Cisco 7301インストレーション コンフィギュレーション ガイド
コンパクト フラッシュ ディスクの使 用方法
コンパクト フラッシュ ディスクの使用方法
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

コンパクト フラッシュ ディスクの使用方法

製品の概要

ハードウェアおよびソフトウェア要件

必要な工具および部品

互換性に関する要件

システム メモリおよびソフトウェア イメージの機能と相互作用

ブート環境変数

アップグレード手順の例

コンパクト フラッシュ ディスクの操作

ソフトウェア コマンドの概要

ソフトウェア コマンドの使用方法

cdコマンド

showコマンド

pwdコマンド

dirコマンド

formatコマンド

mkdirコマンド

rmdirコマンド

deleteコマンド

コンパクト フラッシュ ディスクから起動できるようにする方法

コンパクト フラッシュ ディスク ベースのソフトウェア イメージを起動イメージにする方法

コンパクト フラッシュ ディスクの使用方法

この付録では、コンパクト フラッシュ ディスクを使用するために確認しなければならない要件について説明します。内容は次のとおりです。

「製品の概要」

「ハードウェアおよびソフトウェア要件」

「必要な工具および部品」

「互換性に関する要件」

「ブート環境変数」

「アップグレード手順の例」

「コンパクト フラッシュ ディスクの操作」

製品の概要

コンパクト フラッシュ ディスクは、フラッシュ テクノロジーという、バッテリーを使用しなくてもデータを無限に保持できる不揮発性ストレージ ソリューションを使用して設計されています。コンパクト フラッシュ ディスクは、CompactFlash AssociationのCF+およびCompactFlash Specification Revision 1.4で規定されているPCMCIA-ATA機能および互換性をすべて提供します。

コンパクト フラッシュ ディスクは、組み込まれているコントローラ回路によって、ハードディスクをエミュレートし、不良ブロックを自動的に排除し、自動ブロック消去を実行できるので、リニア フラッシュ メモリよりはるかに柔軟性があります。さらに、コンパクト フラッシュ ディスクは、連続していないセクタを割り当てることができるので、(これまでリニア フラッシュ メモリ カードで必要だった) squeeze コマンドが不要になります。

コンパクト フラッシュ ディスクは、システム コンフィギュレーション ファイル、Cisco IOSソフトウェア イメージ、およびその他のシステム関連ファイルを保存するためのフラッシュベースの拡張メモリ スペース(64~128 MB)を提供します。 表B-1 に、コンパクト フラッシュ ディスクのメモリ情報を示します。

 

表B-1 コンパクト フラッシュ ディスクのメモリ オプション

メモリ容量
製品番号

64 MB

MEM-7301-FLD64M=

128 MB

MEM-7301-FLD128M=


コンパクト フラッシュ ディスクがサポートされるのは、Cisco IOS File System機能を備えたシステムに限られます。Cisco IOS File System機能は、Cisco IOS Release 12.0(1)以降の12.0リリースでサポートされています。一般に、コンパクト フラッシュ ディスク機能には、Cisco IOS Release 12.0(2)以降の12.0リリースが必要です。


Cisco IOS File System機能の単一インターフェイスで、システムが使用する次のすべてのファイル システムに対応できます。

フラッシュ メモリ ファイル システム ― コンパクト フラッシュ ディスクおよびオンボード フラッシュ メモリ

ネットワーク ファイル システム ― FTP(ファイル転送プロトコル)、Remote Copy Protocol(RCP)、およびTrivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)

データの読み書き用のその他のあらゆるエンドポイント ― NVRAM(不揮発性RAM)、実行コンフィギュレーション、ROM、rawシステム メモリ、システムにバンドルされたマイクロコード、Xmodem、フラッシュ ロード ヘルパー ログ、モデム、およびBRI MUXインターフェイス


) このマニュアルでは、Cisco IOS File System機能の詳細については扱いません。この機能については、Cisco IOS Release 12.xに対応する『Configuration Fundamentals Configuration Guide』および『Configuration Fundamentals Command Reference』を参照してください。これらのマニュアルはDocumentation CD-ROMに収録されているほか、Cisco.comからも入手できます(Cisco.comへのアクセス方法については、 Cisco.comを参照)。


