Cisco 7500 シリーズ インストレーション コンフィギュレーション ガイド
システムの基本コンフィギュレーショ ンの実行
システムの基本コンフィギュレーションの実行
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

システムの基本コンフィギュレーションの実行

システムの起動および初期状態の確認

起動時のソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定の概要

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定

コンフィギュレーション レジスタ ビットの意味

コンフィギュレーション レジスタ設定の変更

Cisco 7500シリーズ ルータの初回の起動

イネーブル シークレット パスワードおよびイネーブル パスワードの使用法

忘れたパスワードの回復

Cisco 7500シリーズ システムの設定

AutoInstallによる基本コンフィギュレーションの実行

セットアップ機能による基本コンフィギュレーションの手動実行

グローバル パラメータの設定

インターフェイスの設定

コンフィギュレーション モードによる基本コンフィギュレーションの実行

設定の確認

設定値をNVRAMに保存して設定を確認する方法

その他の設定作業

次の作業

RSPのフラッシュ メモリ カードの使用法

RSPのフラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外し

フラッシュ メモリ カードのフォーマット

フラッシュメモリへのファイルのコピー

フラッシュ メモリ カード イメージをブート可能にする方法

フラッシュ メモリからの起動のイネーブル化

フラッシュ メモリに関連するその他のコマンド

フラッシュ メモリ カードに関連するその他の手順

フラッシュ メモリ カードへのブート可能イメージのコピー

フラッシュ メモリ カード間でのブート可能イメージのコピー

RSPメモリとフラッシュ メモリ カード間でのファイルのコピー

RSP NVRAMからRSPのフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

RSP DRAMからRSPのフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

フラッシュ メモリ カードからRSP NVRAMにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

フラッシュ メモリ カードのロック済みブロックの回復

関連資料

システムの基本コンフィギュレーションの実行

この章では、Cisco 7500シリーズ ルータの基本コンフィギュレーションの実行手順について説明します。また、ネートワークにアクセスする場合に必要となるルータの基本コンフィギュレーションについて説明します。このマニュアルでは、複雑なコンフィギュレーション手順は扱いません。複雑なコンフィギュレーションについては、「関連資料」に記載されたコンフィギュレーション マニュアルを参照してください。


) この章に記載されたCisco IOSコマンドの例は、Release 11.1(8)CAのものです。使用しているCisco IOSソフトウェア リリース、および設定中のルータ モデルに応じて、システムのコマンド例は異なります。Route Switch Processor(RSP)8を使用している場合は、RSP8と互換性があるのは特定のCisco IOS 12.0リリースのみであることに注意してください。この例については、このマニュアルで説明しません。RSP8を装備したルータの具体的な設定情報については、『Route Switch Processor (RSP8)Installation and Configuration Guide』を参照してください。Cisco 7576を設定する場合は、ルータAを設定してから、ルータBを設定します。


ここでは、Cisco 7500シリーズ ルータの設定情報を示します。

「システムの起動および初期状態の確認」

「起動時のソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定の概要」

「ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定」

「Cisco 7500シリーズ ルータの初回の起動」

「イネーブル シークレット パスワードおよびイネーブル パスワードの使用法」

「忘れたパスワードの回復」

「Cisco 7500シリーズ システムの設定」

「その他の設定作業」

「次の作業」

「RSPのフラッシュ メモリ カードの使用法」

「関連資料」

コンソールからCisco 7500シリーズ ルータを設定するには、ルータのコンソール ポートに端末を接続する必要があります。そのためには、ルータの各RSPのコンソール ポートを扱う必要があります。


) この章に記載された基本コンフィギュレーションとともに、付属の『Interface Processor Installation and Configuration Guide』も使用する必要があります。


システムの起動および初期状態の確認

ここでは、Cisco 7500シリーズ システムを最初に起動する手順について説明します。

すべてのインターフェイスの接続を終えたら、すべての接続の最終検査を行い、次の手順に従ってルータに電源を投入します。


ステップ 1 次のコンポーネントが固定されているか確認します。

各インターフェイス プロセッサがスロットに完全に挿入され、すべての非脱落ネジが締められていること

すべてのインターフェイス ケーブルが確実に接続されていること

搭載されたフラッシュ メモリ カードがPCカード スロットに固定されていること

システム電源コードが接続されていること

ステップ 2 コンソール端末がコンソール ポートに接続されていて、電源がオンになっていることを確認します。

ステップ 3 電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にして、電源を投入します。各電源装置のグリーンのAC(またはDC)OK LEDおよびFAN OK LEDが点灯します。数秒後に、レッドのOUTPUT FAIL LEDが消灯します。

ステップ 4 システム ブロワーの音を確認してください。作動音がすぐに聞こえるはずです。雑音が大きい環境では、ファンまたはブロワーの音が聞こえないことがあります。その場合には片手を排気口の前に当てて、ファンまたはブロワーが作動していることを確認してください。

ステップ 5 RSPのNORMAL LEDインジケータが点灯していることを確認します。システム初期化後もこのインジケータが点灯しない場合は、エラーが発生しています。必要に応じて、 第8章「Cisco 7500シリーズ ルータのトラブルシューティング」 のトラブルシューティング手順を参照してください。

ステップ 6 システム ブートが完了するまで待機してから、インターフェイス プロセッサ インジケータのステータスを確認します。通常、ブート プロセス中は、インターフェイスのLEDインジケータが不規則に点滅します。短時間に点灯して消灯し、再度点灯するLEDもあります。設定済みのインターフェイスを起動した場合は、ブート プロセス中にLEDが点灯し続ける場合もあります。たとえば、Ethernet Interface Processor(EIP;イーサネット インターフェイス プロセッサ)受信LEDは、回線上でトラフィックを検出すると点灯し続けます。

ステップ 7 システムのインターフェイス プロセッサのLEDインジケータを確認します。システム ブート(数秒間)が終了すると、RSPはインターフェイス プロセッサの初期化を開始します。この初期化中、各インターフェイス プロセッサ上のインジケータの状態はさまざまです(ほとんどのLEDは点滅します)。

初期化が完了すると、各インターフェイス プロセッサのENABLED LEDが点灯し、コンソール画面に次のようなスクリプトおよびシステム バナーが表示されます。

GS Software (RSP-K ), Version 11.1(8)CA
Copyright (c) 1986-1995 by Cisco Systems, Inc.
This RSP2 is system master
Other RSP2 is not plugged in
Compiled Wed 10-May-95 11:06
 

ステップ 8 システム スタートアップ バナーを確認します。ルータの初回起動時に、システムは自動的にセットアップ機能を開始します。搭載されているインターフェイスが判別され、各インターフェイスの設定情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。コンソール端末にシステム バナーとハードウェア コンフィギュレーションが表示されたあと、次のシステム コンフィギュレーション ダイアログ プロンプトが表示されます。

--- System Configuration Dialog ---
At any point you may enter a questions mark ‘?’ for help.
Refer to the ‘Getting Started’ Guide for additional help.
Default settings are in square brackets ‘[]’. continue with
configuration dialog? [yes]:
 

セットアップ機能を使用して、インターフェイスの設定を続けることができます。また、セットアップ機能を終了し、コンフィギュレーション コマンドを使用して、グローバル(システム全体の)パラメータおよびインターフェイス固有のパラメータを設定することができます。すぐにインターフェイスを設定する必要はありません。ただし、インターフェイスを設定しないと、インターフェイスをイネーブルにしたり、ネットワークに接続することができません。


 

インターフェイス プロセッサLEDの多くは、インターフェイスを設定しない限り、点灯しません。各インターフェイスが正しく動作するかを確認するには、初回起動時の手順および設定を完了したあとで、付属の『 Interface Processor Installation and Configuration Guide 』に記載されたLEDの説明を参照し、インターフェイスのステータスをチェックしてください。

起動手順が完了しない場合は、 第8章「Cisco 7500シリーズ ルータのトラブルシューティング」 に進んで、トラブルシューティングに関する推奨事項および手順を実行してください。

起動時のソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定の概要

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタのビット0~3は、 ブート フィールド を形成し、2進数で指定されています。システムのコンフィギュレーション レジスタの出荷時のデフォルト設定は、0x102です。スペアRSPのデフォルト設定は0x101です。

ブート フィールドを0または1(0-0-0-0または0-0-0-1)に設定すると、システムはシステム コンフィギュレーション ファイルのブート命令を無視し、次の動作を行います。

ブート フィールドが1に設定されている場合(出荷時の設定)は、オンボード ブートフラッシュSIMMで最初に検出されたイメージが起動されます。

ブート フィールドが0に設定されている場合は、システム ブートストラップ プログラムまたは ROMモニタ boot コマンドを指定して、手動でオペレーティング システムを起動する必要があります。

boot コマンドは単独でも入力できますが、フラッシュ メモリに保存されたファイル名、ネットワーク サーバからのブートに使用するファイル名などのブート命令をさらに追加することもできます。ファイル名または他のブート命令を指定せずに boot コマンドを使用すると、システムはデフォルトのフラッシュ イメージ(オンボード フラッシュ メモリ上の最初のイメージ)から起動します。ファイル名または他のブート命令を指定すると、特定のフラッシュ イメージから起動するようにシステムに指示したり( boot system flash filename コマンド)、あるいはブロードキャストTrivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)要求の送信( boot system filename コマンド)、または特定のサーバへのTFTP要求の直接送信( boot system filename address コマンド)を行って、ネットワーク サーバから起動するように指示することができます。

