Cisco 7500 シリーズ インストレーション コンフィギュレーション ガイド
ルート スイッチ プロセッサのDRAM の交換
ルート スイッチ プロセッサのDRAMの交換
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

ルート スイッチ プロセッサのDRAMの交換

RSP2のDRAM SIMMのアップグレードまたは交換

RSP2 SIMMの取り外し

新しいRSP2 SIMMの取り付け

RSP4およびRSP8のDRAM DIMMのアップグレードまたは交換

RSP4およびRSP8のDIMMの取り外し

RSP4またはRSP8のDIMMの取り付け

ルート スイッチ プロセッサのDRAMの交換

この章では、Cisco 7500シリーズ ルータで使用されるRoute Switch Processor(RSP)ごとに、DRAMのアップグレード手順または交換手順について説明します。RSP2はDRAM SIMMを、RSP4およびRSP8はDRAM DIMMを使用します。

ここでは、すべてのDRAMのアップグレード手順について説明します。

「RSP2のDRAM SIMMのアップグレードまたは交換」

「RSP4およびRSP8のDRAM DIMMのアップグレードまたは交換」

RSP2のDRAM SIMMのアップグレードまたは交換

ここでは、RSP2の最大4つのDRAM SIMMの交換手順について説明します。SIMMに関してはシスコシステムズからご購入ください。

図 9-1 RSP2のDRAM SIMMの位置

 

システムDRAMは2つのメモリバンク(0および1)の最大4つのSIMMソケットに装着します。DRAM SIMMソケットは、バンク0の場合はU21およびU33、バンク1の場合はU4およびU12です(図 9-1を参照)。デフォルトのDRAM構成は16 MB(バンク0に8 MB SIMMを2つ搭載)です。

各SIMMのメモリ デバイスの総数は、メーカーによって異なります。実際のRSP2には、次の図のようにDRAM SIMMが配置されています。使用しているSIMMが正しいかどうかを確認するには、DRAMアップグレード要件に記載されている各部品番号または製品番号を参照してください。DRAMをアップグレードするにはRSP2を取り外す必要があるため、システムのダウンタイムが最小となるように、DRAMのアップグレードを計画してください。

SIMMソケットでは、PCおよびその他のコンピュータ機器で一般的な親指タブが使用されています。各RSP2 SIMMソケットには、両側に1つずつ、合計2つの金属固定バネが付いています。SIMMをソケットに完全に装着すると、固定バネがSIMMの両側にかかって、ソケットをロックします。

DRAMをアップグレードするには、1つまたは2つのバンクにSIMMを装着します。 表 9-1 に、使用可能なDRAM SIMM構成を示します。使用可能なSIMMサイズの組み合わせおよび必要な最大DRAMに応じて、適切なバンクを使用してください。


) ルータ構成によっては、Cisco IOSソフトウェア リリースを使用するために、RSP2に16 MBを超えるDRAMを搭載しなければならないことがあります。現在のコンフィギュレーションおよび今後の必要性に基づいて、システムDRAMをアップグレードしてください。

RSP2は、Cisco IOS Release 11.1(4)以上の機能であるHigh System Availability(HSA;ハイ システム アベイラビリティ)をサポートします。HSAを使用すると、Cisco 7507またはCisco 7513ルータでRSP2を2つ同時に使用できるようになります。各RSP2のDRAM構成は同じでなければなりません(少なくとも24 MBのDRAMが必要です)。Cisco 7576はHSAをサポートしません。


 

表 9-1 RSP1のDRAM SIMM構成

DRAM
バンク0
数量
DRAM
バンク1
数量
DRAMの合計
製品番号

U33およびU21

8 MB SIMM×2

U12およびU4

-

16 MB

MEM-RSP-16M

U33およびU21

8 MB SIMM×2

U12およびU4

4 MB SIMM×2

24 MB1

MEM-RSP-24M

U33およびU21

16 MB SIMM×2

U12およびU4

-

32 MB2

MEM-RSP-32M(=)

U33およびU21

32 MB SIMM×2

U12およびU4

-

64 MB

MEM-RSP-64M(=)

U33およびU21

32 MB SIMM×2

U12およびU4

32 MB SIMM×2

128 MB

MEM-RSP-128M(=)

