Cisco 7301インストレーション コンフィギュレーション ガイド
ルータの起動および設定
ルータの起動および設定
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

ルータの起動および設定

機能の概要

シャーシ スロットおよび論理インターフェイスの番号

MACアドレス

OIRの概要

環境モニタおよびレポート機能

環境モニタ

レポート機能

ファン障害

システム起動前の確認

システムの起動および初期状態の確認

Cisco 7301ルータの設定

AutoInstallによる基本設定

セットアップ機能による基本設定

グローバル パラメータの設定

ネイティブ ギガビット イーサネット インターフェイスの設定

ポート アダプタ インターフェイスの設定

グローバル コンフィギュレーション モードによる基本設定

セカンド プロセッサの動作

エラー メッセージ

showコマンドを使用した設定の確認

show interface statsコマンドの使用

show ip interfaceコマンドの使用

show mpf cpuコマンドの使用

show mpf cpu historyコマンドの使用

show mpf interfaceコマンドの使用

show mpf ip exact-routeコマンドの使用

show mpf puntコマンドの使用

show versionコマンドの使用

NVRAMへの実行コンフィギュレーションの保存

実行コンフィギュレーションの設定値の確認

その他の設定作業

ROMmonのCisco 7301でのアップグレード

show rom-monitorコマンドおよびshowmonコマンドの使用

upgrade rom-monitorコマンドの使用

初期設定を変更して他のROMmonイメージを選択する

アップグレードに関するトラブルシューティング

ROMmonアップグレードのエラー メッセージ

パスワードを忘れた場合

パスワード回復手順の概要

パスワード回復手順の詳細

システム コンフィギュレーションの表示

複雑な設定

ルータの起動および設定

この章では、Cisco 7301ルータのシステムを起動して基本設定を行う方法について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

「機能の概要」

「システム起動前の確認」

「システムの起動および初期状態の確認」

「Cisco 7301ルータの設定」

「セカンド プロセッサの動作」

「NVRAMへの実行コンフィギュレーションの保存」

「実行コンフィギュレーションの設定値の確認」

「その他の設定作業」

「ROMmonのCisco 7301でのアップグレード」

「アップグレードに関するトラブルシューティング」

「パスワードを忘れた場合」

「システム コンフィギュレーションの表示」

「複雑な設定」

この章で説明するルータの基本設定だけで、ネットワークにアクセスするには十分です。複雑な設定手順については、このマニュアルでは扱いません。ご使用のシスコ ハードウェアに搭載されたソフトウェアのリリースに対応する、Cisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットの中のモジュラ コンフィギュレーション マニュアルおよびモジュラ コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

コンソールからCisco 7301ルータを設定する場合は、ルータのコンソール ポートに端末を接続する必要があります。

機能の概要

ここでは、Cisco 7301ルータの機能の概要を紹介します。ルータのポート アダプタの番号方式およびアドレッシング方式、環境モニタおよびレポート機能、Online Insertion and Removal(OIR;ホットスワップ)について説明します。これらの説明は、Cisco 7301ルータの機能を理解するのに役立ちます。

シャーシ スロットおよび論理インターフェイスの番号

Cisco 7301ルータの場合、ポート アダプタ スロット番号は、ポート アダプタが搭載されているシャーシ スロットです。これに対して論理インターフェイス番号は、ポート アダプタのインターフェイス ポートの物理的な位置です。

Cisco 7301ルータのポート アダプタ スロット番号は、スロット1になっています。ポート アダプタ スロット0は、論理ポート10/100/1000用に常に予約されています。

MAC(メディア アクセス制御)アドレス すなわち ハードウェア アドレスは、標準のデータ リンク レイヤ アドレスであり、一部のネットワーク インターフェイス タイプには必須です。ネットワークの他の装置がこのアドレスを使用することはありません。各ポートに固有のアドレスです。Cisco 7301ルータは、特定の方式でポート アダプタのMACアドレスを割り当てて管理します。MACアドレスについては、「MACアドレス」を参照してください。

ポート アダプタ スロットは、ソフトウェア コマンドを使用して調べることができます。全ポート アダプタ スロットの情報を表示する場合は、 show interfaces コマンドを使用します。特定のポート アダプタ スロットの情報を表示するには、 show interfaces コマンドで show interfaces port-adapter- type slot-number /port-numberの形式でポート アダプタ タイプおよびスロット番号を指定します。コマンドを省略し( sh int )、なおかつポート アダプタ タイプおよびスロット番号(すなわち引数)を指定しなかった場合、コマンドは show interfaces と解釈され、すべてのポート アダプタおよびポートのステータスが表示されます。

次に、引数を指定しなかった場合の show interfaces コマンドの出力例を示します。Cisco 7301ルータのポート アダプタについて、(物理ポート アダプタ番号を含む)ステータス情報が表示されています。

各インターフェイスのステータス情報はほとんど省略しています。

Router# show interfaces
GigabitEthernet0/0 is up, line protocol is up
Hardware is BCM1250 Internal MAC, address is 0005.dd2c.7c1b (bia 0005.dd2c.7c1b)
Internet address is 10.1.3.153/16
MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Half-duplex, 100Mb/s, media type is RJ45
output flow-control is off, input flow-control is off
ARP type:ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input 00:00:01, output 00:00:07, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 19:00:50
Input queue:0/75/63658/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops:0
 
(テキスト出力は省略)
 
GigabitEthernet0/1 is up, line protocol is up
Hardware is BCM1250 Internal MAC, address is 0005.dd2c.7c1a (bia 0005.dd2c.7c1a)
Internet address is 192.18.1.1/24
MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 5/255, rxload 6/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Full-duplex, 1000Mb/s, link type is autonegotiation, media type is SX
output flow-control is off, input flow-control is off
ARP type:ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input 18:56:46, output 00:00:09, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 19:00:52
Input queue:0/75/16176489/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops:0
 
(テキスト出力は省略)
 
GigabitEthernet0/2 is up, line protocol is up
Hardware is BCM1250 Internal MAC, address is 0005.dd2c.7c19 (bia 0005.dd2c.7c19)
Internet address is 1.1.1.1/24
MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 5/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Full-duplex, 1000Mb/s, link type is autonegotiation, media type is SX
output flow-control is off, input flow-control is off
ARP type:ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input 00:04:42, output 00:00:01, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 19:00:54
Input queue:0/75/22087/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops:0
 
(テキスト出力は省略)
 

インターフェイス タイプ(イーサネット、トークン リング、ATMなど)、ポート アドレス(slot-number/port-number)などの引数を使用して、特定のインターフェイスだけの情報を表示することもできます。

次に、ギガビット イーサネット ポートの最初のポートに関する出力例を示します。

Router# show interfaces g0/0
GigabitEthernet0/0 is up, line protocol is up
Hardware is BCM1250 Internal MAC, address is 0005.dd2c.7c1b (bia 0005.dd2c.7c1b)
Internet address is 10.1.3.153/16
MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Half-duplex, 100Mb/s, media type is RJ45
output flow-control is off, input flow-control is off
ARP type:ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input 00:00:00, output 00:00:01, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 19:04:04
Input queue:0/75/63658/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops:0
 
(テキスト出力は省略)
 

Cisco 7301ルータの設定に使用するコマンドの詳細および使用手順については、『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide』および『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』を参照してください。これらの資料は次のURLにアクセスして参照できます。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/index.htm

MACアドレス

すべてのLANインターフェイス(ポート)に固有のMACアドレス( ハードウェア アドレス)が必要です。インターフェイスのMACアドレスは通常、インターフェイスの回路に直接搭載されたメモリ コンポーネントに保管されますが、OIR機能には別の方式が必要です(OIRについては、OIRの概要を参照)。

OIR機能を利用すると、ポート アダプタを取り外したり、まったく同じ設定のものと交換したりすることができます。新しいポート アダプタが取り外したポート アダプタと一致している場合、システムは交換したポート アダプタをただちにオンラインにします。OIRをイネーブルにするために、固有のMACアドレスを持つアドレス アロケータがシステム ボード上のElectrically Erasable Programmable Read-Only Memory(EEPROM;電気的消去再書き込み可能ROM)に保存されます。各アドレスは、ルータの特定のポートおよびスロット用に予約されます。ポート アダプタがそのスロットにあるかどうかは関係ありません。Cisco 7301のポート アダプタ スロット用MACアドレスはスロット0です。ポート アダプタを取り外して別のルータに搭載しても、MACアドレスがネットワーク内で移動したり、複数の装置に割り当てられたりすることはありません。

MACアドレスが各ポート アダプタに保存されていると、あるポート アダプタをまったく同じものと交換できないので、OIRは機能しません。MACアドレスが変わってしまうからです。また、ポート アダプタを交換するたびに、ネットワーク上の他の装置は新しいアドレスでそれぞれのデータ構造を更新しなければなりません。他の装置が迅速に更新されないと、同時に複数の装置で同じMACアドレスが使用される可能性があります。


) あらゆるスロットのMACアドレスを中央の1箇所で保存すると、アドレスは保存されているメモリ デバイス上で保持されることになります。


OIRの概要

Cisco 7301ルータのポート アダプタおよびサービス アダプタは、いずれもOIR対応です。ただし、トラフィックが活発に流れているポート アダプタを取り外す場合は、事前にインターフェイスをシャットダウンする方が賢明です。ポート上をトラフィックが通過しているときにポート アダプタを取り外すと、システムが停止することがあります。ポート アダプタを取り付けると、ポートを再びアクティブにできます。


) ルータまたはスイッチからポート アダプタを取り外すと、OIRがポート アダプタのすべてのアクティブ インターフェイスを管理上のシャットダウン状態にします。


OIR機能によって、ルータの動作中にポート アダプタおよびサービス アダプタを取り付けたり交換したりすることができます。ソフトウェアに通知したり、システムの電源を切る必要はありません。ただし、取り外し作業中はそのポート アダプタにトラフィックを流さないようにする必要があります。OIRは、ネットワーク上のエンドユーザには影響がなく、しかもあらゆるルーティング情報を保持し、セッションを維持できる方式です。

次に説明するOIR機能は、あくまでも参考情報です。Cisco 7301ルータのポート アダプタおよびサービス アダプタの具体的な取り付けおよび交換手順については、各ポート アダプタまたはサービス アダプタに対応するオンラインのコンフィギュレーション ノートを参照してください。

