Cisco 7500 シリーズ インストレーション コンフィギュレーション ガイド
Cisco 7500シリーズ ルータのトラブ ルシューティング
Cisco 7500シリーズ ルータのトラブルシューティング
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

Cisco 7500シリーズ ルータのトラブルシューティング

トラブルシューティングの概要

Cisco 7500シリーズ サブシステムに関する問題の解決

Cisco 7505ルータのトラブルシューティングに関する注意事項

Cisco 7505ルータの起動時の問題の識別

Cisco 7505ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング

Cisco 7505ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング

Cisco7507およびCisco 7507-MXルータのトラブルシューティングに関する注意事項

Cisco7507およびCisco 7507-MXルータの起動時の問題の識別

Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータの電源サブシステムのトラブルシューティング

Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータのトラブルシューティングに関する注意事項

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの起動時の問題の識別

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング

ブロワー動作のトラブルシューティング

Cisco 7500シリーズ プロセッサ サブシステムのトラブルシューティング

RSPのトラブルシューティング

インターフェイス プロセッサのトラブルシューティング

Cisco 7500シリーズ システムのLEDの使用法

前面パネル システムLEDの使用法

Cisco 7507およびCisco 7507-MXのLED

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576のLED

RSP LEDの使用法

RSP2 LED ― Cisco 7500シリーズ

RSP4およびRSP8 LED ― Cisco 7500シリーズ

電源装置のLEDの使用法

Cisco 7505電源装置のLED

Cisco 7507およびCisco 7507-MX電源装置のLED

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576電源装置のLED

トラブルシューティングに関するその他の参照情報

Cisco 7500シリーズ ルータのトラブルシューティング

Cisco 7500シリーズ ルータは、出荷前に実施される広範囲のテストおよびバーンインにより性能が確認されています。ただし、ルータの起動時に問題が発生した場合には、この章に記載されている情報を使用して、問題の原因を突き止めてください。初回起動時の問題は、主に、電源またはプロセッサ モジュールがバックプレーンから外れていることが原因で発生します。

初回起動時に過熱状態または過電圧状態になることはほとんどありませんが、「Cisco 7500シリーズ ルータの環境モニタおよびレポート機能の概要」では、環境温度および電圧のモニタリング機能について説明します。


) この章に記載されている手順は、Cisco 7500シリーズ システムの初回起動時のトラブルシューティングであること、およびこのルータが出荷時のコンフィギュレーションのままであることが前提となります。コンポーネントの取り外しまたは取り付けを行ったり、デフォルト設定を変更した場合は、この章で推奨される事項は適用されないことがあります。


Cisco 7505ではRoute Switch Processor(RSP)2メイン システム プロセッサを1つ使用します。Cisco 7505は、アップグレード オプションであるRSP4およびRSP8とも互換性があります。

Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、およびCisco 7513-MXでは、RSP2、RSP4、またはRSP8を2つ(最大)、または1つ使用します。これらのルータに2つのRSP(任意の組み合わせ)を搭載する必要があるのは、High System Availability(HSA;ハイ システム アベイラビリティ)機能がイネーブルである場合に 限ります 。HSAがディセーブルの場合は、RSP2、RSP4、またはRSP8をそれぞれ1つしか搭載できません。


) Cisco 7576はHSAをサポートしません。Cisco 7576シャーシ内の独立した2つのルータは、それぞれ1つのRSP(RSP4)のみで稼働します。RSP8がマスター デバイスとして使用されている場合に、HSA機能を機能させるには、別のRSP8をスレーブ デバイスとして使用する必要があります。この章では、RSP2、RSP4、およびRSP8をRSPと表します。具体的な違いは、必要に応じて明記します。


ここでは、Cisco 7500シリーズのトラブルシューティング情報を示します。

「トラブルシューティングの概要」

「Cisco 7500シリーズ サブシステムに関する問題の解決」

上記の項を参照したら、ご使用のCisco 7500シリーズ ルータに適用される具体的な項を選択してください。

「Cisco 7505ルータのトラブルシューティングに関する注意事項」

「Cisco7507およびCisco 7507-MXルータのトラブルシューティングに関する注意事項」

「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータのトラブルシューティングに関する注意事項」

次の項は、すべてのCisco 7500シリーズ ルータに関連します。

「ブロワー動作のトラブルシューティング」

「Cisco 7500シリーズ プロセッサ サブシステムのトラブルシューティング」

「Cisco 7500シリーズ システムのLEDの使用法」

「トラブルシューティングに関するその他の参照情報」

トラブルシューティングの概要

初回のシステム起動時に、次の事項を確認する必要があります。

外部電源コードが接続されていて、適切な電力が供給されている。

システム ファンまたはブロワーが作動している。

システム ソフトウェアが正常に起動している。

RSPおよびすべてのインターフェイス プロセッサがスロットに適切に装着されていて、それぞれ問題なく初期化されている(システム ソフトウェアによってイネーブル化されている)。


) システムの初期化時に、特定のインターフェイスを検出できなかったこと、またはインターフェイス プロセッサが認識されないことを示すメッセージが表示された場合は、ロードされた稼働中のCisco IOSソフトウェアが、インターフェイス プロセッサを搭載しているCisco 7500シリーズ ルータと互換性があることを確認してください。そのためには、まず始めに使用しているCisco 7500シリーズ ルータの種類を確認し、第1章「Cisco 7500シリーズ ルータの製品概要」で該当する仕様表を参照してください。

ロードされた稼働中のCisco IOSソフトウェアが、ご使用のCisco 7500シリーズ ルータと互換性がない、またはないと思われる場合は、「はじめに」の章を参照して、テクニカル サポートの利用方法を確認してください。


これらの条件がそれぞれ満たされている場合は、ハードウェア インストレーションに問題はありません。 第4章「システムの基本コンフィギュレーションの実行」 に進んで、基本的なシステム コンフィギュレーションを実行してください。また、システム内のCisco IOSソフトウェア、プロトコル、および各インターフェイスを完全に設定する場合は、該当する付属のソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルも参照してください。上記の条件が満たされる前に、起動シーケンスに失敗する場合は、この章に記載されている手順に従って原因を特定し、可能であれば問題を解決してください。

問題を容易に解決できない場合は、購入した代理店に解決方法をお問い合わせください。問い合わせる前に、問題を迅速に解決できるように、次の情報をお手元に用意しておいてください。

ルータの受領日およびシャーシのシリアル番号(シャーシ背面の右側デッキのラベルに記載)

インターフェイス プロセッサの設定(搭載されているインターフェイス プロセッサ)

稼働中のCisco IOSソフトウェアのタイプおよびリリース番号

発生している問題、および問題の特定や解決のために行った手順の簡単な説明

保守契約または保証に関する情報

Cisco 7500シリーズ サブシステムに関する問題の解決

システムで発生した問題を解決するには、問題の原因がどのサブシステムにあるかを特定することが重要です。起動時の問題を解決するための最初の手順は、システムの 現在の状態 と、 正常な状態 を比較することです。起動時の問題は1つのコンポーネントが原因になっている場合が多いので、システムの各コンポーネントのトラブルシューティングを行うよりも、問題のあるサブシステムを特定したほうが、効率的に解決できます。

この章に記載されたトラブルシューティング手順では、Cisco 7500シリーズは次のサブシステムで構成されていると想定しています。

電源サブシステム ― 電源装置、外部電源コード、およびシステム バックプレーンで構成されます。

冷却サブシステム ― ファンまたはブロワー(ファン/ブロワーを含む)、任意のブロワー速度制御ボード(オプション)、任意の前面パネルLED(オプション)、およびファン トレイ(Cisco 7505)またはブロワー モジュール(Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576)アセンブリ自体で構成されます。システム電源がオンの場合、ファンまたはブロワーは常に作動している必要があります。