ハードウェアおよびソフトウェア要件

Cisco 7301で使用できるコンパクト フラッシュ ディスクは、次の構成のものに限られます。

64 MB、製品ID:MEM-7301-FLD64M=

128 MB、製品ID:MEM-7301-FLD128M=

Cisco 7301でコンパクト フラッシュ ディスクを使用するために最小限必要なCisco IOSリリースは、12.2(11)YZです。

必要な工具および部品

コンパクト フラッシュ ディスクを取り付けるには、次の工具および部品の一部または全部が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

TFTPサーバへのアクセス

次のコンパクト フラッシュ ディスクキットのうちの1つ

64 MB、製品ID:MEM-7301-FLD64M=

128 MB、製品ID:MEM-7301-FLD128M=

互換性に関する要件

ここでは、コンパクト フラッシュ ディスクの互換性およびサポート対象システム間での使用方法について説明します。

コンパクト フラッシュ ディスクからCisco IOSソフトウェア イメージを起動するには、システムがROMモニタ ソフトウェア イメージから実行するときに、ROMモニタ ソフトウェア イメージおよびブート イメージが、「ハードウェアおよびソフトウェア要件」に記載されている最小限のCisco IOSリリース以降のいずれかでなければなりません。 show version または show hardware コマンドを使用して、システムでこれらのソフトウェア イメージが実行されているかどうかを確認してください。

format コマンドによって、コンパクト フラッシュ ディスク上にプロセッサ固有のファイル システムが生成されるので、ROMモニタ ソフトウェアはコンパクト フラッシュ ディスク メディアを読み取ることができるようになります。ROMモニタ プロンプト(rommon>)から boot コマンドまたは dir コマンドを使用する予定で、なおかつコンパクト フラッシュ ディスクが同じシステム プロセッサでまだフォーマットされていない 場合 は、再フォーマットが必要になることがあります。

単純なファイルの保存または検索機能を使用するだけであれば、任意のCisco 7301ルータ間でコンパクト フラッシュ ディスクを交換できます。


) Cisco 7301ルータのコンパクト フラッシュ ディスクは、c7301-boot-mzイメージでサポートされます。


システム メモリおよびソフトウェア イメージの機能と相互作用

システム上のROMモニタ イメージは、コンパクトな一連のシステム診断、ハードウェアの初期化など、重要な機能を実行します。このイメージは、リセット時、電源投入時、または(バス エラーなど)回復不能なイベント発生時に制御権を得ます。ROMモニタ ソフトウェア イメージには、ROMモニタ プロンプト(rommon>)によって認識できる、基本的なユーザ インターフェイスがあります。ROMモニタ ソフトウェア イメージには、パリティ エラーおよびバス エラーに対応するコンソール ドライバおよびトラップ ハンドラがありますが、ネットワーク インターフェイス コードはありません。したがって、ネットワークを介してイメージを起動することは できません


) ROMモニタがイメージをロードできるのは、ブートフラッシュ メモリまたはコンパクト フラッシュ ディスクからだけです。


ROMモニタはデフォルトで、リセットまたは電源投入の結果として、ブートフラッシュ メモリからイメージを起動します。ブートフラッシュ メモリで起動可能なイメージが見つからなかった場合、ROMモニタはコンパクト フラッシュ ディスクで、最初に起動可能なイメージを検索します。これは通常、c7301-boot-mzイメージです。

ロードされたブート イメージは、NVRAMメモリに保管されているブート環境変数を調べ、Cisco IOSソフトウェア イメージの保存場所と使用すべきコンフィギュレーションを判別します。ブート環境変数が未定義の場合、システムはコンパクト フラッシュ ディスクで最初に見つかったイメージを起動します。

次の「ブート環境変数」で、ブート環境変数の動作について説明します。

ブート環境変数

NVRAMのコンフィギュレーション ファイルに保存されているブート環境変数の内容によって、起動時のシステム動作が決まります。ブート環境変数の現在の設定値を表示するには、 show bootvar コマンドを使用します。

Router> show bootvar
BOOT variable =
CONFIG_FILE variable =
Current CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x100
 

以下、各ブート環境変数について説明します。

BOOT変数 ― 起動させるCisco IOSソフトウェア イメージを示します。コンフィギュレーション モードで設定します。デフォルトのソフトウェア イメージはCISCOxxxイメージ(xxxは具体的なファイル名を入力しなかった場合に、システムによって割り当てられるファイル名)です。この場合、システムはスロット0に搭載されたコンパクト フラッシュ ディスクの先頭イメージを検索します。