各ポート アダプタまたはサービス アダプタには、ルータに接続するバス コネクタが1つ備わっています。このコネクタには、3種類の長さで段になった1組のピンがあり、これがポート アダプタまたはサービス アダプタと接触したときに、システムに特定の信号を送ります。システムは受信した信号と受信順序を検証して、ポート アダプタまたはサービス アダプタがシステムから取り外されたのか、それともシステムに取り付けられたのかを判断します。システムはこれらの信号から、新しいインターフェイスを再初期化するか、それとも取り外されたインターフェイスをシャットダウンするかを決定します。

たとえば、ポート アダプタまたはサービス アダプタを取り付けた場合、最も長いピンがポート アダプタ/サービス アダプタと最初に接触し、最も短いピンが最後に接触します。システムは信号と信号の受信順序を認識します。

Cisco 7301ルータのポート アダプタまたはサービス アダプタを取り外すか、または取り付けると、ピンが信号を送ってシステムに知らせます。さらに、次の作業が実行されます。

1. システムの設定変更を迅速にスキャンします。

2. 新しく取り付けられたポート アダプタまたはサービス アダプタを初期化し、インターフェイスが取り外された場合にはそれを記録して管理上のシャットダウン状態にします。

3. ポート アダプタのすべての設定済みインターフェイスを取り外されたときと同じ状態に戻します。新しく取り付けられたインターフェイスは、起動時に(未設定で)存在していた場合と同様、管理上のシャットダウン状態になります。スロットに同じポート アダプタ タイプを再び取り付けた場合は、そのポートが設定され、元のポート アダプタのポート数までオンラインになります(サービス アダプタには設定可能なポートはありません)。

環境モニタおよびレポート機能

環境モニタおよびレポート機能を利用すると、動作が停止する前に望ましくない環境条件を特定して是正することによって、正常なシステム動作の維持が可能です。環境モニタ機能は、シャーシ内部の温度およびDC電源装置の電圧と電流を常時モニタします。条件がシャットダウン スレッシュホールドに達すると、過熱で機器が損傷しないように、システムをシャットダウンします。レポート機能は、あとで取り出して分析できるように、測定パラメータ値を定期的に記録します。レポート機能はさらに、モニタ対象のパラメータが設定されたスレッシュホールドを超えた場合に、コンソールに警告を表示します。

環境モニタ

環境モニタ機能は2つのセンサを使用します。センサ1(U62)はシステム ボードの前面端の裏側にあり、センサ2(U5)はファンのそばにあります。温度が設定されたスレッシュホールドを超えると、システム コントローラによってコンソール端末に警告メッセージが表示されます。温度がシャットダウン スレッシュホールドを超えた場合には、システム コントローラによってシステムがシャットダウンされます。温度とDC電圧の両方について、現在のパラメータ測定値がNVRAM(不揮発性RAM)に保存されるので、あとで最後のシャットダウン パラメータのレポートとして取り出すことができます。

内蔵電源装置の温度または電圧がクリティカル レベルに達すると、電源装置はシステム プロセッサといっさい対話せずにシャットダウンします。

環境モニタ機能では、次のレベルのステータス条件を使用して、システムをモニタします。

正常 ― モニタ対象のすべてのパラメータが正常な許容範囲内です。

警告 ― システムが指定のスレッシュホールドを超えました。システム動作は継続されますが、システムが正常な状態に戻るように、オペレータが対処することを推奨します。

クリティカル ― 許容範囲外の温度または電圧条件が存在します。システム動作は継続されますが、システムはいずれシャットダウンされます。オペレータの対処がただちに必要です。

シャットダウン ― システム コンポーネントが物理的な損傷を受ける可能性のある温度条件をプロセッサが検出し、すべての内蔵コンポーネントに対してDC電源を使用できないようにしました。オペレータの対処がただちに必要です。電源スイッチを切り替えるまで、すべてのDC電源は使用不能のままです。シャットダウンする前に、NVRAMにモニタ対象パラメータのステータスが記録されているので、あとでログを取り出し、問題の原因究明に役立てることができます。

電源装置シャットダウン ― 電源装置が内部で許容範囲外の過電圧、過電流、または温度条件を検出し、自動的にシャットダウンしました。電源スイッチを切り替えるまで、すべてのDC電源は使用不能のままです。

表3-1 に、Cisco 7301ルータの一般的な温度スレッシュホールドを示します。 表3-2 に、正常、警告、およびクリティカル(電源装置がモニタする)レベルのDC電源スレッシュホールドを示します。

 

表3-1 プロセッサがモニタする一般的な温度スレッシュホールド

パラメータ
警告の上限
クリティカルの上限
シャットダウン

センサ1(U62、ポート アダプタ スロットの下、システム ボード前面端の裏側)

113°F(45°C)

122°F(50°C)

131°F(55°C)

センサ2(U5、ファンのそば、システム ボードの上)

122°F(50°C)

131°F(55°C)

140°F(60°C)


表3-2に、show environment tableコマンドの出力を示します。


 

表3-2 電源装置がモニタする一般的なDC電圧スレッシュホールド

パラメータ
クリティカルの下限
警告の下限
警告の上限
クリティカルの上限

+3.30V

+2.96

+3.12

+3.46

+3.62

+2.50V

+2.24

+2.37

+2.62

+2.75

+12.25V

+11.03

+11.65

+12.87

+13.49

+5.00V

+4.50

+4.74

+5.24

+5.50

-12.00V

-10.82

-11.39

-12.58

-13.20

+5.20V

+4.68

+4.94

+5.46

+5.72

+1.50V

+1.34

+1.41

+1.58

+1.65

+1.20V

+1.07

+1.15

+1.26

+1.32

+1.25V

+1.12

+1.18

+1.30

+1.37

レポート機能

シャーシ インターフェイスがモニタしているパラメータが所定のスレッシュホールドを超えると、Cisco 7301ルータがコンソールに警告メッセージを表示します。 show environment
show environment all show environment last、 および show environment table コマンドで環境ステータス レポートを取り出して表示することもできます。60秒おきにパラメータが測定され、レポートが更新されます。次に、各コマンドについて簡単に説明します。


注意 シャーシの過熱を防止するために、システムが冷気を取り込んでいるかどうかを確認してください。他の装置の排気が入り込むと、過熱条件が発生する可能性があります。冷気が遮られずにシャーシ内を流れ、排気がシャーシから排出され、なおかつ他の装置の吸気口に入り込むことがないように、シャーシの周囲に十分なスペースがあるかどうかを確認してください。

show environment コマンドは、システムの現在の環境について、ステータス レポートを表示します。このレポートには、正常値以外のパラメータが示されます。システム ステータスが正常な場合、パラメータは表示されません。次の出力例は、モニタ対象のすべてのパラメータが正常範囲内の場合です。

Router# show environment

All measured values are normal
 

環境ステータスが 正常ではない 場合、最悪の場合のステータス レベルが報告されます。過電圧の警告の例を示します。

Router# show environment
 
Warning:+3.45 V measured at +3.27 V

show environment last コマンドは、NVRAMのログを取り出して表示します。最後のシステム シャットダウンの理由(シャットダウンが電圧または温度に関連している場合)およびそのときの環境ステータスが示されます。温度が測定されて表示され、電源装置が供給しているDC電圧も表示されます。

show environment last コマンドの出力例を示します。

Router# show environment last
chassis inlet previously measured at 30C/86F
chassis outlet 1 previously measured at 28C/82F
chassis outlet 2 previously measured at -1C/31F
chassis outlet 3 previously measured at -1C/31F
+3.45 V previously measured at +3.27
+5.15 V previously measured at +5.01
+12.15 V previously measured at +12.34
-11.95 V previously measured at -12.41
last shutdown reason - power supply shutdown
 

show environment table コマンドは、温度センサ別、モニタ対象の各ステータス レベル別に、温度および電圧のスレッシュホールドを表示します。これらのスレッシュホールドは、 表3-1 および 表3-2 と対応しています。この出力には、システムのシャットダウン スレッシュホールドも示されます。

Cisco 7301ルータの場合について、 show environment table コマンドの出力例を示します。

Router# show environment table
 
Sample Point LowCritical LowWarning HighWarning HighCritical
Thermal Sensor 1 45C/113F 50C/122F
Thermal Sensor 2 50C/122F 55C/131F
+3.30 V +2.96 +3.12 +3.46 +3.62
+2.50 V +2.24 +2.37 +2.62 +2.75
+12.25 V +11.03 +11.65 +12.87 +13.49
+5.00 V +4.50 +4.74 +5.24 +5.50
-12.00 -10.82 -11.39 -12.58 -13.20
+5.20 V +4.68 +4.94 +5.46 +5.72
+1.50 V +1.34 +1.41 +1.58 +1.65
+1.20 V +1.07 +1.15 +1.26 +1.32
+1.25 V +1.12 +1.18 +1.30 +1.37
System shutdown for Thermal Sensor 1 is 55C/131F
System shutdown for Thermal Sensor 2 is 60C/140F
 

) 温度範囲および値は変更される場合があります。


sh ow environment all コマンドは、温度および電圧の値を含めた拡張レポートを表示します。 show environment all コマンドは、どの電源装置スロットが使用されていて、どのスロットが空かを示すレポートも表示します。

show environment all コマンドの出力例を示します。

AC電源装置が搭載されている場合

Router# sh environment all
Power Supplies:
Power Supply is Internal AC Power Supply. Unit is on.
 