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576の可変速度機能を使用すると、内部シャーシ温度が標準動作範囲内にある場合、ブロワーをより低速で作動させて、作動音を抑えることができます。内部温度が指定温度を超えると、ブロワーは速度を上げ、より多くの冷気をシャーシに送ります。したがって、周りの雑音が大きい、空調が施されている部屋では、ブロワーが作動しているかどうかを判別しにくいことがあります。ブロワーが作動していない場合には、購入した代理店にすぐに連絡してください。ユーザ側でインストレーションの調整はできません。

プロセッサ サブシステム ― RSPおよびすべてのインターフェイス プロセッサを含みます。各RSPはシステム オペレーティング ソフトウェア(オンボード フラッシュ メモリSIMMまたはフラッシュ メモリ カードに格納)を実行します。RSPがこのソフトウェアを初期化できたかどうかは、各インターフェイス プロセッサのENABLED LEDによって示されます。インターフェイス プロセッサがバックプレーンに完全に装着されていないと、システムが停止したり、クラッシュしたりすることがあります。

ここでは、Cisco 7500シリーズ ルータおよびそのサブシステムの問題を特定する方法、および該当するトラブルシューティング情報を示します。

「Cisco 7505ルータのトラブルシューティングに関する注意事項」

「Cisco7507およびCisco 7507-MXルータのトラブルシューティングに関する注意事項」

「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータのトラブルシューティングに関する注意事項」

「ブロワー動作のトラブルシューティング」

Cisco 7505ルータのトラブルシューティングに関する注意事項

図 8-1に、Cisco 7505の一般的なトラブルシューティング手順を示します。この手順を参照して、可能な限り問題を特定し、解決するようにしてください。

図 8-1 Cisco 7500の起動時の問題に関するトラブルシューティング手順

 

Cisco 7505ルータの起動時の問題の識別

ルータを最初に起動するときは、「システムの起動および初期状態の確認」に記載された起動シーケンスに従ってください。ここでは、標準的な起動シーケンスの詳細、および予測どおりに起動シーケンスが 実行されない 場合に実行するステップについて説明します。

電源装置およびプロセッサ モジュール(RSPおよびインターフェイス プロセッサ)のLEDの状態を調べることにより、起動シーケンスのどの時点で、どこに問題が発生したかを判別できます。次の説明を参照して、問題の原因となるサブシステムを特定し、該当する項(各説明内で指定)に進んで、問題を解決してください。

電源装置のインターフェイス プロセッサ側にあるメイン システム電源スイッチをオンにしてシステムを起動すると、次の動作が発生します。

DC OK LEDがただちに点灯します。このLEDは、システムに電力が供給され、電源スイッチがオン(|)の位置になっているかぎり、点灯し続けます。このLEDが点灯しない場合、または電源スイッチがオンになっているにも関わらず消灯する場合には、電源、電源装置が内部コンポーネントに分配している内部DC電力、または冷却サブシステムに問題があると考えられます。

グリーンのDC OK LEDは、電源装置および内部DC電圧のステータスを示します。このDC
OK LEDは、次の条件がすべて満たされているかぎり点灯し続けます。

電源装置がオンであり、50~60 Hzの100~240 VAC、-40~-52 VDC(北米)、または-56~-72 VDC(EU)の電力が供給されている。

電源装置が内部コンポーネントに+5、+12、-12、および+24 VDCを供給している。

すべての内部DC電圧が許容範囲内にある。

ACまたはDC電力またはいずれかの内部DC電圧が許容範囲を超えている場合は、DC OK LEDが点灯しないか、または電源投入直後に消灯します。RSP(+5、+12、-12 VDCを使用)およびファン トレイ(+24 VDCを使用)は、両方とも稼働するために必須のコンポーネントであるため、内部DCラインに問題があると、システムが起動しなかったり、稼働が停止することがあります。

たとえば、ファン トレイに電力を供給する+24 VDCラインに問題がある場合、システムは起動しますが、ファンは作動していないと認識されます。システムはファン障害シャットダウン シーケンスを開始し、該当する警告メッセージを表示してから、2分後にシャットダウンします。その他のいずれかのDCラインに問題がある場合、RSPはシステム ソフトウェアを初期化できません。したがって、システムはブート シーケンス中に起動を試みますが、失敗します。

DC OK LEDが消灯する時期に応じて、次の手順を実行します。

電源スイッチをオンにしても、DC OK LEDが消灯し続ける(まったく点灯しない)場合は、DC電源または内部コンポーネントに分配されるDC電力に問題があります。「Cisco 7505ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

DC OK LEDが一時的に点灯したあと、30秒以内に消灯する場合は、電源装置に過電力状態または過熱状態が発生したため、システムが自動的にシャットダウンしている可能性があります。「Cisco 7505ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

DC OK LEDが点灯し、システムが予測どおりに起動するにもかかわらず、次のメッセージが表示されて、2分後にシャットダウンする場合は、ファン トレイに問題があります。「Cisco 7505ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

%ENVM-2-FAN: Fan array has failed, shutdown in 2 minutes

DC OK LEDが消灯し続けているにもかかわらず、システムが正常に起動し、上記メッセージが表示され、2分後にシャットダウンする場合は、ファン トレイに接続された+24 VDCラインに問題があります。「Cisco 7505ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

電源スイッチをオンにした直後に、ファンの作動音が聞こえなければなりません。周りの雑音が極端に大きい場合(空調が施された配線クローゼットなど、他の装置の雑音がある場合)は、ファンの作動音が聞こえないことがあります。このような場合は、片手をシャーシの(インターフェイス プロセッサ側に向かって)左側に当てて、シャーシ側面から空気が排出されているかどうかを調べます。

DC OK LEDが点灯しているにもかかわらず、ファンが作動していない場合は、ファン トレイまたはいずれかのファンに問題があります(いずれかのファンが正常に機能していないことが検出されると、システムは自動的にシャットダウンします)。「Cisco 7505ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

起動時にDC OK LEDが点灯し、ファンが作動するにもかかわらず、2分後にシステムがシャットダウンする場合は、ファン トレイに問題があります。「Cisco 7505ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

システム電源をオンにした場合、RSPのLED(図 1-2を参照)はRSPのインストレーション コンフィギュレーション ノートに記載されているとおりに動作する必要があります。Cisco 7505はRSP2、RSP4、およびRSP8と互換性があります。動作の詳細については、Cisco 7505に搭載されたRSPモデルに対応するインストレーション コンフィギュレーション ノートを参照してください。

RSPがインターフェイス プロセッサの初期化を終えて、動作準備が完了すると、各インターフェイス プロセッサのENABLED LEDが点灯します。このLEDは、インターフェイス プロセッサに電力が供給されていて、RSPによって認識されていることを示します。個々のインターフェイスの状態を示すわけではありません。ただし、これにより、インターフェイス プロセッサに有効なマイクロコード バージョンが含まれていることがわかります。ENABLED LEDが点灯しない場合は、付属の『 Interface Processor Installation and Configuration Guide 』を参照し、インターフェイス プロセッサLEDを使用して、さらに問題のトラブルシューティングを行ってください。


) システムの起動中、および各インターフェイス プロセッサの初期化中は、インターフェイス プロセッサのステータスLEDが点滅するか、または断続的に点灯します。これは通常の動作です。インターフェイス プロセッサが初期化され、各インターフェイスがイネーブルにならない限り、LEDはインターフェイスの実際のステータスを示しません。


LEDが、システムが正常に初期化されたことを示している場合は、コンソール画面に(次の例のような)システム バナーが表示されます。表示されない場合は、「RSPのコンソール端末接続」を参照して、端末が正しく設定されていること、および端末がRSPコンソール ポートに正しく接続されていることを確認してください。

System Bootstrap, Version 4.6(5), SOFTWARE
Copyright (c) 1986-1995 by cisco Systems
RSP2 processor with 16384 Kbytes of memory
(テキスト出力は省略)
F3: 2012356+47852+194864 at 0x1000
Restricted Rights Legend
 
Use, duplication, or disclosure by the Government is
subject to restrictions as set forth in subparagraph
(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
 
cisco Systems, Inc.
170 Tasman Drive
San Jose, CA 95134
 
GS Software (GS7), Version 10.3(3) [fc3], RELEASE SOFTWARE
Copyright (c) 1986-1995 by cisco Systems, Inc.
 