また、 boot コマンドを使用して、RSPのPCカード フラッシュ メモリ カードに保存されたイメージを起動することもできます。ブート フィールドを0または1以外のビット パターンに設定すると、その結果得られる数値を使用して、ネットワーク ブートに使用するファイル名が形成されます。

システムはこのファイル名を使用してネットワーク ブートを行い、システム イメージを起動します。ただし、コンフィギュレーション ファイルにブート命令が格納されている場合は、コンフィギュレーション レジスタの設定値に基づいて算出されたファイル名ではなく、これらのブート命令が使用されます。必要なブート機能に応じて、ブート フィールドを設定する必要があります。

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ機能の詳細については、次の「 ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定 」を参照してください。 boot コマンドおよびその機能については、「Cisco 7500シリーズ ルータの初回の起動」を参照してください。

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定


付録A「コンフィギュレーション レジスタ情報」でもコンフィギュレーション レジスタ情報が記載されています。


Cisco 7500シリーズ ルータは16ビットのソフトウェア コンフィギュレーション レジスタを使用します。このコンフィギュレーション レジスタにより、特定のシステム パラメータを設定できます。ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定値は、NVRAM(不揮発性RAM)に保存されます。

次の場合は、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定値を変更する必要があります。

ブート ソースおよびデフォルトのブート ファイル名を選択する場合

ブレーク機能をイネーブルまたはディセーブルにする場合

ブロードキャスト アドレスを制御する場合

コンソール端末のボーレートを設定する場合

フラッシュ メモリからオペレーティング ソフトウェアをロードする場合

TFTPサーバからの起動をイネーブルに設定する場合

忘れたパスワードを回復する場合

bootstrap programプロンプトで boot コマンドを使用して、手動でシステムを起動できるようにする場合

システム ブートストラップ ソフトウェア(ブート イメージ)またはオンボード フラッシュ メモリのデフォルト システム イメージから、ルータを自動的に起動し、さらに、NVRAMのコンフィギュレーション ファイルに保存されている boot system コマンドを読み取るように設定する場合

表 4-1 に、各ソフトウェア コンフィギュレーション メモリ ビットの意味を示します。 表 4-2 に、ブート フィールドの定義を示します。


注意 混乱したり、ルータが停止することがないように、表 4-1に記載されている個々の設定値だけではなく、設定値の組み合わせも有効なコンフィギュレーション レジスタ値であることを覚えておいてください。たとえば、出荷時のデフォルト値である0x0101は設定値を組み合わせたものです。

 

表 4-1 ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ ビットの意味

ビット番号1
16進値
意味

00~03

0x0000~0x000F

ブート フィールド

06

0x0040

NVRAMの内容を無視するようにシステム ソフトウェアを設定します

07

0x0080

OEM2ビットをイネーブルにします

08

0x0100

ブレーク機能をディセーブルにします

09

0x0200

セカンダリ ブートストラップを使用します

10

0x0400

全ビット0のInternet Protocol(IP)ブロードキャスト

11~12

0x0800~0x1000

コンソールの回線速度(デフォルトは9600ボー)

13

0x2000

ネットワーク ブートに失敗した場合に、デフォルトのフラッシュ ソフトウェアを起動します

14

0x4000

IPブロードキャストでネットワーク番号を使用しません

15

0x8000

診断メッセージをイネーブルにして、NVRAMの内容を無視します

1.コンフィギュレーション レジスタの出荷時のデフォルト値は0x0101です。
この値は、ビット8 = 0x0100とビット00~03 = 0x0001の設定値を組み合わせたものです。

2.OEM = Original Equipment Manufacturer

 

表 4-2 ブート フィールド(コンフィギュレーション レジスタ ビット00~03)の説明

ブート フィールド
意味

00

システム ブートストラップ プロンプトのまま待機します

01

オンボード フラッシュ メモリ上で最初に検出されたシステム イメージを起動します

02~0F

デフォルトのネットワーク ブート ファイル名を指定します。boot system コマンドによるデフォルト ネットワーク ブート ファイル名の上書きをイネーブルにします

コンフィギュレーション レジスタ ビットの意味

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの下位4ビット(ビット3、2、1、0)は、ブート フィールドです。ブート フィールドにはバイナリ形式の数字を指定します。ブート フィールドの値を0に設定した場合に、オペレーティング システムを手動で起動するには、次のようにブートストラップ プロンプト(>)に b コマンドを入力する必要があります。

> b [tftp] flash filename

 

b コマンドには、次のようなさまざまなオプションが定義されています。

b ― フラッシュ メモリからデフォルト システム ソフトウェアを起動します。

b flash ― オンボード フラッシュ メモリの最初のファイルを起動します。

b slot0: filename ― PCカード スロット0のフラッシュ メモリ カードからファイル filename を起動します。

b slot1: filename ― PCカード スロット1のフラッシュ メモリ カードからファイル filename を起動します。

b filename [ host ] TFTPを使用してサーバ host から起動します。

b flash: [ filename ] オンボード フラッシュ メモリからファイル filename を起動します(次に示すboot system flashコマンドの短縮形)。

b[tftp | flash ] [ filename] コマンドの詳細については、「関連資料」に記載された基本コンフィギュレーション マニュアル セットを参照してください。

ブート フィールド値を0x2~0xFに設定すると、コンフィギュレーション ファイルに有効な boot system コマンドが保存されている場合、ルータはこの値によって指示されたシステム ソフトウェアを起動します。 boot system コマンドが保存されていない場合、ルータはネットワーク サーバから起動するためのデフォルトのブート ファイル名を作成します(デフォルト ファイル名のフォーマットについては 表 4-3 表 4-3 を参照)。

次の例では、オンボード フラッシュ メモリからルータを起動し、次回のルータ再起動時にブレーク機能を無視するようにソフトウェア コンフィギュレーション レジスタが設定されています。

Router# conf term
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# config-register 0x102
Router(config)# boot system flash [filename]
Crtl-Z
Router#
 

表 4-3 に、デフォルトのブート ファイル名またはプロセッサの動作を示します。


) NVRAM内のルータ コンフィギュレーションにboot systemコンフィギュレーション コマンドが含まれている場合は、ネットワーク ブート用に作成されたデフォルトのファイル名が上書きされます。


 

表 4-3 デフォルトのブート ファイル名

動作/ファイル名
ビット3
ビット2
ビット1
ビット0

ブートストラップ モード

0

0

0

0

デフォルト ソフトウェア

0

0

0

1

cisco2-RSP

0

0

1

0

cisco3-RSP

0

0

1

1

cisco4-RSP

0

1

0

0

cisco5-RSP

0

1

0

1

cisco6-RSP

0

1

1

0

cisco7-RSP

0

1

1

1

cisco10-RSP

1

0

0

0

cisco11-RSP

1

0

0

1

cisco12-RSP

1

0

1

0

cisco13-RSP

1

0

1

1

cisco14-RSP

1

1

0

0

cisco15-RSP

1

1

0

1

cisco16-RSP

1

1

1

0

cisco17-RSP

1

1

1

1

ビット8は、コンソールのBreakキーを制御します。ビット8を設定すると(出荷時のデフォルト)、プロセッサはコンソールのBreakキーを無視します。ビット8をクリアすると、プロセッサはBreakキーをコマンドとして解釈して、強制的にシステムをブートストラップ モニタ状態にするため、通常の動作は停止します。起動後数秒間(約5秒間)は、ブレーク イネーブル ビットの設定値に関係なく、ブレークによってROMモニタ モードに戻ります。

ビット9は使用されません。ビット10は、IPブロードキャスト アドレスのホスト部を制御します。ビット10を設定すると、プロセッサはすべて0の値を使用します。ビット10をクリアすると(出荷時のデフォルト)、プロセッサはすべて1の値を使用します。ビット10は、ブロードキャスト アドレスのネットワークおよびサブネット部を制御するビット14と組み合わせて使用します。

表 4-4 に、ビット10およびビット14を組み合わせた場合の効果を示します。

 

表 4-4 ブロードキャスト アドレス宛先に関するコンフィギュレーション レジスタの設定

ビット14
ビット10
アドレス(<net> <host>)

オフ

オフ

<ones> <ones>

オフ

オン

<zeros> <zeros>

オン

オン

<net> <zeros>

オン

オフ

<net> <ones>

コンフィギュレーション レジスタのビット11と12によって、コンソール端末のデータ伝送速度が決まります。 表 4-5 に、使用可能な4つの速度のビット設定を示します(出荷時のデフォルト伝送速度は9600です)。

 

表 4-5 コンソール端末の伝送速度

ボー
ビット12
ビット11

9600

0

0

4800

0

1

2400

1

1

1200

1

0

ビット13によって、ブートロード失敗後のサーバの反応が決まります。ビット13を設定すると、サーバはネットワークからのブート ファイルのロードに5回失敗したあと、フラッシュ メモリからオペレーティング ソフトウェアをロードします。ビット13をクリアすると、サーバはネットワークからのブート ファイルのロードを永久に試行し続けます。出荷時のデフォルトでは、ビット13は0にクリアされています。

コンフィギュレーション レジスタ設定の変更

システム ソフトウェア稼働中にコンフィギュレーション レジスタを変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ブートストラップ プロンプト(>)で、次のように enable コマンドおよびパスワードを入力して、イネーブル レベルを開始します。