コンフィギュレーション モードを開始し、 configure terminal コマンドおよび boot system コマンドを使用して、ファイル名および起動元となるコンパクト フラッシュ ディスク スロットを指定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CTRL-Z.
System(config)# boot system flash disk0:rsp-p-mz.12-0
 

このコンフィギュレーション ファイル エントリの結果、BOOT変数はdisk0:c7301-js-mz.122...binになります。

CONFIG_FILE(コンフィギュレーション ファイル)変数 ― 起動時にどこからコンフィギュレーションを読み取るかを決定します。コンフィギュレーション モードで次のように設定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CTRL-Z.
System(config)# boot config disk0:configfile
 

このコンフィギュレーション ファイル エントリの結果、CONFIG_FILE変数はdisk0:configfileになります。

BOOTLDR(ブート ローダ)変数 ― ブートヘルパー(ブート イメージ)として使用するイメージを決定します。コンフィギュレーション モードで次のように設定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CTRL-Z.
System(config)# boot bootldr bootflash:c7301-boot-mz
 

このコンフィギュレーション ファイル エントリの結果、BOOTLDR変数はbootflash:c7301-boot-mzになります。

コンフィギュレーション レジスタ変数 ― ブート可能なCisco IOSソフトウェア イメージを検索する場所をシステムに指示します。コンフィギュレーション モードで次のように、16進値として設定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CTRL-Z.
System(config)# config-register 0x102
 

このコンフィギュレーション ファイル エントリの結果、コンフィギュレーション レジスタは16進数の0x102に設定されます。コンフィギュレーション レジスタについては、「ルータの起動および設定」「システムの起動および初期状態の確認」を参照してください。

アップグレード手順の例

この手順が当てはまるのは、コンパクト フラッシュ ディスクをファイルの保存に使用するユーザの場合です。


ステップ 1 オンボード フラッシュ メモリ(ブートフラッシュ メモリ)をフォーマットします(ソフトウェア コマンドの概要 format コマンドの説明を参照)。

ステップ 2 Cisco IOS Release 12.xブート イメージ(c7301-boot-mz)をオンボード フラッシュ メモリにコピーして、オンボード フラッシュ メモリをアップグレードします(ソフトウェア コマンドの概要を参照)。

ステップ 3 オンボード フラッシュ メモリからコンパクト フラッシュ ディスクにCisco IOS Release 12.xソフトウェア イメージをコピーします。

ステップ 4 コンパクト フラッシュ ディスクの新しいCisco IOSイメージを示すように、コンフィギュレーション ファイルのブート変数を変更します(前出の「ブート環境変数」およびコンパクト フラッシュ ディスク ベースのソフトウェア イメージを起動イメージにする方法を参照)。

ステップ 5 システムを再起動し、コンパクト フラッシュ ディスクからCisco IOS Release 12.xソフトウェア イメージをロードします。

ステップ 6 新しいコンパクト フラッシュ ディスクを挿入します( コンパクト フラッシュ ディスクの取り付けおよび取り外しを参照)。

ステップ 7 Cisco IOS Release 12.xが稼働しているシステムで、ブランクのコンパクト フラッシュ ディスクをフォーマットします(Cisco 7301で使用できるコンパクト フラッシュ ディスク関連のソフトウェア コマンドおよびformatコマンド format コマンドの説明を参照)。


 

これで、コンパクト フラッシュ ディスクにコンフィギュレーション ファイルおよびCisco IOSソフトウェア イメージを保存できるようになります。

コンパクト フラッシュ ディスクの操作

ここでは、システムでコンパクト フラッシュ ディスクを操作する基本的な手順について説明します。複雑なコンパクト フラッシュ ディスク オプションおよびCisco IOS File System機能の詳細については、このマニュアルでは扱いません。Cisco IOS Release 12.xの次のマニュアルを参照してください。

Configuration Fundamentals Configuration Guide 』の「File Management」の章

Configuration Fundamentals Command Reference 』の「File Management Commands」の章


) これらのマニュアルはオンラインで入手できるほか、Documentation CD-ROMやCisco.comでも入手できます(Cisco.comへのアクセス方法については、 Cisco.comを参照)。


