。

静電破壊を防ぐために、次の注意事項に従ってください。

静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。

ルータのインターフェイス プロセッサ側の作業を行う場合は、搭載されているインターフェイス プロセッサの非脱落型ネジ、または各電源装置の横にあるシャーシ アース レセプタクルに、ストラップの装置側を固定します。

プロセッサ モジュールを取り付けるときは、イジェクト レバーを使用してバックプレーンにバス コネクタを完全に装着し、両側の非脱落型ネジを締めてください。非脱落型ネジはプロセッサの脱落を防ぐだけではなく、システムに適切なアースを提供し、バックプレーンにバス コネクタを確実に固定させるために必要です。

プロセッサ モジュールを取り扱うときには、フレームのハンドルと端の部分だけを持ちます。ボードやコネクタ ピンには絶対に触れないでください。

取り外したプロセッサ モジュールは、基板側を上にして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用袋に収めます。モジュールを返却する場合は、ただちに静電気防止用袋に収納してください。

電子部品と衣服が接触しないように注意してください。静電気防止用ストラップは身体の静電気から部品を保護するだけです。衣服の静電気によって静電破壊が生じることがあります。


注意 安全のために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1~10 Mohm でなければなりません。

互換性に関する要件

ここでは、RSP4/4+ と他のコンポーネントの互換性について説明します。

シャーシの要件

RSP4/4+ の正常な動作を保証するためには、シャーシ スロットおよび DRAM に関して、次の事項に従ってください。

Cisco 7505 に RSP4/4+ を搭載する場合は、スロット 4 に取り付けてください。それ以外に制限はありません(Cisco 7505 は HSA 機能または HA 機能をサポートしていません)。

Cisco 7507 または Cisco 7507-MX に RSP4/4+ を搭載する場合は、スロット 2 とスロット 3 のいずれか一方または両方に取り付けてください。それ以外に制限はありません。HSA 機能および HA 機能をイネーブルにしている場合は、両方の RSP スロットに取り付けます。

Cisco 7513 または Cisco 7513-MX に RSP4/4+ を搭載する場合は、スロット 6 とスロット 7 のいずれか一方または両方に取り付けてください。それ以外に制限はありません。HSA 機能および HA 機能をイネーブルにしている場合は、両方の RSP スロットに取り付けます。

Cisco 7576 に RSP4/4+ を搭載する場合は、スロット 6(ルータ A)およびスロット 7(ルータ B)に取り付けてください。それ以外に制限はありません(Cisco 7576 は HSA 機能または HA 機能をサポートしていません)。

Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、または Cisco 7513-MX に RSP4/4+ を 2 つ(または RSP2 と RSP4/4+ を 1 つずつ)を搭載する場合は、HSA 機能または HA 機能をイネーブルにして、設定を行ってください。

メモリ要件

フラッシュ メモリ カードおよび DRAM DIMM は、次の要件を満たす必要があります。

フラッシュ メモリ カードおよび DRAM DIMM は、シスコ製のものを使用する必要があります。使用できるフラッシュ メモリ カードは 16、20、または 32 MB です(出荷時のデフォルトは 16 MB です)。サポートされているフラッシュ メモリ カードの詳細については、「PC カード スロット」を参照してください。

DRAM の最大速度は 60 ナノ秒(ns)、DIMM の高さは最大 1 インチ(2.54 cm)、DRAM DIMM の最大電圧は 3.3 ボルト(V)です。

RSP4 に必要な最小限の DRAM 構成は 32 MB です。RSP4+ に必要な最小限の DRAM 構成は 64 MB です。

別の RSP ベースシステム(RSP7000、RSP1、RSP2、RSP4 など)は、ブート イメージまたは次のリリースより前の Cisco IOS ソフトウェア イメージが稼働するシステムでフォーマットされたフラッシュ メモリ カードは、使用できません。

12.0(5)T 以降の Cisco IOS Release 12.0 T

12.0(9)S 以降の Cisco IOS Release 12.0 S

12.1(0) 以降の Cisco IOS Release 12.1

12.1(2)E 以降の Cisco IOS Release 12.1 E

次のような他の RSP ベース システムでフォーマットされたフラッシュ メモリ カードを RSP4/4+ でブート ソースまたはストレージ ソースとして使用する場合は、 必ず先に 再フォーマットしてください。フラッシュ メモリ カードの再フォーマットの詳細については『 Flash Memory Card Installation Instructions 』(Customer Order Number DOC-782083=)を参照してください。

表6 に、フラッシュ メモリ カードを使用する前に再フォーマットが必要なシステムを示します。

 

表6 フラッシュ メモリ カードの互換性

フォーマット元
搭載先
再フォーマットの必要性

RSP1

RSP1 または RSP2

不要 10

RSP1

RSP4 または RSP8

RSP1

RP

RSP2

RSP1 または RSP2

不要 1

RSP2

RSP4 または RSP8

RSP2

RP

RSP7000

RSP1 または RSP2

不要

RSP7000

RSP4 または RSP8

RSP7000

RP

RP

RSP1、RSP2、RSP4、RSP8、
および RSP7000

10.Cisco IOS Release 10.3(572) 以上(Cisco IOS Release 10.3[6] など)を使用すると、RSP1 と RSP2 のフォーマットに互換性が確保されます。Cisco IOS Release 10.3(5) 以下では、RSP1 と RSP2 のフォーマットに互換性がなく、再フォーマットしないと使用できません。

ソフトウェア要件

RSP4/4+ と互換性のある Cisco IOS リリースのうち、サポートされているのは、Cisco IOS Release 11.1(22)CC 以降の Cisco IOS Release 11.1 CC リリースです。互換性のある最新のソフトウェア リリースについては、次の URL にある Software Advisor を参照してください。 http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/CompNav/Index.pl

ルータの現在のハードウェア設定およびソフトウェア設定を表示するには、 show version および show hardware コマンドを使用します。 show microcode コマンドを使用すると、プロセッサ タイプ別に、バンドルされているマイクロコード(およびターゲット ハードウェア)のバージョンが表示されます。 show controllers cbus コマンドを使用すると、稼働しているマイクロコードのバージョンが表示されます。 show diagbus コマンドを使用すると、その RSP4/4+ ボードのハードウェア バージョン(初期リリースでは Version 1.0)およびリビジョン(初期リリースでは Revision A0)が表示されます。

show コマンドについての詳細は、『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。これらは、オンラインから、あるいは Documentation CD-ROM から入手できます。また、印刷資料を入手することもできます。


) システムに必要なシステム ソフトウェアやマイクロコードを利用できない場合は、アップグレードについて、製品を購入された代理店にお問い合わせください(サポートについては、テクニカル サポートを参照してください)。


ハードウェア要件

ルータを設定したり、プロトコルおよび機能を使用するには、32 MB(デフォルト、RSP4 の出荷時の構成)および 64 MB(デフォルト、RSP4+ の出荷時の構成)の DRAM では不十分な場合があります。DRAM のアップグレードについては、「DRAM DIMM の交換およびアップグレード」を参照してください。

HSA または HA 用に設定されたシステムを適切に稼働させるには、次の注意事項に従ってください。

HSA および HA が設定されている場合、RSP4/4+ は他の RSP4/4+ または RSP2 との相互運用が可能です。

スタンバイ RSP4/4+ を適切に稼働させるには、アクティブおよびスタンバイ RSP4/4+ の DRAM 構成およびブート ROM バージョンを同じにする必要があります。

システムの動作中にアクティブ RSP4/4+ を取り外すと、システムが停止することがあります。ただしその後、新しいアクティブ RSP4/4+ としてスタンバイ RSP4/4+ を使用して、再ロードが実行されます。システムに問題が生じるのを防ぐために、システムの動作中にはアクティブ RSP4/4+ を 取り外さないでください

マイクロコード要件

マイクロコードは、プロセッサ固有のソフトウェア命令セットで、特定のプロセッサ タイプの機能をイネーブルにして管理する役割を果たします。システムの起動時または再ロード時には、システム内の各プロセッサ タイプのマイクロコードがロードされます。各プロセッサ タイプに使用できる最新のマイクロコード イメージは、システム ソフトウェア イメージにバンドルされて配布されます。


) バンドルされているコードを変更すると、システム内のさまざまなインターフェイス プロセッサ間で不整合が生じる可能性があります。バンドルされているマイクロコード イメージだけを使用することを推奨します。


必要な部品および工具

RSP4/4+ の取り付け、取り外し、交換、または DRAM のアップグレードには、次の部品および工具の一部または全部が必要です。機器の追加購入が必要な場合は、発注情報について製品を購入された代理店にお問い合わせください。

「製品概要」に記載されている RSP4/4+ または関連製品

「DRAM DIMM の交換およびアップグレード」に記載されている DRAM DIMM(互換性に関する要件も参照)


注意 メモリに関連した問題を防ぐには、3.3 ボルト(V)の DRAM DIMM を使用する必要があります。高電圧のデバイス(RSP2 用に設計されたデバイスなど)を RSP4/4+ の DIMM ソケットに取り付けないでください。

No. 1 プラス ドライバおよび No. 2 プラス ドライバ、または 3/16 インチのマイナス ドライバ(RSP4/4+ をスロットに固定する非脱落型ネジに使用)

すべてのスペアおよびアップグレード キットに付属している使い捨ての静電気防止用リスト ストラップ、またはその他の静電気防止用器具

静電気防止用マット、静電気防止材パッド、または静電気防止用袋(RSP4/4+ を取り外して返却する場合は、静電気防止用袋に収めてください。また、コンポーネントを交換して、RSP4/4+ をもう一度取り付ける場合には、静電気防止用マットまたは静電気防止材パッドを使用してください)

RSP4/4+ の取り付け

作業を開始する前に、システムが「互換性に関する要件」に示された最低限のソフトウェア要件、ハードウェア要件、およびマイクロコード要件を満たしていることを確認してください。

ここでは、次に示す RSP4/4+ の取り付け手順または交換手順について説明します。

「RSP4/4+ の取り外し」

「RSP4/4+ の交換」

「コンソール端末の接続」

「AUX ポートへの接続」

「Y 字ケーブルを使用したコンソールおよび AUX の接続」

「システムの再起動」

新しい RSP4/4+ を固定したら、「インストレーションのトラブルシューティング」の手順に従って、正しく取り付けられ、正常に機能していることを確認します。

RSP4/4+ の取り外し


注意 RSP4/4+ が 1 つだけ搭載されているシステムで、その RSP4/4+ をシステム稼働中に取り外すと、システムが停止します。システム稼働中に RSP4/4+ を取り外す場合は、事前にこのことを考慮しておいてください。フル構成のシステムで、アクティブ RSP4/4+ の障害時にスタンバイ RSP4/4+ が正常に動作するようにするには、スタンバイ RSP4/4+ の DRAM およびフラッシュ メモリ容量がアクティブ RSP4/4+ と同じでなければなりません。RSP4/4+ のメモリ コンポーネント要件については、「メモリ コンポーネント」を参照してください。


) プロセッサ モジュールのフレームには、EMI シールディング用の防護枠が付いているので、モジュールはシャーシ スロットにしっかり差し込まれています。RSP スロット 7 に対する RSP4/4+ の取り外しまたは取り付けを正しく行うために、次の手順で作業を行うことを推奨します。最初にスロット 8 に搭載されているインターフェイス プロセッサを取り外してから、RSP スロット 7 に対する RSP4/4+ の取り外しまたは取り付けを行い(必要に応じて、さらに非脱落型ネジを締め)、最後にスロット 8 にインターフェイス プロセッサを戻します。


RSP4/4+ の取り外しまたは取り付けを行うときには、必ずイジェクト レバーを使用してください。イジェクト レバーを使用すると、RSP4/4+ のバックプレーンへの装着、またはバックプレーンからの取り外しを確実に行うことができます。第 2 の RSP4/4+ が搭載されていない場合、RSP4/4+ がバックプレーンに完全に接続されていないと、システムが停止する可能性があります。

図3に、イジェクト レバーの仕組みを示します。両側のイジェクト レバーを(フレームのハンドルに向かって)同時に内側に押すと、レバーが RSP4/4+ をスロットに押し込むので、ボード コネクタがバックプレーンに完全に装着されます。

RSP4/4+ の取り外し手順は、次のとおりです。


ステップ 1 (任意)RSP4/4+ が 1 つだけ搭載されたシステムで RSP4/4+ を交換する場合は、現在の実行コンフィギュレーション ファイルを TFTP サーバにコピーして、あとで取り出せるようにします(コンフィギュレーション ファイルの保存および取り出しを参照)。

ステップ 2 静電気防止用ストラップを着用し、ストラップの装置側の端を搭載されているインターフェイス プロセッサの非脱落型ネジ、またはシャーシの塗装されていない表面に取り付けます。

ステップ 3 RSP4/4+ を交換する場合は、コンソール ポートまたは AUX ポートに接続されているデバイスをすべて取り外します。メンテナンス作業で RSP4/4+ を取り外して、同じ RSP4/4+ をもう一度取り付ける場合は、ケーブルに無理な力が加わることがなければ、ポートにデバイスを接続したままで行ってもかまいません。

ステップ 4 ドライバを使用して、2 つの非脱落型ネジを緩めます(図3 を参照)。

ステップ 5 各イジェクト レバーの端に親指をあてて、両方のイジェクト レバーを同時に外側(フレームのハンドルと反対の方向、図3の c の下の図を参照)に引きます。スロットからフレームが外れ、バックプレーンから RSP4 が外れます。

ステップ 6 片方の手で RSP4/4+ のハンドルを持ち、スロットから RSP4/4+ をまっすぐ引き出します。そのとき必ず、もう片方の手でフレームを下から支えます(図4 を参照)。フレームをバックプレーンと平行に保つようにしてください。ボードやコネクタ ピンには絶対に手を触れないでください。

図3 イジェクト レバーと非脱落型ネジ

 

ステップ 7 取り外した RSP4/4+ を静電気防止用マットまたは静電気防止材に置きます。RSP4/4+ を返却する場合は、ESD による損傷を防ぐために、ただちに静電気防止用袋に収めてください。

ステップ 8 RSP4/4+ に対して、ESD による事故を引き起こす可能性のあるメンテナンス作業を行う場合は、事前に静電気防止用ストラップの装置側を RSP4/4+ に取り付けます。


 

これで取り外し手順は終了です。DIMM を交換するために RSP4/4+ を取り外した場合は、「DRAM DIMM の交換およびアップグレード」に進んでください。RSP4/4+ を交換する場合は、次の項目に進んで、新しい RSP4/4+ を取り付けてください。

RSP4/4+ の交換


注意 RSP4/4+ が 1 つだけ搭載されているシステムで、その RSP4/4+ をシステム稼働中に取り外すと、システムが停止します。システム稼働中に RSP4/4+ を取り外す場合は、事前にこのことを考慮しておいてください。フル構成のシステムで、アクティブ RSP4/4+ の障害時にスタンバイ RSP4/4+ が正常に動作するようにするには、スタンバイ RSP4/4+ の DRAM およびフラッシュ メモリ容量がアクティブ RSP4/4+ と同じでなければなりません。RSP4/4+ のメモリ コンポーネント要件については、「メモリ コンポーネント」を参照してください。


) プロセッサ モジュールのフレームには、EMI シールディング用の防護枠が付いているので、モジュールはシャーシ スロットにしっかり差し込まれています。RSP スロット 7 に対する RSP4/4+ の取り外しまたは取り付けを正しく行うために、次の手順で作業を行うことを推奨します。最初にスロット 8 に搭載されているインターフェイス プロセッサを取り外してから、RSP スロット 7 に対する RSP4/4+ の取り外しまたは取り付けを行い(必要に応じて、さらに非脱落型ネジを締め)、最後にスロット 8 にインターフェイス プロセッサを戻します。


RSP4/4+ は、RSP スロット以外には取り付けられない設計になっています。デフォルトでは、ルータの最初の RSP スロット(Cisco 7507 および Cisco 7507-MX の場合はスロット 2、Cisco 7513 および Cisco 7513-MX の場合はスロット 6)に搭載された RSP が、アクティブ RSP になります。

RSP4/4+ の取り付け手順は、次のとおりです。


ステップ 1 片手で RSP4/4+ のハンドルを持ち、反対の手でフレームを下から支えながらスロットに差し込みます(図4 を参照)。ボードやコネクタ ピンには絶対に手を触れないでください。

ステップ 2 RSP4/4+ の背面から該当する RSP スロットに挿入し、フレームのエッジのノッチをスロット内の溝に合わせます(図3 の a を参照)。

図4 取り外しおよび取り付け時の RSP4/4+ の持ち方

 


注意 バックプレーンの損傷を防ぐために、RSP4/4+ は必ず、ルータの 2 つの RSP スロットのどちらかに取り付けてください。正しく取り付けるために、スロットにはキーが付いています。異なるスロットに無理に RSP4/4+ を取り付けようとすると、バックプレーンと RSP4/4+ が損傷する可能性があります。

ステップ 3 RSP4/4+ をバックプレーンに平行に保ち、滑らせながら慎重にスロットに差し込みます。RSP4/4+ の前面プレートがイジェクト レバーに触れたら、それ以上 RSP4/4+ を 押し込まない でください(図3 の b を参照)。

ステップ 4 各イジェクト レバーを親指と人差し指で挟み、両方のイジェクト レバーを同時に内側に(ハンドルの方へ)押して、前面プレートと平行になるようにします(図3 の c を参照)。

ステップ 5 ドライバを使用して、RSP4/4+ の端にある非脱落型ネジを締めます(図3 の a を参照)。

ステップ 6 ドライバを使用して、RSP4/4+ の前面プレートにある 2 個の非脱落型ネジを締めます。これによって、バックプレーンからの RSP4/4+ の部分的な脱落を防止するとともに、適切な EMI シールドを確保できます(EMI の仕様に適合させるには、これらのネジを締める必要があります)。

ステップ 7 RSP4/4+ を取り外すためにポートからコンソール端末を外した場合、または新しい RSP4/4+ を取り付ける場合は、コンソール ポートにコンソール端末を接続します(コンソール端末の接続を参照)。

ステップ 8 コンソール端末が接続されていて(次のコンソール端末の接続を参照)、電源がオンになっていることを確認します。

ステップ 9 システムの電源を再びオンにしてから、「システムの再起動」に進み、取り付けの確認を行います。


 

コンソール端末の接続

RSP4/4+ のコンソール ポートは、DB-25 レセプタクルを使用した DCE ポートです。システムと通信するように RSP4/4+ を設定するためには、このポートにデータ端末を接続する必要があります。RSP4/4+ のコンソール ポートは AUX ポートのすぐ下に位置し(図5を参照)、 Console というラベルが付けられています。

コンソール ポートを接続する前に、使用する端末のマニュアルを調べて、端末のボーレートを確認してください。端末をデフォルトのボーレート(9600 ボー)に合わせる必要があります。端末を9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビット(9600、8N2)に設定します。付属のコンソール ケーブルを使用して、RSP4/4+ のコンソール ポートに端末を接続してから、「システムの再起動」の手順で起動します。

図5 コンソール ポートおよび AUX ポートの接続

 


) コンソール ポートと AUX ポートは非同期シリアル ポートなので、これらのポートに接続する装置は、非同期伝送に対応できなければなりません(非同期は、最も一般的なシリアル装置のタイプです。ほとんどのモデムは非同期装置です)。


AUX ポートへの接続

RSP4/4+ の AUX ポートは、DB-25 プラグを使用した DTE ポートです。このポートを使用して、モデムまたは他の DCE 装置(CSU、Data Service Unit[DSU; データ サービス ユニット]、他のルータなど)をルータに接続できます。RSP4/4+ の AUX ポートはコンソール ポートの隣に位置し、 AUX というラベルが付けられています。モデム接続の例を図5に示します。

Y 字ケーブルを使用したコンソールおよび AUX の接続

2 つの RSP を搭載し、HAS 機能または HA 機能をイネーブルにしたシステムでは、オプションの専用 Y 字ケーブルを使用して、両方の RSP のコンソール ポートまたは AUX ポートを同時に接続することができます。RSP が 1 つのみ搭載されている場合は、デフォルトでこの RSP がアクティブです。


) Y 字ケーブルは必須ではありません。2 本のコンソール ケーブルおよび 2 本の AUX ケーブルを代わりに使用できます。


図6にコンソール用の Y 字ケーブルを示します。また、図7に AUX 用の Y 字ケーブルを示します。

図6 コンソール用 Y 字ケーブル(部品番号 CAB-RSP4CON=)

 

図7 AUX 用 Y 字ケーブル(部品番号 CAB-RSP4AUX=)

 

システムの再起動

システムの電源を再びオンにしたときに、システムが起動し、正常な動作が再開されるのを確認します。DRAM のアップグレード後にシステムを再起動した場合は、増設された DRAM のメモリを初期化する分だけ起動シーケンスに時間がかかります(システム起動シーケンスの確認を参照)。

次の手順に従って、RSP4/4+ が正しく取り付けられ、正常に機能していることを確認してください。


ステップ 1 次の事項を調べて、RSP4/4+ が確実に接続されていることを確認します。

RSP4/4+ がスロット内に完全に挿入され、両方の非脱落型ネジが締まっている

コンソール端末がコンソール ポートに接続されていて、端末の電源がオンになっている

ステップ 2 RSP4/4+ の LED を確認します。システム初期化中、RSP4/4+ の CPU HALT LED は点灯したままになります。起動プロセスが完了すると、この LED が消えます。RSP4/4+ が各インターフェイス プロセッサを初期化する間、各インターフェイス プロセッサのステータス LED は、不規則に点滅します。

ステップ 3 HSA または HA が設定されている Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、または Cisco 7513-MX の場合、システムの再起動時にコンソール端末にシステム バナーとスタートアップ画面が表示されるかどうかを確認します。

Cisco 7513 および Cisco 7513-MX の場合は、アクティブ コンソールに次のように表示されます(RSP スロットの表示に注意)。

System Bootstrap, Version 12.0(20011126:200409) [mssunil-RSP4_BENGAL_120S 251], DEVEL

OPMENT SOFTWARE

Copyright (c) 1994-2001 by cisco Systems, Inc.

 

SLOT 6 RSP is system master

RSP4 platform with 262144 Kbytes of main memory

 

rommon 1 > b

 

Self decompressing the image :###################################
#################################################################
##################################################################### [OK]

 

Restricted Rights Legend

 

Use, duplication, or disclosure by the Government is

subject to restrictions as set forth in subparagraph

(c) of the Commercial Computer Software - Restricted

Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph

(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer

Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.

 

cisco Systems, Inc.

170 West Tasman Drive

San Jose, California 95134-1706

 

Cisco Internetwork Operating System Software

IOS (tm) RSP Software (RSP-PV-M), Experimental Version 12.1(20020307:194032) [mssunil-

121E_LATEST 127]

Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.