1.24 MB DRAM構成は、HSA機能を使用するための最小限の要件です。このDRAM構成を実現するには、標準16 MB構成にDRAM製品番号MEM-RSP-8M=(2つの4 MB DRAM SIMMで構成)を増設して8 MBを追加し、合計24 MBにアップグレードします。

2.Cisco 7507およびCisco 7513ルータに付属のRSP2のデフォルト構成は、32 MB DRAMです。


注意 DRAMのエラーを防止するには、使用する各DRAMバンクに、必ず同じタイプのSIMMを少なくとも2つ装着する必要があります。つまり、バンク0に2つ、またはバンク0とバンク1に合計4つのSIMMを装着します。

RSP2 SIMMの取り外し

ここでは、RSP2 SIMMの取り外し手順について説明します。


注意 ESD(静電気放電)による損傷を防止するため、SIMMを取り扱う場合は、カードのエッジのみを持つようにしてください。

図 9-2 RSP2 SIMMのバネ クリップの解除

 


ステップ 1 システムの電源をオフにしてから、RSPを取り外します(Cisco 7507またはCisco 7507-MXを使用している場合は図 3-8を、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、またはCisco 7576を使用している場合は図 3-14を参照)。

ステップ 2 RSP2を静電気防止用マットまたはパッドの上に置きます。必ず、リスト ストラップなどの静電気防止用器具を身に付けてください。前面プレートが後ろ側、エッジ コネクタが手前になるように(図 9-1図 9-1と反対の向きに)RSP2を置きます。

ステップ 3 RSP2のDRAM SIMMの位置を確認します。SIMMはバンク0のU33とU21、およびバンク1のU12とU4に装着されています。

ステップ 4 取り外すSIMMのバネ クリップを解除し、ソケットからSIMMを外します(図 9-2を参照)。

ステップ 5 SIMMの両側がソケットから外れたら、親指と人差し指でSIMMの両端を持ち、ソケットから完全に引き抜きます。SIMMのエッジ以外は持たないでください。ソケットのエッジ沿いにあるメモリ モジュールまたはピン、およびメタル トレース(SIMMのコネクタ エッジの金属フィンガ)には触れないでください。

ステップ 6 ESDによる損傷を防止するため、SIMMを静電気防止用袋に収めます。取り外したSIMMは、互換性のある装置で再利用できます。

ステップ 7 必要に応じて、アップグレードする残りのSIMMにステップ 4ステップ 6を繰り返します。


 

これで、SIMMの取り外し手順は終了です。

次の項に進んで、新しいSIMMを取り付けてください。

新しいRSP2 SIMMの取り付け

ここでは、新しいRSP2 SIMMの取り付け手順について説明します。


注意 SIMMはESDによる損傷を受けやすい部品で、取り扱いを誤るとショートすることがあります。
SIMMを扱う場合は、必ずエッジだけを持つようにしてください。メモリ モジュール、ピン、またはトレースには触れないでください。

図 9-3 RSP2 SIMMの取り扱い

 

新しいSIMMを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 RSP2を上記手順と同じ向きにします(ハンドルが後ろ側、エッジ コネクタが手前)。

ステップ 2 静電気防止用袋から新しいSIMMを取り出します。

ステップ 3 SIMMコンポーネント側が上、コネクタ エッジ(金属フィンガ)が手前になるようにSIMMを持ちます。親指と中指でSIMMの両側を持ちます。その際、人差し指でコネクタ エッジと反対側の端を押さえるようにします。

ステップ 4 SIMMをソケットとほぼ同じ角度に傾けて、コネクタ エッジ全体をソケットに差し込みます(最初のSIMMは最も向こう側のスロットに、最後のSIMMは最も手前のソケットに装着します)。


注意 SIMMはしっかり差し込んでください。ただし、力を入れすぎないように注意してください。ソケットが損傷すると、RSP2を返却して、修理しなければならなくなります。

ステップ 5 SIMMの両端にバネ クリップがかかるまで、慎重にSIMMをソケットに押し込みます。必要に応じて、SIMMを静かに前後に揺らしながら、正しく装着します。