ここで説明する内容は、次のとおりです。

「ソフトウェア コマンドの概要」

「ソフトウェア コマンドの使用方法」

「コンパクト フラッシュ ディスクから起動できるようにする方法」

「コンパクト フラッシュ ディスク ベースのソフトウェア イメージを起動イメージにする方法」

ソフトウェア コマンドの概要

ここでは、コンパクト フラッシュ ディスクに使用できる、基本的なソフトウェア コマンドをいくつか紹介します。その後、各コマンドの例も示します。

コンパクト フラッシュ ディスクおよびその他のメモリ デバイス、さらにシステム上の位置は、 ファイル システム として定義します。ファイル システムは、ファイルおよびソフトウェア イメージを保存、使用、検索できる場所です(Cisco IOS File Systemの簡単な説明については、コンパクト フラッシュ ディスクの操作を参照)。

Cisco 7301のコンパクト フラッシュ ディスクは、 disk0で表されます。

次の show file systems コマンドの出力例の一部は、スロット0に搭載された disk0: というコンパクト フラッシュ ディスクのシステム例を示しています。

System# show file systems
File Systems:
 
Size(b) Free(b) Type Flags Prefixes
 
(テキスト出力は省略)
 
48755200 48747008 flash rw disk0:
 

表B-2 に、コンパクト フラッシュ ディスクに使用できるソフトウェア コマンドを示します。


表B-2に示されているいくつかのコマンドには、他の引数を使用できるものもあります。ただし表B-2およびこのマニュアルでは、コンパクトフラッシュ ディスクおよび関連するファイル システムに適用されるコマンド引数だけを記載しています。

その他のコマンド引数については、『Configuration Fundamentals Command Reference』の「File Management Commands」の章を参照してください。


 

表B-2 Cisco 7301で使用できるコンパクト フラッシュ ディスク関連のソフトウェア コマンド

コマンド引数
目的

cd [ disk0: | directory-name ]

現在のディレクトリを変更します。
コンパクト フラッシュ ディスク上のディレクトリ間を移動できます。 directory-name は、移動先のディレクトリです。

copy [ disk0: |] source-filename
[ tfpt: ] destination-filename

別の場所にファイルをコピーします。
コピー元のファイル システム( disk0:) にあるファイル( source-filename )のコピーを作成し、そのコピーを同じまたは別のファイル名( destination-filename )で、コピー先ファイル システムに保管します。( disk0:) とともにコピー元およびコピー先ファイル システム引数を指定しますが、下記に限定されるわけではありません。

bootflash: (オンボード フラッシュ メモリ)

nvram: (オンボードNVRAM)

running-config (実行システム コンフィギュレーション ファイル)

startup-config (スタートアップ システム コンフィギュレーション ファイル)

tftp: (アクセス先のTFTPサーバ)

delete [ disk0: ] filename

ファイルを削除します。
任意のファイルを指定して削除できます。 filename は、ファイル名を指定します。

dir [ /all | disk0: ]

ファイル システム上のファイルを表示します。
スロット0に搭載されたコンパクト フラッシュ ディスクの内容を表示できます。 /all 引数を指定すると、システムの全ファイル システム上の全ファイルが表示されます。

format [ flash: | bootflash: | disk0: ]

ファイル システムをフォーマットします。
リニア フラッシュ メモリ カード( flash: )、オンボード フラッシュ メモリ( bootflash: )、または新しいコンパクト フラッシュ ディスク( disk0: )をフォーマットできます。このコマンドを使用すると、別のタイプのシステムでフォーマットされたリニア フラッシュ メモリ カードまたはコンパクト フラッシュ ディスクを再フォーマットすることもできます。


) このコマンドを使用すると、フラッシュ メモリにそれまであったデータがすべて破棄されるので、回復不能なデータ損失が起きないように、formatコマンドを使用する場合はくれぐれも注意してください。


mkdir [ disk0: ] directory-name

新しいディレクトリを作成します。
コンパクト フラッシュ ディスク上に新しいディレクトリを作成できます。 directory-name は、新しいディレクトリに割り当てる名前です。

pwd

現在の作業ディレクトリを表示します。
現在使用しているコンパクト フラッシュ ディスク ディレクトリの名前が表示されます。

rename [ disk0: ] filename [ disk0: ] filename

ファイル名を変更します。
あるコンパクト フラッシュ ディスク上のファイルの名前を変更し、そのファイルに別の(または同じ)ファイル システム パスおよびファイル名を割り当てることができます。最初の一連の引数でソース(現在の)ファイル システム パスおよびファイル名を定義し、2番めの一連の引数で割り当て先のファイル システム パスおよびファイル名を定義します。

rmdir [ disk0: ] directory-name

既存のディレクトリを削除します。
コンパクト フラッシュ ディスク上に現在あるディレクトリを削除できます。 directory-name は、削除するディレクトリの名前です。

show [ disk0: ]