(テキスト出力は省略)
 
Press RETURN to get started!

Cisco 7505ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング

ここでは、Cisco 7505電源サブシステムのトラブルシューティング情報を示します。

次の事項を確認し、問題を特定してください。電源装置のインターフェイス プロセッサ側のDC OK LEDが点灯していますか。

点灯している場合、ACまたはDC電源は良好で、電源装置は機能しています。

点灯していないにもかかわらず、ファンが作動していて、 かつ プロセッサ モジュールのLEDが点灯している場合、電源装置LEDが故障している可能性があります。RSPは+5、+12、-12 VDCを使用し、ファン トレイは+24 VDCを使用します。したがって、RSPとファンが両方とも機能している場合、すべての内部DCラインは許容範囲内です。

点灯せず、その他の現象が特にない場合は、まず電源スイッチが完全にオン(|)の位置になっているかどうかを調べてください。スイッチの右側を押して、オン(|)の位置に完全に押し込みます( システムの起動および初期状態の確認を参照)。

システム電源スイッチが正しく設定されているにもかかわらず、DC OK LEDが消灯している場合は、ACまたはDC電源、または電源コードに問題がある可能性があります。電源スイッチをオフにし、別の電源を使用できる場合は、その電源に電源コードを接続して、スイッチを再びオンにします。LEDが点灯すれば、最初の電源に問題があります。

電源装置を新しい電源に接続してもDC OK LEDが点灯しない場合は、(別の電源コードがあれば)電源コードを取り替えて、再度スイッチをオンにします。DC OK LEDが点灯する場合は、最初に使用した電源コードを返却して交換してください(Cisco 7010電源装置のAC入力およびDC入力電源コードは、Cisco 7505電源装置と互換性があります)。

新しい電源コードを使用して別の電源に接続してもDC OK LEDが点灯しない場合は、電源装置に問題があると考えられます。スペアの電源装置がある場合は、既存の電源装置をスペアの電源装置と交換して、システムを再起動します( Cisco 7505ルータ電源ハーネス カバーの取り外しおよび取り付けを参照)。DC OK LEDが点灯する場合は、障害のある電源装置を返却して交換してください。

問題を解決できない場合、または電源装置や電源コードに障害がある場合には、製品を購入した代理店に問い合わせてください。

Cisco 7505ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング

ここでは、Cisco 7505冷却サブシステムのトラブルシューティング情報を示します。

次の事項を確認し、問題を特定してください。

システムを起動した場合に、ファンが作動するかどうか。

ファンが作動しているかどうかは、ファン モータの作動音で判断します。周りの雑音が大きい場合は、片手をシャーシの(ルータのインターフェイス プロセッサ側に向かって)左側に当てて、排気口から空気が排出されているかどうかを調べます。

ファンが作動している場合、ファン トレイに接続された+24 VDCラインは良好ですが、ソフトウェアまたは各ファンに問題がある可能性があります。

ファンが作動していない場合は、ファン トレイまたは+24 VDC電源に問題があります。DC OK LEDが点灯しているかを確認してください。LEDが消灯している場合は、ファン トレイに供給される+24 VDC電力に問題があると考えられます。「Cisco 7505ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

DC OK LEDが点灯していない場合は、ファン トレイが正しく搭載されているかを確認します。ファン トレイを取り外して、取り付け直す手順については、「Cisco 7505ルータのファン トレイの取り外しおよび取り付け」を参照してください。ファン制御ボードのエッジ コネクタが、バックプレーン ソケットに完全に装着されているかを確認します。シャーシ カバー パネルを取り付けたら、システムを再起動します。

システムおよびファンが起動するにもかかわらず、2分後にシャットダウンしますか。

コンフィギュレーション レジスタのブート フィールド設定が変更されている場合、またはコンフィギュレーション ファイルのブート命令が変更されている場合は、ファン制御ボードからの信号を認識しない(したがって、冷却サブシステムが稼働していないことを前提とする)ソフトウェア イメージ(Cisco IOS Release 9.17[6]より前のリリース)が起動されている可能性があります。Cisco 7505およびRSPに適したソフトウェア イメージが起動されているかを確認してください。

次のメッセージが表示される場合は、1つまたは複数のファンが故障しているか、または許容範囲外の作動を行っています。

%ENVM-2-FAN: Fan array has failed, shutdown in 2 minutes
 

1つまたは複数のファンまたはファン制御ボードに障害がある場合は、ファン トレイを交換する必要があります。

次のメッセージが表示された場合は、シャーシ内部に過熱状態または過電力状態が検出されています。

Queued messages:
%ENVM-1-SHUTDOWN: Environmental Monitor initiated shutdown
 

過電力状態によって環境シャットダウンが発生すると、DC OK LEDが消灯して、システムはシャットダウンします(Cisco 7505ルータの電源サブシステムのトラブルシューティングを参照)。

初回起動時に過熱状態になることはほとんどありませんが、他の装置からの熱い排気が吸気口から流れ込んでいないか、また、シャーシの左右に冷気が流れるだけの空間が確保されているかどうかを確認してください。設置環境の準備情報については、 第2章「インストレーションの準備」 の注意事項を参照してください。

上記のメッセージは、コンポーネントまたは温度センサの故障を意味することもあります。システムがシャットダウンする前に、 show environment コマンドまたは show environment table コマンドを使用して、内部シャーシ環境を表示してください( show コマンドの詳細については、 Cisco 7505ルータのshow environmentコマンドの例を参照)。

それでも問題を解決できない場合には、購入した代理店にお問い合わせください

Cisco7507およびCisco 7507-MXルータのトラブルシューティングに関する注意事項

図 8-2に、Cisco 7507およびCisco 7507-MXの一般的なトラブルシューティング手順を示します。この手順を参照して、可能な限り問題を特定のサブシステムに限定し、解決するようにしてください。

図 8-2 Cisco7507およびCisco 7507-MXルータの起動時の問題のトラブルシューティング手順

 

Cisco7507およびCisco 7507-MXルータの起動時の問題の識別

ルータを最初に起動するときは、「システムの起動および初期状態の確認」に記載された起動シーケンスに従ってください。ここでは、標準的な起動シーケンスの詳細、および予測どおりに起動シーケンスが 実行されない 場合に実行するステップについて説明します。

システム ブロワーを除き、起動シーケンス中のすべてのシステム状態はLEDで示されます。LEDの状態を調べることにより、起動シーケンスのどの時点で、どこに障害が発生したかを判別できます。次の説明を参照して、問題の原因となるサブシステムを特定し、該当する項(各説明内で指定)に進んで、問題を解決してください。

電源装置のスイッチをオンにしてシステムを起動すると、次の状況が発生します。

システム ブロワーの作動音がすぐに聞こえます(作動時に生成される雑音レベルは約60 dBAです)。作動音が聞こえない場合は、「Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。電源装置が正常に動作していても、ブロワーに障害がある場合は、購入した代理店に連絡してください。初回起動時にシステム ブロワーが正常に機能しない場合、ユーザ側でインストレーションの調整はできません。

シャーシ背面の各電源装置上にある電源装置LED、およびシャーシ前面にあるUPPER POWER LEDとLOWER POWER LEDは、次のように点灯する必要があります。

電源装置のスイッチをオン(|)の位置にすると、その直後にAC入力電源装置のグリーンのAC POWER LED(またはDC入力電源装置のグリーンのINPUT POWER LED)が点灯し、システムが正常に稼働している間点灯し続けます。シャーシ前面の対応する電源装置ベイのLED(UPPER POWER LEDまたはLOWER POWER LED)も点灯します。