Router> enable
Password:
router#
 

ステップ 2 イネーブルレベルのシステム プロンプト(Router#)で、 configure terminal コマンドを入力して、コンフィギュレーション モードを開始します。次の例のように、入力を求められます。

Router# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#
 

ステップ 3 次の例のように、 config-register value コンフィギュレーション コマンドを入力して、コンフィギュレーション レジスタの内容を設定します。 value は先頭に0xが付加された16進数です( 表 4-1 を参照)。

Router(config)# config-register 0xvalue
 

ステップ 4 Ctrl-Z を押して、コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 5 copy running-config startup-config コマンドを入力して、NVRAMに新しい設定を保存します。新しい設定を有効にするには、ルータを再起動して、システム ソフトウェアをリロードする必要があります。

ステップ 6 show version EXECコマンドを入力して、現在有効なコンフィギュレーション レジスタ値、および次回のリロード時に使用されるコンフィギュレーション レジスタ値を表示します。値は画面の最後の行に次の例のように表示されます。

Configuration register is 0x141 (will be 0x101 at next reload)
 

ステップ 7 ルータを再起動します。新しい値が有効になります。コンフィギュレーション レジスタの変更が有効になるのは、システムをリロードした場合のみです(コンソールから reload コマンドを入力した場合など)。


 

Cisco 7500シリーズ ルータの初回の起動

Cisco 7500シリーズ ルータは、EXECと呼ばれるCiscoコマンド インタープリタを使用して管理します。EXECコマンドを入力するには、事前にルータを起動して、ログインする必要があります。セキュリティを確保するために、EXECには2つのコマンド アクセス レベル(ユーザEXECモードとイネーブルEXECモード)があります。

イネーブル モードを開始するには、Cisco IOS Release 10.2(3)以上が稼働するシステム上でイネーブル シークレット パスワードを入力します(このパスワードはオプションですが、メモリに最初に保存する必要があります)。Cisco IOS Release 10.2(3)より前のCisco IOSリリースが稼働するシステムの場合、またはブートROMソフトウェアを使用している場合は、イネーブル パスワードを入力する必要があります。ROMモニタ プロンプトで次のコマンドを使用して、オンボード フラッシュ メモリの内容を表示します(以下に示されているCisco IOSソフトウェア イメージ名は、単なる例です)。

rommon 1> dir bootflash:
File size Checksum File name
3277967 bytes (0x32048f) 0x6b331e30 rsp-jv-mz.111-8
rommon 2>
 

また、次のコマンドを使用して、スロット0またはスロット1に搭載されたフラッシュ メモリPCカードの内容を表示することもできます(以下に示されているCisco IOSソフトウェア イメージ名は、単なる例です)。

rommon 2> dir slot0:
File size Checksum File name
3054276 bytes (0x2e9ac4) 0x97788495 rsp-jv-mz.111-8
rommon 3>
 

次のコマンドを使用して、フラッシュ メモリ内のイメージの1つから起動します(以下に示されているCisco IOSソフトウェア イメージ名は、単なる例です)。

rommon 3> boot slot0:rsp-jv-mz.111-8
rommon 3> boot slot1:rsp-jv-mz.111-8
rommon 3> boot bootflash:rsp-jv-mz.111-8

 

コンフィギュレーション レジスタ設定を変更しなかった場合は、次回にリロード時に、デフォルトのコンフィギュレーション レジスタ設定に戻ります。システムのコンフィギュレーション レジスタの出荷時のデフォルト設定は、0x102です。スペアRSPのデフォルト設定は0x101です。

イネーブル シークレット パスワードおよびイネーブル パスワードの使用法

ユーザ レベルで使用可能なコマンドは、イネーブル レベルで使用可能なコマンドのサブセットです。動作パラメータを設定するために多くのイネーブル レベルEXECコマンドが使用されるため、これらのコマンドが不正に使用されないように、パスワードで保護する必要があります。

そのためには、ご使用のCisco IOSソフトウェアのリリースに応じて2つのコマンドを使用できます。

enable secret password (安全性が非常に高い、暗号化されたパスワード)

enable password (安全性が低い、暗号化されていないパスワード)

イネーブル パスワードおよびイネーブル シークレット パスワードの機能は、Cisco 7500シリーズ ルータのすべてのCisco IOSリリースに対応しています。イネーブル レベル コマンドにアクセスするには、正しいパスワードを入力する必要があります。ブートROMから実行する場合、ROMレベルによっては、イネーブル パスワードが使用される場合があります。

最大限のセキュリティを確保するには、これらのパスワードを互いに異なるものにする必要があります。セットアップ スクリプト中に両方に同じパスワードを入力すると、そのパスワードは受け付けられますが、異なるパスワードを入力するように警告メッセージが表示されます。

イネーブル シークレット パスワードには、1~25文字の英数字(大文字と小文字)を組み合わせることができます。イネーブル パスワードには、任意の数の英数字(大文字と小文字)を組み合わせることができます。どちらのパスワードでも、先頭文字に数字は使用できません。パスワードの中にスペースを使用することもできます。たとえば、[two words]は有効なパスワードです。先行スペースは無視されますが、後続スペースは認識されます。

忘れたパスワードの回復

ここでは、パスワードを忘れた場合の回復手順について説明します。次に概要を示します。

show version コマンドを入力して、既存のソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ値を書き留めます。

ブートストラップ プログラムのプロンプトでブレークを送信します。

NVRAMを無視するようにコンフィギュレーション レジスタを変更します。


) パスワードを忘れた場合の回復で重要なのは、NVRAMの内容を無視するようにコンフィギュレーション レジスタを設定することです(0x0040)。これにより、パスワードが表示されるようになります。


イネーブル レベルのシステムEXECを開始します。

show startup-configuration コマンドを入力して、イネーブル パスワードを表示します。

コンフィギュレーション レジスタ値を元の設定に戻します。

忘れたパスワードを回復する手順は、次のとおりです。


) イネーブル パスワードが暗号化されている場合は、次のパスワード回復手順が機能しません。この手順を実行する代わりに、表示されたコンフィギュレーションを使用してルータを再設定する必要があります。



ステップ 1 ルータの背面パネルにあるコンソール ポートにASCII端末を接続します。

ステップ 2 9600ボー、8データ ビット、パリティなし、2ストップ ビットで動作するように、端末を設定します。

ステップ 3 show version コマンドを入力し、既存のコンフィギュレーション レジスタの値を表示します。ステップ13で使用できるように、この値を書き留めておきます。

ステップ 4 ブレーク機能がディセーブルに設定されている場合は、ルータの電源をいったん切って入れ直します(ルータの電源をオフにし、5秒経過してから、もう一度電源をオンにします)。ブレーク機能がルータでイネーブルに設定されている場合は、Breakキーを押すか、ブレーク(^[)信号を送信して、ステップ5に進みます。

ステップ 5 ルータの電源をオンにしてから5秒以内に、Breakキーを押します。このようにすると、端末にブートストラップ プログラムのプロンプトが表示されます。

rommon 1>
 

ステップ 6 次のように、コンフィギュレーション ファイルの情報を無視するようにコンフィギュレーション レジスタを設定します。

rommon 1> confreg
 
Configuration Summary
enabled are:
console baud: 9600
boot: image specified by the boot system command
or default to: cisco2-RSP
 
do you wish to change the configuration? y/n [n]: y
enable “diagnostic mode”? y/n [n]:
enable “use net in IP bcast address”? y/n [n]:
enable “load rom after netbootfails”? y/n [n]:
enable “use all zero broadcast”? y/n [n]:
enable “break/abort has effect?” y/n [n]:
enable “ignore system config info?” [n]: y
change console baud rate? y/n [n]:
change boot characteristics? y/n [n]
 
Configuration Summary
enabled are:
console baud: 9600
boot: image specified by the boot system command
or default to: cisco2-RSP
 
do you wish to change the configuration? y/n [n]
 
You must reset or power cycle for the new config to take effect
 

ステップ 7 次のように i コマンドを入力して、ルータを初期化します。

rommon 1> i
 

ルータの電源がオフになってから再びオンになり、コンフィギュレーション ファイルを無視するようにコンフィギュレーション レジスタが設定されます。ブート システム イメージが起動され、次のようにシステム コンフィギュレーション ダイアログのプロンプトが表示されます。

--- System Configuration Dialog ---
 

ステップ 8 次のシステム メッセージが表示されるまで、システム コンフィギュレーション ダイアログのプロンプトに no を入力します。

Press RETURN to get started!
 