Compiled Fri 26-Apr-02 16:52 by mssunil

Image text-base:0x60010958, data-base:0x611A4000

 

cisco RSP4 (R7000A) processor with 262144K/8216K bytes of memory.

R7000 CPU at 400Mhz, Implementation 39, Rev 3.3, 256KB L2, 2048KB L3 Cache

Last reset from power-on

G.703/E1 software, Version 1.0.

G.703/JT2 software, Version 1.0.

X.25 software, Version 3.0.0.

Chassis Interface.

1 EIP controller (4 Ethernet).

4 Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)

2043K bytes of non-volatile configuration memory.

 

16384K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).

No slave installed in slot 7.

 

Press RETURN to get started!

 

00:00:05:%CI-6-BPLANE:CI type 7 differs from NVRAM type 2

00:00:06:%SYS-5-CONFIG_I:Configured from memory by console

00:00:08:%LINK-5-CHANGED:Interface Ethernet8/0, changed state to administratively down

00:00:08:%LINK-5-CHANGED:Interface Ethernet8/1, changed state to administratively down

00:00:08:%LINK-5-CHANGED:Interface Ethernet8/2, changed state to administratively down

00:00:08:%LINK-5-CHANGED:Interface Ethernet8/3, changed state to administratively down

00:00:08:%SYS-5-RESTART:System restarted --

Cisco Internetwork Operating System Software

IOS (tm) RSP Software (RSP-PV-M), Experimental Version 12.1(20020307:194032) [mssunil-121E_LATEST 127]

Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.

Compiled Fri 26-Apr-02 16:52 by mssunil

00:00:08:%SNMP-5-COLDSTART:SNMP agent on host Router is undergoing a cold start

00:00:10:%LINEPROTO-5-UPDOWN:Line protocol on Interface Ethernet8/0, changed state to down

00:00:10:%LINEPROTO-5-UPDOWN:Line protocol on Interface Ethernet8/1, changed state to down

00:00:10:%LINEPROTO-5-UPDOWN:Line protocol on Interface Ethernet8/2, changed state to down

00:00:10:%LINEPROTO-5-UPDOWN:Line protocol on Interface Ethernet8/3, changed state to down

00:00:10:%SYS-6-BOOTTIME:Time taken to reboot after reload = -210 seconds

Router>

• Cisco 7507 および Cisco 7507-MX の場合は、アクティブ コンソールに次のように表示されます(RSP スロットの表示に注意)。

System Bootstrap, Version 11.1, RELEASED SOFTWARE
Copyright (c) 1986-1999 by cisco Systems, Inc.
SLOT 2 RSP4 is system master
SLOT 3 RSP4 is system slave
RSP4 processor with 128 Mbytes of main memory
 
(テキスト出力は省略)
 
Slave in slot 3 is halted.
 

ステップ 4 RSP4/4+ が 1 つしかなく、HAS または HA が設定されていない場合、システム再起動時にコンソール端末に表示されるシステム バナーとスタートアップ画面を確認します。次のように表示されます。

System Bootstrap, Version 11.1, RELEASED SOFTWARE
Copyright (c) 1986-1999 by cisco Systems, Inc.
SLOT 6 RSP4 is system master
RSP4 processor with 128 Mbytes of main memory
 
(テキスト出力は省略)
 

ステップ 5 ソフトウェアが起動され、インターフェイス プロセッサが初期化されたら、RSP4/4+ の LED が次のような状態になっていることを確認します。

(搭載されている各 RSP4/4+ の)RSP4/4+ NORMAL LED が点灯している。

(搭載されている各 RSP4/4+ の)CPU HALT LED が消灯している。

アクティブ RSP4/4+ の MASTER LED が点灯している。

スタンバイ RSP4/4+ の SLAVE LED が点灯している(HSA が設定されている場合)。


) RSP4/4+ が 1 つ搭載されているシステムの起動時間は約 1 分、RSP4/4+ が 2 つ搭載されているシステムの起動時間は約 1 分半です。これらの時間は、システム構成や、起動するイメージの格納場所によって異なります。


ステップ 6 インターフェイス プロセッサ上のすべての ENABLED LED が点灯していることを確認します。

ステップ 7 第 2 の RSP4/4+ が搭載され、HSA または HA が設定されているシステムでは、 show version コマンドを使用して、システムがスタンバイ RSP4/4+ を認識しているかどうかを確認します。次に Cisco 7513 の例を示します。

Router> show version
 
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) RSP Software (RSP-JSV-M), Version 11.1 [biff 51096]
Copyright (c) 1986-1999 by cisco Systems, Inc.
Compiled Mon 22-Sep-99 21:15 by biff
Image text-base: 0x600108A0, data-base: 0x607B8000
 
(テキスト出力は省略)
 
Slave in slot 7 is running Cisco Internetwork Operating System Software
 

(スタンバイとして設定されている RSP、またはルータの最新のクラッシュ履歴に応じて、[slot 6] が表示されることもあります。)

ステップ 2ステップ 6(第 2 の RSP4/4+ を搭載し、HSA または HA 機能を使用する場合はステップ 7まで)の状態をすべて確認できれば、インストレーションは完了です。リモート サーバにコンフィギュレーション ファイルを保存してから RSP4/4+ を交換した場合は、「コンフィギュレーション ファイルの取り出し」を参照してください。コンフィギュレーションを保存しないで RSP4/4+ を交換した場合は、 configure コマンドまたはセットアップ機能を使用して、コンフィギュレーションを再入力します。

電源投入時または初期化後に LED が 1 つも点灯しない場合、または起動エラーまたは CPU 停止を表す LED(CPU HALT LED)が点灯したままになっている場合は、エラー条件が発生しています。このような場合は、「インストレーションのトラブルシューティング」に進んで、問題を特定してください。設定についての詳細は、『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。これらは、オンラインから、あるいは Documentation CD-ROM から入手できます。また、印刷資料を入手することもできます。

第 2 の RSP4/4+ が搭載されている場合は、Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、または Cisco 7513-MX ルータに HSA 機能(必要に応じて HA 機能)を設定する必要があります。次の「注意」を読んでから、「HSA の設定」、または「HA 機能のイネーブル化」に進んでください。


注意 第 2 の RSP4/4+ カードを初めて搭載し、HSA または HA 機能をイネーブルにする場合は、HSA または HA 機能をただちに正しく設定しなければなりません「HSA の設定」、または「HA 機能のイネーブル化」を参照してください。これにより、新しいスタンバイがアクティブに合わせて設定されます。HSA または HA を設定しないと、アクティブ RSP4/4+ の障害発生時に、未設定のスタンバイ RSP4/4+ カードが制御を引き継ぐことになり、ネットワークが停止する可能性もあります。


 

システムの起動を確認する手順はこれで完了です。

RSP4/4+ を 1 つ搭載したルータの設定

RSP4/4+ を1つ搭載したルータは、ルータに適した Cisco IOS リリースに従ってシステムを設定する必要があります。ご使用のシスコ製ハードウェアにインストールされたソフトウェア リリース対応の Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットを参照してください。このマニュアル セットは、次の URL から入手できます。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/index.htm

RSP4/4+ を複数(または RSP4/4+ と RSP2 を 1 つずつ)搭載し、Cisco 7507 や Cisco 7507-MX ルータ、または Cisco 7513 や Cisco 7513-MX ルータを使用する場合は、ルータに HSA(デフォルト)を設定するか(HSA の設定を参照)、または HA を設定する必要があります(HA 機能のイネーブル化を参照)。

EXEC コマンド インタープリタの使用方法

EXEC レベルのコマンドを使用してシステムを設定するには、 enable コマンドを使用して、特権レベルの EXEC コマンド インタープリタを開始する必要があります。パスワードが設定されている場合は、パスワードの入力が要求されます。特権レベルのシステム プロンプトの末尾には、角カッコ(>)ではなく、ポンド記号(#)が付きます。

コンソール端末で特権 EXEC レベルを開始する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 EXEC プロンプト(>)に、 enable コマンドを入力します。次のように、EXEC コマンド インタープリタで特権レベルのパスワードの入力が求められます。

Router> enable
 
Password:
 

ステップ 2 パスワードを入力します(パスワードは大文字/小文字が区別されます)。セキュリティ上、パスワードは表示されません。

ステップ 3 正しいパスワードを入力すると、次のように特権レベルのシステム プロンプト(#)が表示されます。

Router#
 

システム プロンプトにポンド記号(#)が表示されていれば、特権レベルの EXEC コマンド インタープリタが開始されています。この状態になっていれば、EXEC レベルのコマンドを実行できます。


 

これで、EXEC コマンド インタープリタの使用手順は終了です。

設定情報およびサポートについては、ご使用のシスコ製ハードウェアにインストールされているソフトウェア リリース対応の Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットを参照してください。


) Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション情報は、http://www.cisco.comから入手できます。詳細については、次の URL にある Software Advisor を参照してください。
http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/CompNav/Index.pl


トラブルシューティング情報については、「インストレーションのトラブルシューティング」を参照してください。

HSA の設定

ここでは、計画された、または予想外のシステム停止後に、パケットの処理および転送を継続するための HSA 機能について説明します。

具体的な内容は次のとおりです。

「HSA アクティブおよびスタンバイ動作」

「HSA 機能の実装方式」

「HSA のシステム要件」

「HSA の設定作業リスト」

「HSA 動作のモニタおよびメンテナンス」

HAS は、2 つの RSP4/4+ カード(1 つは「アクティブ」用、もう 1 つは「スタンバイ」用)が搭載されているルータにおいて、アクティブ RSP4/4+ カードに障害が発生した場合のシステムのデフォルト機能です。この状況でスタンバイ RSP4/4+ カードが動作を引き継ぐ「コールド スタンバイ」が発生します。ルータはスタンバイ RSP によって自動的に再起動されます(新しい RSP を搭載する処理などの手作業は不要です)。スタンバイには独自のイメージおよびコンフィギュレーション ファイルが保存されており、単一のプロセッサとして機能します。


注意 アクティブ RSP4/4+ に障害が発生した場合にスタンバイ RSP4/4+ を適切に機能させるには、スタンバイ RSP4/4+ のブート イメージ、ROM モニタ、および DRAM 構成をアクティブ RSP4/4+ と同じにする必要があります。


) RSP4/4+ は、他の RSP4/4+ または RSP2 との相互運用が可能です。RSP1、RSP8、または RSP16 とは相互運用できません。以降の説明では、「2 つの RSP4/4+」という表現は、「RSP4/4+ と RSP2 を 1 つずつ」という表現に置き換えることができます。


新しい RSP4/4+ を 2 つ(または RSP4/4+ と RSP2 を 1 つずつ)同時に搭載すると、ルータの最初の偶数番号 RSP スロットに搭載された RSP(RSP2 と RSP4/4+ を併用した場合は、通常、RSP4/4+)がアクティブになり、奇数番号 RSP スロットに搭載された RSP がスタンバイになります。クラッシュが発生すると、奇数番号スロットの RSP がアクティブになり、偶数番号スロットの RSP がスタンバイになります。

HSA をサポートしているルータは、Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、および Cisco 7513-MX です。Cisco 7505 または Cisco 7576 ルータでは、HSA はサポートされていません。

コールド スタンバイの所要時間(最初の障害発生から最初のパケットが送信されるまでの時間)は、現在、約 8 ~ 10 分です。

HSA の設定に関する詳細は、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。これらは、オンラインから、あるいは Documentation CD-ROM から入手できます。また、印刷資料を入手することもできます。

HSA アクティブおよびスタンバイ動作

HAS の動作中、アクティブ RSP4/4+ カードは、単一プロセッサと同じように、ルータのすべての機能を制御します。スタンバイ RSP4/4+ カードは、何も制御しませんが、アクティブ RSP4/4+ 側で障害が発生していないかどうかを積極的にモニタします。

アクティブ RSP4/4+ の動作不能状態を検出したスタンバイ RSP4/4+ は、スタンバイ状態をリセットして、 アクティブ/スタンバイ アービトレーション を開始します。アクティブ/スタンバイ アービトレーションは、起動(または再起動)時にどちらの RSP4/4+ カードがアクティブで、どちらがスタンバイかを決定する ROM モニタ プロセスです。

システム クラッシュによってアクティブ RSP4/4+ で障害が発生すると、スタンバイ RSP4/4+ が新しいアクティブ RSP4/4+ となり、それ自体が備えているシステム イメージとコンフィギュレーション ファイルを使用してルータを再起動します。障害が発生した RSP4/4+ カード(この時点でスタンバイになっている)は、ユーザが診断プログラムを実行し、問題を修正して、 standby reload コマンドを入力するまで、アクティブにはなりません。

HSA が動作している場合は、次の注意事項に従ってください。

スタンバイ RSP4/4+ のブート イメージ、ROM モニタ、および DRAM 構成は、アクティブ RSP4/4+ と同じでなければなりません(ハードウェア要件を参照)。

2 つの RSP4/4+ カードで、同じアクティブ ソフトウェア イメージおよびコンフィギュレーション ファイルを実行する必要はありません。スタンバイモード ソフトウェアは、アクティブモード ソフトウェアのサブセットです。

自動同期化モードがイネーブルに設定されている場合、アクティブとスタンバイ両方の RSP4/4+ カードに同じコンフィギュレーション ファイルが保存されます(両方の RSP に同じコンフィギュレーション ファイルが保存されていることを確認するを参照)。

コンソールは常にアクティブ RSP4/4+ に接続されるため、常にアクティブ RSP からの情報が表示されます。

システムの動作中にアクティブ RSP4/4+ システムを取り外 さないでください 。ただし、スタンバイ RSP4/4+ は、システム動作中に取り外してもかまいません。


注意 システムの動作中にアクティブ RSP4/4+ を取り外すと、システムが停止することがあります。ただしその後、新しいアクティブ RSP4/4+ としてスタンバイ RSP4/4+ を使用して、再ロードが実行されます。システムに問題が生じるのを防ぐために、システムの動作中にはアクティブ RSP4/4+ を取り外さないでください

HSA 機能の実装方式

一般的な HSA の機能は次のとおりです。

ハードウェア バックアップ -- RSP4/4+ カードの障害から保護します。両方の RSP4/4+ カードをソフトウェア イメージおよび構成が同じになるように設定し、どちらかが変更された場合に両方のカードで設定情報が自動的に同期化されるようにルータを設定します。

ソフトウェア エラー保護 -- 特定のリリースにおける Cisco IOS ソフトウェアの重大なエラーから保護します。それぞれ異なるソフトウェア イメージを指定して各 RSP4/4+ カードを設定しますが、設定情報は両方の RSP4 で共通です。

さらに高度な HAS の実装方式もあります。たとえば、各 RSP4/4+ カードを次のように設定することもできます。

同じソフトウェア バージョンおよび異なるコンフィギュレーション ファイル

異なるソフトウェア イメージ、 および 異なるコンフィギュレーション ファイル

多様なコンフィギュレーション ファイル(たとえば、カードごとに各種機能またはインターフェイスをオフまたはオンにする)


) より複雑な HAS の使用方法も可能ですが、このマニュアルでは扱いません。詳細については、製品を購入した代理店にお問い合わせください。


HSA のシステム要件

RSP4/4+ の HSA の動作を設定には、次の条件を満たす必要があります。

RSP アクティブ プロセッサ カード× 1、RSP スタンバイ プロセッサ カード× 1 が搭載され、適切な Cisco IOS リリースがインストールされた Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、または Cisco 7513-MX(詳細については、次の URL にある Software Advisor を参照。
http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/CompNav/Index.pl )。

DRAM およびフラッシュ メモリ容量がアクティブ RSP と同じ(あるいはそれ以上の)スタンバイ RSP。RSP4/4+ のメモリ コンポーネント要件については、「メモリ要件」を参照してください。

ブート イメージ、ROM モニタ、および DRAM 構成が、アクティブ RSP と同じスタンバイ RSP(ハードウェア要件を参照)。


注意 HSA 機能が有効なのは、RSP4/4+ カードを 2 つ搭載した構成、または RSP4/4+ と RSP2 を 1 つずつ搭載した構成です。HSA 機能を利用する場合は、RSP4/4+ を他の RSP カードと組み合わせて使用することはできません。

HSA の設定作業リスト

HSA を設定する場合は、事前に HSA の使用方法を決めます(HSA 機能の実装方式を参照)。単純なハードウェア バックアップとして使用するのか、ソフトウェア エラー保護に使用するのかを決めてください。新しい Cisco IOS ソフトウェアまたは試用版の Cisco IOS ソフトウェアを使用する場合は、ソフトウェア エラー保護方式を使用することを検討してください。それ以外の場合は、単純なハードウェア バックアップ方式を使用してください。

使用方法を決定したら、次に示す作業を行います。最初の 2 つの作業および最後の作業は、両方の実装方式に必須です。3 番めと 4 番めの作業は、単純なハードウェア バックアップにのみ関連します。5 番めの作業は、ソフトウェア エラー保護にのみ関連します。

「デフォルトのスタンバイ RSP カードを指定する」 (両方の実装方式に適用)

「両方の RSP に同じコンフィギュレーション ファイルが保存されていることを確認する」 (両方の実装方式に適用)

「両方の RSP に同じシステム イメージが保存されていることを確認する」 (単純なハードウェア バックアップにのみ適用)

「両方の RSP に同じマイクロコード イメージが保存されていることを確認する」 (単純なハードウェア バックアップにのみ適用)

「アクティブ RSP とスタンバイ RSP に異なるスタートアップ イメージを指定する」 (ソフトウェア エラー保護にのみ適用)

「アクティブおよびスタンバイ RSP での環境変数の設定」 (両方の実装方式に適用)


) 次の HAS 設定例は、Cisco 7513 の場合です。Cisco 7507 を使用している場合は、アクティブ RSP およびスタンバイ RSP がそれぞれスロット 2 および 3 に搭載される点が主に異なります。


デフォルトのスタンバイ RSP カードを指定する

環境情報は、常にアクティブ RSP8 側から見たデータとして表示されるので、デフォルトのスタンバイ RSP4/4+ を定義する必要があります。ルータは起動時にデフォルト スタンバイ情報を使用します。

ルータへの電源投入または reload コマンドの実行によってシステムを起動した場合は、指定されているデフォルト スタンバイがスタンバイ RSP4/4+ になります。

システム クラッシュまたはハードウェア障害が原因でシステムが再起動した場合は、デフォルト スタンバイの指定は無視され、クラッシュまたは障害が生じた RSP4/4+ がスタンバイ RSP4/4+ になります。

デフォルト スタンバイ RSP4/4+ を定義するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# slave default-slot processor-slot-number

デフォルトのスタンバイ RSP4/4+ を定義します。

ステップ 3

Router(config)# end

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 4

Router# copy system: running-config nvram:startup-config

この情報をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

次回のシステム再起動時に、上記の変更が有効になります(両方の RSP4/4+ カードが動作可能状態の場合)。これにより、指定されたデフォルトのスタンバイがスタンバイ RSP4/4+ カードになります。もう一方の RSP4/4+ カードがシステムの制御を引き継ぎ、ルータのすべての機能を制御します。

デフォルトのスタンバイ RSP4/4+ を指定しなかった場合、スロット番号が奇数で、かつ数字が大きい方のプロセッサ スロットに搭載されている RSP4/4+ カードがデフォルト スタンバイになります。Cisco 7507 および Cisco 7507-MX では、デフォルトのスタンバイ RSP はプロセッサ スロット 3 に搭載されます。Cisco 7513 および Cisco 7513-MX では、デフォルトのスタンバイ RSP はプロセッサ スロット7に搭載されます。

次に、Cisco 7507 または Cisco 7507-MX のプロセッサ スロット 2 をデフォルトのスタンバイ RSP4/4+ に設定する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# slave default-slot 2
Router(config)# end
Router# copy system: running-config nvram:startup-config

両方の RSP に同じコンフィギュレーション ファイルが保存されていることを確認する

単純ハードウェア バックアップおよびソフトウェア エラー保護という実装方式を使用する場合、アクティブとスタンバイのコンフィギュレーション ファイルを常に一致させる必要があります。確実に一致させるには、自動同期化モードをオンにします。自動同期化モードで、対象となるアクティブのスタートアップ コンフィギュレーション(nvram:startup-config)を指定して copy コマンドを実行すると、アクティブのスタートアップ コンフィギュレーションがスタンバイのスタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。

自動同期化モードは、デフォルトでオンになります。手動でオンにするには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# slave auto-sync config

自動同期化モードをイネーブルにします。

ステップ 3

Router(config)# end

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 4

Router# copy system: running-config nvram:startup-config

この情報をスタートアップ コンフィギュレーションに保存し、そのコンフィギュレーションをスタンバイのスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、コンフィギュレーション ファイルの自動同期化機能をオンにする例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# slave auto-sync config
Router(config)# end
Router# copy system: running-config nvram:startup-config
 

両方の RSP に同じシステム イメージが保存されていることを確認する

単純なハードウェア バックアップの場合は、両方の RSP に同じシステム イメージが保存されていることを確認します。

両方の RSP に同じシステム イメージが保存されていることを確認するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# show bootvar

BOOT 環境変数の内容を表示して、アクティブとスタンバイ RSP の現在の起動パラメータを確認します。

ステップ 2

Router# dir { bootflash: | slot0: | slot1: }

または

Router# show { bootflash: | slot0: | slot1: }

アクティブ RSP のソフトウェア イメージの保存場所とバージョンを確認します。

ステップ 3

Router# dir { slavebootflash: | slaveslot0: | slaveslot1: }

または

Router# show { slavebootflash: | slaveslot0: | slaveslot1: }

スタンバイ RSP の同じ場所に同じソフトウェア イメージがあるかどうかを調べます。

ステップ 4

Router# copy {bootflash:[filename]| slot0:[filename] | slot1:[filename]}{slavebootflash:[filename] | slaveslot0:[filename] | slaveslot1:[filename]}


) このステップを完了するために、delete squeeze コマンドのいずれか、または両方を copy コマンドと組み合わせて使用しなければならない場合もあります。


スタンバイ RSP の同じ場所に同じシステム イメージがない場合は、アクティブ側のシステム イメージをスタンバイ側の適切な場所にコピーします。


) 削除された領域を再使用できるようにするには、squeeze コマンドを実行する必要があります。


次に、両方の RSP に同じシステム イメージが保存されていることを確認する例を示します。この例では、環境変数が設定されていないので、アクティブとスタンバイの両方の RSP でデフォルトの環境変数が有効になっています。

Router# show bootvar
BOOT variable =
CONFIG_FILE variable =
Current CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x0
 
Slave auto-sync config mode is on
 
current slave is in slot 7
BOOT variable =
CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable does not exist
 
Configuration register is 0x0
 
Router# show slot0:
1 .. image 143B4C13 ACB820 21 11188128 Jan 28 2000 01:02:37
rsp-pv-mz.120-22.3.S1
 
Router# show slavebootflash:
-#- ED ----type---- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1 .. image FEC9823F AF0424 18 11203868 Jan 24 2000 23:26:33
rsp-pv-mz.120-23.S
 