AC入力電源装置のDC FAIL LED(またはDC入力電源装置のOUT FAIL LED)は消灯したままです。このLEDが点灯するのは、電源装置に入力電力が供給されない場合、または電源装置に過電力状態または過熱状態が検出されたために電源装置が自動的にシャットダウンした場合のみです。AC POWER(またはINPUT POWER)LED、UPPER POWER LED、またはLOWER POWER LEDが点灯しない場合、または任意の電源装置のDC FAIL(またはOUT FAIL)LEDが 点灯する 場合は、「Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

システム電源をオンにすると、RSPのLED(Cisco 7507の場合は図 1-5、Cisco 7507-MXの場合は図 1-8を参照)はRSPのインストレーション コンフィギュレーション ノートに記載されているとおりに動作します。Cisco 7507およびCisco 7507-MXはRSP2、RSP4、およびRSP8と互換性があります。動作の詳細については、Cisco 7507および7507-MXに搭載されたRSPモデルに対応するインストレーション コンフィギュレーション ノートを参照してください。

RSPがインターフェイス プロセッサの初期化を終了して、動作準備が完了すると、各インターフェイス プロセッサのENABLED LEDが点灯します。このLEDは、インターフェイス プロセッサに電力が供給されていて、RSPによって認識されていることを示します。インターフェイス プロセッサの個々のインターフェイスの状態を示すわけではありません。ただし、これにより、インターフェイス プロセッサに有効なマイクロコード バージョンが含まれていることがわかります。ENABLED LEDが点灯しない場合は、「インターフェイス プロセッサのトラブルシューティング」に進んでください。

すべてのLEDが点灯して、システムが正常に起動されたことを示している場合は、最初のシステム バナーがコンソール画面に表示されます。表示されない場合は、「RSPのコンソール端末接続」を参照して、端末が正しく設定されていること、および端末がRSPコンソール ポートに正しく接続されていることを確認してください。

Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータの電源サブシステムのトラブルシューティング

ここでは、Cisco 7507およびCisco 7507-MX電源サブシステムのトラブルシューティング情報を示します。

次の事項を確認し、問題を特定してください。

下部電源装置のAC POWER LEDまたはINPUT POWER LEDが点灯しているかどうか。

点灯している場合は、電源は良好で、電源装置は機能しています。

点灯しない場合は、まず電源スイッチまたはインターロック スイッチを調べてください。非脱落型ネジを緩め、電源スイッチを完全に左に回してオフ(O)の位置に設定し、電源装置をベイから数インチ引き抜き、ベイに完全に押し込みます。その後、電源装置の前面がシャーシ背面と同一面状になっているかを確認します。

非脱落型ネジを締め、電源スイッチを完全に右に回してオン(|)の位置に設定し、インターロック タブをシャーシのインターロック スロットに完全に通します( Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータの電源装置の取り付けを参照)。

スイッチが正しく設定されているにもかかわらず、AC POWER(またはINPUT POWER)LEDおよびDC FAIL(またはOUT FAIL)LEDが両方とも消灯し続ける場合は、電源または電源コードに問題がある可能性があります。スイッチをオフにし、別の電源を使用できる場合はその電源に電源コードを接続して、スイッチを再びオンにします。LEDが点灯すれば、最初の電源に問題があります。

電源装置を新しい電源に接続しても、LEDが点灯しない場合は、電源コードを取り替えて、再度スイッチを入れます。AC POWER(またはINPUT POWER)LEDが点灯する場合は、最初に使用した電源コードを返却して交換してください。

新しい電源コードを使用して別の電源に接続してもLEDが点灯しない場合は、電源装置に問題があると考えられます。別の電源装置を使用できる場合は、その電源装置を下部電源装置ベイに搭載して、購入した代理店に詳細な手順を問い合わせてください。

下部電源装置のDC FAIL(またはOUT FAIL)LEDが点灯しているかどうか。

点灯している場合、電源装置を調べてください。電源装置を上部ベイに取り付け直します。別の電源装置が搭載されている場合は、下部ベイに移動します。両方の電源装置をオンにして、シャーシ内の電源装置または電源コネクタに障害があるかどうかを判別し、購入した代理店に結果を連絡してください。

別の(冗長)電源装置のAC POWER(INPUT POWER)LEDが点灯するかどうか。

点灯しない場合は、別の電源装置に対して上記の各手順を繰り返します。

問題を解決できない場合、または電源装置やシャーシ コネクタに障害がある場合には、製品を購入した代理店に問い合わせてください。

Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング

ここでは、Cisco 7507およびCisco 7507-MX冷却サブシステムのトラブルシューティング情報を示します。

次の事項を確認し、問題を特定してください。

システムを起動した場合に、システム ブロワーが作動しますか。ファンが作動しているかどうかは、モータの作動音で判断します。周りの雑音が大きい場合は、片手をシャーシの(ルータのインターフェイス プロセッサ側に向かって)背面のプロセッサ スロットの上、および片側に当てて、排気口から空気が排出されているかどうかを調べます。

ブロワーが作動している場合、ブロワーに接続された+24 VDCラインは良好です。

ファンが作動していない場合は、ブロワーまたは+24 VDC電源に問題があります。DC FAIL LEDが消灯しているかを確認してください。LEDが消灯している場合は、ブロワーに供給される+24 VDC電力に問題があると考えられます。「ブロワー動作のトラブルシューティング」を参照してください。

ブロワーがオフであるにもかかわらず、DC OK LEDが点灯する場合(つまり、+24 VDC電力が供給されている場合)は、ブロワー コネクタが適切に装着されていない可能性があります。ブロワー電源の接続をチェックするには、「Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータのブロワー アセンブリの取り外しおよび取り付け」を参照してください。ブロワー コネクタが、バックプレーン ソケットに完全に装着されているか確認します。シャーシ カバー パネルを取り付けたら、システムを再起動します。

次のメッセージが表示された場合は、シャーシ内部に過熱状態または過電力状態が検出されています。

Queued messages:
%ENVM-1-SHUTDOWN: Environmental Monitor initiated shutdown
 

過電力状態によって環境シャットダウンが発生すると、DC OK LEDが消灯して、システムはシャットダウンします(Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータの電源サブシステムのトラブルシューティングを参照)。初回起動時に過熱状態になることはほとんどありませんが、他の装置からの熱い排気が吸気口から流れ込んでいないか、また、シャーシの左右に冷気が流れるだけの空間が確保されているかどうかを確認してください。設置環境の設定については、「Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータの通気」を参照してください。

上記のメッセージは、コンポーネントまたは温度センサの故障を意味することもあります。システムがシャットダウンする前に、 show environment コマンドまたは show environment table コマンドを使用して、内部シャーシ環境を表示してください( show コマンドの詳細については、 Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータのshow environmentコマンドの例を参照)。

それでも問題を解決できない場合には、購入した代理店にお問い合わせください。

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータのトラブルシューティングに関する注意事項

図 8-3に、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576の一般的なトラブルシューティング手順を示します。この手順を参照して、可能な限り問題を特定のサブシステムに限定し、解決するようにしてください。

図 8-3 Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576の起動時の問題のトラブルシューティング手順

 

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの起動時の問題の識別

ルータを最初に起動するときは、「システムの起動および初期状態の確認」に記載された起動シーケンスに従ってください。ここでは、標準的な起動シーケンスの詳細、および予測どおりに起動シーケンスが 実行されない 場合に実行するステップについて説明します。

電源装置およびプロセッサ モジュール(RSPおよびインターフェイス プロセッサ)のLEDの状態を調べることにより、起動シーケンスのどの時点で、どこに問題が発生したかを判別できます。次の説明を参照して、問題の原因となるサブシステムを特定し、該当する項(各説明内で指定)に進んで、問題を解決してください。

電源装置のインターフェイス プロセッサ側にあるメイン システム電源スイッチをオンにしてシステムを起動すると、次の動作が発生します。

AC(またはDC)OK LEDがただちに点灯します。このLEDは、システムに電力が供給され、電源スイッチがオン(|)の位置になっているかぎり、点灯し続けます。このLEDが点灯しない場合、または電源スイッチがオンになっているにもかかわらず消灯する場合には、電源、電源装置が内部コンポーネントに分配している内部DC電力、または冷却サブシステムに問題があると考えられます。