コンパクト フラッシュ ディスクのフォーマットおよび配列に関する情報を表示します。

ソフトウェア コマンドの使用方法

ここでは、コンパクト フラッシュ ディスクに使用できる、基本的なソフトウェア コマンドの一部について例を示します。次のコマンドの一部で使用できるオプションの引数については、 表B-2 を参照してください。

「cdコマンド」

「showコマンド」

「pwdコマンド」

「dirコマンド」

「formatコマンド」

「mkdirコマンド」

「rmdirコマンド」

「deleteコマンド」

cdコマンド

cd コマンドを使用する場合は、具体的なパス名を指定します。さらに、現在のディレクトリを確認する場合は、 pwd コマンドを使用します。

System# cd disk0:
System# pwd
disk0:/
 

cd .. コマンドを使用すると、コンパクト フラッシュ ディスク ディレクトリ内で1つ上の(または1つ戻った)階層に移動できます。さらに、 pwd コマンドで現在のディレクトリを確認します。

System# pwd
disk0:daily_dir/
System# cd ..
System# pwd
disk0:/
System#
 

showコマンド

コンパクト フラッシュ ディスクのフォーマットおよび配列情報を表示するには、 show [ disk0: ]コマンドを使用します。

System# show disk0:filesys
******** ATA Flash Card Geometry/Format Info ********
 
ATA CARD GEOMETRY
Number of Heads: 16
Number of Cylinders 840
Sectors per Cylinder 32
Sector Size 512
Total Sectors 430080
 
ATA CARD FORMAT
Number of FAT Sectors 105
Sectors Per Cluster 16
Number of Clusters 26822
Number of Data Sectors 429536
Base Root Sector 338
Base FAT Sector 128
Base Data Sector 370
 
Router#
 

この例では

Number of Headsは、コンパクト フラッシュ ディスク上のヘッド数です。

Number of Cylindersは、コンパクト フラッシュ ディスク上のシリンダ数です。

Sectors per Cylinderは、各シリンダ内のセクタ数です。

Sector Sizeは、各セクタのバイト数です。

Total Sectorsは、コンパクト フラッシュ ディスク上の総セクタ数です。

Number of FAT Sectorsは、ファイルへのクラスタ割り当てを追跡するために使用されるセクタ数です。

Sectors per Cylinderは、各シリンダ内のセクタ数です。(ファイルはクラスタ単位で増大)。

Number of Clustersは、ファイルが使用できるクラスタの総数です。

Number of Data Sectorsは、ファイルに使用できるセクタ数です。

Base Root Sectorは、ルート ディレクトリの先頭セクタの論理アドレスです。

Base FAT Sectorは、File Allocation Table(FAT;ファイル アロケーション テーブル)の先頭セクタです。

Base Data Sectorは、ファイルが使用できる先頭セクタです。

pwdコマンド

pwd コマンドを使用すると、作業ディレクトリを確認できます。

System# pwd
disk1:daily_dir/
System# cd ..
System# pwd
disk1:/
System#
 

dirコマンド

現在作業中のディレクトリからコンパクト フラッシュ ディスクのディレクトリ構造および内容を表示するには、引数を指定しないで dir コマンドを使用します。

System# dir
Directory of disk0:/
 
1 drw- 0 Jul 25 1998 10:23:11 daily_dir
2 drw- 0 Jul 25 1998 10:28:37 access_lists
 
64755200 bytes total (64742912 bytes free)
System#
 

コンパクト フラッシュ ディスクの容量は、 dir コマンドの出力に示されます(この例では、64 MBのコンパクト フラッシュ ディスクが示されています)。 dir コマンドとともに特定のオプション引数を指定することによって、他のディレクトリおよびファイル システムの内容も表示できます。

formatコマンド

新しいコンパクト フラッシュ ディスクをフォーマットするには、 format [ disk0: ]コマンドを使用します。


) 新しいコンパクト フラッシュ ディスクは、使用する前にフォーマットしなければなりません。別のタイプのシステムでフォーマットされて使用されていたコンパクト フラッシュ ディスクを使用する場合には、「互換性に関する要件」を参照し、コンパクト フラッシュ ディスクを先に再フォーマットしなければならないかどうかを判断してください。