ステップ 9 Return キーを押します。インターフェイス情報がいくつか表示されたあとに、次のようなプロンプトが表示されます。

Router>
 

ステップ 10 enable コマンドを入力して、イネーブル モードを開始します。次のようにプロンプトが変化します。

Router#
 

ステップ 11 show configuration EXECコマンドを入力して、コンフィギュレーション ファイルのイネーブル パスワードを表示します。

ステップ 12 EXECプロンプトで、 configure terminal コマンドを入力します。次のようにプロンプトが表示されます。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#
 

ステップ 13 config-register 0x value コマンドを使用して、コンフィギュレーション レジスタ値を元の値(ステップ3で書き留めた値)に戻すか、0x0101(出荷時のデフォルト)に変更します。

ステップ 14 Ctrl-Z を入力して、コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 15 ルータを再起動し、回復したパスワードを使用してイネーブルにします。


 

これで、パスワードを忘れた場合の回復手順は終了です。

Cisco 7500シリーズ システムの設定

Cisco7500シリーズ システムの基本コンフィギュレーションを行うには、以下に記載された手順のいずれかを実行します。

「AutoInstallによる基本コンフィギュレーションの実行」

「セットアップ機能による基本コンフィギュレーションの手動実行」

「コンフィギュレーション モードによる基本コンフィギュレーションの実行」

使用するネットワーク構成の要件に最適な手順を実行してください。


) ルータを設定する前に、正しいネットワーク アドレスを設定する必要があります。この情報はシステム管理者から入手してください。あるいは、ネットワーク プランを調べて、アドレスが正しいかどうかを確認してください


コンフィギュレーション プロセスを続ける前に、 show version コマンドを入力して、現在のルータの状態をチェックしてください。 show version コマンドを実行すると、ルータで使用可能なCisco IOSソフトウェアのリリースが表示されます。

AutoInstallによる基本コンフィギュレーションの実行

AutoInstallプロセスは、ルータをWANに接続したあとにルータを自動的に設定するためのものです。AutoInstallを適切に機能させるには、必要なコンフィギュレーション ファイルを取得できるように、ネットワークのTCP/IPホストを事前に設定しておく必要があります。TCP/IPホストは、次の2つの条件が満たされている限り、ネットワーク上の任意の場所に置くことができます。

1. ホストが、ルータとWAN間の同期シリアル接続のリモート側にあること

2. ルータとそのTCP/IPホスト間のUser Datagram Protocol(UDP)ブロードキャストがイネーブルになっていること

この機能の調整は、TCP/IPホストが置かれているサイトのシステム管理者が行います。必要なファイルがTCP/IPホスト上にない場合は、AutoInstallを使用しないでください。AutoInstallの機能については、該当するソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルを参照してください。

AutoInstallプロセスを使用するには、次の手順に従ってルータを準備します。


ステップ 1 ルータの同期シリアル インターフェイスに適切な同期シリアル ケーブルを接続します。

ステップ 2 ルータの電源をオンにします。

フラッシュ メモリからルータにオペレーティング システム イメージがロードされます。WAN接続のリモート側が接続され、適切に設定されている場合は、AutoInstallプロセスが開始されます。

AutoInstallプロセスが正常に完了した場合は、コンフィギュレーション データをルータのNVRAMに書き込むことができます。この作業を完了するには、次のステップを実行します。

ステップ 3 #プロンプトに、 copy running-config startup-config コマンド(Cisco IOS Release 11.0以上が稼働している場合)、または write memory コマンド(11.0より前のCisco IOSリリースが稼働している場合)を入力します。

Hostname# copy running-config startup-config
 

このステップを実行すると、AutoInstallプロセスによって作成されたコンフィギュレーション設定がルータに保存されます。この作業を行わないと、次回のルータのリロード時にコンフィギュレーションが失われます。


 

セットアップ機能による基本コンフィギュレーションの手動実行

AutoInstallを使用しない場合は、ルータのシリアル(WAN)ケーブルをChannel Service Unit(CSU;チャネル サービス ユニット)/Data Service Unit(DSU;データ サービス ユニット)に接続しないでください。こうすると、ルータはAutoInstallプロセスを実行しなくなります(シリアル[WAN]ケーブルが両端に接続されていて、NVRAMにコンフィギュレーションが保存されていない場合は、ルータを起動すると、AutoInstallの実行が試行されます)。AutoInstallがリモートのTCP/IPホストに設定されていないことをルータが確認するまでに、数分かかることがあります。

AutoInstallが設定されていないことを確認すると、ルータはデフォルトでセットアップ機能を起動します。シリアル(WAN)ケーブルが接続されていない場合、ルータはフラッシュ メモリからブートし、セットアップ機能を実行します。


) イネーブル プロンプト(#)にsetupコマンドを入力すれば、いつでもセットアップ機能を実行できます。


グローバル パラメータの設定

セットアップ プログラムの初回起動時に、システム全体の設定を制御するグローバル パラメータを設定する必要があります。

グローバル パラメータを入力する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 RSPのコンソール ポートにコンソール端末を接続し、ルータを起動してユーザEXECプロンプト( Router> )を表示します。ルータに付属のコンソール用Y字ケーブルを使用する場合は、2つのDB-25オス プラグ端のいずれかを使用します。

ステップ 2 フラッシュ メモリから起動した場合は、約30秒ほどで、次のような情報が表示されます。この情報が表示されれば、ルータは正常に起動されています。

System Bootstrap, Version 5.3(16645) [biff 571], RELEASED SOFTWARE
Copyright (c) 1994-1995 by cisco Systems, Inc.
This RSP2 is system master
Other RSP2 is not plugged in
RSP2 processor with 16384 Kbytes of main memory
 
Restricted Rights Legend
 
Use, duplication, or disclosure by the Government is
subject to restrictions as set forth in subparagraph
(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
 
cisco Systems, Inc.
170 West Tasman Drive
San Jose, California 95134-1706
 
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) GS Software (RSP-K-MZ), Version 11.1(8), RELEASE SOFTWARE (fc1)
Copyright (c) 1986-1995 by cisco Systems, Inc.
Compiled Thu 14-Sep-95 19:03 by biff
Image text-base: 0x600087E0, data-base: 0x6052A000
 
RSP2 (R4600) processor with 16384K bytes of memory.
Manufactured 27-Dec-1995. Blower serial 512.
R4600 processor, Implementation 32, Revision 2.0
Last reset from power-on
G.703/E1 software, Version 1.0.
Bridging software.
X.25 software, Version 2.0, NET2, BFE and GOSIP compliant.
1 EIP controller (2 Ethernet).
2 FSIP controllers (4 Serial).
2 Ethernet/IEEE 802.3 interfaces.
4 Serial network interfaces.
Chassis Interface.
125K bytes of non-volatile configuration memory.
8192K bytes of Flash PCMCIA card at slot 0 (Sector size 128K).
8192K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
Notice: NVRAM invalid, possibly due to write erase.
 
--- System Configuration Dialog ---
 
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Refer to the 'Getting Started' Guide for additional help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes]:

) コンフィギュレーション スクリプトの最初の2つのセクション(バナーおよび搭載ハードウェア)は、システムの初回起動時に限り表示されます。それ以降にセットアップ機能を使用するときは、システム コンフィギュレーション ダイアログからスクリプトが始まります。


ステップ 3 コンフィギュレーション ダイアログを開始するかどうか、および現在のインターフェイスの要約を表示するかどうかの質問が表示されたら、 yes と入力するか Return キーを押します。 Return キーを押すと、デフォルト(yes)が使用されます。

Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes]:
 
First, would you like to see the current interface summary? [yes]:
 

次に、初回起動時のルータの要約例を示します。つまり、この要約には、何も設定されていない状態が反映されています。

Any interface listed with OK? value “NO” does not have a valid configuration.
 
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
Ethernet0/0 unassigned NO not set down down
Serial1/0 unassigned NO not set down down
 

ステップ 4 インターフェイス上でサポートするプロトコルを選択します。IPのみを導入する場合は、ほとんどの質問に対してデフォルト値を使用できます。

ステップ 10まで、IP、IPX、およびAppleTalkを使用する一般的な最小コンフィギュレーションの作成手順を示します。

Configuring global parameters:
 
Enter host name [Router]: Router

ステップ 5 次のように表示されたら、イネーブル シークレット パスワードおよびイネーブル パスワードを入力します。

The enable secret is a one-way cryptographic secret used
instead of the enable password when it exists.
 
Enter enable secret: barney
 
The enable password is used when there is no enable secret
and when using older software and some boot images.
 
Enter enable password: betty

) SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)は、幅広くサポートされているオープンなネットワーク管理の標準です。SNMPを通じて、ルータおよびコミュニケーション サーバのコンフィギュレーションと実行時パラメータにアクセスしたり、設定したりすることができます。SNMPでは、ネットワーク要素のモニタおよび制御に使用できる機能セットが定義されています。


ステップ 6 SNMP管理を設定する場合は yes を、設定しない場合は no を入力します。

Configure SNMP Network Management? [yes]: yes
Community string [public]:
 

ステップ 7 次の問い合わせに対して、Connectionless Network Service(CLNS)をディセーブルにします。

Configure CLNS? [no]: no
 

ステップ 8 次の問い合わせに対して、AppleTalkおよびInternetwork Packet Exchange(IPX)のルーティングをイネーブルにします。

Configure AppleTalk? [no]: yes
Multizone networks? [no]: yes
 
Configure IPX? [no]: yes
 

ステップ 9 次の問い合わせに対して、Virtual Integrated Network Service(VINES)、Xerox Network System(XNS)、DECnet、ブリッジングをディセーブルにします。

Configure Vines? [no]: no
Configure XNS? [no]: no
Configure DECnet? [no]: no
Configure bridging? [no]: no
 

ステップ 10 通常は、IPルーティングを使用します。IPルーティングを使用する場合は、内部ルーティング プロトコルも選択する必要があります。セットアップ プログラムを使用してシステムに設定できる内部ルーティング プロトコルは、Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)とRouting Information Protocol(RIP)のいずれか1つです。

Enter yes (the default) or press Return to configure IP, and then select an interior routing protocol for IP:
Configure IP? [yes]:
Configure IGRP routing? [yes]:
Your IGRP autonomous system number [1]: 15

) 次の例では、ステップ 410で選択されたすべてのコンフィギュレーション パラメータのリストを連続して示します。これらのパラメータは、コンソール端末に出力される順番で示されています。

この例では、IP、IPX、AppleTalkのみがプロトコルとして選択されています。


Configuring global parameters:
 
Enter host name [Router]:
The enable secret is a one-way cryptographic secret used
instead of the enable password when it exists.
 