グリーンのAC(またはDC)OK LEDは、電源装置および内部DC電圧のステータスを示します。このAC(またはDC)OK LEDは、次の条件がすべて満たされているかぎり点灯し続けます。

電源装置がオンであり、50~60 Hzの100~240 VAC(または-48~-60 VDC)の電力が供給されている。

電源装置が内部コンポーネントに+5、+12、-12、および+24 VDCを供給している。

すべての内部DC電圧が許容範囲内にある。

AC(またはDC)電力またはいずれかの内部DC電圧が許容範囲を超えている場合は、AC(またはDC)OK LEDが点灯しないか、または電源投入直後に消灯します。RSP(+5、+12、-12 VDCを使用)およびブロワー モジュール(+24 VDCを使用)は両方とも稼働に必須のコンポーネントであるため、内部DCラインに問題があると、システムが起動しなかったり、稼働が停止することがあります。

たとえば、ブロワー モジュールに電力を供給する+24 VDCラインに問題がある場合、システムは起動しますが、ブロワーは稼働していないと認識されます。システムはブロワー障害シャットダウン シーケンスを開始し、該当する警告メッセージを表示してから、2分後にシャットダウンします。その他のいずれかのDCラインに問題がある場合、RSPはシステム ソフトウェアを初期化できません。したがって、システムはブート シーケンス中に起動を試みますが、失敗します。

DC OK LEDが消灯する時期に応じて、次の手順を実行します。

電源スイッチをオンにしても、AC(またはDC)OK LEDが消灯し続ける(まったく点灯しない)場合は、AC(またはDC)電源または内部コンポーネントに分配されるDC電力に問題があります。「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

AC(またはDC)OK LEDが一時的に点灯したあと、30秒以内に消灯する場合は、電源装置に過電力状態または過熱状態が発生したため、システムが自動的にシャットダウンしている可能性があります。「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

AC(またはDC)OK LEDが点灯し、システムが予測どおりに起動するにもかかわらず、次のメッセージが表示されて、2分後にシャットダウンする場合は、ブロワーに問題があります。「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

%ENVM-2-FAN: Fan has failed, shutdown in 2 minutes
 

AC(またはDC)OK LEDが消灯し続けているにもかかわらず、システムが正常に起動し、上記メッセージが表示され、2分後にシャットダウンする場合は、ブロワー モジュールに接続された+24 VDCラインに問題があります。「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

電源スイッチをオンにした直後に、ブロワーの動作音が聞こえなければなりません。周りの雑音が極端に大きい場合(空調が施された配線クローゼットなど、他の装置の雑音がある場合)は、片手をシャーシの前面(シャーシのインターフェイス プロセッサと反対側)のプラスチック パネル中央付近に当てて、排気口から空気が排出されているかどうかを調べます。


) 下部前面パネルから排出される電源装置の排気と混同しないでください。


AC(またはDC)OK LEDが点灯しているにもかかわらず、ブロワーが作動していない場合は、ブロワーに問題があります(ブロワーが正常に機能していないことが検出されると、システムは自動的にシャットダウンします)。「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

起動時にAC(またはDC)OK LEDが点灯し、ブロワーが作動するにもかかわらず、2分後にシステムがシャットダウンする場合は、ブロワー制御ボードに問題がある可能性があります。「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング」に進んでください。

システム電源をオンにすると、RSPのLED(Cisco 7513の場合は図 1-11、Cisco 7513-MXの場合は図 1-14を参照)はRSPのインストレーション コンフィギュレーション ノートに記載されているとおりに動作します。Cisco 7513およびCisco 7513-MXはRSP2、RSP4、およびRSP8と互換性があります。動作の詳細については、Cisco 7513および7513-MXに搭載されたRSPモデルに対応するインストレーション コンフィギュレーション ノートを参照してください。

RSPがインターフェイス プロセッサの初期化を終えて、動作準備が完了すると、各インターフェイス プロセッサのENABLED LEDが点灯します。このLEDは、インターフェイス プロセッサに電力が供給されていて、RSPによって認識されていることを示します。個々のインターフェイスの状態を示すわけではありません。ただし、これにより、インターフェイス プロセッサに有効なマイクロコード バージョンが含まれていることがわかります。ENABLED LEDが点灯しない場合は、「インターフェイス プロセッサのトラブルシューティング」に進んでください。


) システムの起動中、および各インターフェイス プロセッサの初期化中は、インターフェイス プロセッサのステータスLEDが点滅するか、または断続的に点灯します。これは通常の動作です。インターフェイス プロセッサが初期化され、各インターフェイスがイネーブルにならない限り、LEDはインターフェイスの実際のステータスを示しません。


LEDが、システムが正常に初期化されたことを示している場合は、コンソール画面に(次の例のような)システム バナーが表示されます。表示されない場合は、「RSPのコンソール端末接続」を参照して、端末が正しく設定されていること、およびRSPコンソール ポートに端末が正しく接続されていることを確認してください。

System Bootstrap, Version 4.6(5), SOFTWARE
Copyright (c) 1986-1995 by cisco Systems
RSP2 processor with 16384 Kbytes of memory
 
(テキスト出力は省略)
 
F3: 2012356+47852+194864 at 0x1000
 
Restricted Rights Legend
Use, duplication, or disclosure by the Government is
subject to restrictions as set forth in subparagraph
(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
 
cisco Systems, Inc.
170 Tasman Drive
San Jose, CA 95134
GS Software (RSP-K), Version 10.3(571) [fc3], RELEASE SOFTWARE
Copyright (c) 1986-1995 by cisco Systems, Inc.
 
(テキスト出力は省略)
 
Press RETURN to get started!

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング

ここでは、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576電源サブシステムのトラブルシューティング情報を示します。

次の事項を確認し、問題を特定してください。電源装置のインターフェイス プロセッサ側のAC(またはDC)OK LEDが点灯していますか。

点灯している場合、AC(またはDC)電源は良好で、電源装置は機能しています。

点灯していないにもかかわらず、ブロワーが作動していて、 かつ プロセッサ モジュールのLEDが点灯している場合、電源装置LEDが故障している可能性があります。RSPは+5 VDCを使用し、ブロワーは+24 VDCを使用します。したがって、RSPとブロワーが両方とも機能している場合、すべての内部DCラインは許容範囲内です。

点灯せず、その他の現象が特にない場合は、まず電源スイッチが完全にオン(|)の位置になっているかどうかを調べてください。電源スイッチを右に回して、オン(|)の位置に完全に設定します。「システムの起動および初期状態の確認」を参照してください。

システム電源スイッチが正しく設定されているにもかかわらず、AC(またはDC)OK LEDが消灯している場合は、AC(または)DC電源、または電源コードに問題がある可能性があります。電源スイッチをオフにし、別の電源を使用できる場合は、その電源に電源コードを接続して、スイッチを再びオンにします。LEDが点灯すれば、最初の電源に問題があります。

電源装置を新しい電源に接続してもLEDが点灯しない場合は、(別の電源コードがあれば)電源コードを取り替えて、再度スイッチをオンにします。AC(またはDC)OK LEDが点灯する場合は、最初に使用した電源コードを返却して交換してください。

新しい電源コードを使用して別の電源に接続してもLEDが点灯しない場合は、電源装置に問題があると考えられます。スペアの電源装置がある場合は、既存の電源装置をスペアの電源装置と交換して、システムを再起動します。「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの電源装置の取り外し」および「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの電源装置の取り付け」を参照してください。

AC(またはDC)OK LEDが点灯する場合は、障害のある電源装置を返却して交換してください。

問題を解決できない場合、または電源装置や電源コードに障害がある場合には、製品を購入した代理店に連絡してください。

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング

ここでは、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576冷却サブシステムのトラブルシューティング情報を示します。