注意 フォーマットによって、コンパクト フラッシュ ディスク上の全情報が消去されます。コンパクト フラッシュ ディスクに保存されている重要データを失うことがないように、くれぐれも注意してください。コンパクト フラッシュ ディスクに現在あるデータを保存する場合には、TFTPサーバまたは別のルータ上の別のコンパクト フラッシュ ディスクにデータをコピーし、そのあとで新しいコンパクト フラッシュ ディスクをフォーマットしてください。構成済みシステムの一部として出荷されたコンパクト フラッシュ ディスクには、コンパクト フラッシュ ディスクと互換性のあるCisco IOSソフトウェア イメージが組み込まれているので、フォーマットしなくても、納品されたシステムでそのまま使用できます。


) スペアのコンパクト フラッシュ ディスクを発注した場合は、ブランクの状態で届くので、フォーマットしてから使用する必要があります。


新しいコンパクト フラッシュ ディスクは、 format コマンドを使用して、次の手順でフォーマットします(この手順は、システムをすでに起動していることが前提です)。


ステップ 1 「コンパクト フラッシュ ディスクの取り付けおよび取り外し」の手順に従って、スロット0にコンパクト フラッシュ ディスクを挿入します。

ステップ 2 format disk0: コマンドを使用して、スロット0のコンパクト フラッシュ ディスクをフォーマットします。

Router# format disk0:
 
Format operation may take a while. Continue? [confirm]
Format operation will destroy all data in "disk0:". Continue? [confirm]
Format: Drive communication & 1st Sector Write OK
Writing Monlib
sectors..........................................................
.................................................................
....
Monlib write complete
 
Format: All system sectors written. OK...
 
Format: Total sectors in formatted partition: 125152
format: Total bytes in formatted partition: 64077824
Format: Operation completed successfully.
 
Format of disk0 complete
 


 


) この例では、64 MBのコンパクト フラッシュ ディスクをフォーマットしています。


これで、新しいコンパクト フラッシュ ディスクのフォーマットは完了です。フォーマットしたシステムでいつでも使用できます(フォーマットおよび互換性の具体的な要件については、互換性に関する要件を参照)。

mkdirコマンド

コンパクト フラッシュ ディスク上でディレクトリを作成するには、 mkdir コマンドを使用します。次に、スロット0のコンパクト フラッシュ ディスク上に daily_dir というディレクトリを作成し、作成されたことを確認する例を示します。

System# mkdir disk0:daily_dir
Created dir disk0:daily_dir
System# dir
Directory of disk0:/
 
1 drw- 0 Jul 25 1998 10:15:43 daily_dir
 
48755200 bytes total (48751104 bytes free)
System#

) ディレクトリを作成し、アクセスしたり使用したりする予定のファイルを保存する場合は、該当するソフトウェア コマンドを入力するときに、必ずそのファイルの完全なディレクトリ パスを指定してください。

たとえば、スロット0に挿入したコンパクト フラッシュ ディスク上のディレクトリdaily_dirにファイルitsa.fileを保存する場合、disk0:daily_dir/itsa.fileのように完全なディレクトリ パスを指定する必要があります。そうしないと、システムはこのファイルを見つけることができない場合があります。


rmdirコマンド

コンパクト フラッシュ ディスクからディレクトリを削除するには、 rmdir コマンドを使用します。次に、スロット0のコンパクト フラッシュ ディスクから daily_dir というディレクトリを削除し、削除されたことを確認する例を示します。

System# rmdir disk0:daily_dir
Delete disk0:daily_dir? [confirm] y
Removed dir disk0:daily_dir
System# dir
Directory of disk0:/
 
No files in directory.
 
48755200 bytes total (48751104 bytes free)
System#
 

deleteコマンド

コンパクト フラッシュ ディスクからファイルを削除するには、 delete コマンドを使用します。 dir コマンドを使用して削除するファイルを探し、さらに delete コマンドでそのファイルを削除します。

次に、コンパクト フラッシュ ディスク上のファイル( fun1 )を見つけ、ファイルを削除し、削除されたことを確認する例を示します。


ステップ 1 削除するファイルを探します。

System# dir
Directory of disk0:/
 
1 drw- 0 May 10 1998 09:54:53 fun1
 
48755200 bytes total (48742912 bytes free)
 

ステップ 2 ファイル fun1 を削除します。

System# delete disk0:fun1
 

ステップ 3 ファイル fun1 が削除されたことを確認します。

System# dir
Directory of disk0:/
 
No files in directory.
 