Temperature readings:
Thermal Sensor 1 measured at 28C/82F
Thermal Sensor 2 measured at 33C/91F
 
Voltage readings:
+3.30 V measured at +3.27 V
+2.50 V measured at +2.46 V
+12.25 V measured at +12.17 V
+5.00 V measured at +4.94 V
-12.00 V measured at -12.01 V
+5.20 V measured at +5.20 V
+1.50 V measured at +1.48 V
+1.20 V measured at +1.20 V
+1.25 V measured at +1.23 V
 
Fans:
Fan 1 is believed to be working
Fan 2 is believed to be working
Fan 3 is believed to be working
Fan 4 is believed to be working
Fan 5 is believed to be working
 
Envm stats saved 0 time(s) since reload
 

ファン障害

システムの電源が入ると、5個のファンがすべて動作するはずです。ファンが1つ故障しても、システム動作は維持されます。ファンが1つ故障した場合は、次のようなメッセージが表示されます。

router: 00:03:46:%ENVM-3-BLOWER:Fan 2 may have failed
 

温度が設定されたスレッシュホールドを超えると、システム コントローラによってコンソール端末に警告メッセージが表示されます。温度がシャットダウン スレッシュホールドを超えた場合には、システム コントローラによってシステムがシャットダウンされます。

温度がシャットダウン スレッシュホールドを超えたことが原因でシステムがシャットダウンした場合、システムの再起動時に、コンソール画面と環境出力に次のようなメッセージが表示されます。

Queued messages:
%ENVM-1-SHUTDOWN: Environmental Monitor initiated shutdown
 

環境モニタ コマンドの詳細および使用手順については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。これらの資料はオンライン利用できます。

システム起動前の確認

ルータを起動する前に、次の条件が満たされていることを確認してください。

ポート アダプタが正しいスロットに搭載されていて、ポート アダプタ ラッチがロックの位置になっている

ネットワーク インターフェイス ケーブルがポート アダプタに接続されている

コンパクト フラッシュ ディスクが搭載されている

コンソール端末がオンになっている

条件が満たされていれば、いつでもルータを起動できます。「システムの起動および初期状態の確認」に進んでください。

システムの起動および初期状態の確認

Cisco 7301ルータを設置してケーブルを接続したあとで、次の手順でルータを起動します。


ステップ 1 ルータの前面に回り、電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします。

ステップ 2 ファンの音を聞きます。起動と同時に動作音がするはずです。

ステップ 3 起動プロセスの間、システムLEDを確認します。ポート アダプタのLEDは不規則な順番で点灯し、消灯します。点灯、消灯のあと、再び一時的に点灯することもあります。ルータでは、グリーンのSTATUS LEDが点灯したままになります。

ステップ 4 初期化プロセスを確認します。システムの起動が完了すると(数秒)、プロセッサがポート アダプタと入出力サブシステムの初期化を開始します。この初期化の間に、ポート アダプタのLEDが点滅するはずです。

初期化が完了すると、ポート アダプタのENABLED LEDが点灯し、コンソール画面に次のようなスクリプトとシステム バナーが表示されます。

Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 7301 Software (C7301-JS-M), Version 12.2(V99.1)Copyright (c) 1986-2001 by cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 19-May-01 11:31 by
Image text-base:0x60008960, data-base:0x617CA000
 

ステップ 5 ルータの初回起動時には、 セットアップ機能 が自動的に開始されます。この機能が、搭載されているポート アダプタを判別し、設定情報の入力を要求します。コンソール端末にシステム バナーとハードウェア構成が表示されたあとで、次のようなSystem Configuration Dialogプロンプトが表示されます。

--- System Configuration Dialog ---
 
At any point you may enter a questions mark ‘?’ for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets ‘[]’.
 
continue with configuration dialog? [yes]:
 


 

そのまま セットアップ機能 を使用してインターフェイスを設定することも、セットアップを終了し、コンフィギュレーション コマンドを使用してグローバル(システム全体)およびインターフェイス固有のパラメータを設定することもできます。ただちにインターフェイスを設定しなくてもかまいませんが、設定するまでは、インターフェイスをイネーブルにすることも、ネットワークにインターフェイスを接続することもできません。

ポート アダプタのLEDの多くは、インターフェイスを設定するまで点灯しません。各インターフェイスの動作が正しいかどうかを調べるには、初期起動手順と設定を完了し、ポート アダプタのコンフィギュレーション ノートでLEDの説明を参照しながら、インターフェイスの状態を確認してください。

起動手順の各ステップを完了できない場合は、「初期起動時の問題のトラブルシューティング」に進み、トラブルシューティングの推奨事項と手順を参照してください。

Cisco 7301ルータの設定

ルータを設定する前に、Cisco Security Device Managerといった管理ツールを使用するかどうかを決めます。

Cisco Security Device Manager(SDM)バージョン1.1はオプションのJavaベースのデバイス管理ツールで、Cisco CLI(コマンドライン インターフェイス)の知識がなくてもLANインターフェイス、ルーティング、Network Address Translation(NAT;ネットワーク アドレス変換)、ファイアウォール、Virtual Private Network(VPN;仮想私設網)、その他の機能を設定することができます。SDMのアドバンス モードを使用すると、Access Control List(ACL;アクセス制御リスト)、ルーティング プロトコル、その他のオプションといった機能を設定できます。


) SDMがサポートしていない機能については、CLIコマンドを使って設定する必要があります。SDMは次の機能をサポートしません:WANコンフィギュレーション、ギガビット イーサネット インターフェイス、AAクライアント、EZ VPNサーバ、Quality of Service(QoS;サービス品質)、SSHv2、DHCPサーバ コンフィギュレーション オプション、ユーザビリティ拡張


SDMは、VPNバンドルまたは7xxx VPNバンドルの一部として発注すると、ルータのフラッシュ ディスクまたはコンパクト フラッシュ ディスクにあらかじめインストールして出荷されます。ご使用のルータにSDMがあらかじめインストールされていない場合、Ciscoソフトウェア センター( http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/index.shtm )から無償でダウンロードできます。SDMはGUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)を使用するため、WebブラウザをサポートするPCを使用してアクセスする必要があります。詳細は『 Security Device Manager (SDM), Version 1.1 User Note for the 7xxx Routers 』を参照してください。

Cisco 7301ルータを設定するには、ここで説明する手順のどれか1つを使用します。

「AutoInstallによる基本設定」

「セットアップ機能による基本設定」

「グローバル コンフィギュレーション モードによる基本設定」

ネットワーク コンフィギュレーションの条件に最適な手順に従ってください。


) ルータを設定する前に、システム管理者から有効なネットワーク アドレスを取得するか、またはネットワーク プランに基づいて有効なアドレスを決定しておく必要があります。


設定作業を進める前に、 show version コマンドを入力して、ルータの現在の状態を確認します。 show version コマンドを実行すると、ルータで利用できるCisco IOSソフトウェアのリリースが表示されます。show versionコマンドの出力例については、「システム コンフィギュレーションの表示」を参照してください。

AutoInstallによる基本設定

AutoInstallプロセスは、WAN接続後に自動的にCisco 7301ルータを設定するように設計されています。AutoInstallを正常に機能させるには、必要なコンフィギュレーション ファイルを提供するように、ネットワーク上のTCP/IPホストを前もって設定しておく必要があります。TCP/IPホストは、次の2つの条件が満たされているかぎり、ネットワーク上のどこにあってもかまいません。

1. ホストが、ルータとWANとの間の同期シリアル接続のリモート側に存在していること。

2. ルータとTCP/IPホスト間でUDPブロードキャストの送受信がイネーブルになっていること。

この機能は、TCP/IPホストが配置されているサイトで、システム管理者が調整します。TCP/IPホストで必要なファイルが使用可能になっていない場合は、AutoInstallを使用しないでください。AutoInstallの機能については、『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。

次の手順で、AutoInstallプロセスを使用できるようにCisco 7301ルータを準備します。


ステップ 1 ルータの同期シリアル インターフェイス0に適切な同期シリアル ケーブルを接続します。

ステップ 2 電源装置の電源スイッチをオン(|)の位置にします(この動作によって、ルータに対するAC電源がオンになります)。

フラッシュ メモリからオペレーティング システム イメージがルータにロードされます。WAN接続のリモート側が接続され、正しく設定されている場合は、AutoInstallプロセスが開始されます。

AutoInstallプロセスの完了後、 copy running-config startup-config コマンドを使用して、ルータのNVRAMにコンフィギュレーション データを書き込みます。この作業は次の手順によって完了します。

ステップ 3 #プロンプトに次のコマンドを入力します。

Hostname# copy running-config startup-config
 


 


) ステップ3によって、AutoInstallが作成した設定値がNVRAMに保存されます。この作業を怠ると、次回、ルータのリロード時に設定が失われます。


セットアップ機能による基本設定

AutoInstallを使用しない場合には、ルータのシリアル(WAN)ケーブルをCSU/DSU(チャネル サービス ユニット/データ サービス ユニット)に接続しないでください。WANケーブルが接続されていない場合、ルータはフラッシュ メモリから起動し、自動的にセットアップ機能が開始されます。


) イネーブル プロンプト(#)にsetupコマンドを入力することによって、いつでもセットアップ機能を実行できます。


シリアル(WAN)ケーブルがCSU/DSUに接続されていて、なおかつNVRAMにコンフィギュレーションが保管されていない場合、ルータは起動時にAutoInstallを実行しようとします。リモートのTCP/IPホストに対してAutoInstallが設定されていないことをルータが判別するまでに、数分かかる場合があります。ルータはAutoInstallが設定されていないと判断すると、デフォルトでセットアップ機能を実行します。

グローバル パラメータの設定

セットアップ プログラムを初めて起動したときに、グローバル パラメータを設定する必要があります。これらのパラメータは、システム全体に及ぶ設定値を制御するために使用されます。次の手順で、グローバル パラメータを入力します。


ステップ 1 コンソール ポートにコンソール端末を接続し、ルータを起動します。

システムはフラッシュ メモリから起動します。約30秒後に、次のようなメッセージが表示されます。この情報が表示されれば、ルータは正常に起動しています。

Restricted Rights Legend
 
Use, duplication, or disclosure by the Government is
subject to restrictions as set forth in subparagraph
(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
 
cisco Systems, Inc.
170 West Tasman Drive
San Jose, California 95134-1706
 
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 7301 Software (C7301-JS-M), Experimental Version 12.2(20030103:230909) [biff 100]
Copyright (c) 1986-2003 by cisco Systems, Inc.
Compiled Fri 03-Jan-03 16:03 by biff
Image text-base:0x600088F4, data-base:0x617F6000
 
cisco 7301 (NPE-G1) processor (revision A) with 245760K/16384K bytes of memory.
Processor board ID 0
SB-1 CPU at 650Mhz, Implementation 1, Rev 0.2, 512KB L2 Cache
1 slot midplane, Version 2.0
 
Last reset from power-on
Bridging software.
X.25 software, Version 3.0.0.
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
TN3270 Emulation software.
3 Gigabit Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
509K bytes of non-volatile configuration memory.
 
125440K bytes of ATA PCMCIA card at slot 2 (Sector size 512 bytes).
32768K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
 
Press RETURN to get started!
 