次の事項を確認し、問題を特定してください。

システムを起動した場合に、ブロワーが作動しているかどうか。

ファンが作動しているかどうかは、ブロワー モータの作動音で判断します。周りの雑音が大きい場合は、片手をシャーシ前面(ルータのインターフェイス プロセッサと反対側)のプラスチック パネル中央付近に当てて、排気口から空気が排出されているかどうかを調べます。

ファンが作動している場合、ブロワーに接続された+24 VDCラインは良好ですが、ソフトウェアに問題がある可能性があります。

ファンが作動していない場合は、ブロワーまたは+24 VDC電源に問題があります。OUTPUT FAIL LEDが点灯している場合は、電源装置またはブロワー制御ボードからブロワーに供給される+24 VDC電力に問題があると考えられます。

ファンが作動せず、OUTPUT FAIL LEDが消灯している場合は、ブロワー モジュールが完全に装着されているかを確認してください。ブロワー モジュールを取り外して、取り付け直す手順については、「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータのブロワー モジュールの取り外しおよび取り付け」を参照してください。ブロワー制御ボードのエッジ コネクタが、バックプレーン ソケットに完全に装着されているかを確認します。シャーシ カバー パネルを取り付けたら、システムを再起動します。

システムおよびブロワーが起動するにもかかわらず、2分後にシャットダウンするかどうか。

コンフィギュレーション レジスタのブート フィールド設定が変更されている場合、またはコンフィギュレーション ファイルのブート命令が変更されている場合は、ブロワー制御ボードからの信号を認識しない(したがって、冷却サブシステムが稼働していないことを前提とする)ソフトウェア イメージが起動されている可能性があります。

次のイメージが表示される場合は、ブロワーが故障しているか、または許容範囲外の作動を行っています。

%ENVM-2-FAN: Fan has failed, shutdown in 2 minutes
 

ブロワーまたはブロワー制御ボードに障害がある場合は、ブロワー モジュールを交換する必要があります。

次のメッセージが表示された場合は、シャーシ内部に過熱状態または過電力状態が検出されています。

Queued messages:
%ENVM-1-SHUTDOWN: Environmental Monitor initiated shutdown
 

過電力状態によって環境シャットダウンが発生すると、OUTPUT FAIL LEDが点灯して、システムはシャットダウンします。「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」を参照してください。

初回起動時に過熱状態になることはほとんどありませんが、他の装置からの熱い排気が吸気口から流れ込んでいないか、また、シャーシの前後に冷気が流れるだけの空間が確保されているかどうかを確認してください。設置環境の準備に関する推奨事項については、 第2章「インストレーションの準備」 の注意事項を参照してください。

上記のメッセージは、コンポーネントまたは温度センサの故障を意味することもあります。システムがシャットダウンする前に、 show environment コマンドまたは show environment table コマンドを使用して、内部シャーシ環境を表示してください( show コマンドの詳細については、 Cisco 7513およびCisco 7513-MXルータのshow environmentコマンドの例を参照)。

それでも問題を解決できない場合には、購入した代理店にお問い合わせください。

ブロワー動作のトラブルシューティング

ブロワーに障害が発生している可能性がある場合は、次の事項を確認し、問題を特定してください。

システムを起動した場合に、ブロワーが作動しているかどうか。

ファンが作動しているかどうかは、ブロワー モータの作動音で判断します。周りの雑音が大きい場合は、片手をシャーシの前面に当てて、排気口から空気が排出されているかどうかを調べます。

ファンが作動している場合、ブロワーに接続された+24 VDCラインは良好ですが、ソフトウェアに問題がある可能性があります。

ファンが作動していない場合は、ブロワーまたは+24 VDC電源に問題があります。OUTPUT FAIL LEDが点灯している場合は、電源装置またはブロワー制御ボードからブロワーに供給される+24 VDC電力に問題があると考えられます。

ファンが作動せず、OUTPUT FAIL LEDが消灯している場合は、ブロワー モジュールが完全に装着されているかを確認してください。ブロワー モジュールを装着し直して、システムを再起動してください。

システムおよびブロワーが起動するにもかかわらず、2分後にシャットダウンするかどうか。

コンフィギュレーション レジスタのブート フィールド設定が変更されている場合、またはコンフィギュレーション ファイルのブート命令が変更されている場合は、ブロワー制御ボードからの信号を認識しない(したがって、冷却サブシステムが稼働していないことを前提とする)ソフトウェア イメージが起動されている可能性があります。

次のイメージが表示される場合は、ブロワーが故障しているか、または許容範囲外の作動を行っています。

%ENVM-2-FAN: Fan has failed, shutdown in 2 minutes
 

ブロワーまたはブロワー制御ボードに障害がある場合はブロワー モジュール アセンブリを交換する必要があります。

次のメッセージが表示された場合は、シャーシ内部に過熱状態または過電力状態が検出されています。

Queued messages:
%ENVM-1-SHUTDOWN: Environmental Monitor initiated shutdown
 

過電力状態によって環境シャットダウンが発生すると、OUTPUT FAIL LEDが点灯して、システムはシャットダウンします。

初回起動時に過熱状態になることはほとんどありませんが、他の装置からの熱い排気が吸気口から流れ込んでいないか、また、シャーシの左右に冷気が流れるだけの空間が確保されているかどうかを確認してください。

上記のメッセージは、コンポーネントまたは温度センサの故障を意味することもあります。システムがシャットダウンする前に、 show environment コマンドまたは show environment
table
コマンドを使用してください(内部シャーシ環境を表示する手順については、 Cisco 7513およびCisco 7513-MXルータのshow environmentコマンドの例を参照)。

Cisco 7500シリーズ プロセッサ サブシステムのトラブルシューティング

Cisco 7500シリーズ プロセッサ サブシステムは、RSPおよびインターフェイス プロセッサで構成されます。RSPはCisco 7500シリーズの必須システム コンポーネントです。RSPが適切に取り付けられていないとシステムは稼働しません。一方、インターフェイス プロセッサが取り付けられていなくてもシステムは稼働しますが、これらとバックプレーンのピンとの接触が 不完全 な場合は、システムは稼働しません。インターフェイス プロセッサがバックプレーンに完全に接続されていない場合は、プロセッサに不完全な信号が送信され、バスに障害が発生し、システムが停止する原因になります。したがって、まず、RSPが正しく取り付けられていること、およびシステム ソフトウェアの初期設定が正常に行われたことを確認してください。そのあとで、必要に応じて、個々のインターフェイス プロセッサのトラブルシューティングを行います。

Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、またはCisco 7513-MXにRSPを2台搭載する必要があるのは、HSA機能がイネーブルの場合に 限られます 。それ以外の場合、RSPは1台のみ必要です。RSP8がマスター デバイスとして使用されている場合に、HSA機能を機能させるには、別のRSP8をスレーブ デバイスとして使用する必要があります。Cisco 7576はHSAをサポートしません。Cisco 7576のルータAおよびルータBは、1台のRSPとのみ連携します。


注意 Cisco 7576を構成する2台のルータの1台のみを設定する場合は、ルータBではなくルータAを設定してください。ルータAを設定するには、スロット6にRSP4を装着し、スロット0~スロット5にインターフェイス プロセッサを装着します。

RSPのトラブルシューティング

ここで説明する手順は、RSPおよびルータが出荷時の設定のままで、コンフィギュレーション レジスタ設定またはコンフィギュレーション ファイルが変更されていないことが前提となります。

これらが変更されている場合は、「ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定」を参照して、デフォルト値に戻してください。

RSPのLEDが予測どおりに点灯しない場合は、次の点を確認し、問題を特定してください。

システムの電源スイッチをオンにしたとき、すべてのRSP LEDが点灯し続けているかどうか。

すべてのRSP LEDが消灯し続ける場合には、まず「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの電源サブシステムのトラブルシューティング」および「Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータの冷却サブシステムのトラブルシューティング」を参照して、ブロワーと電源装置の両方が正常に機能しているか確認してください。