ステップ 6 残りのSIMMにステップ 2ステップ 5を繰り返します。

ステップ 7 すべてのSIMMを取り付けたら、(各SIMMに2つずつある)ガイド穴をすべて調べて、バネ保持部が見えることを確認してください。見えない場合、SIMMは正しく装着されていません。SIMMの位置がずれている場合は、慎重にSIMMを取り外し、再度ソケットに装着してください。スプリング保持部が所定の位置に収まるまで、SIMMをソケットにしっかりと押し込みます。

ステップ 8 RSP2を取り付けます(Cisco 7507またはCisco 7507-MXを使用している場合は図 3-8を、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、またはCisco 7576を使用している場合は図 3-14を参照)。

ステップ 9 システムの電源をオンにします。


 

RSP2にDRAM SIMMを正しく装着し、RSP2を取り付け直し、システム電源をオンにすると、システムが正常に再起動されます。

システムが正常に起動しない場合、あるいはコンソール端末にチェックサムまたはメモリ エラーが表示される場合は、次の事項を確認してください。

すべてのSIMMが正しく取り付けられているかを確認します。必要に応じて、システムをシャットダウンし、RSP2を取り外します。SIMMを目の高さでまっすぐ見て調べてください。正しく取り付けられていれば、すべてのSIMMが同じ角度および高さになっているはずです。SIMMが外れていたり、他と違う角度で固定されている場合は、そのSIMMを取り外して、装着し直します。RSP2を取り付けて、システムを再起動し、もう一度確認作業を行います。

各DRAM SIMMバンクには、同じサイズおよび同じ速度のSIMMを搭載する必要があります。そうしないと、システムは稼働しません。SIMMの速度は60 ns以上でなければなりません。速度はSIMMのエッジに印字されています。

何回か試しても、システムが正常に再起動しない場合は、製品を購入された代理店に問い合わせてください。問い合わせる前に、問題の解決に役立つと思われるエラー メッセージ、異常なLEDの状態、またはその他の現象を書き留めておいてください。


) システムの初期化に要する時間は、ルータのコンフィギュレーションによって異なります。128 MBのDRAMが搭載されているルータは、16 MBのDRAMが搭載されているルータよりも起動に時間がかかります。


これで、RSP2のDRAM SIMMを交換する手順は終了です。

RSP4およびRSP8のDRAM DIMMのアップグレードまたは交換

ここでは、RSP4またはRSP8に搭載されている最大2つのDIMMの交換手順について説明します。DIMMに関してはシスコシステムズからご購入ください。

システムのDRAMは2つのメモリバンク(0および1)の最大2つのDIMMソケットに装着します。RSP4のDRAM DIMMソケットはU10(バンク0)およびU13(バンク1)です。デフォルトのDRAM構成は32 MB(U10に32 MB DIMMを1つ搭載)です。RSP8のDRAM DIMMソケットは、U12(バンク0)とU15(バンク1)です。デフォルトのDRAM構成は64 MB(32 MB DIMMを2つ、または64 MB DIMMを1つ搭載)です。


注意 システムに問題が発生しないようにするため、RSP2のDRAM SIMMをRSP4またはRSP8に使用しないでください。RSP4およびRSP8にはDRAM DIMMを使用する必要があります。


) 各DIMM内のメモリ デバイスの総数は、メーカーによって異なります。実際のRSP4またはRSP8には、次の図のようにDRAM DIMMが配置されています。使用しているDIMMが正しいかどうかを確認するには、DRAMアップグレード要件に記載されている各部品番号および製品番号、またはDIMMに印字されたシスコ製品番号を参照してください。DRAMをアップグレードするには、RSP4またはRSP8を取り外す必要があるため、システムのダウンタイムが最小となるように、DRAMアップグレードを計画してください。


図 9-4 RSP4のDRAM DIMMの位置

 

1

MEMD SRAM

6

フラッシュEEPROM(ROMmon)U5

2

バス コネクタ

7

AUXポート

3

CPU

8

フラッシュ メモリSIMMホルダー

4

DRAM DIMM(バンク0:下部)U10
DRAM DIMM(バンク1:上部)U13

9

PCカード スロット0:下部
PCカード スロット1:上部

(フラッシュ メモリ カード用)

5

コンソール ポート

 