Router# delete slaveslot0:rsp-pv-mz.120-23.S
Router# copy slot0:rsp-pv-mz.120-22.3.S1 slaveslot0:rsp-pv-mz.120-22.3.S1

両方の RSP に同じマイクロコード イメージが保存されていることを確認する

両方の RSP に同じマイクロコード イメージが保存されていることを確認するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# show controller cbus

インターフェイス プロセッサで使用されているマイクロコード イメージを調べます。バンドルされたシステム マイクロコードから、すべてのインターフェイス プロセッサが実行されている場合は、それ以上の作業は不要です。

ステップ 2

Router# dir { bootflash: | slot0: | slot1: }

インターフェイス プロセッサのいずれかがフラッシュ メモリ ファイル システムから実行されている場合は、アクティブ RSP の補助マイクロコードの保存場所とバージョンを確認します。

ステップ 3

Router# dir {slavebootflash: | slaveslot0: | slaveslot1:}

スタンバイ RSP の同じ場所に同じマイクロコード イメージがあるかどうかを調べます。

ステップ 4

Router# copy {bootflash:[filename] | slot0:[filename] | slot1:[filename]} {slavebootslot:[filename] | slaveslot0:[filename] | slaveslot1:[filename]}


) このステップを完了するために、delete squeeze コマンドのいずれか、または両方を copy コマンドと組み合わせて使用しなければならない場合もあります。


アクティブ側のシステム イメージをスタンバイ側の適切な場所にコピーします。このコマンドは、スタンバイ RSP の同じ場所に同じシステム イメージがない場合に使用します。


) 削除された領域を再使用できるようにするには、squeeze コマンドを実行する必要があります。


次に、両方の RSP に同じマイクロコード イメージが保存されていることを確認する例を示します。スロット 0、1、4、9、および 10 に関しては、[ software loaded from system ] というステートメントからわかるように、バンドルされたソフトウェアからマイクロコードがロードされています。スロット 11 のChannel Interface Processor(CIP2)では、システムにバンドルされたマイクロコードを使用せずに、 slot0:pond/bath/rsp_fsip20-1 からマイクロコードがロードされています。したがって、スタンバイ RSP の同じ場所に同じ CIP2 マイクロコードのコピーがあるかどうかを確認する必要があります。

Router# show controller cbus
MEMD at 40000000, 2097152 bytes (unused 416, recarves 3, lost 0)
RawQ 48000100, ReturnQ 48000108, EventQ 48000110
BufhdrQ 48000128 (2948 items), LovltrQ 48000140 (5 items, 1632 bytes)
IpcbufQ 48000148 (16 items, 4096 bytes)
3571 buffer headers (48002000 - 4800FF20)
pool0: 28 buffers, 256 bytes, queue 48000130
pool1: 237 buffers, 1536 bytes, queue 48000138
pool2: 333 buffers, 4544 bytes, queue 48000150
pool3: 4 buffers, 4576 bytes, queue 48000158
slot0: EIP, hw 1.5, sw 20.00, ccb 5800FF30, cmdq 48000080, vps 4096
software loaded from system
Ethernet0/0, addr 0000.0ca3.cc00 (bia 0000.0ca3.cc00)
gfreeq 48000138, lfreeq 48000160 (1536 bytes), throttled 0
rxlo 4, rxhi 42, rxcurr 0, maxrxcurr 2
txq 48000168, txacc 48000082 (value 27), txlimit 27
.........
slot1: FIP, hw 2.9, sw 20.02, ccb 5800FF40, cmdq 48000088, vps 4096
software loaded from system
Fddi1/0, addr 0000.0ca3.cc20 (bia 0000.0ca3.cc20)
gfreeq 48000150, lfreeq 480001C0 (4544 bytes), throttled 0
rxlo 4, rxhi 165, rxcurr 0, maxrxcurr 0
txq 480001C8, txacc 480000B2 (value 0), txlimit 95
slot4: AIP, hw 1.3, sw 20.02, ccb 5800FF70, cmdq 480000A0, vps 8192
software loaded from system
ATM4/0, applique is SONET (155Mbps)
gfreeq 48000150, lfreeq 480001D0 (4544 bytes), throttled 0
rxlo 4, rxhi 165, rxcurr 0, maxrxcurr 0
txq 480001D8, txacc 480000BA (value 0), txlimit 95
slot9: MIP, hw 1.0, sw 20.02, ccb 5800FFC0, cmdq 480000C8, vps 8192
software loaded from system
T1 9/0, applique is Channelized T1
gfreeq 48000138, lfreeq 480001E0 (1536 bytes), throttled 0
rxlo 4, rxhi 42, rxcurr 0, maxrxcurr 0
txq 480001E8, txacc 480000C2 (value 27), txlimit 27
.......
 
slot 10: TRIP, hw 1.1, sw 20.00, ccb 5800FFD0, cmdq 480000D0, vps 4096
software loaded from system
TokenRing10/0, addr 0000.0ca3.cd40 (bia 0000.0ca3.cd40)
gfreeq 48000150, lfreeq 48000200 (4544 bytes), throttled 0
rxlo 4, rxhi 165, rxcurr 1, maxrxcurr 1
txq 48000208, txacc 480000D2 (value 95), txlimit 95
.........
 
slot11: CIP2, hw 1.1, sw 20.01, ccb 5800FFE0, cmdq 480000D8, vps 8192
software loaded from flash slot0:pond/bath/rsp_fsip20-1
Serial11/0, applique is Universal (cable unattached)
gfreeq 48000138, lfreeq 48000240 (1536 bytes), throttled 0
rxlo 4, rxhi 42, rxcurr 0, maxrxcurr 0
txq 48000248, txacc 480000F2 (value 5), txlimit 27
...........
Router# dir slot0:pond/bath/rsp_fsip20-1
-#- -length- -----date/time------ name
3 10242 Jan 01 1999 03:46:31 pond/bath/rsp_fsip20-1
 
Router# dir slaveslot0:pond/bath/rsp_fsip20-1
No such file
 
4079832 bytes available (3915560 bytes used)
 
Router# copy slot0:pond/bath/rsp_fsip20-1 slaveslot0:
4079704 bytes available on device slaveslot0, proceed? [confirm]
 
Router# dir slaveslot0:pond/bath/rsp_fsip20-1
-#- -length- -----date/time------ name
3 10242 Mar 01 1999 02:35:04 pond/bath/rsp_fsip20-1
 
4069460 bytes available (3925932 bytes used)
Router#
 

アクティブ RSP とスタンバイ RSP に異なるスタートアップ イメージを指定する

ソフトウェア エラー保護の場合は、RSP ごとに異なるシステム イメージを保存する必要があります。

ルータ購入時に 2 つ RSP4/4+ を搭載するように注文した場合、出荷された 2 つの RSP には同じシステム イメージが保存されています。ソフトウェア エラーに対する保護を目的としてHSA機能を設定する場合は、各 RSP に異なるソフトウェア イメージを保存する必要があります。必要なイメージをアクティブ RSP にコピーし、boot systemコマンドを変更して、2 種類の異なるシステム イメージが適切に起動されるように設定します。各 RSP は、アクティブになったときに、それぞれ独自のイメージを使用してルータを起動します。

アクティブおよびスタンバイ RSP に異なるスタートアップ イメージを指定するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# dir {bootflash: | slot0: | slot1:}

または

Router# show { bootflash: | slot0: | slot1: }

アクティブ RSP のソフトウェア イメージの保存場所とバージョンを確認します。

ステップ 2

Router# dir {slavebootflash: | slaveslot0: | slaveslot1:}

または

Router# show { slavebootflash: | slaveslot0: | slaveslot1: }

スタンバイ RSP の同じ場所に同じソフトウェア イメージがあるかどうかを調べます。

ステップ 3

Router# copy source {bootflash: | slot0: | slot1:}

アクティブ RSP に別のシステム イメージをコピーします。

ステップ 4

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

Router(config)# boot system flash bootflash: [ filename ]

または

Router(config)# boot system flash slot0: [ filename ]

または

Router(config)# boot system flash slot1: [ filename ]

グローバル コンフィギュレーション モードで、該当する場所に保存されている新しいイメージが起動されるように、アクティブ RSP を設定します。


) この手順では、最初の RSP つまりアクティブ RSP にのみコマンドで指定するイメージが保存されています。


ステップ 6

Router(config)# boot system flash bootflash: [ filename ]

または

Router(config)# boot system flash slot0: [ filename ]

または

Router(config)# boot system flash slot1: [ filename ]

スタンバイ RSP 上のブート イメージおよびその場所を指定するように、2 番めの boot system コマンドを設定します。


) このブート イメージは、スタンバイ RSP がアクティブ RSP としてシステムを起動する場合に使用します。最初のboot systemコマンドで指定したイメージ ファイルが、2 番めの RSP に存在しないことが前提となります。したがって、スタンバイ RSP が最初の boot system コマンドで指定されたイメージを特定できない場合は、この 2 番めのコマンドで指定されたイメージが使用されます。


ステップ 7

Router(config)# boot system { rcp | tftp | ftp } filename [ ip-address ]

(任意)アクティブ RSP がネットワーク サーバから起動するように設定します。

ステップ 8

Router(config)# config-register value 11

コンフィギュレーション レジスタが、ネットワーク サーバまたはフラッシュ メモリからシステム イメージをロードできるように設定します。

ステップ 9

Router(config)# end

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 10

Router# copy system: running-config nvram:startup-config

アクティブ RSP のスタートアップ コンフィギュレーションにコンフィギュレーション ファイルを保存します。自動同期化機能がオンになっているので、このステップを実行することによって、アクティブとスタンバイのスタートアップ コンフィギュレーションに boot system コマンドが保存されます。

ステップ 11

Router# reload

新しいコンフィギュレーション情報を使用してルータをリセットします。

11.ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタを変更するためにこのコマンドが使用できるシステムについての詳細は、「ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定」を参照してください。

新しいソフトウェア バージョンへのアップグレード例


) 以下の例では、2 つの RSP4/4+ が搭載されたシステムの設定方法を説明します。


このアップグレード例の条件は、次のとおりです。

Cisco 7513 または Cisco 7513-MX のプロセッサ スロット 6 にアクティブ RSP4/4+、プロセッサ スロット 7 にスタンバイ RSP4/4+ が搭載されています。

現在、アクティブ RSP とスタンバイ RSP は両方とも、PC カード スロット 0 に格納されている同じ Cisco IOS Enterprise イメージ( rsp-pv-mz.120-23.S )を使用しています。

一方の RSP が Cisco IOS Release 12.0(22.3)S1 を実行し、他の RSP が Cisco IOS Release 12.0(23)S を実行できるようにアップグレードします。ソフトウェア障害を防止するために、ソフトウェア エラー保護を行うように HSA の動作を設定します。

図8 に、この例のソフトウェア エラー保護設定を示します。図の下に、この設定に対応するコンフィギュレーション コマンドを示します。

図8 ソフトウェア エラー保護--新しいソフトウェア バージョンへのアップグレード

 


ステップ 1 アクティブ RSP の PC カード スロット 0 内のソフトウェア イメージの保存場所およびバージョンを確認するには、次のコマンドを使用します。

Router# show slot0:
-#- ED ----type---- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1 .. image FEC9823F AF0424 18 11203868 Jan 24 2000 23:26:33 rsp-pv-mz.120-23.S
 

ステップ 2 次にスタンバイのソフトウェア イメージの保存場所とバージョンを表示します。

Router# show bootflash:
-#- ED ----type---- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1 .. image FEC9823F AF0424 18 11203868 Jan 24 2000 23:26:33 rsp-pv-mz.120-23.S
 

ステップ 3 アクティブ RSP のシステム イメージを Cisco IOS Release 12.0(22.3)S1 にアップグレードするには、TFTP サーバからアクティブ RSP のスロット 0 に Cisco IOS Release 12.0(22.3)S1 システム イメージをコピーします。

Router# copy tftp slot0:rsp-pv-mz.120-22.3.S1
 

ステップ 4 グローバル コンフィギュレーション モードを開始して、最初に Cisco IOS Release 12.0(22.3)S1 システム イメージから起動し、次に Cisco IOS Release 12.0(23)S システム イメージから起動するように、システムを設定します。

Router# configure terminal
Router(config)# boot system flash slot0:rsp-pv-mz.120-22.3.S1
Router(config)# boot system flash slot0:rsp-pv-mz.120-23.S
 

このコンフィギュレーションでは、スロット 6 の RSP がアクティブの場合、最初に PC カード スロット 0 で、起動するシステム イメージ ファイル rsp-pv-mz.120-22.3.S1 を探します。このファイルが見つかった場合は、このシステム イメージからルータが起動します。スロット 7 の RSP がアクティブの場合は、最初にスロット 0 で、起動するシステム イメージ ファイル rsp-pv-mz.120-22.3.S1 を探しますが、スロット 0 にはこのイメージがないので、スロット 7 の RSP は、スロット 0 で、起動システム イメージ ファイル rsp-pv-mz.120-23.S を探します。PC カード スロット 0 でこのファイルが見つかれば、このシステム イメージからルータが起動します。つまり、どちらの RSP がアクティブ RSP になるかによって、システムの再起動に使用されるシステム イメージが異なります。

ステップ 5 さらに、システムにフォールトトレラント型の起動方法を設定します。

Router(config)# boot system tftp rsp-pv-mz.120-23.S 10.1.1.25
 

ステップ 6 ネットワーク サーバまたはフラッシュ メモリからシステム イメージをロードできるようにコンフィギュレーション レジスタを設定し、変更をアクティブおよびスタンバイのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

Router(config)# config-register 0x010F
Router(config)# end
Router# copy running-config startup-config
 

ステップ 7 アクティブの RSP4/4+ が新しい Cisco IOS Release 12.0(22.3)S1 のシステム イメージを使用するように、システムを再ロードします。

Router# reload
 


 

これで、新しいソフトウェア バージョンへのアップグレード手順の例は完了です。

旧バージョンのソフトウェアによるバックアップ例

このバックアップ例の条件は、次のとおりです。

Cisco 7513 または Cisco 7513-MX のプロセッサ スロット 6 にアクティブ RSP、プロセッサ スロット 7 にスタンバイ RSP が搭載されています。

現在、アクティブ RSP とスタンバイ RSP は両方とも、PC カード スロット 0 に格納されている同じシステム イメージ( rsp-pv-mz.120-22.3.S1 )を使用しています。

ソフトウェア障害から保護するためのバックアップとして Cisco IOS Release 12.0(23)S を使用し、ソフトウェア エラー保護を行うように HSA 動作を設定します。

この例では、図9 に示されているコンフィギュレーションから作業を開始します。

図9 ソフトウェア エラー保護--旧バージョンのソフトウェアによるバックアップ、パート I

 

次に、図10 に示されているように、アクティブおよびスタンバイ RSP に rsp-pv-mz.120-23.S イメージをコピーします。

図10 ソフトウェア エラー保護--旧バージョンのソフトウェアによるバックアップ、パート II

 

最後に、図11 に示されているように、スタンバイ RSP4/4+ カードから、 rsp-pv-mz.120-22.3.S1 イメージを削除します。

図11 ソフトウェア エラー保護--旧バージョンのソフトウェアによるバックアップ、パート III

 

この例では、次の手順を行って、ソフトウェア エラー保護を設定します。


ステップ 1 RSP ソフトウェア イメージの場所およびバージョンを確認するには、次のコマンドを使用して、アクティブおよびスタンバイ RSP のスロット 0 を表示します。

Router# show slot0:
-#- ED ----type---- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1 .. image 143B4C13 ACB820 21 11188128 Jan 28 2000 01:02:37 rsp-pv-mz.120-22.3.S1
 
Router# show bootflash:
-#- ED ----type---- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
1 .. image 143B4C13 ACB820 21 11188128 Jan 28 2000 01:02:37 rsp-pv-mz.120-22.3.S1
 

ステップ 2 TFTP サーバからアクティブおよびスタンバイ RSP の PC カード スロット 0 に、Cisco IOS Release 12.0(23)S システム イメージをコピーします。

Router# copy tftp slot0:rsp-pv-mz.120-23.S
Router# copy tftp slaveslotk0:rsp-pv-mz.120-23.S
 

ステップ 3 スタンバイ RSP から rsp-pv-mz.120-22.3.S1 イメージを削除します。

Router# delete slaveslot0:rsp-pv-mz.120-22.3.S1
 

ステップ 4 最初に Cisco IOS Release 12.0(22.3)S1 システム イメージから起動し、次に Cisco IOS Release 12.0(23)S システム イメージから起動するように、システムを設定します。

Router# configure terminal
Router(config)# boot system flash slot0:rsp-pv-mz.120-22.3.S1
Router(config)# boot system flash slot0:rsp-pv-mz.120-23.S
 

ステップ 5 さらに、システムにフォールトトレラント型の起動方法を設定します。

Router(config)# boot system tftp rsp-pv-mz.120-23.S 10.1.1.25
 

ステップ 6 ネットワーク サーバまたはフラッシュ メモリからシステム イメージをロードできるようにコンフィギュレーション レジスタを設定し、変更をアクティブおよびスタンバイのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

Router(config)# config-register 0x010F
Router (config)# Crtl-Z
Router# copy system: running-config startup-config

) この例の場合、ルータは現時点で Cisco IOS Release 12.0(22.3)S1 のイメージを実行しているので、ルータの再ロードは不要です。



 

これで、旧バージョンのソフトウェアによるバックアップ手順の例は完了です。

アクティブおよびスタンバイ RSP での環境変数の設定

Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、または Cisco 7513-MX では、任意で両方の RSP4/4+ カードに環境変数を設定することもできます。


) HSA 機能を設定する場合は、デフォルトの環境変数を使用することを推奨します。変数を変更する場合は、両方の RSP4/4+ カードの環境変数に同じデバイスを設定してください。たとえば、片方の RSP4/4+ カードの CONFIG_FILE 環境変数を NVRAM に設定したら、もう一方の RSP4/4+ カードの CONFIG_FILE 環境変数も NVRAM にします。


アクティブ RSP4/4+ の環境変数は、システムに RSP4/4+ カードが 1 つしか搭載されていない場合と同様の設定をします。スタンバイ RSP4/4+ カードには、手動または自動的に、アクティブと同じ環境変数を設定できます。

次に、この 2 つの方式について説明します。

「スタンバイ RSP4/4+ の環境変数を手動で設定する場合」

「スタンバイ RSP4/4+ の環境変数を自動的に設定する場合」

環境変数の設定方法に関する詳細は、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。これらは、Cisco.com からオンライン、あるいは Documentation CD-ROM で入手できます。また、印刷資料を入手することもできます。

スタンバイ RSP4/4+ の環境変数を手動で設定する場合

アクティブ RSP4/4+ の環境変数が設定されている場合は、 slave sync config コマンドを使用して、スタンバイ RSP4/4+ カードにアクティブと同じ環境変数を手動で設定できます。

ただし、RSP では自動同期化がデフォルトでイネーブルです。したがって、自動同期化をディセーブルに設定した場合や、第 2 の RSP を初めて搭載する場合を除いて、手動による更新は必要ありません。自動同期化の詳細については、「両方の RSP に同じコンフィギュレーション ファイルが保存されていることを確認する」を参照してください。


注意 第 2 の RSP を初めて搭載した場合は、slave sync configコマンドを使用して、ただちに同期化を設定しなければなりません 。これにより、新しいスタンバイ RSP がアクティブ RSP に合わせて設定されます。自動同期化を設定しないと、アクティブ RSP の障害発生時に、未設定のスタンバイ RSP が制御を引き継ぐことになり、ネットワークが停止する可能性もあります。

slave sync config コマンドの使用方法の詳細については、「HSA 動作のモニタおよびメンテナンス」を参照してください。HSA の設定の詳細については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。

スタンバイ RSP4/4+ に手動で環境変数を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# boot system

(任意)起動時にルータがロードするシステム イメージを指定し、現在の実行コンフィギュレーションの BOOT 変数に格納します。


) 完全な構文および使用上の注意事項については、『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』を参照してください。


ステップ 2

Router(config)# boot bootldr file-url

(任意)起動時に ROM が使用するフラッシュ ファイル システムおよびファイル名を指定し、現在の実行コンフィギュレーションの BOOTLDR 変数に格納します。

ステップ 3

Router(config)# boot config file-url

(任意)起動時にルータが使用するコンフィギュレーション ファイルの場所を指定し、現在の実行コンフィギュレーションの CONFIG_FILE 環境変数に格納します。

ステップ 4

Router(config)# end

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 5

Router# copy running-config startup-config

設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。RSP の ROM モニタの制御下でも、この情報が使用されます。

ステップ 6

Router# slave sync config

手動でコンフィギュレーション ファイルを同期化することによって、アクティブと同じ環境変数をスタンバイ RSP に保存します。

ステップ 7

Router# show bootvar

環境変数の設定値を確認します。

スタンバイ RSP4/4+ の環境変数を自動的に設定する場合

自動同期化モードがオンになっている場合、アクティブ RSP4/4+ の環境変数を設定して保存すると、同じ環境変数がスタンバイのスタートアップ コンフィギュレーションにも自動的に保存されます。

第 2 の RSP を初めて搭載する場合を除き、自動同期化をイネーブルにするときに、 slave sync config コマンドを使用する必要はありません。 slave sync config コマンドの使用方法の詳細については、「HSA 動作のモニタおよびメンテナンス」を参照してください。


) 自動同期化モードはデフォルトでオンに設定されています。したがって、自動同期化をディセーブルにした場合を除き、手動更新は必要ありません。自動同期化の詳細については、「両方の RSP に同じコンフィギュレーション ファイルが保存されていることを確認する」を参照してください。


自動同期化モードがオンに設定されている場合にスタンバイ RSP4/4+ の環境変数を設定するには、アクティブ RSP でグローバル コンフィギュレーション モードから、次の手順を使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# boot system

(任意)起動時にルータがロードするシステム イメージを指定し、現在の実行コンフィギュレーションの BOOT 変数に格納します。


) 完全な構文および使用上の注意事項については、『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』を参照してください。


ステップ 2

Router(config)# boot bootldr file-url

(任意)起動時に ROM が使用するフラッシュ ファイル システムおよびファイル名を指定し、現在の実行コンフィギュレーションの BOOTLDR 変数に格納します。

ステップ 3

Router(config)# boot config file-url

(任意)起動時にルータが使用するコンフィギュレーション ファイルの場所を指定し、現在の実行コンフィギュレーションの CONFIG_FILE 環境変数に格納します。

ステップ 4

Router(config)# end

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 5

Router# copy running-config startup-config

設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。この RSP4/4+ カードの ROM モニタの制御下でも、この情報が使用されます。

ステップ 6

Router# show bootvar

環境変数の設定値を確認します。

HSA 動作のモニタおよびメンテナンス

HAS 動作のモニタおよびメンテナンスを行う目的で、アクティブ イメージにバンドルされているスタンバイ イメージを変更することができます。そのためには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# hw-module slot image