Enter enable secret: barney
 
The enable password is used when there is no enable secret
and when using older software and some boot images.
 
Enter enable password: betty
Enter virtual terminal password: fred
Configure SNMP Network Management? [yes]:
Configure AppleTalk? [no]: y
Configure CLNS? [no]:
Configure IPX? [no]:
Configure Vines? [no]:
Configure XNS? [no]:
Configure DECnet? [no]:
Configure CLNS? [no]:
Configure bridging? [no]:
Configure IP? [yes]:
Configure IGRP routing? [yes]:
Your IGRP autonomous system number [15]:
Configure Apollo? [no]:

ステップ 11 設定をNVRAMに保存します(設定をNVRAMに保存する手順の詳細については、設定値をNVRAMに保存して設定を確認する方法を参照)。


 

インターフェイスの設定

ここでは、LANまたはWANを介して通信できるようにインターフェイスを設定する手順について説明します。インターフェイスのパラメータを設定するには、インターフェイスのネットワーク アドレスおよびサブネット マスク情報が必要です。これらの情報については、ネットワーク管理者にお問い合わせください。

イーサネット インターフェイスの設定

イーサネット インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 この例では、システムはIPを使用するイーサネットLAN用に設定されています。実際のアドレスおよびマスクを使用して、セットアップ プロンプトに次のように入力します。

Configuring interface parameters:
 
Configuring interface Ethernet0/0:
Is this interface in use? [no]: yes
Configure IP on this interface? [no]: yes
IP address for this interface: 10.1.1.10
Number of bits in subnet field [0]:
Class A network is 10.0.0.0, 0 subnet bits; mask is 255.0.0.0
 

ステップ 2 現在のインターフェイス上でIPXをイネーブルにするかどうかを決定します。イネーブルにする場合は、一意のIPXネットワーク番号を入力します。

Configure IPX on this interface? [no]: yes
IPX network number [2]:
 

ステップ 3 インターフェイス上でAppleTalkを使用する場合は、 yes を入力します。 yes を入力してインターフェイスを拡張AppleTalkネットワーク用に設定したあとで、ケーブル範囲を示す数字、およびローカル ゾーンに対応づけられたゾーン名を入力します。

Configure appletalk on this interface? [no]: yes
Extended appletalk network? [no]: yes
appletalk starting cable range [0]:
appletalk zone: zonename
 

ステップ 4 設定をNVRAMに保存します(設定をNVRAMに保存する手順の詳細については、設定値をNVRAMに保存して設定を確認する方法を参照)。システムで使用可能なイーサネット インターフェイスが他にもある場合は、それらの設定を求めるプロンプトが表示されます。


 

同期シリアル インターフェイスの設定

CSU/DSUを通じてWANに接続できるように、同期シリアル インターフェイスを設定します。

シリアル インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 yes を入力して、シリアル ポート0を設定します。

Configuring interface Serial1/0:
Is this interface in use? [no]: yes
 

ステップ 2 同期シリアル インターフェイスで使用するプロトコルを決定して、適切な応答を入力します。

Configure IP unnumbered on this interface? [no]:
IP address for this interface: 10.1.1.20
Number of bits in subnet field [0]:
Class A network is 10.0.0.0, 0 subnet bits; mask is 255.0.0.0
 
Configure IPX on this interface? [no]: yes
IPX network number [2]:
 
Configure AppleTalk on this interface? [no]: yes
Extended AppleTalk network? [no]:
AppleTalk network number [1]:
 

ステップ 3 設定をNVRAMに保存します(設定値をNVRAMに保存して設定を確認する方法を参照)。システムで使用可能な同期シリアル インターフェイスが他にもある場合は、それらの設定を求めるプロンプトが表示されます。


 


) 次の例では、イーサネットおよび同期シリアルの各インターフェイスに対して選択されたすべてのインターフェイス コンフィギュレーション パラメータのリストを連続して示します。これらのパラメータは、コンソール端末に出力される順番で示されています。

この例では、イーサネットおよび同期シリアル インターフェイスをそれぞれ1つのみ設定します。


Configuring interface parameters:
 
Configuring interface Ethernet0/0:
Is this interface in use? [no]: yes
Configure IP on this interface? [no]: yes
IP address for this interface: 10.1.1.10
Number of bits in subnet field [0]:
Class A network is 10.0.0.0, 0 subnet bits; mask is 255.0.0.0
Configure IPX on this interface? [no]: yes
IPX network number [2]: 10
Configure AppleTalk on this interface? [no]: yes
Extended AppleTalk network? [no]: yes
AppleTalk starting cable range [0]:
 
Configuring interface Serial1/0:
Is this interface in use? [no]: yes
Configure IP on this interface? [no]: yes
Configure IP unnumbered on this interface? [no]:
IP address for this interface: 10.1.1.20
Number of bits in subnet field [0]:
Class A network is 10.0.0.0, 0 subnet bits; mask is 255.0.0.0
Configure IPX on this interface? [no]: yes
IPX network number [2]:
Configure AppleTalk on this interface? [no]: yes
Extended AppleTalk network? [no]:
AppleTalk network number [1]:
 
The following configuration command script was created:
 
hostname Router
enable secret 5 $1$u8z3$PMYY8em./8sszhzk78p/Y0
enable password s
line vty 0 4
password s
snmp-server community public
ip routing
no vines routing
ipx routing
appletalk routing
no apollo routing
no decnet routing
no xns routing
no clns routing
no bridge 1
! Turn off IPX to prevent network conflicts.
interface Ethernet0/0
no ipx network
interface Ethernet0/1
no ipx network
!
interface Ethernet0/0
ip address 10.1.1.10 255.0.0.0
appletalk cable-range 0-0 0.0
appletalk discovery
no mop enabled
!
interface serial1/0
ip address 10.1.1.20 255.0.0.0
ip route-cache cbus
no keepalive
!
router igrp 15
network 1.0.0.0
!
end
 
Use this configuration? [yes/no]: yes
[OK]
Use the enabled mode ‘configure’ command to modify this configuration.
 
Press RETURN to get started!
 
 

これで、Cisco 7500シリーズ ルータを使用するための最低限の設定作業は完了です。初期設定後にパラメータを変更する場合は、 setup コマンドを使用します。さらに複雑な設定を行うには、 configure コマンドを使用します。

インターフェイス コンフィギュレーション、および特定のシステム コンフィギュレーションの詳細については、「関連資料」に記載されたマニュアルを参照してください。

コンフィギュレーション モードによる基本コンフィギュレーションの実行

セットアップ機能またはAutoInstallを使用しない場合は、Cisco7500シリーズ ルータを手動で(コンフィギュレーション モードで)設定できます。

ルータを手動設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 RSPのコンソール ポートにコンソール端末を接続します。ルータに付属のコンソール用Y字ケーブルを使用する場合は、2つのDB-25オス プラグ端のいずれかを使用します。

ステップ 2 初期ダイアログを開始するかどうかの質問が表示されたら、次のようにnoと応答し、通常の動作モードでルータを開始します。

Would you like to enter the initial dialog? [yes]: no
 

ステップ 3 数秒後に、ユーザEXECプロンプト( Router >)が表示されます。enableと入力して、イネーブル モードを開始します。設定の変更はイネーブル モード以外では実行できません。

Router> enable
 

次のように、プロンプトがイネーブルEXECプロンプトに変わります。

Router#
 

ステップ 4 次のように、イネーブル プロンプトにconfig terminalコマンドを入力して、端末からコンフィギュレーション モードを開始します。

Router# config terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#
 

次のように、 Router(config)# プロンプトに interface type slot/port コマンドを入力して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Router(config)# interface serial slot/port
Router(config-if)#
 

どちらのコンフィギュレーション モードでも、ルータ コンフィギュレーションを任意に変更することができます。

ステップ 5 Ctrl-Zを押して、コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 6 設定をNVRAMに保存します(設定をNVRAMに保存する手順の詳細については、設定値をNVRAMに保存して設定を確認する方法を参照)。

これで最小限のCisco7500シリーズ ルータの設定が完了し、入力したコンフィギュレーションを使用して起動されるようになります。使用できるコンフィギュレーション コマンドの一覧を表示するには、コンフィギュレーション モードでプロンプトに ? を入力するか、 Help キーを押します。


 

設定の確認

入力した設定値を確認するには、#プロンプトに次のいずれかのコマンドを入力します。

show running-config(Cisco IOS Release 11.0以上が稼働している場合)

write terminal (Release 11.0より前のCisco IOSリリースが稼働している場合)

次に例を示します。

Router# show running-config
.
.
.