コンフィギュレーション スクリプトの最初の2つのセクション(バナーと搭載ハードウェア)が表示されるのは、初回のシステム起動時だけです。それ以後、 セットアップ 機能を使用すると、スクリプトは次の例のように、System Configuration Dialogから始まります。

--- System Configuration Dialog ---
 
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
 

ステップ 2 初期設定ダイアログを開始し、現在のインターフェイス サマリーを表示するかどうかを尋ねられるので、 yes を入力するか、または Return キーを押します。

Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes]:
 
First, would you like to see the current interface summary? [yes]:
 

次の例では、Cisco 7301ルータの最初の起動であることをサマリーが示しています。したがって、何も設定されていません。

Any interface listed with OK? value "NO" does not have a valid configuration
 
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
ATM1/0 unassigned NO unset down down
FastEthernet2/0 unassigned NO unset down down
 

ステップ 3 インターフェイスでサポートするプロトコルを選択します。IP専用の場合には、質問の大部分でデフォルト値を使用できます。以下、ステップ 8まで、IP、Internetwork Packet Exchange(IPX)、およびAppleTalkを使用する一般的な設定の場合について説明します。

Configuring global parameters:
 
Enter host name [Router]:
 

ステップ 4 イネーブル シークレット パスワード、イネーブル パスワード、および仮想端末パスワードを入力します。

The enable secret password is a one-way cryptographic secret
password used instead of the enable password when it exists.
 
Enter enable secret: barney
 
The enable password is used when there is no enable secret
password and when using older software and some boot images.
 
Enter enable password: betty
 
Enter virtual terminal password: fred
 

ステップ 5 ネットワーク管理に関しては、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)が最も普及しているオープンな規格です。SNMPによって、ルータおよびコミュニケーション サーバのコンフィギュレーション パラメータおよび実行時パラメータにアクセスしたり、設定したりすることができます。SNMPでは、ネットワーク要素のモニタおよび制御に使用できる一連の機能が定義されています。

SNMP管理機能を受け入れる場合は、 yes を入力するか、 Return キーを押します。拒否する場合は、noを入力します。

Configure SNMP Network Management? [yes]:
Community string [public]:
 

ステップ 6 次のクエリでは、VINES、LAT、DECnet、CLNS、ブリッジング、XNS、またはApolloをイネーブルにしません。

Configure Vines? [no]:
Configure LAT? [no]:
Configure DECnet? [no]:
Configure CLNS? [no]:
Configure bridging? [no]:
Configure XNS? [no]:
Configure Apollo? [no]:
 

ステップ 7 次のクエリでは、AppleTalkおよびIPXでのルーティングをイネーブルにします。

Configure AppleTalk? [no]: yes
Multizone networks? [no]: yes
 
Configure IPX? [no]: yes
 

ステップ 8 通常はIPルーティングを使用します。IPルーティングを使用する場合は、内部ルーティング プロトコルを選択する必要があります。セットアップ機能を使用する場合、指定できるのは、システム上で動作する2種類の内部ルーティング プロトコルのうちの1つだけです。Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)またはRouting Information Protocol(RIP)です。

IPルーティングを設定するには、 yes (デフォルト)を入力するか、または Return キーを押し、さらに内部ルーティング プロトコルを選択します。

Configure IP? [yes]:
Configure IGRP routing? [yes]:
Your IGRP autonomous system number [1]: 15
 

次の出力例では、ステップ 3ステップ 8で選択したすべてのコンフィギュレーション パラメータの情報が連続して表示されています。この例で選択しているプロトコルは、IP、IPX、およびAppleTalkだけです。

Configuring global parameters:
 
Enter host name [Router]: router
 
The enable secret is a one-way cryptographic secret used
instead of the enable password when it exists.
 
Enter enable secret: barney

The enable password is used when there is no enable secret
and when using older software and some boot images.
Enter enable password: betty
Enter virtual terminal password: fred
Configure SNMP Network Management? [yes]:
Community string [public]:
Configure Vines? [no]:
Configure LAT? [no]:
Configure AppleTalk? [no]: yes
Multizone networks? [no]: yes
Configure DECnet? [no]:
Configure IP? [yes]:
Configure IGRP routing? [yes]:
Your IGRP autonomous system number [1]: 15
Configure RIP routing? [no]:
Configure CLNS? [no]: n
Configure bridging? [no]:
Configure IPX? [no]: yes
Configure XNS? [no]:
Configure Apollo? [no]:
 

ステップ 9 設定値をNVRAMに保存します(NVRAMへの実行コンフィギュレーションの保存を参照)。コンフィギュレーション モードとセットアップ機能を用いてルータに作成した設定値を保存しなければ、次回、ルータのリロード時に設定が失われます。


 

ネイティブ ギガビット イーサネット インターフェイスの設定

Cisco 7301ルータは、ギガビット イーサネットのRJ-45およびSFP GBICポートをGigabitEthernet 0/0、GigabitEthernet 0/1、およびGigabitEthernet 0/2と表示します。この3つのインターフェイスを設定する場合は、先にmedia-typeインターフェイス コマンドを使用して、メディア タイプとしてgbicポートまたはrj45ポートのいずれかを選択する必要があります。

メディア タイプの変更

特定のメディア タイプを使用できるようにするために、Cisco IOSを使用してメディア タイプを選択します。この場合、media-typeインターフェイス コマンドを使用します。

media-type { gbic | rj45 }

例:

interface GigabitEthernet 0/0
media-type rj45
end
 

インターフェイス伝送および速度モードの設定


ステップ 1 メディア タイプの変更後、新しいインターフェイス特性に合わせて、速度とデュプレックス伝送モードを設定します。Cisco 7301ルータ ギガビット イーサネット インターフェイスの速度とデュプレックスを変更するには、それぞれインターフェイス コマンドのspeedおよびduplexを使用します。


) これらのコマンドが有効なのは、RJ-45メディアを使用する場合だけです。


speed { 10 | 100 | 1000 | auto }

duplex { full | half | auto }

サポートされる速度とデュプレックスの設定値は、次のとおりです。

Media Type Speed Duplex
-------------------------------------------------------------
RJ45 10, 100, 1000, auto full, half, auto
GBIC(1) 1000, auto(2) full, half, auto
-------------------------------------------------------------
 

a. no negotiation autoコマンドを使用している場合、速度とデュプレックスにはauto以外の値を設定して、正しく動作するようにします。

b. このモードで使用できるのは1000 Mbpsだけです。1000とautoのどちらを選択しても変化はありません。

SFP GBICメディアを使用する場合は、さらに、IEEE(米国電気電子学会)802.1zギガビット イーサネット(1000 Mbps)自動ネゴシエーション プロトコルを使用できるようにする、negotiation autoコマンドがあります。

ステップ 2 この自動ネゴシエーション機能をオフにするには(デフォルトではオン)、no negotiation autoインターフェイス コマンドを使用します。これは、IEEE 802.1z自動ネゴシエーションをサポートしない他のギガビット イーサネット装置に接続する場合に便利です。


 


) メディア タイプでrj-45を使用する場合、negotiation auto機能はサポートされません。実装しようとしても無視されます。


media-type gbicモードは常に、デフォルトの1000 Mbps全二重動作です。これが、このモードでサポートされる唯一の設定だからです。このmedia-typeモードを使用すると、speedまたはduplexコマンドはコンフィギュレーション(show running-configによる表示など)に含まれていても無視されます。

デバッグ

Cisco IOSには、インターフェイス情報を提供するコマンドが2つあります。show interface GigabitEthernet 0/X (Xは0、1、または2)およびshow controllers GigabitEthernet 0/X(Xは0、1、または2)です。

show interfaceコマンドの出力は、インターフェイスの現在の動作モード(速度/デュプレックス/メディア タイプ)および現在の統計情報を調べる場合に便利です。

show controllerコマンドの出力には、Cisco 7301ルータのギガビット イーサネット インターフェイス固有の情報が多く含まれます。たとえば、検出されたリンクのステータス、速度、デュプレックスが表示され、さらに自動ネゴシエーションの現在のステータス、リンクの相手側の能力(自動ネゴシエーション対応インターフェイスかどうか)もわかります。

show controllerコマンド出力にはさらに、ドライバおよびイーサネット コントローラ ハードウェアの現在の動作状態も表示されます。show controllerコマンドは、非常に強力なデバッグ ツールであり、問題のデバッグを支援するシスコのエンジニアに有用です。ギガビット イーサネット インターフェイスで問題が発生した場合は、この情報をシスコに提供して分析する必要があります。

インターフェイスのリセット

問題が発生したインターフェイスをリセットする場合には、次のコマンドを使用します。

clear interface GigabitEthernet 0/X (Xは0、1、または2)

カウンタの消去

インターフェイス カウンタを消去(リセット)する場合には、次のコマンドを使用します。

clear counters GigabitEthernet 0/X (Xは0、1、または2)


) このコマンドを使用しても、インターフェイスはリセットされません。


ポート アダプタ インターフェイスの設定

ここでは、LANまたはWAN経由で通信できるようにインターフェイスを設定する手順について説明します。インターフェイス パラメータを設定するには、インターフェイスのネットワーク アドレスおよびサブネット マスク情報が必要です。ネットワーク管理者に問い合わせてこの情報を用意してください。


) Cisco 7301に一度に搭載できるポート アダプタは1つだけです。次に、使用可能な3種類のインターフェイスの場合について例を示します。


ATMインターフェイスの設定

次の例では、スロット1に搭載されたATMインターフェイスを、IPを使用するATM LAN用に設定します。ATMインターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 設定プロンプトに独自のアドレスとマスクを使用して、次のように応答します。

Configuring interface parameters:
 
Configuring interface ATM1/0:
Is this interface in use? [yes]:
Configure IP on this interface? [yes]:
IP address for this interface: 1.1.1.10
Number of bits in subnet field [0]:
Class C network is 1.1.1.0, 0 subnet bits; mask is /24
 

ステップ 2 このインターフェイスでIPXをイネーブルにするかどうかを決定し、イネーブルにする場合は、固有のIPXネットワーク番号を入力します。

Configure IPX on this interface? [no]: yes
IPX network number [2]:
 

ステップ 3 このインターフェイスでAppleTalkを使用する場合には、 yes を入力します。 yes を入力して拡張AppleTalkネットワークを設定し、さらにケーブル範囲番号を入力します。ゾーン名およびローカル ゾーンに対応付けるほかのゾーンを入力します。

Configure AppleTalk on this interface? [no]: yes
Extended AppleTalk network? [no]: yes
AppleTalk starting cable range [0]:
 