スタンバイで実行されるイメージを指定します。


) スタンバイで実行されるイメージを判別するために使用されていたslave image system コマンドは、HA 機能を含む新しいイメージでは無効です。


アクティブおよびスタンバイ RSP のコンフィギュレーション ファイルと ROM モニタ環境変数を手動で同期化することができます。その場合は、特権 EXEC コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# slave sync config

アクティブとスタンバイのコンフィギュレーション ファイルを手動で同期化します。


注意 第 2 の RSP を初めて搭載した場合は、slave sync configコマンドを使用して、ただちに同期化を設定しなければなりません 。これにより、新しいスタンバイがアクティブに合わせて設定されます。自動同期化を設定しないと、アクティブ RSP の障害発生時に、未設定のスタンバイ RSP が制御を引き継ぐことになり、ネットワークが停止する可能性もあります。

このマニュアルでは取り上げませんが、 slave sync config コマンドは、HSA の高度な実装方式でも利用できます。『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。これらは、Cisco.com からオンラインで、あるいは Documentation CD-ROM から入手できます。また、印刷資料を入手することもできます。

HA 機能のイネーブル化

ここでは、次の内容について説明します。

「HA 機能の概要」

「ハードウェアおよびソフトウェア要件」

「インストレーション手順」

「RPR、RPR+、SSO、および FSU に関するトラブルシューティングのヒント」

HA は「ウォーム スタンバイ」によってシステムのダウンタイムを最小限にとどめる一連の機能であり、デフォルトの HAS 機能の代わりに使用できます。ウォーム スタンバイを使用すると、あらかじめ Cisco IOS イメージがロードされたスタンバイ RSP に、機能に応じて 30 秒~ 5 分以内に切り替えることができます。システムのデフォルト プログラムである HSA の詳細については、「HSA の設定」を参照してください。HSA と同様に、HA は RSP4/4+ が 2 つ、あるいは RSP4/4+ と RSP2 が 1 つずつ搭載された Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、および Cisco 7513-MX ルータでサポートされています。

HA が設定されたルータには、アクティブとスタンバイの2つの RSP があります。アクティブ RSP はルータのすべての機能を制御し、スタンバイ RSP はアクティブ RSP に障害が発生していないかをモニタします。

HA 機能の概要

HA 機能のコンポーネントは、次のとおりです。

Single Line Card Reload(SLCR) -- 障害の発生したライン カードを再ロードし、ネットワーク バックプレーン上の他のライン カードについては再ロードを実行しないことによって、障害ルータの高速リカバリを実現します。SLCR は障害を単一の Versatile Interface Processor(VIP2 または VIP4)または従来型インターフェイス プロセッサ カードに切り離し、障害のある VIP または 従来型インターフェイス プロセッサ カードのみをリロードすることによって、回復時間を短縮します。ネットワーク バックプレーンのもう一方のライン カードでは、物理的な回線およびルーティング プロトコルはアクティブなままです。最小限の中断で、パケットの転送が継続されます。

SLCR はディセーブルがデフォルトなので、手動で設定する必要があります。SLCR がイネーブルの場合に、3 つ以上のライン カードが同時に故障すると、すべてのライン カードがリセットされます。

SLCR の設定方法の詳細については、次の URL にある『 Cisco 7500 Single Line Card Reload 』フィーチャ モジュールを参照してください。 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120s/120s13/slcr.htm

Route Processor Redundancy(RPR) -- スタンバイ RSP へのスイッチオーバーを高速化することによって、障害ルータの高速リカバリを実現します。スタンバイ RSP では、Cisco ISO ソフトウェア イメージ全体がアクティブ RSP と同じになるようにあらかじめ初期化されます。アクティブ RSP に障害が発生すると、スタンバイ RSP が処理を引き継ぎます。スイッチオーバー中は、スタンバイ RSPによってライン カードが活性挿抜で挿入されます。RPR により、スイッチオーバーの時間は 4 ~ 5 分に短縮されます。

RPR はディセーブルがデフォルトなので、手動で設定する必要があります。RPR の詳細については、次の URL にある『Route Processor Redundancy and Fast Software Upgrade on Cisco 7500 Series Routers』フィーチャ モジュールを参照してください。 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120st/120st16/st_rpr7x.htm

Route Processor Redundancy Plus(RPR+) -- RPR と同様に、スタンバイ RSP へのスイッチオーバーを高速化することによって、障害ルータの高速リカバリを実現します。RPR+ 機能は RPR の強化版です。アクティブ RSP とスタンバイ RSP の間でスイッチオーバーが発生したときに、VIP のリセットおよび再ロードは行われません。VIP のリセットや VIP へのマイクロコードの再ロードが行われず、設定解析に必要な時間が省略されるため、スイッチオーバーの時間が短縮されます。

システムを稼働したままアクティブ RSP を取り外すと、RPR スイッチオーバーの場合と同様にすべてのライン カードがリセットおよび再ロードされ、スイッチオーバーの時間が長くなります。アクティブ RSP をシステムから取り外す必要がある場合は、最初にスイッチオーバー コマンドを実行して、アクティブ RSP からスタンバイ RSP に切り替えます。

RPR+ はデフォルトでディセーブルになっているため、手動で設定する必要があります。RPR+ は従来型インターフェイス プロセッサ カードをサポートしていません。ルータに従来型インターフェイス プロセッサ カードが含まれている場合には、デフォルトで RPR に設定されます。Cisco 7500 シリーズ ルータにおける RPR+ の設定方法の詳細については、次の URL にある『RPR+ on Cisco 7500 Series Routers』のフィーチャ モジュールを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120st/120st19/st_rpr2.htm

Fast Software Upgrade(FSU) -- 新しいソフトウェア イメージへのスイッチオーバーを高速化します。FSU を使用すると、暫定的なリリースまたは次期マイナー リリースの Cisco IOS イメージをスタンバイ RSP に先にアップロードすることによって、そのリリースにアップグレードすることができます。スタンバイ RSP に新しい Cisco IOS イメージをロードしたあとで、スタンバイ RSP に切り替えるコマンドを入力すると、RPR の場合と同様に、すべてのライン カードに再ロードされます。この機能により、従来に比べてはるかに短時間のサービス中断で、Cisco 7500 ルータ上の Cisco IOS をアップグレードできます。

FSU の詳細については、次の URL にある『Route Processor Redundancy and Fast Software Upgrade on Cisco 7500 Series Routers』フィーチャ モジュールを参照してください。 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120st/120st16/st_rpr7x.htm

Stateful Switchover(SSO) -- RPR+ をベースとする機能です。SSO を使用すると、主要なルーティング プロトコルおよびインターフェイス プロトコルの状態に関する必須情報を、スイッチオーバー時に、アクティブ RSP からスタンバイ RSP に渡すことができます。これにより、スタンバイ RSP がルータを学習して収束する時間を短縮できます。

SSO はディセーブルがデフォルトなので、手動で設定する必要があります。SSO は従来型インターフェイス プロセッサ カードをサポートしていません。SSO の設定方法の詳細については、次の URL にある『Stateful Switchover』フィーチャ モジュールを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120s/120s22/sso120s.htm

Cisco Nonstop Forwarding(NSF) -- SSO と組み合わせて使用します。NSF を使用すると、冗長 RSP が搭載されたルータは、スイッチオーバー中に、スタンバイ RSP へのデータ転送を継続できます。この機能では、スイッチオーバー時点の最新の Forwarding Information Base(FIB; 転送情報ベース)が使用されます。ルーティング プロトコルの収束が完了すると、FIB テーブルが更新されて、古いルート エントリが削除されます。この機能を使用すると、スイッチオーバー中のダウンタイムがなくなります。(注)Cisco NSF は常に SSO と共に稼働することにご注意ください。

Cisco NSF は、ルーティング用の BGP、OSPF、および IS-IS プロトコル、および転送用の CEF でサポートされています。NSF の設定方法の詳細については、次の URL にある『Cisco Nonstop Forwarding』フィーチャ モジュールを参照してください。 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120s/120s22/nsf120s.htm

ハードウェアおよびソフトウェア要件

HA 機能は、2 つの RSP4/4+(または RSP4/4+ および RSP2 が 1 つずつ)が搭載された Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、および Cisco 7513-MX ルータで使用できます。ただし、RSP4/4+ 上で 12.1(12)E イメージが稼働している必要があります。次の HA 機能を使用するには、次に示すソフトウェア リリースが最低限必要です。

SLCR -- Cisco IOS Releases 12.0(13)S、12.1(4)T、および 12.1(5)E

RPR -- Cisco IOS Release 12.0(16)ST

RPR+ -- Cisco IOS Release 12.0(19)ST

FSU -- Cisco IOS Release 12.0(16)ST

SSO -- Cisco IOS Release 12.0(22)S

NSF -- Cisco IOS Release 12.0(22)S


) ハードウェアおよびソフトウェアの互換性に関する最新情報については、次の URL にある Software Advisor を参照してください。http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/CompNav/Index.pl


インストレーション手順

RPR/RPR+、SSOとNSF、FSU、および SLCR 機能を実行するために必要な設定作業の内容は、次のとおりです。

「ルータのイネーブル化」(必須)

「RSP へのイメージのコピー」(必須)

「config-register ブート変数の設定」(任意)

「RPR および RPR+ の設定」(任意)

「SSO の設定」(任意)

「NSF の設定」(任意、ただし SSO が必要)

「FSU の実行」(任意)

「SLCR の設定」(任意)

ルータのイネーブル化

特権 EXEC コンフィギュレーション モードを開始するには、次の手順に従ってルータをイネーブルにします。


ステップ 1 ユーザ レベル EXEC プロンプトで、enableコマンドを実行します。次のように、特権レベルのパスワードの入力が求められます。

Router> enable
Password:
 

ステップ 2 パスワードを入力します(パスワードは大文字/小文字が区別されます)。セキュリティ上、パスワードは表示されません。

正しいパスワードを指定すると、特権レベルのシステム プロンプト(#)が表示されます。

Router#
 


 

ルータのイネーブル化を確認する手順はこれで完了です。

RSP へのイメージのコピー

TFTP を使用して、HA Cisco IOS イメージをアクティブおよびスタンバイ RSP にコピーします。


) フラッシュ メモリへのファイルのコピーを開始する前に、フラッシュ メモリ内に空きスペースが十分にあることを確認します。フラッシュ メモリの空きスペース サイズを確認するには、show flash:コマンドを使用します。コピーするファイルのサイズと、使用できるフラッシュ メモリ容量を比較します。空きスペースがコピーするファイルに必要なスペースより少なかった場合は、コピー プロセスは続行されますが、ファイル全体はフラッシュ メモリにコピーされません。


TFTP サーバからアクティブ RSP のフラッシュ メモリ カードに、Cisco IOS ソフトウェア イメージをコピーするには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# copy tftp slot slot-number :

 
 
 
 
Address or name of remote host []? ip-address
 
 
 
 
 
Name of file to copy []? imagename <Return>
writing filename!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
 
 
Destination filename? [ imagename1 ] <Return>
Accessing tftp://host ip-address/file 'imagename' on ip-address.. found !
11188128 bytes copied in 2280.664 secs (4906 bytes/sec)

TFTP を使用して、HA Cisco IOS イメージをアクティブ RSP のフラッシュ メモリ カードにコピーします。 12

slot slot-number -- アクティブ RSP のフラッシュ メモリ カードを指定します。

TFTP サーバの IP アドレスが要求されます。

ip-address -- 新しいイメージが格納されている TFTP サーバの IP アドレスを指定します。

フラッシュ メモリ カードにコピーするイメージ ファイルの名前を入力するように要求されます。

imagename -- フラッシュ メモリ カードにロードするイメージの名前を指定します。

コピー先で表示するファイル名を入力するように要求されます。

imagename1 -- コピー先で表示されるイメージの名前を指定します。

ステップ 2

Router# copy tftp slaveslot slot-number :

 
 
 
 
 
 
Address or name of remote host []? ip-address
 
 
 
 
Name of file to copy []? imagename <Return>
writing filename!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
 
Destination filename? [ imagename1 ] <Return>
Accessing file 'imagename' on ip-address.. found !
903500 bytes available for writing without erasure.
Loading imagename from ip-address (via Ethernet1/0): !

 

[OK - 3320245/4194176 bytes]

TFTP を使用して、HA Cisco IOS イメージをスタンバイ RSP のフラッシュ メモリ カードにコピーします。

slaveslot slot-number -- スタンバイ RSP のフラッシュ メモリ カードを指定します。

TFTP サーバの IP アドレスが要求されます。

ip-address -- 新しいイメージが格納されている TFTP サーバの IP アドレスを指定します。

フラッシュ メモリ カードにコピーするイメージ ファイルの名前を入力するように要求されます。

imagename -- フラッシュ メモリ カードにロードするイメージの名前を指定します。

コピー先で表示するファイル名を入力するように要求されます。

imagename1 -- コピー先で表示されるイメージの名前を指定します。

12.フラッシュ メモリへのファイルのコピーを開始する前に、フラッシュ メモリ内に空きスペースが十分にあることを確認します。コピーするファイルのサイズと、使用できるフラッシュ メモリ容量を比較します。空きスペースがコピーするファイルに必要なスペースより少なかった場合は、コピー プロセスは続行されますが、ファイル全体はフラッシュ メモリにコピーされません。

config-register ブート変数の設定

必須ではありませんが、「RPR および RPR+ の設定」 hw-module slot slot-number image file-spec コマンドが指定するイメージと同じイメージが起動されるように、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタのブート フィールドを変更することを推奨します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# show version

現在のコンフィギュレーション レジスタの設定値を取得します。

ステップ 2

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# boot system flash slot slot-number : [ imagename ]

フラッシュ メモリに保存されているイメージのファイル名を指定します。

imagename -- hw-module slot slot-number image file-spec コマンドで指定されるイメージと同じイメージが起動されるように、ブート変数を設定することを推奨します。「RPR および RPR+ の設定」ステップ 2 を参照してください。

slot-number -- フラッシュ メモリ カードが搭載されているアクティブ RSP のスロットを指定します。有効な値は、Cisco 7507 ルータの場合はスロット 2 または 3、Cisco 7513 ルータの場合はスロット 6 または 7 です。

ステップ 4

Router(config)# config-register value

希望するシステム イメージのロード方法に応じて、既存のコンフィギュレーション レジスタの設定値を変更します。

value -- 0x0 ~ 0xFFFFFFFF

ステップ 5

Router(config)# end

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 6

Router# reload

新しいコンフィギュレーション情報を使用してルータをリセットします。

RPR および RPR+ の設定


) システムを稼働させたままアクティブ RSP を取り外すと、RPR スイッチオーバーの場合と同様にすべてのライン カードがリセットおよび再ロードされ、スイッチオーバーの時間が長くなります。アクティブ RSP をシステムから取り外す必要がある場合は、最初にスイッチオーバー コマンドを実行して、アクティブ RSP からスタンバイ RSP に切り替えます。


RPR および RPR+ を設定するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# hw-module slot slot-number image file-spec

初期化時にアクティブ RSP が使用するイメージを指定します。HA イメージが見つかると、実行コンフィギュレーションが更新されます。

slot-number -- フラッシュ メモリ カードが搭載されているアクティブ RSP のスロットを指定します。有効な値は、Cisco 7507 ルータの場合はスロット 2 または 3、Cisco 7513 ルータの場合はスロット 6 または 7 です。

file-spec -- アクティブ RSP のフラッシュ デバイスおよびイメージ名を指定します。


) ステップ 2 とステップ 3 は同じです。ステップ 2 はアクティブ RSP に、ステップ 3 はスタンバイ RSP に適用されます。


ステップ 3

Router(config)# hw-module slot slot-number image file-spec

初期化時にスタンバイ RSP で使用するイメージを指定します。HA イメージが見つかると、実行コンフィギュレーションが更新されます。

slot-number -- フラッシュ メモリ カードが搭載されているスタンバイ RSP のスロットを指定します。有効な値は、Cisco 7507 ルータの場合はスロット 2 または 3、Cisco 7513 ルータの場合はスロット 6 または 7 です。

file-spec -- スタンバイ RSP のフラッシュ デバイスおよびイメージ名を指定します。


) ステップ 2 とステップ 3 は同じです。ステップ 2 はアクティブ RSP に、ステップ 3 はスタンバイ RSP に適用されます。


ステップ 4

Router(config)# redundancy

冗長コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

Router(config-red)# mode rpr (または mode rpr-plus

アクティブとスタンバイ両方の RSP 上で冗長モードを RPR(または RPR+)に設定します。HSA がデフォルトの冗長モードです。

ステップ 6

Router(config-red)# exit

冗長コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 7

Router(config)# end

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 8

Router# hw-module sec-cpu reset

スタンバイ RSP をリセットし、指定した Cisco IOS イメージを再ロードしてそのイメージを実行します。


) ステップ 2 で Cisco IOS イメージを指定しなかった場合、このコマンドではバンドルされているデフォルトの IOS スタンバイ イメージがロードされて実行されます。その場合、システムは HSA モードで動作します。


RPR および RPR+ の確認

show redundancy コマンドを使用して、RPR または RPR+ がイネーブルに設定されているかどうかを確認します。

Router# show redundancy
 
Operating mode is sso
redundancy mode sso
hw-module slot 6 image disk0:rsp-pv-mz
hw-module slot 7 image disk0:rsp-pv-mz
 
Active High Availability version is 3.0
Standby High Availability version is 3.0
 
Active in slot 6
Standby in slot 7
 
The system total uptime since last reboot is 2 weeks, 23 hours 41 minutes.
The system has experienced 4 switchovers.
The system has been active (become master) for 21 hours 1 minute.
Reason for last switchover:User forced.

RPR および RPR+ の設定例

次の例では、アクティブ RSP は Cisco 7507 のスロット 2 に、スタンバイ RSP はスロット 3 に搭載されています。

Router# copy tftp slot0:rsp-pv-mz
Router# copy tftp slaveslot0:rsp-pv-mz
Router# configure terminal
Router(config)# hw-module slot 2 image slot0:rsp-pv-mz
Router(config)# hw-module slot 3 image slot0:rsp-pv-mz
Router(config)# redundancy
Router(config-red)# mode rpr (Or mode rpr-plus)
Router(config-red)# exit
Router(config)# end
Router# hw-module sec-cpu reset
Router# show running-config
version 12.0
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
service single-slot-reload-enable
!
hostname Router1
!
boot system rcp://path/to/image/rsp-boot-mz
boot system tftp://path/to/image/rsp-boot-mz
boot bootldr bootflash:rsp-boot-mz
enable password password
!
redundancy
mode rpr !--indicates Redundancy mode has been configured for RPR
!
hw-module slot 2 image slot0:rsp-pv-mz
hw-module slot 3 image slot0:rsp-pv-mz
ip subnet-zero
ip rcmd remote-username router1
ip cef distributed
ip host iphost 192.168.0.1
mpls traffic-eng auto-bw timers
!
!
controller T3 6/0/0
clock source line
!
!
interface Ethernet0/0/0
ip address 10.0.0.1 255.255.0.0
no ip directed-broadcast
ip route-cache distributed
no keepalive
.
.
.
exec-timeout 0 0
history size 40
transport preferred none
transport input none
line aux 0
line vty 0 4
login

SSO の設定

SSO を設定するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# hw-module slot slot-number image file-spec

初期化時にアクティブRSPが使用するイメージを指定します。HA イメージが見つかると、実行コンフィギュレーションが更新されます。

slot-number -- フラッシュ メモリ カードが搭載されているアクティブ RSP のスロットを指定します。有効な値は、Cisco 7507 ルータの場合はスロット 2 または 3、Cisco 7513 ルータの場合はスロット 6 または 7 です。

file-spec -- アクティブ RSP のフラッシュ デバイスおよびイメージ名を指定します。


) ステップ 2 とステップ 3 は同じです。ステップ 2 はアクティブ RSP に、ステップ 3 はスタンバイ RSP に適用されます。



file-spec 属性が示すイメージは、ローカルなフラッシュ デバイス上で使用可能でなければなりません。TFTP などのリモート プロトコルおよびリモート コピーは、使用できません。


ステップ 3

Router(config)# hw-module slot slot-number image file-spec

初期化時にスタンバイ RSP で使用するイメージを指定します。HA イメージが見つかると、実行コンフィギュレーションが更新されます。

slot-number -- フラッシュ メモリ カードが搭載されているスタンバイ RSP のスロットを指定します。有効な値は、Cisco 7507 ルータの場合はスロット 2 または 3、Cisco 7513 ルータの場合はスロット 6 または 7 です。

file-spec -- アクティブ RSP のフラッシュ デバイスおよびイメージ名を指定します。


) ステップ 2 とステップ 3 は同じです。ステップ 2 はアクティブ RSP に、ステップ 3 はスタンバイ RSP に適用されます。



file-spec 属性が示すイメージは、ローカルなフラッシュ デバイス上で使用可能でなければなりません。TFTP などのリモート プロトコルおよびリモート コピーは、使用できません。


ステップ 4

Router(config)# redundancy

冗長コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

Router(config-red)# mode sso

アクティブとスタンバイ両方の RSP 上で冗長コンフィギュレーション モードを SSO に設定します。


) SSO モードを設定すると、スタンバイ RSP は自動的にリセットされます。


ステップ 6

Router(config-red)# end

冗長コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 7

Router(config)# end

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 8

Router# copy running-config startup-config

コンフィギュレーションの変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

フレーム リレー自動同期化 LMI シーケンス番号の設定

自動同期化手順は、フレーム リレー対応のデバイスにのみ適用される任意の手順です。アクティブ RSP とスタンバイ RSP の間で LMI シーケンス番号を同期化するようにフレーム リレー SSO を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# frame-relay redundancy auto-sync lmi-sequence-numbers

アクティブ RSP とスタンバイ RSP の間でフレーム リレー LMI シーケンス番号を自動的に同期化するように設定します。

SSO の確認

ネットワーキング デバイスに SSO が設定されていることを確認するには、show redundancy コマンドを使用します。デバイスが SSO モードで稼働していることを確認するには、show redundancy states コマンドを使用します。show redundancy statesコマンドは、装置が SSO モードで稼働しているかどうかを示します。装置が SSO モードで稼働している場合は、STANDBY HOT が表示されます。


) これらのコマンドの出力は、デバイスの設定およびシステム設置環境の要件に応じて異なります。



ステップ 1 show redundancyコマンドを使用して、デバイスに SSO が設定されているかどうかを確認します。

Router# show redundancy
 
Operating mode is sso
redundancy mode sso
hw-module slot 6 image disk0:rsp-pv-mz
hw-module slot 7 image disk0:rsp-pv-mz
 
Active High Availability version is 3.0
Standby High Availability version is 3.0
 
Active in slot 6
Standby in slot 7
 
The system total uptime since last reboot is 2 weeks, 23 hours 41 minutes.
The system has experienced 4 switchovers.
The system has been active (become master) for 21 hours 1 minute.
Reason for last switchover:User forced.
 