電源装置およびブロワーが機能しているにもかかわらず、どのRSP LEDも点灯しない場合は、RSPまたはインターフェイス プロセッサが正しく接続されていないために、バスが停止している可能性があります。システムの電源スイッチをオフにし、各プロセッサ モジュールの非脱落型ネジを緩め、イジェクト レバーを使用して各ボードを取り外して、取り付け直してください(イジェクト レバーの説明および図については、図 3-12を参照)。すべての非脱落型ネジを締めて、システムを再起動してください。

電源装置をオフにし、スロットにRSPを取り付け直して、ルータを再起動します。

RSPのNORMAL LEDが点灯しているかどうか。

点灯している場合は、システム ソフトウェアが正常に初期化されていて、システムが稼働しています。

RSPのCPU HALT LEDが点灯しているかどうか。

点灯している場合は、プロセッサ ハードウェアに障害が検出されています(このLEDは、正常に動作している間は消灯しています)。購入した代理店に問い合わせてください。

インターフェイス プロセッサのトラブルシューティング

ここでは、インターフェイス プロセッサのトラブルシューティング情報を示します。

次の事項を確認し、問題を特定してください。

すべて のインターフェイス プロセッサのENABLED LEDが点灯しているかどうか。

点灯している場合、システムは稼働しています。該当するソフトウェア マニュアルのインターフェイス設定に関する手順に進んでください。

いずれか のインターフェイス プロセッサのENABLED LEDが消灯しているかどうか。

いずれかのENABLED LEDが消灯している場合は、まず各RSPのNORMAL LEDをチェックします。RSPが正常に起動された場合、このLEDは点灯します。

各インターフェイス プロセッサのENABLED LEDが消灯している場合は、インターフェイス プロセッサがバックプレーンから外れている可能性があります。インターフェイス プロセッサの取り外しおよび取り付けを行う場合に、システム電源をオフにする必要はありません。イジェクト レバーを使用してインターフェイス プロセッサを取り外し、取り付け直してから、非脱落型ネジを両方とも締めます。インターフェイスが再び初期化され、インターフェイス プロセッサのENABLED LEDが点灯します。


) インターフェイス プロセッサの具体的なトラブルシューティング情報については、Cisco 7500シリーズ ルータに付属の『Interface Processor Installation and Configuration Guide』、およびインターフェイス プロセッサに付属の各コンフィギュレーション ノートを参照してください。


上記の手順を使用しても起動時の問題を解決できない場合は、購入した代理店に問い合わせてください。

Cisco 7500シリーズ システムのLEDの使用法

すべてのCisco 7500シリーズ ルータのRSPおよび電源装置には、特定の動作を示すLEDが装備されています。Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータには、前面パネルLEDも装備されています(Cisco 7505には前面パネルLEDは装備されていません)。

次の項の情報に従って、システムのLED表示を解釈してください。

「前面パネル システムLEDの使用法」(Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576ルータ)

「RSP LEDの使用法」(すべてのCisco 7500シリーズRSP)

「電源装置のLEDの使用法」(すべてのCisco 7500シリーズ電源装置)


) 特定のインターフェイス プロセッサのLED情報については、Cisco 7500シリーズ ルータに付属の『Interface Processor Installation and Configuration Guide』、およびインターフェイス プロセッサに付属の各コンフィギュレーション ノートを参照してください。


前面パネル システムLEDの使用法

ここでは、Cisco 7507、Cisco 7507-MX、Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576の前面パネルLEDの表示について説明します(Cisco 7505には前面システムLEDがありません)。

Cisco 7507およびCisco 7507-MXのLED

Cisco 7507およびCisco 7507-MXの前面にあるシステム ステータスLED(図 8-4を参照)は、システムおよび電源装置のステータスを示します。NORMAL LEDが点灯している場合、システムは正常に稼働しています。NORMAL LEDはRSP2で制御されます。RSPのシャーシ背面には、システム ステータスを示す同じNORMAL LEDがあります。

UPPER POWER LEDおよびLOWER POWER LEDが点灯している場合、電源装置は該当する電源装置ベイに装着されていて、システムに電力を供給しています。対応するベイに装着された電源装置が過熱状態または過電圧状態に達すると、POWER LEDは消灯します(温度および電圧情報を表示する show コマンドの詳細については、 Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータのshow environmentコマンドの例を参照)。

図 8-4 前面パネルLED(Cisco 7507およびCisco 7507-MX)

 

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576のLED

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576の前面にあるシステム ステータスLED(図 8-5を参照)は、システムおよび電源装置のステータスを示します。Cisco 7513およびCisco 7513-MXのNORMAL LEDが点灯している場合、システムは正常に稼働しています。NORMAL LEDはRSPで制御されます。RSPのシャーシ背面には、システム ステータスを示す同じNORMAL LEDがあります。


) Cisco 7576のスロット6またはスロット7に装着されたRSPが機能している場合は、前面パネルのNORMAL LEDが点灯し続けます。このLEDが消灯するのは、RSPが装着されていない場合、または両方のRSPが機能していない場合のみです。標準ステータスのCisco 7576のトラブルシューティングが必要な場合は、前面パネルのNORMAL LEDでなく、RSPのNORMAL LEDを調べてください。


POWER A LEDおよびPOWER B LEDが点灯している場合、電源装置は該当する電源装置ベイに装着されていて、システムに電力を供給しています。シャーシを図 1-11の向きにした場合、電源Aベイは左側、電源Bベイは右側です。


) Cisco 7576のバックプレーンには2台のルータが装備されています。これらはルータAおよびルータBといいます。これらの名称は、電源Aおよび電源Bという名前の電源装置ベイとは関係ありません。


対応するベイに装着された電源装置が過熱状態または過電圧状態に達すると、POWER LEDは消灯します(温度および電圧情報を表示する show コマンドの詳細については、 Cisco 7513およびCisco 7513-MXルータのshow environmentコマンドの例を参照)。

図 8-5 前面パネルのLED(Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576)

 

RSP LEDの使用法

ここでは、RSPのLED表示について説明します。

RSP2 LED ― Cisco 7500シリーズ

RSP2にある2つのLED(NORMALおよびCPU HALT)は、システムおよびRSP2のステータスを示します(図 8-6図 8-6を参照)。NORMAL LEDが点灯している場合、システムは稼働しています。正常に稼働している間、RSP2のCPU HALT LEDは消灯し、プロセッサ ハードウェア障害が検出されない限り、消灯し続けます。NORMAL LEDが点灯し、そのまま点灯し続ける場合は、正常に起動されています。ただし、必ずしもシステムが正常な稼働状態になっているわけではありません。

スロット0およびスロット1のLEDは、使用中のPCカード(フラッシュ メモリ カード)スロットを示します。システムがいずれかのカードにアクセスすると、対応するLEDが点滅します。

図 8-6 RSP2のLED(前面パネルの一部、平面図)

 


注意 RESETスイッチを押すと、RSPおよびシステム全体がリセットされます。システム エラーや問題を回避するために、このスイッチは、必ず購入した代理店の指示に従って使用してください。


) マスター/スレーブ スイッチの機能(RSP2の初回リリースには組み込まれていない)を使用すると、システムのマスターおよびスレーブとして機能するRSP2を指定することができます。この機能が関係するのは、スロット6およびスロット7に搭載された2台のRSP2プロセッサ モジュールを使用するシステムのみです。スペアのRSP2は、デフォルトでシステム マスターとして出荷されます。2つのRSP2が搭載されている場合は、搭載されたスロットに関係なく、1台をマスターに、もう1台をスレーブにする必要があります(Cisco 7507およびCisco 7507-MXの場合はスロット2およびスロット3、Cisco 7513およびCisco 7513-MXの場合は、スロット6およびスロット7)。

Cisco 7576はマスター/スレーブ動作をサポートしません。ルータごとにRSPが1台ずつ使用されるため、自動的にスロット6のRSPがルータAのシステム マスターに、スロット7のRSPがルータBのシステム マスターになります。