ステップ 4 設定値をNVRAMに保存します(NVRAMへの実行コンフィギュレーションの保存を参照)。コンフィギュレーション モードとセットアップ機能を用いてルータに作成した設定値を保存しなければ、次回、ルータのリロード時に設定が失われます。


 


) システムにATMインターフェイスがほかにもある場合には、それぞれの設定を入力するように要求されます。


ファスト イーサネット インターフェイスの設定

次の例では、スロット1に搭載されたファスト イーサネット インターフェイスをIPを使用するファスト イーサネットLAN用に設定します。ファスト イーサネット インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 設定プロンプトに独自のアドレスとマスクを使用して、次のように応答します。

Configuring interface parameters:
 
Configuring interface FastEthernet1/0:
Is this interface in use? [yes]:
Use the 100 Base-TX (RJ-45) connector? [yes]:
Operate in full-duplex mode? [no]:
Configure IP on this interface? [yes]:
IP address for this interface: 1.1.1.20
Number of bits in subnet field [0]:
Class C network is 1.1.1.0, 0 subnet bits; mask is /24
 

ステップ 2 このインターフェイスでIPXをイネーブルにするかどうかを決定し、イネーブルにする場合は、固有のIPXネットワーク番号を入力します。

Configure IPX on this interface? [no]: yes
IPX network number [2]:
 

ステップ 3 このインターフェイスでAppleTalkを使用する場合には、 yes を入力します。 yes を入力して拡張AppleTalkネットワークを設定し、さらにケーブル範囲番号を入力します。ゾーン名およびローカル ゾーンに対応付けるほかのゾーンを入力します。

Configure AppleTalk on this interface? [no]: yes
Extended AppleTalk network? [no]: yes
AppleTalk starting cable range [0]:
 

ステップ 4 設定値をNVRAMに保存します(NVRAMへの実行コンフィギュレーションの保存を参照)。コンフィギュレーション モードとセットアップ機能を用いてルータに作成した設定値を保存しなければ、次回、ルータのリロード時に設定が失われます。


 


) システムにファスト イーサネット インターフェイスがほかにもある場合には、それぞれの設定を入力するように要求されます。


同期シリアル インターフェイスの設定

CSU/DSUを介してWANに接続できるように、同期シリアル インターフェイスを設定します。次の例では、スロット1に搭載された同期シリアル インターフェイスをIPを使用するWAN接続用に設定します。同期シリアル インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 設定プロンプトに独自のアドレスとマスクを使用して、次のように応答します。

Configuring interface parameters:
 
Configuring interface serial 1/0:
Is this interface in use? [yes]:
Configure IP on this interface? [yes]:
IP address for this interface: 1.1.1.30
Number of bits in subnet field [0]:
Class A network is 1.1.1.0, 0 subnet bits; mask is /24
 

ステップ 2 このインターフェイスでIPXをイネーブルにするかどうかを決定し、イネーブルにする場合は、固有のIPXネットワーク番号を入力します。

Configure IPX on this interface? [no]: yes
IPX network number [2]:
 

ステップ 3 このインターフェイスでAppleTalkを使用する場合には、 yes を入力します。 yes を入力して拡張AppleTalkネットワークを設定し、さらにケーブル範囲番号を入力します。ゾーン名およびローカル ゾーンに対応付けるほかのゾーンを入力します。

Configure AppleTalk on this interface? [no]: yes
Extended AppleTalk network? [no]: yes
AppleTalk starting cable range [0]:
 

ステップ 4 設定値をNVRAMに保存します(NVRAMへの実行コンフィギュレーションの保存を参照)。コンフィギュレーション モードとセットアップ機能を用いてルータに作成した設定値を保存しなければ、次回、ルータのリロード時に設定が失われます。


 


) システムに同期シリアル インターフェイスがほかにもある場合には、それぞれの設定を入力するように要求されます。


次に、ATM コンフィギュレーション パラメータの設定例を示します。

Configuring interface ATM1/0:
Is this interface in use? [yes]:
Configure IP on this interface? [yes]:
IP address for this interface: 1.1.1.10
Number of bits in subnet field [0]: 0
Class C network is 1.1.1.0, 0 subnet bits; mask is /24
Configure IPX on this interface? [yes]:
IPX network number [2]:
Configure AppleTalk on this interface? [no]: yes
Extended AppleTalk network? [no]: yes
AppleTalk starting cable range [0]:
 
 
The following configuration command script was created:
 
hostname Router
enable secret 5 $1$u8z3$PMYY8em./8sszhzk78p/Y0
enable password betty
line vty 0 4
password fred
snmp-server community public
!
ip routing
no vines routing
ipx routing
appletalk routing
no apollo routing
no decnet routing
no xns routing
no clns routing
no bridge 1
! Turn off IPX to prevent network conflicts.
 
interface ATM1/0
ip address 1.1.1.10 255.0.0.1
appletalk cable-range 0-0 0.0
appletalk discovery
!
router igrp 15
network 1.0.0.0
!
end
 
Use this configuration? [yes/no]: yes
Building configuration...
Use the enabled mode ‘configure’ command to modify this configuration.
 
Press RETURN to get started!
 

これでルータの最小限の設定が完了したので、いつでも使用できます。初期設定後にパラメータを変更する場合は、 setup コマンドを使用できます。複雑な設定を行う場合は、 configure コマンドを使用します。

その他のインターフェイス設定および具体的なシステム設定については、シスコ製ハードウェアに搭載されているソフトウェア リリースに対応したCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットの中のモジュラ コンフィギュレーション マニュアルおよびモジュラ コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

グローバル コンフィギュレーション モードによる基本設定

セットアップ機能もAutoInstallも使用しない場合は、Cisco 7301ルータを手動で設定できます。ルータを手動で設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 コンソール ポートにコンソール端末を接続します。

ステップ 2 初期ダイアログを開始するかどうかの問い合せにnoで応答し、ルータの標準動作モードを開始します。

Would you like to enter the initial dialog? [yes]: no
 

ステップ 3 数秒後、ユーザEXECプロンプト(Router>)が表示されます。enableを入力し、イネーブル モードを開始します(設定を変更できるのは、イネーブル モードの場合に限られます)。

Router> enable
 

プロンプトがイネーブルEXECプロンプトに変わります。

Router#
 

ステップ 4 イネーブル プロンプトにconfig terminalコマンドを入力し、端末からコンフィギュレーション モードを開始します。

Router# config terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#
 

Router(config)# プロンプトに interface type slot/port コマンドを入力し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Router(config)# interface serial slot/port
Router(config-int)#
 

どちらのコンフィギュレーション モードでも、設定を変更できます。コンフィギュレーション モードを終了してEXECコマンド インタープリタに戻るには、 Ctrl-Z を押す( Ctrl キーを押しながらZを押す)か、または end を入力します。

ステップ 5 設定値をNVRAMに保存します(NVRAMへの実行コンフィギュレーションの保存を参照)。セカンド プロセッサを動作させる場合は、「セカンド プロセッサの動作」を参照してください。コンフィギュレーション モードとセットアップ機能を用いてルータに作成した設定値を保存しなければ、次回、ルータのリロード時に設定が失われます。


 

これでルータは最小限の設定が完了しているので、入力したコンフィギュレーションを使用して起動します。使用できるコンフィギュレーション コマンドのリストを表示するには、コンフィギュレーション モードのプロンプトで?を入力します。

セカンド プロセッサの動作

Cisco 7301にはデュアルCPUコアのBCM 1250が搭載されています。Cisco 7301のプラットフォームに対するすべてのCisco IOSイメージはCPUコア0を使用します。CPUコア1は別途購入のソフトウェアを通じ、特定のフィーチャ セットを高速化することができます。Cisco IOS Release 12.3(14)YMについては、multi-processor forwarding(MPF)が次に示すブロードバンド機能を高速化します:L2TP Access Concentrator(LAC; L2TPアクセス コンセントレータ)、L2TP Network Server(LNS; L2TPネットワーク サーバ)、およびPPP Terminated Aggregation(PTA)。ポート アダプタは、プロセッサ1のMPFパスではサポートされません。

Cisco IOS Release 12.3(14)YM以降のCisco IOS Release 12.3YMでは、次のポートアダプタのみパント パス(プロセッサ0、Cisco IOSを処理)でサポートされます。

PA-A3-OC3(SMI/SML/MM)

PA-A3-T3

PA-A3-E3

PA-A6-OC3(SMI/SML/MM)

PA-A6-T3

PA-A6-E3

PA-FE-TX

PA-2FE-TX

PA-2FE-FX

システムの新規購入時またはアップグレード用ソフトウェアの購入時に、動作ソフトウェアを購入されたお客様もいらっしゃるでしょう。

アップグレード用ソフトウェアを購入されている場合、次の作業を行ってください。

ROMmonのアップグレード(必要最小限のROMmonバージョンがない場合)

必要最小限のROMmonバージョンは12.3-4r.T2です。

推奨されるROMmonバージョンは12.3-4r.T4以降です。

プロセッサ1を動作するソフトウェアのインストール

ROMmonのアップグレード作業については、「ROMmonのCisco 7301でのアップグレード」を参照してください。

表3-3 に、セカンド プロセッサ動作可能なソフトウェア リリースについて示します。

 

表3-3 Cisco IOSリリース情報

機能
Cisco IOSリリース

ブロードバンドLAC

Cisco IOS Release 12.3(7)XI

ブロードバンドLAC、LNSおよびPTA

Cisco IOS Release 12.3(14)YM

また、最小メモリ要件および設定情報について、次のマニュアルを参照してください。

Multi-Processor Forwarding MPF

『Multi-Processor Forwarding (MPF) for Broadband LAC, LNS, and PTA 』


) セカンド プロセッサの動作前に、IPルーティングを開始してください。


動作ソフトウェアのインストール後、プロセッサ1はデフォルト設定で動作可能になります。プロセッサ0にパケットをすべて転送させるには、no ip mpfコマンドを使用します。プロセッサ1を動作させるには、ip mpfコマンドを使用します。

hostname: (config)# [no] ip mpf
 

実行コンフィギュレーションをNVRAMに保存してください(NVRAMへの実行コンフィギュレーションの保存を参照)。 コンフィギュレーションモードとセットアップ機能を用いてルータに作成した設定値を保存しなければ、次回、ルータのリロード時に設定が失われます。