ステップ 2 show redundancy statesコマンドを使用して、デバイス上で SSO が稼働しているかどうかを確認します。

Router# show redundancy states
my state = 13 -ACTIVE
peer state = 8 -STANDBY HOT
Mode = Duplex
Unit ID = 7
 
Redundancy Mode = sso
Maintenance Mode = Disabled
Manual Swact = Enabled
Communications = Up
 
client count = 12
client_notification_TMR = 30000 milliseconds
RF debug mask = 0x0
 

ステップ 3 show redundancy clientコマンドを使用して、SSO プロトコルまたはアプリケーションとして登録されたアプリケーションおよびプロトコルのリストを表示します。サポート対象の回線プロトコルのリストを確認します。

Router# show redundancy client
 
clientID = 0 clientSeq = 0 RF_INTERNAL_MSG
clientID = 25 clientSeq = 130 CHKPT RF
clientID = 22 clientSeq = 140 Network RF Client
clientID = 24 clientSeq = 150 CEF RRP RF Client
clientID = 37 clientSeq = 151 MDFS RRP RF Client
clientID = 23 clientSeq = 220 FRAME RELAY
clientID = 49 clientSeq = 225 HDLC
clientID = 20 clientSeq = 310 IPROUTING NSF RF cli
clientID = 21 clientSeq = 320 PPP RF
clientID = 34 clientSeq = 330 SNMP RF Client
clientID = 29 clientSeq = 340 ATM
clientID = 35 clientSeq = 350 History RF Client
clientID = 50 clientSeq = 530 SNMP HA RF Client
clientID = 65000 clientSeq = 65000 RF_LAST_CLIENT
 


 

NSF の設定

Cisco NSF は常に SSO と共に稼働します。まだ SSO が設定されていない場合は、「SSO の設定」を参照してください。Cisco NSF は、ルーティング用の BGP、OSPF、および IS-IS プロトコル、および転送用の CEF でサポートされています。ルーティング プロトコル BGP、OSPF、および IS-IS は、NSF 対応機能および NSF 認識機能を持つように強化されています。つまり、これらのプロトコルが稼働するルータは、スイッチオーバーを検出したり、ネットワーク トラフィックの転送を継続するため、およびピア デバイスからルート情報を復元するために必要な処理を行うことができます。IS-IS プロトコルは、ピア デバイスから受信した情報でなく、アクティブ RSP とスタンバイ RSP の間で同期化されたステート情報を使用して、スイッチオーバー後にルート情報を復旧するように設定できます。

NSF をサポートするように設定されたデバイスは NSF 対応と言います。したがって、NSF 認識ネイバまたは NSF 対応ネイバから、ルーティング情報を再構築します。

ルーティング プロトコルが Routing Information Base(RIB)テーブルを再構築している間、各プロトコルは CEF を使用して、スイッチオーバー中のパケット転送を継続します。ルーティング プロトコルが収束すると、CEF は FIB テーブルを更新し、古いルート エントリを削除します。次に、CEF は新しい FIB 情報を使用して、ライン カードを更新します。

NSF 機能については、次の各セクションを参照してください。作業ごとに、必須であるか、または任意であるかが示されています。

「CEF NSF の設定」(必須)

「BGP NSF の設定」(必須)

「OSPF NSF の設定」(必須)

「IS-IS NSF の設定」(必須)

「CEF NSF の確認」(任意)

「BGP NSF の確認」(任意)

「OSPF NSF の確認」(任意)

「IS-IS NSF の確認」(任意)

「NSF 機能のトラブルシューティング」(任意)

「BGP NSF の設定例」(任意)

「BGP NSF 近接デバイスの設定例」(任意)

「OSPF NSF の設定例」(任意)

「IS-IS NSF の設定例」(任意)

CEF NSF の設定

ネットワーキング デバイスが SSO モードで稼働している場合は、デフォルトで CEF NSF 機能が動作します。したがって設定作業は不要です。

BGP NSF の設定


) BGP NSF に参加しているすべてのピア デバイス上で、BGP グレースフル リスタートを設定する必要があります。


NSF 用 BGP を設定するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。各 BGP NSF ピア デバイスで、この手順を繰り返します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# router bgp as-number

BGP ルーティング プロセスをイネーブルにして、ルータ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config-router)# bgp graceful-restart

BGPグレースフル リスタート機能をイネーブルにして、BGP 用 NSF を開始します。

BGP セッションの確立後にこのコマンドを入力した場合は、セッションを再起動して、この機能を BGP ネイバと交換する必要があります。

このコマンドは、ルータおよびすべてのピアを再起動するときに使用します。

OSPF NSF の設定


) OSPF NSF に参加しているすべてのピア デバイスは、OSPF NSF 認識として設定する必要があります。この設定は、デバイスに NSF ソフトウェア イメージをインストールすると自動的に実行されます。


OSPF 用 NSF を設定するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# router ospf processID

OSPF ルーティング プロセスをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

ステップ 3

Router(config-router)# nsf

OSPF の NSF 動作をイネーブルにします。

IS-IS NSF の設定

IS-IS 用 NSF を設定するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# router isis [tag]

IS-IS ルーティング プロセスをイネーブルにして、ルータ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config-router)# nsf [cisco | ietf]

IS-IS の NSF 動作をイネーブルにします。

同種ネットワーク(隣接するネットワーキング デバイスが、IETF ドラフトベースの再起動をサポートするデバイスであることが保証されているネットワーク)で IS-IS をイネーブルにするには、ietf キーワードを使用します。

異機種ネットワーク(隣接するネットワーキング デバイスが NSF 認識デバイスでないことがあるネットワーク)で IS-IS を実行するには、cisco キーワードを使用します。

ステップ 4

Router(config-router)# nsf interval [minutes]

(任意)NSF の再起動を試行する最小間隔を指定します。NSF の再起動試行間隔のデフォルト値は 5 分です。

ステップ 5

Router(config-router)# nsf t3 {manual [seconds] | adjacency}

(任意)IS-IS データベースが同期化し、過負荷のリンクステート情報を独自に生成してネイバにフラッディングするまで、IS-IS が待機する時間を指定します。

t3 キーワードは、ietf 動作を選択した場合のみ適用されます。adjacency を指定すると、ルータを再起動した場合に、待機時間が近接デバイスから取得されます。

ステップ 6

Router(config-router)# nsf interface wait seconds

(任意)IS-IS と隣接するすべてのインターフェイスが起動して、再起動が完了するまで、IS-IS NSF の再起動を待機する時間を指定します。デフォルト値は 10 秒です。

CEF NSF の確認

CEF が NSF 対応であることを確認するには、show cef state コマンドを使用します。

Router# show cef state
CEF Status [RP]
CEF enabled/running
dCEF enabled/running
CEF switching enabled/running
CEF default capabilities:
Always FIB switching: no
Default CEF switching: yes
Default dCEF switching: no
Update HWIDB counters: no
Drop multicast packets: no
Output dCAR supported: no
OK to punt packets: yes
NVGEN CEF state: no
fastsend() used: no
ACL logging at irq: no
Per-packet loadbalancing: no
Allow CEF re-enable: no
MAC accounting on RP: no
Background ADJ updater: no
Force loadinfo structures: no
CEF NSF capable: yes
IPC delayed func on SSO: no
FIB auto repair supported: yes
HW forwarding on this platform: no
HW forwarding in this CEF instance:no
LCs not running at init time:no
IP CEF accounting supported:yes
RP state:
Expanded LC ipc memory: 0 Kbytes
Linecard reloader type: aggressive (Default)
RRP state:
I am standby RRP: no
RF Peer Presence: yes
RF PeerComm reached: yes
Redundancy mode: sso(7)
CEF NSF: enabled/running

BGP NSF の確認

BGP 用 NSF を確認するには、SSO 対応ネットワーキング デバイスおよび近接デバイスに、グレースフル リスタート機能が設定されていることを確認する必要があります。次の手順を実行します。


ステップ 1 show running-config コマンドを使用して、SSO 対応ルータの BGP 設定に、[bgp graceful-restart] が表示されることを確認します。

Router# show running-config
router bgp 120
bgp graceful-restart
neighbor 10.2.2.2 remote-as 300
 

ステップ 2 BGP ネイバごとにステップ 1 を繰り返します。

ステップ 3 SSO デバイスおよび近接デバイスで、グレースフル リスタート機能がアドバタイズ済みおよび受信済みと表示されていることを確認し、グレースフル リスタート機能を持つアドレス ファミリーを確認します。アドレス ファミリーが表示されない場合は、BGP NSF も機能しません。

Router#show ip bgp neighbors x.x.x.x
BGP neighbor is 192.168.2.2, remote AS YY, external link
BGP version 4, remote router ID 192.168.2.2
BGP state = Established, up for 00:01:18
Last read 00:00:17, hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds
Neighbor capabilities:
Route refresh:advertised and received(new)
Address family IPv4 Unicast:advertised and received
Address famiiy IPv4 Multicast:advertised and received
Graceful Restart Capabilty:advertised and received
Remote Restart timer is 120 seconds
Address families preserved by peer:
IPv4 Unicast, IPv4 Multicast
Received 1539 messages, 0 notifications, 0 in queue
Sent 1544 messages, 0 notifications, 0 in queue
Default minimum time between advertisement runs is 30 second
 


 

OSPF NSF の確認

OSPF 用 NSF を確認するには、SSO 対応ネットワーキング デバイスに NSF 機能が設定されていることを確認する必要があります。次の手順を実行します。


ステップ 1 show running-configコマンドを使用して、SSO 対応デバイスの OSPF 設定に [nsf] が表示されることを確認します。

Router# show running-config
router ospf 120
log-adjacency-changes
nsf
network 192.168.20.0 0.0.0.255 area 0
network 192.168.30.0 0.0.0.255 area 1
network 192.168.40.0 0.0.0.255 area 2
 

ステップ 2 show ip ospf コマンドを使用して、デバイス上で NSF がイネーブルに設定されているかどうかを確認します。

Router> show ip ospf
Routing Process "ospf 1" with ID 192.168.2.1 and Domain ID 0.0.0.1
Supports only single TOS(TOS0) routes
Supports opaque LSA
SPF schedule delay 5 secs, Hold time between two SPFs 10 secs
Minimum LSA interval 5 secs. Minimum LSA arrival 1 secs
Number of external LSA 0. Checksum Sum 0x0
Number of opaque AS LSA 0. Checksum Sum 0x0
Number of DCbitless external and opaque AS LSA 0
Number of DoNotAge external and opaque AS LSA 0
Number of areas in this router is 1. 1 normal 0 stub 0 nssa
External flood list length 0
Non-Stop Forwarding enabled, last NSF restart 00:02:06 ago (took 44 secs)
Area BACKBONE(0)
Number of interfaces in this area is 1 (0 loopback)
Area has no authentication
SPF algorithm executed 3 times
 


 

IS-IS NSF の確認

IS-IS 用 NSF を確認するには、SSO 対応ネットワーキング デバイスに NSF 機能が設定されていることを確認する必要があります。次の手順を実行します。


ステップ 1 show running-config コマンドを使用して、SSO 対応デバイスの IS-IS 設定に [nsf] が表示されることを確認します。画面には Cisco IS-IS または IETF IS-IS のいずれかの設定が表示されます。次の表示例は、デバイスがシスコ製の IS-IS NSF 実装を使用していることを示します。

Router# show running-config
router isis
nsf cisco
 

ステップ 2 NSF 設定が cisco に設定されている場合は、show isis nsf コマンドを使用して、NSF がデバイス上でイネーブルであることを確認します。Cisco IS-IS 設定を使用している場合、画面表示はアクティブ RSP とスタンバイ RSP で異なります。次に、アクティブ RSP に Cisco IS-IS を設定した場合の出力例を示します。この例では、[NSF restart enabled] が表示されることにご注意ください。

Router# show isis nsf
NSF is ENABLED, mode 'cisco'
RP is ACTIVE, standby ready, bulk sync complete
NSF interval timer expired (NSF restart enabled)
Checkpointing enabled, no errors
Local state:ACTIVE, Peer state:STANDBY HOT, Mode:SSO
 

次に、スタンバイ RSP に Cisco IS-IS を設定した場合の出力例を示します。この例では、[NSF restart enabled] が表示されることにご注意ください。

Router# show isis nsf
NSF enabled, mode 'cisco'
RP is STANDBY, chkpt msg receive count:ADJ 2, LSP 7
NSF interval timer notification received (NSF restart enabled)
Checkpointing enabled, no errors
Local state:STANDBY HOT, Peer state:ACTIVE, Mode:SSO
 

ステップ 3 NSF 設定が ietf に設定されている場合は、show isis nsfコマンドを使用して、NSF がデバイス上でイネーブルになっていることを確認します。次に、ネットワーキング デバイスに IETF IS-IS を設定した場合の出力例を示します。

Router# show isis nsf
NSF is ENABLED, mode IETF
NSF pdb state:Inactive
NSF L1 active interfaces:0
NSF L1 active LSPs:0
NSF interfaces awaiting L1 CSNP:0
Awaiting L1 LSPs:
NSF L2 active interfaces:0
NSF L2 active LSPs:0
NSF interfaces awaiting L2 CSNP:0
Awaiting L2 LSPs:
Interface:Serial3/0/2
NSF L1 Restart state:Running
NSF p2p Restart retransmissions:0
Maximum L1 NSF Restart retransmissions:3
L1 NSF ACK requested:FALSE
L1 NSF CSNP requested:FALSE
NSF L2 Restart state:Running
NSF p2p Restart retransmissions:0
Maximum L2 NSF Restart retransmissions:3
L2 NSF ACK requested:FALSE
Interface:GigabitEthernet2/0/0
NSF L1 Restart state:Running
NSF L1 Restart retransmissions:0
Maximum L1 NSF Restart retransmissions:3
L1 NSF ACK requested:FALSE
L1 NSF CSNP requested:FALSE
NSF L2 Restart state:Running
NSF L2 Restart retransmissions:0
Maximum L2 NSF Restart retransmissions:3
L2 NSF ACK requested:FALSE
L2 NSF CSNP requested:FALSE
Interface:Loopback1
NSF L1 Restart state:Running
NSF L1 Restart retransmissions:0
Maximum L1 NSF Restart retransmissions:3
L1 NSF ACK requested:FALSE
L1 NSF CSNP requested:FALSE
NSF L2 Restart state:Running
NSF L2 Restart retransmissions:0
Maximum L2 NSF Restart retransmissions:3
L2 NSF ACK requested:FALSE
L2 NSF CSNP requested:FALSE
 


 

NSF 機能のトラブルシューティング

NSF 機能のトラブルシューティングを行うには、必要に応じて、特権 EXEC コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# clear cef epoch

新規エポックを開始して、CEF テーブルのエポック番号を増加させます。

Router# debug isis nsf [detail]

Cisco NSF 再起動時の IS-IS 状態に関する情報を表示します。

Router# debug ospf nsf [detail]

OSPF Cisco NSF コマンドに関連するデバッグ メッセージを表示します。

Router# show cef nsf

アクティブおよびスタンバイ両方の RSP の CEF の現在の NSF 状態を表示します。

Router# show cef state

ネットワーキング デバイスの CEF の状態を表示します。

Router# show clns neighbors

End-System(ES)とIntermediate System(IS)の両方のネイバを表示します。

Router> show ip bgp

BGP ルーティング テーブルのエントリを表示します。

Router# show ip bgp neighbor

近接デバイスとの TCP 接続および BGP 接続に関する情報を表示します。

Router# show ip cef

未解決の FIB のエントリ、または FIB サマリーを表示します。

Router> show ip ospf

OSPF ルーティング プロセスに関する全般的な情報を表示します。

Router> show ip ospf neighbor [detail]

インターフェイスベース別に OSPF ネイバ情報を表示します。

Router# show isis database [detail]

IS-IS リンクステート データベースを表示します。

Router# show isis nsf

IS-IS Cisco NSF に関する現在の状態情報を表示します。

NSF のトラブルシューティングに関するヒント

トラブルシューティングにおいて次の状況が発生した場合は、推奨する対処方法を実行して、問題を解決してください。

現象 FIB エラーが表示される

推奨処置 show cef state コマンドを使用して、ご使用のプラットフォーム上で分散 CEF スイッチがイネーブルになっているかどうかを確認します。分散 CEF をイネーブルにするには、アクティブ RSP 上で、グローバル コンフィギュレーション モードで ip cef distributed コマンドを使用します。

現象 OSPF ネイバが NSF 認識であるかどうかがわからない

推奨処置 OSPF 近接デバイスが NSF 認識であるかどうか、および NSF がこれらのデバイス間で稼働しているかどうかを確認するには、show ip ospf neighbor detail コマンドを使用します。

現象 SSO 後に、ネットワーク ピアとの隣接関係が失われたり、失われたと表示される

推奨処置 show clns neighbors detail コマンドを使用して、[NSF capable] と表示されないネイバをすべて検出し、それらのネイバ上で NSF 認識イメージが稼働していることを確認します。また、IS-IS の場合は、次の再起動を開始するまでに、スタンバイ RSP を 5 分間(デフォルト)安定した状態に保つ必要があります。再起動時間をリセットするには、nsf interval コマンドを使用します。

BGP NSF の設定例

次に、ネットワーキング デバイスに BGP NSF を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# router bgp 590
Router(config-router)# bgp graceful-restart

BGP NSF 近接デバイスの設定例

次に、近接ルータに BGP NSF を設定する例を示します。BGP NSF をサポートするすべてのデバイスは、NSF 認識でなければなりません。つまり、これらのデバイスはグレースフル リスタート機能を認識し、アドバタイズする必要があります。

Router# configure terminal
Router(config)# router bgp 770
Router(config-router)# bgp graceful-restart

OSPF NSF の設定例

次に、ネットワーキング デバイスに OSPF NSF を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# router ospf 400
Router(config-router)# nsf

IS-IS NSF の設定例

次に、ネットワーキング デバイスにシスコ独自の IS-IS NSF 動作を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# router isis
Router(config-router)# nsf cisco
 

次に、ネットワーキング デバイスに IETF 動作用の IS-IS NSF を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# router isis
Router(config-router)# nsf ietf

FSU の実行

FSU を実行するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# copy tftp slot slot-number :

 
 
 
 
Address or name of remote host []? ip-address
 
 
 
 
 
Name of file to copy []? imagename <Return>
writing filename!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
 
 
Destination filename? [ imagename1 ] <Return>
Accessing tftp://host ip-address/file 'imagename' on ip-address.. found !
11188128 bytes copied in 2280.664 secs (4906 bytes/sec)

TFTP を使用して、HA Cisco IOS イメージをアクティブ RSP のフラッシュ メモリ カードにコピーします。 13

slot slot-number -- アクティブ RSP のフラッシュ メモリ カードを指定します。

TFTP サーバの IP アドレスが要求されます。

ip-address -- 新しいイメージが格納されている TFTP サーバの IP アドレスを指定します。

フラッシュ メモリ カードにコピーするイメージ ファイルの名前を入力するように要求されます。

imagename -- フラッシュ メモリ カードにロードするイメージの名前を指定します。

コピー先で表示するファイル名を入力するように要求されます。

imagename1 -- コピー先で表示されるイメージの名前を指定します。


) ステップ 1 および 2 は同じです。ステップ 1 はアクティブ RSP に、ステップ 2 はスタンバイ RSP に適用されます。


ステップ 2

Router# copy tftp slot slot-number :

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Address or name of remote host []? ip-address
 
 
 
 
Name of file to copy []? imagename <Return>
writing filename!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
 
 
 
Destination filename? [ imagename1 ] <Return>
Accessing tftp://host ip-address/file 'imagename' on ip-address.. found !
11188128 bytes copied in 2280.664 secs (4906 bytes/sec)

TFTP を使用して、HA Cisco IOS イメージをスタンバイ RSP のフラッシュ メモリ カードにコピーします。

slaveslot slot-number -- スタンバイ RSP のフラッシュ メモリ カードを指定します。


) ステップ 1 および 2 は同じです。ステップ 1 はアクティブ RSP に、ステップ 2 はスタンバイ RSP に適用されます。


TFTP サーバの IP アドレスが要求されます。

ip-address -- 新しいイメージが格納されている TFTP サーバの IP アドレスを指定します。

フラッシュ メモリ カードにコピーするイメージ ファイルの名前を入力するように要求されます。

imagename -- フラッシュ メモリ カードにロードするイメージの名前を指定します。

コピー先で表示するファイル名を入力するように要求されます。

imagename1 -- コピー先で表示されるイメージの名前を指定します。

ステップ 3

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

Router(config)# hw-module slot slot-number image file-spec

初期化時にアクティブ RSP が使用するイメージを指定します。HA イメージが見つかると、実行コンフィギュレーションが更新されます。

slot-number -- フラッシュ メモリ カードが搭載されているアクティブ RSP のスロットを指定します。有効な値は、Cisco 7507 ルータの場合はスロット 2 または 3、Cisco 7513 ルータの場合はスロット 6 または 7 です。

file-spec -- アクティブ RSP のフラッシュ デバイスおよびイメージ名を指定します。

ステップ 5

Router(config)# hw-module slot slot-number image file-spec

初期化時にスタンバイ RSP で使用するイメージを指定します。HA イメージが見つかると、実行コンフィギュレーションが更新されます。

slot-number -- フラッシュ メモリ カードが搭載されているスタンバイ RSP のスロットを指定します。有効な値は、Cisco 7507 ルータの場合はスロット 2 または 3、Cisco 7513 ルータの場合はスロット 6 または 7 です。

file-spec -- スタンバイ RSP のフラッシュ デバイスおよびイメージ名を指定します。

ステップ 6

Router(config)# slave auto-sync config

(任意)コンフィギュレーション ファイルの自動同期化をオンにします。このコマンドは、アクティブおよびスタンバイ RSP 内のコンフィギュレーション ファイルが同じであることを確認する場合に使用します。

ステップ 7

Router(config)# end

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 8

Router# copy running-config startup-config

変更したコンフィギュレーションを NVRAM のスタートアップ コンフィギュレーションに保存し、入力したコンフィギュレーションを使用してルータが起動するようにします。

ステップ 9

Router# hw-module sec-cpu reset

スタンバイ RSP をリセットし、指定した Cisco IOS イメージを再ロードしてそのイメージを実行します。


) ステップ 2 で Cisco IOS イメージを指定しなかった場合、このコマンドではバンドルされているデフォルトの IOS スタンバイ イメージがロードされて実行されます。その場合、システムは HSA モードで動作します。