設定値をNVRAMに保存して設定を確認する方法

設定やスタートアップ コンフィギュレーションの変更を保存するには、 hostname# プロンプトに次のコマンドを入力します。

copy running-config startup-config (Cisco IOS Release 11.0以上が稼働している場合)

write memory (Release 11.0より前のCisco IOSリリースが稼働している場合)

次に例を示します。

Hostname# copy running-config startup-config
 

これらのコマンドを入力すると、コンフィギュレーション モードを使用してルータに作成されたコンフィギュレーション設定が保存されます。この作業を行わないと、次回のルータのリロード時にコンフィギュレーションが失われます。

NVRAMに保存された情報を表示するには、Cisco IOS Release 11.0以上が稼働している場合は
show startup-config
EXECコマンド、Release 11.0より前のCisco IOSリリースが稼働している場合は show config EXECコマンドを使用します。

その他の設定作業

ルータの基本的なスタートアップ コンフィギュレーションを確立したあとで、より詳細な設定変更を行う必要がある場合は、「関連資料」に記載されている、該当するコンフィギュレーション マニュアルのリストを参照してください。

これらのマニュアルには、 configure コマンドの使用方法および次の作業に関する詳細が記載されています。

ルータのユーザ インターフェイスの概要および操作

ルータの起動および再起動

コンフィギュレーション レジスタの設定

Remote Copy Protocol(RCP)またはTFTPによるコンフィギュレーション ファイルまたはシステム イメージのロード

オペレーティング システムのリロード

次の作業

Cisco 7500シリーズ ルータ ハードウェアを設置し、すべての外部接続を確認し、システムの電源をオンにし、システムを起動し、最小限のシステム設定を行ったあとで、複雑な設定が必要になることがあります。ただし、それについてはこのマニュアルでは扱いません。

より複雑なシステムおよびインターフェイス コンフィギュレーション、および(必要に応じて)トラブルシューティングの具体的な情報については、「関連資料」にリストされているマニュアルを参照してください。


) Cisco 7500シリーズ ルータで使用可能な各インターフェイス プロセッサの基本的な設定情報については、付属の『Interface Processor Installation and Configuration Guide』、または選択されたインターフェイス プロセッサに付属の各コンフィギュレーション ノートを参照してください。


RSPのフラッシュ メモリ カードの使用法

ここでは、Cisco 7500シリーズ ルータのRSPに搭載されたフラッシュ メモリ カードの使用手順について説明します。


) フラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外しは、システムの電源をオンにしたまま行うことができます。次の手順で使用されるRSPという用語は、RSP2、RSP4、およびRSP8を表します。相違がある場合には明記します。


ここでは、次のフラッシュ メモリ カード情報について説明します。

「RSPのフラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外し」

「フラッシュ メモリ カードのフォーマット」

「フラッシュメモリへのファイルのコピー」

「フラッシュ メモリ カード イメージをブート可能にする方法」

「フラッシュ メモリからの起動のイネーブル化」

「フラッシュ メモリに関連するその他のコマンド」

「フラッシュ メモリ カードに関連するその他の手順」

フラッシュ メモリ関連コマンドの説明および設定情報については、『 Cisco IOS Configuration
Fundamentals Command Reference
』および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』を参照してください。これらのマニュアルの入手方法については、「関連資料」を参照してください。

Flash Memory Card Installation Instructions 』(資料番号78-2083-xx)も参照してください。このマニュアルは、スペア部品として出荷されたフラッシュ メモリ カードに付属しています。

RSPのフラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外し

RSPには、フラッシュ メモリ カードを搭載できる2つのPCカード スロット(スロット0およびスロット1)が装備されています。RSP2、RSP4、RSP8では、スロットは縦に配置されています。PCカード スロット0は左側、スロット1は右側にあります(図 4-1図 4-1および図 4-2を参照)。

フラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外しは、システムの電源をオンにしたまま行うことができます。両方のPC カード スロットを同時に使用できます。

次の手順は、どちらのスロットに搭載されたフラッシュ メモリ カードにも当てはまる一般的なものです。

フラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外し手順は、次のとおりです。


ステップ 1 RSPの前面パネルに対して(図 4-1または図 4-2図 4-2を参照)、フラッシュ メモリ カードのコネクタ側がスロットを向くように、カードを持ちます。

RSP2、RSP4、またはRSP8では、フラッシュ メモリ カードを図 4-1または図 4-2のように持った場合、ラベルが右側になります。


) フラッシュ メモリ カードには、誤った方向に装着できないようにキーが付いています。カードを正しく差し込まないと、イジェクト ボタンは飛び出しません。


ステップ 2 カードを適切なスロットに差し込みます。カードがスロットの奥にあるコネクタに完全に装着され、イジェクト ボタンが手前に飛び出すのを確認します。

ステップ 3 カードはRSP内に完全には収まりません。カードの一部がスロットの外に突き出た状態になります。 それ以上カードを押し込まないでください。

ステップ 4 カードを取り出すときには、スロットの奥にあるコネクタからカードが外れるまで、該当するイジェクト ボタンを押します。

ステップ 5 スロットからカードを取り出し、静電気防止用袋に収めて保護します。


 

図 4-1 フラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外し(RSP2)

 

図 4-2 フラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外し(RSP4/4+およびRSP8)

 

ここでは、フラッシュ メモリおよびフラッシュ メモリ カードの使用手順について詳細に説明します。

出荷されたときの状態でフラッシュ メモリ カードを使用しない場合は、次の手順を実行する必要があります。

「フラッシュ メモリ カードのフォーマット」

「フラッシュメモリへのファイルのコピー」

「フラッシュ メモリ カード イメージをブート可能にする方法」

「フラッシュ メモリからの起動のイネーブル化」

次の情報は参照用です。

「フラッシュ メモリに関連するその他のコマンド」

「フラッシュ メモリ カードに関連するその他の手順」

フラッシュ メモリ カードのフォーマット

シャーシに付属のフラッシュ メモリ カードには、ルータの起動に必要なCisco IOSソフトウェア イメージが格納されています。フラッシュ メモリ カードを再フォーマットする必要はありません。

場合によっては、新しいフラッシュ メモリ カードを装着して、イメージをコピーしたり、コンフィギュレーション ファイルをバックアップする必要があります。スペア部品として付属しているフラッシュ メモリ カードは、フォーマットされていないブランク状態で出荷されています。新しいブランクのフラッシュ メモリ カードを使用する場合は、事前にフォーマットする必要があります。Intel Series 2+フラッシュ メモリ カードのみを使用してください。


) RSP1、RSP2、またはRSP7000でフォーマットされたフラッシュ メモリ カードをRSP4で正常に動作させるには、RSP4と互換性のあるブート イメージまたはCisco IOSソフトウェア イメージを使用して、そのフラッシュ メモリ カードをフォーマットする必要があります。

現在のフラッシュ メモリ カードをすべてのRSPで使用できるようにするには、Cisco IOS
Release 11.1(8)CA1以上の11.1 CAリリースが必要です。



注意 システムに問題が生じるのを防止するために、RSP4では、Cisco IOS Release 11.1(8)CA1以上の11.1 CAリリースが稼働しているRSP1、RSP2、RSP7000、またはRSP4でフォーマットされたフラッシュ メモリ カードを使用してください。


注意 次のフォーマット手順を実行すると、フラッシュ メモリ カードに保存されているすべての情報が消去されます。フラッシュ メモリ カードに保存されている重要なデータが失われないように、十分注意してください。フラッシュ メモリ カード上のデータを保存する場合は、データをサーバにコピーしてから、カードをフォーマットしてください。

新しいフラッシュ メモリ カードをフォーマットする手順は、次のとおりです(この手順では、すでにルータが起動されていると想定しています)。


ステップ 1 「RSPのフラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外し」の手順を使用して、フラッシュ メモリ カードをスロット0(スロット0が使用できない場合はスロット1)に装着します。

ステップ 2 フラッシュ メモリ カードをフォーマットするには、次のように format slot0: (または format slot1: )コマンドを使用します。

Router# format slot0:
All sectors will be erased, proceed? [confirm]
Enter volume id (up to 30 characters): MyNewCard
Formatting sector 1
Format device slot0 completed
Router#

) この例では、8 MBフラッシュ メモリ カードを使用しています。フォーマット中は、「Formatting sector」行でカードのセクタ数が64から1へ逆方向にカウントされます。16 MBフラッシュ メモリ カードの場合は128から1へ、20 MBのフラッシュ メモリ カードの場合は160から1へ、逆方向にカウントされます。



 

新しいフラッシュ メモリ カードがフォーマットされ、使用可能になりました。

フラッシュメモリへのファイルのコピー

新しいCisco IOSソフトウェア リリースまたはメンテナンス リリースが使用可能になると、フラッシュ メモリに新しいイメージ ファイルをコピーしなければならないことがあります。


注意 フラッシュ メモリからシステムを実行している場合は、フラッシュ メモリに新しいイメージをコピーできません

フラッシュ メモリ内のCisco IOSソフトウェア イメージは1つずつアップグレードすることをお勧めします。良好なイメージを一度に削除しないでください。また、良好かつ重要なCisco IOSソフトウェア イメージが失われないようにするために、PCカードベース フラッシュ メモリのアップグレードは、オンボード フラッシュ メモリとは別に行ってください(オンボード フラッシュ メモリは bootflash と表します)。

コピーするには、 copy tftp: filename [ bootflash | slot0 | slot1 ] : filename コマンドを使用します。 tftp: filename はファイルのコピー元です。[ bootflash | slot0 | slot1 ] : filename は、オンボード フラッシュ メモリ内、またはいずれかのフラッシュ メモリ カード上のコピー先です。

次に、PCカード スロット0のフラッシュ メモリ カード内のファイルに copy tftp: filename コマンドを実行する例を示します。

Router# copy tftp:myfile1 slot0:myfile1
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [10.1.1.1]?
Loading new.image from 10.1.1.1 (via Ethernet1/0): !!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
![OK - 7799951/15599616 bytes]
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Router#
 