48755200 bytes total (48742912 bytes free)
System#
 


 

コンパクト フラッシュ ディスクから起動できるようにする方法

ここでは、コンパクト フラッシュ ディスクから起動できるようにする方法について説明します。

コンパクト フラッシュ ディスクから起動できるようにするには、 boot system [ disk0: ] filename コンフィギュレーション コマンドと組み合わせて、コンフィギュレーション レジスタのビット3、2、1、および0を2~15の値に設定します。ここでは、コンパクト フラッシュ ディスク固有の boot コマンドに限定して説明します( slotn: 引数または diskn: 引数のどちらかを boot コマンドに使用できます)。

コンパクト フラッシュ ディスクに関連する boot コマンドは、次のとおりです。

boot system flash disk0: または boot system slot0: ― スロット0に搭載されたコンパクト フラッシュ ディスクの先頭ファイルを起動します。

boot system flash disk0: herfile または boot system slot0: herfile ― スロット0に搭載されたコンパクト フラッシュ ディスクから herfile という名前のファイルを起動します。

boot コマンドを入力するときには、スペースの使い方に注意してください。システムのコマンド解釈が左右されます。また、 boot コマンドを入力するときには、完全なファイル パスを指定する必要があります。そうしないと、システムがファイルを見つけられない場合があります。

次に、有効なコマンドと無効なコマンドの例を示します。相違に注目してください。

System(config)# boot system flash disk0:myfile
 

これは有効なコマンドです。システムは指定されたファイル( myfile )を起動します。

System(config)# boot system flash disk0: myfile
 

これは無効なコマンドです。 disk0: の後ろにスペースがあるので、システムは filename フィールドがブランクであるとみなします。この場合、システムはファイル名引数を無視し、コンパクト フラッシュ ディスクの先頭ファイルを起動します。その先頭ファイルは、 myfile というファイルではない可能性があります。

コンパクト フラッシュ ディスクからファイルmyfileを起動できるようにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 コンフィギュレーション モードを開始し、 configure terminal コマンドを使用して、起動元となるコンパクト フラッシュ ディスク スロットのイメージ ファイル名を指定します。

System# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CTRL-Z.
System(config)# boot system flash disk0:myfile
 

ステップ 2 次の例に示した16進値を指定して config-register コマンドを使用し、 boot system flash disk0: myfile コマンドをイネーブルにします。

System(config)# config-reg 0x2102
 

16進値0x2102を指定してこのコマンドを実行すると、次の結果が得られます。

コンパクト フラッシュ ディスク ベースのイメージを起動できなかった場合、システムはデフォルトのブートROMソフトウェアを起動できる ― 16進値0x2000

ブレーク無効 ― 16進値0x0100

デフォルトのブート イメージとしてmyfileを使用できる ― 16進値0x0002

ステップ 3 Ctrl-Zを押してコンフィギュレーション モードを終了します。

System(config)#
Crtl-Z
System#
 

ステップ 4 copy system:running-config nvram:startup-config コマンドを使用し、新しいコンフィギュレーションをNVRAMに保存します。

System# copy system:running-config nvram:startup-config
 


 

コンパクト フラッシュ ディスク ベースのソフトウェア イメージを起動イメージにする方法

ここでは、コンパクト フラッシュ ディスク ベースのCisco IOSソフトウェア イメージを起動可能なイメージにする方法について説明します。

コンパクト フラッシュ ディスクにソフトウェア イメージをコピーしてから、次の一連のコマンドを使用し、イメージ(この例では new.image というファイル)を起動可能にします。この例のソフトウェア イメージは、スロット0のコンパクト フラッシュ ディスクにあります。このコマンド シーケンスには、 config-register コマンドも含まれています。コンパクト フラッシュ ディスクからイメージをロードできるようにするために、コンフィギュレーション レジスタを0x2102に設定しなければならないからです。

System# config terminal
System(config)# no boot system
System(config)# boot system flash disk0:new.image
System(config)# config-register 0x2102
Ctrl-Z
System# copy system:running-config nvram:startup-config
System# reload
 

システムはリロード時に、スロット0のコンパクト フラッシュ ディスクからイメージ new.image を起動します。