ステップ 10

Router# redundancy force-switchover

強制的にスタンバイ RSP にスイッチオーバーします。

13.フラッシュ メモリへのファイルのコピーを開始する前に、フラッシュ メモリ内に空きスペースが十分にあることを確認します。コピーするファイルのサイズと、使用できるフラッシュ メモリ容量を比較します。空きスペースがコピーするファイルに必要なスペースより少なかった場合は、コピー プロセスは続行されますが、ファイル全体はフラッシュ メモリにコピーされません。

FSU の例

次に、スロット 2 にアクティブ RSP を、スロット 3 にスタンバイ RSP を搭載した Cisco 7507 ルータで FSU を実行する例を示します。

Router# copy tftp slot0:rsp-pv-mz
Router# copy tftp slaveslot0:rsp-pv-mz
Router# configure terminal
Router(config)# hw-module slot 2 image slot0:rsp-pv-mz
Router(config)# hw-module slot 3 image slot0:rsp-pv-mz
Router(config)# end
Router# hw-module sec-cpu reset
Router# copy running-config startup-config
Router# redundancy force-switchover
 

SLCR の設定

Cisco 7500 SLCR 機能は、デフォルトでディセーブルに設定されています。したがって、Cisco 7500 SLCR 機能が Cisco 7500 シリーズ ルータのユーザによってイネーブルに設定されている場合に限り、この機能をディセーブルにする必要があります。

SLCR のイネーブル化

Cisco 7500 SLCR 機能をイネーブルにするには、Cisco 7500 シリーズ ルータ上で service single-slot-reload-enable グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# service single-slot-reload-enable

Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載されたすべてのライン カードの SLCR 機能をイネーブルにします。

SLCR のディセーブル化

Cisco 7500 SLCR 機能をディセーブルにするには、Cisco 7500 シリーズ ルータ上で no service single-slot-reload-enable グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# no service single-slot-reload-enable

Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載されたすべてのライン カードの SLCR 機能をディセーブルにします。

Cisco 7500 SLCR の確認

Cisco 7500 シリーズ ルータ上で SLCR 機能が正常にイネーブルに設定されていることを確認するには、 show running-config コマンドを使用します。コマンド出力に service single-slot-reload-enable という行が表示された場合は、Cisco 7500 SLCR がイネーブルになっています。コマンド出力にこの行が表示されない場合は、Cisco 7500 SLCR がディセーブルになっています。

SLCR の設定例

次の例では、Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載されたすべてのライン カードの SLCR がイネーブルになっています。

Router(config)# service single-slot-reload-enable
 

次の例では、Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載されたすべてのライン カードの SLCR がディセーブルになっています。

Router(config)# no service single-slot-reload-enable
 

SLCR のトラブルシューティングに関するヒント

debug oir コマンドは、活性挿抜機能(別名ホットスワップまたはパワーオン サービシング)をデバッグする場合に使用します。 debug oir コマンドは、通常、SLCR 機能など、活性挿抜に関連する問題のデバッグに役立ちます。

RPR、RPR+、SSO、および FSU に関するトラブルシューティングのヒント

Cisco 7500 シリーズ ルータで RPR、RPR+、SSO、および FSU 機能のトラブルシューティングを行う場合は、次の表のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show diag

ルータのハードウェア情報を表示します。

Router# show redundancy

RSP の冗長モードを表示します。このコマンドは、スイッチオーバー数、システム アップタイム、RSP アップタイム、およびスイッチオーバーの原因に関する情報も表示します。

Router# show version

各 RSP のイメージ情報を表示します。

アクティブおよびスタンバイ RSP のモニタおよびメンテナンス

アクティブおよびスタンバイ RSP に関する情報を表示するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードから始めて、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show boot var

アクティブおよびスタンバイ RSP の環境変数とコンフィギュレーション レジスタの設定値を表示します。

Router# show flash all

ルータ上で現在サポートされているフラッシュ デバイスのリストを表示します。

Router# show version

アクティブおよびスタンバイ RSP で稼働しているソフトウェアのバージョンを表示します。

インストレーションのトラブルシューティング

ここでは、システムを正常に再起動できない場合に必要な作業について説明します。以下の説明を読み、システム起動時の正常な動作を理解した上で、システムを再起動してください。システムがソフトウェアを起動して RSP4/4+ と各インターフェイス プロセッサの初期化を試行している間、LED を確認して、問題個所の特定を試みてください。

ここでは、次の内容について説明します。

「LED の確認」

「システム起動シーケンスの確認」

「ルータの起動障害に関するトラブルシューティング」

「障害が発生した RSP4/4+ のトラブルシューティング」

LED の確認

電源装置およびプロセッサ モジュール上の LED の機能およびシステム起動時に確認する必要がある動作について説明します。

システム電源の LED

ルータの各電源装置には、AC(またはDC)OK LED があります。この LED が点灯しない場合は、一般に入力電源または内部 DC ラインのどれかに問題が生じている可能性があります。

電源装置の温度または電圧が許容値を超えると、AC(またはDC)OK LED が点灯しなかったり、消えたりします。ルータ起動中に電源装置が過熱状態になって停止することはほとんどありませんが、起動中に過電圧または低電圧の状態が検出されると電源装置が停止します。環境モニタ機能については、『 Cisco 7500 Series Installation and Configuration Guide 』を参照してください。このマニュアルはオンラインから、または Documentation CD-ROM から入手できます。また、印刷マニュアルを入手することもできます。

RSP4/4+ の LED

図12に RSP4/4+ の前面プレートの LED を示します。RSP4/4+ 上の LED は、システムと RSP4/4+ のステータス、および PC カード スロットがアクティブかどうかを示します。CPU HALT LED は消えたままになっているはずです。この LED が点灯するのは、システムがプロセッサ ハードウェアの障害を検出した場合だけです。NORMAL LED が点灯すれば、正常に起動されています。ただし、この LED が点灯していても、必ずしもシステムが正常な動作状態になっているわけではありません。正常な動作中には、CPU HALT LED は点灯せず、NORMAL LED が点灯します。この場合、RSP4/4+ には+5 V が供給されています。SLOT 0 とSLOT 1 の LED は、使用中の PC カード スロットを示します。システムがカードにアクセスすると、対応する LED が点滅します。アクティブとスタンバイの LED から、その RSP4/4+ がアクティブまたはスタンバイのどちらのデバイスとして指定されているかが一目で分かります。


) STANDBY/ACTIVE スイッチはソフトウェアで無効になっています。


図12 RSP4/4+ の LED、STANDBY/ACTIVE スイッチ、RESET スイッチ(垂直搭載時の前面パネルの部分図)

 


注意 RESET スイッチ(図12を参照)を押すと、RSP4/4+ およびシステム全体がリセットされます。システム エラーや問題を避けるために、このスイッチは、必ずシスコ認定サービス担当者の指示に従って使用してください。

システム起動シーケンスの確認

LED の状態を確認することによって、起動シーケンスで、システムに障害が発生した時間と場所を判断することができます。システムの電源は、各電源装置のオン/オフ スイッチを使用してオンにするので、ルータの背面から簡単に起動時の動作を確認できます。システムがうまく動作しない場合は、次に説明する正常な起動シーケンスの動作を参考にして、問題の原因を特定し、トラブルシューティング手順を実行してください。問題の原因がハードウェア コンポーネントの故障である場合や、システムを正常に再起動できない場合は、「テクニカル サポート」を参照し、解決方法について製品を購入された代理店に問い合わせてください。


) システムの初期化(起動)にかかる時間は、ルータのコンフィギュレーションや初期化するメモリ量によって異なります。256 MB DRAM が搭載されているシステムでは、DRAM 容量の少ないシステムよりも、起動シーケンス中のメモリの初期化(起動シーケンス全体とは限らない)に時間がかかります。


起動シーケンスでメモリが初期化されている間、システム バナーの表示は停止します。RSP4/4+ には、32 MB より大きな DRAM が搭載されているので、メモリの初期化にかなり時間がかかるかもしれません。次に示すように、バナー表示は著作権の行が終わると止まり、搭載されているハードウェアのリストから再開されます。

%SYS-5-RELOAD: Reload requested
System Bootstrap, Version 11.1
Copyright (c) 1986-1999 by cisco Systems, Inc.
 
[System initializes memory at this point in the display]

) 以下の手順では、RSP4/4+ を取り外す(または交換する)までシステムは正常に動作していたと想定しています。以下のシーケンスに含まれていない新たな問題が電源サブシステムまたはインターフェイス プロセッサのどれかに生じた場合は、『Cisco 7500 Series Installation and Configuration Guide』で、システム起動時のトラブルシューティング手順を調べてください。


以下の起動シーケンスとトラブルシューティング手順を使用して、問題を特定してください。


ステップ 1 システムを再起動すると、システム電源 LED と AC(DC)OK LED が点灯します。

システム電源 LED が点灯しない場合は、RSP4/4+ がバックプレーンに完全に装着されていない可能性があります。RSP4/4+ の非脱落型ネジを緩め、イジェクト レバーを使用して RSP4/4+ をいったん外してから、バックプレーンに再び装着します(イジェクト レバーの説明と図については、RSP4/4+ の取り外しを参照)。両方の非脱落型ネジを締めます。

それでもシステム電源 LED が点灯しない場合は、電源装置または入力電源が故障している可能性があります。電源サブシステムのトラブルシューティング手順について、『 Cisco 7500 Series Installation and Configuration Guide 』を参照してください。それでも解決できない場合は、製品を購入した代理店に連絡してください。

システム電源 LED が点灯した場合は、電源に異常はなく、電源装置は機能しています。

システム電源 LED が正常な動作を示している場合は、次のステップに進みます。

ステップ 2 システム ブロワーの音を確認し、ファンの OK LED を確認します。システムの電源をオンにすると同時に、システム ブロワーの作動音が聞こえます。電源装置は正常に動作しているが、内部ファン(またはシステム ブロワー)が故障していると考えられる場合は、製品を購入した代理店に連絡してください。最初の起動時にブロワーまたは電源装置のファンが正常に機能しない場合、ユーザ側で調整することはできません。

ステップ 3 電源装置が正しく機能していることを確認したら、RSP4/4+ の LED を確認します。CPU HALT LED は、RSP4/4+ の最初の電源投入時に必ず点灯し、約 0.5 秒間点灯したあと消灯します。起動シーケンス中にこの LED が点灯した場合、プロセッサ ハードウェアの故障が考えられます。

show version コマンドを使用して、現在のコンフィギュレーション レジスタ値を確認します。

再び起動しても CPU HALT LED が点灯する場合は、プロセッサ ハードウェアが故障していると考えられます。製品を購入した代理店に連絡してください。

ステップ 4 起動プロセス中、ほとんどのインターフェイスの LED は不規則に点灯します。これは、起動の正常または異常を示すものではありません。

ステップ 5 システムの起動が完了すると、RSP4/4+ はインターフェイス プロセッサの初期化を開始します。この初期化中、各インターフェイス プロセッサ上の LED の状態はさまざまです(ほとんどの LED は点滅)。初期化が完了すると、各インターフェイス プロセッサ上の ENABLED LED は点灯します。

インターフェイス プロセッサ上の ENABLED LED が点灯した場合は、システムは正常に起動し、動作可能な状態になっています。

RSP4/4+ の LED はシステムの正常な起動を示していたにも関わらず、インターフェイス プロセッサの ENABLED LED が 1 つも点灯しない場合は、インターフェイス プロセッサの 1 つがバックプレーン コネクタから脱落してシステムが停止した可能性があります。イジェクト レバーを使用してインターフェイス プロセッサをいったん外し、バックプレーンに装着し直してください(イジェクト レバーの説明と図については、図3を参照)。両方の非脱落型ネジを締めます。

1 つだけ搭載されているインターフェイス プロセッサの ENABLED LED が点灯しない場合は、そのインターフェイス プロセッサがスロットから脱落している可能性があります。イジェクト レバーを使用してインターフェイス プロセッサをいったん外し、バックプレーンに装着し直してください(イジェクト レバーの説明と図については、図3を参照)。両方の非脱落型ネジを締めます。インターフェイスの初期化が再度実行され、そのインターフェイス プロセッサの ENABLED LED が点灯するはずです。

上記の手順を実行しても ENABLED LED が点灯しない場合は、問題のインターフェイス プロセッサが故障していると考えられます。

ステップ 6 システムの起動が完了し、すべてのインターフェイス プロセッサが初期化されると、アクティブ RSP4/4+ のコンソール画面に次のようなスクリプトとシステム バナーが表示されます。

System Bootstrap, Version 11.1, RELEASED SOFTWARE
Copyright (c) 1986-1999 by cisco Systems, Inc.
SLOT 6 RSP4 is system master (SLOT 2 for a Cisco 7507)
SLOT 7 RSP4 is system slave (SLOT 3 for a Cisco 7507, if installed)
RSP4 processor with 128 Mbytes of main memory
 
ROM: System Bootstrap, Version 11.1 [biff 2], RELEASE SOFTWARE (fc1)
ROM: GS Bootstrap Software (RSP-BOOT-M), Version 10.3(7), RELEASE SOFTWARE
 
Warning: monitor nvram area is corrupt... using default values
SLOT 6 RSP4 is system master
SLOT 7 RSP4 is system slave
RSP4 processor with 128 Mbytes of main memory
 
(テキスト出力は省略)
 

ここまでの条件がすべて満たされ、上記のようなバナーが表示された場合、システムは正常に起動し、インストレーションが完了しています。

端末にエラー メッセージが表示された場合は、該当するソフトウェア マニュアルでエラー メッセージの意味を調べてください。

コンソール画面が表示されない場合は、端末の電源がオンになっているかどうかを調べ、さらに端末と RSP4/4+ のコンソール ポートの間のコンソール ケーブルが正しく接続されているかどうかを確認してください。

端末が 9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビットに設定されていることを確認してください。

端末が正しく設定されているにもかかわらず動作しない場合は、端末が故障していると考えられます。別の端末に接続してから、システムを再起動してください。

それでもシステムの起動と動作が正常に行われない場合、または、問題がコンポーネントの故障であると特定した場合は、製品を購入した代理店にサポートを依頼してください。


 

システムの起動確認手順はこれで終了です。

ルータの起動障害に関するトラブルシューティング

Cisco 7500 シリーズ ルータでは、ブートフラッシュの最初のファイルがブート イメージでなければなりません。そうでない場合、ブートストラップ ソフトウェアは最初のファイルを種類に関係なく起動しようとします。イメージ以外のファイルの起動が試行されると、システムが破損したり、停止することがあります。RSP4/4+ の症状として、コンソールに文字 C が繰り返し(CCCCC)表示されることがあります。この問題を解決するには、RSP4/4+ のスロット 0 に、ブート可能イメージが最初に格納されたフラッシュ メモリ カードを搭載して、ルータが Cisco IOS イメージを起動できるようにします。show bootvar コマンドを使用して、システム ブート設定を確認します。


) コンフィギュレーション レジスタが正しく設定されていない場合は、起動できない場合があります。コンフィギュレーション レジスタの設定手順については、「ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定」を参照してください。コンフィギュレーション レジスタを 0x0 に設定すると、起動するためのブート変数が ROMmon に設定されます。


ルータにこの問題が何度も発生する場合は、TAC にケースを提示してください。詳細については、「テクニカル サポート」を参照してください。

障害が発生した RSP4/4+ のトラブルシューティング

ここでは、RSP に障害が発生した場合に、情報を訂正または取得するための対処方法を示します。具体的な内容は次のとおりです。

「インターフェイス プロセッサの活性挿抜中に発生する RSP ブート エラーのトラブルシューティング」

「障害が発生した RSP の再ロード」

「RSP のスタック トレースの表示」

「RSP のその他の情報の表示」

インターフェイス プロセッサの活性挿抜中に発生する RSP ブート エラーのトラブルシューティング


) HAS 機能がアクティブに設定された Cisco 7507 と 7507-MX または Cisco 7513 と 7513-MX ルータのいずれかの CyBus で、任意のインターフェイス プロセッサで活性挿抜を実行すると、スタンバイ RSP2 の再起動時にバス エラーや、プロセッサ メモリ パリティ エラーが発生することがあります。アクティブ RSP はこの状態から回復し、[cBus Complex Restart] メッセージを発行します。RSP4 または RSP8 がシステム スタンバイとして設定されているシステムは影響を受けず、この問題は発生しません。詳細については、『Field Notice:Cisco 7507 and Cisco 7513:RSP2 HSA OIR』を参照してください。


Cisco 7507 または Cisco 7513 に RSP4/4+ がシステム スタンバイとして設定されている場合は、次の手順を使用して、インターフェイス プロセッサを取り外し、交換してください。


ステップ 1 スタンバイ RSP を取り外します。

ステップ 2 15 秒間待機します。

ステップ 3 インターフェイス プロセッサ付属のコンフィギュレーション ノート、または『 Cisco 7500 Series Installation and Configuration Guide 』に記載された手順に従って、インターフェイス プロセッサを取り外し、交換します。

ステップ 4 15 秒間待機します。

ステップ 5 スタンバイ RSP を再度取り付けます。


 

これで、インターフェイス プロセッサを取り外して交換する手順は完了です。

障害が発生した RSP の再ロード

新しくアクティブとなった RSP が、ルータの制御を引き継ぐと、障害が発生した RSP をスタンバイ RSP として自動的に再起動します。障害が発生した RSP を手動で再ロードすることもできます。

障害が発生した RSP をアクティブ コンソールから手動で再ロードするには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# hw-module sec-cpu reset

非アクティブなスタンバイ RSP カードを再ロードします。

RSP のスタック トレースの表示

障害が発生した RSP の状態をアクティブ コンソールからスタック トレース形式で表示するには、特権 EXEC コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show stacks 14

アクティブおよびスタンバイ RSP カードについて、スタック トレースおよびバージョン情報を表示します。

14.このコマンドについての詳細は、『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』の「System Management Commands」の章を参照してください。

RSP のその他の情報の表示

RSP の情報を表示するために使用できるその他のコマンドについては、「アクティブおよびスタンバイ RSP のモニタおよびメンテナンス」を参照してください。

メンテナンス情報

ここでは、次の RSP4/4+ メンテナンス手順について説明します。

「コンフィギュレーション ファイルの保存および取り出し」

「DRAM DIMM の交換およびアップグレード」

「パスワードを忘れた場合の回復」

コンフィギュレーション ファイルの保存および取り出し

ここでは、TFTP サーバを使用したシステム コンフィギュレーション ファイルの保存および取り出し手順について説明します。

ルータの稼働中、コンフィギュレーション情報は 2 カ所に保存されています。NVRAM にはデフォルト(永続的)スタートアップ コンフィギュレーション、RAM には実行(一時的)メモリが保存されています。デフォルト スタートアップ コンフィギュレーションは、常に使用可能な状態になっており、電源を切断しても情報は NVRAM に保存されています。実行コンフィギュレーションは、システムの電源を切断すると失われます。実行コンフィギュレーションには、 configure コマンドおよび setup 機能を使用して追加された情報や、コンフィギュレーション ファイルの修正によって変更された情報(デフォルト コンフィギュレーション以外の情報)が保存されています。

configure コマンドを使用して、NVRAM 内のデフォルト コンフィギュレーションに実行コンフィギュレーションを追加すると、電源切断時に実行コンフィギュレーションも保存されます。システム コンフィギュレーションに変更を加えた場合は、 copy running-config startup-config コマンドを使用して、その都度、新しいコンフィギュレーションを保存してください。

RSP4/4+ が 1 つしか搭載されていないシステムで RSP を交換すると、RSP 上の NVRAM に保存されているコンフィギュレーションもすべて交換することになります。RSP を取り外す前に、リモート サーバにコンフィギュレーション ファイルをコピーしておくと、あとで取り出して新しい RSP4/4+ の NVRAM に書き込むことができます。また、 copy running-config slot0:config-file コマンドを使用して、コンフィギュレーション ファイルをフラッシュ メモリに保存したり、 copy slot0:config-file nvram:startup-config コマンドを使用して、コンフィギュレーション ファイルを復元することもできます。

コンフィギュレーション ファイルをコピーしない場合は、新しい RSP4/4+ を取り付けたあとに configure コマンドまたは setup 機能を使用して、コンフィギュレーション情報を再入力してください。これらの 2 つのコマンドおよびその使用方法については、該当する Cisco IOS ソフトウェア マニュアルを参照してください。

RSP4/4+ を一時的に取り外す場合は、リモート サーバにコンフィギュレーション ファイルをコピーする必要はありません。その RSP4/4+ をシステムに再び取り付けるまで、コンフィギュレーション ファイルはリチウム電池によって保持されます。コンフィギュレーション ファイルの保存および取り出しを行うには、特権レベルで EXEC コマンド インタープリタにアクセスする必要があります(通常、パスワードが必要)。アクセス方法については「EXEC コマンド インタープリタの使用方法」を参照するとともに、必要に応じてシステム管理者に問い合わせてください。

設定情報およびサポートについては、ご使用のシスコ製ハードウェアにインストールされているソフトウェア リリース対応の Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットを参照してください。

ping コマンドによる接続の確認

リモート ホストへのファイルのコピーまたはリモート ホストからのファイルの取り出しを実行する前に、packet internet groper(ping)プログラムを使用して、ルータとリモート サーバが正しく接続されていることを確認してください。ping プログラムは、リモート デバイスに一連のエコー要求パケットを送信し、応答を待ちます。正しく接続されていれば、リモート デバイスからローカル デバイスにエコーが戻ります。

コンソール端末には、送信された各メッセージの結果が表示されます。感嘆符(!)はローカル デバイスがエコーを受信したことを示し、ピリオド(.)は応答待機中にサーバがタイム アウトしたことを示します。2 つのデバイス間の接続が良好な場合は、連続する感嘆符(! ! !)または [ok] が表示されます。接続に障害が発生すると、連続するピリオド(. . .)、または [timed out] や [failed] が表示されます。

ルータとリモート ホストの間の接続を確認するには、 ping コマンドに続けて、リモート サーバの名前または IP アドレスを入力し、 Return キーを押します。 ping コマンドには設定可能なオプションがいくつかありますが、 ping コマンドと同じ行にホスト名またはアドレスを入力すると、デフォルトの設定(IP プロトコルなど)がイネーブルになります。設定可能なオプションについては、該当するソフトウェア マニュアルを参照してください。

次に、正常な ping 動作の例を示します。

Router# ping 10.1.1.1
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.1.1.1, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 12/12/12 ms
 

次に、問題が発生している場合の ping 動作の例を示します。

Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.1.1.1, timeout is 2 seconds:
.....
Success rate is 0 percent (0/5)
Router#
 

接続に問題がある場合は、リモート ファイル サーバとの物理的な接続を調べるとともに、指定したアドレスまたは名前が正しいかどうかを確認した上で、もう一度サーバに ping を送信してください。正常な接続を確立できない場合は、ネットワーク管理者または製品を購入した代理店に解決方法を問い合わせるか、または「テクニカル サポート」を参照してください。

コンフィギュレーション ファイルのコピー

実行コンフィギュレーションを TFTP ファイル サーバにコピー(保存)する前に、次の事項を確認してください。

RSP4/4+ のコンソール ポートに接続しているコンソール端末から、または Telnet セッションを通じてリモート システムからルータと接続されている。

ファイル サーバ(リモート ホスト)をサポートしているネットワークにルータが接続されている。

リモート ホストが TFTP アプリケーションをサポートしている。

使用可能なリモート ホストのインターフェイス プロセッサのアドレスまたは名前がわかっている。

リモート ホストに情報を保存するには、 copy startup-config tftp 特権 EXEC コマンドを使用します。このコマンドを入力すると、宛先ホストのアドレスおよびファイル名を入力するように求められ、さらに確認が求められます。入力の確認を行うと、現在ルータで稼働しているコンフィギュレーションのコピーがリモート ホストに送信されます。デフォルトでは、ルータ名の後ろに -confg が付いた名前のファイルにコンフィギュレーションが保存されます。デフォルトのファイル名を受け入れる場合は、プロンプトで Return キーを押します。デフォルトの名前を使用しない場合は、このプロンプトに他の名前を入力してから Return キーを押します。

現在の実行コンフィギュレーションをリモート ホストにコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 システム プロンプトにポンド記号(#)が表示されていることを確認します。ポンド記号が表示されていれば、特権レベルの EXEC コマンド インタープリタが開始されています。ポンド記号が表示されていない場合は、「EXEC コマンド インタープリタの使用方法」の手順に従って、特権レベルを開始してください。

ステップ 2 ping コマンドを使用して、ルータとリモート ホストの間の接続を確認します(前述の「 ping コマンドによる接続の確認 」を参照)。

ステップ 3 show running-config コマンドを使用すると、現在の実行コンフィギュレーションが端末に表示されるので、すべてのコンフィギュレーションが正しく設定されているかどうかを確認できます。

ステップ 4 コンフィギュレーションに問題がある場合は、 configure コマンドを使用して、既存のコンフィギュレーションに追加するか、または既存のコンフィギュレーションを変更します(システムおよび個々のインターフェイスに使用できるコンフィギュレーション オプション、および具体的な設定手順については、該当するソフトウェア マニュアルを参照)。


) ファイルを TFTP サーバに保存(コピー)する前に、TFTP サーバにそのファイルが存在していることを確認してください。ファイルがない場合は、該当するサーバ コマンドを使用してファイルを作成し、ルータからコピーするファイル名と作成したファイル名が同じであることを確認してください。さらに、ルータからこのファイルへコピーする許可がサーバに設定されていることも確認してください。


ステップ 5 TFTP サーバにファイルを作成します。

ステップ 6 copy startup-config tftp コマンドを入力します。EXEC コマンド インタープリタから、コンフィギュレーション ファイルを受け取るリモート ホストの名前またはインターフェイス プロセッサ アドレスを入力するように要求されます(プロンプトにはデフォルト ファイル サーバの名前またはアドレスが含まれることがあります)。

Router# copy startup-config tftp
Remote host []?
 