) 上記の例では、ファイルがダウンロードされると感嘆符(!!!)が表示されます。[C]文字はチェックサムの計算を意味し、ファイルがフラッシュ メモリ カードに正しくダウンロードされたことを示します。


フラッシュ メモリ カード イメージをブート可能にする方法

フラッシュ メモリ カードのイメージをブート可能にするには、次の一連のコマンドを使用します(この例では、ファイル名は new.image です)。フラッシュ メモリからイメージをロードできるようにするには、コンフィギュレーション レジスタを0x2102に設定する必要があるので、このコマンド シーケンスでは、 config-register コマンドも使用されています。

Router# config terminal
Router(config)# no boot system
Router(config)# boot system flash slot0:new.image
Router(config)# config-register 0x2102
Crtl-Z
Router# copy running-config startup-config
Router# reload
 

システムをリロードすると、スロット0のフラッシュ メモリに格納されたイメージ new.image が起動されます。

フラッシュ メモリからの起動のイネーブル化

フラッシュ メモリからの起動をイネーブルにするには、コンフィギュレーション レジスタ ビット3、2、1、0を2~15の値に設定して、 boot system flash device:filename コンフィギュレーション コマンドを入力します。 device bootflash: slot0: 、または slot1: です。 filename はシステムの起動元ファイルの名前です(コンフィギュレーション レジスタの詳細については、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定を参照)。

システム ソフトウェア イメージの稼働中にコンフィギュレーション モードを開始し、起動元のフラッシュ ファイル名を指定するには、次のように、イネーブル プロンプトに configure terminal コマンドを入力します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# boot system flash device:filename
 

Break機能をディセーブルにして、 boot system flash device : filename コマンドをイネーブルにするには、 config-register コマンドを入力して、次の例のように値を指定します。

Router(config)# config-reg 0x0100
Crtl-Z
Router#

フラッシュ メモリに関連するその他のコマンド

ここでは、RSPのオンボード フラッシュ メモリ(bootflash)およびフラッシュ メモリ カード(PCカード スロット0および1)の使用に関連するその他のコマンドについて説明します。次の例では、PCカード スロット0およびスロット1にフラッシュ メモリ カードが搭載されていることが前提となります。

現在アクセスしているメモリ メディアを判別するには、次のように pwd コマンドを使用します。

Router# pwd
slot1
 

フラッシュ メモリ メディア間を移動するには、次のように cd [ bootflash | slot0 | slot1 ]コマンドを使用します。

Router# cd slot0
slot0
Router# cd slot1
Router# pwd
slot1
 

フラッシュ メモリ メディアのディレクトリを表示するには、次のように dir [ bootflash | slot0 | slot1 ]コマンドを使用します。

Router# dir
-#- -length- -----date/time------ name
1 4601977 May 10 1996 09:42:19 myfile1
6 679 May 10 1996 05:43:56 todays-config
7 1 May 10 1996 09:54:53 fun1
 

フラッシュ メモリ メディアからファイルを削除するには、次のように delete [ bootflash | slot0 | slot1 ]: filename コマンドを使用します。

Router# delete slot0:fun1
Router# dir
-#- -length- -----date/time------ name
1 4601977 May 10 1996 09:42:19 myfile1
 

削除されたファイルには削除済みとマークされますが、引き続きフラッシュ メモリのスペースを占有します。 squeeze コマンドを使用すると、削除済みとマークされたファイルが永久に削除されます。それ以外のすべての未削除ファイルがまとめられて、ファイル間の余分なスペースが除去されます。

次に、squeezeコマンドの構文を示します。

Router# squeeze slot0:
All deleted files will be removed, proceed? [confirm]
Squeeze operation may take a while, proceed? [confirm]
ebESZ
 

突然の停電によるデータ損失を防止するために、「squeeze」処理したデータは、システム専用の別のフラッシュ メモリ エリアに一時的に保存されます。

上記のコマンド出力例内の文字「e」は、この専用エリアが消去されたことを表します(この消去処理は任意の書き込み処理の前に実行する必要があります)。文字「b」は、専用エリアに書き込まれようとしているデータが、一時的にコピーされたことを表します。文字「E」は、データが一時的に占有していたセクタが消去されたことを表します。文字「S」は、フラッシュ メモリの永続的な場所にデータが書き込まれたことを表します。 squeeze コマンド処理では、これらの機能のいずれが実行されたかを示すログを保管します。したがって、急に停電が発生した場合でも、元の状態を復元し、プロセスを継続することができます。文字「Z」は、 squeeze コマンド処理が正常に完了したあとで、このログが消去されたことを表します。

コンフィギュレーション レジスタを0x0101に設定すると、オンボード フラッシュ メモリ内のデフォルト イメージ(最初のイメージ)を起動するようにシステムが設定されますが、ブレーク機能をディセーブルにするリセットや、ネットワーク ブート対象のデフォルト ファイル名のチェックは 行われません 。コンフィギュレーション レジスタを0x0102に設定すると、ネットワーク ブートに失敗した場合にフラッシュ メモリから起動し、ブレーク機能をディセーブルにし、ネットワーク ブート対象のデフォルト ファイル名をチェックするようにシステムが設定されます。

copy tftp: filename [ flash | slot0 | slot1 ]: filename コマンドの詳細、およびその他の関連コマンドについては、「関連資料」に記載された基本コンフィギュレーション マニュアルおよび関連マニュアルのセットを参照してください。

フラッシュ メモリ カードに関連するその他の手順

ここでは、フラッシュ メモリカードに関連する、通常は不要なその他の手順について説明します。

フラッシュ メモリ カードへのブート可能イメージのコピー

フラッシュ メモリにブート可能イメージをコピーできますが、そのためにはまずフラッシュ メモリ カードをフォーマットし、そこに格納されるイメージをブート可能にする必要があります(これらの作業がまだ完了していない場合は、フラッシュ メモリ カードのフォーマットおよびフラッシュ メモリ カード イメージをブート可能にする方法を参照してください)。

イメージをコピーするには、次の手順を実行します。前提条件は、次のとおりです。

RSPにフォーマットされたフラッシュ メモリ カードが搭載されていること。

オンボード フラッシュ メモリに有効なブート可能イメージが搭載されていて、ルータを起動できること。

フラッシュ メモリ カードにコピーするブート可能イメージが、アクセス可能なTFTPサーバ上にあり(つまり、サーバの名前が判明していて、接続可能)、少なくとも1つ以上のインターフェイスを経由してこのサーバにアクセスできること。

TFTPサーバにアクセスするには、 セットアップ 機能を使用して、少なくとも1つのインターフェイスを設定する必要があります。この手順の使用方法については、『 Configuration
Fundamentals Configuration Guide
』を参照してください。

フラッシュ メモリ カードにコピーするイメージのファイル名が判明していること。

フラッシュ メモリ カードにブート可能ファイル( new.image )をコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ルータを起動し、初期化できるようにします。


) フラッシュ メモリ カードがすでにフォーマットされている場合は、カードを挿入できます。ただし、RSP4を使用している場合は、別のタイプのシステム(RSP7000、RSP1、RSP2など)でフォーマットされたフラッシュ メモリ カードからブートしたり、これらのカードを使用することはできません。これらのシステムのいずれかで使用されたフラッシュ メモリ カードをRSP4で起動元または保管先として使用するには、先に 再フォーマットしておく必要があります



注意 システムに問題が生じるのを防ぐために、RSP4では、RSP4、またはCisco IOS Release 11.1(8)以上の11.1 CA1リリースが稼働しているRSP1、RSP2、またはRSP7000でフォーマットされたフラッシュ メモリ カードを使用してください。フラッシュ メモリ カードをフォーマットすると、カード上の既存データが消去されます。

ステップ 2 ルータをイネーブルにします。そのためには、イメージ new.image をフラッシュ メモリ カードにコピーし、このフラッシュ メモリ カード(スロット0)内のこのイメージをデフォルト ブート イメージに設定し、ルータを再起動し、次の一連のコマンドを実行してください。

Router> en
Password:
Router# copy tftp:new.image slot0:new.image
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet1/0): !!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 7799951/15599616 bytes] CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Router#
 

上記の例では、ファイルがダウンロードされると感嘆符(!!!)が表示されます。[C]文字はCyclic Redundancy Check(CRC;巡回冗長検査)の計算を意味し、ファイルがフラッシュ メモリ カードに正しくダウンロードされたことを示します。


 

これで、フラッシュ メモリ カードにブート可能イメージをコピーする手順は終了です。

フラッシュ メモリ カード間でのブート可能イメージのコピー

今後リリースされるCisco IOSイメージは、ネットワーク サーバからブートされるファイルとして提供されるか、あるいはフロッピーディスクまたはフラッシュ メモリ カードに格納されて配布されます。

ここでは、スロット0のフラッシュ メモリ カードに古いイメージがあり、オンボード フラッシュ メモリにデフォルト ブート イメージがあるシステムで、フラッシュ メモリ カード上にある新規リリース イメージを使用する方法について説明します。