エラー メッセージ

MPFパスでサポートされない機能が設定されると、以下のエラー メッセージが表示されます。

Router# %MPF-4-IGNOREDFEATURES: Interface Gi0/3: Input "PBR" configurations are not MPF supported and are IGNORED. %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
 
Router# (config-if)# %MPF-4-IGNOREDFEATURES: Interface Gi0/3: Input "PBR" configurations are not MPF supported and are IGNORED.
%MPF-4-IGNOREDFEATURES: Interface Gi0/3: Output "NetFlow" configurations
are not MPF supported and are IGNORED.
 

showコマンドを使用した設定の確認

mpfコマンドに関連した、さまざまな show コマンドが使用できます。以下は、出力例の一覧です。MPFの設定を確認するには、これらのコマンドを使用します。

「show interface statsコマンドの使用」

「show ip interfaceコマンドの使用」

「show mpf cpuコマンドの使用」

「show mpf cpu historyコマンドの使用」

「show mpf interfaceコマンドの使用」

「show mpf ip exact-routeコマンドの使用」

「show mpf puntコマンドの使用」

「show versionコマンドの使用」

show interface statsコマンドの使用

インターフェイスに関する情報を表示するには、show interface statsコマンドを使用します。

Router# show interface stats
 
GigabitEthernet0/1
Switching path Pkts In Chars In Pkts Out Chars Out
Processor 33090 6424353 86353 8645650
Route cache 2 116 0 0
Multi-Processor Fwding 1004 158632 5004 790632 <==
Total 34096 6583101 91357 9436282
 

show ip interfaceコマンドの使用

特定のインターフェイス ポートの情報を表示するには、show ip interfaceコマンドを使用します。

Router# show ip interface g0/3
GigabitEthernet0/3 is up, line protocol is up
Internet address is 155.1.1.1/16
Broadcast address is 255.255.255.255
Address determined by setup command
MTU is 1500 bytes
Helper address is not set
Directed broadcast forwarding is disabled
Outgoing access list is not set
Inbound access list is not set
Proxy ARP is enabled
Local Proxy ARP is disabled
Security level is default
Split horizon is enabled
ICMP redirects are always sent
ICMP unreachables are always sent
ICMP mask replies are never sent
IP fast switching is enabled
IP fast switching on the same interface is disabled
IP Flow switching is disabled
IP CEF switching is enabled
IP Feature Fast switching turbo vector
IP VPN Flow CEF switching turbo vector
IP multicast fast switching is enabled
IP multicast distributed fast switching is disabled
IP route-cache flags are Fast, CEF
Router Discovery is disabled
IP output packet accounting is disabled
IP access violation accounting is disabled
TCP/IP header compression is disabled
RTP/IP header compression is disabled
Policy routing is enabled, using route map PBR
Network address translation is disabled
BGP Policy Mapping is disabled
IP Multi-Processor Forwarding is enabled
IP Input features, "PBR",
are not supported by MPF and are IGNORED
IP Output features, "NetFlow",
are not supported by MPF and are IGNORED
 

show mpf cpuコマンドの使用

直近の5秒間、1分間、および5分間における2つめのCPUの平均利用率を表示するには、show mpf cpuコマンドを使用します。

hostname: show mpf cpu
CPU utilization for five seconds: 33%; one minute: 25%; five minutes: 30%
 

show mpf cpu historyコマンドの使用

直近の60秒間、60分間、および72時間における2つめのCPUの利用率をグラフ表示するには、show mpf cpu historyコマンドを使用します。

Router# show mpf cpu history
slns 12:12:40 AM Saturday Nov 18 2000 UTC 3333333333333333333333333333333333333333333333333333333333 3333333333333333333333333333333333333333333333333333333333
100
90
80
70
60
50
40
30 ***************************
20 ***************************
10 ***************************
0....5....1....1....2....2....3....3....4....4....5....5....
0 5 0 5 0 5 0 5 0 5
CPU% per second (last 60 seconds) 3333333333333333333333333333333333333333333333333333333333 3333333333333333333333333333333333333333333333333333333333
100
90
80
70
60
50
40
30 #################
20 #################
10 #################
0....5....1....1....2....2....3....3....4....4....5....5....
0 5 0 5 0 5 0 5 0 5
CPU% per minute (last 60 minutes)
* = maximum CPU% # = average CPU%
1
60
80
100 *
90 *
80 *
70 **
60 **
50 **
40 ##
30 ##
20 ##
10 ##
0....5....1....1....2....2....3....3....4....4....5....5....6....6....7.
0 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0
CPU% per hour (last 72 hours)
* = maximum CPU% # = average CPU%
 

show mpf interfaceコマンドの使用

show mpf interfaceコマンドを引数なしで使用すると、すべてのギガビット イーサネット インターフェイスおよびサブインターフェイスに関するインターフェイス情報が表示されます。このコマンドは物理インターフェイスに対してのみ使用できます。Virtual Access Interface(VAI) に対しては使用できません。

Router# show mpf interface
Name Index State Counter Count
Gi0/1 0 up RX packets 1004
RX bytes 158632
TX packets 5004
TX bytes 790632
RX punts 32961
TX punts 85972
Gi0/1 1 up
Gi0/1.100 100 up RX packets 1004
RX bytes 158632
TX packets 5004
TX bytes 790632
RX punts 25
Gi0/1.101 101 up
Gi0/1.102 102 up
Gi0/1.105 105 up
Gi0/1.106 106 up
Gi0/1.107 107 up
Gi0/1.200 200 up
Gi0/1.201 201 up RX punts 29
Gi0/1.202 202 up
Gi0/1.206 206 up
Gi0/1.2002 602 up RX punts 26114
Gi0/1.2004 604 up
 

show mpf interface GigabitEthernet 0/1コマンドの使用

以下はサブインターフェイス番号100のGigabitEthernet 1/0に対するインターフェイス情報の出力例です。ただし、MPFはVLAN番号しか認識せず、サブインターフェイス番号は認識しないため、すべてのギガビット イーサネット インターフェイスおよびサブインターフェイスの情報が表示されます。

Router# show mpf interface Gigabit Ethernet 0/1.100
Name Index State Counter Count
Gi0/1 0 up RX packets 1004
RX bytes 158632
TX packets 5004
TX bytes 790632
RX punts 32996
TX punts 86062
Gi0/1 1 up
Gi0/1.100 100 up RX packets 1004
RX bytes 158632
TX packets 5004
TX bytes 790632
RX punts 25
Gi0/1.101 101 up
Gi0/1.102 102 up
Gi0/1.105 105 up
Gi0/1.106 106 up
Gi0/1.107 107 up
Gi0/1.200 200 up
Gi0/1.201 201 up RX punts 29
Gi0/1.202 202 up
Gi0/1.206 206 up
Gi0/1.2002 602 up RX punts 26142
Gi0/1.2004 604 up
 

show mpf interface GigabitEthernet 01/100コマンドの使用

以下はVLAN番号100のGigabitEthernet 0/1に対するインターフェイス情報の出力例です。アップ状況、受信パケット カウント、受信バイト カウント、転送パケット カウント、転送バイト カウントおよび受信パント カウントが表示されます。

Router# show mpf interface GigabitEthernet 0/1 100
Name Index State Counter Packets Bytes
Gi0/1.100 100 up RX total 963 151050
RX punt 5 475
TX total 956 150449
 
IP Multi-Processor Forwarding is enabled
 

show mpf ip exact-routeコマンドの使用

対象となるIPアドレス ペアに対して決定されたルーティングを表示するには、show ip mpf exact-routeコマンドを使用します。

hostname: show mpf ip exact-route [vrf vrf_name] src-ip-addr dst-ip-addr
 
1.1.1.1 -> 192.168.255.255 :Gi2/0/0 (next hop 10.1.255.10)
 

show mpf puntコマンドの使用

ボックスごとのパント理由およびパント パケット カウントを表示するには、show mpf puntコマンドを使用します。

Router# show mpf punt
slns#show mpf punt
Type Message Count
l2tp unknown session errors 7
l2tp L2TP control 6
ipv4/verify adjacency punt 1
ethernet unknown ethernet type 542
ppp punts due to unknown protocol 333
arp ARP request 6
 

show versionコマンドの使用

以下はセカンド プロセッサ動作時の、show versionコマンドの出力例です。プロセッサ1動作時の、show versionコマンドの出力には[SB-1 CPU]という表示が含まれていることに注意してください。

Router# show version
Cisco IOS Software, 7301 Software (C7301-I12S-M), Experimental Version 12.3(20040524:050554) [REL-v123_7_xi_throttle.ios-weekly 114]
Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Mon 24-May-04 06:26
 
ROM:System Bootstrap, Version 12.3(4r)T2, RELEASE SOFTWARE (fc1)
BOOTLDR:Cisco IOS Software, 7301 Software (C7301-BOOT-M), Experimental Version 12.3(20040514:051116) [biff-v123_7_xi_throttle-ios-nightly-task 117]
 
lac7301_256M uptime is 1 hour, 50 minutes
System returned to ROM by reload at 18:05:37 UTC Wed Mar 22 2000
System image file is "tftp://223.255.254.253//auto/tftpboot-users/biff/c7301-i12s-mz.v123_7_xi_throttle"
 
Cisco 7301 (NPE) processor (revision C) with 229376K/32768K bytes of memory.
Processor board ID 74806813
SB-1 CPU at 700MHz, Implementation 1, Rev 0.2, 512KB L2 Cache
1 slot midplane, Version 3.0
 
Last reset from watchdog nmi
CPU 1 Multi-Processor Forwarding, Fri May 21 14:21:57 2004 [rtang 119]
1 FastEthernet interface
3 Gigabit Ethernet interfaces
509K bytes of NVRAM.
 