ステップ 7 リモート ホストのインターフェイス プロセッサ アドレスまたは名前を入力します。次の例では、リモート サーバの名前は servername です。

Router# copy startup-config tftp
Remote host []? servername
Translating “servername”...domain server (10.1.1.1) [OK]
 

ステップ 8 次のように、EXEC コマンド インタープリタからコンフィギュレーションの保存先となるファイルの名前を入力するように求められます。デフォルトでは、ルータ名に -confg が付いた名前が作成ファイル名として使用されます。デフォルトのファイル名を受け入れる場合は、そのまま Return キーを押します。デフォルトの名前を使用しない場合は、他の名前を入力してから Return キーを押します。次の例では、デフォルトの名前を受け入れています。

Name of configuration file to write [Router-confg]?
Write file Router-confg on host 10.1.1.1? [confirm]
Writing Router-confg .....
 

ステップ 9 コピー プロセスの実行前に、確認が求められます。表示内容が正しくない場合は、 n を入力してから Return キーを押してプロセスを中止します。表示内容が正しい場合は、 Return キーを押すか、 y を押してから Return キーを押します。コピー プロセスが開始されます。次の例では、デフォルトの名前を受け入れています。

Write file Router-confg on host 10.1.1.1? [confirm]
Writing Router-confg: !!!! [ok]
 

コンフィギュレーションがリモート ホストにコピーされている間、感嘆符(! ! !)またはピリオド(. . .)が連続して表示されます。!!!! および [ok] は、正常に処理されていることを示します。連続するピリオド(...)、[timed out] または [failed] は、障害が発生していることを示します。原因としては、ネットワーク障害が発生しているか、リモート ファイル サーバ上に書き込み、読み取り可能なファイルがないことが考えられます。

ステップ 10 プロセスが正常に終了したことが表示された場合は(連続した感嘆符 [! ! !]および [OK] が表示される)、コピー プロセスが完了しています。コンフィギュレーションはリモート ファイル サーバのテンポラリ ファイルに安全に保存されています。

プロセスの異常終了が表示された場合は(次の例のように、連続したピリオド [. . .] が表示される)、コンフィギュレーションは保存されていません。

Writing Router-confg .....
 

前述の手順を繰り返すか、または他のリモート サーバを選択してから前述の手順を再度実行します。

ステップ 11 コンフィギュレーション ファイルが正しくコピーされたことを確認するには、 show startup-config コマンドを入力し、先頭行でコンフィギュレーション ファイルのサイズを調べます。表示された値を TFTP サーバにコピーしたファイルと比較します。次に例を示します(先頭が>>の行に特に注意してください)。

Router# show startup-config
>> Using 1186 out of 126968 bytes
!
version 11.1
hostname Router
Router#
 

コンフィギュレーション ファイルをアップロードすると、RSP を交換する準備は完了です。詳細については、「RSP4/4+ の取り外し」を参照してください。コンフィギュレーションをリモート ホストにうまくコピーできない場合は、ネットワーク管理者または製品を購入した代理店に解決方法について問い合わせるか、または「テクニカル サポート」を参照してください。


 

これで、コンフィギュレーション ファイルのコピー手順は終了です。

コンフィギュレーション ファイルの取り出し

ここでは、保存されているコンフィギュレーションを取り出して、NVRAM にコピーする方法について説明します。特権 EXEC コンフィギュレーション モードを開始して、ネットワークからルータを設定するように指定します。ホスト名とアドレス、ホストに保存されているコンフィギュレーション ファイルの名前、リモート ファイルを使用した再起動の確認を求めるプロンプトが表示されます。

RSP4/4+ のコンソール ポートに接続されたコンソール端末を通じてルータにアクセスできます。または、リモート端末から Telnet を通じてルータにアクセスすることもできます。

現在の実行コンフィギュレーションをリモート ホストから取り出す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 コンソール端末上のシステム プロンプトにポンド記号(#)が表示されていることを確認します。ポンド記号が表示されていれば、特権レベルの EXEC コマンド インタープリタが開始されています。ポンド記号が表示されていない場合は、「EXEC コマンド インタープリタの使用方法」の手順に従って、特権レベルを開始してください。


) 以前のコンフィギュレーションを取り出すまで、ルータは NVRAM のデフォルト コンフィギュレーションで起動します。したがって、以前のシステムで設定されていたパスワードは、コンフィギュレーションを取り出すまで使用できません。


ステップ 2 リモート ホスト(TFTP サーバ)との接続に使用するルータ上のインターフェイス ポートを設定します。

ステップ 3 ping コマンドを使用して、ルータとリモート ホストの間の接続を確認します(ping コマンドによる接続の確認を参照)。

ステップ 4 システム プロンプトに、 copy tftp startup-config コマンドを入力して、 Return キーを押します。コンフィギュレーション モードが開始されたら、(デフォルトのコンソール端末からではなく)ネットワーク デバイスからシステムを設定するように指定します。

Router# copy tftp startup-config
 

ステップ 5 ホストの IP アドレスが要求されます。リモート ホスト(はじめに、そのコンフィギュレーション ファイルの保存先としたリモート TFTP サーバ)の IP アドレスまたは名前を入力します。

Address of remote host [255.255.255.255]? 10.1.1.1
 

ステップ 6 ホストまたはネットワーク コンフィギュレーション ファイルを選択するように要求されます。デフォルトはホストです。 Return を押してデフォルト値を受け入れてください。

Name of configuration file [Router-confg]? Router-confg
 

ステップ 7 コンフィギュレーション ファイルの名前を求められます。デフォルトではルータ名にサフィックス -confg を加えた名前になります(次の例では router-confg )。コンフィギュレーションのコピー時にデフォルト以外のファイル名を指定した場合は、指定したファイル名を入力します。デフォルトの名前を受け入れた場合は、 Return キーを押します。

Name of configuration file [Router-confg]?
 

ステップ 8 新しいコンフィギュレーション ファイルが NVRAM に再ロードされる前に、確認を求められます。表示内容が正しくない場合は、 n を入力してから Return キーを押してプロセスを取り消します。表示内容が正しい場合は、そのまま Return キーを押すか、 y を入力してから Return キーを押します。次の例のように表示されます。

Configure using Router-confg from 10.1.1.1? [confirm]
Loading Router-confg from 10.1.1.1: ! ! [OK - 1186/126927 bytes]
Warning: distilled config is not generated
[OK]
%SYS-5-CONFIG_NV: Non-volatile store configured from Router-confg
by console tftp from 10.1.1.1
 

ルータがコンフィギュレーション ファイルをリモート ホストから取り出して再ロードしている間、コンソールには、処理が正常に進んでいるかどうかが表示されます。連続した感嘆符(!!!!)と [OK](前述の例を参照)が表示されていれば、処理は正常に実行されています。連続した(...)と [timed out] または [failed] が表示された場合、処理は正常に実行されていません(原因としては、ネットワーク障害が発生したか、サーバ名、アドレス、またはファイル名が正しく入力されていないことが考えられます)。次に、リモート サーバから起動できなかった場合の例を示します。

Booting Router-confg ..... [timed out]
 

ステップ 9 ステップ 8のように、プロセスが正常に終了したことが表示された場合は、ステップ 10 に進みます。

プロセスの異常終了が表示された場合は、リモート サーバの名前またはアドレス、およびファイル名を確認してからもう一度、前述の手順を実行します。コンフィギュレーション ファイルを取り出せない場合は、ネットワーク管理者または製品を購入した代理店に解決方法を問い合わせるか、または「テクニカル サポート」を参照してください。

ステップ 10 コンフィギュレーション ファイルが正しく取り出されたことを確認するには、 show startup-config コマンドを入力し、先頭行でコンフィギュレーション ファイルのサイズを調べます。このファイルのサイズと、TFTP サーバから取り出したファイルのサイズを比べて、正しいかどうかを確認します。次に例を示します。

Router# show startup-config
Using 1186 out of 126968 bytes
!
version 11.1
hostname Router
!
Router#
 

ステップ 11 NVRAM に保存されているスタートアップ コンフィギュレーション ファイルが、システムで使用されているデフォルトの実行コンフィギュレーション ファイルであることを確認するには、次のように copy running-config startup-config コマンドを使用します。

Router# copy running-config startup-config
Router#
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from memory by console
Router#
 


 

これで、保存したコンフィギュレーション ファイルを取り出す手順は終了です。

DRAM DIMM の交換およびアップグレード

ここでは、RSP4/4+ から DRAM DIMM を取り外して交換する手順について説明します。

デフォルトの DRAM 構成は、RSP4 の場合は 32 MB(U10 に搭載)、RSP4+ の場合は 64 MB(U10 および U13 に搭載)です。DRAM DIMM ソケットは、U10(バンク 0)と U13(バンク 1)です(図1および 表7 を参照)。


注意 システムに問題が生じる可能性があるので、RSP2 の DRAM SIMM を RSP4/4+ に使用しないでください。RSP4/4+ には、DRAM DIMM を使用する必要があります。


) 異なるサイズのメモリを同時に使用しないでください。DIMM を 2 つ搭載する場合は、両方の DIMM が同じサイズでなければなりません。ルータに冗長 RSP が 2 つ搭載されている場合は、これらの RSP に同じメモリ サイズを搭載する必要があります



) 各 DIMM 内のメモリ デバイスの総数は、メーカによって異なります。実際の RSP4/4+ には、図1のように DRAM DIMM が配置されています。


表7 に、使用可能なさまざまな DRAM DIMM 構成、各構成における DIMM 数、および占有される DRAM バンクを示します。使用可能な DIMM サイズの組み合わせおよび必要な最大 DRAM に応じて、適切なバンクを使用してください。

 

表7 RSP4/4+ DRAM DIMM の構成 15

製品番号
個数
DRAM ソケット
合計

MEM-RSP4-32M(=) 16

32 MB DIMM × 1

U10

32 MB

MEM-RSP4-32M(=) 2

32 MB DIMM × 1

U13

32 MB

MEM-RSP4-64M(=) 17

32 MB DIMM × 2

U10 および U13

64 MB

MEM-RSP4-128M(=)

128 MB DIMM × 1

U10

128 MB

MEM-RSP4-256M(=)

128 MB DIMM × 2

U10 および U13

256 MB

15.異なるサイズのメモリを同時に使用しないでください。DIMM を 2 つ搭載する場合は、両方の DIMM が同じサイズでなければなりません。

16.RSP4 のデフォルト DRAM 構成は 32 MB です。

17.RSP4+ のデフォルト DRAM 構成は 64 MB です。


注意 DRAM 取り付け時にシステムやメモリの問題が生じるのを防ぐため、RSP4/4+ には、3.3 V デバイスの DRAM DIMM を使用してください。RSP4/4+ の DIMM ソケットには、高電圧デバイスを取り付けないでください。DIMM を扱う際には、必ずエッジだけを持つようにしてください。メモリ モジュール、ピン、またはトレース(DIMM のコネクタ エッジの金属フィンガ)には触れないように注意してください(図13 を参照)。

図13 DIMM の持ち方

 


) 必ず、シスコシステムズ提供の DRAM DIMM を使用してください。各 DRAM DIMM には、シスコ製の部品番号が記されています。


DIMM の取り外し

ここでは、RSP4/4+ から DIMM を取り外す手順を説明します。

既存の DIMM を取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 システムの電源をオフにしてから、「RSP4/4+ の取り外し」に記載されている手順を行います。

ステップ 2 RSP4/4+ を静電気防止用マットまたはパッドに置きます。必ず、リスト ストラップなどの静電気防止用器具を身につけてください。

ステップ 3 前面プレートが手前に、バス コネクタが向こう側になるように RSP4/4+ を置きます(図1 を参照)。

ステップ 4 RSP4/4+ の DRAM DIMM を特定し、取り外す DIMM モジュールが手前となるように RSP4/4+ を配置します。DIMM は U10(バンク 0)および U13(バンク 1)に搭載されています(図1 を参照)。

ステップ 5 DIMM に付いている DIMM ソケット リリース レバーを開いて、ソケットから DIMM を外します(図14 を参照)。DIMM は、ソケットにしっかり装着されているので、ソケットから取り外すのに多少、力が必要になる場合もあります。

図14 DIMM 取り外し時に使用する DIMM ソケットのリリース レバー

 

ステップ 6 DIMM ソケット リリース レバーが開いたら、親指と人差し指で DIMM の両側を持ち、ソケットから完全に引き出します(図15 を参照)。

図15 DIMM の取り外し

 

ステップ 7 取り外した DIMM を静電気防止用マットの上に置き、静電気防止用容器に保存して、静電破壊から保護します。

ステップ 8 アップグレードに必要な場合は、残りの DIMM でもステップ 4ステップ 7 を繰り返します。


 

これで、DIMM の取り外し手順は終了です。次の項に進んで、新しい DIMM を取り付けてください。

新しい DIMM の取り付け

ここでは、RSP4/4+ に DIMM を取り付ける手順を説明します。

新しい DIMM の取り付けは次の手順で行います。


ステップ 1 静電気防止用容器から新しい DIMM を取り出します。

ステップ 2 親指と人差し指で DIMM を持ちます(図13 を参照)。


) DIMM は、コンポーネント側を下に向けなければなりません。


ステップ 3 DIMM のコネクタ エッジをソケットにまっすぐ差し込みます。


注意 DIMM を取り付ける際には、しっかり押し込んでください。ただし、力を入れすぎないように注意してください。ソケットが損傷すると、RSP を修理するため返却しなければなりません。

ステップ 4 DIMM の両側にあるソケット リリース レバーが閉じるまで、慎重に DIMM をソケットに押し込みます(図16 を参照)。必要に応じて、DIMM をゆっくり前後に動かしながら、正しく装着してください。

図16 DIMM の取り付け方

 

ステップ 5 DIMM が適切に装着されているかどうかを確認します。DIMM の位置がずれている場合は、慎重に DIMM を取り外し、再度ソケットに装着してください。ソケットの最初のソケット リリース レバーともう一方のソケット リリース レバーが正しい位置にはまるまで、ソケットの奥にしっかり DIMM を押し込みます。

ステップ 6 複数の DIMM を交換する場合は、上記のステップ 1ステップ 5 を繰り返します。


 

DRAM DIMM の取り付け手順はこれで終了です。次の項に進んで、取り付けの確認を行います。

RSP メモリ アップグレードの確認

ここでは、メモリ アップグレードを確認する方法について説明します。

LED の状態およびコンソール表示を確認します。インターフェイスが再初期化されると、
ENABLED LED が点灯します(接続状況によっては、ポート アダプタのステータス LED が点灯する場合があります)。システムの再初期化中に、各インターフェイスが検出されると、コンソール画面にメッセージが表示されます。

show diag コマンドを使用して、新しいメモリが認識されたかどうかを確認します。 show diag コマンドの出力内の、[ Controller Memory Size ] で始まる行を調べます。

正常に起動されない場合、コンソール端末にチェックサム エラーまたはメモリ エラーが表示される場合、または show diag コマンドの出力に表示されたメモリ量が正しくない(またはメモリが表示されない)場合は、次の点を確認してください。

すべてのメモリ デバイスが正しく装着されていることを確認します。必要に応じて、システムをシャットダウンし、RSP4/4+ を取り外します。メモリ デバイスを真上から見て、さらに水平方向からも見て確認します。デバイスが正しく取り付けられていれば、同じ角度および高さになっているはずです。メモリ デバイスの一部が他と異なる角度でソケットに装着されている場合は、デバイスを取り外して、装着し直してください。その後、RSP4/4+ を交換してシステムを再起動し、別のインストレーション チェックを行います。

各 DIMM ソケットには、正しいサイズおよび速度の DIMM を装着する必要があります。そうしないと、正しく動作しません。正しい DIMM を装着するために、シスコシステムズのメモリ キットに付属しているメモリ デバイス以外は使用しないでください。

何度か試しても、システムが正常に再起動しない場合は、TAC(テクニカル サポートを参照)、または製品を購入した代理店にサポートを依頼してください。連絡するときには、エラー メッセージ、異常な LED の状態、または問題の解決に役立ちそうな情報をあらかじめ記録しておいてください。システムの初期化(起動)にかかる時間は、ルータのコンフィギュレーションや DRAM 構成によって異なります。 256 MB の DRAM が搭載されているルータは、容量の小さい DRAM が搭載されているルータよりも起動に時間がかかります。

これで、RSP4/4+ メモリ アップグレードの確認手順は完了です。

パスワードを忘れた場合の回復

パスワードを忘れた場合、回復するためには次の作業が必要です。

show version コマンドを入力して、既存のソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ値を書き留めます。

ブートストラップ プログラムのプロンプトにブレークを送信します。

NVRAM を無視するようにコンフィギュレーション レジスタを変更します。


) パスワードを忘れた場合の回復で重要なのは、NVRAM の内容を無視するようにコンフィギュレーション レジスタを設定することです(0x0040)。これにより、パスワードが表示されるようになります。


特権レベルのシステム EXEC を開始します。

イネーブル パスワードを表示するために、 show startup-configuration コマンドを入力します。

コンフィギュレーション レジスタ値を元の設定に戻します。


) イネーブル パスワードを暗号化している場合は、次の手順でパスワードを回復することはできません。ルータを再起動せずに、表示されたコンフィギュレーションを使用して(ステップ 11を参照)、ルータを再設定しなければなりません。


パスワードを忘れた場合は、次の手順で回復します。


ステップ 1 ルータの背面パネルにあるコンソール ポートに ASCII 端末を接続します。

ステップ 2 端末が 9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビット(またはルータと同じ設定値)で動作するように設定します。

ステップ 3 show version コマンドを入力して、既存のコンフィギュレーション レジスタ値を表示します。 ステップ 13 で使用できるように、この値を書き留めておきます。

ステップ 4 ブレーク機能がディセーブルに設定されている場合は、ルータの電源をオフ/オンします(オフ/オンするにはルータの電源をオフにし、5 秒経過してから、もう一度電源をオンにします)。ブレーク機能がルータでイネーブルに設定されている場合は、 Break キーを押すか、ブレーク(^[)を送信して、ステップ 5 に進みます。

ステップ 5 ルータの電源をオンにしてから 5 秒以内に、 Break キーを押します。このようにすると、端末に次のようにブートストラップ プログラムのプロンプトが表示されます。

rommon 1 >
 

ステップ 6 次のようにコンフィギュレーション レジスタを設定することにより、コンフィギュレーション ファイルの情報が無視されるようにします。

rommon 1 > confreg
 
Configuration Summary
enabled are:
console baud: 9600
boot: image specified by the boot system command
or default to: cisco2-RSP
 
do you wish to change the configuration? y/n [n]: y
enable “diagnostic mode”? y/n [n]:
enable “use net in IP bcast address”? y/n [n]:
enable “load rom after netbootfails”? y/n [n]:
enable “use all zero broadcast”? y/n [n]:
enable “break/abort has effect?” y/n [n]:
enable “ignore system config info?” [n]: y
change console baud rate? y/n [n]:
change boot characteristics? y/n [n]
 
Configuration Summary
enabled are:
console baud: 9600
boot: image specified by the boot system command
or default to: cisco2-RSP
 
do you wish to change the configuration? y/n [n]
 
You must reset or power cycle for the new config to take effect
 

ステップ 7 次のように i コマンドを入力して、ルータを初期化します。

rommon 1 > i
 

ルータの電源がオフ/オンになり、さらにコンフィギュレーション ファイルを無視するようにコンフィギュレーション レジスタが設定されます。ブート システム イメージが起動され、次のようにコンフィギュレーション ダイアログのプロンプトが表示されます。

--- System Configuration Dialog ---

ステップ 8 次のシステム メッセージが表示されるまで、システム コンフィギュレーション ダイアログのプロンプトに no を入力します。

Press RETURN to get started!
 