このシナリオで使用されるファイル名は、次のとおりです。

新しいフラッシュ メモリ カード上の新しいイメージ ― image.new

スロット0のフラッシュ メモリ カード上の古いイメージ ― image.old

オンボード フラッシュ メモリのブート イメージ ― image.boot

新しいフラッシュ メモリ カードの新しいイメージを、古いイメージが格納されたフラッシュ メモリ カードにコピーします。


) このシナリオでは、スロット0のフラッシュ メモリ カードに新しいイメージと古いイメージを同時に格納できることが前提となります。十分な空きスペースがない場合は、deleteコマンドを使用して、フラッシュ メモリ カードからファイルを削除し、新しいイメージを格納するためのスペースを確保してください。ただし、image.oldファイルは削除しないでください。さらに、squeezeコマンドを使用して、フラッシュ メモリ カードから削除したファイルを消去します。ファイルを削除したあとに、squeezeコマンドを使用しても、スロット0のフラッシュ メモリ カードに2つのファイルを一緒に保存できない場合は、このカードを取り外し(静電気防止用袋に入れて安全な場所に保管し)、新しいフラッシュ メモリ カード(ファイルimage.newが保存されているもの)をスロット0に装着します。ステップ 5に進み、boot system flash slot0:image.newコマンドを使用して、image.newファイルをデフォルトのブート イメージに指定します。


フラッシュ メモリ カード間でブート可能イメージをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ルータを起動します。デフォルトでは、ファイル image.boot が使用されます。

ステップ 2 次のように、ルータをイネーブルにします。

Router> en
Password:
Router#
 

ステップ 3 新しいフラッシュ メモリ カードをスロット1に装着します。

ステップ 4 2つのイメージが共存できる十分な空きメモリ スペースがある場合 のみ 、次のコマンドを使用して、スロット1のファイル image.new をスロット0のフラッシュ メモリ カードにコピーします。十分なメモリ スペースが ない 場合は、ステップ 5に進んでください。

Router# copy slot1:image.new slot0:image.new
 

上記のコマンドは、 copy slot1:image.new slot0: のように入力することもできます。

ステップ 5 次に示す一連のコマンドを使用して、(スロット0に装着されたフラッシュ メモリ カードの)ファイル image.new をデフォルトのブート イメージとして指定します。

Router# config t
Router(config)# no boot system
Router(config)# boot system flash slot0:image.new
Crtl-Z
Router# copy running-config startup-config
Router# reload
 

システムがリロードされると、スロット0のフラッシュ メモリ カードに格納されたファイル image.new が起動されます。


 

これで、フラッシュ メモリ カード間でブート可能イメージをコピーする手順は終了です。

RSPメモリとフラッシュ メモリ カード間でのファイルのコピー

コンフィギュレーション ファイルを一時的に格納できるTFTPサーバにアクセスできない場合は、コンフィギュレーション ファイルをPCカード スロット0またはスロット1のフラッシュ メモリ カードにコピーする必要があります。フラッシュ メモリ カードにコピーしたコンフィギュレーション ファイルは、いつでもNVRAMにコピーして戻すことができます。ここで説明する手順に従って、まずNVRAMまたはDRAMからフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーし、そのあと、フラッシュ メモリ カードからNVRAMにコンフィギュレーション ファイルをコピーして戻してください。

RSP NVRAMからRSPのフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

コピーするには、 copy startup-config [ slot0: | slot1: ]: filename コマンドを使用します。 startup-config はコピー元(NVRAM)、[ slot0: | slot1: ]: filename はいずれかのフラッシュ メモリ カードのコピー先です。環境変数CONFIG_FILEはNVRAM(システムのデフォルト)を指している必要があります。

RSP NVRAMからRSPのフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 次のように、 show boot コマンドを使用して、環境変数CONFIG_FILEの現在の設定を表示します。

Router# show boot
 
(テキスト出力は省略)
 
CONFIG_FILE variable =
Current CONFIG_FILE variable =
 
(テキスト出力は省略)
 

上記の例は、環境変数CONFIG_FILEがデフォルトでNVRAMに設定されていることを示します。

ステップ 2 次のように、 copy startup-config slot0: filename コマンドを使用します。

Router# copy startup-config slot0:myfile2
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet1/0): !!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 7799951/15599616 bytes] CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Router#
 

) 上記の例では、ファイルのコピー中に感嘆符(!!!)が表示されます。文字[C]は、ファイルが正しくコピーされたかどうかを検証するチェックサムの計算中であることを示します。


ステップ 3 ファイルが正しくコピーされたことを確認するには、次のように dir コマンドを使用します。

Router# dir slot0:
-#- -length- -----date/time------ name
1 5200084 Jul 11 1996 19:24:12 rsp-jv-mz.111-4
3 1215 Jul 11 1996 20:30:52 myfile1
4 6176844 Jul 11 1996 23:04:10 rsp-jv-mz.111-472
5 1186 Jul 12 1996 16:56:50 myfile2
 
9197156 bytes available (11381148 bytes used)
Router#
 


 

これで、RSP NVRAMとフラッシュ メモリ カード間でファイルをコピーする手順は終了です。

RSP DRAMからRSPのフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

コピーするには、 copy running-config [ slot0: | slot1 :]: filename コマンドを使用します。 running-config はファイルのコピー元(DRAM内の一時的なコンフィギュレーション ファイル)です。[ slot0: | slot1: ]: filename はいずれかのフラッシュ メモリ カードのコピー先です。

次に、 copy startup-config slot0: filename コマンドの例を示します。

Router# copy running-config slot0:myfile2
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet1/0): !!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!![OK - 7799951/15599616 bytes] CCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Router#
 
 

) 上記の例では、ファイルのコピー中に感嘆符(!!!)が表示されます。文字[C]は、ファイルが正しくコピーされたかどうかを検証するチェックサムの計算中であることを示します。


ファイルが正しくコピーされたことを確認するには、次のように dir コマンドを使用します。

Router# dir slot0:
-#- -length- -----date/time------ name
1 5200084 Jul 11 1996 19:24:12 rsp-jv-mz.111-4
3 1215 Jul 11 1996 20:30:52 myfile1
4 6176844 Jul 11 1996 23:04:10 rsp-jv-mz.111-472
5 1186 Jul 12 1996 16:56:50 myfile2
 
9197156 bytes available (11381148 bytes used)
 

これで、RSP DRAMからフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする手順は終了です。

フラッシュ メモリ カードからRSP NVRAMにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

ここでは、PCカード スロット0またはスロット1のフラッシュ メモリ カードからNVRAMにコンフィギュレーション ファイルをコピーする手順について説明します。

コピーするには、 copy [ slot0: | slot1: ]: filename startup-config コマンドを使用します。[ slot0 : | slot1: ]: filename はファイルのコピー元(フラッシュ メモリ カード)です。 startup-config はファイルのコピー先(NVRAM)です。

次に、 copy slot0: filename startup-config コマンドの例を示します。

Router# copy slot0:myfile startup-config
[ok]
Router#
 

NVRAMに保存されているスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを、デフォルトの実行コンフィギュレーション ファイルとして使用するには、次のように copy startup-config running-config コマンドを使用します。

Router# copy startup-config running-config
Router#
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from memory by console
Router#
 

これで、フラッシュ メモリ カードからNVRAMにコンフィギュレーション ファイルをコピーする手順は終了です。

フラッシュ メモリ カードのロック済みブロックの回復

書き込みまたは消去動作中に電源を切断したり、フラッシュ メモリ カードを取り外すと、フラッシュ メモリ カードのブロックがロックされます。フラッシュ メモリのブロックがロックされると、書き込みも消去もできなくなり、特定のブロック位置で常に操作不能になります。ロックされたブロックを回復するには、 format コマンドを使用してフラッシュ メモリ カードを再フォーマットする必要があります。


注意 フラッシュ メモリ カードをフォーマットすると、カード上の既存データが消去されます。

関連資料

Cisco7500シリーズ ルータで稼働するCiscoIOSソフトウェアには、豊富な機能があります。手元に詳細な資料があると、これらの機能を効果的に使用できます。

Cisco IOSソフトウェアおよびルータ設定の詳細については、次のマニュアルを参照してください。

シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属のCD-ROMパッケージでご利用いただけます。Cisco Connection FamilyのDocumentation CD-ROMは毎月更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。最新のDocumentation CD-ROMの入手方法については、製品を購入された代理店にお問い合わせください。このCD-ROMパッケージは単独または年間契約で入手することができます。WWW上のURL、http://www.cisco.com、
http://www.cisco.com/jp、http://www-china.cisco.com、またはhttp://www-europe.cisco.comでもシスコの資料をご利用いただけます。

Cisco IOS Release 10.0 (1)以上の10.0リリースがインストールされたシステムの場合は、次のマニュアルを参照してください。

『Router Products Configuration Guide』

『Router Products Command Reference』

『Configuration Builder Getting Started Guide』

『Troubleshooting Internetworking Systems』

『Debug Command Reference』

『System Error Messages』

『Cisco IOS Software Command Summary』

『Cisco Management Information Base(MIB)User Quick Reference』

Cisco IOS Release 11.2(1)以上の11.2リリースがインストールされたシステムの場合は、ご使用の構成に適したコンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照してください。

『Configuration Fundamentals Configuration Guide』

『Configuration Fundamentals Command Reference』

『Security Configuration Guide』

『Security Command Reference』

『Wide-Area Networking Configuration Guide』

『Wide-Area Networking Command Reference』

Network Protocols Configuration Guide , Parts 1, 2, and 3』

Network Protocols Command Reference , Parts 1, 2, and 3』

『Bridging and IBM Networking Configuration Guide』

『Bridging and IBM Networking Command Reference』

『Configuration Builder Getting Started Guide』

『Troubleshooting Internetworking Systems』

『Debug Command Reference』

『System Error Messages』

『Cisco IOS Software Command Summary』