62976K bytes of ATA PCMCIA card at slot 0 (Sector size 512 bytes).
32768K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
Configuration register is 0x0
 

NVRAMへの実行コンフィギュレーションの保存

コンフィギュレーションまたは変更した設定値をNVRAMのスタートアップ コンフィギュレーションに保存するには、 Router# プロンプトに copy running-config startup-config コマンドを入力します。

Router# copy running-config startup-config
 

このコマンドを使用して、コンフィギュレーション モードまたはセットアップ機能でルータに作成した設定値を保存します。この作業を怠ると、次回、ルータのリロード時に設定が失われます。

実行コンフィギュレーションの設定値の確認

入力した設定値を確認するには、 Router# プロンプトにshow running-configコマンドを入力します。

Router# show running-config
 

変更した設定値を確認するには、EXECモードで show startup-config コマンドを使用し、NVRAMに保存されている情報を表示します。

その他の設定作業

ルータの基本的なスタートアップ コンフィギュレーションを設定したあとで、高度な設定変更を行う場合には、シスコ製ハードウェアに搭載されているソフトウェア リリースに対応したCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットの中の、モジュラ コンフィギュレーション マニュアルおよびモジュラ コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。これらのマニュアルには、 configure コマンドの使用方法について、詳細が記載されています。

コンフィギュレーション マニュアルから、次の作業に関する情報も得られます。

ルータのユーザ インターフェイスの解説および使用方法

ルータの起動および再起動

コンフィギュレーション レジスタの設定

Remote Copy Protocol(RCP)またはTrivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)

オペレーティング システムのリロード

ROMmonのCisco 7301でのアップグレード

書き換え可能なROMモニタ(ROMmon)をアップグレードすると、ハードウェア(Cisco 7301)を交換しなくても、新しいROMmonイメージをダウンロードできます。

ROMmonイメージには2種類あります。1つは、ご使用のシステム出荷時に付属の読み取り専用イメージです。これは、Cisco 7301ハードウェアEPROMバージョン1.4であり、かつソフトウェアC7301のROMmonバージョンが12.3(4r)T2またはそれ以降であれば、常時使用可能です。もう1つは指定のTFTPのロケーションからダウンロードする、アップグレード可能なROMmonイメージです。システムを設定して、このアップグレード可能なROMmonをアクセスするようにすることができます。システムは読み取り専用イメージを使用して起動し、設定次第ではアップグレード可能なROMmonにアクセスします。アップグレード可能なROMmonイメージが起動に失敗した場合には、ルータはこのROMmonイメージを無効としてマーク付けし、読み取り専用のROMmonイメージに切り換えます。

新しいROMmonイメージを初めて実行するときは、新たにリセットまたは電源のオン/オフを行う前に、システムがROMmonを起動できるようにしておく必要があります。ROMmonの実行プロセスが中断されると、システムはこれを新しいROMmonイメージの起動エラーと認識し、ルータは読み取り専用イメージに切り換えます。


) アップグレード可能なROMmonイメージは、起動に失敗した場合、無効のマークが付けられます。初回の起動時には、ルータをリセットしないでください。


show rom-monitorコマンドおよびshowmonコマンドの使用

どちらのROMmonイメージが使用可能であるかを判別するには、Cisco IOSではshow rom-monitorコマンドを、ROMmonではshowmonコマンドを使用します。show rom-monitorコマンドまたはshowmonコマンドの出力結果に表示される情報については、次の例を参照してください。

Cisco IOSでは、show rom-monitorコマンドを次のように使用します。

Router> show rom-monitor
ReadOnly ROMMON version:
 
System Bootstrap, Version 12.2(20031011:151758)
Copyright (c) 1994-2003 by cisco Systems, Inc.
 
Upgrade ROMMON version:
 
System Bootstrap, Version 12.2(20031011:151758)
Copyright (c) 1994-2003 by cisco Systems, Inc.
 
Currently running ROMMON from Upgrade region
ROMMON from Upgrade region is selected for next boot
 

ROMmonでは、showmonコマンドを次のように使用します。

rommon 1 > rommon CLI showmon
 
ReadOnly ROMMON version is:
System Bootstrap, Version 12.2(20031011:151758) [biff]
Copyright (c) 1994-2003 by cisco Systems, Inc.
 
Upgrade ROMMON version is:
System Bootstrap, Version 12.2(20031011:151758) [biff]
Copyright (c) 1994-2003 by cisco Systems, Inc.
 
Upgrade ROMMON currently running
Upgrade ROMMON is selected for next boot
rommon 2 >

upgrade rom-monitorコマンドの使用

ROMmonをプログラムするには、 upgrade rom-monitor file file_id コマンドを使用します。

upgrade rom-monitorコマンドの例を次に示します。

Router# upgrade rom-monitor file tftp://00.0.00.0/biff/C7301_c7301-is-mz
Loading pgettner/C7200_NPEG1_RMFUR.srec from 00.0.00.0 (via GigabitEthernet0/1):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 392348 bytes]
 
This command will reload the router. Continue? [yes/no]:yes
ROMMON image upgrade in progress.
Erasing boot flash eeeeeeeeeeeeeeeeee
Programming boot flash ppppp
Now Reloading via hard watchdog timeout
 
Unexpected exception, CP
System Bootstrap, Version 12.2(20031011:151758) [biff]
Copyright (c) 1994-2003 by cisco Systems, Inc.
 
Running new upgrade for first time
 
System Bootstrap, Version 12.2(20031011:151758) [biff]
Copyright (c) 1994-2003 by cisco Systems, Inc.
 
ROM:Rebooted by watchdog hard reset
C7301 platform with 1048576 Kbytes of main memory
 
 
Upgrade ROMMON initialized
rommon 1 >
 

) ROMmonのアップグレード後、既知の良好なCisco IOSイメージをロードすることをお勧めします。


初期設定を変更して他のROMmonイメージを選択する

Cisco IOSまたはROMmonのどちらを実行しているかによって、使用するROMmonイメージの変更に使用するコマンドが異なります。

Cisco IOSでは、upgrade rom-monitor preferenceコマンドを次のように使用して、他のROMmonイメージへ変更します。

upgrade rom-monitor preference [readonly | upgrade]
 

例:

Router: upgrade rom-monitor preference readonly
You are about to mark ReadOnly region of ROMMON for the highest boot preference.
Proceed? [confirm]
Done! Router must be reloaded for this to take effect.
 

ROMmonでは、ROMmon CLIでrommon-prefコマンドを次のように使用して、他のROMmonイメージに変更します。

rommon-pref [readonly|upgrade]
 
例:
 
rommon 2 > rommon-pref readonly
 

アップグレードに関するトラブルシューティング

ここでは、アップグレードに失敗した場合、またはアップグレードに成功したもののアップグレード イメージが壊れた場合に表示されるエラー メッセージの例を取り上げます。

ROMmonアップグレードのエラー メッセージ

アップグレードに失敗した、またはアップグレード イメージが壊れた場合には、次のうちのいずれかが表示されます。

ROMmonイメージと読み取り専用イメージとの互換性がない場合

Router: upgrade rom-monitor file tftp://00.0.00.0/biff/c7301-is-mz
Loading biff/C7200_NPEG1_RMFUR.srec from 00.0.00.0 (via GigabitEthernet0/1):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 392348 bytes]
 
ROMMON upgrade aborted; new ROMMON image version is not compatible with ReadOnly
 

ROMmonアップグレード イメージが大きすぎる場合

Router: upgrade rom-monitor file tftp://00.0.00.0/biff/c7301-is-mz
Loading biff/C7200_NPEG1_RMFUR.srec from 00.0.00.0 (via GigabitEthernet0/1):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 392348 bytes]
 
ROMMON upgrade aborted; new ROMMON is too big
 

ハードウェアがROMmonアップグレードをサポートしていない場合

Router: upgrade rom-monitor file tftp://00.0.00.0/biff/c7301-is-mz
Loading biff/C7200_NPEG1_RMFUR.srec from 00.0.00.0 (via GigabitEthernet0/1):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 392348 bytes]
 
ROMMON upgrade aborted; Current ROMMON does not support upgrade capability
 

アップグレード コマンドに無効なファイル タイプが使用されている場合

NPEG1-10# upgrade rom-monitor file tftp://00.0.00.0/biff/c7301-is-mz
from 00.0.00.0 (via GigabitEthernet0/1):!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 524288 bytes]
 
%Error:not srec file
NPEG1-10#
 

壊れたアップグレード イメージが起動された場合

System Bootstrap, Version 12.2(20031011:151758) [pgettner-npeg1-fur 135], DEVELOPMENT SOFTWARE
Copyright (c) 1994-2003 by cisco Systems, Inc.
 
Upgrade ROMMON corrupted.
Falling to ReadOnly ROMMON
 
ROM:Rebooted by watchdog hard reset
C7301 platform with 1048576 Kbytes of main memory
 
Readonly ROMMON initialized
rommon 1 >
 

パスワードを忘れた場合

ここでは、Cisco 7301ルータのイネーブル パスワードまたはコンソール ログイン パスワードを忘れた場合に回復する方法、およびイネーブル シークレット パスワードを忘れた場合に変更する方法について説明します。


) イネーブル パスワードおよびコンソール ログイン パスワードは回復可能です。ただし、イネーブル シークレット パスワードは暗号化されているので、新しいイネーブル シークレット パスワードに変更する必要があります。


パスワード回復手順の概要

パスワード回復手順の各ステップを簡単に説明します。


ステップ 1 ルータにログインできる場合は、 show version コマンドを入力し、既存のコンフィギュレーション レジスタ値を調べます。

ステップ 2 Breakキーを押すと、ブートストラップ プログラム プロンプト(ROMモニタ)が表示されます。ルータの電源をオフにしてから、再びオンにすることによって、システム イメージをリロードする必要があります。

ステップ 3 コンフィギュレーション レジスタを変更して、次の機能を有効にします。

a. ブレーク

b. スタートアップ コンフィギュレーションの無視

c. フラッシュ メモリからの起動


) 忘れたパスワードを回復する場合に重要なのは、コンフィギュレーション レジスタ ビット6(0x0040)を設定し、(通常はNVRAMにある)スタートアップ コンフィギュレーションが無視されるようにすることです。これにより、パスワードを使用しないでログインし、スタートアップ コンフィギュレーションのパスワードを表示できます。



) ルータの電源をオフにした場合は、30秒経過してから再び電源を入れます。


ステップ 4 ルータの電源をオフにしてから、もう一度オンにします。

ステップ 5 ルータにログインし、イネーブルEXECモードを開始します。

ステップ 6 show startup-config コマンドを入力してパスワードを表示します。

ステップ 7 表示されたパスワードをそのまま使用するか、または変更します。

ステップ 8 コンフィギュレーション レジスタを元の設定値に戻します。


 