ステップ 9 Return キーを押します。インターフェイス情報がいくつか表示されたあとに、次のようなプロンプトが表示されます。

Router >
 

ステップ 10 イネーブル モードを開始するため、 enable コマンドを入力します。次のようにプロンプトが変化します。

Router #
 

ステップ 11 show configuration 特権 EXEC コマンドを入力すると、コンフィギュレーション ファイルのイネーブル パスワードが表示されます。

ステップ 12 特権 EXEC プロンプトで、 configure terminal コマンドを入力します。次のようにプロンプトが表示されます。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#
 

ステップ 13 config-register 0x value コマンドを使用して、コンフィギュレーション レジスタ値を元の値(ステップ 3 で書き留めた値)に戻すか、0x0102(出荷時のデフォルト)に変更します。

ステップ 14 Ctrl-Z を押すか、 end を入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 15 ルータを再起動して、回復したパスワードを使用してイネーブルにします。


 

これで、パスワードを忘れた場合の回復手順は終了です。

関連情報

ここでは、重要な関連情報について説明します。

「コンソール ポートの信号」

「AUX ポートの信号」

「コンソール用および AUX 用の Y 字ケーブルのピン配置」

「ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定」

「フラッシュ メモリの使用方法」

コンソール ポートの信号

RSP4/4+ のコンソール ポートは、EIA/TIA-232 DCE、DB-25 レセプタクルです。システム稼働中は、Data Set Ready(DSR; データ セット レディ)および Data Carrier Detect(DCD; データ キャリア検出)の両方がアクティブです。Request to Send(RTS; 送信要求)信号は、Clear to Send(CTS; クリア ツー センド)入力のステートを追跡します。コンソール ポートは、モデム制御もハードウェア フロー制御もサポートしていません。コンソール ポートには、EIA/TIA-232 ストレート ケーブルを使用する必要があります。 表8 にこのポートで使用される信号を示します。

 

表8 コンソール ポートの信号

ピン
信号
方向
説明

1

GND

-

アース

2

TxD

<--

データ送信

3

RxD

-->

データ受信

6

DSR

-->

データ セット レディ(常にオン)

7

GND

-

アース

8

DCD

-->

データ キャリア検出(常にオン)

AUX ポートの信号

RSP4/4+ の AUX ポートは、EIA/TIA-232、DTE、DB-25 プラグです。このポートに CSU または DSU、またはその他の装置を接続して、ネットワークからルータにアクセスすることができます。非同期 AUX ポートは、ハードウェア フロー制御とモデム制御をサポートしています。 表9 にこのポートで使用される信号を示します。

 

表9 AUX ポートの信号

ピン
信号
方向
説明

2

TxD

-->

データ送信

3

RxD

<--

データ受信

4

RTS

-->

送信要求(ハードウェア フロー制御用)

5

CTS

<--

送信可(ハードウェア フロー制御用)

6

DSR

<--

データ セット レディ

7

信号アース

-

信号アース

8

CD

<--

キャリア検出(モデム制御用)

20

DTR

-->

Data Terminal Ready(DTR; データ端末動作可能)(モデム制御専用)

コンソール用および AUX 用の Y 字ケーブルのピン配置

コンソール用および AUX 用の Y 字ケーブルを使用すると、2 つの RSP(Cisco 7507 と Cisco 7507-MX の RSP スロット 2 および 3、および Cisco 7513 と Cisco 7513-MX の RSP スロット 6 および 7 にシステム アクティブとスタンバイを設定している場合)のコンソール ポートまたは AUX ポートを同時に 1 台のコンソール端末または外部 AUX 装置(モデムなど)に接続することができます。

ルータには 2 本の Y 字ケーブル(製品番号 CAB-RSP4CON= および CAB-RSP4AUX=)が付属しています(図6 および 図7 を参照)。これらのケーブルはスペア部品としても注文できます。 表10 にコンソール用の Y 字ケーブルのピン配置を示し、 表11 に AUX 用の Y 字ケーブルのピン配置を示します。

 

表10 コンソール用 Y 字ケーブルの信号(製品番号CAB-RSP4CON=)

メス DB-25 ピン
オス DB-25 ピン
信号の説明

P1-1

J1-1 および J2-1

アース

P1-2

J1-2 および J2-2

RxD(受信データ)

P1-3

J1-3 および J2-3

TxD(送信データ)

P1-4

J1-4 および J2-4

CTS -- 5 へループ

P1-5

J1-5 および J2-5

RTS -- 4 へループ

P1-6

J1-6 および J2-6

DSR

P1-7

J1-7 および J2-7

アース

P1-8

J1-8 および J2-8

DCD

P1-13

J1-13 および J2-13

YCBL 検出アース

P1-19

J1-19 および J2-19

YCBL 検出

P1-20

J1-20 および J2-20

DTR

 

表11 AUX 用 Y 字ケーブルの信号(製品番号 CAB-RSP4AUX=)

オス DB-25 ピン
メス DB-25 ピン
信号の説明

P1-1

J1-1 および J2-1

アース

P1-2

J1-2 および J2-2

TxD

P1-3

J1-3 および J2-3

RxD

P1-4

J1-4 および J2-4

RTS

P1-5

J1-5 および J2-5

CTS

P1-7

J1-7 および J2-7

アース

P1-8

J1-8 および J2-8

DCD

P1-13

J1-13 および J2-13

YCBL 検出

P1-19

J1-19 および J2-19

YCBL 検出アース

P1-20

J1-20 および J2-20

DTR

P1-22

J1-22 および J2-22

リング

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定

16 ビットのソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ設定値は NVRAM に書き込まれます。ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ設定値を変更するのは、次のような場合です。

ブート ソースおよびデフォルトのブート ファイル名を選択する場合

ブレーク機能をイネーブルまたはディセーブルにする場合


) ブレーク機能(ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ ビット 8)をイネーブルにすると、システムの起動中(または再起動)にルータにブレーク信号を送信できます。これにより、起動プロセスが停止し、ルータが ROM モニタ モードになります。ブレーク機能をアクティブにするには、キーボードの専用 Break キー機能を使用するか、または Ctrl-[(左角カッコ)という組み合わせを入力します。


ブロードキャスト アドレスを制御する場合

コンソール端末のボーレートを設定する場合

フラッシュ メモリ カードからオペレーティング ソフトウェアをロードする場合

TFTP サーバからの起動をイネーブルに設定する場合

忘れたパスワードを回復する場合

ブートストラップ プログラムのプロンプトに b コマンドを入力する方法で、システムを手動で起動できるようにする場合

システム ブートストラップ ソフトウェア(ブート イメージ)またはオンボード フラッシュ メモリのデフォルト システム イメージから、自動的にルータが起動され、さらに、NVRAM のコンフィギュレーション ファイルに書き込まれている boot system コマンドが自動的に読みとられるようにする場合

boot system コマンドが見つからなかった場合、ルータはコンフィギュレーション レジスタ値を使用して、ネットワーク サーバ上に保存されているデフォルト システム イメージの起動元ファイル名を作成します( 表14 を参照)。

表12 に、各ソフトウェア コンフィギュレーション メモリ ビットの意味を示します。 表13 に、ブート フィールドの定義を示します。


注意 混乱やルータの停止を避けるために、表12 に記載されている個々の設定値だけではなく、設定値の組み合わせも有効なコンフィギュレーション レジスタ値であることに留意してください。たとえば、出荷時のデフォルト値である 0x0102 は設定値の組み合わせです。

 

表12 ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ ビットの意味

ビット番号 18
16 進数
意味

00 ~ 0F

0x0000 ~ 0x000F

ブート フィールド( 表13 を参照)

06

0x0040

システム ソフトウェアが NVRAM の内容を無視するように設定

07

0x0080

OEM 19 ビットをイネーブルに設定

08

0x0100

ブレーク機能をディセーブルに設定

09

0x0200

セカンダリ ブートストラップを使用

10

0x0400

IP ブロードキャストを全ビット 0 にする

11 ~ 12

0x0800 ~ 0x1000

コンソール回線速度(デフォルトは 9600 ボー)

13

0x2000

ネットワークからの起動に失敗した場合、デフォルトのフラッシュ メモリ ソフトウェアを起動

14

0x4000

ネットワーク番号のない IP ブロードキャスト

15

0x8000

診断メッセージをイネーブルに設定して、NVRAM の内容を無視

18.コンフィギュレーション レジスタの出荷時デフォルト値は 0x0102 です。この値は、ビット 8 = 0x0100 とビット 00 ~ 03 = 0x0001 の組み合わせです(表14 を参照)。

19.OEM = Original Equipment Manufacturer(相手先商標製造業社)

 

表13 ブート フィールドの説明(ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ ビット 00 ~ 0F)

ブート フィールド
意味

00

システム ブートストラップ プロンプトを継続

01

オンボード フラッシュ メモリの最初のシステム イメージを起動

02 ~ 0F

デフォルトのネットワーク ブート ファイル名を指定
ブート システム コマンドをイネーブルにして、デフォルトのネットワーク ブート ファイル名を上書き

設定値の変更

システム ソフトウェア稼働中にコンフィギュレーション レジスタを変更するには、次のようにします。


ステップ 1 特権 EXEC コンフィギュレーション モードを開始するには、次のように enable コマンドおよびパスワードを入力します。

Router> enable
Password:
Router#
 

ステップ 2 グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure terminal コマンドを入力します。次の例のように、さらにコマンドを入力するように求められます。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#
 

ステップ 3 コンフィギュレーション レジスタ値を設定するため、次のように config-register 0x value コンフィギュレーション コマンドを入力します。 value は 16 進数に 0x を付けた値です( 表13 を参照)。

Router(config)# config-register 0xvalue
 

ステップ 4 Ctrl-Z を押すか、 end を入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。新しいコンフィギュレーション レジスタ設定はメモリに保存されますが、ルータを再起動して、システム ソフトウェアが再ロードされるまで、新しい値は有効になりません。

ステップ 5 現在有効なコンフィギュレーション レジスタ値および次回の再ロード時に使用される値を表示するには、 show version 特権 EXEC コマンドを入力します。値は画面の最後の行に次の例のように表示されます。

Configuration register is 0x141 (will be 0x101 at next reload)
 

ステップ 6 ルータを再起動します。新しい値が有効になります。コンフィギュレーション レジスタの変更が有効になるのは、システムが再ロードされたときだけです(コンソールから reload コマンドを実行した場合など)。


 

これで、システム ソフトウェアの実行中に、コンフィギュレーション レジスタを変更する手順は完了です。

ビットの意味

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの下位 4 ビット(ビット 3、2、1、0)は、ブート フィールドです( 表13 を参照)。ブート フィールドではバイナリ形式の数字を指定します。ブート フィールドの値を 0 に設定した場合は、ブートストラップ プロンプト(>)に b コマンドを入力する方法で、オペレーティング システムを手動で起動しなければなりません。

> b [tftp] flash filename
 

b コマンドには、次のようなさまざまなオプションがあります。

b -- フラッシュ メモリからデフォルト システム ソフトウェアを起動する場合

b flash -- オンボード フラッシュ メモリの最初のファイルを起動する場合

b slot0: filename -- PC カード スロット 0 のフラッシュ メモリ カードからファイル filename を起動する場合

b slot1: filename -- PC カード スロット 1 のフラッシュ メモリ カードからファイル filename を起動する場合

b filename [host] -- TFTP を使用してサーバ host から起動する場合

b bootflash: [filename] -- オンボード フラッシュ メモリからファイル filename を起動する場合

ブート フィールド値を 0x2 ~ 0xF に設定し、コンフィギュレーション ファイルに有効な boot system コマンドが保存されている場合、ルータはこの値によって指示されたシステム ソフトウェアを起動します。 boot system コマンドがなかった場合、ルータはネットワーク サーバから起動するデフォルトのブート ファイル名を作成します(デフォルト ファイル名のフォーマットは 表14 を参照)。

次の例では、オンボード フラッシュ メモリからルータを起動し、次回のルータ再起動時にはブレーク機能が無視されるようにソフトウェア コンフィギュレーション レジスタが設定されています。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# config-register 0x102
Router(config)# boot system flash [filename]
Router(config)# end
Router#
 

サーバは自動コンフィギュレーション プロセスの一部として、デフォルトのブート ファイル名を作成します。サーバは cisco の後ろに、ブート フィールドの数字と同等の8進数、ハイフン、プロセッサ タイプ名を加えてブート ファイル名を形成します。

表14 にデフォルトのブート ファイル名またはプロセッサの動作を示します。


) NVRAM 内のルータ コンフィギュレーションに boot system コンフィギュレーション コマンドがあると、デフォルトのネットブート ファイル名が変更されます。


 

表14 デフォルトのブート ファイル名

動作/ファイル名
ビット 3
ビット 2
ビット 1
ビット 0

ブートストラップ モード

0

0

0

0

デフォルト ソフトウェア

0

0

0

1

cisco2-RSP

0

0

1

0

cisco3-RSP

0

0

1

1

cisco4-RSP

0

1

0

0

cisco5-RSP

0

1

0

1

cisco6-RSP

0

1

1

0

cisco7-RSP

0

1

1

1

cisco10-RSP

1

0

0

0

cisco11-RSP

1

0

0

1

cisco12-RSP

1

0

1

0

cisco13-RSP

1

0

1

1

cisco14-RSP

1

1

0

0

cisco15-RSP

1

1

0

1

cisco16-RSP

1

1

1

0

cisco17-RSP

1

1

1

1

ビット 8 は、コンソールの Break キーを制御します。ビット 8(出荷時のデフォルト)をオンにすると、プロセッサはコンソールの Break キーを無視します。ビット 8 をオフにすると、プロセッサは Break キーをコマンドとして解釈して、強制的にシステムをブートストラップ モニタ状態にするので、通常の動作は停止します。起動後数秒間(約 5 秒間)は、ブレーク イネーブル ビットの設定値に関係なく、ブレークによって ROM モニタ モードに戻ります。

ビット 9 は使用されません。ビット 10 は、IP ブロードキャスト アドレスのホスト部を制御します。ビット 10 をオンにすると、プロセッサはすべて 0 のブロードキャスト アドレスを使用します。ビット 10 をオフにすると(出荷時のデフォルト)、すべて 1 のブロードキャスト アドレスが使用されます。ビット 10 は、ブロードキャスト アドレスのネットワーク部とサブネット部を制御するビット 14 と組み合わせて使用します。 表15 にビット 10 と 14 の組み合わせの結果を示します。

 

表15 コンフィギュレーション レジスタ値によるブロードキャスト アドレスの定義

ビット 14
ビット 10
アドレス(<net> <host>)

オフ

オフ

<ones> <ones>

オフ

オン

<zeros> <zeros>

オン

オン

<net> <zeros>

オン

オフ

<net> <ones>

コンフィギュレーション レジスタのビット 11 と 12 はコンソール端末のボーレートを決定します。 表16 に、使用可能な 4 種類のボーレートのビット値を示します(出荷時のデフォルト ボーレートは 9600)。

 

表16 システム コンソール端末のボーレート設定

ボー
ビット 12
ビット 11

9600

0

0

4800

0

1

1200

1

0

2400

1

1

ビット 13 によって、ブートロード失敗後のサーバの応答が決まります。ビット 13 をオンにすると、サーバは、ネットワークからのブート ファイルのロードに 5 回失敗したあと、フラッシュ メモリからオペレーティング ソフトウェアをロードします。ビット 13 をオフにすると、サーバは永久にネットワークからのブート ファイルのロードを試行し続けます。出荷時のデフォルトでは、ビット 13 は 0 にクリアされています。

フラッシュ メモリからの起動のイネーブル化

フラッシュ メモリからの起動をイネーブルにするには、コンフィギュレーション レジスタの下位 4 ビット(3、2、1、0)を 2 ~ 15 の値に設定するとともに、 boot system flash device:filename コンフィギュレーション コマンドを入力します。 device bootflash: slot0: 、または slot1: で、 filename はシステムの起動元ファイルの名前です。

システム ソフトウェア イメージの稼働中にグローバル コンフィギュレーション モードを開始し、起動元のフラッシュ メモリ ファイル名を指定するには、次のように、イネーブル プロンプトに configure terminal コマンドを入力します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# boot system flash device:filename
 

ブレーク機能をディセーブルにして、 boot system flash device : filename コマンドをイネーブルにするには、 config-register コマンドを入力して、次の例のように値を指定します。

Router(config)# config-reg 0x0102
Router(config)# end
Router#

フラッシュ メモリの使用方法

RSP4/4+ の前面パネルにあるフラッシュ メモリ(PC カード)スロットには、使用システムに対応する PC カードベースのフラッシュ メモリ メディアを使用できます。このフラッシュ メモリは、IOS ソフトウェア イメージの保存および実行に使用したり、他のルータがクライアントとしてアクセスするファイル サーバとして使用したりすることができます。


) このマニュアルでは、PC カードベースのフラッシュ メモリについては、詳しく取り上げません。フラッシュ メモリの詳細については、『Flash Memory Card Installation Instructions』(Customer Order Number: DOC-782083=)を参照してください。


マニュアルの入手方法

シスコ製品のマニュアル、テクニカル サポート、およびその他のテクニカル リソースは、さまざまな方法で入手できます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。

Cisco.com

WWW 上の次の URL から、シスコ製品の最新資料を入手できます。

http://www.cisco.com/univercd/home/home.htm

シスコの Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com

http://www.cisco.com/jp

シスコの Web サイトの各国語版へは、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/public/countries_languages.shtml

Documentation CD-ROM

シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属の Cisco Documentation CD-ROM パッケージでご利用いただけます。Documentation CD-ROM は定期的に更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。この CD-ROM パッケージは、単独、年間または 3 カ月契約で入手できます。

Cisco.com 登録ユーザの場合、Cisco Ordering ツールから Documentation CD-ROM(Customer Order Number DOC-CONDOCCD=)を単独で発注できます。次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/en/US/partner/ordering/ordering_place_order_ordering_tool_launch.html

また、どなたでも、オンラインの Subscription Store から 1 年または 3 カ月ごとの購読契約で発注できます。次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/marketplace

マニュアルの発注方法

マニュアルの発注方法については、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/es_inpck/pdi.htm

シスコ製品のマニュアルは、次の方法でご発注いただけます。

Cisco.com (Cisco Direct Customer) に登録されている場合、Networking Products MarketPlace からシスコ製品のマニュアルを発注できます。次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/en/US/partner/ordering/index.shtml

Cisco.com に登録されていない場合、製品を購入された代理店へお問い合わせください。

テクニカル サポート

Technical Assistance Center(TAC)では、シスコシステムズとサービス契約を結んでいるお客様、パートナー、リセラー、販売店を対象として、評価の高い 24 時間体制のテクニカル サポート サービスをオンラインおよび電話で提供しています。Cisco.com では、技術支援のオンライン窓口として、TAC Web サイトを提供しています。

TAC Web サイト

TAC Web サイト( http://www.cisco.com/tac )では、オンラインで資料やツールを利用して、トラブルシューティングやシスコ製品およびテクノロジーに関する技術上の問題の解決に役立てることができます。TAC Web サイトは 1 年中いつでも利用できます。

TAC Web サイト上のツールにアクセスする際は、いずれも Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ログイン ID またはパスワードを取得していない場合は、次の URL で登録手続きを行ってください。

http://tools.cisco.com/RPF/register/register.do

Japan TAC Web サイト

Japan TAC Web サイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト( http://www.cisco.com/tac )のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/jp/go/tac

サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイトのドキュメントにアクセスできます。

Japan TAC Web サイトにアクセスするには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。ログイン ID とパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってください。

http://www.cisco.com/jp/register/

TAC レベル情報の参照

オンライン TAC Case Open ツール( http://www.cisco.com/tac/caseopen )では、P3 および P4 の問題について最も迅速にテクニカル サポートを受けられます(ネットワークの障害が軽微である場合、あるいは製品情報が必要な場合)。TAC Case Open ツールに状況を入力すると、すみやかな問題解決に役立つリソースが自動的に提示されます。これらの推奨リソースを使用しても問題が解決しない場合は、TAC の技術者が対応します。

問題が P1 または P2(運用中のネットワークがダウンした場合、あるいは重大な障害が発生した場合)であるか、インターネットにアクセスできない場合は、電話で TAC にご連絡ください。P1 および P2 の問題には TAC の技術者がただちに対応し、業務を円滑に運営できるよう支援します。

電話でテクニカル サポートを受ける際は、次の番号のいずれかをご使用ください。

アジア太平洋:+61 2 8446 7411(オーストラリア:1 800 805 227)
EMEA:+32 2 704 55 55
米国: 1 800 553-2447

TAC の連絡先一覧については、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml

TAC プライオリティの定義

すべての問題を標準形式で報告するために、問題のプライオリティを定義しました。

プライオリティ 1(P1) -- ネットワークがダウンし、業務に致命的な損害が発生する場合。24 時間体制であらゆる手段を使用して問題の解決にあたります。

プライオリティ 2(P2) -- ネットワークのパフォーマンスが著しく低下、またはシスコ製品のパフォーマンス低下により業務に重大な影響がある場合。通常の業務時間内にフルタイムで問題の解決にあたります。

プライオリティ 3(P3) -- ネットワークのパフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用が機能している場合。通常の業務時間内にサービスの復旧を行います。

プライオリティ 4(P4) -- シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションについて、情報または支援が必要で、業務への影響がほとんどまたはまったくない場合。

その他の資料および情報の入手方法

シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインおよび印刷物で入手できます。

Cisco Product Catalog 』には、シスコシステムズが提供するネットワーク製品のほか、発注方法やカスタマー サポート サービスについての情報が記載されています。『 Cisco Product Catalog 』には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/en/US/products/products_catalog_links_launch.html

Cisco Press では、ネットワーク関連の出版物を幅広く発行しています。初心者から上級者まで、さまざまな読者向けの出版物があります。『 Internetworking Terms and Acronyms Dictionary 』、『 Internetworking Technology Handbook 』、『 Internetworking Troubleshooting Guide 』、『 Internetworking Design Guide 』などです。Cisco Press の最新の出版情報などについては、次の URL からアクセスしてください。

http://www.ciscopress.com

Packet 』は、ネットワーク分野の最新動向、テクノロジーの進展、およびシスコの製品やソリューションに関する情報を提供するシスコの季刊誌で、業界の技術者がネットワークへの投資を最大限に活用するのに役立ちます。ネットワークの配置やトラブルシューティングのヒント、設定例、お客様の事例研究、トレーニングや認定に関する情報、および多数の詳細なオンライン リソースへのリンクが含まれています。『 Packet 』には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/packet

iQ Magazine 』は、シスコシステムズが発行する隔月刊誌で、経営幹部向けにネットワーク業界の最新情報を提供します。『 iQ Magazine 』には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/iqmagazine

Internet Protocol Journal 』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担当するエンジニア向けに、シスコシステムズが発行する季刊誌です。『 Internet Protocol Journal 』には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/en/US/about/ac123/ac147/about_cisco_the_internet_protocol_journal.html

トレーニング -- シスコでは世界レベルのネットワーク トレーニングを提供しています。ネットワーク トレーニングに関する最新情報については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/learning/index.html