 


) 各RSP4 DIMMソケットには片側にプラスチック レバーが1つあります。ソケットからDIMMを取り外すときには、このレバーを使用します。



注意 メモリの問題を回避するには、3.3 Vデバイス対応のDRAM DIMMを使用する必要があります。高電圧デバイス(RSP2用に設計されたデバイスなど)をRSP4のDIMMソケットに取り付けないでください。

図 9-5 RSP8のDRAM DIMMの位置

 

1

MEMD SRAM

6

フラッシュEPROM(ROMmon)

2

バス コネクタ

7

AUXポート

3

CPU

8

フラッシュ メモリSIMMホルダー

4

DRAM DIMM(バンク0:下部)
DRAM DIMM(バンク1:上部)

9

PCカード スロット0:下部
PCカード スロット1:上部

(フラッシュ ディスクまたはフラッシュ メモリ カード用)

5

コンソール ポート

 

 


) 各RSP8 DIMMソケットには片側にプラスチック レバーが1つあります。ソケットからDIMMを取り外すときには、このレバーを使用します。



注意 メモリの問題を回避するには、3.3 Vデバイス対応のDRAM DIMMを使用する必要があります。高電圧デバイス(RSP2用に設計されたデバイスなど)をRSP8のDIMMソケットに取り付けないでください。

表 9-2 に、RSP4で使用できるさまざまなDRAM DIMM構成、 表 9-3 に、RSP8で使用できるさまざまなDRAM DIMM構成を示します。また、これらの表では、各構成におけるDIMM数および占有されるDRAMバンクも示しています。使用可能なDIMMサイズの組み合わせおよび必要な最大DRAMに応じて、適切なバンクを使用してください。


) ルータのコンフィギュレーションおよびシステムで稼働しているプロトコルや機能によっては、RSP4のデフォルトDRAM(32 MB)およびRSP8のデフォルトDRAM(64 MB)は容量が足りなくなる場合があります。現在のコンフィギュレーション、今後の必要性、および表 9-2表 9-3 の情報に基づいて、システムDRAMをアップグレードしてください。


 

表 9-2 RSP4のDRAM DIMM構成

数量
合計
製品番号

32 MB DIMM×1

32 MB

MEM-RSP4-32M3

32 MB DIMM×1

32 MB

MEM-RSP4-32M=4

32 MB DIMM×2、または
64 MB DIMM×15

64 MB

MEM-RSP4-64M=

128 MB DIMM×1

128 MB

MEM-RSP4-128M=

128 MB DIMM×2

256 MB

MEM-RSP4-256M=

3.Cisco 7507、Cisco 7513、およびCisco 7576ルータに付属のRSP4のデフォルト構成は、32 MB DRAMです。

4.このDRAM製品のスペア オプションは、RSP4にすでに32 MD DRAM DIMMが1つ搭載されている場合に、32 MB DRAM DIMMを1つ追加して、64 MB DRAMにアップグレードするときに使用します。

5.現在は、スペアDRAMとして製品番号MEM-RSP4-64M=を発注しても、2つの32 MB DIMMが出荷されます。DRAM供給が保証されれば、今後これらの発注に対して1つの64 MB DIMMが出荷されるようになります。

 

表 9-3 RSP8のDRAM DIMM構成

数量
合計
製品番号

64 MB DIMM×16

64 MB

MEM-RSP8-64M=7

128 MB DIMM×1

128 MB

MEM-RSP8-128M=

128 MB DIMM×2

256 MB

MEM-RSP8-256M=

6.現在は、スペアDRAMとして製品番号MEM-RSP8-64M=を発注しても、2つの32 MB DIMMが出荷されます。DRAM供給が保証されれば、今後これらの発注に対して1つの64 MB DIMMが出荷されるようになります。

7.Cisco 7507-MXおよびCisco 7513-MXルータに付属のRSP8のデフォルト構成は、64 MB DRAMです。すでに1つのDIMMソケットに64 MBのDRAMが挿入されており、他のDIMMソケットに別途64 MBのDRAMを追加して、DRAMを128 MBにアップグレードする場合は、このDRAMを発注してください。