RSP4およびRSP8 LED ― Cisco 7500シリーズ

図 8-7 にRSP4およびRSP8の前面プレートLEDを示します。RSP4およびRSP8のLEDは、システムとRSP4またはRSP8のステータス、およびアクティブなフラッシュ メモリ カード スロットを示します。CPU HALT LEDは消灯したままです。このLEDが点灯するのは、プロセッサ ハードウェアの障害が検出された場合のみです。NORMAL LEDが点灯した場合は、正常に起動しています。ただし、必ずしもシステムが正常な稼働状態となっているわけではありません。正常に稼働している間、CPU HALT LEDは点灯せず、NORMAL LEDが点灯します。この場合、RSP4またはRSP8には+5 Vが供給されています。スロット0およびスロット1のLEDは、使用中のPCカード(フラッシュ メモリ)カード スロットを示します。システムがカードにアクセスすると、対応するLEDが点滅します。マスターおよびスレーブのLEDを調べると、RSP4がマスターまたはスレーブのどちらのデバイスとして指定されているかが一目でわかります。


) Cisco 7576はマスター/スレーブ動作をサポートしません。ルータ(シャーシ内のルータAとルータB)ごとにRSPが1台ずつ使用されるため、自動的にスロット6のRSPがルータAのシステム マスターに、スロット7のRSPがルータBのシステム マスターになります。


図 8-7 RSP4およびRSP8のLED(前面パネルの一部、平面図)

 


注意 RESETスイッチ(図 8-7図 8-7を参照)を押すと、RSP4またはRSP8およびシステム全体がリセットされます。システム エラーや問題を避けるために、このスイッチは、必ず シスコ認定サービス担当者の指示に従って使用してください。

電源装置のLEDの使用法

ここでは、Cisco 7500シリーズ電源装置のLED表示について説明します。

Cisco 7505電源装置のLED

Cisco 7505 AC入力およびDC入力電源装置のインターフェイス プロセッサ側にあるDC OK LED(図 8-8を参照)は、電源装置にACまたはDC電力が供給され、電源装置から内部シャーシ コンポーネントにDC電力が供給されている場合に点灯します。電源装置は内部の温度および電圧のセルフモニタを行います(温度および電圧情報を表示する show コマンドの詳細については、 Cisco 7505ルータのshow environmentコマンドの例を参照)。

図 8-8 電源装置のLED(Cisco 7505のAC入力電源装置の場合)

 

Cisco 7507およびCisco 7507-MX電源装置のLED

Cisco 7507およびCisco 7507-MXの電源装置には、AC入力とDC入力の2つのタイプがあります。各AC入力電源装置にはAC POWER LEDとDC FAIL LED、および電源スイッチがあります(図 8-9図 8-9を参照)。グリーンのAC POWER LEDが点灯している場合、電源装置はオンになっていて、入力AC電力が供給されています。イエローのDC FAIL LEDは、通常消灯しています。ただし、次のいずれかの理由により電源装置がシャットダウンした場合は、点灯します。

電源装置のDCセクションの障害 ― 原因としては、(入力ラインに障害が発生したか、またはオペレータがシステム電源を切断したために)(ACまたはDC)電力が途絶えたか、または電源装置に実際に障害が発生したことが考えられます。

電源装置の自動シャットダウン ― 電源装置に過熱状態または過電圧状態が検出された場合に発生します。

AC入力電源装置が1台搭載されているシステム、および冗長電源が搭載されているシステムで、AC入力電源装置がシャットダウンすると、システムがダウンするときに一時的にDC FAIL LEDが点灯します。電源装置が完全にシャットダウンすると、DC FAIL LEDは消灯します。冗長電源が搭載されたシステムで、1台の電源装置が引き続きアクティブである場合、故障した電源装置のDC FAIL LEDは点灯し続けます(アクティブな電源装置から電力が供給されます)。

図 8-9 AC入力電源装置のLED(Cisco 7507およびCisco 7507-MX)

 

DC入力電源装置のLEDには、INPUT POWER LEDおよびOUT FAIL LEDがあります(図 8-10を参照)。入力電力が供給されている場合は、グリーンのINPUT POWER LEDが点灯します。イエローのOUT FAIL LEDは通常消灯していますが、ランプ テストのために電源がオンになった場合は点滅します。

次のいずれかの理由により電源装置がシャットダウンした場合は、OUT FAIL LEDが点灯します。

電源装置のDC出力の障害 ― 原因としては、(入力ラインに障害が発生したか、またはオペレータがシステム電源を切断したために)DC入力電力が途絶えたか、またはDC入力電源装置に実際に障害が発生したことが考えられます。

電源装置の自動シャットダウン ― 電源装置に過熱状態または過電圧状態が検出された場合に発生します。

図 8-10 DC入力電源装置のLED(Cisco 7507およびCisco 7507-MX、AC入力電源装置と同じ配置)

 

DC入力電源装置が1台搭載されているシステム、および冗長電源が搭載されているシステムで、電源装置がシャットダウンすると、システムがダウンするときに一時的にOUT FAIL LEDが点灯します。電源装置が完全にシャットダウンすると、OUT FAIL LEDは消灯します。冗長電源が搭載されたシステムで、1台の電源装置が引き続きアクティブである場合、故障した電源装置のOUT FAIL LEDは点灯し続けます(アクティブな電源装置から電力が供給されます)。

AC入力およびDC入力電源装置はセルフモニタリングを行います。各電源装置は内部の温度および電圧をモニタします(温度および電圧情報を表示する show コマンドの詳細については、 Cisco 7507およびCisco 7507-MXルータのshow environmentコマンドの例を参照)。

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576電源装置のLED

Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576の電源装置には、AC入力とDC入力の2つのタイプがあります。各電源装置には、AC(またはDC)OK、FAN OK、およびOUTPUT FAIL LEDが配置されています。図 8-11図 8-11にAC入力電源のLEDを、図 8-12図 8-12にDC入力電源のLEDを示します。

図 8-11 AC入力電源装置のLED(Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576)

 

グリーンのAC(またはDC)OK LEDが点灯している場合、電源装置はオンになっていて、入力電力が供給されています。レッドのOUTPUT FAIL LEDは、通常消灯しています。ただし、次のいずれかの理由により電源装置がシャットダウンした場合は、点灯します。

電源装置のDC出力セクションの障害 ― 原因としては、(入力ラインに障害が発生したか、またはオペレータがシステム電源を切断したために)AC電力が途絶えたか、または電源装置に実際に障害が発生したことが考えられます。

電源装置の自動シャットダウン ― 電源装置に過熱状態または過電圧状態が検出された場合に発生します。

グリーンのFAN OK LEDが点灯している場合は、電源装置のファンが正常に作動しています。このLEDは、雑音が大きな環境で、電源装置問題のトラブルシューティングを行う場合や、各電源装置のファンの音を聞き分けるのが困難な場合に役に立ちます。

図 8-12 DC入力電源装置のLED(Cisco 7513、Cisco 7513-MX、およびCisco 7576)

 

電源装置が1台搭載されているシステム、および冗長電源が搭載されているシステムで、電源装置がシャットダウンすると、システムがダウンするときに一時的にOUTPUT FAIL LEDが点灯します。電源装置が完全にシャットダウンすると、OUTPUT FAIL LEDは消灯します。

AC入力およびDC入力電源装置はセルフモニタリングを行います。各電源装置は内部の温度および電圧をモニタします(環境状態をモニタする show コマンドの詳細については、 Cisco 7513およびCisco 7513-MXルータのshow environmentコマンドの例を参照)。

トラブルシューティングに関するその他の参照情報

ここでは、Cisco 7500シリーズ ルータのインストレーションに関するトラブルシューティングのために、シスコが提供しているその他の参考資料を示します。

Interface Processor Installation and Configuration Guide 』(各インターフェイス プロセッサのコンフィギュレーション ノートと併用)

『Second-Generation Versatile Interface Processor(VIP2)Installation and Configuration』

『The configuration notes for the individual VIP2-based port adapters』

『Troubleshooting Internetworking Systems』

『Debug Command Reference』

『System Error Messages』