) ルータのブレーク機能がディセーブルになっているときにパスワードがわからなくなった場合は、ルータに物理的な設定を行わなくてはなりません。


パスワード回復手順の詳細

次の手順で、忘れたイネーブル パスワード、イネーブル シークレット パスワード、またはコンソール ログイン パスワードを回復または変更します。


ステップ 1 ルータのコンソール ポートにASCII端末を接続します。

ステップ 2 9600ボー、8データ ビット、パリティなし、1ストップ ビット(9600 8N1)で動作するように端末を設定します。

ステップ 3 一般ユーザとしてルータにログインできる場合は、 show version コマンドを入力し、既存のコンフィギュレーション レジスタ値を表示します。あとで使用できるように値を記録し、ステップ 6に進みます。ルータにまったくログインできない場合は、次のステップに進んでください。

ステップ 4 Break キーを押すか、またはコンソール端末からブレークを送信します。ブレークがイネーブルに設定されている場合、ルータはROMモニタ モードになり、ROMモニタ プロンプト( rommon1> )が表示されます。ステップ6に進んでください。ブレークがディセーブルに設定されている場合は、ルータをオフ/オンします(ルータの電源を切るか、電源コードを抜き、30秒待ってから再び電源を入れます)。ステップ 5に進んでください。

ステップ 5 ルータの電源を再びオンにしてから60秒以内に、 Break キーを押すか、ブレークを送信します。この動作によって、ルータはROMモニタ モードになり、ROMモニタ プロンプト( rommon1> )が表示されます。

ステップ 6 コンフィギュレーション レジスタ ユーティリティを使用して、コンフィギュレーション レジスタを設定します。ROMモニタ プロンプトに confreg コマンドを入力します。

rommon1> confreg
 

ステップ 7 [ignore system config info?](「システム設定情報を無視するか」)という問い合せにyesで応答し、コンフィギュレーション レジスタの設定値を記録します。

ステップ 8 reset コマンドを入力してルータを初期化します。

rommon2> reset
 

ルータが初期化され、コンフィギュレーション レジスタが0x142に設定され、フラッシュ メモリのシステム イメージを使用してルータが起動し、次のようにSystem Configuration Dialogプロンプトが表示されます。

--- System Configuration Dialog --
 

ステップ 9 次のメッセージが表示されるまで、System Configuration Dialogプロンプトに no で応答します。

Press RETURN to get started!
 

ステップ 10 Return キーを押します。ユーザEXECプロンプトが表示されます。

Router>
 

ステップ 11 enable コマンドを入力して、イネーブルEXECモードを開始します。 show startup-config コマンドを入力して、コンフィギュレーション ファイルに指定されているパスワードを表示します。

Router# show startup-config
 

ステップ 12 表示されたコンフィギュレーション ファイル内を探して、パスワードを見つけます(イネーブル パスワードは通常、ファイルの先頭近くに、コンソール ログイン パスワードまたはユーザEXECパスワードはファイルの最後の方にあります)。パスワードは次のように表示されます。

enable secret 5 $1$ORPP$s9syZt4uKn3SnpuLDrhuei
enable password 23skiddoo
.
.
line con 0
password onramp
 

イネーブル シークレット パスワードは暗号化されているので、回復できません。置き換える必要があります。イネーブル パスワードおよびコンソール ログイン パスワードは、暗号化されている場合もあれば、クリア テキストの場合もあります。次のステップへ進み、イネーブル シークレット パスワード、コンソール ログイン パスワード、またはイネーブル パスワードを変更します。イネーブル シークレット パスワードがない場合は、イネーブル パスワードまたはコンソール ログイン パスワードを(暗号化されていない場合)記録し、ステップ 17に進みます。


注意 イネーブル パスワード、イネーブル シークレット パスワード、またはコンソール ログイン パスワードの変更すなわち置換が必要にならないかぎり、次のステップは実行しないでください。指示通りに手順を実行しなかった場合、ルータの設定が消去されることがあります。

ステップ 13 configure memory コマンドを入力し、実行メモリにスタートアップ コンフィギュレーション ファイルをロードします。この動作によって、コンフィギュレーションのパスワードを変更すなわち置換できるようになります。

Router# configure memory
 

ステップ 14 イネーブルEXECコマンドの configure terminal を入力し、コンフィギュレーション モードを開始します。

Hostname# configure terminal
 

ステップ 15 次のコマンドを使用して、3種類すべてのパスワードを変更します。

Hostname(config)# enable secret newpassword1
Hostname(config)# enable password newpassword2
Hostname(config)# line con 0
Hostname(config-line)# password newpassword3
 

コンフィギュレーションに必要なパスワードだけを変更します。上記コマンドの no 形式を使用することによって、個々のパスワードを削除できます。たとえば、 no enable secret コマンドを入力すると、イネーブル シークレット パスワードが削除されます。

ステップ 16 次のように、すべてのインターフェイスを管理上のシャットダウンではない設定にする必要があります。

Hostname(config)# interface gigabitethernet 0/0
Hostname(config-int)# no shutdown
 

最初に設定されていたすべてのインターフェイスに同様のコマンドを入力します。この作業を省略すると、すべてのインターフェイスが管理上のシャットダウンになり、ルータの再起動時に使用できません。

ステップ 17 config-register コマンドを使用して、コンフィギュレーション レジスタをステップ 3またはステップ 8で記録した元の値に設定するか、または出荷時のデフォルト値である0x2102に設定します。

Hostname(config)# config-register 0x2102
 

ステップ 18 コンフィギュレーション モードを終了してEXECコマンド インタープリタに戻るには、 Ctrl-Z を押す( Ctrl キーを押しながらZを押す)か、または end を入力します。


注意 パスワードの変更または置換が完了するまで、次のステップを実行してはなりません。ステップ 13ステップ 16を省いた場合には、ステップ 20に進んでください。この注意を守らなかった場合、ルータのコンフィギュレーション ファイルが消去されます。

ステップ 19 copy running-config startup-config コマンドを入力して、NVRAMに新しい設定を保存します。

ステップ 20 reload コマンドを入力してルータを再起動します。

ステップ 21 新しいパスワードまたは回復したパスワードを使用して、ルータにログインします。


 

忘れたイネーブル パスワード、イネーブル シークレット パスワード、またはコンソール ログイン パスワードを回復または変更する手順は、これで完了です。

システム コンフィギュレーションの表示

Cisco 7301ルータのハードウェア コンフィギュレーション固有の情報を表示する場合は、show version、show hardware、および show diag コマンドを使用できます。

show version(またはshow hardware)コマンドを使用すると、システム ハードウェア、プロセッサ、搭載インターフェイス数、ソフトウェア バージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前および保管場所、およびブート イメージが表示されます。

次に、Cisco 7301に対するshow versionコマンドの出力例を示します。

Router# show version
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 7301 Software (C7301-JS-M), Experimental Version 12.2(20020904:004736) [biff 107]
Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
Compiled Mon 09-Sep-02 18:02 by biff
Image text-base:0x600088F8, data-base:0x61A94000
 
ROM:System Bootstrap, Version 12.2(20020730:200705) [biff-TAZ2_QA_RELEASE_16B 101], DEVELOPMENT SOFTWARE
BOOTLDR:7301 Software (C7301-BOOT-M), Experimental Version 12.2(20020813:014224) [biff-TAZ2_QA_RELEASE_17B 101]
 
7301p2b uptime is 0 minutes
System returned to ROM by reload at 00:01:51 UTC Sat Jan 1 2000
System image file is "tftp://10.1.8.11/tazii/images/c7301-js-mz"
 
cisco 7301 (NPE-G1) processor (revision A) with 491520K/32768K bytes of memory.
Processor board ID 0
BCM1250 CPU at 700Mhz, Implementation 1, Rev 0.2, 512KB L2 Cache
1 slot midplane, Version 2.0
 
Last reset from power-on
Bridging software.
X.25 software, Version 3.0.0.
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
TN3270 Emulation software.
3 Gigabit Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
509K bytes of non-volatile configuration memory.
62976K bytes of ATA PCMCIA card at slot 0 (Sector size 512 bytes).
32768K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
Configuration register is 0x102
 

show diag コマンドを使用すると、Cisco 7301ルータのアクティブなギガビット イーサネット ポートのタイプ、または搭載されているポート アダプタのタイプを調べることができます。ポート アダプタ スロット情報を表示する場合は、 show diag slot コマンドも使用できます。

次に、Cisco 7301ルータに対するshow diagコマンドの出力例を示します。スロット0がネイティブ ギガビット イーサネット ポート用に予約されていることに注意してください。


) ネイティブSFP GBICとRJ-45ギガビット イーサネット ポートは、両方ともギガビット イーサネット ポートとして表示されます。ギガビット イーサネットの光ポートまたは銅ポートのどちらか一方を選択するには、media-typeコマンドを使用します。「ネイティブ ギガビット イーサネット インターフェイスの設定」を参照してください。



) コンソール ポート、AUXポート、ギガビット イーサネット ポート、およびコンパクト フラッシュ ディスクの入出力データは、show diagコマンドの出力ではなく、show c7301コマンドの出力に含まれます。ポート アダプタ情報を得るには、show diagコマンドを使用します。


Router# show diag
 
Slot 1:
POS Single Width, Multi Mode Port adapter, 1 port
Port adapter is analyzed
Port adapter insertion time 01:38:29 ago
EEPROM contents at hardware discovery:
Hardware revision 2.2 Board revision A0
Serial number 28672741 Part number 73-3192-06
FRU Part Number: PA-POS-OC3MM=
 
Test history 0x0 RMA number 00-00-00
EEPROM format version 1
EEPROM contents (hex):
0x20:01 96 02 02 01 B5 82 E5 49 0C 78 06 00 00 00 00
0x30:50 00 00 00 02 08 19 00 00 00 FF FF FF FF FF FF
 

show version 、show hardware、 show diag、 およびその他のソフトウェア コマンド固有の情報については、シスコ製ハードウェアに搭載されているソフトウェア リリースに対応したCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットの中の、モジュラ コンフィギュレーション マニュアルおよびモジュラ コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

複雑な設定

Cisco 7301ルータ ハードウェアを設置し、すべての外部接続を確認し、システムの電源をオンにして、システムを起動し、最小限の設定を行ったあとで、さらに複雑な設定が必要な場合がありますが、これについてはこのマニュアルでは扱いません。

システムおよびインターフェイスの具体的な設定情報については、シスコ製ハードウェアに搭載されているソフトウェア リリースに対応したCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットの中の、モジュラ コンフィギュレーション マニュアルおよびモジュラ コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。