注意 DRAM搭載時にシステムやメモリの問題が生じるのを防止するため、RSP4およびRSP8には、3.3 Vデバイス対応のDRAM DIMMを使用する必要があります。高電圧デバイス(RSP2用に設計されたデバイスなど)をRSP4またはRSP8のDIMMソケットに取り付けないでください。

システムおよびメモリに問題が生じないようにするため、各ソケットには同じサイズおよび同じタイプのシスコ製DIMMを使用してください。システムに冗長RSPが搭載されている場合は、冗長RSPのメモリ サイズおよびタイプをプライマリRSPと同じにする必要があります。

RSP4およびRSP8のDIMMの取り外し

ここでは、RSP4およびRSP8 DIMMの取り外し手順について説明します。

64 MBから256 MBにアップグレードする場合は、両方のDRAM DIMMを交換する必要があるため、次の手順は必須です。ただし、DIMMを1つのみ使用するDRAM構成にDIMMを1つ追加する場合は、次の手順は 必須ではありません 。たとえば、32 MBから64 MBに、または128 MBから256 MBにアップグレードする場合は、U13(RSP4)またはU15(RSP8)にDRAM DIMMを1つ追加する必要があります。このような場合は、「RSP4またはRSP8のDIMMの取り付け」に進んでください。


注意 ESDによる損傷を防止するため、DIMMを取り扱う場合は、カードのエッジのみを持つようにしてください。

既存のDIMMを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 システムの電源をオフにして、RSP4またはRSP8を取り外します(Cisco 7505を使用している場合は図 3-3の手順を、Cisco 7507または7507-MXを使用している場合は図 3-8の手順を、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、またはCisco 7576を使用している場合は図 3-14の手順を参照)。

ステップ 2 RSP4またはRSP8を静電気防止用マットまたはパッドの上に置きます。必ず、リスト ストラップなどの静電気防止用器具を身に付けてください。

ステップ 3 前面プレートが手前、エッジ コネクタが後ろ側になるように、RSP4またはRSP8を置きます。図 9-4

ステップ 4 RSP4またはRSP8のDRAM DIMMの位置を確認します。DIMMはU10バンク0とU13バンク1(RSP4)、およびU12バンク0とU15バンク1(RSP8)に装着されています。

ステップ 5 取り外すDIMMのDIMMソケットのレバーを引き下げて、ソケットからDIMMを取り外します。

図 9-6 DIMMを取り外す場合のRSP4またはRSP8のDIMMソケット リリース レバーの使用法

 

ステップ 6 DIMMの片側がソケットから外れたら、親指と人差し指でDIMMの両側をそれぞれ持ち、ソケットから完全に引き抜きます。DIMMのエッジ以外は持たないでください。ソケットのエッジ沿いにあるメモリ モジュールやピン、およびメタル トレース(DIMMのコネクタ エッジの金属フィンガ)には触れないでください。

ステップ 7 ESDによる損傷を防止するため、DIMMを静電気防止用袋に収めます。取り外したDIMMは、互換性のある他の装置で再利用できます。

ステップ 8 必要に応じて、アップグレードする残りのDIMMにステップ 4ステップ 7を繰り返します。


 

これで、DIMMの取り外し手順は終了です。次の項に進んで、新しいDIMMを取り付けてください。

RSP4またはRSP8のDIMMの取り付け

ここでは、RSP4またはRSP8 DIMMの取り付け手順について説明します。


) 32 MBから64 MBに、または128 MBから256 MBにアップグレードする場合は、U13(RSP4)またはU15(RSP8)にDRAM DIMMを1つ追加する必要があるため、次の手順は必須です。2つのDRAM DIMMソケット(RSP4の場合はU10およびU13、RSP8の場合はU12およびU15)には、サイズの異なる2つのDRAM DIMMを装着できます。その場合は、容量の大きいDRAM DIMMをU10ソケット(RSP4)またはU12(RSP8)に装着してください。


新しいDIMMを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 RSP4またはRSP8を静電気防止用マットまたはパッドの上に置きます。必ず、リスト ストラップなどの静電気防止用器具を身に付けてください。

ステップ 2 前面プレートが手前に、エッジ コネクタが後ろ側になるようにRSP4またはRSP8を置きます(RSP4の場合は図 9-4図 9-4を、RSP8の場合は図 9-5図 9-5を参照)。


注意 DIMMはESDによる損傷を受けやすい部品で、取り扱いを誤るとショートすることがあります。DIMMを扱う場合は、必ずエッジだけを持つようにしてください。DIMM、ピン、またはトレースには触れないでください。図 9-7

ステップ 3 静電気防止用袋から新しいDIMMを取り出します。

ステップ 4 DIMMコンポーネント側が上、コネクタ エッジ(金属フィンガ)が手前になるようにDIMMを持ちます。両手の親指と人差し指でDIMMの両端を持ちます。図 9-7

図 9-7 RSP4またはRSP8のDIMMの取り扱い

 

ステップ 5 DIMMをソケットとほぼ同じ角度に傾けて、コネクタ エッジをソケットに差し込みます。DIMMのコネクタ エッジの2つのノッチ(キー)に注意してください。これらのキーは、DIMMを正しい方向でソケットに装着するためのものです。


注意 DIMMはしっかり差し込んでください。ただし、力を入れすぎないように注意してください。ソケットが損傷すると、RSP4またはRSP8を返却して、修理しなければならなくなります。

ステップ 6 DIMMおよびDIMMソケットのキーの向きに注意しながら、レバーがDIMMソケットの側面と同一面上になり、DIMMエッジ コネクタが完全に挿入されるまで、ソケットにDIMMを静かに押し込みます。必要に応じて、DIMMを静かに前後に揺らしながら、正しく装着します。

図 9-8 ソケットへのRSP4またはRSP8 DRAM DIMMの取り付け

 

ステップ 7 DIMMを取り付けたら、リリース レバーがDIMMソケットの側面と同一面上になっていることを確認してください。同一面上になっていない場合、DIMMは正しく装着されていません。DIMMの位置がずれている場合は、取り外し手順に従って慎重にDIMMを取り外し、再度ソケットに装着してください。リリース レバーがDIMMソケットの側面と同一面上になるまで、DIMMをソケットにしっかりと押し込みます。

ステップ 8 DRAM構成に応じて、残りのDIMMにステップ3~ステップ7を繰り返します。

ステップ 9 RSP4またはRSP8を取り付けます。Cisco 7505を使用している場合は図 3-3の手順を、Cisco 7507またはCisco 7507-MXを使用している場合は図 3-8の手順を、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、またはCisco 7576を使用している場合は図 3-14の手順を参照してください。

ステップ 10 システムの電源をオンにします。


 

RSP4またはRSP8にDRAM DIMMを正しく装着し、RSP4またはRSP8を取り付け直し、システム電源をオンにすると、システムが正常に再起動されます。

新しいDIMMを取り付けた後に、システムが正常に起動しない場合、あるいはコンソール端末にチェックサムまたはメモリ エラーが表示される場合には、次の事項を確認してください。

すべてのDIMMが正しく取り付けられているか確認します。必要に応じて、システムをシャットダウンし、RSP4またはRSP8を取り外します。DIMMを目の高さでまっすぐ見て調べてください。正しく取り付けられていれば、すべてのDIMMが同じ角度および高さになっているはずです。DIMMが外れていたり、他と違う角度で固定されている場合は、そのDIMMを取り外して、装着し直します。RSP4またはRSP8を取り付けて、システムを再起動し、もう一度確認作業を行います。

2つのDRAM DIMMが搭載されている場合は、両方のバンクに同じサイズおよび同じ速度のDIMMを搭載する必要があります。そうしないと、システムは稼働しません。DIMMの速度は60 ns以上でなければなりません。速度はDIMMのエッジに印字されています。

何回か試しても、システムが正常に再起動しない場合は、製品を購入された代理店に問い合わせてください。問い合わせる前に、問題の解決に役立つと思われるエラー メッセージ、異常なLEDの状態、またはその他の現象を書き留めておいてください。


) システムの初期化に要する時間は、ルータのコンフィギュレーションやDRAM構成によって異なります。256 MBのDRAMが搭載されているルータは、容量の小さいDRAMが搭載されているルータよりも起動に時間がかかります。


これで、RSP4およびRSP8のDRAM DIMMを交換する手順は終了です。